JP4410762B2 - セルラ通信システムにおいて遅延可能データ・サービスを提供する方法および装置 - Google Patents

セルラ通信システムにおいて遅延可能データ・サービスを提供する方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4410762B2
JP4410762B2 JP2005518885A JP2005518885A JP4410762B2 JP 4410762 B2 JP4410762 B2 JP 4410762B2 JP 2005518885 A JP2005518885 A JP 2005518885A JP 2005518885 A JP2005518885 A JP 2005518885A JP 4410762 B2 JP4410762 B2 JP 4410762B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transfer
deferrable
deferrable data
air interface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2005518885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006520550A (ja
Inventor
エム. ハリス、ジョン
ジャヤパラン、ジェイ
シー. ケイ、ジョン
エス. ケリー、ショーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Motorola Solutions Inc
Original Assignee
Motorola Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=32962270&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP4410762(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Motorola Inc filed Critical Motorola Inc
Publication of JP2006520550A publication Critical patent/JP2006520550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4410762B2 publication Critical patent/JP4410762B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/12Avoiding congestion; Recovering from congestion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • H04B7/2612Arrangements for wireless medium access control, e.g. by allocating physical layer transmission capacity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/11Identifying congestion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/20Traffic policing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/24Traffic characterised by specific attributes, e.g. priority or QoS
    • H04L47/245Traffic characterised by specific attributes, e.g. priority or QoS using preemption
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/0205Traffic management, e.g. flow control or congestion control at the air interface
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/0268Traffic management, e.g. flow control or congestion control using specific QoS parameters for wireless networks, e.g. QoS class identifier [QCI] or guaranteed bit rate [GBR]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/10Flow control between communication endpoints
    • H04W28/14Flow control between communication endpoints using intermediate storage
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/20Manipulation of established connections
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/02Processing of mobility data, e.g. registration information at HLR [Home Location Register] or VLR [Visitor Location Register]; Transfer of mobility data, e.g. between HLR, VLR or external networks
    • H04W8/04Registration at HLR or HSS [Home Subscriber Server]

