JP4427526B2 - ガスタービン吸気装置の運転方法 - Google Patents

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本発明は、ガスタービン吸気装置の運転方法にかかり、特に、吸気フィルタの高湿度環境下でのフィルタ差圧上昇を改善することができる、ガスタービン吸気装置の運転方法に関するものである。
発電プラントに適用されるガスタービン設備は、吸気室、吸気ダクト、圧縮機、ガスタービン燃焼器およびガスタービンを備え、大気を取り込む構成となっている。そして、吸気室より取り込んだ大気を、吸気ダクトを介して圧縮機に供給し、ここで空気を圧縮して高圧空気とし、この高圧空気を燃料とともにガスタービン燃焼器に供給して燃焼ガスを生成し、この燃焼ガスをガスタービンに供給して膨張させ、その際に発生する動力で発電機を駆動するようI構成されている。
一般に、大気中には、0.1μm〜10μmの範囲の粒子径分布を有する大気粉塵が混在している。このような大気粉塵が、ガスタービン設備内に取り込まれて圧縮機の動翼に付着すると、流体抵抗が増加して出力ロスが発生し、結果として発電出力の低下をまねくこととなる。
そこで、圧縮機の入口側に設けられる吸気室に、圧縮機に吸い込まれる空気中より大気粉塵等を除去して浄化すべく、吸気フィルタが収容設置されている。
この吸気フィルタは、通常、粒子径が1μmの粉塵を30%程度除去できるプレフィルタと、その下流側に設置され、粒子径が1μm程度である粉塵を70%程度除去できる中性能フィルタと、この中性能フィルタの下流側に設置され、主に0.3μm近傍の粒径を有する粉塵を99.97%以上除去できるHEPAフィルタとから構成されるか、あるいは上記中性能フィルタとHEPAフィルタとを一体化して構成された複合HEPAフィルタ(以下、HEPAフィルタおよび複合HEPAフィルタを総称して「高性能フィルタ」という。)をプレフィルタの下流側に設置した構成とされている。
吸気フィルタは、上記のように、ガスタービン設備の運転に伴って吸い込まれる空気中の粉塵を捕集除去するものであるが、運転時間の経過に伴って捕集された粉塵の付着量が増加するため、フィルタ差圧が徐々に上昇されることとなる。そして、フィルタ差圧が設定されたフィルタ交換差圧に到達すると、フィルタを交換するようにしている。
一般に、ガスタービン設備では、フィルタを交換せずに少なくとも1年間連続運転(運転時間として約8760時間)できることが望まれている。また、昨今では、この期間をさらに引き延ばしたいとの要望も出されている。
一方、フィルタ差圧は、上記のような粉塵の付着だけでなく、湿度の変動によっても変化することが知られている(特許文献1参照)。
これは、降雨時のような多湿環境下では、フィルタに付着している粉塵が吸湿して膨潤し、フィルタの通気抵抗を増すためと考えられる。このように多湿環境下でも、フィルタ差圧が上昇し、圧縮機の吸入圧力を低下させることとなる。圧縮機は、吸入圧力が下がると、吐出圧力を一定に維持しようとして動力が増加されるため、これがガスタービンの有効出力を低下させることとなる。
特開平5−106464号公報(段落[0007]〜[0008])
しかしながら、上記特許文献1に示されたものは、海塩粒子が多湿環境下で液化して高濃度の塩溶液であるミストとなることに起因するフィルタ差圧の上昇を、フィルタ自体のろ過材を改善することにより解決しようとするものであって、吸気フィルタを構成する高性能フィルタにより捕集された粉塵の付着量が多くなり、これが高湿度環境下で膨潤することによって発生するフィルタ差圧の上昇を抑制しようとするものではない。
