JP4414255B2 - 歯型彫刻実習用歯型模型及びその使用方法 - Google Patents

歯型彫刻実習用歯型模型及びその使用方法 Download PDF

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Description

本発明は、歯型彫刻実習用歯型模型及びその使用方法に関し、更に詳しくは、予め設けられた歯冠部を基準として整形部を整形でき、正確な歯の形を短時間で容易に覚えることができる歯型彫刻実習用歯型模型及びその使用方法に関する。
従来より一般に、歯科技工の学習として、歯の形(特に、歯冠の形)を立体的に覚えたり、歯科技工の基礎技術(器具・材料の性質・取扱い方等)を習得したりすることを目的として歯型彫刻の実習が行われている。
この歯型彫刻の実習では、図50(a)〜(h)に示すように、石膏角柱に展開図を書きこれを彫刻刀で粗彫りする複数回の粗彫り工程を順次行って、その後、最終的な仕上げ工程で滑らかで正確な歯の形を有する歯冠及び歯根を彫り上げることが行なわれている(例えば、非特許文献1参照。)。
佐伯政友、瀬尾次郎著,「歯科技工士教本 歯の解剖学」,第1版,医歯薬出版株式会社,1998年1月20日,P139−173
しかし、上記従来の歯型彫刻の実習では、複数回(例えば、6回)の粗彫り工程を経てから仕上げ工程を行うようにしているので、彫り方を覚える練習には適しているが、最終形状である歯の形を覚える練習には適していない。即ち、仕上げ工程のみを集中的に繰返して行うことができず、訓練生にとっては、歯の形を短時間で簡易に覚えることが困難なものである。
また、上記従来の歯型彫刻の実習では、教官の指導のもとに彫刻を行うといっても、複数回の粗彫り工程の途中で歯軸等が微妙にずれてしまと、仕上げ工程における最終的な歯の形が目標とする形に対して大きくずれてしまい、正確な歯の形を覚えることができない恐れがある。
さらに、上記従来の歯型彫刻の自習では、訓練生が、歯冠を構成する各歯面のうち所望の歯面の形を集中的に覚える訓練をしたくてもできなかった。
以上より、本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、予め設けられた歯冠部を基準として整形部を整形でき、正確な歯の形を短時間で容易に覚えることができる歯型彫刻実習用歯型模型及びその使用方法を提供することを目的とする。
〔1〕 歯の形を覚えるための歯型彫刻実習用の歯型模型であって、
所定部分が欠損されてなる歯冠部を備え、
前記歯冠部の欠損部位には、該歯冠部の高さを基準として彫刻又は切削される、ワックスを用いてなる整形部を取着するための取着部が設けられていることを特徴とする歯型彫刻実習用歯型模型。
〔2〕 歯の形を覚えるための歯型彫刻実習用の歯型模型であって、
所定部分が欠損されてなる歯冠部を備え、
前記歯冠部の欠損部位には、該歯冠部の高さを基準として彫刻又は切削される、石膏又はワックスを用いてなる整形部が該歯冠部に一体に連なって設けられていることを特徴とする歯型彫刻実習用歯型模型。
〔3〕 前記歯冠部に連なる歯根部を備え、エナメル質とセメント質との境界を示す歯頚線が形成されている上記〔1〕又は〔2〕に記載の歯型彫刻実習用歯型模型。
〔4〕 前記歯冠部が前歯のものである上記〔1〕乃至〔3〕のいずれか一項に記載の歯型彫刻実習用歯型模型。
〔5〕 前記歯冠部の近心側、遠心側、唇側、舌側及び切面側のうちの1又は2以上を欠損してなる上記〔4〕記載の歯型彫刻実習用歯型模型。
〔6〕 前記歯冠部が臼歯のものである上記〔1〕乃至〔3〕のいずれか一項に記載の歯型彫刻実習用歯型模型。
〔7〕 前記歯冠部の近心側、遠心側、頬側、舌側及び咬合面側のうちの1又は2以上を欠損してなる上記〔6〕記載の歯型彫刻実習用歯型模型。
〔8〕 上記〔1〕記載の歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法であって、
前記取着部にワックスを用いて整形部を取着し、その後、前記歯冠部の高さを基準として前記整形部を彫刻又は切削することを特徴とする歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法
