JP4430861B2 - Telescopic boom type work machine - Google Patents

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JP4430861B2
JP4430861B2 JP2002319806A JP2002319806A JP4430861B2 JP 4430861 B2 JP4430861 B2 JP 4430861B2 JP 2002319806 A JP2002319806 A JP 2002319806A JP 2002319806 A JP2002319806 A JP 2002319806A JP 4430861 B2 JP4430861 B2 JP 4430861B2
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telescopic boom
boom
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rope
turning
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貴博 花本
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Kobelco Cranes Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、車幅方向に拡縮自在なクローラを有するクローラ走行式の伸縮ブーム式作業機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
伸縮ブームを備えた自走式の伸縮ブーム式作業機械の場合には、例えば車幅方向に拡縮自在なクローラを有するクローラ走行式の下部走行体を備え、この下部走行体の上に、後部に複数のウインチ、つまり第1乃至第3ウインチを備えると共に、起伏自在、かつ伸縮自在なブームを備えた上部旋回体が搭載されなる構成のものがある。このような伸縮ブーム式作業機械の第1乃至第3ウインチは、通常、上部旋回体の旋回中心よりも後方側に配設されており、そしてこれらウインチによって巻取り、巻戻される各ロープは、伸縮ブームの背面側でブームヘッド側に導かれている。(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
【特許文献1】
特開2001−316080号公報(第4−5頁、第1−3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
周知のとおり、拡縮自在なクローラを有するクローラ走行式の下部走行体を備えた伸縮ブーム式クレーンの場合には、通常、クローラを車幅方向に拡張した状態でクレーン作業を行っている。そのため、伸縮ブームを含む上部旋回体の旋回中心の前後方向の重量バランスは、クローラを車幅方向に拡張した状態で、移動式クレーンの設計基準に定められている後方安定度を満足するように設定されている。なお、クローラを車幅方向に縮小させるのは、運搬のためにトレーラ等の荷台に載置する時である。
【0005】
即ち、クローラクレーンの場合には、吊荷を吊持していない状態において、ジブ(ブーム)が向けられている側の全ての転倒支点にかかる荷重の値の合計値が、このクローラクレーンの質量に重力加速度を乗じて得た値の15%に相当する値以上の後方安定性を有しなければならない。従って、このような伸縮ブーム式のクローラクレーンでは、下部走行体と上部旋回体とが直交した場合、伸縮ブーム側のクローラに15%以上の荷重がかかるように設定されている。
【0006】
ところが、拡縮自在なクローラを有するクローラ走行式の伸縮ブーム式クレーンの場合には、作業現場の状況等により、クローラを縮小した状態でクレーン作業をしなければならない場合が多々ある。クローラを縮小した状態では、下部走行体と上部旋回体とが直交した場合、伸縮ブーム式クレーンの後部安定性が悪化するために、伸縮ブームを最大起伏角度にすることができない。つまり、伸縮ブームの最小旋回半径を小さくすることができないため、十分なクレーン作業を行うことができないという問題があった。
【0007】
伸縮ブーム式クレーンの上記のような後部安定性に係る問題は、伸縮ブームが上部旋回体の旋回中心よりも後方位置にブームフットピンを介して支持されていて、伸縮ブームの起伏角度が大きくなるに連れて、重心が次第に上部旋回体の旋回中心よりも後方側に移動してしまうからである。勿論、上部旋回体の前側位置にバランスウェイトを装着すれば、クローラを縮小した状態であっても伸縮ブームを最大起伏角度にしてクレーン作業を行うことができる。しかしながら、別途バランスウェイトを用意しなければならないから、コスト的に不利になるので好ましくない
【0008】
さらに、3台以上のウインチを備えた伸縮ブーム式クレーンで、例えば伸縮ブームの背面側に全てのロープを通すように構成すると、各ロープをガイドするガイドシーブを備えた、後方斜め上方に突出するガントリの突出長さが長くなる。また、伸縮ブームの背面に設けるロープを支えるロープ支えローラを支持するローラ支持部材の高さを高くしなければならない。
【0009】
従って、伸縮ブームを最大倒伏させた運搬姿勢での伸縮ブーム式クレーンの高さが高くなるため、運搬するに際して通行し得る道路が限定されるのに加えて、場合によっては伸縮ブーム式クレーンを分解する必要が生じ、運搬費が嵩むので好ましくない。また、伸縮ブームの背面側におけるロープの本数が多くなると、巻取り、巻戻し時におけるぶれによりロープ同士が干渉して磨耗してしまうため、ロープの寿命が短くなるという問題も生じる。勿論、伸縮ブームの腹面側に全てのロープを通した場合にあっても同様である。また、従来よりも大型の複数のウインチを配設する場合には、これらウインチが上部旋回体の後部上方、後方または側方に突出する状態となり、その分伸縮ブーム式クレーンの最大高さや、上部旋回体の後端旋回半径や幅が大きくなるため、輸送性やクレーン作業性の面で不利になるという問題もある。
