JP4425273B2 - 自動立体光学装置 - Google Patents
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Description
(a)左右の瞳に別々のイメージを相応じて形成すること;
(b)もっとも自然な観察状態を提供し、ゴグルまたは特殊ヘッドギアの必要性を排除すること;
(c)観察者に可能最大の瞳を提供する一方、左右のビューのクロストークを抑えること;
(d)妥当な動きの自由度を許容すること;
(e)非常に広い視野を提供すること;および、
(f)高い輝度ならびにコントラストを伴うリアルなイメージングのための充分な解像度を提供すること。
’181開示のアプローチを使用するときに必要となる拡散エレメント32を排除するために、本発明は、鏡面反射光学システムを使用して曲面中間イメージを形成する代替方法を提供する。図3に図示するとおり、本発明の実施形態では、ほぼ球面の曲面ミラー92によって中間イメージ90が形成される。イメージ・ソース94からのイメージ担持光は、中間イメージ90の形成に利用できるイメージ・ソース94からの光の角度を定義する開口絞り位置96を通って曲面ミラー92に向けて照射される。開口絞り位置96は、曲面ミラー92の曲率中心Csに位置する。ミラー曲率中心Csに開口絞り位置96があることによって、Csを通る光の中心光線が反射して同一の点に向かって戻される。図3のトレース光線が示すとおり、曲面中間イメージ90は、通常、ミラー曲率中心Csとミラーの焦点fの間に形成される。曲面中間イメージ90は、ミラー曲率中心Csと異なる位置にイメージ曲率中心Ciを有する。イメージ・ソース94と曲面ミラー92の間の距離Dが増加するに従って、それぞれの曲率中心CiおよびCsも互いに向かって移動し、距離Dが無限大になるとそれらが一致する。イメージ・ソース94と曲面ミラー92の間がこの理論上の無限距離Dである場合には、曲面中間イメージ90が焦点f上に広がり、イメージ曲率中心Ciが、曲面ミラー24(図1)の曲率中心Csと一致することになる。
(i)イメージ・ソース94上に形成されるイメージは、実質的に平坦である。ただし、CRTの場合のように、このイメージにわずかな曲率があることも許される。しかしながら図3の構成は、イメージ・ソース94が平坦であるときに良好に働き、本発明の方法を使用して曲率を有する中間イメージ90がどのように形成されるかを示している。ほとんどのイメージ・ディスプレイ・デバイスが平坦なイメージを形成することから、この構成のために既成ディスプレイ・コンポーネントを修正する必要はない。
(ii)イメージ・ソース94は、直径において数インチとすることが可能であり、直径が優に1フィートを超えることもある。好ましい実施態様においては、たとえば17インチのディスプレイ等のイメージ・ソース94が大型LCDディスプレイである。このことは、リキッド・クリスタル・オン・シリコン(LCOS)またはDMDコンポーネント等のマイクロディスプレイが使用される図2を参照して示したような、曲面中間イメージを形成するためのほかの装置と異なる。イメージ・ソース94用に大型ディスプレイを使用することは、イメージ解像度ならびに輝度両方の増加のために特に有利である。
図4aには、曲面イメージ50からの光を指向するためのボール・レンズ・アッセンブリ30の同心構成および光学的特性が示されている。中心球体レンズ46は、メニスカス・レンズ42および44の間に配置されている。中心球体レンズ46およびメニスカス・レンズ42および44は、光学設計分野において周知のとおり、軸上の球面および色収差の最小化が意図された屈折率および分散特性を有する。開口絞り48は、ボール・レンズ・アッセンブリ30内において瞳106を画定する。開口絞り48は、物理的な絞りである必要はなく、それに代えて内部全反射等の光学的効果を使用して具体化することもできる。光路について言えば、開口絞り48は、ボール・レンズ・アッセンブリ30のための入射瞳および射出瞳を画定する。
図5を参照すると、譲受人が共通の同時係属の米国特許出願第10/393,236号に開示されているとおりの、本発明に従った投影について曲面イメージ110を形成するためのイメージ生成システム100の第1の実施態様が示されている。曲面イメージ110は、図1および2に示されている中間曲面イメージ80の機能を提供する。図3を参照して説明したとおり、イメージ・ソース94は、開口絞り位置96を通るイメージ担持光を曲面ミラー92に提供する。ここで図5に図示するとおり、本実施形態ではビームスプリッタ102が使用される。このビームスプリッタ102は、代替実施態様においては図4bに図示された半球レンズ・アッセンブリ60にすることのできるボール・レンズ・アッセンブリ30と、中間イメージ90’と、が同心となるように中間イメージを方向づける。曲面ミラー92によって、その曲率中心Csに向けて、すなわちボール・レンズ・アッセンブリ30の曲率中心Cballに向けてではなく、光が反射されることから、光の一部がボール・レンズ・アッセンブリ30の瞳106に入射せず、そのためビネッティングがもたらされる。ボール・レンズ・アッセンブリ30の瞳106のオーバーフィルは、ビネッティングを補償する。ボール・レンズ・アッセンブリ30は、中間曲面イメージ90’を再イメージし、曲面イメージ110を形成する。ビームスプリッタ102は、図5に示されているとおり、曲面ミラー92の頂点Vと、その曲率中心Csの間に配置される。
図6には、イメージ生成システム100の改良された実施態様が示されている。この実施形態においては、視野レンズ112が出力軸に沿って中間イメージ90が形成されるところに位置決めされている。この位置に視野レンズ112を位置決めすることによって、中間イメージ90が実質的に変更されない。しかしながら中間イメージ90からの光は、ボール・レンズ・アッセンブリ30の曲率中心Cballに向けて指向される。この場合においても、ボール・レンズ・アッセンブリ30が中間イメージ90と同じ曲率中心Cballを共有するが、曲面ミラー92の曲率中心Csとは同一でなく、あるいは曲面ミラー92からの光が指向されるイメージされた曲率中心Cs’と同一でないことを観察する必要がある。したがって視野レンズ112の機能は、中間イメージ90のイメージ品質に実質的な影響を及ぼすことなくCsをCball上にイメージすることである。これを行うことによって、視野レンズ112は、ビネッティングを伴わずにボール・レンズ・アッセンブリ30の瞳106を満たすために、基本的に光をリダイレクトする。