Description

本発明は一般的にセルラ通信システムに関し、より詳細にはセルラ通信システムにおける遅延可能データ・サービスの提供に関する。
セルラ・サービス・プロバイダが、ネットワークを2.5G(2.5世代)システムおよび3Gシステムなどの新世代システムに更新すると、旧来のシステムでは提供され得なかったデータ・サービスが、ネットワークに提供され得る。例えば、2.5Gシステムおよび3Gシステムでは、写真の受け渡しや、添付ありの電子メールなどの電子メール・サービスを提供することが可能であるが、これらのサービスは、先行のシステムによっては提供され得なかった。しかしながら、そのようなデータ・サービスは、限定の結果として高価な資源である、帯域幅を大量に消費する。
相応の顧客サービスを提供するために、セルラ・サービス・プロバイダは、ピーク負荷の需要を充分に満たすような帯域幅を有する必要がある。2.5Gシステムおよび3Gシステムによる追加のデータ・サービスを可能とするには、ピーク負荷需要を満たすために利用可能な充分な帯域幅をセルラ・サービス・プロバイダが有さない場合もあり、高額な、おそらくは法外な出費で、追加の帯域幅を獲得することが必要な場合もある。その結果、顧客サービスが縮小されるか、または企業の債務負担が過剰となる。しかしながら、データ・サービスを低負荷(off load)期間へ移行させ得る場合には、豊富な帯域幅を利用可能である。例えば、典型的な無線通信システムでは、ラジオ周波数(RF)帯域幅の平均利用率は低く、一般に35パーセント(%)から65%の範囲である。しかしながら、ピーク負荷期間の瞬間的なRF帯域利用率は、それより大幅に高く100%近くになる場合があり、低負荷のRF帯域利用率は、それより大幅に低く、時には10%以下である場合がある。
したがって、セルラ・サービス・プロバイダによるデータ・サービスの提供を低負荷期間に移行させる方法および装置が必要である。
セルラ・サービス・プロバイダによるデータ・サービスの提供を低負荷期間へ移行させる方法および装置の必要に応じるため、遅延可能データを転送する命令の受信時に、エア・インタフェースは輻輳しているか否かを通信システムが判定し、エア・インタフェースが輻輳している場合、遅延可能データの転送を遅延させるか、または、遅延可能な、より低い優先順位のデータを、より高い優先順位のデータとして転送するような通信システムを提供する。遅延可能データの転送中、エア・インタフェースは輻輳していると通信システムが判定する場合、通信システムは呼を終止させ、遅延されたデータ転送の部分的に完了した状態を保存してもよい。通信システムは呼の終止に続き、エア・インタフェースを通じる別のデータ接続を確立させ、確立したデータ接続を通じて、任意の残存する未転送の遅延可能データを転送する。システムの加入者が、より高い優先順位のデータをより低い優先順位のデータとして転送することを阻止するために、さらに通信システムは、より低い優先順位のデータの転送を指定期間に制限し、この指定期間および他の期間に、より高い優先順位のデータの転送を許可してもよい。
一般に、本発明の一実施態様には、無線通信システムにおいて遅延可能データを転送する方法が含まれる。この方法は、遅延可能データを転送する命令を受信する工程と、エア・インタフェースが輻輳しているか否かを判定する工程と、エア・インタフェースが輻輳している場合、遅延可能データの転送を遅延させる工程とを含む。
本発明の別の実施態様には、無線通信システムにおいて遅延可能データを転送する方法が含まれる。この方法は、第1の優先順位のデータである遅延可能データを転送する命令を受信する工程と、エア・インタフェースが輻輳していると判定する工程と、エア・インタフェースが輻輳していると判定する工程に応じて、第2の優先順位のデータとして遅延可能データを転送する転送工程とを含む。
本発明のさらに別の実施態様には、無線通信システムにおいて遅延可能データを転送する方法が含まれる。この方法は、移動局と、エア・インタフェースを通じる第1のデータ接続を介する遅延可能データの転送とを伴う呼に参加する工程と、エア・インタフェースが輻輳していると判定する工程と、エア・インタフェースが輻輳していると判定する工程に応じて、呼を終止させる工程と、移動局における遅延されたデータ転送の部分的に完了した状態を保存する工程と、呼を終止させる工程に続いて、エア・インタフェースを通じる第2のデータ接続を確立させる工程と、任意の残存する未転送の遅延可能データを第2のデータ接続を通じて転送する工程とを含む。
本発明のさらに別の実施態様には、無線通信システムにおいて遅延可能データを転送することが可能な移動局が含まれる。この移動局は、遅延可能データを記憶することが可能な1つ以上のメモリ・デバイスを含む。この移動局はさらに、遅延可能データを転送する命令を受信し、エア・インタフェースが輻輳しているか否かを判定し、エア・インタフェースが輻輳している場合には遅延可能データの転送を遅延させ、かつエア・インタフェースが輻輳していない場合には遅延可能データを転送する、先の1つ以上のメモリ・デバイスに関連するプロセッサを含む。
本発明のさらに別の実施態様には、無線通信システムにおいて遅延可能データを転送することが可能な移動局が含まれる。この移動局は、遅延可能データを記憶することが可能な1つ以上のメモリ・デバイスを含む。この移動局はさらに、第1の優先順位のデータである遅延可能データを転送する命令を受信し、エア・インタフェースが輻輳していると判定し、かつエア・インタフェースが輻輳していると判定することに応じて第2の優先順位のデータとして遅延可能データを転送する、先の1つ以上のメモリ・デバイスに関連するプロセッサを含む。
本発明のさらに別の実施態様には、無線通信システムにおいて遅延可能データを転送することが可能な移動局が含まれる。この移動局は、遅延可能データを記憶することが可能な1つ以上のメモリ・デバイスを含む。この移動局はさらに、エア・インタフェースを通じる第1のデータ接続を確立させ、第1のデータ接続を介する遅延可能データの転送を伴う呼に参加し、エア・インタフェースが輻輳していると判定し、エア・インタフェースが輻輳していると判定することに応じて呼を終止させ、先の1つ以上のメモリ・デバイスに移動局における転送の部分的に完了した状態を記憶し、呼を終止させることに続いてエア・インタフェースを通じる第2のデータ接続を確立させ、かつ任意の残存する未転送の遅延可能データを第2のデータ接続を通じて転送することが可能である、先の1つ以上のメモリ・デバイスに関連するプロセッサを含む。
本発明のさらに別の実施態様には、無線通信システムにおける遅延可能データの転送装置が含まれる。この転送装置は、ラジオ・アクセス・ネットワークにおける制御装置から成り、この制御装置は、遅延可能データ認可データ・フィールドを有するオーバーヘッド・メッセージを組立てる命令を記憶する1つ以上のメモリ・デバイスと、オーバーヘッド・メッセージを組立て、遅延可能データの転送が認可されるか否かを通知するデータを遅延可能データ認可データ・フィールドに埋込み、かつ移動局にオーバーヘッド・メッセージを伝達する、先の1つ以上のメモリ・デバイスに関連するプロセッサとを有する。
本発明のさらに別の実施態様には、より高い優先順位のデータと、より低い優先順位のデータとから成るデータを無線通信システムにおいて転送する方法が含まれる。この方法は、より低い優先順位のデータの転送を複数の指定期間に制限する工程と、それらの指定期間および他の期間に、より高い優先順位のデータの転送を許可する転送許可工程とを含む。
本発明は図1〜7を参照して、さらに完全に説明され得る。図1は、本発明の一実施態様による無線通信システム100のブロック図である。通信システム100は、ラジオ・アクセス・ネットワーク(RAN)112と無線通信する、1つ以上の移動局(MS)102を含む。RAN112は、制御装置116に動作可能に結合される1つ以上のトランシーバ114を含む。通信システム100は、サービングGPRSサポート・ノード(SGSN)またはパケット・データ・サポート・ノード(PDSN)などのサポート・ノード126をさらに含む。サポート・ノードはRAN112に動作可能に結合され、認証(Authentication)、許可(Authorization)、およびアカウンティング(Accounting)(AAA)サーバ(図示せず)を含む請求システム150にさらに結合される。RAN112およびサポート・ノード126を、集合的に無線インフラストラクチャ110と呼ぶ。当該技術分野において公知であるように、RAN112は、無線基地局(BTS)、基地局制御装置(BSC)、およびパケット制御ユニット(PCU)またはパケット制御機能(PCF)などの要素を含んでよい。RAN112などのRANがそのような要素を含む場合、制御装置116は、そのような要素のうちの任意の1つに含まれてもよく、そのような要素の間に分散されてもよい。
RAN112は、エア・インタフェース128を介してRANがサービス提供するカバレッジ領域に位置する、MS102などの移動局に通信サービスを提供する。エア・インタフェース128は、各々が複数の通信チャネルを含むフォーワード・リンク(forward link)130と、リバース・リンク(reverse link)135とから成る。好適には、フォーワード・リンク130は、ページング・チャネル131と、1つ以上のフォーワード・リンク・シグナリング・チャネル132と、1つ以上のフォーワード・リンク・トラフィック・チャネル133とを含む。好適には、リバース・リンク135は、リバース・リンク・アクセス・チャネル136と、1つ以上のリバース・リンク・シグナリング・チャネル137と、1つ以上のリバース・リンク・トラフィック・チャネル138とを含む。
MS102および制御装置116の各々は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロ制御装置、デジタル信号プロセッサ(DSP)、これらの組合せ、または当業者に公知のそのような他のデバイスなど、プロセッサ106、118をそれぞれ含む。MS102および制御装置116の各々は、データと、それぞれのプロセッサによって実行されてプロセッサが通信システム100において動作することを可能とし得るプログラムとを記憶する、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、動的ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)、およびリード・オンリー・メモリ(ROM)のうちの少なくとも1つ、またはその均等物など、それぞれのプロセッサに関連する1つ以上のメモリ・デバイス108、120をそれぞれさらに含む。
メモリ・デバイス108、120の各々は、複数のサービス・オプション(SO)値、例えば、「通常」データに対応するSO値、SO 0x0021(すなわち、16進数表記で「33」)や、例えば、「遅延可能」データに対応するSO値、SO 0x801Bなどをさらに記憶する。SO値を記憶することに加えて、またはそれに代えて、メモリ・デバイス108、120の各々が複数のサービス品質(QoS)パラメータを記憶してもよい。複数のQoSパラメータから成る第1の組のQoSパラメータは、第1の優先順位のデータ、すなわち「遅延可能」データなど、より低い優先順位のデータの転送用に所望されるサービス品質に対応する。複数のQoSパラメータから成る第2の組のQoSパラメータは、第2の優先順位のデータ、すなわち「通常」データなど、より高い優先順位のデータの転送用に所望されるサービス品質に対応する。
MS102は、プロセッサ106に結合されたユーザ・インタフェース104をさらに含む。ユーザ・インタフェース104は、命令をMSに入力することを含め、MSと対話する能力をMSのユーザに提供する。本発明の一実施態様では、ユーザ・インタフェース104は、表示スクリーンおよびキーパッドを含む。本発明の別の実施態様では、ユーザ・インタフェース104の表示スクリーンは、ユーザの接触位置(すなわち、X座標およびY座標)を判定し、その位置のデータをプロセッサ106へ伝達することが可能なタッチ・スクリーンを含む。この位置データに基づき、プロセッサ106は、ユーザの接触を命令に翻訳する。本発明のさらに別の実施態様では、ユーザ・インタフェース104は、それぞれ写真データを記憶または受信する、カメラまたはカメラに結合可能なインタフェースをさらに含んでよい。続いて、MS102はメモリ・デバイス108に写真データをデジタル方式で記憶する。
好適には、通信システム100は、3GPP2(第3世代パートナーシップ・プロジェクト2)およびTIA/EIA(米国電気通信工業会/電子工業会)のIS−2000規格に従って動作する、符号分割多元接続(CDMA)通信システムである。この規格では、IS−2000エア・インタフェースを含むcdma2000の互換性規格が提供されており、この規格全体を本明細書に引用して援用する。この規格では、ラジオ・システム・パラメータおよび呼処理手続きを含む、無線電気通信システム動作プロトコルが規定されている。通信システム100において、アクセス・チャネル、制御チャネル、ページング・チャネル、およびトラフィック・チャネルなど、フォーワード・リンク130またはリバース・リンク135の通信チャネルは、ウォルシュ符号(Walsh Codes)など、同一周波数帯域で送信される直交符号から成る。しかしながら、通信システム100が、以下に限定されないが、移動体通信用グローバル・システム(GSM)の通信システム、時分割多元接続(TDMA)通信システム、周波数分割多元接続(FDMA)通信システム、または直交周波数分割多元接続(OFDM)通信システムなど、任意の無線電気通信システムに従って動作可能であることは、当業者には理解されるであろう。
ラジオ周波数(RF)帯域の利用率を最大にするために、通信システム100によって、帯域利用率が高い高負荷すなわちピーク負荷期間の「遅延可能」データの転送を、帯域利用率が低い低負荷期間に遅延させる。通信システム100は、高RFコスト環境のユーザにデータ転送を遅延させることによって、能力をさらに最大化してもよい。高RFコスト環境のユーザの例には、フォーワード・リンクに対してのより多くの電力、より多くのソフト・ハンドオフ・レグ(leg)(より多くのウォルシュ符号、トラフィック・チャネル・モデム、およびバックホール利用)、またはその両方を必要とするユーザが含まれる。遅延可能データの送信を遅延させることによって、ピーク負荷が低減される場合もあり、オフ・ピーク(off peak)の帯域利用率が改善される場合もある。
図2は、本発明の一実施態様における、通信システム100による遅延可能データ・サービスの提供を示す論理フローチャート200である。論理フローチャート200が開始(202)されると、MS102は、遅延可能データをインフラストラクチャ110へ転送する命令、または遅延可能データをインフラストラクチャ110から転送する命令を受信する(204)。例えば、MS102のユーザは、電子メール(email)のメッセージを作成し、このメッセージに長い文書を添付し、続いてユーザ・インタフェース104のキーボードのキーを押下することによって、若しくはユーザ・インタフェースの表示スクリーンのアイコンまたはテキスト・メッセージを選択することによって、メッセージおよび文書を転送するようにMSに命令する。別の例として、MS102は写真を撮影し、この写真をメモリ・デバイス108に記憶し、続いて、やはりユーザ・インタフェース104の適切なキー、アイコン、またはテキスト・メッセージをユーザが選択することによって、写真を転送する命令を受信してもよい。さらに別の例として、MS102は、ダウンロードが中断されているとの通知をインフラストラクチャ110から受信してもよく、ファイルをインフラストラクチャからダウンロードする命令をMSのユーザから受信してもよい。インフラストラクチャ110は、ショート・メッセージ・サービス(SMS)のメッセージを介して、またはページング・チャネル131を通じてMSへ伝達されたページング・メッセージを介して、MSにダウンロード中断を通知してもよい。さらに別の例として、MS102が、ユーザの通勤時間(commute time)より前に日毎に電話に配信される、一定のニュースまたは他の情報サービスに加入していてもよい。
典型的には、通信システム100などの通信システムは、データの転送の要求を受信すると即座に「通常」データの転送を開始する。対照的に、3GPP2規格において規定される「バックグラウンド・クラス(Background Class)」データなど、本明細書で「遅延可能」データと称するデータには、データの転送の開始までに、例えば、1時間程度の長さの遅れなど、有意な遅れが許容され得る。この遅れは、単に、より多くの遅れを許容するトラフィックを識別し、より低いデータ速度を、その識別したトラフィックに与えるのとは異なる。この遅れは、接続の、すなわちラジオ周波数(RF)リンクの、開始を実際に遅らせるものである。典型的なCDMA通信システムでは、秒毎の接続(RFリンク)を保持すると他のユーザのベアラ・データが約3キロビット/秒(Kbps)ずつ排除されるので、接続の開始を遅らすことによって、通信システム100がシステムの能力を増大させることが可能である。
