JP4420955B2 - プレゼンス通信システム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プレゼンス通信システムに関し、特に通信前の相手状態を確認するプレゼンス(Presence)を行って通信を行うプレゼンス通信システムに関する。
近年、通信可能な環境内で、ユーザがどこにいようとも通信を望む相手を発見し、エンドツーエンド間で論理コネクションを設定して通信を開始するユビキタスネットワークの開発が急速に進められている。
ユビキタスネットワークにおいては、通信相手が不在の可能性があることや、通信環境が必ずしも常時接続でないことから、相手が今現在通信可能な状態にあるのか否かを事前に知ることは、通信を促進する上で非常に有効である。
この機能は通信相手の存在を示す意味でプレゼンス機能として標準化されている。プレゼンスとは、通信相手の存在や状態を事前に通知・把握する機能であり、これにより通信相手の状況に応じた通信手段の選択や通信の開始を可能とするものである。
通信前の相手状態が確認できるプレゼンス技術は、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC(Request For Comment)2778で規定されており、今後のユビキタスネットワークのキー技術になるものとして、現在注目されているものである。
図36はプレゼンスサービスシステムの概要を示す図である。プレゼンスサービスシステム100は主に、プレゼンスサーバ110、プレゼンティティ(Presentity)120、ウォッチャー(Watcher)130から構成され、プレゼンスサーバ110を介して、プレゼンス情報の要求、提供が行われる。なお、プレゼンティティ120は、プレゼンス情報を見せる側であり、ウォッチャー130は、プレゼンス情報を見る側となる(一般にプレゼンティティがユーザ、ウォッチャーがサービス事業者となる)。
基本的なプレゼンス情報の流れとして、まず、ウォッチャー130は、プレゼンス情報要求をプレゼンスサーバ110へ送信する。プレゼンスサーバ110は、プレゼンス情報要求をプレゼンティティ120に送信し、プレゼンティティ120はプレゼンス情報(例えば、現在通信可能か否かのユーザ状態)を返信する。
ウォッチャー130は、プレゼンスサーバ110を介して受信したプレゼンス情報からプレゼンティティ120の状態を認識し、サービス提供が可能な状態であれば、プレゼンティティ120に対して何らかのサービスを実行する。
プレゼンスサービスの従来技術としては、あるプレゼンティティのプレゼンス情報を、他のプレゼンティティのプレゼンス情報の変化をトリガにして自動的に更新する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−228833号公報(段落番号〔0020〕〜〔0046〕,第1図)
RFC2778によるプレゼンスサービスでは、プレゼンティティ120は、自身の識別子であるURI(Uniform Resource Identifiers)を用いてプレゼンスサーバ110にプレゼンス情報を提供し、ウォッチャー130は、プレゼンスサーバ110に対して、プレゼンティティ120のURIを指定してプレゼンス情報を取得する。これにより、ウォッチャー130は、プレゼンティティ120の状態を認識することができ、その後、プレゼンティティ120に対して何らかのサービスを実行する。しかし、このような従来の仕組みでは、システム規模が大きくなるにつれて、通知すべきメッセージの数が膨大になるといった問題があった。
図37はRFC2778による従来のプレゼンスサービスの問題点を示す図である。プレゼンティティが100個、ウォッチャーが100個あるシステムを考える。このとき例えば、100個のプレゼンティティ120−1〜120−100に対して、100個のウォッチャー130−1〜130−100が、それぞれのプレゼンティティのプレゼンス情報を収集する場合、プレゼンティティ120−1〜120−100からプレゼンスサーバ110へのプレゼンス情報の提供は、各プレゼンティティがすべてのウォッチャー130−1〜130−100に対して行うため、100×100=10000個の通知メッセージ(プレゼンス情報)が必要となる(1つのプレゼンティティは、100個のウォッチャーそれぞれに同じプレゼンス情報を送り、またプレゼンティティが100個あるので100×100となる)。
同様に、プレゼンスサーバ110からウォッチャー130−1〜130−100へのプレゼンス情報の通知は、同じく100×100=10000個必要であり、合計20000個のプレゼンス情報の通知メッセージの交換が必要となる。
このように、従来のRFC2778によるプレゼンスサービスでは、プレゼンティティ及びウォッチャーの数が多くなると、通知すべきメッセージの数が膨大になってしまい、通信品質を低下させるといった問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、プレゼンティティとウォッチャー間のメッセージ数を効率よく削減して通信品質の低下を防止したプレゼンス通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、プレゼンス通信システムが提供される。プレゼンス通信システムは、複数のプレゼンス情報を含むグループに対応するグループ識別子を階層化構造とし、プレゼンス情報を、最上位階層のグループ識別子ですべてのプレゼンス情報が集約されるように、下位階層のグループ識別子に対応するプレゼンス情報を、下位階層から上位階層へ向けて階層毎に順に集約して蓄積し、かつ要求されたプレゼンス情報をグループ識別子毎に配信するプレゼンスサーバと、プレゼンスサーバへ、グループ識別子毎にプレゼンス情報を提供するプレゼンス情報の提供クライアントと、グループ識別子毎に要求したプレゼンス情報を、プレゼンスサーバから受信するプレゼンス情報の要求クライアントとを有する
通信品質の低下を防止することが可能になる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
プレゼンス通信システムの構成例を示す図である。 プレゼンスサーバの概略構成を示す図である。 複数のグループURIに対してプレゼンス情報を提供している様子を示す図である。 プレゼンスサーバがプレゼンス情報を中継する場合の様子を示す図である。 グループURIの階層化構造を示す図である。 上位階層へ行くほどプレゼンス情報量を少なくさせる階層化構造を持つプレゼンスサーバの具体的な使用例を示す図である。 グループURIディレクトリサーバを示す図である。 プレゼンスサービス方法の動作を示すフローチャートである。 概念モデルを示す図である。 システム構成を示す図である。 機能ブロックのDB構成を示す図である。 グループURIディレクトリの構成を示す図である。 グループURI情報DBの構成を示す図である。 グループURIプレゼンスキャッシュの構成を示す図である。 開示ポリシDBの構成を示す図である。 購読メンバー情報DBの構成を示す図である。 配信ポリシDBの構成を示す図である。 メンバー情報DBの構成を示す図である。 ネスト情報DBの構成を示す図である。 クライアントの処理フローを示す図である。 グループURIディレクトリサーバの処理フローを示す図である。 グループURIの購読処理を示すフローである。 グループURIへのプレゼンス登録処理を示すフローである。 プレゼンス情報通知処理のフローを示す図である。 グループウォッチャーUAの処理フローを示す図である。 グループURIの生成の処理シーケンスを示す図である。 グループURIの購読の処理シーケンスを示す図である。 グループURIへのプレゼンス登録の処理シーケンスを示す図である。 グループURIのプレゼンス通知の処理シーケンスを示す図である。 時刻表配信サービスを示す図である。 イベントの登録例を示す図である。 モードによるプレゼンス情報の通知先の切り替えサービスを示す図である。 コミュニケーショングループへの適用例を示す図である。 家電状態モニタへの適用例を示す図である。 ホットスポットと連携した予約サービスへの適用例を示す図である。 プレゼンスサービスシステムの概要を示す図である。 RFC2778による従来のプレゼンスサービスの問題点を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はプレゼンス通信システムの構成例を示す図である。プレゼンス通信システム1aは、プレゼンスサーバ10a、プレゼンティティ(Presentity)20−1〜20−n及びウォッチャー(Watcher)30−1〜30−nから構成されて、通信前の相手状態(通信前のプレゼンティティの状態)を確認するプレゼンスを行ってからサービスを実行するシステムである。
プレゼンスサーバ10aは、複数のプレゼンス情報を1つのグループに束ね、この場合、プレゼンス情報の利用ポリシに同意したグループに付けられた識別子をグループ識別子(以下、グループURIと呼ぶ)とし、グループURI毎にプレゼンス情報を集約、蓄積して、グループURI毎に要求されるプレゼンス情報を配信する。
なお、プレゼンス情報とは、サービスを要求している人または端末装置などの状態(例えば、人が在席しているか否か、または端末装置が通信可能か否かなど)を表す情報のことである。
プレゼンティティ20−1〜20−nは、プレゼンス情報提供クライアントであって、プレゼンスサーバ10aへ、グループURI毎にプレゼンス情報を提供する。また、プレゼンティティ20−1〜20−nは、プレゼンス情報を提供するグループURIを選択し、グループURIに送信すべきプレゼンス情報を選別、編集して、グループURIを宛先としてプレゼンス情報を提供する。