引き続き図7aを参照するが、オプションの焦点光学エレメント98が、視野全体にわたって改良された一様な輝度を提供するために使用されている。イメージ・ソース94の表面に対して、あるいはその表面の直近に配置された焦点光学エレメント98は、イメージ・ソース94から放射される光を指向するための一種の視野レンズとして作用する。図8を参照すると、焦点光学エレメント98の機能が略図形式で示されているが、これは、イメージ・ソース94から放射された光を、ミラー曲率中心Csに一致するその焦点foeに、すなわちイメージ生成システムの入射瞳に指向する。これを行うことによって焦点光学エレメント98は、イメージ・ソース94から放出された光についてテレセントリック性を強制し、それによって開口絞り位置96を通り光学システムに提供されるイメージの輝度ならびにコントラストが最適化される。その結果として、曲面イメージ110は、視野全体にわたって最適化された輝度を有する。一実施態様においては、焦点光学エレメント98がフレネル・レンズになる。焦点光学エレメント98として採用することのできるデバイスには、たとえばホログラフ光学エレメント、回折光学エレメント、2筒フレネル・レンズ、あるいはより従来的な曲面レンズさえも含まれる。
図5および6に示されているとおり、ビームスプリッタ102は、広い角度にわたって入射光を受け入れなければならず、その結果、ビームスプリッタ102がガラスから作られる場合に視野の際における光線が実質的に異なる厚さのガラスと遭遇する。この理由から最小の厚さのガラスもしくはプラスティックを有するビームスプリッタ102を提供すると有利であることがわかる。したがってビームスプリッタ102は、薄いガラスもしくは薄いプラスティック・タイプまたはペリクル・タイプのビームスプリッタ・デバイスとすることができる。
図9を参照すると、自動立体ディスプレイ装置10内の左右のイメージ生成システム100lおよび100rの斜視図が示されている。それぞれの目に対して表示されることになる曲面イメージを生成するタスクは、図6、7a、および7bの基本コンポーネントを使用する。左右のイメージ・ソース94lおよび94rは、それぞれの左右の開口絞り位置96lおよび96rを通り、左右のビームスプリッタ102lおよび102rによって反射されたイメージからの光を、それぞれの左右の曲面ミラー92lおよび92rに提供する。それぞれの左右の曲面中間イメージは、それぞれの左右のビームスプリッタ102lおよび102rを介してそれぞれの左右の視野レンズ112lおよび112rの近傍に形成され、それが光をそれぞれの左右のボール・レンズ・セグメント130lおよび130rにリダイレクトする。左右のボール・レンズ・セグメント130lおよび130rは、図9の構成においては基本的に半球であり、図4bに示されている半球レンズ・アッセンブリ60に類似である。左右のボール・レンズ・セグメント130lおよび130rには、左右の反射表面132lおよび132rが備わり、曲面ミラー24に向けた光路の折り返しならびに中間イメージの投影という二重の機能を実行する。図9の構成を用いると、各イメージ生成システム100lおよび100rが、左右の観察瞳14lおよび14rに意図された適切なイメージを生成することが可能であり、観察瞳は、通常、5mmから60mmの間のサイズにわたる。左右の観察瞳14lおよび14rは、眼間距離によって離隔され、通常それは55mmから75mmまでの間の範囲となる。左右の目のイメージ生成システム100lおよび100rによって生成される曲面イメージは、大型の曲面ミラー24を使用する視準のために左右の曲面イメージ110lおよび110rを形成し、米国特許第6,416,181号に開示されているとおりの態様で、ビームスプリッタ16との協働によって左右の観察瞳14lおよび14rの位置に仮想イメージを提供する。図1に戻って参照すると、たとえば図7aおよび7bの曲面イメージ110は、図1の中間曲面イメージ80に対応する。
図9に示されている実施態様は、左右両方の仮想イメージを形成するために単一の曲面ミラー24をビームスプリッタ16とともに使用する。図16の代替実施態様においては、どのようにすれば図9に関して説明したものと同じ左右の目のイメージ生成システム100lおよび100rを使用する自動立体ディスプレイ装置10が、それぞれの対応する観察瞳14lおよび14rに1つずつ、左右別々の曲面ミラー24lおよび24rを採用できるかについて示している。図16の代替構成は、左右それぞれのボール・レンズ・セグメント130lおよび130rがそれぞれの対応する曲面ミラー24lおよび24rの軸上に配置できることから、単一の曲面ミラー24を使用する図9の構成より有利である。これに対して図9の構成においては、左右のボール・レンズ・セグメント130lおよび130rが、単一の曲面ミラー24の光軸のいずれかの側にわずかにオフセットされる。これは、それぞれの光路内にわずかなキーストーン収差をもたらす。不都合なことに左右のイメージに関するキーストーン効果は方向が逆であり、視野の際に表示されるイメージの質を低下させる。ある程度は、イメージ・データをあらかじめひずませることによって電子的にこの効果の補正あるいは緩和も可能である。
図9および16に示したボール・レンズ・セグメント130lおよび130rは、対応する光学的な曲率を有する左右の曲面中間イメージ110lおよび110rを提供するが、イメージ形成光学システムのより広いレンジを、この目的のために使用することができる。たとえば、より低コストの従来の投影光学を展開し、イメージング・パフォーマンスをいくらか犠牲にして妥当に良好な曲率を有する中間の左右の曲面イメージ110lおよび110rを形成することができる。たとえば図17を参照すると、より従来的な投影光学を左右のイメージ生成システム100lおよび100r用に使用するコンポーネントの構成が示されている。
(i)左曲面ミラー24lの曲率中心C24lが、左イメージ生成システム100lの射出瞳と光学的に一致すること;
(ii)右曲面ミラー24rの曲率中心C24rが、右イメージ生成システム100rの射出瞳と光学的に一致すること;
(iii)左曲面ミラー24lの曲率中心C24lおよび右曲面ミラー24rの曲率中心C24rが、左右の観察瞳14lおよび14rの間における眼間距離によって離隔されること;
(iv)左観察瞳14lが、光学的に左曲面ミラー24lの曲率中心C24lに存在すること;
(v)右観察瞳14rが、光学的に右曲面ミラー24rの曲率中心C24rに存在すること;
(vi)左曲面イメージ110lが、光学的に左観察瞳14lに中心決めされており、かつ左曲面ミラー24lの焦点平面に存在すること;および
(vii)右曲面イメージ110rが、光学的に右観察瞳14rに中心決めされており、かつ右曲面ミラー24rの焦点平面に存在すること。
