JP4419682B2 - 感光性平版印刷版の製版方法 - Google Patents
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Description
アルミニウム支持体上に、(A)光重合開始剤、(B)高分子結合材、(C)重合可能な、エチレン性不飽和結合含有化合物および(D)吸収極大波長が350〜550nmにある色素を含有する光重合性感光性層を有する感光性平版印刷版を画像露光した後、現像処理する感光性平版印刷版の製版方法において、該現像処理に用いられる現像液が実質的に珪酸塩を含まず下記化合物Aを含有し、かつ該アルミニウム支持体の前記光重合性感光性層を有する面にポリビニルホスホン酸を積層し、該現像処理した後の平版印刷版材料の非画像部表面のP原子濃度が3〜15atm%であるようにする工程を有することを特徴とする感光性平版印刷版の製版方法。
前記アルミニウム支持体の前記光重合性感光性層を有する面を陽極酸化し、この後前記ポリビニルホスホン酸を含む水溶液で処理することで前記積層を行うことを特徴とする請求項1に記載の感光性平版印刷版の製版方法。
前記化合物Aの含有量が2〜10質量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の感光性平版印刷版の製版方法。
前記現像液が、下記化合物Bを含有し、前記化合物Aと該化合物Bの含有割合(化合物A:化合物B)が2:3〜1:7であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の感光性平版印刷版の製版方法。
〔式中Rは置換、無置換のアルキル基または置換、無置換のアリール基を表す。mは1〜3の整数を表し、nは2〜30の整数を表す。〕
1.染炭化水素のC1sを利用
2.表面に蒸着したAuの4f7/2を利用
3.標準物質との混合
4.低エネルギー電子フラットガンの利用
等があるが、試料表面に特別な処理を施さない「汚染炭化水素のC1sを利用」する補正を行う。
本発明において、画像露光がなされた感光性平版印刷版は、実質的に珪酸塩を含まず上記化合物Aを含むアルカリ性水溶液からなる現像液で現像される。
アルカリ剤としては、例えば第二燐酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム;重炭酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム;炭酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム;炭酸水素ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム;ホウ酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム;水酸化ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム及び同リチウム等の無機アルカリ剤が挙げられる。
本発明に係る化合物Aは、分子中に飽和アルキル基を有する疎水基を有し、該飽和アルキル基の分子量が、疎水基全体の分子量の0〜25%であるポリオキシエチレン基を含有するアニオン性界面活性剤を指し、該飽和アルキル基の分子量が該疎水基全体の分子量の0以上5%以下であるものが好ましい。
全ての疎水基の分子量に対する、飽和アルキル基の分子量の割合をいい、分子中に飽和アルキル基を有する疎水基を、2以上有する場合には、その分子が有する全ての疎水基の元素について合計した分子量を分母として、その全ての疎水基が有する飽和アルキル基の元素についての分子量を分子(飽和アルキル部)として計算した結果を%表示したものである。
本発明に係る化合物Aは、現像液中に0.1〜10質量%含有されることが好ましく、更に、2〜10質量%含有されることが特に好ましい。
本発明に係る現像液は、さらに下記化合物Bを含むことが好ましい。
〔式中Rは置換、無置換のアルキル基または置換、無置換のアリール基を表す。mは1〜3の整数を表し、nは2〜30の整数を表す。〕
上記アルキル基としては、炭素数6〜20の飽和アルキル基が挙げられ、特に炭素数8〜14の飽和アルキル基が好ましく用いられる。
本発明に係る現像液には、現像性の促進や現像カスの分散および印刷版画像部の親インキ性を高める目的で必要に応じて他の界面活性剤や有機溶剤を添加できる。
本発明に係る現像液には、種々の現像安定化剤をふくんでもよい。それらの好ましい例として、特開平6−282079号公報記載の糖アルコールのポリエチレングリコール付加物、テトラブチルアンモニウムヒドロキシドなどのテトラアルキルアンモニウム塩、テトラブチルホスホニウムブロマイドなどのホスホニウム塩およびジフェニルヨードニウムクロライドなどのヨードニウム塩が好ましい例として挙げられる。
