JP4432217B2 - 省電力運転方法及び省電力運転システム、機器及びその運転方法、並びに機器管理装置 - Google Patents

省電力運転方法及び省電力運転システム、機器及びその運転方法、並びに機器管理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は機器、例えば空気調和機の運転に必要な電力を低減する、省電力運転を実現する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
機器、例えば空気調和機の運転は、通常その内部に格納される運転プログラムに基づいた制御によって行われる。一方、空気調和機は、その設置される周囲の温度条件、設備された配管長、収容される冷媒量によって、その運転制御は区々異なることが望ましい。例えば気温が低い地域における冷房運転は、気温の高い地域における冷房運転よりも、運転に対する負荷が小さい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記温度条件、配管長、冷媒量などは、実際に空気調和機を設置し、あるいは更に運転を行ってみないと実状を把握することは困難である。従って、製品を出荷する際に格納される運転プログラムは所定の範囲内で正常な運転を可能とする設定がなされており、運転制御が実状に対して最適化されてはいなかった。かかる事情は、例えば一つのビルディングに多数配置された空気調和機においても同様であり、各々に最適な運転制御は同一ではない場合がある。そして正常には運転できるものの最適ではない運転を行うと、不必要に大きな電力を消費することになってしまう。
【0004】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、電力の過剰な消費を抑制する省電力運転を行う技術を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の態様は省電力運転方法であって、(a)機器(3k)から運転情報(51)を得るステップ(S11)と、(b)前記運転情報に基づいて、前記機器の省電力運転を行う省電力運転プログラム(61)を前記機器にロードするステップ(S15)とを備え、前記ステップ(b)は(b2)前記運転情報に基づいて前記省電力運転プログラムを作成するステップ(S12,S14)を有し、前記機器は空気調和機であって、前記ステップ(b2)は(b2−1)前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)と、(b2−2)前記ステップ(b2−1)で求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップ(S13)と、(b2−3)前記ステップ(b2−2)において前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記省電力運転プログラムを作成するステップ(S14)とを含む。
【0006】
望ましくは、前記ステップ(b)は(b1)前記機器において前記省電力運転プログラムに基づく運転を行うステップ(S16)を有する。
【0007】
望ましくは、前記ステップ(b)において、予め準備されている複数の運転プログラムのうちから、前記運転情報に基づいて選択して前記省電力運転プログラムが得られる。
【0008】
更に望ましくは、前記ステップ(b2)における前記省電力運転プログラムの作成は、前記運転情報がその基準値と照合された結果に基づいてなされる。
【0009】
更に望ましくは、前記ステップ(b2)は(b2−1)前記空気調和機の負荷を判断するステップ(S12a)を含む。
【0010】
この発明の第2の態様は省電力運転方法であって、(a)機器(3k)から運転情報(51)を得るステップ(S11)と、(b)前記運転情報に基づいて、前記機器の省電力運転を外部から行うステップ(S22)とを備え、前記機器は空気調和機であって、前記ステップ(b)は(b2−11)前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)と、(b2−12)前記ステップ(b2−11)で求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップと、(b2−13)前記ステップ(b2−12)において前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記空気調和機を直接に省電力運転する直接制御信号を設定するステップとを含む。
【0011】
望ましくは、前記ステップ(b)は前記空気調和機の圧縮機の運転容量を制御するステップを有する。
【0012】
あるいは望ましくは、前記ステップ(b)は前記空気調和機のファンの回転数を制御するステップを有する。
【0013】
この発明の第3の態様は、第1の態様又は第2の態様にかかる省電力運転方法であって、前記ステップ(a),(b)は繰り返し行われる。あるいは前記省電力運転によって前記機器に能力不足が生じた場合に、再度前記ステップ(a),(b)を行う。
【0014】
この発明の第4の態様は、第1の態様乃至第3の態様のいずれかにかかる省電力運転方法であって、(c)前記省電力運転によって前記機器に能力不足が生じた場合に、前記機器を標準的に運転する標準運転プログラム(62)に基づいて前記機器を運転するステップを更に備える。
【0015】
この発明の第5の態様は、第1の態様乃至第4の態様のいずれかにかかる省電力運転方法であって、(d)前記ステップ(b)によって低減された電力に基づく付加利益(8)を、前記機器のユーザ(2k)から得るステップを更に備える。
【0016】
