JP4410277B2 - 半導体装置、および半導体装置の制御方法 - Google Patents

半導体装置、および半導体装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置、およびその制御方法に係り、さらに詳しくは、例えば圧縮符号化された動画像ビットストリームを受け取り、可変長復号処理を行う動画像復号装置、およびその動画像復号装置におけるエラーコンシールメント方法に関する。
MPEG(ムービング・ピクチャー・エキスパーツ・グループ)などの動画像符号化方式がデジタル放送、インターネット通信、携帯電話通信などの様々な分野で広範に用いられている。このような動画像符号化方式における復号装置側では、符号化装置側から送られてきたビットストリームデータを復号して出力することになるが、例えばビットストリームデータが無線通信伝送路によって伝送される場合に、通信状態の悪化などの要因によってビットストリームデータにエラーが生じ、エラーを含むデータが復号装置に入力される可能性がある。
このようなエラーが復号装置側で検出された時、エラー修復のための最も確実な方法は、その部分の符号化データの再送を符号化装置側に要求することであるが、実際には通信速度の維持などの色々の観点から、データ再送要求はあまり現実的な方法ではない。
その結果、復号装置側でエラーが検出された場合に、そのエラーの影響ができるだけ少なくなるような処理を復号装置側で行う必要がある。2003年にITU−T(国際電気通信連合−電気通信標準化部門)によって制定されたH.264動画像圧縮符号化方式では、このような伝送エラーに対する対策の1つとして冗長スライスが用いられ、エラーが生じた場合にその内容を用いて、エラーの生じたマクロブロックに対する復号画像の修復を行うことができる。
そのような方法を用いることができない場合には、できるだけエラーの影響を少なくするために、復号装置側でエラーコンシールメント処理を行うことがあり、様々なエラーコンシールメントの手法が提案されている。このようなエラーコンシールメント処理の従来技術について、図16から図25を用いて説明する。
図16、および図17は、H.264などの動画像可変長符号化方式のビットストリーム内でエラーが検出された場合に、正常な復号が不可能な欠損ブロックと、既に復号済みであっても復号結果が正常でなかった可能性がある画質劣化ブロックの説明図である。図16において、ビットストリーム内でブロック(マクロブロック)n+3でエラーが検出されたとすると、可変長符号の特性上、それ以後の復帰位置までのブロックは正常な復号が不可能な欠損ブロックであり、また以前に復号されたブロック、例えばnからn+2のブロックの復号結果も、例えばブロックnの内部にビット異常、すなわちブロックn+3で検出されたエラーの原因となったビット異常が存在すれば、画質が劣化している可能性が高い。
図17においては、エラー検出(マクロ)ブロックn+3から復帰位置までの間のブロックは正常復号が不可能な欠損ブロックであり、また例えばnからn+2はすでに復号処理済であるが、正常な復号結果でないと推定される画質劣化ブロックである。
図18は、デブロッキングフィルタ処理、すなわち画像の符号化時にブロックの境界に生じるブロック歪みを減少させるためのフィルタ処理によって、画質劣化ブロックの影響を受けて画質が劣化するブロックの説明図である。エラー検出ブロックn+3におけるエ
ラー検出の時点で、画質劣化ブロックに隣接し、デブロッキングフィルタ処理が済んでいるブロック、ここではブロックnからn+3の上側のブロックも画質が劣化しているブロックと推定される。復号装置側におけるエラーコンシールメント処理では、このように画質が劣化していると推定されるブロックを判定し、欠損ブロックに対してと同様に、エラーコンシールメント処理を行う必要がある。
図19は、動画像復号装置の従来例の構成ブロック図である。同図において復号装置は、全体を制御する制御部100、入力ストリームデータの復号処理を行う復号処理部101、復号処理後の画像データを格納するフレームメモリ102、復号処理部101とフレームメモリ102との間での画像データのやり取りを制御するメモリコントローラ103、フレームメモリ102に格納された復号処理済の画像データをメモリコントローラ103を介して読み出し、出力画像として出力する出力部104によって構成されている。