ウォッチャー30−1〜30−nは、プレゼンス情報要求クライアントであって、グループURI毎にプレゼンティティ20−1〜20−nが提供したプレゼンス情報を要求し、プレゼンスサーバ10aから配信されたプレゼンス情報を受信する。
また、ウォッチャー30−1〜30−nは、プレゼンス情報を受信すると、プレゼンティティ20−1〜20−nに対して何らかのサービスを行う。例えば、プレゼンス情報からプレゼンティティ20−1〜20−nが通信可能な状態であることを知ると、プレゼンティティ20−1〜20−nへコンテンツを配信したりする。
プレゼンス通信システム1aでは、URIと呼ばれるプレゼンティティの識別子の他に、複数のプレゼンティティ20−1〜20−nから登録される複数のプレゼンス情報を何らかの共通の目的で束ねるグループURIを設けることで、プレゼンティティ20−1〜20−nが、目的に応じて自発的にグループURIを選択して、プレゼンス情報を通知することを特徴としている。
ここで、プレゼンティティ20−1とウォッチャー30−1〜30−mとの間でプレゼンス情報(例えば、プレゼンティティ20−1が在席しているか否かの情報)の要求、提供が行われる場合を考える。
ウォッチャー30−1〜30−mのそれぞれが、プレゼンティティ20−1の在席を知るためには、従来では、ウォッチャー30−1〜30−mのそれぞれからプレゼンス情報要求をプレゼンティティ20−1へ向けて送信し(m個のプレゼンス情報要求メッセージを送信)、プレゼンティティ20−1は、ウォッチャー30−1〜30−mのそれぞれに対して、プレゼンス情報を返信する必要があった(m個のプレゼンス情報の返信)。
一方、プレゼンス通信システム1aは、グループURIを設けてプレゼンス情報の要求、提供を制御する。例えば、プレゼンティティ20−1と、ウォッチャー30−1〜30−mとがプレゼンス情報の利用ポリシに同意した同じグループであり、これらグループにグループURI#1を設けるとする。
このとき、プレゼンティティ20−1がグループURI#1を宛先として、プレゼンスサーバ10aにプレゼンス情報を1度だけ送信し、プレゼンスサーバ10aは、このプレゼンス情報をグループURI#1で蓄積・管理する。
ウォッチャー30−1〜30−mは、プレゼンティティ20−1〜20−nの在席を確認したい場合、プレゼンスサーバ10aに対して、グループURI#1にアクセスすることで、プレゼンティティ20−1のプレゼンス情報を取得し、在席状態を認識できる。
すなわち、プレゼンティティ20−1では、1回だけプレゼンス情報をグループURI#1宛てに送信すれば、ウォッチャー30−1〜30−mからプレゼンス情報の要求があったときは、プレゼンスサーバ10aからプレゼンス情報がまとめてウォッチャー30−1〜30−mへ配信されることになり、従来のように何回もプレゼンス情報要求がきて、その度にプレゼンス情報を返信するといった面倒な通信を行わずにすみ、通信品質の低下を防止することができる。
さらにここで、図37で示した従来技術と比較する意味で、プレゼンス通信システム1aにおいて、100個のプレゼンティティ20−1〜20−100に対して100個のウォッチャー30−1〜30−100が、それぞれのプレゼンティティのプレゼンス情報を収集する場合を考える。
プレゼンティティ20−1〜20−100からプレゼンスサーバ10aへのプレゼンス情報の通知は、各プレゼンティティが、情報共有を前提として、プレゼンス情報の利用ポリシに同意したグループURIに向けて行われる。このため、ウォッチャーの数に無関係に各プレゼンティティが1回のみ通知を行えばよい。したがって、必要な通知メッセージの数は100個である。
また、プレゼンスサーバ10aからウォッチャー30−1〜30−100へのプレゼンス情報の通知に必要な通知メッセージの数も、同じく複数のプレゼンティティのプレゼンス情報がリストとして集約されているため100回で済む。したがって、合計200個のプレゼンス情報の通知メッセージの交換で済むことになる。
これは、従来の方式に比べて、はるかに少ない通知メッセージの交換で、プレゼンス情報の収集、配信システムを実現していることになる。この効果は、対象とするプレゼンティティとウォッチャーの数が増加するにしたがって顕著になる。
また、プレゼンティティ20−1〜20−nは、ディレクトリで公開されている利用ポリシにもとづいて、提供するプレゼンス情報が公開されることに同意しているので(グループURIは、ディレクトリサーバにより公開されている。図7で後述)、プレゼンス情報の安全性が問題になることはない(また、プレゼンス情報の公開に同意しているので、プレゼンティティが直接ウォッチャーの適否を判断する必要もない)。
なお、上記ではプレゼンスサーバ10aとウォッチャー30−1〜30−nを構成上分けて示したが、プレゼンスサーバ10a内にウォッチャーの機能を持たせる構成にしても構わない。
図2はプレゼンスサーバ10aの概略構成を示す図である。プレゼンスサーバ10aは、受信部11a、グループURIデータベース12a、配信部13aから構成される。受信部11aは、複数のプレゼンティティ20−1〜20−nからグループURIに提供されるプレゼンス情報を受信する。
グループURIデータベース12aは、受信したプレゼンス情報を、プレゼンティティ20−1〜20−nの識別子(URI)とプレゼンス情報との組で表したリスト形式で蓄積する。配信部13aは、グループURIに対してウォッチャー30−1〜30−nから要求されるプレゼンス情報の受信要求を受信して、プレゼンス情報の受信要求を行ったウォッチャーに対して、リスト形式のプレゼンス情報を配信する。
次にプレゼンス通信システム1aの他の特徴について図3〜図8を用いて説明する。図3は複数のグループURIに対してプレゼンス情報を提供している様子を示す図である。プレゼンスサーバ10aは、複数の異なるグループURI#1〜#nを有し、プレゼンティティ20−1〜20−nは、グループURI#1〜#nそれぞれにプレゼンス情報を提供する。
また、プレゼンティティ20−1〜20−nは、グループURIの選択機能を持ち、プレゼンス情報の内容と、グループURIへのプレゼンス情報の提供方針とにもとづき、プレゼンスサーバ10aに対して、プレゼンス情報の提供の有無、またはプレゼンス情報の通知間隔を決定する。
例えば、プレゼンティティ20−1がコンテンツAの配信を望むならグループURI#1へ現在在席していることを示すプレゼンス情報を提供し、コンテンツBの配信を望むならグループURI#2へ現在在席していることを示すプレゼンス情報を提供したりする。また、プレゼンス情報の提供の有無や通知間隔はプレゼンティティ20−1〜20−n側で任意に決定可能である。
次に複数のウォッチャー30−1〜30−nを介してのプレゼンス情報の中継動作について説明する。図4はプレゼンスサーバがプレゼンス情報を中継する場合の様子を示す図である。
プレゼンスサーバ10aは、グループURI#1aを、プレゼンスサーバ10bは、グループURI#1bを有している。グループURI#1aとグループURI#1bは、より大きなグループのサブセットであり、互いにプレゼンス情報を共用するものとする。
プレゼンティティ20−1a〜20−naは、グループURI#1aへプレゼンス情報を提供し、プレゼンスサーバ10aは、グループURI#1aで複数のプレゼンス情報を集約して、集約したプレゼンス情報群をプレゼンスサーバ10bへ配信する。
プレゼンティティ20−1b〜20−nbは、グループURI#1bへプレゼンス情報を提供し、プレゼンスサーバ10bは、グループURI#1bで複数のプレゼンス情報を集約して、集約したプレゼンス情報群をプレゼンスサーバ10aへ配信する。
ウォッチャー30−1a〜30−naは、プレゼンスサーバ10aのグループURI#1aを介して、ウォッチャー30−1b〜30−nbは、プレゼンスサーバ10bのグループURI#1bを介して、プレゼンティティ20−1a〜20−na、20−1b〜20−nbの両方のプレゼンス情報を知ることができる。
上記では、グループURI#1a、グループURI#1bを中継して互いにプレゼンス情報を配信する構成を示しているが、同様な制御により、複数のプレゼンスサーバを介してプレゼンス情報を中継すること、または1つのプレゼンスサーバ内の複数のグループURIでプレゼンス情報を中継することも可能である。
このように複数のグループURIを連携させて、プレゼンス情報を収集することにより、プレゼンティティが、同種のサービスに複数加入しているときに、個々のグループURIにプレゼンス情報を個別に登録する必要がなくなるため、よりトラフィックの削減が期待できる。
次にグループURIの階層化構造について説明する。図5はグループURIの階層化構造を示す図である。プレゼンスサーバ10aは、複数のグループURIを階層化構造とし、最上位層グループURIですべてのプレゼンス情報が集約、蓄積するように、最下位層グループURIに蓄積されたプレゼンス情報を、下位から上位へ向けて階層毎に順に集約、蓄積していく。
図では、グループURI#1−1〜#1−4が最下位層に位置しており、グループURI#1−1、#1−2で蓄積されているプレゼンス情報は、グループURI#2−1へ集約されて蓄積され、グループURI#1−3、#1−4で蓄積されているプレゼンス情報は、グループURI#2−2へ集約されて蓄積される。さらに、グループURI#2−1、#2−2で蓄積されているプレゼンス情報は、グループURI#3で集約され蓄積される。
