JP4415936B2 - 加熱装置 - Google Patents

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本発明は、使用者が知らないうちに子供や小動物によってあるいは落下物などの不測の事態によって加熱操作が行われても加熱手段が容易に行えないようにした加熱装置に関するものである。
従来、この種の加熱装置としては、電源供給後および/または加熱終了後、一定時間入力操作が行われない時、操作手段の入力操作を受け付けない構成とするとともに、一定時間は使用者の目の届く範囲の時間とすることにより、安全性の確保を図ったものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−77634号公報
しかしながら、前記従来の構成では、電源供給後および/または加熱終了後、一定時間経過後でないと入力操作受付不可にしないので、少なくとも1つの加熱手段にて加熱を行っている最中に使用者が離れた時、加熱をしていない他方の加熱手段側にて不測の事態により加熱入力操作が行われ加熱動作する恐れがあった。また、双方の入力操作受付不可期間に一方の加熱手段のみを使用したい時でも、毎回、他の使用しない加熱手段側の操作手段も入力操作可能となる課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、不測の事態に対する安全性の向上と使い勝手の向上を図った加熱装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱装置は、鍋を載置する天板と、前記天板下方より鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段に供給する電力を制御する加熱制御手段と、前記加熱制御手段に対応して設けた加熱条件を入力する操作手段と、前記操作手段への入力操作を検知する検知手段と、前記操作手段への電源供給後または調理終了後以降から未入力操作時間を計時して判定時間以上経過した時に判定時間到達信号を送る計時手段と、前記検知手段からの信号により前記加熱制御手段の制御および前記計時手段による判定時間到達信号により前記操作手段の加熱調理に関する入力操作の受付許可または禁止の制御を行う制御手段とを備え、前記各手段はそれぞれ独立した第一および第二の手段を有し、前記操作手段は、第一および第二の操作手段がともに入力操作受付不可の場合には、再度受付可能にする操作手段の選択を使用頻度が高い操作手段側でできるようにするとともに、その操作手段の未入力操作判定時間を他より長くしたものである。
これによって、不用意に加熱手段が加熱動作を行う機会を削減し、安全性を確保するとともに、使用者が立つ位置、すなわち使用頻度が高い操作手段側で再入力操作可能選択を行い、しかもその操作手段の未入力操作判定時間を他より長くし、使い勝手と安全性の向上を図った。
本発明の加熱装置は、不測の事態に対する安全性の向上と使い勝手の向上を図ることができる。
第1の発明は、鍋を載置する天板と、前記天板下方より鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段に供給する電力を制御する加熱制御手段と、前記加熱制御手段に対応して設けた加熱条件を入力する操作手段と、前記操作手段への入力操作を検知する検知手段と、前記操作手段への電源供給後または調理終了後以降から未入力操作時間を計時して判定時間以上経過した時に判定時間到達信号を送る計時手段と、前記検知手段からの信号により前記加熱制御手段の制御および前記計時手段による判定時間到達信号により前記操作手段の加熱に関する入力操作の受付許可または禁止の制御を行う制御手段とを備え、前記各手段はそれぞれ独立した第一および第二の手段を有し、前記操作手段は、第一および第二の操作手段がともに入力操作受付不可の場合には、再度受付可能にする操作手段の選択を使用頻度が高い操作手段側でできるようにするとともに、その操作手段の未入力操作判定時間を他より長くした加熱装置としたものである。これによって、不用意に加熱手段が加熱動作を行う機会を削減し、安全性を確保するとともに、使用者が立つ位置、すなわち使用頻度が高い操作手段側で再入力操作可能選択を行い、しかもその操作手段の未入力操作判定時間を他より長くし、使い勝手と安全性の向上を図った。