【0010】
従って、本発明の目的は、クローラ縮小状態においても伸縮ブームの起伏角度を大きくすることができ、背面に設けられるロープ支えローラを支持するローラ支持部材の高さを低くすることを可能ならしめる伸縮ブーム式作業機械を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る伸縮ブーム式作業機械が採用した手段は、拡縮自在なクローラを有するクローラ走行式の下部走行体と、この下部走行体の上に旋回自在に搭載され、ブーム支持ブラケットを有する旋回フレーム上に吊り作業用の複数のウインチが設けられると共に、俯仰シリンダによって起伏される伸縮自在な伸縮ブームが、前記ブーム支持ブラケットを介して設けられてなる上部旋回体とを備えた伸縮ブーム式作業機械において、前記複数のウインチは、前記上部旋回体の旋回中心の前後に分けて配設され、前記上部旋回体の旋回中心より前部に配設されたウインチを、前記伸縮ブームの最大倒伏状態で、前記俯仰シリンダの中心が旋回中心より前部に配設された前記ウインチの左右のドラムフランジ間に位置し、このドラムフランジに前記俯仰シリンダが干渉しない高さ位置において、前記ブーム支持ブラケットの前端部に取付けたことを特徴とする。
【0012】
上記請求項1に係る伸縮ブーム式作業機械によると、吊り作業用の複数のウインチが上部旋回体の旋回中心の前後に分けて配設されている。従って、ウインチおよびその配管類の配設スペースの確保が容易で、しかもメインテナンス空間を確保しながら、上部旋回体の後方旋回半径を小さくすることができる。また、上部旋回体の旋回中心より前部に配設されたウインチは、前記伸縮ブームの最大倒伏状態で、前記俯仰シリンダの中心が旋回中心より前部に配設された前記ウインチの左右のドラムフランジ間に位置し、このドラムフランジに前記俯仰シリンダが干渉しない高さ位置において、前記ブーム支持ブラケットの前端部に取付けることで、上部旋回体の旋回中心より前方の重量を大きくすることができるから、クローラ縮小状態において、下部走行体と上部旋回体とが直交した場合でも、バランスウェイトを用いるまでもなく伸縮ブームの起伏角度を大きくすることができる。
【0013】
本発明の請求項2に係る伸縮ブーム式作業機械が採用した手段は、請求項1に記載の伸縮ブーム式作業機械において、前記上部旋回体の旋回中心より前部に配設されたウインチで巻取り、巻戻されるロープを前記伸縮ブームの腹面側でブームヘッド側に導き、前記上部旋回体の旋回中心より後部に配設されたウインチで巻取り、巻戻されるロープを前記伸縮ブームの背面側でブームヘッド側に導くように構成したことを特徴とする。
【0014】
上記請求項2に係る伸縮ブーム式作業機械によれば、上部旋回体の旋回中心より前部に配設されたウインチで巻取り、巻戻されるロープが伸縮ブームの腹面側でブームヘッド側に導かれる構成で、ガントリに3つ目のシーブを設ける必要がないから、ガントリの後方突出長さを短くすることができる。また、伸縮ブームの背面に設けられるロープ支えローラを設ける必要はなく、その分支えローラを支持するローラ支持部材の高さを低くすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態1に係る伸縮ブーム式作業機械を、この伸縮ブーム式作業機械が伸縮ブーム式クレーンである場合を例として、添付図面を参照しながら説明する。図1は伸縮ブームを最大倒伏状態にした状態を示す伸縮ブーム式クレーンの全体側面図、図2は第3ウインチの装着状態を示す側面図、図3は第3ウインチの装着状態を示す平面図、図4は伸縮ブームのブームヘッド付近の拡大構成説明図である。
【0016】
図1に示す符号1は、本実施の形態1に係る伸縮ブーム式クレーン(以下、クレーンという)である。このクレーン1は、その車幅方向に拡縮自在なクローラを有するクローラ走行式の下部走行体2を備えており、この下部走行体2の上に、旋回軸受3を介して垂直軸心回りに旋回する上部旋回体4が搭載されている。この上部旋回体4は、ブーム支持ブラケット6を有する旋回フレ−ム5と、前記ブーム支持ブラケット6にブームフットピン6aを介して連結され、俯仰シリンダ7c(図2参照)によって起伏される伸縮自在な伸縮ブーム7と、旋回フレ−ム5の前側に搭載されてなる運転室8と、旋回フレ−ム5の後側に取付けられてなるカウンターウェイト9とから構成されている。
【0017】
前記上部旋回体4の後部上位に第1ウインチである主巻きウインチ11が配設され、この主巻きウインチ11の下位に第2ウインチである補巻きウインチ13が配設されている。また、前記上部旋回体4の前側には第3ウインチ18が後述する構成により取付けられている。そして、前記ブーム支持ブラケット6の上位後端部には第1シーブ10aと第2シーブ10bとを備え、カウンターウェイト9の上方に伸びるガントリ10が突設されている。このガントリ10の第1シーブ10aには、前記主巻きウインチ11で巻取り、巻戻される主巻きロープ12が掛けられている。また、このガントリ10の第2シーブ10bには、補巻きウインチ13で巻取り、巻戻される補巻きロープ14が掛けられている。
【0018】
これら主巻きロープ12と補巻きロープ14とは、何れも伸縮ブーム7の背面に沿ってブームヘッド7bの方向に導かれている。主巻きロープ12はブームヘッド7bの伸縮ブーム7の背面側の2つのアイドラシーブ15のうちの一方に掛けられると共に、複数のシーブを備えたブームヘッド7bの先端のブームポイントシーブ16に掛けられている。そして、主巻きロープ12はブームポイントシーブ16の複数の図示しないシーブとフック7dの複数の図示しないシーブとに掛回されると共に、その一端がブームヘッド7dに連結されている。また、補巻きロープ14はブームヘッド7bの伸縮ブーム7の背面側の2つのアイドラシーブ15のうちの他に掛けられると共に、ブームポイントシーブ16に突設されたブラケットに設けられてなる補助シーブ17に掛けられている。
【0019】
