JP4421976B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明はコネクタに関するもので、特に中間基板等を介することなく、コンデンサ等の電子素子やフレキシブルフラットケーブル(以下「FFC」という)との複数の相手物と接続できる接続構造に関するものである。
プリンタに使用されるコネクタでは、下記の特許文献1のように、水平隔壁を隔てて上下に配置された接触アームはともに弾性接触し、前記コネクタの上下両側にあるハード基板に前記接触アームが押し付けられることで、上下2枚のハード基板の導通が図られる。一方の基板にはコンデンサかつFFCコネクタも搭載され、該FFCコネクタにFFCを嵌合して、一方の基板とメイン基板との導通を図っている。即ち、他方の基板は一方の基板とFFCコネクタを介して、メイン基板との導通が図られている。
特許文献1の特開2000−208184の要約によると、プリンタのインクカートリッジと本体装置側基板との間の相互接続に使用される十分安全性の高い低背のコネクタを提供することを目的とし、その手段としてコネクタは、ハウジングに収容される複数のコンタクトを含み、複数のコンタクトの全てはハウジングの端壁側から水平隔壁に圧入されて固定され、端壁に対向する側に少なくともハウジングの両側壁及び水平隔壁に連続する連続端壁が設けられ、コンタクトの一側の接触アームの背後には水平隔壁及び連続端壁に包囲されて、水平方向に延びる空間が設定されたものが開示されている。
近年、プリンタ等の電子機器や電気機器も小型化され、該機器内に取付けられるコネクタにも多機能な要求や小スペース化の要求が強くなってきている。
しかしながら、上述したような特許文献1のような構造のコネクタでは、必ず上下2枚の基板が必要で、他方の基板とメイン基板との導通を図るには一方の基板と該基板に搭載するFFCコネクタとが必要になり、かつ、一方の基板にはコンデンサ等の電子素子を搭載することが行われるため、余分な接続工数や部品が多く、コストアップに繋がってしまい、かつ、占有スペースが多く必要になってしまうと言った課題があった。
また、コンデンサ等の電子素子を接続する場合には、基板にコンデンサ等の電子素子を搭載し、基板に上記構造のコネクタを接続することが考えられるが、コンデンサ等の電子素子を搭載した基板を用いると機器内の占有スペースが大きくなり、さらにコストアップに繋がるといった問題点があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、多機能で小スペース化ができ、コンデンサ等の電子素子を容易に搭載でき、コストアップにも繋がらないコネクタを提供せんとするものである。
上記目的は、相手物と接触する接触アーム40、42を有する複数のコンタクト14と、該コンタクト14が配列・保持されるハウジング12とを備えるコネクタ10において、一方の前記接触アーム40は相手物と弾性接触し、他方の前記接触アーム42は複数の相手物との接触手段を設け、前記複数のコンタクト14は、前記ハウジング12内を垂直方向に分割する水平壁板30に対して前記ハウジング12の一端壁面側から圧入して固定され、対向側には前記複数のコンタクト14の配列方向の両端に位置する両側壁24及び前記水平壁板30に結合されて延びる連続端壁32が設けられ、前記水平壁板30によって分離された一方の前記接触アーム40の長さ方向にわたって前記水平壁板30との間に略水平方向に延びる空間36が設けられるとともに、前記空間36から他方の前記接触アーム42の下側空間38へ連通する連通孔34が設けられていることにより達成できる。
前記ハウジング12に少なくとも1個以上のコンデンサ16等の電子素子が半田付けされた板状の導電部材18が挿入される嵌入口20を設け、前記接触手段として前記コンデンサ16等の電子素子が半田付けされた板状の導電部材18と接触できる構造の接触片50を設けるとともに前記板状の導電部材18を前記接触片50と前記ハウジング12とで挟持する。
前記接触手段として、前記他方の接触アーム42の先端にコンデンサ16等の電子素子が半田付けされた前記板状の導電部材18及びFFCと接触できる構造の接触片52を設けるとともに前記導電部材18及び前記FFCを前記接触片50、52と前記ハウジング12とで挟持させ、前記ハウジング12にコンデンサ16等の電子素子が半田付けされた前記板状の導電部材18及び前記FFCが挿入される前記嵌入口20と嵌合口22とを設ける。
