JP4413061B2 - ディスプレイ保持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスプレイを横方向に移動可能に保持するディスプレイ保持装置に関する。
従来、コンピュータやテレビ受像機などのディスプレイ(「モニタ」ともいう。)を横方向に移動可能に保持するディスプレイ保持装置として、特許文献1に開示されたものが知られている。
このディスプレイ保持装置は、図20(a)に示すように、ディスプレイDとこれを支持する壁面などの支持体Sとの間に介設されるものであり、支持体Sに取り付けられる案内部100と、ディスプレイDに取り付けられる保持機構200とを備えて構成されている。
案内部100は、支持体Sに固定される後面板101と、この後面板101の上下端から前側に向かって張り出す上面板102および下面板103と、上面板102の前端から垂れ下がる第一前面板104と、下面板103の前端から立ち上がる第二前面板105とを備えて構成されている。
保持機構200は、案内部100に摺動自在に係合するスライド部201を備えている。このスライド部201は、案内部100の内側に挿入されるブロック状の部材からなり、その後面、下面、前面上部および前面下部がそれぞれ案内部100の後面板101、下面板103、第一前面板104および第二前面板105に当接する。ここで、スライド部201の後面、下面および前面の上下部分を案内部100の内面に当接させているのは、ディスプレイDの「ぐらつき」や「がたつき」を防止するためである。
特開2000−29397号公報(図1)
ところで、保持機構200のスライド部201には、図20(b)に示すように、ディスプレイDの重量Jと当該重量Jに起因するモーメントMとが作用するので、案内部100には、その下面板103に重量Jに起因する鉛直力FVが作用し、その第一前面板104および後面板101の下部にモーメントMに起因する水平力FH1,FH2が作用することになる。言い換えれば、スライド部201の下面、前面上部および後面下部には、それぞれ鉛直力FVおよび水平力FH1,FH2の反作用としてこれらと同等の垂直抗力が作用することになる。
したがって、図20(a)に示すディスプレイDを横方向に移動させる際には、前記の垂直抗力に起因する摩擦抵抗力がスライド部201に作用することになり、その結果、ディスプレイDのスムーズな移動が妨げられ、さらには、例えば、支持体が卓上に載置される架台である場合には、架台自体が移動してしまうこともある。特に、モーメントMは、ディスプレイDと案内部100との離隔距離に比例することから、当該離隔距離が大きくなるにしたがって、前記した問題が顕在化することになる。
そこで、本発明は、ディスプレイを横方向に移動可能に保持するディスプレイ保持装置であって、ディスプレイをスムーズに移動させることが可能なディスプレイ保持装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために創案された本発明は、ディスプレイと当該ディスプレイを支持する支持体との間に介設されるディスプレイ保持装置であって、前記支持体に取り付けられるガイド機構と、前記ディスプレイに取り付けられ、前記ディスプレイの重量に起因するモーメントを前記ガイド機構に伝達する保持機構とを備えており、前記ガイド機構は、横方向に延びる案内部と、当該案内部の下方において当該案内部に沿って配置された阻止部とを有しており、前記保持機構は、前記ディスプレイ側への抜け出しが阻止された状態で前記案内部に摺動自在に係合するスライド部と、前記阻止部と対向する位置に設けられた当接部とを有するとともに、前記スライド部において前記案内部に吊り下げられており、前記当接部の下縁と前記阻止部との間に隙間が設けられており、前記阻止部は、前記モーメントの作用方向への前記当接部の移動を阻止するとともに、当該作用方向と反対方向への前記当接部の移動を許容する、ことを特徴とする。
つまり、かかるディスプレイ保持装置は、保持機構の当接部が、ディスプレイの重量に起因するモーメントの作用方向と反対方向に移動可能に構成されていることを特徴としており、ディスプレイを横方向へ移動させる際に、モーメント作用方向と反対方向に当接部を移動させることにより、保持機構とガイド機構との間に作用する摩擦抵抗力の低減を図り、もってディスプレイのスムーズな移動を可能とするものである。
すなわち、ガイド機構の阻止部により前記モーメントの作用方向への当接部の移動が阻止されているが、その一方で、前記モーメントの作用方向と反対方向への当接部の移動が許容されていることから、当該当接部と阻止部とを離間させることが可能となる。したがって、本発明に係るディスプレイ保持装置によると、保持機構の当接部をガイド機構の阻止部から離間させた状態で、言い換えれば、前記モーメントに起因する摩擦抵抗力が当接部に作用しない状態で当該保持機構をガイド機構に沿ってスライドさせることが可能となるので、前記モーメントに起因する摩擦抵抗力が当接部に作用しなくなり、その分だけディスプレイをスムーズに横方向へ移動させることが可能となる。なお、保持機構の当接部を前記モーメントの作用方向と反対方向へ移動させるには、当該保持機構に取り付けられたディスプレイを前記モーメントの作用方向と反対方向に傾動させればよく、かかる状態を保ちつつディスプレイに横向きの力を作用させると、保持機構がガイド機構に沿ってスライドすることになる。また、複数のディスプレイを保持すべく複数の保持機構を設け、複数の保持機構のそれぞれにディスプレイを取り付けた場合には、各ディスプレイを独立して横方向に移動させることもできるし、隣り合うディスプレイの側面同士を互いに接触させた状態で一括して横方向に移動させることもできる。
ここで、「支持体」には、壁、梁、床などの建物躯体、机などの家具、床や机などに載置される架台といったものが含まれる。
また、本発明においては、前記保持機構が、前記ディスプレイの後面に取り付けられる可動部と、前記スライド部および前記当接部と一体にされたベース部とを有し、前記可動部が、前記ディスプレイの画面に略垂直な軸線廻りに回動可能な状態で前記ベース部に支持されているものであってもよい。
このようにすると、ディスプレイをその画面と略平行な面内で回動(ピボット)させること可能となる。また、例えば、複数のディスプレイを保持すべく複数の保持機構を設けた場合には、各ディスプレイを独立して横方向へ移動させることができるので、一のディスプレイをピボットさせた後であっても隣り合うディスプレイを隙間なく並設することが可能となる。
