JP2002527963A - デジタルセルラ通信システムのフォワード及びリバースリンクアンバランスを検出する方法及び装置 - Google Patents

デジタルセルラ通信システムのフォワード及びリバースリンクアンバランスを検出する方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルセルラ通信システムのフォワード及びリバースリンクアンバランスを検出する方法及び装置を提供する。 【解決手段】 デジタルセルラ通信システムのフォワードリンクアンバランスおよびリバースリンクアンバランスを検出する方法および装置。この方法は、好ましくは、リンクアンバランスがリバースリンクの失敗を生じたせたかどうかを決定するために「最大アクセスプローブ」の指示を使用する。最大アクセスプローブは、ワイヤレスユニットが基地局に所定の最大回数アクセスしようと試みたかどうかを示している。この方法は、好ましくは、喪失ページングチャネル(132)およびトラフィックチャネル初期化(TCI)タイムアウト(160)の指示を使用し、リンクアンバランスがフォワードリンクの失敗が生じたかどうかを決定する。ワイヤレスユニットがページングチャネル(132)を喪失しなかった場合、この方法は、TCIタイムアウトが生じたかどうかを決定する。ワイヤレスユニットがページングチャネルを喪失した場合、あるいはワイヤレスユニットがページングチャネルを喪失しなくて、TCIタイムアウトが生じた場合、この方法は、フォワードリンク失敗に対する原因を決定する。このシナリオには2つの可能性のある原因がある。すなわち、ワイヤレスユニットが基地局からかなりの距離、あるいは(2)ページングチャネルはかなりの混信を欠点として持つ。この方法は、原因を決定し、ワイヤレスユニットに指示し、隣接基地局のアイドルハンドオフを実行しあるいはデジタルシステムを出るかのいずれか行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルワイヤレス通信システム、より特定的にはデジタルワイヤレ
ス通信システムのフォワード及びリバースリンクアンバランスを検出する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】
ワイヤレス通信システムは複数の加入者の移動ワイヤレス局又は「ワイヤレス
ユニット」と固定ネットワークインフラストラクチャとの間の二方向通信を容易
にする。典型的には、ワイヤレスユニットは複数の固定基地局を経て固定ネット
ワークインフラストラクチャと通信する。例示的なシステムとしては、時分割多
重アクセス(TDMA)及びコード分割多重アクセス(CDMA)システムのよ
うな移動セルラ電話システムを含む。これらのデジタルワイヤレス通信システム
は、ワイヤレスユニットのユーザと固定ネットワークインフラストラクチャ(通
常有線システム)とを接続するためにワイヤレスユニットと基地局との間に要求
に応じ通信チャンネルを設けるものである。
【0003】 ワイヤレスユニットは典型的には接続の双方向に情報の交換ができるようにし
たデュプレキシングスキームを用いて基地局と通信する。基地局からワイヤレス
ユニットへの伝送は一般に「ダウンリンク」伝送と言われる。ワイヤレスユニッ
トから基地局への伝送は一般に「アップリンク」伝送と言われる。CDMA及び
FDMA通信システムでは、ダウンリンクは一般に「フォワード」リンクと言わ
れ、アップリンクは一般に「リバースリンク」と言われる。セルラ通信システム
での良く知られた問題はフォワード及びリバースリンクでの信号強度のアンバラ
ンスによって起こされるシステム性能の劣化である。この問題を緩和するために
は、セルラ通信システムの設計者はリバースリンクによって許容される信号経路
喪失がフォワードリンクによって許容されるものと等しいか又はほぼ等しいこと
を確保しようとする。一つの重要な設計の目標はフォワードとリバースリンクと
を均衡させることである。不幸にも、システムローデイング、アンテナパターン
不整合、アンテナ利得の差異、その他チャンネルの変化のような動力学的に変化
するネットワークの条件のために、アンバランスは依然として起こる。CDMA
及びFDMAのようなセルラ通信システムにおいては、フォワードおよびリバー
スリンクアンバランスは劣化したシステム性能を起こすことが度々ある。
【0004】 それゆえ、フォワードおよびリバースリンクの均衡をとることはワイヤレスデ
ジタル通信システムにおける極めて重要な設計の目標到達点である。リンクが均
衡していなければ、システム性能は劣化する。例えば、弱いリバースリンク条件
(即ち、リバースリンクがフォワードリンクよりも弱い)の下では、ワイヤレス
ユニットは、アクセスプローブの全てが無くなってしまうまで多重アクセスプロ
ーブを発生させることによってそれらの関係した基地局にアクセスを試行する。
これらの多重アクセスの試行はリバースリンクに増大したチャンネル干渉を起こ
す。弱いフォワードリンク条件(即ち、フォワードリンクがリバースリンクより
も弱い)では、ワイヤレスユニットはそれらの関係したフォワードリンク上で肯
定応答メッセージを受信できなくなる。その結果、ワイヤレスユニットはサービ
スを宣言したり、通話を開始したり、又は基地局の命令に応答したりしなくなる
【0005】 不幸にも、リンクアンバランスは先行技術のワイヤレスユニットによっては判
別不能である。その結果、先行技術のワイヤレスユニットはリンクアンバランス
があるときは望ましくない作用をする。例えば、弱いリバースリンク状態のとき
は先行技術のワイヤレスユニットは、デジタルシステムが、実際使用できない場
合、デジタル動作モードにロックされてしまうことがある。これは、リバースリ
ンクがどれほど弱くても、ワイヤレスユニットがフォワードリンクのページング
チャンネルに強い信号を受けるときに起こる。ワイヤレスユニットはリバースリ
ンクに通話を登録又は発生させることができないけれども、それは強いページン
グチャンネル信号によってデジタルサービスが利用できることと考える。それゆ
え、例え別のアナログシステムが使用可能あっても、移動局は無用のデジタル動
作モードにロックされている。リバースリンクがフォワードリンクよりも強い場
合にも、性能は劣化する。これらの条件によって、ワイヤレスユニットは基地局
と通信することができるが、比較的弱いフォワードリンクのために、ワイヤレス
ユニットは基地局によって伝送された情報を解読することができない。いずれの
シナリオでも、通話は不利な状態で喪失されて、システム通話配信レートは減少
する。リンクアンバランスによって起こされた性能の問題についてのより良い理
解はCDMA通信システムの簡単な通話の流れについて簡単に再検討することに
よって得られる。
【0006】 CDMA通話流れの例及びCDMA通話ハンドシェークプロトコル 表1及び2はCDMAワイヤレスユニット及び基地局の装置の動作を管轄する
遠隔通信産業協会(TLA)規格に示した簡単な通話の流れの例を示す。TLA
規格は「二重モード広域拡散スペクトルセルラシステムのワイヤレスユニット基
地局の適応可能性規準」という題になっている。TLA/ELA/IS−95−
Aは遠隔通信産業協会によって1995年5月に発行されて、IS−95規格と
して以下に述べる。IS−95規格に示すように、表1及び2は下記の条約に従
う。
【0007】 ・全てのメッセージはエラー無く受信される。 ・メッセージの受け取りは示されない(ハンドオフの例を除き)。 ・肯定応答は示されない。 ・選択的認証手続は示されない。 ・選択的プライベート長コード移行は示されない。
【表1】
【0008】
【表2】
【0009】 表1は、ワイヤレスユニットが通話を発信している簡単な通話の流れの例を示
している。メッセージは、アクセスチャネルを使用してワイヤレスユニットから
基地局に伝送される。メッセージはページングチャネルを使用して基地局からワ
イヤレスユニットに伝送される。表1の中で示されているとおり、ワイヤレスユ
ニットは、最初にユーザ発信の通話を検出してから、「発信」メッセージをCD
MAアクセスチャネルを経由して送信する。アクセスチャネルは、スロット化ラ
ンダムアクセスチャネルである。ワイヤレスユニットは、ランダムアクセス手順
を使用するアクセスチャネル上で伝送する。ランダムアクセス手順の多数のパラ
メータは、アクセスパラメータメッセージで基地局により供給される。1個のメ
ッセージを伝送し、前記のメッセージの肯定応答を受信する(あるいは受信を失
敗する)全体のプロセスは、「アクセス試行」と呼ばれる。アクセス試行の中の
