JP4426109B2 - デジタルセルラ通信システムのフォワード及びリバースリンクアンバランスを検出する方法及び装置 - Google Patents

デジタルセルラ通信システムのフォワード及びリバースリンクアンバランスを検出する方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルワイヤレス通信システム、より特定的にはデジタルワイヤレス通信システムのフォワード及びリバースリンクアンバランスを検出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワイヤレス通信システムは複数の加入者移無線局又は「ワイヤレスユニット」と固定ネットワークインフラストラクチャとの間の二方向通信を容易にする。典型的には、ワイヤレスユニットは複数の固定基地局を経て固定ネットワークインフラストラクチャと通信する。例示的なシステムは、時分割多重アクセス(TDMA)コード分割多重アクセス(CDMA)システム、および時分割多重アクセス(FDMA)システムのような移動セルラ電話システムを含む。これらのデジタルワイヤレス通信システムの目的は、ワイヤレスユニットのユーザと固定ネットワークインフラストラクチャ(通常有線システム)とを接続するためにワイヤレスユニットと基地局との間に要求に応じ通信チャンネルを設けることである。
【0003】
ワイヤレスユニットは典型的には接続の双方向に情報の交換ができるようにしたデュプレキシングスキームを用いて基地局と通信する。基地局からワイヤレスユニットへの伝送は一般に「ダウンリンク」伝送と言われる。ワイヤレスユニットから基地局への伝送は一般に「アップリンク」伝送と言われる。CDMA及びFDMA通信システムでは、ダウンリンクは一般に「フォワード」リンクと言われ、アップリンクは一般に「リバースリンク」と言われる。セルラ通信システムでの良く知られた問題はフォワード及びリバースリンクでの信号強度のアンバランスによって起こされるシステム性能の劣化である。この問題を緩和するためには、セルラ通信システムの設計者はリバースリンクによって許容される信号経路喪失がフォワードリンクによって許容されるものと等しいか又はほぼ等しいことを確保しようとする。一つの重要な設計の目標はフォワードおよびリバースリンクを均衡させることである。不都合なことに、システム負荷、アンテナパターン不整合、アンテナ利得の差異、その他チャンネルの変化のような動的に変化するネットワークの状況のために、アンバランスは依然として起こる。CDMA及びFDMAのようなセルラ通信システムにおいては、フォワードおよびリバースリンクアンバランスは劣化したシステム性能を起こすことが度々ある。
【0004】
それゆえ、フォワードおよびリバースリンクの均衡をとることはワイヤレスデジタル通信システムにおける極めて重要な設計の目標到達点である。リンクが均衡していなければ、システム性能は劣化する。例えば、弱いリバースリンク状況(即ち、リバースリンクがフォワードリンクよりも弱い)の下では、ワイヤレスユニットは、アクセスプローブの全てを使い果たすまで多重アクセスプローブを発生させることによってそれらの関係した基地局にアクセスを試行する。これらの多重アクセスの試行はリバースリンクに増大したチャンネル干渉を起こす。弱いフォワードリンク状況(即ち、フォワードリンクがリバースリンクよりも弱い)では、ワイヤレスユニットはそれらの関係したフォワードリンク上で肯定応答メッセージを受信できなくなる。その結果、ワイヤレスユニットはサービスを宣言したり、通話を開始したり、又は基地局の命令に応答したりしなくなる。
【0005】
不都合なことに、リンクアンバランスは先行技術のワイヤレスユニットによっては判別不能である。その結果、先行技術のワイヤレスユニットはリンクアンバランスがあるときは望ましくない作用をする。例えば、弱いリバースリンク状況のときは先行技術のワイヤレスユニットは、デジタルシステムが、実際使用できない場合、デジタル動作モードにロックされてしまうことがある。これは、リバースリンクが弱いけれども、ワイヤレスユニットがフォワードリンクのページングチャンネルに強い信号を受けるときに起こる。ワイヤレスユニットはリバースリンクに通話を登録又は発信させることができないけれども、それは強いページングチャンネル信号によってデジタルサービスが利用できることと考える。それゆえ、例え別のアナログシステムが使用可能あっても、移動局は無用のデジタル動作モードにロックされている。リバースリンクがフォワードリンクよりも強い場合にも、性能は劣化する。これらの状況の下、ワイヤレスユニットは基地局と通信することができるが、比較的弱いフォワードリンクのために、ワイヤレスユニットは基地局によって伝送された情報を解読することができない。いずれのシナリオでも、通話は不利な状態で喪失されて、システム通話配信レートは減少する。リンクアンバランスによって起こされた性能の問題についてのより良い理解はCDMA通信システムの簡単な通話のフローについて簡単に再検討することによって得られる。
【0006】
CDMA通話フローの例及びCDMA通話ハンドシェークプロトコル
表1及び2はCDMAワイヤレスユニット及び基地局の装置の動作を管轄する米国電気通信工業会TIA)規格に示した簡単な通話フローの例を示す。TIA規格は「二重モード広帯域拡散スペクトルセルラシステムのワイヤレスユニット基地局の適応可能性規準」という題になっている。TIA/EIA/IS−95−Aは米国電気通信工業会によって1995年5月に発行されて、IS−95規格として以下に述べる。IS−95規格に示すように、表1及び2は下記の規定に従う。
【0007】
・全てのメッセージはエラー無く受信される。
・メッセージの受け取りは示されない(ハンドオフの例を除き)。
・肯定応答は示されない。
オプション的認証手続は示されない。
オプション的プライベートロングコード遷移は示されない。
【表1】
Figure 0004426109
【0008】
【表2】
Figure 0004426109
【0009】
表1は、ワイヤレスユニットが通話を発信している簡単な通話フローの例を示している。メッセージは、アクセスチャネルを使用してワイヤレスユニットから基地局に伝送される。メッセージはページングチャネルを使用して基地局からワイヤレスユニットに伝送される。表1の中で示されているとおり、ワイヤレスユニットは、最初にユーザ発信の通話を検出してから、「発信」メッセージをCDMAアクセスチャネルを経由して送信する。アクセスチャネルは、スロット化ランダムアクセスチャネルである。ワイヤレスユニットは、ランダムアクセス手順を使用するアクセスチャネル上で伝送する。ランダムアクセス手順の多数のパラメータは、アクセスパラメータメッセージで基地局により供給される。1個のメッセージを伝送し、前記のメッセージの肯定応答を受信する(あるいは受信を失敗する)全体のプロセスは、「アクセス試行」と呼ばれる。アクセス試行の中の各々の伝送は、「アクセスプローブ」と呼ばれる。アクセス試行の中で、アクセスプローブは、アクセスプローブシーケンスにグループ化される。各アクセスプローブシーケンスは、一定数のアクセスプローブから成る。各アクセスプローブシーケンスの第1アクセスプローブは公称開ループ電力レベルに対して特定の電力レベルで伝送される。次のアクセスプローブは、以前のアクセスプローブより高い特定の量の電力レベルで伝送される。
【0010】
正常のCDMA動作の間、ワイヤレスユニットのユーザが、電話通話を発信した場合は、ワイヤレスユニットは、アクセスプローブを基地局に送信する。基地局が正しくアクセスプローブを受信した場合は、ワイヤレスユニットは、基地局から肯定応答を受信するはずである。ワイヤレスユニットが、一旦肯定応答を受信した場合は、ワイヤレスユニットは、基地局により、待機してこれ以上のアクセスプローブを基地局に送信しないように指示される。これはあまり多数のアクセスプローブが、通信チャネル上で好ましくない干渉を引き起こすので、必要である。従って、ワイヤレスユニットは、基地局によって通信チャネルが割当てられるまで待機する。表1の中で示されているとおり、基地局は、ワイヤレスユニットに、ページングチャネルを経由してチャネル割当メッセージを送信することでチャネル割当について知らせる。
【0011】
一旦ワイヤレスユニットが、基地局から前記のチャネル割当を受信したら、ワイヤレスユニットは、その送受信周波数を、割当てられたチャネルに変更する。ワイヤレスユニットは、トラフィックチャネルを確立あるいは「セットアップ」することで、割当てられたチャネル上で通信を開始しようと試みる。トラフィックチャネル初期化が成功した場合は、ワイヤレスユニットは、トラフィックチャネルを捕捉する。次にワイヤレスユニットは、トラフィックチャネルプリアンブルの送信を開始する。図1の中に示されているとおり、基地局は、リバーストラフィックチャネルを捕捉して、リバーストラフィックチャネルが、正しく捕捉された場合は、基地局の肯定応答命令をワイヤレスユニットに送信する。この時点で、ワイヤレスユニットと基地局は、サービスの交渉を開始する。通信リンクが、前記の交渉プロセスの間の何らかの時点で失敗する可能性がある。しかし、交渉プロセスが成功した場合は、通信が開始され、電話の会話が開始される。