さらに、本発明においては、前記保持機構は、前記ディスプレイの後面に取り付けられる可動部と、前記スライド部および前記当接部と一体にされたベース部とを有しており、前記可動部は、その後面に球形面を呈する摺動面を有し、前記ベース部は、その前面に前記摺動面に摺動自在に当接する受け面を有することを特徴とするものであってもよい。
このようにすると、ディスプレイの上下を前後方向に傾動(チルト)させること及びディスプレイの左右を前後方向に傾動(スイーベル)させることが可能となり、ディスプレイ画面の向き調節の自由度が増す。また、例えば、複数のディスプレイを保持すべく複数の保持機構を設けた場合には、各ディスプレイを独立してチルトあるいはスイーベルさせることもできるし、隣り合うディスプレイの側面同士を互いに接触させた状態で一括してチルトあるいはスイーベルさせることもできる。
本発明によると、ディスプレイをスムーズに横方向へ移動させることが可能となる。また、複数のディスプレイを保持すべく複数の保持機構を設け、複数の保持機構のそれぞれにディスプレイを取り付けた場合には、各ディスプレイを独立して、または、隣り合うディスプレイの側面同士を互いに接触させた状態で一括して横方向に移動させることが可能となり、さらに、請求項3に係る発明であれば、各ディスプレイを独立して、または、隣り合うディスプレイの側面同士を互いに接触させた状態で一括してチルトあるいはスイーベルさせることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。
なお、以下の各実施形態においては、図19(b)に示すように、ディスプレイDの画面側を「前」とし、支持体S側を「後」とする。また、以下の各実施形態では、ディスプレイDをその画面と略平行な面内で回動させることを「ピボット」(図19(a)参照)と称し、ディスプレイDの上下を前後方向に傾動させることを「チルト」(図19(b)参照)と称し、ディスプレイDの左右を前後方向に傾動させることを「スイーベル」(図19(c)参照)と称することとする。
また、以下の各実施形態において、「モーメントM」とは、図19(b)に示すように、保持機構Hに作用するモーメントであって、ディスプレイDの重量に起因するものをいう。
また、「通常状態」とは、ディスプレイDにその自重のみが作用する状態をいう。
本発明の実施形態)
本発明の実施形態に係るディスプレイ保持装置は、図1に示すように、ディスプレイDとこのディスプレイDを支持する支持体Sとの間に介設されるものであって、支持体Sに取り付けられるガイド機構Gと、ディスプレイDに取り付けられる保持機構Hとを備えて構成されており、ディスプレイDを横方向に移動可能に、且つ、ピボット、チルトおよびスイーベル可能に保持する。なお、本実施形態に係るディスプレイ保持装置は、左右一対の保持機構H,Hを備えているが、保持機構Hの個数はこれに限定されることはなく、一つであってもよく、さらには三つ以上であっても差し支えない。
ガイド機構Gは、図2に示すように、横方向に延びる案内部1と、この案内部1に沿って配置された阻止部2とを有している。
案内部1は、図3(a)に示すように、断面略凸形状の外形を有する長尺の部材からなり、その前側から螺入される複数のビスb1によって基板G1の前面上部に固定される(図2参照)。また、案内部1には、前側に開口するリップ形の案内溝1aが長手方向に沿って形成されており、案内溝1aの内部には、ビスb1の頭部を収容するための凹部1bが長手方向に沿って形成されている。
阻止部2は、モーメントM(図4(a)参照)の作用方向への当接部4の移動を阻止するとともに、当該作用方向と反対方向への当接部4の移動を許容するものであり、図2に示すように、案内部1の下方において案内部1と平行に配置されている。本実施形態においては、図4(a)に示すように、基板G1の下部に形成された断面略U字形状を呈する部位が阻止部2に相当する。
この阻止部2は、通常状態において当接部4と接触してモーメントMの作用方向(図中、矢印m1方向)への当接部4の移動を阻止する接触面2aと、この接触面2aと対向する位置に形成された規制面2bとを備えている。つまり、この阻止部2は、当接部4の後方への移動を阻止する一方で、当接部4の前方への移動を許容する。
なお、規制面2bは、接触面2aの前方に形成されており、当接部4が必要以上にモーメントMの作用方向と反対方向(図中、矢印m1’方向)へ移動するのを防止する役割を果たしている。つまり、規制面2bは、当接部4の移動範囲を規制する移動規制部として機能する。
また、接触面2aと規制面2bとの離隔距離は、保持機構Hの当接部4の厚さよりも大きくなっている。つまり、当接部4の前方には、この当接部4の移動を可能とするための空間が形成されており、これにより、モーメントMの作用方向と反対方向(図中、矢印m1’方向)への当接部4の移動が許容されることになる。なお、規制面2bを省略することもできる。
ここで、基板G1は、図2に示すように、正面視して横長の長方形を呈する板材からなり、その上端部および下端部が前側に折り曲げられている。また、基板G1の後面には、支持体Sに形成された四つの取付座S1,S1,…のそれぞれに固定される四つのステーG2,G2,…が突設されている(図4(a)参照)。
保持機構Hは、図2に示すように、ディスプレイD(図1参照)の重量に起因するモーメントM(図4(b)参照)をガイド機構Gに伝達するものであって、案内部1に摺動自在に係合するスライド部3と、阻止部2と対向する位置に設けられた当接部4とを有しており、さらに、ディスプレイD(図1参照)の後面に取り付けられる可動部10と、この可動部10を支持するベース部20とを有している。
スライド部3は、図4(b)に示すように、断面凸形状を呈するスライド本体3aと、このスライド本体3aの上下部分に固着された樹脂製の摩擦低減部3b,3bとを備えて構成されており、モーメントMの作用方向(図中、矢印m2方向)への移動が阻止された状態で、言い換えれば、前方への抜出しが阻止された状態で案内部1に係合している。また、図3(b)に示すように、スライド部3は、マウントH1の前側から螺入される複数のビスb2によってマウントH1の後面上部に固定される(図2参照)。
当接部4は、図3(c)に示すように、マウントH1の下部と、当該部分の後面側に取り付けられた左右一対の樹脂製のリベットスペーサ4aとからなる。
ここで、マウントH1は、図3(b)に示すように、正面視して長方形を呈する板材であり、その中央部分に、後記するベース部20を固定するための取付座H2,H2が形成されている。
可動部10およびベース部20は、ディスプレイD(図1参照)をピボット、チルト、スイーベルさせるためのものであり、図5に示すように、その可動部10の内部には、可動部10をベース20側に押圧するサポートキャップ30と、このサポートキャップ30の回動を阻止する共回り規制部材40とが収容されている。また、サポートキャップ30には、可動部10の回動可能範囲を制限するストッパー50が設けられている。なお、本実施形態では、可動部10およびベース部20によりピボット可能な範囲は90度である。
可動部10は、図6に示すように、ディスプレイDの後面に取り付けられる金属製の取付板10Aと、この取付板10Aに固着される金属製のフランジ10Bとを備えて構成されており、ディスプレイDの画面に略垂直な軸線P廻りに回動可能な状態でベース部20に支持される。なお、取付板10Aおよびフランジ10Bは、金属製のものに限らず合成樹脂その他の材質であっても差し支えない。
取付板10Aは、枠部11と、枠部11の略中央に配置された回動規制部12とを備えている。
枠部11は、その外形が矩形形状を呈しており、その四隅には、それぞれ取付孔11aが形成されている。
回動規制部12は、図7に示すように、一対の第一突片12a,12aと、後記するサポートキャップ30の壁部32,32を挟んで第一突片12a,12aの反対側に位置する一対の第二突片12b,12bとからなり、一対の第一突片12a,12aは、互いに直交するように配置されており、同様に、一対の第二突片12b,12bは、互いに直交するように配置されている。また、図6に示すように、第一突片12a,12aおよび第二突片12b,12bは、それぞれ枠部11の内周部分から後方に向かって突出しており、且つ、その先端が枠部11の中央部分に向かって延出している。なお、回動規制部12の構成や配置は、図示のものに限定されることはなく、適宜変更することができるが、後記するサポートキャップ30の壁部32の側面に当接可能な形状・配置とする。
フランジ10Bは、図5および図6に示すように、内外面とも球形面に形成された球帯部13と、この球帯部13の外周に沿って形成された板部14とを備えている。また、板部14の四隅には、それぞれ取付孔14aが形成されている。この取付孔14aの位置は、取付板10Aの取付孔11aと対応している。なお、以下では、球帯部13の後面13a(図6参照)を「ベース側摺動面13a」と称し、前面13b(図5参照)を「ディスプレイ側摺動面13b」と称することとする。
ベース部20は、図5および図6に示すように、マウントH1の取付座H2,H2(図3(b)参照)に固定される合成樹脂製のベース本体20Aと、このベース本体20Aの前側の開口部に装着される合成樹脂製のスペーサ20Bとを備えて構成されており、図2に示すように、スライド部3および当接部4と一体にされる。
ベース本体20Aは、図6に示すように、略円形の底壁部21と、この底壁部21の周縁に沿って形成された略円錐台形を呈する周壁部22と、底壁部21に垂設された一対の中壁部23,23と、同じく底壁部21に突設された四つのボス孔24,24,…とを備えている。底壁部21は、その略中央に後記する共回り規制部材40の軸部42を挿通可能な挿通孔21aを有しており、一対の中壁部23,23は、この挿通孔21aを挟んで対向している。また、各中壁部23には、後記する共回り規制部材40の軸部42の軸線Pと平行にU字形状の切欠き23aが形成されている。なお、ボス孔24は、ベース部20を、図3(b)に示すマウントH1の取付座H2,H2に固定するためのものであり、取付座H2,H2に形成された取付孔の配置に対応して設けられている。
スペーサ20Bは、図5に示すように、円環状を呈し、その前面25(以下、「受け面25」という)がフランジ10Bのベース側摺動面13a(図6参照)と同一の曲率を有する球形面に形成されている。したがって、図8に示すように、受け面25は、フランジ10Bのベース側摺動面13aに摺動自在に当接する。
サポートキャップ30は、合成樹脂製であり、図5および図6に示すように、球冠状を呈する球冠部31と、この球冠部31の前面に突設された一対の壁部32,32と、球冠部31の前面に形成された被係合部33とを備えている。また、図8に示すように、サポートキャップ30は、可動部10の内部(取付板10Aとフランジ10Bとで形成される空間)に収容される。
球冠部31は、図6に示すように、その後面31a(以下、「押え面31a」という。)がフランジ10Bのディスプレイ側摺動面13b(図5参照)と同一の曲率を有する球形面に形成されている。したがって、図8に示すように、押え面31aは、フランジ10Bのディスプレイ側摺動面13bに摺動自在に当接する。また、図6に示すように、球冠部31の中央には、後記する共回り規制部材40の軸部42を挿通可能な挿通孔31bが形成されている。
一対の壁部32,32は、図5に示すように、挿通孔31bを挟んで一直線状に配置されている。
被係合部33は、図5に示すように、挿通孔31bの周囲に形成された環状部33Aに、円環状を呈するクラッチ部材33Bを嵌め入れることで構成される。
環状部33Aは、挿通孔31bの周囲において球冠部31の前面を窪ませることで形成される。また、図9に示すように、環状部33Aには、正面視して扇形状を呈する扇状段部33aが所定の間隔をあけて四箇所に形成されており、各扇状段部33aの上面には、突起33bが形成されている。
クラッチ部材33Bは、図10(c)(d)に示すように、前記した環状部33A(図10(e)参照)側に窪む四つの溝部33dを備えるリング状の金属製板材からなり、隣り合う溝部33d,33d間に位置する扇状板部33cには、その外周縁部に切欠き33eが形成されている。切欠き33eは、環状部33Aの突起33b(図10(f)参照)に対応する位置に配置されており、クラッチ部材33Bを環状部33Aに嵌め入れると、環状部33Aの突起33bと係合し、扇状板部33cが扇状段部33aに当接する。また、溝部33dは、環状部33Aの扇状段部33a,33a(図10(f)参照)間に嵌合可能に形成されており、クラッチ部材33Bを環状部33Aに嵌め入れると、環状部33Aの扇状段部33a,33a間に嵌り込む。また、クラッチ部材33Bの中央部円孔の内径は、球冠部31の挿通孔31b(図10(f)参照)の孔径と等しい。また、図10(c)に示すように、溝部33dの側面33f(以下、「係止面33f」という)は、共回り規制部材40の軸部42の軸線P(図10(a)参照)に対して傾斜している。
共回り規制部材40は、図5および図6に示すように、サポートキャップ30に設けられた被係合部33に前側から係合する係合部41と、この係合部41に突設された軸部42とを備えている。
係合部41は、図10(a)(b)に示すように、クラッチ部材33Bの中央部円孔の内径と等しい外径を有する基部41dと、この基部41dの端面に形成された頭部41cとを備えており、基部41dの外周面には、凸部41aが突設されている。凸部41aは、クラッチ部材33Bの溝部33dに対応して四箇所に配置されており、溝部33dに嵌合可能である。また、図10(a)に示すように、凸部41aの側面41b(以下、「当接面41b」という)は、軸部42の軸線Pに対して傾斜しており、凸部41aをクラッチ部材33Bの溝部33dに嵌合させると、溝部33dの係止面33f(図10(c)参照)に当接する。
軸部42は、ベース本体20Aの挿通孔21a(図8参照)の内径と等しい軸径を有する本体部42aと、この本体部42aと係合部41の基部41dとの間に位置する縮径部42bとを備えており、本体部42aの先端部分には、軸線Pに直交する方向にピン孔42cが穿設されている。
また、軸部42は、その軸線P回りに回動不能に、且つ、前方に移動可能にベース本体20Aに取り付けられる。具体的には、図11に示すように、軸部42の先端に形成されたピン孔42cに、ピン63を挿通するとともに、このピン63の両端をベース本体20Aの中壁部23に形成された切欠き23aに挿入することで、軸部42が軸線P回りに回動不能になり、さらに、切欠き23aの深さがピン63の軸径よりも大きく、且つ、この切欠き23aが軸線Pと平行に形成されていることから、軸部42は軸線Pに沿って前方に移動可能となる。
また、図11に示すように、軸部42には、その先端に挿通されたピン63とベース本体20Aの底壁部21との間にコイル状の付勢部材61が圧縮状態で外挿されている。なお、付勢部材61の付勢力を確実に軸部42に伝達させるべく、付勢部材61とピン63との間にワッシャ62が介設されている。また、図示の付勢部材61は、コイル状であるが、これに限定されることはなく、例えば板ばねや皿ばねを使用しても差し支えない。
付勢部材61の付勢力(復元力)は、図8に示すように、ピン63を介して軸部42に伝達され、その結果、係合部41が後方に付勢されることになる。そして、係合部41が後方に付勢されていることから、係合部41とサポートキャップ30の被係合部33とが確実に係合することになる。
また、後方に付勢された係合部41は、サポートキャップ30の被係合部33にその前側から係合するので、サポートキャップ30も後方に付勢されることになる。すなわち、付勢部材61の付勢力が共回り規制部材40を介してサポートキャップ30に作用し、その結果サポートキャップ30が可動部10の球帯部13を後方に押圧することになる。
前記したように、共回り規制部材40の軸部42は、その軸線P回りに回動不能であることから、当然に係合部41も軸線P回りに回動不能であり、その結果、係合部41が係合するサポートキャップ30も軸線P回りに回動不能となる。すなわち、係合部41とサポートキャップ30の被係合部33とが係合している限り、サポートキャップ30の壁部32の位置が変わることはなく、その結果、壁部32により可動部10の回動可能範囲が制限されることになる。つまり、本実施形態では、係合部41とサポートキャップの被係合部33とが係合状態にあるときのサポートキャップ30の壁部32が、可動部10の回動可能範囲を制限するストッパー50となる。
なお、可動部10の回動可能範囲を制限する必要がない場合には、可動部10の回動規制部12、サポートキャップ30の壁部32、被係合部33および共回り規制部材の係合部41を省略することができる。
次に、以上のように構成されたディスプレイ保持装置の組立方法を説明する。
ガイド機構Gを形成するには、図3(a)に示すように、基板G1の前面上部に複数のビスb1を用いて案内部1を固定すればよい。
また、保持機構Hを形成するには、図3(b)に示すように、マウントH1の後面上部に複数のビスb2を用いてスライド部3を固定するとともに、マウントH1の前面に形成された取付座H2,H2に可動部10が取り付けられたベース部20を固定し、さらに、図3(c)に示すように、マウントH1の後面下部に形成された取付孔にリベットスペーサ4aを取り付けて当接部4を形成すればよい。
そして、保持機構Hをガイド機構Gに取り付けるには、図2に示すように、保持機構Hをガイド機構Gの側方に位置させたうえで、保持機構Hのスライド部3および当接部4をそれぞれガイド機構Gの案内部1および阻止部2に挿入すればよい。なお、図示は省略するが、案内部1の両端部に、保持機構Hの抜け出しを防止するストッパーを取り付ける。
また、ディスプレイ保持装置を支持体Sに固定するには、基板G1のステーG2を支持体Sの取付座S1に位置させ、図4(a)に示すように、支持体Sの後側からボルトb4を螺入すればよい。
また、ディスプレイ保持装置にディスプレイを固定するには、図6に示すように、ディスプレイDの後面を保持機構Hの可動部10の前面に当接させ、可動部10側から図示しない固着具を螺入すればよい。
ここで、可動部10およびベース部20の組立方法をより詳細に説明する。
まず、図5に示すように、ベース本体20Aの前側の開口部にスペーサ20Bを装着したうえで、スペーサ20Bとサポートキャップ30とでフランジ10Bの球帯部13を挟持する。
次に、サポートキャップ30の環状部33Aにクラッチ部材33Bを嵌め入れて被係合部33を構成し、さらに、共回り規制部材40の軸部42をサポートキャップ30の挿通孔31bおよびベース本体20Aの挿通孔21aに挿通し、その係合部41をサポートキャップ30の被係合部33に係合させる。
続いて、図11に示すように、ベース本体20Aの挿通孔21aから突出した共回り規制部材40の軸部42に、コイル状の付勢部材61とワッシャ62を外挿し、さらに、付勢部材61を圧縮させつつ軸部42のピン孔42cにピン63を挿通し、このピン63の両端を中壁部23の切欠き23aに挿入する。このようにすると、図8に示すように、付勢部材61の付勢力が共回り規制部材40を介してサポートキャップ30に作用することになり、その結果、係合部41とサポートキャップ30の被係合部33とが確実に係合されるとともに、可動部10の球帯部13が適宜な押圧力でベース20とサポートキャップ30とに挟持されることになる。
その後、図6に示すように、フランジ10Bの前側に取付板10Aを配置し、取付板10Aの取付孔11aとフランジ10Bの取付孔14aとを位置合わせしたうえで、取付板10Aとフランジ10Bとを一体にすると、可動部10およびベース部20の組立が完了する。
以下、本発明の実施形態に係るディスプレイ保持装置の作用、動作、操作方法を説明する。
このディスプレイ保持装置は、通常状態においては、図12(a)に示すように、保持機構HにモーメントMが作用するので、何らの支えがなければ、保持機構HがモーメントMの作用方向(図中、矢印m1,m2方向)へ回転することになるが、案内部1によってモーメントMの作用方向(図中、矢印m2方向)へのスライド部3の移動が阻止されており、且つ、阻止部2の接触面2aによってモーメントMの作用方向(図中、矢印m1方向)への当接部4の移動が阻止されているので、保持機構HがモーメントMの作用方向へ回転することはなく、モーメントMは、ガイド機構Gに伝達されることになる。
そして、ディスプレイDを横方向へ移動させるには、図13(a)に示すように、ディスプレイDをモーメントMの作用方向と反対方向に傾動させつつディスプレイDに横向きの力(紙面垂直方向の力)を作用させればよい。すなわち、ディスプレイDの下部を把持して前方に引き寄せ、かかる状態を保ちつつディスプレイDに横向きの力を作用させればよい(図13(b)参照)。
より詳細に説明すると、図12(a)に示すように、保持機構Hの当接部4は、モーメントMの作用方向と反対方向(図中、矢印m1’方向)への移動が許容されているので、ディスプレイD(図13(a)参照)の下部に前向きの力を作用させると、図12(b)に示すように、スライド部3を中心として保持機構H全体が前方へ傾倒し、当接部4のリベットスペーサ4aが阻止部2の接触面2aから離間する。阻止部2の接触面2aから当接部4が離れると、阻止部2にモーメントMに起因する水平力FH2(図12(a)参照)が作用しなくなり、言い換えれば、当接部4に水平力FH2の反作用としての垂直抗力が作用しなくなるので、当接部4を横方向(紙面垂直方向)に移動させる際に、この当接部4にモーメントMに起因する摩擦抵抗力が作用しなくなる。
また、ディスプレイD(図13(a)参照)の下部に前向きの力を作用させると、結局のところモーメントMが打ち消されることになるので、スライド部3にも、モーメントMに起因する摩擦抵抗力が作用しなくなる。そして、当接部4の前面を規制面2b(図12(a)参照)に若干当接させつつ、あるいは当接部4を接触面2aと規制面2bとの間に位置させつつディスプレイDに横向きの力を作用させると、ディスプレイDをスムーズに横方向へ移動させることが可能となる(図13(b)参照)。
このように、保持機構Hの当接部4を、モーメントMの作用方向と反対方向に移動可能に構成したことにより、ディスプレイDを横方向へ移動させる際に、保持機構Hとガイド機構Gとの間に作用する摩擦抵抗力の低減を図ることが可能となり、その結果、ディスプレイDをスムーズに横方向へ移動させることが可能となる。つまり、このディスプレイ保持装置によると、通常状態においては、ディスプレイDを安定的に保持することができ、スライド操作時には、ディスプレイDをスムーズに移動させることが可能となる。しかも、二つのディスプレイD,Dをそれぞれ別の保持機構H,Hで保持していることから、隣り合うディスプレイD,Dの側面同士を互いに接触させた状態で一括して横方向へ移動させることはもちろん、各ディスプレイDを独立して横方向へ移動させることもできる。
また、図8に示すように、可動部10の球帯部13は、サポートキャップ30の押え面31aとベース部20(スペーサ20B)の受け面25との間に適宜な押圧力で挟持された状態にあり、且つ、ベース側摺動面13aとこれに当接するベース部20の受け面25とがそれぞれ球形面を有し、ディスプレイ側摺動面13bとこれに当接するサポートキャップ30の押え面31aとがそれぞれ球形面を有していることから、可動部10の球帯部13を、サポートキャップ30の押え面31aとベース20部(スペーサ20B)の受け面25との間で自在に摺動させることができる。すなわち、本実施形態に係る保持機構Hを採用すれば、ディスプレイDをピボット(図19(a)参照)、チルト(図19(b)参照)又はスイーベル(図19(c)参照)させることができる。しかも、二つのディスプレイD,Dをそれぞれ別の保持機構H,Hで保持していることから、隣り合うディスプレイD,Dの側面同士を互いに接触させた状態で一括してチルトあるいはスイーベルさせることが可能となり、さらには、各ディスプレイDを独立してピボット、チルトあるいはスイーベルさせることが可能となる。なお、各ディスプレイDを独立して横方向へ移動させることができるので、一方のディスプレイDをピボットさせた後であっても、二つのディスプレイD,Dを隙間なく並設することが可能となる。
ここで、図14(a)に示す横置き状態のディスプレイDを、時計回りに90度ピボットさせて図14(e)に示す縦置き状態にする場合を例に、可動部10およびベース部20の動作をより詳細に説明する。
図14(b)は、ディスプレイDが横置き状態にあるとき(図14(a)参照)の保持機構Hの状態を示す正面図である。この図に示すように、ディスプレイDが横置き状態にあるときは、サポートキャップ30に設けられたストッパー50(壁部32)に可動部10の回動規制部12(突片12a,12aの一方と突片12b,12bの一方)が当接し、ディスプレイDの反時計回り(図中、矢印P2方向)のピボットが阻止される。
かかる状態からディスプレイDを時計回り(図中、矢印P1方向)にピボットさせると、サポートキャップ30が回動不能であることから、図14(d)に示すように、可動部10のみがディスプレイDとともに回動する。
そして、ディスプレイDを時計回りに90度ピボットさせると、図14(f)に示すように、可動部10の回動規制部12がストッパー50に当接し、可動部10のそれ以上の回動が阻止される。
次に、ストッパー50により可動部10の回動が阻止された状態で、ディスプレイDを誤って反時計回り方向へ回動させた場合の可動部10およびベース部20の動作を、図15を参照して説明する。
ここで、図15(a)はディスプレイDが図14(a)の状態にあるときの共回り規制部材40とサポートキャップ30との関係を示す断面図である。
ディスプレイDが図14(a)の状態にあるときに、ディスプレイDに反時計回り(図中、矢印P2方向)の回動力を作用させると、可動部10の回動規制部12がストッパー50に当接しているので(図14(b)参照)、当該回動力はストッパー50、すなわちサポートキャップ30に作用するが、図15(a)に示すように、このサポートキャップ30は、共回り規制部材40との係合によりその回動が阻止されているため、前記の回動力は、結局のところ共回り規制部材40の係合部41に作用することになる。
ところが、共回り規制部材40の係合部41の当接面41bと、この当接面41bと軸線P回り方向に当接するサポートキャップ30の被係合部33の係止面33fとが傾斜していることから、係合部41は前方(図中、左側)に押圧されることになる。
そして、前記したように共回り規制部材40が前方(図中、左側)に移動可能であることから、図15(b)に示すように、前記の回動力に起因して発生した押圧力により、共回り規制部材40の係合部41が前方に移動し、係合部41とサポートキャップ30の被係合部33との係合が解除される。なお、このとき、当該押圧力により、付勢部材61は通常の状態よりもさらに圧縮される。
サポートキャップ30と共回り規制部材40との係合が解除されると、図16(b)に示すように、サポートキャップ30が可動部10とともに回動する。すなわち、ストッパー50による阻止状態が解除され、可動部10が回動可能範囲を超えて回動することになる。
以上のように、本実施形態に係るディスプレイ保持装置の保持機構Hは、可動部10の回動(ピボット)がストッパー50により阻止されている状態でストッパー50に所定値以上の回動力が作用したときに、ストッパー50による阻止状態が解除されるように構成されているので、可動部10やサポートキャップ30が破損する恐れがない。すなわち、可動部10がその回動可能範囲の極限にあるときに、ストッパー50に所定値以上の回動力が作用しても、共回り規制部材40の係合部41が前方に移動してサポートキャップ30の被係合部33との係合が解除され、その結果、可動部10が回動可能範囲を超えて回動するので、これらに前記の回動力が集中することはなく、したがって、可動部10やサポートキャップ30が破損する恐れがない。
しかも、サポートキャップ30の被係合部33と共回り規制部材40の係合部41との係合状態を解除させる機構が非常に簡易であるため、製作が容易であり、且つ、機構が簡易であるが故に、非常時に確実に係合状態が解除される。
なお、反時計回りの回動力が作用しても、共回り規制部材40の係合部41がサポートキャップ30の被係合部33に係合している限り、サポートキャップ30の回動が規制され、その結果、ストッパー50の位置が一定に保たれる。すなわち、反時計回りの回動力が作用しても、その回動力が小さい場合には、当該係合状態が解除されないので、可動部10がその回動可能範囲を超えて回動することはない。
また、サポートキャップ30と共回り規制部材40との係合が解除されても、共回り規制部材40が後方に付勢されていることから、ディスプレイDを時計回りに回動させれば、サポートキャップ30と共回り規制部材40とが再び係合し、図15(a)の状態に復帰する。
また、サポートキャップ30と共回り規制部材40との係合が解除されたときでも、図15(c)に示すように、係合部41の凸部41aがクラッチ部材33Bの扇状板部33cに乗り上がるので、付勢部材61の復元力は常にサポートキャップ30に伝えられる。すなわち、サポートキャップ30と共回り規制部材40との係合が解除されたときでも、可動部10の球帯部13が適宜な押圧力で挟持されるので、球帯部13を挟持する力が必要以上に緩むことがない。
さらに、図15(a)〜(c)に示すように、サポートキャップ30と共回り規制部材40との係合が解除されるときには、保持機構Hを構成する部材のうち、共回り規制部材40のみが前方に移動し、可動部10やサポートキャップ30が前方に移動することはないので、係合解除に伴う衝撃力がディスプレイD(図1参照)に作用することもない。
また、共回り規制部材40の係合部41とサポートキャップ30の被係合部33との係合状態を解除すべき回動力の大きさを調節するには、共回り規制部材40の係合部41の当接面41bおよびサポートキャップ30の被係合部33の係止面33fの回転方向に対する傾斜角度を変化させるか、あるいは、クラッチ部材33Bの溝部33d(図10(c)(d)参照)の深さを調節すればよい。また、本実施形態では、サポートキャップ30の環状部33A(図10(e)(f)参照)にクラッチ部材33Bを嵌め込むことで被係合部33が構成されているので、クラッチ部材33Bの寸法・形状(溝部33dの深さや係止面33fの傾き)だけを変更すれば、係合状態を解除すべき回動力の大きさを変更することができる。
また、付勢部材61のバネ定数を変更することにより、係合状態を解除すべき回動力の大きさを変更することもできる。すなわち、共回り規制部材40の係合部41とサポートキャップ30の被係合部33との係合を解除するには、係合部41をこの付勢力に抗して前側に移動させる必要があるため、この付勢力が大きいほど、前記の係合状態が解除されにくくなり、付勢力が小さいほど、前記の係合状態が解除されやすくなる。
このように、付勢部材61の復元力が共回り規制部材40を介して常にサポートキャップ30に伝達されるので、サポートキャップ30は、その被係合部33に共回り規制部材40の係合部41が係合している通常の状態のみならず、当該係合が解除された状態においても、常に後方へ付勢されることになる。すなわち、付勢部材61は、通常の使用状態においてサポートキャップ30を後方に付勢する役割のほか、共回り規制部材40とサポートキャップ30との係合を解除すべき回動力の大きさを調整する役割を担い、さらに、前記の係合が解除されたときには、可動部10が必要以上に回動することを防止する役割を担うことになる。このように一つの付勢部材61に複数の役割を担わせることで、部品点数が削減され、また、装置の構成が簡易になるので、コスト削減を図ることができる。
第一の参考実施形態)
前記した本発明の実施形態では、図12(a)(b)に示すように、案内部1の下方に阻止部2が配置され、これに対応して、スライド部3の下方に当接部4が配置されていたが、図17に示す第一の参考実施形態に係るディスプレイ保持装置では、案内部1の上方に阻止部2が配置され、これに対応して、スライド部3の上方に当接部4が配置されている。
本実施形態では、基板G1の上部に形成された断面略U字形状を呈する部位が阻止部2に相当する。この阻止部2は、通常状態において当接部4と接触してモーメントMの作用方向(図中、矢印m1方向)への当接部4の移動を阻止する接触面2aと、この接触面2aと対向する位置に形成された規制面2bとを備えている。つまり、この阻止部2は、当接部4の前方への移動を阻止する一方で、当接部4の後方への移動を許容する。
なお、規制面2bは、接触面2aの後方に形成されており、当接部4が必要以上にモーメントMの作用方向と反対方向(図中、矢印m1’方向)へ移動するのを防止する役割を果たしている。つまり、規制面2bは、当接部4の移動範囲を規制する移動規制部として機能する。
また、接触面2aと規制面2bとの離隔距離は、保持機構Hの当接部4の厚さよりも大きくなっている。つまり、通常状態においては、当接部4の後方に、この当接部4の移動を可能とするための空間が形成されることになり、これにより、モーメントMの作用方向と反対方向(図中、矢印m1’方向)への当接部4の移動が許容されることになる。
なお、案内部1、スライド部3および当接部4は、本発明の実施形態に係るものとその位置関係が異なるだけで、その他の構成は同一である。
以上のように構成された第一の参考実施形態に係るディスプレイ保持装置は、通常状態においては、案内部1によってモーメントMの作用方向(図中、矢印m2方向)へのスライド部3の移動が阻止され、且つ、阻止部2の接触面2aによってモーメントMの作用方向(図中、矢印m1方向)への当接部4の移動が阻止されているので、保持機構HがモーメントMの作用方向(図中、矢印m1,m2方向)へ回転することはなく、モーメントMは、ガイド機構Gに伝達されることになる。
そして、ディスプレイ(図示略)を横方向へ移動させるには、ディスプレイをモーメントMの作用方向と反対方向に傾動させつつディスプレイに横向きの力を作用させればよい。すなわち、ディスプレイの上部を把持して後方に押し込み、かかる状態を保ちつつディスプレイに横向きの力を作用させればよい。
より詳細に説明すると、保持機構Hの当接部4は、モーメントMの作用方向と反対方向(図中、矢印m1’方向)への移動が許容されているので、ディスプレイの上部に後向きの力を作用させると、スライド部3を中心として保持機構H全体が後方へ傾倒し、当接部4のリベットスペーサ4aが阻止部2の接触面2aから離間することになる。阻止部2の接触面2aから当接部4が離れると、当接部4を横方向(紙面垂直方向)に移動させる際に、当接部4にモーメントMに起因する摩擦抵抗力が作用しなくなる。また、ディスプレイの上部に後向きの力を作用させると、結局のところモーメントMが打ち消されることになるので、スライド部3にも、モーメントMに起因する摩擦抵抗力が作用しなくなる。そして、当接部4の後面を規制面2bに若干当接させつつ、あるいは当接部4を接触面2aと規制面2bとの間に位置させつつディスプレイに横向きの力を作用させると、ディスプレイをスムーズに横方向へ移動させることが可能となる。
このように、保持機構Hの当接部4を、モーメントMの作用方向と反対方向に移動可能に構成したことにより、ディスプレイを横方向へ移動させる際に、保持機構Hとガイド機構Gとの間に作用する摩擦抵抗力の低減を図ることが可能となり、その結果、ディスプレイをスムーズに横方向へ移動させることが可能となる。つまり、このディスプレイ保持装置によると、通常状態においては、ディスプレイを安定的に保持することができ、スライド操作時には、ディスプレイをスムーズに移動させることが可能となる。
第二の参考実施形態)
前記した本発明の実施形態および第参考実施形態では、ガイド機構Gの案内部1と阻止部2とを上下に並べて配置し、保持機構Hのスライド部3と当接部4とを上下に並べて配置したが(図12、図17参照)、例えば、図18に示す第二の参考実施形態に係るディスプレイ保持装置では、ガイド機構Gの案内部1と阻止部2とを前後に並べて配置し、保持機構Hのスライド部3と当接部4とを前後に並べて配置している。なお、図18に示すディスプレイ保持装置では、案内部1の後方に阻止部2が配置され、これに対応して、スライド部3の後方に当接部4が配置されている。また、ベース部20は、マウントH1に立設された取付ブロックH3の前面に取り付けられている。
本実施形態では、基板G1の後部に形成された断面略U字形状を呈する部位が阻止部2に相当する。この阻止部2は、通常状態において当接部4と接触してモーメントMの作用方向(図中、矢印m1方向)への当接部4の移動を阻止する接触面2aと、この接触面2aと対向する位置に形成された規制面2bとを備えている。つまり、この阻止部2は、当接部4の上方への移動を阻止する一方で、当接部4の下方への移動を許容する。
なお、規制面2bは、接触面2aの下方に形成されており、当接部4が必要以上にモーメントMの作用方向と反対方向(図中、矢印m1’方向)へ移動するのを防止する役割を果たしている。つまり、規制面2bは、当接部4の移動範囲を規制する移動規制部として機能する。
また、接触面2aと規制面2bとの離隔距離は、保持機構Hの当接部4の厚さよりも大きくなっている。つまり、通常状態においては、当接部4の下方に、この当接部4の移動を可能とするための空間が形成されることになり、これにより、モーメントMの作用方向と反対方向(図中、矢印m1’方向)への当接部4の移動が許容されることになる。
なお、案内部1、スライド部3および当接部4は、本発明の実施形態に係るものとその位置関係が異なるだけで、その他の構成は同一である。
以上のように構成された第参考実施形態に係るディスプレイ保持装置は、通常状態においては、案内部1によってモーメントMの作用方向(図中、矢印m2方向)へのスライド部3の移動が阻止されており、且つ、阻止部2の接触面2aによってモーメントMの作用方向(図中、矢印m1方向)への当接部4の移動が阻止されているので、保持機構HがモーメントMの作用方向へ回転することはなく、モーメントMは、ガイド機構Gに伝達されることになる。
そして、ディスプレイ(図示略)を横方向へ移動させるには、ディスプレイをモーメントMの作用方向と反対方向に傾動させつつディスプレイに横向きの力を作用させればよい。すなわち、ディスプレイの上部を把持して後方に押し込むか、あるいはディスプレイの下部を把持して前方に引き寄せ、かかる状態を保ちつつディスプレイに横向きの力を作用させればよい。
