JP4429088B2 - 物体識別情報出力装置及び物体識別情報出力方法 - Google Patents

物体識別情報出力装置及び物体識別情報出力方法 Download PDF

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本発明は、物体を識別するための物体識別情報出力装置及び物体識別情報出力方法に関する。
従来、例えば、各種記録用紙などのシート状物質、インクカートリッジ、トナーカートリッジなどの成型品、各種包装用品等の物体を識別するための識別情報を出力する物体識別情報出力装置があり、このような物体識別情報出力装置としては、光学的な手段を用いて物体を識別するための情報を出力するようにしたものがある。
そして、このように光学的な手段を用いて物体を識別するための情報を出力するようにしたものとしては、例えば、物体に光源から光を照射し、物体の表面からの反射や散乱強度をセンサにより検出することにより、物質の種類を判別するようにしたものが提案されている(特許文献1参照。)。
なお、このような物体識別情報出力装置は、例えば画像形成装置に設けられ、画像形成装置は、この物体識別情報出力装置により記録用紙の種類(例えば、普通紙、光沢紙、コート紙、再生紙、OHPなど)を識別し、識別された記録用紙の種類に応じて記録用紙に対する画像形成、搬送、画像定着等における各種パラメータの変更を行うようにしている。また、画像形成装置がインクジェット方式のものの場合には、物体識別情報出力装置からの識別情報出力によってインクカートリッジの包装容器を識別することにより、正しいインクカートリッジが装着されているかを検出するようにしている。
また、シート材に外部から衝撃を加える衝撃印加部、及び該衝撃により出力を出力する検知物を有する物体識別情報出力装置の提案がなされている(特許文献2参照。)
特開2000−301805号公報 特開2004−026486号公報
ところで、近年、画像形成装置は、記録速度が高速化しており、さらに記録用紙の搬送経路は湾曲していることが多いことから、記録用紙がばたつきながら搬送される場合がある。このため、上述したような従来の物体識別情報出力装置が、このような画像形成装置に設けられた場合、各種記録用紙の種類を識別する際、このように記録用紙がばたつきながら搬送されると、記録用紙に対する光源やセンサの角度や距離が一定にならず、識別精度にばらつきが生じてしまう可能性がある。
また、例えばインクカートリッジの包装容器のように各種の印刷が行われている物体を識別するために光を照射すると、照射した場所によって反射や散乱強度が変化してしまい、識別精度にばらつきが生じてしまう可能性がある。
本発明は、物体を識別するための識別情報を出力するための物体識別情報出力装置において、前記物体に物理的な外力を印加する外力印加手段と、前記物体に接し、前記外力印加手段により印加された外力に起因する前記物体所定以上の変形が生じないようにする緩衝手段と、前記外力に起因して生じる前記物体からの情報を検出するための情報検出手段と、を備え、前記緩衝手段は前記物体よりもやわらかい材料を用いて構成され、かつ前記緩衝手段は前記物体に接するように前記物体と前記情報検出手段との間に設けられ、前記情報検出手段からの出力に基づいて前記物体を識別するための情報を出力することを特徴とするものである。
また本発明は、物体を識別するための識別情報を出力するための物体識別情報出力方法であって、前記物体に物理的外力が印加された際、前記物体に所定以上の変形が生じないようにするための緩衝部材を前記物体に接しながら前記物体と前記識別情報を検出するための情報検出手段との間に、前記外力が印加された際に前記緩衝部材と前記物体とするように設ける工程と、前記物体に物理的外力を加えて、該外力に起因して生じる前記物体からの情報を前記緩衝部材を介して検出する工程と、前記検出された情報に基づいて前記物体を識別するための情報を出力する工程と、を有することを特徴とするものである。
