JP4442096B2 - Foupロードポート制御方法および制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ウエハポッド開閉装置に係り、特にポッドの前蓋の着脱で気密の封止や解除をできるタイプのポッド(Front Oening Unified Pod、以下「FOUP」と記述する)の蓋の開閉制御を行うFOUPロードポート制御方法および制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
300mmウエハなどを使用した半導体製造装置においては、FOUPの蓋を局所クリーン環境下で開けて中のウエハにアクセスするために従来からFOUPロードポートが使用されている。例えば特開平11−288991号公報では、FOUP蓋とロードポートドアを安全に密着させる手段が記載されている。
図6は、従来のFOUPロードポート制御装置の構成を示すブロック図である。また、図7はロードポートドア部の正面図であり、図8はFOUP正面図である。
【0003】
これらの図において、従来のFOUPロードポート制御装置は、FOUP蓋2を前面に備えたFOUP1が固定されて同FOUP1を移動するドック部3と、FOUP蓋2を開くロードポートドア部4と、ドック部3をロードポートドア部4に向かって前進および後退させるドック軸モータ5と、ロードポートドア部4を移動させるドア軸モータ6と、FOUP1のドック状態およびアンドック状態を確認するドック確認センサ7およびアンドック確認センサ8と、ロードポートドア部4の閉状態および開状態を確認するドア閉確認センサ9およびドア開確認センサ10とを備えている。ロードポートドア部4には、吸着部16とラッチ部17が設けられており、FOUP蓋2には吸着嵌合部18とラッチ嵌合部19とFOUPラッチ機構20が設けられている。また、ドック軸モータ5を駆動するドック軸ドライバ11と、ドア軸モータ6を駆動するドア軸ドライバ12と、ドック軸ドライバ11を制御するドック軸制御部13と、ドア軸ドライバ12を制御するドア軸制御部14と、上位装置(図示せず)からの指令に基づいてドック軸制御部13およびドア軸制御部14に制御指令を出す処理部15とからなる制御装置が設けられている。ドック軸制御部13およびドア軸制御部14には、それぞれ位置制御部13a,14aが設けられ、ドック部3およびロードポートドア部4の位置制御を行うようにしている。
【0004】
以下、この従来のロードポートにおける動作を、ドック軸動作、ロードポートドア動作を中心に図6を用いて説明する。
(1)図示しない作業者、またはAGV(Automatic Guided Vehicle)、OHT(Overhead Hoist Transport)などと呼ばれる装置によってドック部3上の指定の位置にFOUP1が置かれる。
(2)図示しない上位装置によるFOUP1を開ける旨の指令を処理部15が受ける。
(3)処理部15が、ドック部3に内蔵されるクランプ部21を動作させ、FOUP1をドック部3上に固定する。
【0005】
(4)処理部15は、ドック軸制御部13にドック動作位置指令を与え、ドック軸制御部13はドック軸ドライバ11に電流指令を出し、ドック軸モータ5に連結されたボールネジを回転させる。これによりFOUP1を搭載したドック部3がロードポートドア部4方向の指定されたドック位置まで水平移動する。このとき、ロードポートドア部4に設けられたラッチ部17とラッチ嵌合部19が嵌合する。処理部15はドック位置確認センサ7信号の変化を受信し、ドック動作完了を確認する。
(5)処理部15がロードポートドア部4に設けられた吸着部16を動作させ、FOUP蓋2とロードポートドア部4が密着させられる。
(6)処理部15がロードポートドア部4に設けられたラッチ部17を動作させ、FOUP蓋2のラッチ機構20が解除される。
【0006】
(7)処理部15は、ドア軸制御部14にドア開動作位置指令を与え、ドア軸制御部14はドア軸ドライバ12に電流指令を出し、ドア軸モータ6に連結されたボールネジを回転させる。これによりFOUP蓋2を把持したロードポートドア部4がFOUP蓋2が開く方向に水平移動する。処理部15はドア開確認センサ10信号の変化を受信し、ドア開動作完了を確認する。