前記旋回フレーム5の旋回中心よりも前方位置、即ち運転室8の側方位置に第3ウインチ18が配設されている。この第3ウインチ18は、図2、3に示すように、旋回フレーム5の幅方向のほぼ中央部で前記伸縮ブーム7の最大倒伏状態で、俯仰シリンダ7cの中心が第3ウインチ18の左右のドラムフランジ18a間に位置し、このドラムフランジ18aに俯仰シリンダ7cが干渉しない高さ位置において、ブーム支持ブラケット6の前端部にウインチ支持ブラケット24を介して挿脱自在な連結ピン21で連結されている。なお、図2、3において、第3ウインチ18の前側には、油圧タグライン装置25が取付けられている。そして、この第3ウインチ18で巻取り、巻戻される第3ロープ19が、伸縮ブーム7の腹面に設けられてなる第3ロープ用ガイドシ−ブ20に掛けられてブームヘッド7b側に導かれている。なお、図4に示すように、前記主巻きロープ12、補巻きロープ14のそれぞれは、伸縮ブーム7の各段のブームの上部背面に設けられてなる背面側ロープ支えローラ7eによって支えられている。また、前記第3ロープ19は伸縮ブーム7の各段のブームの上部腹面に設けられてなる腹面側ロープ支えローラ7fによって支えられている。
【0020】
以下、本実施の形態1に係るクレーン1の作用態様を説明する。即ち、本実施の形態1に係るクレーン1によれば、主巻きウインチ11と補巻きウインチ13とが上部旋回体4の旋回中心の後方側に配置され、そして第3ウインチ18が上部旋回体4の旋回中心の前方側に配設されている。本実施の形態1に係るクレーン1の場合には、このように複数のウインチが上部旋回体4の前後に分散配設されている。そのため、複数のウインチを上部旋回体の後部に集中配設する従来例に比較して、上部旋回体4の後端旋回半径を大きくすることなく、個々のウインチの占有面積を広くすることができるので、従来例より大型で大能力のウインチを配設することができる。
【0021】
特に、比較的高い吊上能力が要求される大型の主巻きウインチ11と、補巻きウインチ13とを上部旋回体4の後部に上下に配設し、第3ウインチ18を前部に配設することで、従来の第3ウインチの配設空間を主、補巻きウインチ11、13の配設空間に割り当てることができる。よって、主、補巻きウインチ11、13をより大型にすることができると共に、前部の第3ウインチ18も大型にすることができる。従って、主巻きウインチ11,補巻きウインチ13,第3ウインチ18のそれぞれに作動油を給排するための配管や油圧ホース類の配設スペースの確保が容易であって、しかもそれらのメインテナンス空間を確保しながら、上部旋回体5の後方旋回半径を小さくすることができる。また、上部旋回体5の旋回中心より前方側の重量を大きくすることができるから、クローラ縮小状態において、バランスウェイトを用いるまでもなく、伸縮ブーム7の起伏角度を大きくすることが可能になる。
【0022】
また、本実施の形態1に係るクレーン1によれば、主巻きロープ12と補巻きロープ14とが、伸縮ブーム7の背面側でブームヘッド7bの方向に、また第3ロープ19が伸縮ブーム7の腹面側でブームヘッド7bの方向にそれぞれ導かれている。従って、全てのロープを伸縮ブーム7の背面側、または腹面側に集中配設する場合に比較して、伸縮ブーム7の背面側と腹面側とのロープ数が少なくなる。そのため、ガントリ10の後方突出長さを短くすることができ、また伸縮ブーム7の背面に設けるロープ支えローラを支持するローラ支持部材の高さを低くすることができる。勿論、ロープ同士の干渉を少なくすることができるから、ロープ寿命の延長にも寄与することができる。また、作業現場内での設置物の移動や、土木作業でブーム先端部に装着されるアタッチメントに掛け回す等、挿脱作業が多い第3ロープ19を、作業者が地上から挿脱作業を行い得る位置にすることができるので、作業時の安全性と、利便性を向上させることができる。
【0023】
さらに、本実施の形態1に係るクレーン1によれば、第3ウインチ18が不要である場合、フック7dにより第3ウインチ18を吊持しながら、連結ピン21を抜取ることにより、この第3ウインチ18を旋回フレーム5から容易に取外すことができ、逆に容易に取付けることができる。このように作業者が地上から第3ウインチ18の連結ピン21の挿脱作業ができるので、安全、かつ効率的に第3ウインチ18を着脱することができる。勿論、後の工事において第3ウインチ18を使用する場合には、この第3ウインチ18を旋回フレーム5に取付けたままにしておいても実用に支障が生じるようなことがない。なお、この第3ウインチ18に作動油を給排するために、先端にクイックカプラが取り付けられてなる油圧ホースが用いられる。
【0024】
次に、本発明の実施の形態2に係るクレーンを、上記実施の形態1に係る前記図4と、その主要部構成説明図の図5(a)と、図5(a)のA部拡大図の図5(b)とを参照しながら説明する。但し、本実施の形態2に係るクレーン1の主要構成は、上記実施の形態1に係るクレーンの主要構成と同様であるから、同一のもの並びに同一機能を有するものに同一符号を付し、かつ同一名称を以って、その相違する点について説明する。
【0025】
以下、詳細に説明すると、この実施の形態2に係るクレーン1では、主巻きウインチ11と、補巻きウインチ13とが旋回フレーム5の後部に並列配設されている。一方、第3ウインチ18が、上記実施の形態1と同様に、旋回フレーム5の前端部に取付けられており、第3ロープ19が伸縮ブーム7の腹面側を通って導かれている。前記主巻きウインチ11で巻取り、巻戻される主巻きロープ12はブーム支持ブラケット6の後部側端面に突設されたブラケットに支持されてなるガイドシーブ22に掛けられている。そして、主巻きロープ12は伸縮ブーム7の腹面側を通り、この伸縮ブーム7の腹面に設けられてなる、後述するガイドシーブ機構23を経てブームヘッド7b側に導かれると共に、ブームポイントシーブ16に掛けられるように構成されている。
【0026】
なお、これら主巻きウインチ11と補巻きウインチ13とは、上記実施の形態1に係るクレーン1の主巻きウインチ11、補巻きウインチ13の場合と同様に、上下位置に配設されていても良い。但し、この実施の形態2の場合にあっては、図5から良く理解されるように、補巻きウインチ13を、主巻きウインチ11の上側に配設する必要がある。
