JP4438485B2 - 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム - Google Patents

排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム Download PDF

Info

Publication number
JP4438485B2
JP4438485B2 JP2004112285A JP2004112285A JP4438485B2 JP 4438485 B2 JP4438485 B2 JP 4438485B2 JP 2004112285 A JP2004112285 A JP 2004112285A JP 2004112285 A JP2004112285 A JP 2004112285A JP 4438485 B2 JP4438485 B2 JP 4438485B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
differential pressure
determination
exhaust gas
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004112285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005299402A (ja
Inventor
等 佐藤
信之 平木
武人 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2004112285A priority Critical patent/JP4438485B2/ja
Publication of JP2005299402A publication Critical patent/JP2005299402A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4438485B2 publication Critical patent/JP4438485B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、ディーゼルエンジン等の内燃機関の排気ガスに対して、連続再生型ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)による粒子状物質(PM)の浄化を行う排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システムに関するものである。
ディーゼル内燃機関から排出される粒子状物質(PM:パティキュレート・マター:以下PMとする)の排出量は、NOx,COそしてHC等と共に年々規制が強化されてきており、このPMをディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF:Diesel Particulate Filter :以下DPFとする)と呼ばれるフィルタで捕集して、外部へ排出されるPMの量を低減する技術が開発され、その中に、連続再生型DPF装置がある。
しかしながら、これらの連続再生型DPFにおいても、排気ガス温度が約350℃以上の時には、このDPFに捕集されたPMは連続的に燃焼して浄化され、DPFは自己再生するが、排気温度が低い場合やNOの排出が少ない内燃機関の運転状態、例えば、内燃機関のアイドル運転や低負荷・低速度運転等の低排気温度状態が継続した場合においては、排気ガス温度が低く触媒の温度が低下して活性化しないため、酸化反応が促進されず、また、NOが不足するので、上記の反応が生ぜず、PMを酸化してフィルタを再生できないため、PMのフィルタへの堆積が継続されて、フィルタが目詰まりが進行する。そのため、このフィルタの目詰まりによる排圧上昇の問題が生じる。
このフィルタの目詰まりに対して、この目詰まりが所定の目詰まり量を超えた時に排気温度を強制的に昇温させて捕集されているPMを強制的に燃焼除去することが考えられている。このフィルタの目詰まりの検出手段としては、フィルタの前後差圧で検出する方法やエンジンの運転状態から捕集されるPM量を予め設定したマップデータ等から算出してPM累積量を求めて検出する方法等があり、また、排気温度の昇温手段としては、筒内(シリンダ内)噴射における噴射制御による方法や、排気管内への直接燃料噴射における燃料制御による方法や、DPF下流に設けた排気絞り弁を再生中に閉じて、DPFを保温することにより自己再生を促進させる方法等がある。
この筒内噴射制御は、排気温度がDPFの上流に設けた酸化触媒又はDPFのフィルタに担持された酸化触媒の活性温度よりも低い場合に、マルチ噴射(多段噴射)を行って排気ガスを昇温し、その活性温度よりも上昇したらポスト噴射(後噴射)を行って、排気ガス中の燃料を酸化触媒で燃焼して排気ガスをDPFに捕集されたPMが燃焼する温度以上に昇温して、捕集されたPMを燃焼除去してDPFを再生させる。