従って、フィルタ交換後に運転時間が大分経過し、かつ粉塵の付着量が多くなっている状況下では、多湿環境となったとき、粉塵が吸湿して膨潤し、フィルタの通気抵抗が大きくなってフィルタ差圧が急上昇する事態が想定される。従来では、このような事態によるプラント運転の異常を避けるため、予めプラント負荷を下げたり、吸気フィルタを早めに交換したりする等により対応しているが、これは出力低下やフィルタ交換頻度を高めることに伴う損失を被ることを意味し、好ましいことではなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、吸気フィルタの高湿度環境下でのフィルタ差圧上昇を改善することができる、ガスタービン吸気装置の運転方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のガスタービン吸気装置の運転方法は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるガスタービン吸気装置の運転方法は、圧縮機入口側の吸気室内に吸気フィルタが設置され、該吸気フィルタの上流側に、吸入空気の湿度を低下させる湿度低下装置が設けられているガスタービン吸気装置の運転方法であって、前記吸気フィルタを構成する高性能フィルタによって捕集される粉塵の付着量と、湿度によるフィルタ上昇差圧との関係から前記湿度低下装置を作動させる粉塵付着限界量Wcを求めるとともに、下記(1)式より粉塵付着限界量Wcに到達するまでのガスタービン吸気装置の運転時間tcを求め、この運転時間tcが経過後、大気の相対湿度が設定湿度以上となったとき、前記湿度低下装置を作動させ、前記吸気フィルタに流入する空気の相対湿度を低下させることを特徴とする。
(1)式
Wc=0.001×C×Q×60×tc×(1−η1/100)×(η2/100)
ここに、
Wc:粉塵付着限界量(g)
C:大気粉塵濃度(mg/m 3
Q:吸込み風量(m 3 /min)
tc:ガスタービン吸気装置運転時間(h)
η1:プレフィルタ粉塵捕集効率(%)
η2:高性能フィルタ粉塵捕集効率(%)≒100%
本発明によれば、湿度低下装置を作動させる粉塵付着限界量Wcを求め、(1)式より粉塵付着限界量Wcに到達するまでのガスタービン吸気装置の運転時間tcを求め、この運転時間tcが経過後、大気の相対湿度が設定湿度以上となったとき、湿度低下装置を作動させ、吸気フィルタに流入する空気の相対湿度を低下させるようにしているので、ガスタービン吸気装置の運転時間がtc時間を経過後は、大気の相対湿度が設定湿度以上になると、湿度低下装置が作動され、吸気フィルタに流入する空気の相対湿度を低下させることとなる。従って、プラント運転に影響を及ぼすような高湿度条件下では、高湿度によるフィルタ差圧上昇を確実に抑制し、プラントを定常どおり継続運転することができる。
また、ガスタービン吸気装置の運転初期段階から運転時間がtc時間を経過するまでの期間は、例え高湿度環境となっても、吸気フィルタへの粉塵付着量も少なく、湿度によるフィルタ差圧上昇も微小である。このため、フィルタ差圧は許容範囲内でプラント運転に影響を及ぼすことがなく、大気の相対湿度が設定湿度以上の場合でも、湿度低下装置を停止状態のままとすることができる。従って、湿度低下装置を作動させることによる吸気効率の低下(吸入空気を加熱して相対湿度を低下させる場合の微小な吸気効率の低下)等を防止することができる。
なお、本発明におけるガスタービン吸気装置の運転時間tcとは、新しい吸気フィルタ4が装着されて以降のトータル運転時間である。
さらに、本発明のガスタービン吸気装置の運転方法は、上記のガスタービン吸気装置の運転方法において、前記設定湿度が、90%とされていることを特徴とする。
高湿度環境下において大気の相対湿度が90%を超えると、湿度の影響によりフィルタ差圧が上昇し始める。
本発明によれば、設定湿度が90%とされているので、大気の相対湿度が90%以上の高湿度環境となると、湿度低下装置が作動され、吸気フィルタに流入する空気の相対湿度を低下させることができる。従って、吸気フィルタの高湿度環境下でのフィルタ差圧上昇を確実に抑制することができる。
さらに、本発明のガスタービン吸気装置の運転方法は、上記のガスタービン吸気装置の運転方法において、前記設定湿度が、95%とされていることを特徴とする。
高湿度環境下において大気の相対湿度が95%を超えると、湿度の影響によりフィルタ差圧が顕著に上昇し始める。