〔9〕 前記歯型彫刻実習用歯型模型は、前記歯冠部に連なる歯根部を備え、前記歯冠部と共に、エナメル質とセメント質との境界を示す歯頚線を基準として前記整形部を彫刻又は切削する上記〔8〕記載の歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法。
〔10〕 前記歯型彫刻実習用歯型模型は、前記歯冠部が前歯のものである第1歯型模型と、前記歯冠部が臼歯のものである第2歯型模型と、を備える上記〔8〕又は〔9〕記載の歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法。
〔11〕 上記〔2〕記載の歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法であって、
前記歯冠部の高さを基準として前記整形部を彫刻又は切削することを特徴とする歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法。
〔12〕 前記歯型彫刻実習用歯型模型は、前記歯冠部に連なる歯根部を備え、前記歯冠部と共に、エナメル質とセメント質との境界を示す歯頚線を基準として前記整形部を彫刻又は切削する上記〔11〕記載の歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法。
〔13〕 前記歯型彫刻実習用歯型模型は、前記歯冠部が前歯のものである第1歯型模型と、前記歯冠部が臼歯のものである第2歯型模型と、を備える上記〔11〕又は〔12〕記載の歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法。
本発明の歯型模型によると、その模型に予め形成されている歯冠部を基準(例えば、高さ、長さ、角度、歯軸等の基準)として参考にしながら整形部を整形して歯形が形成される。従って、訓練生は、歯の形の整形を集中的に行うことができ、正確な歯の形を短時間で容易に覚えることができる。また、教官にとっては訓練(授業)を計画的に実施することができる。また、整形後の整形部を新たに取り替えたり、複数の歯型模型を用意したりすることによって、歯の形の整形を繰返し行うことができる。さらに、欠損部位が異なる複数の歯型模型を用意することによって、訓練生は自身の苦手とする歯面について集中的に繰返して訓練することができる。
また、前記歯冠部の欠損部位に、整形部を取着するための取着部が設けられている場合は、取着部に取着された整形部を整形することができる。
また、前記取着部が外方に向って突出する突出状である場合は、整形部の取着部への取着を好適に保持させることができる。また、整形部をなす材料の使用量を最小限に抑えることができる。
また、前記歯冠部の欠損部位に、整形部が予め設けられている場合は、予め設けられた整形部を整形することができる。
また、前記歯冠部に連なる歯根部を備え、エナメル質とセメント質との境界を示す歯頚線が形成されている場合は、歯冠部と共に歯頚線を基準として参考にしながら、整形部を整形することができる。
また、前記歯冠部が前歯のものである場合は、前歯の歯の形を覚える訓練を実施することができる。
また、前記歯冠部の近心側、遠心側、唇側、舌側及び切面側のうち1又は2以上を欠損してなる場合は、前歯における歯冠の各歯面の形を覚える訓練を実施することができる。
また、前記歯冠部が臼歯のものである場合は、臼歯の歯の形を覚える訓練を実施することができる。
また、前記歯冠部の近心側、遠心側、頬側、舌側及び咬合面側のうち1又は2以上を欠損してなる場合は、臼歯における歯冠の各歯面の形を覚える訓練を実施することができる。
本発明の歯型模型の使用方法によると、先ず、取着部に整形用材料を用いて整形部が取着され、その後、予め設けられている歯冠部を基準(例えば、高さ、長さ、角度、軸等の基準)として参考にしながら、この整形部を整形して歯形が形成される。従って、訓練生は、歯の形の整形を集中的に行うことができ、正確な歯の形を短時間で容易に覚えることができる。また、教官にとっては訓練(授業)を計画的に実施することができる。また、整形後の整形部を新たに取り替えたり、複数の歯型模型を用意したりすることによって、歯の形の整形を繰返し行うことができる。さらに、欠損部位が異なる複数の歯型模型を用意することによって、訓練生は自身の苦手とする歯面について集中的に繰返して訓練することができる。
