JP4421337B2 - 燃料電池発電システム - Google Patents

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Description

本発明は改質器を高温領域に維持する燃焼器を有する燃料電池発電システムに関する。
従来、燃料電池発電システムとして、発電用の燃料が供給される燃料極と酸化剤が供給される酸化剤極とを有すると共に燃料と酸化剤とで発電反応を行う燃料電池と、改質用原料に基づいて改質反応により発電用の燃料を生成する改質器と、燃焼用の可燃剤を供給する可燃剤通路に繋がり可燃剤通路から供給された可燃剤により改質反応に適するように改質器を加熱する燃焼器とを具備するものが知られている(特許文献1)。
このものによれば、改質用原料が改質器に供給されると、改質器は改質用原料を改質反応により発電用の燃料として生成する。発電用の燃料は燃料電池に供給されて発電反応に使用される。そして、可燃剤通路から供給された可燃剤により改質反応に適するように、燃焼器は改質器を高温領域に加熱する。
上記した特許文献1等に係る従来のシステムによれば、燃焼器の温度を設定温度になるように可燃性ガスの供給量を調整することにしている。また、改質器で生成された燃料ガスを燃料電池に供給しないときには、その未利用燃料ガスを改質器に供給して燃焼させることにしている。この場合、特許文献1に係る技術によれば、未利用燃料ガスを燃焼器に供給するときには、タイマーによる時間信号、燃焼器の温度センサによる温度信号等に基づいて、可燃性ガスを燃焼器に供給することが停止される。
特開2003−151596号公報
本発明は上記した改質器を改質反応に適するように高温状態に加熱する燃焼器に関して更に改良を進めたものであり、燃料電池の立ち上げ運転時において、燃焼器における燃焼反応を安定させるのに有利な燃料電池発電システムを提供することを課題とする。
(1)燃料電池発電システムによれば、燃料電池から吐出されるガスの燃料成分の濃度が運転条件等に応じて変動することがある。また燃料電池の運転停止時には、不燃性または難燃性を有する活性度が低いパージガス(窒素ガス等)を燃料電池の燃料極に封入させることがある。この場合、燃料電池の発電運転を再開するときには、パージガスを燃料電池の燃料極から排出させるパージガス放出処理を行うことがある。また、燃料電池の立ち上がり運転時に燃料電池の活性化処理を行うことがある。本発明は、上記したような燃料電池から吐出されるガスの燃料成分の濃度の変動、あるいは、パージガス放出処理、または燃料電池の活性化処理を行うときに対処するものである。
(2)様相に係る燃料電池発電システムは、発電用の燃料が供給される燃料極と酸化剤が供給される酸化剤極とを有すると共に燃料と酸化剤とで発電反応を行う燃料電池と、
改質用原料が供給され改質用原料に基づいて改質反応により発電用の燃料を生成する改質器と、
改質器の出口と燃料電池の前記燃料極の入口とを繋ぐ燃料通路と、
燃焼用の可燃剤を供給する可燃剤通路に繋がり、可燃剤通路から供給された可燃剤を燃焼させて改質反応に適するように改質器を加熱する燃焼器と、
燃料電池の前記燃料極と燃焼器とを連通させると共に、前記燃料電池の燃料極から吐出されるガスを燃焼器に供給する吐出通路と
燃料電池を迂回させるように吐出通路と燃料通路とを繋ぐ開閉可能なバルブをもち、改質器で生成されると共に燃料電池の燃料極で未利用の燃料を燃焼器に供給して燃焼器で燃焼させるバイパス通路と、
燃料電池の運転を停止するときにおいて燃料電池の燃料極に不燃性または難燃性のパージガスをガス源から供給して燃料電池の燃料極に封入させるパージ用バルブと、
燃料電池の燃料極から吐出されるガスに含まれている燃料成分の濃度に応じて、燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う制御装置とを具備する燃料電池発電システムにおいて、
制御装置は、
燃料電池の運転を停止させるとき、不燃性または難燃性の前記パージガスをガス源から供給して燃料電池の燃料極に封入させ、且つ、
燃料電池の立ち上げ運転時において、
改質器の改質反応で生成された可燃性をもつ燃料が燃料電池を迂回するようにバイパス通路を経て燃焼器に放出されて燃焼器で燃焼されるバイパス操作を実行しつつ、可燃剤通路から燃焼器に供給する可燃剤の単位時間当たりの流量を、バイパス操作が実行される前の流量よりも低下させる燃焼安定化処理を行い、
