JP4425614B2 - スロットル装置及びスロットルセンサの調整方法 - Google Patents

スロットル装置及びスロットルセンサの調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、車載用エンジンの吸入空気量をモータにより電気的に制御するスロットル装置およびスロットルセンサの調整方法に関する。
一般に、車載用エンジンは直流モータなどのアクチュエータにより絞り弁開度を制御して吸入空気量を調整する電子制御スロットル装置が使用されている。電子制御スロットル装置は、アクセルペダルの踏み込み量やエンジンの運転状態により算出された目標開度に一致するようにアクチュエータ(弁駆動モータ)で絞り弁(スロットルバルブ)位置を動かし、絞り弁開度を弁位置センサ(弁開度センサ)で検出してフィードバック制御する。
電子制御スロットルボディは絞り弁を配置する空気通路と弁駆動モータの収納部材が一体成形され、弁軸(スロッツルシャフト)に支承された絞り弁が空気通路に配置される。また、スロットルボディにはモータの駆動力を減速して絞り弁に伝達する動力伝達装置が取付けられ、絞り弁軸の一端、モータおよび動力伝達装置を保護するためにスロットルボディにカバーを装着している。
絞り弁開度は目標開度と弁開度センサで検出した実開度の偏差に応じてモータをオンオフ制御して調整される。弁開度センサはスロットルカバーのセンサ収納部に取付けられるようになってきている。また、開度偏差によりモータをオンオフ駆動する電子制御モジュールはスロットルボディカバーに取付けるものと外部のエンジン制御装置に取付けるものとがある。弁開度センサと電子制御モジュールをスロットルボディカバーに設けることは例えば下記の特許文献1に記載されている。
ところで、弁開度センサは弁軸に支承されるが、絞り弁の径、弁軸の絞り弁取付部と弁開度センサ取付部の角度などに公差がある。この公差はスロットルボディ毎に異なっている。このために絞り弁の全閉と全開の位置(角度)がスロットルボディ毎に異なり、バラツクようになる。弁開度センサの開度特性は全閉状態と全開状態の開度を測定し、全閉と全開の2点の開度測定値間をプロットして得ている。そして、弁開度センサの開度特性は全閉と全開の位置(角度)のバラツキを考慮して安全性の観点から許容される範囲内にしている。
特表WO00/58614号公報
従来技術はスロットルボディの構成部品の公差による絞り弁の全閉と全開の位置(角度)のバラツキを考慮して安全性の観点から許容される範囲内しているので、弁開度センサの開度測定値の変化勾配が小さくならざるを得なくなっている。このため、開度測定値の分解能が悪くなり、吸気空気量の制御を精度良く行えないという問題点を有する。
本発明の目的は、弁開度センサの開度測定値の分解能を向上させて吸気空気量制御を精度良く行えるスロットル装置及びスロットルセンサの調整方法を提供することにある。
本発明の特徴とするところは、絞り弁を支承する弁軸に連動して回転し絞り弁開度を検出する弁開度センサを有し、弁軸の回転位置に対する弁開度センサの回転位置を調整する位置調整部材を設けたことにある。
本発明の位置調整部材は、絞り弁が予め定めた所定開度における弁開度センサの開度測定値が予め定めた所定値になるように弁軸の回転位置に対する弁開度センサの回転位置を調整するようにする。絞り弁の所定開度は全閉状態あるいは全開状態が望ましく、全閉あるいは全開における弁開度センサの開度測定値が規定値になるように弁軸の回転位置に対する弁開度センサの回転位置を調整する。
本発明は弁軸の回転位置に対する弁開度センサの回転位置を調整する位置調整部材を設け、絞り弁が予め定めた所定開度における弁開度センサの開度測定値が予め定めた所定値になるように、具体的な一例としては、絞り弁が全閉状態あるいは全開状態における弁開度センサの開度測定値が規定値になるように弁軸の回転位置に対する弁開度センサの回転位置を調整している。このため、弁開度センサの開度測定値は絞り弁の全閉と全開の差が大きくなり、開度測定値の変化勾配を大きくできる。したがって、弁開度センサの開度測定値の分解能が向上し吸入空気量制御を精度良く行えるようになる。
スロットルボディはボディ外壁部材の下側に空気通路とモータ収納部が一体成形されている。弁軸に支承された絞り弁はスロットルボディの空気通路に配置されている。スロットルボディのモータ収納部には直流モータが配置されている。直流モータはオンオフ駆動される。スロットルボディには直流モータの駆動力を絞り弁に伝達する動力伝達装置が取付けられている。絶縁材で形成したカバーは弁軸の一端、モータおよび動力伝達装置を保護するためにスロットルボディに装着されている。弁開度センサは、カバーのセンサ収納部の側壁に配置されている帯状の導電フィルムと、弁軸に連動して回転するセンサロータと、センサロータに支持され導電フィルムに接触するブラシとを備えている。弁開度センサはカバーのセンサ収納部に取付けられ、弁軸に連動して回転し絞り弁開度を検出する。 絶縁材で形成された位置調整部材は弁軸の一端に装着されてセンサロータを回動自在に保持し、弁開度センサが弁軸に取付けられる取付位置を調整する。位置調整部材は絞り弁が全開状態における弁開度センサの開度測定値が規定値になるように弁軸の回転位置に対する弁開度センサの回転位置を調整する。位置調整部材は取付位置調整後に弁軸に熱溶着される。