【0027】
前記ガイドシーブ機構23は、伸縮ブーム7の腹面に突設されてなるブラケット23aを備えている。そして、このブラケット23aにピンを介して、下側から主巻きロープ12に転接する下部シーブ23b、および上側から主巻きロープ12に転接する上部シーブ23cを備えてなる構成になっている。
【0028】
前記補巻きウインチ13で巻取り、巻戻される補巻きロープ14は、ガントリ10が有する1つのシーブ10bに掛けられ、伸縮ブーム7の背面に沿ってブームヘッド7bの方向に導かれている。そして、この補巻きロープ14は、ブームヘッド7bの伸縮ブーム7の背面側のアイドラシーブ15に掛けられると共に、補助シーブ17に掛けられるように構成されている。
【0029】
以下、本実施の形態2に係るクレーン1の作用態様を説明する。即ち、ガントリ10にシーブを1つ設けるだけで良いから、ガントリ10の後方突出長さを実施の形態1に係るクレーンの場合よりも短くすることができる。また、伸縮ブーム7の背面に設けられるロープ支えローラは1つで良いから、この支えローラを支持するローラ支持部材の高さを低くすることができる。
【0030】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の請求項1に係る伸縮ブーム式作業機械では、複数のウインチが上部旋回体の旋回中心の前後に分けて配設されている。従って、本発明の請求項1に係る伸縮ブーム式作業機械によれば、配管類の設置スペースの確保が容易で、しかもメインテナンス空間を確保しながら、上部旋回体の後方旋回半径を小さくすることができる。また、上部旋回体の旋回中心より前方の重量を大きくすることができるから、履帯縮小状態において、下部走行体と上部旋回体とが直交した場合でも、従来例に係る伸縮ブーム式作業機械のようにバランスウェイトを用いるまでもなく、伸縮ブームの起伏角度を大きくすることができる。
【0031】
また、複数のウインチが上部旋回体の前後に分散配設されているため、複数のウインチを上部旋回体の後部に集中配設する従来例に比較して、上部旋回体の後端旋回半径を大きくすることなく、個々のウインチの占有面積を広くすることができるので、従来例より大型で大能力のウインチを配設することができる。特に、比較的高い吊上能力が要求される大型の複数のウインチを上部旋回体後部に上下に配設し、上部旋回体の旋回中心より前部に配設されたウインチを、伸縮ブームの最大倒伏状態で、俯仰シリンダの中心が旋回中心より前部に配設された前記ウインチの左右のドラムフランジ間に位置し、このドラムフランジに前記俯仰シリンダが干渉しない高さ位置において、ブーム支持ブラケットの前端部に取付けることで、このウインチの配設空間を上部旋回体の旋回中心より後部に配設されたウインチの配設空間に割り当てることができる。よって、上部旋回体の旋回中心より後部に配設されたウインチをより大型にすることができると共に、ブーム支持ブラケットに取付けたウインチも大型にすることができる。
【0032】
本発明の請求項2に係る伸縮ブーム式作業機械によれば、上部旋回体の旋回中心より前部に配設されたウインチで巻取り、巻戻されるロープが伸縮ブームの腹面側でブームヘッド側に導かれる構成で、ガントリに3つ目のシーブを設ける必要がないから、ガントリの後方突出長さを短くすることができる。また、伸縮ブームの背面に設けられるロープ支えローラを設ける必要はなく、その分支えローラを支持するローラ支持部材の高さを低くすることができる。さらに、作業現場内での設置物の移動や、土木作業でブーム先端部に装着されるアタッチメントに掛け回す等、挿脱作業が多い上部旋回体の旋回中心より前部に配設されたウインチで巻取り、巻戻されるロープを、作業者が地上から挿脱作業を行い得る位置にすることができるので、作業時の安全性と、利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係り、伸縮ブームを最大倒伏状態にした状態を示す伸縮ブーム式クレーンの全体側面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係り、第3ウインチの装着状態を示す側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係り、第3ウインチの装着状態を示す平面図である。
【図4】 本発明の実施の形態1に係り、伸縮ブームのブームヘッド付近の拡大構成説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態2に係り、図5(a)は伸縮ブーム式クレーンの主要部構成説明図、図5(b)は図5(a)のA部拡大図である。
【符号の説明】
1…クレーン、2…下部走行体、3…旋回軸受、4…上部旋回体、5…旋回フレーム、6…ブーム支持ブラケット、6a…ブームフットピン、7…伸縮ブーム、7a…基本ブーム、7b…ブームヘッド、7c…俯仰シリンダ、7d…フック、7e…背面側ロープ支えローラ、7f…腹面側ロープ支えローラ、8…運転室、9…カウンターウェイト、10…ガントリ、10a,10b…ガイドシーブ
11…主巻きウインチ、12…主巻きロープ、13…補巻きウインチ、14…補巻きロープ、15…アイドラシーブ、16…ブームポイントシーブ、17…補助シーブ、18…第3ウインチ、18a…ドラムフランジ、19…第3ロープ、20…第3ロープ用ガイドシーブ
21…連結ピン、22…ガイドシーブ、23…ガイドシーブ機構、23a…ブラケット、23b…下部ローラ、23c…上部ローラ、24…ウインチ支持ブラケット、25…油圧タグライン装置
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention particularly relates to a crawler traveling type telescopic boom type work machine having a crawler that can expand and contract in the vehicle width direction.