この発明の第6の態様は省電力運転システムであって、機器(3k)と、前記機器から得られるその運転情報(51)に基づいて、前記機器の省電力運転を行う省電力運転プログラム(61)を前記機器にロードする(S15)機器管理装置とを備え、前記機器管理装置(4)は、前記運転情報に基づいて前記省電力運転プログラムを作成し(S12,S14)、前記機器は空気調和機であって、前記機器管理装置(4)は、前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)を実行し、求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップ(S13)を実行し、前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記省電力運転プログラムを作成するステップ(S14)を実行する。
【0017】
望ましくは前記機器において前記省電力運転プログラムに基づく運転(S16)が行われる。
【0018】
望ましくは、前記機器管理装置は、予め準備されている複数の運転プログラムのうちから、前記運転情報に基づいて選択して前記省電力運転プログラムを得る。
【0019】
更に望ましくは、前記省電力運転プログラムの作成は、前記運転情報がその基準値と照合された結果に基づいてなされる。
【0020】
更に望ましくは、前記機器管理装置は、前記省電力運転プログラムを作成するときに、前記空気調和機の負荷を判断するステップ(S12a)を実行する。
【0021】
この発明の第7の態様は省電力運転システムであって、機器(3k)と、前記機器から得られるその運転情報(51)に基づいて、前記機器の省電力運転を外部から行う機器管理装置とを備え、前記機器は空気調和機であって、前記機器管理装置(4)は、前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)を実行し、求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップを実行し、前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記空気調和機を直接に省電力運転する直接制御信号を設定するステップを実行する。
【0022】
望ましくは、前記省電力運転は前記空気調和機の圧縮機の運転容量を制御するステップを有する。
【0023】
あるいは望ましくは、前記省電力運転は前記空気調和機のファンの回転数を制御するステップを有する。
【0024】
この発明の第8の態様は第6の態様又は第7の態様にかかる省電力運転システムであって、前記運転情報の取得と、前記省電力運転とが繰り返し行われる。あるいは前記省電力運転によって前記機器に能力不足が生じた場合に、前記運転情報の新たな取得及び新たな前記省電力運転とが行われる。
【0025】
この発明の第9の態様は、第6の態様乃至第8の態様のいずれかにかかる省電力運転システムであって、前記機器管理装置は、前記省電力運転によって前記機器に能力不足が生じた場合に、前記機器を標準的に運転する標準運転プログラム(62)に基づいて前記機器を運転する。
【0026】
この発明の第10の態様は、第6の態様乃至第9の態様のいずれかにかかる省電力運転システムであって、前記省電力運転によって低減された電力に基づく付加利益(8)が、前記機器のユーザ(2k)から得られる。
【0027】
この発明の第11の態様は機器管理装置であって、機器(3k)から得られるその運転情報(51)に基づいて、前記機器の省電力運転を行う省電力運転プログラム(61)を前記機器にロードし、前記省電力運転プログラムは、前記運転情報に基づいて作成され、前記機器は空気調和機であって、前記省電力運転プログラムは、前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)と、求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップ(S13)と、前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記省電力運転プログラムを作成するステップ(S14)とを含む工程で作成される。
【0028】
望ましくは、前記省電力運転プログラムは、予め準備されている複数の運転プログラムのうちから、前記運転情報に基づいて選択して得られる。
【0029】
更に望ましくは、前記省電力運転プログラムは、前記運転情報がその基準値と照合された結果に基づいて作成される。
【0030】
更に望ましくは、前記省電力運転プログラムが作成される工程は、前記空気調和機の負荷を判断するステップ(S12a)をむ。
【0031】
この発明の第12の態様は機器管理装置であって、機器(3k)から得られるその運転情報(51)に基づいて、前記機器の省電力運転を外部から行い、前記機器は空気調和機であって、前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)を実行し、求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップを実行し、前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記空気調和機を直接に省電力運転する直接制御信号を設定するステップを実行する。
【0032】
望ましくは、前記省電力運転は前記空気調和機の圧縮機の運転容量を制御するステップを有する。
【0033】
あるいは望ましくは、前記省電力運転は前記空気調和機のファンの回転数を制御するステップを有する。
【0034】
この発明の第13の態様は、第11の態様又は第12の態様にかかる機器管理装置であって、前記運転情報の取得と、前記省電力運転とが繰り返し行われる。あるいは前記省電力運転によって前記機器に能力不足が生じた場合に、前記運転情報の新たな取得及び新たな前記省電力運転とが行われる。
【0035】
この発明の第14の態様は、第11の態様乃至第13の態様のいずれかにかかる機器管理装置であって、前記省電力運転によって前記機器に能力不足が生じた場合に、前記機器を標準的に運転する標準運転プログラム(62)に基づいて前記機器を運転する。
【0036】