各々の伝送は、「アクセスプローブ」と呼ばれる。アクセス試行の中で、アクセ
スプローブは、アクセスプローブシーケンスにグループ化される。各アクセスプ
ローブシーケンスは、一定数のアクセスプローブから成る。各アクセスプローブ
シーケンスの第1アクセスプローブシーケンスは、名目開ループ電力レベルに対
して特定の電力レベルで伝送される。次のアクセスプローブは、以前のアクセス
プローブより高い特定の量の電力レベルで伝送される。
【0010】 正常のCDMA動作の間、ワイヤレスユニットのユーザが、通話を発信した場
合は、ワイヤレスユニットは、アクセスプローブを基地局に送信する。基地局が
正しくアクセスプローブを受信した場合は、ワイヤレスユニットは、基地局から
肯定応答を受信するはずである。ワイヤレスユニットが、一旦肯定応答を受信し
た場合は、ワイヤレスユニットは、基地局により、待機してこれ以上のアクセス
プローブを基地局に送信しないように指示される。これはあまり多数のアクセス
プローブが、通信チャネル上で好ましくない干渉を引き起こすので、必要である
。従って、ワイヤレスユニットは、基地局によって通信チャネルが割当てられる
まで待機する。表1の中で示されているとおり、基地局は、ワイヤレスユニット
に、ページングチャネルを経由してチャネル割当メッセージを送信することでチ
ャネル割当について知らせる。
【0011】 一旦ワイヤレスユニットが、基地局から前記のチャネル割当を受信したら、ワ
イヤレスユニットは、受送信周波数を、割当てられたチャネルに変更する。ワイ
ヤレスユニットは、トラフィックチャネルを確立あるいは「セットアップ」する
ことで、割当てられたチャネル上で通信を開始しようと試みる。トラフィックチ
ャネル初期化が成功した場合は、ワイヤレスユニットは、トラフィックチャネル
を捕捉する。次にワイヤレスユニットは、トラフィックチャネルプリアンブルの
送信を開始する。図1の中に示されているとおり、基地局は、リバーストラフィ
ックチャネルを捕捉して、リバーストラフィックチャネルが、正しく捕捉された
場合は、基地局の肯定応答命令をワイヤレスユニットに送信する。この時点で、
ワイヤレスユニットと基地局は、交渉サービスを開始する。通信リンクが、前記
の交渉プロセスの間で失敗する可能性がある。しかし、交渉プロセスが成功した
場合は、通信が開始され、電話の会話が開始される。
【0012】 表2は、ワイヤレスユニットは通話を終了する、簡単な通話の流れの例を示し
ている。表2の中で示されているとおり、正常動作中に、通話が基地局により開
始された場合は、基地局は、ページあるいはスロット化ページメッセージを、ペ
ージングチャネルを経由してワイヤレスユニットに送信する。ワイヤレスユニッ
トは、それからアクセスチャネルを経由してページ応答メッセージを基地局に送
信する。基地局は、それからトラフィックチャネルを確立して、ヌルトラフィッ
クチャネルデータのワイヤレスユニットへの送信を開始する。基地局は、それか
らページングチャネルを経由してチャネル割当メッセージをワイヤレスユニット
に送信する。表1を引用して前記で説明されているとおり、ワイヤレスユニット
が、一旦基地局からチャネル割当を受信したら、ワイヤレスユニットは、送受信
周波数を割当てられたチャネルに変更する。ワイヤレスユニットは、それからト
ラフィックチャネルをセットアップすることで割当てられたチャネル上で通信を
開始するように試みる。前記と同様に、トラフィックチャネル初期化が成功した
場合は、ワイヤレスユニットは、トラフィックチャネルを捕捉して、一次トラフ
ィックを処理する。その直後に、通信交渉が、成功した場合は、フォワードおよ
びリバースチャネル対を経由して通信が開始される。通話の流れの例を念頭に置
いて、ここで、セルラ通信システムの中のリンクアンバランスにより発生する問
題をより詳しく説明することができる。
【0013】 リンクアンバランスが原因の通話送達故障 いくつかのネットワーク条件下で、フォワードリンクが意図的にリバースリン
クより強くされることによって、拡張されたCDMAフォワードリンクカバレー
ジ領域が生じる。隣接アナログセルがある領域の中で、2重モードのワイヤレス
ユニットが、アナログカバレージ領域の中にいる間に、CDMAページンチャネ
ル上の有効信号を受信する可能性がある。前記で説明されているとおり、これは
、ワイヤレスユニットをデジタル動作モード(この場合CDMA)にロックさせ
るようにする。しかし、不都合なことに、ワイヤレスユニットは、そのリバース
リンクカバレージ範囲の外にあるので、CDMAセルの中で登録したり発信した
りすることができない。言い換えれば、これらのネットワーク条件下では、ワイ
ヤレスユニットは、有効CDMAカバレージ領域が、全く無い場合に、それに依
存できなくなる。不都合なことに、ワイヤレスユニットは、リンクアンバランス
問題を知ることができない。デジタル動作モードをロックするよりは、むしろ2
重モードワイヤレスユニットが、アナログ動作モードのままに維持されることが
好ましい。
【0014】 反対に、リバースリンクが、フォワードリンクより強いネットワーク条件が存
在する。例えば、パーソナル通信システム(PCS)の中で、リバースリンクは
、リンクの弱い符号化特性のために、また高電力増幅器(HPA)の特有の制限
のために優遇されている。13kb/sリンクの符号化特性で、フォワードリン
クをリバースリンクより弱くすることができる。13kb/s PCSシステム
のための符号化が、8kb/sシステムに対する符号化ほど堅牢あるいは効率的
ではない。更にHPAの電力の量は限られているので、一定の条件下でフォワー
ドリンクをリバースリンクより弱くすることができる。従って、通話は、ページ
ングチャネルの、あるいはフォワードトラフィックチャネル初期化の間のフェー
ジング特性のために、通話セットアップ中に切れる。
【0015】 他の要素も、リンクアンバランス条件の原因となる。リンクアンバランスは、
基地局アンテナの利得のばらつきとアンテナパターン不整合によるかもしれない
。リバースリンクに対するフォワードリンクのより大きな経路喪失を、フォワー
ドリンクがリバースリンクより弱くする原因とすることができる。更に、隣接基
地局からの共チャネル干渉が、フォワードリンクをより弱くする可能性がある。
IS/95規格に従って、CDMAの基地局は、連続的に、「パイロットチャネ
ル」と呼ばれる、変調されていない、直線シーケンス拡散スペクトル信号を伝送
している。パイロットチャネルは、常に基地局により各々の動作しているフォワ
ードCDMAチャネル上で伝送されている。他のワイヤレスユニットの機能を容
易にする他に、パイロットチャネルで、ワイヤレスユニットが、基地局との間の
信号強度の比較を実行することができる。残念ながら、隣接局のパイロットチャ
ネルが、互いに干渉し合って、フォワードチャネルの強度を弱める可能性がある
。干渉するパイロットチャネルが、ワイヤレスユニットの隣接リストに掲載され
ている場合もあり、掲載されていない場合もある。
【0016】 また、弱いリバースリンク条件が、CDMAシステムの外部にある干渉ソース
により起こる可能性がある。最後に、初期化に当たって、不適切なトラフィック
チャネル電力の割当により弱いフォワードリンクが起こる可能性がある。弱いフ
ォワードチャネル条件の特徴は、ワイヤレスユニットが、システムアクセス状態
にある間に、ページングチャネルを喪失させうる弱いページングチャネルの性能
である。弱いフォワードチャネル条件は、またトラフィックチャネル初期化失敗
と、チャネル割当メッセージの受信の失敗、とまた基地局肯定応答命令の受信の
失敗を招く可能性がある。
【0017】 ワイヤレスユニットが、通話を発信するかあるいは終了するように試みている
間に、通話が喪失される可能性がある。双方の場合、通話配信レートに影響を受
ける。更に、動作している進行中の通話(即ち、ワイヤレスユニットが、進行中
の通話を搬送している動作トラフィックチャネルを有している)が、アンバラン
ス条件のためにドロップしたときに、システム性能に悪影響を与える。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】 従って、リンクアンバランスを検出して、ワイヤレスユニットに検出に従って
通話を処理するように指示する方法と装置の必要性がある。
【0019】 セルラ通信システムの中のリンクアンバランスを検出して、それによって通話
を処理することができる方法と装置の必要性が存在する。
【0020】 リンクアンバランスが原因で、進行中の通話がドロップしたかどうかを決定し
て、もしそうならば適切な修正措置を取るための手段に対する必要性が存在する