[0002]
[Prior art]
In the case of a self-propelled telescopic boom type work machine equipped with a telescopic boom, for example, a crawler traveling type lower traveling body having a crawler that can be expanded and contracted in the vehicle width direction is provided. There is a configuration that includes a plurality of winches, that is, first to third winches, and an upper swing body that includes a boom that can be raised and lowered and that is extendable and retractable. The first to third winches of such a telescopic boom type work machine are usually arranged on the rear side of the turning center of the upper turning body, and the ropes wound and unwound by these winches are: It is led to the boom head side on the back side of the telescopic boom. (For example, refer to Patent Document 1.)
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-31680 (page 4-5, FIG. 1-3)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As is well known, in the case of a telescopic boom type crane having a crawler traveling type lower traveling body having a crawler that can be expanded and contracted, the crane operation is normally performed with the crawler expanded in the vehicle width direction. Therefore, the weight balance in the front-rear direction of the turning center of the upper turning body including the telescopic boom should satisfy the rear stability defined in the mobile crane design standards with the crawler extended in the vehicle width direction. Is set. The crawler is reduced in the vehicle width direction when the crawler is placed on a loading platform such as a trailer for transportation.
[0005]
That is, in the case of a crawler crane, the total value of the loads applied to all overturning fulcrums on the side to which the jib (boom) is directed in the state where no suspended load is suspended is the mass of the crawler crane. Must have a rearward stability equal to or greater than 15% of the value obtained by multiplying by the gravitational acceleration. Therefore, in such a telescopic boom type crawler crane, when the lower traveling body and the upper swing body are orthogonal to each other, it is set so that a load of 15% or more is applied to the crawler on the telescopic boom side.
[0006]
However, in the case of a crawler traveling type extendable boom type crane having a crawler that can be expanded and contracted, there are many cases where the crane work must be performed with the crawler being reduced depending on the situation of the work site. In a state where the crawler is contracted, when the lower traveling body and the upper swing body are orthogonal to each other, the rear stability of the telescopic boom crane is deteriorated, so that the telescopic boom cannot be set to the maximum hoisting angle. That is, since the minimum turning radius of the telescopic boom cannot be reduced, there has been a problem that sufficient crane work cannot be performed.
[0007]
The problem related to the rear stability of the telescopic boom type crane is that the telescopic boom is supported via a boom foot pin at a position behind the pivot center of the upper swinging body, and the undulation angle of the telescopic boom increases. This is because the center of gravity gradually moves to the rear side of the turning center of the upper turning body. Of course, if the balance weight is attached to the front side position of the upper revolving structure, the crane work can be performed with the telescopic boom at the maximum undulation angle even in a state where the crawler is contracted. However, a separate balance weight must be prepared, which is disadvantageous in terms of cost.
Furthermore, with an extendable boom type crane equipped with three or more winches, for example, when it is configured to pass all the ropes on the back side of the extendable boom, it protrudes obliquely upward with a guide sheave for guiding each rope. The protruding length of the gantry is increased. Further, the height of the roller support member that supports the rope support roller that supports the rope provided on the back surface of the telescopic boom must be increased.
[0009]
Therefore, the height of the telescopic boom crane in the transport posture with the telescopic boom lying down to the maximum is increased, so that in addition to limiting the roads that can be used for transport, the telescopic boom crane may be disassembled in some cases. This is not preferable because it needs to be done and transportation costs increase. In addition, when the number of ropes on the back side of the telescopic boom increases, the ropes interfere with each other due to shake during winding and rewinding, so that there is a problem that the life of the ropes is shortened. Of course, the same applies to the case where all the ropes are passed through the belly side of the telescopic boom. In addition, when a plurality of winches larger than conventional ones are arranged, these winches protrude upward, rearward or sideward of the upper revolving unit, and accordingly the maximum height of the telescopic boom crane or the upper part Since the rear end turning radius and width of the revolving structure are increased, there is a problem in that it is disadvantageous in terms of transportability and crane workability.
[0010]
Accordingly, an object of the present invention is to extend / contract the telescopic boom even in the crawler contraction state, and to make it possible to reduce the height of the roller support member that supports the rope support roller provided on the back surface. It is to provide a boom type work machine.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the means adopted by the telescopic boom type work machine according to claim 1 of the present invention includes a crawler traveling type lower traveling body having an expandable / contractable crawler, and turning on the lower traveling body A plurality of winches for suspension work are provided on a swivel frame that is freely mounted and has a boom support bracket, and a telescopic boom that can be raised and lowered by a lifting cylinder is provided via the boom support bracket. In the telescopic boom type working machine provided with the upper swing body, the plurality of winches are arranged separately before and after the swing center of the upper swing body, and are disposed in front of the swing center of the upper swing body. and the winch, the maximum inclined state of the telescopic boom, left and right of the drum flange of the winch center of the elevating cylinder is disposed to the front from the turning center Located, in the elevating cylinder height position that does not interfere with the drum flange, characterized in that attached to the front end of the boom support bracket.
[0012]
According to the telescopic boom type working machine according to the first aspect, the plurality of winches for the suspension work are arranged separately before and after the turning center of the upper turning body. Therefore, it is easy to secure the space for arranging the winch and its piping, and it is possible to reduce the rear turning radius of the upper turning body while securing the maintenance space. In addition, the winch disposed in front of the turning center of the upper swing body is in the maximum lying state of the telescopic boom, and the left and right drums of the winch in which the center of the lifting cylinder is disposed in front of the turning center Since it is located between the flanges and is attached to the front end portion of the boom support bracket at a height position where the lifting cylinder does not interfere with the drum flange, the weight ahead of the turning center of the upper swing body can be increased. Even when the lower traveling body and the upper turning body are orthogonal to each other in the crawler reduced state, the undulation angle of the telescopic boom can be increased without using a balance weight.