その後、燃焼器に供給される単位時間当たりの可燃剤の単位時間当たりの流量を前記バイパス操作時よりも増加させて燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行い、
その後、燃料電池の燃料極に封入されている不燃性または難燃性のパージガスを吐出通路を経て燃焼器へ放出させるパージガス放出処理を開始し、
その後、燃料電池から電流掃引して燃料電池から取り出す電流を増大させることにより燃料電池を活性化させると共に燃料電池の燃料極における水素濃度の低下を誘発する活性化処理を開始することを特徴とするものである。
燃料電池から吐出されるガスに含まれている燃料成分(例えば水素)の濃度が運転条件などにより変動することがある。燃料成分の濃度の変動に応じて、燃焼器における燃焼が影響を受けることがある。そこで、燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う。即ち、燃料電池から吐出されるガスに含まれている燃料成分が相対的に少なめであったり、相対的に多めであったりするときには、燃料成分の濃度に応じて燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う。この結果、燃料電池から吐出されるガスに含まれている燃料成分(例えば水素)の濃度が運転条件などにより変動するようなときであっても、燃焼器における燃焼の安定性が確保され、燃焼器で改質器を良好に加熱することができる。
(3)燃料電池の運転を停止するときには、燃料電池の燃料極を保護するため、活性度が低くて不燃性または難燃性のパージガスをガス源からパージ用バルブにより燃料電池の燃料極に封入する。このため燃料電池の運転を再開するとき、燃料電池に封入されているパージガスを吐出通路を経て燃焼器へ放出させるパージガス放出処理を行う。ここで、パージガスは窒素ガス等のように活性度が低く、不燃性または難燃性のガスである。このため、パージガス放出処理の際に、パージガスを吐出通路を経て燃料電池外の燃焼器に放出させると、不燃性または難燃性のパージガスが燃焼器において過剰に多くなり、燃焼器における燃焼の安定性が低下するおそれがある。
そこで様相に係る燃料電池発電システムによれば、上記したパージガス放出処理を行うにあたり、パージガス放出処理の開始前に、燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う。この結果、燃料電池の燃料極に封入されていた不燃性または難燃性のパージガスが燃焼器に放出されたとしても、燃焼器における燃焼の安定性が確保され、燃焼器で改質器を良好に加熱することができる。
(4)燃料電池の運転の際に燃料電池の活性化処理を行う。活性化処理は、燃料電池から電流掃引して燃料電池から取り出す電流を増大させることにより行われる。この場合、燃料電池の燃料極の水素等の活物質の濃度は急激に低下する。この結果、活性化処理の際には、水素等の活物質の濃度が急激に低下した燃料オフガスが放出され、その燃料オフガスが燃焼器に供給されるため、燃焼器における燃焼の安定性が低下するおそれがある。
そこで様相に係る燃料電池発電システムによれば、上記した活性化処理を行うにあたり、活性化処理の開始前に、燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う。この結果、水素等の活物質の濃度が低い燃料オフガスが燃焼器に供給されたとしても、燃焼器における燃焼の安定性が確保され、燃焼器で改質器を良好に加熱することができる。
様相に係る燃料電池発電システムによれば、燃料電池から吐出されるガスに含まれている燃料成分の濃度に応じて、燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う。この結果、燃焼器における燃焼の安定性が確保され、改質反応に適するように改質器を良好に加熱することができる。
様相に係る燃料電池発電システムによれば、燃料電池に封入されている不燃性または難燃性のパージガスを吐出通路を経て燃料電池外へ放出させるパージガス放出処理を行うにあたり、パージガス放出処理の開始前に、燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う。これによりパージガス放出処理の際に、不燃性または難燃性のパージガスを吐出通路を経て燃焼器に放出させたとしても、燃焼器における燃焼の安定性が確保され、改質反応に適するように改質器を良好に加熱することができる。