本発明においては、外力に起因する識別すべき物体に所定以上の変形が生じないようにするための緩衝手段を用いることで、識別すべき物体の破壊が防止される。また、出力情報が安定したものとなる。これにより、物体のばたつきにかかわらず精度の高い物体識別情報出力が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る物体識別情報出力装置の構成原理を示す図である。図1において、1は外力制御手段である外力制御部、2は外力印加手段である外力印加部、3は識別される物体、4は情報検出手段である信号検出部、5は信号処理手段である信号処理部である。
ここで、外力制御部1は、物質3を識別するために、どのような物理的な外力を印加するかを設定するためのものであり、このような外力制御部1としては、パソコンなどの外部制御装置を用いてもよく、また本物体識別情報出力装置を組み込んだ各種装置、例えば画像形成装置に設けられたCPU(制御部)を用いてもかまわない。つまり、目的により、外部から印加する力の強さや印加する回数を設定できるものであれば何でもかまわない。もちろん、人間が必要な時に駆動させても良い。
外力印加部2は、物理的な外力を識別される物体3に印加するものであり、外力制御部1からの信号により、例えばバネ等により物体側に移動して任意の繰り返し回数及び任意の周期で、かつ制御された一定又は異なる強さで外力を物体3に印加するようにしている。なお、外力印加部2を移動させるための手段としては、バネ以外でも、例えば自由落下や空気圧を利用することもできるし、テコの原理による力の増幅、ソレノイドなどの手段を用いても良いことは言うまでもない。
また、外力印加部2の、識別される物体3と接する部分の形状には制限がなく、平面であっても曲率を有していてもよく、さらには角錘状であってもかまわない。目的により、形状を設定すればよい。同様に、用いる材料にも制限はなく、金属、合金、セラミックス、プラスチックや、これらを組み合わせた各種複合材料などを用いることができる。
識別される物体3と信号検出部4の間には、緩衝手段である緩衝部材17が設けられている。ここで、この緩衝部材17は、識別される物体3の変形、すなわち撓みと圧縮量を制御するためのものであり、物体3の破壊を防止するとともに、検出信号のばらつきを低減するものである。具体的には、識別される物体3よりも変形しやすい材料を用いることや、溝を設けて溝の幅以上の大きさと溝の深さ以上の変形をしないようにすることである。
信号検出部4は、物体に印加された外力に起因する物体から応答(信号)を検出するものであり、本実施の形態では、図2に示すように、圧電材料7の両面に電極8を取り付けた圧電素子6を備えたセンサにより構成されている。なお、この圧電素子6は、図2に示すように防振材9を介して取り付け台10に取り付けられ、さらに圧電素子6の、防振材10と反対側の面には受け材11が設けられている。ここで、圧電素子6に用いる材料は、圧電特性を示す材料であれば何でもよい。
また、防振材9は用いなくても良いが、物体識別情報出力装置の用途によっては振動の激しい場所での使用も想定されるので、このような場合には振動と外力印加部2からの外力を精度よく識別するため防振材9を用いることが好ましい。
受け材11は、圧電素子6の機械的破壊を防止するための機能に加えて、外力印加部2からの外力が印加された物体3からの応答(信号)を確実に圧電素子6に伝えるためのものである。ここで、この受け材11の材料にも制限はないが、一般には弾性率が大きく、損失弾性率tanδの小さな金属、合金、プラスチックが好ましい。また、受け材11が物体3と接する部分は、平面であっても曲率を有していてもよく、凹凸があってもよい。
信号処理部5は、信号検出部4からの信号から、例えば電圧、周波数成分などの物体3を識別するための信号(情報)を検出/処理するためのものであり、この信号処理部5からの処理信号に基づいて識別手段である識別部5A(、或いは物体識別情報出力装置を組み込んだ画像形成装置のCPU)は物体3を識別することができるようになっている。
次に、本物体識別情報出力装置の物体識別情報出力方法について説明する。
まず、物体識別情報出力動作開始前に、予め外力制御部1に、外力の強さ(例えば、外力が印加される時、すなわち外力印加部2と物体3が接触するときの速度、その時の接触する外力印加部2及び物体3の質量、外力印加の回数、周期など)を設定しておく。
