JP4441079B2 - ガスバーナの燃焼制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスバーナの燃焼制御装置に関し、詳しくは小火で使用するのに適した燃焼制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、ガスこんろで小火で調理したいというニーズがあり、小火で調理できるガスこんろも種々提供されている。ところが、従来のこの種のガスこんろでは小火にしたとき設定されたあるガス量まで絞って燃焼させるだけの構造であるために小火限界に近い最小小火状態まで燃焼を絞ることができなく、もっと小さい小火を得たいというニーズに対応できるものでなかった。
【0003】
つまり、小火の状態のときのガスのインプットは、ガス種、ガス圧の変動を考慮してバーナの小火限界値より大きくしていた。例えば、小火インプットが0.465kW(400kcal/h)に設定されている場合、ガス種が13Aのときの小火限界値は0.31kW(267kcal/h)となっていた。逆にいうと0.31kWまでガス量を絞ることができるのに拘わらず、上記の理由により小火インプットを0.465kWにせざるを得なかった。
【0004】
また小火が一定不変であったためにバーナの火炎検出用の熱電対の熱起電力が風等で閾値より下がった場合、失火と判断して消火してしまうおそれもあった。
【0005】
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、ガス種、ガス圧の変動に拘わらずバーナの小火限界値までインプットのガス量を絞ることができ、幅広い火力範囲を得ることができ、また小火時の失火を防ぐことができるガスバーナの燃焼制御装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明のガスバーナの燃焼制御装置は、ガス流量を制御する弁部と、この弁部を電気的に駆動する駆動部と、バーナの火炎を熱起電力により検出する熱電対を有し、この熱起電力をバーナコントローラに読み込ませてガス量を制御するガスバーナの燃焼制御装置であって、最小小火状態にする時に前記熱起電力によらずに一旦所定の小火位置に弁部を動かした後に前記熱起電力を読み込みながら更にガス流量を絞って行くと共に所定の熱起電力になったらこの最小小火状態で燃焼させる制御をバーナコントローラで行うようにしたことで、バーナの燃焼を確認しながら小火限界値までガスのインプットを絞って最小小火状態で燃焼させることができるものであって、ガス種、ガス圧の変動に拘わらずバーナの小火限界値までインプットを絞ることができ、幅広い火力範囲を得ることができる。
更に、前記最小小火位置における熱起電力が所定の値を一定時間の間下回ったときに所定の熱起電力になるまでガス量を増やす方向に弁部を動かし、且つガス量を増やす方向に弁部を動かしても熱起電力が大きくならない場合には弁を遮断してガスの供給を止める制御をするようにしたことで、前記最小小火位置における熱起電力が所定の値を一定時間の間下回ったときに所定の熱起電力になるまでガス量を増やす方向に弁部を動かすように制御することにより、最小小火時に風等(換気扇等の連続的なもの)による失火寸前の火炎は火力をアップすることで回復させるように制御でき、小火時の失火を防止できる。またガス量を増やす方向に弁部を動かしても熱起電力が大きくならない場合には弁を遮断してガスの供給を止める制御をすることにより、失火時にはガスの供給を遮断して安全性を確保することができる。
【0007】
また上記ガスバーナの燃焼制御装置において、前記弁部の小火位置から前記熱起電力を読み込み、検出された熱起電力の値により弁部の動かす大きさを変化させながら最小小火状態にする制御をするようにしたことを特徴とすることも好ましい。このように制御することより、微妙な弁部の動きを必要とするバーナやガス種においても失火することなく且つ迅速にバーナの小火限界値まで絞ることができる。
【0009】
また上記ガスバーナの燃焼制御装置において、前記弁部は回転によりガス流量を大から小まで変化させるガス通路を有する閉子であることを特徴とすることも好ましい。このようにしたことにより、ニードル弁方式に比べて火力を微妙に調整することができ、特に小火時の火力を微妙に調整することができる。
【0010】