現像液には更に必要により有機溶剤を加えてもよい。かかる有機溶剤としては、水に対する溶解度が約10質量%以下のものが適しており、好ましくは5質量%以下のものから選ばれる。例えば、1−フェニルエタノール、2−フェニルエタノール、3−フェニル−1−プロパノール、4−フェニル−1−ブタノール、4−フェニル−2−ブタノール、2−フェニル−1−ブタノール、2−フェノキシエタノール、2−ベンジルオキシエタノール、o−メトキシベンジルアルコール、m−メトキシベンジルアルコール、p−メトキシベンジルアルコール、ベンジルアルコール、シクロヘキサノール、2−メチルシクロヘキサノール、3−メチルシクロヘキサノールおよび4−メチルシクロヘキサノール、N−フェニルエタノールアミンおよびN−フェニルジエタノールアミンなどを挙げることができる。
本発明に係る現像液には必要に応じて還元剤が加えられる。これは印刷版の汚れを防止するものであり。好ましい有機還元剤としては、チオサリチル酸、ハイドロキノン、メトール、メトキシキノン、レゾルシン、2−メチルレゾルシンなどのフェノール化合物、フェニレンジアミン、フェニルヒドラジンなどのアミン化合物が挙げられる。更に好ましい無機の還元剤としては、亜硫酸、亜硫酸水素酸、亜リン酸、亜リン酸水素酸、亜リン酸二水素酸、チオ硫酸および亜ジチオン酸などの無機酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などを挙げることができる。これらの還元剤のうち汚れ防止効果が特に優れているのは亜硫酸塩である。これらの還元剤は使用時の現像液に対して好ましくは、0.05〜5質量%の範囲で含有される。
本発明に係る現像液には必要に応じて更に有機カルボン酸を加えることもできる。好ましい有機カルボン酸は炭素原子数6〜20の脂肪族カルボン酸および芳香族カルボン酸である。脂肪族カルボン酸の具体的な例としては、カプロン酸、エナンチル酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸およびステアリン酸などがあり、特に好ましいのは炭素数8〜12のアルカン酸である。また炭素鎖中に二重結合を有する不飽和脂肪酸でも、枝分かれした炭素鎖のものでもよい。
本発明に係る現像液には現像性能を高めるために前記の他に以下のような添加剤を加えることができる。例えば特開昭58−75152号公報記載のNaCl、KCl、KBr等の中性塩、特開昭59−121336号公報記載の[Co(NH3)]6Cl3等の錯体、特開昭56−142258号公報記載のビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロライドとアクリル酸ナトリウムの共重合体等の両性高分子電解質、特開昭59−75255号公報記載のSi、Ti等を含む有機金属界面活性剤、特開昭59−84241号公報記載の有機硼素化合物等が挙げられる。本発明に用いられる現像液および補充液には更に必要に応じて、防腐剤、着色剤、増粘剤、消泡剤および硬水軟化剤などを含有させることもできる。
本発明に係るアルミニウム支持体は、アルミニウム板が使用され、この場合、純アルミニウム板及びアルミニウム合金板等であってもかまわない。
本発明に係る光重合開始剤は、画像露光により、(C)重合可能な、エチレン性不飽和結合含有化合物の重合を開始し得る化合物であり、好ましく使用できるものは、チタノセン化合物、モノアルキルトリアリールボレート化合物、鉄アレーン錯体化合物、トリハロアルキル化合物などが挙げられる。
式中Aは、シクロペンタジエニル基、アルキル置換シクロペンタジエニル基を表す。式中Bは芳香族環を表す。式中X-はアニオンを表す。
本発明に係る光重合性感光性層は、トリハロアルキル化合物を含むことが好ましい。トリハロアルキル化合物はトリハロアルキル基を有する化合物であり、特に付加重合可能なエチレン性不飽和結合含有化合物として光で酸化し得る基を含む付加重合可能なエチレン性不飽和結合含有化合物を含む場合に特に好ましく用いられる。トリハロアルキル基を含む化合物としては、塩素または臭素を含有した化合物が特に適当である。
本発明に係る高分子結合材としては、アクリル系重合体、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、シェラック、その他の天然樹脂等が使用出来る。また、これらを2種以上併用してもかまわない。