【0012】
表2は、ワイヤレスユニットは通話を終了する、簡単な通話フローの例を示している。表2の中で示されているとおり、正常動作中に、通話が基地局により開始された場合は、基地局は、ページあるいはスロット化ページメッセージを、ページングチャネルを経由してワイヤレスユニットに送信する。ワイヤレスユニットは、それからアクセスチャネルを経由してページ応答メッセージを基地局に送信する。基地局は、それからトラフィックチャネルを確立して、ヌルトラフィックチャネルデータのワイヤレスユニットへの送信を開始する。基地局は、それからページングチャネルを経由してチャネル割当メッセージをワイヤレスユニットに送信する。表1を引用して前記で説明されているとおり、ワイヤレスユニットが、一旦基地局からチャネル割当を受信したら、ワイヤレスユニットは、送受信周波数を割当てられたチャネルに変更する。ワイヤレスユニットは、それからトラフィックチャネルをセットアップすることで割当てられたチャネル上で通信を開始するように試みる。前記と同様に、トラフィックチャネル初期化が成功した場合は、ワイヤレスユニットは、トラフィックチャネルを捕捉して、一次トラフィックを処理する。その直後に、通信交渉が、成功した場合は、フォワードおよびリバースチャネル対を経由して通信が開始される。通話フローの例を念頭に置いて、ここで、セルラ通信システムの中のリンクアンバランスにより発生する問題をより詳しく説明することができる。
【0013】
リンクアンバランスが原因の通話配信失敗
いくつかのネットワーク状況下で、フォワードリンクが意図的にリバースリンクより強くされることによって、拡張されたCDMAフォワードリンクカバレージ領域が生じる。隣接アナログセルがある領域の中で、2重モードのワイヤレスユニットが、アナログカバレージ領域の中にいる間に、CDMAページンチャネル上の有効信号を受信する可能性がある。前記で説明されているとおり、これは、ワイヤレスユニットをデジタル動作モード(この場合CDMA)にロックさせるようにする。しかし、不都合なことに、ワイヤレスユニットは、そのリバースリンクカバレージ範囲の外にあるので、CDMAセルの中で登録したり発信したりすることができない。言い換えれば、これらのネットワーク状況下では、ワイヤレスユニットは、有効CDMAカバレージ領域が実際には全く無い場合に、混乱してこれをあてにするようになる。不都合なことに、ワイヤレスユニットは、リンクアンバランス問題を知ることができない。デジタル動作モードをロックするよりは、むしろ2重モードワイヤレスユニットが、アナログ動作モードのままに維持されることが好ましい。
【0014】
反対に、リバースリンクが、フォワードリンクより強いネットワーク状況が存在する。例えば、パーソナル通信システム(PCS)の中で、リバースリンクは、リンクの弱い符号化特性のために、また高電力増幅器(HPA)の特有の制限のために優遇されている。13kb/sリンクの符号化特性で、フォワードリンクをリバースリンクより弱くすることができる。13kb/s PCSシステムのための符号化、8kb/sシステムに対する符号化ほど堅牢あるいは効率的ではない。更にHPAの電力の量は限られているので、一定の環境下でフォワードリンクをリバースリンクより弱くすることができる。従って、ページングチャネルのフェージング特性のために、通話セットアップの間、あるいはフォワードトラフィックチャネル初期化の間のいずれかに通話は失敗する
【0015】
他の要素も、リンクアンバランス状況の原因となる。リンクアンバランスは、基地局アンテナの利得のばらつきとアンテナパターン不整合によるかもしれない。リバースリンクに対するフォワードリンクのより大きな経路喪失は、フォワードリンクがリバースリンクより弱くなる原因となるかもしれない。更に、隣接基地局からの同一チャネル干渉が、フォワードリンクをより弱くするかもしれない。IS/95規格に従って、CDMAの基地局は、連続的に、「パイロットチャネル」と呼ばれる、変調されていない、直接シーケンス拡散スペクトル信号を伝送している。パイロットチャネルは、常に基地局により各々のアクティブなフォワードCDMAチャネル上で伝送されている。他のワイヤレスユニットの機能を容易にする他に、パイロットチャネルは、ワイヤレスユニットが、基地局の間の信号強度の比較を実行できるようにする。残念ながら、隣接基地局のパイロットチャネルが、互いに干渉し合って、フォワードチャネルの強度を弱くするかもしれない。干渉するパイロットチャネルが、ワイヤレスユニットの隣接リストに掲載されている場合もあり、掲載されていない場合もある。
【0016】
また、弱いフォワードリンク状況が、CDMAシステムの外部にある干渉により起こるかもしれない。最後に、初期化に当たって、不適切なトラフィックチャネル電力の割当により弱いフォワードリンクが起こるかもしれない。弱いフォワードチャネル状況の特徴は、ワイヤレスユニットが、システムアクセス状態にある間に、ページングチャネルを喪失させうる低品質なページングチャネル性能である。弱いフォワードチャネル状況は、またトラフィックチャネル初期化失敗と、チャネル割当メッセージの受信の失敗と、基地局肯定応答命令の受信の失敗を招くかもしれない
【0017】
ワイヤレスユニットが、通話を発信するかあるいは終了するように試みている間に、リンクアンバランスによって通話が喪失されるかもしれない。双方の場合、通話配信レート影響を受ける。更に、アクティブな進行中の通話(即ち、ワイヤレスユニットが、進行中の通話を搬送しているアクティブなトラフィックチャネルを有している)が、リンクアンバランス状況のためにドロップしたときに、システム性能悪影響を受ける
【0018】
従って、リンクアンバランスを検出して、ワイヤレスユニットに検出に従って通話を処理するように指示する方法と装置の必要性がある。
【0019】
セルラ通信システムの中のリンクアンバランスを検出して、それによって通話を処理することができる方法と装置の必要性が存在する。
【0020】
リンクアンバランス状況が原因で、進行中の通話がドロップしたかどうかを決定して、もしそうならば適切な補正措置を取るための手段に対する必要性が存在する。
【0021】
本発明は、前記のような方法と装置を提供する。本発明は、セルラ通信システムにおけるリンクアンバランスを検出して、フォワードおよびリバースリンクの相対的強度を決定して、決定に従って、通話(発信され、伝送され、またドロップされた通話)を処理する。
【0022】
発明の概要
本発明は、デジタルセルラ通信システムにおけるフォワード及びリバースリンクのアンバランスを検出してその結果通話を処理するための新規な方法及び装置である。本発明は、フォワード及びリバースリンクのアンバランスを検出し、何れのリンクがより弱いかを決定し、そしてその決定に従って通話を処理することによってデジタルセルラ通信システムにおける通話配信レートを改良する。本発明は、リンクアンバランス状況に起因して処理中の通話がドロップされるか否かを決定することによってシステム性能を向上させる。もしそうであるならば、本発明は、引き続くシステムアクセスの間に補正措置を行う。
【0023】
弱いリバースリンク状況において、ワイヤレスユニットは、フォワードリンク上で強い受信信号強度指示(RSSI)を受信するが、アクセスチャネルを使用して通信を行う事が出来ない。ワイヤレスユニットがデジタルシステムにアクセスしようとする毎に、それは、その割当てられたアクセスプローブの全てを使い果たし、それによってそのアクセス処理に失敗する。反対に、弱いフォワードリンク状況は、ページングチャネルの喪失となる低品質なページングチャネル性能によって特徴付けられる。ワイヤレスユニットは、それがページングチャネルを介して制御情報を受信できないので、通話を開始または受信出来ない。
【0024】
本発明の方法は、フォワード及びリバースリンクのいずれにおいて失敗が発生したかを決定する。何れかのリンクで失敗が発生すると、本発明の方法は、その失敗がリンクアンバランス状況に起因するか否かを決定する。リンクアンバランスが検出されると、本発明は、リンク失敗原因を使用してどのリンクがより弱いかを決定する。この決定に基づいて、本発明は、通話を確立或いは再確立するために補正措置を行う。より具体的には、本発明の一実施形態において、その方法は、ワイヤレスユニットが所定回数選択された基地局にアクセスしようとしたか否か(即ち、アクセスプローブの最大数がモバイルによって送信されたか否か)を決定することによって弱いリバースリンク状況を検出する。もしそうであるなら、本発明の方法は、二次デジタルシステムへ(或いは、その二次デジタルシステム試行が失敗する場合はアナログシステムへ)動作を切り替える。一実施形態において、本発明の方法は、ページングチャネル或いはトラフィックチャネルの何れかで失敗を検出することによって弱いフォワードリンク状況を検出する。