(8)処理部15は図示しない昇降機構を動作させ、FOUP蓋2を把持したロードポートドア部4を下降させる。
FOUP蓋2を閉めるときには、逆の動作が行われる。
前記動作(4)において、FOUP蓋2とロードポートドア部4が密着することが望ましい。従来のロードポートにおいては、前記動作(4)のドック位置を規定の大きさのFOUP1のFOUP蓋2とロードポートドア部4が密着する位置とし、その位置へのドック部3の位置制御によって、FOUP蓋2とロードポートドア部4を密着させようとしていた。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−288991号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
FOUPは規格化されており、大きさも一定であるべきではあるが、現実には少なからず大小のばらつきが存在する。しかしながら、上記従来のFOUPロードポートにおいては、FOUPの大小のばらつきが考慮されていない。
そのため、FOUPが小さい場合には、ドック部がFOUPを伴ってドック位置へ移動しロードポートドアに接近したとき、FOUP蓋とロードポートドアの間に隙間が生じてしまうことがあった。それにより、FOUP蓋の吸着時にFOUP後方が持ち上がってしまったり、ロードポートドアがFOUP蓋を伴ってFOUPを閉じるときにはFOUP蓋がFOUP本体に入りきらないため、ラッチ機構を上手く固定できず、パーティクル侵入の原因となったりしていた。
また、FOUPが大きい場合にはドック部が移動するときもロードポートドアが移動するときにもFOUP蓋とロードポートドアが非常に大きな力で押し合いFOUPを破損する恐れがあった。これに対しては、あらかじめ推力を小さく設定することが考えられるが、ロードポートドア動作・ドック部動作が遅くなり全体の動作時間に影響を及ぼすことがある。
したがって、この発明の目的は、FOUPの大きさにばらつきがあってもFOUPを破損することなく、動作時間に影響を及ぼすことなく確実にFOUPを開閉することができるFOUPロードポート制御方法および制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載のFOUPロードポート制御方法は、FOUPを固定するクランプ部と、前記クランプ部により固定されたFOUPを移動するドック部と、前記FOUPの前面に設けられたFOUP蓋を開くロードポートドア部と、前記ロードポートドア部と前記FOUP蓋との固定および解除を行うラッチ部とを有し、前記ドック部と前記ロードポートドア部を駆動するそれぞれのモータが位置制御と推力制御とが可能なように構成されたFOUPロードポートの制御方法であって、
想定されるFOUPの大きさが最小であるときの当該FOUPの蓋と前記ロードポートドア部が接触する位置を接触目標位置として設定し、
前記ドック部が前記FOUPを伴って前記ロードポートドア部に前記FOUP蓋が接触するように移動するときは、前記ドック部のモータは推力を制限せず、前記ドック部が設定された前記接触目標位置へ移動するよう位置決め制御のみによる制御を行い、前記ロードポートドア部のモータは前記ロードポートドア部の現在の停止位置である前記接触目標位置での位置制御を推力を制限して行い、
前記ラッチ部により前記FOUP蓋を把持している前記ロードポートドア部が、前記ドック部に固定されている前記FOUPに前記FOUP蓋を接触するように移動するときは、前記ロードポートドア部のモータは推力を制限せず、前記ロードポートドア部が設定された前記接触目標位置へ移動するよう位置決め制御のみによる制御を行い、前記ドック部のモータは前記ドック部の現在の停止位置である前記接触目標位置での位置制御を推力を制限して行うこと
を特徴とするものである。
請求項1記載のFOUPロードポート制御方法においては、ドック部のドック位置、ロードポートドア部の閉位置を、想定される最小のFOUPの場合におけるFOUP蓋とロードポートドア部が接触する位置として設定することで、FOUPの大きさにばらつきがあっても確実にFOUPの開閉を行うことができる。また、移動する側の軸の推力制限をオフして位置制御を行い、接触される側の軸の推力制限を行うことで、一定の力以下でFOUP蓋とロードポートドアを密着させることができ、FOUPの破損を避けることができる。また、推力制限のオン/オフを切り換えることによって、常に推力を制限する場合に比べて動作時間を短くすることができる。