【0021】 本発明は、前記のような方法と装置を提供する。本発明は、リンクアンバラン
スを検出して、フォワードおよびリバースリンクの相対的強度を決定して、決定
に従って、通話(発信され、伝送され、またドロップされた通話)を処理する。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は、デジタルセルラ通信システムにおけるフォワード及びリバースリン
クのアンバランスを検出してその結果通話を処理するための新規な方法及び装置
である。本発明は、フォワード及びリバースリンクのアンバランスを検出し、何
れのリンクがより弱いかを決定し、そしてその決定に従って通話を処理すること
によって通話配信レートを改良する。本発明は、リンクアンバランス状態に起因
して処理中の通話がドロップされるか否かを決定することによってシステム性能
を向上する。もしそうであるならば、本発明は、引き続くシステムアクセスの間
に修正アクションを行う。
【0023】 弱いリバースリンク状態において、無線装置は、フォワードリンク上で強い受
信信号強度指示(RSSI)を受信するが、アクセスチャネルを使用して通信を
行う事が出来ない。無線装置がデジタルシステムにアクセスしようとする毎に、
それは、その割当てられたアクセスプローブの全てを空にし、それによってその
アクセス処理に失敗する。反対に、弱いフォワードリンク状態は、ページングチ
ャネルの喪失となる弱いページングチャネル性能によって特徴付けられる。無線
装置は、それがページングチャネルを介して制御情報を受信できないので、通話
を開始及び受信出来ない。
【0024】 本発明の方法は、フォワード及びリバースリンクのいずれにおいて失敗が発生
したかを決定する。何れかのリンクで失敗が発生すると、本発明の方法は、その
失敗がリンクアンバランス状態に起因するか否かを決定する。リンクアンバラン
スが検出されると、本発明は、リンク失敗原因を使用してどのリンクがより弱い
かを決定する。この決定に基づいて、本発明は、通話を確立或いは再確立するた
めに修正動作を行う。より具体的には、本発明の一実施形態において、その方法
は、無線装置が所定回数選択された基地局にアクセスしようとしたか否か(即ち
、アクセスプローブの最大回数がモバイルによって送信されたか否か)を決定す
ることによって弱い逆リンク状態を検出する。もしそうであるなら、本発明の方
法は、第2のデジタルシステムへ(或いは、その第2のシステムが失敗するとア
ナログシステムへ)動作をスイッチする。一実施形態において、本発明の方法は
、ページングチャネル或いはトラフィックチャネルの何れかで失敗を検出するこ
とによって弱いフォワードリンク状態を検出する。
【0025】 ページングチャネルが失われると、本発明の方法は、トラフィックチャネル初
期化(TCI)タイムアウトが発生したか否かを決定する。もし否ならば、モバ
イルは、通常の動作に戻り、そしてリンクアンバランスが検出されない。しかし
ながら、TCIタイムアウトが発生すると、無線装置は、何がページングチャネ
ルを失わせたかを決定する。本発明の方法は、パイロット強度をテストして、無
線装置が基地局から遠過ぎることによって或いはページングチャネルへの大きな
干渉によって、ページングチャネルが失われたかを決定する。もしそうであるな
らば、本発明の方法は、無線装置に指示してアイドルハンドオフを実行させ、且
つ強いパイロットチャネルとの通信を確立させる。もし否である場合、本発明の
方法は、無線装置に「新たなシステム退出」を実行させる。
【0026】 本発明の好適な且つ他の実施形態の詳細は、添付の図面と以下の記述で述べら
れる。本発明の詳細が公知になると、多くの追加の革新と変更は、当業者にとっ
て自明になるであろう。
【0027】
【発明の実施の形態】
本説明全体で、好ましい実施形態および示されている例は、本発明に対する制
限としてよりむしろ模範と見なされるべきである。
【0028】 前述されたように、本発明により実行される1つの重要な機能とは、デジタル
セルラ通信システムにおける通話配信失敗の無数の考えられる理由の取捨選択を
行い、リンクアンバランスが失敗の原因であるかどうかを決定することである。
いったんこの決定がされたら、本発明の方法および装置は、ワイヤレスユニット
が通話を適切に処理し、それによって通話配信速度を改善するのを補助する。表
3は、いくつかのエラー状態つまり「症状」およびデジタルセルラ通信システム
における通話配信失敗に関連する考えることができる原因を示す。
【表3】
【0029】 表3に示されているように、「最大アクセスプローブ(MAP)」と呼ばれて
いる症状の複数の考えられる原因がある。この症状は、ワイヤレスユニットが基
地局に最大回数アクセスを試みると発生する。本質において、MAP症状は、ワ
イヤレスユニットが基地局に送信される最大数のプローブを使い果たすと発生す
る。前述されたように、ワイヤレスユニットは、アクセス試行、およびさらに特
定するとアクセスプローブをアクセスチャネルを使用して基地局に送信すること
によって、基地局に対するアクセスを獲得しようと試みる。各アクセスプローブ
は、アクセスチャネルプリアンブルおよびアクセスチャネルメッセージカプセル
を備える。IS−95規格に従って、ワイヤレスユニットは、ランダムアクセス
手順を使用してアクセスチャネルで送信する。
【0030】 基地局は、任意の1つのワイヤレスユニットによって任意の選択された基地局
に送信できるアクセスプローブの最大数(MAP)を制御する。基地局は、ペー
ジングチャネルを介して「アクセスパラメータメッセージ」の中で(その他の重
要なシステムパラメータに加えて)MAPパラメータを送信する。IS95規格
に従って、1つのメッセージを送信し、そのメッセージに対する肯定応答を受信
する(または受信に失敗する)プロセス全体が「アクセス試行」と呼ばれている
。それぞれのアクセス試行の中で、アクセスプローブは、アクセスプローブシー
ケンスにグループ化される。各アクセスプローブシーケンスは、すべて同じアク
セスチャネル上で伝送される指定された数のアクセスプローブを備える。各アク
セスプローブシーケンスの第1アクセスプローブは、名目開ループ電力レベルを
基準にした指定された電力レベルで伝送される。シーケンス内のそれぞれのそれ
以降のアクセスプローブが、過去のアクセスプローブより高い指定量である電力
レベルで伝送される。シーケンスごとに使用されるアクセスチャネルは、ワイヤ
レスユニットの現在のページングチャネルと関係したアクセスチャネルのすべて
の中から擬似ランダムに選ばれる。
【0031】 ([応答用の]「MAX_RSP_SEQ」または各アクセス試行と関係した
[要求用の]「MAX_REQ_SEQ」のどちらかと呼ばれている)アクセス
プローブの最大数(典型的には15)がある。したがって、1つの実施形態にお
いては、MAPパラメータは、アクセス試行ごとに許容されるアクセスプローブ
シーケンスの最大数で、アクセスプローブシーケンスごとのアクセスプローブの
数を乗算することによって求められる。例えば、IS−95に従って、シーケン
スごとのアクセスプローブの数は、「NUM_STEP」と呼ばれている変数で
求められる。アクセス試行ごとに許容されるアクセスプローブシーケンスの数は
、(応答のための)「MAX_RSP_SEQ」または(要求のための)MAX
_REQ_SEQと呼ばれている。したがって、例えば、この1つの実施形態に
おいては、NUM_STEPおよびMAX_REQ_SEQの積がMAPパラメ
ータを定める。
【0032】 しかしながら、本発明の方法および装置は、IS−95に準拠するセルラ通信
システムでの使用に限られていない。それ以外のシステムは、異なるアクセス技
術を使用してよく、異なるMAPパラメータが、本発明の方法および装置と使用
することができる。MAPパラメータをワイヤレスユニットに通信するためにど
の方法が使用されるのかに関係なく、ワイヤレスユニットはレジスタにMAPパ
ラメータを記憶する。それ以降、ワイヤレスユニットは、それが行うアクセス試
行の数を監視し、それは、最大数のアクセスプローブが試行されるたびにMAP
症状を生じさせる。
【0033】 表3に示されるように、MAP症状の少なくとも3つの考えられる原因がある
。ワイヤレスユニットは、リバースリンクが弱いために多すぎるアクセスプロー
ブを試行する可能性がある。このシナリオでは、基地局は、弱いリバースリンク
のためにプローブを受信することができないことがある。あるいは、MAP症状
は、リバースリンク干渉によって引き起こされることがある。リバースリンク干