このような階層化構造のグループURIに対して、プレゼンティティは最下位のグループURI#1−1〜#1−4に対してプレゼンス情報を提供し、プレゼンスサーバ10aは、所定の階層のグループURIのプレゼンス情報をウォッチャーへ送信する。
このような構成にすることにより、大規模システムを構築する場合でも、多くのプレゼンス情報を簡潔に管理することができ、ウォッチャーに対して各階層に応じたプレゼンス情報を柔軟に提供することが可能になる。
一方、プレゼンス情報を下位から上位へ向けて階層毎に順に集約、蓄積していく場合に、上位階層に提供するプレゼンス情報を絞り込んで、上位階層へ行くほどプレゼンス情報量を少なくさせてもよい。
図6は上位階層へ行くほどプレゼンス情報量を少なくさせる階層化構造を持つプレゼンスサーバの具体的な使用例を示す図である。グループURI#1を第1開発課で使用する識別子とし、グループURI#2を第2開発課で使用する識別子とする。また、グループURI#3をグループURI#1、#2よりも上位の階層に位置させて、第1開発課と第2開発課とを統括する統括開発部が使用する識別子とする。
ここで、第1開発課の社員は、例えば、自分の在席状態や、社外にいるなら自分がいる位置や、自分が使用する端末の通信状態等をプレゼンス情報としてグループURI#1へ提供する。第2開発課の社員も同様にして、プレゼンス情報をグループURI#2へ提供する。
そして、プレゼンスサーバ10aでは、グループURI#1、#2のそれぞれで集約したプレゼンス情報に対して必要な情報だけを絞り込んで、グループURI#3に登録する。例えば、プレゼンス情報の中の端末通信状態のみに限定してグループURI#3に登録する。
次にグループURIディレクトリサーバについて説明する。図7はグループURIディレクトリサーバを示す図である。グループURIディレクトリサーバ40は、グループURIの情報をプレゼンティティが検索可能なグループURIディレクトリ41を含むサーバであり、グループURIのサービス利用案内をプレゼンティティ20−1〜20−nに公開する。プレゼンティティ20−1〜20−nは、グループURIディレクトリ41を電話帳のように使用して、所望のグループURIを検索することができる。
例えば、プレゼンティティ20−1が、コンテンツAを配信するサービスを受けたいとすると、グループURIディレクトリ41を検索すれば、グループURI#1に自分のプレゼンス情報を提供すればよいことがわかる(グループURI#1に対して、プレゼンティティ20−1がサービスを受け入れ可能な状態であることをプレゼンス情報として提供すれば、グループURI#1に登録されているウォッチャーから、プレゼンティティ20−1へコンテンツAが配信されることになる)。
次にプレゼンスサービス方法について説明する。図8はプレゼンスサービス方法の動作を示すフローチャートである。
〔S1〕プレゼンスサーバ10aは、プレゼンス情報を収集するためのグループURIを生成する。
〔S2〕グループURIディレクトリサーバ40は、サービスの案内情報と共にグループURIのディレクトリを登録する。
〔S3〕プレゼンティティ20−1〜20−nは、グループURIディレクトリサーバ40を用いてグループURIを検索し、所望するサービスのグループURIにプレゼンス情報を提供する。
〔S4〕プレゼンスサーバ10aは、プレゼンティティ20−1〜20−nから提供されたプレゼンス情報をグループURI毎に集約、蓄積する。
〔S5〕ウォッチャー30−1〜30−nは、グループURI毎にプレゼンティティ20−1〜20−nが提供したプレゼンス情報を要求する。
〔S6〕プレゼンスサーバ10aは、グループURI毎に要求されるプレゼンス情報をウォッチャー30−1〜30−nに配信する。
〔S7〕ウォッチャー30−1〜30−nは、配信されたプレゼンス情報を受信して、プレゼンティティ20−1〜20−nの状態を認識し、サービス提供可能なプレゼンティティに対してサービスを実行する。
次にプレゼンス通信システム1aの詳細構成及び動作について説明する。図9は概念モデルを示す図である。
・プレゼンス情報1
プリンシパルの状態を示す情報である。プリンシパルは、RFC2778で実世界の人間やプログラムを表すものとして定義されている。プレゼンス情報のフォーマットは、RFC2778に一例が示されている。図9でプレゼンス情報は、PI−1Aのような記号で示されている。例えば、PI−1Aは、プリンシパル1が収集するタイプAのプレゼンス情報であることを示す。
・グループプレゼンスユーザエージェント:グループプレゼンスUA2
グループプレゼンティティ5に、プレゼンス情報を通知するためにプリンシパルが利用する手段であり、プリンシパルがグループURIディレクトリ3から必要な情報を取り出すことにより、動的に生成する。ここでグループAプレゼンスUAは、グループAのプレゼンスUAであることを示し、グループBプレゼンスUAは、グループBのプレゼンスUAであることを示す。
・グループURIディレクトリ3
プリンシパルがプレゼンス情報の通知先とプレゼンス情報の通知依頼の依頼先を調べる時に参照するグループプレゼンティティ5とグループウォッチャー6の識別子であるグループURIのURIアドレス、グループが必要とするプレゼンス情報、グループURIの公開ポリシ、配信ポリシ等が登録されたディレクトリサーバ。ここでは、説明のためグループAは、タイプAのプレゼンス情報を収集するグループであり、グループBはタイプBのプレゼンス情報を収集するグループであるとする。
・プレゼンスサービス4
プレゼンスサービス4(図1のプレゼンスサーバ10aに該当)は、グループプレゼンティティ5が通知する最新のプレゼンス情報を管理し、グループプレゼンティティ5のプレゼンス情報の通知依頼を登録しているグループウォッチャー6にプレゼンス情報を通知する。
・グループプレゼンティティ5
グループプレゼンティティ5は、グループプレゼンスUA2から通知されるプレゼンス情報をリスト形式で束ねて、プレゼンスサービス4にプレゼンスプロトコルを用いて通知するエンティティである。グループプレゼンティティ5が生成される時に、グループプレゼンティティ5にプレゼンス情報を通知するために必要な情報が、グループURIディレクトリ3にも登録される。ここでグループAプレゼンティティは、グループAのプレゼンティティであることを示し、グループBプレゼンティティは、グループBのプレゼンティティであることを示す。
・グループウォッチャー6
プレゼンスサービス4に対して、グループプレゼンティティ5の識別子であるグループURIを用いてプレゼンス情報の通知依頼を行うエンティティである。プレゼンスサービスからは、リスト形式で記述されたプレゼンス情報を受信する。この通知に関しては、draft−ietf−simple−event−list−07に1つのアイデアが示されている。ここでグループAウォッチャーは、グループAのウォッチャーであることを示し、グループBウォッチャーは、グループBのウォッチャーであることを示す。
・グループウォッチャーユーザエージェント:グループウォッチャーUA7
プリンシパルがプレゼンスサービス4からグループプレゼンティティ5のプレゼンス情報を通知してもらうために利用する手段であり、プリンシパルがグループURIディレクトリ3を検索し、該当のグループウォッチャー6と交渉し、交渉が成功した場合に動的に生成する。ここでグループAウォッチャーUAは、グループAのウォッチャーUAであることを示し、グループBウォッチャーUAは、グループBのウォッチャーUAであることを示す。
・プレゼンスサービス4へのプレゼンス情報登録処理
プリンシパル1は、グループAに対して、プレゼンス情報を通知するプリンシパルである。プリンシパル2は、グループAとグループBに、プレゼンス情報を通知するプリンシパルである。プリンシパル1と2は、共にタイプAとタイプBのプレゼンス情報を収集しているとする。プリンシパル1と2は、グループA、BのそれぞれのグループプレゼンスUAをグループURIディレクトリ3の検索情報にもとづいて作成する。グループAは、タイプAのプレゼンス情報を収集するグループであり、グループBは、タイプBのプレゼンス情報を収集するグループであるから、プリンシパル1のグループAプレゼンスUAは、PI−1A、PI−1Bの2つのプレゼンス情報のうち、PI−1Aのプレゼンス情報を選別し、グループAプレゼンティティに通知する。プリンシパル2のグループAプレゼンスUAは、PI−2A、PI−2Bの2つのプレゼンス情報のうち、PI−2Aのプレゼンス情報を選別し、グループAプレゼンティティに通知する。プリンシパル2のグループBプレゼンスUAは、PI−2A、PI−2Bの2つのプレゼンス情報のうち、PI−2Bのプレゼンス情報を選別し、グループBプレゼンティティに通知する。
・プレゼンスサービス4からのプレゼンス情報通知処理
プリンシパル3は、タイプAのプレゼンス情報を収集している任意のプリンシパルの情報を欲している。グループURIディレクトリ3を検索してタイプAの情報を収集しているグループAを抽出して、グループAウォッチャーにプレゼンス情報の通知依頼を行い、グループAウォッチャーUAを生成する。
プリンシパル4は、タイプAとタイプBのプレゼンス情報を判断し特定の条件を満たしたプリンシパルにサービスを提供する。グループURIディレクトリを検索してタイプAとタイプBの情報をそれぞれ収集しているグループAとグループBを抽出して、グループAウォッチャーとグループBウォッチャーにプレゼンス情報の通知依頼を行い、グループAウォッチャーUAとグループBウォッチャーUAを生成する。