また、前記歯型模型が前記歯冠部に連なる歯根部を備える場合は、前記歯冠部と共に、エナメル質とセメント質との境界を示す歯頚線を基準として前記整形部を整形することができる。
本発明の他の歯型模型の使用方法によると、予め形成されている歯冠部を基準(例えば、高さ、長さ、角度、軸等の基準)として参考にしながら、この歯冠部の欠損部位に予め設けられている整形部を整形して歯形が形成される。従って、訓練生は、歯の形の整形を集中的に行うことができ、正確な歯の形を短時間で容易に覚えることができる。また、教官にとっては訓練(授業)を計画的に実施することができる。また、整形後の整形部を新たに取り替えたり、複数の歯型模型を用意したりすることによって、歯の形の整形を繰返し行うことができる。さらに、欠損部位が異なる複数の歯型模型を用意することによって、訓練生は自身の苦手とする歯面について集中的に繰返して訓練することができる。
また、前記歯型模型が前記歯冠部に連なる歯根部を備える場合は、前記歯冠部と共に、エナメル質とセメント質との境界を示す歯頚線を基準として前記整形部を整形することができる。
1.歯型模型
本発明に係る歯型模型は、後述する歯冠部を備えて構成される。この歯型模型は、例えば、後述する歯根部及び載置部のうちの少なくとも一方をさらに備えることができる。
上記「歯冠部」は、所定部位が欠損されてなる限り、その種類、大きさ、材質等は特に問わない。この歯冠部の種類としては、例えば、切歯及び犬歯を含む前歯、小臼歯及び大臼歯を含む臼歯等を挙げることができる。この前歯の歯冠部は、通常、近心面、遠心面、唇側面、舌側面及び切面を有している。また、この臼歯の歯冠部は、通常、近心面、遠心面、頬側面、舌側面及び咬合面を有している。また、歯冠部の大きさは、例えば、実際のヒトの歯冠と同じ大きさであったり、実際のヒトの歯冠に対して所定の倍率で拡縮された大きさであったりできる。また、歯冠部の材質としては、例えば、石膏、合成樹脂、金属等を挙げることができる。また、この歯冠部は、例えば、後述する載置部(又は歯冠部)に着脱可能な別部材であることができるが、載置部(又は歯冠部)と一体の部材であることが好ましい。
尚、歯冠とは、歯のうちエナメル質に覆われた部分を意味する。
上記歯冠部の欠損部位の形状、大きさ、個数等は特に問わない。この欠損部位は、例えば、上記歯冠部が前歯のものである場合、近心側、遠心側、唇側、舌側及び切面側のうち1又は2以上を含んだ部位であることができる。これにより、正確な前歯の歯の形を、より効率良く短時間で簡易に覚えることができる。この場合、上記欠損部位は、例えば、上述の所定側の全面域を含む部位であったり、所定側の一部の面域を含む部位であったりすることができる。また、この欠損部位は、例えば、近心側及び遠心側のうちの一方側を含んだ部位であったり、唇側及び舌側のうちの一方側を含んだ部位であったりできる。
また、上記欠損部位は、例えば、上記歯冠部が臼歯のものである場合、近心側、遠心側、頬側、舌側及び咬合面側のうち1又は2以上を含んだ部位であることができる。これにより、正確な臼歯の歯の形を、より効率良く短時間で簡易に覚えることができる。この場合、上記欠損部位は、例えば、上述の所定側の全面域を含む部位であったり、所定側の一部の面域を含む部位であったりすることができる。また、この欠損部位は、例えば、近心側及び遠心側のうちの一方側を含んだ部位であったり、頬側及び舌側のうちの一方側を含んだ部位であったりできる。
ここで、本発明に係る歯型模型としては、例えば、(1)上記欠損部位に整形部を取着するための取着部が設けられている形態、(2)上記欠損部位に整形部が予め設けられている形態等を挙げることができる。
上記(1)形態の場合、この「取着部」の形状、大きさ、個数等は特に問わない。この取着部は、例えば、平面及び/又は曲面よりなることができる。また、この取着部は、例えば、内方へ窪んだ凹状であることができる。整形部を好適に保持し得るといった観点から、取着部が、外方へ突出する突出状であることが好ましい。この突出状としては、例えば、膨出状、凸状、柱状等を挙げることができる。また、この取着部は、通常、上記歯冠部に連なっている。また、この取着部は、例えば、上記歯冠部に着脱可能な別部材であることができるが、上記歯冠部と一体の部材であることが好ましい。また、この取着部は、例えば、歯冠部の欠損された所定部分の外郭形状より小さな外郭形状を有することができる。この場合、この取着部が、歯冠部の欠損された所定部分の外郭形状に略倣った外郭形状を有することが好ましい。