この発明の第15の態様は、機器管理装置(4)へとその運転情報(51)が与えられ、前記運転情報に基づく前記省電力運転プログラム(61)を前記機器管理装置から受信し(S15)、前記省電力運転プログラムに基づいて省電力運転を行う機器(3 k )であって、前記省電力運転プログラムは、前記運転情報に基づいて作成され前記機器は空気調和機であって、前記省電力運転プログラムは、前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)と、求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップ(S13)と、前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記省電力運転プログラムを作成するステップ(S14)とを含む工程で作成される。
【0037】
望ましくは、前記省電力運転プログラムは、予め準備されている複数の運転プログラムのうちから、前記運転情報に基づいて選択して得られる。
【0038】
更に望ましくは、前記省電力運転プログラムは、前記運転情報がその基準値と照合された結果に基づいて作成される。
【0039】
更に望ましくは、前記省電力運転プログラムが作成される工程は、前記空気調和機の負荷を判断するステップ(S12a)をむ。
【0040】
この発明の第16の態様は機器管理装置(4)へとその運転情報(51)が与えられ、前記運転情報に基づく省電力運転が外部から行われる機器(3 k )であって、前記機器は空気調和機であって、前記空気調和機を直接に省電力運転する直接制御信号は、前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)と、求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップと、前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記直接制御信号を設定するステップとを含む工程で設定される。
【0041】
望ましくは、前記省電力運転は前記空気調和機の圧縮機の運転容量を制御するステップを有する。
【0042】
あるいは望ましくは、前記省電力運転は前記空気調和機のファンの回転数を制御するステップを有する。
【0043】
この発明の第17の態様は、第15の態様又は第16の態様にかかる機器であって、前記運転情報の付与と、前記省電力運転とが繰り返し行われる。あるいは前記省電力運転によって能力不足が生じた場合に、前記運転情報の新たな付与及び新たな前記省電力運転とが行われる。
【0044】
この発明の第18の態様は、第15の態様乃至第17の態様のいずれかにかかる機器であって、前記省電力運転によって能力不足が生じた場合に、前記機器を標準的に運転する標準運転プログラム(62)に基づいて運転される。
【0045】
この発明の第19の態様は機器の運転方法であって、(a)機器(3k)の運転情報(51)を機器管理装置(4)に与えるステップ(S11)と、(b)前記運転情報に基づく省電力運転プログラム(61)を前記機器管理装置から受信し(S15)、これに基づいて省電力運転を行うステップ(S16)とを備え、前記省電力運転プログラムは、前記運転情報に基づいて作成され、前記機器は空気調和機であって、前記省電力運転プログラムは、前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)と、求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップ(S13)と、前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記省電力運転プログラムを作成するステップ(S14)とを含む工程で作成される。
【0046】
望ましくは、前記省電力運転プログラムは、前記省電力運転プログラムは、予め準備されている複数の運転プログラムのうちから、前記運転情報に基づいて選択して得られる。
【0047】
更に望ましくは、前記省電力運転プログラムは、前記運転情報がその基準値と照合された結果に基づいて作成される。
【0048】
更に望ましくは、前記省電力運転プログラムが作成される工程は、前記空気調和機の負荷を判断するステップ(S12a)をむ。
【0049】
この発明の第20の態様は機器の運転方法であって、(a)機器(3k)の運転情報(51)を機器管理装置(4)に与えるステップ(S11)と、(b)前記運転情報に基づいた省電力運転が外部から行われるステップ(S22)とを備え、前記機器は空気調和機であって、前記ステップ(b)は、前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)と、求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップと、前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記空気調和機を直接に省電力運転する直接制御信号を設定するステップとを含む。
【0050】
望ましくは、前記ステップ(b)は前記空気調和機の圧縮機の運転容量を制御するステップを有する。
【0051】
あるいは望ましくは、前記ステップ(b)は前記空気調和機のファンの回転数を制御するステップを有する。
【0052】
この発明の第21の態様は、第19の態様又は第20の態様にかかる機器の運転方法であって、前記ステップ(a),(b)はくり返し行われる。あるいは前記省電力運転によって能力不足が生じた場合に、再度前記ステップ(a),(b)を行う。
【0053】
この発明の第22の態様は、第19の態様乃至第21の態様のいずれかにかかる機器の運転方法であって、(c)前記省電力運転によって能力不足が生じた場合に、前記機器を標準的に運転する標準運転プログラム(62)に基づいた運転が行われるステップを更に備える。
【0054】
この発明の第23の態様は、第19の態様乃至第22の態様のいずれかにかかる機器の運転方法であって、(d)前記省電力運転によって低減された電力に基づく付加利益(8)を、前記機器のユーザ(2k)から得るステップを更に備える。
【0055】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態.
