JP4445768B2 - 除菌還元水の製造方法および製造装置 - Google Patents

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本発明は、雑菌が殺菌されていて、無菌または無菌に近い状態であって、酸化還元電位が負である実質的に中性の除菌還元水を製造する製造方法、および、当該除菌還元水を製造する製造装置に関する。
還元水は、代表的には、アルカリイオン水として知られている。アルカリイオン水は、酸化還元電位が負であって、含有する活性水素に起因する体内での酸化を防止する機能を有することから、機能性飲料水として、食品加工用水として、人体に影響を及ぼす用途の使用水として、一般に普及している。
しかしながら、従来のこの種の還元水は、アルカリイオン水であることから、pHが中性より相当アルカリ側に偏っており、pHが9またはこれに近似する値を呈している。このため、当該還元水は、アルカリ性特有の苦味を若干ではあるが有し、また、飲用した場合には、胃液を中和する作用を有する。また、アルカリイオン水は、水を被電解水とする有隔膜電解にて生成されるが、十分には除菌されていないものである。
従って、還元水としては、微酸性〜微アルカリ性で実質的に中性で、かつ、十分には除菌されていることが要請される。換言すれば、実質的に中性の除菌還元水の提供が要請される。かかる要請に対処すべく、中性の除菌水の製造方法および製造装置が「無菌水の製造方法及びその装置」なる名称で提案されている(特許文献1を参照)。
上記した特許文献1にて提案されている製造方法及びその装置は、中性の無菌水であって、食品加工用水、水泳用プール水、建物内の上水用水、空調用クーラおよびクーラボックスに使用するクーラ用水等に使用する水を製造することを意図している。当該中性の無菌水は、被電解水を有隔膜電解槽の陽極室に導入して電解し、同陽極室にて生成された電解生成水を有隔膜電解槽の陰極室に導入して電解することからなるものである。このため、当該製造方法によれば、被電解水は、陽極室では酸化されて無菌水化し、無菌水化された酸性水は陰極室での電解により中和される。
特許第2714662号公報
ところで、上記した特許文献1にて提案されている製造方法で製造される中性の無菌水は、陽極室では酸化されて無菌水化された酸性水(電解生成水)を、そのまま陰極室に導入して中和させるものであることから、当該酸性水中の溶存酸素の影響で、陰極室で生成される電解生成水の酸化還元電位が負にはならない。すなわち、当該製造方法によっては、中性の還元水を製造することはできない。
従って、本発明の目的は、従来のアルカリイオン水(還元水)が有する有用な機能とは少なくとも同等の機能を有し、かつ、無菌または無菌に近似する状態で、pH6.0〜8.5の範囲の微酸性ないし微アルカリ性を呈する除菌還元水を提供することにある。
本発明は、除菌還元水の製造方法および製造装置に関する。本発明が製造の対象とする除菌還元水は、pH6.0〜8.5の範囲にある微酸性ないし微アルカリ性で酸化還元電位が負の電解生成水である除菌還元水である。
しかして、本発明に係る除菌還元水の製造方法の第1は、被電解水を有隔膜電解槽の陽極側電解室に導入して電解し、同陽極側電解室にて生成された電解生成水を導出して脱気処理に付し、脱気処理に付した電解生成水を前記有隔膜電解槽の陰極側電解室に導入して電解することを特徴とするものである。
また、本発明に係る除菌還元水の製造方法の第2は、被電解水を無隔膜電解槽内の陽極と陰極間に導入して電解し、陽極近傍にて生成された電解生成水を導出して脱気処理に付し、脱気処理に付した電解生成水を前記無隔膜電解槽内の陰極近傍に導入して電解することを特徴とするものである。
本発明に係るこれらの除菌還元水の製造方法においては、前記脱気処理として、電解生成水中の揮発性成分を吸引除去する脱気処理、電解生成水中に水素ガスをバブリングして同電解生成水中の揮発性成分を追出す脱気処理、または、電解生成水中の揮発性成分を吸着除去する脱気処理を採用することができる。
