JP4411782B2 - 転写プリンタシステム - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、転写インクシートカセット及び転写プリンタ装置からなる転写プリンタシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
感熱転写プリンタ装置に用いる感熱転写インクシートあるいは記録紙が複数の種類になる場合、感熱転写プリンタ装置がインクの種類や記録特性あるいは画面数などを識別する必要があり、その手段としては、感熱転写インクシートを収納するカセットに機械的あるいは光学的に読みとり可能な識別情報を設けておき、上記のカセットを感熱転写プリンタ装置に装着したときに読みとられた識別情報をあらかじめ感熱転写プリンタ装置のメモリに記憶させた情報と照合して識別を行っている。例えば、感熱転写インクシートを送り出すスプール上に、コードリングと呼ばれる光学的に識別できる情報パターンを記録したシールを設けておき、使用時にスプールの回転動作を利用して、感熱転写プリンタ装置に設けられた認識装置により赤外線などにより情報を読みとることが行われている。
【0003】
また、カセット自体にメモリを取り付けて、感熱転写インクシートの種類や画面数や感熱転写プリンタ装置の制御データなどをメモリに記憶させておき、上記のカセットが感熱転写プリンタ装置に装着されたときに、コネクタや接点を介して感熱転写プリンタ装置と接続させてメモリデータを読み出すことも提案されている。
【0004】
しかしながら、上記の機械的あるいは光学的に読みとり可能な識別情報をカセットに設ける場合、感熱転写プリンタ装置にカセットを装着したときに、確実に上記の情報の読みとりができるようにするために、機械的あるいは光学的なスイッチが確実に動作するような構造に工夫する必要がある。
【0005】
また、このような識別情報は、使用中に書き換えが不可能であるために、例えば、感熱転写インクシートの残り画面数は、感熱転写プリンタ側でカウントする必要があり、さらに、使用途中のカセットを入れ替えたときは、画面数のカウントが不可能になるなどの問題点がある。また、カセットにメモリを取り付けて、コネクタを介して感熱転写プリンタ装置との情報の送受を行う場合は、カセット筐体内にメモリ及びコネクタ回路を設けるとともに、感熱転写プリンタ装置と確実に接続されるように電気接点を設ける必要がある。
【0006】
また、カセットは、偽造、変造される場合が多く、その場合に、カセットに具備されるメーカー名、製品名、製造番号、製品の種類及び記録特性などの固有の識別情報についても、容易な偽造、変造を防止するための工夫が要求されてくる。例えば、上記のコードリングを用いて識別情報を付与する場合、このような光学的に認識可能な識別情報は偽造や変造が容易となっていた。
【0007】
したがって、カセットを確実に感熱転写プリンタ装置に装着を可能とし、残り画面数などの使用履歴情報を簡便に記録できるとともに、偽造又は変造されにくいカセット及びこれを用いる感熱転写プリンタ装置が望まれていた。
【発明の開示】
【0008】
そこで、本発明の目的は、かかる従来の問題点に鑑み、転写プリンタにおいて誤使用されることがなく、適正な印字が行え、使用履歴情報を簡便に記録できるとともに、偽造、変造を防止できるようにした転写プリントシステム、転写インクシートカセット及び転写プリンタ装置を提供することにある。
【0009】
本発明は、転写インクシートカセットと、この転写インクシートカセットが装着される転写プリンタ装置からなる転写プリンタシステムにおいて、上記転写インクシートカセットは、シート状の基板上に、当該転写インクシートカセットに固有の識別情報が予め記録され、電気的に上記識別情報の読み出しが可能なICメモリと、該ICメモリに電源を供給する電源受給手段と、上記ICメモリと上記転写プリンタ装置との間で信号の交信を行うための信号交信手段とを有するICラベルを具備し、上記転写プリンタ装置は、上記転写インクシートカセットに具備される上記ICラベルの上記ICメモリに上記電源受給手段を介して電源を供給する電源供給手段と、上記ICメモリに予め記録された識別情報を照合する処理を行い、その照合結果に基づいて印画動作を制御する制御手段と、上記ICメモリと上記制御手段の間で信号の交信を行い、上記ICメモリに予め記録された識別情報を上記制御手段により非接触で再生するための信号交信手段を具備し、上記ICラベルは、上記ICメモリと、上記電源受給手段又は上記信号交信手段とが複数のモジュールに分割され、各モジュール間はワイヤ又は接点を介して接続されており、上記モジュールが上記ワイヤ又は上記接点の引っ張り強度より大きな粘着力で粘着剤層に粘着固定され、当該ICラベルを取り外す際に、モジュール間の接続が分断される。
【0010】