第2の発明は、特に、第1の発明において、第一および第二の操作手段は天板の上面に設けるとともに、第一および第二の操作手段とは別に装置本体の前面に収納可能な第三の操作手段を設け、第一および第二の操作手段がともに入力操作受付不可の場合には、再度受付可能にする操作手段の選択を第三の操作手段で行うようにしたことにより、鍋などの置き場所として未使用中の加熱手段上方の天板上を使用していた場合などにおいて、鍋や取っ手の位置などにより天板の上面の操作手段が視界に入らず、気付かないまたは予期せぬ事で操作手段が受付再可能になるような機会が更に減少することとなり、安全性を向上することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、第一〜第三の各操作手段に少なくとも1つ以上の未入力操作判定時間を記憶できる記憶手段を備え、未入力操作判定時間の設定および変更を可能としたことにより、夕食など忙しい食事の準備中など使用頻度の高い時間帯では未入力操作判定時間を延ばし、その他のあまり使用頻度が低い時間帯では逆に未入力操作判定時間を短くするといった調整や切り替えを行うこと、また使用者のキッチン環境や使用状況に合った形で、個々の操作手段の未入力操作時間を自由に選択することが可能となり、状況に応じた形で不用意に加熱手段が動作してしまうような機会が減少し、使い勝手および安全性を向上することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、再度入力操作受付可能にする操作手段の選択を行う操作手段を記憶できる記憶手段を備え、各操作手段が入力操作受付不可の場合に、再度入力操作受付可能にする操作手段の選択をどの操作手段にて行うかを設定および変更を可能としたことにより、引越しやリフォームなどでキッチンにおける加熱装置の位置の変更、子供が小さい時は腕に抱える事が多い場合の再入力操作をし易い位置、親の近くで遊んだりする事が多い場合に子供が不用意に再入力操作をできない位置、大人しかいない場合の再入力操作を操作し易い位置などの家族構成の変化などに合わせて使いやすい設定に変更できることとなり、利便性を向上することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明において、操作手段のうちどの操作手段の入力操作が受付可能か受付不可かを使用者に知らせる1つまたは複数の発光素子を有する表示手段を備えたことにより、入力操作受付可能な操作手段の場合は発光素子を点灯させ、もうすぐ入力操作受付不可になろうしている操作手段の場合は発光素子を点滅させ、入力操作受付不可の操作手段の場合は発光素子を消灯させるといったようにどの操作手段が入力操作を受付可能かどうか、どの操作手段がもうすぐ入力操作受付不可になろうとしているか、どの操作手段が入力操作受付不可なのかといった各操作手段の状況を使用者は視覚的に捕らえる事が可能となり、使い勝手を向上することができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明において、再度入力操作受付可能にする操作手段の入力操作が押し続けであり、入力操作受付可能にした後も継続して一定時間以上押し続けられていた場合、入力操作受付不可に戻すようにしたことにより、入力操作不可期間において、意図的でない再入力操作受付操作が発生した場合でも、操作手段が入力操作不可状態に戻るので、不用意に加熱手段が動作してしまうような機会が減少することとなり、安全性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1、図2は、本発明の実施の形態1における加熱装置を示すものである。
図1は、本実施の形態における加熱装置として誘導加熱調理器を例示している。これは、装置本体の上面を構成し鍋1a、1bを載置する天板2と、天板2下方より鍋1a、1bを加熱する加熱コイルなどの加熱手段3a、3bと、前記加熱手段3a、3bに供給する電力を制御する加熱制御手段4a、4bと、前記加熱制御手段4a、4bに対応して設けた加熱条件を入力する操作手段5a、5bと、前記操作手段5a、5bへの入力操作を検知する検知手段6a、6bと、前記操作手段5a、5bへの電源供給後または調理終了後以降から未入力操作時間を計時して判定時間以上経過した時に判定時間到達信号を送る計時手段7a、7bと、前記検知手段6a、6bからの信号により前記加熱制御手段4a、4bの制御および前記計時手段7a、7bによる判定時間到達信号により前記操作手段5a、5bの加熱に関する入力操作の受付許可または禁止の制御を行う制御手段8a、8bとを備えている。
