JP4444109B2 - タッチプローブ - Google Patents

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Description

本発明は、タッチプローブに関する。
プローブ内のシートに取り付けられるスタイラスを有し、シート内で付勢されるタッチプローブは、知られている。そのスタイラスは、プローブと表面との相対的運動により、表面に接触する場合、そのスタイラスが、付勢作用に抗してそのシートからそれ、この運動が機械に通される信号を発生させる。その機械は、プローブ/表面の瞬間位置を記録できる。
その表面は、寸法が測定される被加工物に属するか、被加工物を形作るために使用される工具に属する場合があり、従って、工具磨耗を考慮し、マシンサイクルを作るために調節できる。
正確な測定をするためにスタイラスは、中立位置と呼ばれるプローブ内の再現可能な位置に設置される必要がある。これは、キネマティックシート(kinematic seat)にスタイラスを支持することにより実現可能とされる。
そのキネマティックシートの一例は、米国特許第4153998号において説明されており、そのスタイラスは、スタイラスの軸線の回りに120°間隔で3つの半径方向延在するアームにより支持されている。アームは、プローブに固定される狭い間隔の一対のボールによりV字状の切欠きに支持されている。スプリングは、そのアームをV字状の切欠きに付勢している。そのボールおよびアームは、スタイラスが振れる場合、遮断される回路の一部を形成する。代替の測定方法においては、振れを検出するためにキネマティックシート自体を使用する代わりに、ストレインゲージが中立位置からの移動を検出するように配置されてもよい。これは、米国特許第4462162号において説明されている。
米国特許第4153998号 米国特許第4462162号
そのプローブスタイラスは、例えば、おそらくスタイラスの表面への衝突している間、突然、振れかつ放される場合、プローブの手動の運動、プローブに対するスタイラスの運動は、スタイラスがスプリングによりもとの取り付け位置に付勢される場合、キネマティックシートの衝撃荷重を引き起こす。これは、測定用回路の壊れやすい部品を損傷する。
本発明によれば、第1の位置決め用要素を収容するプローブ本体と、スタイラスホルダーであって、プローブ本体内のスタイラスホルダーを位置決めするように第1の位置決め要素と協働する第2の位置決め用要素を有する前記スタイラスホルダーと、第1の位置決め用要素と第2の位置決め用要素とを接触するように付勢する付勢物と、を含むタッチプローブにおいて、要素が、プローブ本体とスタイラスホルダーとの間で減衰運動するように設けられることを特徴とする。
好ましくは、第1の位置決め用要素は、それぞれ、V形のシートをもたらす一対のボールを含み、第2の位置決め用要素は、それぞれ、V形のシート上にスタイラスを支持するローラを含む。
好ましい実施例においては、要素は、第1の位置決め用要素と第2の位置決め要素との間の相対的運動を遅くする。
代替的に、要素(50)は、プローブ本体とスタイラスホルダーとの間の相対的運動により作られるエネルギーを吸収する。一例は、ヒステリシスを示す材料、例えば、ラバー
で作られる要素である。
本発明は、一例として、添付図面を参照して説明されるだろう。図中
図1および図3は、半径方向内向きに向けられる環状フランジ14を有し、好ましくは、鋼鉄で作られたアウターハウジング12を有するプローブ10を示す。ハウジング12内には、スタイラス(不図示)が接続され得るスタイラスホルダー16が取り付けられている。
スタイラスホルダー16は、スタイラスの接続、および、相対運動がプローブと被加工物または工具との間で起こる場合、被加工物または工具の接触のために開口20を通じてハウジング12から突出する。
6個の凹部22がフランジ14に形成され、開口20から離れる方向に向けて開口している。それらの凹部は、二つ一組となって配置され、その対は、プローブの縦軸線18Aの回りに120°間隔である。凹部は、ボール23を受け止めるようになっており、いずれかの簡便な形状でもよく、例えば、円錐形、または、三角錐であり、ボールがその凹部に受け止められる場合、ボールは安定した位置でとどまり、運動学的に支持される。各対におけるボールの隙間は、スタイラスホルダー16により保持されるローラ24により埋められ、ローラ24のための安定した座を形成するというものである。
ローラ24は、スタイラスホルダーにおいて軸線18Aの回りに120°間隔で孔26に嵌め合わされている。その複数の孔は、最初にその長さ方向に沿って割れ得るプラスチック製のインサート28と同心上にあり、ローラがインサート28に押し込まれる。