次に、識別される物体3を、信号検出部4の上方に設置又は搬送し、物体3に物理的外力が加わった際、物体3に所定以上の変形が生じないようにするための緩衝部材17と、物体3とを接して設ける(設置工程)。この後、予め外力制御部1で設定しておいた条件で、外力印加部2を物体側に移動させることにより外力を物体3に印加する(外力印加工程)。そして、このとき印加された外力に起因して物体3から出力される信号を信号検出部4により検出し(信号検出工程)、さらにこの信号に応じて信号検出部4から出力される信号を信号処理部5により検出する。
次に、信号処理部5では、信号検出部4からの信号から、例えば電圧、周波数成分などの物体3を識別するための信号(情報)を検出/処理し(信号処理工程)、この処理信号を識別部5Aに出力する。そして、識別部5Aは、この信号処理部5からの処理信号に基づいて物体3の情報を検出し(情報検出工程)、この情報に基づいて物体3を識別する(識別工程)。
そして、このような情報出力方法により、即ち外力印加部2により物体3に外力を印加すると共に印加された外力に起因する物体3からの信号を信号検出部4により検出し、さらにこの信号検出部4からの出力信号を信号処理部4により処理し、この処理信号に基づいて物体3を識別するための情報を検出することができる。
さらに、外力に起因する識別すべき物体3に所定以上の変形が生じないようにするための緩衝部材17を用いることで、識別すべき物体3の破壊が防止される。また、出力情報が安定したものとなる。これにより、物体3のばたつきにかかわらず精度の高い物体識別が可能となる。
なお、この情報出力方法の場合、外力の印加は1回だけに限定されるものではなく、複数回の印加を定期的又は不定期で行うこともでき、外力の印加条件を変化させることもできる。また、本実施の形態では、識別される物体3を外力により圧縮することになるから、得られる物体3の情報としては、識別される物体3の剛性、圧縮のヤング率、密度、厚さだけでなく、温度や湿度から水分情報も得ることができる。さらに、識別される物体3が移動している場合には、外力印加部2が物体3に接触している時間を制御することで物体の凹凸情報を検出することも可能である。
なお、信号検出工程において検出する印加された外力に起因する信号は、物体3による外力の吸収の他、反発、減衰、伝播、増幅に基づくものであり、かつこの信号検出工程では印加された外力に起因する信号を電気的に定量的に検出する他、光学的、或いは熱的に定量的に検出することができる。さらに、識別工程においては、物体の品種、型番、サイズ、数量の少なくとも一つを識別することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図3は、本実施の形態に係る物体識別情報出力装置の構成原理を示す図であり、図3において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図3において、4Aは信号検出部であり、この信号検出部4Aは、上面及び下面に開口部が形成されている容器41内に充填されているシリコンオイル等の液体42と、容器41の上面に形成された開口部を塞ぐように設けられると共に物体3が載置され、物体3が変形するとその変形量に応じて変形する緩衝手段の一例としての変形制御材43と、容器41の下面に形成された開口部を塞ぐように設けられると共に、変形制御材43の変形に伴って液体42を介して伝播される圧力により変形する可変ミラー44と、可変ミラー44の変形量を光源45からの光の光路変化に基づいて検出する光検出部46とを備えたセンサにより構成されている。
なお、変形制御材43は、その大きさ、形状により、識別される物体3の変形量を制御することができる。すなわち、この大きさ、形状により、識別される物体3の変形面積を制御でき、さらに変形制御材43の破壊強度以内の変形量に制御できる。
そして、このような構成の信号検出部4A(センサ)において、外力印加部2により外力が物体3に印加されると、まず物体3と共に変形材43が変形し、この変形に相当する圧力が液体42により可変ミラー44に伝播され、これにより可変ミラー44は変形材43の変形に応じた量だけ変形する。
