JP4423049B2 - 消耗品要求方法 - Google Patents
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Description
そのような従来の技術として、例えば、ネットワークに接続された複数のOA機器の消耗品の残量を検知し、同じくネットワークに接続された自動発注端末装置に消耗品の情報を集め、FAXやe−Mail等で自動発注を行うことが可能な自動発注システムがある。
例えば、消耗品の残量が少なくなっていることを、同じ残量で伝えたとしても、ある装置では消耗品の消費度合いが多いため、早急に補充しなければならない。逆に、消耗品の消費度合いが少なければ、消耗品の補充を急ぐ必要は、前者に比べると小さい。
すなわち、消耗品の消費度合いが多いユーザにとっては、従来の残量検知の技術では、消耗品の補充を行う前に、消耗品を使い切ってしまい、消耗品を補充するまで作業が停止してしまうという問題があった。
逆に、消耗品の消費度合いが少ないユーザにとっては、従来の残量検知の技術では、まだ十分に消耗品を使えるにもかかわらず、新たな消耗品を発注してしまい、必要以上に消耗品を購入してしまうという問題があった。
しかしながら、従来の技術では、自動的に消耗品を発注してしまうため、必要以上の消耗品発注を行うという問題があった。このような問題を解決するためには、人間による判断に仰ぐ部分が多く、そのため、装置本体とデータ通信手段を介して接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理端末に消耗品交換要求の旨を伝え、該情報処理端末から消耗品の発注を行う技術が望まれていた。
また、供給元からの受注完了の情報は、紙またはe−Mailで行われ、その内容も簡単なものであった。そのため、ネットワークを利用して様々な情報を画像処理装置に送信し、履歴として記録する技術が望まれていた。
同様に、消耗品、例えばインクは、その微妙な色の違いにより、形成される画像にバラツキが生じてしまうという問題があった。しかし、このバラツキに対応した画像変換処理はこれまで行われていなかった。そのため、画像処理装置の諸特性と画像処理装置消耗品の諸特性を考慮し、画像処理過程のパラメータを消耗品の入れ替え毎に変更すれば、最適な画像処理を行うことが可能であり、それを実現する技術が望まれていた。
図1は、画像処理システムにおける消耗品の残量検知の概要を示した図である。
インクタンク10に充填されたインクのインク面に対し、角度を持ったミラー11を設置する。インクタンク10の上部に設置されたレーザーダイオード(LD)2から光を発振させ、ミラー11で反射させる。フォトダイオード(PD)3は、ユーザが消耗品交換要求信号を発信してほしい任意の位置に移動できるように設計されている。即ち、ユーザが所望する、交換要求信号を発信するインクの残量レベルを設定することができる。
インクの残量によってミラー11の位置が異なるため、レーザー光のミラー11による反射光路はインクの残量によって変化し、フォトダイオード3の設定位置に光が達したときに、インク補充信号(交換要求信号)を発信する。
フォトダイオード位置記憶部5には、ユーザが設定したフォトダイオード3の位置情報が記憶されていて、該位置情報に基づいてフォトダイオード3を移動させることが可能である。レーザーダイオード2から発振されたレーザー光をフォトダイオード3で受光すると、PD制御部4は、レーザー光を受光した旨を残量検知部1に伝え、残量検知部1は、発注処理部6に消耗品交換要求信号を発信する。
また、フォトダイオード3の位置は、液晶タッチパネルのようなフォトダイオード位置指示部7から指示することが可能であり、ユーザが位置を指示すると、フォトダイオード位置記憶部5にその位置情報が記憶され、フォトダイオード制御部4を介して、フォトダイオード3の位置が移動する。これにより、ユーザが所望する残量で消耗品交換要求信号を発信させることが可能となる。
インク等の消耗品の残量を検知する残量検知システムが起動すると(ステップS1)、レーザーダイオード2から発振された光がミラー11で反射され、フォトダイオード3で受光しているか否かを検知する(ステップS2)。フォトダイオード3での受光を検知した場合(ステップS2/Yes)は、消耗品の交換要求信号を発信し、該交換要求信号を受信した発注処理部6は、消耗品の発注システムを起動する(ステップS3)。
FD3での受光を検知しなかった場合は、残量検知システムを終了するか、若しくは受光するまで検知し続ける(ステップS2)。
