JP4427135B2 - 高調波電流のベクトル表示装置 - Google Patents

高調波電流のベクトル表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高調波電流のベクトル表示装置に関し、さらに詳しく言えば、送電・配電系統の高調波測定時において、高調波電流の流入・流出方向が正確に判定できる高調波電流のベクトル表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高調波解析は、例えば被測定電流をA/D変換した後、その測定データにFFT(高速フーリエ変換)演算を施すことにより行なわれ、これによれば各次数成分についての実効値と位相角などが求められる。
【0003】
一般に、この高調波解析データは、横軸を周波数軸とし、縦軸を実効値軸とする座標系でバーグラフ状の周波数スペクトラムとして表示されるが、このスペクトラム表示には位相角が反映されていない。そこで、実効値とともに位相角情報をもグラフ的に同時に読み取りできるようにするため、ベクトル表示が採用されており、図5にはその一例が示されている。
【0004】
すなわち、ディスプレイに横軸を実数軸、縦軸を虚数軸とするベクトル表示画面が設定され、そこに例えば各入力チャンネル(被測定ライン)の所定次数成分について、実数軸から反時計方向回りの角度を位相角とし、長さを実効値とするベクトル線が表示される。
【0005】
このベクトル表示画面において、横軸(実数軸)は特定チャンネルの電圧入力であり、基準位相もしくは基準電圧などと呼ばれている。また、各ベクトル線には、各入力チャンネルに割り振られたチャンネル番号が例えば1,2,3…などのように表示される。
【0006】
このようなベクトル表示を行なうにあたっては、おおよそ次のような手順が踏まれる。まず、基準電圧のベクトルをVr、その電流のベクトルをIとすると、それぞれの極座標表示は、ベクトルVr=vr∠θvr、ベクトルI=i∠θiで表される。ただし、vr,iはスカラー量で、θvrは電圧位相角、θiは電流位相角である。
【0007】
したがって、ベクトル表示画面に描かれる各チャンネルの高調波電流の電流ベクトルIcは、
ベクトルIc=i∠(θi−θvr)……(1)
で表され、このときのベクトルの大きさおよび角度は次のようになる。
ベクトルの大きさ|Ic|=i,ベクトル角∠Ic=θi−θvr……(2)
【0008】
また、高調波電流の流入・流出の判定は、図5のベクトル表示において、ベクトル線が極座標の左側半分すなわち第2象限と第3象限にある場合には流出方向、右半分すなわち第1象限と第4象限にある場合には流入と判定される。図5の例で言えば、チャンネル1は流入であり、チャンネル2,3は流出である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実際の送電・配電系統では、電力の向きが例えば場所や時間帯によって変わるため、特定チャンネルの有効電力を基準とした高調波電流の流入・流出を判断することができないという課題があった。
【0010】
また、電流の取り込みにはクランプセンサなどの変成器が用いられるが、変成器には例えば矢印などで電路に対する接続方向が表示されており、変成器を電路に接続するにあたっては、その極性表示を電路の電流方向に合わせて変成器を接続する必要がある。しかしながら、往々にして誤接続が生じやすく、電流位相が反転して入力されてしまう場合がある。
【0011】
図6に示されている送配電系統を例にとって説明すると、変電所Aを測定するとして、まず、その各電力系統1〜5をCT(もしくはPT)などの変成器を介してパワーアナライザ(電力高調波解析装置)の各電流入力チャンネルに接続する。
【0012】
ここで、変電所Aに電流が流入する方向を基準にすると、電力系統3〜5については電流入力の位相を反転させる必要がある。すなわち、電力系統3〜5の変成器については、例えば電力系統1の変成器とはその向きを逆にして接続する必要がある。その際、誤接続に気づいた場合には、変成器の極性を付け替えればよいのであるが、変電所のような場所では、その付け替え作業は容易ではない。
【0013】
また、例えば電力系統1における基本波の有効電力の向きを基準として、他の各電力系統2〜5における高調波電流について、その流入・流出を判定しようとすると、電力系統2については変成器の極性を反転接続し、他の変電所Bに接続されている電力系統3については日時により変成器の極性を反転接続する必要が生ずる。この作業は、測定作業者にとって大変な負担となる。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような各課題を解決するためになされたもので、その第1の目的は、変成器を実際に付け替えすることなく、操作部上で電流入力の極性を適宜設定できるようにした高調波電流のベクトル表示装置を提供することにある。
【0015】
また、本発明の第2の目的は、特定の電力系統における基本波の有効電力の向きを基準として、他の電力系統の高調波電流の流入・流出を自動的に判定できるようにした高調波電流のベクトル表示装置を提供することにある。