また上記ガスバーナの燃焼制御装置において、前記閉子にガス通路として主ガス通路と小火用ガス通路とを設け、この主ガス通路と小火用ガス通路に重複して開く部分と重複して開かない部分を設け、小火用ガス通路と連通した流路に小火を決定するオリフィスを設けたことを特徴とすることも好ましい。前記閉子にガス通路として主ガス通路と小火用ガス通路とを設け、この主ガス通路と小火用ガス通路に重複して開く部分と重複して開かない部分を設けたことにより、主ガス通路の開度や小火用ガス通路の開度を調整することにより広い範囲で火力を調整することができ、また重複して開く部分により連続的に火力を調整することができる。小火用ガス通路と連通した流路に小火を決定するオリフィスを設けたことにより、小火にしたときガス量をオリフィスにて規制でき、閉子の回転精度や閉子の加工公差がラフであっても小火にしたときに火炎が大きすぎたりまたは小さすぎて失火したりするという問題がなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1はガスこんろ全体の系統図を示すが、本例の場合、バーナ1としては3つのこんろ用バーナ1aと1つのグリル用バーナ1bとがある。バーナ1には夫々バーナ1に点火する点火プラグ2とバーナ1の火炎を熱起電力で検出する熱電対3を夫々配置してある。ガス入口4からガスを供給するガス供給経路5は4つの経路に分岐して各バーナ1に連通させてある。ガス供給経路5の4つに分岐する手前には経路を開閉する電磁弁6を配置してあり、ガス供給経路5の4つに分岐した部分には夫々ガス流量調整部8を配置してある。グリル用バーナ1bにガスを供給するガス供給経路5ではガス流量調整部8の手前で圧力を調圧するガバナー9を配置してある。
【0012】
上記各バーナ1は制御回路を有するバーナコントローラ10で制御されるようになっており、各点火/消火ボタン11を操作することでバーナコントローラ10を介して各バーナ1の点火や消火の制御がされるようになっており、また各火力調整ボタン12を操作することでバーナコントローラ10を介して各ガス流量調整部8が調整されて各バーナ1の火力が調整されるようになっている。バーナ1に点火するときはイグナイタースイッチがオンされ、イグナイター13に給電され、点火プラグ2が放電するようになっている。また熱電対3の熱起電力はバーナコントローラ10に入力され、これによりバーナコントローラ10にて電磁弁6や流量調整部8が制御されるようになっている。図1のAとA′、BとB′、CとC′、DとD′、EとE′、FとF′は電気的に接続されている。
【0013】
上記のガス供給経路5に配置する電磁弁6、ガバナー9及び流量調整部8が図3乃至図5に示すように1つの器体7に一体に組み込まれている。電磁弁6の部分ではガス供給経路5に弁孔31を設けてあり、電磁アクチュエータ32で駆動される弁体33で開閉されるようになっている。電磁弁6より下流側で4つに分岐された各ガス供給経路5には夫々流量調整部8が配置されているが、グリル用バーナ1bに連通している流量調整部8では流量調整部8より上流側にガバナー9を配置してある。
【0014】
流量調整部8では流量を調整するための弁部として閉子15が回転自在に装着してある。この閉子15は内部が空洞16になっており、この空洞16内と器体7のガス流入路17と連通している。閉子15には空洞16内と閉子15の外周とを連通させるガス通路として主閉子孔18と小火用閉子孔19とが穿孔してあり、主閉子孔18が主ガス通路となると共に小火用閉子孔19が小火用ガス通路となっている。主閉子孔18と小火用閉子孔19とは閉子15の軸方向にずれていると共に周方向に略90°ずれている。器体7には閉子15の外周の位置で主ガス用流出路20と小火ガス用流出路21を設けてあり、主ガス用流出路20の端部を主閉子孔18に対応させてあると共に小火ガス用流出路21の端部を小火用閉子孔19に対応させてある。小火用ガス流出路21には小火用オリフィス23を設けてあり、この小火用オリフィス23の径を小火用閉子孔19の径よりも十分に小さくしてある。主ガス用流出路20と小火ガス用流出路21とは1つの出口流路22に合流させて連通させてあり、出口流路22をバーナ1に連通させてある。また上記主閉子孔18は円形の孔部18aと孔部18aに連通する一対の楔状溝18b,18cとで構成されている。小火用閉子孔19も円形の孔部19aと孔部19aに連通する一対の楔状溝19b,19cとで構成されている。そして楔状溝18cと楔状溝19bとは閉子15を回動したとき重複して開くようになっている。つまり、図10のaの区間は重複して開放される重複部であり、bの区間は重複して開放されることのない非重複部である。