様相に係る燃料電池発電システムによれば、燃料電池の活性化処理を行うにあたり、活性化処理の開始前に、燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う。これにより燃料電池の活性化処理の際に、水素等の活物質の濃度が低い燃料オフガスが燃焼器に供給されたとしても、燃焼器における燃焼の安定性が確保される。
本様相に係る燃料電池発電システムによれば、燃料電池から吐出されるガスに含まれている燃料成分の濃度に応じて、燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う。この結果、燃料電池から吐出される燃料成分の濃度が変動するときであっても、燃焼器における燃焼の安定性が確保され、燃焼器で改質器を良好に加熱することができる。燃料電池から吐出されるガスとしては、発電反応後のガス、あるいは、燃料電池に封入されていた活性度が低い不燃性または難燃性のパージガスが挙げられる。燃料成分としては水素が例示される。
本様相に係る燃料電池発電システムによれば、不燃性または難燃性のパージガスを放出させるパージガス放出処理を行うとき、パージガス放出処理の開始前に、燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行なう。この場合、パージガス放出処理の開始前に燃焼安定化処理を行なう。
様相に係る燃料電池発電システムによれば、燃料電池の活性化処理を行うにあたり、活性化処理の開始前に、燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う。
記した燃焼安定化処理としては、好ましくは、燃焼器に供給される可燃剤の量を増加または減少させることにより行われる形態を採用することができる。この場合、燃焼器に供給される酸化剤(例えば空気)の量を増加または減少させることにより行われる形態を採用することができる。例えば、燃料電池から吐出されるガスの燃料成分の濃度が低下するときには、燃焼器に供給される可燃剤の量を増加すれば、燃料成分の濃度の低下に対処することができる。
また、燃料電池から吐出されるガスの燃料成分の濃度が増加するときには、燃焼器に供給される可燃剤の量を減少または無くしたりすることができる。この場合、燃焼器に供給される酸化剤の量を増加させたりすれば、対処することができる。
ここで、燃焼安定化処理の一例としては、燃焼器に供給される酸化剤(例えば空気)の量を一定に維持したまま、燃焼器に供給される可燃剤を増加または減少させることにより行われる形態を採用することができる。この場合、操作が簡便で済む。燃焼器に供給される可燃剤としては、ガス状でも、液体状でも、固体状でも良く、改質用原料と同種または同系のものとしても良い。
燃焼安定化処理の一例としては、燃焼器に供給される可燃剤を増加させると共に燃焼器に供給される酸化剤(例えば空気)の量を増加させることにより行われる形態を採用することができる。可燃剤の量及び酸化剤の量を増加すれば、燃料電池から吐出されるガスの燃料成分の濃度の低下に対処することができ、燃焼器における燃焼の一層の安定化を期待できる。
た、燃焼安定化処理の一例としては、燃焼器に、可燃剤を積極的に補充することにより行われる形態を採用する。この場合、燃焼器に可燃剤を補充する可燃剤補充要素が設けられていることが好ましい。補充される可燃剤としては燃焼器で燃焼できるものであれば良く、ガス状、液体状、固体状、粉末状を問わない。
また、燃焼安定化処理の一例としては、メインの燃焼器の他に副燃焼器を設け、可燃剤を副燃焼器に供給して副燃焼器で燃焼反応を生成させることにより、燃焼器全体の燃焼反応の安定性を高める形態を採用することもできる。また、燃焼安定化処理の一例としては、電気または化学反応等により発熱するヒータを燃焼器に付設し、ヒータを発熱させることにより、燃焼器で再着火できるように燃焼器の温度を維持する形態を採用することもできる。
また本発明に係るシステムは、改質器で生成されると共に燃料電池の燃料極で未利用の燃料を燃焼器に供給して燃焼器で燃焼させるバイパス通路を具備する。改質器の改質運転の立ち上がり時には、改質器で生成される燃料は燃料電池の燃料極に供給するにあたり、必ずしも充分ではない。そこで、改質器の改質運転の立ち上がり時には、改質器で生成されると共に燃料電池の燃料極で未利用の燃料をバイパス通路を介して燃焼器に供給し、燃焼器で燃焼させる。