上記「整形部」の材質、形状、個数等は特に問わない。この整形部は、通常、歯冠部の欠損された所定部分の外郭形状より大きな外郭形状を有する。この整形部の材料としては、例えば、ワックス、粘土、合成樹脂等を挙げることができる。このワックスとしては、例えば、パラフィンワックス、軟質ワックス、硬質ワックス等を挙げることができる。また、整形部の材料は、例えば、硬化性を有することができる。これにより、整形を容易に行うことができる。
なお、上記整形部とは、エバンス、彫刻刀等を用いて彫刻、切削等される部位を意味する。
上記(2)形態の場合、この「整形部」の材質、形状、個数等は特に問わない。この整形部は、通常、歯冠部の欠損された所定部分の外郭形状より大きな外郭形状を有する。この整形部の材質としては、石膏、合成樹脂、ワックス、木材等を挙げることができる。また、この整形部は、通常、歯冠部に連なっている。また、この整形部は、例えば、上記歯冠部に着脱可能な別部材であることができるが、上記歯冠部と一体の部材であることが好ましい。
なお、上記整形部とは、エバンス、彫刻刀等を用いて彫刻、切削等される部位を意味する。
上記「歯根部」は、上記歯冠部に連なるものである限り、その種類、大きさ、材質等は特に問わない。この歯根部の種類としては、例えば、切歯及び犬歯を含む前歯、小臼歯及び大臼歯を含む臼歯等を挙げることができる。また、歯根部の大きさは、例えば、実際のヒトの歯根と同じ大きさであったり、実際のヒトの歯根に対して所定の倍率で拡縮された大きさであったりできる。また、歯根部の材質としては、例えば、石膏、合成樹脂、金属等を挙げることができる。また、この歯根部は、例えば、後述する載置部(又は上記歯冠部)に着脱可能な別部材であることができるが、載置部(又は歯冠部)と一体の部材であることが好ましい。
尚、歯根とは、歯のうちセメント質に覆われた部分を意味する。
ここで、本発明に係る歯型模型が上記歯冠部及び上記歯根部を備える場合、この歯冠部と歯根部との間には、エナメル質とセメント質との境界を示す歯頚線が形成されることとなる。これにより、訓練生は、歯冠部と共に歯頚線を基準として整形部を整形することができる。
上記「載置部」は、テーブル等の床面に載置する平らな載置面を有する限り、その形状、大きさ、材質等は特に問わない。上記歯型模型が歯冠部のみを備える場合、この載置部は、通常、歯冠部に連なっている。上記歯型模型が歯冠部及び歯根部を備える場合、この載置部は、通常、歯根部に連なっている。また、この載置部の形状としては、例えば、ブロック状、平板状、多足状等を挙げることができる。
尚、参考として、図48に示すように、ヒトの上顎及び下顎の歯には、中切歯、側切歯、犬歯、第一小臼歯、第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯及び第三大臼歯がある。また、図49に示すように、切歯及び犬歯などの前歯が口唇粘膜に面する側を「唇側」、小臼歯及び大臼歯などの臼歯が頬粘膜に面する側を「頬側」という。さらに、唇側及び頬側の反対方向すなわち内側方向は、上顎では「口蓋側」、下顎では「舌側」であるが、本明細書では、上顎も下顎も全て「舌側」を用いることとする。
2.歯型模型の使用方法
本発明に係る歯型模型の使用方法は、上記(1)形態の歯型模型の使用方法であって、前記取着部に整形用材料を用いて整形部を取着し、その後、前記歯冠部を基準として前記整形部を整形することを特徴とする。この場合、例えば、上記(1)形態の歯型模型が、前記歯冠部に連なる歯根部を備え、前記歯冠部と共に、エナメル質とセメント質との境界を示す歯頚線を基準として前記整形部を整形することができる。
本発明に係る他の歯型模型の使用方法は、上記(2)形態の歯型模型の使用方法であって、前記歯冠部を基準として前記整形部を整形することを特徴とする。この場合、例えば、上記(2)形態の歯型模型が、前記歯冠部に連なる歯根部を備え、前記歯冠部と共に、エナメル質とセメント質との境界を示す歯頚線を基準として前記整形部を整形することができる。
以下、図面を参照して実施例により本発明を具体的に説明する。
