JP4429786B2 - テレビ視聴状況調査装置 - Google Patents

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Description

本発明はテレビの視聴状況を測定する装置に関し、特にテレビのリモコン信号を受信解析して視聴チャンネルを判定するテレビ視聴状況調査装置に関する。
テレビ視聴率を測定するためにサンプル世帯に設置されたテレビ(テレビジョン受像機)で実際に視聴されているチャンネルを測定する方法として、従来より各種の方法が提案ないし実用化されているが、その方法の一つに、テレビの近傍に設置した調査装置でテレビの赤外線リモコン(リモートコントローラ)から出力される赤外線信号を受信して解析する方法がある(例えば、特許文献1参照)。これは、リモコンから出力される赤外線信号はある程度周囲に拡散して伝搬するためにテレビの近傍であれば赤外線信号を傍受できることを利用したものである。しかし、リモコンの向き加減や遮蔽物の存在などによって、リモコンからの赤外線信号がテレビでのみ受信される場合があり、反対に調査装置でのみ受信される場合もあるため、調査装置で認識される視聴中チャンネルとテレビで実際に視聴されているチャンネルとが一致しない状況が発生する。
このような問題を解決する従来技術として、特許文献2に記載された赤外線リモコン信号情報検出装置が提案されている。この検出装置では、リモコンから出力される赤外線信号をテレビでは受信できないようにテレビ側のリモコン信号受光部をアダプタで遮蔽しておき、リモコンから出力される赤外線信号を検出装置で受信解析すると同時に信号ケーブル及び前記アダプタを通じてテレビの受光部に再送信する。この方法によれば、リモコンの信号は検出装置を通じてのみテレビに伝達されるため、検出装置で認識される視聴中チャンネルとテレビで実際に視聴されているチャンネルとの食い違いをほぼ無くすことが可能である。
特開平11−275607号公報 特開平8−280075号公報
しかし、テレビのリモコン信号受光部は製造メーカや機種によりそれぞれ位置や形状が異なるため、統計的な無作為抽出により選定された視聴率調査対象家庭のテレビすべてに特許文献2による方法を実施するためには、個々のリモコン信号受光部に適合するアダプタを設計する必要があり、実用上困難である。また、特許文献2では、検出装置から再送信した信号がテレビのリモコン信号受光部で正確に受信できるようにアダプタ内の発光素子とテレビ側の受光素子の位置関係を最適化しているが、この最適化の精度が充分でないと特許文献2に記載されるような誤動作が発生する。若し、誤動作すると、検出装置で認識される視聴中チャンネルとテレビで実際に視聴されているチャンネルとに不一致が発生し、正確な測定が行えない。
さらに、特許文献1および2に記載される方法では、検出装置で認識される視聴中チャンネルとテレビで実際に視聴されているチャンネルとに食い違いが発生した場合、そのことが視聴者に全く分らないため、その食い違いを修正する機会を視聴者に与えることができず、誤った判定が長く継続されてしまう。
また、最近のテレビリモコンはインテリジェント化しており、チャンネル割付を自由に変更することができる。例えば、テレビリモコンの数字の2が付されたボタンにNHK総合がセットされていた状態を、別の放送局に設定し直したり、チャンネルのアップダウン操作時にボタン2に設定されたチャンネルをスキップさせたりすることができる。若し、調査期間中にユーザがテレビリモコンのチャンネル割付を変更した場合、調査装置側の設定を全く同じように変更しなければ、調査装置はテレビリモコンと同期したチャンネルの判定が行えなくなる。しかし、ユーザがテレビリモコンのチャンネル割付を変更する都度、保守員が訪問して設定を変更するのは、多大なコストと時間を必要とする。また、調査センタの保守員が尾行されてサンプル世帯が割り出され、サンプル世帯に不正な圧力がかけられた事件も発生しており、調査センタの保守員がサンプル世帯を訪問する機会はできるだけ避けるのが望ましい。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたものであり、その目的は、チャンネルの切替を赤外線リモコン等のテレビリモコンで行うテレビを対象とした、実用化の容易なテレビ視聴状況調査装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、調査期間中にユーザがテレビリモコンのチャンネル割付を変更した場合に、それに応じて調査装置側の設定を速やかに変更することのできるテレビ視聴状況調査装置を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、装置で認識された視聴中チャンネルとテレビで実際に視聴されているチャンネルとに食い違いが発生したことを視聴者が容易に確認でき、その食い違いを修正する機会を視聴者に与えることのできるテレビ視聴状況調査装置を提供することにある。
本発明の第1のテレビ視聴状況調査装置は、テレビリモコンから出力される信号を受信する受信手段と、前記テレビリモコンのチャンネル割付情報を含むリモコン情報を記憶するリモコン情報記憶手段と、前記受信手段で受信されたリモコン信号及び前記リモコン情報記憶手段に記憶されたリモコン情報に基づいてテレビ視聴状況を解析する解析手段と、該解析手段で求められたテレビ視聴状況を記憶するテレビ視聴状況記憶手段と、調査センタと通信するための通信手段と、該通信手段を通じて前記調査センタから送信されてきたメンテナンスデータに基づいて前記リモコン情報記憶手段に記憶されたリモコン情報を更新するメンテナンス手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第2のテレビ視聴状況調査装置は、テレビリモコンから出力される信号を受信する受信手段と、前記テレビリモコンのチャンネル割付情報を含むリモコン情報を記憶するリモコン情報記憶手段と、メッセージを表示する表示手段と、前記受信手段で受信されたリモコン信号及び前記リモコン情報記憶手段に記憶されたリモコン情報に基づいてテレビ視聴状況を解析し且つ解析内容に応じたメッセージを前記表示手段に表示する解析手段と、該解析手段で求められたテレビ視聴状況を記憶するテレビ視聴状況記憶手段と、調査センタと通信するための通信手段と、該通信手段を通じて前記調査センタから送信されてきたメンテナンスデータに基づいて前記リモコン情報記憶手段に記憶されたリモコン情報を更新するメンテナンス手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第3のテレビ視聴状況調査装置は、テレビリモコン及び調査用リモコンから出力される信号を受信する受信手段と、前記テレビリモコンのチャンネル割付情報を含むリモコン情報を記憶するリモコン情報記憶手段と、メッセージを表示する表示手段と、前記受信手段で受信されたリモコン信号及び前記リモコン情報記憶手段に記憶されたリモコン情報に基づいて調査対象者個人のテレビ視聴状況を解析し且つ解析内容に応じたメッセージを前記表示手段に表示する解析手段と、該解析手段で求められたテレビ視聴状況を記憶するテレビ視聴状況記憶手段と、調査センタと通信するための通信手段と、該通信手段を通じて前記調査センタから送信されてきたメンテナンスデータに基づいて前記リモコン情報記憶手段に記憶されたリモコン情報を更新するメンテナンス手段と、前記通信手段を通じて前記調査センタから送信されてきたメッセージ内容と表示時刻情報とを少なくとも含む表示メッセージ制御情報を記憶する表示メッセージ制御情報記憶手段と、該表示メッセージ制御情報記憶手段に記憶された表示メッセージ制御情報で指示される表示時刻および内容で前記表示手段にメッセージを表示する任意メッセージ表示制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明のテレビ視聴状況調査装置によれば、調査期間中にユーザがテレビリモコンのチャンネル割付を変更した場合に、調査センタの保守員がサンプル世帯に出向かなくても調査センタからの遠隔制御によって、調査装置側のリモコン情報を速やかに変更することができる。その理由は、調査センタと通信するための通信手段と、この通信手段を通じて調査センタから送信されてきたメンテナンスデータに基づいてリモコン情報記憶手段に記憶されたリモコン情報を更新するメンテナンス手段とを備えているからである。
本発明のテレビ視聴状況調査装置によれば、チャンネルの切替を赤外線リモコン等のテレビリモコンで行うテレビを対象とした、実用化の容易なテレビ視聴状況調査装置が提供できる。その理由は、特許文献2に記載されるようなリモコン信号を調査装置経由でテレビ側に転送するための特別なアダプタを必要とせず、調査対象となるテレビの製造メーカや機種にかかわらず同一のハードウェア構成で実現できるからである。