以下、本発明の実施例1を図1〜図4を参照して具体的に説明する。本実施例に係る燃料電池発電システムは、発電反応を行う燃料電池1を複数組み付けたスタック10と、改質用原料が供給され改質用原料に基づいて改質反応により発電用の燃料を生成する改質器2と、燃焼用の可燃剤を供給する可燃剤通路40に繋がる燃焼器4と、燃料電池1の燃料極11の出口11eと燃焼器4とを連通させる吐出通路34とを具備する。
燃料電池1を組み付けたスタック10は、発電用の燃料が供給される燃料極11と、酸化剤が供給される酸化剤極12とを有すると共に、燃料と酸化剤とで発電反応を行う。燃料電池1は、パージガスを貯留するガス源60にバルブ62を介して接続されている。改質器2は、改質用原料が供給される改質用原料供給通路20に繋がり、改質用原料供給通路20から供給された改質用原料を改質反応により改質して発電用のガス状の燃料(水素ガスまたは水素含有ガス)を生成する。改質用原料としては、一般的には、メタン、メタノール、プロパン等の燃料系原料と水(水蒸気を含む)とが例示される。なお、改質器2の温度を検知する温度センサ28、改質ガスのCO濃度を検知するCOセンサ29が設けられている。
改質器2の出口2eとスタック10の燃料電池1の燃料極11の入口11iとは、燃料通路30で繋がれている。燃料通路30は第1開閉バルブ31を有する。第1開閉バルブ31は燃料通路30の開閉を行い、スタック10の燃料電池1への燃料の供給及び供給停止を行う。
燃焼器4は、可燃剤通路40から供給されたガス状の可燃剤と、空気通路41から供給された空気により改質反応に適するように、改質器2を高温状態に加熱する。可燃剤通路40は可燃剤源43に繋がり、第1供給源45(ポンプ、ブロア、ファン、コンプレッサ等)を有する。空気通路41は外気に繋がり、第2供給源46(ポンプ、ブロア、ファン、コンプレッサ等)を有する。
吐出通路34は、燃料電池1の燃料極11の出口11eと燃焼器4とを連通させると共に、燃料電池1の燃料極11の出口11eから吐出された発電反応後の燃料オフガスを燃焼器4に放出させる。発電反応後の燃料オフガスといえども、水素を含有するので吐出通路34で燃焼器4に供給して燃焼器4で燃焼させる。吐出通路34は第2開閉バルブ35を有する。第2開閉バルブ35は吐出通路34の開閉を行い、スタック10の燃料電池1への発電反応後の燃料オフガスの供給及び供給停止を行う。
吐出通路34の分岐部34kと燃料通路30の分岐部30kとはバイパス通路37で繋がれている。バイパス通路37はスタック10(燃料電池1)に対して並列に配置されており、スタック10(燃料電池1)を迂回する。バイパス通路37は第3開閉バルブ38を有する。第3開閉バルブ38はバイパス通路37の開閉を行い、燃料電池1で未利用の燃料をバイパス通路37及び吐出通路34を介して燃焼器4に供給したり、停止したりする。
改質器2の改質運転の立ち上がり時には、改質器2で生成されるガス状の燃料はCOガスの濃度が高く、燃料電池1の燃料極11に供給するためには、必ずしも充分ではない。そこで、改質器2の改質運転の立ち上がり時には、第1開閉バルブ31及び第2開閉バルブ35を閉鎖させると共に第3開閉バルブ38を開放させる。これにより改質器2の改質運転の立ち上がり時には、改質器2で生成されたガス状の燃料を、燃料電池1の燃料極11の入口11iに供給することなく、バイパス通路37を介して燃焼器4に放出させ、燃焼器4で燃焼させる。即ち、燃料電池1の燃料極11で利用されていない未利用の燃料を、開放状態の第3開閉バルブ38及びバイパス通路37を介して燃焼器4に供給し、燃焼器4で燃焼させる。
図2に示すように、温度センサ28及びCOセンサ29の信号は制御装置7に入力される。制御装置7は、第1供給源45、第2供給源46、第1開閉バルブ31、第2開閉バルブ35、第3開閉バルブ38、パージ用バルブ62の作動を制御する。
さて燃料電池1の運転を開始するときには、第1供給源45を作動させて可燃剤供給源43から可燃剤(可燃ガス)を可燃剤通路40を介して燃焼器4に供給すると共に、第2供給源46を作動させて空気を空気通路41を介して燃焼器4に供給する。これにより改質器2が改質反応に適する温度領域となるように、改質器2を高温状態に加熱する。この状態で、改質用原料供給通路20から改質用原料が改質器2に供給される。
この結果、改質器2は改質用原料を改質反応により改質して発電用のガス状の燃料を生成する。しかし改質器2の改質運転の立ち上がり時には、前述したように、改質器2で生成される燃料はCOガスを有していることがあり、燃料電池1の燃料極11に供給するに必ずしも充分ではない。