また、本発明は、転写記録を行うための転写プリンタ装置に用いられる転写インクシートカセットにおいて、シート状の基板上に、当該転写インクシートカセットに固有の識別情報が予め記録され、電気的に上記識別情報の読み出しが可能なICメモリと、該ICメモリに電源を供給する電源受給手段と、上記ICメモリと転写プリンタ装置間で信号の交信を行うための信号交信手段とを有するICラベルを具備し、上記ICラベルは、上記ICメモリと、上記電源受給手段又は上記信号交信手段とが複数のモジュールに分割され、各モジュール間はワイヤ又は接点を介して接続されており、上記モジュールが上記ワイヤ又は上記接点の引っ張り強度より大きな粘着力で粘着剤層に粘着固定され、当該ICラベルを取り外す際に、モジュール間の接続が分断される。
【0011】
さらに、本発明は、シート状の基板上に、固有の識別情報が予め記録され、電気的に上記識別情報の読み出しが可能なICメモリと、該ICメモリに電源を供給する電源受給手段と、上記ICメモリとの間で信号の交信を行うための信号交信手段とを有するICラベルを具備する転写インクシートカセットを用いる転写プリンタ装置であって、上記転写インクシートカセットに具備される上記ICラベルの上記ICメモリに上記電源受給手段を介して電源を供給する電源供給手段と、上記ICメモリに予め記録された識別情報を照合し、その照合結果に基づいて印画動作を制御する制御手段と、上記ICメモリと上記制御手段の間で信号の交信を行い、上記ICメモリに予め記録された識別情報を上記制御手段により非接触で再生するための信号交信手段を具備し、上記ICラベルは、上記ICメモリと、上記電源受給手段又は上記信号交信手段とが複数のモジュールに分割され、各モジュール間はワイヤ又は接点を介して接続されており、上記モジュールが上記ワイヤ又は上記接点の引っ張り強度より大きな粘着力で粘着剤層に粘着固定され、当該ICラベルを取り外す際に、モジュール間の接続が分断される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明に係る転写インクシートカセット及びこれを用いる転写プリンタ装置の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
本発明は、例えば図1に示すような構成の感熱転写プリンタシステム100に適用される。
【0014】
この図1に示した感熱転写プリンタシステム100は、感熱転写インクシートカセット10と、この感熱転写インクシートカセット10が装着される感熱転写プリンタ装置50からなる。
【0015】
上記感熱転写インクシートカセット10は、上記感熱転写プリンタ装置50に装着可能なカセット筐体11内に送り出しスプール12と巻き取りスプール13に巻装された感熱転写インクシート14を収納したもので、上記感熱転写プリンタ装置50側に設けられた図示しない回転駆動機構により上記送り出しスプール12と巻き取りスプール13が回転され、上記感熱転写インクシート14が送り出しスプール12から繰り出されて巻取りスプール13に巻き取られるようになっている。また、この感熱転写インクシートカセット10には、このカセットの識別情報や使用履歴情報等を記憶したICメモリ21を有するICラベル20が例えば図2に示すように上記カセット筐体11の側面に貼り付けられている。上記ICメモリ21には、交信コイル22、電源受給コイル23及びダイオード24が接続されている。
【0016】
ここで、感熱転写インクシートカセット10に貼り付けられているICラベル20のICメモリ21には、この感熱転写インクシートカセット10の出荷前に、予め感熱転写インクシートカセット10に固有の識別情報として、例えばメーカー名、製品名、製品の種類及び記録特性などが記録されている。
【0017】
また、上記感熱転写プリンタ装置50は、システムコントローラ51に接続されたメモリブロック52、ヘッドコントロールブロック53、表示部54、電源供給部55、交信コイル56、カセットセンサ57及び不揮発性メモリ58と、上記ヘッドコントロールブロック53に接続されたサーマルヘッド59、このサーマルヘッド59と対向する位置に設けられたプラテン60、上記電源供給部55に接続された電源供給コイル61などを備える。
【0018】
上記交信コイル56及び電源供給コイル61は、上記感熱転写インクシートカセット10のカセット筐体11の側面に貼り付けられているICラベル20に設けられた交信コイル22及び電源受給コイル23とそれぞれ対向する位置に設けられている。
【0019】
また、上記カセットセンサ57は、上記感熱転写プリンタ装置50に感熱転写インクシートカセット10が装着されたことを光学的或いは機械的に検出して、その検出出力を上記システムコントローラ51に供給するようになっている。
【0020】