本発明に係る除菌還元水の製造装置の第1は、本発明に係る除菌還元水の第1の製造方法を実施するための製造装置であり、当該製造装置は、有隔膜電解槽と、同有隔膜電解槽の陽極側電解室の上流側に接続し被電解水を同陽極側電解室に導入する第1の導入管路と、前記有隔膜電解槽の陽極側電解室の下流側と陰極側電解室の上流側とに接続し前記陽極側電解室にて生成された電解生成水を導出して前記陰極側電解室に導入する第2の導入管路と、前記有隔膜電解槽の陰極側電解室の下流側に接続し同陰極側電解室にて生成された電解生成水を導出する導出管路と、前記第2の導入管路に介在し同第2の導入管路を流動する電解生成水を脱気処理する脱気手段を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る除菌還元水の第1の製造装置においては、前記有隔膜電解槽として、槽本体の内部をイオン透過性の1枚の隔膜で区画して形成された一対の電解室を有する2室2極型電解槽を採用することができ、また、槽本体の内部をイオン透過性の2枚の膜で区画して形成された一対の電解室と、これら両電解室間に形成された電解質含有の電解補助液が供給される電解補助室とを有する3室2極型電解槽を採用することができる。
本発明に係る除菌還元水の製造装置の第2は、本発明に係る除菌還元水の第2の製造方法を実施するための製造装置であり、当該製造装置は、無隔膜電解槽と、同無隔膜電解槽内の陽極近傍の上流側に接続し被電解水を陽極近傍に導入する第1の導入管路と、前記無隔膜電解槽内の陽極近傍の下流側と陰極近傍の上流側とに接続し陽極近傍にて生成された電解生成水を導出して陰極近傍に導入する第2の導入管路と、前記無隔膜電解槽内の陰極近傍の下流側に接続し陰極近傍にて生成された電解生成水を導出する導出管路と、前記第2の導入管路に介在し同第2の導入管路を流動する電解生成水を脱気処理する脱気手段を備えていることを特徴とするものである。
本発明が製造の対象とする除菌還元水は、pH6.0〜8.5の範囲にある微酸性ないし微アルカリ性の電解生成水であって、酸化還元電位が負である特性を有する。かかる特性を有する除菌還元水は、還元水であることから、従来のアルカリイオン水と少なくとも同程度の有用な機能を有するとともに、中性または中性に近似することから、当該アルカリイオン水が有するアルカリ性特有の苦味をもたず、かつ、雑菌が存在しないことから、特に飲料水、食品加工用水、衛生用水として最適なものである。また、当該除菌還元水は、中性または中性に近似することから、上記した用途以外の用途にも好適であり、汎用性が高いものである。
本発明に係る除菌還元水の製造方法によれば、本発明が製造の対象とする除菌還元水を好適に製造することができる。本発明に係る除菌還元水の第1,第2の製造方法は、基本的には、電解槽内の陽極側で生成される電解生成水(電解生成酸性水)を電解槽内の陰極側に導入して電解する循環電解と、この間、電解生成酸性水を脱気処理に付すことからなるものである。当該製造方法によれば、電解槽内の陽極側で生成された電解生成酸性水は、電解槽内の陰極側での2度目の電解によって、中性または中性に近似する電解生成水となるが、前記電解生成酸性水は、電解槽内の陰極側への導入前の脱気処理によって、溶存酸素や溶存塩素等を除去されている状態にある。このため、電解槽内の陰極側で生成される電解生成水は、電解槽内の陰極側での電解時に発生する水素の溶解とも重なって、その酸化還元電位の負側への移行が増加する。この結果、pH6.0〜8.5の範囲にある微酸性ないし微アルカリ性で、酸化還元電位が負である中性または中性に近似する特性の除菌還元水を容易に製造することができる。
本発明に係る除菌還元水の製造方法は、本発明に係る第1の製造装置である2室2極式の有隔膜電解槽10aおよび脱気手段20を主要構成部品とする製造装置や、3室2極式の有隔膜電解槽10cおよび脱気手段20を主要構成部品とする製造装置によって、および、本発明に係る第2の製造装置である無隔膜電解槽10bおよび脱気手段20を主要構成部品とする製造装置によって、容易に実施することができる。
本発明は、除菌還元水の製造方法、および、当該除菌還元水の製造方法を実施するための製造装置に関する。