【0010】
請求項2記載のFOUPロードポート制御装置は、FOUPを固定するクランプ部と、前記クランプ部により固定されたFOUPを移動するドック部と、前記FOUPの前面に設けられたFOUP蓋を開くロードポートドア部と、前記ロードポートドア部と前記FOUP蓋との固定および解除を行うラッチ部とを有し、前記ドック部と前記ロードポートドア部を駆動するそれぞれのモータが位置制御と推力制御とが可能なように構成されたFOUPロードポートの制御装置であって、
前記ドック部を移動させるドック軸制御手段に位置制御部と推力制限部とを設け、前記ロードポートドア部を移動させるドア軸制御手段に位置制御部と推力制限部とを設け、
想定されるFOUPの大きさが最小であるときの当該FOUPの蓋と前記ロードポートドア部が接触する位置を接触目標位置として設定し、前記ドック部が前記FOUPを伴って前記ロードポートドア部に前記FOUP蓋が接触するように移動するときは、前記ドック部のモータは推力を制限せず、前記ドック部が設定された前記接触目標位置へ移動するよう位置決め制御のみによる制御を行い、前記ロードポートドア部のモータは前記ロードポートドア部の現在の停止位置である前記接触目標位置での位置制御を推力を制限して行い、前記ラッチ部により前記FOUP蓋を把持している前記ロードポートドア部が、前記ドック部に固定されている前記FOUPに前記FOUP蓋を接触するように移動するときは、前記ロードポートドア部のモータは推力を制限せず、前記ロードポートドア部が設定された前記接触目標位置へ移動するよう位置決め制御のみによる制御を行い、前記ドック部のモータは前記ドック部の現在の停止位置である前記接触目標位置での位置制御を推力を制限して行う制御部を設けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明においては、請求項1に記載された制御方法を装置として実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1から図5に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態を示すブロック図、図2〜図5は本実施の形態における動作を示すフローチャートである。
図1において、従来の図6の構成と異なる点は、ドック軸制御部13とドア軸制御部14に、処理部15からのドック軸推力制限信号u1,ドア軸推力制限信号u2によってそれぞれ動作する推力制限部13b,14bを設けたことである。その他の構成については、図6の構成と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。また、ロードポートドア部とFOUPの正面の構造は、図7及び図8と同じ構成とする。なお、ドック確認センサ7の位置、およびドア閉確認センサ9の位置はFOUP1の大きさを、想定される最小のものであるとして設定し、その最小のFOUP1のFOUP蓋2とロードポートドア4が接触する位置に設定する。
【0013】
以下に、本実施の形態における動作を説明する。
(1)図示しない作業者、またはAGV、OHTなどと呼ばれる装置によってドック部3上の指定の位置にFOUP1が置かれる。
(2)図示しない上位装置によるFOUPを開ける旨の指令を処理部15が受ける。
(3)処理部15が、ドック部3に内蔵されるクランプ部21を動作させ、FOUP1をドック部3上に固定する。
【0014】
(4)処理部15は、ドック軸制御部13にドック動作位置指令を与え、ドック軸制御部13はドック軸ドライバ11に電流指令を出し、ドック軸モータ5に連結されたボールネジを回転させる。
同時にドック軸推力制限信号u1はOFFにする。
さらに、ドア軸推力制限信号u2はONにし、ドア軸制御部14にはドア閉位置停止指令を与える。