図1〜4に本発明の一実施例を示す。実施例1は電子制御モジュールがエンジン制御ユニット(図示せず)に設けられ、カバーに無い例を示している。
図1はスロットルボディからカバーを取外した状態の斜視図、図2はスロットルボディにカバーを装着した状態の縦断面図、図3は本発明の要部の拡大断面図、図4はカバーを底面から見た斜視図である。
図1〜4において、スロットルボディ1は、図1、図2に示すようにボディ外壁部材2の下側に円筒状部材で構成される空気通路10と直流モータ11の収納部(モータ収納部材)12とが一体成形されている。ボディ外壁部材2は平面観が略矩形状に形成され、一角が切欠けられている。図1では図示で見えない一角が切欠けられている。ボディ外壁部材2の上面2aには全周囲に亘り縁20が形成されている。ボディ外壁部材2の上面2aは窪んだ形状に形成されることになる。
ボディ1の空気通路10には図2に示すように絞り弁3が弁軸8に支承され配置されている。弁軸8はボディ1に設けた軸受21,22によって軸支され、図示上側の一端(上端)8aがボディ1(ボディ外壁部材2)より上方に突出している。弁軸一端8aは図2、図3に示すように平板状に形成され、その端は後述する位置調整部材18を装着し易くするために面取り処理が施されている。弁軸8のボディ1からの上方突出部分8aには、ばね23,レバー24,ばね25が装着されている。ばね23,レバー24,ばね25は後述するようにデフォルト開度設定機構を構成する。
ボディ1には図2に示すように4個の取付穴26が穿設されている。直流モータ11はボディ1のモータ収納部材12に収納されている。直流モータ11のモータ軸13は弁軸8の軸方向と一致している。モータ軸13はボディ外壁部材2の上面2aより上方に突出し、突出部にピニオン(ギア)5が固定されている。
ボディ1には、図1、図2に示すように弁軸8とモータ軸13の間に弁軸8の軸方向と同一方向に中間ギア軸6が圧入して設けられている。ギア軸6はボディ外壁部材2の上面2aより上方に突出し、突出部にギア7aが回転可能に装着されている。ギア軸6にはギア7aの下側にギア7aより径の小さいギア7bが装着されている。ギア7aとギア7bは一体成形されギア軸6に嵌合されている。
弁軸8に固定した扇形ギア9はギア軸6の下側のギア7bと噛合うように配置されている。扇形ギア9はレバー24の上側において弁軸8に固定されている。ギア5とギア7a、ギア7bと扇形ギア9とで動力伝達装置を構成する。直流モータ11の駆動力は動力伝達装置(減速ギア機構)によって減速され絞り弁3を開閉操作する。このように、絞り弁駆動装置である直流モータ11の駆動力を絞り弁3に伝達する動力伝達装置がボディ1に一体的に組込まれている。
ボディ外壁部材2にはモータ収納部材12の開口(モータ取付け用の開口)が形成されており、この開口に図1に示すように直流モータ11のエンドブラケット11aがねじ14により固定されている。エンドブラケット11aにはモータ軸13を挟んで直流モータ11の2個のモータ端子15が設けられている。モータ端子15は2個の端子が上向き、つまりカバー40側に向き設けられている。直流モータ11はアクセルペダルの踏み込み量に関するアクセル信号やトラクション制御信号に応じてパルス信号によってオンオフ駆動され、直流モータ11の駆動力がギア5,7a,7b,9を介して弁軸8に伝達される。
扇形ギア9は弁軸8に固定されており、弁軸8に回動自在に嵌合されたレバー24とばね25(デフォルトスプリング)を介して引付け合うように係合している。レバー24が弁軸8を回動できるのは結果的に90°程度になる。ばね23は絞り弁3のリターンスプリングであり、一端をボディ1内に設けた図示してないばね係止部に係止され、他端(自由端)をレバー24に係止されている。
ばね23,25及びレバー24は良く知られているデフォルト開度設定機構を構成する。デフォルト開度設定機構はエンジンキーオフ時(直流モータ11の停止時)に絞り弁3のイニシャル開度を全閉位置より大きく保持する。デフォルト開度位置から全開制御位置までは、直流モータ11の駆動力とばね(リターンスプリング)23の釣り合いにより絞り弁開度が決定され、デフォルト開度よりも絞り弁開度を小さく制御する場合には、レバー24はデフォルト開度ストッパ(図示省略)により動きが規制され、ばね25の力に抗してギア9及び弁軸8だけを全閉方向に回動させることで行われる。