前記導電部材の加工後に、前記電子素子を前記導電部材18に搭載する。
また、前記導電部材18の形状を変えることにより、前記電子素子との接触する箇所を変更可能にする。
さらに、前記コンタクトの他方の接触アームの導電部材用接触片の形状を変えることにより、前記導電部材との接触する箇所を変更可能にする。
前記嵌合口22は前記コンタクト14の圧入方向と反対側に設け、前記嵌入口20は前記嵌合口22の反対側に設ける。
他方の前記接触アーム42の先端を、略π字形状にするとともに2つの接触片50、52を設ける。
また、前記電子素子の位置決め用凹部60を設ける。
前記FFCとの接触確認用孔62を設ける。
前記コンタクトと前記導電部材との接続確認用穴を設ける。
さらに、一方の前記接触アーム40の先端部と前記水平壁板30とが係合する。
以上の説明から明らかなように、本発明のコネクタ10によると、次のような優れた顕著な効果が得られる。
(1)相手物と接触する接触アーム40、42を有する複数のコンタクト14と、該コンタクト14が配列・保持されるハウジング12とを備えるコネクタ10において、一方の前記接触アーム40は相手物と弾性接触し、他方の前記接触アーム42は複数の相手物との接触手段を設けているので、多機能で小スペース化が実現でき、かつ、中間基板を用いることなく、容易にコンデンサ16との接続をすることができ、コストアップに繋がらない。
(2)前記複数のコンタクト14は、前記ハウジング12内を垂直方向に分割する水平壁板30に対して前記ハウジング12の一端壁面側から圧入して固定され、対向側には前記複数のコンタクト14の配列方向の両端に位置する両側壁24及び前記水平壁板30に結合されて延びる連続端壁32が設けられ、前記水平壁板30によって分離された一方の前記接触アーム40の長さ方向にわたって前記水平壁板30との間に略水平方向に延びる空間36が設けられるとともに、前記空間36から他方の前記接触アーム42の下側空間38へ連通する連通孔34が設けられているので、前記空間36内に溜まった液体(例えば、カートリッジから漏れたインク)を前記ハウジング12の他方の空間38に導くことができ、他方の接触アーム42及びコンデンサ16やFFC等を汚染することなく、前記液体は適当な手段で除去され、コンタクト14の機能を損なうことがない。
(3)前記ハウジング12に少なくとも1個以上のコンデンサ16等の電子素子が半田付けされた板状の導電部材18が挿入される嵌入口20を設け、前記接触手段として前記コンデンサ16等の電子素子が半田付けされた板状の導電部材18と接触できる構造の接触片50を設けるとともに前記板状の導電部材18を前記接触片50と前記ハウジング12とで挟持しているので、コンデンサ16等の電子素子が小さくても容易にコンタクト14との接続(導通)を図ることができ、導電部材18の平面上にコンデンサ16等の電子素子を載せるため、半田付けも容易にできる。ここでの電子素子には、コンデンサやICチップや抵抗等を挙げられる。
(4)前記接触手段として、前記他方の接触アーム42の先端にコンデンサ16等の電子素子が半田付けされた前記板状の導電部材18及びFFCと接触できる構造の接触片50、52を設けるとともに前記導電部材18及び前記FFCを前記接触片50、52と前記ハウジング12とで挟持させ、前記ハウジング12にコンデンサ16等の電子素子が半田付けされた前記板状の導電部材18及び前記FFCとが挿入される前記嵌入口20と嵌合口22とを設けているので、容易に前記コネクタ10内にコンデンサ等の電子素子を搭載でき、かつ、中間基板を用いることがなく、直接FFCをコネクタ10に接続できるため、コストアップに繋がることがなく、多機能で小スペース化を実現できる。
(5)コンデンサ16等の電子素子を搭載した前記導電部材18はプレス加工し、その後に半田付けによりコンデンサ16等の電子素子を取り付けているので、複雑なコンタクト14にすることなく、半田付けも容易で、また、必要分だけをピースカットすればコネクタ10への取り付けも容易である。
(6)前記導電部材18の形状を変えることにより、前記電子素子との接触する箇所を変更可能にしているので、客先等の要求に応じて多様な設計が可能になる。