本発明のテレビ視聴状況調査装置によれば、正確なテレビ視聴状況調査が期待できる。その理由は、リモコン信号を解析してテレビの視聴状況を求める解析手段の解析内容に応じたメッセージを視聴者に表示することによって、装置で認識された視聴中チャンネルとテレビで実際に視聴されているチャンネルとに食い違いが発生した場合に、そのことが視聴者に容易にわかるようになっており、その食い違いを修正する機会を視聴者に与えることができるからである。また、調査対象者のテレビ視聴に関して一定の規則性が見いだされた場合に、在席ボタンの入力を促すメッセージを含む表示メッセージ制御情報を調査センタから調査装置に送信し、時刻指定で当該メッセージを自動で表示することができるからである。
[第1の実施の形態]
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態にかかるテレビ視聴状況調査システムは、サンプル世帯に設置されたテレビ視聴状況調査装置101と調査センタに設置された端末401とで構成され、両者は公衆回線などの通信ネットワーク501により相互に通信可能に接続されている。
テレビ視聴状況調査装置101は、テレビ301用のテレビリモコン201から出力される信号を受信する受信手段102と、テレビリモコン201のチャンネル割付情報を含むリモコン情報を記憶するリモコン情報記憶手段103と、メッセージを表示する表示手段104と、受信手段102で受信されたリモコン信号及びリモコン情報記憶手段103に記憶されたリモコン情報に基づいて、テレビ301の視聴状況を解析し且つ解析内容に応じたメッセージを表示手段104に表示する解析手段105と、この解析手段105で求められたテレビ視聴状況を記憶するテレビ視聴状況記憶手段106と、調査センタの端末401と通信ネットワーク501を通じて通信するための通信手段107と、テレビ視聴状況記憶手段106に記憶されたテレビ視聴状況のデータを通信手段107により調査センタの端末401へ送信するテレビ視聴状況送信手段108と、通信手段107を通じて調査センタの端末401から送信されてきたメンテナンスデータに基づいてリモコン情報記憶手段103に記憶されたリモコン情報を更新するメンテナンス手段109とを備えている。
テレビリモコン201は、調査対象となるテレビ301を遠隔操作するためのリモートコントローラである。多くの場合、赤外線リモコンが使用されるが、無線によるリモコンが使用される場合もある。通常、テレビリモコン201は、テレビの電源をオンまたはオフする電源ボタン、入力ソースの切替ボタン、音量調整用のアップダウンボタン、チャンネルを一つ前または一つ後に変更するためのチャンネルアップダウンボタン、チャンネルをダイレクトに選局するための数字ボタンを備えている。また、デジタルテレビ放送を受信できるテレビに付属するテレビリモコンの場合、EPGを操作するための矢印キーなどの各種の機能ボタンが備えられている。
テレビ視聴状況調査装置101は、視聴者がテレビリモコン201の信号出射口を調査対象テレビ301に向け、リモコン信号を送信した場合に、そのリモコン信号が受信できるようにテレビ301の近傍に設置される。内蔵の受信手段102は、テレビリモコン201から送信されたリモコン信号を受信する部分で、テレビリモコン201が赤外線リモコンの場合には受光素子と増幅器などで構成され、無線リモコンの場合には受信アンテナと増幅器などで構成される。
リモコン情報記憶手段103に記憶されるリモコン情報中のチャンネル割付情報は、テレビリモコン201に配設されている各数字ボタン(チャンネルをダイレクトに選局するためのボタン)とテレビ301の視聴チャンネルとのマッピング情報である。各数字ボタンは、地上波やBSなどの異なるソースで共用されるので、マッピング情報は、地上波、BSなどのソース別に存在する。例えば、地上波のソースにおいて、テレビリモコン201の1の数字ボタンにテレビ301のNHK総合チャンネルが割り当てられている場合、「地上波:1の数字ボタン:NHK総合チャンネル」といった情報が設定される。また、テレビリモコン201の2の数字ボタンにテレビ301のどのチャンネルも割り当てられていない場合、「地上波:2の数字ボタン:スキップ」といった情報が設定される。また、BSのソースにおいて、テレビリモコン201の1の数字ボタンにテレビ301のNHK衛星第1チャンネルが割り当てられている場合、「BS:1の数字ボタン:NHK衛星第1チャンネル」といった情報が設定される。その他、チャンネル割付情報には、テレビ301の入力ソースの情報なども含まれる。リモコン情報記憶手段103としては一般に、書き換え可能な不揮発性メモリが使用される。
解析手段105は、受信手段102でテレビリモコン201のリモコン信号が受信される毎に、受信されたリモコン信号をデコードしてテレビ301に対する操作内容を識別し、リモコン情報記憶手段103に記憶されているリモコン情報と自ら管理しているテレビ301の現在の状態とに基づいて、テレビ301の次の遷移状態を決定する。例えば、あるチャンネルをダイレクトに選択する数字ボタンのリモコン信号をデコードしたとき、リモコン情報中の現在選択されている入力ソースのチャンネル割付情報において、その数字ボタンにマッピングされているチャンネルを遷移先のチャンネルに決定する。また、チャンネルアップダウンボタンにかかるリモコン信号をデコードしたとき、リモコン情報中の現在選択されている入力ソースのチャンネル割付情報と、現在のチャンネルの情報と、アップかダウンかの情報とに基づいて変更後のチャンネルを決定する。さらに、電源ボタンにかかるリモコン信号をデコードしたとき、現在のテレビ状態が電源オフであれば電源オン状態に、現在の状態が電源オンであれば電源オフ状態に遷移させる。
解析手段105は、今回の解析結果に基づき新たな測定データを記録する必要がある場合には、測定データを作成してテレビ視聴状況記憶手段106に時系列データとして記録する。測定データは、新しいチャンネルの視聴が開始された場合に記録される開始データと、テレビ301の電源がオフされた場合のようにもはや視聴されなくなった場合に記録される終了データとの2種類がある。開始データには、視聴中チャンネルの情報と開始時刻とが含まれ、終了データには、視聴が終了したことを示す所定の記号やマークと終了時刻とが含まれる。開始時刻、終了時刻は図示しない刻時手段(時計)から取得される。テレビ視聴状況記憶手段106には一般に、書き換え可能な不揮発性メモリが使用される。
また解析手段105は、テレビ視聴状況調査装置101で認識している最新のテレビ視聴状況を視聴者に確認させるために、今回の解析結果に応じたメッセージを表示手段104に送り、表示手段104は送られてきたメッセージを表示する。表示手段104としては、文字を表示できるものであれば何でも良く、例えばLEDドットマトリクスや液晶パネルを使用することができる。メッセージを表示する場面とメッセージ内容の例について、以下説明する。
先ず、解析手段105は、切替先のチャンネルを判定した場合、判定したチャンネルの情報を含むメッセージを選択して表示手段104に表示する。この場合、判定したチャンネルが放送中のチャンネルである場合に限ってチャンネルの情報を含むメッセージを表示し、非放送中のチャンネルの場合には、今は放送中のチャンネルを見ていない旨の別のメッセージを表示するようにしても良い。ここで、放送中のチャンネルとは、NHK総合放送のように放送データが受信できるチャンネルのことであり、非放送中のチャンネルとは、放送データが受信できないチャンネルのことである。入力ソースをビデオテープレコーダやテレビゲーム機等の外部ソースに切り替えたような場合も非放送中のチャンネルに含める。なお、或るチャンネルが放送中チャンネルか、非放送中チャンネルかは、テレビの設置される地域毎に放送中チャンネルと非放送中チャンネルを定めた表を参照して決定される。
このようなメッセージが表示されることにより、視聴者は、テレビ視聴状況調査装置101が視聴チャンネルを正しく認識しているかどうかを容易に確認することができる。例えば、テレビ301のチャンネルをNHK総合放送に切り替えようとしてテレビリモコン201を操作したとき、テレビ301の画面はNHK総合放送に切り替わったが、何らかの原因でリモコン信号がテレビ視聴状況調査装置101に届かなかった場合、表示手段104に視聴中チャンネルとしてNHK総合放送を示すメッセージが表示されないため、テレビ視聴状況調査装置101が正しく認識していないことがわかる。反対に、リモコン信号がテレビ視聴状況調査装置101だけで受信される状況が発生すると、NHK総合放送を視聴中である旨のメッセージが表示されるのに対し、テレビの画面が切り替わらないため、同じく正しく認識されていないことを知ることができる。このようなとき、視聴者は、テレビリモコン201を操作して再度同じチャンネルを選局する操作を行うことで、両者の食い違いを修正することができる。