尚、本実施例では、本発明に係る歯型模型として、上顎右側中切歯について6種類の歯型模型1a〜1fと、上顎右側第二小臼歯について6種類の歯型模型11a〜11fとを例示する。但し、本発明に係る歯型模型は、上記歯種に限定されることなく、全ての歯種に応じた模型として構成することができる。更に、本実施例では、各歯型模型において同じ構成の部分は同符号を付け詳細な説明を省略するものとする。
(実施例1)
<上顎右側中切歯の歯型模型>
本実施例に係る歯型模型1aは、図1〜図3に示すように、石膏よりなり、テーブル等に安定して載置される載置部2と、この載置部2から上方に延びる歯根部3と、この歯根部3から上方に延びる歯冠部4とを基本的に備えている。この歯冠部4は、前歯(上顎右側中切歯)のものであり、近心面、遠心面、唇側面、舌側面及び切面の各歯面を有している。そして、この歯冠部4は、唇側が欠損され、その欠損部位Sには、外方(唇側)に向って膨出する膨出状の取着部5が形成されている。この取着部5は、欠損された歯冠部の外郭形状よりひと回り小さく、かつその外郭形状に倣った形状を有している。また、歯冠部4と歯根部3との間には、エナメル質とセメント質との境界を示す歯頚線6が形成されている。
次に、上記歯形模型1aの使用方法について説明する。図4に示すように、先ず、取着部5に、その厚さを適宜調整してワックスWを用いて整形部7が取着される。このとき、取着部5以外の不必要な部位にワックスWが取着されないように注意する。その後、図5に示すように、予め形成されている歯冠部4の高さ、長さや歯頚線6等を基準として参考にしながら、エンボスや彫刻刀などを用いてワックスWの表面形状を整えて、完全な歯冠部4の唇側面が形成されることとなる。
このように、上記歯型模型1aを使用して、取着部5に取着されたワックスWの整形を行えば、訓練生は、上顎右側中切歯の正確な唇側の形を短時間で容易に覚えることができる。また、整形後のワックスWを取り除いて、取着部5に新たなワックスWを盛り付ければ、この歯型模型1aを繰返し使用でき、上顎右側中切歯の唇側の形を覚える訓練を集中して行うことができる。また、取着部5に取着されるワックスWは、膨出状の取着部5によって強固に保持されるので、歯冠部4からワックスWが外れてしまうことが防止される。さらに、膨出状の取着部5によってワックスWの使用量を必要最小限に抑えることができる。
次に、歯型模型1bは、図6〜図8に示すように、上記歯形模型1aと同様にして、石膏よりなり、載置部2、歯根部3及び歯冠部4を基本的に備えている。この歯冠部4は、舌側が欠損され、その欠損部位Sには、外方(舌側)に向って突出する凸状の取着部5が形成されている。
従って、この歯型模型1bを使用して、取着部5に取着されたワックスWの整形を繰返し行えば、訓練生は、上顎右側中切歯の正確な舌側の形を短時間で容易に覚えることができる。
次に、歯型模型1cは、図9〜図11に示すように、上記歯形模型1aと同様にして、石膏よりなり、載置部2、歯根部3及び歯冠部4を基本的に備えている。この歯冠部4は、歯冠幅方向の略半分の近心側が欠損され、その欠損部位Sには、外方(近心側)に突出する膨出状の取着部5が形成されている。
従って、この歯型模型1cを使用して、取着部5に取着されたワックスWの整形を繰返し行えば、訓練生は、上顎右側中切歯の正確な近心側の形を短時間で容易に覚えることができる。
次に、歯型模型1dは、図12〜図14に示すように、上記歯形模型1aと同様にして、石膏よりなり、載置部2、歯根部3及び歯冠部4を基本的に備えている。この歯冠部4は、歯冠幅方向の略半分の遠心側が欠損され、その欠損部位Sには、外方(遠心側)に向って突出する膨出状の取着部5が形成されている。
従って、この歯型模型1dを使用して、取着部5に取着されたワックスWの整形を繰返し行えば、訓練生は、上顎右側中切歯の正確な遠心側の形を短時間で容易に覚えることができる。
次に、歯型模型1eは、上記歯形模型1aと同様にして、図15〜図18に示すように、石膏よりなり、載置部2、歯根部3及び歯冠部4を基本的に備えている。この歯冠部4は、切面側が欠損され、その欠損部位Sには、外方(切面側)に向って突出する膨出状の取着部5が形成されている。
従って、この歯型模型1eを使用して、取着部5に取着されたワックスWの整形を繰返し行えば、訓練生は、上顎右側中切歯の正確な切面側の形を短時間で容易に覚えることができる。