ドック軸推力制限信号u1がOFFになると、ドック軸制御部13からは、位置制御部13aの出力が推力制限部13bを通さずにドック軸ドライバ11に出力される。
また、ドア軸推力制限信号u2がONになると、ドア軸制御部14からは、位置制御部14aの出力が推力制限部14bによって一定出力以下に抑えられ、ドア軸ドライバ12に出力される。(図2ステップS10)
以上により、FOUP1を搭載したドック部3がロードポートドア部4方向の指定されたドック位置まで水平移動する。このとき、ロードポートドア部4に設けられたラッチ部17とラッチ嵌合部19が嵌合する。処理部15はドック位置確認センサ7信号の変化を受信し、ドック動作完了を確認する。(図2ステップS11,S12)
【0015】
(5)処理部15がロードポートドア部4に設けられた吸着部16を動作させ、FOUP蓋2とロードポートドア部4が密着させられる。
(6)処理部15がロードポートドア部4に設けられたラッチ部17を動作させ、FOUP蓋2のラッチ機構20が解除される。
(7)処理部15は、ドア軸制御部14にドア開動作位置指令を与え、ドア軸制御部14はドア軸ドライバ12に電流指令を出し、ドア軸モータ6に連結されたボールネジを回転させる。同時にドア軸推力制限信号u2はOFFにする。(図3ステップS20)
これによりFOUP蓋2を把持したロードポートドア部4がFOUP蓋2が開く方向に水平移動する。
ドア軸推力制限信号u2がOFFされたことにより、ドア軸制御部14からの出力は推力制限部14bを介さないものとなり、推力制限を受けた場合と比較して、ドア軸の移動は短時間で終了可能である。
処理部15はドア開確認センサ10信号の変化を受信し、ドア開動作完了を確認する。(図3ステップS21,S22)
【0016】
(8)処理部15は図示しない昇降機構を動作させ、FOUP蓋2を把持したロードポートドア部4を下降させる。
FOUPを閉めるときには逆の動作が行われるが、以下のようになる。
(9)処理部15は図示しない上位装置によるFOUP1を閉じる旨の指令を受ける。
(10)処理部15は図示しない昇降機構を動作させ、FOUP蓋2を把持したロードポートドア部4を上昇させる。
(11)処理部15は、ドア軸制御部14にドア閉動作位置指令を与え、ドア軸制御部14はドア軸ドライバ12に電流指令を出し、ドア軸モータ6に連結されたボールネジを回転させる。
このときドア軸推力制限信号u2はOFFされている。
さらにドック軸推力制限信号u1はONにし、ドック軸制御部13にはドック位置停止指令を与える。
ドア軸推力制限信号u2がOFFになると、ドア軸制御部14からは、位置制御部14aの出力が推力制限部14bを通さずにドア軸ドライバ12に出力される。
また、ドック軸推力制限信号u1がONになると、ドック軸制御部13からは、位置制御部13aの出力が推力制限部13bによって一定出力以下に抑えられ、ドック軸ドライバ11に出力される。(図4ステップS30)
これによりFOUP蓋2を把持したロードポートドア部4がFOUP蓋2が閉じる方向に水平移動する。処理部15はドア閉確認センサ9信号の変化を受信し、ドア閉動作完了を確認する。(図4ステップS31,32)
【0017】
(12)処理部15がロードポートドア部4に設けられたラッチ部17を動作させ、FOUP蓋2のラッチ機構20が固定される。
(13)処理部15がロードポートドア部4に設けられた吸着部16を動作させ、FOUP蓋2とロードポートドア部4の吸着が開放される。
(14)処理部15は、ドック軸制御部13にアンドック動作位置指令を与え、ドック軸制御部13はドック軸ドライバ11に電流指令を出し、ドック軸モータ5に連結されたボールネジを回転させる。
同時にドック軸推力制限信号u1はOFFにする。(図5ステップ40)
ドック軸推力制限信号u1がOFFされたことにより、ドック軸制御部13からの出力は推力制限部13bを介さないものとなり、ドック軸の移動は推力制限を受けた場合と比較して短時間で終了可能である。
これによりFOUP1を搭載したドック部3が指定されたアンドック位置まで水平移動する。処理部15はアンドック位置確認センサ8信号の変化を受信し、アンドック動作完了を確認する。(図5ステップS41,42)
(15)処理部15がドック部3に内蔵される図示しないクランプ部を動作させ、FOUP1の固定を解除する。