グループAプレゼンティティは、プリンシパル1のグループAプレゼンスUAと、プリンシパル2のグループAプレゼンスUAから通知された、プレゼンス情報PI−1A、PI−2Aをリスト形式にしてグループAのプレゼンス情報として、プレゼンスサービス4に通知する。
グループBプレゼンティティは、プリンシパル2のグループBプレゼンスUAから通知された、プレゼンス情報PI−2Bをリスト形式にしてグループBのプレゼンス情報として、プレゼンスサービス4に通知する。
グループAウォッチャーは、プレゼンスサービスよりプレゼンス情報PI−1A、PI−2Aがリスト形式にされたグループAのプレゼンス情報を通知される。グループAウォッチャーは、プリンシパル3のグループAウォッチャーUAとプリンシパル4のグループAウォッチャーUAに対して同じ形式でグループAのプレゼンス情報を通知する。
グループBウォッチャーは、プレゼンスサービスよりプレゼンス情報PI−2Bがリスト形式にされたグループBのプレゼンス情報を通知される。グループBウォッチャーは、プリンシパル4のグループBウォッチャーUAに対して同じ形式でグループBのプレゼンス情報を通知する。
次にシステム機能概要について説明する。図10はシステム構成を示す図である。
・クライアント8
グループプレゼンスユーザエージェント機能を実装するPC、PDA、携帯電話等の通信機器。この実装例では、プリンシパルは、サービスを受けるユーザであると定義し、それぞれのユーザは1台のクライアント端末を使用していると想定する。
・グループURIディレクトリサーバ9
グループURIディレクトリ機能を実装したディレクトリサーバ。
・プレゼンスサービスサーバ10
プレゼンスサービス4と、グループプレゼンティティ5と、グループウォッチャー6の機能を実装したサーバ。
・アプリケーションサーバ11
グループウォッチャーユーザエージェント機能を実装したサーバ。プレゼンス情報を参照して何らかのサービスをユーザに提供する。
・オペレータ12
プレゼンスサービスサーバ上にグループURIを作成し、グループURIディレクトリサーバに登録するグループURIの管理者。管理者は、アプリケーションサーバや、クライアントと連携した、グループURI管理ソフトであるように構成することもできる。
次にデータについて説明する。図11は機能ブロックのDB構成、図12〜図19はデータ構成を示す図である。図12はグループURIディレクトリ3の構成を示す図である。グループURIディレクトリ3は、グループURIの情報を利用者が検索できるようにするための電話帳に対応するようなDBでありグループURIで索引されるグループURI情報から構成される。グループURI情報は、グループプレゼンティティ、グループウォッチャーを指定する識別子であるグループURIと、このグループの使用目的等の人間が用途を理解できるような情報を含む説明記述と、このグループURIが必要とするプレゼンス情報と、グループURIの作成者が、誰にどのようなポリシで収集した情報を公開するかを示す公開ポリシと、グループURIがネスト構造を持つ場合、グループプレゼンティティにプレゼンス情報を通知した場合に、通知メッセージを回送する宛先である関連URIで構成される。
図13はグループURI情報DB8−1の構成を示す図である。グループURI情報DB8−1は、グループURIディレクトリのサブセットであり、クライアントに蓄積されるグループURIディレクトリの索引情報のキャッシュである。グループURI情報DB8−1は、プレゼンス通知時の宛先の識別子であるグループURIと、このグループURIが必要とするプレゼンス情報とで構成される。
図14はグループURIプレゼンスキャッシュ4−1の構成を示す図である。グループURIプレゼンスキャッシュ4−1は、複数のクライアントから通知されるプレゼンス情報を蓄積するためのキャッシュであり、グループURIで索引されるリソースリストエントリから構成される。リソースリストエントリはこのリストを構成するプレゼンス登録メンバーの現在のプレゼンス情報を示すメンバー情報で構成される。メンバー情報は、メンバーの識別を示すメンバーURIとメンバーのプレゼンス情報から構成される。
図15は開示ポリシDB6−1の構成を示す図である。開示ポリシDB6−1は、アプリケーションサーバからプレゼンス通知依頼要求があった場合、通知を許可(認可)するかどうかを判断する情報であり、グループURIで索引されるグループURI認可情報から構成される。グループURI認可情報は開示先毎に規定される情報である開示先情報で構成される。開示先情報は、開示先情報の公開先を示す開示許可ドメインと、プレゼンス情報の公開の粒度や、公開するリスト情報にグループURI登録メンバーの全体を含めるか一部を含めるかの情報を示す開示範囲とで構成される。
図16は購読メンバー情報DB6−2の構成を示す図である。購読メンバー情報DB6−2は、グループURIの購読者を管理するDBであり、グループURIで索引される購読メンバー情報で構成される。購読メンバー情報は、グループURIを購読中のメンバーのURIを示すメンバーURIで構成される。
図17は配信ポリシDB6−3の構成を示す図である。配信ポリシDB6−3は、グループURIプレゼンスキャッシュが更新された場合、どのようなタイミングでアプリケーションサーバに通知するか、通知方法は、どのようなものであるかを規定するDBであり、グループURIで索引される配信ポリシで構成される。配信ポリシは、例えば、グループURIプレゼンスキャッシュの蓄積条件を規定するキャッシュ条件、アプリケーションサーバに対して、全リソースを通知するか、差分のみを追加するかというような通知条件で構成される。
図18はメンバー情報DB5−3の構成を示す図である。メンバー情報DB5−3は、グループURIに対してプレゼンスを通知してくるメンバーを管理するためのDBであり、グループURIで索引されるグループURIメンバー情報で構成される。グループURIメンバー情報は、プレゼンス登録者の識別を示すメンバーURIで構成される。
図19はネスト情報DB5−4の構成を示す図である。ネスト情報DB5−4は、グループURIが他のURIの代表URIとして定義された場合に、次の回送先を示すDBであり、グループURIで索引される回送先情報で構成される。回送先情報は、複数の回送先エントリで構成され、それぞれの回送先エントリは、回送先の識別を示すURIと、回送の可否を判定するための回送ポリシとで構成される。
次に図11に示した機能ブロックの詳細について図20〜図25を用いて説明する。各機能ブロックの実体はプログラムであり、メモリ(RAM等)上に展開され、本発明の機能を実装したPC、サーバ等の中央演算処理装置(CPU)により実行される。
・クライアント8(図11)
クライアント8は、プレゼンスサーバに対してプレゼンス情報を通知するエンティティである。グループURI毎に必要なプレゼンス情報を仕分けし、グループプレゼンティティを表すグループURIに向けてプレゼンス情報の通知を行なう。
クライアント8は、グループURI情報DB8−1と、ディレクトリ連携機能8−2と、グループプレゼンスUA2と、プレゼンス収集機能8−3から構成される。グループURI情報DB8−1については、既に説明済みである。
ディレクトリ連携機能8−2は、グループURIディレクトリサーバ9から必要とするグループURIの検索を行い、グループURIディレクトリ3から該当グループURIのURIや、必須プレゼンス等の登録に必要な情報を抽出し、グループURI情報DB8−1に登録を行い、グループプレゼンスUA2を生成する。
グループプレゼンスUA2は、プレゼンス収集機能8−3によりプレゼンス情報が収集されると、グループURI情報DB8−1を参照し、記録されているグループURIに送信するプレゼンス情報通知メッセージを作成する。この時、収集された複数のプレゼンス情報の中から必要なプレゼンス情報を選別してメッセージに設定する。また、グループプレゼンスUA2は、グループURI情報に登録された複数のグループURI毎に作成し、プレゼンス情報を複数のグループプレゼンティティに同時にプレゼンス情報を通知するように構成することもできる。更に、この時に状況に応じてグループプレゼンスへの通知メッセージの送出可否を決定するように構成することもできる。
図20はクライアントの処理フローを示す図である。
S801:グループURIディレクトリサーバ9より、ユーザがサービスを享受するために必要なグループURIを選択し、必要な情報をグループURIディレクトリサーバ9よりダウンロードする。
S802:グループURIにプレゼンスを通知するために必要な情報をグループURI情報DB8−1に登録する。
S803:プレゼンス収集機能8−3は、プレゼンス情報の変化を監視する。プレゼンス情報は、例えば、クライアント端末の通信状態(オンライン、オフライン)、プリンシパル(ユーザ)から手動入力されるユーザの状態(会議中等)、センサーが収集する情報(無線タグの読み込みによる周辺機器の情報、GPSによる位置情報)等が考えられる。監視対象のプレゼンス情報に変化があった場合は、グループプレゼンスUA2を起動し、S804に進む、変化が無い場合は、監視処理を続行する。
S804:グループプレゼンスUA2は、グループURI情報DB8−1を参照して、送出先のグループURIと、通知する必要のあるプレゼンス情報を特定する。
S805:S804の情報にもとづいて、プレゼンス情報通知メッセージを編集し、プレゼンスサービスサーバ10に送出する。
S806:グループURI情報DB8−1に記録されているすべてのグループURIに対して、プレゼンス情報通知が終了するまで、プレゼンス通知処理を続行する。プレゼンス通知処理が完了すると、S803に戻りプレゼンス情報の監視を行う。