[0013]
The means adopted by the telescopic boom type working machine according to claim 2 of the present invention is the telescopic boom type working machine according to claim 1, wherein the means is wound by a winch disposed in front of the turning center of the upper turning body. The rope to be unwound and guided is guided to the boom head side on the ventral side of the telescopic boom, wound by a winch disposed at the rear from the pivot center of the upper swing body, and the rope to be unwound is rear side of the telescopic boom. It is characterized by being configured to be guided to the boom head side.
[0014]
According to the telescopic boom type work machine according to the second aspect, the rope to be wound and unwound by the winch disposed in front of the turning center of the upper swing body is guided to the boom head side on the belly surface side of the telescopic boom. With this configuration, since it is not necessary to provide a third sheave on the gantry, the rearward projecting length of the gantry can be shortened. Moreover, it is not necessary to provide the rope support roller provided on the back surface of the telescopic boom, and the height of the roller support member that supports the support roller can be reduced accordingly.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the telescopic boom type working machine according to Embodiment 1 of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings, taking as an example the case where the telescopic boom type working machine is a telescopic boom type crane. FIG. 1 is an overall side view of the telescopic boom type crane showing a state in which the telescopic boom is in the maximum lying state, FIG. 2 is a side view showing the mounted state of the third winch, and FIG. 3 is a plan view showing the mounted state of the third winch. FIG. 4 is an explanatory diagram of an enlarged configuration near the boom head of the telescopic boom.
[0016]
Reference numeral 1 shown in FIG. 1 is a telescopic boom crane (hereinafter referred to as a crane) according to the first embodiment. The crane 1 is provided with a crawler traveling lower traveling body 2 having a crawler that can be expanded and contracted in the vehicle width direction, and swivels around a vertical axis via a swivel bearing 3 on the lower traveling body 2. The upper turning body 4 is mounted. The upper swing body 4 is connected to the swing frame 5 having a boom support bracket 6 and the boom support bracket 6 via a boom foot pin 6a, and is extendable and retractable by a lifting cylinder 7c (see FIG. 2). A telescopic boom 7, a driver's cab 8 mounted on the front side of the turning frame 5, and a counterweight 9 attached to the rear side of the turning frame 5.
[0017]
A main winding winch 11 as a first winch is disposed at the upper rear part of the upper swing body 4, and an auxiliary winding winch 13 as a second winch is disposed below the main winding winch 11. Further, a third winch 18 is attached to the front side of the upper swing body 4 with a configuration described later. The boom support bracket 6 has a first sheave 10 a and a second sheave 10 b at the upper rear end thereof, and a gantry 10 extending above the counterweight 9 is projected. A main winding rope 12 wound around the main winding winch 11 and rewound is hung on the first sheave 10 a of the gantry 10. Further, an auxiliary winding rope 14 is wound around the second sheave 10b of the gantry 10 and wound up by the auxiliary winding winch 13 and rewound.
[0018]
Both the main winding rope 12 and the auxiliary winding rope 14 are guided in the direction of the boom head 7 b along the back surface of the telescopic boom 7. The main winding rope 12 is hung on one of two idler sheaves 15 on the back side of the telescopic boom 7 of the boom head 7b, and hung on the boom point sheave 16 at the tip of the boom head 7b having a plurality of sheaves. Yes. The main winding rope 12 is looped around a plurality of sheaves (not shown) of the boom point sheave 16 and a plurality of sheaves (not shown) of the hook 7d, and one end thereof is connected to the boom head 7d. In addition, the auxiliary winding rope 14 is hung on the other of the two idler sheaves 15 on the back side of the telescopic boom 7 of the boom head 7 b and is provided on a bracket projecting from the boom point sheave 16. It is hung on.
[0019]
A third winch 18 is disposed at a position ahead of the turning center of the turning frame 5, that is, at a side position of the cab 8. As shown in FIGS. 2 and 3, the third winch 18 is in the maximum lying state of the telescopic boom 7 at the substantially central portion in the width direction of the revolving frame 5, and the center of the lifting cylinder 7 c is the left and right of the third winch 18. It is located between the drum flanges 18a and is connected to the front end portion of the boom support bracket 6 via a winch support bracket 24 with a detachable connection pin 21 at a height position where the lifting cylinder 7c does not interfere with the drum flange 18a. Yes. 2 and 3, a hydraulic tag line device 25 is attached to the front side of the third winch 18. Then, the third rope 19 wound and unwound by the third winch 18 is hung on the third rope guide sheave 20 provided on the abdominal surface of the telescopic boom 7 and guided to the boom head 7b side. Yes. As shown in FIG. 4, each of the main winding rope 12 and the auxiliary winding rope 14 is supported by a back side rope support roller 7 e provided on the upper back surface of the boom of each stage of the telescopic boom 7. . The third rope 19 is supported by an abdominal surface side rope support roller 7f provided on the upper abdominal surface of the boom of each stage of the telescopic boom 7.
[0020]
Hereinafter, the operation mode of the crane 1 according to the first embodiment will be described. That is, according to the crane 1 according to the first embodiment, the main winding winch 11 and the auxiliary winding winch 13 are arranged on the rear side of the turning center of the upper swing body 4, and the third winch 18 is the upper swing body 4. Is arranged on the front side of the turning center. In the case of the crane 1 according to the first embodiment, a plurality of winches are distributed in the front and rear of the upper swing body 4 as described above. Therefore, as compared with the conventional example in which a plurality of winches are centrally arranged at the rear part of the upper swing body, the area occupied by each winch can be increased without increasing the rear end turning radius of the upper swing body 4. Therefore, it is possible to arrange a winch that is larger and has a larger capacity than the conventional example.