復号処理部101は、入力ストリームデータに対する可変長復号処理を行う可変長復号処理部111、可変長復号処理部111の出力に対する逆量子化、および逆変換を行う逆量子化・逆変換部112、符号化方式としてフレーム内予測方式が用いられる場合にフレーム内予測の処理を行うフレーム内予測部113、フレーム間予測方式が用いられる場合にフレーム間予測の処理を行うフレーム間予測部114、復号後の画像データに対して前述のデブロッキングフィルタ処理を行うデブロッキングフィルタ処理部115、デブロッキングフィルタ処理部115に対して、逆量子化・逆変換部112の出力と、スイッチ117によって切り替えられるフレーム内予測部113、またはフレーム間予測部117の出力を加算して与える加算器116を備えている。
フレーム内予測部113とフレーム間予測部114において入力ストリームデータの内部にエラーが検出されると、エラーコンシールメント処理が行われる。このエラーコンシールメント処理の方式としては各種の方式があるが、1つの方法としてすでに復号されてフレームメモリ102に格納されている画像データのうちで、エラー検出ブロック、欠損ブロック、または画質劣化ブロックに対応するエラー隠蔽用参照画像を選択して、画質劣化ブロックや欠損ブロックの画像データの代わりに用いるエラーコンシールメント手法が存在する。
図19において、例えば符号化方式としてフレーム内予測方式が用いられている場合にエラーが検出されると、スイッチ117がフレーム間予測部114側に切り替えられ、メモリコントローラ103を介してフレームメモリ102から欠損ブロック、あるいは画質劣化ブロックのデータの代わりとするエラー隠蔽用参照画像が読み込まれ、その画像データが逆量子化・逆変換部112の出力と加算器116によって加算され、デブロッキングフィルタ処理部115に与えられる。その出力は画質劣化ブロック、あるいは欠損ブロックに対応する復号結果画像データとして、メモリコントローラ103を介してフレームメモリ102に格納される。フレーム間予測方式が用いられている場合にも、同様にフレーム間予測部114からエラー隠蔽用参照画像のデータが加算器116に供給される。
図20から図22は、図19の制御部100による制御処理のフローチャートである。図20は、復号処理部101に対する制御処理のフローチャートであり、同図においてはステップS101でフレームメモリ102に空きができるまで復号処理部101の処理を待たせ、空きができるとステップS102で復号処理部101に1画面、すなわち1フレームの復号処理を行わせ、ステップS103で規格、仕様に基づいた参照画像管理、例えばフレーム間予測方式において復号処理後の画像が他の画像の参照画像として用いられる場合の管理などを行い、その後ステップS101からの処理が繰り返される。
図21は、出力部104に対する制御処理のフローチャートである。同図においてはま
ずステップS105で出力開始タイミング、すなわちフレームメモリ102から出力画像データを読み出すためのタイミングを出力部104に待たせ、そのタイミングが来た時点でステップS106で規格、仕様に基づいてフレームメモリ102から出力すべき出力画像が決定され、ステップS107でフレームメモリ102からメモリコントローラ103を介して読み出された出力画像データ1画面を出力部104に出力させ、ステップS105からの処理が繰り返される。
図22は、フレームメモリ102の内部の領域解放制御処理のフローチャートである。同図においてはステップS108で規格、仕様に基づいて解放してよい、すなわちフレームメモリ102から消去してよい画像が発生するまで待ち、ステップS109でその画像が確保していたフレームメモリ102上の領域が開放させられて、ステップS108からの処理が繰り返される。なお、領域を解放してよいかどうかは既にその画像データが出力部104を介して出力され、また例えばフレーム間予測方式が用いられている場合に、その画像データが他の画像から参照される可能性が無くなったか否かによって判定される。