図4aを参照して前述したとおり、ボール・レンズ・アッセンブリ30がある程度の収差を呈することは避けられず、そのほとんどは、中心レンズ46をメニスカス・レンズ42および44とともに使用することによって補正される。図10は、好ましい実施態様のボール・レンズ・アッセンブリ30について、20mmの瞳に関する接線およびサジタル収差曲線150を示したものであり、有意の量の補正が示されている。
[付記]
1. 左観察瞳において観察者によって観察される左イメージおよび右観察瞳において前記観察者によって観察される右イメージを包含する立体仮想イメージを観察する自動立体光学装置であって、
(a)左曲面中間イメージを形成する左イメージ生成システムであって、
(i)左ミラー曲率中心を有する左曲面ミラーと、
(ii)前記左曲面ミラーの頂点と前記左ミラー曲率中心の間に配置される左ビームスプリッタと、
(iii)前記左曲面ミラーに対して光を提供する左イメージ・ソースであって、前記左曲面ミラーが前記左ビームスプリッタと協働した際には、当該左イメージ・ソースの左中間イメージが形成され、この左中間イメージが左イメージ曲率中心を有するような左イメージ・ソースと、
(iv)前記左イメージ曲率中心周囲に中心決めされ、前記左イメージ・ソースの前記左中間イメージから前記左曲面中間イメージを形成する左ボール・レンズ・セグメントと、
を有する左イメージ生成システムと、
(b)右曲面中間イメージを形成する右イメージ生成システムであって、
(i)右ミラー曲率中心を有する右曲面ミラーと、
(ii)前記右曲面ミラーの頂点と前記右ミラー曲率中心の間に配置される右ビームスプリッタと、
(iii)前記右曲面ミラーに対して光を提供する右イメージ・ソースであって、前記右曲面ミラーが前記右ビームスプリッタと協働した際には当該右イメージ・ソースの右中間イメージが形成され、この右中間イメージが右イメージ曲率中心を有するような右イメージ・ソースと、
(iv)前記右イメージ曲率中心周囲に中心決めされ、前記右イメージ・ソースの前記右中間イメージから前記右曲面中間イメージを形成する右ボール・レンズ・セグメントと、
を有する右イメージ生成システムと、
(c)焦点表面を有し、かつ曲率中心を有するボール・レンズ・イメージング曲面ミラーであって、前記曲率中心が前記左ボール・レンズ・セグメントと前記右ボール・レンズ・セグメントの間の実質的に光学的な中間になるべく配置され、前記左イメージ生成システムからの前記左曲面中間イメージおよび前記右イメージ生成システムからの前記右曲面中間イメージが実質的に前記焦点表面上にあるボール・レンズ・イメージング曲面ミラーと、
(d)前記ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーの前記焦点表面と前記曲率中心の間に配置される第3のビームスプリッタと、
を包含する自動立体光学装置であって、
前記ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーおよび前記第3のビームスプリッタが協働して前記左観察瞳に、
(i)前記左ボール・レンズ・セグメントの実イメージと、
(ii)前記左曲面中間イメージの仮想イメージと、
を形成し、
前記ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーおよび前記第3のビームスプリッタがさらに協働して前記右観察瞳に、
(i)前記右ボール・レンズ・セグメントの実イメージと、
(ii)前記右曲面中間イメージの仮想イメージと、
を形成する自動立体光学装置。
2. さらに、前記左曲面ミラーの曲率中心の近傍に配置される左補正エレメントを包含する、1に記載の自動立体光学装置。
3. 前記左補正エレメントは、非球面表面を包含する2に記載の自動立体光学装置。
4. 前記左補正エレメントは、複合レンズを包含する2に記載の自動立体光学装置。
5. 前記左ビームスプリッタは、断面がくさび形状である、1に記載の自動立体光学装置。
6. 前記左ビームスプリッタは、ペリクルである、1に記載の自動立体光学装置。
7. 前記左イメージ・ソースは、CRT、放射アレイ、LCDディスプレイ、およびOLEDからなるグループから採用される、1に記載の自動立体光学装置。
8. さらに、前記左ミラー曲率中心と前記左曲面ミラーの焦点の間に、前記左ミラー曲率中心を前記左イメージ曲率中心に向けてイメージングするための視野レンズを包含する、1に記載の自動立体光学装置。
9. 前記視野レンズの表面は、前記左ミラー曲率中心と実質的に同心である、8に記載の自動立体光学装置。
10.前記視野レンズの表面は、前記左イメージ曲率中心と実質的に同心である、8に記載の自動立体光学装置。
11.さらに、光を前記左ミラー曲率中心に向けて指向するための前記左イメージ・ソースに隣接する焦点光学エレメントを包含する、1に記載の自動立体光学装置。
12.前記焦点光学エレメントは、フレネル・レンズ、ホログラフ光学エレメント、回折光学エレメント、およびレンズからなるグループから採用される、11に記載の自動立体光学装置。
13.前記左ボール・レンズ・セグメントは、反射表面を伴う半球レンズを包含する、1に記載の自動立体光学装置。
14.前記左ボール・レンズ・セグメントは、少なくとも1つのメニスカス・レンズ・セグメントを包含する、1に記載の自動立体光学装置。
15.左観察瞳において観察者によって観察される左イメージおよび右観察瞳において前記観察者によって観察される右イメージを包含する立体仮想イメージを観察する自動立体光学装置であって、
(a)左イメージ生成システムおよび右イメージ生成システムであって、各イメージ生成システムが、
(i)ミラー曲率中心を有するイメージ生成曲面ミラーと、
(ii)前記イメージ生成曲面ミラーの頂点と前記ミラー曲率中心の間に配置されるイメージ生成ビームスプリッタと、
(iii)前記イメージ生成曲面ミラーに向けてイメージ担持光を指向するためのイメージ・ソースと、
(iv)前記イメージ生成曲面ミラーが前記イメージ生成ビームスプリッタと協働することで形成されるイメージ・シースの中間イメージの近くに配置され、前記ミラー曲率中心を前記イメージ曲率中心に向けてイメージングするための視野レンズと、
(v)中間イメージのイメージ曲率中心周囲に中心決めされ、前記中間イメージから曲面イメージを形成するボール・レンズ・セグメントと、
を包含するイメージ生成システムであって、前記左イメージ生成が左曲面イメージを生成し、前記右イメージ生成システムが右イメージを生成するイメージ生成システムと、