このように、各手段はそれぞれ独立した第一および第二の手段を有し、前記操作手段は、第一の操作手段5aおよび第二の操作手段5bがともに入力操作受付不可の場合には、再度受付可能にする操作手段の選択を使用頻度が高い操作手段側(この場合は5a側)でできるようにするとともに、その操作手段の未入力操作判定時間を他より長くしたものである。
以上のように構成された加熱装置について、図2に基づき、以下その動作、作用を説明する。
ここでは、第一の操作手段5aが第二の操作手段5bより未入力操作判定時間が長い、すなわち第一の操作手段5aは使用頻度が高い側として説明する。
まず、電源投入後、天板2上に鍋1bを載せて、第二の操作手段5bで加熱の設定入力操作を行うとその入力操作を第二の検知手段6bが検知して、第二の制御手段8bが加熱の設定に見合った加熱指令を第二の加熱制御手段4bに出し、第二の加熱制御手段4bは第二の加熱手段3bに電力を供給して鍋1bの加熱を行う。第二の計時手段7bは入力操作が行われる度に未入力操作測定時間をクリアし、加熱中は未入力操作測定時間を常にクリアする。この間、第一の操作手段5aにて入力操作が行われていなかった場合には、第一の計時手段7aにて未入力操作測定時間がカウントアップされる。
そして、鍋1b内の被加熱物の調理が終了する(ステップS1)。この時点では第二の操作手段5bは入力操作受付可能状態であり(ステップS2)、第二の操作手段5bにて入力操作が行われない間、第二の計時手段7bにて未入力操作測定時間がカウントアップされる(ステップS3)。未入力操作測定時間を未入力操作判定時間と比較し未入力操作判定時間以上経過していた場合には次ステップへ移行し、そうでない場合は未入力操作判定時間以上になるまで未入力操作測定時間がカウントアップする(ステップS4)。未入力操作測定時間が未入力操作判定時間以上になると、第二の操作手段5bで加熱調理に関係する入力操作ができなくなる(ステップS5)。
第二の操作手段5bで加熱に関係する入力操作ができない状態において、第一の操作手段5aが加熱に関係する入力操作ができない状態であるかどうかを判断し(ステップS6)、第一の操作手段5aが加熱に関係する入力操作ができない状態である場合には使用頻度が高い、すなわち使用者が立つ位置側の第一の操作手段5aにて、どの操作手段を入力操作受付可能として使用するかまたはしないかを選択する(ステップS7)。この場合の入力操作受付可能にする操作手段の選択は、第一の操作手段5aのみか、第一の操作手段5aおよび第二の操作手段5bか、第一の操作手段5aおよび第二の操作手段5bをそのまま入力操作受付不可のままにするかのいずれかである。
第二の操作手段5bで加熱に関係する入力操作ができない状態において、第一の操作手段5aが加熱に関係する入力操作ができる状態の場合、第一の加熱手段3aにて加熱が可能なのに敢えて第二の加熱手段3bを使用しようとしているので、使用者は第二の操作手段5bに近い側に立っている可能性が高い。このため、入力操作受付不可になっている第二の操作手段5bの加熱に関する入力操作受付許可にする操作は第二の操作手段5bで行うこととし、第二の操作手段5bにて第二の操作手段5bの入力操作受付許可操作をしたかどうかを判断し(ステップS8)、操作をしていない場合には引き続き第二の操作手段5bは加熱に関する入力操作受付を不可とする。第二の操作手段5bの入力操作受付許可操作をした場合、第二の操作手段5bを加熱に関する入力操作受付可能とする(ステップS9)。
以上のように、本実施の形態においては、第一および第二の操作手段5a、5bがともに入力操作受付不可の場合には、再度受付可能にする操作手段の選択を使用頻度が高い操作手段側でできるようにするとともに、その操作手段の未入力操作判定時間を他より長くした加熱装置としたことによって、不用意に加熱手段が加熱動作を行う機会を削減し、安全性を確保するとともに、使用者が立つ位置、すなわち使用頻度が高い操作手段側で再入力操作可能選択を行い、しかもその操作手段の未入力操作判定時間を他より長くし、使い勝手と安全性の向上が図れるものである。
なお、本実施の形態では、各手段として第一および第二の手段を有したものについて説明したが、これに限られるものではなく、それ以上の場合であってもよい。