次に、このように可変ミラー44が変形すると、光源45から照射され、可変ミラー44に当たって反射する光の光路が変化し、この光路変化を光検出部46が検出する。ここで、この光検出部46により検出される光路変化は、識別される物体3の変形(圧縮、撓み)量と相関関係があり、このため光検出部46の出力を検出すれば、物体3の情報を検出することが可能となり、この結果、物体3の識別が可能となる。
なお、識別される物体3が、外力を印加しても撓みも圧縮も事実上無視できるような剛体の場合であっても、上記のような変形制御材43を設けることで、物体3の識別は可能となる。そして、物体3が剛体の場合には、外力が印加されると物体3は非弾性衝突を起こすため、印加された外力の一部は熱として緩和される。そこで、このような物体3をより正確に識別するためには、シリコンオイルの替わりに、熱膨張係数の大きな物質、例えばヘリウムガスを容器内(密閉空間)に充填すると共に、変形制御材43に熱伝導性の良い材料、例えば金属、合金を用いる。
そして、このように構成することにより、物体3に外力を印加すると、まず物体3に熱が生じ、次に、この熱によりヘリウムガスが変形制御材43を介して熱膨張し、結果として可変ミラー44が変形する。そして、この変形量を光源45からの光路変化により検出する。
ここで、熱緩和現象は材料固有の現象であることから、このように変形量を検出することにより、識別される物体3の材料、構成に関する情報が得られ、この結果、物体3の識別が可能となる。もちろん、気体物質を入れた容器41が外力に応じて変形するようにしても良いことは言うまでもない。
なお、変形制御材43の大きさには、制限がなく、図3では物体3の方が大きく描いているが、変形制御材43の方が大きな面積を有しても良いことは言うまでもない。また、変形制御材43の材料にも制限がなく、物体3と接触した時に、静電気を発生したり、化学的な反応を起こさなければ金属、合金、各種高分子化合物など何でも良い。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図4は、本実施の形態に係る物体識別情報出力装置の構成原理を示す図であり、図4において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図4において、17Aは変形量制御材であり、この変形量制御材17Aは、識別される物体3が壊れやすい場合、あるいはシート材のように厚さが薄いような場合に、物体3の撓み量が大きくなり過ぎないように制御するものである。なお、この変形量制御材17Aの、物体3が載置される上面には溝17aが形成されており、この溝17aの深さと幅、及び印加する外力の制御により、物体3の変形量の上限を設定するようになっている。
また、本実施の形態において、外力印加部2と信号検出部4は一体となっており、信号検出部4は、外力印加部2が物体3に衝突したときに撓む物体3から、外力印加部2を介して伝わる印加外力の大きさに応じた反力の大きさを検出するようになっている。
ここで、物体3の撓み変形量が少ない場合には、外力が印加されても物体3は変形量制御材17Aの溝底面には接触しないために、物体3の撓みに関する情報が検出される。一方、撓み量が大きくなると、物体3は外力印加により変形量制御材17Aの溝底面に接触することから、このような場合は、物体3の圧縮に関する情報もあわせて検出することになる。
このような構成の物体識別情報出力装置において、物体3の識別を行う場合には、まず識別される物体3を変形量制御材17Aの上に配置する。これは、手動で行っても自動搬送装置のようなもので行ってもかまわない。次に、外力制御部1により外力の印加方法を設定し、この設定に基づいて外力印加部2を物体3に衝突させ、物体3に外力を印加する。
なお、外力の制御としては、外力印加部2が所定の速度になった時点で外力制御部1の制御信号を遮断する方法、外力印加部2が物体3に接した時に制御信号を遮断する方法、あるいは識別する物体3を所定の量だけ押し込んだ時点で制御信号を遮断する方法などがある。また、信号検出部4は、外力制御部1の制御信号が遮断された時から動作させてもよいし、制御信号に関係なく連続して動作させてもかまわない。
また、図4では、外力印加部2と信号検出部4を別々の構成要素として記述してあるが、これは同一の構成物であってもかまわない。さらに、外力制御部1と信号処理部5を同一の電気回路基板に組み込んでも良いことは言うまでもない。