なお、28は全閉ストッパで、29は全開ストッパあり、扇形ギア9の一辺が当接して絞り弁3の開閉操作を阻止する。全開ストッパ29はモータ11で操作する絞り弁3の全開制御位置より開度が若干大きくなる位置に設けられる。
弁軸8の一端8aには弁軸8の回転位置に対する後述する弁開度センサ32の回転位置を調整する位置調整部材18が装着されている。位置調整部材18は樹脂などの絶縁材で構成されている。位置調整部材18は円筒形状を成し、図4に示すように弁軸8の一端8aを把持する複数枚の弾性片18aが形成されている。弾性片18aは円筒の長手方向に数条の溝を設けて形成される。弾性片18aは弁軸8の一端8aを把持した後に外周面に弾性リング19が嵌め込まれて挟持され、弁軸8に強固に装着される。
位置調整部材18は複数枚の弾性片18aに延設して円筒18bが形成されている。円筒18bは図3に示すように弾性片18に近い部分の径が大きく、先端部分の径が小さく形成されている。位置調整部材18の円筒18bには弁開度センサ30が回動自在に嵌合されている。位置調整部材18の円筒18bの形状は弁開度センサ30を構成するセンサロータ31の係合孔の形状に合わせて形成される。
センサロータ31には2本のアーム31aが設けられている。アーム31aの先端にはブラシ取付板31bが設けられ、ブラシ取付板31bに2個を一対とした4個のブラシ32が上下方向に取付けられている。4個のブラシ32はセンサロータ31に支持され抵抗体35に接触する。
抵抗体35は図5に示すように、可撓性を有する絶縁フィルム36に4本の帯状導電フィルム37を接着して形成されている。1本の導電フィルム37は長さが60mm程度であり、抵抗値が2kΩ程度で5Vの電圧が印加される。4本の帯状導電フィルム37はそれぞれ端子部37aが形成されている。絶縁フィルム36の端子部37aが形成されている部分の幅(高さ方向)は導電フィルム37が形成されている部分より小さくなっている。
弁開度センサ30は弁軸8に連動して回転するセンサロータ31、帯状の導電フィルム37で構成される抵抗体35およびセンサロータ31に支持され導電フィルム37に接触する4個のブラシ32で構成される。ブラシ32は2個のブラシ32で2本の導電フィルム37間を短絡するように接触する。
弁開度センサ30は絶縁フィルム36に帯状の4枚の導電フィルム37を印刷し、2枚の導電フィルム37をそれぞれ2個のブラシ32で摺動する2重系構成になっている。弁開度センサ30は後述するカバー40のセンサ収納部40Aに取付けられる。
さて、弁軸8の一端8a,直流モータ11および動力伝達装置(減速ギア機構)を保護するカバー40は樹脂などの絶縁材によって一体成形されている。カバー40は図4に示すように弁軸8の先端に取付けた弁開度センサ30を収納するセンサ収納部(センサハウジング)40Aが一体成形されている。
カバー40は弁軸8,減速ギア機構,直流モータ11等で構成される絞り弁機構を保護するために、ボディ1のボディ外壁部材2の上面2aを覆うようにボディ外壁部材2に取付けられる。直流モータ11及び減速ギア機構(動力伝達装置)は、一個のカバー40により保護されるように配置されている。
カバー40は平面観がボディ外壁部材2と同様に略矩形状に形成され、ボディ外壁部材2と同じ一角が切欠けられている。カバー40は全周囲に亘り鍔41が形成されている。カバー40の内面には図4に示すように上述した弁開度センサ30を収納するセンサ収納部(センサハウジング)40Aと直流モータ11のモータ端子15に接続する中継コネクタ42が形成されている。
カバー40の外面には外部のエンジン制御ユニット(図示せず)側のケーブルコネクタに接続される外部接続コネクタ43が形成されている。外部接続コネクタ43は図2に示すようにカバー40にモールドによって埋設されている導電部材44により中継コネクタ42と弁開度センサ30の後述するセンサ端子(導電フィルム37の端子37a)に接続されている。外部接続コネクタ43は2個の駆動電源端子と4個のセンサ信号端子を有している。なお、図2において中継コネクタ42に接続する導電部材44が途切れているのは紙面の下方向と上方向に折曲されているからである。
カバー40のセンサ収納部40Aには図4に示すように抵抗体(フィルム)35を支持する円弧形状の支持側壁45と端子壁46が形成されている。端子壁46とカバー40の間に凹部47が形成されている。端子壁46の凹部47側の凹部47に配置される面には4個の櫛歯状のセンサ端子(図示せず)が設けられている。抵抗体35は支持側壁45の円弧内面に配置され、絶縁フィルム36の端子部37aが凹部47に配置される。端子壁46の4個のセンサ端子と4個の端子部37aはそれぞれ密着するように配置される。通常、凹部47にU形クリップを挿着して両者を密着させている。端子壁46に設けた4個のセンサ端子は導電部材44によって外部接続コネクタ43のセンサ信号端子に接続される。