命令の受信に応じて、MS102はエア・インタフェース128が輻輳しているか否かを判定し(206)、輻輳している場合、遅延可能データ、すなわち低い優先順位のデータの転送はブロックされる、すなわち認可されない。本発明の一実施態様では、MS102は、MSが遅延可能データを送信することが可能であるかを判定するために、フォーワード・リンク130、好適にはシグナリング・チャネル132を監視することによって、エア・インタフェース128が過度に輻輳しているかを判定する。そのような実施態様では、RAN112、好適にはトランシーバ114を介する制御装置116が、RANによってサービス提供されているMS102などのMSによって、遅延可能データが送信され得るか否かを通知するオーバーヘッド・メッセージ140をシグナリング・チャネル132を通じて送信する。本明細書では別に明示しない限り、本明細書でMS102が実行する機能はMS102のプロセッサ106が実行し、本明細書で制御装置116が実行する機能は制御装置116のプロセッサ118が実行する。
図3は、本発明の一実施態様による、RAN112によるMS102へのオーバーヘッド・メッセージ140の提供の論理フローチャート300である。論理フローチャート300が開始(302)されると、RAN112、好適には制御装置116が、エア・インタフェース128は輻輳していると判定する(304)。例えば、RAN112は、RANがサービス提供するカバレッジ領域において、MSに現在割当てられているトラフィック・チャネルの数に基づいて、エア・インタフェース128は輻輳していると判定してよい。別の例として、RAN112は、RANとの通信セッションに現在参加している各MSから受信される信号で測定される、信号対雑音比(SNR)、キャリア対干渉比(C/I)、受信信号強度、またはビット・エラー率(BER)など、信号品質メトリックに基づいて、エア・インタフェース128が輻輳している、よりRFコストの高い位置(電力消費)に存在する、またはその両方であると判定してもよい。さらに別の例では、RAN112がサービス提供する各MSが信号品質メトリックを測定し、続いて、そのMSがRANへ信号品質メトリックを送信してもよい。RAN112、好適には制御装置116は、各測定信号品質メトリックを、1つ以上のメモリ・デバイス120に記憶された対応する信号品質メトリックの閾値と比較する。所定数の測定信号品質メトリックが、対応する信号品質メトリックの閾値と否定的に比較される場合、RAN112、好適にはプロセッサ118は、エア・インタフェース128が輻輳していると判定してもよい。輻輳を構成する割当てチャネルまたは否定的な比較の量は、カバレッジ領域のサイズ、カバレッジ領域において利用可能なトラフィック・チャネルの数、およびカバレッジ領域におけるMSの位置などシステムの設計に依存し、システムの設計者によって設定された閾値に基づいて決定される場合もあり、本発明を決定するものではないため本明細書では明記しない。
RAN112、好適には制御装置116は、エア・インタフェース128が輻輳していると判定すると、オーバーヘッド・メッセージ140を組立てる(306)。オーバーヘッド・メッセージ140には、遅延可能データの送信が認可されるか否かを通知する、遅延可能データ認可データ・フィールド142が含まれる。例えば、本発明の一実施態様では、オーバーヘッド・メッセージ140には、修正されたアクセス・パラメータ・メッセージまたは修正された拡張アクセス・パラメータ・メッセージが含まれてもよい。アクセス・パラメータ・メッセージは、当該技術分野において公知であり、TIA/EIA IS−2000.5−A規格、セクション3.7.2.3.2.2および3.7.2.3.2.33に詳細に説明されている。通信システム100では、アクセス・パラメータ・メッセージまたは拡張アクセス・パラメータ・メッセージは、遅延可能データに関連するACCT(Access Control Based on Call Type)データ・フィールドなど、遅延可能データ認可データ・フィールド142を含むように修正される。
続いて、RAN112、好適には制御装置116は、遅延可能データの送信が認可されるか否かを通知する値を遅延可能データ認可データ・フィールド142に埋込む(308)。好適には、通信システム100は、SO値0x801Bに対応するACCTデータ・フィールドなどの遅延可能データ認可データ・フィールド142に埋込まれたビットが、遅延可能データ、すなわちSO値0x801BのデータをRAN112へ送信することが、MSに認可されているか否かをMS102に通知するように、SO値0x801Bなど、ユニークなサービス・オプション(SO)値を遅延可能データ・サービスに対して割当てる。例えば、埋込み値「0」は遅延可能データの送信が認可されることを通知し、埋込み値「1」は遅延可能データの送信が認可されない、すなわちブロック(block)されることを通知してもよい。しかしながら、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本明細書において、任意の未割当てのサービス・オプション値を遅延可能データと関連して用いてよいことは、当業者には理解されるであろう。
続いて、RAN112、好適には制御装置116が、トランシーバ114およびエア・インタフェース128を介してオーバーヘッド・メッセージ140をMS102へ伝達し(310)、論理フロー300は終了する(312)。RAN112は、遅延可能データ認可データ・フィールド142を用いることによって、RANがサービス提供しているMSによる遅延可能データの転送をブロックすることが可能である。オーバーヘッド・メッセージ140の遅延可能データ認可データ・フィールド142を参照することによって、続いてMS102は、遅延可能データの転送が認可されない、すなわちブロックされるという結果から、エア・インタフェース128が輻輳しているか否かを判定することが可能である。
再び図2を参照すると、本発明の別の実施態様では、工程206にて、オーバーヘッド・メッセージを利用する代わりに、エア・インタフェース128が輻輳しており遅延可能データの転送がブロックされているか、否かをMS102が自己判定してもよい。エア・インタフェース128の輻輳レベルの自己判定では、MS102はエア・インタフェースに対応する信号品質メトリックを測定する。例えば、MS102はパイロット信号または制御信号など、フォーワード・リンク130を介してRAN112からMSが受信した信号において、信号対雑音比(SNR)、キャリア対干渉比(C/I)、受信信号強度、またはビット・エラー率(BER)のうちの任意の1つ以上を測定することによって、信号品質メトリックを測定してもよい。多くの信号品質メトリックが当該技術分野では公知であり、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、任意のそうした信号品質メトリックが本明細書で用いられてよいことが、当業者には理解されるであろう。
続いて、MS102は、測定したSNR、C/I、受信信号強度、またはBERを、MSのメモリ・デバイス108に記憶されている、対応するSNR、C/I、受信信号強度、またはBERの閾値など、対応する信号品質の閾値と比較する。測定した信号品質メトリックが対応する閾値と否定的に比較される場合、MSは、エア・インタフェース128が輻輳しており遅延可能データの転送がブロックされていると仮定してもよい。測定した信号品質メトリックが対応する閾値と肯定的に比較される場合、MSは、エア・インタフェース128が輻輳しておらずMSがエア・インタフェースを通じて遅延可能データを送信し得ると仮定してもよい。
例えば、遅延可能データがブロックされていない場合、または測定した信号品質メトリックが対応する閾値と肯定的に比較される場合など、エア・インタフェース128は輻輳していないとMS102が判定(206)する場合、MS102は、データ呼の開始の要求を生成し(208)インフラストラクチャ110へ伝達する(210)。好適には、この要求は発呼メッセージ(call origination message)、好適には、MS102がデータ呼に関連するサービス・オプション(SO)値を埋込むためのSOデータ・フィールドを含む、レイヤ3の発呼メッセージから成る。本発明の一実施態様では、MS102は、従来的なデータ呼に対応するSO値、すなわち「0x0021」をSOデータ・フィールドに埋込む。本発明の別の実施態様では、MS102は、値0x801Bなど、遅延可能データ呼に対応するSO値をSOデータ・フィールドに埋込む。続いてMS102は、リバース・リンク・アクセス・チャネルすなわちアクセス・チャネル136を介して、発呼メッセージをインフラストラクチャ104へ伝達する。MSがインフラストラクチャとの接続を確立させるために用いる発呼メッセージは、当該技術分野において公知であり、TIA/EIA IS−2000.5−A規格、セクション2.7.1.3.2.4および2.7.1.3.2.5に詳細に説明されている。
データ呼の開始の要求を受信すると(212)、インフラストラクチャ110、好適にはRAN112の制御装置116は、公知の呼設定手続きに従って、データ呼の設定を交渉(negotiate)し(214)、インフラストラクチャ110からMS102へデータが転送されている場合はフォーワード・リンク・トラフィック・チャネル133を通じるRFリンクを含み、MS102からインフラストラクチャ110へデータが転送されている場合はリバース・リンク・トラフィック・チャネル138を通じるRFリンクを含む、MS102とのデータ接続を確立させる。続いて、遅延可能データは、確立したデータ接続を通じて、MS102によってインフラストラクチャ110へ、またはインフラストラクチャ110によってMS102へ転送され(216)、論理フローは終了する(224)。
本発明の別の実施態様では、エア・インタフェース128の負荷を最小化するために、MS102およびRAN112はさらに、確立したRFリンクを遅延可能データの伝達後ほぼ即座に終止(218)させても、すなわち切断(tear down)してもよい。そのような実施態様では、MS102、RAN112、またはその両方は、プロセッサ106および制御装置116にそれぞれ結合されている、活動停止(inactivity)タイマ109,122をそれぞれ含んでもよい。MS102またはRAN112が遅延可能データを伝達すると、データの伝達体(conveyor)102,112は、それぞれ、活動停止タイマ109,122を開始させる。遅延可能データの転送完了後の短い所定の活動停止期間、すなわち、活動停止タイマ109,122にそれぞれ関連する伝達体のプロセッサ106,118が決定した、データの伝達体が任意のさらなるデータを受信または伝達しない期間が満了すると、伝達体は確立したRFリンクの終止、すなわち切断を開始する。
遅延可能データがブロックされている場合、または測定した信号品質メトリックが対応する閾値と否定的に比較される場合など、エア・インタフェース128は輻輳しているとMS102が判定(206)する場合、MSはデータの転送を遅らせ、すなわち遅延させ(220)、エア・インタフェース128の監視(222)を続行する。監視を続行して、もはやエア・インタフェース128は輻輳しておらず、これに対応して、遅延可能データの転送は認可されるとMS102が判定(206)する場合、MSはデータ呼の開始の要求を生成し(208)インフラストラクチャ100へ伝達する(210)。要求を受信すると(212)、インフラストラクチャ110、好適にはRAN112は、公知の呼設定手続手続きに従って、データ呼の設定を交渉し(214)、MS102とのデータ接続を確立させる。続いて、遅延可能データは、確立したデータ接続を通じて、MS102によってインフラストラクチャ110へ、またはインフラストラクチャ110によってMS102へ転送され(216)、論理フローは終了する(224)。
本発明の一実施態様では、MS102がシグナリング・チャネル132でオーバーヘッド・メッセージ140を監視し、エア・インタフェース128は輻輳しているとMSが判定(206)する場合、MSは、シグナリング・チャネル132でMS宛の後続のオーバーヘッド・メッセージ140の監視を続行する。後続のオーバーヘッド・メッセージの各々に基づいて、MS102は遅延可能データのブロックが続行されているか否かを判定する。バッテリ電力を節約するために、MSは、遅延可能データをブロックするというオーバヘッド・メッセージ140の受信および解釈の後に、メッセージの受信、エア・インタフェース128の監視、またはその両方を一時停止(suspend)し(例えば、スリープ(sleep)になり)、その後で、後続のオーバヘッド・メッセージ140を受信および解釈するために、メッセージの受信、エア・インタフェース128の監視、またはその両方を再開(例えば、復帰(wake up))してもよい。しかしながら本発明では、MSがメッセージの間に受信、監視、またはその両方を一時停止することを必要とせず、または、遅延可能データがブロックされなくなるまでMSが各々のメッセージを受信することを必要としない。
本発明の別の実施態様では、MS102は信号品質メトリックに基づいてエア・インタフェース128が輻輳していると判定し、エア・インタフェース128が輻輳しているとMSが判定(206)する場合、MSは、RAN112からMSが受信した信号に関する信号品質メトリックの測定を続行する。続いて、MS102は、測定した信号品質メトリックの各々を対応する信号品質の閾値と比較する。測定した信号品質メトリックが、対応する閾値と否定的に比較される限り、MS102は、エア・インタフェース128が輻輳しており遅延可能データの転送がブロックされているという仮定を続行してよい。オーバーヘッド・メッセージ140に基づく輻輳の判定と同様に、MSは、バッテリ電力を節約するために、エア・インタフェース128が輻輳を続行しているという信号を受信し、そのような受信信号に基づいて判定した後に、メッセージの受信、エア・インタフェース128の監視、またはその両方を一時停止してよい。その後でMS102が、後に続く信号を受信および解釈するために、メッセージの受信、エア・インタフェース128の監視、またはその両方を再開してもよい。
エア・インタフェース128が輻輳している場合、「遅延可能」データの転送を遅延させることによって、MS102は、帯域利用率が高い、すなわちRFコストが高い高負荷またはピーク負荷期間から、帯域利用率が低い低負荷期間へと「遅延可能」データの転送を遅延させる。高負荷またはピーク負荷期間の「遅延可能」データの転送を遅延させることによって、ピーク負荷は低減され、オフ・ピークの帯域利用率が改善され得る。本発明の一実施態様では、MS102は、MSがインフラストラクチャ110から受信した、遅延可能データの転送がブロックされているか否かを通知するオーバーヘッド・メッセージ140に基づいて、「遅延可能」データの転送を遅延させるか否かを判定する。本発明の別の実施態様では、MS102は、好適には受信信号の信号品質メトリックを測定して、測定した信号品質メトリックを対応する信号品質メトリックの閾値と比較することによるエア・インタフェース128の輻輳の自己判定に基づいて、「遅延可能」データの転送を遅延させるか否かを判定する。MSが良好でないRFの環境を検出する場合には、転送開始のRFコストは、より良好なRFの位置にMSが存在する場合より相当高い。例えば、MS102が、所与のトランシーバ114に対するインフラストラクチャのタワーの近くに存在する場合、必要なRFコストまたは電力はより小さい。さらに、MSがトランシーバ114に関連する最も近いインフラストラクチャのタワーから所与の距離にあり、かつ帯域利用率が増大する場合、データ転送を即座に開始させると電力およびRFコストが増大する。「遅延可能」データの転送の遅延が決定されると、輻輳が軽減された場合にMSが「遅延可能」データを転送し得るように、MS102はエア・インタフェース128の監視を続行する。バッテリ電力を節約するために、MS102は、エア・インタフェース128の監視またはメッセージの受信を連続的に行う代わりに、断続的に行ってもよい。