図1は本発明の第1の実施の形態及び後述する第2の実施の形態を示す概念図であり、図2は本発明の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【0056】
ユーザ2k(k=1,2,3,…:これらをユーザ2として総称することもある)はそれぞれ機器、例えば空気調和機3k(これらを空気調和機3として総称することもある)を有している。例えば空気調和機3は、一つのビルディングに複数個配置される。
【0057】
空気調和機3の運転状況を示す運転データ51は、通信網9を介して集中管理センター4へと伝送される。運転データ51の内容は、例えば空気調和機3の機種名、室内機毎の運転の有無、外気温、室内温度、冷媒の蒸発温度、冷媒の凝縮温度、圧縮機の運転状況を含んでいる。
【0058】
集中管理センター4は、ステップS11において機器3から運転データ51を受けると、ステップS12において運転データの評価を行う。この評価により、空気調和機3を制御する運転プログラムを変更すべきか否かの判断材料を得る。
【0059】
図3はステップS12の詳細を示すフローチャートである。ステップS12はステップS12a,S12bを有している。ステップS11から処理はステップS12aに進み、空気調和機3の負荷が判断される。例えば集中管理センター4は記憶装置41を備えており、ここに運転データについての基準値が格納される。そして運転データ51から得られた、例えば、圧縮機の回転数が基準値よりも所定の許容範囲を超えて低ければ負荷は低いと判断される。また併行して運転されている室内機の数や、室内温度と外気温との差を考慮してもよい。もちろん、基準値との比較を行わずに運転データ51そのものの値に基づいて評価を行ってもよい。
【0060】
更にステップS12bにおいて、空気調和機3の冷媒循環に必要な差圧を計算する。当該計算に用いられるプログラムは、空気調和機3の運転を制御するプログラム(例えば後述する省電力運転プログラム)とは別途に、集中管理センター4が保有することができる。当該差圧は、空気調和機の室内機と室外機との高低差に大きく依存するため、空気調和機3が設置される実状を予め正確に想定することは困難であるので、ステップS12のように運転データ51を用いて計算によって求めることが望ましい。
【0061】
ステップS12の処理の結果、例えば負荷が低いと判断されたり、冷媒循環に必要な差圧が小さくても可と判断されれば、ステップS13において運転プログラムの変更が必要であると判断されてステップS14へと処理が進む。そうでなければ、現状で空気調和機3を制御する運転プログラムを変更する必要はないとして、ステップS11へと処理が戻る。
【0062】
ステップS14では各空気調和機3k毎に、その運転データ51に依拠して省電力運転プログラム61が作成される。例えば、冷媒循環に必要な差圧が小さくても可と判断された場合、冷媒の蒸発温度の目標値を上げ、あるいは冷媒の凝縮温度の目標値を下げる。具体的には、空気調和機3が運転データ51において冷房運転であることを示している場合、冷媒の蒸発温度の目標値を例えば5℃から10℃へと高く設定する。また空気調和機3が運転データ51において暖房運転であることを示している場合、冷媒の凝縮温度の目標値を例えば50℃から45℃へと低く設定する。このように目標値が新たに設定されて、省電力運転プログラム61が作成される。
【0063】
但し、複数の運転プログラムを予め準備しておいて、新たに設定される目標値に適するものを選択し、省電力運転プログラム61として採用してもよい。本明細書においては便宜上、このような複数の運転プログラムから選択して省電力運転プログラム61として採用する態様も含めて、省電力運転プログラム61の「作成」と記述する。
【0064】
その後、処理はステップS15へと進み、作成された省電力運転プログラム61が空気調和機3へと集中管理センター4から通信網9を介してロードされる。そしてステップS16において、空気調和機3は新たにロードされた省電力運転プログラム61に基づいて運転を制御する。即ち省電力運転を行う。
【0065】
以上のようにして空気調和機3の周辺状況や運転状況に応じたプログラムを作成し、これに基づく運転を行うので、空気調和機3k毎に個別に最適な省電力運転を行うことができる。
【0066】
更に、ステップS16からステップS11へと戻ることにより、空気調和機3の周辺状況や運転状況の変化に応じて新たに省電力運転プログラム61を作成できる。例えばロードした省電力運転プログラム61に基づく運転では能力不足を招来した場合、その状況は運転データ51に反映される。そして新たな省電力運転プログラム61が空気調和機3にロードされ、これに基づく運転が行われる。つまり上記変化に追随して個別に最適な省電力運転を行うことができる。
【0067】
一方、集中管理センター4では、省電力運転を行わなかった場合の仮想的な運転で要求される消費電力を、例えばステップS16において計算によって見積もることができる。このように低減できた電力についての情報を、電力低減効果報告7として、集中管理センター4からユーザ2へと与えることができる。そしてこれに基づいてユーザ2から、低減された電力に基づく付加利益8を集中管理センター4に与えることも可能である。付加利益8は例えば電力であってもよいし、所定の対価であってもよい。
【0068】
また、省電力運転プログラム61に基づく運転では能力不足を招来した場合、その旨を示す能力不足告知52を運転データ51とは別途に、空気調和機3が集中管理センター4へ伝送してもよい。その場合、集中管理センター4は運転データ51に基づいて省電力運転プログラム61を作成し直す前に、とりあえず運転状況を元に戻して迅速に能力不足を解消すべく、もともと空気調和機3が格納していた標準運転プログラム62を改めてロードさせてもよい。かかる標準運転プログラム62も記憶装置41へ格納しておくことができる。
【0069】
第2の実施の形態.