そこで本実施例によれば、改質器2の改質運転の立ち上がり時には、第1開閉バルブ31及び第2開閉バルブ35を閉鎖することにより改質器2と燃料電池1とを非連通状態とすると共に、第3開閉バルブ38を開放する。この結果、立ち上がり当初の改質器2で生成されたガス状の燃料を燃料電池1に供給することなく、バイパス通路37及び吐出通路34を介して燃焼器4に放出し、燃焼器4で燃焼させる。このように燃料電池1で未利用の燃料は燃焼器4で燃焼されると、排気通路33から排気ガスとして放出される。
改質器2の運転が立ち上がると、第1開閉バルブ31が開放し、改質器2で生成された燃料を燃料電池1の燃料極11に供給すると共に、酸化剤ガスである空気が燃料電池1の酸化剤極12に供給される。これにより燃料電池1で発電反応が行われ、負荷100が作動する。このとき第3開閉バルブ38が閉鎖しているものの、第2開閉バルブ35が開放しているため、燃料電池1で発電反応した後の燃料オフガスは第2開閉バルブ35及び吐出通路34を経て燃焼器4に放出され、燃焼器4で燃焼される。
また、燃料電池1の運転を停止するときには、活性度が低くて不燃性または難燃性のパージガス(一般的には窒素ガス)を貯留するガス源60のパージ用バルブ62を開放させて、そのパージガスを燃料電池1の燃料極11に封入する。パージガスにより燃料電池1の燃料極11の内部が空気に触れることが抑制され、燃料電池1の非運転時において燃料電池1の燃料極11が保護される。
このため燃料電池1の運転を再開するとき、燃料電池1の燃料極11に封入されているパージガスを吐出通路34を経て燃料電池1外へ放出させるパージガス放出処理を行う必要がある。パージガス放出処理には、第2開閉バルブ35が開放すると共に、第1開閉バルブ31及び第3開閉バルブ38が閉鎖する。ここで、パージガスは窒素ガス等のように活性度が低いガスであり、不燃性または難燃性を有する。
このため、パージガス放出処理の際に、第2開閉バルブ35を開放させて、燃料極11の内部の不燃性または難燃性のパージガスを吐出通路34を経て燃料電池1外の燃焼器4に放出させると、不燃性または難燃性のパージガスの濃度が燃焼器4において過剰に多くなり、燃焼器4における燃焼の安定性が低下するおそれがある。
そこで本実施例によれば、上記したパージガス放出処理の開始前に、燃焼器4に供給される可燃剤の量を増加させる。具体的には第1供給源45の作動により燃焼器4に供給する可燃剤の単位時間当たりの供給流量を増加させる。これにより燃焼器4における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う。この結果、不燃性または難燃性のパージガス(窒素ガス等)、または、パージガスを含有するガスが、燃料電池1の燃料極11の出口11eから第2開閉バルブ35及び吐出通路34を介して燃焼器4に放出されたとしても、燃焼器4における燃焼の安定性が良好に確保される。
本実施例は、上記したようにパージガス放出処理の開始前に燃焼器4に供給される可燃剤の供給流量を増加させることにより、燃焼器4における燃焼安定化処理を行うものである。ここで、パージガス放出処理の開始時刻からΔTA時間前に安定化処理を行うことができる。ΔTA時間とは燃料電池発電システムの種類によって適宜選択できるが、0.1秒〜600秒、0.5秒〜120秒、1秒〜60秒、1秒〜20秒、1秒〜10秒を例示することができる。但しこれらに限定されるものではない。
また、燃料電池1の立ち上がり運転時には、燃料電池1の発電運転を良好に行うべく、燃料電池1を活性化させる活性化処理を行う。活性化処理は、燃料電池1から電流掃引して燃料電池1から取り出す電流を増大させることにより行われる。この場合、燃料電池1の燃料極11の活物質である水素の濃度は急激に低下する。この結果、活性化処理の際には、水素の濃度が急激に低下した燃料オフガスが、開放状態の第2開閉バルブ35及び吐出通路34を介して燃焼器4に供給されるため、燃焼器4における燃焼の安定性が低下するおそれがある。
そこで本実施例によれば、上記した活性化処理を行うとき、活性化処理の開始前に、可燃剤通路40から燃焼器4に供給される可燃剤の流量を増加させる。具体的には第1供給源45の作動により燃焼器4に供給される単位時間当たりの可燃剤供給流量を増加させる。これにより燃焼器4における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う。