さらに、信号検出部4を、外力印加部2と別体に設け、信号検出部4を変形量制御材17Aとを一体に設けるようにしても良い。なお、識別する物体3が電子写真用の記録用紙の場合などでは、用紙の表面電位が外力印加材などとの接触により変化すると画像形成に影響する場合がある。このような場合には、外力印加手段の物体3に接触する部分(或いは、後述する図7又は図10に示す外力印加材)と変形量制御材17Aが半導体または導電性材料、あるいは半導体又は導電性材料を塗布した材料、半導体又は導電性材料を混合した材料のいずれか一つにより形成するようにする。
以上、第1〜第3の実施の形態で述べたように、外力印加部2により物体3に外力を印加すると共に印加された外力に起因する物体3からの信号を信号検出部4により検出し、さらにこの信号検出部4からの出力信号を信号処理部4により処理することにより、処理信号に基づいて物体3を識別するための情報を検出することができる。
さらに、外力に起因する識別すべき物体3に所定以上の変形が生じないようにするための緩衝部材17又は変形量制御材17Aを用いることで、識別すべき物体3の破壊が防止される。また、出力情報が安定したものとなる。これにより、物体3のばたつきにかかわらず精度の高い物体識別が可能となる。
なお、これまでの説明において、信号検出部4を構成するセンサとして圧電素子(半導体)の圧電効果や気体又は液体を入れた容器41の形状変化を利用するものを用いた場合について述べてきたが、本発明はこれに限らず、強誘電体及び圧電体の圧電効果、気体又は液体の体積変化、電気容量の変化の少なくとも一つを利用したものを用いるようにしても良い。
(実施例)
以下、具体的な実施例により、本発明を説明する。
(実施例1)
本実施例では、図1に示す構成の物体識別情報出力装置により物体を識別した。なお、本実施例においては、外力制御部1としてパソコンを用いた。また、外力印加部2の識別される物体3と接する部分の形状は、半径が3.5mmの円錐状とした。また、円錐状の部分としては重さ4gのステンレスを用いた。さらに、信号検出部の構成を図2に示した。信号を検出するセンサとしては、面積3mm×8mmの圧電素子6を用いると共に、圧電素子6を面積5mm×10mmの防振材9を介して取り付け台10に取り付け、さらに圧電素子6には面積3mm×5mmの受け材11を設けるようにした。受け材11の上には、厚さ1mm、面積3mm×5mm、硬度30の高分子材料を(商品名アルファゲルなど)を設けて、緩衝部材17とした。
そして、圧電素子に用いる材料としては酸化亜鉛を用い、防振材9としては厚さ1.5mmで硬度80のニトリルゴムを用いた。また、受け材11としては厚さ2mmの真鍮の板とし、取り付け台10も真鍮を用いた。
また、識別する物体3は、インクジェット用のインクカートリッジが入っている包装容器とし、用いた包装容器はキヤノン株式会社製のBCI−6BKと、セイコーエプソン社製のIC1BK10の黒インクとした。なお、これらの包装容器は、その外形寸法は異なるが、外形は図5に示したように類似している。
そして、このような包装容器を識別するため、まず包装容器(物体3)を、陳列用のフック穴3aの付近の図中Aで示した領域に外力が印加されるように、信号検出部4の上に載置し、この後、外力印加部2により外力を印加した。なお、このとき、上記重さ4gのステンレス円錐材が、速度0.8m/sで包装容器3に衝突するようにした。
図6は、このとき信号検出部4(の圧電素子)に発生した電圧を示すものであり、図6の(a)はBCI−5BK容器に発生した電圧を、図6の(b)はIC1BK10容器に発生した電圧を、それぞれ示している。なお、この図6では、電圧値はそのままの値でなく、物体3がない時の電圧を1として、物体3を介した時の電圧の相対値を示した。なお、物体3がない時の発生電圧は6.7Vであった。
そして、図6の(a)及び(b)から明らかなように、BCI−5BK容器に対してIC1BK10容器では、約7.7倍の電圧が発生した。また、同じ品番の容器を20個用いて、図5中の領域Aの中で、外力を印加する場所を変化させながら同じような測定を行うと、発生電圧は変化し、両者の電圧比は6.4から8.2の幅で変化した。しかし、常にIC1BK10容器の方が6倍以上大きな発生電圧であった。