(b)焦点表面を有し、瞳イメージング曲率中心を有する瞳イメージング曲面ミラーであって、瞳イメージング曲率中心が前記左イメージ生成システム用の前記ボール・レンズ・セグメントと前記右イメージ生成システム用の前記ボール・レンズ・セグメントとの間の実質的に光学的な中間に配置される瞳イメージング曲面ミラーと、
(c)前記焦点表面と前記瞳イメージ曲率中心の間に配置される第3のビームスプリッタであって、前記瞳イメージング球面ミラーと協働して前記左観察瞳に前記左イメージ生成システム用の前記ボール・レンズ・セグメントの実イメージを形成し、かつ前記右観察瞳に前記右イメージ生成システム用の前記ボール・レンズ・セグメントの実イメージを形成する第3のビームスプリッタと、
を包含する自動立体光学装置。
16.前記左または前記右イメージ生成システムの少なくとも一方は、さらに前記イメージ生成曲面ミラーの曲率中心の近傍に配置される補正エレメントを包含する、15に記載の自動立体光学装置。
17.前記補正エレメントは、非球面表面を包含する、16に記載の自動立体光学装置。
18.前記補正エレメントは、複合レンズを包含する、16に記載の自動立体光学装置。
19.前記イメージ生成ビームスプリッタは、断面がくさび形状である、15に記載の自動立体光学装置。
20.前記イメージ生成ビームスプリッタは、ペリクルである、15に記載の自動立体光学装置。
21.前記イメージ・ソースは、CRT、放射アレイ、LCDディスプレイ、およびOLEDからなるグループから採用される、15に記載の自動立体光学装置。
22.前記視野レンズの表面は、前記ミラー曲率中心と実質的に同心である、15に記載の自動立体光学装置。
23.前記視野レンズの表面は、前記ミラー曲率中心と実質的に同心である、15に記載の自動立体光学装置。
24.さらに、光を前記ミラー曲率中心に向けて指向するための前記イメージ・ソースに隣接する焦点光学エレメントを包含する、15に記載の自動立体光学装置。
25.前記焦点光学エレメントは、フレネル・レンズ、ホログラフ光学エレメント、回折光学エレメント、およびレンズからなるグループから採用される、24に記載の自動立体光学装置。
26.前記ボール・レンズ・セグメントは、反射表面を伴う半球レンズを包含する、15に記載の自動立体光学装置。
27.前記ボール・レンズ・セグメントは、少なくとも1つのメニスカス・レンズ・セグメントを包含する、15に記載の自動立体光学装置。
28.左観察瞳において観察者によって観察される左イメージおよび右観察瞳において前記観察者によって観察される右イメージを包含する立体仮想イメージを観察するための自動立体光学装置であって、
(a)左イメージ生成システムおよび右イメージ生成システムであって、各イメージ生成システムが、
(i)ミラー曲率中心を有するイメージ生成曲面ミラーと、
(ii)前記イメージ生成曲面ミラーの頂点と前記ミラー曲率中心の間に配置されるイメージ生成ビームスプリッタと、
(iii)前記イメージ生成曲面ミラーに向けてイメージ担持光を指向するためのイメージ・ソースと、
(iv)前記イメージ生成曲面ミラーと前記イメージ生成ビームスプリッタとが協働して形成される前記イメージ・ソースの中間イメージのイメージ曲率中心の周囲に中心決めされ、前記中間イメージから曲面イメージを形成するためのボール・レンズ・セグメントと、
を包含するイメージ生成システムであって、前記左イメージ生成が左曲面イメージを生成し、前記右イメージ生成システムが右イメージを生成するイメージ生成システムと、
(b)焦点表面を有し、瞳イメージング曲率中心を有する瞳イメージング曲面ミラーであって、瞳イメージング曲率中心が前記左イメージ生成システム用の前記ボール・レンズ・セグメントと前記右イメージ生成システム用の前記ボール・レンズ・セグメントとの間の実質的に光学的な中間に配置される瞳イメージング曲面ミラーと、
(c)前記焦点表面と前記瞳イメージ曲率中心の間に配置される第3のビームスプリッタであって、前記瞳イメージング球面ミラーと協働して前記左観察瞳に前記左イメージ生成システム用の前記ボール・レンズ・セグメントの実イメージを形成し、かつ前記右観察瞳に前記右イメージ生成システム用の前記ボール・レンズ・セグメントの実イメージを形成する第3のビームスプリッタと、
を包含する自動立体光学装置。
29.前記左イメージ生成システムおよび前記右イメージ生成システムの少なくとも一方は、さらに前記イメージ生成ビームスプリッタおよび前記イメージ生成曲面ミラーによって形成される前記中間イメージの近くに配置され、前記ミラー曲率中心を前記イメージ曲率中心に向けてイメージングする視野レンズを包含する、28に記載の自動立体光学装置。
30.前記左または前記右イメージ生成システムの少なくとも一方は、さらに前記イメージ生成曲面ミラーの曲率中心の近傍に配置される補正エレメントを包含する、28に記載の自動立体光学装置。
31.前記補正エレメントは、非球面表面を包含する、30に記載の自動立体光学装置。
32.前記補正エレメントは、複合レンズを包含する、30に記載の自動立体光学装置。
33.前記イメージ生成ビームスプリッタは、断面がくさび形状である、28に記載の自動立体光学装置。
34.前記イメージ生成ビームスプリッタは、ペリクルである、28に記載の自動立体光学装置。
35.前記イメージ・ソースは、CRT、放射アレイ、LCDディスプレイ、およびOLEDからなるグループから採用される、28に記載の自動立体光学装置。
36.前記視野レンズの表面は、前記ミラー曲率中心と実質的に同心である、29に記載の自動立体光学装置。
37.前記視野レンズの表面は、前記ミラー曲率中心と実質的に同心である、29に記載の自動立体光学装置。
38.さらに、光を前記ミラー曲率中心に向けて指向するための前記イメージ・ソースに隣接する焦点光学エレメントを包含する、28に記載の自動立体光学装置。
39.前記焦点光学エレメントは、フレネル・レンズ、ホログラフ光学エレメント、回折光学エレメント、およびレンズからなるグループから採用される、38に記載の自動立体光学装置。
40.前記ボール・レンズ・セグメントは、反射表面を伴う半球レンズを包含する、28項に記載の自動立体光学装置。
41.前記ボール・レンズ・セグメントは、少なくとも1つのメニスカス・レンズ・セグメントを包含する、28に記載の自動立体光学装置。
42.左観察瞳において観察者によって観察される左イメージおよび右観察瞳において前記観察者によって観察される右イメージを包含する立体仮想イメージを観察する自動立体光学装置であって、
(a)左曲面中間イメージを形成する左イメージ生成システムであって、
(i)左ミラー曲率中心を有する左曲面ミラーと、
(ii)前記左曲面ミラーの頂点と前記左ミラー曲率中心の間に配置される左ビームスプリッタと、