(7)前記コンタクトの他方の接触アームの導電部材用接触片の形状を変えることにより、前記導電部材との接触する箇所を変更可能にしているので、客先等の要求に応じて多様な設計が可能になる。
(8)前記嵌合口22は前記コンタクト14の圧入方向と反対側に設け、前記嵌入口20は前記嵌合口22の反対側に設けているので、コンデンサ16を搭載した導電部材18及びFFCを容易に接続することができる。
(9)他方の前記接触アーム42の先端を、略π字形状にするとともに2つの接触片50、52を設けているので、コンデンサ16を搭載した導電部材18及びFFCと接続できる構造の接触アーム42にすることがで、多機能で小スペース化を実現できる。
(10)コンデンサ16等の前記電子素子の位置決め用凹部60及び前記FFCとの接触確認用孔62と前記コンタクト14と前記導電部材18との接続確認用穴64を設けているので、前記コンデンサ16等の電子素子の位置決めが容易にでき、前記FFCが接触しているかを目視することができ、前記コンタクト14と前記導電部材18とが確実接続しているかを確認できる。
(11)一方の前記接触アーム40の先端部と前記水平壁板30とが係合するので、使用中に前記コンタクト14の圧入方向と逆の方向からの力が掛かる時にも、前記コンタクト14の一方の接触アーム40の先端部と水平壁板30とが係合することによって水平方向の移動が阻止され、前記コンタクト14の先端部がその力によってめくれ上がったり、水平壁板30から離脱したりすることがない。
図に基づいて、本発明のコネクタの一実施例について説明する。図1は本発明のコネクタを導電部材を挿入する嵌入口及びFFCを挿入する嵌合口からみた斜視図である。図2(A)はコンデンサを搭載した導電部材がコンタクトに接続した状態の斜視図であり、(B)はコンデンサを搭載した状態の導電部材の斜視図である。図3は図1のA−A断面図である。図4は前記電子素子の位置決め兼確認用の孔及び前記FFCとの接触確認用孔を説明する斜視図である。図5は一方の前記接触アームの切欠きと該切欠きと係合する突条を説明する断面図である。図6は導電部材とコンタクトの接触位置を説明する実施例を例示した断面図である。図7は導電部材の形状を変えることにより、電子素子との接触する箇所を変更可能にした実施例を例示した平面図である。
一実施例の本発明のコネクタ10は主にハウジング12と複数のコンタクト14とコンデンサ16と導電部材18とを備えている。
以下、それぞれのコネクタ10の構成部品について説明する。
まず、本発明のポイントの一つであるコンタクト14について説明する。このコンタクト14は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記コンタクト14の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
前記コンタクト14は図2(A)のように逆略ヨ字形状をしており、ほぼ並行に2つの接触アーム40、42と各接触アーム40,42を一体にする連結部46と該連結部46から突出した前記ハウジング12に圧入される圧入部44とを備えている。
前記連結部46は2つの前記アーム40、42を連結するものであって、前記連結部46の厚み方向のほぼ中央には前記ハウジング12内を垂直方向に分割する水平壁板30に対して前記ハウジング12の一端壁面側から圧入できるように前記圧入部44が突出している。前記連結部46の大きさは、コネクタ10の大きさや一方の接触アーム42の弾性や前記ハウジング12の強度等を考慮して適宜設計する。形状としては、大きさと同様のことを考えて、本実施例ではほぼ四角形にした。
前記圧入部44は前記連結部46から突出し、2つの前記接触アーム40、42とほぼ並行に配置され、前記ハウジング12内を垂直方向に分割する水平壁板30に対して前記ハウジング12の一端壁面側から圧入して固定される。前記圧入部44は、前記ハウジング12に圧入した際に十分な保持力が確保できればよく、大きさや形状等は保持力が確保できるように適宜設計している。