【0025】
ページングチャネルが失われると、本発明の方法は、トラフィックチャネル初期化(TCI)タイムアウトが発生したか否かを決定する。もし否ならば、移動局は、通常の動作に戻り、そしてリンクアンバランスは検出されない。しかしながら、TCIタイムアウトが発生すると、ワイヤレスユニットは、何がページングチャネルを失わせたかを決定する。本発明の方法は、パイロット強度を試験して、ワイヤレスユニットが基地局から遠過ぎることによって或いはページングチャネルへの大きな干渉によって、ページングチャネルが失われたかを決定する。本発明の方法は、別の強いパイロットチャネルが存在するかどうかを決定するために試験する。もしそうであるならば、本発明の方法は、ワイヤレスユニットに指示してアイドルハンドオフを実行させ、且つ強いパイロットチャネルとの通信を確立させる。もし否である場合、本発明の方法は、ワイヤレスユニットに「新たなシステム終了」を実行させる。
【0026】
本発明の好適な且つ他の実施形態の詳細は、添付の図面と以下の記述で述べられる。本発明の詳細が公知になると、多くの追加の革新と変更は、当業者にとって自明になるであろう。さまざまな図面中の同じ参照番号および名称は、同じ要素を示す。
【0027】
【発明の実施の形態】
本説明全体で、好ましい実施形態および示されている例は、本発明に対する制限としてよりむしろ例示的なものと見なされるべきである。
【0028】
前述されたように、本発明により実行される1つの重要な機能とは、デジタルセルラ通信システムにおける通話配信失敗の無数の考えられる理由の取捨選択を行い、リンクアンバランスが失敗の原因であるかどうかを決定することである。いったんこの決定がされたら、本発明の方法および装置は、ワイヤレスユニットが通話を適切に処理し、それによって通話配信レートを改善するのを補助する。表3は、いくつかのエラー状況つまり「症状」およびデジタルセルラ通信システムにおける通話配信失敗に関連する考えることができる原因を示す。
【表3】
Figure 0004426109
【0029】
表3に示されているように、「最大アクセスプローブ(MAP)」と呼ばれている症状の複数の考えられる原因がある。この症状は、ワイヤレスユニットが基地局に最大回数アクセスを試みると発生する。本質において、MAP症状は、ワイヤレスユニットが基地局に送信される最大数のプローブを使い果たすと発生する。前述されたように、ワイヤレスユニットは、アクセス試行、およびさらに特定するとアクセスプローブをアクセスチャネルを使用して基地局に送信することによって、基地局に対するアクセスを獲得しようと試みる。各アクセスプローブは、アクセスチャネルプリアンブルおよびアクセスチャネルメッセージカプセルを備える。IS−95規格に従って、ワイヤレスユニットは、ランダムアクセス手順を使用してアクセスチャネルで送信する。
【0030】
基地局は、任意の1つのワイヤレスユニットによって任意の選択された基地局に送信できるアクセスプローブの最大数(MAP)を制御する。基地局は、ページングチャネルを介して「アクセスパラメータメッセージ」の中で(その他の重要なシステムパラメータに加えて)MAPパラメータを送信する。IS95規格に従って、1つのメッセージを送信し、そのメッセージに対する肯定応答を受信する(または受信に失敗する)プロセス全体が「アクセス試行」と呼ばれている。それぞれのアクセス試行の中で、アクセスプローブは、アクセスプローブシーケンスにグループ化される。各アクセスプローブシーケンスは、すべて同じアクセスチャネル上で伝送される指定された数のアクセスプローブを備える。各アクセスプローブシーケンスの第1アクセスプローブは、公称開ループ電力レベルを基準にした指定された電力レベルで伝送される。シーケンス内のそれぞれのそれ以降のアクセスプローブが、過去のアクセスプローブより高い指定量である電力レベルで伝送される。シーケンスごとに使用されるアクセスチャネルは、ワイヤレスユニットの現在のページングチャネルと関係したアクセスチャネルのすべての中から擬似ランダムに選ばれる。
【0031】
([応答用の]「MAX_RSP_SEQ」または各アクセス試行と関係した[要求用の]「MAX_REQ_SEQ」のどちらかと呼ばれている)アクセスプローブの最大数(典型的には15)がある。したがって、1つの実施形態においては、MAPパラメータは、アクセス試行ごとに許容されるアクセスプローブシーケンスの最大数で、アクセスプローブシーケンスごとのアクセスプローブの数を乗算することによって求められる。例えば、IS−95に従って、シーケンスごとのアクセスプローブの数は、「NUM_STEP」と呼ばれている変数で求められる。アクセス試行ごとに許容されるアクセスプローブシーケンスの数は、(応答のための)「MAX_RSP_SEQ」または(要求のための)MAX_REQ_SEQと呼ばれている。したがって、例えば、この1つの実施形態においては、NUM_STEPおよびMAX_REQ_SEQの積がMAPパラメータを定める。
【0032】
しかしながら、本発明の方法および装置は、IS−95に準拠するセルラ通信システムでの使用に限られていない。それ以外のシステムは、異なるアクセス技術を使用してよく、異なるMAPパラメータが、本発明の方法および装置と使用することができる。MAPパラメータをワイヤレスユニットに通信するためにどの方法が使用されるのかに関係なく、ワイヤレスユニットはレジスタにMAPパラメータを記憶する。それ以降、ワイヤレスユニットは、それが行うアクセス試行の数を監視し、それは、最大数のアクセスプローブが試行されるたびにMAP症状を生じさせる。
【0033】
表3に示されるように、MAP症状の少なくとも3つの考えられる原因がある。ワイヤレスユニットは、リバースリンクが弱いために多すぎるアクセスプローブを試行する可能性がある。このシナリオでは、基地局は、弱いリバースリンクのためにプローブを受信することができないことがある。あるいは、MAP症状は、リバースリンク干渉によって引き起こされることがある。リバースリンク干渉は、外部によって、あるいはルージュ(rouge)ワイヤレスユニットによって引き起こされることがある。どちらのケースでも、リバースリンクの干渉は、基地局がアクセスチャネルでメッセージを受信するのを妨げるかもしれない。リバースリンクの干渉は、ワイヤレスユニットが最終的にはチャネルへのアクセスを獲得する上で成功すると仮定して、基地局がリバーストラフィックチャネルでメッセージを受信するのも妨げる。
【0034】
ワイヤレスユニットがページングチャネル上で基地局肯定応答命令を受信できないだろう少なくとも2つの理由がある。パイロットチャネル電力が一定の閾値Th1未満であり、ワイヤレスユニットがページングチャネル基地局肯定応答命令を受信できなかった場合、それはおそらく弱いフォワードリンクのためだろう。1つの実施形態においては、Th1はセルラシステムで−100dBmであり、PCSシステムで−103dBmである。対照的に、パイロットチャネル電力がTh1より大きく(つまり、セルラシステムにおいては−100dBmより大きいか、あるいはPCSシステムにおいては−103dBmより大きく)、ワイヤレスユニットがページングチャネル基地局肯定応答命令を受信できなかった場合、それはフォワードリンクでのフェージングまたは干渉のためだろう。さらに、フォワードリンクチャネルフェージング特徴とリバースリンクチャネルフェージング特徴の両方ともにより、ワイヤレスユニットが、ページングチャネル上でチャネル割当メッセージを受信できないことがある。最終的には、表3に示されているように、不十分なトラフィックチャネル利得、フォワードチャネルリンクフェージング問題、および競合するパイロットチャネルからの干渉により、ワイヤレスユニットがフォワードトラフィックチャネルを初期化するのを妨げられることがある。
【0035】
弱いリバースリンク環境での通話の検出および処理
ワイヤレスユニットが、それが相対的に強い受信信号強度表示(RSSI)を有するが、ユーザがデジタルシステムを使用して通話を開始できないだろうことを表示するシステム状況が存在する。本発明の目的のため、RSSIは、ワイヤレスユニットによって測定されるような受信パイロットチャネル電力として定められる。デジタルセルラシステムは、最大20dBものフォワードおよびリバースリンク経路喪失アンバランスを有する領域に配備されている。これらの状況下では、ワイヤレスユニットは電話通話を発信したり、受信することはできない。ワイヤレスユニットがこれらの状況下でデジタルシステムにアクセスしようとするたびに、それはその割当てられているアクセスプローブのすべてを使い果たし、それはそれによってアクセスプロセスを失敗する。弱いリバースリンクの理由のいくつかは、過剰な経路喪失、リバースリンクでの外部干渉、および不適切なシステム構成(つまり、システムが移動局に不十分なまたは不正確なアクセスパラメータを割当てる)を含む。それ以外の原因は、過剰なマルチパス問題(つまり、基地局がリバースリンクを取得するのが難しい)および過剰な負荷状況を含む。