(iii)前記左曲面ミラーに対して前記左イメージからの光を提供するための左イメージ・ソースであって、前記左曲面ミラーが前記左ビームスプリッタと協働することにより当該左イメージ・ソースの左中間イメージが形成されるような左イメージ・ソースと、
(iv)左中間イメージの左イメージ曲率中心周囲に中心決めされ、前記左イメージ・ソースの前記左中間イメージから前記左曲面中間イメージを形成する左ボール・レンズ・セグメントと、
を包含する左イメージ生成システムと、
(b)右曲面中間イメージを形成する右イメージ生成システムであって、
(i)右ミラー曲率中心を有する右曲面ミラーと
(ii)前記右曲面ミラーの頂点と前記右ミラー曲率中心の間に配置される右ビームスプリッタと、
(iii)前記右曲面ミラーに対して前記右イメージからの光を提供するための右イメージ・ソースであって、前記右曲面ミラーが前記右ビームスプリッタと協働することにより当該右イメージ・ソースの右中間イメージを形成する右イメージ・ソースと、
(iv)右中間イメージの右イメージ曲率中心周囲に中心決めされる、前記右イメージ・ソースの前記右中間イメージから前記右曲面中間イメージを形成する右ボール・レンズ・セグメントと、
を包含する右イメージ生成システムと、
(c)左焦点表面を有し、左ボール・レンズ・イメージング曲率中心を有する左ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーであって、前記左イメージ生成システムからの前記左曲面中間イメージが実質的に前記左焦点表面上になるべく位置決めされる左ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーと、
(d)右焦点表面を有し、かつ右ボール・レンズ・イメージング曲率中心を有する右ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーであって、前記右イメージ生成システムからの前記右曲面中間イメージが実質的に前記右焦点表面上になるべく位置決めされる右ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーと、
(e)前記左焦点表面と前記左ボール・レンズ曲率中心の間、かつ、前記右焦点表面と前記右ボール・レンズ曲率中心の間の光路に沿った位置に配置される第3のビームスプリッタと、
を包含し、
前記第3のビームスプリッタが、前記左ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーと協働して前記左観察瞳に、
(i)前記左ボール・レンズ・セグメントの実イメージと、
(ii)前記左曲面中間イメージの仮想イメージと、
を形成し、
前記第3のビームスプリッタがさらに前記右ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーと協働して、前記右観察瞳に、
(i)前記右ボール・レンズ・セグメントの実イメージと、
(ii)前記右曲面中間イメージの仮想イメージと、
を形成する自動立体光学装置。
43.さらに、前記左曲面ミラーの曲率中心の近傍に配置される左補正エレメントを包含する、42に記載の自動立体光学装置。
44.前記左補正エレメントは、非球面表面を包含する、43に記載の自動立体光学装置。
45.前記左補正エレメントは、複合レンズを包含する、43に記載の自動立体光学装置。
46.前記左ビームスプリッタは、断面がくさび形状である、42に記載の自動立体光学装置。
47.前記左ビームスプリッタは、ペリクルである、42に記載の自動立体光学装置。
48.前記左イメージ・ソースは、CRT、放射アレイ、LCDディスプレイ、およびOLEDからなるグループから採用される、42に記載の自動立体光学装置。
49.さらに、前記左ミラー曲率中心と前記左曲面ミラーの焦点の間に、前記左ミラー曲率中心を前記左イメージ曲率中心に向けてイメージングするための視野レンズを包含する、42に記載の自動立体光学装置。
50.前記視野レンズの表面は、前記左ミラー曲率中心と実質的に同心である、49に記載の自動立体光学装置。
51.前記視野レンズの表面は、前記左イメージ曲率中心と実質的に同心である、49に記載の自動立体光学装置。
52.さらに、光を前記左ミラー曲率中心に向けて指向するための前記左イメージ・ソースに隣接する焦点光学エレメントを包含する、42に記載の自動立体光学装置。
53.前記焦点光学エレメントは、フレネル・レンズ、ホログラフ光学エレメント、回折光学エレメント、およびレンズからなるグループから採用される、52に記載の自動立体光学装置。
54.前記左ボール・レンズ・セグメントは、反射表面を伴う半球レンズを包含する、42に記載の自動立体光学装置。
55.前記左ボール・レンズ・セグメントは、少なくとも1つのメニスカス・レンズ・セグメントを包含する、45に記載の自動立体光学装置。
56.左観察瞳において観察者によって観察される左イメージおよび右観察瞳において前記観察者によって観察される右イメージを包含する立体仮想イメージを観察する自動立体光学装置であって、
(a)左イメージ生成システムおよび右イメージ生成システムであって、各イメージ生成システムが、
(i)ミラー曲率中心を有するイメージ生成曲面ミラーと、
(ii)前記イメージ生成曲面ミラーの頂点と前記ミラー曲率中心の間に配置されるイメージ生成ビームスプリッタと、
(iii)前記イメージ生成曲面ミラーに向けてイメージ担持光を指向するイメージ・ソースと、
(iv)前記イメージ生成曲面ミラーが前記イメージ生成ビームスプリッタと協働することで形成される前記イメージ・ソースの中間イメージの近くに配置され、前記ミラー曲率中心を中間イメージのイメージ曲率中心に向けてイメージングする視野レンズと、
(v)前記イメージ曲率中心周囲に中心決めされ、前記中間イメージから曲面イメージを形成するためのボール・レンズ・セグメントと、
を包含し、前記左イメージ生成が左曲面イメージを生成し、前記右イメージ生成が右イメージを生成するイメージ生成システムと、
(b)左焦点表面を有し、かつ左瞳イメージング曲率中心を有する左瞳イメージング曲面ミラーであって、前記左イメージ生成システム用の前記ボール・レンズ・セグメントが、前記左瞳イメージング曲率中心周囲になるべく位置決めされる左瞳イメージング曲面ミラーと、
(c)右焦点表面を有し、かつ右瞳イメージング曲率中心を有する右瞳イメージング曲面ミラーであって、前記右イメージ生成システム用の前記ボール・レンズ・セグメントが、前記右瞳イメージング曲率中心周囲になるべく位置決めされる右瞳イメージング曲面ミラーと、