(実施例2)
本実施例では、図3に示す構成の物体識別情報出力装置により物体を識別した。なお、本実施例では、容器41として、上下の開口部(変形可能部分)を除いた部分と側面が厚さ3mmのステンレスで形成されたものを用いた。また、全体の大きさは、識別する物体3により任意に設計すればよいが、本実施例では30mm×50mm×3mm(高さ)とした。また、変形制御材43はテフロン(登録商標)シートであり、厚さが0.3mm、形状は長径が15mm、短径が7mmの楕円形とした。可変ミラー44は厚さ0.2mmのポリエチレンシートにアルミニウム膜を取り付けたもので、形状は長径15mm、短径が7mmの楕円形のものを用いた。
外力制御部1は専用のマイクロコンピュータを用いた。また、外力印加部2は、図7に示すように不図示のモータにより回転するカム17と、このカム17の回転に伴って自由落下し、識別する物体に外力を印加する外力印加材18とを備えたものを用い、物体を識別する際にはカム17を回転させ、ステンレス製の外力印加材18を自由落下させた。この際に、ベアリング19を用いて自由落下する時の落下方向が変動しないようにした。
なお、この外力印加材18は重さが8gであり、識別される物体と接触する部分は、直径3.5mmの円筒形で先端部分は直径3mmの球形に加工してある。また、落下する距離は、識別する物体によりカムを交換して変化させるが、ここでは、カム1回転で4mmとして1回の外力を印加するようにした。
光源45としては、青色LED(例えば、日亜化学NSPB300Aなど)を用い、光検出部46としては10mm×10mmの面積に、100万画素が配置されたCCD素子を用いた。また、識別する物体として、コピー用紙(ゼロックス社製Xx75,175、Xc175,日本製紙製NPI105,ニーナペーパー製NCL175)を用いた。
そして、このようなコピー用紙を識別するため、まず外力を印加しない時、光源45からの光を可変ミラー44の中心に長径方向から照射した時のCCDでの検出位置を測定し、この時のCCD画素番号を記憶する。次に、図3の(a)のように、用紙(物体)3を変形制御材43の上に1枚づつセットし、外力をコピー用紙3に印加する。そして、このように外力をコピー用紙3に印加すると、可変ミラー44も変形し、これに伴い可変ミラー44で反射された光も光路が変化し、光を検出するCCD画素番号も変化する。
図8は、例えばXx75の場合を示す図であり、このコピー用紙の場合、外力を印加していない時は、長径、短径方向ともにCCD素子の中心である498〜502番目の画素(図中A)で光を検出していたが、外力を印加すると、短径方向は変化しないが長径方向は、191〜196番目の画素(図中B)で光を検出するようになった。
また、光を検出した画素で、もっとも強い信号を検出した画素から可変ミラー44の変形量を算出した。ここで、変形量は、図8において、長径方向の画素番号1で光を検出した時を変形量1となるようにし、外力を印加しない時の検出画素での変形量をゼロとした。
そして、このようにして、用紙の測定結果をまとめたものが図9である。なお、図9では、横軸にガーレ剛度を、縦軸には変形量を示した。この図9から、ガーレ剛度と変形量には相関が認められ、これにより本実施例の物体識別情報出力装置によりコピー用紙のガーレ剛度が測定でき、用紙を識別することができることが確認された。
(実施例3)
本実施例では、図4に示す構成の物体識別情報出力装置により物体を識別した。なお、本実施例においては、外力制御部1はパソコンを用いた。また、外力印加部2としては、図10に示すように、信号検出部4を一体に備えた外力印加材21を不図示のモータにより回転するカム軸23aに設けられたカム23の作用により、矢印方向に移動させて物体に衝突させる構成のものを用いた。
なお、図10の状態は、カム23に係止された状態で外力印加材21がバネ21aを圧縮させながら引き上げられた状態を示しており、この後、カム23の係止が解除されると、外力印加材21は圧縮したバネ21aの開放により矢印方向に移動し、物体に衝突する。つまり、本実施例の外力印加部2は、カム23によりバネ21aを圧縮、開放することにより外力を印加するものである。なお、物体に衝突した後、外力印加材22は物体からの反発力により自由落下により繰り返し物体に接触(衝突)するようになる。