通常、これらの連続再生型DPF装置では、このPMの蓄積量が予め設定したPMの蓄積限界値に到達した時に、自動的に、内燃機関の運転状態を強制再生モード運転に変更して排気温度を強制的に上昇させたり、NOxの量を増加させたりして、フィルタに捕集されたPMを酸化して除去して再生処理を行っている( 例えば、特許文献1参照。)。
また、フィルタの再生回数をカウントし、カウント数が所定の判定値を超えた時に、警報を発生して、フィルタの交換時期を運転者に知らせることも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
そして、自動的に強制再生するだけでなく、フィルタが目詰まった時に、ドライバー(運転者)にDPFランプで知らせて、ドライバーが車両を停止して手動再生スイッチを押すことにより、停車アイドル状態で、強制再生(排気昇温制御)を行なう方法が提案されている。この手動による停車アイドル状態における強制再生では、排気昇温制御と同時に排気絞り弁(エキゾーストスロットル)を閉じてDPFから熱を逃げ難くして自己再生を促進させる方法も考えられている。
そして、この制御においては、フィルタの目詰まり状態が、所定の目詰まり状態よりも進展した場合に、DPFランプにより運転者に通知するが、DPFランプの点滅等で通知されても、走行状態や積み荷等の問題もあるため、停車して手動再生スイッチが押されるか否かは、ドライバーに依存する面が多い。特に、商用車の場合には必ずしも直ぐに手動再生スイッチが押されないのではないかという危惧がある。そのため、フィルタ目詰まり状態の判定に際しては、DPFのPM溜め込み量の限界値に対してまだ余裕のある第1判定値と、溜め込み限界となる第2判定値を設けて、2段階でドライバーに再生処置を促すことにしている。
一方、目詰まり状態が第1判定値を超えて、DPFランプが点滅した状態になった時でも、高速道路を長距離走行する等の高速・高負荷運転に移行した場合は、排気温度が上昇するためDPFの自己再生が促進されるので、目詰まり状態が改善される可能性が十分に考えられる。
このような場合には、目詰まり状態が改善されてフィルタにおいてはPMの溜め込み量に余裕が生じるので、一旦、ドライバーに対する手動再生の要求を取り下げる制御を行うことが好ましい。つまり、DPFランプの点滅をした目詰まり状態から、改善された場合には、DPFランプを消灯することが好ましい。
このフィルタの目詰まりの状態をDPF前後差圧で検出する場合には、差圧センサによりDPF前後差圧を検出して、この検出されたDPF前後差圧がその判定値(差圧閾値)を超えたか否かを判定している。
しかしながら、この従来技術における判定方法を使用して、上記の目詰まり状態改善の場合を考慮した制御のプログラミングをしようとすると、DPF前後差圧の上昇時と下降時で、同様な判定方法を用いては正確な判定ができなくなる恐れがあり、判定のアルゴリズムを変えたり、追加したりする必要が生じる。
一方、連続再生型DPF装置の再生制御の場合に、フィルタの目詰まり状態に応じて、マルチ噴射、ポスト噴射、吸気絞り、排気絞り、EGR制御等の排気昇温の手段や制御時間やタイミング等を変化させた多様な再生方法を選択したり、制御のルートを変えたりするようになってきており、制御プログラムが複雑になってきているという現状がある。
そのため、DPF前後差圧に関する判定の部分も多くなっており、判定のアルゴリズムを大きく変更すると、関連する部分の変更作業が多くなり、修正作業の増加やこの修正作業に伴うプログラミングミスも発生し易くなるという問題が生じる。
特開2003−83031号公報 特開2002−174112号公報
本発明の目的は、DPF装置の再生に関して、DPF前後差圧による判定を用いる排気ガス浄化システムにおいて、判定用の差圧閾値に対して、上側判定値と下側判定値を設け、上側判定値を上回った場合にカウントアップし、下側判定値を下回った場合にカウントダウンする判定用カウンタを用いて、DPF前後差圧の上昇時と下降時で同様な判定ができ、制御のプログラミングが容易となる排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システムを提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の排気ガス浄化システムの制御方法は、車両に搭載された内燃機関の排気ガス通路に備えたDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)装置の前後の差圧を検出し、検出された差圧検出値を用いて、フィルタの目詰まり状態を判定して、該フィルタを再生させる排気ガス浄化システムの制御方法において、前記差圧検出値が、判定用差圧値以上の上側判定値を上回った場合にカウントアップし、前記上側判定値より小さい下側判定値を下回った場合にカウントダウンし、カウントアップの値が所定の上限判定用カウント値になった場合、即ち、Full状態になった場合に上限差圧領域に入ったと判定し、カウントダウンの値が所定の下限判定用カウント値になった場合、即ち、Empty状態になった場合に下側差圧領域に入ったと判定することを特徴とする。なお、この所定の下限判定用カウンタ値は、通常ゼロに設定される。