また、解析手段105は、視聴中チャンネルを特定するのが困難なチャンネル切替操作として予め設定されたリモコン操作が行われたことが判定された場合、ダイレクト選局方法によって視聴中チャンネルを再度選択するよう促す情報を含むメッセージを選択して表示手段104に表示する。ここで、視聴中チャンネルを特定するのが困難なチャンネル切替操作として予め設定されたリモコン操作としては、EPGを利用したチャンネル選択操作があるが、他の操作、例えばチャンネルアップダウンキーの操作も含めるようにしても良い。このようなメッセージに応じて、視聴者がテレビリモコン201に設けられたチャンネルをダイレクトに選局するための数字ボタンを押して再度同じチャンネルを選択すると、正しい視聴中チャンネルをテレビ視聴状況調査装置101に教えることができる。
テレビ視聴状況送信手段108は、例えば1日の或る定まった時刻が到来する毎に、テレビ視聴状況記憶手段106に記憶された一連の測定データを順に読み出し、通信手段107によって通信ネットワーク501を通じて調査センタの端末401へ送信する。
他方、メンテナンス手段109は、通信手段107を通じて調査センタの端末401からメンテナンスデータが送信されてくると、それを受信して解析し、解析結果に応じてリモコン情報記憶手段103に記憶されたリモコン情報を更新する。例えば、「地上波:2の数字ボタン:NHK教育テレビ」といったチャンネル割付情報を含むリモコン情報更新要求を受信すると、リモコン情報記憶手段103中のチャンネル割付情報を要求通りに更新する。これよって、更新前の状態が、例えばテレビリモコン201の2の数字ボタンにテレビ301のどのチャンネルも割り当てられていない「地上波:2の数字ボタン:スキップ」であった場合、その内容が「地上波:2の数字ボタン:NHK教育テレビ」に更新される。
このように本実施の形態では、解析手段105がテレビリモコン201のリモコン信号を解析するために使用しているリモコン情報記憶手段103中のリモコン情報を、調査センタの端末401からの指示に従って更新するメンテナンス手段109を備えているため、リモコン情報を調査センタの端末401から遠隔操作によって更新することができる。このため、調査期間中にユーザがテレビリモコン201のチャンネル割付を変更した場合、変更内容を電話などで調査センタのメンテナンス担当者が聞き取って、その変更内容と同様の変更をメンテナンス手段109を使って遠隔操作によりテレビ視聴状況調査装置101のリモコン情報記憶手段103に施せばメンテナンスが終了することになり、わざわざ保守員が訪問して設定を変更するようなコストと時間の無駄を省くことができる。
[第2の実施の形態]
図2(a)を参照すると、本発明の第2の実施の形態にかかるテレビ視聴状況調査システムは、テレビ視聴状況調査装置111がテレビリモコン201以外に調査用リモコン211から出力される信号を受信解析することにより調査対象者個人のテレビ視聴状況を調査するようにした点で、図1に示した第1の実施の形態にかかるテレビ視聴状況調査システムと相違する。また、本実施の形態にかかるテレビ視聴状況調査装置111は、通信手段107を通じて調査センタの端末401から送信されてきた表示メッセージ制御情報を記憶する表示メッセージ制御情報記憶手段112と、この表示メッセージ制御情報記憶手段112に記憶された表示メッセージ制御情報に従って表示手段104にメッセージを表示する任意メッセージ表示制御手段113とを備える点で、図1に示した第1の実施の形態にかかるテレビ視聴状況調査システムと相違する。
調査用リモコン211は、テレビ視聴状況調査装置111側では識別可能であるが、調査対象となるテレビ301側では認識されないリモコン信号を送信するリモコンである。テレビリモコン201だけの場合、リモコン操作を行えばテレビが反応するため、テレビ視聴状況調査装置111だけに遠隔操作で指示を与えることはできない。調査用リモコン211を使えば、テレビ301を反応させずに、テレビ視聴状況調査装置111だけに何らかの指示を与えることができる。この調査用リモコン211は、赤外線リモコン、無線リモコン、有線式のリモコン等、任意の方式のリモコンで良く、テレビリモコン201と同一の方式である必要はない。以下に、調査用リモコン211の構成および使用例について説明する。
調査用リモコン211は、図2(b)に示すように第1のボタン212を備え、この第1のボタン212が操作されたときに、テレビ視聴状況調査装置111が認識しているテレビの電源オン、オフ状態を反転させることを指示する第1の調査用リモコン信号を送信する機能を有する。テレビ視聴状況調査装置111の解析手段105は、第1の調査用リモコン信号を解析すると、自らが認識しているテレビ301の電源投入状態を反転させる。つまり、現在オンならオフと認識し、現在オフならオンと認識する。これによって、何らかの原因で、テレビ301の電源投入状態とテレビ視聴状況調査装置111が認識しているテレビの電源投入状態とが一致していない場合に、その食い違いを正すことができる。テレビリモコン201の操作だけでは、テレビリモコン201の電源ボタンを押せば、テレビ側およびテレビ視聴状況調査装置111側双方の電源投入状態が反転してしまうために修正は容易でないが、調査用リモコン211の第1のボタン212を使えば簡単に修正できる。
また、調査用リモコン211は、図2(b)に示すように第2のボタン213および第3のボタン214を備え、第2のボタン213が操作されたときに、調査対象者がテレビの前に現在いることを指示する第2の調査用リモコン信号を送信し、第3のボタン214が操作されたときに、調査対象者がテレビの前から離れることを指示する第3の調査用リモコン信号を送信する機能を有する。テレビ視聴状況調査装置111の解析手段105は、第2の調査用リモコン信号を解析すると、当該調査対象者にかかるテレビ視聴状況の記憶手段106への記録を開始する。また、解析手段105は、第3の調査用リモコン信号を解析すると、当該調査対象者にかかるテレビ視聴状況の記録を停止する。視聴率調査の種類によっては、家族全員が調査対象者とは限らないため、調査対象者がテレビ301の前に居るかどうかを調査用リモコン211で申告させることにより、いわゆる個人視聴率調査が可能になる。ここで、解析手段105は、テレビ301の電源がオンされたことを判定した場合、調査対象者が在室しているならば第2のボタン213を押すように促すメッセージを表示手段105に表示することで、申告漏れを防止している。このような申告漏れの防止は、後述するように任意メッセージ表示制御手段113によっても実現可能である。
調査用リモコン211は、上述した第1〜第3のボタン212〜214以外に、1以上の任意のボタン215を備えるようにしても良い。任意のボタン215の例として、解析手段105が判定して表示手段104に表示した視聴中チャンネル等に対して、YES、NOで回答するためなどに使用するYESボタン、NOボタンが考えられる。また、家族の中の誰がテレビの前に現在居るかを申告するための家族構成員毎のボタンが考えられる。また、テレビ301とテレビ視聴状況調査装置111とで視聴中チャンネルが食い違う場合に、テレビ視聴状況調査装置111側で認識しているチャンネルを変更するためのチャンネル指定用数字ボタンを備えるようにしても良い。更に、視聴中の番組やCMの好感度もあわせて調査する場合に、好感度大を指示するGOODボタン、そうでないBADボタンを備え、GOODボタン、BADボタンの種別とその入力時刻とを記憶手段106に記録することが考えられる。その他、視聴率調査会社が請け負う調査の種類に応じた1以上の任意のボタン215を備えるようにしても良い。
任意メッセージ表示制御手段113は、通信手段107を通じて調査センタの端末401から送信されてきた表示メッセージ制御情報を表示メッセージ制御情報記憶手段112に保存する処理と、表示メッセージ制御情報記憶手段112に保存された表示メッセージ制御情報に従って表示手段104にメッセージを表示する処理とを実行する。調査センタの端末401から送られてくる表示メッセージ制御情報は、少なくともメッセージ内容と表示時刻情報とを含んでおり、任意メッセージ表示制御手段113は、保存されている各表示メッセージ制御情報毎に、その情報中の表示時刻情報が指定する時刻が到来したかどうかを判定し、若し指定された時刻が到来すれば、その情報中のメッセージ内容を表示手段104に表示する。これにより、調査センタの端末401からの遠隔制御によって、任意のメッセージ内容を任意のタイミングでテレビ視聴状況調査装置111の表示手段104に表示することが可能となる。この遠隔制御による任意メッセージの表示機能は、以下のような目的のために利用することができる。