本発明のさらに別の実施態様では、データの転送を遅延させる代わりに、エア・インタフェース128は輻輳しており遅延可能データの転送がブロックされているとMS102が判定する場合、MSは、データ呼を遅延させる代わりに、より高い優先順位のデータとしてデータを転送すると決定してよい。例えば、MS102は、他の場合にはSO値0x801Bのデータとして転送され得る遅延可能データを、SO値0x0021のデータとして転送すると決定してもよい。ここで図4を参照すると、本発明の別の実施態様による、通信システム100による遅延可能データ・サービスの提供を示す論理フローチャート400が提供されている。論理フローチャート200と同様に、論理フローチャート400が開始(402)されると、MS102は、遅延可能データをインフラストラクチャ110へ転送する命令、または遅延可能データをインフラストラクチャ110から転送する命令を受信する(404)。命令の受信に応じて、MS102はエア・インタフェース128が輻輳しているか否かを判定する(406)。
例えば、遅延可能データの転送がブロックされていない場合、または測定した信号品質メトリックが対応する閾値と肯定的に比較される場合など、エア・インタフェース128は輻輳していないとMS102が判定(406)する場合、MS102は、遅延可能データ呼の開始の要求を生成し(408)インフラストラクチャ110へ伝達する(410)。好適には、この要求は発呼メッセージ、好適には、遅延可能データが要求されていることを通知するサービス・オプション(SO)値0x801BなどのSO値をMS102が埋込むためのSOデータ・フィールドを含む、レイヤ3の発呼メッセージから成る。遅延可能データ呼の開始の要求を受信すると(412)、制御装置116は遅延可能データ呼の設定をMS102と交渉し(414)、インフラストラクチャ110からMS102へデータが伝達されている場合はフォーワード・リンク・トラフィック・チャネル133を通じるRFリンクを含み、MS102からインフラストラクチャ110へデータが伝達されている場合はリバース・リンク・トラフィック・チャネル138を通じるRFリンクを含む、MS102とのデータ接続を確立させる。この呼は、遅延可能データ呼に関連する請求レートで、MS102に関連する顧客へ請求される。続いて、遅延可能データは、確立した遅延可能データ接続を通じて、MS102によってインフラストラクチャ110へ、またはインフラストラクチャ110によってMS102へ転送され(416)、論理フローは終了する(436)。
論理フローチャート200と同様に、本発明の別の実施態様では、エア・インタフェース128の負荷を最小化するために、MS102およびRAN112はさらに、確立したRFリンクを遅延可能データの伝達後ほぼ即座に終止(418)させてもよい。そのような実施態様では、MS102またはRAN112が遅延可能データの転送を完了させると、データの伝達体102、112は、それぞれ、活動停止タイマ109、122を開始させる。遅延可能データの転送完了後の短い所定の活動停止期間、すなわち、活動停止タイマ109,122にそれぞれ関連する伝達体のプロセッサ106,118が決定した、データの伝達体が任意のさらなるデータを受信または伝達しない期間が満了すると、伝達体は確立したRFリンクの終止、すなわち切断を開始する。
論理フローチャート200とは異なり、論理フローチャート400では、例えば、遅延可能データがブロックされている場合、または測定した信号品質メトリックが対応する閾値と否定的に比較される場合など、エア・インタフェース128は輻輳しているとMS102が判定(406)する場合、MSはデータの転送を遅延させる代わりに、遅延可能データの少なくとも一部分を、例えば、転送が認可されるSO値0x0021のデータなど、より高い優先順位のデータとして転送すると決定(420)してよい。より高い優先順位のデータとして全ての遅延可能データを転送するのではなく、遅延可能データの転送を輻輳期間から低負荷期間へと遅延させることをMS102のユーザに奨励するために、通信システム100では、遅延可能データをより低い優先順位のデータとして転送する経済的な動機をMSに提供してもよい。例えば、通信システム100には、より高い請求レートがより高い優先順位のデータに関連するような請求システムが含まれてよい。
通信システム100は、MSのユーザが低負荷期間に、より高い優先順位のデータをより低い優先順位の遅延可能データとして転送することを阻止するような制限を行ってもよい。例えば、図5は、本発明の一実施態様による、遅延可能データの転送に対する制限の通信システム100による提供を示す、論理フローチャート500である。論理フローチャート500で示すように、MSのメモリ・デバイス108に記憶した情報に基づいて、MS102がデータ転送の制限を自身に課し(self−impose)てもよいが、通信システム100、好適にはインフラストラクチャ110の制御装置116が、遅延可能データなど、より低い優先順位のデータの転送を複数の指定期間のうちの1つの指定期間に制限してもよい(504)。また、通信システム100、好適にはインフラストラクチャ110の制御装置116は、複数の指定期間に加え他の期間にも、より高い優先順位のデータの転送を許可する(504)。例えば、通信システム100は、より高い優先順位のデータの転送に対して全く時間の制限を課さなくてもよい。別の例として、通信システム100は、MS102の遅延可能データの転送を1時間のうち指定の時間のみに制限してもよく、この時間は、MSおよびインフラストラクチャ110の両方に知らされており、メモリ・デバイス108、120にそれぞれ保持される(502)。続いてインフラストラクチャ110、好適には制御装置116のプロセッサ118は、指定時間以外の時間には遅延可能データを転送する要求を拒否することも可能である。
MS102などのMSが、より低い優先順位のデータを指定期間以外の時間に転送すると決定する場合、MSはデータを転送し得る前に少なくとも次の指定時間まで待機する必要がある、すなわちMS102は、より低い優先順位のデータの転送を次の指定期間まで遅延させる必要がある(508)。遅延可能データの転送を1日の間の指定期間に制限することの利点は、即座の転送が望ましいオフ・ピークのトラフィックでは、依然としてサービスに対してより高いコストを支払う必要があることと、真に遅延可能なデータのみが、そうしたデータの転送に関連する、より低い請求レートを得ることである。
そのような時間制限の実施においては通信システム100によって、特定のMSに関連して指定された時間に開始される転送に対して、より低いレートを与えることのみが、請求システム150に可能とされてもよい。すなわち、MSがより低い優先順位の遅延可能データを転送し得る指定時間を、MSに割当ててもよい。この指定時間は、RAN112の制御装置116に含まれる、または動作可能に結合されるMSデータベース124に記憶されたMSのプロファイルに、IMSIなどのMSの識別子に関連して記憶される。請求スキームを実装し、1日のうちの所定の時間の間に転送が起きる場合にのみ、より低い、遅延可能なデータのレートでMSのユーザに課金することによって、通信システム100では、SO値0x801Bのデータのサービス・オプションを実装することなく、遅延可能な呼に対してのみ、より低いレートで請求することが可能である。
MSが、SO値0x801Bのデータなど、遅延可能データを、SO値0x0021のデータなど、より高い優先順位のデータとして転送すると決定する場合(420)、MS102は、例えば、SO値0x0021のデータ呼など、より高い優先順位のデータ呼の開始の要求を生成し(422)インフラストラクチャ100へ伝達する(424)。好適には、この要求は発呼メッセージ、好適には、より高い優先順位のデータ呼が要求されていることを通知する、例えば、SO値0x0021などのサービス・オプション(SO)値をMS102が埋込むためのSOデータ・フィールドを含む、レイヤ3の発呼メッセージから成る。より高い優先順位のデータ呼の開始の要求を受信すると(426)、RAN112は、より高い優先順位のデータ呼の設定を公知の呼設定手続きに従ってMS102と交渉し(428)、インフラストラクチャ110からMS102へデータが伝達されている場合はフォーワード・リンク・トラフィック・チャネル133を通じるRFリンクを含み、MS102からインフラストラクチャ110へデータが伝達されている場合はリバース・リンク・トラフィック・チャネル138を通じるRFリンクを含む、より高い優先順位のデータ接続を確立させる。続いて、遅延可能データの少なくとも一部分は、より高い優先順位のデータ接続を通じて、MS102によってインフラストラクチャ110へ、またはインフラストラクチャ110によってMS102へ転送され(430)、通信システム100によって、この遅延可能データの少なくとも一部分に対する、より高い優先順位に関連する、より高い請求レートで、MSに関連する顧客に課金する(434)。続いて論理フロー400は終了する(436)。ここでも、本発明の別の実施態様では、エア・インタフェース128の負荷を最小化するために、MS102およびRAN112はさらに、遅延可能データの転送の完了後の短い所定の活動停止期間が満了すると、確立したRFリンクを終止させる(432)。
例えば、エア・インタフェース128が輻輳しており、遅延可能データの転送が認可されないとMS102が判定する(406)場合を考える。さらに、結果として、送信が認可されるデータを、より高い優先順位のデータとして送信するとMS102が決定する場合を考える。MS102がデータの転送のためにインフラストラクチャ110とのデータ接続を設定する場合、MSは、この接続が遅延可能データ接続ではなく、より高い優先順位のデータ接続であることをインフラストラクチャに通知する。例えば、MS102が非輻輳期間に遅延可能データ接続を設定する場合、MSは、SO値0x801Bを発呼メッセージに埋込んでもよく、MS102が輻輳期間に、より高い優先順位のデータとして遅延可能データ呼を開始すると決定する場合、MSはSO値0x0021を発呼メッセージに埋込んでもよい。発呼メッセージに埋込まれたSO値に基づいて、続いてインフラストラクチャ110が請求システム150に、データの優先順位または対応する請求レートを通知する。続いて、請求システム150によって、顧客に提供されるデータ・サービスの優先順位において、MSに関連する顧客に適切に課金することが可能である。
遅延可能データを低負荷期間に転送することをMSのユーザに奨励するために、通信システム100は、種々の基準のうちの1つ以上に基づいて、遅延可能データ呼と、より高い優先順位のデータ呼との間に、価格設定差(pricing differentiation)を設けてもよい。例えば、より高い優先順位のデータとして遅延可能データを転送するとMSのユーザが決定する場合、MS102に関連する顧客に、アドホックな(ad hoc)基準で、より高い「通常」データの請求レートで請求してもよい。そうした一実施態様では、確立したデータ接続の種類、すなわち、接続がSO値0x801Bの接続など「遅延可能」データ接続であるか否か、またはSO値0x0021の接続など「通常」データ接続であるか否か、に基づいて適切に請求レートが決定されてもよい。別のそうした実施態様では、転送されているデータに要求されるサービス品質(QoS)に基づいて適切な請求レートが決定されてもよい。伝達されているデータが遅延可能データである場合、MS102は、より高いQoSに関連する請求レートよりも低い請求レートに対応する、より低いQoSを要求してもよい。以下でより詳細に説明するように、MS102は、データ接続を設定する場合、接続を遅延可能データ接続として識別するためにSO値を用いることに加えて、またはその代わりに、より低いQoSを要求してもよい。これに代えて、MS102は、MSに割当てられているリバース・リンク・トラフィック・チャネル138を通じて、遅延可能データ呼の間にRAN112へQoSメッセージを伝達してもよい。インフラストラクチャ110がQoSメッセージを受信する場合、このインフラストラクチャによって、対応する請求情報が請求システム150に提供される。やはり以下でより詳細に説明するように、RAN112は、データ接続を設定する場合、接続を遅延可能データ接続として識別するためにSO値を用いることに加えて、またはその代わりに、より低いQoSを要求してもよい。これに代えて、RAN112は、フォーワード・リンク130を通じて、遅延可能データ呼の間に、MS102へQoSメッセージを伝達してもよい。
別の例として、通信システム100は、複数の遅延可能データの加入パッケージ(subscription package)を提供することによって、価格設定差を設けてもよい。複数の加入パッケージの各パッケージは異なる価格に関連しており、システム100が輻輳している場合、MS102などのMSが異なる量の遅延可能データを転送することを許可する。例えば、第1の、最も高価なパッケージでは、任意のレベルのシステムの輻輳にて、MSが全ての遅延可能データを転送することを許可してもよい。第2の、それより高価でないパッケージでは、システム100が輻輳している場合、MSがMSの遅延可能データのうちの75%のみを転送することを許可してもよい。また、第3の、それよりさらに高価でないパッケージでは、システム100が輻輳している場合、MSがMSの遅延可能データのうちの25%のみを転送することを許可してもよい。ユーザの加入パッケージに関する情報がMSに提供され、MSのメモリ・デバイス108に記憶されてもよく、続いて、エア・インタフェース128が輻輳しているとMSが判定する場合、メモリ・デバイス108を参照することによって、転送され得る遅延可能データの量をMSのプロセッサ106が判定してもよい。
MS102のユーザなど、システムのユーザに経済的な動機を提供し、エア・インタフェース128が輻輳している場合に「遅延可能」データの転送を遅延させることによって、通信システム100は、エア・インタフェース128が輻輳している場合、より低い優先順位のデータを転送するか否かの判定を、各ユーザに委ねてもよい。ユーザは、データの転送を遅延させると決定してもよく、より高い優先順位、かつそれに対応するより高価格のデータとしてデータを転送すると決定してもよい。好適には、MSがデータ呼を設定する場合、MS102は、以下でより詳細に説明するように、伝達されたSO値またはQoSパラメータで示され得る優先順位によって、そのデータ呼がより低い優先順位のデータ呼であるか、またはより高い優先順位のデータ呼であるかを示す。適切に動機が決定される場合、システム100は高負荷またはピーク負荷期間にも依然として輻輳を低減させ、帯域利用率を改善し、システムの収益率を増大させることが可能である。
システムの輻輳が軽減された時にシステム100が遅延可能データで過負荷となることを回避するために、通信システム100はさらに遅延可能データ呼の優先順位付けを提供してもよい。遅延可能データ呼の優先順位付けの一実施態様では、複数の遅延可能データの加入パッケージの各パッケージは、遅延可能データの優先順位付けを提供してもよい、すなわち、システムの輻輳が軽減された時にMSが遅延可能データの転送を遅延させる必要がある時間の量を提供してもよい。例えば、パッケージの価格が高いほど、パッケージの遅延可能データ優先順位付けは高くなる、すなわち、遅延期間はより短くなる。遅延可能データの優先順位付けの別の実施態様では、システムの輻輳が軽減されると、システムの輻輳期間に遅延可能データの転送を遅延させる必要のあった各MSは、そのMSがデータの転送を待機していた時間の量に反比例する期間だけ、遅延可能データの転送を遅延させてもよい。すなわち、MSが遅延可能データの転送を遅らせる必要のあった時間が長いほど、システム輻輳の軽減後にMSが遅延可能データを転送し得るまでの遅延期間が短くなる。遅延期間に関するアルゴリズムがMSのメモリ・デバイス108に記憶されてもよく、遅延期間を決定する際にMSのプロセッサ106によって参照されてもよい。
本発明のさらに別の実施態様では、通信システム100は、「遅延可能データ」のデータ・フィールドの代わりにサービス品質(QoS)測定を用いて、遅延可能データ呼を設定および処理してもよい。図6A,6Bには、本発明の別の実施態様による、通信システム100が遅延可能データ呼を処理するプロセスの論理フローチャート600を示す。論理フローチャート600が開始(602)されると、MS102は、遅延可能データをインフラストラクチャ110へ転送する命令、または遅延可能データをインフラストラクチャ110から転送する命令を受信する(604)。命令の受信に応じて、MS102はデータ呼の設定の要求およびQoSパラメータをRAN112へ伝達する(606)。QoSパラメータは、この要求に含まれてもよく、この要求とは別に伝達されてもよい。