【0016】
上記第1の目的を達成するため、本発明は、複数の電力系統にそれぞれ変成器を介して接続され、その各電力系統の被測定電流をディジタル信号に変換するA/D変換器を含む入力部と、同入力部を介して取り込まれた測定データをFFT演算して高調波電流の各次数成分の少なくとも実効値と位相角を算出する演算制御部と、上記各次数成分の実効値と位相角を記憶するメモリと、表示部としてのディスプレイと、上記演算制御部に所定の指示データを与える操作部とを備え、上記ディスプレイに横軸を実数軸、縦軸を虚数軸とするベクトル表示画面を設定し、同ベクトル表示画面上に所定次数の高調波電流をその実効値と位相角からベクトル表示する高調波電流のベクトル表示装置において、上記操作部には、測定しようとする上記各電力系統の電流入力を「正極性」もしくは「負極性」のいずれかに設定するための極性設定部が設けられており、上記演算制御部は、所定次数の高調波電流のベクトルを上記ベクトル表示画面に表示するにあたって、上記極性設定部により「正極性」と設定されたものについてはそのままベクトル表示し、「負極性」と設定されたものについては位相を180゜回転させてベクトル表示することを特徴としている。
【0017】
このように本発明によれば、操作部にある極性設定部にて、各電力系統の極性を設定することができる。これは、測定電路に対して実際に変成器の極性の向きを付け替える必要がないことを意味している。
【0018】
この場合、ベクトル表示画面には、極性設定部により設定された各電力系統の電流入力極性がベクトル表示と併せて表示されるようにすることが好ましく、これによれば、現在ベクトル表示されている各電力系統の極性状態を同時に認識することができる。
【0019】
また、本発明によると、上記操作部には、上記ベクトル表示を上記特定の電力系統における基本波の有効電力の向きに合わせるか否かを指定する方向合わせ機能設定部がさらに設けられ、同設定部により方向合わせ機能が有効とされている場合、上記演算制御部は、所定次数の高調波電流のベクトルを上記ベクトル表示画面に表示するにあたって、上記FFT演算により算出された上記有効電力がプラスの場合にはそのままベクトル表示し、マイナスの場合には位相を180゜回転させてベクトル表示することを特徴としており、これにより上記第2の目的が達成される。
【0020】
この場合においても、ベクトル表示画面には、方向合わせ機能設定部により設定された方向合わせ機能の有効・無効がベクトル表示と併せて表示されることが好ましく、これによれば、現在表示されているベクトルが特定の電力系統における基本波の有効電力の向きを基準としたものかどうかを一見して知ることができる。
【0021】
本発明の好ましい態様によると、上記演算制御部は、所定次数の高調波電流のベクトルを上記ベクトル表示画面に表示するにあたって、上記FFT演算により算出された上記特定電力系統の有効電力を基準として、上記各電力系統ごとにその高調波電流が「流入方向」か「流出方向」かの方向表示を行なう。
【0022】
この方向表示は、例えば虚数軸の左側に「流出方向」、右側に「流入方向」と文字表示してもよいが、所定次数の高調波電流のベクトルをベクトル表示画面に表示するにあたって、各ベクトルにその電力系統に割り当てられた番号などの記号を付すとともに、その記号の表示形態を変更することにより上記方向表示を行なうことが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を実施例により説明する。図1には、本発明を実施する上で用いられる高調波解析装置の概略的なブロック図であり、まず、その構成について説明する。
【0024】
この高調波解析装置は、例えば第1〜第3電力系統の3つの各電路に対応し得るように4つの入力チャンネル11〜14を備えている。この場合、入力チャンネル11には例えば第1電力系統1の電圧が入力され、入力チャンネル12〜14には第1〜第3電力系統の各電流がそれぞれ入力される。なお、図示されていないが、変成器にはクランプセンサが用いられている。
【0025】
電圧入力端子としての入力チャンネル11には、波形整形回路11aとPLL回路(位相同期回路)11bが直列に接続されている。また、各電流入力端子としての各入力チャンネル12〜14には、LPF(ローパスフィルタ)12a〜14aおよびS/H回路(サンプルホールド回路)12b〜14bがそれぞれ直列に接続されている。
【0026】
この場合、各S/H回路12b〜14bはPLL回路11bにより電圧入力と同期がとられており、LPF12a〜14aを通過した電流信号を電圧入力の整数倍とされた所定の同期タイミングにて保持する。
【0027】
このようにして各S/H回路12b〜14bに保持された各電力系統の電流信号は、それぞれ次段のA/D変換器12c〜14cでディジタル信号に変換された後、バッファメモリ12d〜14dに一旦保持され、第1バスラインBUS1を介してDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)15に送られる。
【0028】