(1)調査対象者の視聴開始入力忘れの防止
世帯内の特定の個人だけを対象としたテレビ視聴状況調査が開始され、その個人のテレビ視聴状況データが調査センタの端末401に定期的に送信され、或る一定期間分のデータが揃うと、これらのデータを解析することにより、テレビ視聴に関する調査対象者の規則性が見いだされる場合がある。例えば、月曜から金曜までは、朝8時にはいつもテレビを観ている、などである。若し、このような事実が判明した場合、調査センタのオペレータは、例えば、メッセージ内容「入力忘れはございませんか」、表示時刻情報「月曜から金曜までの午前8時00分」を持つ表示メッセージ制御情報を生成し、調査センタの端末401からテレビ視聴状況調査装置111に送信し、表示メッセージ制御情報記憶手段112に記憶させる。すると、任意メッセージ表示制御手段113は、この記憶された表示メッセージ制御情報に従って、月曜から金曜の午前8時00分になると、「入力忘れはございませんか」というメッセージを表示手段104に表示するため、調査対象者が在席していることを示す調査用リモコン211の第2のボタン213の入力忘れによる精度低下を防止することができる。
(2)付帯アンケート調査
テレビ視聴状況調査では、付加情報として定期的にアンケートを実施する場合が多い。アンケート用紙を郵送し、調査対象者による記入後に返送してもらう代わりに、メッセージ内容をアンケート内容とした表示メッセージ制御情報を生成し、調査センタの端末401からテレビ視聴状況調査装置111に送信し、表示メッセージ制御情報記憶手段112に記憶させる。任意メッセージ表示制御手段113は、この記憶された表示メッセージ制御情報に従って、指定された時刻に、指定された内容のメッセージを表示手段104に表示する。調査対象者は、調査用リモコン211のボタン215などによってアンケートの回答を入力する。これよって、簡便かつ回収率の高いアンケート調査が可能となる。
[発明の第3の実施の形態]
図3を参照すると、本発明の第3の実施の形態にかかるテレビ視聴状況調査システムは、サンプル世帯に複数の調査対象テレビが存在する場合に好適なシステムであり、テレビ301の近傍に設置されたテレビ視聴状況調査装置(親機)111と、別のテレビ301'の近傍に設置されたテレビ視聴状況調査装置(子機)111'と、テレビ視聴状況調査装置の親機111と子機111'どうしを相互に通信可能に接続するローカルネットワーク502と、調査センタに設置された端末401とで構成され、テレビ視聴状況調査装置の親機111と端末401とが、公衆通信回線などの通信ネットワーク501によって相互に通信可能に接続されている。本実施の形態の場合、調査対象テレビは合計2台であるが、3台以上の調査対象テレビが存在する場合、テレビ調査状況調査装置の子機がその分だけ増設される。
テレビ視聴状況調査装置の親機111および子機111'は、本実施の形態の場合、図2に示した第2の実施の形態におけるテレビ視聴状況調査装置111と同じ構成を有している。但し、親機111の通信手段107は、調査センタの端末401および子機111'の双方と通信する機能を備え、子機111'の通信手段107'は、親機111とだけ通信できる簡素化された通信機能を持つ。例えば、通信手段107、107'としてPHSモデムカードを使用する場合、親機111には公衆PHS回線にアクセス可能で且つ他のPHSモデムカードと無線通信可能なカードを使用し、子機111'には公衆PHS回線にアクセスできず他のPHSモデムカードとだけ無線通信可能な安価なカードを使用する。従って、本実施の形態において、子機111'と調査センタの端末401との間で必要となるデータの授受は、以下のようにすべて親機111が中継する。
子機111'のテレビ視聴状況送信手段108'は、テレビ視聴状況記憶手段106'に記憶されたテレビ視聴状況データを通信手段107'によりローカルネットワーク502を通じて親機111のテレビ視聴状況記憶手段106に転送する。親機111のテレビ視聴状況送信手段108は、テレビ視聴状況記憶手段106に蓄積された親機および子機のテレビ視聴状況を通信手段107により通信ネットワーク501を通じて調査センタの端末401へ送信する。
また、調査センタの端末401から通信ネットワーク501を通じて送られてきた子機111'用のメンテナンスデータは、親機111の通信手段107で受信され、ローカルネットワーク502を通じて子機111'の通信手段107'に転送され、メンテナンス手段109'に伝達される。同様に、調査センタの端末401から通信ネットワーク501を通じて送られてきた子機111'用の表示メッセージ制御情報は、親機111の通信手段107で受信され、ローカルネットワーク502を通じて子機111'の通信手段107'に転送され、表示メッセージ制御情報記憶手段112'に記憶される。
次に本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図4を参照すると、本発明の一実施例にかかるテレビ視聴状況調査システムは、サンプル世帯に設置されたテレビ視聴状況調査装置141と、このテレビ視聴状況調査装置141と通信ネットワーク501を通じて通信可能な調査センタの端末401とで構成され、テレビ視聴状況調査装置141は、その全面パネル142に、液晶表示装置などの表示部143と、テレビリモコン241および調査用リモコン251からの赤外線リモコン信号を受信する受光部144とが設けられており、テレビ301の上に載せられている。
テレビ301は、調査対象のテレビであり、本実施例ではVHF/UHF放送以外にデジタルテレビ放送も受信できるテレビを想定している。デジタルテレビ放送の場合、テレビリモコン241上の選局ボタンでチャンネルをダイレクトに選局できる以外に、ブラウン管302にEPGを表示させ、EPG中の任意の番組を矢印カーソルで選択することによっても可能である。EPGの表示や矢印カーソルの移動、確定操作などは、他の通常のテレビ操作と同様に、テレビ301の受光部303に向けてテレビリモコン241からリモコン信号を送信することで行える。
テレビリモコン241は、本実施例の場合、テレビ301を遠隔操作するためのボタンとして、図5の概略平面図に示すような各種のボタンを備えている。電源ボタン2412はテレビ301の電源をオンまたはオフするためのボタン、入力切替ボタン2413は入力ソースを切り替えるためのボタン、音量調節ボタン2414は音量を増減するためのボタン、チャンネル変更ボタン2415は現在視聴しているチャンネルの一つ前または一つ後のチャンネルを選択するためのボタン、また、多数配列されたボタン2416は、チャンネルをダイレクトに選択するためのボタンである。更に、十字キーや確定ボタンなどを含んで構成される機能ボタン2417は、EPGの表示、矢印カーソルの移動、矢印カーソルが指示する番組の選択などを行うボタンである。テレビリモコン241の本体には、視聴者によって操作されたボタンに応じた信号を赤外線信号に変換して出射口2418から外部に放射する機能が内蔵されている。
調査用リモコン251は、本実施例の場合、図6の概略平面図に示すように、在室ボタン2512、退室ボタン2513および表示ボタン2514の3つのボタンを備えている。在室ボタン2512は調査対象者がテレビ301の前に居ることを、退室ボタン2513は調査対象者がテレビ301の前から離れることを、それぞれテレビ視聴状況調査装置141に対して伝えるためのボタンである。また、表示ボタン2514は、テレビ視聴状況調査装置141が認識しているテレビ301の電源投入状態を反転するためのボタンである。調査用リモコン251の本体には、視聴者によって操作されたボタンに応じた信号を赤外線信号に変換して出射口2515から外部に放射する機能が内蔵されている。なお、調査用リモコン251の機能とテレビリモコン241の機能とを併せ有するリモコンを使用することも可能であり、調査用リモコン251に配設されたボタンと同等の機能を有するボタンを調査装置101側に設けるようにしても良い。
図7(a)を参照すると、テレビ視聴状況調査装置141は、ハードウェアとして、図4で説明した表示部143および受光部144に加えて、当該調査装置141全体の制御を司るCPUを含む制御部145と、この制御部145で必要なプログラムや各種のデータを保持する記憶部146と、現在の正確な時間(時刻)を出力する時計部147と、測定して得られたテレビの視聴状況のデータを記録する記録部148と、この記録部148に記録されたデータを電話回線を通じて調査センタの端末401へ送信したり、メンテナンスデータや表示メッセージ制御情報を調査センタの端末401から受信するための通信部149およびそのアンテナ151と、表示部143、受光部144、制御部145、時計部147、記録部148および通信部149を相互に接続するバス152とを備える。