次に、歯型模型1fは、上記歯形模型1aと同様にして、図19〜図22に示すように、石膏よりなり、載置部2、歯根部3及び歯冠部4を基本的に備えている。この歯冠部4は、唇側、舌側、遠心側及び近心側の歯冠長方向の中央部及び下部が欠損され、その欠損部位Sには、膨出状(柱状)の取着部5が形成されている。
従って、この歯型模型1fを使用して、その取着部5に取着されたワックスWの整形を繰返し行えば、訓練生は、上顎右側中切歯の正確な唇側、舌側、遠心側及び近心側の形を短時間で容易に覚えることができる。
<上顎右側第二小臼歯の歯型模型>
本実施例に係る歯型模型11aは、図23〜図25に示すように、石膏よりなり、テーブル等に安定して載置される載置部12と、この載置部12から上方に延びる歯根部13と、この歯根部13から上方に延びる歯冠部14とを基本的に備えている。この歯冠部14は、臼歯(上顎右側第二小臼歯)のものであり、近心面、遠心面、唇側面、頬側面及び咬合面の各歯面を有している。そして、この歯冠部14は、唇側が欠損され、その欠損部位Sには、外方(唇側)に向って突出する膨出状の取着部15が形成されている。この取着部15は、欠損された歯冠部14の外郭形状よりひと回り小さく、かつその外郭形状に倣った形状を有している。また、歯冠部14と歯根部13との間には、エナメル質とセメント質との境界を示す歯頚線16が形成されている。
次に、上記歯形模型11aの使用方法について説明する。図26に示すように、先ず、歯冠部14の取着部15に、その厚さを適宜調整してワックスWを用いて整形部17が取着される。このとき、取着部15以外の不必要な部位にワックスWが取着されないように注意する。その後、図27に示すように、予め形成されている歯冠部14の高さ、長さや歯頚線16等を基準として参考にしながら、エンバスや彫刻刀などを用いてワックスWの表面形状が整えられて、歯冠部14の唇側面が形成されることとなる。
このように、上記歯型模型11aを使用して、取着部15に取着されたワックスWの整形を行えば、訓練生は、上顎右側第二小臼歯の正確な唇側の形を短時間で容易に覚えることができる。また、整形後のワックスWを取り除いて、その取着部15に新たなワックスWを盛り付ければ、この歯型模型11aを繰返し使用でき、上顎右側第二小臼歯の唇側の形を覚える訓練を集中して行うことができる。また、取着部15に取着されるワックスWは、膨出状の取着部15によって強固に保持されるので、歯冠部14からワックスWが外れてしまうことが防止される。さらに、膨出状の取着部15によってワックスWの使用量を必要最小限に抑えることができる。
次に、歯型模型11bは、図28〜図30に示すように、上記歯形模型11aと同様にして、石膏よりなり、載置部12、歯根部13及び歯冠部14を基本的に備えている。この歯冠部14は、咬合面側の中心部が欠損され、この欠損部位Sには、下方に向って窪んだ凹状の取着部15が形成されている。
従って、この歯型模型11bを使用して、取着部15に取着されたワックスWの整形を繰返し行えば、訓練生は、上顎右側第二小臼歯の正確な咬合面側の形を短時間で容易に覚えることができる。
次に、歯型模型11cは、図31〜図33に示すように、上記歯形模型11aと同様にして、石膏よりなり、載置部12、歯根部13及び歯冠部14を基本的に備えている。この歯冠部14は、歯冠幅方向の略半分の近心側が欠損され、その欠損部位Sには、外方(近心側)に突出する膨出状の取着部15が形成されている。
従って、この歯型模型11cを使用して、取着部15に取着されたワックスWの整形を繰返し行えば、訓練生は、上顎右側第二小臼歯の正確な近心側の形を短時間で容易に覚えることができる。
次に、歯型模型11dは、図34〜図36に示すように、上記歯形模型11aと同様にして、石膏よりなり、載置部12、歯根部13及び歯冠部14を基本的に備えている。この歯冠部14は、歯冠幅方向の略半分の遠心側が欠損され、その欠損部位Sには、外方(遠心側)に向って突出する膨出状の取着部15が形成されている。
従って、この歯型模型11dを使用して、取着部15に取着されたワックスWの整形を繰返し行えば、訓練生は、上顎右側第二小臼歯の正確な遠心側の形を短時間で容易に覚えることができる。