ここで、外力印加材21は、信号検出部4も含めて重さが6.4gであり、識別する物体と接触する先端は、直径が3.5mmの球面に1mmの平坦部を有するように加工したステンレスを用いた。
なお、22は、識別する物体の物理的な変動を低減するための押え部材であり、この押え部材22は、カム22aにより少なくとも外力印加材21が物体に衝突する際には物体を抑える位置に移動するようになっている。また、この押え部材22は、材料としては直径3.5mmの円柱で先端は直径4mmの球形に加工したステンレスを用いた。
また、信号検出部4としては、2mm(幅)×15mm(長さ)×0.3mm(厚さ)の圧電素子を用いると共に、両もち梁として外力印加材21に取り付けてある。さらに、図4に示す変形量制御材17Aとしては真鍮の板に深さ0.2mm、直径10mmの円柱状の溝17aを形成したものを用いた。
一方、識別する物体として、キヤノン製インクジェット用紙(LC−310,New−101,SP−101、PR−101、MP−101、EC−101L,HG−201)を用いた。
図11は、本実施例において、用紙を用いない時の結果を示すものである。なお、図11において、横軸の時間0は、押え部材22が用紙に接触した時とし、0.1秒以内で2回の外力を印加した。
なお、図11中、強と標記されている信号は、外力印加材21が速度0.4m/sで、弱と標記されている信号は、外力印加材21が0.2m/sで、それぞれ外力を印加した時のものであり、いずれの場合にも印加後、3回電圧が発生していることがわかる。なお、図11において、2回目、3回目は、外力印加材22が信号検出部4からの反発で自由落下により繰り返し接触していることを示している。
用紙がない場合には、図11に示したように、強弱ともに3回目までの電圧ピークが観測されているが、用紙によっては、2回目以降は観測されないこともある。これは、印加する外力の強さ、信号検出部の材料、識別する物体により変化するものであり、何回信号が検出されるかは本質的な問題ではない。
また、図12は、各用紙に対しての20回の測定結果をまとめたものである。この測定では、縦軸は外力印加材の速度が0.36m/sで、横軸は0.15m/sで測定したものである。この図12により、図中の点線で示した閾値を用いることにより、各用紙の型番が判別できる。図12において、NONEと示した測定結果は、図11に示した用紙がない場合の電圧であり、強弱ともに1回目のピーク電圧を測定したものである。
また、図13は、例えばLC−310とHG−201を、図中に標記した温度、湿度に48時間保った後に、測定したものである。なお、縦軸は図11の強と標記されている1回目の電圧を用紙がない時の電圧で規格化した相対電圧、横軸は、0.4m/sで外力を印加した時の1回目と2回目の電圧ピークの間隔をそれぞれ示している。
そして、このような測定を行うことにより、LC−310とHG−201の環境依存性を検出することができる。つまり、この図13から、用紙の種類により環境(温度、湿度)に対する情報が得られることがわかる。
本発明の第1の実施の形態に係る物体識別情報出力装置の構成原理を示す図。 上記物体識別情報出力装置に設けられた信号検出部の構成を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る物体識別情報出力装置の構成原理を示す図。 本発明の第3の実施の形態に係る物体識別情報出力装置の構成原理を示す図。 本発明の実施例1に係る物体識別情報出力装置により識別する物体の外形を示す図。 上記実施例1に係る物体識別情報出力装置の信号検出部に発生した電圧を示す図。 本発明の実施例2に係る物体識別情報出力装置の外力印加部の構成を示す図。 上記実施例2に係る物体識別情報出力装置の測定結果を示す図。 上記実施例2に係る物体識別情報出力装置の測定結果をまとめた図。 本発明の実施例3に係る物体識別情報出力装置の外力印加部の構成を示す図。 上記実施例3に係る物体識別情報出力装置の測定例を示す図。 上記実施例3に係る物体識別情報出力装置の測定例を示す図。 上記実施例3に係る物体識別情報出力装置の測定例を示す図。