表示部143は、例えばLEDドットマトリクスや液晶パネルなどで構成される。受光部144は、テレビリモコン241および調査用リモコン251からの赤外線リモコン信号を受信して電気信号に変換する受光素子およびこの受光素子の出力を増幅する増幅器などを含んで構成される。記憶部146および記録部148は、例えば磁気ディスクやメモリカードなどの書換可能な不揮発性メモリで構成される。通信部149はPHSモデムカードで構成されるが、携帯電話や有線式の通信回路を利用することもできる。
図7(b)を参照すると、記憶部146には、テレビ視聴状況調査プログラム1461、このテレビ視聴状況調査プログラム1461が表示部143に表示するメッセージの情報1462、テレビリモコン241のリモコン情報1463と、ワーク領域1464、テレビ視聴状況送信プログラム1465、メンテナンスプログラム1466、表示メッセージ制御情報1467および任意メッセージ表示制御プログラム1468等が設けられる。
リモコン情報1463には、テレビリモコン241に配設されている各数字ボタン(チャンネルをダイレクトに選局するためのボタン)2416とテレビ301の視聴チャンネルとのマッピング情報、入力切替ボタン2413によって切替可能な入力ソースの情報などが、事前に登録されている。このリモコン情報1463は、メンテナンスプログラム1466を通じて調査センタの端末401から参照、更新することが可能である。
ワーク領域1464は、テレビ視聴状況調査を行う過程で一時的に生成される情報を保持する領域である。各種の情報が保持されるが、その中に、図7(b)に示す視聴状態14641およびバッファ14642がある。視聴状態14641は、当該調査装置141が現在認識しているテレビ301の電源オン、オフ状態を示すテレビ電源状態14643と、当該調査装置141が現在認識している調査対象者の在室状態14644とで構成される。また、バッファ14642には、当該調査装置141が現在認識しているテレビ301の視聴中チャンネルの情報14645が保持される。
メッセージ情報1462には、本実施例の場合、図8に示すようなメッセージ番号M1からM8までの8個のメッセージが事前に登録されている。ここで、メッセージ中の「鈴木」は調査対象者の名前である。本例では、調査対象者の名前をメッセージ中に埋め込んであるが、メッセージ中では所定の記号で表現し、別途指定された名前を表示時に埋め込む方法を採用しても良い。また、メッセージ中の記号*は、*と*に挟まれた部分を繰り返し表示することを指示する制御記号であり、記号*自体は表示部143に表示されない。また、「チャンネル番号」、「放送局名」の箇所は、表示する際にバッファ14642に保持されているチャンネルの情報に従って、実際のチャンネル番号および放送局名に置き換えられる。
テレビ視聴状況調査プログラム1461は、受光部144で受光されたテレビリモコン241および調査用リモコン251のリモコン信号及びリモコン情報1463ならびにワーク領域1464に保持されている視聴状態14641および視聴中チャンネル情報14642に基づいて、調査対象者個人のテレビ視聴状況を解析して記録部148に記録すると共に、解析内容に応じたメッセージをメッセージ情報1462から抽出して表示部143に表示するプログラムである。
テレビ視聴状況送信プログラム1465は、記録部148に記録されたテレビ視聴状況データを定期的に通信部149により調査センタの端末401へ送信するプログラムである。
メンテナンスプログラム1466は、通信部149を通じて調査センタの端末401からメンテナンスデータを受信し、受信したメンテナンスデータに従ってリモコン情報1463を更新するプログラムである。
表示メッセージ制御情報1467は、通信部149を通じて調査センタの端末401から受信した情報であり、任意メッセージ表示制御プログラム1468は、表示メッセージ制御情報1467に基づいて表示部143にメッセージを表示する制御を行うプログラムである。
以下、本実施例の動作を説明する。
まず、図9乃至図12を参照して、テレビ視聴状況調査プログラム1461の機能を説明する。
テレビ視聴状況調査装置141を調査対象家庭のテレビ301の上に設置し、調査装置141の電源を投入すると、制御部145は記憶部146に記憶されたテレビ調査状況調査プログラム1461の実行を開始する(図9のステップS101)。先ず、制御部145は、調査装置141内の各部の初期化を行う(ステップS102)。この初期化の一環として、記憶部146に記憶されている視聴状態14641とバッファ14642の内容が、予め定められた値に設定される。つまり、調査開始時点におけるテレビ301の電源状態、チャンネル状態、調査対象者(今の場合、鈴木さん)の在室状況は予め所定の状態にしておくことが約束されており、その状況に調査装置141の視聴状態14641およびバッファ14642の内容が設定される。例えば、事前の取り決めが、テレビ301の電源はオフ、調査対象者は不在、電源をオフする直前に視聴していたチャンネルをNHK総合放送とする約束がある場合、制御部145は、視聴状態14641のテレビ電源状態14643をオフ、在室状態14644を不在に初期化し、バッファ14642にNHK総合放送のチャンネルの情報を設定する。なお、後述するように内部の状態(14641、14642)が実際の状態と相違していても視聴者による修正が可能なので、初期化時に必ずしも一致させておく必要はない。その後、制御部145はステップS103以降の処理を調査期間が終了するまで継続して実行する。
今、調査開始後、調査対象者である鈴木さんが、テレビリモコン241の電源ボタン2412を押すと、テレビリモコン241からそれに応じた赤外線リモコン信号が送信され、受光部144で受信される。制御部145は、テレビリモコン241または調査用リモコン251からのリモコン信号が受光部144で受信されたかどうかをステップS103で判定しており、何らかのリモコン信号を受信すると、記憶部146に保持されている視聴状態14641の内容を識別し(ステップS107)、現在の視聴状態に応じた処理へと分岐する。今の場合、視聴状態14641は初期の状態であるテレビ電源オフ且つ調査対象者不在なので図10の処理へ進み、ステップS201でテレビリモコン241の電源ボタンがオンされたことを認識する。次に、番号M1のメッセージを選択し、表示部143に「こんにちは」と表示した後、「鈴木さんがいらっしゃれば在室ボタンを押してください」というメッセージを繰り返し表示する(ステップS202)。また、視聴状態14641のテレビ電源状態14643をオンに、在室状態14644を不在に設定し(ステップS203)、内部フラグF1を1にセットすると共に例えば1分間という所定時間後にタイムアップするタイマを起動する(ステップS204)。そして、図10の処理を終えて図9のステップS103に戻る。
鈴木さんが、表示部143に表示された指示に従って調査用リモコン251の在室ボタン2512を押すと、調査用リモコン251からそれに応じた赤外線リモコン信号が送信され、受光部144で受信される。制御部145は、この赤外線リモコン信号の受信をステップS103で検知すると、現在の視聴状態はテレビ電源オン且つ調査対象者不在なので、図11の処理へ進み、ステップS306で在室ボタン2512が押されたことを認識する。次に、内部フラグF1を0にリセットすると共にタイマを停止させ(ステップS307)、後述する内部フラグF2が1でないことを確認した上で(ステップS308)、バッファ14642に記憶されているチャンネルが放送中チャンネルであるかどうかを判別し(ステップS309)、放送中チャンネルであれば、バッファ14642に記憶されているチャンネルの情報と時計部147が出力する現在時刻とを含む開始データを作成して記録部148に記録する(ステップS310)。そして、番号M2のメッセージを選択し、表示部143に、先ず「こんにちは鈴木さん。」と表示した後に、バッファ14642に記憶されているチャンネルの情報に基づいてチャンネル番号と放送局名とを繰り返し表示する(ステップS311)。他方、バッファ14642に記憶されているチャンネルが放送中チャンネルでない場合は、番号M3のメッセージを選択し、表示部143に、先ず「こんにちは鈴木さん。」と表示した後に、「今は放送中の番組をみていません。」を繰り返し表示する(ステップS312)。そして、何れの場合も、視聴状態14641をテレビ電源オン且つ調査対象者在室に変更し(ステップS313)、図11の処理を終えて図9のステップS103へ戻る。バッファ14642に初期状態のNHK総合放送のチャンネルが設定されている今の状況では、表示部143に「1:NHK総合放送」のメッセージが繰り返し表示されることになる。