渉は、外部ソースによって、あるいはルージュ(rouge)ワイヤレスユニッ
トによって引き起こされることがある。どちらのケースでも、リバースリンクの
干渉は、基地局がアクセスチャネルでメッセージを受信するのを妨げることがで
きる。リバースリンクの干渉は、ワイヤレスユニットが最終的にはチャネルへの
アクセスを獲得する上で成功すると仮定して、基地局がリバーストラフィックチ
ャネルでメッセージを受信するのも妨げる。
【0034】 ワイヤレスユニットがページングチャネル上で基地局肯定応答命令を受信でき
ないだろう少なくとも2つの理由がある。パイロットチャネル電力が一定の閾値
Th1未満であり、ワイヤレスユニットがページングチャネル基地局肯定応答命
令を受信できなかった場合、それはおそらく弱いフォワードリンクのためだろう
。1つの実施形態においては、Th1はセルラシステムで−100dBmであり
、PCSシステムで−103dBmである。対照的に、パイロットチャネル電力
がTh1より大きく(つまり、セルラシステムにおいては−100dBmより大
きいか、あるいはPCSシステムにおいては−103dBmより大きく)、ワイ
ヤレスユニットがページングチャネル基地局肯定応答命令を受信できなかった場
合、それはフォワードリンクでのフェージングまたは干渉のためだろう。さらに
、フォワードリンクチャネルフェージング特徴とリバースリンクチャネルフェー
ジング特徴の両方ともにより、ワイヤレスユニットが、ページングチャネル上で
チャネル割当メッセージを受信できないことがある。最終的には、表3に示され
ているように、不十分なトラフィックチャネル利得、フォワードチャネルリンク
フェージング問題、および競合するパイロットチャネルからの干渉により、ワイ
ヤレスユニットがフォワードトラフィックチャネルを初期化するのを妨げられる
ことがある。
【0035】 弱いリバースリンク環境での通話の検出および処理 ワイヤレスユニットが、それが相対的に強い受信信号強度表示(RSSI)を
有するが、ユーザがデジタルシステムを使用して通話を開始できないだろうこと
を表示するシステム状態が存在する。本発明の目的のため、RSSIは、ワイヤ
レスユニットによって測定されるような受信パイロットチャネル電力として定め
られる。デジタルセルラシステムは、最大20dBものフォワードおよびリバー
スリンク経路喪失アンバランスを有する領域に配備されている。これらの状況下
では、ワイヤレスユニットは電話通話を発呼したり、受信することはできない。
ワイヤレスユニットがこれらの状況下でデジタルシステムにアクセスしようとす
るたびに、それはその割当てられているアクセスプローブのすべてを使い果たし
、それはそれによってアクセスプロセスを失敗する。弱いリバースリンクの理由
のいくつかは、過剰な経路喪失、リバースリンクでの外部干渉、および不適切な
システム構成(つまり、システムが移動局に不十分なまたは不正確なアクセスパ
ラメータを割当てる)を含む。それ以外の原因は、過剰なマルチパス問題(つま
り、基地局がリバースリンクを取得するのが難しい)および過剰な負荷状態を含
む。
【0036】 本発明は、失敗がリンクアンバランスのためであるかどうかを決定するために
、通話配信失敗およびドロップされた通話の失敗の多くの考えられる原因を見直
す。通話配信またはドロップされた通話の失敗がリンクアンバランスのためであ
る場合、本発明は、ワイヤレスユニットが、通話を処理するために補正処置を講
じるのを補助する。本発明の方法は、通話配信またはドロップされた通話の失敗
が発生すると必ず呼び出される。図1に示されている本発明の方法は、通話配信
またはドロップされた通話の失敗がリバースリンクでの問題のために発生すると
必ず呼び出される。図2に(および図3にも)示されている本発明の方法は、通
話配信またはドロップされた通話の失敗がフォワードリンクでの問題のために発
生すると必ず呼び出される。
【0037】 図1に示されるように、本発明の1つの実施形態は、弱いリバースリンク状態
を検出するために、「最大アクセスプローブ」(つまり「MAP」)状態または
症状を使用する。この実施形態においては、ワイヤレスユニットが通話試行、ペ
ージ応答試行、または登録試行中にMAP状態を検出すると、それはリバース失
敗状態を宣言し、代替デジタルチャネルの使用を試みる。
【0038】 ここでは、図1を参照すると、本発明は、リバースリンクの失敗のために通話
配信が失敗する(あるいは進行中の通話がドロップされる)と必ず工程102に
入る。図1に示されている方法が呼び出されると、ワイヤレスユニットは、リバ
ースリンク失敗が発生したことを検出するが、失敗がリンクアンバランスのため
であるのか、それともそれ以外の何らかの理由のためであるのかは知らない。図
1に示されている本発明の方法は、通話配信失敗が、弱いリバースリンクによっ
て引き起こされる「最大アクセスプローブ」状態のためであるかどうかを決定す
る。決定工程104で、本発明の方法は、「最大アクセスプローブ」状態が存在
するかどうかを決定する。表3に関して前述されたように、ワイヤレスユニット
は、基地局からそれを受信した後(あるいはワイヤレスユニットが、基地局によ
って送信されるアクセスプローブ情報に基づいてMAP値を計算した後に)レジ
スタにMAPパラメータを記憶する。ワイヤレスユニットは、それが行うアクセ
ス試行の数を比較し、アクセスプローブの最大数が試行されるとつねにMAP状
態を生じさせる。
【0039】 本発明の方法に従って、ワイヤレスユニットが、発信、ページまたは登録試行
開始時に最大アクセスプローブ状態を検出すると、それはリバースリンクの失敗
を宣言し、代わりの、つまり「二次」デジタルシステムに進む。例えば、図1に
示されるように、MAP決定工程104の結果が正(つまり、「yes」経路)
の場合、方法は工程106に進む。工程106でワイヤレスユニットは一次シス
テムに関係した「二次」システムにアクセスを試行する。図1の決定工程108
では、ワイヤレスユニットは、それが二次デジタルシステムを無事に獲得したか
どうかを決定する。獲得した場合には、方法は、二次システムで通信を確立する
ために工程110に進む。獲得しなかった場合、方法は工程112に進み、アナ
ログシステムで通信を確立する。
【0040】 本発明の方法は、PCSシステムで使用されるときにはわずかに異なって動作
する。代わりに、各PCSワイヤレスユニットがチャネル、つまり任意の指定さ
れたときにワイヤレスユニットが使用できるチャネルのリストを含む「走査」リ
ストでプログラムされている。さらに特定すると、起動後、各PCSワイヤレス
ユニットは、好ましいローミングつまりワイヤレスユニットをシステム選択およ
びシステム獲得中に補助する情報を含む「走査」リストを記憶する。走査リスト
は、特に、ローミング中のワイヤレスユニットに有効である。移動局に好ましい
走査リストを与えるには、異なる手段が使用できる。例えば、走査リストは、移
動局のキーパッドを使用して入力できる。代わりに、リストは、サービスプログ
ラミング局または無線によるサービス提供(OTASP)手段を使用して入力す
ることができる。どのようにして入手されるにしても、走査リストはいったん受
信されると、それは、ワイヤレスユニットの電源がオフにされるとワイヤレスユ
ニットによって保持される。走査リストは、好ましくは、チャネル(システム)
のセット、およびワイヤレスユニットが、サービスを検索するときにチャネルを
走査する順序を指定する走査順序を含む。
【0041】 修正されたCDMAシステムは、単に一次デジタルシステムおよび二次デジタ
ルシステム以上を有するため、PCS走査リストに類似する走査リストを使用す
る。本発明の方法は、PCSと改良されたCDMAシステムの両方で同様に使用
される。本発明の方法がPCSまたは改良されたCDMAシステムで使用される
と、工程106で、二次システムにアクセスする代わりに、ワイヤレスユニット
はその走査リスト上で第1チャネルにアクセスを試行する。このアクセス試行が
失敗すると、ワイヤレスユニットは、それが無事にチャネルを取得するか、それ
が走査リストを使いきるまで走査リスト内の各チャネルへのアクセスを試行する
ものとする。決定工程108で、ワイヤレスユニットは、それが走査リスト上で
無事にチャネルを捕捉したかどうかを決定する。捕捉した場合には、方法は工程
110に進む。捕捉しなかった場合には、方法は工程112に進む。工程112
では、本発明が、移動局に、デジタルシステムでのアクセス試行を終結し、移動
局のカバレージエリアに関係したアナログシステムでのアクセス試行を開始する