・グループURIディレクトリサーバ9(図11)
グループURIディレクトリサーバ9は、グループURIの情報をクライアントに公開することを目的としたサーバである。グループURIディレクトリサーバ9は、ディレクトリ管理機能9−1と、グループURIディレクトリ3と、ディレクトリ検索機能9−2から構成される。
ディレクトリ管理機能9−1は、オペレータに対して、グループURIの生成、登録のためのGUIを提供し、入力された情報をグループURIディレクトリ3に登録する。グループURIディレクトリ3については、既に説明済みである。
ディレクトリ検索機能9−2は、クライアント8に対してグループURI検索用のAPIを提供し、クライアント8からの検索指示にしたがってグループURIディレクトリ3を検索し、クライアント8が特定したグループURIの情報をクライアント8に送信する。
図21はグループURIディレクトリサーバの処理フローを示す図である。
S901:オペレータは、グループURIディレクトリサーバ9の管理画面より、グループURIを作成し、必要な情報を入力する。
S902:入力された情報をグループURIディレクトリ3に登録する。
S903:クライアント8は、グループURI検索画面より、所望するグループURIを検索するための情報を入力する。
S904:グループURIディレクトリを入力された情報にしたがって検索する。
S905:特定したグループURIの情報をクライアント8に通知する。
・プレゼンスサービスサーバ10(図11)
プレゼンスサービスサーバ10は、グループURI宛に行われる複数のクライアント8からのプレゼンス通知メッセージを受け付け、グループURIプレゼンスキャッシュ4−1にリスト情報として登録し、グループURIにプレゼンス情報の通知依頼を行うアプリケーションサーバ11に対して、複数のクライアント8のプレゼンス情報を束ねたプレゼンス情報のリストを通知する機能を持つ。
プレゼンスサービスサーバ10は、グループプレゼンティティ5と、プレゼンスサービス4と、グループウォッチャー6から構成される。
グループウォッチャー6は、グループURIへのプレゼンス情報の通知依頼を受け付け、アプリケーションへのプレゼンス情報の通知を管理するエンティティであり、プレゼンス情報の通知依頼を認可する時に参照される開示ポリシDB6−1と、グループURIに対するプレゼンス情報の通知依頼者の一覧を管理する購読メンバー情報DB6−2と、プレゼンス情報を通知する時の方法を定義した配信ポリシDB6−3と、グループURIへのプレゼンス情報の通知依頼メッセージの受付処理を行う購読受付機能6−4と、グループURIプレゼンスキャッシュ4−1が更新された場合に、アプリケーションサーバ11にプレゼンス情報通知を行う通知制御機能6−5で構成される。グループURIプレゼンスキャッシュ4−1については、既に説明済みである。
グループプレゼンティティ5は、クライアントからグループURIに行われるプレゼンス情報の通知メッセージを受け付けるエンティティであり、プレゼンス情報通知メッセージを受け付け、グループURIに向けて送出された複数のクライアントからのプレゼンス情報を集約して、グループURIプレゼンスキャッシュ4−1及び、メンバー情報DB5−3に登録するプレゼンス受信機能5−1と、グループURIが他のURIと関係を持っている場合に、プレゼンス情報通知メッセージを他のプレゼンスサービスサーバに向けて回送するメッセージ回送機能5−2と、グループURIと他のURIとの関係を記録したネスト情報DB5−4とで構成される。
図22〜図24はプレゼンスサービスサーバの処理フローを示す図である。図22はグループURIの購読処理を示すフローである。
S1001:アプリケーションサーバ11は、グループURIに対してプレゼンス情報通知依頼メッセージを投げることで、プレゼンス情報の通知依頼を行う。
S1002:グループウォッチャー6、開示ポリシDB6−1を参照して、プレゼンス情報通知依頼者の認証及び、通知の認可を決定する。
S1003:通知が許可された場合、購読メンバー情報DB6−2にアプリケーションサーバ11の識別(URI)を登録する。
図23はグループURIへのプレゼンス登録処理を示すフローである。
S1004:クライアント8は、プレゼンス情報が更新されるとプレゼンスサーバのグループURIを宛先としたプレゼンス情報通知メッセージを送信する。グループプレゼンティティ5は、プレゼンス情報通知メッセージを受信する。
S1005:プレゼンス情報通知メッセージを送信してきたクライアントの識別(URI)をメンバー情報DB5−3に登録する。
S1006:グループURIプレゼンスキャッシュ4−1の該当グループURIの該当メンバー情報をクライアントから通知されたプレゼンス情報で更新する。リアルタイム性が求められる場合は、この時点で、グループウォッチャーに更新通知を行うように構成しても良い。
S1007:ネスト情報DB5−4を参照し、グループURIが他のURIと関係を持っていれば、ネスト情報DB5−4に登録されているURIに向けて、プレゼンス情報通知メッセージを回送する。この場合、グループプレゼンティティ5は、回送先のURIのエンティティに対してはクライアントとして動作する。通知するプレゼンス情報は、グループURIで集約されたリソースリスト情報であるように構成することもできる。
図24はプレゼンス情報通知処理のフローを示す図である。
S1008:グループウォッチャー6は、配信ポリシDB6−3からプレゼンス情報通知の頻度や、通知方法を参照する。
S1009:グループウォッチャー6は、配信ポリシの指定にしたがって、グループURIプレゼンスキャッシュ4−1を参照する。プレゼンスキャッシュ4−1の参照の仕方は、例えば1分に一回、グループURIに登録されている全メンバー(クライアント)のプレゼンス情報を通知するとか、グループプレゼンティティと連携して、グループURIの個々のメンバーに対してプレゼンス情報通知が行われた場合、そのメンバーのプレゼンス情報だけを通知するといった方法が考えられる。
S1010:購読メンバー情報6−2を参照し、登録されている購読者(アプリケーションサーバ11)の識別(URI)へ、プレゼンス情報通知メッセージを送信する。
・グループウォッチャーUA7(図11)
グループウォッチャーUA7は、グループURIに対してプレゼンス情報の通知依頼を行い、プレゼンスサーバから通知される複数のクライントのプレゼンス情報をリスト形式にしたプレゼンス情報を受信するエンティティである。
グループウォッチャーUA7はグループURIに対してプレゼンス情報通知依頼メッセージを送出する購読依頼機能7−1と、グループURIの購読の結果としてリスト形式で通知されるプレゼンス情報を受信するプレゼンス受信機能7−2から構成される。
図25はグループウォッチャーUAの処理フローを示す図である。
S701:アプリケーションサーバ11は、プレゼンス情報を取得するためにグループウォッチャーUA7を起動し、グループURIに対してプレゼンス情報通知依頼を行う。グループURIは、アプリケーションサーバ11のサービスの提供者が情報収集のために作成して、登録することができる。グループURIがサービスの提供者により作成されたものでない場合は、グループURIディレクトリサーバ9を索引して、適切なグループURIを発見するように構成することもできる。
S702:プレゼンスサービスサーバ10からのプレンゼンス情報通知メッセージを監視し、プレゼンスサービスサーバ10からプレゼンス情報の通知があった場合、リスト形式で通知されたプレゼンス情報をメッセージより抽出し、アプリケーションに通知する。複数のクライアントのプレゼンス情報を束ねて通知する方法は、例えばdraft−ietf−simple−event−list−07のドラフトで定義されている。リストを構成するメンバーの数が膨大な場合は、ビット形式で情報を伝達する、またはリストを何らかの方式で圧縮して送信する方法も考えられる。また、初回のみ完全なリストを通知し、以降は差分のみを通知するといった方法も効果的である。
次にプレゼンス通信システム1aの処理概要シーケンスと、上述の機能ブロックの処理フローについて説明する。図26はグループURIの生成の処理シーケンスを示す図である。
(1)サービスの提供者(情報配信業者または、情報提供業者)は、プレゼンスサービスのオペレータ12(管理者)に、グループURIの作成依頼を行う。依頼方式は、サービス契約を取り交わす方式でも良いし、オペレータの機能をソフトウェアで構成し、依頼者が直接WEB画面から入力するように構成、または、メールに必要な情報を記入し、送信することでグループURIが作成可能なように構成しても良い。尚、ここで情報配信業者は、クライアントのプレゼンス情報を参照、加工してクライアントへ情報を配信する業者、情報提供業者は、クライアントからのプレゼンス情報を収集し、情報配信業者へプレゼンス情報を提供する業者のことを示す。
(2)オペレータ12は、プレゼンスサービスサーバ10の各DB(開示ポリシDB6−1、購読メンバー情報DB6−2、配信ポリシDB6−3、グループURIプレゼンスキャッシュ4−1、メンバー情報DB5−3、ネスト情報DB5−4)に申請されたグループURIのエントリを作成し、初期値を設定する。DBへの登録方法は、保守画面を介して管理者が入力する方法等が考えられる。
(3)オペレータ12は、新設したグループURIを、クライアント8が利用可能なようにするために、グループURIディレクトリサーバ9にアクセスして、管理画面より必要情報を入力して、グループURIを登録する。