次に、2つの前記接触アーム40、42について説明する。一方の前記接触アーム40(図2の下側)は相手物(例えば、ハード基板等)に弾性接触するため、その先端には接触部401が設けられ、十分な接触力が得られるように前記接触部401の位置は適宜設計されている。また、接触し易いように前記接触部401は外側方向に凸湾曲形状をし、先端部内側に切欠き48を設けられている。前記接触部401は前記ハウジング12の空間36から突出するようになっており、その突出量は十分な接触力が得られるように適宜設計している。前記切欠き48は前記ハウジング12に設けた図3のような突条58と係合することで、使用中に前記コンタクト14の圧入方向と逆の方向からの力が掛かる時にも、前記コンタクト14の水平方向への移動を阻止し、前記コンタクト14の先端部がその力によってめくれ上がったり、水平壁板30から離脱したりしないようにするためのものである。
他方の前記接触アーム42(図2の上側)は複数の(例えば、本実施例ではコンデンサ16等の電子素子やFFC等の2つの)相手物との接触手段が設けられている。本実施例では、前記コンデンサ16等の電子素子を搭載した導電部材18及びFFCと接触できるように、他方の前記接触アーム42の先端を、図2のように略π字形状にし、2つの接触片50、52を設けている(前記導電部材とFFCとが接触するものでなく、それぞれが2つの接触片50、52と接触する。)。ここでの電子素子には、コンデンサやICチップや抵抗等を挙げられる。2つの前記接触片50、52の先端には、相手物と接触するための接触部501、521がそれぞれ設けられ、前記接触部501、521と前記ハウジング12とで相手物を挟持している。各前記接触部501、521は相手物と接触し易いように凸湾曲形状をしており、各前記接触片50、52の長さ及び前記接触片50、52と前記ハウジング12との間隔は相手物との接触圧やコネクタ10の小型化等を考慮して適宜設計する。他方の前記接触アーム42は、一方の前記接触アーム40にように弾性接触というよりは、複数(2以上)の接触片50、52等を設けて、相手物を前記ハウジング12と前記接触片50、52の接触部501、521とで挟持して接触させている。
各前記接触片50、52は一方の前記接触アーム40とほぼ並行に配置され、前記導電部材18と接触する前記接触片50は前記連結部46側に配置され、前記導電部材18が前記連結側から挿入できるようになっており、FFCと接触する前記接触片52は前記接触片50の反対側に配置され、前記FFCが前記連結部と反対側から挿入できるようになっている。
図2のように、本実施例では各前記接触片50、52を一方の前記接触アーム40をほぼ並行になるように配置したが、相手物と接触できる構造であればよく、それぞれの接触片50、52を一方の前記接触アーム40とほぼ垂直に配置してものでもよく、また、どちらか一方を垂直にし、他方を並行に配置したものでもよい。
次に、前記ハウジング12について説明する。このハウジング12は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ハウジング12には、所要数のコンタクト14が装着される挿入孔26が設けられており、圧入によって固定されている。
前記ハウジング12には、少なくとも1個以上のコンデンサ16等の電子素子が半田付けされた板状の導電部材18が挿入される嵌入口20とFFCが挿入される嵌合口22とが設けられている。前記嵌合口22は前記コンタクト14の圧入方向と反対側に設けられ、前記嵌入口20は前記嵌合口22と反対側に設けられている。前記嵌入口20の大きさは、前記コンデンサ16が搭載された前記導電部材18が入る大きさであればよく、前記導電部材18が入り前記コンタクト14と接続できることや前記ハウジング12の強度を考慮して適宜設計される。また、前記嵌合口22の大きさも、前記FFCが入る大きさであればよく、前記FFCが入り前記コンタクト14と接続できることや前記ハウジング12の強度を考慮して適宜設計される。それぞれの前記嵌入口20と嵌合口22の配置位置は、前記コンタクトの各接触片50、52の配置された位置や形状によって適宜設計する。
前記ハウジング12には前記コンタクト14のそれぞれの前記接触アーム40,42を垂直方向に分割し、かつ、前記コンタクト14の圧入部44が圧入される水平壁板30が設けられ、それぞれの前記接触アーム40、42と前記水平壁板30との間には一方の空間36と他方の空間38が設けられている。また、前記ハウジング12には、対向側で前記複数のコンタクト14の配列方向の両端に位置する両側壁24、24及び前記水平壁板30に結合されて延びる連続端壁32が設けられている。前記水平壁板30の大きさは前記コンタクト14の保持力や前記ハウジング12の強度を考慮して適宜設計され、その形状は漏れたインク等が流れ易いように、前記一方の空間36側は傾斜面にしている。