また、発注を行わないと決定した場合(ステップS4/No)は、次回の発注要求信号を発信するために、残量検知位置を変更するか否かを決定し(ステップS6)、変更する場合(ステップS6/Yes)は、フォトダイオード3の位置を変更する。
変更しない場合(ステップS6/No)は、残量検知システム及び発注システムを終了する。この場合は、その後、消耗品発注要求信号は発信されないので、ユーザの判断により、消耗品の発注を行う。
フォトダイオード3が残量位置時の反射光路よりも上に設置されていては、永久にレーザー光を受光しないので、フォトダイオードを最上部まで移動してから(ステップS11)、フォトダイオードの位置を、消耗品の残量によって決まるレーザー光を受光する位置まで下げていき(ステップS12)、レーザー光を受光するのを確認する(ステップS13)。
レーザー光を受光したフォトダイオード3の位置が、フォトダイオード位置記憶部5に記憶された位置、すなわち、ユーザによって設定された位置よりも上であるか否かを判定する(ステップS14)。PD位置が消耗品交換要求信号発信位置よりも上にある場合(ステップS14/Yes)は、フォトダイオード3をユーザによって設定された位置まで移動する(ステップS15)。
PD位置が消耗品交換要求信号発信位置と同じか、それよりも下にある場合(ステップS14/No)は、発注システムを起動し(ステップS16)、ステップS3以降のシーケンスに移る。
そして、インクケースの屈折率を考慮し、フォトダイオード面の角度を決定することが重要である。
また、図6は、受注処理部及び在庫管理処理部の構成を示したブロック図である。
画像処理装置100には、最初の設定時に、ユーザがユーザ情報端末200から消耗品の発注を行うか、または前記画像処理装置100から消耗品の発注を行うかの設定(ネットワークの選択)を行い、その値が自身に記憶されている。ただし、この設定は適宜変更することが可能である。
図5−(a)は、ユーザ情報端末200を介して消耗品の発注を行う場合であり、ネットワーク400aに接続されているユーザ情報端末200に、消耗品交換要求信号を発信する(図5のシーケンス(1))。
受注信号の発信のタイミングは、前記発注信号の受信と同時に受注信号を発信しても構わないし、或いは、最初に消耗品の納期や価格の情報をユーザ情報端末200に送信し、ユーザがその確認を完了したら、該消耗品のシリアルナンバーを送信する方法でも構わないが、少なくとも、画像処理装置100に対して消耗品のシリアルナンバーを送信し、画像処理装置100は該シリアルナンバーを記憶する消耗品情報記憶部22を有する。すなわち、供給元サーバ300からネットワーク400を介して送信された消耗品のシリアルナンバーは、受注処理部21を介して消耗品情報記憶部22に記憶される(図5のシーケンス(3))。
そして、ストックの中から消耗品を使用するときに、再び該消耗品に付けられたICタグのシリアルナンバーを読み取ることにより、在庫管理処理部24は、消耗品情報記憶部22に記録された該消耗品の在庫情報を削除する。
そこで、色の明暗等の情報を所定のレベル毎に区別し、出荷時に予めICタグ20にその情報を記憶させておいて、RFIDリーダ21にて読み取るときに、シリアルナンバーと同時に、これらの情報も消耗品記憶部22に記憶しておき、画像形成時に、この情報に基づいて画像形成を行えば、形成される画像はバラツキが小さくなり、品質が一定する。
そこで、個々の画像処理装置の諸特性を、画像処理装置と供給元に記録しておけば、各々の画像処理装置に対応した画像処理プログラムを、ネットワークを介して供給元から容易に配信することが可能となり、画像処理装置の部品の個体差による品質のバラツキが無くなる。
画像形成時に画像補正を行う画像処理プログラムは、画像処理プログラム記憶部31に記憶されていて、プログラムが改善されたときには、ネットワーク400を介して、前記画像処理プログラム記憶部31に記憶された画像処理プログラムが更新される。
また、交換部品に付属されたICチップを利用し、プログラムデータを更新する場合は、ICチップに記録された画像処理プログラムを読み込み、画像処理プログラム記憶部31に記憶されている以前の画像処理プログラムを更新する。
そして、画像処理装置の諸特性、特に、色変換システムの特性を複数のグループに分け、グループ分類だけを画像処理装置のグループ分類記憶部33及び供給元に記録する。このグループ分類によって、供給元は、どの画像処理プログラムを配信するかを決定する。また、画像処理装置側から画像処理装置のプログラムをダウンロードする場合は、グループ分類記憶部33に記憶された情報に基づいて、目的の画像処理プログラムをダウンロードする。