【0015】
上記閉子15はステッピングモータのような電動モータ24で回転駆動されるものであり、電動モータ24の回転が減速機構25に伝達され、減速機構25の出力軸26から閉子15に回転が伝達されるようになっている。減速機構25の出力軸26と閉子15とは継手27と閉子押さえばね28を介して連結してある。また減速機構25の出力軸26には閉子15の回転位置を検出する回転位置検出センサー29を装着してある。
【0016】
しかして閉子15を電動モータ24で回転駆動すると、図7(a)(a)′乃至(e)(e)′のように閉子15でガス通路が開閉される。図7(a)(a)′の全開位置では主閉子孔18のガス通過面積が最大になる回転角度に設定されており、ガスは主閉子孔18のみを通ってバーナ1へ供給される。図7(b)(b)′の中間火力1の状態では全開位置より主閉子孔18のガス通過面積が少なくなり、主閉子孔18のガス通過面積が小さくなった分バーナ1へ供給されるガス量が少なくなる。図7(c)(c)′の中間火力2の状態では主閉子孔18が閉じる手前になると共に小火用閉子孔19が開き始める状態となり(楔状溝18cと楔状溝19bが重複して開く状態になり)、主閉子孔18を通るガスと、小火用閉子孔19から小火用オリフィス23を通るガスとがバーナ1に供給される。図7(d)(d)′の小火位置では主閉子孔18が閉じて小火用閉子孔19が開いており、小火用閉子孔19から小火用オリフィス23を通ったガスのみがバーナ1へ供給される。この小火位置ではガス量は小火用オリフィス23の穴径(面積)によって決定される。図7(e)(e)′の最小小火状態では小火位置より小火用閉子穴19のガス通過面積を絞っており、限界値までガス量を絞ってバーナ1にガスが供給される。この最小小火状態より閉子15をさらに閉じる方向に回転すると主閉子孔18と小火用閉子孔19が閉じられて全閉状態になる。
【0017】
上記最小小火状態にするとき、バーナ1の火炎検出用の熱電対3の熱起電力値に従ってガス量をバーナ1の限界値まで絞って行く。小火付近ではガスのインプットと熱起電力は、インプットが小さくなると熱起電力も小さくなるという関係があることがわかっている。従って熱起電力を読み取ることによりそのときのインプットを間接的に知ることができる。本発明はこのことを利用して最小小火状態に絞るようにバーナコントローラ10で制御している。つまり、小火位置に閉子15を動かした後、熱電対3の熱起電力を読み込みながら更にガス流量を絞って行き、所定の熱起電力になったら最小小火状態で燃焼させるように制御している。また小火位置から前記熱起電力を読み込み、検出された熱起電力により閉子15を動かす大きさを変化させながら最小小火状態で燃焼させるように制御している。また上記最小小火状態で熱起電力が所定の値を一定時間下回ったときに所定熱起電力になるまでガス量を増やす方向に閉子15を動かすように制御している。且つガスを増やす方向に閉子15を動かして熱起電力が大きくならない場合は、閉子15を全閉するように動かしてガスの供給を遮断するように制御している。
【0018】
上記の制御の具体的な一例のフローチャートを図2に示す。大火で燃焼している状態で火力調整ボタン12を押して小火にすると(最小の火力である火力段階1を押す操作)、小火位置まで閉子15が電動モータ24で回転させられる。そしてバーナ1が点火してからの時間が例えば3分以上経過しているか判定される。これはバーナ1が冷たいと、これ以上火力を下げると失火の危険が大であるため、点火からの燃焼時間を例えば3分以上とる。そして小火にしてから熱起電力が安定するまで時間として例えば10秒待機される。これは、熱電対3の熱容量のために大火から小火に切り替えたとき熱電対3の熱起電力が安定するまで10秒程度の時間がかかるためである。そして熱電対3の熱起電力を検出しながら電動モータ24を駆動して失火しない限界値までガス量を絞って最小小火燃焼状態で燃焼するように制御する。
【0019】