本発明に係る重合可能なエチレン性不飽和結合含有化合物は、分子内に、重合可能な、エチレン性不飽和結合を有する化合物であり、一般的なラジカル重合性のモノマー類、紫外線硬化樹脂に一般的に用いられる分子内に付加重合可能なエチレン性二重結合を複数有する多官能モノマー類や、多官能オリゴマー類を用いることができる。
本発明に係る光重合性感光性層に用いられる重合可能なエチレン性不飽和結合含有化合物は、少なくとも一つの、光で酸化し得る基を含む付加重合可能なエチレン性不飽和結合含有化合物であることが好ましい。
M−2:トリエタノールアミン(1モル)、イソホロンジイソシアネート(3モル)、2−ヒドロキシエチルアクリレート(3モル)の反応生成物
M−3:N−n−ブチルジエタノールアミン(1モル)、1,3−ビス(1−イソシアナート−1−メチルエチル)ベンゼン(2モル)、2−ヒドロキシプロピレン−1−メタクリレート−3−アクリレート(2モル)の反応生成物
M−4:N−n−ブチルジエタノールアミン(1モル)、1,3−ジ(イソシアナートメチル)ベンゼン(2モル)、2−ヒドロキシプロピレン−1−メタクリレート−3−アクリレート(2モル)の反応生成物
M−5:N−メチルジエタノールアミン(1モル)、トリレン−2,4−ジイソシアネート(2モル)、2−ヒドロキシプロピレン−1,3−ジメタクリレート(2モル)の反応生成物
この他にも、特開平1−105238、特開平2−127404記載の、アクリレートまたはアルキルアクリレートが用いることが出来る。
また、プレポリマーも上記同様に使用することができる。プレポリマーとしては、後述する様な化合物等が挙げることができ、また、適当な分子量のオリゴマーにアクリル酸、又はメタクリル酸を導入し、光重合性を付与したプレポリマーも好適に使用できる。これらプレポリマーは、1種又は2種以上を併用してもよいし、上述の単量体及び/又はオリゴマーと混合して用いてもよい。
本発明に係る光重合性感光性層の上側には、保護層を設けることが好ましい。保護層(酸素遮断層)は、現像液(アルカリ水溶液)への溶解性が高いことが好ましい。
本発明に係る光重合性感光層は、必要に応じ画像露光光を吸収する色材をふくんでもよい。色材としては、例えばシアニン、フタロシアニン、メロシアニン、ポルフィリン、スピロ化合物、フェロセン、フルオレン、フルギド、イミダゾール、ペリレン、フェナジン、フェノチアジン、ポリエン、アゾ化合物、ジフェニルメタン、トリフェニルメタン、ポリメチンアクリジン、クマリン、クマリン誘導体、ケトクマリン、キナクリドン、インジゴ、スチリル、ピリリウム化合物、ピロメテン化合物、ピラゾロトリアゾール化合物、ベンゾチアゾール化合物、バルビツール酸誘導体、チオバルビツール酸誘導体等、ケトアルコールボレート錯体が挙げられ、更に欧州特許568,993号、米国特許4,508,811号、同5,227,227号、特開2001−125255、特開平11−271969号等に記載の化合物が挙げられる。
本発明の感光性組成物は、350〜550nmの波長範囲に吸収極大を有する増感色素を含有する。
本発明においては、感光性平版印刷版は350nm〜550nmの紫外光領域のレーザーで、露光を行う。350〜550nmの波長の入手可能なレーザー光源としては以下のものを利用することができる。ガスレーザーとして、Arイオンレーザー(364nm、351nm)、Krイオンレーザー(356nm,351nm)、He−Cdレーザー(441nm)、固体レーザーとして、Nd:YAG(YVO4)とSHG結晶×2回の組合わせ(355nm)、Cr:LiSAFとSHG結晶の組合わせ(430nm)、半導体レーザー系として、KNbO3、リング共振器(430nm)、導波型波長変換素子とAlGaAs、InGaAs半導体の組合わせ(380nm〜450nm)、導波型波長変換素子とAlGaInP、AlGaAs半導体の組合わせ(300nm〜350nm)、AlGaInN(350nm〜450nm)、その他にパルスレーザーとしてN2レーザー(337nm、パルス0.1〜10mJ)、XeF(351nm、パルス10〜250mJ)、FD−YAGレーザ(532nm)等が挙げられる。特にこの中でAlGaInN半導体レーザー(市販InGaN系半導体レーザー400〜410nm)が波長特性、コストの面で好適である。
本発明の製版方法では、自動現像機を用いて感光性平版印刷版材料を現像処理する方法が、本発明の効果が有効であり、好ましい態様である。
現像処理された版は水洗水、界面活性剤等を含有するリンス液、アラビアガムや澱粉誘導体等を主成分とするフィニッシャーや保護ガム液で後処理を施された後、印刷に供せられる。
感光性平版印刷版材料は、本発明の製版方法により処理された後、印刷に供せられる。
(アクリル系共重合体1の合成)