また、前記水平壁板30には、一方の前記空間36と他方の前記空間38を繋ぐ貫通孔34が設けられており、該貫通孔34によって一方の前記空間36内に溜まった液体(例えば、カートリッジから漏れたインク)を前記ハウジング12の他方の前記空間38に導くことができ、他方の接触アーム42及びコンデンサ16やFFC等を汚染することなく、前記液体は適当な手段で除去され、コンタクト14の機能を損なうことがないようにしている。前記貫通孔34の大きさは、このような役割や前記水平壁板30の強度等を考慮して適宜設計する。
前記ハウジング12には、前記コンタクト14の一方の接触アーム40の切欠き部48に対応した位置に、図5のように、前記切欠き部48と係合する突条58が設けられている。該突条58の大きさや形状は、使用中に前記コンタクト14の圧入方向と逆の方向からの力が掛かる時にも、前記コンタクト14の一方の接触アーム40の先端部の切欠き48が水平壁板30上面の突条58に係合することによって水平方向の移動が阻止され、前記コンタクト14の先端部がその力によってめくれ上がったり、水平壁板30から離脱したりすることがないことを満足するように適宜設計している。なお、接触アーム40に突条を設け、水平壁板30上面に切欠き部を設けても同様の効果を有する。
また、前記ハウジング12には、図4のようにコンデンサ16等の前記電子素子の位置決め用の孔60及び前記FFCとの接触確認用孔62、前記導電部材18と前記コンタクト14との接続を確認する接続確認用穴64とが設けられている。ここでいう位置決め用の孔60とは、前記導電部材18を前記コネクタ10に挿入後に、コンデンサ16等の前記電子素子を前記導電部材18に取り付けることを目的に設けたものである。このような目的のために設けられたものであるが、位置決め用の孔60に前記コンデンサ16を入れることで前記導電部材の所定の位置にリフローが可能になる(即ち、前記孔60の位置によって位置決めになる)。なお、位置決め用の孔60は図1のように一面が塞がれた凹部でも良いが、孔にすることによって前記コンデンサ16が前記導電部材18に搭載されているかを確認することも可能になる。位置決め用の孔60の大きさ及び形状・位置は、要求仕様や上記目的(役割)を考慮して適宜設計する。
上記の前記接触確認用孔62とは、FFCと前記コンタクト14との接触を確認するためのものであり、前記接触確認用孔62の大きさはFFCとの接触を目視できるように適宜設計されている。
また、上記の前記接続確認用穴64とは、前記導電部材18と前記コンタクト14との接続を確認するためのものであり、前記接続確認用穴64の位置及び大きさはこのような役割を考慮して適宜設計されている。
最後に、導電部材18について説明する。この導電部材18は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記導電部材18の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。前記導電部材18には、所要数のコンデンサ16等の電子素子が半田付けによって搭載されている。前記導電部材18は板状であり、前記コンタクト14の接触部501と接触する所要数の突出部54が設けられている。ここで、言う所要とは、必要数ということであって、客先の仕様等によって適宜設計している。また、前記突出部54には、前記ハウジング12に圧入するためのボス56が設けられている。前記ボス56の大きさは前記導電部材18の保持力を考慮して、適宜設計する。
本実施例では、ノイズ対策のために、2つのコンデンサ16を3つの導電部材18に、図2(B)のように前記導電部材18を連結するように搭載した。それぞれ3つの導電部材18の前記突出部54は、特にノイズを防止したい箇所に接触させるために、図2(B)のように図の下側より1本目と3本目と6本目に接触する構造にした。コンデンサ16を搭載した前記導電部材18は、上述のようプレス加工によって成形されているので、客先の仕様等によって大きさを変えることができ、前記コンデンサ16の搭載位置や前記コンタクト14との接触位置を変えることも容易である。前記導電部材18の前記コンデンサ16の搭載面側前面には導通するように、金めっき等の表面処理が施されている。