DSP15において、各電力系統の測定データがFFT(高速フーリエ変換)演算処理され、各次数成分についての例えば実効値、位相角および極性などのデータがメモリ16に記憶される。このメモリ16へのデータの書き込み、読み出しおよびそのデータに基づくディスプレイ18への表示は、第2バスラインBUS2を介してCPU(cental processing unit)17により制御される。
【0029】
ディスプレイ18は、CRT(陰極線管)、LCD(液晶表示パネル)もしくはプラズマディスプレイパネルのいずれであってもよいが、CPU17は操作部19からの指示により、ディスプレイ18上に横軸を周波数軸、縦軸を実効値軸とする周波数スペクトラム表示画面もしくは横軸を実数軸、縦軸を虚数軸とするベクトル表示画面を設定する。
【0030】
本発明によると、操作部19には図2に例示されているような極性設定部19aが設けられており、この極性設定部19a上で各電力系統の電流入力の極性を適宜設定することができる。
【0031】
すなわち、各電力系統に変成器としてのクランプセンサを取り付けた後、例えば測定個所の状況に応じて、クランプセンサの向きがそのままでよい場合には極性設定を「+」とし、クランプセンサの向きを反対(電流位相を反転)にしたい場合には極性設定を「−」とする。
【0032】
また、図示されていないが、操作部19にはベクトル表示を特定の電力系統における基本波の有効電力の向きに合わせるか否かを指定する方向合わせ機能設定部が設けられている。この方向合わせ機能設定部は単なるオンオフスイッチであってよく、方向合わせ機能を要する場合には例えばそのスイッチをオン、不要の場合にはオフとする。
【0033】
次に、ベクトル表示について説明する。なお、各電力系統の電流は入力チャンネル12〜14から取り込まれA/D変換された後、DSP15のFFT演算により例えば40次までの解析データが得られ、その解析データがメモリ16に記憶されており、また、基本波については、FFT解析データからその有効電力が算出されているものとする。
【0034】
CPU17は、操作部19からの指示にしたがって、ディスプレイ18に横軸を実数軸、縦軸を虚数軸とするベクトル表示画面を設定し、そのベクトル表示画面に例えば図3(a)に示されているように所定次数成分の電流ベクトルを、その各々に電力系統の番号「1」〜「3」を付して表示する。
【0035】
電流ベクトル角∠Icは上記式(2)に基づいて求められるが、その際、CPU17は極性設定部19aを参照し、その極性が「+(正極性)」である場合には次式(3)を実行し、「−(負極性)」の場合には次式(4)を実行する。
【0036】
その極性変換後の電流ベクトルの角度を∠I′cとすると、「+(正極性)」と設定されている電流入力については、
ベクトル角∠I′c=ベクトル角∠Ic……(3)
とする。すなわち、上記式(2)で求められたベクトル角をそのままとしてベクトル線を表示する。
【0037】
これに対して、「−(負極性)」と設定されている電流入力については、
ベクトル角∠I′c=ベクトル角∠Ic+180゜……(4)
とする。すなわち、その位相を180゜回転させてベクトル線を表示する。
【0038】
次に、CPU17は、操作部19の方向合わせ機能設定部のスイッチがオンとなっているかどうかを判断する。オンとなっている場合には、メモリ16よりこの例では第1電力系統の基本波の有効電力Pを読み出す。そして、P≧0であるならば次式(5)を実行し、P<0の場合には次式(6)を実行する。
【0039】
すなわち、その極性変換後における電流ベクトルの角度を∠I″cとすると、P≧0である場合には、
ベクトル角∠I″c=ベクトル角∠I′c……(5)
とする。
【0040】
これに対して、P<0の場合には、
ベクトル角∠I″c=ベクトル角∠I′c+180゜……(6)
とする。すなわち、すべての電流ベクトルの位相を180゜回転させる。なお、方向合わせ機能設定部のスイッチがオフのときには、上記式(5)を実行することになる。
【0041】
しかる後、CPU17はベクトル線の向きにより流入か流出かを判定し、それをディスプレイ18に表示する。虚数軸の右側、すなわち第1象限と第4象限にある場合には「流入」で、虚数軸の左側の第2象限と第3象限にある場合には「流出」とすると、この実施例では、CPU17は「流入」であるベクトル線1,2については、図3(b)に示されているように、その番号を黒ベタ枠内の白抜き表示に変更する。
【0042】
このように、表示の形態を変更することにより、一見して「流入」「流出」の別が分かるようにしているが、上記の例とは反対に「流出」側の表示形態を変更するようにしてもよい。
【0043】
この他に、「流入」と「流出」とでベクトル線の線種を変えたり、カラーディスプレイの場合には色を変えてもよい。さらには、図3(a)に示されているように、文字にて「流入」「流出」を表示する態様も本発明に含まれる。
【0044】
また、本発明によれば、ディスプレイ18にはベクトル表示と同じ画面に、図4に例示されているように、電流入力の極性表示画面18aと、方向合わせ機能表示画面18bとが設定される。
【0045】
