JP4440989B1 - 精製水の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】RO処理装置1とEDI装置3の組み合わせで医療分野や産業分野に使用する精製水を製造するとき、EDI装置3の運転を停止した状態(非通電状態)で、EDI装置3にRO処理水を通水して洗浄することで、EDI装置3内のイオン交換樹脂に吸着されていたエンドトキシン及び微生物を脱着させ、排水ライン16から排水する。
【選択図】図1
Description
非特許文献2には、貯水タンク装置以降のラインに薬剤注入器を設けて循環・洗浄させることが記載されている。この方法では従来から指摘されてきた殺菌薬剤の残留問題が解決されず、また精製水製造を停止させて行う洗浄法であるため、洗浄と同時に精製水製造を行うことができない。
逆浸透膜処理装置(以下「RO処理装置」という)、貯水タンク、電気再生式脱イオン装置(以下「EDI装置」という)を有する精製水の製造装置を用いた精製水の製造方法であって、
前記精製水の製造方法が、精製水の製造工程と洗浄工程の組み合わせからなる方法であり、
前記製造装置が、前記RO処理装置による処理水(以下「RO処理水」という)を前記貯水タンクに溜めることができ、前記貯水タンクに溜めた処理水を前記EDI装置に供給し、処理水(以下「EDI処理水」という)を得ることができ、
RO処理装置から貯水タンクにRO処理水を送る第1ラインと、貯水タンク内の水をEDI装置に送る第2ラインと、EDI装置からRO処理水が貯水された貯水タンクにEDI処理水を返送する第3ラインを有し、さらに第3ラインに洗浄水を排水するための洗浄水の排水ラインが接続されたものであり、
前記精製水の製造工程が、
RO処理装置にて得られたRO処理水を第1ラインから貯水タンクに送って貯水する第1工程と、
貯水タンクに貯水されたRO処理水を第2ラインからEDI装置に送って処理し、EDI処理水を得る第2工程を有しており、
更にEDI処理水の一部又は全部を第3ラインから貯水タンクに返送して、RO処理水とEDI処理水の混合水を得る第3工程を有している工程であり、
前記洗浄工程が、
EDI装置の運転を停止した状態(非通電状態)で、少なくともEDI装置中のイオン交換体が充填された脱塩室内にRO処理水を通水して洗浄することで、前記イオン交換体に吸着されていたエンドトキシン及び微生物を脱着させ、前記エンドトキシン及び微生物を含む洗浄排水を洗浄水の排水ラインから排出する工程である、精製水の製造方法を提供する。
逆浸透膜処理装置(以下「RO処理装置」という)、貯水タンク、電気再生式脱イオン装置(以下「EDI装置」という)を有する精製水の製造装置を用いた精製水の製造方法であって、
前記精製水の製造方法が、精製水の製造工程と洗浄工程の組み合わせからなる方法であり、
前記製造装置が、前記RO処理装置による処理水(以下「RO処理水」という)を前記貯水タンクに溜めることができ、前記貯水タンクに溜めた処理水を前記EDI装置に供給し、処理水(以下「EDI処理水」という)を得ることができ、
RO処理装置から貯水タンクにRO処理水を送る第1ラインと、貯水タンク内の水をEDI装置に送る第2ラインと、EDI装置からRO処理水が貯水された貯水タンクにEDI処理水を返送する第3ラインを有し、EDI装置から第3ラインを用いた貯水タンクへの送水と、貯水タンクから第2ラインを用いたEDI装置への送水を組み合わせた循環ラインが形成され、
さらに第3ラインに洗浄水を排水するための洗浄水の排水ラインが接続されたものであり、
前記精製水の製造工程が、
RO処理装置にて得られたRO処理水を第1ラインから貯水タンクに送って貯水する第1工程と、
貯水タンクに貯水されたRO処理水を第2ラインからEDI装置に送って処理し、EDI処理水を得る第2工程を有しており、