(4)グループURIディレクトリサーバ9のディレクトリ管理機能9−1は、グループURIディレクトリ3を更新する(図21:S901〜902)。
図27はグループURIの購読の処理シーケンスを示す図である。
(1)サービス提供者は、アプリケーションサーバ11のグループウォッチャーUA7を起動する。購読対象のグループURIの指定方法は、グループウォッチャーUA7起動(生成)時にパラメータとして渡す方法や、グループURIディレクトリサーバ9と連携する方法が考えられる。
(2)グループウォッチャーUA7の購読依頼機能7−1は、指定されたグループURIを管理しているプレゼンスサービスサーバにプレゼンス情報通知依頼メッセージを生成し送信する。プレゼンス情報通知依頼メッセージは、RFC2778で規定されているSUBSCRIBEメッセージを利用することができる。またdraft−ietf−simple−event−list−07のドラフトで定義されているリスト形式のURIをサポートしているか否かの拡張を用いて相互接続性の交渉を行うこともできる(図25:S701)。
(3)プレゼンスサービスサーバ10のグループウォッチャー6は、グループURIを宛先として送出されたプレゼンス情報通知依頼メッセージを受け付け、開示ポリシDB6−1を参照して、プレゼンス情報通知依頼が受付可能かどうか判断する。プレゼンス情報通知依頼メッセージの認可処理については、SUBSCRIBEメッセージを用いている場合は、送信者のURIとメッセージダイジェストを利用可能である。開示ポリシの最も単純な例は、購読者をグループURIの作成者に限定する場合である(図22:S1001〜S1002)。
(4)プレゼンス情報通知依頼を受付可能である場合は、購読メンバー情報DB6−2にプレゼンス情報通知依頼者(アプリケーションサーバ)のURIを登録する(図22:S1003)。
図28はグループURIへのプレゼンス登録の処理シーケンスを示す図である。
(1)ユーザは、クライアント8のグループプレゼンスUA2を起動する。
(2)ユーザは、クライアント8が提供するグループURI検索画面を利用して、所望するサービスのグループURIを特定する。この選択のイメージは、イエローページを検索することと類似である。ディレクトリ連携機能の例として、メッセンジャー、メーラー、チャットのようにそのグループURIを利用して配信される情報(インスタントメッセージ、メール、WEB画面等)の表示ブラウザとを一体化したクライアントソフトを提供し、選択したグループURIをGUI画面に表示し、有効かそうでないかを選択可能にする、または時間に応じて自動的にグループURIを選択して、送出先を切り替えるような機能を持たせるようなことが考えられる(図20:S801〜S802、図21:S903〜S905)。
(3)クライアント8は、プレゼンス情報を監視する。プレゼンスの監視方法としては、例えば特開2004−228833で開示されているように他のプレゼンティティのプレゼンス情報を購読する、人が手動で入力する、センサー等と連携して自動的に数値の変化を通知させることなどが考えられる。また、このプレゼンス情報自体を、本発明を用いて、他のエンティティから登録されるプレゼンス情報のリストであるように構成することもできる(図20:S803)。
(4)プレゼンス情報の更新を検知すると、グループURI情報DB8−1からグループURIを抽出し、指定されたプレゼンス情報を設定したプレゼンス情報通知メッセージを作成する。このプレゼンス情報通知メッセージは、例えばRFC3261で規定されているREGISTRATIONメッセージを利用することが可能である。または、draft−ietf−simple−event−list−07のドラフトで定義されているバックエンド購読のような処理を流用することも可能である。但しこの場合、プレゼンス情報の購読者は、グループプレゼンティティ(または、グループウォッチャー)でなければならず、プレゼンス情報通知メッセージは、購読者であるグループウォッチャーに通知されるようにしなければならず、draft−ietf−simple−event−list−07のようにRLS(リソースリストサーバ)の購読者に通知するようにしてはならない。この差分は、グループURIが束ねている情報が、個人向けの情報なのか、情報共有を目的としているかの違いにより生じる(図20:S804〜S806)。
(5)プレゼンスサービスサーバ10のグループプレゼンティティ5は、クライアント8からグループURI宛に送出されたプレゼンス情報通知メッセージを受信し、プレゼンス情報通知メッセージの送信者を該当グループURIの登録メンバーとしてメンバー情報DB5−3に追加する。尚、グループURIの生成時に、登録可能メンバー情報をメンバー情報DB5−3に登録しておき、許可されたメンバーのみがプレゼンス情報通知を可能なように構成することもできる(図22:S1004〜S1005)。
(6)プレゼンスサービスサーバ10のグループプレゼンティティ5は、プレゼンス情報通知メッセージからプレゼンス情報を抽出し、グループURIプレゼンスキャッシュ4−1の該当グループURIのメンバーエントリ情報のプレゼンス情報を更新する(図23:S1006)。
(7)プレゼンスサービスサーバ10のグループプレゼンティティ5は、メッセージ回送機能5−2にプレゼンス情報通知メッセージを通知する。
(8)プレゼンスサービスサーバ10のグループプレゼンティティ5は、ネスト情報DB5−4を索引し、該当グループURIに関連付けされているURIがあるか参照する。このURIは、通常の単一のプレゼンティティを示すURIでも良いし、他のグループURIであっても良い(図23:S1007)。
(9)プレゼンスサービスサーバ10のグループプレゼンティティ5は、関連するURIがある場合、それらのURIに向けてプレゼンス情報通知メッセージを回送する。回送先は、同じプレゼンスサービスサーバの他のプレゼンティティと、他の管理ドメインのプレゼンスサービスサーバのプレゼンティティの両方が可能である。
図29はグループURIのプレゼンス通知の処理シーケンスを示す図である。
(1)プレゼンスサービスサーバ10のグループウォッチャー6は、プレゼンス情報が購読されているそれぞれのグループURIに関して、配信ポリシDB6−3から該当グループURIの配信方法の規定情報を抽出する。配信ポリシは、リアルタイム性の低いサービスであれば、30分に一回の通知を規定しているかもしれず、リアルタイム性の高いものは、プレゼンス情報が変更されたら即時に通知することを規定しているかもしれない。配信ポリシの例としては、複数のメンバーのプレゼンス情報を蓄積していることの特性を活かして、例えばキーとなるメンバーのプレゼンス情報に合わせて配信ポリシを動的に変更するように構成するようなことも考えられる。具体的な例をあげると、場所のプレゼンス情報を収集するグループURIであれば、メンバーの中でキーとなるユーザと同じプレゼンス情報を持つメンバー(同じ場所にいる)のプレゼンス通知をリアルタイムに、それ以外のメンバーの通知は30分に1回というように動的に配信方法を変更することで、全体のトラフィックを削減するようなことも考えられる。更に、本発明では、グループURIに対して、クライアント8が直接プレゼンス情報を登録するように構成するため、プレゼンスサービスサーバ10の通知制御機能と、クライアント8のグループプレゼンスUA2との間にプレゼンス情報通知間隔の交渉機能を持たせプレゼンス情報通知メッセージの送出レートを変更させるように構成することも考えられる。例えば、1分毎に更新されるプレゼンス情報があっても、グループURIの配信ポリシが30分に1回であれば、29回分のプレゼンス情報通知処理は無駄となるので、このグループURIに対しては30回に1回のみプレゼンス登録を行うように変更するようなことが可能になる。このように構成することで、更に全体のトラフィックを削減するようなことが可能になる(図24:S1008)。
(2)プレゼンスサービスサーバ10のグループウォッチャー6は、配信ポリシDB6−3で指定される配信方法にしたがってグループURIプレゼンスキャッシュ4−1をクエリーし、プレゼンス通知メッセージを生成する。これは、例えば配信間隔が30分に1回であれば、30分おきにクエリーすればよいことを意味する。逆にリアルタイムな通知が必要な場合は、グループプレゼンティティ5のプレゼンス受信機能5−1にグループURIプレゼンスキャッシュ4−1を更新したらグループウォッチャー6の通知制御機能6−5にも更新を通知するように構成し、即時通知を可能なように構成しなければならないことを意味する(図24:S1009)。
(3)プレゼンスサービスサーバ10のグループウォッチャー6は、購読メンバー情報6−2を参照して、グループURIを購読しているメンバーを特定する(図24:S1010)。
(4)プレゼンスサービスサーバ10のグループウォッチャー6は、購読メンバーに対してプレゼンス情報通知メッセージを送出する。プレゼンス情報通知メッセージは、例えばRFC2778で規定されているNOTIFYメッセージを、複数のプレゼンス情報の通知方法として、イベントリストのドラフトで定義されているRLMI等を用いることができる(図25:S702)。
次にプレゼンス通信システム1aを利用したサービス例について説明する。図30は時刻表配信サービスを示す図である。サービスのサンプルとして、ユーザの携帯端末に、公共交通機関の情報を配信し、ユーザの通勤や旅行をサポートするサービスを考える。バスや電車の時刻表や運行状況等は、利用予定時間の少し前にリアルタイムに通知されると非常に利便性が向上する。また、バスと鉄道、複数の鉄道を利用する等の場合には、目的の乗り物に乗車したあとは、自動的に次に利用する乗り物の案内が配信される、または、自動的に情報配信が停止すると便利である。