【0036】
本発明は、失敗がリンクアンバランスのためであるかどうかを決定するために、通話配信失敗およびドロップされた通話の失敗の多くの考えられる原因を見直す。通話配信またはドロップされた通話の失敗がリンクアンバランスのためである場合、本発明は、ワイヤレスユニットが、通話を処理するために補正措置を講じるのを補助する。本発明の方法は、通話配信またはドロップされた通話の失敗が発生すると必ず呼び出される。図1に示されている本発明の方法は、通話配信またはドロップされた通話の失敗がリバースリンクでの問題のために発生すると必ず呼び出される。図2に(および図3にも)示されている本発明の方法は、通話配信またはドロップされた通話の失敗がフォワードリンクでの問題のために発生すると必ず呼び出される。
【0037】
図1に示されるように、本発明の1つの実施形態は、弱いリバースリンク状況を検出するために、「最大アクセスプローブ」(つまり「MAP」)状況または症状を使用する。この実施形態においては、ワイヤレスユニットが通話発信試行、ページ応答試行、または登録試行中にMAP状況を検出すると、それはリバース失敗状況を宣言し、代替デジタルチャネルの使用を試みる。
【0038】
ここでは、図1を参照すると、本発明は、リバースリンクの失敗のために通話配信が失敗する(あるいは進行中の通話がドロップされる)と必ず工程102に入る。図1に示されている方法が呼び出されると、ワイヤレスユニットは、リバースリンク失敗が発生したことを検出するが、失敗がリンクアンバランスのためであるのか、それともそれ以外の何らかの理由のためであるのかは知らない。図1に示されている本発明の方法は、通話配信失敗が、弱いリバースリンクによって引き起こされる「最大アクセスプローブ」状況のためであるかどうかを決定する。決定工程104で、本発明の方法は、「最大アクセスプローブ」状況が存在するかどうかを決定する。表3に関して前述されたように、ワイヤレスユニットは、基地局からそれを受信した後(あるいはワイヤレスユニットが、基地局によって送信されるアクセスプローブ情報に基づいてMAP値を計算した後に)レジスタにMAPパラメータを記憶する。ワイヤレスユニットは、それが行うアクセス試行の数を比較し、アクセスプローブの最大数が試行されるとにMAP状況を生じさせる。
【0039】
本発明の方法に従って、ワイヤレスユニットが、発信、ページまたは登録試行開始時に最大アクセスプローブ状況を検出すると、それはリバースリンクの失敗を宣言し、代わりの、つまり「二次」デジタルシステムに進む。例えば、図1に示されるように、MAP決定工程104の結果が正(つまり、「はい」経路)の場合、方法は工程106に進む。工程106でワイヤレスユニットは一次システムに関係した「二次」システムにアクセスを試行する。図1の決定工程108では、ワイヤレスユニットは、それが二次デジタルシステムを無事に捕捉したかどうかを決定する。捕捉した場合には、方法は、二次システムで通信を確立するために工程110に進む。捕捉しなかった場合、方法は工程112に進み、アナログシステムで通信を確立する。
【0040】
本発明の方法は、PCSシステムで使用されるときにはわずかに異なって動作する。代わりに、各PCSワイヤレスユニットがチャネル、つまり何らかの所定のときにワイヤレスユニットが使用できるチャネルのリストを含む「走査」リストでプログラムされている。さらに特定すると、起動後、各PCSワイヤレスユニットは、好ましいローミングつまりワイヤレスユニットをシステム選択およびシステム獲得中に補助する情報を含む「走査」リストを記憶する。走査リストは、特に、ローミング中のワイヤレスユニットに有効である。移動局に好ましい走査リストを与えるには、異なる手段が使用できる。例えば、走査リストは、移動局のキーパッドを使用して入力できる。代わりに、リストは、サービスプログラミング局または無線によるサービス提供(OTASP)手段を使用して入力することができる。どのようにして入手されるにしても、走査リストはいったん受信されると、それは、ワイヤレスユニットの電源がオフにされるとワイヤレスユニットによって保持される。走査リストは、好ましくは、1組のチャネル(システム)、およびワイヤレスユニットが、サービスを検索するときにチャネルを走査する順序を指定する走査順序を含む。
【0041】
改良されたCDMAシステムは、単に一次デジタルシステムおよび二次デジタルシステム以上のものを有するため、PCS走査リストに類似する走査リストを使用する。本発明の方法は、PCSと改良されたCDMAシステムの両方で同様に使用される。本発明の方法がPCSまたは改良されたCDMAシステムで使用されると、工程106で、二次システムにアクセスする代わりに、ワイヤレスユニットはその走査リスト上で第1チャネルにアクセスを試行する。このアクセス試行が失敗すると、ワイヤレスユニットは、それが無事にチャネルを捕捉するか、それが走査リストを使い果たすまで走査リスト内の各チャネルへのアクセスを試行するものとする。決定工程108で、ワイヤレスユニットは、それが走査リスト上で無事にチャネルを捕捉したかどうかを決定する。捕捉した場合には、方法は工程110に進む。捕捉しなかった場合には、方法は工程112に進む。工程112では、本発明が、移動局に、デジタルシステムでのアクセス試行を終結し、移動局のカバレージ領域に関係したアナログシステムでのアクセス試行を開始するように指示する。
【0042】
二次システム(またはPCSワイヤレスユニットのチャネルリスト中のチャネルの1つ)が無事に捕捉された場合、方法は決定工程108で終了し、工程110で二次システム(または次のPCSチャネル)で伝送をリトライする。したがって、本発明の方法は、この状況では工程110で終結する。
【0043】
決定工程104に戻ると、MAP状況が満たされない場合、本発明の方法は工程114に進む。図1に示されているように、アクセスプローブの最大数が送信されなかった場合、リバースリンクは弱いリバースリンク状況以外のなんらかの理由のために(つまり、リンクアンバランス以外のなんらかの理由のために)失敗した。この場合、ワイヤレスユニットは一次システムでもう一度アクセス試行を試みる。しかしながら、IS−95規格に従って、さらなる通信試行を開始するために、ワイヤレスユニットは最良のページングチャネルを復調していなければならない。このため、図1に示されるように、ワイヤレスユニットは、工程116で一次システムでの伝送をリトライする前に、「アイドル」状態114に入る。通信チャネルと基地局の両方にとって、工程116での一次システムでの「リトライ」は、あたかもそれがワイヤレスユニットのユーザインタフェースを介してユーザによって開始されたかのように見える。しかしながら、工程116でのリトライの試行はユーザにとって透過的である。
【0044】
本発明に従って、方法は、リトライの試行が決定工程118で成功したかどうかを確かめるためにチェックする。一次システムでのリトライの試行が成功した場合、方法は、決定工程118で終了し、工程120で一次システム上にとどまる。しかしながら、一次システム上でのリトライの試行が不成功であった場合、方法は、工程106で二次システム(またはPCSシステムでの走査リストからの代替チャネル)にアクセスしようとする。方法は、前述されたように工程106から進む。
【0045】
要約すると、通話配信試行がリバースリンク失敗のために失敗すると、本発明はリバースリンクの失敗を宣言し、動作を代替デジタルシステムに切り替える。代替デジタルシステムは、CDMAシステムでの二次システムおよびPCSシステムでの移動局の走査リスト上の代替チャネルを備える。移動局が代替デジタルチャネルを捕捉できない場合、それは、アナログシステムに動作を切り替える。本発明の方法は、最大アクセスプローブ状況を使用して、リンク上にアンバランスが存在するかどうか、さらに特定すると、リバースリンクがフォワードリンクより弱いかどうかを検出する。
【0046】
サービスプロバイダが「タイマーをベースにした登録」を実現する場合、および実現するとき、ワイヤレスユニットがはるかにすぐにより弱いリバースリンク状況を検出し、それによって必要とされる以上にデジタルシステム上にとどまる可能性を最小限に抑えることができるだろうことが注意される必要がある。タイマーをベースにした登録システムは、ワイヤレスユニットが固定された所定の間隔で登録することを必要とする。例えば、ワイヤレスユニットが電源投入中に登録する電源投入」登録に比較される。本発明に従って、電源投入中、ワイヤレスユニットは、異なるPCS周波数ブロック、異なるバンドクラス、あるいは代替動作モードの使用から切り替わる。