また、第一および第二の操作手段5a、5bは天板2の上面に設けるとともに、第一および第二の操作手段5a、5bとは別に装置本体の前面に収納可能な(カンガルー方式などの)第三の操作手段(図示せず)を設け、第一および第二の操作手段5a、5bがともに入力操作受付不可の場合には、再度受付可能にする操作手段の選択を第三の操作手段で行うようにすることができる。この場合、鍋などの置き場所として未使用中の加熱手段上方の天板2上を使用していた場合などにおいて、鍋や取っ手の位置などにより天板2の上面の操作手段5a、5bが視界に入らず、気付かないまたは予期せぬ事で操作手段が受付再可能になるような機会が更に減少することとなり、安全性を向上することができる。
また、操作手段のうちどの操作手段の入力操作が受付可能か受付不可かを使用者に知らせる1つまたは複数の発光素子を有する表示手段(図示せず)を備えることができる。この場合、入力操作受付可能な操作手段は発光素子を点灯させ、もうすぐ入力操作受付不可になろうしている操作手段は発光素子を点滅させ、入力操作受付不可の操作手段は発光素子を消灯させるといったようにどの操作手段が入力操作を受付可能かどうか、どの操作手段がもうすぐ入力操作受付不可になろうとしているか、どの操作手段が入力操作受付不可なのかといった各操作手段の状況を使用者は視覚的に捕らえる事が可能となり、使い勝手が向上する。
(実施の形態2)
図3、図4は、本発明の実施の形態2における加熱装置を示すものである。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態において、実施の形態1との相違は、第一および第二の操作手段5a、5bに少なくとも1つ以上の未入力操作判定時間を記憶できる記憶手段9a、9bを備え、未入力操作判定時間の設定および変更を可能としていることである。なお、図示していないが、装置本体前面の第三の操作手段についても同様に記憶手段を備えている。
以上のように構成された誘導加熱装置について、図4に基づき、以下その動作、作用を説明する。
まず、電源投入後、天板2上に鍋1bを載せて、第二の操作手段5bで加熱の設定入力操作を行うと、その入力操作を第二の検知手段6bが検知して、第二の制御手段8bが加熱の設定に見合った加熱指令を第二の加熱制御手段4bに出し、第二の加熱制御手段4bは第二の加熱手段3bに電力を供給して鍋1bの加熱を行う。第二の計時手段7bは入力操作が行われる度に未入力操作測定時間をクリアし、加熱中は未入力操作測定時間を常にクリアする。この間、第一の操作手段5aにて入力操作が行われていなかった場合には、第一の計時手段7aにて未入力操作測定時間がカウントアップされる。
また、この未入力操作測定時間と比較する未入力操作判定時間は、電源投入時に制御手段8aが記憶手段9aから取り出して計時手段7aに送り、制御手段8bも記憶手段9bから取り出して計時手段7bに送る。そして、鍋1b内の被加熱物の調理が終了する(ステップS101)。この時点では第二の操作手段5bは入力操作受付可能状態であり(ステップS102)、第二の操作手段5bにて入力操作が行われない間、第二の計時手段7bにて未入力操作測定時間がカウントアップされる(ステップS103)。未入力操作測定時間を未入力操作判定時間と比較し未入力操作判定時間以上経過していた場合には次ステップへ移行し、そうでない場合は未入力操作判定時間以上になるまで未入力操作測定時間がカウントアップする(ステップS104)。
未入力操作測定時間が未入力操作判定時間以上になると第二の操作手段5bで加熱に関係する入力操作ができなくなる(ステップS105)。第二の操作手段5bで加熱に関係する入力操作ができない状態において、第一の操作手段5aが加熱に関係する入力操作ができない状態であるかどうかを判断する(ステップS106)。第二の操作手段5bで加熱調理に関係する入力操作ができない状態において、第一の操作手段5aが加熱に関係する入力操作ができる状態の場合、第一の加熱手段3aにて加熱が可能なのに敢えて第二の加熱手段3bを使用しようとしているので、使用者は第二の操作手段5bに近い側に立っている可能性が高い。そのため、入力操作受付不可になっている第二の操作手段5bの加熱に関する入力操作受付許可にする操作は第二の操作手段5bで行うこととし、第二の操作手段5bにて第二の操作手段5bの入力操作受付許可操作をしたかどうかを判断し(ステップS108)、操作をしていない場合には引き続き第二の操作手段5bは加熱に関する入力操作受付を不可とする。