更にEDI処理水の一部又は全部を第3ラインから貯水タンクに返送して、RO処理水とEDI処理水の混合水を得る第3工程と、前記混合水を第2ラインから再度EDI装置に送って処理する第4工程を繰り返す循環工程を有している工程であり、
前記洗浄工程が、
EDI装置の運転を停止した状態(非通電状態)で、少なくともEDI装置中のイオン交換体が充填された脱塩室内にRO処理水を通水して洗浄することで、前記イオン交換体に吸着されていたエンドトキシン及び微生物を脱着させ、前記エンドトキシン及び微生物を含む洗浄排水を洗浄水の排水ラインから排出する工程である、精製水の製造方法と、その製造装置を提供する。
図1により、本発明の医療用精製水の製造方法と、前記製造方法を実施するために適した医療用精製水の製造装置を説明する。図1は、製造フローを示す図である。なお、図示していないが、必要に応じて、各ライン間には送水を停止及び開始するための開閉バルブ(電磁弁等)を設けることができる。
ROポンプ4を作動させ、原水供給ライン11から水道水をRO処理装置1に送って処理して、RO処理水を得る。その後、得られたRO処理水を第1ライン12から貯水タンク2に送って貯水する。なお、原水となる水道水は、必要に応じて、軟水装置、活性炭、ミクロフィルター等で前処理することもできる。
次に、EDI供給ポンプ5を作動させて、貯水タンク2に貯水されたRO処理水を第2ライン13からEDI装置3に送って処理し、EDI処理水を得る。
供給液量が、好ましくは50〜4500L/hrであり、
EDI水量(脱塩水量)が、好ましくは30〜4000L/hrであり、
濃縮水流量が、好ましくは供給液量の5%〜20%の流量であり、
印加電圧は30〜1000Vが好ましく、印加電流密度は0.1〜1.5A・dm2が好ましい。
次に、EDI処理水を第3ライン14から貯水タンク2に返送して、RO処理水とEDI処理水の混合水を得る。バルブ21は開け、バルブ22は閉じておく(以下、循環工程では同様である)。このとき、EDI処理水は、全量を貯水タンク2に返送してもよいし(全量循環)、一部量を返送してもよい(一部量循環)。一部量を返送するときは、全量中の10%以上、好ましくは10〜80%量、更に好ましくは15〜60%量を返送することが望ましい。返送量が10%量未満では、循環による洗浄効果が小さすぎ、80%量を超えると、循環流量が過大になり精製水の製造に供する量が少なくなって精製水製造のコストアップを招く。
第3工程は、運転開始後、最初にEDI処理水を貯水タンク2に返送したときから、返送した合計量が少なくとも貯水タンク2の平均水量(V2)と同量になるまではEDI処理水の全量を返送する全量循環工程と、その後は、EDI処理水の10〜80%量を返送して循環させる一部量循環工程の組み合わせにすることができる。
次に、貯水タンク2内の混合水を第2ライン13から再度EDI装置3に送って処理する。このときのEDI装置3における処理条件は、第2工程と同じである。
上記した医療用精製水の製造工程を継続して行くと、EDI装置3のイオン交換室(脱塩室)において、充填されたイオン交換体及び/又はイオン交換膜にエンドトキシン(ET)、微生物、前記微生物由来のDNAフラグメントが吸着保持された状態になっていると考えられる。
(a)医療用精製水の製造途中の所望の時点、
(b)医療用精製水の製造終了後、
(c)医療用精製水の製造開始前、
から選ばれる少なくとも1回行うが、(a)と(b)、(a)と(c)、(b)と(c)、(a)〜(c)の全てにおいて洗浄することができるが、イオン交換体に吸着されたET、微生物は非通電時に脱着されるため、少なくとも(c)において洗浄することが好ましく、(b)と(c)に洗浄することがより好ましい。
<医療用精製水の製造工程>
(1)EDI装置3と貯水タンク2間の循環工程(一部量循環工程)の開始/RO処理水の貯水タンク2への送水停止(RO処理装置1の運転停止)。
(2)医療用精製水の取水・使用開始/一部量循環工程の継続。
(3)貯水タンク2の水量低下に伴い、RO処理水の貯水タンク2への送水開始(RO処理装置1の運転開始)/EDI装置3と貯水タンク2間の循環工程の停止。