より詳細に説明すると、保持機構Hの当接部4は、モーメントMの作用方向と反対方向(図中、矢印m1’方向)への移動が許容されているので、ディスプレイの上部に後向きの力を作用させるか、あるいはディスプレイの下部に前向きの力を作用させると、スライド部3を中心として保持機構H全体が後方へ傾倒し、当接部4のリベットスペーサ4aが阻止部2の接触面2aから離間することになる。阻止部2の接触面2aから当接部4が離れると、当接部4には、モーメントMに起因する摩擦抵抗力が作用しなくなる。また、ディスプレイの上部に後向きの力を作用させるか、あるいはディスプレイの下部に前向きの力を作用させると、結局のところモーメントMが打ち消されることになるので、スライド部3にも、モーメントMに起因する摩擦抵抗力が作用しなくなる。そして、当接部4の下面を規制面2bに若干当接させつつ、あるいは当接部4を接触面2aと規制面2bとの間に位置させつつディスプレイに横向きの力を作用させると、ディスプレイをスムーズに横方向へ移動させることが可能となる。
このように、保持機構Hの当接部4を、モーメントMの作用方向と反対方向に移動可能に構成したことにより、ディスプレイを横方向へ移動させる際に、保持機構Hとガイド機構Gとの間に作用する摩擦抵抗力の低減を図ることが可能となり、その結果、ディスプレイをスムーズに横方向へ移動させることが可能となる。つまり、このディスプレイ保持装置によると、通常状態においては、ディスプレイを安定的に保持することができ、スライド操作時には、ディスプレイをスムーズに移動させることが可能となる。
なお、図示は省略するが、案内部の前方に阻止部を配置し、これに対応して、スライド部の前方に当接部を配置しても勿論よい。この場合には、阻止部は、当接部の下方への移動を阻止する一方で、当接部の上方への移動を許容する。
なお、前記した各実施形態において記載したディスプレイ保持装置を構成する各部材は、金属製としたものを合成樹脂その他の材質で形成しても差し支えないし、あるいは、合成樹脂製としたものを金属その他の材質で形成しても差し支えない。
本発明の実施形態に係るディスプレイ保持装置の第一の実施形態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るディスプレイ保持装置の第一の実施形態を示す分解斜視図である。 (a)はガイド機構の分解斜視図、(b)は保持機構の分解斜視図、(c)は(b)のA部分拡大図である。 (a)はガイド機構の断面図、(b)は保持機構の断面図である。 保持機構の可動部およびベース部を前側から見た分解斜視図である。 同じく後側から見た分解斜視図である。 保持機構を前側から見た図である。 図7のI−I断面図である。 サポートキャップの正面図である。 (a)は共回り規制部材の側面図、(b)は(a)のII−II断面図、(c)はクラッチ部材の側面図、(d)は(c)のIII−III矢視図、(e)はサポートキャップの側断面図、(f)は(e)のIV−IV矢視図である。 ベース部を後側から見た斜視図であって、一部を破断させた図である。 (a)は通常状態における断面図、(b)はスライド操作時における断面図である。 (a)(b)は操作方法を説明するための模式図である。 (a)〜(f)は保持機構の動作を説明する図であって、(a)(c)(e)はディスプレイの状態を示す模式図、(b)(d)(f)はそれぞれ(a)(c)(e)の状態に対応する保持機構の状態を示す正面図である。 (a)〜(c)は保持機構の非常時の動作を説明する図であって、共回り規制部材の動きを示す拡大断面図である。 (a)は非常時のディスプレイの動きを説明する模式図、(b)は(a)の状態に対応する保持機構の状態を示す正面図である。 第一の参考実施形態に係るディスプレイ保持装置を示す側断面図である。 第二の参考実施形態に係るディスプレイ保持装置を示す側断面図である。 (a)(b)(c)はディスプレイの動きを説明する模式図である。 (a)は従来のディスプレイ保持装置を示す斜視図、(b)は案内部に作用する力を図示した側断面図である。
符号の説明
G ガイド機構
1 案内部
2 阻止部
H 保持機構
3 スライド部
4 当接部
10 可動部
10A 取付板
10B フランジ
20 ベース部
20A ベース本体
20B スペーサ
30 サポートキャップ
31 球冠部
32 壁部
33 被係合部
40 共回り規制部材
41 係合部
42 軸部
50 ストッパー
D ディスプレイ
S 支持体

Claims (3)

  1. ディスプレイと当該ディスプレイを支持する支持体との間に介設されるディスプレイ保持装置であって、
    前記支持体に取り付けられるガイド機構と、
    前記ディスプレイに取り付けられ、前記ディスプレイの重量に起因するモーメントを前記ガイド機構に伝達する保持機構とを備えており、
    前記ガイド機構は、横方向に延びる案内部と、当該案内部の下方において当該案内部に沿って配置された阻止部とを有しており、
    前記保持機構は、前記ディスプレイ側への抜け出しが阻止された状態で前記案内部に摺動自在に係合するスライド部と、前記阻止部と対向する位置に設けられた当接部とを有するとともに、前記スライド部において前記案内部に吊り下げられており、
    前記当接部の下縁と前記阻止部との間に隙間が設けられており、
    前記阻止部は、前記モーメントの作用方向への前記当接部の移動を阻止するとともに、当該作用方向と反対方向への前記当接部の移動を許容する、ことを特徴とするディスプレイ保持装置。
  2. 前記保持機構は、前記ディスプレイの後面に取り付けられる可動部と、前記スライド部および前記当接部と一体にされたベース部とを有しており、
    前記可動部は、前記ディスプレイの画面に略垂直な軸線廻りに回動可能な状態で前記ベース部に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ保持装置。
  3. 前記保持機構は、前記ディスプレイの後面に取り付けられる可動部と、前記スライド部および前記当接部と一体にされたベース部とを有しており、
    前記可動部は、その後面に球形面を呈する摺動面を有し、前記ベース部は、その前面に前記摺動面に摺動自在に当接する受け面を有することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ保持装置。
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