窒素気流下の三ツ口フラスコに、メタクリル酸30部、メタクリル酸メチル50部、メタクリル酸エチル20部、イソプロピルアルコール500部及びα、α′−アゾビスイソブチロニトリル3部を入れ、窒素気流中80℃のオイルバスで6時間反応させた。その後、イソプロピルアルコールの沸点で1時間還流を行った後、トリエチルアンモニウムクロライド3部及びグリシジルメタクリレート25部を加えて3時間反応させ、アクリル系共重合体1を得た。
厚さ0.3mmのアルミニウム板(材質1050,調質H16)を65℃に保たれた5%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、1分間の脱脂処理を行った後、水洗した。この脱脂アルミニウム板を、25℃に保たれた10%塩酸水溶液中に1分間浸漬して中和した後、水洗した。次いで、このアルミニウム板を、0.3質量%の硝酸水溶液中で、25℃、電流密度100A/dm2の条件下に交流電流により60秒間、電解粗面化を行った後、60℃に保たれた5%水酸化ナトリウム水溶液中で10秒間のデスマット処理を行った。デスマット処理を行った粗面化アルミニウム板を、15%硫酸溶液中で、25℃、電流密度10A/dm2、電圧15Vの条件下に1分間陽極酸化処理を行い、支持体1を作製した。更に陽極酸化処理後に、親水化処理を表1に記載の条件で行い支持体2〜7を作製した。この時、表面の中心線平均粗さ(Ra)は0.65μmであった。
上記支持体1〜7上に、下記組成の感光層塗工液1を乾燥時1.5g/m2になるようワイヤーバーで塗布し、95℃で1.5分間乾燥し、感光層塗布試料を得た。
付加重合可能なエチレン性二重結合含有単量体M−3(下記) 25.0部
付加重合可能なエチレン性二重結合含有単量体NKエステル4G(新中村化学社製ポリエチレングリコールジメタクリレート) 25.0部
重合開始剤I−3 4.0部
トリハロアルキル化合物CI−1 2.0部
分光増感色素D−1(前記) 3.0部
アクリル系共重合体1 40.0部
N−フェニルグリシンベンジルエステル 4.0部
フタロシアニン顔料(MHI454:御国色素社製) 6.0部
2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート(スミライザーGS:住友3M社製) 0.5部
弗素系界面活性剤(F−178K;大日本インキ社製) 0.5部
チルエチルケトン 80部
シクロヘキサノン 820部
M−3:N−n−ブチルジエタノールアミン(1モル)、1,3−ビス(1−イソシアナート−1−メチルエチル)ベンゼン(2モル)、2−ヒドロキシプロピレン−1−メタクリレート−3−アクリレート(2モル)の反応生成物、重量平均分子量:54000、酸価:80mgKOH/g
上記感光層塗布試料上に、下記組成の酸素遮断層塗工液を乾燥時1.8g/m2になるようにアプリケーターで塗布し、75℃で1.5分間乾燥して、感光層上に酸素遮断層を有する表2に記載の感光性平版印刷版材料1−1〜1−7を作製した。
ポリビニルアルコール(GL−05:日本合成化学社製) 89部
ポリビニルピロリドン(K−30:BAFS社製) 15部
界面活性剤(サーフィノール465:日信化学工業社製) 0.5部
水 900部
(感光性平版印刷版材料2−1〜2−7の作製)
光重合性感光層塗工液1の分光増感色素D−1をD−5に変更した光重合性感光層塗光液2を使用して、感光性平版印刷版材料1と同様の方法で、表3に記載の感光性平板印刷版材料2−1〜2−7を作製した。
作製した感光性平板印刷版材料1−1〜1−7は、それぞれ、FD−YAGレーザー光源を搭載したCTP露光装置(Tigercat:ECRM社製)を用いて、画像部、非画像部の面積比率が、1:9になるように露光エネルギー:200μJ/cm2、2400dpi(dpiとは、2.54cm当たりのドット数を表す)の解像度で画像露光(露光パターンは、100%画像部と、175LPI99%、98%、97%、96%、95%、93%、90%、85%、80%、50%、20%、10%、8%、5%、4%、3%、2%、1%のスクエアードットを使用した)を行った。
現像液1 (1L水溶液処方)
界面活性剤:A−1 4.0質量%
エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム塩 0.05質量%
水酸カリ 下記pHとなる添加量
残余の成分は水
pH 11.8
現像液2 現像液1の界面活性剤:A−1をA−2に変更。
現像液3 現像液1の界面活性剤:A−1をA−3に変更。
現像液4 現像液1の界面活性剤:A−1をA−4に変更。
現像液5 現像液1の界面活性剤:A−1をA−5に変更。
現像液6 現像液1の界面活性剤:A−1をA−6に変更。
現像液7 現像液1の界面活性剤:A−1をA−7に変更。