カバー40はセンサ収納部40Aの上部に調整穴48が設けられている。調整穴48は位置調整部材18による位置調整後に円板状蓋49を熱溶着して覆われる。弁開度センサ30はセンサ収納部40Aに取付けられると図4に示すようなセンサカバー55によって
覆われる。センサカバー55には弁軸8が貫通する貫通穴56が設けられている。
カバー40には鍔41の内側に側壁50が設けられており、鍔41との間にシール材(図示せず)を挿着する溝51が形成されている。また、カバー40の内面には一体成形したギア7a、7bがギア軸6から軸方向に外れるのを規制する環状突起58が形成されている。カバー40の鍔41の内側には、複数個のカバー取付孔52が穿設されており、スロットルボディ1の取付孔27にねじ止めされる。
本発明の電子制御スロットル装置はこのように構成されるが、モータ11により絞り弁3を開閉操作することは良く知られているので説明を省略し、弁軸8の回転位置に対する弁開度センサ30の回転位置の調整について説明する。
円板状蓋49を外したカバー40をスロットルボディ1に挿着する。この状態でエンジン制御ユニットに設けた電子制御モジュールによって直流モータ11をオンオフ駆動して絞り弁3を全閉状態にすると共に弁開度センサ30(抵抗体35)に5Vの電圧を印加する。弁開度センサ30からは絞り弁3の全閉状態における開度測定値が得られる。
次に、直流モータ11をオンオフ駆動して絞り弁3を全開状態にする。弁開度センサ30からは絞り弁3の全開状態における開度測定値が得られる。全開状態の開度測定値の大きさが規定値より小さい場合には調整穴48から図示しない治具により弁開度センサ30(センサロータ31)を回転させる。弁開度センサ30は全開状態の開度測定値が増加する方向に回転される。弁開度センサ30の回転位置は弁軸8の回転位置に対して調整されることになる。弁開度センサ30の回転操作は全開状態の開度測定値が規定した大きさになるまで行われる。弁開度センサ30の回転操作はブラシ32の導電フィルム37に対する接触位置を変えることになり、抵抗体35の抵抗値測定範囲を変えていることになる。
弁開度センサ30の全開状態における開度測定値の大きさが規定値になると回転操作を停止する。弁開度センサ30の全開状態における開度測定値の大きさが規定値なった弁軸8の回転位置に対する弁開度センサ30の回転位置で位置調整部材18の円筒18bを熱溶着する。弁開度センサ30は位置調整部材18に接着され、弁軸8に強固に装着されることになる。
絞り弁3の全閉状態における開度測定値と調整により大きさを設定値にした全開状態の開度測定値は電子制御モジュールに加えられる。電子制御モジュールは全閉と全開の2点
の開度測定値をプロットして各開度の測定値の大きさを設定する。電子制御モジュールは弁開度センサ30の出力特性を設定することになる。
このようにして位置調整部材によって弁軸の回転位置に対する弁開度センサの回転位置を調整し、全開状態における弁開度センサの開度測定値が設定値になるように弁軸の回転位置に対する弁開度センサの回転位置を調整している。このため、弁開度センサの開度測定値は絞り弁の全閉と全開の差が大きくなり、開度測定値の変化勾配を大きくできる。したがって、弁開度センサの開度測定値の分解能が向上し吸気空気量制御を精度良く行えるようになる。
本発明者達が試作品で実測したところ、抵抗値が2kΩの絶縁フィルム37に5Vの電圧を印加すると、従来品は全閉と全閉で0.9V〜4Vであったのが、本発明では0.35V〜4.65Vの範囲にできるようになっている。このように、全開と全閉の開度測定値範囲を大きくできるので弁開度センサの開度測定値の分解能を向上させることができる。
なお、上述の説明は絞り弁の全開状態において弁軸の回転位置に対する弁開度センサの回転位置を調整するようにしているが、全閉状態あるいは90%の所定開度で調整しても弁開度センサの開度測定値の分解能を向上できることは明らかなことである。所定開度に調整する場合には弁開度センサの開度測定値が予め定めた所定値になるようにする。
なお、実施例1は弁開度センサのブラシをセンサロータの周方向に回転させているが、図6に示すように弁軸8に直角な平板60に抵抗体35を配置し、ブラシ32を弁軸8に直角な平面を摺動させても良いことは容易に理解できることである。図6の弁開度センサ30は図3とアーム31aの形状が異なるのみである。
図7に本発明の他の実施例における要部の拡大断面図を示す。
実施例2が実施例1と異なるところは、位置調整部材65が図8に示すような金属で矩形状に形成され、弁開度センサ30に位置調整部材18と同様な弾性片38が形成されていることである。弾性片38は外周面に弾性リング39が嵌め込まれている。位置調整部材65は弁軸8の一端8aに係合する係合孔66が穿設され、両側面はセンサロータ31の径に合わせて円弧状に形成されている。位置調整部材65は係合孔66に弁軸8の一端8aを嵌合させ回動自在に保持される。