さらに、上記不揮発性メモリ58には、この感熱転写プリンタ装置50で使用可能な感熱転写インクシートカセット10の識別情報が予め登録されている。
【0021】
この感熱転写プリンタシステム100において、上記感熱転写インクシートカセット10が装着された感熱転写プリンタ装置50は、上記感熱転写プリンタ装置50の電源供給部55に接続された電源供給コイル61が上記感熱転写インクシートカセット10側の電源受給コイル23と電磁的に結合することにより、上記電源供給部55から供給される交流電力を非接触で上記電源受給コイル23に伝送する。そして、上記感熱転写インクシートカセット10側のICメモリ21には、上記電源受給コイル23に伝送された交流電力がダイオード8により整流されて駆動電源として供給される。また、上記感熱転写インクシートカセット10に設けられている交信コイル22と上記感熱転写プリンタ装置50に設けられている交信コイル22が互いに電磁的に結合することにより、上記感熱転写インクシートカセット10に設けられているICメモリ21と上記感熱転写プリンタ装置50のシステムコントローラ51との間で非接触で信号の交信可能な状態となる。上記感熱転写インクシートカセット10が装着された感熱転写プリンタ装置50は、上記感熱転写プリンタ装置50のシステムコントローラ51により、上記感熱転写インクシートカセット10のICメモリ21と非接触で信号の交信を行い、上記ICメモリ21に対して情報の読み書き及び消去を行うことができる。
【0022】
この感熱転写プリンタシステム100における感熱転写プリンタ装置50のシステムコントローラ51は、図3のフローチャートに示す手順に従った制御動作を行う。
【0023】
すなわち、システムコントローラ51は、感熱転写プリンタ装置50の電源が投入されると、カセットセンサ57による検出出力に基づいて、感熱転写インクシートカセット10が装着されているか否かを判定する(ステップS1)。このステップS1における判定結果が「NO」すなわち上記感熱転写インクシートカセット10が装着されていない場合には、システムコントローラ51は、感熱転写インクシートカセット10が未装着である旨の警告表示を表示部54により行い(ステップS2)、その後上記ステップS1に戻って、上記ステップS1,S2の処理を繰り返し行い、感熱転写インクシートカセット10が装着されるのを待つ。
【0024】
また、上記ステップS1における判定結果が「YES」すなわち感熱転写インクシートカセット10が装着されている場合には、システムコントローラ51は、電源供給部55をON状態にして、電源供給部55から、電源供給コイル61、電源受給コイル23及びダイオード24を介して、上記感熱転写インクシートカセット10のICメモリ21に駆動電源を供給する(ステップS3)。
【0025】
次に、システムコントローラ51は、例えば、正規品であることを認証するためのコードを用いて認証処理を行い、上記感熱転写インクシートカセット10のICメモリ21を認識できるか否かを判定する(ステップS4)。
【0026】
このステップS4における判定結果が「NO」すなわち上記感熱転写インクシートカセット10のICメモリ21がなかったり、あっても正規品でなかったり破壊されていて認識できない場合には、システムコントローラ51は、感熱転写インクシートカセット10のICメモリ21が適正でない旨の警告表示を表示部54により行い(ステップS5)、その後上記ステップS1に戻って、上記ステップS1,S3,S4の処理を繰り返し行い、新たな感熱転写インクシートカセット10が装着されるのを待つ。
【0027】
そして、上記ステップS4における判定結果が「YES」すなわち上記感熱転写インクシートカセット10のICメモリ21を具備していた場合には、システムコントローラ51は、上記感熱転写インクシートカセット10のICメモリ21に記録されている識別情報や使用履歴情報を読み出して図示しない内部メモリに取り込む(ステップS6)。
【0028】
次に、システムコントローラ51は、上記ICメモリ21から読み出された識別情報や使用履歴情報と、不揮発性メモリ58に記憶されている識別情報や使用履歴情報に基づいて、この感熱転写プリンタ装置50に装着された感熱転写インクシートカセット10が使用可能であるか否かを判定する(ステップS7)。
【0029】
そして、このステップS7における判定結果が「NO」すなわち感熱転写インクシートカセット10が使用不可である場合には、使用不可の感熱転写インクシートカセット10が装着されている旨の警告表示を表示部54により行い(ステップS8)、その後ステップS11に移る。
【0030】
また、上記ステップS7における判定結果が「YES」すなわち感熱転写インクシートカセット10が使用可能である場合には、システムコントローラ51は、印画モードに入り、データ入力端子62を介してメモリブロック52に書き込まれた印画データを読み出して、この印画データに応じてヘッドコントロールブロック53によりサーマルヘッド59を駆動して印画紙63に印画する印画処理を行う(ステップS9)。