省電力運転を行うためには必ずしも省電力運転プログラムを作成し、これを機器へダウンロードする必要はない。図4は本実施の形態の動作の特徴的な一部を示すフローチャートであり、図2に示されたフローチャートのステップS14,S15,S16と置換される。
【0070】
ステップS13において運転プログラムの変更が必要と判断されれば、ステップS21へと処理が進む。ステップS21においては、集中管理センター4が空気調和機3を直接に省電力運転する直接制御信号63が設定される。例えば直接制御信号63は、空気調和機3の圧縮機の回転数を制御したり、ファンの回転数を制御する信号である。ステップS22では、直接制御信号63を受けた空気調和機3がこれに基づいて運転制御を行う。例えば圧縮機の運転容量を制御しつつ運転を行う。運転容量を制御する例としては、圧縮機の回転数の制御や、圧縮機の運転台数の設定が挙げられる。
【0071】
また、必要に応じて集中管理センター4は、省電力運転を行わなかった場合の仮想的な運転で要求される消費電力を計算によって見積もる。そして第1の実施の形態と同様にして、電力低減効果報告7や付加利益8の授受を行ってもよい。
【0072】
このようにすれば、省電力運転プログラム61を空気調和機3にロードさせる必要もなく、省電力運転を行うことができる。もちろん、第1の実施の形態と同様にして運転データ51の変化(能力不足の場合を含む)に追随して直接制御信号63を更新して設定することができる。更には直接制御信号63、標準運転プログラム、省電力運転プログラム61を混用してもよい。
【0073】
【発明の効果】
この発明の第1の態様にかかる省電力運転方法、第6の態様にかかる省電力運転システム、第11の態様にかかる機器管理装置、第15の態様にかかる機器、または第19の態様にかかる機器の運転方法によれば、機器の周辺状況や運転状況に応じたプログラムを用いて機器を運転することができるので、個別に最適な省電力運転を行うことができる。
【0074】
この発明の第2の態様にかかる省電力運転方法、第7の態様にかかる省電力運転システム、第12の態様にかかる機器管理装置、第16の態様にかかる機器、または第20の態様にかかる機器の運転方法によれば、機器の周辺状況や運転状況に応じて機器を外部から運転することができるので、個別に最適な省電力運転を行うことができる。
【0075】
この発明の第3の態様にかかる省電力運転方法、第8の態様にかかる省電力運転システム、第13の態様にかかる機器管理装置、第17の態様にかかる機器、または第21の態様にかかる機器の運転方法によれば、機器の周辺状況や運転状況の変化に応じて機器を運転することができるので、上記変化に追随して個別に最適な省電力運転を行うことができる。
【0076】
この発明の第4の態様にかかる省電力運転方法、第9の態様にかかる省電力運転システム、第14の態様にかかる機器管理装置、第18の態様にかかる機器、または第22の態様にかかる機器の運転方法によれば、省電力運転による能力不足に陥った場合にも、新たに省電力運転プログラムを更新するまでもなく標準的な運転を行うので、迅速に能力不足を解消することができる。
【0077】
この発明の第5の態様にかかる省電力運転方法、第10の態様にかかる省電力運転システム、または第23の態様にかかる機器の運転方法によれば、機器の省電力運転によって得られる電力費の軽減分を付加利益としてユーザから得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態を示す概念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3,31,32,33 空気調和機(機器)
4 集中管理センター
51 運転データ
52 能力不足告知
61 省電力運転プログラム
62 標準運転プログラム
63 直接制御信号
7 電力低減効果報告
8 付加利益

Claims (55)

  1. (a)機器(3k)から運転情報(51)を得るステップ(S11)と、
    (b)前記運転情報に基づいて、前記機器の省電力運転を行う省電力運転プログラム(61)を前記機器にロードするステップ(S15)とを備え、
    前記ステップ(b)は
    (b2)前記運転情報に基づいて前記省電力運転プログラムを作成するステップ(S12,S14)を有し、
    前記機器は空気調和機であって、前記ステップ(b2)は
    (b2−1)前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)と、
    (b2−2)前記ステップ(b2−1)で求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップ(S13)と、
    (b2−3)前記ステップ(b2−2)において前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記省電力運転プログラムを作成するステップ(S14)とを含む、省電力運転方法。
  2. 前記ステップ(b)は
    (b1)前記機器において前記省電力運転プログラムに基づく運転を行うステップ(S16)
    を有する、請求項1記載の省電力運転方法。
  3. 前記ステップ(b2)において、予め準備されている複数の運転プログラムのうちから、前記運転情報に基づいて選択して前記省電力運転プログラムを得る、請求項1または2記載の省電力運転方法。