この結果、燃料電池1の活性化処理の際に、水素濃度が低い燃料オフガスが開放状態の第2開閉バルブ35及び吐出通路34を介して燃焼器4に供給されたとしても、燃焼器4における燃焼の安定性が良好に確保される。ここで、活性化処理の開始時刻からΔTB時間前に安定化処理を行うことができる。ΔTB時間とは燃料電池発電システムの種類によっても異なるものの、0.05秒〜600秒、0.5秒〜120秒、1秒〜60秒、1秒〜20秒、1秒〜10秒を例示することができる。これらに限定されるものではない。
図3は、上記した燃料電池発電システムの発電運転を開始するにあたり行われる処理のタイミングチャートの一例を示す。図4は図3の詳細を示す。このタイミングチャートについて説明を加える。
図3において特性線A1は可燃剤通路40から燃焼器4に供給されるガス状の可燃剤の単位時間当たりの流量を示す。特性線A2は改質器2に供給される改質用原料の単位時間当たりの流量を示す。特性線A3は燃焼器4の温度を示す。特性線A4は吐出通路34を流れる未利用の燃料における水素濃度を示す。
図3に示すように、時刻t0で可燃剤通路40からガス状の可燃剤が燃焼器4に供給される。燃焼器4が着火するため、時刻t1で可燃剤の供給流量を低下させる。時刻t1〜時刻t4間において、可燃剤通路40から燃焼器4への可燃剤の供給が継続される。改質器2の作動が開始されると、改質器2の改質反応で生成された可燃性をもつ燃料が開放状態の第3開閉バルブ38及びバイパス通路37を経て燃焼器4に供給されるため、時刻t4〜時刻t5にかけて、可燃剤通路40から燃焼器4に供給する可燃剤の流量を次第に低減させる。
時刻t5〜時刻t6にかけて、改質器2の改質反応で生成された可燃性をもつ燃料が開放状態の第3開閉バルブ38、バイパス通路37及び吐出通路34を経て燃焼器4に供給されるため、可燃剤通路40から燃焼器4に供給する可燃剤の流量を減少または0とする。
時刻t8から時刻t10にかけて、燃料電池1の前記した活性化処理が開始される。このため時刻8よりもΔTB前の時刻である時刻t6から、第1供給源45の作動量を増加させる。この結果、可燃剤通路40から燃焼器4に供給する単位時間当たりのガス状の可燃剤の流量を増加させ、燃焼器4における燃焼反応を安定させている。時刻t6〜時刻t11にかけて、可燃剤通路40から燃焼器4に供給する可燃剤の流量を維持する。活性化処理が終了した時刻11から、燃料電池1の発電反応が本格化するため、特性線A2に示すように改質用原料の供給流量が増加する。
改質器2の作動が立ち上がるとき、図4の特性線A4に示すように、吐出通路34を流れる未利用の燃料における水素濃度をCと仮定する。改質器2の作動の立ち上がりが終了した時刻t8においては、バイパス通路37の第3開閉バルブ38が閉鎖されると共に、燃料電池1の燃料極11から発電反応後の燃料オフガスが吐出通路34に吐出されるため、吐出通路34を流れる未利用の燃料における水素濃度は時刻t8から急激に低下し、Cとなる。
ここで、図4の特性線A4において、矢印B1に示すように、時刻t7において、吐出通路34を流れる未利用の燃料における水素濃度が急激に低下している。これは、前記したパージガス放出処理が時刻t7から開始されるため、燃料電池1に封入されていた不燃性または難燃性のパージガス(窒素ガス等)が開放状態の第2開閉バルブ35を介して吐出通路34に供給されたためである。
上記したようにパージガス放出処理が行われると、特性線A4において矢印B1に示すように、吐出通路34を流れる未利用の燃料における水素濃度が急激に低下する。これに対処するため、本実施例によれば、パージガス放出処理時刻の開始時刻である時刻t7よりもΔTA時間前である時刻t6において、可燃剤通路40から燃焼器4に供給する単位時間当たりのガス状の可燃剤の流量を増加させて燃焼器4における燃焼反応を安定させている。これにより不燃性または難燃性をもつパージガスを燃焼器4に放出させるパージガス放出処理が行われるときであっても、燃焼器4における燃焼反応が安定する。なお、時刻t6〜時刻t11にかけて、可燃剤通路40から燃焼器4に供給する可燃剤の流量を維持する。
以上説明したように本実施例によれば、燃料電池1に封入されている不燃性または難燃性のパージガスを放出させるパージガス放出処理を行うにあたり、パージガス放出処理の開始前において、燃焼器4における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う。これによりパージガス放出処理の際に、不燃性または難燃性のパージガスを吐出通路34を経て燃焼器4に放出させたとしても、燃焼器4における燃焼の安定性が確保され、改質器2を良好に加熱することができる。