図6と図7に基づいて、前記導電部材18と前記コンタクト14との接続構造及び前記導電部材18と前記電子素子との接触位置についての実施例について説明する。
まず、前記導電部材18と前記コンタクト14との接続構造であるが、図6に示したようなものが挙げられる。図6(A)は、他方の接触アーム42が略π字形状をし、前記導電部材用接触片50と前記ハウジング12とで前記導電部材18を挟持するように前記導電部材18の上面(図の上方)に前記導電部材用接触片50の接触部501を接触させ、前記コンデンサ16等の電子素子を上面に搭載したものである。図6(B)はFFC用接触片52と前記導電部材用接触片50とを同一方向に開口させ、略並行に配置し、前記導電部材用接触片50と前記ハウジング12とで前記導電部材18を挟持するように前記導電部材18の上面(図の上方)に前記導電部材用接触片50の接触部501を接触させ、前記コンデンサ16等の電子素子を下面に搭載したものである。図6(C)は、他方の接触アーム42が略π字形状をし、前記導電部材用接触片50と前記ハウジング12とで前記導電部材18を挟持するように前記導電部材18の上面(図の上方)に前記導電部材用接触片50の接触部501を接触させ、前記コンデンサ16等の電子素子を下面に搭載したものである。図6(D)は、他方の接触アーム42が略π字形状をし、前記導電部材用接触片50と前記ハウジング12とで前記導電部材18を挟持するように前記導電部材18の下面(図の下方)に前記導電部材用接触片50の接触部501を接触させ、前記コンデンサ16等の電子素子を下面に搭載したものである。前記導電部材18と前記コンタクト14の接続方法は、要求仕様やコネクタの小型化等を考慮して適宜設計する。
次に、前記導電部材18への前記電子素子の搭載位置と前記導電部材18と前記コンタクト14との接触位置であるが、図7に示したようなものが挙げられる。
図7(A)は3枚の前記導電部材18の間で、FFC挿入方向側(図の下方向)に2つの前記コンデンサ16等の電子素子を搭載し、前記導電部材18を部分的に突出させた突出部54を設け、該突出部54を図の左から2番目、5番目及び7番目の前記コンタクト14に接触させたものである。図7(B)は、(A)のコンデンサ16等の電子素子の搭載位置をFFC挿入方向と反対側(図の上方向)に幾分移動したものである。図7(C)は、略長方形をした3枚の前記導電部材18の間で、前記導電部材18のほぼ中央付近に2つの前記コンデンサ16等の電子素子を搭載し、図の左から1枚目の前記導電部材18を図の左から1、2番目の前記コンタクト14に接触させ、2枚目の前記導電部材18を3〜5番目の前記コンタクト14に接触させ、3枚目の前記導電部材18を6、7番目の前記コンタクト14に接触させたものである。図7(D)は、(C)のコンデンサ16等の電子素子の搭載位置をFFC挿入方向と反対側(図の上方向)に幾分移動したものである。図の(A)から(D)の前記コンデンサ16等の電子素子の搭載位置は、前記導電部材18の上下面のどちらであってもよく、要求仕様や小型化等を考慮して適宜設計する。
本発明の活用例としてはコネクタ10に活用され、特に中間基板等を介することなく、コンデンサ16等の電子素子やFFCとの複数の相手物と接続できる接続構造に関するものである。
本発明のコネクタを導電部材を挿入する嵌入口及びFFCを挿入する嵌合口からみた斜視図である。 (A) コンデンサを搭載した導電部材がコンタクトに接続した状態の斜視図である。(B) コンデンサを搭載した状態の導電部材の斜視図である。 図1のA−A断面図である。 前記電子素子の位置決め兼確認用の孔及び前記FFCとの接触確認用孔を説明する斜視図である。 一方の前記接触アームの切欠きと該切欠きと係合する突条を説明する断面図である。 導電部材とコンタクトの接触位置を説明する実施例を例示した断面図である。 導電部材の形状を変えることにより、電子素子との接触する箇所を変更可能にした実施例を例示した平面図である。
符号の説明
10 コネクタ
12 ハウジング
14 コンタクト