  4. 前記ステップ(b2)における前記省電力運転プログラムの作成は、前記運転情報がその基準値と照合された結果に基づいてなされる請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の省電力運転方法。
  5. 前記ステップ(b2)は
    前記空気調和機の負荷を判断するステップ(S12a)を含む、請求項1乃至4のいずれか一つに記載の省電力運転方法。
  6. (a)機器(3 k )から運転情報(51)を得るステップ(S11)と、
    (b)前記運転情報に基づいて、前記機器の省電力運転を外部から行うステップ(S22)とを備え、
    前記機器は空気調和機であって、前記ステップ(b)は
    (b2−11)前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)と、
    (b2−12)前記ステップ(b2−11)で求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップと、
    (b2−13)前記ステップ(b2−12)において前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記空気調和機を直接に省電力運転する直接制御信号を設定するステップとを含む、省電力運転方法。
  7. 前記ステップ(b)は前記空気調和機の圧縮機の運転容量を制御するステップを有する、請求項6記載の省電力運転方法。
  8. 前記ステップ(b)は前記空気調和機のファンの回転数を制御するステップを有する、請求項記載の省電力運転方法。
  9. 前記ステップ(a),(b)は繰り返し行われる、請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の省電力運転方法。
  10. 前記省電力運転によって前記機器に能力不足が生じた場合に、再度前記ステップ(a),(b)を行う、請求項1乃至請求項のいずれか一つに記載の省電力運転方法。
  11. (c)前記省電力運転によって前記機器に能力不足が生じた場合に、前記機器を標準的に運転する標準運転プログラム(62)に基づいて前記機器を運転するステップ
    を更に備える、請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載の省電力運転方法。
  12. (d)前記省電力運転によって低減された電力に基づく付加利益(8)を、前記機器のユーザ(2 k )から得るステップ
    を更に備える、請求項1乃至請求項11のいずれか一つに記載の省電力運転方法。
  13. 機器(3 k )と、
    前記機器から得られるその運転情報(51)に基づいて、前記機器の省電力運転を行う省電力運転プログラム(61)を前記機器にロードする(S15)機器管理装置(4)とを備え、
    前記機器管理装置(4)は、前記運転情報に基づいて前記省電力運転プログラムを作成し(S12,S14)、
    前記機器は空気調和機であって、前記機器管理装置(4)は、
    前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)を実行し、
    求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップ(S13)を実行し、
    前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記省電力運転プログラムを作成するステップ(S14)を実行する、省電力運転システム
  14. 前記機器において前記省電力運転プログラムに基づく運転(S16)が行われる、請求項13記載の省電力運転システム。
  15. 前記機器管理装置(4)は、予め準備されている複数の運転プログラムのうちから、前記運転情報に基づいて選択して前記省電力運転プログラムを得る請求項13または請求項14記載の省電力運転システム。
  16. 前記省電力運転プログラムの作成は、前記運転情報がその基準値と照合された結果に基づいてなされる、請求項13乃至請求項15記載の省電力運転システム。
  17. 前記機器管理装置(4)は、前記省電力運転プログラムを作成するときに、前記空気調和機の負荷を判断するステップ(S12a)を実行する、請求項13乃至請求項16のいずれか一つに記載の省電力運転システム。
  18. 機器(3 k )と、
    前記機器から得られるその運転情報(51)に基づいて、前記機器の省電力運転を外部から行う機器管理装置(4)とを備え、
    前記機器は空気調和機であって、前記機器管理装置(4)は、
    前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)を実行し、
    求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップを実行し、
    前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記空気調和機を直接に省電力運転する直接制御信号を設定するステップを実行する、省電力運転システム。