(4)上記(1)〜(3)の繰り返し。
<洗浄工程>
(a)〜(c)のいずれか1以上の洗浄工程の実施。
<医療用精製水の製造工程>
(1)EDI装置3と貯水タンク2間の循環工程(一部量循環工程)の開始。
(2)循環工程と並行して、RO処理水の貯水タンク2への送水量の調整(貯水タンク2の水量に応じて、RO処理装置1の運転を適宜停止乃至開始)。
(3)医療用精製水の取水・使用開始/一部量循環工程の継続。
(4)RO処理水の貯水タンク2への送水量の調整(貯水タンク2の水量に応じて、RO処理装置1の運転を適宜停止乃至開始)/一部量循環工程の継続。
<洗浄工程>
(a)〜(c)のいずれか1以上の洗浄工程の実施。
<医療用精製水の製造工程>
(1)EDI装置3と貯水タンク2間の循環工程(全量循環工程)の開始/RO処理水の貯水タンク2への送水停止(RO処理装置1の運転停止)
(2)EDI装置3と貯水タンク2間の循環工程を、全量循環工程から一部量循環工程に移行/RO処理水の貯水タンク2への送水停止(RO処理装置1の運転停止)の継続。
(3)医療用精製水の取水・使用開始/一部量循環工程の継続。
(4)貯水タンク2の水量低下に伴い、RO処理水の貯水タンク2への送水開始(RO処理装置1の運転開始)/EDI装置3と貯水タンク2間の一部量循環工程の停止。
(5)上記(1)〜(4)の繰り返し。
<洗浄工程>
(a)〜(c)のいずれか1以上の洗浄工程の実施。
<医療用精製水の製造工程>
(1)EDI装置3と貯水タンク2間の循環工程(全量循環工程)の開始/RO処理水の貯水タンク2への送水停止(RO処理装置1の運転停止)
(2)EDI装置3と貯水タンク2間の循環工程を、全量循環工程から一部量循環工程に移行。
(3)循環工程と並行して、RO処理水の貯水タンク2への送水量の調整(貯水タンク2の水量に応じて、RO処理装置1の運転を適宜停止乃至開始)。
(4)医療用精製水の取水・使用開始/一部量循環工程の継続。
(5)RO処理水の貯水タンク2への送水量の調整(貯水タンク2の水量に応じて、RO処理装置1の運転を適宜停止乃至開始)/一部量循環工程の継続。
<洗浄工程>
(a)〜(c)のいずれか1以上の洗浄工程の実施。
RO処理装置1:VCR−20P(ダイセン・メンブレン・システムズ(株)製)
RO膜:SV022GV−DRA98
RO処理水量(透過水量):60L/hr
運転圧力:0.56MPa
貯水タンク2:容量200L、材質:ポリエチレン
EDI装置3:装置型番OS−100,(株)オスモ製
EDI電極面積:4.2dm2
(測定装置/測定方法)
・エンドトキシン測定装置
トキシノメータミニ(和光純薬(株)製)
・生菌数
Panasonic バイオプローラ BP-2(パナソニック(株)製)を使用し、蛍光染色法により測定した。
図1に示すフローにて、医療用精製水の製造を行った。EDI運転条件を表1に示す。
<医療用精製水の製造工程>
(第1工程)
予め水道水を活性炭・プレフィルタで前処理したものをRO処理装置1に供給して、RO処理水を得た。RO処理水は第1ライン12から貯水タンク2に送って貯水した。
貯水タンク2に貯水されたRO処理水を第2ライン13からEDI装置3に送って処理し、EDI処理水を得た。このとき、RO処理水が流入することによる水質変化の影響をなくすため、RO処理装置1は停止させた。
貯水タンク2内の水量が41Lになった時点で、EDI処理水の全量を第3ライン14から貯水タンク2に送って、RO処理水とEDI処理水の混合水を得た。バルブ21は開け、バルブ22は閉じた。
貯水タンク2内の混合水を第2ライン13から再度EDI装置3に送って、EDI処理した。第3工程と第4工程の間は全量循環工程の処理のみを行い、66分間の継続運転をした。66分経過時の貯水タンク2の水量は31Lであり貯水タンクの平均水量は36Lであった。運転開始時、運転開始から66分経過後の各測定結果を表1に示す。