また、上記の排気ガス浄化システムの制御方法において、前記差圧検出値が、前記上側判定値と前記下側判定値の間にある時は、現状のカウント値を維持することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するための排気ガス浄化システムは、車両に搭載された内燃機関の排気ガス通路にDPF装置を備えると共に、該DPF装置のフィルタの前後の差圧を検出し、この差圧検出値を用いて、フィルタの目詰まり状態を判定して、該フィルタを再生させる制御を行うDPF制御手段を備えた排気ガス浄化システムにおいて、前記差圧検出値が、判定用差圧値以上の上側判定値を上回った場合にカウントアップし、前記上側判定値より小さい下側判定値を下回った場合にカウントダウンする判定用カウンタを備えると共に、前記DPF制御手段が、カウントアップの値が所定の上限判定用カウント値になった場合、即ち、Full状態になった場合に上限差圧領域に入ったと判定し、カウントダウンの値が所定の下限判定用カウント値になった場合、即ち、Empty状態になった場合に下側差圧領域に入ったと判定するように構成される。
また、上記の排気ガス浄化システムにおいて、前記判定用カウンタは、前記差圧検出値が、前記上側判定値と前記下側判定値の間にある時は、現状のカウント値を維持するように、前記DPF制御手段を構成する。
そして、前記DPF装置としては、触媒を担持せずにフィルタで形成されたDPF装置、フィルタに酸化触媒を担持させた連続再生型DPF装置、フィルタの上流側に酸化触媒を設けた連続再生型DPF装置、フィルタに触媒を担持させると共に該フィルタの上流側に酸化触媒を設けた連続再生型DPF装置のいずれか一つ又はその組合せを使用することができる。
本発明の排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システムによれば、検出されたDPF前後差圧を所定の判定値と比べて、制御を行う場合に、この所定の判定値に対して、上側判定値と下側判定値を設け、上側判定値を超えた場合にカウントアップし、この上側判定値より下の下側判定値を下回った場合にカウントダウンする判定用カウンタを用いて、この判定用カウンタが所定の上限判定用カウント値を上回った場合に、DPF前後差圧が所定の判定値を上回ったとし、このカウンタが所定の下限判定用カウント値を下回った場合に、DPF前後差圧が所定の判定値を下回ったとするので、DPF前後差圧の上昇時及び下降時とも同様な方法で判定ができる。
従って、この判定用カウンタを用いることにより、差圧上昇時と下降時とで同様な判定を行うことができ、DPFランプの点滅による手動操作によるDPF強制再生の要求を行っても、その後の車両走行状態によりDPF前後差圧が減少した場合には、そのことを増加の場合と同様に判断できるようになるので、簡単に、手動操作によるDPF強制再生の要求を取り下げるプログラミングができるようになる。
従って、この判定用カウンタを用いることにより、従来技術の一度、DPF強制再生をすべきであるとの判定が出たらすぐに再生モードに入ることを促し続ける制御より、一度、DPF強制再生をすべきであるとの判定が出ても、その後の走行状態により再生モードに入るのを止める判断を制御に中に簡単に含めることができ、DPFの自己再生により必要が無くなった強制再生制御の実行を避けることができる。
以下、本発明に係る実施の形態の排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システムについて、酸化触媒と触媒付きフィルタの組合せで構成される連続再生型DPF装置を備えた排気ガス浄化システムを例にして、図面を参照しながら説明する。
図1に、この実施の形態の内燃機関の排気ガス浄化システム1の構成を示す。この排気ガス浄化システム1は、ディーゼルエンジン10の排気マニホールド11に接続する排気通路12に連続再生型DPF装置13を設けて構成されている。この連続再生型DPF装置13は、上流側に酸化触媒(DOC)13aを下流側に触媒付きフィルタ(CSF)13bを有して構成される。
この酸化触媒13aは、セラミックのハニカム構造等の担持体に、白金(Pt)等の酸化触媒を担持させて形成され、触媒付きフィルタ13bは、多孔質のセラミックのハニカムのチャンネルの入口と出口を交互に目封じしたモノリスハニカム型ウオールフロータイプのフィルタや、アルミナ等の無機繊維をランダムに積層したフェルト状のフィルタ等で形成される。このフィルタの部分に白金や酸化セリウム等の触媒を担持する。
そして、触媒付きフィルタ13bに、モノリスハニカム型ウオールフロータイプのフィルタを採用した場合には、排気ガスG中のPM(粒子状物質)は多孔質のセラミックの壁で捕集(トラップ)され、繊維型フィルタタイプを採用した場合には、フィルタの無機繊維でPMを捕集する。