本発明によれば、設定湿度が95%とされているので、大気の相対湿度が95%以上の高湿度環境となると、湿度低下装置が作動され、吸気フィルタに流入する空気の相対湿度を低下させることができる。従って、高湿度環境下でのフィルタ差圧の上昇を着実に抑制することができる。
本発明によると、ガスタービン吸気装置の運転時間がtc時間を経過後は、大気の相対湿度が設定湿度以上になると、湿度低下装置が作動され、吸気フィルタに流入する空気の相対湿度を低下させることができるため、プラント運転に影響を及ぼすような高湿度条件下では、高湿度によるフィルタ差圧上昇を確実に抑制し、プラントを定常どおり継続運転することができる。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図1ないし図14を参照して説明する。
図1には、本発明の実施形態に係るガスタービン吸気装置の運転方法に用いるガスタービン吸気装置1の概略構成図が示されている。
ガスタービン吸気装置1は、図示省略の圧縮機の空気入口側に吸気ダクトを介して接続される吸気室2を備えている。
吸気室2には、大気中から雨または雪が侵入するのを防止するウェザールーバ3と、大気中の粉塵等を捕集して除去する吸気フィルタ4とが収容設置される。
吸気フィルタ4は、吸気室2に吸い込まれた空気流に対して、上流側に設置されるプレフィルタ4Aと、その下流側に設置される高性能フィルタ4Bとから構成される。
上記ウェザールーバ3と吸気フィルタ4との間には、吸入空気の湿度を低下させるための湿度低下装置5が設けられる。
この湿度低下装置5は、大気の相対湿度を湿度計6により検出し、その相対湿度が第1の設定湿度以上のときに作動され、吸気フィルタ4に流入する空気の相対湿度を低下させるよう構成される。また、上記湿度低下装置5は、大気の相対湿度が第1の設定湿度よりも低い第2の設定湿度以下に低下したとき、停止されるように構成される。
なお、湿度低下装置5は、後述する第2ないし第6の湿度低下装置が採用されるほか、公知のヒートポンプ式除湿機が適用可能である。本実施形態では、これら除湿機を用いて吸入空気を直接除湿する方式が想定されている。
次いで、上記ガスタービン吸気装置1による吸気フィルタ4のフィルタ差圧上昇抑制について説明する。
図2には、ガスタービン吸気装置1の運転時間経過(約1年間)と吸気フィルタ4のフィルタ差圧との関係が示されている。同図から明らかなように、運転初期の領域Aにおいては、湿度高によるフィルタ差圧の上昇はほとんど認められない。これは、吸気フィルタ4により捕集され、吸気フィルタ4に付着している粉塵の量が少ないことによるものと考えられる。
運転時間が経過するにつれて、吸気フィルタ4に対する粉塵付着量が増えて行くことから、領域Bや領域Cに見られるように、湿度高によるフィルタ差圧の上昇が顕著に現れることとなる。これは、湿度高により粉塵が吸湿して膨潤し、フィルタの通気抵抗が大きくなることによるものと考えられている。フィルタ差圧は、ガスタービン吸気装置1の運転時間のさらなる経過に伴って一段と上昇され、やがて設定されたフィルタ交換差圧に到達する。この段階で新たなフィルタと交換されることとなる。
なお、湿度高によるフィルタ差圧の上昇は、主に高性能フィルタ4Bによるものであり、プレフィルタ4Aによる影響はほとんどないと考えられる。
また、図3には、大気の相対湿度変化と高性能フィルタ4Bのフィルタ差圧変化との関係が示されている。同図に示されるように、フィルタ差圧は、相対湿度が高くなるほど上昇度合いが大きくなる傾向にあり、相対湿度が90%前後で上昇し始め、95%を超えると急激に上昇する。そして、相対湿度が低下すると、ヒステリシスをもってフィルタ差圧も低下することとなる。
さらに、図4には、相対湿度の低減によってフィルタ差圧の上昇を抑制できることが示されている。同図は、加熱空気吹き込み無しで、相対湿度95%の空気を高性能フィルタ4Bに流入させたときのフィルタ差圧変化と、高性能フィルタ4Bに流入される空気に加熱空気を吹き込み、その温度を1℃上昇させて相対湿度を95%から89%に低下させたときのフィルタ差圧変化とを比較したものである。図4から、高性能フィルタ4Bに流入される空気の相対湿度を低下させることにより、フィルタ差圧の上昇を抑制できることが理解できる。