(16)図示しない作業者、またはAGV、OHTなどと呼ばれる装置によってドック部3上からFOUP1が取除かれる。
【0018】
上述したように、ドック位置、およびドア閉位置はFOUPの大きさを想定される最小のものであるとして設定し、そのFOUPの蓋とロードポートドアが接触する位置に設定されたものである。
すると、想定される最小のFOUPよりも大きな場合には、FOUP1を搭載したドック部がロードポートドア部4の方向へ移動し、ロードポートドア部4とFOUP蓋2が接触し、ロードポートドア部4を押しこむことになるが、ロードポートドア部4が一定の推力以下を維持しており、ロードポートドア部4はドア開方向へ位置が変化する。
【0019】
この状態でドック部3がアンドック方向へ移動し、干渉がなくなった場合は、位置制御によって元の位置へと戻る。
また、ロードポートドア部4がドック部3上に載置されたFOUP1の方向へ移動し、ロードポートドア部4とFOUP蓋2が接触したときに、ドック部3が一定の推力以下を維持したまま、アンドック方向へ位置が変化する。
ロードポートドア部4がドア開方向へ移動し、干渉がなくなった場合は、位置制御によって元の位置へと戻る。
このように軸の移動時には推力制限をしないので、移動に必要なだけのトルクを出力することができ、常に推力制限を行っている場合に比べ、移動時間が短くなる。
【0020】
この実施の形態によれば、ドック位置、ドア閉位置を想定された最小のFOUPの場合における設定を行うことで、FOUP1の大きさにばらつきがあっても確実にFOUP蓋2の開閉を行うことができる。また、接触する側の軸の推力制限をオフして位置制御を行い、接触される側の軸の推力制限を行うことで、一定の力以下でFOUP蓋2とロードポートドア部4を密着させることができ、FOUP1の破損を避けることができる。また、推力制限部13b,14bのオン/オフを切り換えることによって、常に推力を制限する場合に比べて動作時間を短くすることができる。
【0021】
ここで、前述のロードポート制御装置の処理部15にマイクロコンピュータを搭載するか、あるいはパソコンを接続し、上記(1)〜(16)の手順をプログラムで実行することにより、ソフトウエア上で実行することができる。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することで、容易にマイクロコンピュータあるいはパソコンにインストールすることができる。
なお、上記実施の形態ではドック部3およびロードポートドア部4の駆動源としてモータを使用した場合について記述したが、駆動系にエアシリンダなどを用いてロードポートを構成し、動作時推力の異なるエアシリンダなどを複数切替えることで同様の効果を得ることができる。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ドック位置、ドア閉位置を想定された最小のFOUPの場合における設定を行うことで、FOUPの大きさにばらつきがあっても確実にFOUPの開閉を行うことができ、接触する側の軸の推力制限をOFFして位置制御を行い、接触される側の軸の推力制限を行うことで、一定の力以下でFOUP蓋とロードポートドア部を密着させることができ、衝突によるFOUPの破損を避けることができる。また、推力制限のオン/オフを切り換えることによって、常に推力を制限する場合に比べて動作時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るFOUPロードポート制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態におけるドック動作を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の実施の形態におけるドア開動作を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態におけるドア閉動作を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態におけるアンドック動作を示すフローチャートである。