複数のボールは、硬質プラスチックで作られた底の抜けた円筒形のプラグ30により各凹部に位置決めされかつ固定されている。環状表面において開口端で、そのプラグは、組み立てられたプローブにおいてボール上に嵌め合わされる凹部32を適当な間隔で有している。また、その開口端では、プラグ30は、スタイラスホルダーが傾き、そのスタイラスの端部に作用する力により垂直方向に移動されるとき、ローラ24のガイドとして作用する3つの細長いスロット34を備えて形成されている。
そのスタイラスホルダーは、力がスタイラスに加えられていない場合、軸線18Aの方向に力を生じさせ、ローラをボール32相互間に形成されるシートに付勢するスプリング36により中立位置に付勢されている。
スタイラスが傾斜または垂直運動により振れる場合、プローブが信号を作り出すことを可能とするためにボールは、各対における双方のボールに接触するローラにより完成される回路を形成するように電気的に直列に接続される。
ボールは、堅い導電性材料、例えば、鋼鉄、またはタングステンカーバイトで作られている。従って、ボールは、凹部22で接触するハウジング12と絶縁されなければならない。これは、二つの層からなる薄い柔軟な導電性要素40(図2参照)を使用して達成される。第1の層42は、絶縁材料で形成され、第2の層44は、一部環状であり、導電性材料で作られている。
そのプローブが組み立てられる場合、その環状の薄い要素は、その絶縁面が凹部22の導電性領域に接触した状態で位置決めされている。二つのコンタクトピン46は、そのボール、ローラおよび薄い柔軟な要素により完成される回路の両端に、その末端で接触し、
外部のプローブからその回路に接続可能である。ボールは、フランジ14における凹部22、および、そのプラグにおける凹部32に受け止められている。ボールは、薄い柔軟な要素40によりフランジと電気的に絶縁されている。薄い柔軟な要素40は、運動学的に位置決めされたボールにより変形される。薄い柔軟な要素における様々な実施例は、欧州特許第0967455号において説明されている。
図1を参照するに、プラグ30は、スプリング36の内側に位置し下方に延在する中央部31を有している。中央部31は、プラスチックのインサート35の一端が摺動可能に収容される凹部33を有している。インサート35の他端は、ハウジングの開口20から突出しているスタイラスホルダーの末端でスタイラスホルダー16の凹部17内に配されている。インサート35の各端は、収容される凹部と実質的に同一の直径を有するフランジを有している。
スタイラスホルダー16の凹部17は、インサート35がスタイラスの凹部17から外れることを防止するリップ19を有している。
スタイラスの振れにおいて、スタイラスホルダー16は、スプリング36に抗して移動し、インサート35をプラグ30の凹部33に押し込む(および、スタイラスの凹部17へより少ない程度に)。その力が取り除かれる場合、スプリング36は、スタイラスホルダー16をその中立位置に戻させる。インサート35は、スプリング36の作用に抵抗し、その中立位置へのスタイラスホルダーの戻りを遅くし、従ってこの場合、薄い柔軟な要素40に損傷をきさないようにする。
インサート35の各端のフランジは、そのインサートの止めと一体に形成され、または、例えば、そのインサートと接着されるプラスチックのスカートで形成され得る。そのインサートは、スタイラスの振れの間、凹部内で摺動するのに十分柔軟であるが、その中立位置へのスタイラスホルダーの戻りの間、そのフランジが過剰に変形することなく、即ち、破れることがないほど十分に堅く、かつ強靭であるポリプロピレンのようないずれかの適当なプラスチック材料で作られてもよい。そのフランジは、各凹部17、33におけるシールを形成する。そのシールが完璧ならば、流体が各フランジの端部の回りから流れ出ることができず、従って、スプリング36がその中立位置へそのスタイラスホルダーを戻らせることを妨げる。そのフランジは、それらの外周の回りに流出部分を設けるように形成されてもよく、または、代替的に、1個以上の流出孔37が設けられてもよい。流出孔の使用は、流体流れがより正確に制御されるとき、好ましい。
代替的なインサート50を有するプローブ10を示す図3を参照する。インサート50は、ヒステリシスを示す材料、この場合、フルオロカーボンラバーで作られる。大きな側鎖を有するラバーは、小さな側鎖を有するラバーに比してより大きな損失を示す。インサート50は、一端でプラグ30の凹部33内に部分的に収容される。他端には、スタイラスホルダーが中立位置にある場合、スタイラスホルダー16に接触するニップル52が形成されている。これは、そのスタイラスが作動される場合、キネマティックロケーション(kinematic location)が実質的にインサート50の存在により影響されず、インサート50が最大のエネルギー吸収効果を有することを確実にする。