【0047】
弱いフォワードリンク環境での通話の検出および処理
弱いフォワードリンクにより、低品質なページングチャネル性能が生じ、移動局がシステムアクセス状態に入るとページングチャネルが喪失される。その結果、ワイヤレスユニットはチャネル割当メッセージを受信できず、基地局肯定応答命令を受信できず、トラフィックチャネルを初期化できない。表3に関して前述されたように、弱いフォワードリンク状況の原因のいくつかは、過剰な経路喪失、その他のセルから(隣接リスト上に記載される基地局から、および隣接リスト上に記載されていない基地局から)の干渉、干渉の外部、および初期化時の不適切なトラフィックチャネル電力割当を含む。図2および図3に図示されている方法は、フォワードリンク失敗が弱いフォワードリンクのためであるのかどうかを検出し、通話を適切に処理する。1つの実施形態においては、方法は、検出機構としての「終了コード」状況を使用する。
【0048】
「終了コード」状況は、ワイヤレスユニットが、それが通信しようとしているシステムを終了するたびに発生する。例えば、IS−95をベースにしたシステムでは、「終了コード」状況は、ワイヤレスユニットが「システム終了」機能を実行するときに発生する。IS−95に従って、ワイヤレスユニットが何らかの理由でページングチャネルを喪失すると、ワイヤレスユニットはシステム初期化状態に進む。このプロセスは、一般的に、「システム終了」と呼ばれている。システム終了機能を実行する原因は変化し、ページングチャネルを喪失する時のワイヤレスユニットの状態に依存している。例えば、ワイヤレスユニットが「アイドル」しており、第1の事前定義された時間期間(例えば、3秒)の間良好なページングチャネルメッセージを受信しない場合、ワイヤレスユニットは「アイドル状態にあるシステム喪失」の「終了コード」状況でシステムを終了する。ワイヤレスユニットは、システム初期化状態に進む。代わりに、ワイヤレスユニットがシステムアクセス状態にあり、それが第2の事前定義された時間期間(例えば1秒)の間良好なページングチャネルメッセージを受信しない場合、ワイヤレスユニットは「システムアクセス状態でのページングチャネルの喪失」の「終了コード」状況でシステムを終了する。ワイヤレスユニットは、再びシステム初期化状態に進む。
【0049】
ここでは図2を参照すると、本発明は、通話配信がフォワードリンクでの失敗のために失敗すると必ず工程130に入る。図2に示されている方法が呼び出されるとき、ワイヤレスユニットは、フォワードリンク失敗が発生したと判断したが、それは失敗がリンクアンバランスのためなのか、それともそれ以外の何らかの原因のためなのかをまた決定しなければならない。図2に示されるように、本発明の方法は、最初に、通話配信失敗が失われたページングチャネルのためであるかどうかを決定するために決定工程132に入る。通話配信失敗が失われたページングチャネルのためではない(つまり、工程132からの「いいえ」の終了経路)場合、方法は決定工程132を去り、工程134に進む。工程134およびその連続工程は、図3に関してこれ以降さらに詳細に説明される。通話配信失敗が失われたページングチャネルのためである(つまり、工程132からの「はい」の終了経路)場合、方法は決定工程132を去り、決定工程136に進む。
【0050】
フォワードリンクは、弱いページングチャネル電力または弱いパイロットチャネル電力のために失敗した可能性がある。ページングチャネル電力は、基地局での不正確な利得設定のために弱い場合がある。そうである場合、ワイヤレスユニットが、影響を受けた基地局との通信を確立するために行うことのできることはほとんどない。したがって、本発明の方法は、それが(決定工程132で)ワイヤレスユニットがページングチャネルを失ったと判断した場合、工程136で受信されたパイロット信号対雑音比を測定する。さらに特定すると、工程136で、ワイヤレスユニットは、総体的な受信エネルギーに対する受信されたパイロットエネルギーの比を試験する。この比は、IS−95規格の中では「パイロット強度」と呼ばれている。IS−95規格に定められるように、パイロット強度は、1つの擬似ランダム雑音(PN)チップ期間(E)で累算されたパイロットエネルギーと、受信された帯域幅(I)の総電力スペクトル密度に対する(dB単位の)比である。
【0051】
1つの実施形態においては、方法は、パイロット強度が事前に定義された閾値(Th2)未満であるかどうかを決定する。図2に示されているように、決定工程136では、本発明の方法は、パイロット強度がTh2未満であるかどうかを決定する。1つの実施形態において、Th2は−13dBに等しい。これは、フィールド実験に基づいて経験的に求められる典型的な値である。それ以外の閾値は、特定のシステム環境に応じて使用できる。パイロット強度がTh2未満ではない(つまり、パイロット強度が十分に高い)場合、方法は工程148に進み、アイドルハンドオフを実行し、さらに詳細に後述されるように隣接基地局との通信をリトライする。しかしながら、パイロット強度がTh2未満である場合には、それは不十分であり、方法は決定工程138に進む。
【0052】
パイロットチャネル上の受信電力が不十分である(つまり、E/IがTh2未満である)場合、方法は、ワイヤレスユニットが別の強いパイロットチャネルを使用できるかどうかを決定するために決定工程138に進む。別の強いパイロットが使用できる場合、方法は決定工程146に進む。しかしながら、別の強いパイロットチャネルが使用できない場合、方法は理由を突き止めるために工程140に進む。2つの可能性だけがある。つまり、(1)ワイヤレスユニットが基地局から遠く離れすぎているか、あるいは(2)相当な干渉がパイロットチャネル上に存在する(つまり、他のワイヤレスユニットがパイロットチャネルを求めて競合している可能性がある)のどちらかである。決定工程140で、本方法は、移動局のRSSIを所定の閾値に比較する。移動局のRSSIが閾値未満である場合、パイロットエネルギーは、ワイヤレスユニットが基地局から遠く離れすぎているために低い。この場合、移動局は二次システムでのアクセスを試行する。しかしながら、移動局のRSSIが閾値より大きい場合、パイロットの信号対雑音比は、パイロットチャネル干渉のために低い。この場合、移動局はアイドル状態に入る。
【0053】
さらに特定すると、および再び図2を参照すると、決定工程138で、方法は、この移動局のRSSIが所定閾値Th1以下であるかどうかを決定する。典型的なリンクバジェットパラメータに基づき、TH1の値は、好ましくはデジタルセルラシステムの場合−100dBmであり、PCSシステムの場合−103dBmである。しかしながら、この値は変化し、カバレージリンクバジェットに依存している。リンクバジェットは、低雑音増幅器(LNA)の閾値信号電力および受信機雑音(figure)などの複数のシステムパラメータに依存している。RSSIがTh未満である(つまり、移動局が基地局から遠く離れすぎている)場合、方法は工程142に進む。工程142では、ワイヤレスユニットが、(CDMAシステム内で動作しているとき)二次デジタルシステムでアクセスを試行する。図1に関して前述されたように、PCSおよび米国外のいくつかのシステムは、移動局の走査リスト内の各チャネルで、そのリストを使い果たすまでアクセスを試行する。ワイヤレスユニットがシステムを獲得しない場合、それは、アナログシステムが使用できる場合、アナログシステムを使用してアナログ通信を開始する。したがって、工程142で試行が失敗すると、ワイヤレスユニットはアナログ動作モードに切り替わる。移動局のRSSIが決定工程140でTh1より大きい(つまり、パイロットチャネルエネルギーが干渉のために低い)場合、本方法は、ワイヤレスユニットがアイドル状態に入る工程144に進む。
【0054】
前述されたように、方法は、強いパイロットが決定工程138で使用できるかどうかを決定する。別の強いパイロットが使用できる場合、移動局は、パイロットチャネルが、ワイヤレスユニットの「隣接リスト」上で検出される基地局に属しているかどうか決定する。各基地局は、好ましくは、各ワイヤレスユニットに「隣接リスト」と呼ばれている隣接基地局のリストを送信する。隣接リストを使用するシステムの1つの例は、IS−95規格に従って設計されたCDMAセルラ通信システムである。PCSシステムでは、隣接リストは、隣接リストメッセージおよび拡張された隣接リストメッセージによって提供される。
【0055】