そして、触媒付きフィルタ13bのPMの堆積量を推定するために、連続再生型DPF装置13の前後に接続された導通管に差圧センサ21が設けられる。また、触媒付きフィルタ13bの再生制御用に、酸化触媒13aと触媒付きフィルタ13bの上流側、中間に、それぞれ、酸化触媒入口排気温度センサ22、フィルタ入口排気温度センサ23が設けられる。
これらのセンサの出力値は、エンジン10の運転の全般的な制御を行うと共に、連続再生型DPF装置13の再生制御も行う制御装置(ECU:エンジンコントロールユニット)30に入力され、この制御装置30から出力される制御信号により、エンジン10の燃料噴射装置(噴射ノズル)14や、吸気マニホールド15への吸気量を調整する図示しない吸気絞り弁や、図示しないEGR通路にEGRクーラと共に設けられたEGR量を調整するEGRバルブ等が制御される。
この燃料噴射装置14は燃料ポンプ(図示しない)で昇圧された高圧の燃料を一時的に貯えるコモンレール噴射システム(図示しない)に接続されており、制御装置30には、エンジンの運転のために、アクセルポジションセンサ(APS)31からのアクセル開度、回転数センサ32からのエンジン回転数等の情報の他、車両速度、冷却水温度等の情報も入力される。
そして、本発明においては、図2に示すように、制御装置30は、エンジンの運転を制御するエンジン制御手段20Cと、排気ガス浄化システム1のためのディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)制御手段30C等を有して構成される。そして、このDPF制御手段30Cは、通常運転制御手段31C、PM捕集量検出手段32C、走行距離検出手段33C、強制再生手段34C、警告手段35C等を有して構成される。
通常運転制御手段31Cは、特に、連続再生型DPF装置13の再生に関係なしに行われる通常の運転を行うための手段であり、アクセルポジションセンサ31の信号及び回転数センサ32の信号に基づいて制御装置30で演算された通電時間信号により、所定量の燃料が燃料噴射装置14から噴射される通常の噴射制御が行われる。
PM捕集量検出手段32Cは、連続再生型DPF装置13の触媒付きフィルタ13bに捕集されるPMの捕集量を検出する手段であり、この実施の形態では、連続再生型DPF装置13の前後の差圧、即ち、差圧センサ21による測定値ΔPm を用いて検出する。
走行距離検出手段33Cは、DPF再生の後に車両が走行した距離ΔMc を検出する手段であり、強制再生が行われた場合には、再生の開始時から再生終了時までの適当な時期にリセットされる。
強制再生手段34Cは、連続再生型DPF装置13の種類に応じて多少制御が異なるが、エンジン10の筒内(シリンダ内)噴射においてマルチ噴射(多段噴射)を行って、排気温度を酸化触媒13aの活性温度まで上昇させ、その後ポスト噴射(後噴射)を行ってフィルタ入口排気温度センサ23で検知されるフィルタ入口排気温度を上げて、PMの酸化除去に適した温度や環境になるようにし、触媒付きフィルタ13bに捕集されたPMを強制的に燃焼除去して触媒付きフィルタ13bを強制再生する。なお、吸気絞りやEGR等の吸気系制御を併用することもある。
警告手段35Cは、点滅灯(DPFランプ)41、警告灯(警告ランプ)42等で構成され、ドライバー(運転者)に、点滅灯41の点滅により手動による強制再生手段34Cの作動を促す警告を行ったり、警告灯42の点灯によりドライバーに車両をサービスセンターに持っていくように促す手段である。なお、この警告を受けたドライバーは手動再生スイッチ43を操作することにより、強制再生手段34Cを作動することができる。
そして、これらの各種手段を有するDPF制御手段30Cは、PM捕集量検出手段32Cで検出されたPMの捕集量ΔPm と、走行距離検出手段33Cで検出されたDPF再生の後の走行距離ΔMc に基づいて、通常運転制御手段31Cによる通常の運転を継続したり、ドライバーに対して手動による強制再生手段34Cの作動を促す警告を行ったり、自動的に強制再生手段34Cを作動させたりする手段として構成される。
次に、この排気ガス浄化システム1の再生制御について説明する。この排気ガス浄化システム1の制御においては、通常運転制御手段31Cによって通常の運転が行われ、PMを捕集するが、この通常の運転において、適当な時間間隔で、再生制御を行う。この再生制御で、PM捕集量検出手段31Cで検出されたDPF前後差圧ΔPm と走行距離検出手段32Cで検出された走行距離ΔMc が、所定の範囲内に入るか否か、手動再生の可否、走行自動再生の可否を判断して、必要に応じて、各種の処理を行った後戻って、更に、通常運転制御手段31Cによる通常の運転を行う。そして、通常の運転と再生制御を繰り返しながら、車両の運転が行われる。