スタイラス(不図示)の振れによって、そのスタイラスホルダーは、傾き、および/または、垂直方向(Z)に移動するだろう。インサート50は、この移動により圧縮され、そのエネルギーを吸収する。インサート50はラバーで作られ、ヒステリシスを示し、即ち、ラバーの圧縮が、ラバーのその後の緩和において解放されるよりもより大きなエネルギーを使用する(その差は、主に熱に変換される)。この効果は、ラバー内に充填材を使用することにより高められ得る。適当な充填材の1つは、そのラバーの圧縮により摩擦がそれぞれのカーボン粉末粒子間に生じるので残留圧縮エネルギーのいくらかを熱に変換するカーボン粉末である。カーボンの適量は、100当たり10部と120部(pph)との間であり、好ましくは、20と100(pph)との間である。ラバーインサート50の圧縮が、さもなければ、スプリング36を圧縮するであろうエネルギーを吸収する。これは、スプリングがその中立位置にスタイラスホルダー16を戻す場合、運動学的エネルギーがより少ないことを意味する。インサート50がそのシステムから除去される高い割合のエネルギーを熱に変換するとき(損失が多いとき)、インサートはスタイラスホルダーを中立位置に戻すのに小さい割合のエネルギーを与えるにすぎない。従って、ボール23および柔軟な要素40におけるローラ24の衝撃が低減される。あるラバー材料は、それらが遅い速度で圧縮から回復し、このエネルギーの解放が、たとえあったとしても、スプリングを緩める効果に最小に寄与し、そのスタイラスホルダーを中立位置に戻すことができるという特に有益を有する。そのようなラバーの一例は、ソルボセイン(Sorbothane)である。これは、プローブ要素における正常損耗、通常の摩滅を低減するばかりでなく、物体内のスタイラスの衝突のような異常な状況における損傷を防止する。複数の充填剤または他の材料がその要素の減衰を改善するようにラバーに添加されてもよい。
振れの間にインサートにより生じる熱は、キネマティックロケーション、プローブ、またはスタイラスにおけるいかなる熱的なひずみを引き起こすのに十分ではない。オイルのようなヒートシンクは、そのような可能性を最小限とするためにプローブキャビティ内で使用可能とされる。これは、空気よりも高い粘性のあるオイルは、減衰作用を助けるという付加された利点を有するだろう。
インサート50は、ゴム製のボールに取って代わり得る。プラグ30の下方に延在する部分の形状は、正確にボールを取り付けるために変更されることが必要とされるだろう。
代替的に、そのインサートは、かなりのヒステリシスを示さない圧縮性材料で製造可能とされる。エネルギーは、カーボンのような充填材を使用することにより、システム(そのインサートは、損失が多く作られる)から除去される。適量のカーボンは、圧縮性材料において10と120(pph)との間であり、好ましくは、20と100(pph)との間である。
インサート、即ち、ボール50は、常にスタイラスホルダーに接触させる必要がない。これは、キネマティックロケーションが、そのダンパーにより決して影響されないことを確実にするだろう。特定のプローブについて通常の振れの大きさに対応したインサートとスタイラスホルダーとの間の隙間があるかもしれない。それで、減衰効果が例外的に使用されるにすぎないだろう。勿論、これは、圧縮されるまでエネルギーを吸収できないので特定のインサートの有効度を低減させるだろう。また、プローブの通常の使用中、そこから外れることを防止するためにインサートがしっかりと凹部に固定されることが要されるだろう。
多くの様々な材料がヒステリシス効果を示し、吸収されるエネルギーの割合が、使用される材料ならびに添加剤と使用条件との相関関係であることを当業者は理解するだろう。それで、インサートは、知られた材料の特性だけの使用ではなく、特定の状況に適合させて作られる。
図4は、ハウジング52を有する代替的なプローブ50の断面図を示す。スタイラスホルダー54は、V形の溝57をそれぞれ有する3つのアーム56によりプローブ内に運動学的に配置されている。各V形の溝57は、中央のボス62のアウターリングに取り付けられる3つのボール58の1つを部分的に収容する。従って、スタイラスホルダー54は、ボール58上にその3つのアーム56を介して支持される。