  19. 前記省電力運転は前記空気調和機の圧縮機の運転容量を制御するステップを有する、請求項18記載の省電力運転システム。
  20. 前記省電力運転は前記空気調和機のファンの回転数を制御するステップを有する、請求項18記載の省電力運転システム。
  21. 前記運転情報の取得と、前記省電力運転とが繰り返し行われる、請求項13乃至請求項20のいずれか一つに記載の省電力運転システム。
  22. 前記省電力運転によって前記機器に能力不足が生じた場合に、前記運転情報の新たな取得及び新たな前記省電力運転とが行われる、請求項13乃至請求項20のいずれか一つに記載の省電力運転システム。
  23. 前記機器管理装置は、前記省電力運転によって前記機器に能力不足が生じた場合に、前記機器を標準的に運転する標準運転プログラム(62)に基づいて前記機器を運転する、請求項13乃至請求項22のいずれか一つに記載の省電力運転システム。
  24. 前記省電力運転によって低減された電力に基づく付加利益(8)が、前記機器のユーザ(2 k )から得られる、請求項13乃至請求項23のいずれか一つに記載の省電力運転システム。
  25. 機器(3 k )から得られるその運転情報(51)に基づいて、前記機器の省電力運転を行う省電力運転プログラム(61)を前記機器にロードする機器管理装置(4)であって、
    前記省電力運転プログラムは、前記運転情報に基づいて作成され、
    前記機器は空気調和機であって、前記省電力運転プログラムは、
    前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)と、
    求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップ(S13)と、
    前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記省電力運転プログラムを作成するステップ(S14)とを含む工程で作成される、機器管理装置
  26. 前記省電力運転プログラムは、予め準備されている複数の運転プログラムのうちから、前記運転情報に基づいて選択して得られる、請求項25記載の機器管理装置
  27. 前記省電力運転プログラムは、前記運転情報がその基準値と照合された結果に基づいて作成される、請求項25又は請求項26に記載の機器管理装置。
  28. 前記省電力運転プログラムが作成される工程は、前記空気調和機の負荷を判断するステップ(S12a)を含む請求項25乃至請求項27のいずれか一つに記載の機器管理装置。
  29. 機器(3 k )から得られるその運転情報(51)に基づいて、前記機器の省電力運転を外部から行う機器管理装置であって、
    前記機器は空気調和機であって、前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)を実行し、
    求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップを実行し、
    前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記空気調和機を直接に省電力運転する直接制御信号を設定するステップを実行する、機器管理装置。
  30. 前記省電力運転は前記空気調和機の圧縮機の運転容量を制御するステップを有する、請求項29記載の機器管理装置。
  31. 前記省電力運転は前記空気調和機のファンの回転数を制御するステップを有する請求項30記載の機器管理装置。
  32. 前記運転情報の取得と、前記省電力運転とが繰り返し行われる、請求項25乃至請求項31のいずれか一つに記載の機器管理装置。
  33. 前記省電力運転によって前記機器に能力不足が生じた場合に、前記運転情報の新たな取得及び新たな前記省電力運転とが行われる請求項25乃至請求項31のいずれか一つに記載の機器管理装置。
  34. 前記省電力運転によって前記機器に能力不足が生じた場合に、前記機器を標準的に運転する標準運転プログラム(62)に基づいて前記機器を運転する請求項25乃至請求項33のいずれか一つに記載の機器管理装置。
  35. 機器管理装置(4)へとその運転情報(51)が与えられ、
    前記運転情報に基づく省電力運転プログラム(61)を前記機器管理装置から受信し(S15)、前記省電力運転プログラムに基づいて省電力運転を行う機器(3 k )であって、
    前記省電力運転プログラムは、前記運転情報に基づいて作成され
    前記機器は空気調和機であって、前記省電力運転プログラムは、
    前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)と、
    求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップ(S13)と、
    前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記省電力運転プログラムを作成するステップ(S14)とを含む工程で作成される、機器
  36. 前記省電力運転プログラムは、予め準備されている複数の運転プログラムのうちから、前記運転情報に基づいて選択して得られる請求項35記載の機器
  37. 前記省電力運転プログラムは、前記運転情報がその基準値と照合された結果に基づいて作成される請求項35又は請求項36に記載の機器