ように指示する。
【0042】 二次システム(またはPCSワイヤレスユニットのチャネルリスト中のチャネ
ルの1つ)が無事に獲得された場合、方法は決定工程108で終了し、工程11
0で二次システム(または次のPCSチャネル)で伝送をリトライする。したが
って、本発明の方法は、この状況では工程110で終結する。
【0043】 決定工程104に戻ると、MAP条件が満たされない場合、本発明の方法は工
程114に進む。図1に示されているように、アクセスプローブの最大数が送信
されなかった場合、リバースリンクは弱いリバースリンク状態以外のなんらかの
理由のために(つまり、リンクアンバランス以外のなんらかの理由のために)失
敗した。この場合、ワイヤレスユニットは一次システムでもう一度アクセス試行
を試みる。しかしながら、IS−95規格に従って、さらなる通信試行を開始す
るために、ワイヤレスユニットは最良のページングチャネルを復調していなけれ
ばならない。このため、図1に示されるように、ワイヤレスユニットは、工程1
16で一次システムでの伝送をリトライする前に、「アイドル」状態114に入
る。通信チャネルと基地局の両方にとって、工程116での一次システムでの「
リトライ」は、あたかもそれがワイヤレスユニットのユーザインタフェースを介
してユーザによって開始されたかのように見える。しかしながら、工程116で
のリトライの試行はユーザにとって透過的である。
【0044】 本発明に従って、方法は、リトライの試行が決定工程118で成功したかどう
かを確かめるためにチェックする。一次システムでのリトライの試行が成功した
場合、方法は、決定工程118で終了し、工程120で一次システム上にとどま
る。しかしながら、一次システム上でのリトライの試行が不成功であった場合、
方法は、工程106で二次システム(またはPCSシステムでの走査リストから
の代替チャネル)にアクセスしようとする。方法は、前述されたように工程10
6から進む。
【0045】 要約すると、通話配信試行がリバースリンク失敗のために失敗すると、本発明
はリバースリンクの失敗を宣言し、動作を代替デジタルシステムに切り替える。
代替デジタルシステムは、CDMAシステムでの二次システムおよびPCSシス
テムでの移動局の走査リスト上の代替チャネルを備える。移動局が代替デジタル
チャネルを捕捉できない場合、それは、アナログシステムに動作を切り替える。
本発明の方法は、最大アクセスプローブ状態を使用して、リンク上にアンバラン
スが存在するかどうか、さらに特定すると、リバースリンクがフォワードリンク
より弱いかどうかを検出する。
【0046】 サービスプロバイダが「タイマーをベースにした登録」を実現する場合、およ
び実現するとき、ワイヤレスユニットがはるかにすぐにより弱いリバースリンク
状態を検出し、それによって必要とされる以上にデジタルシステム上にとどまる
可能性を最小限に抑えることができるだろうことが注意される必要がある。タイ
マーをベースにした登録システムは、ワイヤレスユニットが固定された所定の間
隔で登録することを必要とする。例えば、ワイヤレスユニットが電源投入中に登
録する電源投入」登録に比較される。本発明に従って、電源投入中、ワイヤレス
ユニットは、PCS周波数ブロック、異なるバンドクラス、あるいは代替動作モ
ードの使用から切り替わる。
【0047】 弱いフォワードリンク環境での通話の検出および処理 弱いフォワードリンクにより、不十分なページングチャネルの性能が生じ、移
動局がシステムアクセス状態に入るとページングチャネルが喪失される。その結
果、ワイヤレスユニットはチャネル割当メッセージを受信できず、基地局肯定応
答命令を受信できず、トラフィックチャネルを初期化できない。表3に関して前
述されたように、弱いフォワードリンク状態の原因のいくつかは、過剰な経路喪
失、その他のセルから(隣接リスト上に記載される基地局から、および隣接リス
ト上に記載されていない基地局から)の干渉、干渉の外部ソース、および初期化
時の不十分なトラフィックチャネル電力割当を含む。図2および図3に図示され
ている方法は、フォワードリンク失敗が弱いフォワードリンクのためであるのか
どうかを検出し、通話を適切に処理する。1つの実施形態においては、方法は、
検出機構としての「終了コード」状態を使用する。
【0048】 「終了コード」状態は、ワイヤレスユニットが、それが通信しようとしている
システムを終了するたびに発生する。例えば、IS−95をベースにしたシステ
ムでは、「終了コード」状態は、ワイヤレスユニットが「システム終了」機能を
実行するときに発生する。IS−95に従って、ワイヤレスユニットが何らかの
理由でページングチャネルを喪失すると、ワイヤレスユニットはシステム初期化
状態に進む。このプロセスは、一般的に、「システム終了」と呼ばれている。シ
ステム終了機能を実行する原因は、ページングチャネルを喪失する時のワイヤレ
スユニットの状態を変え、またそれに依存している。例えば、ワイヤレスユニッ
トが「アイドル」しており、第1の事前定義された時間期間(例えば、3秒)の
間良好なページングチャネルメッセージを受信しない場合、ワイヤレスユニット
は「アイドル状態にあるシステム喪失」の「終了コード」状態でシステムを終了
する。ワイヤレスユニットは、システム初期化状態に進む。代わりに、ワイヤレ
スユニットがシステムアクセス状態にあり、それが第2の事前定義された時間期
間(例えば1秒)良好なページングチャネルメッセージを受信しない場合、ワイ
ヤレスユニットは「システムアクセス状態でのページングチャネルの喪失」の「
終了コード」状態でシステムを終了する。ワイヤレスユニットは、再びシステム
初期化状態に進む。
【0049】 ここでは図2を参照すると、本発明は、通話配信がフォワードリンクでの失敗
のために失敗すると必ず工程130に入る。図2に示されている方法が呼び出さ
れるとき、ワイヤレスユニットは、フォワードリンク失敗が発生したと判断した
が、それは失敗がリンクアンバランスのためなのか、それともそれ以外の何らか
の原因のためなのかをまだ決定しなければならない。図2に示されるように、本
発明の方法は、最初に、通話配信失敗が失われたページングチャネルのためであ
るかどうかを決定するために決定工程132に入る。通話配信失敗が失われたペ
ージングチャネルのためではない(つまり、工程132からの「no」の終了経
路)場合、方法は決定工程132を去り、工程134に進む。工程134および
その連続工程は、図3に関してこれ以降さらに詳細に説明される。通話配信失敗
が失われたページングチャネルのためである(つまり、工程132からの「ye
s」の終了経路)場合、方法は決定工程132を去り、決定工程136に進む。
【0050】 フォワードリンクは、弱いページングチャネル電力または弱いパイロットチャ
ネル電力のために失敗した可能性がある。ページングチャネル電力は、基地局で
の不正確な利得設定のために弱い場合がある。そうである場合、ワイヤレスユニ
ットが、影響を受けた基地局との通信を確立するために行うことのできることは
ほとんどない。したがって、本発明の方法は、それが(決定工程132で)ワイ
ヤレスユニットがページングチャネルを失ったと判断した場合、工程136で受
信されたパイロット信号対雑音比を測定する。さらに特定すると、工程136で
、ワイヤレスユニットは、総体的な受信エネルギーに対する受信されたパイロッ
トエネルギーの比を試験する。この比は、IS−95規格の中では「パイロット
強度」と呼ばれている。IS−95規格に定められるように、パイロット強度は
、1つの擬似ランダム雑音(PN)チップ期間(E)で蓄積されたパイロット
エネルギーと、受信されたバンド幅(I)の総電力スペクトル密度に対する(
dB単位の)比である。
【0051】 1つの実施形態においては、方法は、パイロット強度が事前に定義された閾値
(Th2)未満であるかどうかを決定する。図2に示されているように、決定工
程136では、本発明の方法は、パイロット強度がTh2未満であるかどうかを
決定する。1つの実施形態において、Th2は−13dBに等しい。これは、フ
ィールド実験に基づいて経験的に求められる典型的な値である。それ以外の閾値
は、特定のシステム環境に応じて使用できる。パイロット強度がTh2未満では
ない(つまり、パイロット強度が十分に高い)場合、方法は工程148に進み、
アイドルハンドオフを実行し、さらに詳細に後述されるように隣接基地局との通
信をリトライする。しかしながら、パイロット強度がTh2未満である場合には
、それは不十分であり、方法は決定工程138に進む。