本発明が製造の対象とする除菌還元水は、pH6.0〜8.5の範囲にある微酸性ないし微アルカリ性で中性または中性に近似し、酸化還元電位が負である実質的に中性の特性を有するものである。かかる特性を有する除菌還元水は、還元水であることから、従来のアルカリイオン水と少なくとも同程度の有用な機能を有するとともに、実質的に中性であることから、当該アルカリイオン水が有するアルカリ性特有の苦味をもたず、かつ、雑菌が存在しないことから、特に飲料水、食品加工用水、衛生用水として最適なものである。また、当該除菌還元水は、実質的に中性であることから、上記した用途以外の用途にも好適であり、汎用性が高いものである。
当該除菌還元水は、本発明に係る各製造方法にて製造することができ、また、当該製造方法は本発明に係る各製造装置によって製造することができる。図1には、本発明に係る第1の製造装置である2室2極式の有隔膜電解槽を主要構成部品とする製造装置の実施形態(第1実施形態)を示し、図2には、本発明に係る第2の製造装置である無隔膜電解槽を主要構成部品とする製造装置の実施形態(第2実施形態)を示し、かつ、図3には、本発明に係る第1の製造装置である3室2極式の有隔膜電解槽を主要構成部品とする製造装置の実施形態(第3実施形態)を示している。また、図4および図5には、各実施形態に係る製造装置で採用し得る2種類の脱気装置を示している。
図1に示す第1実施形態に係る製造装置Aは、2室2極式の有隔膜電解槽10aと脱気装置20を主要の構成部品として備えている。有隔膜電解槽10aは、槽本体11と、槽本体11の内部中央に配置されてその内部を2つの区画室に区画するイオン透過性の隔膜12と、各区画室に配設されて各区画室を第1電解室R1と第2電解室R2に形成する一対の電極13a,13bにて構成されている。当該有隔膜電解槽10aにおいては、第1電解室R1が陽極側電解室に形成され、第2電解室R2が陰極側電解室に形成されている。
当該有隔膜電解槽10aにおいては、第1電解室R1の上流側に第1の導入管路14が接続され、第1電解室R1の下流側に第2の導入管路15を構成する上流側管路部15aが接続され、第2電解室R2の上流側に第2の導入管路15を構成する下流側管路部15bが接続され、かつ、第2電解室R2の下流側に導出管路16が接続されている。第2の導入管路15を構成する上流側管路部15aと下流側管路部15bは、後述する脱気装置20に接続されている。当該脱気装置20は、この接続状態では、第2の導入管路15の途中に介装された状態にある。
当該有隔膜電解槽10aは、水道水または食塩等の電解質を溶解する希薄水溶液を被電解水とするもので、被電解水は第1の導入管路14を通して有隔膜電解槽10aの第1電解室R1に導入され、第1電解室R1にて電解を受けて電解生成酸性水となる。当該電解生成酸性水は、第2の導入管路15の上流側管路15aを通して後述する脱気装置20に導入され、脱気装置20内にて、溶存酸素や溶存塩素等の揮発成分が除去される脱気処理を受ける。
脱気処理を受けた電解生成酸性水は、第2の導入管路15の下流側管路15bを通して有隔膜電解槽10aの第2電解室R2に導入され、第2電解室R2にて電解を受けてpH6.0〜8.5の範囲にある微酸性ないし微アルカリ性の電解生成水となる。生成された中性または中性に近似する電解生成水は、導出管路16を通して貯留タンクに流出するか、所定の使用場所に供給される。
当該製造装置Aにおいては、脱気装置20として、図4に示す吸引式脱気装置20A、または、図5に示す水素バブリング式脱気装置20Bが選択して使用される。
吸引式脱気装置20Aは、タンク状の器本体21、器本体21内に蛇管状に配置されている導入管路22、ガス導出管路23、および、ガス導出管路23の途中に配設されている真空ポンプ24にて構成されている。導入管路22は、気体が透過可能な多孔質の管部材からなるもので、その上流側端にて、第2の導入管路15を構成する上流側管路部15aに接続され、かつ、その下流側端にて、第2の導入管路15を構成する下流側管路部15bに接続されている。