第二の操作手段5bの入力操作受付許可操作をした場合、第二の操作手段5bを加熱に関する入力操作受付可能とする(ステップS109)。第二の操作手段5bで加熱に関係する入力操作ができない状態において、第一の操作手段5aが加熱に関係する入力操作ができない状態の場合は、第一の操作手段5aの未入力操作判定時間と第二の操作手段5bの未入力操作判定時間を制御手段8a、8bにてどちらの時間の方が長いか判断し(ステップS107)、第一の操作手段5aの未入力操作判定時間が長いと判断した場合には、第一の操作手段5a側を使用者がよく使用するものと判断して、第一の操作手段5aにてどの操作手段を入力操作受付可能として使用するかまたはしないかを選択する(ステップS110)。この場合の入力操作受付可能にする操作手段の選択は、第一の操作手段5aのみか、第一の操作手段5aおよび第二の操作手段5bか、第一の操作手段5aおよび第二の操作手段5bをそのまま入力操作受付不可のままにするかのいずれかである。
逆に第二の操作手段5bの未入力操作判定時間が長いと判断した場合には、第二の操作手段5b側を使用者がよく使用するものと判断して、第二の操作手段5bにてどの操作手段を入力操作受付可能として使用するかまたはしないかを選択する(ステップS111)。この場合の入力操作受付可能にする操作手段の選択は、第二の操作手段5bのみか、第一の操作手段5aおよび第二の操作手段5bか、第一の操作手段5aおよび第二の操作手段5bをそのまま入力操作受付不可のままにするかのいずれかである。
以上のように、本実施の形態においては、第一〜第三の各操作手段に少なくとも1つ以上の未入力操作判定時間を記憶できる記憶手段を備え、未入力操作判定時間の設定および変更を可能としたことにより、夕食など忙しい食事の準備中など使用頻度の高い時間帯では未入力操作判定時間を延ばし、その他のあまり使用頻度が低い時間帯では逆に未入力操作判定時間を短くするといった調整や切り替えを行うこと、また使用者のキッチン環境や使用状況に合った形で、個々の操作手段の未入力操作時間を自由に選択することが可能となり、状況に応じた形で不用意に加熱手段が動作してしまうような機会が減少し、使い勝手および安全性を向上することができる。
なお、再度入力操作受付可能にする操作手段の選択を行う操作手段を記憶できる記憶手段を備え、各操作手段が入力操作受付不可の場合に、再度入力操作受付可能にする操作手段の選択をどの操作手段にて行うかを設定および変更を可能とすることにより、引越しやリフォームなどでキッチンにおける加熱装置の位置の変更、子供が小さい時は腕に抱える事が多い場合の再入力操作をし易い位置、親の近くで遊んだりする事が多い場合に子供が不用意に再入力操作をできない位置、大人しかいない場合の再入力操作を操作し易い位置などの家族構成の変化などに合わせて使いやすい設定に変更できることとなり、利便性を向上することができる。
(実施の形態3)
次に、図5に基づき、本発明の実施の形態3における加熱装置について説明する。加熱装置の全体構成については実施の形態1、2と同様であるのでその説明を省略する。
本実施の形態において、実施の形態1、2との相違は、再度入力操作受付可能にする操作手段の入力操作が押し続けであり、入力操作受付可能にした後も継続して一定時間以上押し続けられていた場合、入力操作受付不可に戻すようにしたことである。
図に示すように、第一の操作手段5aにより加熱の設定入力操作を行うと、第一の操作手段5aが加熱に関する入力操作受付不可かどうかを判定する(ステップS201)。次に第一の操作手段5aが加熱に関する入力操作受付不可であった場合、第二の操作手段5bが加熱に関する入力操作受付不可かどうかを判定する(ステップS202)。第一の操作手段5aおよび第二の操作手段5bが加熱に関する入力操作受付不可である場合に、未入力操作判定時間が長い方が第一の操作手段5aであったとする。入力操作受付許可操作を第一の操作手段5aにて行う(ステップS203)と、加熱に関する入力操作受付可能とする操作手段の選択が可能となる(ステップS204)。
加熱に関する入力操作受付可能とする操作手段の選択が可能な状態になっても、入力操作受付許可操作が継続して続いていた場合(ステップS205)、入力操作受付許可操作が継続して行われている時間をカウントしておいてある一定時間以上経過していた場合(ステップS206)には入力操作受付許可操作が使用者の意図的なものではなく別の要因でたまたま入力操作受付許可操作のような入力操作が行われたと判断し、第一の操作手段5aおよび第二の操作手段5bは再び入力操作不可状態となる(ステップS207)。また入力操作不可状態になった後も継続して入力操作受付許可操作が行われている場合には、再度入力操作受付許可操作と見なさず、一旦未入力操作となった後より入力操作受付許可操作かどうかの判断を行うようにする。