[0021]
In particular, a large main winding winch 11 and a supplementary winding winch 13 that require a relatively high lifting capacity are arranged vertically on the rear part of the upper swing body 4 and a third winch 18 is arranged on the front part. Thus, the arrangement space of the conventional third winch can be assigned to the arrangement space of the main and auxiliary winding winches 11 and 13. Accordingly, the main and auxiliary winches 11 and 13 can be made larger, and the front third winch 18 can also be made larger. Accordingly, it is easy to secure a space for arranging piping and hydraulic hoses for supplying and discharging hydraulic oil to and from the main winding winch 11, the auxiliary winding winch 13, and the third winch 18, and to maintain the maintenance space for them. While ensuring, the rear turning radius of the upper swing body 5 can be reduced. Further, since the weight on the front side of the turning center of the upper swing body 5 can be increased, it is possible to increase the undulation angle of the telescopic boom 7 without using a balance weight in the crawler reduced state.
[0022]
Moreover, according to the crane 1 which concerns on this Embodiment 1, the main winding rope 12 and the supplementary winding rope 14 are in the direction of the boom head 7b in the back side of the telescopic boom 7, and the 3rd rope 19 is the telescopic boom 7. Are respectively led in the direction of the boom head 7b. Therefore, the number of ropes on the back side and the abdominal surface side of the telescopic boom 7 is reduced as compared with the case where all the ropes are concentrated on the back side or the abdominal surface side of the telescopic boom 7. Therefore, the rear projecting length of the gantry 10 can be shortened, and the height of the roller support member that supports the rope support roller provided on the back surface of the telescopic boom 7 can be reduced. Of course, the interference between the ropes can be reduced, which can contribute to the extension of the rope life. Also, the operator performs the insertion / removal work from the ground on the third rope 19 that is often inserted / removed, such as moving the installation items in the work site and hanging it around the attachment attached to the boom tip during civil engineering work. Since the position can be obtained, the safety and convenience during work can be improved.
[0023]
Furthermore, according to the crane 1 according to the first embodiment, when the third winch 18 is not necessary, the third winch 18 is lifted by the hook 7d while the third pin 7 is pulled out, thereby removing the third winch 18. The winch 18 can be easily removed from the swivel frame 5 and can be easily attached. Thus, since the operator can insert and remove the connecting pin 21 of the third winch 18 from the ground, the third winch 18 can be attached and detached safely and efficiently. Of course, when the third winch 18 is used in the subsequent construction, there is no problem in practical use even if the third winch 18 is left attached to the revolving frame 5. In order to supply and discharge the hydraulic oil to and from the third winch 18, a hydraulic hose having a quick coupler attached to the tip is used.
[0024]
Next, the crane according to the second embodiment of the present invention is shown in FIG. 4 according to the first embodiment, FIG. 5 (a) of the main part configuration explanatory view, and the A part enlarged in FIG. This will be described with reference to FIG. However, since the main configuration of the crane 1 according to the second embodiment is the same as the main configuration of the crane according to the first embodiment, the same components and the components having the same functions are denoted by the same reference numerals, and Different points will be described with the same name.
[0025]
Hereinafter, in detail, in the crane 1 according to the second embodiment, the main winding winch 11 and the auxiliary winding winch 13 are arranged in parallel at the rear portion of the revolving frame 5. On the other hand, the third winch 18 is attached to the front end of the revolving frame 5 as in the first embodiment, and the third rope 19 is guided through the abdominal surface of the telescopic boom 7. The main winding rope 12 wound and unwound by the main winding winch 11 is hung on a guide sheave 22 supported by a bracket projecting from the rear side end face of the boom support bracket 6. The main winding rope 12 passes through the abdominal surface side of the telescopic boom 7 and is guided to the boom head 7b side through a guide sheave mechanism 23, which will be described later. It is configured to be hung.
[0026]
The main winding winch 11 and the auxiliary winding winch 13 may be arranged in the vertical position as in the case of the main winding winch 11 and the auxiliary winding winch 13 of the crane 1 according to the first embodiment. . However, in the case of the second embodiment, it is necessary to dispose the auxiliary winding winch 13 on the upper side of the main winding winch 11 as is well understood from FIG.
[0027]
The guide sheave mechanism 23 includes a bracket 23 a that protrudes from the abdominal surface of the telescopic boom 7. The bracket 23a is provided with a lower sheave 23b that is in rolling contact with the main winding rope 12 from below and an upper sheave 23c that is in contact with the main winding rope 12 from above via a pin.
[0028]
An auxiliary winding rope 14 wound and unwound by the auxiliary winding winch 13 is hung on one sheave 10 b of the gantry 10 and guided in the direction of the boom head 7 b along the back surface of the telescopic boom 7. The auxiliary winding rope 14 is configured to be hung on an idler sheave 15 on the back side of the telescopic boom 7 of the boom head 7 b and on the auxiliary sheave 17.
[0029]
Hereinafter, the operation mode of the crane 1 according to the second embodiment will be described. That is, since only one sheave needs to be provided on the gantry 10, the rearward projecting length of the gantry 10 can be made shorter than that of the crane according to the first embodiment. Moreover, since the rope support roller provided in the back surface of the telescopic boom 7 is one, the height of the roller support member which supports this support roller can be made low.
[0030]
【The invention's effect】
As described above, in the telescopic boom type work machine according to claim 1 of the present invention, the plurality of winches are arranged separately before and after the turning center of the upper turning body. Therefore, according to the telescopic boom type work machine according to the first aspect of the present invention, it is easy to secure the installation space for the piping, and it is possible to reduce the rear turning radius of the upper swing body while securing the maintenance space. it can. Further, since the weight in front of the turning center of the upper swing body can be increased, even when the lower traveling body and the upper swing body are orthogonal to each other in the crawler track reduced state, the telescopic boom type work machine according to the conventional example It is possible to increase the undulation angle of the telescopic boom without using a balance weight.