【0031】
さらに、システムコントローラ51は、印画処理が完了したか否かを判定する(ステップS10)。
【0032】
そして、上記ステップS10における判定結果が「NO」すなわち印画処理が完了してない場合には、システムコントローラ51は、上記ステップ6に戻って印画モードを継続する。また、上記ステップS10における判定結果が「YES」すなわち印画処理が完了した場合には、システムコントローラ51は、この感熱転写プリンタ装置の電源遮断が指示されたか否かを判定する(ステップS11)。
【0033】
このステップS11の判定結果が「YES」すなわち電源遮断が指示された場合には、システムコントローラ51は、上記不揮発性メモリ58に記録されている当該感熱転写インクシートカセット10の使用履歴(累積印画画面数、残り画面数等)情報をICメモリ21に書き込み(ステップS12)、その後に、この感熱転写プリンタ装置50の電源の遮断処理を行い(ステップS13)、制御動作を終了する。
【0034】
また、上記ステップS11における判定結果が「NO」すなわち電源遮断が指示されない場合には、システムコントローラ51は、感熱転写インクシートカセット10のイジェクト処理が指示されたか否かを判定する(ステップS14)。
【0035】
このステップS14における判定結果が「NO」すなわちイジェクト処理が指示されない場合には、システムコントローラ51は、上記ステップ8に戻って印画モードを継続する。また、上記ステップS14における判定結果が「YES」すなわちイジェクト処理が指示された場合には、システムコントローラ51は、上記不揮発性メモリ58に記録されている当該感熱転写インクシートカセット10の使用履歴(累積印画画面数、残り画面数等)情報をICメモリ21に書き込み(ステップS15)、その後に感熱転写インクシートカセット10のイジェクト処理を行い(ステップS16)、上記ステップS1に戻って新たな感熱転写インクシートカセット10が装着されるのを待つ。
【0036】
なお、システムコントローラ51は、エラー履歴情報やインクシートカセット使用履歴(累積印画画面数、残り画面数等)情報が発生する毎、あるいは、所定時間毎に不揮発性メモリ58にそれらの情報を書き込むようにしている。
【0037】
ここで、上記ステップS4における感熱転写インクシートカセット10の判定処理は、感熱転写インクシートカセット10の出荷前に、ICラベル20のICメモリ21に予め感熱転写インクシートカセット10に固有の識別情報を不揮発性メモリ58に予め登録されている識別情報と照合することにより行われる。また、上記ステップS7における感熱転写インクシートカセット10の判定処理では、この感熱転写プリンタ装置50に装着された感熱転写インクシートカセット毎の固有ID番号に対応するインクシートカセット使用履歴(累積印画画面数、残り画面数等)及び/又は使用の許可、不許可に関する履歴情報を不揮発性メモリ58から読み出して、現在装着されている感熱転写インクシートカセット10の固有ID番号に対応する履歴情報を照合することにより、不正使用であるか否かを判定する。
【0038】
上記ステップS4やステップS7において、感熱転写インクシートカセット10の判定処理を行うことによって、この感熱転写プリンタ装置50では、感熱転写インクシートカセット10の誤使用や、偽造品や変造品の使用を防止することができる。この場合に使用されるICメモリ21は、感熱転写インクシートカセット10の製造時に固有の識別情報を記録する読み出し専用のICメモリでも、情報の読み書き及び消去可能なICメモリの何れでもよい。
【0039】
さらに、上記ステップS7における感熱転写インクシートカセット10の判定処理では、上記ステップS12あるいはステップS15において感熱転写インクシートカセット10のICメモリ21に書き込まれた当該感熱転写インクシートカセット10の使用履歴情報に基づいて、規定印画枚数を超えているか否かを判定することにより、当該感熱転写インクシートカセット10による印画の枚数を制限する。
【0040】
また、万一、個の使用履歴情報を不正に書き換えたICメモリ21が使用された場合には、前述のICラベル20の固有ID番号を使用し、不揮発性メモリ58に記憶された使用履歴と照合し、不正使用であることを検出し、印画を制限することができる。
【0041】
なお、ICメモリ21は、読み書き消去が可能なICメモリだけを用いて固有の識別情報を予め記録し、さらに使用履歴情報の記録と再生を行ってもよいし、あるいは固有の識別情報を読み出し可能な第1のICメモリに予め記録するとともに、使用履歴情報を読み書き消去が可能な第2のICメモリに記録と再生を行ってもよい。