(d)前記左焦点表面と前記左瞳イメージング曲率中心の間かつ前記右焦点表面と前記右瞳イメージング曲率中心の間の光路に沿った位置に配置される第3のビームスプリッタと、
を包含し、
前記第3のビームスプリッタが前記左瞳イメージング曲面ミラーと協働して、前記左観察瞳に、
(i)前記左イメージ生成システム用のボール・レンズ・セグメントの実イメージと、
(ii)前記左曲面イメージの仮想イメージと、
を形成し、
前記第3のビームスプリッタがさらに前記右瞳イメージング曲面ミラーと協働して、前記右観察瞳に、
(i)前記右イメージ生成システム用のボール・レンズ・セグメントの実イメージと、
(ii)前記右曲面イメージの仮想イメージと、
を形成する自動立体光学装置。
57.前記左または前記右イメージ生成システムの少なくとも一方は、さらに前記イメージ生成曲面ミラーの曲率中心の近傍に配置される補正エレメントを包含する、56に記載の自動立体光学装置。
58.前記補正エレメントは、非球面表面を包含する、57に記載の自動立体光学装置。
59.前記補正エレメントは、複合レンズを包含する、57に記載の自動立体光学装置。
60.前記イメージ生成ビームスプリッタは、断面がくさび形状である、56に記載の自動立体光学装置。
61.前記イメージ生成ビームスプリッタは、ペリクルである、56に記載の自動立体光学装置。
62.前記イメージ・ソースは、CRT、放射アレイ、LCDディスプレイ、およびOLEDからなるグループから採用される、56に記載の自動立体光学装置。
63.前記視野レンズの表面は、前記ミラー曲率中心と実質的に同心である、56に記載の自動立体光学装置。
64.前記視野レンズの表面は、前記ミラー曲率中心と実質的に同心である、56に記載の自動立体光学装置。
65.さらに、光を前記ミラー曲率中心に向けて指向するための前記イメージ・ソースに隣接する焦点光学エレメントを包含する、56に記載の自動立体光学装置。
66.前記焦点光学エレメントは、フレネル・レンズ、ホログラフ光学エレメント、回折光学エレメント、およびレンズからなるグループから採用される、65に記載の自動立体光学装置。
67.前記ボール・レンズ・セグメントは、反射表面を伴う半球レンズを包含する、56に記載の自動立体光学装置。
68.前記ボール・レンズ・セグメントは、少なくとも1つのメニスカス・レンズ・セグメントを包含する、56に記載の自動立体光学装置。
69.左観察瞳において観察者によって観察される左イメージおよび右観察瞳において前記観察者によって観察される右イメージを包含する自動立体仮想イメージを形成する方法であって、
(a)左曲面中間イメージを形成するステップであって
(i)左ミラー曲率中心を有する左曲面ミラーを提供するステップと、
(ii)前記左曲面ミラーの頂点と前記左ミラー曲率中心の間に左ビームスプリッタを配置するステップと、
(iii)左イメージ曲率中心を有する左中間イメージを、左イメージ・ソースからのイメージ担持光を前記左ビームスプリッタを介して前記左曲面ミラーに指向することによって形成するステップと、
(iv)前記左曲面中間イメージを、前記左イメージ・ソースの前記左中間イメージから、前記左イメージ曲率中心周囲に中心決めされる左ボール・レンズ・セグメントを介して形成するステップと、
を含むステップと、
(b)右曲面中間イメージを形成するステップであって、
(i)右ミラー曲率中心を有する右曲面ミラーを提供するステップと、
(ii)前記右曲面ミラーの頂点と前記右ミラー曲率中心の間に右ビームスプリッタを配置するステップと、
(iii)右イメージ曲率中心を有する右中間イメージを、右イメージ・ソースからのイメージ担持光を前記右ビームスプリッタを介して前記右曲面ミラーに指向することによって形成するステップと、
(iv)前記右曲面中間イメージを、前記右イメージ・ソースの前記右中間イメージから、前記右イメージ曲率中心周囲に中心決めされる右ボール・レンズ・セグメントを介して形成するステップと、
を含むステップと、
(c)焦点表面を有し、かつ曲率中心を有するボール・レンズ・イメージング曲面ミラーを提供するとともに、前記曲率中心が前記左ボール・レンズ・セグメントと前記右ボール・レンズ・セグメントの間の実質的に光学的な中間に配置し、前記左イメージ生成システムからの前記左曲面中間イメージおよび前記右イメージ生成システムからの前記右曲面中間イメージを実質的に前記焦点表面上に位置させるステップと、
(d)前記ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーの前記焦点表面と前記曲率中心の間に第3のビームスプリッタ配置するステップと、
を含み、
前記ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーおよび前記第3のビームスプリッタが協働して前記左観察瞳に、
(i)前記左ボール・レンズ・セグメントの実イメージと、
(ii)前記左曲面中間イメージの仮想イメージと、
を形成し、
前記ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーおよび前記第3のビームスプリッタがさらに協働して前記右観察瞳に、
(i)前記右ボール・レンズ・セグメントの実イメージと、
(ii)前記右曲面中間イメージの仮想イメージと、
を形成する自動立体仮想イメージを形成するための方法。
70.さらに、前記左曲面ミラーの曲率中心の近傍の光学補正エレメントを介して光を指向するステップを包含する、69に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
71.前記左中間イメージを形成するステップは、CRTを付勢するステップを包含する、69に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
72.前記左中間イメージを形成するステップは、放射アレイを付勢するステップを包含する、69に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
73.前記左中間イメージを形成するステップは、LCDを付勢するステップを包含する、69に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
74.前記左中間イメージを形成するステップは、OLEDを付勢するステップを包含する、69に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
75.さらに、前記左ミラー曲率中心を、視野レンズを介して前記左イメージ曲率中心に向けてイメージングするステップを包含する、69に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