実施例2はボディ1からカバー40を取外し、両者を装着した状態と同じ位置関係に配置して固定する。そして位置調整部材65と弁開度センサ30を図示しない治具で連結する。この状態で直流モータ11を駆動して絞り弁3の全閉状態における開度を測定する。全開状態では位置調整部材65を回転させて弁開度センサ30(センサロータ31)を回転させる。弁開度センサ30は全開状態の開度測定値が増加する方向に回転される。弁開度センサ30の回転位置は弁軸8の回転位置に対して調整されることになる。弁開度センサ30の回転操作は全開状態の開度測定値が規定した大きさになるまで行われる。
弁開度センサ30の全開状態における開度測定値の大きさが規定値になると位置調整部材65の回転操作を停止する。弁開度センサ30の全開状態における開度測定値の大きさが規定値なった弁軸8の回転位置に対する弁開度センサ30の回転位置で位置調整部材65を弁軸8に溶接する。位置調整部材65は図7のA点で弁軸8に溶接され固着される。この状態で位置調整部材65と弁開度センサ30を連結している治具を外しカバー40をボディ1に装着する。弁開度センサ30は弾性片38と弾性リング39によって弁軸8に強固に装着される。
実施例2においても実施例1と同様に、弁開度センサの開度測定値は絞り弁の全閉と全開の差が大きくなり、開度測定値の変化勾配を大きくできる。したがって、弁開度センサの開度測定値の分解能が向上し吸気空気量制御を精度良く行えるようになる。
図9に本発明の他の実施例における要部の拡大断面図を示す。
実施例3が実施例1と異なるところは、位置調整部材68が図10に示すような金属でL字形に形成され、弁開度センサ30のセンサロータ31にL字形位置調整部材68の一脚をばね支持する板ばね69が設けられていることである。また、センサカバー55の貫通穴56の径が実施例1より大きく形成されている。位置調整部材68は弁軸8の一端8aに係合する係合孔70が穿設されている。位置調整部材68は係合孔70に弁軸8の一端8aを嵌合させ回動自在に保持される。
実施例3は実施例2と同様にボディ1からカバー40を取外し、両者を装着した状態と同じ位置関係に配置して固定する。そして位置調整部材68と弁開度センサ30を図示しない治具で連結する。この状態で直流モータ11を駆動して絞り弁3の全閉状態における開度を測定する。全開状態では位置調整部材68を回転させて弁開度センサ30(センサロータ31)を回転させる。弁開度センサ30は全開状態の開度測定値が増加する方向に回転される。弁開度センサ30の回転位置は弁軸8の回転位置に対して調整されることになる。弁開度センサ30の回転操作は全開状態の開度測定値が規定した大きさになるまで行われる。
弁開度センサ30の全開状態における開度測定値の大きさが規定値になると位置調整部材68の回転操作を停止する。弁開度センサ30の全開状態における開度測定値の大きさが規定値なった弁軸8の回転位置に対する弁開度センサ30の回転位置で位置調整部材68を弁軸8に溶接する。位置調整部材65は図9のB点で弁軸8に溶接され固着される。この状態で位置調整部材68と弁開度センサ30を連結している治具を外しカバー40をボディ1に装着する。L字形位置調整部材68の一脚は板ばね69によって強固にばね支持される。弁開度センサ30はL字形位置調整部材68によって弁軸8に連結され、弁軸8と連動して回転するようになる。
実施例3においても実施例1と同様に、弁開度センサの開度測定値は絞り弁の全閉と全開の差が大きくなり、開度測定値の変化勾配を大きくできる。したがって、弁開度センサの開度測定値の分解能が向上し吸気空気量制御を精度良く行えるようになる。
なお、上述の実施例1〜3はモータを駆動する電子制御モジュールがカバーに取付けられていない例を挙げているが、カバーに電子制御モジュールを取付けた電子制御スロットル装置であっても同様に行えることは勿論のことである。
本実施例の実施態様をまとめると以下の通りである。
実施態様1
空気通路とモータ収納部が一体成形されているスロットルボディと、弁軸に支承され前記スロットルボディの空気通路に配置されている絞り弁と、前記スロットルボディのモータ収納部に配置されているモータと、前記スロットルボディに取付けられ前記モータの駆動力を前記絞り弁に伝達する動力伝達装置と、前記弁軸の一端、前記モータおよび前記動力伝達装置を保護するために前記スロットルボディに装着されるカバーと、前記カバーの内面に取付けられ、前記弁軸に連動して回転し前記絞り弁開度を検出する弁開度センサと、前記弁軸の回転位置に対する前記弁開度センサの回転位置を調整する位置調整部材とを具備することを特徴とする電子制御スロットル装置。
実施態様2