【0052】 パイロットチャネル上の受信電力が不十分である(つまり、E/IがTh
2未満である)場合、方法は、ワイヤレスユニットが別の強いパイロットチャネ
ルを使用できるかどうかを決定するために決定工程138に進む。別の強いパイ
ロットが使用できる場合、方法は決定工程146に進む。しかしながら、別の強
いパイロットチャネルが使用できない場合、方法は理由を突き止めるために工程
140に進む。2つの可能性だけがある。つまり、(1)ワイヤレスユニットが
基地局から遠く離れすぎているか、あるいは(2)相当な干渉がパイロットチャ
ネル上に存在する(つまり、他のワイヤレスユニットがパイロットチャネルを求
めて競合している可能性がある)のどちらかである。決定工程140で、本方法
は、移動局のRSSIを所定の閾値に比較する。移動局のRSSIが閾値未満で
ある場合、パイロットエネルギーは、ワイヤレスユニットが基地局から遠く離れ
すぎているために低い。この場合、移動局は二次システムでのアクセスを試行す
る。しかしながら、移動局のRSSIが閾値より大きい場合、パイロットの信号
対雑音比は、パイロットチャネル干渉のために低い。この場合、移動局はアイド
ル状態に入る。
【0053】 さらに特定すると、および再び図2を参照すると、決定工程138で、方法は
、この移動局のRSSIが所定閾値Th1以下であるかどうかを決定する。典型
的なリンクバジェットパラメータに基づき、TH1の値は、好ましくはデジタル
セルラシステムの場合−100dBmであり、PCSシステムの場合−103d
Bmである。しかしながら、この値は変化し、カバレージリンクバジェットに依
存している。リンクバジェットは、低雑音増幅器(LNA)の閾値信号電力およ
び受信機雑音数字(figure)などの複数のシステムパラメータに依存して
いる。RSSIがTh未満である(つまり、移動局が基地局から遠く離れすぎて
いる)場合、方法は工程142に進む。工程142では、ワイヤレスユニットが
、(CDMAシステム内で動作しているとき)二次デジタルシステムでアクセス
を試行する。図1に関して前述されたように、PCSおよび米国外のいくつかの
システムは、移動局の走査リスト内の各チャネルで、そのリストが使い切られる
までアクセスを試行する。ワイヤレスユニットがシステムを獲得しない場合、そ
れは、アナログシステムが使用できる場合、アナログシステムを使用してアナロ
グ通信を開始する。したがって、工程142で試行が失敗すると、ワイヤレスユ
ニットはアナログ動作モードに切り替わる。移動局のRSSIが決定工程140
でTh1より大きい(つまり、パイロットチャネルエネルギーが干渉のために低
い)場合、本方法は、ワイヤレスユニットがアイドル状態に入る工程144に進
む。
【0054】 前述されたように、方法は、強いパイロットが決定工程138で使用できるか
どうかを決定する。別の対パイロットが使用できる場合、移動局は、パイロット
チャネルが、ワイヤレスユニットの「隣接リスト」上で検出される基地局に属し
ているかどうか決定する。各基地局は、好ましくは、各ワイヤレスユニットに「
隣接リスト」と呼ばれている隣接基地局のリストを送信する。隣接リストを使用
するシステムの1つの例は、IS−95規格に従って設計されたCDMAセルラ
通信システムである。PCSシステムでは、隣接リストは、隣接リストメッセー
ジおよび拡張された隣接リストメッセージによって提供される。
【0055】 ワイヤレスユニットは、「隣接」基地局へ、つまり移動局の隣接リストに載っ
ている基地局へアイドルハンドオフを実行することが許されている。基地局が移
動局の隣接リストに記載されている場合、ワイヤレスユニットは「アイドルハン
ドオフ」を開始し、新規パイロットチャネルでアクセスを試行する。記載されて
いない場合、移動局は「新規システム終了」を実行し、アイドル状態に入る。さ
らに特定すると、および再び図2を参照すると、方法は、決定工程46で強いパ
イロットが隣接であるかどうか決定する。パイロットが隣接である場合、方法は
、ワイヤレスユニットが「アイドルハンドオフ」を実行し、新規パイロットチャ
ネルで伝送をリトライする工程148に進む。CDMAシステムには2種類のハ
ンドオフがある。ワイヤレスユニットが、トラフィックチャネルを使用してすで
に通信中であるとき、それは2つの異なる基地局間で切り替えるために「ソフト
」ハンドオフを実行することができる。ソフトハンドオフは、ワイヤレスユニッ
トが第1セルと第2セルと同時に通信中であるときに発生し、ワイヤレスユニッ
トは、それが第1セルのカバレージエリアから移動するときに第2セルに通信を
切り替える。対照的に、アイドルハンドオフはワイヤレスユニットがトラフィッ
クチャネルに内時に生じる。アイドルハンドオフは、工程148でのように、2
つのパイロットチャネル間で切り替えるときに発生する。パイロットが隣接では
ない場合、方法は工程150に進み「新規システム終了」を実行する。この点で
ワイヤレスユニットはアイドル状態に入り、デジタルシステムで伝送をリトライ
しない。
【0056】 ここでは図3を参照すると、方法は、フォワードリンク失敗に遭遇し、ページ
ングチャネルが失われていない場合に工程134に進む。ページングチャネルの
喪失がない場合、本方法は、決定工程160でトラフィックチャネル初期化(T
CI)タイムアウトの発生がないかチェックする。IS−95規格に従って、T
CIタイムアウトは、ワイヤレスユニットが指定された時間の間隔内にトラフィ
ックチャネルを初期化できないときに必ず発生する。TCI値タイムアウトが発
生した場合、本発明の方法は、図2に関して前述されたように(つまり、パイロ
ット強度およびRSSIを試験することによって)リンクアンバランスがないか
試験する。しかしながら、TCIがタイムアウトしなかた場合は、フォワードリ
ンクおよびリバースリンクにはアンバランスはない。フォワードリンクは失敗し
たが、失敗はリンクアンバランスの問題のためではなかった。したがって、TC
Iタイムアウトが発生しなかった場合、本発明の方法は、ワイヤレスユニットを
工程162で「正常」動作に戻す。
【0057】 さらに特定すると、および再び図3を参照すると、本発明の方法は、TCIタ
イムアウト状態が決定工程160で存在するかどうか決定する。TCIタイムア
ウトが発生しなかった場合、方法は、ワイヤレスユニットが正常動作を再開する
工程162に進む。しかしながら、TCIタイムアウトが実際に発生した場合、
方法は、パイロット強度が試験される決定工程164に進む。図3に示されてい
る残りの工程は、図2に関して前述されたものに同一に実行する。特に、工程1
64は、工程136と同じ機能を実行する。同様に、図3の工程166、168
、170、172、174および176は、図2の工程138、140、142
、146、148、および150と同じ機能を実行する。唯一の例外は、アイド
ル状態(例えば、図2の工程144)に入る代わりに、RSSIが決定工程16
8でTh1より大きいとき、ワイヤレスユニットが工程162で正常動作に戻る
という点である。この例外以外、図3の残りの工程は、図2に関して前述された
ように機能する。
【0058】 このようにして、要約すると、図2および図3に示されている方法は、ワイヤ
レスユニットがフォワードリンク失敗に遭遇すると必ず呼び出される。図2に示
されているように、方法は、最初に、ワイヤレスユニットがページングチャネル
を喪失したどうか決定する。喪失していなかった場合、方法は、TCIタイムア
ウトが発生したかどうかを決定するために、工程160(図3)に進む。TCI
タイムアウトが発生し(ページングチャネルが喪失されなかった)場合、フォワ
ードリンク失敗は、リンクアンバランスのためではない。その結果、方法は、ワ
イヤレスユニットが正常動作を再開する工程162に進む。しかしながら、ペー
ジングチャネルが(決定工程132で決定されたように)喪失されていた場合、
あるいはTCIが(決定工程160で決定されたように)タイムアウトした場合
、方法は、前記にさらに詳細に説明されたようにエラー状態の原因を決定するた
めに進む。
【0059】 図1〜3に示されるように、本発明の方法は、リンクアンバランス状態が存在
すると判断するとき、(図1に示されるように二次システムを介して、または図
2および図3に示されるようにアイドルハンドオフを介してのどちらかで)動作
を別の使用可能なチャネルに切り替える。二次システムまたは異なるチャネルに
動作を切り替えることは論理的に見えるが、IS−95規格が、通常、問題がチ
ャネル上で検出されると、ワイヤレスユニットが他のチャネルに切り替わるのを
禁止することを注意する必要がある。むしろIS−95規格は、ワイヤレスユニ