当該吸引式脱気装置20Aにおいては、真空ポンプ24を駆動させることにより、器本体21内が高度の負圧状態となるとともに、導入管路22には、有隔膜電解槽10aの第1電解室R1にて生成された電解生成酸性水が、第2の導入管路15の上流側管路部15aを通して導入される。導入管路22は、気体が透過可能な多孔質であることから、導入管路22内を流動する電解生成酸性水中に溶解している溶存酸素や溶存塩素等揮発性の成分がガス化された状態で、ガス導出管路23を通って大気に放出されることになる。
一方、図5に示す水素バブリング式脱気装置20Bは、第1電解室R1にて生成された電解生成水を収容するタンク状の器本体25、水素ガスを吹込むバブリング管路26、器本体25内のガスを導出する導出管路27を備えている。バブリング管路26においては、管路本体26aの先端部が多数の噴出口を備えたバブリング部位26bに形成されていて、バブリング部位26bは、器本体25内の底部に沿って所定長さ延出している。導出管路27は、器本体25の上壁部を貫通した状態で、器本体25内の上方部位に臨んでいる。当該水素バブリング式脱気装置20Bにおいては、第2の導入管路15を構成する上流側管路部15aが、器本体25の上壁部を貫通した状態で器本体25内の底部に臨み、かつ、第2の導入管路15を構成する下流側管路部15bが、器本体25の上壁部を貫通した状態で器本体25内の底部近傍に臨んでいる。
当該製造装置Aにおいては、その電解運転時には、被電解水が有隔膜電解槽10aに被電解水として循環供給されるが、被電解水は第1の導入管路14を通して有隔膜電解槽10aの第1電解室R1に導入され、第1電解室R1に供給された被電解水は、同電解室R1にて電解を受けて電解生成酸性水となる。生成された電解生成酸性水は、含有する有効塩素成分等により無菌または無菌に近い状態にある。当該電解生成酸性水は、第2の導入管路15を構成する上流側管路部15aを通って、吸引式脱気装置20Aまたは水素バブリング脱気装置20Bに導入され、導入された電解生成酸性水は、溶存酸素や溶存塩素等の揮発成分を除去される脱気処理を受ける。
また、脱気処理を受けた電解生成酸性水は、第2の導入管路15を構成する下流側管路部15bを通って有隔膜電解槽10aの第2電解室R2に導入される。第2電解室R2に導入された電解生成酸性水は、同電解室R2にて電解を受けて中性または中性に近似する電解生成水となり、当該電解生成水は、除菌還元水として第3の導入管路16を通して流出する。
当該製造装置Aの電解運転中の吸引脱気装置20Aにおいては、電解生成酸性水は、真空ポンプ24の駆動により負圧状態になっている器本体21内に設置されている導入管路22に、第2の導入管路15の上流側管路部15aを介して導入される。導入管路22は、気体が透過可能な多孔質であることから、導入管路22内を流動する電解生成酸性水中に溶解している溶存酸素や溶存塩素等は、ガス化された状態でガス導出管路23を通って大気に放出される。これにより、電解生成酸性水の溶存酸素や溶存塩素等は低減され、当該電解生成酸性水の酸化還元電位は負側に移行する。
また、水素バブリング脱気装置20Bにおいては、電解生成酸性水は、第2の導入管路15の上流管路15aを介して器本体25内に導入されて収容される。また、収容されている電解生成酸性水には、バブリング管路26の管路本体26aを通して導入された水素が、バブリング部位26bから無数の気泡となって噴出する。噴出した無数の気泡状の水素は、電解生成酸性水中に溶解するとともに、その一部が溶存酸素と反応して溶存酸素を除去しまたは追い出す。これにより、電解生成酸性水の溶存酸素は低減され、当該電解生成酸性水の酸化還元電位は負側に移行する。
また、当該製造装置Aにおいては、脱気処理を受けて酸化還元電位が負側に移行した電解生成酸性水は、有隔膜電解槽10aの第2電解室R2で2度目の電解を受ける。第2電解室R2は陰極側電解室であることから、電解生成酸性水は、第2電解室R2では、微酸性〜微アルカリ性の電解生成水となり、この間の第2電解室R2での電解では、相当量発生する水素の一部が電解生成水中に溶解して、当該電解生成水中の酸化還元電位が一層負側に移行する。