この例のようなサービスは、ユーザの状態と意思を反映させて情報配信を行う必要があるが、RFC2778で規定されるプレゼンスサービスは、プレゼンスを欲する側(このサービス例では、情報を配信するサービス提供者側)が、ユーザにプレゼンス情報の通知を依頼することにより、プレゼンス情報の通知が開始されるため、ユーザの状態や意思を反映させるためには、サービス提供者側は、ユーザのプレゼンス情報を常に受信し、ユーザに指定された条件を満たした時にのみ情報を配信するようにシステムを構成する必要がある。
このようなシステム構成をとった場合、サービス提供者にとっては、個々のユーザのプレゼンス情報の収集管理は、管理面、システムでの処理負荷が高くなり、利用ユーザが多い場合、情報を収集するために膨大なリソースを必要とする。またユーザの意思は、それぞれのサービス提供業者に分散させて反映させる必要があるため、鉄道に乗車したら、次はバスの情報を配信してもらうといった連携が難しいという欠点もある。
これと同じ機能を持つシステムを本発明の機能を用いて構成してみる。鉄道とバスを利用して、会社に出勤しているユーザをサポートする例を考える。ユーザは、GPSと電子マネー機能を持った携帯電話を、このサービスを享受するために利用すると想定する。情報配信業者は、鉄道会社Aとバス会社Bであり、それぞれサービスを提供するために情報収集グループtimescadule@raiway.comとtimescadule@buscompany.comを作成し、情報収集業者(携帯電話キャリヤ)のディレクトリサーバで公開しているとする。情報収集業者は、携帯電話のソフトとして、または、携帯電話にプレゼンスサービスを提供するプレゼンスサーバの機能として、本発明のグループURIのクライアント機能を提供しているとする。このクライアントは、このサンプルサービスをサポートするために、ユーザの指定した時間と、現在位置、及び電子マネーの使用履歴とを判断してグループURIへのプレゼンス登録を制御する機能を持つものとする。ユーザは、午前8:00ごろ自宅を出て、電車、バスの順番で乗り物を利用して会社へ通勤するとする。また、午後8:00ごろ、会社を出てバス、電車の順番で乗り物を利用して自宅へ帰宅するとする。この場合、ユーザは、午前8:00から直近10分程度の電車の時刻表と運行状況を配信してもらうことを欲し、電車に乗り込んだ後は、バスの時刻表と運行状況を配信してもらうことを欲する。同様に、午後8:00から直近10分程度のバスの時刻表と運行状況を配信してもらうことを欲し、バスに乗り込んだ後は、電車の時刻表と運行状況を配信してもらうことを欲する。
このようなサービスでは、自宅や会社を出発する時刻がいつもと異なる、または、出張等でいつもと違う場所にいる場合に柔軟に対応することが、単なる情報配信サービスとは異なるプレゼンスを利用した情報配信サービスのメリットとして期待される。以下に、サービスの手順を示す。
(1)ユーザは、携帯電話キャリヤの提供するディレクトリサービスから、鉄道会社Aとバス会社BのグループURIを検索し、グループURIクライアントに取り込む。例えば、このグループURIクライアントは、JAVA(登録商標)アプリケーションであり、iモード(登録商標)のような携帯電話用ブラウザから、ディレクトリサービスと連携したWEBサービス画面上で操作することによりグループURIの情報の取り込みを実現する。
(2)グループURIクライアントは、それぞれの情報配信を始めるための条件を登録、参照可能なように構成する。例えば、条件として、開始時刻、場所、イベント等を設定できるようにする。ユーザは、自分の行動スケジュールに合わせて、図31のように登録する。
図31はイベントの登録例を示す図である。この例では、開始及び終了イベントは、電子マネーの支払いを利用する。電子マネーで駅の改札を通過または、バスでの支払いを行った時に、電子マネーのアプリケーションと連動して、電子マネーの読み取り機や、購入履歴のログから支払先を特定し、鉄道やバスを利用したことを検知できるようにグループURIクライアントを構成する。また、GPSや基地局のセルから特定できる位置情報から自宅や会社といった指定を検知できるように、グループURIクライアントを構成する。グループURIクライアントがプレゼンス情報(この例では、電子マネーの利用履歴や位置情報)の収集方法と、ユーザの条件の指定方法については、様々なバリエーションが考えられる。ここで示したのはあくまでも1つの実施方法に過ぎず、この方式に特定するものではない。言い換えると、グループURIクライアントは、時刻、電子マネー利用、位置の3つをプレゼンスとして収集するように構成されており、プレゼンスの収集手段を、本発明は、限定しない。
(3)グループURIクライアントは、収集したプレゼンスとユーザから登録された条件の比較を常に行う。時刻がAM8:00で、位置が自宅であれば、(a)の条件に一致するので、グループURItimescadule@raiway.comを宛先として、現在位置の送信を開始する。グループURIクライアントは、位置が変わるたび、または定期的に現在位置をtimescadule@raiway.comに送信する。
(4)鉄道会社Aの情報配信アプリケーションは、timescadule@raiway.comに集められる情報を定期的に参照している。AM8:00になるとユーザのプレゼンスがtimescadule@raiway.comのプレゼンスリストに反映され始めるので、情報配信アプリケーション(サービスの実行も兼ねたプレゼンスサーバに該当)は、プレゼンスリストに示されるユーザのIDと、位置情報と、ユーザが鉄道会社Aの情報配信アプリケーションに予め登録している利用路線の情報をもとに、最寄駅と、電車を求めて、時刻表DBを参照して時刻表を配信する。鉄道会社Aが時刻表DBに電車の運行状況を反映するように構成していれば、運行状況等も合わせて配信しても良い。
(5)グループURIクライアントは、ユーザが駅の改札を、電子マネーを利用して通過すると、改札通過というイベントを発生させる。これは、例えば、改札が電子マネーを読み取った時に、鉄道会社へ支払われる乗車料金の利用履歴を利用することが考えられる。改札通過イベントの発生により(a)の終了条件と(b)の開始条件が満たされるため、グループURIクライアントは、プレゼンスを通知する宛先を鉄道会社AのグループURItimescadule@raiway.comからバス会社Bのtimescadule@buscompay.comに変更する。鉄道会社AのグループURItimescadule@raiway.comに対しては、グループURIクライアントがプレゼンスサーバに明示的にプレゼンス情報の通知停止を通知するか、プレゼンスサーバを、リフレッシュ周期までに登録がこない場合は、公開停止にするように構築する。このようにすることで、鉄道会社AのグループURItimescadule@raiway.comへのユーザのプレゼンス登録は、非活性となるので、鉄道会社Aからの情報配信は停止される。即ち、改札を通過すると電車の時刻表は配信されなくなる。一方、バス会社BのグループURItimescadule@buscompay.comに対してはプレゼンス登録が開始されるので、鉄道会社Aからの鉄道の時刻表配信で説明したのと同じように、バス会社Bからユーザに対してバスの時刻表の配信が開始される。また、既に述べたのと同じ原理にもとづいて、ユーザがバスに乗車すると(バスの改札機に電子マネーをかざすと)、バスの時刻表の配信が停止される。
(6)帰宅時の動作も、既に説明したのと同じように行われ、PM8:00に会社にいると、バスの時刻表が配信され、バスに乗車すると鉄道の時刻表が配信される。
(7)このように構成することにより、情報提供側が逐一ユーザの状態を監視する代わりに、ユーザが自分の意思で、情報が欲しい時にのみ情報提供者に自分の状態を通知し、サービスを受けることが可能になる。この例では、情報提供者がユーザの状態を知らなければならないのは、1日に2回のみである。しかしRFC2778で規定される方式では、情報提供者がユーザの状態を監視する必要があるため、情報配信が行われる2回以外の、情報提供者にとって無関係なユーザの状態通知を処理し続けなければならない。本発明の機能を利用してシステムを構成することで、サービス提供とは無関係なユーザの状態を監視する労力から解放され、ネットワークの無駄なリソースの消費も抑制することが可能になる。
図32はモードによるプレゼンス情報の通知先の切り替えサービスを示す図である。別のサービス例として、ユーザが自分の勤める企業と、家族に連絡の便宜のために、自分の状態を通知している例を考える。サービス例1と同様に、ユーザは、携帯電話を、プレゼンスを通知するための機器として所有していると想定する。RFC2778で規定される方式でこのサービスを実現した場合、携帯電話キャリヤが、プレゼンスサービスを提供し、家族のメンバーと、企業の業務管理アプリケーションがユーザのプレゼンス情報の通知を依頼し、ユーザからプレゼンス情報を通知してもらうことになる。ユーザは、勤務時間以外には、会社に自分のプレゼンス情報を通知したくないかもしれないが、企業の業務管理アプリケーションがユーザの状態を見て、プレゼンス情報通知を依頼したり、通知依頼を中止したりするように構成するのは難しく、プレゼンス情報の通知を停止している間は、ユーザがプライベートな状態であるかどうか知る術はない。クライアントソフト上で、ユーザの状況とプレゼンス情報の通知先を判断して、通知先が企業と家族で異なる状態を送信する(即ち、勤務時間以外には、企業にはダミー情報を通知する)ように構成することは可能であるが、サービス例1の場合と同じように、必要でない時にも通知されるプレゼンス情報を処理し続けなければならないのは同じである。