MS102が遅延可能データ呼を設定している場合、MSは、非保証(non−assured)モードの呼など、低い優先順位のデータ・サービスに対応する、第1の組のQoSパラメータをRAN112へ伝達する。QoSパラメータは、発呼メッセージなど、呼の設定の要求に含まれてもよく、サービス交渉メッセージなど、サービスの交渉の一部分としてMSとRAN112との間で交換される、後続のメッセージに含まれてもよい。好適には、QoSパラメータは、要求または後続のメッセージにおいて、QoSのバイト・ブロック(BLOB)に含まれる。QoSのBLOBは当該技術分野において公知であり、IS−2000およびIS−707規格に詳細に説明されている。QoSパラメータに基づいて、RAN112、好適には制御装置116は、要求が緊急のデータ転送ではなく、遅延可能データ呼など、低い優先順位のデータ・サービスに関連すると判定する(608)。RAN112はさらに、エア・インタフェース128が輻輳しているか否かを判定する(610)。
エア・インタフェース128が輻輳していない場合、RAN112は公知の呼設定手続きに従ってデータ呼を設定し(612)、インフラストラクチャ110からMS102へデータが伝達されている場合はフォーワード・リンク・トラフィック・チャネル133を通じるRFリンクを含み、MS102からインフラストラクチャ110へデータが伝達されている場合はリバース・リンク・トラフィック・チャネル138を通じるRFリンクを含む、MS102とのデータ接続を確立させる。続いて、遅延可能データは、確立したデータ接続を通じて、MS102によってRAN112へ、またはRAN112によってMS102へ転送される(614)。RAN112はさらに、MS102に提供されているサービスの優先順位を、サポート・ノード126を介して請求システム150へ通知する(616)。例えば、RAN112が単にQoSのBLOBの少なくとも一部分を請求システム150に送り、それに基づいて、提供されているサービスは低い優先順位のサービスであると請求システムが判定してもよい。続いて、請求システム150は、低い優先順位のデータ・サービスに関連する、より低い請求レートで、MS102に関連する顧客に課金することが可能である(618)。続いて論理フロー600は終了する(646)。また、MS102またはRAN112が活動停止タイマ109、122をそれぞれ参照することによって、データを受信または伝達することなく短い所定の活動停止期間が、満了すると判定する場合、さらにMSまたはRANは確立したRFリンクをほぼ即座に、すなわち遅延可能データの転送完了後の短い活動停止時間の満了後に、終止させてもよい(620)。
エア・インタフェース128が輻輳している場合、RAN112はQoSパラメータに基づいてMS102のデータ呼の設定の要求を拒否する(621)。要求の拒否が通知されると、MS102はデータの転送を遂行する試みを遅延または終止させてもよく、より高い優先順位のデータとしてデータの転送を試みてもよい。本発明の一実施態様では、要求の拒否が通知されると、ユーザ・インタフェース104の表示スクリーンのメッセージを介して、MSがMSのユーザに要求の拒否を通知し(622)、論理フローは終了する(646)。本発明の別の実施態様では、要求が拒否されると、予め決定された期間または無作為に決定される期間、MS102が遅延可能データの転送の試みを遅延させ(626)、続いて、工程506へ戻り、MSは再び低い優先順位のデータ呼の開始の要求をRAN112へ伝達する。所定の数の要求失敗(unsuccessful request)の伝達後(624)、MS102は、低い優先順位のデータ接続を確立させることが不可能であると仮定し、接続を確立させる試みを終止させてもよい(628)。続いて、ユーザ・インタフェース104の表示スクリーンのメッセージを介して、MS102がMSのユーザに要求の拒否を通知してもよい(630)。
本発明のさらに別の実施態様では、所定の数の要求失敗の伝達後(624)、データを転送する試みを終止させる代わりに、より高い優先順位のより高価なデータとして遅延可能データを転送することをMS102が決定してもよい。MS102は、データ呼の設定の要求を生成してRAN112へ伝達し(632)、さらに保証(assured)モードの呼など、より高い優先順位のデータ・サービスに対応する、第2の組のQoSパラメータをRANへ伝達する(634)。第2の組のQoSパラメータに基づいて、続いてRAN112およびMS102は、より高い優先順位のデータ呼、すなわち、より高いQoSのデータ呼の設定を交渉し(636)、リバース・リンクまたはフォーワード・リンクのRFリンク133,138を含む、より高い優先順位、すなわち、より高いQoSのデータ接続を確立させる。続いてMS102は、より高い優先順位のデータ接続を通じて遅延可能データを転送する(638)。
RAN112は、より高い優先順位のサービス、すなわち、より高いQoSのサービスがMS102に提供されていることを、サポート・ノード126を介して請求システム150に通知する(640)。続いて、請求システム150は、より低い優先順位サービスに関連する請求レートよりも高い、より高い優先順位のサービスに関連する請求レートで、MS102に関連する顧客に課金するしてもよい(642)。また、MS102またはRAN112が活動停止タイマ109、122をそれぞれ参照することによって、短い所定の活動停止期間が遅延可能データの転送の完了後に満了する、すなわち、データを受信または伝達することなく満了すると判定する場合、さらにMSおよびRANが、確立したRFリンクの終止を遅延可能データの転送後ほぼ即座に開始してもよい(644)。続いて論理フロー600は終了する(646)。
QoSパラメータを用いてデータ呼の優先順位および対応する請求レートを確立させることによって、通信システム100は、エア・インタフェース128の輻輳期間に特定の呼をブロックするか否かの決定をRAN112に許可し、「遅延可能」データのSO値を必要とすることなく、ブロックされた遅延可能データをより高い優先順位データとして転送させることをMS102に許可する。また、やはり「遅延可能」データのSO値を必要とすることなくMS102が転送したデータに対する適切な請求レートを決定するために、通信システム100がQoSパラメータを用いることも可能である。
本発明のさらに別の実施態様では、呼の開始に続いてエア・インタフェース128が輻輳していると判定されると、通信システム100は遅延可能データ呼の早期終止(early termination)を提供してもよい。図7は、本発明の別の実施態様による、通信システム100の早期終止プロセスの論理フローチャート700である。論理フローチャート700が開始(702)されると、MS102は、エア・インタフェース128を通じた第1のデータ接続を介する、RAN112からまたはRAN112への遅延可能データの転送に参加する(704)。遅延可能データは、第1のデータ接続に関連し、かつデータ接続の確立時にMS102によってRAN112へ示される、第1の優先順位のデータである。本発明の一実施態様では、「遅延可能」データ呼に関連するSO値をMSが埋込む発呼メッセージなど、データ呼の開始の要求を介して、または呼の設定のサービスの交渉を通じて、第1のデータ接続に関連する優先順位をMS102がRAN112に通知する。本発明の別の実施態様では、MS102は、第1の組のQoSパラメータを含むメッセージをRAN112へ伝達することによって、データ接続に関連する優先順位をRAN112へ通知する。第1の組のQoSパラメータは、「通常」データ呼など、より高い優先順位のデータ呼ではなく、「遅延可能データ」呼など、第1の優先順位、すなわち、より低い優先順位のデータ呼に対応する。
データ呼の経過の間に、RAN112、好適には制御装置116が、またはMS102が、エア・インタフェース128が輻輳していると判定する(706)。エア・インタフェース128が輻輳していると判定すると、遅延可能データ呼は終止される(708)。本発明の一実施態様では、エア・インタフェース128が輻輳しているとRAN112が判定する場合、RAN、好適には制御装置116は、例えば、フォーワード・リンク・トラフィック・チャネル133を通じて伝達されるSMS/SDB(ショート・データ・バースト)のメッセージなどトラフィック・チャネルのメッセージ、またはフォーワード・リンク・シグナリング・チャネル132を通じてMSへ伝達される制御メッセージなどをMS102へ伝達し、エア・インタフェース128が輻輳していることをMSに通知する。メッセージを受信すると、MS102は、第1のデータ接続の終止を開始することによって、データ呼を終止させる。本発明の別の実施態様では、MS102が、エア・インタフェース128は輻輳していると自己判定し、第1のデータ接続の終止を開始することによって、データ呼を終止させてもよい。さらに、MS102は、遅延可能データ転送の状態をMSのメモリ・デバイス108に保存する(710)。
本発明の一実施態様では、MS102は第1のデータ接続の終止後、任意の残存する未転送の遅延可能データの転送を、もはやエア・インタフェース128が輻輳していないとMSが判定するまで遅延させてもよい。そのような一実施態様では、MS102は、第1のデータ接続の終止後、エア・インタフェース128を監視(712)し、エア・インタフェースが輻輳し続けているか否かを判定する(714)。一実施態様では、上述でより詳細に説明したように、MS102は、遅延可能データがブロックされているか否かを通知するオーバーヘッド・メッセージ140をエア・インタフェースのシグナリング・チャネル132で監視することによって、輻輳を監視してもよい。受信したオーバーヘッド・メッセージの各々に基づいて、MS102は、遅延可能データのブロックが続行しているか否かを判定する。別のそのような実施態様では、上述で詳細に説明したように、MS102は、エア・インタフェース128を通じてMSが受信する信号において信号品質メトリックを測定することによって、輻輳を監視してもよい。続いて、MS102は、測定した信号品質メトリックの各々を対応する信号品質の閾値と比較する。測定した信号品質メトリックが、対応する閾値と否定的に比較される限り、MS102は、エア・インタフェース128が輻輳しており、遅延可能データの転送がブロックされているとの仮定を続行してもよい。
もはやエア・インタフェース128が輻輳していないとMS102が判定する場合、MSは、エア・インタフェース128を通じて第2のデータ接続を確立させる(716)。好適には、第2のデータ接続は、第1のデータ接続と同じ優先順位であり、かつ同じ請求レートに関連する。第2のデータ接続を確立させると、MS102、好適にはプロセッサ106は、メモリ・デバイス108に保存した状態を参照し、任意の残存する未転送の遅延可能データを、第2のデータ接続を通じて、RAN112へ転送またはRAN112から転送する(718)。続いて論理フローは終了する(720)。
本発明の別の実施態様では、第1のデータ接続の終止後、任意の残存する未転送の遅延可能データの転送を遅延させる代わりに、MS102は、より高い優先順位の、さらに高価なデータとして、その残存する遅延可能データを転送してもよい。そのような一実施態様では、第1のデータ接続の終止後、MS102は、第2の、より高い優先順位のデータに関連する第2のデータ接続を、エア・インタフェース128を通じて確立させる(722)。そのような一実施態様では、「通常」データ呼など、より高い優先順位のデータ呼に関連するSO値をMSが埋込む発呼メッセージなど、データ呼の開始の要求を介して、または呼の設定のサービスの交渉を通じて、第2のデータ接続に関連する優先順位をMS102がRAN112に通知してもよい。本発明の別の実施態様では、MS102は、第2の組のQoSパラメータ、すなわち、遅延可能データ呼に対応するQoSパラメータではなく、より高い優先順位のデータ呼に対応するパラメータを含むメッセージをRAN112へ伝達することによって、データ接続に関連する優先順位をRAN112へ通知する。
第2の、より高い優先順位のデータ接続を確立させると、続いてMS102、好適にはプロセッサ106は、メモリ・デバイス108に保存した状態を参照し、任意の残存する未転送の遅延可能データを、第2のデータ接続を通じて、RAN112へ転送またはRAN112から転送する(724)。残存する遅延可能データを、より高い優先順位のデータ接続を通じて転送する場合、上述でより詳細に説明したように、通信システム100は、そのようなデータの転送に対し、より高い優先順位のデータの請求レートで、MSに関連する顧客に課金する(726)。続いて論理フローは終了する(720)。
呼の開始に続いてエア・インタフェース128が輻輳していると判定した時に遅延可能データ呼の早期終止を提供することによって、さらに通信システム100は、帯域利用率が高い高負荷またはピーク負荷期間から帯域利用率が低い低負荷期間へと、より低い優先順位の遅延可能データを移行させることが可能である。高負荷またはピーク負荷期間に「遅延可能」データの転送をブロックすること、またはシステムのユーザがそのような転送を遅延させるのを奨励することによって、ピーク負荷を低減させ、オフ・ピークの帯域利用率を改善してもよい。通信システム100は、システムのユーザが高負荷またはピーク負荷期間に、遅延可能な、より低い優先順位のデータを、より高い優先順位のデータとして転送しないような動機を提供することによって、そうした期間にシステムのユーザが「遅延可能」データの転送を遅延させることを奨励し、さらに、ユーザがシステムの輻輳していない期間に高い優先順位のデータを、より高価でない、より低い優先順位のデータとして転送しないような動機を提供する。
MS102などのMSは、MSが受信するシステム・オーバーヘッド・メッセージ140に基づいて、またはMSによるシステム輻輳の自己判定に基づいて、より低い優先順位の遅延可能データを転送することがMSに認可されるか否かを判定してもよい。輻輳期間にMSが低い優先順位の呼の設定を試み、続いてインフラストラクチャ110によって呼の設定をブロックされてもよい。MSが遅延可能データの転送をブロックされる場合、MSは、データの転送を遅延させてもよく、より高い優先順位のデータとしてデータを転送してもよい。MSは、呼の設定時、インフラストラクチャ110へ伝達されるSO値または1つ以上のQoSパラメータを介して、このより高い優先順位を示してもよい。続いて、受信したSO値または1つ以上のQoSパラメータに基づいて、インフラストラクチャ110が、この呼に対する適切な請求レートを決定することが可能である。インフラストラクチャ110がSO値またはQoSパラメータを用いる必要はなく、1時間のうちの一定の時間、データが転送される時間など、一定の期間に基づいて、適切な請求レートを決定してもよい。
本発明を特定の実施態様に関連して詳細に示し説明したが、続く特許請求の範囲に述べた本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の要素について様々な変更が実施され、均等物で代用され得ることが、当業者には理解されるであろう。したがって、明細書および図面は限定ではなく例示と見なされるべきであり、そのような変更および代用は全て本発明の範囲の内に含まれることを意図するものである。
利点、他の長所、および問題に対する解決法を、特定の実施態様に関連して上述で説明した。しかしながら、利点、他の長所、問題に対する解決法と、利点、他の長所、または問題に対する解決法を生じさせる、またはより明瞭とし得る任意の要素とは、任意のまたは全ての請求項における、必須、必要、または不可欠な特徴若しくは要素として解釈されるべきではない。本明細書で用いられる、「から成る(comprise)」、「から成り(comprising)」の語、またはその変形では、一連の要素から成るプロセス、方法、物品、または装置は、それらの要素のみを含むのではなく、明示的に挙げられていない他の要素、すなわち、そうしたプロセス、方法、物品、または装置に固有の他の要素を含み得る、非限定的な包含を覆うことを意図している。さらに、第1および第2、上および下など、関係する語が用いられる場合、一つのエンティティまたは行為を別のエンティティまたは行為から区別するためにのみ用いられ、そうしたエンティティまたは行為の間に実際にそうした関係または順序を必ずしも必要とするものでもなく、意味するものでもないことが理解される。
本発明の一実施態様による無線通信システムのブロック図。 本発明の一実施態様による、図1の無線通信システムによる遅延可能データ・サービスの提供の論理フローチャート。 本発明の一実施態様による、図1のラジオ・アクセス・ネットワークによってオーバーヘッド・メッセージを図1の移動局に提供する論理フローチャート。 本発明の別の実施態様による、図1の無線通信システムによる遅延可能データ・サービスの提供の論理フローチャート。 本発明の一実施態様による、図1の通信システムによる遅延可能データの転送に対する制限の提供の論理フローチャート。 本発明の他の実施態様による図1の通信システムが遅延可能データ呼を処理するプロセスの論理フローチャート。 図6Aに続く、本発明の別の実施態様による図1の通信システムが遅延可能データ呼を処理するプロセスの論理フローチャート。 本発明の別の実施態様による、図1の通信システムによって実行される早期終止プロセスの論理フローチャート。

Claims (10)

  1. 無線通信システムにおいて遅延可能データを転送する方法であって、
    遅延可能データを転送する命令を受信する転送命令受信工程と、
    エア・インタフェースが輻輳しているか否かを判定する輻輳判定工程と、
    エア・インタフェースが輻輳している場合、遅延可能データの転送を遅延させる転送遅延工程と、
    転送遅延工程に続いて、エア・インタフェースが輻輳していないと判定する輻輳否定判定工程と、
    輻輳否定判定工程に応じて、遅延可能データの転送をさらに遅延させる追加遅延期間を決定する追加遅延期間決定工程と、追加遅延期間の長さは移動局が遅延可能データの転送を待機していた時間の量に反比例することと、
    遅延可能期間の満了時に、遅延可能データを転送する転送工程とから成る方法。
  2. 遅延可能データは、(i)遅延可能データ・サービスおよび対応するサービス・オプション値と、(ii)複数のサービス品質(QoS)パラメータとのうちの少なくとも一方に関連する請求項1に記載の方法。
  3. 輻輳判定工程は遅延可能データの転送が可能であるか否かを通知するシグナリング・メッセージを受信するメッセージ受信工程を含み、
    転送遅延工程は受信したシグナリング・メッセージに基づいて、遅延可能データを転送しないと決定する転送否定決定工程を含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記シグナリング・メッセージはシグナリング・チャネルを通じて受信される第1のシグナリング・メッセージから成り、さらに、
    エア・インタフェースが輻輳している場合、シグナリング・チャネルを監視するチャネル監視工程と、
    シグナリング・チャネルを通じて第2のシグナリング・メッセージを受信する第2メッセージ受信工程と、
    遅延可能データの転送が可能であることを第2のシグナリング・メッセージが通知する場合、遅延可能データを転送する転送工程とを含む請求項3に記載の方法。
  5. 転送遅延工程は、エア・インタフェースが輻輳している場合、遅延可能データの一部分のみの転送を許可する部分転送許可工程を含む請求項1に記載の方法。
  6. 無線通信システムにおいて遅延可能データを転送することが可能な移動局であって、
    遅延可能データを記憶することが可能な1つ以上のメモリ・デバイスと、
    遅延可能データを転送する命令を受信し、エア・インタフェースが輻輳しているか否かを判定し、エア・インタフェースが輻輳している場合には遅延可能データの転送を遅延させ、エア・インタフェースが輻輳していない場合には遅延可能データを転送し、エア・インタフェースが輻輳していると判定し遅延可能データの転送を遅延させることに続いて、エア・インタフェースが輻輳していないと判定し、エア・インタフェースが輻輳していないと判定することに応じて、遅延可能データの転送をさらに遅延させる追加遅延期間を決定し、遅延可能期間の満了時に遅延可能データを転送する、同1つ以上のメモリ・デバイスに関連するプロセッサとから成り、追加遅延期間の長さは移動局が遅延可能データの転送を待機していた時間の量に反比例する移動局。
  7. 遅延可能データは遅延可能データ・サービスおよび対応するサービス・オプション値に関連し、サービス・オプション値は1つ以上のメモリ・デバイスに保持され、プロセッサは、サービス・オプション値に関連するデータの転送の認可を拒否するという受信した情報に基づいて、エア・インタフェースが輻輳しているか否かを判定する請求項6に記載の移動局。
  8. 1つ以上のメモリ・デバイスは複数のサービス品質(QoS)パラメータを記憶し、遅延可能データは複数のQoSパラメータのうちの1つ以上のQoSパラメータに関連し、プロセッサは同1つ以上のQoSパラメータに関連する遅延可能データを転送する請求項6に記載の移動局。
  9. プロセッサは遅延可能データの転送が可能であるか否かを通知するシグナリング・メッセージに基づいてエア・インタフェースが輻輳しているか否かを判定し、プロセッサはシグナリング・メッセージに基づいて遅延可能データを転送するか否かを判定する請求項6に記載の移動局。
  10. 前記シグナリング・メッセージはシグナリング・チャネルを通じて受信される第1のシグナリング・メッセージから成り、
    プロセッサは、エア・インタフェースが輻輳している場合、シグナリング・チャネルを監視し、シグナリング・チャネルを通じて第2のシグナリング・メッセージを受信し、遅延可能データの転送が可能であることを第2のシグナリング・メッセージが通知する場合、遅延可能データを転送する請求項9に記載の移動局。
JP2005518885A 2003-03-14 2004-02-27 セルラ通信システムにおいて遅延可能データ・サービスを提供する方法および装置 Expired - Lifetime JP4410762B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/389,404 US6999759B2 (en) 2003-03-14 2003-03-14 Method and apparatus for providing deferrable data services in a cellular communication system
PCT/US2004/006142 WO2004084004A2 (en) 2003-03-14 2004-02-27 Method and apparatus for providing deferrable data services in a cellular communication system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006520550A JP2006520550A (ja) 2006-09-07
JP4410762B2 true JP4410762B2 (ja) 2010-02-03