なお、図4のデータは、高性能フィルタ4Bに流入される空気に加熱空気を吹き込んで該空気を加熱し、その相対湿度を低下させた場合のものであるが、湿度低下装置5の除湿効果によって、湿度のみを低減させた場合でも同様にフィルタ差圧の上昇を抑制できることは云うまでもなく、むしろ吸気効率の面から温度上昇を伴わない方が望ましい。
しかして、上記構成のガスタービン吸気装置1においては、湿度計6によって大気の相対湿度を検出し、その湿度が第1の設定湿度に達したとき、湿度低下装置5を作動させることによって、図1に示すように、温度t1℃、湿度RH1%で吸気室2内に吸い込まれた空気を、温度t1℃、湿度RH1−ΔRH%の空気に除湿して吸気フィルタ4に流入させることができる。これによって、高湿度環境下で、高性能フィルタ4Bに付着されている粉塵が吸湿して膨潤し、通気抵抗が増すことによってフィルタ差圧が上昇するのを抑制することができる。
特に、第1の設定湿度を状況に応じた最適な値に設定することにより、高湿度環境となり吸気フィルタ4によるフィルタ差圧の上昇が予想されるときには、それを予測して湿度低下装置5を的確に作動させることができるため、高湿度環境下でのフィルタ差圧上昇を確実に抑制することができる。
なお、上記の設定湿度は、90%あるいは95%ないしはそれらの前後で適宜設定することができる。また、運転時間の経過に応じて設定湿度を変更するようにしてもよく、例えば、運転時間が比較的短い期間では、設定湿度を高めに設定し、運転期間が比較的長くなった段階で、設定湿度を低めに設定するようにしてもよい。こうすることで、フィルタ交換差圧までの余裕度を加味しながら高湿度環境下でのフィルタ差圧上昇抑制運転を適正に実行することができる。
また、湿度低下装置5を停止させる第2の設定湿度は、図3に示すように、フィルタ差圧がヒステリシスをもって低下することを考慮して、湿度計6により検出される大気の相対湿度が、上記第1の設定湿度よりも低い、例えば80%に設定される。
従って、上記のガスタービン吸気装置1によれば、以下の機能が奏される。
高湿度環境下であっても、湿度低下装置5により吸気フィルタ4に流入する空気の相対湿度を低下させることにより、高性能フィルタ4Bのフィルタ差圧上昇を抑制することができる。これにより、高湿度環境下でも、湿度によるフィルタ差圧上昇を抑制し、プラントを定常どおり定格運転させることができ、出力低下およびそれによる損失等を防止することができる。
また、高湿度環境下でのフィルタ差圧上昇を抑制することにより、フィルタ交換差圧に達するまでのプラント運転時間(フィルタ交換期間)を引き延ばすことができるため、フィルタの交換頻度を下げることができる。また、これによって、メンテナンスフィーを節減することができる。
次に、第2の湿度低下装置5を採用したガスタービン吸気装置1の概略構成を図5および図6を用いて説明する。
この第2の湿度低下装置5は、ウェザールーバ3と吸気フィルタ4との間に設置された電気ヒータ等の空気加熱装置15Aと、この空気加熱装置15Aに電気を供給する空気加熱装置用電源15Bと、大気の相対湿度を検出する湿度計6とから構成される。
上記構成によると、湿度計6により大気の相対湿度を検出し、それが設定湿度に達したとき、空気加熱装置用電源15Bを介して空気加熱装置15Aに電気を供給することにより、吸気室2に吸い込まれた空気を加熱することができる。これにより温度t1℃、湿度RH1%で吸気室2内に吸い込まれた空気を、その温度をt1+Δt℃に昇温し、相対湿度をRH1−ΔRH%に除湿した空気として吸気フィルタ4に流入させることができる。このため、上記第1実施形態と同様、高湿度環境下で、吸気フィルタ4、特に高性能フィルタ4Bに付着されている粉塵が吸湿して膨潤し、通気抵抗が増すことによりフィルタ差圧が上昇するのを抑制することができる。
なお、図6から明らかなように、20℃の空気を1℃温度上昇させることにより、相対湿度を100%から94.1%に、2℃温度上昇させることにより、相対湿度を100%から88.4%に低下させることができる。このように、吸気室2内に吸い込まれた空気を加熱することによっても、吸気フィルタ4に流入される空気の相対湿度を低減させ、吸気フィルタ4の高湿度環境下でのフィルタ差圧上昇を抑制することができる。