空気通路とモータ収納部が一体成形されているスロットルボディと、弁軸に支承され前記スロットルボディの空気通路に配置されている絞り弁と、前記スロットルボディのモータ収納部に配置されているモータと、前記スロットルボディに取付けられ前記モータの駆動力を前記絞り弁に伝達する動力伝達装置と、前記弁軸の一端、前記モータおよび前記動力伝達装置を保護するために前記スロットルボディに装着される絶縁材で成形したカバーと、前記カバーのセンサ収納部に取付けられ、前記弁軸に連動して回転し前記絞り弁開度を検出する弁開度センサと、前記弁軸の回転位置に対する前記弁開度センサの回転位置を調整し、前記絞り弁が予め定めた所定開度における前記弁開度センサの開度測定値が予め定めた所定値になるようにする位置調整部材とを具備することを特徴とする電子制御スロットル装置。
実施態様3
空気通路とモータ収納部が一体成形されているスロットルボディと、弁軸に支承され前記スロットルボディの空気通路に配置されている絞り弁と、前記スロットルボディのモータ収納部に配置されているモータと、前記スロットルボディに取付けられ前記モータの駆動力を前記絞り弁に伝達する動力伝達装置と、前記弁軸の一端、前記モータおよび前記動力伝達装置を保護するために前記スロットルボディに装着される絶縁材で成形したカバーと、前記カバーのセンサ収納部に取付けられ、前記弁軸に連動して回転し前記絞り弁開度を検出する弁開度センサと、前記弁軸の回転位置に対する前記弁開度センサの回転位置を調整し、前記絞り弁の全閉状態あるいは全開状態における前記弁開度センサの開度測定値が規定値になるようにする位置調整部材とを具備することを特徴とする電子制御スロットル装置。
実施態様4
空気通路とモータ収納部が一体成形されているスロットルボディと、弁軸に支承され前記スロットルボディの空気通路に配置されている絞り弁と、前記スロットルボディのモータ収納部に配置されているモータと、前記スロットルボディに取付けられ前記モータの駆動力を前記絞り弁に伝達する動力伝達装置と、前記弁軸の一端、前記モータおよび前記動力伝達装置を保護するために前記スロットルボディに装着される絶縁材で成形したカバーと、前記カバーのセンサ収納部に取付けられ、前記弁軸に連動して回転し前記絞り弁開度を検出する弁開度センサと、前記弁軸の回転位置に対する前記弁開度センサの回転位置を調整し、前記絞り弁の全閉状態から全開状態までの前記弁開度センサの開度測定値の変化勾配が大きくなるようにする位置調整部材とを具備することを特徴とする電子制御スロットル装置。
実施態様5
空気通路とモータ収納部が一体成形されているスロットルボディと、弁軸に支承され前記スロットルボディの空気通路に配置されている絞り弁と、前記スロットルボディのモータ収納部に配置されているモータと、前記スロットルボディに取付けられ前記モータの駆動力を前記絞り弁に伝達する動力伝達装置と、前記弁軸の一端、前記モータおよび前記動力伝達装置を保護するために前記スロットルボディに装着される絶縁材で成形したカバーと、前記カバーのセンサ収納部に取付けられ、前記弁軸に連動して回転し抵抗体の抵抗値変化により前記絞り弁開度を検出する弁開度センサと、前記絞り弁の全閉状態あるいは全開状態における前記弁開度センサの開度測定値を規定値にするために前記弁軸の回転位置に対する前記弁開度センサの回転位置を調整し、前記抵抗体の抵抗値測定範囲を変化させる位置調整部材とを具備することを特徴とする電子制御スロットル装置。
実施態様6
空気通路とモータ収納部が一体成形されているスロットルボディと、弁軸に支承され前記スロットルボディの空気通路に配置されている絞り弁と、前記スロットルボディのモータ収納部に配置されているモータと、前記スロットルボディに取付けられ前記モータの駆動力を前記絞り弁に伝達する動力伝達装置と、前記弁軸の一端、前記モータおよび前記動力伝達装置を保護するために前記スロットルボディに装着される絶縁材で形成したカバーと、前記カバーのセンサ収納部に取付けられ、前記弁軸に連動して回転するセンサロータを有し前記絞り弁開度を検出する弁開度センサと、前記弁軸の一端に装着されて前記センサロータを回動自在に保持し、前記弁開度センサの前記弁軸への取付位置を前記弁軸の回転位置に対して調整できる絶縁材で形成された位置調整部材とを具備することを特徴とする電子制御スロットル装置。
実施態様7
空気通路とモータ収納部が一体成形されているスロットルボディと、弁軸に支承され前記スロットルボディの空気通路に配置されている絞り弁と、前記スロットルボディのモータ収納部に配置されているモータと、前記スロットルボディに取付けられ前記モータの駆動力を前記絞り弁に伝達する動力伝達装置と、前記弁軸の一端、前記モータおよび前記動力伝達装置を保護するために前記スロットルボディに装着される絶縁材で形成したカバーと、前記カバーのセンサ収納部に取付けられ、前記弁軸に連動して回転するセンサロータを有し前記絞り弁開度を検出する弁開度センサと、前記弁軸の一端に回動自在に装着されて前記センサロータを保持し、前記センサロータの前記弁軸への取付位置を前記弁軸の回転位置に対して調整できる金属で形成された位置調整部材とを具備することを特徴とする電子制御スロットル装置。