符号の説明
1 外力制御部
2 外力印加部
3 物体
4 信号検出部
4A 信号検出部
41 容器
42 液体
43 変形制御材
44 可変ミラー
45 光源
46 光検出部
5 信号処理部
5A 識別部
6 圧電素子
17 緩衝部材
17A 変形量制御材
17a 溝
18 外力印加材
21 外力印加材

Claims (9)

  1. 物体を識別するための識別情報を出力するための物体識別情報出力装置において、
    前記物体に物理的な外力を印加する外力印加手段と、
    前記物体に接し、前記外力印加手段により印加された外力に起因する前記物体所定以上の変形が生じないようにする緩衝手段と、
    前記外力に起因して生じる前記物体からの情報を検出するための情報検出手段と、
    を備え、
    前記緩衝手段は前記物体よりもやわらかい材料を用いて構成され、かつ前記緩衝手段は前記物体に接するように前記物体と前記情報検出手段との間に設けられ、
    前記情報検出手段からの出力に基づいて前記物体を識別するための情報を出力することを特徴とする物体識別情報出力装置。
  2. 前記物体を識別するための情報は、物体の剛性、凹凸、厚さ、密度、水分の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1記載の物体識別情報出力装置。
  3. 前記外力印加手段と前記情報検出手段が同一の構成物であることを特徴とする請求項1記載の物体識別情報出力装置。
  4. 前記外力印加手段は、前記識別する物体に前記物理的な外力を、任意の繰り返し回数及び任意の周期で印加することを特徴とする請求項1記載の物体識別情報出力装置。
  5. 前記情報検出手段は、前記外力印加手段と一体または別体に設けられたセンサにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の物体識別情報出力装置。
  6. 前記センサは、強誘電体、圧電体及び半導体の圧電効果、気体又は液体の体積変化、気体又は液体を入れた容器の形状変化、電気容量の変化の少なくとも一つを利用したものであることを特徴とする請求項5記載の物体識別情報出力装置。
  7. 前記緩衝手段は、溝形状を有する部材により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の物体識別情報出力装置。
  8. 物体を識別するための識別情報を出力するための物体識別情報出力装置において、
    前記物体に物理的な外力を印加する外力印加手段と、
    前記物体に接し、前記外力印加手段により印加された外力に起因する前記物体に所定以上の変形が生じないようにする緩衝手段と、
    前記外力に起因して生じる前記物体からの情報を検出するための情報検出手段と、を備え、
    前記情報検出手段は上面及び下面に開口部が形成されている容器内に液体又は気体が充填され、前記緩衝手段は前記物体に接すると共に前記容器の上面に形成された開口部を塞ぐように設けられ、前記情報検出手段は前記緩衝手段の変形に伴って前記液体又は気体を介して伝播される圧力により変形する可変ミラーと、前記可変ミラーの変形量を光源からの光の光路変化に基づいて検出する光検出部とを含み、前記情報検出手段からの出力に基づいて前記物体を識別するための情報を出力することを特徴とする物体識別情報出力装置。
  9. 物体を識別するための識別情報を出力するための物体識別情報出力方法であって、
    前記物体に物理的外力が印加された際、前記物体に所定以上の変形が生じないようにするための緩衝部材を前記物体と前記識別情報を検出するための情報検出手段との間に、前記外力が印加された際に前記緩衝部材と前記物体とするように設ける工程と、
    前記物体に物理的外力を加えて、該外力に起因して生じる前記物体からの情報を前記緩衝部材を介して検出する工程と、
    前記検出された情報に基づいて前記物体を識別するための情報を出力する工程と、
    を有することを特徴とする物体識別情報出力方法。
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