この再生制御フローについて、図5に示す再生制御用マップを参照しながら説明する。この走行距離ΔMc が第1閾値ΔM1 より小さい領域Rm1にある時は、強制再生を行うと、オイル中の燃料の蒸発が不十分であるため、オイルダイリューションの問題を回避するために再生制御の実行を禁止する。
そして、走行距離ΔMc が第1閾値ΔM1 と第2閾値ΔM2 との間の所定の範囲内Rm2にある場合には、まだ、走行が不十分でエンジンオイルに混入した燃料分の蒸発が十分に行われていないため自動強制再生は行わずに、車両を停止して手動再生スイッチ43を押して強制再生を行う手動再生(マニュアル再生)を促すために、検出されたDPF前後差圧ΔPm が、第1閾値ΔP1 を超える(マニュアル点滅1)と点滅灯(DPFランプ)41をゆっくり点滅させる。更に、検出されたDPF前後差圧ΔPm が、第1閾値ΔP1 より大きな第2閾値ΔP2 を超える(マニュアル点滅2)と点滅灯41を早く点滅させ、ドライバーに対して、車両を停止しての手動による強制再生を強く促す。
また、走行距離ΔMc が第2閾値ΔM2 と第3閾値ΔM3 との間の所定の範囲内Rm3にある場合には、エンジンオイルに混入した燃料分の蒸発が十分に行われ、走行中の自動強制再生(走行自動再生)が可能になっているので、検出されたDPF前後差圧ΔPm が、第1閾値ΔP1 を超える(走行自動再生1)と、自動的に強制再生制御を行う。この走行自動再生により、運転者に手動による強制再生、即ち、手動再生スイッチ43のON/OFF操作に関する負担をかけることのないようにする。
更に、検出されたDPF前後差圧ΔPm に関係なく、走行距離ΔMc が第3閾値ΔM3 を超えた所定の範囲内Rm4にある場合(走行自動再生2)には、触媒付きフィルタ13bにおけるPMの偏積に起因する熱暴走及びDPFの溶損を防止するために、自動的に強制再生制御を行う。
なお、走行距離ΔMc に関係せずに、検出されたDPF前後差圧ΔPm が第3閾値ΔP3 を超える(Rp4:警告灯点灯)と、急激なPMの燃焼である熱暴走を回避するために、手動再生及び走行自動再生を禁止した状態にすると共に、ドライバーにサービスセンターに持っていくことを促すための警告灯42を点灯する。
そして、上記のような制御を行うために、DPF前後差圧ΔPm が第1閾値ΔP1 ,第2閾値ΔP2 ,第3閾値ΔP3 を超えた状態か否かを判定する必要があるが、本発明においては、次のようにして行う。
本発明では、再生制御を要求するためのDPF前後差圧ΔPm の閾値を超えたか否かの閾値判定を行う場合に、次のような判定用カウンタを用いた差圧領域の判定を行う。
この差圧領域の判定では、判定用差圧値(例えば、第1閾値)ΔPi に対して、上側判定値ΔPiuと下側判定値ΔPidを設ける。この上側判定値ΔPiuと下側判定値ΔPidは、判定用差圧値ΔPi を挟むように設けられるが、その実際の数値は、実験結果や計算シミュレーション結果等により、この差圧領域の判定を使用する制御の種類によって適宜定める。
最初に、DPF前後差圧の差圧検出値ΔPm がPMの溜め込みに伴って上昇していく場合を考える。この場合は、判定用カウンタNpは所定の下限判定用カウント値Npmin(通常はゼロ)のEmpty状態で、差圧領域が下側差圧領域Ridの状態からスタートし、差圧検出値ΔPm が上側判定値ΔPiuを上回るまでは、判定用カウンタNpはカウントされない。
そして、差圧検出値ΔPm がPMの溜め込みに伴って上昇し、差圧検出値ΔPm が上側判定値ΔPiuを上回ると、判定用カウンタNpはカウントアップ(Np=Np+1)される。続いて、所定のインターバルで、このDPF前後差圧ΔPm を繰返しチェックした時に、上側判定値ΔPiuを超えていれば、その都度、カウントアップ(Np=Np+1)される。
この判定用カウンタNpが、所定の上限判定用カウント値Npmax以上になった場合には、Np=Npmaxとして、判定用カウンタNpがFull状態であるとし、上側差圧領域Riuに入ったと判定する。なお、それ以後は、所定の上限判定用カウント値Npmaxを超えていても、Np=Npmaxのままとする。
次に、差圧検出値ΔPm が、判定用カウンタNpがFull状態、即ち、差圧領域が上側差圧領域Riuの状態からDPFの再生に伴って下降していく場合を考える。この場合は、判定用カウンタNpはNp=Npmaxからスタートし、差圧検出値ΔPm が下側判定値ΔPidを下回るまでは、判定用カウンタNpはカウントされない。
そして、差圧検出値ΔPm がDPFの再生に伴って下降し、下側判定値ΔPidを下回ると、判定用カウンタNpはカウントダウン(Np=Np−1)され、所定のインターバルで、この差圧検出値ΔPm を繰返しチェックした時に、下側判定値ΔPidを下回っていれば、その都度、カウントダウン(Np=Np−1)される。
この判定用カウンタNpが、所定の下限判定用カウント値Npmin(通常は、ゼロ)以下になった場合には、Np=Npminとして、判定用カウンタNpがEmpty状態であるとし、下側差圧領域Ridに入ったと判定する。なお、それ以後は、所定の下限判定用カウント値Npminを下回っても、Np=Npminのままとする。