例えば、熱起電力Eが5秒平均でE>4.35mVか判定し、熱起電力が4.35mVより高い場合には電動モータ24を2ステップ分小火方向に回転させて5秒待機させる。熱起電力が4.35mVより高い間は電動モータ24を2ステップ分小火方向に回転させて5秒待機させることを繰り返し、徐々に小火にする。熱起電力が4.35Vより低くなると、熱起電力Eが5秒平均でE>3.8mVか判定し、熱起電力が3.8mVより高い場合には電動モータを1ステップ分小火方向に回転させて2秒待機させる。熱起電力が3.8mVより高い間は電動モータ24を1ステップ分小火方向に回転させて2秒待機させることを繰り返し、徐々に小火にする。熱起電力が3.8mVより低くなると、熱起電力Eが5秒平均でE>3.25mVか判定し、熱起電力が3.25mVより高い場合は、再度E>3.8mVか判定して同様に制御する。熱起電力が3.25mVより低い場合は電動モータ24を2ステップ分大火方向に回転させる。電動モータ24を2ステップ分大火方向に回転させてから5秒平均で熱起電力が増加したか判定する。熱起電力が増加したと判定したときは再度E>3.25mVか判定して同様に制御する。熱起電力が増加しないと判定すると失火として失火モードに移行して閉子15を全閉するように動かしてガスの供給を遮断するように制御する。なお、上記のように熱起電力の5秒平均を取って判定するのは、熱起電力は微風の影響等で不安定であるために5秒の平均値をとっている。電動モータ24を回転させてから5秒間や2秒間待機させるのは熱起電力の安定時間を確保するためである。上記のフローチャートのように制御することにより、ガス種、ガス圧の変動に拘わらずバーナ1の小火限界値までインプットを絞ることができ、最小小火状態で失火したりしないように安定よく燃焼させることができる。
【0020】
また閉子15の主閉子孔18は円形の孔部18aと孔部18aに連通する一対の楔状溝18b,18cとで構成され、小火用閉子孔19も円形の孔部19aと孔部19aに連通する一対の楔状溝19b,19cとで構成され(ガス流量を大から小まで変化させるガス通路となっている)ているため、閉子2の回転により極めて小さい量のガス通過面積を調整できる。特に小火用閉子孔19が上記のような構造になっていることにより、小火のときの微妙がガス流量の調整ができる。
【0021】
また小火用ガス流出路21には小火用オリフィス23を設けてあり、この小火用オリフィス23の径より小火用閉子孔19の径を十分に大きくしてある。従って閉子15を任意の位置から小火位置に回転させたとき少しぐらいずれていても、小火火力は小火用オリフィス23の穴径により正確に確保できる。仮に小火用閉子穴9だけで小火用オリフィス23がないと、閉子15やその他の部品の高い加工精度が必要になり、量産性に乏しい。
【0022】
また楔状溝18cと楔状溝19bとは閉子15を回動したとき重複して開くようになっていることにより、閉子15を回転して主閉子穴8や小火用閉子穴9を開閉するとき途中でガスの流れが途切れるような弊害がない。
【0023】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、ガス流量を制御する弁部と、この弁部を電気的に駆動する駆動部と、バーナの火炎を熱起電力により検出する熱電対を有し、この熱起電力をバーナコントローラに読み込ませてガス量を制御するガスバーナの燃焼制御装置であって、最小小火状態にする時に前記熱起電力によらずに一旦所定の小火位置に弁部を動かした後に前記熱起電力を読み込みながら更にガス流量を絞って行くと共に所定の熱起電力になったらこの最小小火状態で燃焼させる制御をバーナコントローラで行うようにしたので、バーナの燃焼を確認しながら小火限界値までガスのインプットを絞って最小小火状態で燃焼させることができるものであって、ガス種、ガス圧の変動に拘わらずバーナの小火限界値までインプットを絞ることができ、幅広い火力範囲を得ることができるものである。
更に、前記最小小火位置における熱起電力が所定の値を一定時間の間下回ったときに所定の熱起電力になるまでガス量を増やす方向に弁部を動かすように制御するので、最小小火時に風等(換気扇等の連続的なもの)による失火寸前の火炎は火力をアップすることで回復させるように制御でき、小火時の失火を防止できるものであり、またガス量を増やす方向に弁部を動かしても熱起電力が大きくならない場合には弁を遮断してガスの供給を止める制御をするようにしたので、失火時にはガスの供給を遮断して安全性を確保することができるものである。