ワイヤレスユニットは、「隣接」基地局へ、つまり移動局の隣接リストに載っている基地局へアイドルハンドオフを実行することが許されている。基地局が移動局の隣接リストに記載されている場合、ワイヤレスユニットは「アイドルハンドオフ」を開始し、新規パイロットチャネルでアクセスを試行する。記載されていない場合、移動局は「新規システム終了」を実行し、アイドル状態に入る。さらに特定すると、および再び図2を参照すると、方法は、決定工程46で強いパイロットが隣接であるかどうか決定する。パイロットが隣接である場合、方法は、ワイヤレスユニットが「アイドルハンドオフ」を実行し、新規パイロットチャネルで伝送をリトライする工程148に進む。CDMAシステムには2種類のハンドオフがある。ワイヤレスユニットが、トラフィックチャネルを使用してすでに通信中であるとき、それは2つの異なる基地局間で切り替えるために「ソフト」ハンドオフを実行することができる。ソフトハンドオフは、ワイヤレスユニットが第1セルと第2セルと同時に通信中であるときに発生し、ワイヤレスユニットは、それが第1セルのカバレージ領域から移動するときに第2セルに通信を切り替える。対照的に、アイドルハンドオフはワイヤレスユニットがトラフィックチャネルに目下入っていないときに生じる。アイドルハンドオフは、工程148でのように、2つのパイロットチャネル間で切り替えるときに発生する。パイロットが隣接ではない場合、方法は工程150に進み「新規システム終了」を実行する。この時点でワイヤレスユニットはアイドル状態に入り、デジタルシステムで伝送をリトライしない。
【0056】
ここでは図3を参照すると、方法は、フォワードリンク失敗に遭遇し、ページングチャネルが失われていない場合に工程134に進む。ページングチャネルの喪失がない場合、本方法は、決定工程160でトラフィックチャネル初期化(TCI)タイムアウトの発生がないかチェックする。IS−95規格に従って、TCIタイムアウトは、ワイヤレスユニットが所定の時間の間隔内にトラフィックチャネルを初期化できないときに必ず発生する。TCIタイムアウトが発生した場合、本発明の方法は、図2に関して前述されたように(つまり、パイロット強度およびRSSIを試験することによって)リンクアンバランスがないか試験する。しかしながら、TCIがタイムアウトしなかた場合は、フォワードリンクおよびリバースリンクにはアンバランスはない。フォワードリンクは失敗したが、失敗はリンクアンバランスの問題のためではなかった。したがって、TCIタイムアウトが発生しなかった場合、本発明の方法は、ワイヤレスユニットを工程162で「正常」動作に戻す。
【0057】
さらに特定すると、および再び図3を参照すると、本発明の方法は、TCIタイムアウト状況が決定工程160で存在するかどうか決定する。TCIタイムアウトが発生しなかった場合、方法は、ワイヤレスユニットが正常動作を再開する工程162に進む。しかしながら、TCIタイムアウトが実際に発生した場合、方法は、パイロット強度が試験される決定工程164に進む。図3に示されている残りの工程は、図2に関して前述たものと同一に実行される。特に、工程164は、工程136と同じ機能を実行する。同様に、図3の工程166、168、170、172、174および176は、図2の工程138、140、142、146、148、および150と同じ機能を実行する。唯一の例外は、アイドル状態(例えば、図2の工程144)に入る代わりに、RSSIが決定工程168でTh1より大きいとき、ワイヤレスユニットが工程162で正常動作に戻るという点である。この例外以外、図3の残りの工程は、図2に関して前述されたように機能する。
【0058】
このようにして、要約すると、図2および図3に示されている方法は、ワイヤレスユニットがフォワードリンク失敗に遭遇すると必ず呼び出される。図2に示されているように、方法は、最初に、ワイヤレスユニットがページングチャネルを喪失したどうか決定する。喪失していなかった場合、方法は、TCIタイムアウトが発生したかどうかを決定するために、工程160(図3)に進む。TCIタイムアウトが発生し(ページングチャネルが喪失されなかった場合、フォワードリンク失敗は、リンクアンバランスのためではない。その結果、方法は、ワイヤレスユニットが正常動作を再開する工程162に進む。しかしながら、ページングチャネルが(決定工程132で決定されたように)喪失されていた場合、あるいはTCIが(決定工程160で決定されたように)タイムアウトした場合、方法は、前記にさらに詳細に説明されたようにエラー状況の原因を決定するために進む。
【0059】
図1〜3に示されるように、本発明の方法は、リンクアンバランス状況が存在すると判断するとき、(図1に示されるように二次システムを介して、または図2および図3に示されるようにアイドルハンドオフを介してのどちらかで)動作を別の使用可能なチャネルに切り替える。二次システムまたは異なるチャネルに動作を切り替えることは論理的に見えるが、IS−95規格が、通常、問題がチャネル上で検出されると、ワイヤレスユニットが他のチャネルに切り替わるのを禁止すること注意する必要がある。むしろIS−95規格は、ワイヤレスユニットが、ワイヤレスユニットが使用可能な最良のCDMAチャネルを選択するシステム初期化状態に入ることを規定する。したがって、IS−95規格に準拠しているワイヤレスユニットが、それが第1チャネルで問題に遭遇すると他のチャネルに動作を切り替えることは非常に異常である。IS−95規格に従って、ワイヤレスユニットは、通常、それがシステムによってそうするように指示されるときに別のチャネルに切り替わることが許可されるだけである。しかしながら、IS−95は、フォワードリンクおよびリバースリンクでのアンバランスによって引き起こされる通話配信失敗を処理するための機構を提供していない。本発明の方法は、ワイヤレスユニットが、リンクアンバランス状況の検出と、アンバランス状況が存在する場合に他のチャネルへの切り替えの両方を行うことを可能にする。チャネル切り替えは、好ましくは、IS−95と矛盾しない方法で実行される。したがって、本発明は、IS−95規格に準拠する、リンクアンバランスにより引き起こされる通話配信失敗を処理するための機構を提供する。
【0060】
本発明の方法は、好ましくは、マイクロプロセッサまたはワイヤレスユニット内のその他のデータ処理装置で実行される。代わりに、方法は、状態機械、現在の状態−次の状態離散論理、またはフィールドプログラム可能ゲートアレイ装置などの任意の便利な、または所望のシーケンス装置を使用して実現することができる。
【0061】
要約すると、本発明は、フォワードリンクのアンバランスが存在するのか、あるいはリバースリンクのアンバランスが存在するのかを決定するための手段、および決定に基づき通話を処理するための手段を含む。本発明は、有利なことに、干渉を削減し、システム容量を改善し、デジタルセルラ通信システムにおける通話配信レートを向上させる。リンクアンバランスを有するワイヤレスユニットによって行われるアクセス試行の量を削減することにより、本発明は、すでにシステム上で通信している他のユーザに対する干渉を削減する。その結果、本発明は通話容量を改善する。本発明は、特に、CDMAセルラシステムなどの広帯域ワイヤレスデジタル通信システムで有効であるが、それはCDMA PCSおよびその他のデジタルセルラ通信システムでも有用性がある。前述されたハンドシェークプロトコルは、CDMAシステムとPCSシステムの両方で同一であり、周知のIS−95規格でさらに完全に説明されている。CDMAセルラシステムとCDMA PCSシステムの間の唯一の重大な相違点は、通信に使用される周波数帯域である。
【0062】
図4は、典型的なワイヤレスユニット400の簡略化されたブロック図である。ワイヤレスユニット400は、デジタルモデム402、メモリ404、周辺装置406、コーデック408、RF(無線周波数)およびIF(中間周波数)サブシステム410、アナログベースバンドプロセッサ412、スピーカ414、およびマイクロフォン416を含む。デジタルモデム402はRF&IFサブシステム410、アナログベースバンドプロセッサ412、メモリ404および(キーボード、キーパッド、液晶ダイオードディスプレイ、リンガー、マイクロフォン416およびスピーカ414を含む)周辺装置を制御する。デジタルモデムは、CDMAセルラ規格およびAMPSセルラ規格の両方用の完全なデジタル変調システムおよび復調システムも備える。
【0063】
ワイヤレスユニット400ソフトウェアは、機能性の大部分を制御し、ワイヤレスユニットの機能を起動する。リンクアンバランスアルゴリズムは、メモリ404の中に記憶されている複数のルーチンの内の1つである。ソフトウェアは、デジタルモデム402の中に埋め込まれているマイクロプロセッサによって実行される。
【0064】