第4工程の後、製造運転を停止した。EDI装置3は電源をOFF(非通電状態)にした。
その後、バルブ21を閉じ、バルブ22を開け、非通電状態のEDI装置3内の脱塩室、濃縮室、電極室に貯水タンク2内のRO処理水を供給して洗浄した。非通電運転直後のEDI処理水、3分後、10分後のEDI処理水を滅菌瓶に採取して、各瓶(サンプルNo.1〜3)におけるET濃度、生菌数を測定した。結果を表2に示す。洗浄排水は、排水ライン16から排水した。
洗浄は、イオン交換樹脂が充填された脱塩室容量(300ml)に対して、RO水を1.7L/分で20分間通水して行った。
EDI通電再開10分後の貯水タンク2中のET濃度:145EU/L
EDI処理水中のET濃度:3EU/L
上記第1工程から第4工程の工程を行って精製水の製造を行った後に、実施例の同様に非通電運転を行う際に、バルブ21は開け、バルブ22は閉じたままでEDI処理水を排水せず、貯水タンクに全量返送して循環運転した。EDI装置の運転条件(EDI処理水量等、電圧、電流)は、表1と同じにした。第4工程を実施中の貯水タンク水とEDI処理水、及び、非通電運転によりEDI処理水の全量循環を5分間行った後の貯水タンク水とEDI処理水のET濃度を測定した。その結果、非通電運転時の貯水タンク水、及びEDI処理水のET濃度は、精製水製造時に比べて大きく増大して水質が悪化した。
EDI通電時の処理水水質:
貯水タンク2中のET濃度:140EU/L
EDI処理水中のET濃度:4EU/L
非通電運転5分後(EDI処理水の排水なし)の水質:
貯水タンク2中のET濃度:590EU/L
EDI処理水中のET濃度:539EU/L
2 貯水タンク
3 EDI装置
4 ROポンプ
5 EDI供給ポンプ
11 原水(水道水)供給ライン
12 第1ライン
13 第2ライン
14 第3ライン
15 精製水の取水ライン
16 洗浄水の排水ライン
21、22 開閉バルブ
Claims (5)
- 逆浸透膜処理装置(以下「RO処理装置」という)、貯水タンク、電気再生式脱イオン装置(以下「EDI装置」という)を有する精製水の製造装置を用いた精製水の製造方法であって、
前記精製水の製造方法が、精製水の製造工程と洗浄工程の組み合わせからなる方法であり、
前記製造装置が、前記RO処理装置による処理水(以下「RO処理水」という)を前記貯水タンクに溜めることができ、前記貯水タンクに溜めた処理水を前記EDI装置に供給し、処理水(以下「EDI処理水」という)を得ることができ、
RO処理装置から貯水タンクにRO処理水を送る第1ラインと、貯水タンク内の水をEDI装置に送る第2ラインと、EDI装置からRO処理水が貯水された貯水タンクにEDI処理水を返送する第3ラインを有し、さらに第3ラインに洗浄水を排水するための洗浄水の排水ラインが接続されたものであり、
前記精製水の製造工程が、
RO処理装置にて得られたRO処理水を第1ラインから貯水タンクに送って貯水する第1工程と、
貯水タンクに貯水されたRO処理水を第2ラインからEDI装置に送って処理し、EDI処理水を得る第2工程を有しており、
更にEDI処理水の一部又は全部を第3ラインから貯水タンクに返送して、RO処理水とEDI処理水の混合水を得る第3工程を有している工程であり、
前記洗浄工程が、
EDI装置の運転を停止した状態(非通電状態)で、少なくともEDI装置中のイオン交換体が充填された脱塩室内に貯水タンクに溜めたRO処理水をそのまま通水して洗浄することで、前記イオン交換体に吸着されていたエンドトキシン及び微生物を脱着させ、前記エンドトキシン及び微生物を含む洗浄排水を洗浄水の排水ラインから排出する工程である、精製水の製造方法。 - 逆浸透膜処理装置(以下「RO処理装置」という)、貯水タンク、電気再生式脱イオン装置(以下「EDI装置」という)を有する精製水の製造装置を用いた精製水の製造方法であって、
前記精製水の製造方法が、精製水の製造工程と洗浄工程の組み合わせからなる方法であり、