現像液8 現像液1の界面活性剤:A−1をA−8に変更。
現像液9 現像液1の界面活性剤:A−1をA−9に変更。
現像液10 現像液1の界面活性剤:A−1をA−10に変更。
現像液11 現像液1の界面活性剤:A−1をA−11に変更。
現像液12 現像液1の界面活性剤:A−1をA−12に変更。
現像液13 現像液1の界面活性剤:A−1をA−13に変更。
現像液14 現像液1の界面活性剤:A−1をA−14に変更。
現像液15 現像液1の界面活性剤:A−1をA−15に変更。
現像液16 現像液1の界面活性剤:A−1をA−16に変更。
現像液17 現像液1の界面活性剤:A−1をA−17に変更。
現像液18 現像液1の界面活性剤:A−1をH−1に変更。
現像液19 現像液1の界面活性剤:A−1をH−2に変更。
現像液20(1L水溶液処方)
アニオン界面活性剤:A−5 3.0質量%
ノニオン界面活性剤:B−4 1.0質量%
エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム塩 0.05質量%
水酸カリ 下記pHとなる添加量
残余の成分は水
pH 11.8
現像液21 現像液20のノニオン界面活性剤:B−4をB−6に変更。
現像液22 現像液20のノニオン界面活性剤:B−4をB−8に変更。
現像液23 現像液20のノニオン界面活性剤:B−4をB−10に変更。
現像液24 現像液20のノニオン界面活性剤:B−4をB−15に変更。
現像液25 現像液20のノニオン界面活性剤:B−4をB−18に変更。
現像液26 現像液20のノニオン界面活性剤:B−4をB−21に変更。
現像液27 現像液20のノニオン界面活性剤:B−4をB−27に変更。
現像液28 現像液20のノニオン界面活性剤:B−4をB−31に変更。
現像液29 現像液20のアニオン界面活性剤:A−5をH−2に変更。
現像液30 現像液20のノニオン界面活性剤:B−4をH−3に変更。
現像液31 現像液20のノニオン界面活性剤:B−4をH−4に変更。
現像液32 現像液20のノニオン界面活性剤:B−4をH−5に変更。
現像液33(1L水溶液処方)
アニオン界面活性剤:A−5 2.0質量%
ノニオン界面活性剤:B−4 2.0質量%
エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム塩 0.05質量%
水酸カリ 下記pHとなる添加量
残余の成分は水
pH 11.8
現像液34(1L水溶液処方)
アニオン界面活性剤:A−5 3.0質量%
ノニオン界面活性剤:B−4 1.0質量%
エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム塩 0.05質量%
水酸カリ 下記pHとなる添加量
残余の成分は水
pH 11.8
現像液35(1L水溶液処方)
アニオン界面活性剤:A−5 3.3質量%
ノニオン界面活性剤:B−4 0.7質量%
エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム塩 0.05質量%
水酸カリ 下記pHとなる添加量
残余の成分は水
pH 11.8
現像液36(1L水溶液処方)
アニオン界面活性剤:A−5 3.5質量%
ノニオン界面活性剤:B−4 0.5質量%
エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム塩 0.05質量%
水酸カリ 下記pHとなる添加量
残余の成分は水
pH 11.8
現像液37(1L水溶液処方)
アニオン界面活性剤:A−5 3.6質量%
ノニオン界面活性剤:B−4 0.4質量%
エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム塩 0.05質量%
水酸カリ 下記pHとなる添加量
残余の成分は水
pH 11.8
現像液38(1L水溶液処方)
界面活性剤:A−5 4.0質量%
pH緩衝剤:炭酸カリウム 2.0質量%
エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム塩 0.05質量%
水酸カリ 下記pHとなる添加量
残余の成分は水
pH 11.8
現像液39(1L水溶液処方)
アニオン界面活性剤:A−5 3.0質量%
ノニオン界面活性剤:B−4 1.0質量%
pH緩衝剤:炭酸カリウム 2.0質量%
エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム塩 0.05質量%
水酸カリ 下記pHとなる添加量
残余の成分は水
pH 11.8
現像液40(1L水溶液処方)
アニオン界面活性剤:A−5 4.0質量%