図19の動画像復号装置の問題点について説明するために、図23を用いて入力ストリームに対する画像データ復号処理の順序と出力順序を示すGOP(グループ・オブ・ピクチャ)構造の例を説明し、この例を用いた画像データ復号処理と出力処理のタイミングチャートの従来例を、図24と図25を用いて説明する。図23は、MPEG2、またはH.264などの動画像符号化方式で一般的に用いられているGOP構造の1つであり、入力ストリーム内画像データに対する復号処理の順序と出力順序、および画像間の参照関係を示す。
すなわち図23の上部では入力ストリーム内の画像、すなわちピクチャの順序に対応した復号処理の順序が示されている。このGOP構造において最初に入力されるI0ピクチャは、その後入力されるBピクチャであるB1、B2、B4、およびB5ピクチャと、PピクチャとしてのP3ピクチャから参照される。またP3ピクチャはB4、B5、B7、およびB8ピクチャからと、P6ピクチャによって参照され、さらにP6ピクチャはB7ピクチャとB8ピクチャによって参照されるという参照関係が存在する。なお、図で矢印の先が参照するピクチャであり、矢印の根本が参照されるピクチャである。
図23の下側に示すピクチャ出力順序では、まずB1、B2のピクチャに対する復号結果が出力された後に、最初に入力されたI0ピクチャの復号結果が出力され、その後B4、B5ピクチャの復号結果の出力の後に、P3ピクチャの復号結果が出力され、さらにB7、B8ピクチャの復号結果の出力の後に、P6ピクチャの復号結果の出力が行われるというように、復号結果の出力順序は入力ストリーム内のピクチャの順序とは異なるものとなる。
一般的に前述のように入力ビットストリームにエラーが検出され、エラー検出ブロック以前の画質劣化ブロックに対してもエラーコンシールメント処理を行う場合には、既に復号済みの画質劣化ブロックに対する再処理としてのエラーコンシールメント処理を行うことによって出力画像におけるエラーの影響を目立たなくすることができるが、再処理による処理量が増加することになる。例えば1つの画像、すなわち1枚の画像(ピクチャ)の内部に非常に多くエラーが発生した場合には、再処理の処理量の増加によって1枚の画像データの復号に割り当てられた復号処理時間を超過してしまうことが考えられる。
図24のタイミングチャートは、図23の入力ストリーム内のピクチャのうちでP3ピクチャとB4ピクチャの内部にエラーが存在し、これらの画像内にエラーによる欠損ブロックや画質劣化ブロックを含んでいる場合の復号処理と、出力処理のタイミングチャートの例である。この例では、エラーを含む画像としてのP3ピクチャの復号においてはエラ
ー隠蔽用にI0ピクチャが参照され、またB4ピクチャの復号処理においてはエラー隠蔽がなされた結果としてのP3ピクチャが参照されて、B4ピクチャに対するエラーコンシールメント処理が行われている。そしてこれら2つのピクチャの復号処理には、他のピクチャの復号処理よりも長い時間を必要としているが、B2ピクチャとB4ピクチャの間でI0ピクチャが出力されるために、出力処理は図23で説明したように正しく行われ、エラーコンシールメント処理による復号処理時間の延長は画像データ出力に影響を与えない範囲となっている。なお、同図の下部におけるバンク0からバンク3は1つの画像、すなわち1つのピクチャのデータを格納するためのフレームメモリ内の領域であり、各バンクに格納されたデータはその出力が終了し、かつ他のピクチャから参照される可能性がなくなった時点で、図22で説明したように各バンクから消去される。
図25は、P3ピクチャ、およびB4ピクチャに対する復号処理の処理時間が図24におけるよりも延長され、画像データ出力が図23に示すものと異なるものとなってしまう、処理の破綻例を示すものである。同図においてはP3ピクチャに対する復号処理がB2ピクチャの出力終了時点までかかり、この時点から開始されるB4ピクチャの復号処理の処理時間も延長され、その結果B4ピクチャの出力が間に合わず、I0ピクチャの出力が2回行われてしまった例であり、その結果、図23のGOP構造全体の画像データ出力のための処理時間も1ピクチャ分増加してしまっている。
以上のように従来においては、エラー検出ブロック以前に復号された画質劣化ブロックに対してもエラーコンシールメント処理を行う場合に、1つのピクチャ内のエラー箇所が非常に多い時には、そのピクチャの復号に要する処理時間があらかじめ定められた処理時間を超過してしまう可能性があるという問題点があった。
このような動画像復号装置におけるエラーコンシールメント処理に関する従来技術としての特許文献1ではデコード画像データにエラーが発生した場合に、現に表示している画像をリピート表示するという簡単なエラーコンシールメント処理を行うことにより、表示画像の乱れを目立たせないようにする技術が開示されている。
また同様の特許文献2では、画像の復号時にエラーが生じた場合に、復号画像から表示画像を生成する際のRGB変換演算量を低減させる技術が開示されている。
しかしながらこのような従来技術を用いても、エラー検出ブロックの以前に復号された画質劣化ブロックなどに対するエラーコンシールメント処理を、そのブロックに対する再処理として行う場合に1つの画像、すなわちピクチャに対する復号処理時間が長くなり、予め規定された処理時間を越えてしまう可能性があるという問題点を解決することはできなかった。
特開2001−119693号公報 「MPEG画像表示制御方法及び装置」 特開2004−320252号公報 「画像再生装置」
本発明の課題は、上述の問題点に鑑み、1つの画像のデータの中に多数のエラーが発生した場合にも、1つの画像に対して割り当てられた復号処理時間を超過することなく、画質劣化ブロックや欠損ブロックに対するエラーコンシールメント処理を可能とし、画像復号装置から品質の良い画像の出力を可能とすることである。
本発明の半導体装置は、例えば動画像復号装置であって、デコード部、第1、および第2メモリ、出力部を少なくとも備える。デコード部は、入力される第1データ、例えば入
力ストリームとしての画像データをデコード処理するものである。
第1メモリは、第1データをデコードした第2データを格納するものであり、第2メモリはエラーが検出された第1データのデコードでのエラー部分に関するエラー情報を格納するものであり、出力部は第2データを出力するものである。
そして出力部が第2データを第1メモリから読み出して出力する場合、第2メモリに格納されているエラー情報に基づいて、第1データのエラー部分に対応するデータとして第2メモリに格納されている第1データの他の部分のデコード結果としての第2データ、例えばエラー隠蔽用参照画像のデータを読み出して出力する。
以上のように本発明においては、入力画像データのうちでエラー隠蔽対象の画像に関するエラー情報がメモリに格納され、画像データ出力時にはそのエラー部分に対応してエラー隠蔽用参照画像のデータが用いられて、画像データの出力が行われる。
本発明によれば、ある画像内のブロックにエラーが検出された場合、それ以前に既に復号が行われている画質劣化ブロックに対する再処理を行う必要はなくなり、処理量を増加させること無く、画質劣化ブロックに対するエラー隠蔽処理を行うことが可能になり、画質劣化ブロックに対する再処理による処理時間の増大を防止することができる。
さらに、1つの画像データ内に非常に多くのエラーが発生した場合にも、1つの画像に対して割り当てられた復号処理時間を超過することなく、エラーコンシールメント処理が実行された画像データを出力することが可能となり、動画像復号装置の実用性向上に寄与するところが大きい。
図1は、本実施形態における半導体装置としての動画像復号装置の基本構成ブロック図である。同図において半導体装置1は、デコード部2、第1メモリ3、第2メモリ4、および出力部5を備えている。この半導体装置は、例えばLSIチップとして製造され、動画像復号装置として動作するものである。
デコード部2は、後述する復号処理部に相当し、入力される第1データ、すなわち入力ストリームデータをデコードをするものであり、第1メモリ3は後述するフレームメモリに相当し、第1データをデコードした第2データ、すなわち復号結果の画像データを格納するものである。また第2メモリ4は後述するエラー隠蔽対象位置情報保持部に相当し、第1データのデコードでのエラー部分に関するエラー情報を格納するものである。このエラー情報は、エラーが検出されたブロックの位置、エラー検出ブロックから復帰位置までの欠損ブロックの位置、およびエラー検出ブロックに対応して、以前に復号されたブロックのうちでエラーコンシールメント処理が必要と判定されるブロックの位置を示す情報である。
出力部5は、第2データを出力するものであり、この第2データを第1メモリ3から読み出して出力する場合、第2メモリ4に格納されているエラー情報に基づいて、第1データのエラー部分、例えばエラー検出ブロック、欠損ブロック、および画質劣化ブロックに代えて、既に復号され、第メモリに格納されているエラーコンシールメント用のデータを読み出して外部に出力するものである。
図2は、第1の実施例における動画像復号装置の構成ブロック図である。同図を従来例の構成を示す図19と比較すると、明らかな追加ブロックとして、エラー隠蔽対象位置情
報保持部15が追加されている点以外は同様であり、同一の名称を持つブロックの動作は図19におけると同様であるが、図2の動画像復号装置の動作についてさらに詳細に説明する。
図2においてエラー検出情報は、可変長復号処理部21、または逆量子化・逆変換部22から、復号処理部11の内部の制御部20に対して与えられる。このエラー検出は可変長復号時の異常や、逆量子化・逆変換の結果の残差が規定値の範囲を逸脱していること、動きベクトルのデータが規格の規定値範囲を逸脱していること、あるいは規格上ありえないフレーム内予測モードなどの検出によって行われる。
制御部20は、このようなエラー検出情報の入力に対して、欠損ブロック、エラー検出ブロック、およびエラー検出ブロック以前に復号された画質劣化が起こっていると推定されるブロックをエラー隠蔽対象として決定し、それらのブロックの位置を示す位置情報をエラー隠蔽対象位置情報保持部15に格納する。このエラー隠蔽対象位置情報は、出力部14からの画像データ出力時に、エラー隠蔽対象位置情報保持部15から出力部14に与えられる。
図2において、図19の従来例におけると同様に、可変長復号処理部21からフレーム間予測部24に対して、フレーム間予測において必要となる参照画像とその参照位置の両方を指示する信号が与えられる。また制御部20からフレーム間予測部24に対して、必要に応じて、エラー隠蔽用の参照画像とその参照位置とを指示する信号が与えられる。第1の実施例においては、例えば図23で説明したような画像の復号処理において必要とされる参照画像データに対するエラーコンシールメント処理は、従来例の図19におけると同様に基本的にフレーム間予測部24によって行われる。エラーコンシールメント処理が行われた被参照画像は、デブロッキングフィルタ処理部25、メモリコントローラ13を介してフレームメモリに格納されるものとする。ただし復号処理において参照されない画像のデータ、例えば図23におけるB4ピクチャの画像データ内にエラーがあっても、そのエラーに対応するエラーコンシールメント処理が行われることは無く、出力部14による画像データ出力にあたって、その画像データの中でエラー隠蔽対象位置情報によって指定される位置の処理ブロック、例えば画質劣化ブロックに対してはフレームメモリ12の内部に格納されているエラー発生画像に対応するエラー隠蔽(コンシールメント)用参照画像がフレームメモリ12から読み出されて、エラーコンシールメントの結果が外部に出力されることになる。
図3から図6は、従来例の図20から図22に対応する、第1の実施例における図2の制御部10による制御処理のフローチャートである。図3は、復号処理部に対する制御処理のフローチャートであり、同図を従来例に対する図20と比較すると、ステップS101からS103に対応するステップS1からステップS3の処理の後に、ステップS4において復号後処理が行われ、ステップS1からの処理が繰り返される。この復号後処理の詳細については後述する。
なお、本実施形態においてはステップS3の参照画像管理において、フレームメモリ12に格納されている画像が復号処理により参照される可能性の有無を示すフラグ、およびエラー隠蔽のために参照される可能性の有無(エラー隠蔽で使用中か使用済か)を示すフラグが制御部10の内部に保持されるものとし、これらのフラグの値の設定が制御部10によって実行される。