そして、判定用カウンタNpが、所定の下限判定用カウント値Npminでもなく、所定の上限判定用カウント値Npmaxでもなく、その間の数値のときは、差圧領域は未だ変更されず、前の差圧領域にあると判定する。
また、上昇と下降を繰り返している場合には、差圧検出値ΔPm が上側判定値ΔPiuを上回った場合にカウントアップし、下側判定値ΔPidを下回った場合にカウントダウンし、判定用カウンタNpがNp=Npminになった場合に下側差圧領域Ridに入ったと判定し、Np=Npmaxになった場合に、上側差圧領域Riuに入ったと判定する。
このような制御は、図3に示すような制御フローで実行することができる。
この図3の制御フローがスタートすると、ステップS11で、差圧検出値ΔPm のチェックを行う。このチェックでは、差圧検出値ΔPm が上側判定値ΔPiuを上回ったか否かを判定し、上回っていれば( ΔPm ≧ΔPiu) 、ステップS12で判定用カウンタNpをカウントアップ(Np=Np+1)し、ステップS21に行く。また、上回っていなければ、ステップS13で差圧検出値ΔPm が下側判定値ΔPidを下回ったか否かを判定する。
このステップS13で下回っていれば( ΔPm <ΔPid) 、ステップS14で判定用カウンタNpをカウントダウン(Np=Np−1)し、ステップS21に行き、下回っていなければ、そのままステップS21に行く。
なお、ステップS12で判定用カウンタNpが所定の上限判定用カウント値Npmaxになった場合には、そのままNp=Npmaxとし、ステップS14で判定用カウンタNpが所定の下限判定用カウント値Npmin(通常は0(ゼロ))になった場合には、そのままNp=Npminとする。
ステップS21では、判定用カウンタNpのチェックを行う。このチェックでは、判定用カウンタNpがNpmaxである場合には、ステップS22で、差圧領域を上側差圧領域Riuにあると判定し、上側差圧領域フラグFiuを立て(Fiu=1)、下側差圧領域フラグFidをリセット(Fid=0)し、リターンする。また、判定用カウンタNpがNpmaxでない場合には、ステップS23では、判定用カウンタNpのチェックを行う。
ステップS23では、判定用カウンタNpが所定の下限判定用カウント値Npminであるか否かを判定する。Npminである場合には、ステップS24で、差圧領域を下側差圧領域Ridにあると判定し、上側差圧領域フラグFiuをリセットし(Fiu=0 )、下側差圧領域フラグFidを立て(Fid=1 )、リターンする。また、判定用カウンタNpがNpminでない場合には、そのままリターンする。
この図3の制御フローを終了してリターンすると、再度、チェックのインターバルで呼ばれて、スタートし、この制御フローを繰り返し、この繰り返しにより、差圧領域が、上側差圧領域Riuにあるか、下側差圧領域Ridにあるかを判定し続ける。そして、この判定結果は、上側差圧領域フラグFiuと下側差圧領域フラグFidによって示されるので、この判定結果を他の制御フローで使用することができる。
図4に、図3の判定用カウンタによる差圧領域判定の制御フローに従った制御例を示す。図4では,エンジンの運転状態等により、判定用差圧値ΔPi は変動し、それに対応して上側判定値ΔPiuと下側判定値ΔPidも変動するものとして示してある。
最初、下側差圧領域Ridからスタートし、A1点で、差圧検出値ΔPm が上側判定値ΔPiuを上回り、判定用カウンタNpはカウントアップされ、B1点で判定用カウンタNpがNpmaxとなってFull状態となり、差圧領域は、上側差圧領域Riuとなる。
そして、A2点で、差圧検出値ΔPm が下側判定値ΔPidを下回り、判定用カウンタNpはカウントダウンされ、A3点で差圧検出値ΔPm が下側判定値ΔPidを上回り、判定用カウンタNpはカウントされない状態が続くが、A4点で再度、差圧検出値ΔPm が下側判定値ΔPidを下回り、判定用カウンタNpはカウントダウンされ、B2点で判定用カウンタNpがNpmin(通常は0(ゼロ))となってEmpty状態となるので、差圧領域は、下側差圧領域Ridとなる。
また、A5点で、差圧検出値ΔPm が上側判定値ΔPiuを上回り、判定用カウンタNpはカウントアップされ、B3点で判定用カウンタNpがNpmaxとなってFull状態となり、差圧領域は上側差圧領域Riuとなる。
本発明の排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システムによれば、検出されたDPF前後差圧の差圧検出値ΔPm を複数の所定の判定値ΔPiu,ΔPidと比べて、制御を行う場合に、この所定の判定値に対して、上側判定値ΔPiuを超えた場合にカウントアップし、この上側判定値ΔPiuより下の下側判定値ΔPidを下回った場合にカウントダウンするカウンタNpを用いて、このカウンタNpが上限判定用カウント値Npmaxを上回った場合に、差圧検出値ΔPm が所定の判定値ΔPiを上回ったとし、上側差圧領域Riuに入ったと判定し、このカウンタNpが下限判定用カウント値Npminを下回った場合に、差圧検出値ΔPm が所定の判定値ΔPiを下回ったとし、下側差圧領域Ridに入ったと判定するので、DPF前後差圧の上昇時及び下降時とも同様な方法で判定ができる。
