JP4416097B2 - キーウエイシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、リバーシブルなキーウエイシステムに係り、特に、鍵違いを大きくすることができ、マスターキーシステムに好適なキーウエイシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ここではキーウエイとは、鍵のブランクの横断面形状をいうものとし、また、リバーシブルとは、鍵を裏返して鍵孔に挿入しても施解錠ができる錠前の性質をいうものとする。
更にまた、キーウエイシステムとは、鍵のブランクの横断面形状、すなわち、鍵孔の横断面形状の設定方式を言うものとする。
【0003】
ディスクタンブラーシリンダ錠、或いはレバータンブラーシリンダ錠(ロータリーディスクタンブラー錠)においては、鍵の本体部の側端縁の所定の箇所を鍵溝形成箇所として設定し、各鍵溝形成箇所に例えば複数種類の深さのV字形の鍵溝を形成して鍵違いを得る。
【0004】
例えば、鍵溝形成箇所が7ヵ所で、鍵溝の深さの種類が5種類の場合には、5の7乗種類、すなわち約78,000の鍵違いがある。
【0005】
この78,000の鍵違いの一つを選択し、この鍵違いにおいてどの鍵溝形成箇所のタンブラーを省くかによってもまた鍵違いを得ることができる。
【0006】
この場合、7ヵ所全部の鍵溝形成箇所に鍵溝を形成したものはマスターキーとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一方、グランドマスターキーシステムという概念があり、これは異なったマスターキーシステムを備えた複数のグループの錠前を1本のマスターキー(グランドマスターキー)で施解錠できるものである。
【0008】
従来のタンブラー錠では、そのキーウエイは規格により1種類に決まっていたから、上記グランドマスターキーシステムでは、マスターキーとグランドマスターキーとを区別するためにのみ鍵溝形成箇所を使用しており、その為鍵違いが少なくなる、という不都合があった。
【0009】
そこでこの発明は、グランドマスターキーシステムを構築する際鍵違いを少なくすることが無いキーウエイシステムを提供し、以て上記した不都合を解消することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、偏平な矩形の4辺に内接し、この矩形の長辺及び短辺を垂直に2等分する線の双方に関し線対称である第1キーウエイと、この第1キーウエイの外形線の一部を外方に突出させ、他の一部を削る形状で、上記偏平な矩形の対角線の交点に関し点対称である第2キーウエイとを有し、これら第1及び第2キーウエイに共通に内接すると共に、上記偏平な矩形にも4辺において内接する第3キーウエイをマスターキーのブランクの横断面形状とし、第3キーウエイと同形の横断面形状を有するマスターキーは第1及び第2キーウエイの鍵孔を共通に通ることができるようにしたことを特徴とする。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、偏平な矩形の4辺に内接し、この矩形の長辺及び短辺を垂直に2等分する線の双方に関し線対称である第1キーウエイと、この第1キーウエイの外形線の一部を外方に突出させ、他の一部を削る形状で、上記偏平な矩形の対角線の交点に関し点対称である第2キーウエイと、この第2キーウエイの上下又は左右を逆にした形状の第3キーウエイとを有し、これら第1乃至第3キーウエイに共通に内接すると共に、上記偏平な矩形にも4辺において内接する第4キーウエイをマスターキーのブランクの横断面形状とし、第4キーウエイと同形の横断面形状を有するマスターキーは第1乃至第3キーウエイの鍵孔を共通に通ることができるようにしたことを特徴とする。
【0012】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
なお、説明の都合上先に請求項2に記載の発明について説明する。
【0013】
図1において符号1は偏平な矩形(以下単に矩形という)を示し、この矩形1は上記鍵の本体部の加工前の横断面形状である。
【0014】
そして、この矩形1にその4辺において内接し、その長辺を垂直に2等分する線2及びその短辺を垂直に2等分する線3の双方に関し線対称である形状を選択して第1キーウエイとする。
【0015】
図示の実施例における第1キーウエイは、例えば、細長い矩形の上下左右に台形を接続したような形状である。
【0016】
この第1キーウエイは、線分2、3の双方に関し線対称であるから、当然その交点(矩形1の対角線の交点)に関し点対称となる。
【0017】
すなわち、この第1キーウエイ4は、リバーシブルキーの本体部の横断面形状として採用できるものである。
【0018】
次いで、図2に示すように、第1キーウエイ4の外形線の一部を外方に突出させて突出部5を形成し、他の一部である削除部6を削った形状で、しかも矩形1の対角線の交点7に関し点対称である第2キーウエイ8を設定する。
【0019】
この第2キーウエイ8は、点対称であるから、リバーシブルキーの本体部の横断面形状として採用できることは言うまでもない。
【0020】
また、この第2キーウエイを横断面形状とする鍵は、突出部5が第1キーウエイ4と干渉するから、第1キーウエイ4を鍵孔断面とする錠前に使用することはできない。
【0021】
更にまた、図3に示すように、上記第2キーウエイ8の上下又は左右(どちらでもよい)を逆にして第3キーウエイ9を設定する。
【0022】
この第3キーウエイ9も点対称であるから、リバーシブルキーの本体部の横断面形状として採用できることは言うまでもない。
【0023】
また、上記したと同様の理由により、この第3キーウエイを本体部の横断面形状とした鍵は、第1及び第2キーウエイを横断面形状とする錠前に挿入することができない。
【0024】
すなわち、第1乃至第3キーウエイの3種類の錠前は、相互に別系統の錠前となる。
【0025】
一方、図4に示すように、第1乃至第3キーウエイ4、8及び9を重合させたとき、これら第1乃至第3キーウエイに共通に内接すると共に、矩形1にも4辺で内接する形状を第4キーウエイ11として設定する。
【0026】
この第4キーウエイ11も、点対称であるから、リバーシブルキーの本体部の横断面形状として採用できることは言うまでもない。
【0027】
加えて、この第4キーウエイ11は第1乃至第3キーウエイ4、8及び9に内接するから、これらの異なる3種類の系統の錠前のグランドマスターキーの横断面形状として採用できる。
【0028】
上記のように構成されたこの発明の請求項2に記載の発明は、例えば、3階建ての学校校舎の1階に第1キーウエイの、2階に第2キーウエイの、3階に第3キーウエイの錠前を夫々割り当て、各階において一のキーウエイのグランドキーを定めたとき、第4のキーウエイのキーをグランドマスターキーとすることができる。
【0029】
なお、グランドマスターキーが施解錠できる系統の数が2系統でよいときには、第2又は第3キーウエイの一方を使用しなければよい。この場合には、請求項1に記載の発明を実施することになる。
【0030】
図5はこの発明の他の実施例を示し、この発明は、第1キーウエイ4として図1に示すものとは異なる形状を選択したもので、(A)、(B)、(C)及び(D)は夫々第1、第2、第3及び第4キーウエイを示す。
【0031】
なお、この発明を実施するにあたっては図示の実施例に限定されることなく、種々に変形して実施することができる。
【0032】
例えば、図2において突出部5及び削除部6の左右方向の寸法が半分のものを付加すれば、請求項1に記載の発明を利用する場合4種類の、請求項2に記載の発明を利用する場合6種類のキーウエイを設定することができ、夫々の一つはグランドマスターキーとなる。
【0033】
同様にして、一の第1キーウエイの形状に対し、理論上無数の相異なるキーウエイを設定することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、キーウエイの種類によってマスターキーとグランドマスターキーとを区別するようにしたので、鍵違いを減らすことなくグランドマスターキーシステムを構築することができる。
【0035】
また、この発明によるキーウエイシステムの基礎となる第1キーウエイの形状は無数にあるので、これを一般の錠前に適用した場合、鍵違いの数を無限大近くに拡大できる、という効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1キーウエイの形状を説明するための線図。
【図2】第2キーウエイの形状を説明するための線図。
【図3】第3キーウエイの形状を説明するための線図。
【図4】第4キーウエイの形状を説明するための線図。
【図5】この発明の他の実施例を説明するためのキーウエイを示す線図。
【符号の説明】
1 矩形
2 長辺を垂直に2等分する線。
3 短辺を垂直に2等分する線。
4 第1キーウエイ
5 突出部
6 削除部
7 交点
8 第2キーウエイ
9 第3キーウエイ
11 第4キーウエイ