前記製造装置が、前記RO処理装置による処理水(以下「RO処理水」という)を前記貯水タンクに溜めることができ、前記貯水タンクに溜めた処理水を前記EDI装置に供給し、処理水(以下「EDI処理水」という)を得ることができ、
RO処理装置から貯水タンクにRO処理水を送る第1ラインと、貯水タンク内の水をEDI装置に送る第2ラインと、EDI装置からRO処理水が貯水された貯水タンクにEDI処理水を返送する第3ラインを有し、EDI装置から第3ラインを用いた貯水タンクへの送水と、貯水タンクから第2ラインを用いたEDI装置への送水を組み合わせた循環ラインが形成され、
さらに第3ラインに洗浄水を排水するための洗浄水の排水ラインが接続されたものであり、
前記精製水の製造工程が、
RO処理装置にて得られたRO処理水を第1ラインから貯水タンクに送って貯水する第1工程と、
貯水タンクに貯水されたRO処理水を第2ラインからEDI装置に送って処理し、EDI処理水を得る第2工程を有しており、
更にEDI処理水の一部又は全部を第3ラインから貯水タンクに返送して、RO処理水とEDI処理水の混合水を得る第3工程と、前記混合水を第2ラインから再度EDI装置に送って処理する第4工程を繰り返す循環工程を有している工程であり、
前記洗浄工程が、
EDI装置の運転を停止した状態(非通電状態)で、少なくともEDI装置中のイオン交換体が充填された脱塩室内に貯水タンクに溜めたRO処理水をそのまま通水して洗浄することで、前記イオン交換体に吸着されていたエンドトキシン及び微生物を脱着させ、前記エンドトキシン及び微生物を含む洗浄排水を洗浄水の排水ラインから排出する工程である、精製水の製造方法。 - 前記洗浄工程において、イオン交換体が充填された脱塩室の容量1L当たりに対してRO処理水を3〜15L/分の流量で5分以上通水する、請求項1又は2記載の精製水の製造方法。
- 前記洗浄工程が、精製水の製造途中の所望の時点、精製水の製造終了後及び精製水の製造開始前から選ばれる少なくとも1回行われる、請求項1〜3のいずれか1項記載の精製水の製造方法。
- 逆浸透膜処理装置(以下「RO処理装置」という)、貯水タンク、電気再生式脱イオン装置(以下「EDI装置」という)を有しており、
前記RO処理装置による処理水(以下「RO処理水」という)を前記貯水タンクに溜めることができ、前記貯水タンクに溜めた処理水を前記EDI装置に供給し、処理水(以下「EDI処理水」という)を得ることができる、請求項1又は2の精製水の製造方法を実施するための精製水の製造装置であって、
原水をRO処理装置(1)に供給するためのROポンプ(4)を備えた原水供給ライン(11)と、
RO処理装置(1)から貯水タンク(2)にRO処理水を送る第1ライン(12)と、
貯水タンク(2)内の水をEDI装置(3)に送る第2ライン(13)と、
EDI装置(3)からRO処理水が貯水された貯水タンク(2)にEDI処理水を返送する第3ライン(14)を有し、EDI装置(3)から第3ライン(14)を用いた貯水タンク(2)への送水と、貯水タンク(2)から第2ライン(13)を用いたEDI装置(3)への送水を組み合わせた循環ラインが形成され、
さらに第3ライン(14)に洗浄水を排出するための洗浄水の排水ライン(16)が接続されたものであり、
第2ライン(13)にはEDI供給ポンプ(5)が設置されており、
第3ライン(14)には、第3ライン(14)を開閉できるバルブ(21)が設置され、さらに第3ライン(14)にはバルブ(21)が設置された位置よりもRO処理装置(1)に近い位置に処理水を取水するライン(15)が接続されており、
第3ライン(14)のEDI装置(3)とバルブ(21)の間において、洗浄水の排水ライン(16)が接続され、さらに排水ライン(16)には、排水ライン(16)を開閉できるバルブ(22)が設置されている、精製水の製造装置。
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