従って、この第2の湿度低下装置5を採用したガスタービン吸気装置1によっても、上述のガスタービン吸気装置1と同様の機能が奏される。
また、この第2の湿度低下装置5を採用した場合、吸気室2内に電気ヒータ等の空気加熱装置15Bを設置し、それに対して電源15Bから電気の供給を制御できる構成とすればよく、湿度低下装置5をシンプルで簡素な構成とすることができる。また、湿度低下装置5を追設するためのコストを抑えることができる。
次に、第3の湿度低下装置5を採用したガスタービン吸気装置1の構成について、図7を用いて説明する。
この第3の湿度低下装置5は、ウェザールーバ3と吸気フィルタ4との間に設置された加熱空気供給ノズル25Aを備えている。この加熱空気供給ノズル25Aに対して吸気室2の外部で生成された加熱空気を供給し、この加熱空気により吸気室2内に吸い込まれた空気の相対湿度を低下させ、吸気フィルタ4に流入させるようにしている。
吸気室2の外部には、空気押込みブロア25Bと、この空気押込みブロア25Bと加熱空気供給ノズル25A間を接続する空気配管25C中に設けられたヒータ等の空気加熱装置25Dと、空気押込みブロア25Bおよび空気加熱装置25Dに電気を供給する空気加熱装置用電源25Eとが設けられる。この構成により、湿度計6で大気の相対湿度を検出し、それが設定湿度となったとき、加熱空気を生成して加熱空気供給ノズル25Aに供給し、この加熱空気により吸気室2内に吸い込まれた空気を、t1+Δt℃に昇温し、相対湿度をRH1−ΔRH%に低下させて吸気フィルタ4に流入させることができる。
従って、この第3の湿度低下装置5を採用したガスタービン吸気装置1によっても、第2の湿度低下装置5を採用したガスタービン吸気装置1と同様に、吸気フィルタ4に流入される空気の相対湿度を低下させ、吸気フィルタ4の高湿度環境下でのフィルタ差圧上昇を抑制することができる。
次に、第4の湿度低下装置5を採用したガスタービン吸気装置1の構成について、図8を用いて説明する。
この第4の湿度低下装置5は、ウェザールーバ3と吸気フィルタ4との間に設置された除湿空気供給ノズル35Aを備えている。この除湿空気供給ノズル35Aに対して吸気室2の外部で生成された除湿空気を供給し、この除湿空気により吸気室2内に吸い込まれた空気の相対湿度を低下させ、吸気フィルタ4に流入させるようにしている。
吸気室2の外部には、空気押込みブロア35Bと、この空気押込みブロア35Bと除湿空気供給ノズル35Aとの間を接続する空気配管35C中に設けられた空気除湿装置35Dと、空気押込みブロア35Bおよび空気除湿装置35Dに電気を供給する空気除湿装置用電源35Eとが設けられる。この構成により、湿度計6で大気の相対湿度を検出し、それが設定湿度となったとき、除湿空気を生成して除湿空気供給ノズル35Aに供給し、この除湿空気により吸気室2内に吸い込まれた温度t1℃、相対湿度RH1の空気を、相対湿度をRH1−ΔRH%に低下させて吸気フィルタ4に流入させることができる。
従って、この第4の湿度低下装置5を採用したガスタービン吸気装置1によっても、上述のガスタービン吸気装置1と同様に、吸気フィルタ4に流入される空気の相対湿度を低下させ、吸気フィルタ4の高湿度環境下でのフィルタ差圧上昇を抑制することができる。また、この第4の湿度低下装置5を採用したガスタービン吸気装置1の場合、空気を加熱する必要がなく、湿度のみを低下させることができるため、空気を加熱することによる僅かな吸気効率の低下をなくすることができる。
次に、第5の湿度低下装置5を採用したガスタービン吸気装置1の構成について、図9および図10を用いて説明する。
この第5の湿度低下装置5は、高性能フィルタ4Bの上流面に設置された遠赤外線電熱ヒータ等の電熱ヒータ装置45Aと、この電熱ヒータ装置45Aに電気を供給する電熱ヒータ用電源45Bと、湿度計6とから構成される。
上記電熱ヒータ装置45Aは、図10に示されるように、フィルタケース4C内にジグザグ状に収容されたフィルタエレメント4Dの上流側空間部にその長さ方向(紙面直角方向)に沿って配設される。