16 コンデンサ
18 導電部材
20 嵌入口
22 嵌合口
24 側壁
26、28 挿入孔
30 水平壁板
32 連続端壁
34 貫通孔
36 一方の空間
38 他方の空間
40 一方の接触アーム
42 他方の接触アーム
401 接触部
44 圧入部
46 連結部
48 切欠き
50 導電部材用接触片
501 導電部材用接触部
52 FFC用接触片
521 FFC用接触部
54 突出部
56 ボス
58 突条
60 位置決め兼確認用孔
62 接触確認用孔
64 接続確認用穴

Claims (12)

  1. 相手物と接触する接触アームを有する複数のコンタクトと、該コンタクトが配列・保持されるハウジングとを備えるコネクタにおいて、
    前記接触アームは垂直方向両側で相手物と接触し、一方の前記接触アームは相手物と弾性接触し、他方の前記接触アームは複数の相手物との接触手段を設け
    前記複数のコンタクトは、前記ハウジング内を垂直方向に分割する水平壁板に対して前記ハウジングの一端壁面側から圧入して固定され、対向側には前記複数のコンタクトの配列方向の両端に位置する両側壁及び前記水平壁板に結合されて延びる連続端壁が設けられ、前記水平壁板によって分離された一方の前記接触アームの長さ方向にわたって前記水平壁板との間に略水平方向に延びる空間が設けられるとともに、前記空間から他方の前記接触アームの下側空間へ連通する連通孔が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジングに少なくとも1個以上の電子素子が半田付けされた板状の導電部材が挿入される嵌入口を設け、前記接触手段として前記電子素子が半田付けされた板状の導電部材と接触できる構造の接触片を設けるとともに前記板状の導電部材を前記接触片と前記ハウジングとで挟持することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記接触手段として、前記他方の接触アームの先端に電子素子が半田付けされた前記板状の導電部材及びフレキシブルフラットケーブル(FFC)と接触できる構造の接触片を設けるとともに前記導電部材及び前記フレキシブルフラットケーブルを前記接触片と前記ハウジングとで挟持させ、前記ハウジングに電子素子が半田付けされた前記板状の導電部材及び前記フレキシブルフラットケーブルとが挿入される前記嵌入口と嵌合口とを設けることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  4. 前記導電部材の加工後に、前記電子素子を前記導電部材に搭載することを特徴とする請求項2又は3記載のコネクタ。
  5. 前記導電部材の形状を変えることにより、前記電子素子との接触する箇所を変更可能にすることを特徴とする請求項2又は3記載のコネクタ。
  6. 前記コンタクトの他方の接触アームの導電部材用接触片の形状を変えることにより、前記導電部材との接触する箇所を変更可能にすることを特徴とする請求項2又は3記載のコネクタ。
  7. 前記嵌合口は前記コンタクトの圧入方向と反対側に設け、前記嵌入口は前記嵌合口の反対側に設けることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  8. 他方の前記接触アームの先端を、略π字形状にするとともに2つの接触片を設けることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  9. 前記電子素子の位置決め用凹部を設けることを特徴とする請求項2又は3記載のコネクタ。
  10. 前記フレキシブルフラットケーブルとの接触確認用孔を設けることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  11. 前記コンタクトと前記導電部材との接続確認用穴を設けることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  12. 相手物と接触している状態において、一方の前記接触アームの先端部と前記水平壁板とが係合することを特徴とする請求項1から11記載のうちいずれか1項記載のコネクタ。
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