画像処理装置に用いられる消耗品Xのグループを、a,b,c,・・・、のように分類する。この分類は、例えば、カラー画像形成装置で用いるシアン色のインクであれば、その濃淡や明暗に応じて分類したものである。
同様に、画像処理装置Yのグループを、A,B,C,・・・、のように分類する。この分類は、前記シアン色のインクを用いて画像処理を行う部品に関するランクであり、インクの出易さ等に応じて分類したものである。
すなわち、本図に示すような分類が、様々な消耗品、或いは部品について、分類されている。
このように、部品や消耗品を交換する毎に、部品や消耗品に適したプログラムを画像処理装置に記憶するので、画像補正にバラツキがなくなり、一定の品質を保った画像形成を行うことが可能となる。
本実施例では、インクを用いた画像形成を行う、いわゆるインクジェット方式の画像処理装置を用いた画像処理システムとして説明したが、画像形成の手段としては、他にもトナーを熱定着させることにより画像形成を行う、いわゆるレーザービームプリンタ等があり、この場合は、トナーの残量を検知する手段を用いることにより、本発明に応用させることが可能である。
2 レーザーダイオード(LD)
3 フォトダイオード(PD)
4 フォトダイオード制御部
5 フォトダイオード位置記憶部
6 発注処理部
7 フォトダイオード位置指示部
10 インクタンク
11 ミラー
20 ICタグ
21 受注処理部
22 消耗品情報記憶部
23 RFIDリーダ
24 在庫管理処理部
30 画像処理部
31 画像処理プログラム記憶部
32 ICリーダ
33 グループ分類記憶部
100 画像処理装置
200 ユーザ情報端末
300 供給元サーバ
400 データ通信ネットワーク
Claims (5)
- 画像形成を行う画像処理装置と、前記画像処理装置で消費される消耗品を供給する供給元で管理され、ネットワークを介して前記画像処理装置と接続される供給元サーバと、によって行われる消耗品要求方法であって、
前記画像処理装置は、
前記画像処理装置で消費される消耗品の補充又は交換が必要であることを示す消耗品残量レベルを設定する消耗品要求レベル設定ステップと、
前記画像処理装置に備えられた消耗品容器内の消耗品の残量を検知する消耗品残量検知ステップと、
前記消耗品残量検知ステップで検知した消耗品の残量が前記消耗品要求レベル設定ステップで設定した消耗品残量レベルに達した場合に、前記消耗品の補充又は交換の要求を発信する消耗品要求発信ステップと、
前記消耗品要求発信ステップで発信された要求に基づいて、前記供給元サーバへ前記消耗品の発注を行うか否かを選択する消耗品発注選択ステップと、を実行し、
前記消耗品発注選択ステップで前記消耗品を発注することが選択された場合は、前記供給元サーバに前記所望品の発注を行い、
前記消耗品発注選択ステップで前記消耗品を発注しないことが選択された場合は、前記消耗品残量レベルを再設定するか否かを選択することを特徴とする消耗品要求方法。 - 前記供給元サーバは、
前記画像処理装置から、前記消耗品の発注内容を示す発注情報を受信する発注情報受信ステップと、
前記発注情報受信ステップで前記発注情報を受信した後に、前記発注情報への応答として、発注された消耗品の納期を示す納期情報と、該消耗品の価格を示す価格情報と、該消耗品のシリアルナンバーと、を含む受注情報を送信する受注情報送信ステップと、
を実行することを特徴とする請求項1記載の消耗品要求方法。 - 前記画像処理装置は、
前記供給元から納品された消耗品に付属しているシリアルナンバーを読み取る読取ステップと、
前記読取ステップで読み取ったシリアルナンバーと、前記受注情報として予め受信したシリアルナンバーとを照合する照合ステップと、
前記照合ステップの照合の結果、両シリアルナンバーが一致した場合は、前記供給元から納品された消耗品の内容を示す情報を在庫情報として所定の記憶部に登録する在庫情報登録ステップと、
を実行することを特徴とする請求項1または2記載の消耗品要求方法。 - 前記画像処理装置は、
前記画像処理装置内で管理している消耗品の在庫状況を示す在庫状況情報を発信する在庫状況発信ステップと、
前記供給元サーバヘ発注した消耗品以外の消耗品の残量状況を示す残量状況情報を発信する残量状況発信ステップと、
を実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の消耗品要求方法。 - 前記画像処理装置は、
前記供給元から納入された消耗品の種類に基いて、画像形成時に画像補正を行うための画像処理プログラムを更新する更新ステップを実行することを特徴とする請求項1記載の消耗品要求方法。
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