実施態様8
ボディ外壁部材に空気通路とモータ収納部が一体成形されているスロットルボディと、弁軸に支承され前記スロットルボディの空気通路に配置されている絞り弁と、前記スロットルボディのモータ収納部に配置されモータと、前記スロットルボディのボディ外壁部材に取付けられ、前記モータの駆動力を前記絞り弁に伝達する複数個のギアで構成される減速ギア機構と、前記弁軸の平板状に形成された一端、前記モータおよび前記減速ギア機構を覆うように前記ボディ外壁部材に装着される絶縁材で形成したカバーと、前記弁軸に連動して回転するセンサロータを有し前記絞り弁開度を検出する弁開度センサと、前記弁軸の一端に回動自在に装着されて前記センサロータを保持し、前記センサロータの前記弁軸への取付位置を前記弁軸の回転位置に対して調整できる金属で矩形状に形成された位置調整部材と、前記カバーの外面に設けられ、前記モータの駆動電源端子と前記弁開度センサのセンサ信号端子を含む複数の端子を有する外部接続コネクタとを具備することを特徴とする電子制御スロットル装置。
実施態様9
ボディ外壁部材の下側に空気通路とモータ収納部が一体成形されているスロットルボディと、弁軸に支承され前記スロットルボディの空気通路に配置されている絞り弁と、前記スロットルボディのモータ収納部に配置され、オンオフ駆動される直流モータと、前記スロットルボディのボディ外壁部材に取付けられ、前記直流モータの駆動力を前記絞り弁に伝達する複数個のギアで構成される減速ギア機構と、前記弁軸の平板状に形成された一端、前記モータおよび前記減速ギア機構を覆うように前記ボディ外壁部材に装着される絶縁材で形成したカバーと、前記弁軸に連動して回転するセンサロータを有し前記絞り弁開度を検出する弁開度センサと、前記弁軸の一端に回動自在に装着されて前記センサロータを保持し、前記センサロータの前記弁軸への取付位置を前記弁軸の回転位置に対して調整でき、取付位置調整後に前記弁軸に固着される金属で矩形状に形成された位置調整部材と、前記カバーの外面に設けられ、前記モータの駆動電源端子と前記弁開度センサのセンサ信号端子を含む複数の端子を有する外部接続コネクタと、前記カバーの内面に設けられ前記カバーを前記ボディ外壁部材に装着すると前記モータのモータ端子に接続され、前記カバーに埋設された導電部材を介して前記駆動電源端子に接続されている2個の端子を有する中継コネクタとを具備することを特徴とする電子制御スロットル装置。
実施態様10
ボディ外壁部材の下側に空気通路とモータ収納部が一体成形されているスロットルボディと、弁軸に支承され前記スロットルボディの空気通路に配置されている絞り弁と、前記スロットルボディのモータ収納部に配置され、オンオフ駆動される直流モータと、前記スロットルボディのボディ外壁部材に取付けられ、前記直流モータの駆動力を前記絞り弁に伝達する複数個のギアで構成される減速ギア機構と、前記弁軸の平板状に形成された一端、前記モータおよび前記減速ギア機構を覆うように前記ボディ外壁部材に装着される絶縁材で形成したカバーと、前記弁軸に連動して回転するセンサロータを有し前記絞り弁開度を検出する弁開度センサと、前記弁軸の一端に回動自在に装着されて前記センサロータを保持し、前記センサロータの前記弁軸への取付位置を前記弁軸の回転位置に対して調整でき、取付位置調整後に前記弁軸に固着される金属でL字状に形成された位置調整部材と、前記カバーの外面に設けられ、前記モータの駆動電源端子と前記弁開度センサのセンサ信号端子を含む複数の端子を有する外部接続コネクタと、前記カバーの内面に設けられ前記カバーを前記ボディ外壁部材に装着すると前記モータのモータ端子に接続され、前記カバーに埋設された導電部材を介して前記駆動電源端子に接続されている2個の端子を有する中継コネクタとを具備することを特徴とする電子制御スロットル装置。
実施態様11
実施態様1〜10のいずれか1項において、前記弁開度センサは、前記カバーのセンサ収納部の側壁に配置されている帯状の導電フィルムと、前記弁軸に連動して回転するセンサロータと、前記センサロータに支持され前記導電フィルムに接触するブラシとを具備することを特徴とする電子制御スロットル装置。
実施例1のスロットルボディからカバーを取外した状態の斜視図である。 実施例1のスロットルボディにカバーを装着した状態の縦断面図である。 実施例1の要部拡大断面図である。 実施例1のカバーを底面から見た斜視図である。 抵抗体の一例構成図である。 実施例1の他の例を示す要部拡大断面図である。 実施例2の要部拡大断面図である。 実施例2の位置調整部材の斜視図である。 実施例3の要部拡大断面図である。 実施例3の位置調整部材の斜視図である。
符号の説明