なお、テレビ301の電源を入れた者が調査対象者の鈴木さん以外の者であった場合、図10のステップ202で番号M1のメッセージを表示部143に表示しても、在室ボタン2512は押されないため、内部フラグF1が1にセットされた状態でタイマがタイムアップする。制御部145は、このような状況を図9のステップS104、S105で検出し、番号M6のメッセージ「失礼いたしました。」を一定時間だけ表示部143に表示する。
次に鈴木さんが、テレビリモコン241のチャンネル選局ボタン2416或いはチャンネルアップダウンボタン2415を押すか、入力切替ボタン2413を押すと、テレビリモコン241からそれに応じた赤外線リモコン信号が送信されて受光部144で受信される。制御部145は、これをステップS103で検出すると、現在の視聴状態14641はテレビ電源オン且つ調査対象者在室なので、図12の処理に進み、ステップS401またはステップS402で、テレビリモコン241のチャンネル選局ボタン2416或いはチャンネルアップダウンボタン2415が押されたこと、または入力切替ボタン2413が押されたことを認識し、以下のような制御を行う。
先ず、押下されたボタンの種類とバッファ14642の内容と記憶部146に設定されているリモコン情報1463とに基づいて、変更後のチャンネルを判定する(ステップS403)。具体的には、チャンネル選局ボタン2416が押下された場合には、押下されたチャンネル選局ボタン2416に対応するチャンネルを変更後のチャンネルとする。チャンネルアップダウンボタン2415が押下された場合、アップか、ダウンかの変更方向と、現在のチャンネルと、リモコン情報1463における現在のチャンネルの前後のチャンネルの情報とに基づいて、変更後のチャンネルを決定する。入力切替ボタン2413の場合、現在のチャンネルから判明する現在の入力ソースと、リモコン情報1463における現在の入力ソースの次の入力ソースの情報と、当該次の入力ソースがデジタルテレビ放送などの別のテレビ放送ソースであった場合には当該次の入力ソースが別の入力ソースに切り替えられた直前に視聴されていたチャンネルの情報から、変更後のチャンネルを判定する。そして、判定したチャンネルの情報をバッファ14642に保存する(ステップS404)。入力ソースの切替時は、直前の入力ソースで視聴中であったチャンネルの情報をワーク領域1464に退避しておいて、ステップS404で利用可能にする。
次に、バッファ14642に記憶されているチャンネルが放送中チャンネルであるかどうかを判別し(ステップS405)、放送中チャンネルであれば、バッファ14642に記憶されているチャンネルと時計部147が出力する現在時刻とを含む開始データを作成して記録部148に記録し(ステップS406)、番号M4のメッセージを選択し、現在視聴されているチャンネルの番号と放送局名とを表示部143に繰り返し表示する(ステップS407)。他方、バッファ14642に記憶されているチャンネルが放送中チャンネルでない場合は、視聴終了を示すマークと現在時刻とを含む終了データを作成して記録部148に記録し(ステップS408)、番号M5のメッセージを選択し、表示部143に、「今は放送中の番組をみていません。」のメッセージを繰り返し表示する(ステップS409)。そして、何れの場合も図9のステップS103に戻る。このように、テレビ301の前に居る調査対象者の鈴木さんがテレビ301のチャンネルを切り替える毎に、最新のチャンネルの情報と切替時刻が記録部148に記録されていく。
また、鈴木さんが、テレビリモコン241の機能ボタン2417を操作して、ブラウン管302にEPGを表示させ、矢印カーソルで別のチャンネルに切り替える操作を行った場合、テレビリモコン241からそれに応じた赤外線リモコン信号が送信され、受光部144で受信される。制御部145は、EPGの操作に関連する赤外線リモコン信号の受信を検出すると(図12のステップS410)、番号M8のメッセージを選択し、表示部143に「ご覧になっているチャンネルを申告してください。」というメッセージを繰り返し表示する(ステップS411)。そして、鈴木さんがテレビリモコン241のチャンネル選局ボタン2416を操作して、現在視聴しているチャンネルを再度選択する操作を行ったならば、前述した処理により視聴中チャンネルを判定し、必要な記録とメッセージを表示する(ステップS401、S403〜S407)。
他方、鈴木さんがテレビ301の前から離れるために調査用リモコン251の退室ボタン2513を押下すると、それに応じた赤外線リモコン信号が調査用リモコン251から送信され、受光部144で受信される。制御部145は、これを図12のステップ414で認識し、視聴終了を示すマークと現在時刻とを含む終了データを作成して記録部148に記録する(ステップS415)。また、番号M7のメッセージを選択し、表示部143に一定時間だけ「ありがとうございました。」なるメッセージを表示する(ステップS416)。また、視聴状態14641をテレビ電源オン且つ調査対象者不在に変更し(ステップS417)、図9のステップS103へ戻る。視聴状態14641がテレビ電源オン且つ調査対象者不在に変更されたので、それ以降にテレビリモコン241または調査用リモコン251からの赤外線リモコン信号を受信した場合には、図11の処理で制御が行われる。
従って、鈴木さんが再びテレビ301の前に来て調査用リモコン251の在室ボタン2512を押せば、それがステップ306で検出され、前述したと同様の処理が行われる。なお、鈴木さんがテレビ301の前から離れた後、テレビ301を見ている他の者がテレビリモコン241のチャンネル選択ボタン2416、チャンネルアップダウンボタン2415、入力切替ボタン2413を押したとき、図11のステップS301、S302で認識されて、図12のステップS403、S404と同様な処理S314、S315によって変更後の視聴中チャンネルの判定とバッファ14642の更新とが行われるが、調査対象者が不在なので、開始や終了データの記録、メッセージの表示などのステップS405〜S409のような処理は行われない。また、他の者がテレビリモコン241の機能ボタン2417を操作してEPGを使用したチャンネル切替操作を行った場合、制御部146はそれをステップS303で検出し、内部フラグF2を1にセットする(ステップS316)。この内部フラグF2は、調査対象者の鈴木さんが調査用リモコン251の在室ボタン2512を押したときの一連の処理の中で判別され(ステップS308)、若し、鈴木さんが退室されている期間にEPGによるチャンネル操作が行われていた場合には(ステップS308でYES)、番号M8のメッセージ「ご覧になっているチャンネルを申告してください。」を表示部143に表示することにより、制御部145が認識している視聴中チャンネルとテレビ301の実際の視聴中チャンネルとが若し一致していなければ、ダイレクト選局方法で両者の食い違いを修正させるようにしている(S314)。また、テレビリモコン241の電源ボタン2412が押された場合、制御部145はそのことをステップS304で認識し、表示部143に何らかのメッセージが表示されていればそれを消し(ステップS317)、視聴状態1465をテレビ電源オフ且つ調査対象者不在に変更する(ステップS318)。視聴状態1465がテレビ電源オフ且つ調査対象者不在に変更されたので、それ以降にテレビリモコン241または調査用リモコン251からの赤外線リモコン信号を受信した場合には、図10の処理で制御が行われる。
また、鈴木さんが退室ボタン2513でなくテレビ301の電源を切るためにテレビリモコン241の電源ボタン2412を押した場合には、そのことが図12のステップS412で認識され、制御部145は、視聴終了を示すマークと現在時刻とを含む終了データを作成して記録部148に記録し(ステップS418)、番号M7のメッセージを選択し、表示部143に一定時間だけ「ありがとうございました。」なるメッセージを表示する(ステップS419)。そして、視聴状態1465をテレビ電源オフ且つ調査対象者不在に変更し(ステップS420)、図9のステップS103へ戻る。視聴状態1465がテレビ電源オフ且つ調査対象者不在に変更されたので、それ以降にテレビリモコン241または調査用リモコン251からの赤外線リモコン信号を受信した場合には、図10の処理で制御が行われる。
以上のような動作が行われている最中に、何らかの原因で、テレビ301が電源オンの状態であるにもかかわらず視聴状態14641のテレビ電源状態14643がオフになっていたり、その反対に、テレビ301が電源オフになっているのに、テレビ電源状態14643がオン状態になっていると、正確な調査が行えない。このような場合、調査対象者の鈴木さんは調査用リモコン251の表示ボタン2514を押すことで、両者の食い違いを解消させることができる。表示ボタン2514が押された際の動作は視聴状態14641の内容によって相違するので、以下、各場合にわけて説明する。