このように、当該製造装置Aを使用すれば、本発明に係る製造方法を容易に実施することができ、これにより、特に、飲料水、食品加工用水、衛生用水に適した、pH6.0〜8.5の範囲にある微酸性ないし微アルカリ性で中性または中性に近似し、酸化還元電位が負で実質的に中性の除菌還元水を製造することができる。
図2に示す第2実施形態に係る製造装置Bは、無隔膜電解槽10bと脱気装置20を主要の構成部品として備えている。無隔膜電解槽10bは、槽本体11と、槽本体11の内部中央を基準として図示左側に配設されている陽極電極13aと、図示右側に配設されている陰極電極13bにて構成されている。当該無隔膜電解槽10bにおいては、陽極電極13aの近傍の上流側に第1の導入管路14が接続され、陽極電極13aの近傍の下流側に第2の導入管路15を構成する上流側管路部15aが接続され、陰極電極13bの近傍の上流側に第2の導入管路15を構成する下流側管路部15bが接続され、かつ、陰極電極13bの近傍の下流側に導出管路16が接続されている。
第2の導入管路15を構成する上流側管路部15aと下流側管路部15bは、脱気装置20に接続されている。当該脱気装置20は、この接続状態では、第2の導入管路15の途中に介装された状態にある。当該製造装置Bにおいては、製造装置Aと同様に、脱気装置20として、図4に示す吸引式脱気装置20A、または、図5に示す水素バブリング式脱気装置20Bが選択して使用される。
当該無隔膜電解槽10bは、有隔膜電解槽10aと同様に、水道水等の一般水または電解質の希薄水溶液を被電解水とするもので、無隔膜電解槽10b内では、第1の導入管路14を通して導入された被電解水は陽極電極13aの近傍を層流状態で下流側へ流動し、かつ、第2の導入管路15の下流側管路部15bを通して導入された電解生成水は陰極電極13bの近傍を層流状態で下流側へ流動する特性を有している。
従って、無隔膜電解槽10b内に導入された被電解水は、陽極電極13aの近傍を層流状態で流動する間に電解を受けて電解生成酸性水となり、生成された電解生成酸性水は第2の導入管路15の上流側管路部15aを通して脱気装置20に導入される。脱気装置20に導入された電解生成酸性水は、脱気処理を受ける。脱気処理を受けた電解生成酸性水は、第2の導入管路15の下流側管路15bを通して無隔膜電解槽10bの陰極電極13bの近傍に導入される。無隔膜電解槽10b内に導入された電解生成酸性水は、陰極電極13bの近傍を層流状態で流動して下流側に流動し、流動する間に電解を受けて微酸性〜微アルカリ性の電解生成水に生成される。生成された電解生成水は、特に、飲料水、食品加工用水、衛生用水に適した、pH6.0〜8.5の範囲にある微酸性〜微アルカリ性で、酸化還元電位が負で実質的に中性の除菌還元水であって、導出管路16を通して流出する。
図3に示す第3実施形態に係る製造装置Cは、3室2極式の有隔膜電解槽10cと脱気装置20を主要の構成部品として備えている。有隔膜電解槽10cは、槽本体11と、槽本体11の内部中央に配置されてその内部を3つの区画室に区画するイオン透過性の2枚の隔膜12a,12bと、左右の各区画室に配設されて各区画室を第1電解室R1と第2電解室R2に形成する一対の電極13a,13bにて構成されている。当該有隔膜電解槽10cにおいては、第1電解室R1が陽極側電解室に形成され、第2電解室R2が陰極側電解室に形成されている。
当該有隔膜電解槽10cにおいては、第1電解室R1の上流側に第1の導入管路14が接続され、第1電解室R1の下流側に第2の導入管路15を構成する上流側管路部15aが接続され、第2電解室R2の上流側に第2の導入管路15を構成する下流側管路部15bが接続され、かつ、第2電解室R2の下流側に導出管路16が接続されている。第2の導入管路15を構成する上流側管路部15aと下流側管路部15bは、脱気装置20に接続されている。当該脱気装置20は、この接続状態では、第2の導入管路15の途中に介装された状態にある。