以上のように、本実施の形態においては、再度入力操作受付可能にする操作手段の入力操作が押し続けであり、入力操作受付可能にした後も継続して一定時間以上押し続けられていた場合、入力操作受付不可に戻すようにしたことにより、入力操作不可期間において、意図的でない再入力操作受付操作が発生した場合でも、操作手段が入力操作不可状態に戻るので、不用意に加熱手段が動作してしまうような機会が減少することとなり、安全性を向上することができる。
なお、上記各実施の形態1〜3に示した構成は、必要に応じて適宜組み合わせることができるものであり、各実施の形態の構成に限定されるものではない。
以上のように、本発明にかかる加熱装置は、不測の事態に対する安全性の向上と使い勝手の向上を図ることができるものであるので、誘導加熱調理器はもちろんのこと、複数の操作手段を持ちそれぞれが一定時間不操作であると入力を受け付けなくなるその他の装置にも適用できる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の構成を示すブロック図 同誘導加熱装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における誘導加熱装置の構成を示すブロック図 同誘導加熱装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における誘導加熱装置の動作を示すフローチャート
符号の説明
1a、1b 鍋
2 天板
3a、3b 加熱手段
4a、4b 加熱制御手段
5a、5b 操作手段
6a、6b 検知手段
7a、7b 計時手段
8a、8b 制御手段
9a、9b 記憶手段

Claims (6)

  1. 鍋を載置する天板と、前記天板下方より鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段に供給する電力を制御する加熱制御手段と、前記加熱制御手段に対応して設けた加熱条件を入力する操作手段と、前記操作手段への入力操作を検知する検知手段と、前記操作手段への電源供給後または調理終了後以降から未入力操作時間を計時して判定時間以上経過した時に判定時間到達信号を送る計時手段と、前記検知手段からの信号により前記加熱制御手段の制御および前記計時手段による判定時間到達信号により前記操作手段の加熱に関する入力操作の受付許可または禁止の制御を行う制御手段とを備え、前記各手段はそれぞれ独立した第一および第二の手段を有し、前記操作手段は、第一および第二の操作手段がともに入力操作受付不可の場合には、再度受付可能にする操作手段の選択を使用頻度が高い操作手段側でできるようにするとともに、その操作手段の未入力操作判定時間を他より長くした加熱装置。
  2. 第一および第二の操作手段は天板の上面に設けるとともに、第一および第二の操作手段とは別に装置本体の前面に収納可能な第三の操作手段を設け、第一および第二の操作手段がともに入力操作受付不可の場合には、再度受付可能にする操作手段の選択を第三の操作手段で行うようにした請求項1に記載の加熱装置。
  3. 第一〜第三の各操作手段に少なくとも1つ以上の未入力操作判定時間を記憶できる記憶手段を備え、未入力操作判定時間の設定および変更を可能とした請求項1または2に記載の加熱装置。
  4. 再度入力操作受付可能にする操作手段の選択を行う操作手段を記憶できる記憶手段を備え、各操作手段が入力操作受付不可の場合に、再度入力操作受付可能にする操作手段の選択をどの操作手段にて行うかを設定および変更を可能とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱装置。
  5. 操作手段のうちどの操作手段の入力操作が受付可能か受付不可かを使用者に知らせる1つまたは複数の発光素子を有する表示手段を備えた請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱装置。
  6. 再度入力操作受付可能にする操作手段の入力操作が押し続けであり、入力操作受付可能にした後も継続して一定時間以上押し続けられていた場合、入力操作受付不可に戻すようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱装置。
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