なお、上記の説明では、排気ガス浄化システムにおけるDPF装置として、フィルタに触媒を担持させると共に該フィルタの上流側に酸化触媒を設けた装置を例にして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、触媒を担持しないフィルタのDPF装置、フィルタに酸化触媒を担持させた連続再生型DPF装置、フィルタの上流側に酸化触媒を設けた連続再生型DPF装置等の他のタイプのDPFにも適用可能である。
本発明に係る実施の形態の排気ガス浄化システムのシステム構成図である。 本発明に係る実施の形態の排気ガス浄化システムの制御手段の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態の判定用カウンタによる差圧領域判定の制御フローを示す図である。 図3の制御フローによる時系列の一例を示す図である。 本発明に係る実施の形態の排気ガス浄化システムの再生制御用マップを模式的に示す図である。
符号の説明
1 排気ガス浄化システム
10 ディーゼルエンジン
13 連続再生型DPF装置
13a 酸化触媒
13b 触媒付きフィルタ
30 制御装置(ECU)
30C DPF制御手段
ΔPi 判定用差圧値
ΔPiu 上側判定値
ΔPid 下側判定値
ΔPm 差圧検出値
Np 判定用カウンタ
Npmax 所定の上限判定用カウント値
Npmin 所定の下限判定用カウント値
Riu 上側差圧領域
Rid 下側差圧領域

Claims (5)

  1. 車両に搭載された内燃機関の排気ガス通路に備えたディーゼルパティキュレートフィルタ装置の前後の差圧を検出し、検出された差圧検出値を用いて、フィルタの目詰まり状態を判定して、該フィルタを再生させる排気ガス浄化システムの制御方法において、
    前記差圧検出値が、判定用差圧値以上の上側判定値を上回った場合にカウントアップし、前記上側判定値より小さい下側判定値を下回った場合にカウントダウンし、
    カウントアップの値が所定の上限判定用カウント値になった場合に上限差圧領域に入ったと判定し、カウントダウンの値が所定の下限判定用カウント値になった場合に下側差圧領域に入ったと判定することを特徴とする排気ガス浄化システムの制御方法。
  2. 前記差圧検出値が、前記上側判定値と前記下側判定値の間にある時は、現状のカウント値を維持することを特徴とする請求項1記載の排気ガス浄化システムの制御方法。
  3. 車両に搭載された内燃機関の排気ガス通路にディーゼルパティキュレートフィルタ装置を備えると共に、該ディーゼルパティキュレートフィルタ装置のフィルタの前後の差圧を検出し、この差圧検出値を用いて、フィルタの目詰まり状態を判定して、該フィルタを再生させる制御を行うディーゼルパティキュレートフィルタ制御手段を備えた排気ガス浄化システムにおいて、
    前記差圧検出値が、判定用差圧値以上の上側判定値を上回った場合にカウントアップし、前記上側判定値より小さい下側判定値を下回った場合にカウントダウンする判定用カウンタを備えると共に、前記ディーゼルパティキュレートフィルタ制御手段が、カウントアップの値が所定の上限判定用カウント値になった場合に上限差圧領域に入ったと判定し、カウントダウンの値が所定の下限判定用カウント値になった場合に下側差圧領域に入ったと判定することを特徴とする排気ガス浄化システム。
  4. 前記判定用カウンタは、前記差圧検出値が、前記上側判定値と前記下側判定値の間にある時は、現状のカウント値を維持するように、前記ディーゼルパティキュレートフィルタ制御手段を構成したことを特徴とする請求項3記載の排気ガス浄化システムの制御方法。
  5. 前記ディーゼルパティキュレートフィルタ装置が、触媒を担持せずにフィルタで形成されたディーゼルパティキュレートフィルタ装置、フィルタに酸化触媒を担持させた連続再生型ディーゼルパティキュレートフィルタ装置、フィルタの上流側に酸化触媒を設けた連続再生型ディーゼルパティキュレートフィルタ装置、フィルタに酸化触媒を担持させると共に該フィルタの上流側に酸化触媒を設けた連続再生型ディーゼルパティキュレートフィルタ装置のいずれか一つ又はその組合せであることを特徴とする請求項3又は4に記載の排気ガス浄化システム。