【図6】 従来のFOUPロードポート制御装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 FOUPロードポートドア部正面図である。
【図8】 FOUP正面図である。
【符号の説明】
1 FOUP
2 FOUP蓋
3 ドック部
4 ロードポートドア部
5 ドック軸モータ
6 ドア軸モータ
7 ドック確認センサ
8 アンドック確認センサ
9 ドア閉確認センサ
10 ドア開確認センサ
11 ドック軸ドライバ
12 ドア軸ドライバ
13 ドック軸制御部
13a 位置制御部
13b 推力制限部
14 ドア軸制御部
14a 位置制御部
14b 推力制限部
15 処理部
16 吸着部
17 ラッチ部
18 吸着嵌合部
19 ラッチ嵌合部
20 FOUPラッチ機構
21 クランプ部
Claims (2)
- FOUPを固定するクランプ部と、前記クランプ部により固定されたFOUPを移動するドック部と、前記FOUPの前面に設けられたFOUP蓋を開くロードポートドア部と、前記ロードポートドア部と前記FOUP蓋との固定および解除を行うラッチ部とを有し、前記ドック部と前記ロードポートドア部を駆動するそれぞれのモータが位置制御と推力制御とが可能なように構成されたFOUPロードポートの制御方法であって、
想定されるFOUPの大きさが最小であるときの当該FOUPの蓋と前記ロードポートドア部が接触する位置を接触目標位置として設定し、
前記ドック部が前記FOUPを伴って前記ロードポートドア部に前記FOUP蓋が接触するように移動するときは、前記ドック部のモータは推力を制限せず、前記ドック部が設定された前記接触目標位置へ移動するよう位置決め制御のみによる制御を行い、前記ロードポートドア部のモータは前記ロードポートドア部の現在の停止位置である前記接触目標位置での位置制御を推力を制限して行い、
前記ラッチ部により前記FOUP蓋を把持している前記ロードポートドア部が、前記ドック部に固定されている前記FOUPに前記FOUP蓋を接触するように移動するときは、前記ロードポートドア部のモータは推力を制限せず、前記ロードポートドア部が設定された前記接触目標位置へ移動するよう位置決め制御のみによる制御を行い、前記ドック部のモータは前記ドック部の現在の停止位置である前記接触目標位置での位置制御を推力を制限して行うこと
を特徴とするFOUPロードポート制御方法。 - FOUPを固定するクランプ部と、前記クランプ部により固定されたFOUPを移動するドック部と、前記FOUPの前面に設けられたFOUP蓋を開くロードポートドア部と、前記ロードポートドア部と前記FOUP蓋との固定および解除を行うラッチ部とを有し、前記ドック部と前記ロードポートドア部を駆動するそれぞれのモータが位置制御と推力制御とが可能なように構成されたFOUPロードポートの制御装置であって、
前記ドック部を移動させるドック軸制御手段に位置制御部と推力制限部とを設け、前記ロードポートドア部を移動させるドア軸制御手段に位置制御部と推力制限部とを設け、
想定されるFOUPの大きさが最小であるときの当該FOUPの蓋と前記ロードポートドア部が接触する位置を接触目標位置として設定し、前記ドック部が前記FOUPを伴って前記ロードポートドア部に前記FOUP蓋が接触するように移動するときは、前記ドック部のモータは推力を制限せず、前記ドック部が設定された前記接触目標位置へ移動するよう位置決め制御のみによる制御を行い、前記ロードポートドア部のモータは前記ロードポートドア部の現在の停止位置である前記接触目標位置での位置制御を推力を制限して行い、前記ラッチ部により前記FOUP蓋を把持している前記ロードポートドア部が、前記ドック部に固定されている前記FOUPに前記FOUP蓋を接触するように移動するときは、前記ロードポートドア部のモータは推力を制限せず、前記ロードポートドア部が設定された前記接触目標位置へ移動するよう位置決め制御のみによる制御を行い、前記ドック部のモータは前記ドック部の現在の停止位置である前記接触目標位置での位置制御を推力を制限して行う制御部を設けたことを特徴とするFOUPロードポート制御装置。
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