薄肉素材の3つのウェブ64は、アウターリング60を中央のボス62に連結する。中央のボス62は、プローブハウジング52に動かないように固定されている。ストレインゲージ66が各ウェブ64に配されている。アーム56のV形の溝は、プラスチックのプラグ70によりプローブハウジング52内の所定位置に保持されるコイルスプリング68によりボール58に接触するように付勢されている。減衰用インサート76は、第1の端部でプラスチックのプラグ70の下方に延在する部分72における凹部74と、他端でスタイラスホルダー54における凹部78とによりスプリング68内に保持されている。
スタイラスが振れる場合、スタイラスホルダー54は、スプリング68の作用に抗してプローブハウジング52内を移動する。アウターリング60における荷重のいくらかの変化が、薄い素材のウェブ64のたわみを引き起すとき、その移動は、ストレインゲージ66により検出される。その素材のウェブ64は、それぞれ、ボール58に隣接して配され従って、ストレインゲージを傾斜移動に対し敏感にさせる。ストレインゲージ66からの信号は、ストレインゲージに電気的接続をもたらす二つのコンタクトピン79を介してマシンコントローラ(machine controller),または、マシンインターフェース(machine interface)に中継される。
できる限り感度よく、従って、できる限り正確にプローブを作るためにその素材のウェブ64は、できる限り薄くかつ細いものである。しかしながら、これは、ウェブ64の断面積が減少するので中央のボス62に対するアウターリング60の移動が増大されるにつれてストレインゲージの損傷に至る可能性がある。損傷の確率は、高速測定が実行されるか、あるいは、そのプローブが表面に衝突する場合、増大される。
ストレインゲージの損傷の確率を低下させるためにダンパーが、その中立位置、即ち、運動学的に位置決めされる位置へのスタイラスホルダー54の復帰運動を遅らせるように
プラスチックのインサート76の形式で使用される。そのインサートは、即ち、スタイラスの振れがありスプリング68が圧縮される場合、各凹部74、78内でフランジの緩やかな運動を可能とする各端部で三角形状のフランジを有している。しかしながら、振れの力が除去され、中立位置に向かうスプリングの付勢が復帰する場合、インサート76の変位が、この復帰運動に抵抗し、スプリングによる中立位置への速度および復帰力の減少をもたらす。それで、大きなスタイラス(およびスタイラスホルダー)の振れ、または強い衝撃がある場合、スタイラスホルダーを中立位置へ復帰させることに関するスプリングの効率が低減されることとなる。
図5は、本発明に従うインサート90の断面図である。インサート90の第1の端部92は、プローブ(不図示)内に収容され使用されるプラスチックのプラグ90における下方に延在する部分82内の凹部84に摺動可能に収容されている。インサート90のこの第1の端部92は、凹部84に対してインサートの下方への運動に抵抗するフランジを有している。インサート90の第2の端部は、ボール94である。ボール94は、スタイラスホルダー88におけるボールジョイント用空洞96内に収容され、従って、その空洞に対してボールの回転運動を可能とする。
上述したように、他方のものに対する一方のものの運動学的位置については、キネマティックジョイントの二つの要素相互間の摩擦が最小限に抑えられることが好ましい。これは、プローブの軸線に沿って作用しない力が最小限に抑えられることを意味する。インサートの一端にボールジョイントを使用することにより、プローブの軸線に対し直交する平面内におけるプローブに対しスタイラスホルダーの円滑な動きを可能とする。これは、キネマティックジョイントの再現性に関し手助けするばかりでなく、そのプローブの空洞内のスタイラスホルダーの傾斜のような軸外移動に対しより少ない抵抗をもたらすことにより、プローブの感度を維持することを助ける。
プローブ内に使用されるインサートの形式は、プローブおよびスタイラスの形式の機能であり、それらの特性である。スタイラスは、X平面およびY平面において主に接触されるように設計される、例えば、正方形、またはディスク状のスタイラスがある。この場合、プローブ内のZ方向に必要とされるオーバートラベル(overtravel)量は、スタイラスの振れが通常、X平面、Y平面内なので制限される。この状況において、エネルギー吸収用インサート、あるいは、取付位置に対する復帰運動を制御するインサートが利用可能とされる。
オーバートラベルは、プローブの内側の部分に接触する前にスタイラスホルダーがZ方向に移動し得るプローブ内の空間である。高速スキャニングの状況で星形またはボール形のようなある方向に振れる可能性があるスタイラスについては、損傷からプローブを保護するためにより大きなオーバートラベルが必要とされる。これは、オーバートラベルが減少したプローブよりも記録された振れとプローブの停止との間により多くの時間を与える。これらの状況においては、復帰運動を制御するインサートが、より適切である。