76.前記左中間イメージを形成するステップは、前記左イメージ・ソースからの前記イメージ担持光を、前記左ミラー曲率中心に向けて指向するステップを包含する、69に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
77.前記左曲面中間イメージ形成するステップは、反射表面を伴う半球レンズを使用するステップを包含する、69に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
78.左観察瞳において観察者によって観察される左イメージおよび右観察瞳において前記観察者によって観察される右イメージを包含する自動立体仮想イメージを形成するための方法であって、
(a)左曲面中間イメージを形成するステップであって、
(i)左ミラー曲率中心を有する左曲面ミラーを提供するステップと、
(ii)前記左曲面ミラーの頂点と前記左ミラー曲率中心の間に左ビームスプリッタを配置するステップと、
(iii)左イメージ曲率中心を有する左中間イメージを、左イメージ・ソースからのイメージ担持光を前記左ビームスプリッタを介して前記左曲面ミラーに指向することによって形成するステップと、
(iv)前記左曲面中間イメージを、前記左イメージ・ソースの前記左中間イメージから、前記左イメージ曲率中心周囲に中心決めされる左ボール・レンズ・セグメントを介して形成するステップと、
を含み、左曲面中間イメージを形成するステップと、
(b)右曲面中間イメージを形成するステップであって、
(i)右ミラー曲率中心を有する右曲面ミラーを提供するステップと、
(ii)前記右曲面ミラーの頂点と前記右ミラー曲率中心の間に右ビームスプリッタを配置するステップと、
(iii)右イメージ曲率中心を有する右中間イメージを、右イメージ・ソースからのイメージ担持光を前記右ビームスプリッタを介して前記右曲面ミラーに指向することによって形成するステップと、
(iv)前記右曲面中間イメージを、前記右イメージ・ソースの前記右中間イメージから、前記右イメージ曲率中心周囲に中心決めされる右ボール・レンズ・セグメントを介して形成するステップと、
を含み、右曲面中間イメージを形成するステップと、
(c)左焦点表面を有し、かつ左ボール・レンズ・イメージング曲率中心を有する左ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーを提供するとともに、前記左イメージ生成システムからの前記左曲面中間イメージを実質的に前記左焦点表面上に位置させるステップと、
(d)右焦点表面を有し、かつ右ボール・レンズ・イメージング曲率中心を有する右ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーを提供するとともに、前記右イメージ生成システムからの前記右曲面中間イメージを実質的に前記右焦点表面上に位置させるステップと、
(e)前記左焦点表面と前記左ボール・レンズ曲率中心の間および前記右焦点表面と前記右ボール・レンズ曲率中心の間の光路に沿った位置に第3のビームスプリッタを配置するステップと、
を含み、
前記第3のビームスプリッタが前記左ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーと協働して、前記左観察瞳に、
(i)前記左ボール・レンズ・セグメントの実イメージと、
(ii)前記左曲面中間イメージの仮想イメージと、
を形成し、
前記第3のビームスプリッタがさらに前記右ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーと協働して、前記右観察瞳に、
(i)前記右ボール・レンズ・セグメントの実イメージと、
(ii)前記右曲面中間イメージの仮想イメージと、
を形成する自動立体仮想イメージを形成するための方法。
79.
さらに、前記左曲面ミラーの曲率中心の近傍の光学補正エレメントを介して光を指向するステップを包含する、78に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
80.前記左中間イメージを形成するステップは、CRTを付勢するステップを包含する、78に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
81.前記左中間イメージを形成するステップは、放射アレイを付勢するステップを包含する、78に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
82.前記左中間イメージを形成するステップは、LCDを付勢するステップを包含する、78に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
83.前記左中間イメージを形成するステップは、OLEDを付勢するステップを包含する、78に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
84.さらに、前記左ミラー曲率中心を、視野レンズを介して前記左イメージ曲率中心に向けてイメージングするステップを包含する、78に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
85.前記左中間イメージを形成するステップは、前記左イメージ・ソースからの前記イメージ担持光を、前記左ミラー曲率中心に向けて指向するステップを包含する、78に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
86.前記左曲面中間イメージ形成するステップは、反射表面を伴う半球レンズを使用するステップを包含する、78に記載の自動立体仮想イメージを形成するための方法。
87.左観察瞳において観察者によって観察される左イメージおよび右観察瞳において前記観察者によって観察される右イメージを包含する立体仮想イメージを観察する自動立体光学装置であって、
(a)左曲面中間イメージを形成する左瞳イメージング・システムであって、
(i)左ミラー曲率中心および左焦点表面を有する左曲面ミラーと、
(ii)左曲面イメージを前記左焦点表面に向けて投影するための左イメージ生成システムであって、当該左イメージ生成システムの射出瞳が前記左曲面イメージの曲率中心に実質的に一致し、実質的に左ミラー曲率中心にある左イメージ生成システムと、
を包含する左瞳イメージング・システムと、
(b)右曲面中間イメージを形成する右瞳イメージング・システムと、