また本実施例によれば、燃料電池1の活性化処理を行うにあたり、活性化処理の開始前において、燃焼器4における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う。これにより活性化処理を行い、水素濃度が低い燃料オフガスを吐出通路34を経て燃焼器4に放出させたとしても、燃焼器4における燃焼の安定性が確保され、改質器2を良好に加熱することができる。
本発明の実施例2について説明する。実施例2は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。本実施例によれば、燃焼安定化処理のときには、第1供給源45の作動量を増加させて可燃剤通路40から燃焼器4に供給される単位時間当たりのガス状の可燃剤の流量を増加させると共に、第2供給源46の作動量を増加させて燃焼器4に供給される単位時間当たりの空気の流量を増加させることにより行われる。これによりパージガス放出処理及び/または活性化処理が行われるときであっても、燃焼器4における燃焼反応が安定する。
図5は本発明の実施例3を示す。実施例3は実施例1と基本的には同様の構成、作用効果を有する。以下異なる部分を中心として説明する。本実施例によれば、吐出通路34の部位34xと可燃剤供給源43とに繋がる通路65と、通路65を開閉する第4開閉弁66とが設けられている。第4開閉弁66は一般的には閉鎖されている。
上記したパージガス放出処理及び活性化処理が行われるときには、制御装置7は第4開閉弁66を開放させ、通路65からガス状の可燃剤を吐出通路34に補充する。可燃剤の補充量は適宜することができる。このため、吐出通路34を流れる不燃性または難燃性のパージガス、水素濃度が低い燃料オフガスに、通路65からのガス状の可燃剤が混入する。この結果、不燃性燃性または難燃性のパージガス、水素濃度が低い燃料オフガスが燃焼器4に供給されたとしても、燃焼器4の燃焼反応の安定性は良好に確保される。従って、第4開閉弁66及び通路65は、吐出通路34を流れる不燃性または難燃性のパージガスや水素濃度が低い燃料オフガスに可燃剤を補充することにより、パージガスや燃料オフガスの可燃性を高める可燃剤補充要素として機能することができる。なお、パージガス放出処理及び/または活性化処理が行われるときには、第4開閉弁66は所定時間連続して開放しても良いし、あるいは、間欠的に開放しても良い。
(他の例)
記した実施例によれば、燃料電池1の立ち上がり運転時に、燃料電池1の発電運転を良好に行うべく、燃料電池1を活性化させる活性化処理を行うが、立ち上がり運転時に限らず、活性化処理は燃料電池1の運転中において行ってもよい。その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。
(付記項)上記した記載から次の技術的思想が把握される。
[付記項1]発電用の燃料が供給される燃料極と酸化剤が供給される酸化剤極とを有すると共に燃料と酸化剤とで発電反応を行う燃料電池と、改質用原料が供給され改質用原料に基づいて改質反応により発電用の燃料を生成する改質器と、燃焼用の可燃剤を供給する可燃剤通路に繋がり、前記可燃剤通路から供給された可燃剤を燃焼させて改質反応に適するように前記改質器を加熱する燃焼器と、前記燃料電池の燃料極と前記燃焼器とを連通させると共に、前記燃料電池の燃料極から吐出されるガスを前記燃焼器に供給する吐出通路とを具備する燃料電池発電システムにおいて、前記燃料電池から吐出されるガスに含まれている燃料成分の濃度に応じて、前記燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行うことを特徴とする燃料電池発電システム。
[付記項2]発電用の燃料が供給される燃料極と酸化剤が供給される酸化剤極とを有すると共に燃料と酸化剤とで発電反応を行う燃料電池と、改質用原料が供給され改質用原料に基づいて改質反応により発電用の燃料を生成する改質器と、燃焼用の可燃剤を供給する可燃剤通路に繋がり、前記可燃剤通路から供給された可燃剤を燃焼させて改質反応に適するように前記改質器を加熱する燃焼器と、前記燃料電池の燃料極と前記燃焼器とを連通させると共に、前記燃料電池の燃料極から吐出されるガスを前記燃焼器に供給する吐出通路とを具備する燃料電池発電システムにおいて、前記燃料電池に封入されているパージガスを前記吐出通路を経て前記燃焼器へ放出させるパージガス放出処理を行うとき、前記パージガス放出処理の開始前、開始時または開始直後に、前記燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行うことを特徴とする燃料電池発電システム。