次に、歯型模型11eは、図37〜図40に示すように、上記歯形模型11aと同様にして、石膏よりなり、載置部12、歯根部13及び歯冠部14を基本的に備えている。この歯冠部14は、切面側が欠損され、その欠損部位Sには、外方(切面側)に向って突出する膨出状の取着部15が形成されている。
従って、この歯型模型11eを使用して、取着部15に取着されたワックスWの整形を繰返し行えば、訓練生は、上顎右側第二小臼歯の正確な切面側の形を短時間で容易に覚えることができる。
次に、歯型模型11fは、図41〜図44に示すように、上記歯形模型11aと同様にして、石膏よりなり、載置部12、歯根部13及び歯冠部14を基本的に備えている。この歯冠部14は、頬側、舌側、遠心側及び近心側の歯冠長方向の中央及び下部が欠損され、その欠損部位Sには、膨出状(柱状)の取着部15が形成されている。
従って、この歯型模型11fを使用して、その取着部15に取着されたワックスWの整形を繰返し行えば、訓練生は、上顎右側第二小臼歯の正確な頬側、舌側、遠心側及び近心側の形を短時間で容易に覚えることができる。
(その他の実施例)
次に、その他の実施例に係る歯型模型について説明する。尚、本実施例では、本発明に係る歯型模型として、上顎右側第二小臼歯の歯型模型21を例示する。但し、本発明に係る歯型模型は、上記歯種に限定されることなく、全ての歯種に応じた模型として構成することができる。
上記歯型模型21は、図45〜図47に示すように、石膏よりなり、テーブル上に安定して載置される載置部22と、この載置部22から上方に延びる歯根部23と、この歯根部23から上方に延びる歯冠部24とを基本的に備えている。この歯冠部24は、臼歯(上顎右側第二小臼歯)のものであり、近心面、遠心面、唇側面、頬側面及び咬合面の各歯面を有している。そして、この歯冠部24は、唇側が欠損され、その欠損部位Sには、角ブロック状の彫刻部25(本発明に係る「整形部」として例示する。)が設けられている。この彫刻部25は、欠損された歯冠部24の外郭形状より大きな形状を有している。
上記歯型模型21では、予め形成されている歯冠部24の高さ、長さや歯頚線26等を基準として参考にしながら、予め形成されている彫刻部25を、エバンスや彫刻刀などにより彫刻して、歯冠部24の唇側面が形成されることとなる。
従って、この歯型模型21を多数個用意しておき、各歯型模型21における彫刻部25の彫刻を繰返し行えば、訓練生は、上顎右側第二小臼歯の正確な唇側の形を短時間で容易に覚えることができる。
本発明は、例えば、専門学校や歯科大学等での歯科技工の学習及びこれに関連する分野に広く利用される。
実施例1に係る上顎右側中切歯の歯型模型の平面図である。 図1のII矢視図である。 図1のIII矢視図である。 上記歯型模型の使用方法を説明するための説明図である。 同じく、使用方法を説明するための説明図である。 他の形態の歯型模型の平面図である。 図6のVII矢視図である。 図6のVIII矢視図である。 更に、他の形態の歯型模型の平面図である。 図9のX矢視図である。 図9のXI矢視図である。 更に、他の形態の歯型模型の平面図である。 図12のXIII矢視図である。 図12のXIV矢視図である。 更に、他の形態の歯型模型の正面図である。 上記歯型模型の背面図である。 図15のXVII矢視図である。 図15のXVIII矢視図である。 更に、他の形態の歯型模型の正面図である。 上記歯型模型の背面図である。 図19のXXI矢視図である。 図19のXXII矢視図である。 実施例1に係る上顎右側第二小臼歯の歯型模型の平面図である。 図23のXXIV矢視図である。 図23のXXV矢視図である。 上記歯型模型の使用方法を説明するための説明図である。 同じく、使用方法を説明するための説明図である。 他の形態の歯型模型の平面図である。 図28のXXIX矢視図である。 図28のXXX矢視図である。 更に、他の形態の歯型模型の平面図である。 図31のXXXII矢視図である。 図31のXXXIII矢視図である。 更に、他の形態の歯型模型の平面図である。 図34のXXXV矢視図である。 図34のXXXVI矢視図である。 更に、他の形態の歯型模型の正面図である。 上記歯型模型の背面図である。 図37のXXXIX矢視図である。 図37のXL矢視図である。 更に、他の形態の歯型模型の正面図である。 上記歯型模型の背面図である。 図41のXLIII矢視図である。 図41のXLIV矢視図である。 その他の実施例に係る上顎右側第二小臼歯の歯型模型の平面図である。 図45のXLVI矢視図である。 図23のXLVII矢視図である。 ヒトの歯の種類を説明するための参考図である。 ヒトの歯の方向を説明するための参考図である。 従来一般の歯型彫刻の実習方を説明するための説明図である。