Claims (2)

  1. 偏平な矩形の4辺に内接し、この矩形の長辺及び短辺を垂直に2等分する線の双方に関し線対称である第1キーウエイと、この第1キーウエイの外形線の一部を外方に突出させ、他の一部を削る形状で、上記偏平な矩形の対角線の交点に関し点対称である第2キーウエイとを有し、これら第1及び第2キーウエイに共通に内接すると共に、上記偏平な矩形にも4辺において内接する第3キーウエイをマスターキーのブランクの横断面形状とし、第3キーウエイと同形の横断面形状を有するマスターキーは第1及び第2キーウエイの鍵孔を共通に通ることができるようにしたことを特徴とするキーウエイシステム。
  2. 偏平な矩形の4辺に内接し、この矩形の長辺及び短辺を垂直に2等分する線の双方に関し線対称である第1キーウエイと、この第1キーウエイの外形線の一部を外方に突出させ、他の一部を削る形状で、上記偏平な矩形の対角線の交点に関し点対称である第2キーウエイと、この第2キーウエイの上下又は左右を逆にした形状の第3キーウエイとを有し、これら第1乃至第3キーウエイに共通に内接すると共に、上記偏平な矩形にも4辺において内接する第4キーウエイをマスターキーのブランクの横断面形状とし、第4キーウエイと同形の横断面形状を有するマスターキーは第1乃至第3キーウエイの鍵孔を共通に通ることができるようにしたことを特徴とするキーウエイシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152593A (ja) * 2013-02-14 2014-08-25 Miwa Lock Co Ltd ロータリーディスクタンブラー錠
JP2014156738A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Miwa Lock Co Ltd シリンダー錠の鍵及びその鍵材
JP2014163207A (ja) * 2013-02-28 2014-09-08 Miwa Lock Co Ltd ロータリーディスクタンブラー錠

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