JP4412114B2 - アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、アクチュエータに関するものである。
例えば、レーザープリンタ等に用いられるアクチュエータとしてポリゴンミラー(回転多面体)が知られている。
しかし、このようなポリゴンミラーにおいて、より高解像度で品質のよい印字と高速印刷を達成するには、ポリゴンミラーの回転をさらに高速にしなければならない。現在のポリゴンミラーには高速安定回転を維持するためにエアーベアリングが使用されているが、今以上の高速回転を得るのは困難となっている。また、高速にするためには、大型のモーターが必要であり、騒音、発熱、消費電力が大きいことや小型化が困難であるという問題がある。このようなポリゴンミラーを用いると、構造が複雑となり、コストが高くなるといった問題も生じる。
また、図9に示すような、平行平板状に電極を配置した1自由度のねじり振動子は、その構造が簡単なことから、アクチュエータの研究初期から提案されている(例えば、非特許文献1参照)。また、前記ねじり振動子をカンチレバー方式とした静電駆動型振動子も提案されている(例えば、非特許文献2参照)。
図9の静電駆動型ねじり振動子は、ガラス基板1000上の両端部にスぺーサ200を介してシリコンの単結晶板からなる可動電極板300の両端固定部300aを固定し、この可動電極板300の両端固定部300a間に、細巾のトーションバー300bを介して可動電極部300cを支持させ、また、その可動電極部300cに電極間隔を置いて対向させる固定電極400を、ガラス基板1000上において前記可動電極部300cに対し平行配置している。可動電極板300と固定電極400との間にはスイッチ600を介して電源500が接続される。
前記構成を有するねじり振動子は、可動電極部300cと固定電極400との間に電圧を印加すると、静電引力によりトーションバー300bを軸として可動電極部300cが回転するものである。しかし、上述した構造では、可動電極部300cが電極と可動部を兼ねるため、電極間隔を狭くすると変位(回転角)に制約が生じ、また可動範囲を大きくとるためには電極間隔を大きくする必要がある。このため、低消費電力での駆動と大振幅の両立が困難であるという問題がある。また、大きな駆動力を得ることが難しいという問題がある。
K.E.Petersen:"Silicon Torsional Scanning Mirror",IBMJ.Res.Develop.,vol.24(1980)、P.631 河村他:"Siを用いたマイクロメカニクスの研究"、昭和61年度精密工学会秋季大会学術講演会論文集、P.753
本発明の目的は、大きな駆動力、かつ、高い周波数で駆動することができ、また、騒音、発熱、消費電力を低減することができるアクチュエータを提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される
本発明のアクチュエータは、第1の質量部と、
前記第1の質量部を介して該第1の質量部の一端側と他端側とにそれぞれ設けられる1対の第2の質量部と、
前記第1の質量部と前記各第2の質量部とを支持する支持部と、
加熱により膨張する熱膨張部と、
前記第1の質量部と前記各第2の質量部とを、前記第1の質量部が前記各第2の質量部に対して回動可能となるように連結する、少なくとも1対の第1の弾性連結部と、
前記各第2の質量部と前記支持部とを、前記各第2の質量部が前記支持部に対して回動可能となるように連結する、少なくとも1対の第2の弾性連結部と、
前記各第2の質量部に対応して設置される対向基板とを有し、
前記各第2の質量部の厚さは、前記第1の質量部の厚さよりも厚く、かつ前記各第2の質量部の前記対向基板側の面は、前記第1の質量部の前記対向基板側の面よりも前記対向基板側に位置し、
前記熱膨張部は、前記対向基板の前記第2の質量部側の面に開放し、前記第2の質量部の一端側に対応するように形成された凹部および前記凹部を覆うように設けられた弾性変形可能な薄膜で構成された一対の流体室と、前記一対の流体室を連結する流路と、前記流路の内部に設けられた加熱部と、前記各流体室および前記流路に封入された流体とを有し、前記加熱部が加熱されることにより前記流体が膨張して前記各薄膜が突出変形し、突出変形した前記各薄膜により前記各第2の質量部が押圧され、これにより、前記各第2の質量部が同期的に駆動し、それに伴い前記第1の質量部が回動することを特徴とする。
これにより、容易かつ確実に第2の質量部を大きな駆動力、かつ、大きな回転角度(振れ角)で駆動することができる。また、第2の質量部の回転角度に第1の質量部の回転角度が制限されないため、より第1の質量部の回転角度(振れ角)の大きいアクチュエータを提供することができる。また、モーター等を使用しないため、モーター等の使用に起因する騒音、発熱、消費電力を低減することができる。また、構造を簡易なものとすることができるため、高集積化、高密度化、低コスト化を図ることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記熱膨張部の温度を検出する温度検出手段を有することが好ましい。
これにより、例えば、第2の質量部の回転角度を検出したりすることができ、また、その検出結果を、第1の質量部の振動周波数の制御に利用することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記温度検出手段は、前記熱膨張部に非接触でその温度を検出し得るものであることが好ましい。
これにより、構造を簡易なものとすることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記熱膨張部の膨張時において、前記第1の質量部または前記第2の質量部の変位を測定する変位測定手段を有することが好ましい。
これにより、例えば、第2の質量部の回転角度および回転周波数を検出したりすることができ、また、その検出結果を、第1の質量部の振動周波数の制御に利用することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記変位測定手段は、前記1対の第1の弾性連結部および前記1対の第2の弾性連結部のうち少なくとも1つの内部に設けられるピエゾ抵抗素子を有することが好ましい。
これにより、構造を簡易なものとすることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記変位測定手段は、前記第1の質量部および前記第2の質量部に非接触でその変位を検出し得るものであることが好ましい。
これにより、構造を簡易なものとすることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記温度測定手段および/または前記変位測定手段の検出結果に基づいて、前記熱膨張部の膨張量を制御するよう構成されていることが好ましい。
これにより、確実に、熱膨張部の膨張量を制御することができるため、第2の質量部の回転角度(振れ角)を所望のものとすることができる。これにより、第1の質量部の振動周波数を好適に制御することができる。
る。
前記基部は、前記1対の第2の質量部および第1の質量部に対応する位置に開口部が設けられているのが好ましい。
これにより、各第2の質量部をより大きな回転角度(振れ角)で駆動することができるため、第1の質量部の回転角度(振れ角)の大きいアクチュエータを提供することができる。
前記第1の質量部は、光反射部を有するのが好ましい。
これにより、本発明のアクチュエータを例えば、光スキャナとして用いた場合、光の光路を容易に変更することができる。
以下、本発明のアクチュエータの好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明のアクチュエータの第1実施形態について説明する。
図1は、本発明のアクチュエータの第1実施形態を示す平面図、図2は、図1中のA−A線での縦断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。
図1に示すアクチュエータ100は、第1の質量部(可動部)2と、平面視で略長方形状をなす1対の第2の質量部(駆動部)1、11と、1対の支持部3、3と、対向基板6(基部)とを有している。
このアクチュエータ100は、第1の質量部2が中心に位置し、第1の質量部2を介し、第2の質量部1が一端側(右側)に設けられ、第2の質量部11が他端側(左側)に設けられている。また、第2の質量部1の図1中右側に一方の支持部3が配置され、第2の質量部11の図1中左側に他方の支持部3が配置されている。
また、本実施形態では、第2の質量部1および11は、略同一形状かつ略同一寸法で、第1の質量部2を介して、略対称に設けられている。
第2の質量部1、11、第1の質量部2および支持部3、3は、それぞれ、例えば、シリコン等で構成されている。
本実施形態の第1の質量部2の表面(対向基板6が設けられている側とは反対の面側)には、光反射部21が設けられている。
また、アクチュエータ100は、図1に示すように、第2の質量部1、11が対応する支持部3、3に対して回動可能となるように、第2の質量部1、11と支持部3、3とを連結する1対の第2の弾性連結部4、4を有している。また、第1の質量部2が第2の質量部1、11に対して回動可能となるように、第2の質量部1、11と、第1の質量部2とを連結する1対の第1の弾性連結部5、5を有している。すなわち、第1の質量部2は第1の弾性連結部5、5を介して、第2の質量部1、11にそれぞれ接続され、第2の質量部1、11は、第2の弾性連結部4、4を介して支持部3、3にそれぞれ接続されている。また、第2の弾性連結部4と、第1の弾性連結部5とは同軸的に設けられており、これらが回動中心軸(回転軸)41となる。
支持部3は、図2に示すように、対向基板6と接合している。
この対向基板6は、各種ガラスやシリコン等で構成されている。
対向基板6は、図2および図3に示すように、第2の質量部1、11との接合面側の、第1の質量部2に対応する位置に開口部61を有している。
また、図2および図3に示すように、対向基板6には、第2の質量部1、11に対応する部位に設けられた凹部62、62と、第2の質量部1、11との接合面側の第2の質量部1、11の、それぞれ長手方向の一端側に対応する位置に、1対(複数)の熱膨張部7が、第1の質量部2を中心に略線対称となるように設けられている。
また、熱膨張部7、7は、その構成、機能が互いに同様であるので、以下では、代表的に、1つの熱膨張部7について説明する。
熱膨張部7は、対向基板6の第2の質量部1、11との接合面側に形成された凹部71と、薄膜72とを有している。
この凹部71は、例えば、図2中、対向基板6の上面からエッチング処理を施すことにより形成することができる。また、薄膜72は、凹部71を覆うように形成されている。また、凹部71と薄膜72とが流体室73を構成している。すなわち、凹部71と薄膜72の凹部71に対応する部位とが、流体室73を画成している。また、流体室73を画成する薄膜72は熱膨張部7(流体室73)のうちで最も薄く形成されている。
この流体室73の内部には、流体(作動流体)74が封入されている。
また、同じく流体室73の内部には、加熱部(加熱手段)75が設けられている。加熱部75は、ヒーターで構成されており、図示しない電源に接続されている。この加熱部75に電圧(電流)を印加することにより、加熱部75が加熱され、それに伴い流体74が加熱されるよう構成されている。
薄膜72は、その厚さ方向、すなわち図2において上下方向に弾性変形(弾性変位)可能に構成されている。従って、流体室73は、加熱部75の加熱による流体74の膨張により、その容積が可変であり、後述するアクチュエータ100の使用の際には、薄膜72が突出変形して、その薄膜72により第2の質量部1、11を押圧駆動するよう構成されている。
上述したような構成の2自由度振動型アクチュエータにおいては、第1の質量部2と第1の弾性連結部5とからなる第1の振動系と、第2の質量部1および11と第2の弾性連結部4とからなる第2の振動系とを構成する。
また、本実施形態のアクチュエータ100は、1対の第2の弾性連結部4および1対の第1の弾性連結部5のうち少なくとも1つ、本実施形態では、図1中、第1の質量部2に対して左側の第1の弾性連結部5が、その内部にピエゾ抵抗素子(変位測定手段)42を備えている。このピエゾ抵抗素子から第2の質量部1および11の回転角度(変位角度)を示す検出信号が出力される。
また、本実施形態のアクチュエータ100は、1対の第2の弾性連結部4および1対の第1の弾性連結部5のうち少なくとも1つ、本実施形態では、図1中、第1の質量部2に対して右側の第1の弾性連結部5が、その内部に、電熱線を有する抵抗素子(温度検出手段)43を備えている。この抵抗素子43の電熱線は、熱伝導性のよい銅等の金属で構成されているのが好ましい。この抵抗素子43から電熱線の抵抗値を示す検出信号が出力される。
また、アクチュエータ100には、図示しない制御手段が設けられている。ピエゾ抵抗素子42と抵抗素子43とは、それぞれ制御手段に電気的に接続されており、制御手段には、ピエゾ抵抗素子42および抵抗素子43からの検出信号が、それぞれ、随時入力される。
本実施形態のアクチュエータ100を使用する際には、熱膨張部7の加熱部75に電圧(電流)等を印加すると、前述したように、加熱部75が加熱され、流体室73の流体74が膨張し、流体室73の容積が増大する。これにより、薄膜72が変形して、第2の質量部1および11を押圧する力(以下「熱膨張力」という)が生じる。この熱膨張力により、第2の質量部1および11が、回動中心軸41(第2の弾性連結部4)を中心に所定角度回転する。この第2の質量部1および11の回転に伴って、第1の弾性連結部5を介して連結されている第1の質量部2は、回動中心軸41(第1の弾性連結部5)を中心に所定角度回転する。
その後、加熱部75の加熱を中止することで流体74が冷却され、収縮し、流体室73の容積が減少する。これにより、薄膜72が変形して膨張前の状態に戻り、第2の質量部1および11が回動中心軸41を中心に前記と逆方向に所定角度回転する。この第2の質量部1および11の回転に伴って、第1の弾性連結部5を介して連結されている第1の質量部2は、回動中心軸41(第1の弾性連結部5)を中心に前記第1の質量部2が回転した方向と逆方向に、所定角度回転する。
この加熱部75の加熱と冷却(加熱の中止)とを所定のタイミングで交互に繰り返し行うことにより、第2の質量部1および11が振動し、それに伴って第1の質量部2が振動する。
前述した制御手段は、例えば、第2の質量部を所定の振動数で振動させる命令を受けると、ピエゾ抵抗素子42および抵抗素子43からの検出結果と、例えば、記憶部(図示せず)に予め格納された検量線等とにより、加熱部75の温度を判断して、加熱部75を必要に応じて加熱、冷却させ、流体室73の容積の変化量(熱膨張部7の膨張量)を制御する。これにより、第2の質量部1を所望の振動周波数で駆動することができる。
ここで、第2の質量部1の回動中心軸41に対して略垂直な方向(長手方向)の端部12との間の距離(長さ)をL1、第2の質量部11の回動中心軸41に対して略垂直な方向(長手方向)の端部12との間の距離(長さ)をL2、第1の質量部2の回動中心軸41に対して略垂直な方向の端部13との間の距離(長さ)をL3としたとき、第2の質量部1および11が、それぞれ独立して設けられているため、第2の質量部1および11と、第1の質量部2とが干渉せず、第1の質量部2の大きさにかかわらず、L1およびL2を小さくすることができる。これにより、第2の質量部1および11の回転角度(対向基板6の熱膨張部7が設けられている面と平行な方向に対する第1の質量部2の振れ角)を大きくすることができ、第1の質量部2の回転角度を大きくすることができる。
ここで、第2の質量部1、11および第1の質量部2の寸法は、それぞれ、L1<L3かつL2<L3の関係を満足するよう設定されるのが好ましい。
前記関係を満たすことにより、L1およびL2をより小さくすることができ、第2の質量部1および11の回転角度をより大きくすることができ、第1の質量部2の回転角度をさらに大きくすることができる。
また、L1およびL2を小さくすることにより、より小さい駆動力で第2の質量部1および11を駆動することができるため、各熱膨張部7の加熱部35に印加する電圧をさらに小さくすることができる。
なお、前述したように、本実施形態では、L1とL2とは略等しく設定されているが、L1とL2とが異なっていてもよいことは言うまでもない。
第1の質量部2の平均厚さは、1〜1500μm程度であるのが好ましく、10〜300μm程度であるのがより好ましい。
また、第2の質量部1および11の平均厚さは、1〜1500μm程度であるのが好ましく、10〜300μm程度であるのがより好ましい。
第1の弾性連結部5のばね定数kは、1×10−4〜1×10Nm/rad程度であるのが好ましく、1×10−2〜1×10Nm/rad程度であるのがより好ましく、1×10−1〜1×10Nm/rad程度であるのがさらに好ましい。これにより、第2の質量部1および11の振れ角を抑制しつつ、第1の質量部2の振れ角をより大きくすることができる。
また、第2の弾性連結部4のばね定数kは、1×10−4〜1×10Nm/rad程度であるのが好ましく、1×10−2〜1×10Nm/rad程度であるのがより好ましく、1×10−1〜1×10Nm/rad程度であるのがさらに好ましい。これにより、第1の質量部2の回転角度(振れ角)をより大きくすることができる。
第1の弾性連結部5のばね定数をk、第2の弾性連結部4のばね定数をkとしたとき、kとkとが、k>kの関係を満足するのが好ましい。これにより、第2の質量部1および11の振れ角を抑制しつつ、第1の質量部2の回転角度(振れ角)をより大きくすることができる。
また、前記第1の質量部2の慣性モーメントをJ、第2の質量部1の慣性モーメントをJ、としたとき、JとJとが、J≧Jの関係を満足することが好ましく、J>Jの関係を満足することがより好ましい。これにより、第2の質量部1および11の振れ角を抑制しつつ、第1の質量部2の回転角度(振れ角)をより大きくすることができる。
ところで、第1の振動系の固有振動数ωは、第1の質量部2の慣性モーメントをJ、第1の弾性連結部5のばね定数をkとしたとき、ω=(k/J1/2によって与えられ、第2の振動系の固有振動数ωは、第2の質量部1の慣性モーメントをJ、第2の弾性連結部4のばね定数をkとしたとき、ω=(k/J1/2によって与えられる。
前記のようにして求められる第1の振動系の固有振動数ωと第2の振動系の固有振動数ωとは、ω>ωの関係を満足するのが好ましい。これにより、第2の質量部1および11の振れ角を抑制しつつ、第1の質量部2の回転角度(振れ角)をより大きくすることができる。
以上説明したように、このアクチュエータ100によれば、熱膨張部7が膨張することによって、容易かつ確実に第2の質量部1、11を大きな駆動力、かつ、大きな回転角度(振れ角)で駆動することができる。また、第2の質量部1、11の駆動に伴い、第1の質量部2が回動するように構成されているため、第2の質量部の回転角度(振れ角)の大きいアクチュエータを提供することができる。また、第2の質量部を高い周波数(例えば、10kHz程度)で駆動することができる。
また、モーター等を使用しないため、モーター等の使用に起因する騒音、発熱、消費電力を低減することができる。
また、構造を簡易なものとすることができるため、高集積化、高密度化、低コスト化を図ることができる。
また、例えば、本発明のアクチュエータをレーザープリンタ等に用いた場合は、ポリゴンミラー等を用いた場合と比べて、より高解像度で品質のよい印字と高速印刷とを行うことができる。
また、変位測定手段としては、前述したピエゾ抵抗素子42に限られず、例えば、フォトセンサ等を用いてもよい。この場合、対向基板6の下部に別途基板等を設置し、前記基板の対向基板6側の面の第1の質量部2の端部に対応する部位に、フォトセンサを設置するのが好ましい。
フォトセンサは、第1の質量部2へ向けて光を照射する発光部と、この発光部から発せられ、第1の質量部2で反射した光(反射光)を受光し光電変換する受光部とを有し、第1の質量部2を反射した光が、受光部で受光されると、光電変換により、受光光量に応じた大きさの電圧(電流)が出力される。
この電圧値(検出値)に基づいて、前記制御部が加熱部75の温度を変化させることによって、第1の質量部2の姿勢(変位)および回転周波数を制御することができる。
なお、発光部としては、例えば、発光ダイオード、レーザダイオード等が挙げられ、受光部としては、例えば、フォトダイオード、フォトトランジスタ等が挙げられる。
また、レーザダイオードを用いた場合には、レーザー光を移動体に当てたとき、反射して戻ってくる光の振動数が移動体の速度に比例して変化する現象(ドップラー効果)を利用して移動体の速度を計測する方法であるレーザードップラー法を用いて第1の質量部2の回転角度を検出することもできる。
また、温度検出手段としては、前述した抵抗素子43に限られず、例えば、熱膨張部7に対して非接触で個々の物体から放射される赤外線を受けると、そのエネルギー量に応じた熱起電力を発生するサーモパイル(熱電対列)を備えた赤外線センサー等を用いてもよい。この場合、対向基板6の下部に別途基板等を設置し、前記基板の対向基板6側の面の熱膨脹部7に対応する部位(熱膨張部7の下側)に、赤外線センサーを設置するのが好ましい。
次に、図1および図2に示すようなアクチュエータ100の製造方法の一例について添付図面を参照しつつ説明する。
図3〜図5は、アクチュエータの製造方法の一例を示す工程図である。
本実施形態では、一例として、以下に示す第1〜第5の工程により、アクチュエータ100を製造する場合について説明する。
[第1の工程](エッチング工程)
まず、ガラス基板60を用意する。
そして、図3(a)に示すように、ガラス基板60の上面に、凹部62、62および凹部71、71を形成する領域を除いた部分に対応するように、例えば、クロムや金、アルミニウム等により金属マスク63を形成する。
次に、この金属マスクを介して、ガラス基板60の上面側をエッチングした後、金属マスクを除去する。これにより、図3(b)に示すように、凹部62、62(図示せず)凹部71、71が形成されたガラス基板60が得られる。
次に、このガラス基板60上に、図3(c)に示すように、加熱部75、75を形成する。
加熱部75、75は、ガラス基板60に金属膜を成膜し、加熱部75、75の形状に対応するマスクを介してチタンを下付けしたプラチナ、クロムを下付けした金等の金属膜や、ITO等の酸化物膜による導電膜のエッチングを行った後、マスクを除去することにより形成することができる。
[第2の工程](サンドブラスト工程)
次に、このガラス基板60上に、例えば、サンドブラスト等の方法により、貫通孔を形成する。これにより図3(d)に示すように、開口部61が形成される。
[第3の工程](薄膜形成工程)
次に、凹部71内に流体を封入する。この流体としては、特に限定されないが、例えば、窒素等の気体およびグリセリン、水等の液体が挙げられる。
次に、凹部71を覆うように薄膜72をガラス基板60に対して例えば、接着等の方法により接合することにより形成する。この薄膜としては、特に限定されないが、例えば、SiまたはAl、Ti、Au、Ag、Pd、Ni、Pt等の金属またはこれらの金属を含む合金またはこれらを含む酸化膜、窒化膜のような無機物で構成された薄膜、樹脂材料(例えばポリイミド)のような有機物で構成される薄膜等が挙げられる。
無機物として例えば、Alを用いた場合は、ガラス基板60に対してAlを溶融(合金化)して固化(硬化)等することによりガラス基板60と優れた接合信頼性で接合し得る薄膜72が形成される。
また、有機物として例えば、ポリイミド膜を用いた場合には、ガラス基板60に対してポリイミド膜を接着剤にて接着した後に乾燥・固化させることにより、ガラス基板60と優れた接合信頼性で接合し得る薄膜72が形成される。
なお、薄膜72は、変位可能な部分が、平面視で、凹部71の面積と略同じ面積となるようにガラス基板60と接合されていてもよいし、凹部71の面積より大きな面積となるようにガラス基板60と接合されていてもよい。
以上の工程により、図3(e)に示すように、凹部62、62(図示せず)、凹部71、71、薄膜72、72、加熱部75、75、開口部61が形成された対向基板6が得られる。
[第4の工程](シリコン加工工程)
まず、図4(f)に示すように、シリコン基板105を用意する。
次に、図4(g)に示すように、第1の弾性連結部5、5に対応する部位にそれぞれピエゾ抵抗素子42および抵抗素子43を形成する。
次に、シリコン基板105の一方の面に、フォトレジストを塗布し、露光、現像を行う。これにより、第2の質量部1、11、第1の質量部2、支持部3、第2の弾性連結部4、4、第1の弾性連結部5、5の形状に対応するように、レジストマスク(図示せず)を形成する。
次に、このレジストマスクを介して、シリコン基板105をエッチングした後、レジストマスクを除去する。これにより、図4(h)に示すように、第2の質量部1、11、第1の質量部2、支持部3、第2の弾性連結部4、4、第1の弾性連結部5、5が形成される。
エッチング方法としては、例えば、プラズマエッチング、リアクティブイオンエッチング、ビームエッチング、光アシストエッチング等の物理的エッチング法、ウェットエッチング等の化学的エッチング法等のうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。なお、以下の各工程におけるエッチングにおいても、同様の方法を用いることができる。
次に、第1の質量部2上に光反射部21を例えば、真空蒸着法等により成膜する。
以上の工程により、図4(d)に示すように、第2の質量部1、11、第1の質量部2、支持部3、第2の弾性連結部4、4、第1の弾性連結部5、5、光反射部21が形成された構造体140が得られる。
[第5の工程](接合工程)
次に、前記第1〜3工程で得られた対向基板6と、前記第4工程で得られた構造体140とを、例えば、接着、陽極接合、合金接合等により接合して、図5に示すようなアクチュエータ100を得る。
なお、第4の工程は、第1〜第3の工程と同時に行ってもよいし、第1〜第3の工程よりも先に行ってもよい。
次に、本発明のアクチュエータの第2実施形態について説明する。
図6は、本発明のアクチュエータの第2実施形態を示す平面図、図7は、図6中のB−B線での縦断面図である。
以下、図6および図7に示すアクチュエータ100について、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態のアクチュエータ100は、図6および図7に示すように、対向基板6に流体室73、73を互いに連通する流路76が設けられている。また、本実施形態の加熱部75は、この流路76内に設置されている。この流路76を介して、流体74が各熱膨張部7間を移動可能な構成となっている。
加熱部75の加熱により、流体74が、各流体室73間を自由に移動することにより、各流体室73の圧力を、それぞれ略一定とすることができるため、熱膨張力が、第2の質量部1および11に略等しく作用し、容易かつ確実に1対の第1の質量部を同期的に駆動することができる。これにより、第2の質量部の制御を簡易なものとすることができる。
次に、本発明のアクチュエータの第3実施形態について説明する。
図8は、本発明のアクチュエータの第3実施形態を示す平面図である。以下、図8に示すアクチュエータ100について、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本実施形態のアクチュエータ100は、図8に示すように、第1の質量部2が第2の質量部1、11に対して回動可能となるように、第2の質量部1、11と第1の質量部2とを連結する2対の第1の弾性連結部5’を有している。また、第2の質量部1、11が支持部3、3に対して回動可能となるように、第2の質量部1、11と支持部3、3とを連結する2対の第2の弾性連結部4’を有している。
このような構成とすることにより、より確実に第1の質量部2の振幅(回転)を制御することができる。
なお、本実施形態のように2対の第2の弾性連結部4’と2対の第1の弾性連結部5’を有する場合、前記実施形態で説明したばね定数k、kは、ほぼ同じ位置で連結している2つの弾性連結部を一体的なものとみなして求められるものである。
以上、本発明のアクチュエータ100を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)(工程)を組み合わせたものであってもよい。
また、前述した実施形態では、第2の弾性連結部4を1対または2対有するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、3対以上であってもよい。
また、前述した実施形態では、第1の弾性連結部5を1対または2対有するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、3対以上であってもよい。
また、前述した実施形態では、光反射部21が第1の質量部2の対向基板6が設けられている側とは反対の面側に設けられている構成について説明したが、例えば、その逆の面に設けられている構成であってもよいし、両方の面に設けられている構成であってもよい。
また、前述した実施形態では、第2の質量部1に対応する位置および第2の質量部11に対応する位置に、それぞれ熱膨張部7、7が設けられている構成について説明したが、これに限らず、例えば、第2の質量部1と第2の質量部11とのうちのいずれか一方の端部にのみ熱膨脹部7が設けられている構成であってもよいし、第2の質量部1、11の長手方向の両端部にそれぞれ熱膨張部7、7が設けられている構成、すなわち合計4つの熱膨張部7が設けられている構成であってもよい。
また、前述した各実施形態では、第1の弾性連結部および第2の弾性連結部の形状として図示の構成のものについて説明したが、これに限定されず、例えば、その形状が、クランク形状等であってもよい。
また、第2の質量部1および11の熱膨張部7と対向する面の表面に、短絡防止用の絶縁膜が設けられてもよい。
また、前述した実施形態では、加熱部75が直接流体74を加熱する構成について説明したが、それに限られず、例えば、流体74がカプセル等に封入されて凹部71内に載置され、加熱部75はこのカプセルを介して流体74を加熱するような構成であってもよい。
また、前述した実施形態では、加熱部75を流体室73内に設置した構成について説明したが、それに限られず、加熱部75が、流体室73外に設置された構成であってもよい。この場合、例えば、流体74に対して遠赤外線を照射したり、熱風を吹き付けたりすることにより流体74を加熱する構成であることが好ましい。
以上説明したようなアクチュエータは、例えば、レーザープリンタ、バーコードリーダー、走査型共焦点レーザー顕微鏡等の光スキャナ、チューナブルエタロン、イメージング用ディスプレイ等のMEMS(Micro Electro-Mechanical Systems)デバイスの駆動に好適に適用することができる。
本発明のアクチュエータの第1実施形態を示す平面図である。 図1中のA−A線での縦断面図である。 アクチュエータの製造方法の一例を示す工程図である。 アクチュエータの製造方法の一例を示す工程図である。 アクチュエータの製造方法の一例を示す工程図である。 本発明のアクチュエータの第2実施形態を示す平面図である。 図6中のB−B線での縦断面図である。 本発明のアクチュエータの第3実施形態を示す平面図である。 従来のアクチュエータを説明するための図である。
符号の説明
100……アクチュエータ 1、11……第2の質量部 12、13……端部 2……第1の質量部 21……光反射部 3……支持部 4、4’……第2の弾性連結部 41……回動中心軸 42……ピエゾ抵抗素子 43……抵抗素子 5、5’……第1の弾性連結部 6……対向基板 61……開口部 62……凹部 63……金属マスク 7……熱膨張部 71……凹部 72……薄膜 73……流体室 74……流体 75……加熱部 76……流路 60……ガラス基板 105……シリコン基板 140……構造体 200……スペーサ 300……可動電極板 300a……両端固定部 300b……トーションバー 300c……可動電極部 400……固定電極 500……電源 600……スイッチ 1000……ガラス基板 L1、L2、L3……距離

Claims (7)

  1. 第1の質量部と、
    前記第1の質量部を介して該第1の質量部の一端側と他端側とにそれぞれ設けられる1対の第2の質量部と、
    前記第1の質量部と前記各第2の質量部とを支持する支持部と、
    加熱により膨張する熱膨張部と、
    前記第1の質量部と前記各第2の質量部とを、前記第1の質量部が前記各第2の質量部に対して回動可能となるように連結する、少なくとも1対の第1の弾性連結部と、
    前記各第2の質量部と前記支持部とを、前記各第2の質量部が前記支持部に対して回動可能となるように連結する、少なくとも1対の第2の弾性連結部と、
    前記各第2の質量部に対応して設置される対向基板とを有し、
    前記各第2の質量部の厚さは、前記第1の質量部の厚さよりも厚く、かつ前記各第2の質量部の前記対向基板側の面は、前記第1の質量部の前記対向基板側の面よりも前記対向基板側に位置し、
    前記熱膨張部は、前記対向基板の前記第2の質量部側の面に開放し、前記第2の質量部の一端側に対応するように形成された凹部および前記凹部を覆うように設けられた弾性変形可能な薄膜で構成された一対の流体室と、前記一対の流体室を連結する流路と、前記流路の内部に設けられた加熱部と、前記各流体室および前記流路に封入された流体とを有し、前記加熱部が加熱されることにより前記流体が膨張して前記各薄膜が突出変形し、突出変形した前記各薄膜により前記各第2の質量部が押圧され、これにより、前記各第2の質量部が同期的に駆動し、それに伴い前記第1の質量部が回動することを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記熱膨張部の温度を検出する温度検出手段を有する請求項に記載のアクチュエータ。
  3. 前記温度検出手段は、前記熱膨張部に非接触でその温度を検出し得るものである請求項に記載のアクチュエータ。
  4. 前記熱膨張部の膨張時において、前記第1の質量部または前記第2の質量部の変位を測定する変位測定手段を有する請求項1ないし3のいずれかに記載のアクチュエータ。
  5. 前記変位測定手段は、前記1対の第1の弾性連結部および前記1対の第2の弾性連結部のうち少なくとも1つの内部に設けられるピエゾ抵抗素子を有する請求項に記載のアクチュエータ。
  6. 前記変位測定手段は、前記第1の質量部および前記第2の質量部に非接触でその変位を検出し得るものである請求項に記載のアクチュエータ。
  7. 前記温度検出手段および/または前記変位測定手段の検出結果に基づいて、前記熱膨張部の膨張量を制御するよう構成されている請求項2ないし6のいずれかに記載のアクチュエータ。
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