JP2004112285A 2004-04-06 2004-04-06 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム Expired - Fee Related JP4438485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004112285A JP4438485B2 (ja) 2004-04-06 2004-04-06 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004112285A JP4438485B2 (ja) 2004-04-06 2004-04-06 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005299402A JP2005299402A (ja) 2005-10-27
JP4438485B2 true JP4438485B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=35331275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004112285A Expired - Fee Related JP4438485B2 (ja) 2004-04-06 2004-04-06 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4438485B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6943808B2 (ja) * 2018-04-24 2021-10-06 株式会社クボタ ディーゼルエンジンの排気処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005299402A (ja) 2005-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4161932B2 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP4175281B2 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP3824003B2 (ja) 排気ガス浄化システム
JP4161930B2 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP4100448B1 (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム
JP4100451B1 (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム
JP4161931B2 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
EP1905992B1 (en) Method of controlling exhaust gas purification system, and exhaust gas purification system
JP4169076B2 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP3988785B2 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP4148178B2 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP3979437B1 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP4673226B2 (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム
JP3933172B2 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP3956992B1 (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム
WO2011155587A1 (ja) Dpfシステム
JP4466158B2 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP4438485B2 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP4311253B2 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP4517682B2 (ja) 排気ガス浄化システム
WO2007010699A1 (ja) 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム
JP4352946B2 (ja) 排気ガス浄化システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091228

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees