JP4413570B2 - 広角局部照明装置及びバルク型レンズ - Google Patents

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Description

本発明は照明装置に関し、特に道路照明や公園や庭園等の街路灯に使用可能な、比較的広い照明半径を広角照明する広角局部照明装置に関する。
一般的な家庭用照明器具として用いられている照明装置としては、白熱灯や蛍光灯などを光源としたものが広く知られている。これらの照明装置は、多くの場合、部屋の天井などに取り付けられ、部屋の中全体を照明するように用いられている。ところで、照明装置の利用法には、部屋の中全体を照明する他に、一部分のみを照らし出すようにした、所謂、ダウンライトや足元灯、或いはスポットライトのような照明器具がある。以下、このような特定の部分のみを照らし出す照明装置を「局部照明装置」と称する。
図12は、従来の局部照明装置の一例の構造を示す断面図である。従来の局部照明装置は、多くの場合、光源である白熱球101全体が納まるようなケース103を用い、その内部を反射鏡105としての役割を果たすステンレスやアルミニウムなどで覆うことにより、ケース103の周囲への光の拡散を少なくし、光がケース103の開放部方向へのみ投光されるようにして、特定の部分が照明されるようにしている。
このような従来の局部照明装置では、白熱灯や蛍光灯のように、光が広く拡散するタイプの光源を用いているため、一方向のみを照明しようとする場合、様々な問題がある。まず、局部照明の場合、特定のある部分のみを照明すれば良いのであるが、従来の構造では、ケースの開放部から光が放射されるようにしてはいるものの、完全に光の拡散を抑えることが出来ないため、照明効率そのものが悪い。このため、光源として白熱灯を用いた場合、照明を必要とする部分に十分な明るさを得るためには、最低でも40W(100Vの場合)程度の電力消費量の電球が必要であり、電力効率が悪い。
又、光の不要な拡散を抑えるために、ケースの開放部にレンズを取り付けた構造もあるが、主に、白熱灯による放熱を考慮した場合、熱を逃がすために、他の部分に、どうしても大きな開放部を設ける必要があり、結局、その部分での光の放出が起きて、光の利用効率はあまり上がらないこともある。又、投光方向前面にレンズを設けたとしても完全に光の拡散を抑えるには、高度のレンズ設計技術と研磨技術が必要となることから、局部照明装置に使用するには高価になりすぎて実用的でない。これは、白熱灯の代わりに蛍光灯を用いて、熱放出の問題を緩和させたとしても解決出来るものではなく、又、レンズによる重量の増加など、レンズを取り付けること自体、一般的な局部照明装置には好ましいものではない。
更に、従来の局部照明装置は、上記のように40W程度以上の白熱電球(又は同様形状の蛍光灯)を入れる必要があるため、その大きさのケースを設置する場所を確保する必要があることから、室内のレイアウトを考えた場合、デザイン的な自由度が低いといった問題もある。特に、ダウンライトのような天井に空洞を設けて取り付ける局部照明装置の場合、天井に空洞を確保出来る場所が限定されてしまうため、室内のインテリアデザインに合った局部照明を得ることが出来ないといった問題があった。レンズなどを設けた場合には、更に重量が重くなりレイアウトの自由度をいっそう奪うことになる。
このような事情を鑑み、互いに隣接して配置された複数のバルク型レンズと、この複数のバルク型レンズのそれぞれに設けられた井戸型の凹部の内部に、それぞれの主発光部を収納した複数の弾丸型LEDとを備える狭角局部照明装置が提案されている(特許文献1参照。)。
特開2001−297622号公報(図7)
特許文献1に開示された狭角局部照明装置は、平行ビームにより、照明したい部分のみを効率良く、確実に照らし出すことが出来る利点を有するものの、集光性や指向性が強すぎるため、小さな面積しか照らせず、街路灯等の目的の場合に不都合が発生する。
上記問題点を鑑み、本発明は、比較的広い面積にわたり、効率良く照明出来る広角局部照明装置を提供することである。
本発明の特徴は、互いに隣接して配置された複数のバルク型レンズと、この複数のバルク型レンズのそれぞれに設けられた井戸型の凹部の内部に、それぞれの主発光部を収納した複数の樹脂モールドされたLEDとを備える広角局部照明装置に関する。即ち、この樹脂モールドされたLEDが、バルク型レンズの光軸方向に垂直な平坦面を出射面とすることを特徴とする。
本発明によれば、比較的広い面積にわたり、効率良く照明出来る広角局部照明装置を提供することが出来る。
次に、図面を参照して、本発明の第1〜第3の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、各部材の寸法の関係や比率は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な各部材の寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る広角局部照明装置は、図1に示すように、互いに隣接して配置された複数のバルク型レンズ2a,2b,・・・・・,2f,・・・・・と、この複数のバルク型レンズ2a,2b,・・・・・,2f,・・・・・のそれぞれに設けられた井戸型の凹部の内部に、それぞれの主発光部を収納した複数の樹脂モールドされたLED1a,1b,・・・・・,1f,・・・・・とを備える。即ち、この樹脂モールドされたLED1a,1b,・・・・・,1f,・・・・・が、バルク型レンズ2a,2b,・・・・・,2f,・・・・・の光軸方向に垂直な平坦面を出射面とする寸切り封止型ダイオードである。
ここで、「寸切り封止型ダイオード」とは、図3に示すように、バルク型レンズ2の光軸方向に垂直な平坦面を出射面15とする、樹脂モールドされたLEDを意味する。「寸切り」とは、筒形の物を横にまっすぐに切ることを言うが、丁度、砲弾型(弾丸型)に樹脂モールドされたLEDの頭部を水平に切った(寸切りした)構造に対応する。即ち、第1の実施の形態に係る寸切り封止型ダイオード1は、図3に示すように、第1のピン11に一体的に接続された基台11aの上に配置されたLEDチップ13と、このLEDチップ13を被覆する封止樹脂(樹脂封止体)14と、第1のピン11と対をなす第2のピン12とから少なくとも構成された樹脂モールドされたLEDである。LEDチップ13と第1のピン11の基台11aとはボンディングワイヤ5aにより、LEDチップ13と第2のピン12とボンディングワイヤ5bによりそれぞれ接続されている。この図3に示すように、寸切り封止型ダイオード1の主発光部の頂部の出射面15は、平坦面(鏡面)をなしている。
図3では、LEDチップ13が左側に偏って模式的に示されているが、発光方向の対称性(光軸に関する対称性)を考慮すれば、LEDチップ13の中心は、封止樹脂14の中心に一致するように、封止樹脂14の中央に配置されることが好ましいことは勿論である。基台11aも対応して、封止樹脂14の中央に配置されることになる。LEDチップ13からの光を、一旦、蛍光体に照射して、蛍光体からの蛍光をLEDの出力光として得ている場合は、蛍光体の中心が、封止樹脂14の中心に一致するように、封止樹脂14の中央に配置されることが好ましいことになる。いずれにせよ、「樹脂モールドされたLED」としての実質的な発光部(発光面)の中心を光軸が通過し、この光軸を中心とした軸対称、若しくは軸対称に近いトポロジーを、封止樹脂14及びその内部構造が、構成することが好ましいということである。
光軸方向に沿った、LEDチップ13の位置(高さ)は、封止樹脂14の中心である必要はない。しかし、LEDチップ13の上部に位置し、出射面15を構成する部分の封止樹脂14の厚さは、0.6〜5mm程度が、バルク型レンズ2a,2b,・・・・・,2f,・・・・・の集光効率の点から好ましい。より好ましくは、LEDチップ13の上部に位置する封止樹脂14の厚さを0.8〜2mm程度とすれば良く、このように一定の封止樹脂14の厚さを用いることにより、バルク型レンズ2a,2b,・・・・・,2f,・・・・・の集光効率が良好になる。
なお、図3では、直方体に成形された封止樹脂14の一面(頂部)が出射面15と示されているが、バルク型レンズ2の光軸方向に垂直な平坦面を出射面15とすれば良く、円柱、6角柱、8角柱等を、光軸方向に垂直な面で輪切り(寸切り)した出射面15を有するような樹脂モールドされたLEDでも良い。例えば、図3の例では、出射面15が長辺が3〜5mm、短辺が1.5〜2.5mmの長方形で、光軸方向にそった長さ(高さ)が4〜6mm程度の扁平な直方体である。更に、出射面15に連続する側面は出射面15に垂直である必要もなく、円錐や角錐のようなテーパを有していても良く、段差部を有する側面でも構わない。例えば、図3の構造で、封止樹脂14の下部(底部近傍)に厚さ0.3〜1mm、高さ0.8〜1.5mm程度の段差部からなるスカートをはかせても良い。即ち、光軸方向に垂直な平坦面を出射面15とすれば、側面等の構造は、任意の形状が許容出来る。
複数のバルク型レンズ2a,2b,・・・・・,2f,・・・・・のそれぞれは、図2に示す構造である。図2は、複数のバルク型レンズ2a,2b,・・・・・,2f,・・・・・を代表したバルク型レンズ2と、このバルク型レンズ2の収納部16に収納した寸切り封止型ダイオード1a,1b,・・・・・,1f,・・・・・1を代表した寸切り封止型ダイオード1により説明している。バルク型レンズ2の収納部16の側壁部は、寸切り封止型ダイオード1の主発光部を収納出来るように、寸切り封止型ダイオード1の主発光部の外径寸法に応じ、例えば、直径(内径)2r=2.5〜7mmφ程度の円筒形状となっている。図示を省略しているが、寸切り封止型ダイオード1とバルク型レンズ2とを固定するために、寸切り封止型ダイオード1とバルク型レンズ2の収納部16との間には、厚さ0.25〜0.5mm程度のスペーサが挿入されている。即ち、寸切り封止型ダイオード1の外径と、収納部16の内径2rとは、ほぼ同一で且つ僅かに、寸切り封止型ダイオード1の外径の方が小さく設定されている。スペーサは、寸切り封止型ダイオード1の主発光部を除く位置、即ち、図2において、LEDチップ13の底面の位置より左方に配置すれば良い。バルク型レンズ2は、凸形状の湾曲面からなる出射面22を除けば、円柱形状である。このバルク型レンズ2の円柱形状部分の直径(外径)2rは、10〜30mmφである。バルク型レンズ2の直径(外径)2rは、第1の実施の形態に係る広角局部照明装置の使用目的を考慮しつつ、以下のように設計すれば良い。
即ち、図2において、出射面22の曲率半径をR、レンズ媒体4の光軸方向に測った全長をL、レンズ媒体4の屈折率をnとして、
0.93 < k(R/L) <1.06 ・・・・・(1)
の関係を満足することが好ましい。但し、(1)式のkは、以下の(2)式で与えられる。
k = 1/(0.35・n −0.168) ・・・・・(2)
第1の実施の形態に係るバルク型レンズ2の収納部(井戸型の凹部)16の内部には、樹脂モールドされたLED1が収納される。「バルク型」とは、砲弾型、卵型、繭型、蒲鉾型等の塊形状を意味し、従来の薄型レンズと区別する意である。バルク型レンズ2の投光方向となる光軸方向に垂直な断面の形状は、真円、楕円、三角形、四角形、多角形等が可能である。したがって、バルク型のレンズ媒体4の光軸に平行方向の側面からなる外周部は、円柱でも角柱でも構わない。主入射面21となる湾曲面は、円錐形でも良い。出射面22は曲率半径Rの湾曲面から構成されている。当然であるが、出射面22とこの出射面22に接続されるレンズ媒体4の外周部とは曲率が異なる。
本発明者の検討によれば、経験則として、第1の実施の形態に係るバルク型レンズ2において、収納部(井戸型の凹部)16の天井部21におけるレンズ面の突き出し量をΔ、レンズ媒体4の光軸に平行方向の側面からなる外周部の外径を2r として、
0.025 < Δ/r < 0.075 ・・・・・(3)
の関係を満足することが好ましい。更に、より集光効率を高くするためには、
10r > r > 3r ・・・・・(4)
の関係を満足することが好ましい。バルク型レンズ2の直径(外径)2rが、収納部16の内径2rの10倍以上でも、本発明のバルク型レンズは、機能するが、必要以上に大きくなり、小型化を目的とする場合は好ましくない。外径/内径比が大きくなるに従い、相対照度が明るくなる。特に、外径/内径比が2.5以上で、顕著にその増大効果が認められる。外径/内径比が10以上になると、その増大効果が飽和の傾向にあることが経験則として分かっている。現実のLEDの外径を考慮すれば、外径/内径比が10以上のバルク型レンズ2は必然的に大口径化する。しかし、大口径化のバルク型レンズ2は、レンズ媒体4に気泡が入りやすくなり、或いはクラックが入りやすくなり、製造技術上困難性を伴う。又、装置の小型化の点からも望ましくない。したがって、工業的な意味では、外径/内径比が3以上、10以下が好ましい。
このように、第1の実施の形態において、レンズ媒体4の外周部の外径が、収納部(井戸型の凹部)16の内径の3倍以上、10倍以下であることが好ましい。外径と内径との比を大きくすることは、レンズ媒体4の収納部(井戸型の凹部)16の側壁部の肉厚を十分に厚くすることに等価である。側壁部の肉厚を十分に厚くすることにより、実開昭62−92504号公報に開示された前面レンズのようなテーパ形の周面に反射膜を設けた構造を使わずに樹脂モールドされたLED1の迷光成分を有効に集光出来る。
「迷光成分」とは、樹脂モールドされたLED1の出力光の内、収納部16の天井部(主入射面)21以外に向かう光の成分を意味する。寸切り型に成形された封止樹脂14の平坦な出射面15以外の所から出る光は、迷光成分となり、照明には寄与しない。更に、寸切り封止型ダイオード1とバルク型レンズ2の収納部16との間にはそれぞれの界面で反射した光の成分が多重反射し、2次的、3次的な迷光成分となっている。しかし、(4)式を満足する幾何学的形状を有するバルク型レンズ2においては、平坦な出射面15以外の所から出た迷光成分や、これらに起因した高次の迷光成分等をも含めて、100%に近い集光効率で、有効に照明に寄与出来るようになる。
このように、第1の実施の形態に係るバルク型レンズ2を用いることにより、湾曲面からなる主入射面(凹部天井部)21以外の収納部16の側壁部(凹部側壁部)17も、有効な光の入射面(側壁入射面)として機能し得るのである。(4)式を満足するように、十分厚い側壁部を有して幾何学的構造が設計することにより、外周部に反射鏡を用いなくても、凹部側壁部17から入力した光が、バルク型レンズ2の外周部からそのまま出力(漏洩)するのが防止出来る。勿論、凹部側壁部17に垂直に入射した光は外周部から漏洩するであろう。しかし、凹部側壁部17に、ある入射角で入射した光はスネルの法則で決まる屈折角で屈折する。収納部16の側壁部に位置するレンズ媒体4の厚さが厚くなると、レンズ媒体4の外周部から漏洩する成分は減少する。そして、(4)式を満足する幾何学的形状になると、レンズ媒体4の外周部から漏洩する成分はほとんど無視出来るようになるためと考えられる。特に、樹脂封止されたLEDでは平坦な出射面15以外の所から出た光の内、凹部側壁部17に垂直に入射する成分は少ないので、(4)式を満足する幾何学的形状になると、レンズ媒体4の外周部から漏洩する成分はほとんど無視出来るようになるためと考えられる。この結果、ほぼ、内部量子効率に近い効率で、潜在的なLEDチップ13の光エネルギを有効に取り出すことが可能となる。
図2に示す寸切り封止型ダイオード1は、第1の屈折率nを有したエポキシ樹脂などの透明材料14でモールドされている。そして、バルク型レンズ2は、第1の屈折率nとは異なる第2の屈折率nを有する空気26を介して寸切り封止型ダイオード1を収納している。寸切り封止型ダイオード1は、主入射面21となる凹部形状の天井部21に接していてもかまわない(D1≒0)。又、空気以外の流体若しくは流動体を介して寸切り封止型ダイオード1を収納部16に収納しても良い。寸切り封止型ダイオード1から発せられる光の波長に対して透明な気体若しくは液体であれば、種々の「流体」が使用可能である。収納部16の寸切り封止型ダイオード1とバルク型レンズ2との間に、スペーサオイルなどの使用も可能である。又、「流動体」としての種々のゾル状、コロイド状若しくはゲル状の透明物質が使用出来る。又、バルク型レンズ2の有する第3の屈折率nは、第2の屈折率nと同じでも、異なっていても良い。第1の屈折率n、第2の屈折率n、及び第3の屈折率nを、それぞれ適当な値に選定することにより、LEDチップ13からの光を収束させることも分散させることも可能である。又、バルク型レンズ2のレンズ媒体4が有する第3の屈折率nを次第に大きく、若しくは、次第に小さくするようにして光路設計をしても良い。
更に、本発明者の検討によれば、経験則として、光伝送部の厚さD2は、厚い方が好ましく、出射面22曲率半径Rと同程度から4倍程度が好ましい。更に、光伝送部の厚さD2は井戸型の凹部の深さ(=L−D2)の2乃至5倍程度が、集光効率の点から好ましいことが経験則として分かっている。
このようにして、第1の実施の形態に係る広角局部照明装置によれば、寸切り封止型ダイオード1の数を多数必要とすることなく、照明に寄与する光ビームとして所望の照射面積の光束を確保し、且つ所望の照度を簡単に得ることが出来る。特に、特定の部分のみを照明する広角局部照明装置にあっては、照らし出すことが必要な部分以外への光放射がほとんど無くなるため、照明効率が非常に高く、たった一個のLEDで十分な照度を得ることが出来るのである。
図4は、第1の実施の形態に係るバルク型レンズ2を80個配列した広角局部照明装置7を用いた街路灯を示す。バルク型レンズ2の構造は、R=8.3mm,L=16.3mm,2ri=5.5mm,2re=15.2mm、D2=6.2mm、D1≒0mmである。広角局部照明装置7は、支柱8と支柱8の頂部に設けた支持ビーム6により、地上4mの高さに支えられ、地面に向かう方向を投光方向する。そして、広角局部照明装置7の直下を中心とする照射半径1m,2m,3m,4m,5mにおける強度(照度)分布を測定した場合の結果を図5に示す。即ち、図5の横軸は、地表における街路灯の照射半径を示し、縦軸は、各照射半径における最大強度(ピーク強度)を示す。
図5に示すように、第1の実施の形態に係る広角局部照明装置7によれば、照射半径は1m以下では、裸のLEDを80個配列した局部照明装置と同程度であるが、照射半径が1m以上になるに従い、裸のLEDを80個配列した局部照明装置よりも明るくなる。図5の裸のLEDを80個配列した局部照明装置のデータは、図4の街路灯と同一配置で、第1の実施の形態に係る広角局部照明装置7の代わりに、バルク型レンズを用いない裸のLEDを80個配列した局部照明装置の出力光の強度(照度)分布を測定した結果を、比較用に示している。図5によれば、照射半径が5mにおいて、第1の実施の形態に係る広角局部照明装置7による照度は、裸のLEDを80個配列した局部照明装置の2倍程度明るいことが分かる。
第1の実施の形態に係る広角局部照明装置において使用した寸切り封止型ダイオード1は、電気エネルギを直接光エネルギに変換するため、ハロゲンランプなどの白熱灯や蛍光灯に比し、高効率で、しかも発光に際して白熱を伴わない特徴を有する。白熱球においては、電気エネルギを一旦熱エネルギに変換し、その発熱に伴う輻射を利用しているのであり、その変換効率は原理的に低く、光への変換効率が1%を越えることはない。蛍光灯においては、電気エネルギは放電エネルギに変換されており、こちらも同様に、その変換効率は低い。一方、LEDにおいては、変換効率が20%以上程度が可能で、白熱球や蛍光灯に比し約100倍以上の変換効率が容易に達成出来る。更に、寸切り封止型ダイオード1は半永久的とも考え得る長寿命で、且つ蛍光灯の光のようにちらつきの問題もない。
なお、本発明の第1の実施の形態に係る広角局部照明装置に用いる寸切り封止型ダイオード1としては、種々の色(波長)のLEDが使用可能である。但し室内照明目的のためには、白色LEDが人間の目には自然であるので好ましい。白色LEDとしては、種々の構造のものが使用出来る。例えば白色の蛍光を発する蛍光材を青色や紫外光等のLEDで励起するタイプが使用可能である。又、寸切り封止型ダイオード1として、赤(R)、緑(G)、及び青(B)の3枚のLEDチップを点光源と見なせるほど隣接して、寸切り型形状の封止樹脂14の内部に配置して構成しても良い(或いは、R,G,及びBの3枚のLEDチップを縦に積層して構成しても良い)。或いは、各色2枚づつのLEDチップを用意し、合計6枚のLEDチップを収納部に収納しても良い。この場合、R,G,及びBの3枚のLEDチップを縦に積層したスタックを3組隣接して、基台11aの上に配置しても良い。一つの封止樹脂14から、それぞれの色のLEDチップに対応し、合計6本のピンが導出されても良く、封止樹脂14の内部配線として、6本のピンを2本にまとめ、外部ピンとしては2本設けられた構造としても構わない。この場合、一方の電極(接地電極)を共通とすれば、外部ピンは4本で良い。一方、各種装飾用や、所謂インテリアライトなどとして用いる場合には、各種の色によるLEDをそのまま用いることで、様々な色付きの照明が可能となる。R,G,及びBの3枚(6枚、9枚,・・・・・)のLEDチップを寸切り型に成形した封止樹脂14の内部に搭載した構造の場合は、それぞれのLEDの発光強度を調整することにより、可視光領域のすべての色が選択可能である。勿論、各種蛍光体やフィルターと組み合わせて、LED本体だけでは出し得ない色を出すようにしても良い。
第1の実施の形態に係る広角局部照明装置に用いる寸切り封止型ダイオード1a,1b,・・・・・,1f,・・・・・としては、種々の色(波長)のLEDが使用可能である。但し室内照明目的のためには、白色LEDが好ましい。各種装飾用や、インテリアライトなどとして用いる場合には、各種の色によるLEDをそのまま用いることで、様々な色付きの照明が可能となる。したがって、寸切り封止型ダイオード1a,1b,・・・・・,1f,・・・・・の集合体を構成する各LEDは、異なる発光色のLEDが含まれていても良い。
図1に示す広角局部照明装置(バルク型レンズ集合体)は、ビームの平行性を若干犠牲にし、比較的広範囲を照射可能にしているので、スポット照明装置として、単独で用いることが可能である。例えば、RGB3色のスポット照明装置を、それぞれ用意すれば、カラーテレビ放送の撮影スタジオの照明に用いることが可能である。この場合、寸切り封止型ダイオード1a,1b,・・・・・,1f,・・・・・を用いることにより、発熱量が少なくなるので、撮影スタジオ内の温度上昇が回避出来る。又、寸切り封止型ダイオード1a,1b,・・・・・,1f,・・・・・を用いることにより、時間応答が速いので迅速な光の色切り替えが可能となり、高品位テレビ放送に好適である。
<第1の実施の形態の第1変形例>
図6に示す第1の実施の形態の変形例に係るバルク型レンズ116は、図2に示したバルク型レンズ2と同様に、主入射面21と、主入射面21から入射した光を出射する出射面22と、主入射面21と出射面22とを接続し、寸切り封止型ダイオード1から発せられた光の波長に対して透明の固体(レンズ媒体)4からなる光伝送部とを有する。更に、このバルク型レンズ116は寸切り封止型ダイオード1を収納するための井戸型の凹部を有している。
窒化ガリウム(GaN)系半導体材料のエピタキシャル成長基板として絶縁性の高いサファイア基板が用いられている。このため、通常は青色LEDのアノード電極及びカソード電極はともにGaN系半導体材料のエピタキシャル成長層の表面側から取り出される。このサファイア基板は青色LEDの波長に対して透明であるため、青色LEDを搭載する寸切りモールド型パッケージの底部に透明材料を用いる等の所定の光学的設計をすれば、青色LEDからの発光は基板の裏面方向からも取り出すことが可能である。このような場合、図6に示すように、バルク型レンズ116の後面に、背面鏡126を配置するのが好ましい。図6では、背面鏡126は、バルク型レンズ116の側面のほぼ全面を被覆しているが、バルク型レンズ116の側面の一部のみ被覆するように形成してもかまわないし、側面部への形成は省略しても良い。背面鏡126は、Al、真鍮、ステンレス等の金属を図6に示す形状に旋盤・フライス盤等を用いて研削加工、若しくはプレス加工機等により成型加工し、その後、その表面を研磨して構成すれば良い。更に、これらの表面にニッケル(Ni)メッキや金(Au)メッキを施せば反射率が向上するので好ましい。安価、且つ簡便な方法としては、Al薄膜等の反射率の高い金属薄膜を接着した構造でも構わない。或いは、熱可塑性樹脂を押出成形若しくは射出成形により図6に示す形状に加工し、この表面にAl箔等の反射率の高い金属薄膜や誘電体多層膜を真空蒸着やスパッタリングで堆積した構造、若しくは高反射性ポリエステル白色フィルム等を接着した構造でも構わない。更に、バルク型レンズ116の後面に反射率の高い金属薄膜や誘電体多層膜を真空蒸着やスパッタリングで直接堆積した構造や、反射率の高い金属薄膜をメッキにより形成した構造やこれらの複合膜でも構わない。
背面鏡126には、第1のピン11及び第2のピン12を貫通させる孔があいており、背面鏡126に第1のピン11と第2のピン12とを電気的に短絡しないように考慮している。寸切り封止型ダイオード1からの発光は裏面方向(図6において右方向)にも進む。この寸切り封止型ダイオード1から右方向(裏方向)に出力する光は、背面鏡126で反射され、寸切り封止型ダイオード1の表面から左方向に出力される。結局、寸切り封止型ダイオード1の右方向(裏方向)に出力する光も、表面方向(図6において左方向)にも進む光と合成され、出射面により所定の発散角が与えられる。
図6に示す第1の実施の形態の変形例に係るバルク型レンズ116を用いた広角局部照明装置においても、寸切り封止型ダイオード1がバルク型レンズ116の井戸型の凹部にほぼ完全に閉じこめられ、バルク型レンズ116の後面には、背面鏡126が配置されているので、これらの迷光成分がすべて最終的には発光面となる前面から出力可能である。したがって、すべての迷光成分が、有効に照明に寄与出来るようになる。即ち、井戸型の凹部に着目すれば、主入射面21以外の凹部側壁部17も、有効な光の入射部として機能し、凹部側壁部(側壁入射面)17を透過した迷光成分は、背面鏡126で反射され、最終的には発光面側から出力可能である。又、寸切り封止型ダイオード1とバルク型レンズ116の凹部との間にはそれぞれの界面で多重反射した成分も、井戸型の凹部の内部に閉じこめられ、背面鏡126により内部で反射し、発光面となる前面側に導かれる。この結果、これらの多重反射成分がすべて最終的には発光面から出力される。このようにして、図6に示す第1の実施の形態の変形例に係るバルク型レンズ116を用いた広角局部照明装置によれば、寸切り封止型ダイオード1の数を、極度に多数必要とすることなく、照明に寄与する光ビームとして所望の照射面積の光束を確保し、且つ所望の照度を簡単に得ることが出来る。
<制御回路>
図2に示すバルク型レンズ2、或いは、図6に示すバルク型レンズ116を用いるにせよ、第1の実施の形態に係る広角局部照明装置では、図1に示すように、複数のバルク型レンズ2a,2b,・・・・・,2f,・・・・・を、レンズ固定手段(レンズ固定板)72により固定されている。更に、このレンズ固定手段(レンズ固定板)72の近傍には、複数の寸切り封止型ダイオード(LED)1a,1b,・・・・・,1f,・・・・・のそれぞれ電気的に接続された制御回路を備えている。制御回路85の一例を図7に示す。図1の寸切り封止型ダイオード(LED)1a,1b,・・・・・,1f,・・・・・は、n個の寸切り封止型ダイオードD ,D,・・・・・・,Dとして示されている。寸切り封止型ダイオードD ,D,・・・・・・,Dを同時に発光させるためには、商用の交流を整流する整流回路81と、整流回路81に接続された電流制限素子(固定抵抗)82と、電流制限素子82に接続された平滑回路83と、平滑回路83に接続された定電流素子(若しくは定電流回路)84とにより制御回路85を構成すれば良い。
図7では、n個の寸切り封止型ダイオードD ,D,・・・・・・,Dの直列回路を示しているが、複数の寸切り封止型ダイオード1を並列接続しても良い。但し、50個程度の寸切り封止型ダイオード1(LED)を直列接続すると、商用の交流を整流した130V程度の直流電圧をそのまま使えるので、回路が簡単化するので好ましい。100個程度のLEDを、同時に発光させるためには、50個の直列回路を2つ並列接続すれば良い。直列接続するLEDの個数は、動作電圧により選定すれば良い。
図1において、回路基板66や制御回路筐体65等は、円錐形の絶縁ケース63の内部に収納されている。そして、レンズ固定手段(レンズ固定板)72は、この絶縁ケース63に固定金具73a,73b,・・・・で固定されている。更に、回路基板66は、レンズ固定手段(レンズ固定板)72に固定金具71a,71b,・・・・で固定されている。寸切り封止型ダイオード1a,1b,・・・・・,1f,・・・・・としての各LEDからは、それぞれ2本ずつピンが出ている(図2及び図6参照。)。この各LEDからのピンは、それぞれ2本ずつ回路基板66に直接半田付けされ、制御回路から所定の電流が印加される。
円錐形の絶縁ケース63の絞られた頂部近傍には、図1に示すように、AC100V電極61bが接続されている。このAC100V電極61bと絶縁終端62により絶縁され、AC100V電極61aが配置されている。AC100V電極61a、61b及び絶縁終端62により、AC100V口金61が構成されている。AC100V電極61aには、電源供給用線材64aが、AC100V電極61bには、電源供給用線材64bが接続され、この電源供給用線材64a、64bにより、制御回路筐体65の内部に収納された制御回路にAC100Vが供給される。
<第1の実施の形態の第2変形例>
又、第1の実施の形態に係るバルク型レンズ集合体は、図8に示すように、支持基板31に取り付けても良い。即ち、図1に示すバルク型レンズ集合体を、ソケット台座88を用いて支持基板31に取り付ければ、センサ45からの情報で、点灯/消灯を制御出来る。図1に示すバルク型レンズ集合体の円錐形の絶縁ケース63には口金61が付いているので、支持基板31となる天井に配置されたソケット台座88に設けられたランプソケットに差し込むだけで、バルク型レンズ集合体を支持基板31に固定出来る。
図8に示すように、支持基板31の裏面には、図1に示すバルク型レンズ集合体の点灯状態を制御する回路部3が配置されている。そして、この回路部3にセンサ45が接続されている。センサ45は、バルク型レンズ集合体の点灯状態を制御するために必要な情報を供給する。この支持基板31には、AC100V制御用の回路部3を搭載した回路基板41が取り付けられている。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態に係る広角局部照明装置では、図1に示すように、互いに隣接して配置された複数のバルク型レンズ2a,2b,・・・・・,2f,・・・・・からなる集合体を示した。しかし、比較的照度が低くても良いような用途であれば、単一のバルク型レンズ2を用いた広角局部照明装置を採用可能である。即ち、本発明の第2の実施の形態に係る広角局部照明装置は、図9及び図10に示すように、寸切り封止型ダイオード1と、この寸切り封止型ダイオード1の主発光部を収納する井戸型の凹部を有し、この井戸型の凹部に収納された寸切り封止型ダイオード1からの出力光を、所定の発散角で特定方向に出射するバルク型レンズ2と、寸切り封止型ダイオード1の点灯状態を制御する回路部3と、この回路部3に接続され、寸切り封止型ダイオードの点灯状態を制御するために必要な情報を供給するセンサ45とを備える。「寸切り封止型ダイオード」とは、第1の実施の形態で定義したように、図3に示すように、バルク型レンズ2の光軸方向に垂直な平坦面を出射面15とする、樹脂モールドされたLEDを意味する。そして、寸切り封止型ダイオード1を内部に収納したバルク型レンズ2は、支持基板31に取り付けられている。
図10に示すように、バルク型レンズ2は、支持基板31の裏面側から支持基板31に設けられた穴部に挿入され、バルク型レンズ2の底部より伸延させたストッパ33によって支持されている。バルク型レンズ2の支持基板裏面側には、反射鏡35が設けられており、この反射鏡35によって寸切り封止型ダイオード1の裏面側に僅かに放射された光をバルク型レンズ2方向へ反射させている。反射鏡35としては、例えばステンレス、アルミニウム(Al)などの光沢を有する金属板、或いはクロム(Cr)メッキ、金(Au)メッキ、銀(Ag)メッキなどの金属光沢メッキや金属蒸着を施されたプラスチック板などである。特に、寸切り封止型ダイオード1を用いているため、耐熱性に劣るプラスチック板等の反射鏡を使用することが出来る。
図10に示すように、支持基板31には、広角局部照明装置の投光方向(光軸方向)を表面とすれば、その裏面側に電力制御用の回路部3を搭載した回路基板41が取り付けられており、表面側には、外部状況の変化を検知するためのセンサ45が設けられている。但し、センサ45は、必ずしも、支持基板31の表面側に配置されている必要はない。又、回路部とセンサとは直接電気な信号線で接続されている必要はなく、無線や光信号等でセンサから回路部へ信号を伝達しても良い。
図11は、本発明の第2の実施の形態に係る広角局部照明装置の構成を示すブロック図である。本発明の第2の実施の形態に係る広角局部照明装置では、先に説明したように、この広角局部照明装置の周囲の状況を検知するためのセンサ45が設けられて、このセンサ45からの出力信号により、自動的に寸切り封止型ダイオード1を点、消灯することが出来るようにしている。図9に示す回路基板41の内部には、図11に示す回路部3が集積化されている。即ち、回路部3は、電源51と、この電源51に接続された制御用スイッチ52とから構成されている。電源51は、周知のブリッジ回路等で商用交流を整流するもので良く、公知の種々のスイッチング電源が使用可能である。後述するように、非常灯や誘導灯のように、停電時にも動作させるためには、電池との並列回路にしておけば良い。又、電池のみで動作させるようにしておけば、商用交流の電源線の配置が困難な種々の場所に、本発明の広角局部照明装置を簡単に接地出来る。更に、制御用スイッチ52には、寸切り封止型ダイオード1及びセンサ45が接続され、寸切り封止型ダイオード1を制御する。センサ45からの出力信号は一定の条件となったときに、制御用スイッチ52がオン状態となり、その条件が無くなったときにオフ状態になるような信号である。そして、この回路部3では、センサ45からの出力信号を受けた制御スイッチ52が電源51からの電力を寸切り封止型ダイオード1へ導通させる。制御スイッチ52としては、例えばセンサ45からの出力信号(オン、オフ信号)により各種の半導体スイッチング素子や、ソリッドステートリレー、メカニカルリレー等が使用可能である。又、商用電源をオン/オフ出来るソリッドステートリレーも可能である。例えば、半導体スイッチング素子としては、IGBT、電界効果トランジスタ(FET)、静電誘導トランジスタ(SIT)、バイポーラトランジスタ(BJT)、静電誘導サイリスタ(SI)、GTOサイリスタ等が使用可能である。具体的には、nMOSトランジスタを制御スイッチ52として用いた場合で説明すれば、nMOSトランジスタのゲート電極に"ハイレベル"の信号を、センサ45からの出力信号として印加すれば、nMOSトランジスタは、ターン・オンする。又、センサ45からの出力信号を受けて、寸切り封止型ダイオード1を、所定のパルス幅と所定の繰り返し周波数で点滅動作させるためには、制御スイッチ52は、上記の半導体スイッチング素子とこの半導体スイッチング素子の駆動回路、更に駆動回路に信号を供給するパルス発信回路等を組み合わせることが可能である。更に、これらの半導体スイッチング素子とこの半導体スイッチング素子の駆動回路等を同一半導体基板に搭載したパワーICでも良い。このように、制御スイッチ52に所定の駆動回路を内蔵しておけば、種々のモードで点灯状態を制御出来、例えば、警報装置的な使用が可能である。センサ45としては、例えば温度センサ、赤外線センサ、湿度センサ、照度センサ、加速度センサ、音響センサ、及び移動体センサなどである。センサ45の内部回路として、増幅器、作動増幅器、バッファ増幅器等を内蔵し、高感度化と高安定化を達成しても良い。或いはラッチ回路等を内蔵し、一定状態を維持するようにしたり、所定の遅延回路と組み合わせ、そのラッチ状態をリセットする回路を付加してもかまわない。
センサ45として温度センサを取り付けた場合は、広角局部照明装置の外部の温度変化により点、消灯を行うことが出来るようになり、例えば周囲の気温の変化により点、消灯を行うようにすれば、火災などが発生した場合に、足元のみを照明する広角局部照明装置として使用することが出来る。温度センサとしては、サーミスタ、熱電対、パイロメータ、半導体温度センサ、或いは焦電効果を用いたもの等が使用可能である。半導体温度センサは、例えば、サーミスタと同様に半導体薄膜、酸化物半導体の温度による抵抗変化を測定するものの他に、pn接合ダイオードの逆方向リーク電流や順方向降下電圧の温度による変化を利用したものが使用出来る。或いは、トランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEの温度による変化を利用したものが使用出来る。赤外線センサは、温度センサの一種として考えることも可能であり、焦電効果を用いた赤外線センサでも良い。赤外線センサとしては、PbSn1−xTe,HgCd1−xTe等の赤外線領域に禁制帯幅を有する半導体赤外線センサが好ましい。ゲルマニウム(Ge)に金(Au)をドープし、その不純物レベルのエネルギを利用するものでも構わない。センサ45として赤外線センサを取り付けた場合は、広角局部照明装置の外部で熱源の変化や移動により点、消灯を行うことが出来るようになり、例えば熱源である人の出入りなどがあった場合、或いは火災などによる周囲の熱現象の変化により、点灯したり消灯したりすることが出来る。したがって、本発明の第2の実施の形態に係る広角局部照明装置を門灯として取り付ければ玄関先などを、人の出入りがあった場合にのみ照らし出したり、同様にトイレや廊下など人の出入りしているときのみ、しかも部分的な照明で良いような場所に好適に用いることが出来る。トイレや廊下は無人状態では自動的に、消灯状態に出来るので、人為的な消し忘れの問題は無くなり、省エネルギに寄与出来る。又、窓の周囲や普段人の出入りのないような所に設置することで、防犯灯としても機能させることが出来る。防犯灯としても機能させる場合は、バルク型レンズ(2,116)の光軸方向を可変とし、このバルク型レンズ(2,116)の光軸方向を機械的に移動させる駆動部を設けても良い。このように、光軸方向を機械的に移動させる駆動部を設けておけば、侵入者を検知し、侵入者の位置を追尾しながら局部照明することも可能である。センサ45として湿度センサを取り付けた場合は、広角局部照明装置の外部の湿度変化により点、消灯を行うことが出来るようになり、例えば雨が降って来て、湿度が上がり、雨により周囲の状況が暗くなった場合には点灯し、雨が止んで日が照ることにより湿度が下がれば消灯させることが出来る。湿度センサは多孔質セラミックスの電気抵抗や容量の変化を測定するタイプの他、毛髪湿度計等と組み合わせた半ば機械的なセンサでも良い。或いはダイオードやトランジスタ等の半導体素子の水分吸着による特性変化を測定するタイプのもので構わない。センサ45として照度センサを取り付けた場合は、広角局部照明装置の外部の明るさの変化により点、消灯を行うことが出来るようになり、例えば夕暮れから夜間、或いは雨の日などの暗いときには点灯し、明るくなれば消灯したりすることが出来るので門灯や街頭などにも好適に用いることが出来る。照度センサとしては、硫化カドミウム(CdS)等の光導電素子、pinダイオードやフォトトランジスタ等の種々の照度センサが使用可能である。この場合は、照度センサの出力に応じて、寸切り封止型ダイオード1の輝度をアナログ的に変化するように制御スイッチ52を構成しておけば良い。PWMコンバータ等を用いて、寸切り封止型ダイオード1の輝度を線型(若しくは段階的に)変化させても良い。このように、照度センサの出力に応じて、自動的に明るさを調整し、不要の場合は消灯状態に出来るので、省エネルギに寄与出来る。
センサ45として加速度センサを取り付けた場合は、広角局部照明装置の外部で振動が起きた場合に、この振動を広角局部照明装置が移動する加速度として捕らえるもので、例えば人の出入りなどによって広角局部照明装置の周囲に振動が起こったり、又は地震や土砂崩れなどの災害によって広角局部照明装置が振動した場合に、点灯したり消灯したりすることが出来る。したがって、門灯として利用したり、或いはトイレや廊下など、人の出入りしているときのみ照明することが必要な場所に、非常灯や誘導灯を兼ねて設置することが出来る。災害が発生し、避難通路となる廊下等では、災害による振動で自動的に、且つ、必要部分のみを点灯することが出来るため、全体を照らし出してしまう場合より、避難通路がはっきりとして分かりやすくなる。なお、この場合、加速度センサのみを床面に設置しても良い。非常灯や誘導灯の目的の場合は、商用交流を整流するスイッチング電源と電池との並列回路にしておき、停電時には電池で動作させるようにすれば良い。寸切り封止型ダイオード1を用いれば、消費電力が小さいので、長時間の点灯が可能である。例えば、災害復旧に数日以上要するような大災害の場合は、避難後の停電時の照明にも使用出来る。加速度センサとしては、シリコン(Si)の片持ち梁の機械的変形を利用したもの、或いは集積化静電サーボ型加速度センサ等の半導体マイクロマシン技術を用いたものが使用可能である。センサ45として音響センサを取り付けた場合は、広角局部照明装置の外部で音がした場合に点、消灯を行うことが出来るようになり、例えば人が出入りすることなどにより発生した音、又は地震や水害、或いは火災などの災害により発生した音を検知して、点灯したり消灯したりすることが出来る。したがって、門灯、トイレ、廊下などに配置することが好適であり、更に、窓の周囲や普段人の出入りのないような所に設置することで、防犯灯としても機能させることが出来る。センサ45として移動体センサを取り付けた場合は、広角局部照明装置の外部で何等かの物体が移動した場合に点、消灯を行うことが出来るようになり、例えば人や自動車などが出入りすることなどにより移動する物体を検知した場合に、点灯したり消灯したりすることが出来る。したがって、門灯、トイレ、廊下などに配置することが好適であり、又、自動車の車庫などでも出入口のみを部分的に照らし出すといった用途に好適である。更に、窓の周囲や普段人の出入りのないような所に設置することで、防犯灯としても機能させることが出来る。音響センサには圧電素子等が使用出来る。
なお、これらのセンサは一つとは限らず、様々なセンサを複数設けても良く、その組み合わせは自由である。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態による広角局部照明装置は、寸切り封止型ダイオード1とバルク型レンズ(2,116)によって、局部照明として非常に高い照明効率を得ることが出来、且つ各種センサの働きにより局部照明が好適な場所において、自動的に点、消灯を行うことが可能となるのである。
又、消費電力、発熱量ともに非常に少なくすることが出来、且つ、小型、軽量であるため、間接照明のようなインテリアライトとして室内に設けた場合には、室内における配置の自由度が向上し、様々な場所で使用することが可能となる。したがって、例えば天井に取り付けるダウンライトのような間接局部照明として、天井のあらゆる場所に簡単に取り付けることが出来、又、例えば置物や絵画などを照明する広角局部照明装置として好適に使用することが可能である。
(第3の実施の形態)
図4に示した街路灯は、地面に向かう方向を投光方向としている。しかし、投光方向を、ほぼ水平方向にし、緑色表示灯、黄色表示灯及び赤色表示灯で一組とすれば、交通信号灯としても機能する。即ち、第1の実施の形態に係るバルク型レンズ2を複数個配列した、緑色広角局部照明装置、黄色広角局部照明装置及び赤色広角局部照明装置を用意すれば交通信号灯になる。
緑色広角局部照明装置においては、互いに隣接して配置された複数のバルク型レンズ2a,2b,・・・・・,2f,・・・・・のそれぞれに設けられた井戸型の凹部の内部に、緑色の寸切り封止型ダイオード1a,1b,・・・・・,1f,・・・・・とを備えるようにすれば良い。同様に、黄色広角局部照明装置においては、互いに隣接して配置された複数のバルク型レンズのそれぞれに設けられた井戸型の凹部の内部に、黄色の寸切り封止型ダイオードを備えるようにし、赤色広角局部照明装置においては、互いに隣接して配置された複数のバルク型レンズのそれぞれに設けられた井戸型の凹部の内部に、赤色の寸切り封止型ダイオードを備えるようにすれば良い。
色覚異常は、1色型色覚(全色盲)、2色型色覚(色盲)、異常3色型色覚(色弱)の3つに分類される。色覚異常者からは発光ダイオード(LED)を用いた信号灯は見えにくいという苦情がある。従来、色覚異常者は色が識別出来なくても、明度の差を利用して色を特定している場合があった。例えば赤色は黄色よりも明度が低いので、赤色と黄色が直接識別出来なくても色は特定出来ていた。しかし、信号灯としてLEDを用いると、LEDの赤色の明度が相対的に高いため、明度差により黄色と識別出来なくなり見えにくくなってしまうからである。特にLEDの発光は赤色と緑色の区別が付かないという問題もある。更に、LEDからの光は指向性が強く、小さな点光源からの発光と認めれれるので、色覚異常者には識別しにくいようである。第1の実施の形態において説明したように、図1に示した広角局部照明装置は、比較的広い照明半径に対し、十分な照度を得ることが可能である。実際に色覚異常者による試験をした結果、色覚異常者から、極めて見やすいという評価が得られた。したがって、本発明の広角局部照明装置は「色覚異常者に優しい交通信号灯」として極めて有効である。
例えば、色盲・色弱の色覚異常者にでも識別出来る色に、青色と黄色の組み合わせがある。青色と黄色の波長をそれぞれλ=445〜500nm、λ=560〜590nmとすれば、2色覚異常者は混同しない。例えば、交通信号灯の赤色広角局部照明装置は警交仕規第23号等の規格である波長λ=625nmの赤色の光を発光する寸切り封止型ダイオードで構成し、交通信号灯の緑色は規格の波長の寸切り封止型ダイオードの他に、波長λ=445〜500nmの青色の光をそれぞれ発する寸切り封止型ダイオードを混ぜる。より好ましくは、波長λ=445〜480nmの青色寸切り封止型ダイオードを一部に混ぜる。又、交通信号灯の黄色は、規格の波長の寸切り封止型ダイオードの他に、波長λ=560〜590nmの黄色の光を発光する寸切り封止型ダイオードを一部に混ぜる。具体的には、例えば青色の寸切り封止型ダイオードとしてInGa1−xNを用いることとすれば、Inの組成xを選ぶことにより、波長λ=445〜500nm(或いは445〜480nm)とすることが出来る。又、黄色の寸切り封止型ダイオードとしてAlGaIn1−x−yPを用いることとすれば、Alの組成x、Gaの組成yを選ぶことにより、波長λ=560〜590nmとすることが出来る。赤色の寸切り封止型ダイオードとしては波長λ=625nmのAlGaAs1−x−yPを用いることが出来る。AlGaAs1−x−yPのLEDは極めて高輝度であるので、高明度補助表示灯に好適である。
このように、緑色広角局部照明装置においては、互いに隣接して配置された複数のバルク型レンズ2a,2b,・・・・・,2f,・・・・・のそれぞれに設けられた井戸型の凹部の内部に、緑色と青色の二種類の寸切り封止型ダイオードを備えるようにしても良い。この場合、複数のバルク型レンズ2a,2b,・・・・・,2f,・・・・・を二種類に分類し、分類に応じて、二種類の寸切り封止型ダイオードを配分しても良く、寸切り封止型ダイオードの内部に二種類のLEDチップを封止しても良い。同様に、黄色広角局部照明装置においては、互いに隣接して配置された複数のバルク型レンズのそれぞれに設けられた井戸型の凹部の内部に、波長の異なる2種類の黄色の寸切り封止型ダイオードを備えるようにしても良い。この場合も、複数のバルク型レンズを二種類に分類し、二種類の寸切り封止型ダイオードを備えるようにしても良く、寸切り封止型ダイオードの内部に二種類のLEDチップを封止しても良い。赤色広角局部照明装置においても同様に、波長の異なる2種類の赤色の寸切り封止型ダイオードを備えるようにすることも可能である。
なお、緑色広角局部照明装置、黄色広角局部照明装置及び赤色広角局部照明装置を用意する代わりに、単一の広角局部照明装置を用意し、この単一の広角局部照明装置を構成する複数のバルク型レンズ2a,2b,・・・・・,2f,・・・・・のそれぞれに設けられた井戸型の凹部の内部に、緑色、黄色、赤色の3色の寸切り封止型ダイオードをセットで、それぞれ収納し、電気的に色を切り替えるように構成しても良い。
(その他の実施の形態)
以上本発明を適用した実施の形態を説明したが、上記した第1〜第3の実施の形態の開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用形態が明らかとなろう。
上述した実施の形態では、センサ45により広角局部照明装置の点、消灯を行うこととしたが、これに代えて、又はセンサと組み合わせて、計時手段であるタイマーを用いて、LEDの点、消灯を行うようにしても良い。
例えばセンサ45に代えてタイマーを用いて自動的に点、消灯を行うようにした場合は、一定の時刻になると点灯したり、消灯させたりすることが出来るようになる。又、上述した各種センサと組み合わせてタイマーを用いた場合には、センサ45によって広角局部照明装置を点灯させ、タイマーにより一定時間後に消灯させるような使い方が出来る。更に、タイマーにより一定の時刻から時刻まで点灯させている間、又は消灯させている間に、各種センサによって外部の状況の変化を検知して、点灯又は消灯させるような使い方も可能である。
又、第2の実施の形態では、図2に示したように、LEDチップ13を保持している第1のピン11の基台11aは、平面形状のものとしているが、これに代えて、この基台11aの形状を、LEDチップ13の光放射が前面方向へ反射されるように、カップ形状(「お椀形状」などとも称する)に加工されていても良い。この場合、前述した反射鏡35は不要としても良い。
特に、耐熱性のバルク型レンズを使用すれば、消費電力の大きい大電流発光ダイオード(寸切り封止型ダイオード)も使用可能である。耐熱性のバルク型レンズ用の光学材料としては、石英ガラス、サファイアガラス等の耐熱ガラスが好ましい。或いは、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリエーテルエステルアミド樹脂、メタクリル樹脂、非晶性ポリオレフィン樹脂、パーフルオロアルキル基を有する高分子材料等の耐熱性樹脂等の耐熱性光学材料が使用可能である。酸化亜鉛(ZnO)、硫化亜鉛(ZnS)、炭化珪素(SiC)等の結晶性材料でも良い。
更に、上述した説明から理解出来るように温度センサ、赤色外線センサ、湿度センサ、照度センサ、加速度センサ、音響センサ等は半導体製造技術で実現可能であるので、回路部3とセンサ45とをモノリシックに集積化しても良い。
又、本発明のセンサ45は、寸切り封止型ダイオードのターンオン用とターンオフ用の2系統設けても良い。
更に、複数のバルク型レンズ(2,116)及び複数のバルク型レンズの内部に収納された寸切り封止型ダイオード1を、二次元的に(例えばマトリクス状に)一定ピッチで離間して配置し、二次元的に逐次移動するスポットライト照明をしても良い。この場合は、複数のセンサを部屋の要部に配置し、その部屋の入室者の人数を認識出来るようにしても良い。例えば、回路部3にRAM及びROM等の半導体記憶装置とマイクロプロセッサをも搭載し、入室者に応じて、二次元マトリクスの所定の位置をランダム・アクセスし、スポットライト照明の位置を時々刻々変化するようにしても良い。例えば、50名程度収納出来る大型トイレに一人だけ入室した場合と、2名入室した場合と、10名入室した場合、更に50名入室した場合において照明位置を対応させて変化させるようにすれば、より省エネルギが実現出来る。
又、トイレに限らず、遊園地、展示会場等でも同様な選択的照明による誘導が可能である。例えば、半導体記憶装置とマイクロプロセッサにより、局部照明で進行方向を指示し、各個人を所定のブースまで、誘導するように出来る。このためには、各人が前もって所定のID番号のICカードを所有するようにしておいても良い。そして、ICカードには、無線発信器を搭載し、本発明のセンサ45が、その無線発信器から送られた信号中のID信号を認識するように構成すれば、その特定の個人の通路のみを選択的にスポットライト照明し、誘導することも可能である。したがって、セキュリティシステムにも適用可能である。大型トイレの場合はID番号は、不要で単に人数及び入室順番を認識し、空いている箇所に至る通路をスポットライト照明し、誘導し、更に必要箇所のスポットライト照明のみを選択的に行えば省エネルギに寄与出来る。この大型トイレの例では、大型トイレの天井に複数の本発明の広角局部照明装置をマトリクス状に、一定ピッチで離間して、配置しておき、複数のセンサ45の信号に応じて、マイクロプロセッサが半導体記憶装置のデータを参照しながら、照明すべき位置座標を指示し、これに応じて各寸切り封止型ダイオード1が点灯することになる。したがって、トイレ使用者はスポットライトに誘導されて大型トイレを使用出来る。
又、複数のバルク型レンズ(2,116)及び複数のバルク型レンズの内部に収納された寸切り封止型ダイオード1を、一次元的に、一定ピッチで離間して配置し、一次元的に逐次移動するスポットライト照明による誘導をしても良い。長い廊下等の一次元的な照明誘導をするためには、回路部にRAM及びROM等の半導体記憶装置とマイクロプロセッサ(CPU)を搭載し、複数のセンサの信号に応じて、マイクロプロセッサが半導体記憶装置のデータを参照しながら、照明すべき位置座標を指示し、これに応じて各寸切り封止型ダイオードが、順次、点灯し、明るい場所が逐次移動するようなスポットライト照明するので、極めて省エネルギに寄与すること大である。マイクロプロセッサは、複数のセンサからの信号に応じて人間の歩行速度を認識し、次の照明領域を決定し、回路部に、どの寸切り封止型ダイオードを選択的にオン・オフするのかを指示させることが出来る。
図2において、バルク型レンズ外形を円柱形状の場合で示しているが、バルク型レンズ外形は、出射方向に向かって開く円錐形や回転放物面、回転楕円面等でも構わない。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る広角局部照明装置の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る広角局部照明装置に用いるバルク型レンズの構造を説明する模式的断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る広角局部照明装置に用いる寸切り封止型ダイオードの要部を説明する模式的鳥瞰図である。 本発明の第1の実施の形態に係る広角局部照明装置による照度分布を測定する測定系を説明する模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る広角局部照明装置の照度分布の一例を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態の第1変形例に係るバルク型レンズの構造を説明する模式的断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る広角局部照明装置の制御回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の第2変形例に係る広角局部照明装置の概略構成を示す鳥瞰図である。 本発明の第2の実施の形態に係る広角局部照明装置の概略構成を示す鳥瞰図である。 本発明の第2の実施の形態に係る広角局部照明装置の一部を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る広角局部照明装置の構成を示すブロック図である。 従来の局部照明装置に用いる寸切り封止型ダイオード部分近傍の要部断面図である。
符号の説明
1,1a,1b,・・・・・ 封止型ダイオード
2,2a,2b,・・・・・ バルク型レンズ
3 回路部
4 レンズ媒体
5a ボンディングワイヤ
5b ボンディングワイヤ
6 支持ビーム
7 広角局部照明装置
8 支柱
11 第1のピン
11a 基台
12 第2のピン
13 LEDチップ
14 封止樹脂(透明材料)
15 出射面
16 収納部
17 凹部側壁部(側壁入射面)
21 主入射面(凹部天井部)
22 出射面
26 空気
31 支持基板
33 ストッパ
35 反射鏡
41 回路基板
45 センサ
51 電源
52 制御スイッチ
52 制御用スイッチ
61 口金
61 AC100V口金
61a,61b AC100V電極
62 絶縁終端
63 絶縁ケース
64a 電源供給用線材
64b 電源供給用線材
65 制御回路筐体
66 回路基板
71a,71b,73a,73b, 固定金具
72 レンズ固定手段(レンズ固定板)
81 整流回路
82 電流制限素子
83 平滑回路
84 定電流素子
85 制御回路
88 ソケット台座
101 白熱球
103 ケース
105 反射鏡
116 バルク型レンズ
126 背面鏡

Claims (8)

  1. 互いに隣接して配置され、それぞれ出射面及び該出射面に連続する外周部を有する複数のバルク型レンズと、
    該複数のバルク型レンズのそれぞれに設けられ、前記出射面に対向する天井部を主入射面とし、前記天井部に連続する側壁部を有する井戸型の凹部の内部に、前記天井部との間にそれぞれ流体を介して、それぞれの主発光部を収納した複数の樹脂モールドされたLEDとを備え、
    前記出射面と前記主入射面とを接続する光伝送部の厚さが、前記凹部の深さの2〜5倍であり、
    前記樹脂モールドされたLEDは、前記バルク型レンズの光軸方向に垂直な、前記樹脂モールドの樹脂からなる平坦面を有し、該平坦面を前記流体に接していることを特徴とする広角局部照明装置。
  2. 前記光伝送部の厚さが、前記出射面の曲率半径と同程度から4倍であることを特徴とする請求項1に記載の広角局部照明装置。
  3. 互いに隣接して配置され、それぞれ出射面及び該出射面に連続する外周部を有する複数のバルク型レンズと、
    該複数のバルク型レンズのそれぞれに設けられ、前記出射面に対向する天井部を主入射面とし、前記天井部に連続する側壁部を有する井戸型の凹部の内部に、前記天井部との間にそれぞれ流体を介して、それぞれの主発光部を収納した複数の樹脂モールドされたLEDとを備え、
    前記出射面と前記主入射面とを接続する光伝送部の厚さが、前記出射面の曲率半径と同程度から4倍であり、
    前記樹脂モールドされたLEDは、前記バルク型レンズの光軸方向に垂直な、前記樹脂モールドの樹脂からなる平坦面を有し、該平坦面を前記流体に接していることを特徴とする広角局部照明装置。
  4. 前記樹脂モールドされたLEDが、前記平坦面に連続する、前記樹脂からなる側面を有し、該側面が前記流体に接していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の広角局部照明装置。
  5. 前記側面が前記平坦面に垂直であることを特徴とする請求項4に記載の広角局部照明装置。
  6. 互いに隣接して配置された複数のバルク型レンズと、該複数のバルク型レンズのそれぞれに設けられた井戸型の凹部の内部に、それぞれ前記バルク型レンズの光軸方向に垂直で、樹脂からなる平坦面をLEDの出射面として有する樹脂モールドされたLEDを収納する局部照明装置に用いられるバルク型レンズであって、
    前記バルク型レンズが、出射面及び該出射面に連続する外周部を有し、
    前記凹部が、前記出射面に対向する天井部を主入射面とし、前記天井部に連続する側壁部を有し、
    前記天井部との間にそれぞれ流体を介して前記樹脂モールドされたLEDが収納され、 前記バルク型レンズの前記出射面と前記主入射面とを接続する光伝送部の厚さが、前記凹部の深さの2〜5倍であることを特徴とするバルク型レンズ。
  7. 前記光伝送部の厚さが、前記バルク型レンズの前記出射面の曲率半径と同程度から4倍であることを特徴とする請求項6に記載のバルク型レンズ。
  8. 互いに隣接して配置された複数のバルク型レンズと、該複数のバルク型レンズのそれぞれに設けられた井戸型の凹部の内部に、それぞれ前記バルク型レンズの光軸方向に垂直で、樹脂からなる平坦面をLEDの出射面として有する樹脂モールドされたLEDを収納する局部照明装置に用いられるバルク型レンズであって、
    前記バルク型レンズが、出射面及び該出射面に連続する外周部を有し、
    前記凹部が、前記出射面に対向する天井部を主入射面とし、前記天井部に連続する側壁部を有し、
    前記天井部との間にそれぞれ流体を介して前記樹脂モールドされたLEDが収納され、
    前記バルク型レンズの前記出射面と前記主入射面とを接続する光伝送部の厚さが、前記バルク型レンズの前記出射面の曲率半径と同程度から4倍であることを特徴とするバルク型レンズ。
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