本発明の多くの実施形態が説明されてきた。それにも関わらず、多様な修正が、本発明の精神および範囲から逸脱することなく加えられてよいことが理解されるだろう。例えば、本発明は、リンクアンバランス検出機構として(それらが使用可能になる場合、および使用可能になるときに)多岐に渡るシステムパラメータを使用してよい。前述されたように、1つの実施形態においては、本発明は、弱いリバースリンクアンバランスを検出するために「最大アクセスプローブ」を使用する。説明された実施形態においては、本発明は、弱いフォワードリンクアンバランスを検出するために、「終了コード」パラメータ(ページングチャネルの喪失またはTCIタイムアウト)を使用する。しかしながら、本発明はこのように限られていない。リンクアンバランスを確実に検出するそれ以外のシステムパラメータまたは手段が、本発明とともに使用できる。また、通信事業者は、オプション的に、リンクアンバランスに関連する悪影響に対処するために、本発明のリンクアンバランス検出方法および装置を使用することができる。リンク失敗の場合に使用可能なバックアップシステムを有する非常に堅牢なシステムを有する事業者もいる。これらを有さないその他の事業者もいる。したがって、本発明は、オプション的に通信事業者によって活用されてよい1つの解決策である。その結果、本発明が特定の示された実施形態によって制限されるものではなく、添付の特許請求の範囲の範囲によってのみ制限されることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、リバースリンク失敗が弱いリバースリンクのためであるのかどうかを判断するための本発明の方法を示すフロー図である。
【図2】 図2は、フォワードリンク失敗がページングチャネルの喪失を生じさせる弱いフォワードリンクのためであるかどうかを判断するための本発明の方法を示すフロー図である。
【図3】 図3は、フォワードリンク失敗が、TCIタイムアウトを生じさせる弱いフォワードリンクのためであるかどうかを判断するための本発明の方法を示すフロー図である。
【図4】 図4は、典型的なワイヤレスユニットの簡略化されたブロック図である。

Claims (29)

  1. 複数のワイヤレスユニットおよび複数の基地局を具備するデジタルセルラ通信システムでのリンクアンバランスを検出し、通信を制御する方法であって、
    前記基地局から前記ワイヤレスユニットへの伝送がフォワード無線通信リンクを使用して行われ、かつ前記ワイヤレスユニットから前記基地局への伝送がリバース無線通信リンクを使用して行われ、かつ各フォワードリンクが、制御チャネルおよびフォワードトラフィックチャネルを含み、かつ各リバースリンクが、制御チャネルおよびリバーストラフィックチャネルを含む方法において、
    通話開始の間に、ワイヤレスユニットと第1の基地局との間の第1の無線通信リンクでリンク失敗を検出し、前記リンク失敗を検出した場合に、前記第1の無線通信リンク中の失敗がリバースリンク失敗あるいはフォワードリンク失敗であるか否かを決定する工程と、
    前記リンク中の失敗がリバースリンク失敗である場合に、最大のアクセスプローブ数が前記ワイヤレスユニットによって前記第1の基地局に伝送されたか否かを決定する工程によって、前記リバースリンク失敗が弱いリバースリンクによるものであるか否かを決定する工程と、
    前記最大のアクセスプローブ数が前記ワイヤレスユニットによって前記第1の基地局に伝送されている場合に、前記ワイヤレスユニットによって、2次通信システムで通信を開始する工程と、
    前記最大のアクセスプローブ数が前記ワイヤレスユニットによって前記第1の基地局に伝送されていない場合に、前記ワイヤレスユニットによって、アイドル状態に入り、次に1次デジタルセルラ通信システムとの通信を再開始する工程と
    を含み、
    前記最大のアクセスプローブ数に対する値は、前記第1の基地局のフォワードリンクに関係する制御チャネルを介して前記第1の基地局によって前記ワイヤレスユニットに送信されるアクセスパラメータメッセージ中で伝送される方法。
  2. a)前記ワイヤレスユニットが、前記1次デジタルセルラ通信システムとの通信を再開始するのに成功したか否かを決定し、前記通信の再開始が成功した場合に、前記1次デジタルセルラ通信システムにとどまり、前記通信の再開始が成功しなかった場合に、工程(b)に進む工程と、
    b)前記ワイヤレスユニットによって、前記2次通信システムで通信を開始する工程と、
    c)前記ワイヤレスユニットが前記2次通信システムを獲得するのに成功したか否かを決定し、前記2次通信システムが獲得されなかった場合に、前記ワイヤレスユニットによって、アナログ通信システムで通信を開始する工程と
    をさらに含む請求項1記載のリンクアンバランス検出方法。
  3. 複数のワイヤレスユニットおよび複数の基地局を具備するデジタルセルラ通信システムでのリンクアンバランスを検出し、通信を制御する方法であって、
    前記基地局から前記ワイヤレスユニットへの伝送がフォワード無線通信リンクを使用して行われ、かつ前記ワイヤレスユニットから前記基地局への伝送がリバース無線通信リンクを使用して行われ、かつ各フォワードリンクが、ページングチャネル、パイロットチャネルおよびフォワードトラフィックチャネルを含み、かつ各リバースリンクが、制御チャネルおよびリバーストラフィックチャネルを含む方法において、
    通話開始の間に、ワイヤレスユニットと第1の基地局との間の第1の無線通信リンク中でリンク失敗を検出し、前記リンク失敗を検出した場合に、前記第1の無線通信リンク中の失敗がリバースリンク失敗あるいはフォワードリンク失敗であるか否かを決定する工程と、
    前記リンク中の失敗がフォワードリンク失敗である場合に、前記フォワードリンク失敗が弱いフォワードリンクによるものであるか否かを決定し、通信を制御する工程と
    を含み、
    前記フォワードリンク失敗が弱いフォワードリンクによるものであるか否かを決定し、通信を制御する工程が、
    a)前記第1の基地局によって伝送されたページングチャネルが喪失されているか否かを決定し、前記ページングチャネルが喪失されていない場合に、工程(b)に進み、喪失されている場合に、工程(c)に進む工程と、
    b)前記ワイヤレスユニットがトラフィックチャネル初期化(TCI)タイムアウトを発生させたか否かを決定し、TCIタイムアウトが発生されなかった場合に、前記ワイヤレスユニットを指示して正常動作に戻し、TCIタイムアウトが発生された場合に、工程(c)に進む工程と、
    c)前記ワイヤレスユニットによって前記第1の基地局から受信された前記パイロット信号強度を測定し、前記パイロット信号強度が十分である場合に、アイドルハンドオフを実行し、前記パイロット信号強度が不十分である場合に、工程(d)に進む工程と、
    d)前記ワイヤレスユニットが、十分強い第2のパイロット信号を第2の基地局から受信したか否かを決定し、十分強い第2のパイロット信号が受信された場合に、工程(g)に進み、十分強い第2のパイロット信号が受信されなかった場合に、工程(e)に進む工程と、
    e)前記ワイヤレスユニットによって前記第2の基地局から受信された前記第2のパイロット信号の受信信号強度指示が所定の閾値よりも小さいか否かを決定する工程と、
    f)前記ページングチャネルが喪失されており、かつ、前記第2のパイロット信号の受信信号強度指示が前記閾値よりも大きい場合に、前記ワイヤレスユニットによって、アイドル動作モードに入り、前記ページングチャネルが喪失されておらず、かつ前記第2のパイロット信号の受信信号強度指示が前記閾値よりも大きい場合に、前記ワイヤレスユニットを指示して正常動作に戻し、受信信号強度指示が前記閾値よりも小さい場合に、前記ワイヤレスユニットによって、2次システムで通信を開始する工程と、
    g)前記第2の基地局が前記ワイヤレスユニットの隣接基地局であるか否かを決定する工程と、
    h)前記第2の基地局が前記ワイヤレスユニットの隣接基地局でない場合に、前記ワイヤレスユニットによって、前記デジタル通信システムを終了する工程と、
    i)前記第2の基地局が前記ワイヤレスユニットの隣接基地局である場合に、前記ワイヤレスユニットによって、アイドルハンドオフを実行し、かつ第2の無線通信リンクで前記第2の基地局との通信を開始する工程と
    を備える方法。
  4. 前記パイロット信号強度が、前記ワイヤレスユニットによって受信され、かつ1つの擬似ランダム雑音(PN)チップ期間にわたって累積されたパイロットエネルギー(E )対受信帯域幅の全電力スペクトル密度(I )の(dB単位の)比をとることによって測定される請求項3記載のリンクアンバランス検出方法。
  5. /I が−13dBよりも小さい場合に、前記パイロット信号強度が不十分である請求項4記載のリンクアンバランス検出方法。
  6. /I が−13dBよりも大きいかあるいは−13dBに等しい場合に、前記パイロット信号強度が十分である請求項4記載のリンクアンバランス検出方法。
  7. 前記所定の閾値が、CDMAシステムで−100dBmであり、前記所定の閾値が、PCSシステムで−103dBmである請求項3記載のリンクアンバランス検出方法。