[付記項3]発電用の燃料が供給される燃料極と酸化剤が供給される酸化剤極とを有すると共に燃料と酸化剤とで発電反応を行う燃料電池と、改質用原料が供給され改質用原料に基づいて改質反応により発電用の燃料を生成する改質器と、燃焼用の可燃剤を供給する可燃剤通路に繋がり、前記可燃剤通路から供給された可燃剤を燃焼させて改質反応に適するように前記改質器を加熱する燃焼器と、前記燃料電池の燃料極と前記燃焼器とを連通させると共に、前記燃料電池の燃料極から吐出されるガスを前記燃焼器に供給する吐出通路とを具備する燃料電池発電システムにおいて、前記燃料電池の活性化処理を行うとき、前記活性化処理の開始前、開始時または開始直後に、前記燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行うことを特徴とする燃料電池発電システム。
本発明は改質器を有する定置用、車両用、電気機器用、電子機器用等の用途に用いられる燃料電池発電システムに適用することができる。
燃料電池発電システムの配管図である。 制御系のブロック図である。 タイミングチャートである。 タイミングチャートである。 他の実施例に係り、燃料電池発電システムの配管図である。
符号の説明
図中、1は燃料電池、2は改質器、30は燃料通路、31は第1開閉バルブ、34は吐出通路、35は第2開閉バルブ、4は燃焼器、40は可燃剤通路、41は空気通路、45は第1供給源、46は第2供給源、37はバイパス通路、38は第3開閉バルブを示す。

Claims (1)

  1. 発電用の燃料が供給される燃料極と酸化剤が供給される酸化剤極とを有すると共に燃料と酸化剤とで発電反応を行う燃料電池と、
    改質用原料が供給され前記改質用原料に基づいて改質反応により発電用の燃料を生成する改質器と、
    前記改質器の出口と前記燃料電池の前記燃料極の入口とを繋ぐ燃料通路と、
    燃焼用の可燃剤を供給する可燃剤通路に繋がり、前記可燃剤通路から供給された可燃剤を燃焼させて改質反応に適するように前記改質器を加熱する燃焼器と、
    前記燃料電池の前記燃料極と前記燃焼器とを連通させると共に、前記燃料電池の燃料極から吐出されるガスを前記燃焼器に供給する吐出通路と
    前記燃料電池を迂回させるように前記吐出通路と前記燃料通路とを繋ぐ開閉可能なバルブをもち、前記改質器で生成されると共に前記燃料電池の前記燃料極で未利用の燃料を前記燃焼器に供給して前記燃焼器で燃焼させるバイパス通路と、
    前記燃料電池の運転を停止するときにおいて前記燃料電池の前記燃料極に不燃性または難燃性のパージガスをガス源から供給して前記燃料電池の前記燃料極に封入させるパージ用バルブと、
    前記燃料電池の前記燃料極から吐出されるガスに含まれている燃料成分の濃度に応じて、前記燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行う制御装置とを具備する燃料電池発電システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記燃料電池の運転を停止させるとき、不燃性または難燃性の前記パージガスを前記ガス源から供給して前記燃料電池の前記燃料極に封入させ、且つ、
    前記燃料電池の立ち上げ運転時において、
    前記改質器の改質反応で生成された可燃性をもつ燃料が前記燃料電池を迂回するように前記バイパス通路を経て前記燃焼器に放出されて前記燃焼器で燃焼されるバイパス操作を実行しつつ、前記可燃剤通路から前記燃焼器に供給する可燃剤の単位時間当たりの流量を、前記バイパス操作が実行される前の流量よりも低下させる燃焼安定化処理を行い、
    その後、前記燃焼器に供給される単位時間当たりの前記可燃剤の単位時間当たりの流量を前記バイパス操作時よりも増加させて前記燃焼器における燃焼を安定させる燃焼安定化処理を行い、
    その後、前記燃料電池の前記燃料極に封入されている不燃性または難燃性の前記パージガスを前記吐出通路を経て前記燃焼器へ放出させるパージガス放出処理を開始し、
    その後、前記燃料電池から電流掃引して前記燃料電池から取り出す電流を増大させることにより前記燃料電池を活性化させると共に前記燃料電池の前記燃料極における水素濃度の低下を誘発する活性化処理を開始することを特徴とする燃料電池発電システム。
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