この中で説明されるキネマティックロケーティング用要素は、好ましい例である。他の構成が使用されてもよい。複数の例が、「Mechanical Design of Laboratory Apparatus」(H Braddick Chapman and Hall Ltd,London 1960)において、挙げられている。
説明されたそのプローブは、スキャニングまたは複製のための物体の測定(座標測定機 CMM)、または、機械加工の精度、または、物体を機械加工する場合工具磨耗の原因となる工具設定を検査するための測定(CMMまたは工作機械)において、また、ロボットとともに使用されてもよい。従って、プローブは、物体に対して取り付けられ移動可能とされるスピンドル、または、物体に対して取り付けられ固定される機械のベッドであってもよく、また、機械(例えば旋盤上)の可動範囲内に取り外し可能に配置されるアームに取り付けられてもよい。
本発明に従うプローブの断面図である。 組み立てられたプローブにおける図1のII-II線に沿った断面図である。 本発明に従う代替的なインサートを有するプローブの断面図である。 本発明に従う代替的なプローブの断面図である。 本発明に従うインサートの断面図である。

Claims (13)

  1. 第1の位置決め用要素(23、58)を収容するプローブ本体(12、52)と、
    スタイラスホルダー(16、54)であって、前記プローブ本体内の該スタイラスホルダーを位置決めするように前記第1の位置決め要素と協働する第2の位置決め用要素(24、57)を有する前記スタイラスホルダーと、
    前記スタイラスホルダーが、前記スタイラスにおける振れの力がない状態で前記プローブ本体に対し中立位置に付勢されるように、前記第1の位置決め用要素と前記第2の位置決め用要素とを接触するように付勢する付勢物(36、68、86)と、を含むタッチプローブ(10、50)において、
    要素(35、50、76、90)が、前記プローブ本体と前記スタイラスホルダーとの間で減衰運動するように設けられ、それにより、中立位置へのスタイラスホルダーの戻りの速度および力を低減させることを特徴とするタッチプローブ。
  2. 前記要素(35、50、76、90)は、前記第1の位置決め用要素と第2の位置決め要素との間の相対的運動を遅くする請求項1記載のタッチプローブ。
  3. 前記要素(35、50、76、90)は、前記付勢物の付勢に抵抗することにより前記相対的運動を遅くする請求項2記載のタッチプローブ。
  4. 前記要素(35、50、76、90)は、前記プローブヘッドの一方および前記スタイラスホルダーに対して摺動可能に取り付けられる請求項1乃至3のいずれかに記載のタッチプローブ。
  5. 前記要素(35、76)は、前記プローブヘッドおよびスタイラスホルダー双方に対して摺動可能に取り付けられる請求項4記載のタッチプローブ。
  6. 前記要素(90)は、前記プローブヘッドの一方およびスタイラスホルダーに対して回転可能に取り付けられる請求項4記載のタッチプローブ。
  7. 前記要素(50)は、前記プローブ本体とスタイラスホルダーとの間の相対的運動により作られるエネルギーを吸収する請求項1記載のタッチプローブ。
  8. 前記要素は、ヒステリシスを示す物質からなり、該要素は、前記プローブ本体に対する前記スタイラスホルダーの移動により圧縮され、それにより、エネルギーを吸収する請求項7記載のタッチプローブ。
  9. 前記要素は、ゴムからなる請求項7または請求項8記載のタッチプローブ。
  10. 前記要素は、カーボン粉末からなる請求項7乃至請求項9のうちのいずれかに記載のタッチプローブ。
  11. 前記要素は、100当たり10部と120部(pph)との間のカーボン粉末からなる請求項10記載のタッチプローブ。
  12. 前記第1の位置決め用要素は、それぞれ、V形のシートを形成する一対のボール(23)
    を含み、前記第2の位置決め用要素は、それぞれ、該V形のシート上に前記スタイラスホルダーを支持するローラ(24)を含む請求項1乃至11のいずれかに記載のタッチプローブ。
  13. 前記第1の位置決め用要素は、それぞれ、ボール(58)を含み、前記第2の位置決め用要素は、それぞれ、部分的にボールを収容し該ボール上に支持されるV形の溝(57)を含む請求項1乃至11のいずれかに記載のタッチプローブ。
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