  8. 前記所定の閾値が、前記ワイヤレスユニットと前記第1の基地局との間の前記通信リンクに関係するリンクバジェットに依存する請求項3記載のリンクアンバランス検出方法。
  9. 複数のワイヤレスユニットおよび複数の基地局を具備するワイヤレス通信システム中のリンクアンバランスを検出し、通信を制御する装置において、
    前記基地局から前記ワイヤレスユニットへの伝送がフォワード無線通信リンクを使用して行われ、かつ前記ワイヤレスユニットから前記基地局への伝送がリバース無線通信リンクを使用して行われ、かつ各フォワードリンクが、ページングチャネル、パイロットチャネルおよびフォワードトラフィックチャネルを含み、かつ各リバースリンクが、制御チャネルおよびリバーストラフィックチャネルを含む装置において、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに結合され、前記プロセッサによって実行可能な命令を備える記憶媒体と
    を具備し、
    前記命令は、
    通話開始の間に、ワイヤレスユニットと第1の基地局との間の第1の無線通信リンク中でリンク失敗を検出し、前記リンク失敗を検出した場合に、前記第1の無線通信リンク中の失敗がリバースリンク失敗あるいはフォワードリンク失敗であるか否かを決定する命令と、
    前記リンク失敗が前記第1の無線通信リンク中のリンクアンバランスによるものであるか否かを決定する命令と
    を含み、
    前記プロセッサは、前記リンク中の失敗がフォワードリンク失敗である場合に、
    前記第1の基地局によって伝送されたページングチャネルが喪失されているか否かを決定することと、
    前記第1の基地局によって伝送された前記ページングチャネルが喪失されていない場合に、トラフィックチャネル初期化タイムアウトが発生したか否かを決定することと
    によって、前記リンク失敗が、前記第1の無線通信リンク中のリンクアンバランスによるものであるか否かを決定し、通信を制御する装置。
  10. 前記ワイヤレスユニットによって1次通信システムの第2の基地局から受信されたパイロット信号強度が十分であり、かつ、前記第2の基地局が前記ワイヤレスユニットの隣接基地局である場合に、
    前記プロセッサは、前記ワイヤレスユニットに、アイドルハンドオフを実行させ、かつ、第2の無線通信リンクで前記1次通信システムとの通信を開始させることによって、前記第2の無線通信リンクを使用して通信を開始させる請求項9記載の装置。
  11. 前記第2の基地局が前記ワイヤレスユニットの隣接基地局でない場合に、前記プロセッサは、前記ワイヤレスユニットに前記通信システムを終了させる請求項10記載の装置。
  12. 前記ワイヤレスユニットによって前記1次通信システムの前記第2の基地局から受信された前記パイロット信号の受信信号強度指示が所定の閾値よりも小さい場合に、前記プロセッサは、前記ワイヤレスユニットに2次システムで通信を開始させる請求項9記載の装置。
  13. 前記2次システムでの通信の開始が失敗した場合に、前記プロセッサは、さらに、前記ワイヤレスユニットにアナログシステムで通信を開始させる請求項12記載の装置。
  14. 前記ワイヤレスユニットによって前記第1の基地局から受信された前記パイロット信号強度が十分である場合に、前記プロセッサは、前記ワイヤレスユニットに、アイドルハンドオフを実行させる請求項9記載の装置。
  15. 前記ワイヤレスユニットによって前記1次通信システムの前記第2の基地局から受信された前記パイロット信号の受信信号強度指示が所定の閾値よりも大きく、かつ、前記第1の基地局によって伝送された前記ページングチャネルが喪失されていない場合に、
    前記プロセッサは、前記ワイヤレスユニットに正常動作を再開させる請求項9記載の装置。
  16. 前記第1の基地局によって伝送された前記ページングチャネルが喪失されておらず、かつ、前記トラフィックチャネル初期化タイムアウトが発生しなかった場合に、
    前記プロセッサは、さらに前記ワイヤレスユニットに正常動作を再開させる請求項9記載の装置。
  17. 前記パイロット信号強度が、前記ワイヤレスユニットによって受信され、かつ1つの擬似ランダム雑音(PN)チップ期間にわたって累積されたパイロットエネルギー(E )対受信バンド幅の全電力スペクトル密度(I )の(dB単位の)比をとることによって測定される請求項10または14記載の装置。
  18. /I が−13dBよりも小さい場合に、前記パイロット信号強度が不十分である請求項17記載の装置。
  19. /I が−13dBよりも大きいかあるいは−13dBに等しい場合に、前記パイロット信号強度が十分である請求項17記載の装置。
  20. 前記所定の閾値が、CDMAシステムで−100dBmであり、前記所定の閾値が、PCSシステムで−103dBmである請求項12または15記載の装置。
  21. 前記所定の閾値が、前記ワイヤレスユニットと前記第1の基地局との間の前記通信リンクに関係するリンクバジェットに依存する請求項12または15記載の装置。
  22. 複数のワイヤレスユニットおよび複数の基地局を具備するデジタルセルラ通信システムでのリンクアンバランスを検出し、通信を制御する方法であって、
    前記基地局から前記ワイヤレスユニットへの伝送がフォワード無線通信リンクを使用して行われ、かつ前記ワイヤレスユニットから前記基地局への伝送がリバース無線通信リンクを使用して行われ、かつ各フォワードリンクが、ページングチャネル、パイロットチャネルおよびフォワードトラフィックチャネルを含み、かつ各リバースリンクが、制御チャネルおよびリバーストラフィックチャネルを含む方法において、
    通話開始の間に、ワイヤレスユニットと第1の基地局との間の第1の無線通信リンク中でリンク失敗を検出し、前記リンク失敗を検出した場合に、前記第1の無線通信リンク中の失敗がリバースリンク失敗あるいはフォワードリンク失敗であるか否かを決定する工程と、
    前記リンク失敗が、前記第1の無線通信リンク中のリンクアンバランスによるものであるか否かを決定し、通信を制御する工程と、
    を含み、
    前記リンク中の失敗がフォワードリンク失敗である場合に、前記リンク失敗が、前記第1の無線通信リンク中のリンクアンバランスによるものであるか否かを決定し、通信を制御する工程は、
    前記第1の基地局によって伝送されたページングチャネルが喪失されているか否かを決定することと、
    前記第1の基地局によって伝送された前記ページングチャネルが喪失されていない場合に、トラフィックチャネル初期化タイムアウトが発生したか否かを決定することと
    を備える方法。
  23. 前記ワイヤレスユニットによって、1次デジタルセルラ通信システムの第2の基地局から受信されたパイロット信号強度が十分であり、かつ、前記第2の基地局が前記ワイヤレスユニットの隣接基地局である場合に、
    前記ワイヤレスユニットによって、アイドルハンドオフを実行し、かつ、第2の無線通信リンクで前記1次デジタルセルラ通信システムとの通信を開始することを含む請求項22記載の方法。
  24. 前記第2の基地局が前記ワイヤレスユニットの隣接基地局でない場合に、前記ワイヤレスユニットによって、前記通信システムを終了する請求項23記載の方法。
  25. 前記ワイヤレスユニットによって前記1次通信システムの前記第2の基地局から受信された前記パイロット信号の受信信号強度指示が所定の閾値よりも小さい場合に、前記ワイヤレスユニットによって2次システムでの通信を開始することをさらに含む請求項22記載の方法。
  26. 前記2次システムでの通信の開始が失敗した場合に、前記ワイヤレスユニットによってアナログシステムでの通信を開始することをさらに含む請求項25記載の方法。
  27. 前記ワイヤレスユニットによって前記第1の基地局から受信された前記パイロット信号強度が十分である場合に、前記ワイヤレスユニットによって、アイドルハンドオフを実行することをさらに含む請求項22記載の方法。
  28. 前記ワイヤレスユニットによって前記1次通信システムの前記第2の基地局から受信された前記パイロット信号の受信信号強度指示が所定の閾値よりも大きく、かつ、前記第1の基地局によって伝送された前記ページングチャネルが喪失されていない場合に、
    前記ワイヤレスユニットによって、正常動作を再開することをさらに含む請求項22記載の方法。
  29. 前記第1の基地局によって伝送された前記ページングチャネルが喪失されておらず、かつ、前記トラフィックチャネル初期化タイムアウトが発生しなかった場合に、
    前記ワイヤレスユニットによって、正常動作を再開することをさらに含む請求項22記載の方法。
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