1…スロットルボディ、2…ボディ外壁部材、3…絞り弁(スロットルバルブ)、4…動力伝達装置、5、7a,7b、9…ギア、6…中間ギア軸、8…弁軸、10…空気通路、11…直流モータ、12…モータ収納部、13…モータ軸、15…モータ端子、18…位置調整部材、23…ばね(リターンスプリング),24…レバー、25…ばね(デフォルトスプリング)、30…弁開度センサ、31…センサロータ、35…抵抗体、36…絶縁フィルム、37…導電フィルム、40…カバー、40A…センサ収納部、41…鍔、42…中継コネクタ、43…外部接続コネクタ、44…導電部材。

Claims (13)

  1. スロットルボディに形成された空気通路の通路面積を調整するスロットルバルブと、前記スロットルボディに回転可能に支承され、前記スロットルバルブが固定されたスロットルシャフトとを備え、
    前記スロットルシャフトは前記スロットルボディに取付けたモータにより減速ギアを介して駆動される電子制御スロットル装置であって、
    前記スロットルシャフトの回転角度を検出すべく前記スロットルボディ若しくは前記スロットルボディに取付けられる前記減速ギアをカバーするカバー部材に取付けられたスロットルセンサを有するものにおいて、
    前記スロットルボディに取付けられた前記モータが前記スロットルバルブを特定の位置に制御している状態で前記センサの出力が規定の位置信号を出力するよう前記スロットルシャフトと前記センサロータとの間に設けた調整部材によってこれら3者の回転方向の係合位置関係を調節し、調整後に前記調整部材によって前記スロットルシャフトと前記センサロータの位置関係を固定するものであって、
    前記調整部材によるこれら3者の回転方向の係合位置関係の調節は、前記スロットルシャフトと前記センサロータの内のいずれか一方と前記調整部材とを回転方向に係合位置決めしたとき、前記調整部材と他方の位置関係が特定の位置になるよう調整するものであることを特徴とする電子制御スロットル装置のスロットルセンサの調整方法。
  2. 前記特定の位置が全開位置若しくは全閉位置で、前記規定の位置信号が全開位置信号若しくは全閉位置信号であることを特徴とする請求項1に記載の電子制御スロットル装置のスロットルセンサの調整方法。
  3. 前記スロットルセンサは前記スロットルシャフトの軸線延長部分に前記ロータと前記調整部材との固定部を臨む開口を有し、且つこの開口を塞ぐ蓋体を備えている請求項1もしくは2のいずれかに記載した電子制御スロットル装置のスロットルセンサの調整方法が実施される電子制御スロットル装置。
  4. 前記調整部材と前記スロットルシャフトが金属部材で構成され、前記調整部材は調整後に前記スロットルシャフトに固定される請求項1もしくは2のいずれかに記載した電子制御スロットル装置のスロットルセンサの調整方法が実施される電子制御スロットル装置。
  5. 前記スロットルシャフトと前記調整部材が溶接により固定される請求項4に記載の電子制御スロットル装置。
  6. 前記スロットルセンサのロータと前記調整部材が樹脂材で構成され、前記調整部材は調整後に前記スロットルセンサのロータに固定される請求項1もしくは2のいずれかに記載した電子制御スロットル装置のスロットルセンサの調整方法が実施される電子制御スロットル装置。
  7. 前記スロットルセンサのロータと前記調整部材が溶着により固定される請求項6に記載の電子制御スロットル装置。
  8. 前記カバーは樹脂成形体で構成されており、当該カバーには前記モータおよび前記スロットルセンサの電気的接続端子を備えたコネクタが形成されている請求項1もしくは2のいずれかに記載した電子制御スロットル装置のスロットルセンサの調整方法が実施される電子制御スロットル装置。
  9. 前記カバーには前記モータの電気的接続端子と差込接続される電気的接続端子を備えた突起部が一体に樹脂成形されており、当該突起部と前記コネクタとは前記カバーに樹脂成形により一体成形されている請求項8に記載した電子制御スロットル装置。
  10. 前記スロットルセンサのロータにはブラシが取付けられており、前記スロットルセンサには前記ブラシが摺動接触する電気抵抗体が設けられている請求項1もしくは2のいずれかに記載した電子制御スロットル装置のスロットルセンサの調整方法が実施される電子制御スロットル装置。
  11. 前記ブラシと前記電気抵抗体とは2組設けられている請求項10に記載した電子制御スロットル装置。
  12. 前記電気抵抗体は前記スロットルシャフトに対して直角な面に配置されている請求項10に記載した電子制御スロットル装置。
  13. 前記電気抵抗体は前記スロットルシャフトに同軸の周面に沿うように配置されている請求項10に記載した電子制御スロットル装置。
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