【0024】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、前記弁部の小火位置から前記熱起電力を読み込み、検出された熱起電力の値により弁部の動かす大きさを変化させながら最小小火状態にする制御をするようにしたので、微妙な弁部の動きを必要とするバーナやガス種においても失火することなく且つ迅速にバーナの小火限界値まで絞ることができるものである。
【0026】
また本発明の請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、前記弁部は回転によりガス流量を大から小まで変化させるガス通路を有する閉子であるので、ニードル弁方式に比べて火力を微妙に調整することができ、特に小火時の火力を微妙に調整することができるものである。
【0027】
また本発明の請求項4の発明は請求項3において、前記閉子にガス通路として主ガス通路と小火用ガス通路とを設け、この主ガス通路と小火用ガス通路に重複して開く部分と重複して開かない部分を設けたので、主ガス通路の開度や小火用ガス通路の開度を調整することにより広い範囲で火力を調整することができ、また重複して開く部分により連続的に火力を調整することができるものであり、また小火用ガス通路と連通した流路に小火を決定するオリフィスを設けたので、小火にしたときガス量をオリフィスにて規制でき、閉子の回転精度や閉子の加工公差がラフであっても小火にしたときに火炎が大きすぎたりまたは小さすぎて失火したりするという問題がなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例のガスこんろ全体の概略系統図である。
【図2】同上の制御の動作を説明するフローチャートである。
【図3】同上の電磁弁やガバナーや流量調整部を組み込んだ器体の正面から見た断面図である。
【図4】図3の側面から見た断面図である。
【図5】図3の平面図である。
【図6】図7の断面位置を説明する断面図である。
【図7】(a)乃至(e)は図6のX−X線で断面した部分の動作説明図、(a)′乃至(e)′は図6のY−Y線で断面した部分の動作説明図である。
【図8】同上の閉子を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図9】(a)は同上の閉子の断面図、(b)は(a)のZ−Z線断面図、(c)は(a)のW−W線断面図である。
【図10】同上の主閉子孔と小火用閉子孔の関係を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 バーナ
3 熱電対
8 ガス流量調整部
10 バーナコントローラ
15 閉子
18 主閉子孔
19 小火用閉子孔
24 電動モータ
Claims (4)
- ガス流量を制御する弁部と、この弁部を電気的に駆動する駆動部と、バーナの火炎を熱起電力により検出する熱電対を有し、この熱起電力をバーナコントローラに読み込ませてガス量を制御するガスバーナの燃焼制御装置であって、最小小火状態にする時に前記熱起電力によらずに一旦所定の小火位置に弁部を動かした後に前記熱起電力を読み込みながら更にガス流量を絞って行くと共に所定の熱起電力になったらこの最小小火状態で燃焼させる制御及び、前記最小小火位置において熱起電力が所定の値を一定時間の間下回ったときに所定の熱起電力になるまでガス量を増やす方向に弁部を動かし、且つガス量を増やす方向に弁部を動かしても熱起電力が大きくならない場合には弁を遮断してガスの供給を止める制御をバーナコントローラで行うようにしたことを特徴とするガスバーナの燃焼制御装置。
- 前記弁部の小火位置から前記熱起電力を読み込み、検出された熱起電力の値により弁部の動かす大きさを変化させながら最小小火状態にする制御をするようにしたことを特徴とする請求項1記載のガスバーナの燃焼制御装置。
- 前記弁部は回転によりガス流量を大から小まで変化させるガス通路を有する閉子であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のガスバーナの燃焼制御装置。
- 前記閉子にガス通路として主ガス通路と小火用ガス通路とを設け、この主ガス通路と小火用ガス通路に重複して開く部分と重複して開かない部分を設け、小火用ガス通路と連通した流路に小火を決定するオリフィスを設けたことを特徴とする請求項3記載のガスバーナの燃焼制御装置。
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