ットが、ワイヤレスユニットが使用可能な最良のCDMAチャネルを選択するシ
ステム初期化状態に入ることを要求する。したがって、IS−95規格に準拠し
ているワイヤレスユニットが、それが第1チャネルで問題に遭遇すると他のチャ
ネルに動作を切り替えることは非常に異常である。IS−95規格に従って、ワ
イヤレスユニットは、通常、それがシステムによってそうするように指示される
ときに別のチャネルに切り替わることが許可されるだけである。しかしながら、
IS−95は、フォワードリンクおよびリバースリンクでのアンバランスによっ
て引き起こされる通話配信失敗を処理するための機構を提供していない。本発明
の方法は、ワイヤレスユニットが、リンクアンバランス状態の検出と、アンバラ
ンス状態が存在する場合に他のチャネルへの切り替えの両方を行うことを可能に
する。チャネル切り替えは、好ましくは、IS−95と矛盾しない方法で実行さ
れる。したがって、本発明は、IS−95規格に準拠するリンクアンバランスに
より引き起こされる通話配信失敗を処理するための機構を提供する。
【0060】 本発明の方法は、好ましくは、マイクロプロセッサまたはワイヤレスユニット
内のその他のデータ処理装置で実行する。代わりに、方法は、状態機械、現在の
状態−次の状態離散論理、またはフィールドプログラム可能ゲートアレイ装置な
どの任意の便利な、または所望のシーケンス装置を使用して実現することができ
る。
【0061】 要約すると、本発明は、フォワードリンクのアンバランスが存在するのか、あ
るいはリバースリンクのアンバランスが存在するのかを決定するための手段、お
よび決定に基づき通話を処理するための手段を含む。本発明は、有利なことに、
干渉を削減し、システム容量を改善し、デジタルセルラ通信システムにおける通
話配信レートを向上させる。リンクアンバランスを有するワイヤレスユニットに
よって行われるアクセス試行の量を削減することにより、本発明は、すでにシス
テム上で通信している他のユーザに対する干渉を削減する。その結果、本発明は
通話容量を改善する。本発明は、特に、CDMAセルラシステムなどの広帯域ワ
イヤレスデジタル通信システムで有効であるが、それはCDMA PCSおよび
その他のデジタルセルラ通信システムでも有用性がある。前述されたハンドシェ
ークプロトコルは、CDMAシステムとPCSシステムノ両方で同一であり、周
知のIS−95規格でさらに完全に説明されている。CDMAセルラシステムと
CDMA PCSシステムの間の唯一の重大な相違点は、通信に使用される周波
数バンドである。
【0062】 図4は、典型的なワイヤレスユニット400の簡略化されたブロック図である
。ワイヤレスユニット400は、デジタルモデム402、メモリ404、周辺装
置406、コーデック408、RF(無線周波数)およびIF(中間周波数)サ
ブシステム410、アナログベースバンドプロセッサ412、スピーカ414、
およびマイクロフォン416を含む。デジタルモデム402はRF&IFサブシ
ステム410、アナログベースバンドプロセッサ412、メモリ404および(
キーボード、キーパッド、液晶ダイオードディスプレイ、リンガー、マイクロフ
ォン416およびスピーカ414を含む)周辺装置を制御する。デジタルモデム
は、CDMAセルラ規格およびAMPSセルラ規格の両方用の完全なデジタル変
調システムおよび復調システムも備える。
【0063】 ワイヤレスユニット400ソフトウェアは、機能性の大部分を制御し、ワイヤ
レスユニットの機能を起動する。リンクアンバランスアルゴリズムは、メモリ4
04の中に記憶されている複数のルーチンの内の1つである。ソフトウェアは、
デジタルモデム402の中に埋め込まれているマイクロプロセッサによって実行
される。
【0064】 本発明の多くの実施形態が説明されてきた。それにも関わらず、多様な修正が
、本発明の精神および範囲から逸脱することなく加えられてよいことが理解され
るだろう。例えば、本発明は、リンクアンバランス検出機構として(それらが使
用可能になる場合、および使用可能になるときに)多岐に渡るシステムパラメー
タを使用してよい。前述されたように、1つの実施形態のいては、本発明は、弱
いリバースリンクアンバランスを検出するために「最大アクセスプローブ」を使
用する。説明された実施形態においては、本発明は、弱いフォワードリンクアン
バランスを検出するために、「終了コード」パラメータ(ページングチャネルの
喪失またはTCIタイムアウト)を使用する。しかしながら、本発明はこのよう
に限られていない。リンクアンバランスを確実に検出するそれ以外のシステムパ
ラメータまたは手段が、本発明とともに使用できる。また、通信事業者は、要す
れば、リンクアンバランスに関連する悪影響に対処するために、本発明のリンク
アンバランス検出方法および装置を使用することができる。リンク失敗の場合に
使用可能なバックアップシステムを有する非常に堅牢なシステムを有する事業者
もいる。有さないその他の事業者もいる。したがって、本発明は、通信事業者に
よって要すれば活用されてよい1つの解決策である。その結果、本発明が特定の
示された実施形態によって制限されるものではなく、添付クレームの範囲によっ
てのみ制限されることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、リバースリンク失敗が弱いリバースリンクのためであるのかどうかを
判断するための本発明の方法を示すフロー図である。
【図2】 図2は、フォワードリンク失敗がページングチャネルの喪失を生じさせる弱い
フォワードリンクのためであるかどうかを判断するための本発明の方法を示すフ
ロー図である。
【図3】 図3は、フォワードリンク失敗が、TCIタイムアウトを生じさせる弱いフォ
ワードリンクのためであるかどうかを判断するための本発明の方法を示すフロー
図である。
【図4】 図4は、典型的なワイヤレスユニットの簡略化されたブロック図である。 多様な図面中の類似する参照番号および名称は、類似する要素を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 5K022 EE02 EE11 5K067 AA11 BB02 CC04 CC10 DD46 EE02 EE10 JJ37 【要約の続き】 ページングチャネルを喪失しなくて、TCIタイムアウ トが生じた場合、この方法は、フォワードリンク失敗に 対する原因を決定する。このシナリオには2つの可能性 のある原因がある。すなわち、ワイヤレスユニットが基 地局からかなりの距離、あるいは(2)ページングチャ ネルはかなりの混信を欠点として持つ。この方法は、原 因を決定し、ワイヤレスユニットに指示し、隣接基地局 のアイドルハンドオフを実行しあるいはデジタルシステ ムを出るかのいずれか行う。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワイヤレスユニットおよび複数の基地局を具備するデ
    ジタルセルラ通信システムでのリンクアンバランスを検出する方法であって、前
    記基地局から前記ワイヤレスユニットへの伝送がフォワード無線通信リンクを使
    用して行われ、かつ前記ワイヤレスユニットから前記基地局への伝送がリバース
    無線通信リンクを使用して行われ、かつ各フォワードリンクが、ページングチャ
    ネルおよびパイロット強度を有するパイロットチャネルを含む方法において、 a)ワイヤレスユニットと第1の基地局との間の第1の無線通信リンクでリン
    ク失敗を検出する工程と、 b)前記リンク失敗が、前記第1の無線通信リンクでのリンクアンバランスに
    よるか否かを決定する工程と、 c)前記リンクアンバランスが存在する場合は前記ワイヤレスユニットを指示
    し、第2の無線通信リンクを使用して通信を開始する工程と、 を具備することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記検出工程(a)が、前記第1の無線通信リンクでの失敗
    がリバースリンク失敗あるいはフォワードリンク失敗を具備するか否かを決定す
    る工程を含むことを特徴とする請求項1のリンクアンバランス検出方法。
  3. 【請求項3】 前記リバースリンク失敗が弱いリバースリンクによるか否か
    を決定する工程をさらに具備することを特徴とする請求項2のリンクアンバラン
    ス検出方法。
  4. 【請求項4】 前記フォワードリンク失敗が弱いフォワードリンクによるか
    否かを決定する工程をさらに具備することを特徴とする請求項2のリンクアンバ