当該有隔膜電解槽10cにおいては、槽本体11の中央の区画室は、両隔膜12a,12bにて区画された中間室R3に形成されている。当該中間室R3には、電解質の希薄水溶液を電解補助剤として循環供給する循環回路17が接続されている。循環回路17は、中間室R3の上流側に接続されている導入管路17aと、中間室R3の下流側に接続されている導出管路17bと、導入管路17aと導出管路17b間に介装されている貯留タンク17cとによって構成されている。貯留タンク17cには、希薄電解質水溶液(例えば希薄食塩水)が収容されていて、電解運転時には、図示しない循環ポンプを駆動して、中間室R3内に希薄電解質水溶液を循環供給する。
当該製造装置Cを構成する有隔膜電解槽10cは、被電解水として、電気伝導度が低い水を採用する場合に適した有隔膜電解槽であって、電解時には、中間室R3に循環供給される希薄電解質水溶液が電解補助剤として機能して、電気伝導度の低い被電解水に対する電解効率を高める。当該製造装置Cは、有隔膜電解槽10cが3室2極式の有隔膜電解槽であって、循環回路17を備えている点を除けば、2室2極式の有隔膜電解槽10aを採用している製造装置Aとは同一の構成であって、電解補助機能の点を除いては、当該製造装置Aとは同様に作動して同様の作用効果を奏するものである。
本実施例では、電解方式を異にする2種類の電解方式を採用して、各被電解水を各種の電解条件で電解して、除菌還元水を製造する実験を行った。第1の電解方式は、図1に示す2室2極式の有隔膜電解槽10aを採用して、被電解水を陽極側電解室で電解して次いで陰極側電解室で電解する循環電解方式であり、第2の電解方式は、被電解水を有隔膜電解槽10aの両電解室で同時に電解する常用の電解方式である。循環電解方式では、図1に示す製造装置を使用して、有隔膜電解槽10aの第2電解室R2で生成された電解生成水を除菌還元水として採取した(除菌還元水製造実験)。また、常用の電解方式では、有隔膜電解槽10aのみを採用して、有隔膜電解槽10aの第2電解室R2で生成された電解生成水をアルカリイオン水として採取した(アルカリイオン水製造実験)。
除菌還元水製造実験およびアルカリイオン水製造実験では、被電解水として、pH6.85で電気伝導度(EC)100μS/cmの純水を採用した実験(実験1)、純水に塩酸および食塩を添加して調製したpH5.8で電気伝導度(EC)104μS/cmの希薄食塩水(実験2)、および、純水に苛性ソーダおよび食塩を添加して調製したpH8.2で電気伝導度(EC)98.3μS/cmの希薄食塩水(実験3)を採用した。
除菌還元水製造実験では、電解条件(電解電圧V−電解電流A)として、(0V−0A:電解条件0)、(10V−0.1A:電解条件1)、(20V−0.5A:電解条件2)、(30V−0.85A:電解条件3)、(40V−0.9A:電解条件4)、(50V−0.9A:電解条件5)を採用した。また、アルカリイオン水製造実験では、電解条件(電解電圧V−電解電流A)として、(0V−0A:電解条件0)、(10V−0.2A:電解条件1)、(20V−0.4A:電解条件2)、(30V−0.5A:電解条件3)、(40V−0.6A:電解条件4)、(50V−1A:電解条件5)を採用した。各製造実験の各実験1〜3で製造された除菌還元水のpHおよび酸化還元電位(ORP)を測定した。なお、酸化還元電位(ORP)の測定では、(Ag−AgCl)電極を採用した。得られた結果を、除菌還元水製造実験の結果については、表1および図6のグラフに示し、アルカリイオン水製造実験の結果についは、表2および図7のグラフに示す。
Figure 0004445768
Figure 0004445768
また、除菌還元水製造実験およびアルカリイオン水製造実験では、大腸菌を106個/Lに調製したpH6.85で電気伝導度(EC)100μS/cmの純水を被電解水として採用した製造実験を行い、得られた除菌還元水およびアルカリイオン水について除菌状態を測定した。得られた結果を表3に示す。
Figure 0004445768
本発明に係る製造装置の第1実施形態を概略的に示す構成図である。 本発明に係る製造装置の第2実施形態を概略的に示す構成図である。 本発明に係る製造装置の第3実施形態を概略的に示す構成図である。 本発明に係る各製造装置で採用する脱気装置の一例を示す概略構成図で ある。 同脱気装置の他の一例を示す概略構成図である。 各実験で製造された除菌還元水のORPおよびpHの関係を示すグラフであ る。 各実験で製造されたアルカリイオン水のORPおよびpHの関係を示すグラ フである。