しかして、上記構成によると、湿度計6により大気の相対湿度を検出し、それが設定湿度に達したとき、電熱ヒータ用電源45Bを介して電熱ヒータ装置45Aに電気を供給することにより、高性能フィルタ4Bのフィルタエレメント4Dを加熱乾燥することができる。このことによって、高性能フィルタ4B自体を低湿度下で機能させることができる。このため、温度t1℃、湿度RH1%で吸気室2内に吸い込まれた空気を、温度t1+Δt℃、相対湿度RH1−ΔRH%の空気として吸気フィルタ4を通過させることができる。
従って、この第5の湿度低下装置5を採用したガスタービン吸気装置1によっても、高性能フィルタ4Bを通過する空気の相対湿度を低下させることができ、これにより、上述のガスタービン吸気装置1と同様に、吸気フィルタ4の高湿度環境下でのフィルタ差圧上昇を抑制することができる。
次に、第6の湿度低下装置5を採用したガスタービン吸気装置1の構成について、図11を用いて説明する。
この第6の湿度低下装置5は、プラントの排ガス再循環ラインまたは熱回収ライン55Aから高温ガスの一部を抽気し、この高温ガスをウェザールーバ3と吸気フィルタ4との間に設置された高温ガス供給ノズル55Bより吸気フィルタ4の上流側に供給する構成とされている。また、高温ガス供給ノズル55Bと共に、またはこれに代えて、上記の高温ガスを高性能フィルタ4Bの上流面に設置された高温ガス供給ノズル55Cより高性能フィルタ4Bの上流面に供給する構成とされている。
なお、高温ガス供給ノズル55Cは、図10に示す電熱ヒータ装置45Aと同様の位置に配設される。
上記の構成によれば、湿度計6により大気の相対湿度を検出し、それが設定湿度に達したとき、プラント側の排ガス再循環ラインまたは熱回収ライン55Aから抽気された高温ガスが、高温ガス供給ノズル55Bを介して吸気フィルタ4の上流側に供給され、この高温ガスにより吸気フィルタ4に流入する空気を加熱することができる。これによって、上述のガスタービン吸気装置1と同様に、吸気フィルタ4に流入される空気の相対湿度を低下させることができる。従って、吸気フィルタの高湿度環境下でのフィルタ差圧上昇を抑制することが可能となる。
また、プラント側の排ガス再循環ラインまたは熱回収ライン55Aから抽気された高温ガスを、高温ガス供給ノズル55Cよって吸気フィルタ4を構成する高性能フィルタ4Bの上流面に供給し、この高温ガスで高性能フィルタ4Bを加熱乾燥させることができる。これによっても、高性能フィルタ4Bを低湿度下で機能させ、高性能フィルタ4Bを通過する空気の相対湿度を低下させて、吸気フィルタ4の高湿度環境下でのフィルタ差圧上昇を抑制することができる。
従って、この第6の湿度低下装置5を採用したガスタービン吸気装置1によっても、上述のガスタービン吸気装置1と同様に、吸気フィルタ4に流入される空気の相対湿度、もしくは高性能フィルタ4Bを通過する空気の相対湿度を低下させることができるため、吸気フィルタ4の高湿度環境下でのフィルタ差圧上昇を抑制することができる。
また、この第6の湿度低下装置5を採用したガスタービン吸気装置1では、プラント側の高温ガス抽気源が排ガス再循環ラインまたは熱回収ライン55Aであるので、十分な高温ガス量を確保することができるとともに、高温ガスを既存のガス源を利用して簡便に供給することができる。従って、湿度低下装置5を新たな補器等を設けることなく、最小限の器材追加で安価に作製することができる。
次に、本発明の一実施形態にかかるガスタービン吸気装置の運転方法ついて、図12ないし図14を用いて説明する。
本実施形態にかかるガスタービン吸気装置の運転方法は、上述した各々のガスタービン吸気装置1のすべての運転に適用できるものである。
本実施形態にかかるガスタービン吸気装置の運転方法は、吸気フィルタ4に対する粉塵付着量が少ない運転初期の段階では、湿度がフィルタ差圧上昇にほとんど影響を及ぼさないことから、高湿度環境となって湿度計6が設定湿度を検出しても、湿度低下装置5を作動させず停止状態のままとする。そして、運転時間が経過して吸気フィルタ4に対する粉塵付着量が多くなり、高湿度がフィルタ差圧上昇に影響を及ぼす状況下においてのみ、湿度低下装置5を作動させようとするものである。