(i)右ミラー曲率中心および右焦点表面を有する右曲面ミラーと、
(ii)右曲面イメージを前記右焦点表面に向けて投影するための右イメージ生成システムであって、当該右イメージ生成システムの射出瞳が前記右曲面イメージの曲率中心に実質的に一致し、実質的に右ミラー曲率中心にある右イメージ生成システムと、
を包含する右瞳イメージング・システムと、
(c)左および右のイメージ・パスを折り返すビームスプリッタであって、
(i)左観察瞳において、前記左イメージ生成システムの瞳の実イメージおよび前記左曲面イメージの仮想イメージを形成し、
(ii)右観察瞳において、前記右イメージ生成システムの瞳の実イメージおよび前記右曲面イメージの仮想イメージを形成する
ために配置されたビームスプリッタと、
を包含する自動立体光学装置。
88.前記左イメージ生成システムは、CRT、放射アレイ、LCDディスプレイ、およびOLEDからなるグループから選択されたイメージ・ソースを包含する、87に記載の自動立体光学装置。
89.さらに、光を前記左イメージ生成システムの入射瞳に向けて指向するための前記イメージ・ソースに隣接する焦点光学エレメントを包含する、88に記載の自動立体光学装置。
90.前記焦点光学エレメントは、フレネル・レンズ、ホログラフ光学エレメント、回折光学エレメント、およびレンズからなるグループから採用される、89に記載の自動立体光学装置。
91.前記観察瞳は、サイズにおいて5mmと60mmの間の範囲にある、87に記載の自動立体光学装置。
92.前記観察瞳は、55mmと75mmの間の範囲の眼間距離によって離隔される、87に記載の自動立体光学装置。
ブリ、30l ボール・レンズ・アッセンブリ、左、30r ボール・レンズ・アッセンブリ、右、32 拡散エレメント、40 拡散表面、42 メニスカス・レンズ、44 メニスカス・レンズ、46 中心球体レンズ、48 開口絞り、50 曲面イメージ、
54 中継レンズ、60 半球レンズ・アッセンブリ、62 反射表面、64 曲面イメージ、66 半球中心レンズ、70 イメージ生成システム、70l 左イメージ生成システム、70r 右イメージ生成システム、74 イメージ・ジェネレータ、76 曲面
中間イメージ、80 中間曲面イメージ、82 立体投影システム、90 中間イメージ、90' 中間イメージ、92 曲面ミラー、92l 左曲面ミラー、92r 右曲面ミラー、94 イメージ・ソース、94l 左イメージ・ソース、94r 右イメージ・ソース、96 開口絞り位置、96l 左開口絞り位置、96r 右開口絞り位置、98 焦点光学エレメント、100 イメージ生成システム、100l 左イメージ生成システム、100r 右イメージ生成システム、102 ビームスプリッタ、102l 左ビームスプリッタ、102r 右ビームスプリッタ、104 ウェッジ・ビームスプリッタ、106 ボール・レンズ瞳、110 曲面イメージ、110l 左曲面イメージ、110r 右曲面イメージ、112 視野レンズ、112l 左視野レンズ、112r 右視野
レンズ、130 ボール・レンズ・セグメント、130l 左ボール・レンズ・セグメント、130r 右ボール・レンズ・セグメント、132l 左反射表面、132r 右反射表面、140 非球面補正エレメント、150 収差曲線。
Claims (3)
- 左観察瞳において観察者によって観察される左イメージおよび右観察瞳において前記観察者によって観察される右イメージを包含する立体仮想イメージを観察する自動立体光学装置であって、
(a)左曲面中間イメージを形成する左イメージ生成システムであって、
(i)左ミラー曲率中心を有する左曲面ミラーと、
(ii)前記左曲面ミラーの頂点と前記左ミラー曲率中心の間に配置される左ビームスプリッタと、
(iii)前記左曲面ミラーに対して光を提供する左イメージ・ソースであって、前記左曲面ミラーが前記左ビームスプリッタと協働した際には、当該左イメージ・ソースの左中間イメージが形成され、この左中間イメージが左イメージ曲率中心を有するような左イメージ・ソースと、
(iv)前記左イメージ曲率中心周囲に中心決めされ、前記左イメージ・ソースの前記左中間イメージから前記左曲面中間イメージを形成する左ボール・レンズ・セグメントと、
を有する左イメージ生成システムと、
(b)右曲面中間イメージを形成する右イメージ生成システムであって、
(i)右ミラー曲率中心を有する右曲面ミラーと、
(ii)前記右曲面ミラーの頂点と前記右ミラー曲率中心の間に配置される右ビームスプリッタと、
(iii)前記右曲面ミラーに対して光を提供する右イメージ・ソースであって、前記右曲面ミラーが前記右ビームスプリッタと協働した際には当該右イメージ・ソースの右中間イメージが形成され、この右中間イメージが右イメージ曲率中心を有するような右イメージ・ソースと、
(iv)前記右イメージ曲率中心周囲に中心決めされ、前記右イメージ・ソースの前記右中間イメージから前記右曲面中間イメージを形成する右ボール・レンズ・セグメントと、
を有する右イメージ生成システムと、
(c)焦点表面を有し、かつ曲率中心を有するボール・レンズ・イメージング曲面ミラーであって、前記曲率中心が前記左ボール・レンズ・セグメントと前記右ボール・レンズ・セグメントの間の実質的に光学的な中間になるべく配置され、前記左イメージ生成システムからの前記左曲面中間イメージおよび前記右イメージ生成システムからの前記右曲面中間イメージが実質的に前記焦点表面上にあるボール・レンズ・イメージング曲面ミラーと、
(d)前記ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーの前記焦点表面と前記曲率中心の間に配置される第3のビームスプリッタと、
を包含する自動立体光学装置であって、
前記ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーおよび前記第3のビームスプリッタが協働して前記左観察瞳に、
(i)前記左ボール・レンズ・セグメントの実イメージと、
(ii)前記左曲面中間イメージの仮想イメージと、
を形成し、
前記ボール・レンズ・イメージング曲面ミラーおよび前記第3のビームスプリッタがさらに協働して前記右観察瞳に、
(i)前記右ボール・レンズ・セグメントの実イメージと、
(ii)前記右曲面中間イメージの仮想イメージと、
を形成する自動立体光学装置。 - さらに、前記左曲面ミラーの曲率中心の近傍に配置される左補正エレメントを包含する、請求項1に記載の自動立体光学装置。
- 前記左補正エレメントは、非球面表面を包含する請求項2に記載の自動立体光学装置。
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