【0042】
なお、ICメモリ21として読み出し専用のICメモリを用いる場合には、上記ステップS12及びステップS15の処理を省略して、感熱転写プリンタ装置50側の使用履歴情報だけを用いて感熱転写インクシートカセット10の判定を行う。
【0043】
ここで、図2に示した感熱転写インクシートカセット10では、カセット筐体11の側面にICラベル20が粘着剤により貼り付けられ、さらに、このICラベル20を覆うように保護カバー30が貼り付けられている。
【0044】
ICラベル20は、図4のように、例えばポリエチレンテレフタレートフィルムなどのシート状の基板25上に、電気的に情報の読み出し可能なあるいは電気的に情報の読み書き及び消去が可能なICメモリ21と、このICメモリ21に接続された交信コイル22、電源受給コイル23及びダイオード24を設けたものである。基板25のICラベル20のICメモリ21を実装した面と反対面には粘着剤層26が形成されている。
【0045】
上記ICラベル20は、単独で設けることができ、カセット筐体11上に設置する場所を選ばない。例えば、図5のように、カセット筐体11の正面部分に設けることもでき、図6のように、カセット筐体11の裏側に貼り付けることもできる。
【0046】
また、ICラベル20は、図7に示すように、感熱転写インクシート14の送り出しスプール12上に貼り付けるようにしてもよい。
【0047】
この場合、ICラベル20に近接した位置に反射マーク17などを設けておけば、感熱転写プリンタ装置50に装着時に、反射マーク17の位置情報を例えば図示しない反射型光センサなどの光学的な検出手段により検出することにより、感熱転写プリンタ装置50との位置関係の同期をとることができる。
【0048】
さらに、図8のように、ICラベル20を送り出しスプール12と巻き取りスプール13を用いて走行する感熱転写インクシート14上の感熱転写に寄与しない部分に貼り付けるとともに、反射マーク17などを設けておけば、感熱転写プリンタ装置50に装着時に、ICラベル20の位置情報を例えば図示しない透過型光センサなどの光学的な検出手段により検出することにより、感熱転写プリンタ装置50との位置関係の同期をとることができる。
【0049】
上記ICラベル20は、貼り替えによる再使用を防止するために、例えば図9や図10に示すような構造とすることができる。
【0050】
すなわち、ICメモリ21、交信コイル22及び/又は電源受給コイル23などは、複数のモジュールに分割され、各モジュール間がワイヤー及び又は接点を介して接続されている。
【0051】
各モジュールは、上下ともに粘着剤層26A,26Bで覆われており、粘着剤でカセット筐体等に貼り付けられている。また、各モジュールを覆う形で保護カバー30が粘着剤を介して設けられている。
【0052】
ここでは、2つのモジュール20A,20Bから構成される場合の一例について説明する。
【0053】
なお、モジュール数が2を超える場合についても同様である。
【0054】
モジュール20Aとモジュール20Bの間は、ICラベル20を感熱転写インクシートカセット10から取り外そうとした場合に、ワイヤー27が切断されるようにした図9のような構造や、接点28が離れて分離される図10のような構造をとっている。
【0055】
図9に示す構造のICラベル20において、モジュール20Aは、ワイヤー27の引っ張り強度よりも大きな粘着力で上側粘着剤層26Aに粘着固定されており、また、モジュール20Bは、ワイヤー27の引っ張り強度よりも大きな粘着力で下側粘着剤層26Bに粘着固定されている。
【0056】
また、図9に示す構造のICラベル20において、モジュール20Aは、接点28の接合力よりも大きな粘着力で上側粘着剤層26Aに粘着固定されており、また、モジュール20Bは、接点28の接合力よりも大きな粘着力で下側粘着剤層26Bに粘着固定されている。
【0057】
すなわち、モジュール20Aとモジュール20Bの間の破壊強度を粘着剤層26A,26Bとモジュール20A,20Bの間の破壊強度よりも小さくしておくことにより、ICラベル20を取り外す際に、モジュール20Aとモジュール20Bの接続が分断される構造とすることができる。
【0058】
また、分離後のモジュールA・Bを再生接合して使用できなくするために、ワイヤー27や接点28のパターンを複雑にし、再接合を試みた場合に接点間でショートサーキットを誘発させたり、ICラベル20を引き剥がしたときの歪みで接点に間隔を狂わせ、再接合の位置あわせが困難になるようにするのが好ましい。
【0059】
以上説明したように、この感熱転写プリントシステム100では、感熱転写インクシートカセット10の出荷前に、ICラベル20のICメモリ21に予め感熱転写インクシートカセット10に固有の識別情報として、例えばメーカー名、製品名、製品の種類及び記録特性などを記録しておき、感熱転写プリンタ装置50に装着して使用される場合に、感熱転写プリンタ装置50のシステムコントローラ51により、情報処理装置に予め固有の識別情報を記録しておき、ICメモリ21の識別情報と照合することにより、感熱転写インクシートカセット10の誤使用や、偽造品や変造品の使用を防止することができる。この場合に使用されるICメモリ21は、感熱転写インクシートカセット10の製造時に固有の識別情報を記録する読み出し専用のICメモリでも、読み書き及び消去可能なICメモリの何れでもよい。
【0060】
ここで、固有ID番号を利用して読み出し専用メモリや読み書き及び消去可能なICメモリを使用して印画枚数を制限する方法を述べる。
【0061】
感熱転写プリンタ装置50側にインクリボンの固有ID番号毎に使用履歴を記録することによって印画枚数を制限することができる。
【0062】
ICメモリ21には1枚毎に異なる固有のIDが振ってあり、感熱転写プリンタ装置50側ではID番号を読み取り、感熱転写プリンタ装置50内の不揮発性メモリ58に登録する。感熱転写プリンタ装置50内の不揮発性メモリ58には読み取った固有ID番号に対応するインクシートカセット使用履歴(累積印画画面数、残り画面数等)及び/又は使用の許可、不許可に関する情報画記録される。
【0063】
固有のID番号を使用した認証は次の通り行われる。
1.感熱転写プリンタ装置にインクシートカセットをセットする。
2.感熱転写プリンタ装置にICメモリから固有ID番号が読み込まれる。
3.感熱転写プリンタ装置に記憶されている固有ID番号の使用履歴と照合し、不正使用と判断したら印画を不許可にする。
【0064】
また、この感熱転写プリントシステム100では、感熱転写インクシートカセット10を感熱転写プリンタ装置50に装着して使用する場合、感熱転写プリンタ装置50のシステムコントローラ51により、使用画面数の情報をICラベル20のICメモリ21に記録及び再生することにより、残り画面数などの使用履歴情報を検知することができる。この場合に使用されるICメモリ21は、読み書き及び消去可能なICメモリが必要である。
この使用履歴情報を使用して、規定印画枚数を超えた印画を制限することができる。
【0065】
すなわち、上記感熱転写プリンタ装置50のシステムコントローラ51は、例えば、累積印画枚数が規定印画枚数に達した時点で、上記電源供給部55を制御して上記ICラベル20のICメモリ21に過大な誘導電流を生じさせ、回路を焼損させることで以後のICラベル20を使用不可能にする。また、万一、個の使用履歴情報を不正に書き換えたICメモリ21が使用された場合には、前述のICラベル20の固有ID番号を使用し、感熱転写プリンタ装置50内に記憶された使用履歴と照合し、不正使用であることを検出し、印画を制限することが可能である。
【0066】
なお、この感熱転写プリントシステム100における感熱転写プリンタ装置50では、感熱転写インクシートカセット10毎に固有の識別情報と使用履歴情報の両方を用いて、装着された感熱転写インクシートカセット10が使用可能か否かを判定したが、固有の識別情報のみで判定するようにしても良い。
【0067】
また、この感熱転写プリンタ装置50におけるシステムコントローラ51は、電源遮断時及び感熱転写インクシートカセット10のイジェクト時に使用履歴情報を不揮発性メモリ58から感熱転写インクシートカセット10のICメモリ21に書き込むようにしたが、インクシートカセット使用履歴情報が発生する毎、あるいは、不揮発性メモリ58から使用履歴情報を随時読み出してICメモリ21に書き込むようにしてもよく、また、インクシートカセット使用履歴情報が発生する毎に、感熱転写インクシートカセット10のICメモリ21に直接書き込むようにすることもできる。
【0068】
さらに、固有の識別情報と使用履歴情報の両方を感熱転写インクシートカセット10のICメモリ21に記憶する場合、図11に示すように情報の読み書き消去が可能な不揮発性メモリ21Aを内蔵したICメモリを1個だけ用いて、固有の識別情報を予め記録しておき、さらに使用履歴情報の記録と再生を行ってもよいし、あるいは、図12に示すように読み出し専用の第1のICメモリ21Bに固有の識別情報を予め記録しておき、さらに、情報の読み書き消去が可能な第2のICメモリ21Cを用いて使用履歴情報の記録/再生を行ってもよい。
【0069】
このように本発明によれば、感熱転写プリンタ装置50により感熱転写インクシートカセット10に固有の識別情報を容易に照合できるので、感熱転写インクシートカセット10の誤使用を防止できる。また、感熱転写インクシートカセット10に固有の識別情報をICメモリ21に記録することにより識別情報を解読することが困難となり、感熱転写インクシートカセット10の偽造又は変造を防止できる。さらに、感熱転写インクシートカセット10の使用履歴情報を容易に検知できるので、残り画面数などの使用履歴情報を容易に得ることができる。また、本発明によれば、ICラベル20を用いることにより、感熱転写インクシートカセット10と感熱転写プリンタ装置50との情報の交信を非接触で行うことができ、しかも、ICラベル20の配置が自由で、接続の信頼性が向上する。また、ICラベル20を取り替えることが困難な構造とすることにより、感熱転写インクシートカセット10の偽造又は変造を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】 本発明を適用した感熱転写プリントシステムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】 上記感熱転写プリントシステムを構成する感熱転写インクシートカセットの外観斜視図である。
【図3】 上記感熱転写プリントシステムにおける感熱転写プリンタ装置のシステムコントローラによる制御動作の手順を示すフローチャートである。
【図4】 上記感熱転写インクシートカセットに貼り付けられたICラベルの概略斜視図である。
【図5】 上記ICラベルの貼り付け位置の一例を示す感熱転写インクシートカセットの外観斜視図である。
【図6】 上記ICラベルの貼り付け位置の他の例を示す感熱転写インクシートカセットの外観斜視図である。
【図7】 ICラベルの貼り付け位置の他の例を示す感熱転写インクシートカセットの外観斜視図である。
【図8】 ICラベルの貼り付け位置の他の例を示す感熱転写インクシートカセットの外観斜視図である。
【図9】 上記ICラベルの構造の一例を模式的に示す断面図である。
【図10】 上記ICラベルの構造の他の例を模式的に示す断面図である。
【図11】 上記ICラベルの備えられるICメモリの構成例を模式的に示す図である。
【図12】 上記ICメモリの他の構成例を模式的に示す図である。
Claims (18)
- 転写インクシートカセットと、この転写インクシートカセットが装着される転写プリンタ装置からなる転写プリンタシステムにおいて、
上記転写インクシートカセットは、シート状の基板上に、当該転写インクシートカセットに固有の識別情報が予め記録され、電気的に上記識別情報の読み出しが可能なICメモリと、該ICメモリに電源を供給する電源受給手段と、上記ICメモリと上記転写プリンタ装置との間で信号の交信を行うための信号交信手段とを有するICラベルを具備し、
上記転写プリンタ装置は、上記転写インクシートカセットに具備される上記ICラベルの上記ICメモリに上記電源受給手段を介して電源を供給する電源供給手段と、上記ICメモリに予め記録された識別情報を照合する処理を行い、その照合結果に基づいて印画動作を制御する制御手段と、上記ICメモリと上記制御手段の間で信号の交信を行い、上記ICメモリに予め記録された識別情報を上記制御手段により非接触で再生するための信号交信手段を具備し、
上記ICラベルは、上記ICメモリと、上記電源受給手段又は上記信号交信手段とが複数のモジュールに分割され、各モジュール間はワイヤ又は接点を介して接続されており、上記モジュールが上記ワイヤ又は上記接点の引っ張り強度より大きな粘着力で粘着剤層に粘着固定され、当該ICラベルを取り外す際に、モジュール間の接続が分断される転写プリンタシステム。 - 上記転写インクシートカセットのICラベルは、電気的に情報の読み書きおよび消去が可能なICメモリを有し、
上記転写プリンタ装置の制御手段は、上記転写インクシートカセットの使用履歴情報を上記ICメモリに非接触で記録および再生して検知し、上記使用履歴情報に基づいて印画動作を制御する請求項1記載の転写プリンタシステム。 - 上記転写インクシートカセットのICラベルは、電気的に情報の読み出しが可能な第1のICメモリと電気的に情報の読み書きおよび消去が可能な第2のICメモリを有し、
上記転写プリンタ装置の制御手段は、上記第1のICメモリに予め記録された上記転写インクシートカセットの識別情報を非接触で再生して照合するとともに、上記転写インクシートカセットの使用履歴情報を上記第2のICメモリに非接触で記録および再生し、上記識別情報及び使用履歴情報に基づいて印画動作を制御する請求項1記載の転写プリンタシステム。 - 転写記録を行うための転写プリンタ装置に用いられる転写インクシートカセットにおいて、
シート状の基板上に、当該転写インクシートカセットに固有の識別情報が予め記録され、電気的に上記識別情報の読み出しが可能なICメモリと、該ICメモリに電源を供給する電源受給手段と、上記ICメモリと転写プリンタ装置間で信号の交信を行うための信号交信手段とを有するICラベルを具備し、