上記のような運転を行うため、先ずは、湿度低下装置5を作動させる湿度高による吸気フィルタの上昇差圧ΔPw(Pa)に相当する粉塵付着限界量Wc(g)を求める必要がある。図12は、湿度高による上昇差圧ΔPw(Pa)と粉塵付着限界量Wc(g)との関係を表したものである。
一方、高性能フィルタ4Bの粉塵付着限界量Wc(g)は、下記(1)式により表すことができる。
(1)式
Wc=0.001×C×Q×60×tc×(1−η1/100)×(η2/100)
ここに、
Wc:粉塵付着限界量(g)
C:大気粉塵濃度(mg/m3
Q:吸込み風量(m3/min)
tc:ガスタービン吸気装置運転時間(h)
η1:プレフィルタ粉塵捕集効率(%)
η2:高性能フィルタ粉塵捕集効率(%)≒100%
なお、図13は、上記(1)式による粉塵捕集状態を示すモデル図である。
上記(1)式から、高性能フィルタ4Bの粉塵付着量が粉塵付着限界量Wcに到達する運転時間tc(新しい高性能フィルタ4Bが装着されて以降のガスタービン吸気装置のトータル運転時間)を求めることができる。
そして、上記運転時間tcが経過するまでの期間は、吸気フィルタ4に対する粉塵付着量が少なく、例え高湿度環境となっても、高湿度によるフィルタ差圧上昇が微小であることから、湿度計6が、大気湿度が設定湿度以上であることを検出しても、湿度低下装置5を作動させず停止したままとすることができる。
また、上記運転時間tcが経過後は、湿度計6により検出される大気の相対湿度が設定湿度以上のとき、湿度低下装置5を作動させて、吸気フィルタ4に流入する空気の湿度を低下させるようにする。
図14は、上記したガスタービン吸気装置の運転時間と、湿度低下装置5を作動させる期間との関係を示す図である。
上記から、湿度低下装置5を作動させる粉塵付着限界量Wcを求め、(1)式を用いて粉塵付着限界量Wcに到達するまでのガスタービン吸気装置の運転時間tcを求め、この運転時間tcが経過後、大気の相対湿度が設定湿度以上のときのみ、湿度低下装置5を作動させことが、効率のよい湿度低下装置5の運転方法であることが理解できる。
以上説明のとおり、本実施形態によれば、ガスタービン吸気装置の運転時間がtc時間を経過後において、大気の相対湿度が設定湿度以上のときだけ、湿度低下装置5を作動させて、吸気フィルタ4に流入する空気の相対湿度を低下させることができる。従って、プラント運転に影響を及ぼすような条件下での高湿度によるフィルタ差圧上昇を確実に抑制し、プラントを定常どおり継続運転することができる。
また、フィルタ差圧上昇を抑制することによって、フィルタ交換差圧に到達するまでの期間を引き延ばすことができ、これによって、吸気フィルタの交換頻度を少なくできるため、メンテナンス費用を削減することができる。
さらに、ガスタービン吸気装置の運転初期段階から運転時間がtc時間を経過するまでの期間は、吸気フィルタ4に対する粉塵付着量が少なく、湿度によるフィルタ差圧上昇も微小であることから、この期間は、例え高湿度環境で大気の相対湿度が設定湿度以上となった場合でも、湿度低下装置を停止状態のままとすることができる。こうして、必要時のみ湿度低下装置を作動させることにより、湿度低下装置を効率的に運転することができるとともに、吸気効率の低下(吸入空気を加熱して相対湿度を低下させる場合の微小な吸気効率の低下)等を防止することが可能となる。
なお、上記実施形態においては、湿度計6により検出された大気の相対湿度が設定湿度以上か否かで、湿度低下装置5を作動または停止させる構成としているが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、例えば、大気湿度の検出値に応じて、空気の加熱量や除湿量、あるいは高温ガス供給量等を可変し、吸気フィルタ4に流入させる空気の相対湿度の低下量を細かくコントロールしながら、フィルタ差圧の上昇を抑制するようにしてもよい。