[0031]
In addition, since the plurality of winches are distributed in the front and rear of the upper swing body, the rear end turning radius of the upper swing body is larger than that of the conventional example in which the plurality of winches are concentrated on the rear portion of the upper swing body. Since the area occupied by each winch can be increased without increasing the size, it is possible to dispose a winch having a larger capacity than that of the conventional example. In particular, a large number of large winches that require a relatively high lifting capacity are arranged vertically at the rear of the upper swing body, and the winch that is disposed at the front of the upper swing body is positioned at the maximum of the telescopic boom. In the lying state, the center of the lifting cylinder is located between the left and right drum flanges of the winch disposed in front of the turning center, and the boom support bracket is positioned at a height where the lifting cylinder does not interfere with the drum flange. By attaching to the front end portion , it is possible to allocate the winch arrangement space to the winch arrangement space arranged at the rear from the turning center of the upper turning body. Therefore, the winch disposed at the rear part from the turning center of the upper turning body can be made larger, and the winch attached to the boom support bracket can be made larger.
[0032]
According to the telescopic boom type work machine according to claim 2 of the present invention, the rope that is wound and unwound by the winch disposed in front of the pivot center of the upper swing body is on the boom head side on the belly surface side of the telescopic boom. With this configuration, it is not necessary to provide a third sheave on the gantry, so that the rearward projecting length of the gantry can be shortened. Moreover, it is not necessary to provide the rope support roller provided on the back surface of the telescopic boom, and the height of the roller support member that supports the support roller can be reduced accordingly. In addition, it is a winch arranged in front of the turning center of the upper turning body that is frequently inserted and removed, such as moving the installation items at the work site and hanging it around the attachment attached to the tip of the boom in civil engineering work. Since the rope to be wound and unwound can be placed at a position where an operator can perform insertion / removal work from the ground, safety and convenience during work can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall side view of a telescopic boom crane according to a first embodiment of the present invention, showing a state where the telescopic boom is in a maximum lying state.
FIG. 2 is a side view showing a mounted state of the third winch according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a plan view showing a mounted state of the third winch according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an enlarged configuration explanatory view in the vicinity of the boom head of the telescopic boom according to the first embodiment of the present invention.
5A and 5B relate to a second embodiment of the present invention, in which FIG. 5A is an explanatory diagram of a main part configuration of a telescopic boom crane, and FIG. 5B is an enlarged view of a part A in FIG. 5A.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Crane, 2 ... Lower traveling body, 3 ... Turning bearing, 4 ... Upper turning body, 5 ... Turning frame, 6 ... Boom support bracket, 6a ... Boom foot pin, 7 ... Telescopic boom, 7a ... Basic boom, 7b ... Boom head, 7c ... Lifting cylinder, 7d ... Hook, 7e ... Back side rope support roller, 7f ... Ventral side rope support roller, 8 ... Driver's cab, 9 ... Counterweight, 10 ... Gantry, 10a, 10b ... Guide sheave 11 ... Main winding winch, 12 ... main winding rope, 13 ... auxiliary winding winch, 14 ... auxiliary winding rope, 15 ... idler sheave, 16 ... boom point sheave, 17 ... auxiliary sheave, 18 ... third winch, 18a ... drum flange, 19 ... 3rd rope, 20 ... 3rd rope guide sheave 21 ... Connecting pin, 22 ... Guide sheave, 23 ... Guide sheave mechanism, 23 ... Bracket, 23b ... lower roller, 23c ... upper rollers, 24 ... winch support bracket, 25 ... hydraulic tagline device

Claims (2)

拡縮自在なクローラを有するクローラ走行式の下部走行体と、この下部走行体の上に旋回自在に搭載され、ブーム支持ブラケットを有する旋回フレーム上に吊り作業用の複数のウインチが設けられると共に、俯仰シリンダによって起伏される伸縮自在な伸縮ブームが、前記ブーム支持ブラケットを介して設けられてなる上部旋回体とを備えた伸縮ブーム式作業機械において、前記複数のウインチは、前記上部旋回体の旋回中心の前後に分けて配設され、前記上部旋回体の旋回中心より前部に配設されたウインチを、前記伸縮ブームの最大倒伏状態で、前記俯仰シリンダの中心が旋回中心より前部に配設された前記ウインチの左右のドラムフランジ間に位置し、このドラムフランジに前記俯仰シリンダが干渉しない高さ位置において、前記ブーム支持ブラケットの前端部に取付けたことを特徴とする伸縮ブーム式作業機械。A crawler traveling type lower traveling body having an expandable / contractible crawler, and a plurality of winches for suspension work provided on a swivel frame mounted on the lower traveling body and having a boom support bracket. In the telescopic boom type work machine, the telescopic boom type working machine comprising a telescopic boom that is raised and lowered by a cylinder and an upper revolving body provided via the boom support bracket , wherein the plurality of winches are pivot centers of the upper revolving body The winch arranged in front of and behind the turning center of the upper revolving structure is disposed in front of the center of the lifting cylinder in the maximum lying state of the telescopic boom. The boot is positioned between the left and right drum flanges of the winch, and at the height position where the lifting cylinder does not interfere with the drum flange. Telescopic boom type working machine, characterized in that attached to the front end portion of the support bracket. 前記上部旋回体の旋回中心より前部に配設されたウインチで巻取り、巻戻されるロープを前記伸縮ブームの腹面側でブームヘッド側に導き、前記上部旋回体の旋回中心より後部に配設されたウインチで巻取り、巻戻されるロープを前記伸縮ブームの背面側でブームヘッド側に導くように構成したことを特徴とする請求項1に記載の伸縮ブーム式作業機械。  Winding with a winch arranged at the front part from the turning center of the upper turning body, guiding the rope to be unwound to the boom head side on the stomach side of the telescopic boom, and arranging at the rear part from the turning center of the upper turning body The telescopic boom type work machine according to claim 1, wherein a rope wound and unwound by the winch is guided to the boom head side on the back side of the telescopic boom.
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