Family

ID=32962270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005518885A Expired - Lifetime JP4410762B2 (ja) 2003-03-14 2004-02-27 セルラ通信システムにおいて遅延可能データ・サービスを提供する方法および装置

Country Status (8)

Country Link
US (3) US6999759B2 (ja)
EP (2) EP1606890B1 (ja)
JP (1) JP4410762B2 (ja)
KR (1) KR100767206B1 (ja)
CN (1) CN1759542B (ja)
BR (1) BRPI0408348B1 (ja)
ES (2) ES2676753T3 (ja)
WO (1) WO2004084004A2 (ja)

Families Citing this family (57)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8050345B1 (en) 1999-08-09 2011-11-01 Kamilo Feher QAM and GMSK systems
US7548787B2 (en) 2005-08-03 2009-06-16 Kamilo Feher Medical diagnostic and communication system
US7260369B2 (en) 2005-08-03 2007-08-21 Kamilo Feher Location finder, tracker, communication and remote control system
US9307407B1 (en) 1999-08-09 2016-04-05 Kamilo Feher DNA and fingerprint authentication of mobile devices
US9373251B2 (en) 1999-08-09 2016-06-21 Kamilo Feher Base station devices and automobile wireless communication systems
US9813270B2 (en) 1999-08-09 2017-11-07 Kamilo Feher Heart rate sensor and medical diagnostics wireless devices
US7010329B2 (en) * 2003-03-11 2006-03-07 Interdigital Technology Corp. System and method for battery conservation with assistance from the network and radio resource management
US8036237B2 (en) * 2003-05-16 2011-10-11 Tut Systems, Inc. System and method for transparent virtual routing
WO2004107185A1 (en) * 2003-05-27 2004-12-09 Macdonald, Dettwiler And Associates Ltd. Satellite communications system for providing global, high quality movement of very large data files
US7411905B1 (en) * 2003-09-05 2008-08-12 Sprint Communications Company L.P. Segmented IP backbone network access
US8451833B2 (en) * 2004-05-14 2013-05-28 Motorola Mobility Llc System and method for transparent virtual routing
US7664099B1 (en) 2004-12-30 2010-02-16 At&T Corp. Method and apparatus for providing shared services
US7701844B2 (en) 2005-02-09 2010-04-20 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for recognizing radio link failures associated with HSUPA and HSDPA channels
MX2007012245A (es) * 2005-04-04 2007-12-06 That Corp Sistema de estimacion y control de calidad de senal.
US8155624B2 (en) 2005-04-29 2012-04-10 Microsoft Corporation Automatic wireless device message management responsive to end user preferences
US20060259760A1 (en) * 2005-05-10 2006-11-16 Utstarcom, Inc. Method and apparatus to support communication services using delayed authentication
US7236791B2 (en) * 2005-06-30 2007-06-26 Lucent Technologies Inc. Radio channel allocation for national security and emergency preparedness calls
JP4549946B2 (ja) * 2005-08-01 2010-09-22 ソフトバンクモバイル株式会社 移動通信システムにおける輻輳制御方法および輻輳制御装置
US10009956B1 (en) 2017-09-02 2018-06-26 Kamilo Feher OFDM, 3G and 4G cellular multimode systems and wireless mobile networks
US7280810B2 (en) * 2005-08-03 2007-10-09 Kamilo Feher Multimode communication system
US8355413B2 (en) * 2006-02-17 2013-01-15 Cellco Partnership Policy based procedure to modify or change granted QoS in real time for CDMA wireless networks
US8817606B2 (en) * 2006-07-13 2014-08-26 Alcatel Lucent Managing overload of an access medium for a communication system
US8849297B2 (en) 2006-07-14 2014-09-30 Qualcomm Incorporated Call establishment and maintenance in a wireless network
US8027305B1 (en) 2007-01-08 2011-09-27 Sprint Communications Company L.P. Communication network and method employing state information in providing communication services to a mobile device
EP2096884A1 (en) * 2008-02-29 2009-09-02 Koninklijke KPN N.V. Telecommunications network and method for time-based network access
GB2463000B (en) * 2008-07-25 2012-11-07 Vodafone Plc Mobile communications network
US8582492B2 (en) * 2008-11-10 2013-11-12 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus supporting adaptive decentralized traffic scheduling including a dynamic receiver yielding threshold
US8526461B2 (en) 2008-11-10 2013-09-03 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus supporting adaptive decentralized traffic scheduling including a dynamic transmitter yielding threshold
FI126220B (fi) * 2009-01-30 2016-08-31 Alekstra Oy Menetelmä ja järjestely datan keräämiseksi tietoliikenneverkosta
US8848771B2 (en) 2009-05-14 2014-09-30 Qualcomm Incorporated System and method for simultaneous operation of multiple modems using a single transceiver
US8880004B2 (en) 2009-05-14 2014-11-04 Qualcomm Incorporated System and method for resolving conflicts between air interfaces in a wireless communication system
US20110045821A1 (en) * 2009-08-24 2011-02-24 Motorola, Inc. Sampling and reporting performance of a communication network
CN101997861B (zh) * 2009-08-27 2013-08-28 杭州华三通信技术有限公司 一种数据存储方法和设备
US20110251927A1 (en) * 2010-04-13 2011-10-13 Gless Ii Richard E Precious metals distribution website
US9692631B2 (en) 2010-09-16 2017-06-27 Blackberry Limited Load sensitive data session scheduling mechanisms of wireless/wireline access networks
CN102421140B (zh) * 2010-09-28 2015-07-08 华为技术有限公司 网关数据传输方法、装置和系统
EP2649856B1 (en) * 2010-12-09 2015-06-24 BlackBerry Limited Load sensitive data session scheduling mechanisms for wireless/wireline access networks
CN102137379B (zh) * 2011-03-02 2014-12-17 华为技术有限公司 一种计费流量控制方法及装置
US8792875B2 (en) * 2011-04-08 2014-07-29 Qualcomm Incorporated Restricting access of a wireless communication device to a communication channel
US8787159B2 (en) * 2011-04-14 2014-07-22 Alcatel Lucent Mechanism for wireless access networks to throttle traffic during congestion
CN102752808A (zh) * 2011-04-18 2012-10-24 宏碁股份有限公司 移动通讯装置与方法
SG185834A1 (en) 2011-05-11 2012-12-28 Smart Communications Inc System and method for routing electronic content to a recipient device
WO2012162968A1 (zh) * 2011-08-30 2012-12-06 华为技术有限公司 控制数据传输的方法、装置和系统
US8774208B2 (en) * 2011-09-14 2014-07-08 Qualcomm Incorporated Management of TCP/IP messaging in wireless networks
CN103999434B (zh) * 2011-12-21 2018-11-16 瑞典爱立信有限公司 使用移动云加速器环境中的网络负载数据,通过选择性推迟内容交付以优化网络使用的装置和方法
US9118600B2 (en) * 2012-03-30 2015-08-25 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Location based data delivery schedulers
US20130259014A1 (en) * 2012-03-30 2013-10-03 Philip Orlik Location Based Data Delivery Schedulers
US9143977B2 (en) * 2012-04-13 2015-09-22 Qualcomm Incorporated Background traffic handling in LTE
US10075876B2 (en) 2012-05-07 2018-09-11 Intel Deutschland Gmbh Method and apparatus for host-controlled packet data suppression
US9125045B2 (en) * 2012-11-30 2015-09-01 International Business Machines Corporation Delayed data delivery options
US10779161B2 (en) 2014-09-15 2020-09-15 Nokia Solutions And Networks Oy Delivery of cellular network insights to subscriber devices through SSID via cellular system information block
US10129788B2 (en) 2015-03-11 2018-11-13 Cisco Technology, Inc. System and method for deferred delivery of content based on congestion in a network environment
KR102411188B1 (ko) 2015-11-30 2022-06-21 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서의 혼잡 관리 장치 및 방법
WO2017171900A1 (en) * 2016-03-31 2017-10-05 Intel IP Corporation Apparatus, system and method of selectively updating key information of a secured wlan connection between a ue and a wlan ap
KR102580332B1 (ko) * 2016-10-31 2023-09-18 에스케이텔레콤 주식회사 서비스 별 네트워크 혼잡을 제어하는 방법 및 장치
JP6822284B2 (ja) 2017-03-31 2021-01-27 富士通株式会社 通信制御装置、通信制御システム、通信制御方法及び通信制御プログラム
TWI711331B (zh) * 2017-08-11 2020-11-21 聯發科技股份有限公司 用於物聯網之使用者設備自動釋放之方法及其裝置