視聴状態14641がテレビ電源オフ且つ調査対象者不在となっている状態で、表示ボタン2514が押されると、制御部145はそのことを図10のステップ205で認識する。そして、バッファ14642に保存されているチャンネルが放送中チャンネルかどうかを判定し(ステップS206)、放送中チャンネルであれば、バッファ14642に記憶されているチャンネルの情報と現在時刻とを含む開始データを生成して記録部148に記録し(ステップS207)、番号M2のメッセージを選択して、表示部143に先ず「こんにちは鈴木さん。」と表示した後に、バッファ14642に記憶されているチャンネルの情報に基づいてチャンネル番号と放送局名とを繰り返し表示する(ステップS208)。また、放送中チャンネルでない場合には、番号M3のメッセージを選択し、表示部143に先ず「こんにちは鈴木さん。」と表示した後に、「今は放送中の番組をみていません。」なるメッセージを繰り返し表示する(ステップS209)。そして、何れの場合も、テレビ電源状態14643を現在認識している電源オフから電源オンに変更し、また在室状態14644を現在認識している不在から在室に変更する(ステップS210)。
また、視聴状態14641がテレビ電源オン且つ調査対象者不在となっている状態で、表示ボタン2514が押されると、制御部145はそのことを図11のステップ305で認識する。そして、表示部143に何らかのメッセージが表示されていればそれを消し(ステップS317)、テレビ電源状態14643を現在認識している電源オンから電源オフに変更し、また在室状態14644は現在認識している不在のままにする(ステップS318)。
また、視聴状態14641がテレビ電源オン且つ調査対象者在室となっている状態で、表示ボタン2514が押されると、制御部145はそのことを図12のステップ413で認識する。そして、制御部145は、視聴終了を示すマークと現在時刻とを含む終了データを作成して記録部148に記録し(ステップS418)、番号M7のメッセージを選択し、表示部143に「ありがとうございました。」なるメッセージを表示し(ステップS419)、テレビ電源状態14643を現在認識している電源オンから電源オフに変更し、また在室状態14644を現在認識している在室から不在に変更する(ステップS210)。
次に、メンテナンスプログラム1466の機能を説明する。本実施例のメンテナンスプログラム1466は、リモコン情報1463を調査センタの端末401に提供(参照)する機能と、調査センタの端末401からリモコン情報1463を更新する機能とを提供する。参照機能を利用することにより、調査センタのオペレータは、各テレビ視聴状況調査装置141に現在どのようなリモコン情報が設定されているかを遠隔地から確認することができる。また、更新機能を利用することにより、調査センタのオペレータは、サンプル世帯のテレビリモコン241のチャンネル割付の変更に併せて、テレビ視聴状況調査装置141のリモコン情報1463を再設定することができる。
メンテナンスプログラム1466は、通信部149を通じて調査センタの端末401からリモコン情報の参照要求を受信すると、記憶部146からリモコン情報を順次読み出し、所定のフォーマットで、調査センタの端末401へ送信する。調査センタの端末401では、受信したリモコン情報を、オペレータが理解し易いユーザインタフェース画面に変換し、端末401の画面に表示する。
図13は調査センタの端末401の画面に表示されたリモコン情報1463のユーザインタフェース画面の例を示す。図中、<ボタン>欄は、テレビリモコンに配設されている数字ボタンを示す。図5のテレビリモコン241の場合、1から12までのボタンがあるため、それら12個のボタンが表示され且つチェックボックスに印レが設定されている。<局コード>欄は、当該ボタンに設定されている放送局名の局コードを示す。例えばボタン1には局コード1が設定され、ボタン2には局コード12が設定されている。<スキップ>欄は、チャンネルアップダウンボタン2415の操作時に当該ボタンに設定されたチャンネルをスキップするか否かを示す。印レが設定されている場合、スキップすることを示す。例示されたリモコン情報は地上波に対応するものであり、BSのタブをクリックすれば、BSに対応するリモコン情報が前面に表示される。
調査センタのオペレータは、図13に示したような画面により、サンプル世帯のテレビリモコン241におけるリモコン情報の現状を確認した後、電話などによって調査対象者から聞き取ったチャンネル割付の変更内容と同じ変更を加える。例えば、調査対象者がテレビリモコン241の数字ボタン2をスキップする設定を行ったのであれば、図14に示すように、ボタン2のスキップ欄に印レを付けて数字ボタン2がスキップされるようにする。また、数字ボタン11に割り当てられていた局コード11を別の局コード21に変更したのであれば、図14に示すように、ボタン11の<局コード>欄にユーザ側と同じ局コードを設定する。
調査センタのオペレータは、図14に示したような画面により、更新後のリモコン情報の内容を決定すると、更新後のリモコン情報の全部を含むメンテナンスデータを端末401からテレビ視聴状況調査装置141へ通信ネットワーク501経由で送信する。このメンテナンスデータは、通信部149で受信され、制御部145上で動作するメンテナンスプログラム1466に通知される。メンテナンスプログラム1466は、受信したメンテナンスデータに含まれるリモコン情報で記憶部146に記憶されている元のリモコン情報1463を置き換える。
以上の例では、記憶部146上のリモコン情報全体を一括して置き換える例を示したが、リモコン情報の一部を端末401からの指定に従って別の情報に個別に置き換えるようにすることも可能である。
次に表示メッセージ制御情報1467および任意メッセージ表示制御プログラム1468について説明する。
本実施例の任意メッセージ制御プログラム1468は、表示メッセージ制御情報1467の現在の内容を調査センタの端末401に提供(参照)する機能と、調査センタの端末401から表示メッセージ制御情報1467を更新する機能と、表示メッセージ制御情報1467に従って表示部143にメッセージを表示する機能とを提供する。参照機能を利用することにより、調査センタのオペレータは、各テレビ視聴状況調査装置141に現在どのような表示メッセージ制御情報1467が設定されているかを遠隔地から確認することができる。また、更新機能を利用することにより、調査センタのオペレータは、各テレビ視聴状況調査装置141に任意の表示メッセージ制御情報1467を設定することができる。そして、表示機能を利用することにより、調査センタのオペレータは、入力忘れなどを防止するためのメッセージを時刻に連動して自動的に表示部143に表示させることができる。
任意メッセージ表示制御プログラム1468は、通信部149を通じて調査センタの端末401から表示メッセージ制御情報の参照要求を受信すると、記憶部146から表示メッセージ制御情報1467を順次読み出し、所定のフォーマットで、調査センタの端末401へ送信する。調査センタの端末401では、受信した表示メッセージ制御情報1467を、オペレータが理解し易いユーザインタフェース画面に変換し、端末401の画面に表示する。
図15は調査センタの端末401の画面に表示された表示メッセージ制御情報1467のユーザインタフェース画面の例を示す。図中、1行が1つの表示メッセージ制御情報に対応する。表示メッセージ制御情報は、メッセージNo、表示開始時刻、表示時間、繰り返し、文字色、およびメッセージ内容を含んでいる。1行目のメッセージNo1の表示メッセージ制御情報は、毎朝8時00分になったら、「入力忘れはございませんか?」というメッセージを、1分間にわたり、赤い文字色で表示せよ、ということを示している。
調査センタのオペレータは、図15に示したような画面により、サンプル世帯のテレビ視聴状況調査装置141に設定されている表示メッセージ制御情報1467の内容を確認し、現在までの調査結果に基づいて、新たに追加すべきメッセージが必要になったか或いは表示メッセージ制御情報の内容を変えたい場合には、変更を加えることができる。例えば、その後の調査結果から、調査対象者が夜の8時45分頃にテレビを良く見ていることが判明した場合、在室ボタン2512の入力忘れを防ぐために、例えば図16に示すメッセージNo2のような表示メッセージ制御情報を追加することができる。こうして追加ないし修正された状態の表示メッセージ制御情報は、端末401からテレビ視聴状況調査装置141へ通信ネットワーク501経由で送信される。