また、既存のガス源利用という観点から、図11のガスタービン吸気装置1で説明したプラントの排ガス再循環ラインまたは熱回収ライン55Aからの高温ガス以外に、ガスタービンの圧縮機に付設されるアンチアイシング装置を湿度低下装置として利用することも可能である。すなわち、アンチアイシング装置は、圧縮機から圧縮中の高温空気の一部を抽気し、吸気フィルタ部に導入することにより、IGV等への氷結を防止するためのものであり、通常は吸気装置から圧縮機への吸気温度に基き作動される構成とされている。このアンチアイシング装置を利用し、湿度計6により検出された大気の湿度が設定湿度に達したときに、アンチアイシング装置を作動させ、高温空気を吸気フィルタ4に供給することによっても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係るガスタービン吸気装置の運転方法に用いるガスタービン吸気装置の概略構成図である。 ガスタービン吸気装置の運転時間経過と吸気フィルタのフィルタ差圧上昇との関係を表す図である。 大気の相対湿度変化と高性能フィルタのフィルタ差圧変化の関係を表す図である。 吸気フィルタに流入させる空気の相対湿度低減によるフィルタ差圧上昇抑制効果を示す図である。 第2の湿度低下装置を採用したガスタービン吸気装置の概略構成図である。 空気温度の変化に対する相対湿度変化を示す線図である。 第3の湿度低下装置を採用したガスタービン吸気装置の概略構成図である。 第4の湿度低下装置を採用したガスタービン吸気装置の概略構成図である。 第5の湿度低下装置を採用したガスタービン吸気装置の概略構成図である。 図9に示すガスタービン吸気装置における高性能フィルタの一部を示す部分拡大図である。 第6の湿度低下装置を採用したガスタービン吸気装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るガスタービン吸気装置の運転方法に関し、吸気フィルタの粉塵付着量と湿度高による上昇差圧との関係を示す図である。 本発明の実施形態に係るガスタービン吸気装置の運転方法に関し、複合HEPAフィルタの粉塵捕集状態を示すモデル図である。 本発明の実施形態に係るガスタービン吸気装置の運転方法に関し、湿度低下装置の運転期間を示す図である。
1 ガスタービン吸気装置
2 吸気室
4 吸気フィルタ
4A プレフィルタ
4B 高性能フィルタ
5 湿度低下装置
6 湿度計
15A 空気加熱装置
25A 加熱空気供給ノズル
35A 除湿空気供給ノズル
45A 電熱ヒータ装置
55A 排ガス再循環ラインまたは熱回収ライン
55B,55C 高温ガス供給ノズル

Claims (3)

  1. 圧縮機入口側の吸気室内に吸気フィルタが設置され、該吸気フィルタの上流側に、吸入空気の湿度を低下させる湿度低下装置が設けられているガスタービン吸気装置の運転方法であって、
    前記吸気フィルタを構成する高性能フィルタによって捕集される粉塵の付着量と、湿度によるフィルタ上昇差圧との関係から前記湿度低下装置を作動させる粉塵付着限界量Wcを求めるとともに、下記(1)式より粉塵付着限界量Wcに到達するまでのガスタービン吸気装置の運転時間tcを求め、この運転時間tcが経過後、大気の相対湿度が設定湿度以上となったとき、前記湿度低下装置を作動させ、前記吸気フィルタに流入する空気の相対湿度を低下させることを特徴とするガスタービン吸気装置の運転方法。
    (1)式
    Wc=0.001×C×Q×60×tc×(1−η1/100)×(η2/100)
    ここに、
    Wc:粉塵付着限界量(g)
    C:大気粉塵濃度(mg/m 3
    Q:吸込み風量(m 3 /min)
    tc:ガスタービン吸気装置運転時間(h)
    η1:プレフィルタ粉塵捕集効率(%)
    η2:高性能フィルタ粉塵捕集効率(%)≒100%
  2. 前記設定湿度が、90%とされていることを特徴とする請求項1に記載のガスタービン吸気装置の運転方法。
  3. 前記設定湿度が、95%とされていることを特徴とする請求項1に記載のガスタービン吸気装置の運転方法。
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