符号の説明
1a〜1f,11a〜11f,21;歯型模型、3,13,23;歯根部、4,14,24;歯冠部、5,15;取着部、6,16,26;歯頚線、7,17;整形部、25;彫刻部、S;欠損部位、W;ワックス。

Claims (13)

  1. 歯の形を覚えるための歯型彫刻実習用の歯型模型であって、
    所定部分が欠損されてなる歯冠部を備え、
    前記歯冠部の欠損部位には、該歯冠部の高さを基準として彫刻又は切削される、ワックスを用いてなる整形部を取着するための取着部が設けられていることを特徴とする歯型彫刻実習用歯型模型。
  2. 歯の形を覚えるための歯型彫刻実習用の歯型模型であって、
    所定部分が欠損されてなる歯冠部を備え、
    前記歯冠部の欠損部位には、該歯冠部の高さを基準として彫刻又は切削される、石膏又はワックスを用いてなる整形部が該歯冠部に一体に連なって設けられていることを特徴とする歯型彫刻実習用歯型模型。
  3. 前記歯冠部に連なる歯根部を備え、エナメル質とセメント質との境界を示す歯頚線が形成されている請求項1又は2に記載の歯型彫刻実習用歯型模型。
  4. 前記歯冠部が前歯のものである請求項1乃至3のいずれか一項に記載の歯型彫刻実習用歯型模型。
  5. 前記歯冠部の近心側、遠心側、唇側、舌側及び切面側のうちの1又は2以上を欠損してなる請求項4記載の歯型彫刻実習用歯型模型。
  6. 前記歯冠部が臼歯のものである請求項1乃至3のいずれか一項に記載の歯型彫刻実習用歯型模型。
  7. 前記歯冠部の近心側、遠心側、頬側、舌側及び咬合面側のうちの1又は2以上を欠損してなる請求項記載の歯型彫刻実習用歯型模型。
  8. 請求項1記載の歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法であって、
    前記取着部にワックスを用いて整形部を取着し、その後、前記歯冠部の高さを基準として前記整形部を彫刻又は切削することを特徴とする歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法
  9. 前記歯型彫刻実習用歯型模型は、前記歯冠部に連なる歯根部を備え、前記歯冠部と共に、エナメル質とセメント質との境界を示す歯頚線を基準として前記整形部を彫刻又は切削する請求項8記載の歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法。
  10. 前記歯型彫刻実習用歯型模型は、前記歯冠部が前歯のものである第1歯型模型と、前記歯冠部が臼歯のものである第2歯型模型と、を備える請求項8又は9記載の歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法。
  11. 請求項2記載の歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法であって、
    前記歯冠部の高さを基準として前記整形部を彫刻又は切削することを特徴とする歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法。
  12. 前記歯型彫刻実習用歯型模型は、前記歯冠部に連なる歯根部を備え、前記歯冠部と共に、エナメル質とセメント質との境界を示す歯頚線を基準として前記整形部を彫刻又は切削する請求項11記載の歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法。
  13. 前記歯型彫刻実習用歯型模型は、前記歯冠部が前歯のものである第1歯型模型と、前記歯冠部が臼歯のものである第2歯型模型と、を備える請求項11又は12記載の歯型彫刻実習用歯型模型の使用方法。
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