上記ICラベルは、上記ICメモリと、上記電源受給手段又は上記信号交信手段とが複数のモジュールに分割され、各モジュール間はワイヤ又は接点を介して接続されており、上記モジュールが上記ワイヤ又は上記接点の引っ張り強度より大きな粘着力で粘着剤層に粘着固定され、当該ICラベルを取り外す際に、モジュール間の接続が分断される転写インクシートカセット。 - 上記ICラベルは、電気的に情報の読み書きおよび消去が可能なICメモリを有し、
当該転写インクシートカセットの使用履歴情報が上記ICメモリを介して記録及び再生される請求項4記載の転写インクシートカセット。 - 上記ICラベルは、当該転写インクシートカセットの識別情報が予め記録された電気的に情報の読み出しが可能な第1のICメモリと、当該転写インクシートカセットの使用履歴情報が記録および再生される電気的に情報の読み書きおよび消去が可能な第2のICメモリを有する請求項4記載の転写インクシートカセット。
- 上記ICメモリ上に当該転写インクシートカセットの使用履歴情報等のデータのバックアップが上記電気的に情報の読み書きおよび消去が可能なICメモリ上に少なくとも1個作成されている請求項5記載の転写インクシートカセット。
- 上記電気的に情報の読み書きおよび消去が可能なICラベルに少なくとも1個のインデックス情報を記録する請求項5記載の転写インクシートカセット。
- 上記ICラベルは、上記基板のいずれかの主面に、当該転写インクシートカセットに貼り付けるための粘着剤層を有する請求項5記載の転写インクシートカセット。
- 上記ICラベルは、転写インクシートが巻装されたスプール上に設けられた請求項4記載の転写インクシートカセット。
- 上記ICラベルは、転写インクシート上の転写に寄与しない部分に設けられた請求項5記載の転写インクシートカセット。
- 上記ICラベルは、当該転写インクシートカセットの表面に露出していない部分に設けられた請求項5記載の転写インクシートカセット。
- シート状の基板上に、固有の識別情報が予め記録され、電気的に上記識別情報の読み出しが可能なICメモリと、該ICメモリに電源を供給する電源受給手段と、上記ICメモリとの間で信号の交信を行うための信号交信手段とを有するICラベルを具備する転写インクシートカセットを用いる転写プリンタ装置であって、
上記転写インクシートカセットに具備される上記ICラベルの上記ICメモリに上記電源受給手段を介して電源を供給する電源供給手段と、
上記ICメモリに予め記録された識別情報を照合し、その照合結果に基づいて印画動作を制御する制御手段と、
上記ICメモリと上記制御手段の間で信号の交信を行い、上記ICメモリに予め記録された識別情報を上記制御手段により非接触で再生するための信号交信手段を具備し、
上記ICラベルは、上記ICメモリと、上記電源受給手段又は上記信号交信手段とが複数のモジュールに分割され、各モジュール間はワイヤ又は接点を介して接続されており、上記モジュールが上記ワイヤ又は上記接点の引っ張り強度より大きな粘着力で粘着剤層に粘着固定され、当該ICラベルを取り外す際に、モジュール間の接続が分断される転写プリンタ装置。 - 上記制御手段は、上記転写インクシートカセットの使用履歴情報を上記ICラベルに具備された電気的に情報の読み書きおよび消去が可能なICメモリに非接触で記録および再生し、上記使用履歴情報に基づいて印画動作を制御する請求項13記載の転写プリンタ装置。
- 上記制御手段は、上記ICラベルに具備された電気的に情報の読み出しが可能な第1のICメモリに予め記録された上記転写インクシートカセットの識別情報を上記ICラベルに具備された非接触で再生して照合するとともに、上記転写インクシートカセットの使用履歴情報を上記情報の読み書きおよび消去が可能な第2のICメモリに非接触で記録および再生して、上記及び使用履歴情報に基づいて印画動作を制御する請求項13記載の転写プリンタ装置。
- 上記制御手段は、累積印画枚数が規定印画枚数に達した時点で、上記電源供給手段を制御して上記ICラベル内の回路に過大な誘導電流を生じさせ、回路を焼損させることで以後のICラベルを使用不可能にする請求項13記載の転写プリンタ装置。
- 上記制御手段は、転写インクシートカセットのICメモリに登録された固有IDの番号を非接触で読み取り、固有ID番号に対応する転写インクシートカセットの使用履歴情報を不揮発性メモリに記録し、これを用いて感熱転写インクシートカセットの認証及び使用履歴検出を行う請求項13記載の転写プリンタ装置。
- 上記制御手段は、転写インクシートカセットのICメモリから読み取ったデータを一時記憶手段に読み取る際、読み取ったデータのバックアップを同時に少なくとも1個作成し、該バックアップのデータの内少なくとも1個を不揮発性メモリに保存する請求項13記載の転写プリンタ装置。
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