    ランス検出方法。
  5. 【請求項5】 前記デジタルセルラ通信システムがCDMAシステムを具備
    することを特徴とする請求項1のリンクアンバランス検出方法。
  6. 【請求項6】 前記デジタルセルラ通信システムがPCSシステムを具備す
    ることを特徴とする請求項1のリンクアンバランス検出方法。
  7. 【請求項7】 前記リバースリンクが弱いリバースリンクにより失敗したか
    否かを決定する前記工程が、最大のアクセスプローブ数が前記ワイヤレスユニッ
    トによって前記第1の基地局に伝送されたか否かを決定する工程を含むことを特
    徴とする請求項3のリンクアンバランス検出方法。
  8. 【請求項8】 前記最大のアクセスプローブ数に対する値が、前記第1の基
    地局に関係したページングチャネルを介して前記第1の基地局によって前記ワイ
    ヤレスユニットに送信されるアクセスパラメータメッセージで伝送されることを
    特徴とする請求項7のリンクアンバランス検出方法。
  9. 【請求項9】 a)前記最大のアクセスプローブ数が前記ワイヤレスユニッ
    トによって前記第1の基地局に伝送されている場合は前記ワイヤレスユニットを
    指示し、前記第1の基地局の2次システムで通信を開始する工程と、 b)前記最大のアクセスプローブ数が前記ワイヤレスユニットによって前記第
    1の基地局に伝送されていない場合は前記ワイヤレスユニットを指示し、アイド
    ル状態にし、次に前記第1の基地局の1次システムとの通信を再開始する工程と
    、 をさらに具備することを特徴とする請求項8のリンクアンバランス検出方法。
  10. 【請求項10】 a)前記ワイヤレスユニットが、前記1次システムとの通
    信の再開始が成功したか否かを決定し、前記通信が成功した場合は前記1次シス
    テムにとどまり、成功しなかった場合は工程(b)に進む工程と、 b)ワイヤレスユニットを指示し、2次システムで通信を開始する工程と、 c)前記ワイヤレスユニットが前記2次システムを獲得するのに成功したか否
    かを決定し、前記2次システムが獲得されなかった場合は前記ワイヤレスユニッ
    トを指示し、アナログ通信システムで通信を開始する工程と、 をさらに具備することを特徴とする請求項9のリンクアンバランス検出方法。
  11. 【請求項11】 前記フォワードリンクが弱いフォワードリンクにより失敗
    したか否かを決定する工程が、 a)前記第1の基地局によって伝送された前記ページングチャネルが喪失され
    た否かを決定し、前記ページングチャネルが喪失されなかった場合は工程(b)
    に進み、喪失された場合は工程(c)に進む工程と、 b)前記ワイヤレスユニットがトラフィックチャネル初期化(TCI)タイム
    アウトを発生したか否かを決定し、TCIタイムアウトが発生されなかった場合
    は前記ワイヤレスユニットを指示し、正常動作に戻り、発生された場合は工程(
    c)に進む工程と、 c)前記ワイヤレスユニットによって前記第1の基地局から受信された前記パ
    イロット強度を測定し、前記パイロット強度が十分である場合は工程(i)に進
    み、前記パイロット強度が不十分である場合は工程(d)に進む工程と、 d)前記ワイヤレスユニットが、十分強い第2のパイロットチャネルを第2の
    基地局から受信されたか否かを決定し、十分強い第2のパイロットチャネルが受
    信された場合は工程(g)に進み、さもないと工程(e)に進む工程と、 e)前記ワイヤレスユニットによって受信されたRSSIが所定の閾値よりも
    小さいか否かを決定する工程と、 f)RSSIが前記閾値よりも大きい場合は前記ワイヤレスユニットを指示し
    、アイドル動作モードに入れ、さもないと前記ワイヤレスユニットを指示し、2
    次システムで通信を開始する工程と、 g)前記第2の基地局が前記ワイヤレスユニットの隣接基地局であるか否かを
    決定する工程と、 h)前記第2の基地局が前記ワイヤレスユニットの隣接基地局でない場合は前
    記ワイヤレスユニットを指示し、前記デジタル通信システムを出る工程と、 i)前記第2の基地局が前記ワイヤレスユニットの隣接基地局である場合は前
    記ワイヤレスユニットを指示し、アイドルハンドオフを実行し、かつ第2の無線
    通信リンクで前記第2の基地局との通信を開始する工程とを含むことを特徴とす
    る請求項4のリンクアンバランス検出方法。
  12. 【請求項12】 前記パイロット強度が、前記ワイヤレスユニットによって
    受信され、かつ1つの擬似ランダム雑音(PN)チップ期間(E)にわたって
    累積されたパイロットエネルギー対受信バンド幅(I)の全電力スペクトル密
    度の比(単位がdB)をとることによって測定されることを特徴とする請求項1
    1のリンクアンバランス検出方法。
  13. 【請求項13】 E/Iが−13dBよりも小さい場合は前記パイロッ
    ト強度が不十分であることを特徴とする請求項12のリンクアンバランス検出方
    法。
  14. 【請求項14】 E/Iが−13dBよりも大きいかあるいは等しい場
    合は前記パイロット強度が十分であることを特徴とする請求項12のリンクアン
    バランス検出方法。
  15. 【請求項15】 前記所定の閾値が、CDMAシステムで−100dBmで
    あり、かつ前記所定の閾値が、PCSシステムで−103dBmであることを特
    徴とする請求項11のリンクアンバランス検出方法。
  16. 【請求項16】 前記所定の閾値が、前記ワイヤレスユニットと前記第1の
    基地局との間の前記通信リンクに関係するリンクバジェットに依存することを特
    徴とする請求項11のリンクアンバランス検出方法。
  17. 【請求項17】 複数のワイヤレスユニットおよび複数の基地局を含むデジ
    タルセルラ通信システムのリンクアンバランスを検出するリンクアンバランス検
    出機構であって、前記基地局から前記ワイヤレスユニットへの伝送がフォワード
    無線通信リンクを使用して行われ、かつ前記ワイヤレスユニットから前記基地局
    への伝送がリバース無線通信リンクを使用して行われるものにおいて、 a)ワイヤレスユニットと第1の基地局との間の第1の無線通信リンクのリン
    ク失敗を検出する手段と、 b)前記リンク失敗検出手段に応じて、前記リンク失敗が前記第1の無線通信
    リンクのリンクアンバランスによるか否かを決定する手段と、 c)前記決定手段に応じて、前記リンクアンバランスが存在する場合は第2の
    無線通信リンクを使用して通信を開始する手段とを備えていることを特徴とする
    検出機構。
  18. 【請求項18】 汎用計算装置で実行可能なコンピュータプログラムであっ
    て、前記プログラムが、複数のワイヤレスユニットおよび複数の基地局を含むデ
    ジタルセルラ通信システムのリンクアンバランスを検出でき、かつ前記基地局か
    ら前記ワイヤレスユニットへの伝送がフォワード無線通信リンクを使用して行わ
    れ、かつ前記ワイヤレスユニットから前記基地局への伝送がリバース無線通信リ
    ンクを使用して行われるものにおいて、 a)ワイヤレスユニットと基地局との間の第1の無線通信リンクのリンク失敗
    を検出する第1の指示のセットと、 b)前記リンク失敗が前記第1の無線通信リンクのリンクアンバランスによる
    か否かを決定する第2の指示のセットと、 c)前記リンク失敗が前記第1の無線通信リンクのリンクアンバランスによる
    場合は前記ワイヤレスユニットと第2の無線通信リンクとの間で通信を開始する
    第3の指示のセットとを含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  19. 【請求項19】 前記プログラムが、前記ワイヤレスユニットの汎用計算装
    置によって実行されることを特徴とする請求項18のコンピュータプログラム。
  20. 【請求項20】 前記プログラムが、フィールドプログラム可能ゲートアレ
    イ装置によって実行されることを特徴とする請求項18のコンピュータプログラ
    ム。
  21. 【請求項21】 前記プログラムが、前記基地局の汎用計算装置によって実
    行されることを特徴とする請求項18のコンピュータプログラム。
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