任意メッセージ表示制御プログラム1468は、通信部149で受信された表示メッセージ制御情報によって、記憶部146に記憶されている元の表示メッセージ制御情報1467を置き換える。この後、任意メッセージ表示制御プログラム1468は、置き換え後の表示メッセージ制御情報1467に従ってメッセージの表示を制御する。メッセージの表示制御の具体的な方法としては、時計部147が刻時する現在時刻と各表示メッセージ制御情報1467中の表示開始時刻とを常時比較することにより、表示開始時刻の到来した表示メッセージ制御情報を検出し、次いで、表示時間、文字色、メッセージ内容に従ってメッセージを表示部143に表示する。なお、表示後、繰り返しの項目の値が「毎日」であればそのままにするが、「1回」など数値が指定されている場合、その値を1だけ減算し、0になれば当該表示メッセージ制御情報を無効化する。従って、繰り返しの項目の値が「1回」に設定されている表示メッセージ制御情報は、設定後、最初に表示開始時刻になり、表示時間だけ表示したら、メッセージが消え、その後表示されることはない。
以上の例では、記憶部146上の表示メッセージ制御情報全体を一括して置き換える例を示したが、表示メッセージ制御情報の一部を端末401からの指定に従って別の情報に個別に置き換えるようにすることも可能である。また、表示開始時刻には具体的な時刻を設定する以外に、直ぐに表示させたいメッセージの場合、「送信直後」などの指定も可能である。
本発明の第1の実施の形態のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態のブロック図である。 本発明の第3の実施の形態のブロック図である。 本発明の一実施例の概略平面図である。 本発明で使われるテレビリモコンの一例を示す概略平面図である。 本発明で使われる調査用リモコンの一例を示す概略平面図である。 本発明の一実施例にかかるテレビ視聴状況調査装置のハードウェアおよびソフトウェア構成の一例を示す図である。 本発明で使用するメッセージの例を示す図である。 本発明の一実施例にかかるテレビ視聴状況調査装置で使用するテレビ視聴状況調査プログラムの処理の一部を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかるテレビ視聴状況調査装置で使用するテレビ視聴状況調査プログラムの処理の一部を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかるテレビ視聴状況調査装置で使用するテレビ視聴状況調査プログラムの処理の一部を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかるテレビ視聴状況調査装置で使用するテレビ視聴状況調査プログラムの処理の一部を示すフローチャートである。 本発明の一実施例におけるリモコン情報を表示するユーザインタフェース画面の例を示す図である。 本発明の一実施例におけるリモコン情報を表示するユーザインタフェース画面の例を示す図である。 本発明の一実施例における表示メッセージ制御情報を表示するユーザインタフェース画面の例を示す図である。 本発明の一実施例における表示メッセージ制御情報を表示するユーザインタフェース画面の例を示す図である。
符号の説明
101、111、141…テレビ視聴状況調査装置
102…受信手段
103…リモコン情報記憶手段
104…表示手段
105…解析手段
106…テレビ視聴状況記憶手段
107…通信手段
108…テレビ視聴状況送信手段
109…メンテナンス手段
112…表示メッセージ制御情報記憶手段
113…任意メッセージ表示制御手段
201…テレビリモコン
211…調査用リモコン
301…テレビ
401…調査センタの端末
501…通信ネットワーク
502…ローカルネットワーク

Claims (11)

  1. テレビリモコンから出力される信号を受信する受信手段と、前記テレビリモコンのチャンネル割付情報を含むリモコン情報を記憶するリモコン情報記憶手段と、前記受信手段で受信されたリモコン信号及び前記リモコン情報記憶手段に記憶されたリモコン情報に基づいてテレビ視聴状況を解析する解析手段と、該解析手段で求められたテレビ視聴状況を記憶するテレビ視聴状況記憶手段と、調査センタと通信するための通信手段と、該通信手段を通じて前記調査センタから送信されてきたメンテナンスデータに基づいて前記リモコン情報記憶手段に記憶されたリモコン情報を更新するメンテナンス手段とを備えることを特徴とするテレビ視聴状況調査装置。
  2. テレビリモコンから出力される信号を受信する受信手段と、前記テレビリモコンのチャンネル割付情報を含むリモコン情報を記憶するリモコン情報記憶手段と、メッセージを表示する表示手段と、前記受信手段で受信されたリモコン信号及び前記リモコン情報記憶手段に記憶されたリモコン情報に基づいてテレビ視聴状況を解析し且つ解析内容に応じたメッセージを前記表示手段に表示する解析手段と、該解析手段で求められたテレビ視聴状況を記憶するテレビ視聴状況記憶手段と、調査センタと通信するための通信手段と、該通信手段を通じて前記調査センタから送信されてきたメンテナンスデータに基づいて前記リモコン情報記憶手段に記憶されたリモコン情報を更新するメンテナンス手段とを備えることを特徴とするテレビ視聴状況調査装置。
  3. テレビリモコン及び調査用リモコンから出力される信号を受信する受信手段と、前記テレビリモコンのチャンネル割付情報を含むリモコン情報を記憶するリモコン情報記憶手段と、メッセージを表示する表示手段と、前記受信手段で受信されたリモコン信号及び前記リモコン情報記憶手段に記憶されたリモコン情報に基づいて調査対象者個人のテレビ視聴状況を解析し且つ解析内容に応じたメッセージを前記表示手段に表示する解析手段と、該解析手段で求められたテレビ視聴状況を記憶するテレビ視聴状況記憶手段と、調査センタと通信するための通信手段と、該通信手段を通じて前記調査センタから送信されてきたメンテナンスデータに基づいて前記リモコン情報記憶手段に記憶されたリモコン情報を更新するメンテナンス手段と、前記通信手段を通じて前記調査センタから送信されてきたメッセージ内容と表示時刻情報とを少なくとも含む表示メッセージ制御情報を記憶する表示メッセージ制御情報記憶手段と、該表示メッセージ制御情報記憶手段に記憶された表示メッセージ制御情報で指示される表示時刻および内容で前記表示手段にメッセージを表示する任意メッセージ表示制御手段とを備えることを特徴とするテレビ視聴状況調査装置。
  4. 前記解析手段は、切替先のチャンネルが判定された場合に、前記判定されたチャンネルの情報を含むメッセージを前記表示手段に表示するものであることを特徴とする請求項2または3記載のテレビ視聴状況調査装置。
  5. 前記解析手段は、切替先のチャンネルが判定され且つ該判定されたチャンネルが放送中のチャンネルである場合に、前記放送中と判定されたチャンネルの情報を含むメッセージを前記表示手段に表示するものであることを特徴とする請求項2または3記載のテレビ視聴状況調査装置。
  6. 前記解析手段は、切替先のチャンネルが判定され且つ該判定されたチャンネルが非放送中のチャンネルである場合に、非放送中のチャンネルである旨の情報を含むメッセージを前記表示手段に表示するものであることを特徴とする請求項2または3記載のテレビ視聴状況調査装置。
  7. 前記解析手段は、視聴中チャンネルを特定するのが困難なチャンネル切替操作として予め設定されたリモコン操作が行われたことが判定された場合に、ダイレクト選局方法によって視聴中チャンネルを再度選択するよう促す情報を含むメッセージを前記表示手段に表示するものであることを特徴とする請求項2または3記載のテレビ視聴状況調査装置。
  8. 前記解析手段は、予め定められた第1の調査用リモコン信号を解析したとき、自身で管理している視聴状態におけるテレビ電源状態を反転させるものであることを特徴とする請求項3記載のテレビ視聴状況調査装置。
  9. 前記解析手段は、調査対象者の在室を示す予め定められた第2の調査用リモコン信号を解析した時点より、当該調査対象者にかかるテレビ視聴状況の記録を開始するものであることを特徴とする請求項3記載のテレビ視聴状況調査装置。
  10. 前記解析手段は、テレビの電源オンが判定された場合に、在室しているならば前記第2の調査用リモコン信号を出力するよう調査対象者に促す情報を含むメッセージ前記表示手段に表示するものであることを特徴とする請求項9記載のテレビ視聴状況調査装置。
  11. 前記解析手段は、調査対象者の退室を示す予め定められた第3の調査用リモコン信号を解析したときに当該調査対象者にかかるテレビ視聴状況の記録を停止するものであることを特徴とする請求項9または10記載のテレビ視聴状況調査装置。
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