A,B,C…製造装置、10a…2室2極式の有隔膜電解槽、10b…無隔膜電解槽、10c…3室2極式の有隔膜電解槽、11…槽本体、12,12a,12b…隔膜、13a,13b…電極、14…第1の導入管路、15…第2の導入管路、15a…上流側管路部、15b…下流側管路部、16…流出管路、17…循環回路、17a…導入管路、17b…導出管路、17c…貯留タンク、R1…第1電解室、R2…第2電解室、R3…中間室、20…脱気装置、20A…吸引式脱気装置、20B…水素バブリング式脱気装置、21…器本体、22…導入管路、23…ガス導出管路、24…真空ポンプ、25…器本体、26…バブリング管路、26a…管路本体、26b…バブリング管路、27…導出管路。

Claims (7)

  1. pH6.0〜8.5の範囲にある微酸性ないし微アルカリ性で酸化還元電位が負の電解生成水である除菌還元水の製造方法であり、被電解水を有隔膜電解槽の陽極側電解室に導入して電解し、同陽極側電解室にて生成された電解生成水を導出して脱気処理に付し、脱気処理に付した電解生成水を前記有隔膜電解槽の陰極側電解室に導入して電解することを特徴とする除菌還元水の製造方法。
  2. pH6.0〜8.5の範囲にある微酸性ないし微アルカリ性で酸化還元電位が負の電解生成水である除菌還元水の製造方法であり、被電解水を無隔膜電解槽内の陽極と陰極間に導入して電解し、陽極近傍にて生成された電解生成水を導出して脱気処理に付し、脱気処理に付した電解生成水を前記無隔膜電解槽内の陰極近傍に導入して電解することを特徴とする除菌還元水の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の除菌還元水の製造方法であり、前記脱気処理として、電解生成水中の揮発性成分を吸引除去する脱気処理、電解生成水中に水素ガスをバブリングして同電解生成水中の揮発性成分を追出す脱気処理、または、電解生成水中の揮発性成分を吸着除去する脱気処理を採用することを特徴とする除菌還元水の製造方法。
  4. 請求項1に記載の除菌還元水の製造方法を実施するための製造装置であり、有隔膜電解槽と、同有隔膜電解槽の陽極側電解室の上流側に接続し被電解水を同陽極側電解室に導入する第1の導入管路と、前記有隔膜電解槽の陽極側電解室の下流側と陰極側電解室の上流側とに接続し前記陽極側電解室にて生成された電解生成水を導出して前記陰極側電解室に導入する第2の導入管路と、前記有隔膜電解槽の陰極側電解室の下流側に接続し同陰極側電解室にて生成された電解生成水を導出する導出管路と、前記第2の導入管路に介在し同第2の導入管路を流動する電解生成水を脱気処理する脱気手段を備えていることを特徴とする除菌還元水の製造装置。
  5. 請求項4に記載の除菌還元水の製造装置において、前記有隔膜電解槽は、槽本体の内部をイオン透過性の1枚の隔膜で区画して形成された一対の電解室を有する2室2極型電解槽であることを特徴とする除菌還元水の製造装置
  6. 請求項4に記載の除菌還元水の製造装置において、前記有隔膜電解槽は、槽本体の内部をイオン透過性の2枚の膜で区画して形成された一対の電解室と、これら両電解室間に形成された電解質含有の電解補助液が供給される電解補助室とを有する3室2極型電解槽であることを特徴とする除菌還元水の製造装置。
  7. 請求項2に記載の除菌還元水の製造方法を実施するための製造装置であり、無隔膜電解槽と、同無隔膜電解槽内の陽極近傍の上流側に接続し被電解水を陽極近傍に導入する第1の導入管路と、前記無隔膜電解槽内の陽極近傍の下流側と陰極近傍の上流側とに接続し陽極近傍にて生成された電解生成水を導出して陰極近傍に導入する第2の導入管路と、前記無隔膜電解槽内の陰極近傍の下流側に接続し陰極近傍にて生成された電解生成水を導出する導出管路と、前記第2の導入管路に介在し同第2の導入管路を流動する電解生成水を脱気処理する脱気手段を備えていることを特徴とする除菌還元水の製造装置。
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