Family Cites Families (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5239666A (en) * 1991-03-11 1993-08-24 Motorola, Inc. Mobile detector using RSSI for vehicular repeater prioritization
US7298701B2 (en) * 2002-10-31 2007-11-20 Nokia Corporation Apparatus, and associated method, for requesting data retransmission in a packet radio communication system
US5246310A (en) * 1992-07-16 1993-09-21 Steve Washuta Process for producing a landfill
JPH07264204A (ja) * 1994-03-23 1995-10-13 Yokogawa Electric Corp 通信システム
JP2981112B2 (ja) * 1994-04-08 1999-11-22 松下電器産業株式会社 スペクトル拡散通信データ伝送方式
JPH08317471A (ja) * 1995-05-23 1996-11-29 Hitachi Ltd 移動局のアクセス規制方法とそれを用いた移動体通信システム
US6097700A (en) * 1995-09-18 2000-08-01 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Packet switched radio channel congestion control
JPH09233555A (ja) * 1996-02-27 1997-09-05 Nec Corp 共用電話装置
JPH09233218A (ja) * 1996-02-28 1997-09-05 Toshiba Corp 通信システム及びデータ通信方法
US5903831A (en) * 1996-06-07 1999-05-11 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) System and method of preventing fraudulent call transfers in a radio telecommunications network
JPH1065547A (ja) * 1996-08-23 1998-03-06 Nec Corp デジタル音声伝送システム、デジタル音声蓄積型伝送装置、デジタル音声無線送信装置及び表示器付きデジタル音声再生無線受信装置
US5918182A (en) * 1996-08-30 1999-06-29 Motorola, Inc. Method and apparatus for mitigating data congestion in an integrated voice/data radio communications system
GB2362298B (en) * 1996-12-06 2002-01-02 Immarsat Ltd Communication method and apparatus
EP0898430B1 (en) * 1997-08-15 2012-08-01 Time Warner Cable, Inc. Communications system
US6148330A (en) * 1997-11-17 2000-11-14 Netscape Communications Corp. System and method for automatically generating content for a network channel
US6091709A (en) * 1997-11-25 2000-07-18 International Business Machines Corporation Quality of service management for packet switched networks
KR100248410B1 (ko) 1997-12-22 2000-03-15 이계철 에이티엠 교환망 과부하시 에이티씨 콜 갭 기법을이용한 호 제어방법
US6289212B1 (en) 1998-09-16 2001-09-11 Openwave Systems Inc. Method and apparatus for providing electronic mail services during network unavailability
US6873617B1 (en) * 1999-02-03 2005-03-29 Tekno Industries, Inc. Means for and methods of “in-progress” fraud, billing and maintenance in a SS#7 network of high speed data links
US6542466B1 (en) 1999-05-20 2003-04-01 Motorola, Inc. Communication network method and apparatus
JP3333471B2 (ja) * 1999-06-03 2002-10-15 松下電器産業株式会社 基地局装置及び回線接続制御方法
AU6227500A (en) * 1999-07-30 2001-02-19 Ericsson Inc. Methods and systems for switching terminals from packet switched service to circuit switched service
JP2001078260A (ja) * 1999-09-06 2001-03-23 Yrp Kokino Idotai Tsushin Kenkyusho:Kk 移動通信システムにおける輻輳制御方法、移動端末および基地局
US6678526B1 (en) * 1999-09-29 2004-01-13 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and system for providing a call reservation service through a packet switched network
US7941175B1 (en) * 1999-12-20 2011-05-10 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Signal prioritization in a communications system
US6728211B1 (en) * 2000-03-07 2004-04-27 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for delaying packets being sent from a component of a packet switching system
US6664891B2 (en) * 2000-06-26 2003-12-16 Koninklijke Philips Electronics N.V. Data delivery through portable devices
JP4552290B2 (ja) 2000-08-21 2010-09-29 ソニー株式会社 データ伝送装置及び方法、データ処理装置及び方法
US6564061B1 (en) * 2000-09-01 2003-05-13 Nokia Mobile Phones Ltd. Class based bandwidth scheduling for CDMA air interfaces
US6842424B1 (en) * 2000-09-05 2005-01-11 Microsoft Corporation Methods and systems for alleviating network congestion
US20030003960A1 (en) 2000-12-01 2003-01-02 Takahiro Shoji Base station apparatus and channel access control method
US7120134B2 (en) 2001-02-15 2006-10-10 Qualcomm, Incorporated Reverse link channel architecture for a wireless communication system
KR100800884B1 (ko) * 2001-03-29 2008-02-04 삼성전자주식회사 이동통신 시스템에서 역방향 링크의 송신 제어 방법
ATE260007T1 (de) * 2001-03-30 2004-03-15 Cit Alcatel Verfahren zum multiplexen zweier datenflüsse auf einen funkkommunikationskanal und dazugehörender sender
US20020188744A1 (en) * 2001-05-31 2002-12-12 Mani Babu V. Direct connect service in a multimedia-capable network
US20020194065A1 (en) * 2001-06-13 2002-12-19 Haggai Barel Method for enabling the pricing of video-on-demand to be determined by advertisement volume
JP2003032392A (ja) * 2001-07-18 2003-01-31 Ntt Docomo Inc インターネット接続確立システム、インターネット接続確立方法、インターネット接続確立プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3465703B2 (ja) 2001-07-18 2003-11-10 日本電気株式会社 共通チャネルフロー制御方法
JP3904435B2 (ja) * 2001-11-28 2007-04-11 株式会社日立製作所 Webサービス向け輻輳制御装置及び方法
US20030134422A1 (en) * 2002-01-16 2003-07-17 Sayre Chauncey Bigelow Stem cell maturation for all tissue lines
EP1331767B1 (en) * 2002-01-28 2007-04-04 Lucent Technologies Inc. Method and apparatus for random access packet transmission by performing load control functionality
US7190669B2 (en) * 2002-07-09 2007-03-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System, method and computer readable medium for flow control of data traffic
US20040117236A1 (en) * 2002-12-13 2004-06-17 Dharmashankar Subramanian Automated optimization tool for electric utility sypply services

Also Published As

Publication number Publication date
BRPI0408348A (pt) 2006-03-21
WO2004084004A2 (en) 2004-09-30
EP1606890A2 (en) 2005-12-21
ES2433492T3 (es) 2013-12-11
KR20050110672A (ko) 2005-11-23
US20060035633A1 (en) 2006-02-16
US20040180677A1 (en) 2004-09-16
US7945255B2 (en) 2011-05-17
US6999759B2 (en) 2006-02-14
US20080293429A1 (en) 2008-11-27
EP1606890B1 (en) 2013-09-25
CN1759542A (zh) 2006-04-12
EP2204921A1 (en) 2010-07-07
US7689208B2 (en) 2010-03-30
EP2204921B1 (en) 2018-04-18
ES2676753T3 (es) 2018-07-24
EP1606890A4 (en) 2009-06-24
JP2006520550A (ja) 2006-09-07
KR100767206B1 (ko) 2007-10-17
BRPI0408348B1 (pt) 2018-07-31
WO2004084004A3 (en) 2005-01-27
CN1759542B (zh) 2010-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4410762B2 (ja) セルラ通信システムにおいて遅延可能データ・サービスを提供する方法および装置
US9392575B2 (en) QoS-aware paging in a wireless communication system
US7983683B2 (en) Communication method, communication apparatus and communication system
EP3069556B1 (en) Communications system, infrastructure equipment, communication terminal and method
ES2385415T3 (es) Método y aparato para la transición de estado/modo
US20050265294A1 (en) WCDMA mobile communication system
US10251084B2 (en) Method for multi-rat scheduling and apparatus therefor in system in which heterogeneous wireless communication technologies are utilized
JP2009510831A (ja) チャネル確立遅延を低減するための半活性状態
US11418998B2 (en) Wireless device, network node, core node and methods for handling radio communication of data
US20180324890A1 (en) Event-triggered mode switching for a mobile terminal
US20130294417A1 (en) Apparatus and methods for intelligent scheduling in hybrid networks based on client identity
EP3272182B1 (en) Event-triggered mode switching for a mobile terminal
WO2022236532A1 (en) Method, device, and system for sidelink resource selection

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080903

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090807

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090814

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091020

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4410762

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250