これによれば、現在表示されているベクトルの電流入力極性と、その「流入」「流出」判定が特定の電力系統における基本波の有効電力の向きを基準としたものかどうかを一見して知ることができる。
【0046】
以上、本発明を実施例により具体的に説明したが、当業者であるならば容易に考え付くであろう変形、改変および均等技術はすべて本発明の範囲内である。例えば、ディスプレイの表示態様および画面構成などは任意に変更可能である。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、測定しようとする各電力系統の電流入力を「正極性」もしくは「負極性」のいずれかに設定し得る極性設定部を備えていることにより、変成器の極性を実際に付け替えすることなく、操作部上での操作で電流入力の極性を適宜設定することができる。
【0048】
また、本発明によれば、ベクトル表示を特定の電力系統における基本波の有効電力の向きに合わせるか否かを指定する方向合わせ機能設定部を備えていることにより、特定の電力系統における基本波の有効電力の向きを基準として、他の電力系統の高調波電流の流入・流出を自動的に判定することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高調波電流のベクトル表示装置に適用される高調波解析装置の構成例を示したブロック図。
【図2】上記高調波解析装置の操作部に設けられる極性設定部を示した模式図。
【図3】本発明によるベクトル表示例を示した模式図。
【図4】本発明において、ベクトル表示と同じ画面に表示される電流入力の極性表示画面および方向合わせ機能表示画面を示した模式図。
【図5】従来のベクトル表示例を示した模式図。
【図6】解決すべき課題を説明するための模式図。
【符号の説明】
11〜14 入力チャンネル
11a 波形整形回路
11b PLL回路
12b〜14b S/H回路
12c〜14c A/D変換器
12d〜14d バッファメモリ
15 DSP
16 メモリ
17 CPU
18 ディスプレイ
18a 電流入力の極性表示画面
18b 方向合わせ機能表示画面
19 操作部
19a 極性設定部

Claims (6)

  1. 複数の電力系統にそれぞれ変成器を介して接続され、その各電力系統の被測定電流をディジタル信号に変換するA/D変換器を含む入力部と、同入力部を介して取り込まれた測定データをFFT演算して高調波電流の各次数成分の少なくとも実効値と位相角を算出する演算制御部と、上記各次数成分の実効値と位相角を記憶するメモリと、表示部としてのディスプレイと、上記演算制御部に所定の指示データを与える操作部とを備え、上記ディスプレイに横軸を実数軸、縦軸を虚数軸とするベクトル表示画面を設定し、同ベクトル表示画面上に所定次数の高調波電流をその実効値と位相角からベクトル表示する高調波電流のベクトル表示装置において、
    上記操作部には、測定しようとする上記各電力系統の電流入力を「正極性」もしくは「負極性」のいずれかに設定するための極性設定部が設けられており、上記演算制御部は、所定次数の高調波電流のベクトルを上記ベクトル表示画面に表示するにあたって、上記極性設定部により「正極性」と設定されたものについてはそのままベクトル表示し、「負極性」と設定されたものについては位相を180゜回転させてベクトル表示することを特徴とする高調波電流のベクトル表示装置
  2. 上記ベクトル表示画面には、上記極性設定部により設定された上記各電力系統の電流入力極性が上記ベクトル表示と併せて表示されることを特徴とする請求項1に記載の高調波電流のベクトル表示装置
  3. 上記操作部には、上記ベクトル表示を上記特定電力系統の基本波の有効電力の向きに合わせるか否かを指定する方向合わせ機能設定部がさらに設けられ、同設定部により方向合わせ機能が有効とされている場合、上記演算制御部は、所定次数の高調波電流のベクトルを上記ベクトル表示画面に表示するにあたって、上記FFT演算により算出された上記有効電力がプラスの場合にはそのままベクトル表示し、マイナスの場合には位相を180゜回転させてベクトル表示することを特徴とする請求項1または2に記載の高調波電流のベクトル表示装置
  4. 上記ベクトル表示画面には、上記方向合わせ機能設定部により設定された方向合わせ機能の有効・無効が上記ベクトル表示と併せて表示されることを特徴とする請求項3に記載の高調波電流のベクトル表示装置
  5. 上記演算制御部は、所定次数の高調波電流のベクトルを上記ベクトル表示画面に表示するにあたって、上記FFT演算により算出された上記特定電力系統の有効電力を基準として、上記各電力系統ごとにその高調波電流が「流入方向」か「流出方向」かの方向表示を行なうことを特徴とする請求項3または4に記載の高調波電流のベクトル表示装置
  6. 上記演算制御部は、所定次数の高調波電流のベクトルを上記ベクトル表示画面に表示するにあたって、各ベクトルにその電力系統に割り当てられた番号などの記号を付すとともに、その記号の表示形態を変更することにより上記方向表示を行なうことを特徴とする請求項5に記載の高調波電流のベクトル表示装置
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