  38. 前記省電力運転プログラムが作成される工程は、前記空気調和機の負荷を判断するステップ(S12a)を含む、請求項35乃至請求項37のいずれか一つに記載の器。
  39. 機器管理装置(4)へとその運転情報(51)が与えられ、
    前記運転情報に基づく省電力運転が外部から行われる機器(3 k )であって、
    前記機器は空気調和機であって、前記空気調和機を直接に省電力運転する直接制御信号は、
    前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)と、
    求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップと、
    前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記直接制御信号を設定するステップとを含む工程で設定される、機器
  40. 前記省電力運転は前記空気調和機の圧縮機の運転容量を制御するステップを有する、請求項39記載の機器。
  41. 前記省電力運転は前記空気調和機のファンの回転数を制御するステップを有する請求項39記載の機器。
  42. 前記運転情報の付与と、前記省電力運転とが繰り返し行われる、請求項35乃至請求項41のいずれか一つに記載の機器。
  43. 前記省電力運転によって能力不足が生じた場合に、前記運転情報の新たな付与及び新たな前記省電力運転とが行われる、請求項35乃至請求項41のいずれか一つに記載の機器
  44. 前記省電力運転によって能力不足が生じた場合に、前記機器を標準的に運転する標準運転プログラム(62)に基づいて運転される請求項35乃至請求項43のいずれか一つに記載の機器。
  45. (a)機器(3 k )の運転情報(51)を機器管理装置(4)に与えるステップ(S11)と、
    (b)前記運転情報に基づく省電力運転プログラム(61)を前記機器管理装置から受信し(S15)、これに基づいて省電力運転を行うステップ(S16)と、を備え、
    前記省電力運転プログラムは、前記運転情報に基づいて作成され、
    前記機器は空気調和機であって、前記省電力運転プログラムは、
    前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)と、
    求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップ(S13)と、
    前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記省電力運転プログラムを作成するステップ(S14)とを含む工程で作成される、機器の運転方法
  46. 前記省電力運転プログラムは、予め準備されている複数の運転プログラムのうちから、前記運転情報に基づいて選択して得られる請求項45記載の機器の運転方法
  47. 前記省電力運転プログラムは、前記運転情報がその基準値と照合された結果に基づいて作成される請求項45又は請求項46に記載の機器の運転方法
  48. 前記省電力運転プログラムが作成される工程は、前記空気調和機の負荷を判断するステップ(S12a)を含む、請求項45乃至請求項47のいずれか一つに記載の機器の運転方法
  49. (a)機器(3k)の運転情報(51)を機器管理装置(4)に与えるステップ(S11)と、
    (b)前記運転情報に基づいた省電力運転が外部から行われるステップ(S22)とを備え、
    前記機器は空気調和機であって、
    前記ステップ(b)は、
    前記運転情報を用いて、前記空気調和機の冷媒循環において必要な差圧を求めるステップ(S12b)と、
    求めた差圧に基づいて、前記空気調和機を制御する運転プログラムの変更が必要であるか否かを判断するステップと、
    前記運転プログラムの変更が必要であると判断されると、前記空気調和機を直接に省電力運転する直接制御信号を設定するステップとを含む、機器の運転方法。
  50. 前記ステップ(b)は前記空気調和機の圧縮機の運転容量を制御するステップを有する、請求項49記載の機器の運転方法。
  51. 前記ステップ(b)は前記空気調和機のファンの回転数を制御するステップを有する、請求項49記載の機器の運転方法。
  52. 前記ステップ(a),(b)はくり返し行われる請求項45乃至請求項51のいずれか一つに記載の機器の運転方法。
  53. 前記省電力運転によって能力不足が生じた場合に、再度前記ステップ(a),(b)を行う、請求項45乃至請求項51のいずれか一つに記載の機器の運転方法。
  54. (c)前記省電力運転によって能力不足が生じた場合に、前記機器を標準的に運転する標準運転プログラム(62)に基づいた運転が行われるステップ
    を更に備える、請求項45乃至請求項51のいずれか一つに記載の機器の運転方法。
  55. (d)前記省電力運転によって低減された電力に基づく付加利益(8)を、前記機器のユーザ(2 k )から得るステップ
    を更に備える、請求項45乃至請求項54のいずれか一つに記載の機器の運転方法。
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