pH緩衝剤:炭酸カリウム 1.5質量%
エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム塩 0.05質量%
水酸カリ 下記pHとなる添加量
残余の成分は水
pH 11.8
現像液41(1L水溶液処方)
アニオン界面活性剤:A−5 3.0質量%
ノニオン界面活性剤:B−4 1.0質量%
pH緩衝剤:炭酸カリウム 1.5質量%
エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム塩 0.05質量%
水酸カリ 下記pHとなる添加量
残余の成分は水
pH 11.8
自動現像機(Technigraph社製PHW32−V)を用いて現像処理し、作製された平版印刷版の2400dpi(dpiとは、2.54cm当たりのドット数を表す)/175lpiにおける、シャドー部の再現網%と3%網点を8倍のルーペで観察し、露光した画像データと比較した場合の再現性を評価した。
自動現像機(Technigraph社製 PHW32−V)を用いて現像処理し、作製された平版印刷版を、印刷機(三菱重工業(株)製DAIYA1F−1)で、コート紙、印刷インキ(大日本インキ化学工業社製の、大豆油インキ”ナチュラリス100”)及び湿し水(東京インク(株)製H液SG−51濃度1.5%)を用いて印刷を行った。印刷スタートより100枚目の印刷物について、非画像部100cm2内の斑点状のインキ汚れを目視にて評価した。
○:非画像部にインキ汚れはほとんど認められない(斑点状のインキ汚れの数:1〜10個)
△:非画像部にインキ汚れがわずかに認められるが、印刷物として使用可(斑点状のインキ汚れの数:11〜30個)
×:非画像部にインキ汚れが認められ、印刷物として使用不可(斑点状のインキ汚れの数:31個以上)
《耐刷性の評価》
自動現像機(Technigraph社製 PHW32−V)を用いて現像処理し、作製された平版印刷版を、印刷機(三菱重工業(株)製DAIYA1F−1)で、コート紙、印刷インキ(大日本インキ化学工業社製の、大豆油インキ”ナチュラリス100”)及び湿し水(東京インク(株)製H液SG−51濃度1.5%)を用いて印刷を行い、1000枚連続印刷後、クリーナーで版面をふき、ハイライト部の点細りの発生する印刷枚数を耐刷力の指標とした。耐刷性1回は1000枚連続印刷後クリーナーでふく作業を指す。多いほど好ましい。クリーナーは、ウルトラプレートクリーナー(発売元:大日精化)を使用。
画像部、非画像部の面積比率が、1:9になるように作製された印刷版の現像処理を、1m2当たり50mlの現像液を補充し、3ヶ月間で500m2実施した。自動現像機はTechnigraph社製 PHW32−Vを使用した。現像処理後の現像処理槽の清掃の容易さを評価した。
Claims (4)
- アルミニウム支持体上に、(A)光重合開始剤、(B)高分子結合材、(C)重合可能な、エチレン性不飽和結合含有化合物および(D)吸収極大波長が350〜550nmにある色素を含有する光重合性感光性層を有する感光性平版印刷版を画像露光した後、現像処理する感光性平版印刷版の製版方法において、該現像処理に用いられる現像液が実質的に珪酸塩を含まず下記化合物Aを含有し、かつ該アルミニウム支持体の前記光重合性感光性層を有する面にポリビニルホスホン酸を積層し、該現像処理した後の平版印刷版材料の非画像部表面のP原子濃度が3〜15atm%であるようにする工程を有することを特徴とする感光性平版印刷版の製版方法。
化合物A:疎水基部分の飽和アルキル基の分子量が、疎水基全体の分子量の0〜25%であるポリオキシエチレン基を含有するアニオン性界面活性剤。 - 前記アルミニウム支持体の前記光重合性感光性層を有する面を陽極酸化し、この後前記ポリビニルホスホン酸を含む水溶液で処理することで前記積層を行うことを特徴とする請求項1に記載の感光性平版印刷版の製版方法。
- 前記化合物Aの含有量が2〜10質量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の感光性平版印刷版の製版方法。
- 前記現像液が、下記化合物Bを含有し、前記化合物Aと該化合物Bの含有割合(化合物A:化合物B)が2:3〜1:7であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の感光性平版印刷版の製版方法。
化合物B:R−(OC3H6)m−(OC2H4)n−OH
〔式中Rは置換、無置換のアルキル基または置換、無置換のアリール基を表す。mは1〜3の整数を表し、nは2〜30の整数を表す。〕
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