次に、本発明の機能を用いてこのサービスの提供システムを構成することを考える。
(1)ユーザは、家族との連絡用のためのグループURIfamily@telephone.comを作成する。例えば、これは、携帯電話キャリヤが提供する付加サービスであり、家族間では無償で、お互いの状態を参照できるサービスとして提供されるかもしれない。携帯電話キャリヤは、ユーザとの契約にもとづき、このようなグループURIを作成し、管理する。
(2)企業は、企業内の内線電話と連動して、ユーザの状態を管理するプレゼンスサーバを独自に持っているかもしれない。または、ユーザが所有している携帯電話を企業内の内線電話としても利用できるように、携帯電話キャリヤが、プレゼンスサーバとして企業にアウトソーシングしているかもしれない。いずれの場合も、企業は、携帯電話から通知されるプレゼンスの受け口として、グループURIcompany@telephone.comを作成し、携帯電話キャリヤに登録する。
(3)携帯電話キャリヤは、プレゼンスサービス提供の実現方式として、例えば電波によるユーザの携帯電話の位置確認時に、ユーザが登録した状態を携帯電話から応答させることで、ユーザのプレゼンス情報を収集するようにプレゼンスサーバを構成する。携帯電話キャリヤの管理するプレゼンスサーバは、本発明のグループURIクライアントの機能を有しているとする。ユーザは、携帯電話キャリヤと契約する時に、家族用プレゼンスサービス提供の有無を選択し、自分の勤めている企業のグループURIへの転送依頼を行う。プライベートモードと、ビジネスモードの切り替えは、例えば携帯電話にモードボタンを配置し、モードボタンの押下によりプレゼンスサーバにモードを通知するようにする。あるいはモードそのものをプレゼンス情報としてプレゼンス情報通知時に一緒に登録するように構成する。
(4)ビジネスモード時は、プライベートなグループURIfamily@telephone.comと、企業のグループURIcompany@telephone.comの両方にプレゼンス情報を通知し、プライベートモード時は、プライベートなグループURIfamily@telephone.comにのみプレゼンス情報を通知するようなロジックを持つように、プレゼンスサーバのグループURIクライアント機能を構成する。
(5)ユーザが所有する携帯電話は、プレゼンスを提供するためのアプリケーションが起動しており、画面に表示されるステータスの中から選択または、ステータスボタンのようなものを配置し、ステータスボタン押下のたびに状態が変化するように構成する。
(6)今、ユーザがモードをビジネスモードにし、状態を打ち合わせ中にしたとする。モードと、状態は、携帯電話のメモリ上に記録され携帯電話がどこの基地局にいるかの電波による位置確認時に、メモリ上から参照され応答情報として返される。
(7)携帯電話キャリヤのロケーションサーバは、これらの応答を取り出し、ユーザのプレゼンスサービスクライアントとしてプレゼンスの登録を行う。
(8)携帯電話キャリヤのプレゼンスサーバは、(2)で示したグループURIの振り分けロジックにしたがって、グループURIへのプレゼンス通知を行う。この場合、モードはビジネスモードであるので、プライベートなグループURIfamily@telephone.comと、企業のグループURIcompany@telephone.comの両方に打ち合わせ中という状態の通知を行う。プライベートなグループURIfamily@telephone.comは、ユーザの家族のみがプレゼンスを共有するグループであり、家族全員のプレゼンスが集められている。家族のメンバーはこのグループURIにプレゼンス通知依頼を行うことで、家族全員の状態を知ることができる。ユーザの家族は、ユーザが打ち合わせ中であることを知り、緊急でない私的な通信を控えるべきだという判断を行うことができる。また、企業のグループURIcompany@telephone.comは仕事の仲間のプレゼンスを共有するグループである。ビジネスのパートナーは、常に変化するため、互いにプレゼンスの通知を依頼しあう形式では、メンバーの保守が煩雑な作業となる。グループURIcompany@telephone.comは、情報共有のためのURIであり、このグループURI宛にプレゼンスを登録し、このグループURIにプレゼンスの通知依頼を行えば、関係者全員の情報を取得可能となるため、煩わしいメンバーの保守作業をユーザが行う必要がなくなる。
(9)ユーザがモードをプライベートモードにし、状態を空きにしたとする。
(10)既に説明したように、プレゼンスサーバにプレゼンスが通知され、プライベートなグループURIfamily@telephone.comにのみ空きという状態が通知される。企業のグループURIcompany@telephone.comには、例えば、業務終了といった状態を送信し、再びユーザがモードをビジネスモードに変更するまで、プレゼンスを通知しないように構成する。
以上、2つのサービス例で示したように、情報配信や、情報共有を目的としたプレゼンスの通知先であるグループURIを設け、ユーザが目的に応じてグループURIにプレゼンスを通知するように構成することにより、既存の情報配信サービスのシステムでは、実現しがたい、ユーザの状況を考慮しつつ、軽量でフレキシブルな情報配信、情報共有が可能となる。
また、プレゼンス情報の提供者自らが自発的に、プレゼンス情報の登録先を選べる仕組みを導入することにより、プレゼンス情報の参照者が購読を行うことによりサービスを実行する既存の仕組みと違って、プレゼンス情報の共用に関してあらかじめユーザの同意を取ることが可能となるため、プレゼンス情報を複数のユーザで共用することが可能となり大規模イベント通知システムにおいて効率的にメッセージの交換数を減らすことが可能になる。その結果、何らかのプレゼンス情報を公開する見返りとして、プレゼンス情報を利用して何らかの付加価値サービスを享受するといった、単なるアウェアネスでの利用に限定されない、大規模な情報配信サービスの展開が可能となる。
また、その他のサービスへの適用として、以下に3つのサービスを示す。図33はコミュニケーショングループへの適用例を示す図である。家族、自治体、PTA、会社でそれぞれグループURIを作成する。ユーザは例えば、引越しなどで生活環境が変化した場合、自治体、PTA、会社といったグループURIに加入するだけで、容易に関係者の情報等の連絡を受けることができる。
図34は家電状態モニタへの適用例を示す図である。家電と家族のメンバでグループURIを構築し、家族の外出状況と、家電の状態とを同時に知ることができる。これにより、例えば、家族が全員外出しているのに、ポットや暖房機器のスイッチが入ったままといった情報を知ることができる。
図35はホットスポットと連携した予約サービスへの適用例を示す図である。いくつかの無線LANの設置場所(ホットスポット)でグループURIを作成し、各ホットスポットから登録されるプレゼンス情報をもとに、ユーザに様々なサービスを提供する。これにより、例えば、インターネットで予約し、その場所に到着したら決済され、行かなかったら自動的に予約がキャンセルされるといったサービスが可能になる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1a プレゼンス通信システム
10a プレゼンスサーバ
20−1〜20−n プレゼンティティ
30−1〜30−n ウォッチャー

Claims (3)

  1. 複数のプレゼンス情報を含むグループに対応するグループ識別子を階層化構造とし、プレゼンス情報を、最上位階層のグループ識別子ですべてのプレゼンス情報が集約されるように、下位階層のグループ識別子に対応するプレゼンス情報を、下位階層から上位階層へ向けて階層毎に順に集約して蓄積し、かつ要求されたプレゼンス情報をグループ識別子毎に配信するプレゼンスサーバと、
    前記プレゼンスサーバへ、グループ識別子毎にプレゼンス情報を提供するプレゼンス情報の提供クライアントと、
    グループ識別子毎に要求したプレゼンス情報を、前記プレゼンスサーバから受信するプレゼンス情報の要求クライアントと、
    を有することを特徴とするプレゼンス通信システム。
  2. 前記プレゼンスサーバは、プレゼンス情報を下位階層から上位階層へ向けて階層毎に順に集約する場合に、プレゼンス情報を絞り込んで、上位階層へ行くほど情報量を少なくさせることを特徴とする請求項1記載のプレゼンス通信システム。
  3. プレゼンス通信方法において、
    プレゼンスサーバは、複数のプレゼンス情報を含むグループに対応するグループ識別子を階層化構造とし、プレゼンス情報を、最上位階層のグループ識別子ですべてのプレゼンス情報が集約されるように、下位階層のグループ識別子に対応するプレゼンス情報を、下位階層から上位階層へ向けて階層毎に順に集約して蓄積し、かつ要求されたプレゼンス情報をグループ識別子毎に配信し、
    提供クライアントは、前記プレゼンスサーバへ、グループ識別子毎にプレゼンス情報を提供し、
    要求クライアントは、グループ識別子毎に要求したプレゼンス情報を、前記プレゼンスサーバから受信する、
    ことを特徴とするプレゼンス通信方法。
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