図4は、出力部に対する制御処理のフローチャートである。同図を従来例の図21と比較すると、ステップS6、S7、およびS9の処理は図21におけるステップS105からS107における処理と同様であるが、ステップS8でエラー隠蔽用参照画像を出力部
に伝達する処理が行われる点が基本的に異なっている。図2において、エラー隠蔽対象位置情報保持部15から出力部14に与えられるエラー隠蔽対象位置情報は、例えば画質劣化ブロック、欠損ブロックなどを含むエラー隠蔽対象画像を示すデータであり、フレームメモリ12に既に復号されて格納されている画像データのいずれをエラー隠蔽用参照画像として用いるべきかが、制御部10から出力部14に与えられることになる。
なお、本実施形態においては、フレームメモリ12に格納されている画像データに対してその画像データが出力待ちであるか否かを示すフラグが制御部10の内部に保持されるものとし、ステップS7の出力画像決定においてはこのフラグの値も用いて出力画像が決定される。
図5は、第1の実施例におけるフレームメモリ12に対する領域解放制御処理のフローチャートである。同図を従来例の図22と比較すると、ステップS11で解放してよい画像が、規格/仕様だけでなく、制御部10に保持されているエラー隠蔽用に使用される可能性の有無を示すフラグが使用済みに設定されていることが領域解放の条件として判定される点を除いては、その処理は従来例におけると同様である。
図6は、図3におけるステップS4の復号後処理の詳細フローチャートである。同図において処理が開始されると、まずステップS15で復号された画像がエラー隠蔽で参照されない画像であるか否かが判定され、参照されない場合にはステップS16でその画像に対するフラグがエラー隠蔽で使用済みに設定されて復号後処理を完了する。
これに対してステップS15で復号された画像がエラー隠蔽用に参照される可能性がある画像である場合には、ステップS17で現在のエラー隠蔽用参照画像に対するフラグをエラー隠蔽で使用済みに設定し、ステップS18で、復号された画像をエラー隠蔽用参照画像に設定し、そのフラグをエラー隠蔽で使用中に設定して復号後処理を完了する。
第1の実施例における復号処理部11による1ピクチャ復号処理のフローチャートについて図7、図8を用いて説明する。図7は、1ピクチャ復号処理の全体処理フローチャートである。同図において1ピクチャの復号処理が開始されると、まずステップS20で1マクロブロック(MB)の復号処理が行われる。この1マクロブロック復号処理については図8で説明するが、前述のようにこの処理の中で、復号処理によって参照される画像に対しては、従来技術と同様にその内部の画質劣化ブロック、および欠損ブロックに対するエラーコンシールメント処理が行われるものとする。
続いてステップS21でエラーを検出したか否かが判定され、エラーを検出していない場合には直ちに、また検出した場合にはステップS22で、例えば経験的に決定される復号済みの画質劣化ブロックの位置を含み、復帰位置までがエラー隠蔽対象であることがエラー隠蔽対象位置情報保持部15に格納された後に、ステップS23で1ピクチャ内の全てのマクロブロックの復号処理が行われたか否かが判定され、全てのマクロブロックに対する復号処理が終了していない場合にはステップS20からの処理が繰り返され、全てのマクロブロックに対する復号処理が終了した場合には1ピクチャ復号処理を完了する。なお、ステップS22におけるエラー隠蔽対象の決定は、復号処理部11の内部の制御部20によって行われる。
図8は、図7のステップS20における1マクロブロック復号処理のフローチャートである。同図において処理が開始されると、まずステップS25で現在の復号処理の対象が欠損マクロブロックであるか否かが判定され、欠損マクロブロックである時には直ちに、また欠損マクロブロックでない時にはステップS26で通常の復号処理が行われた後に、1マクロブロック復号処理を完了する。なお、第1の実施例では、前述のようにステップ
S26における通常の復号処理において、参照される画像に対してエラーが検出された場合には、従来技術と同様にエラーコンシールメント処理が行われる。
図9は、第1の実施例における出力部14による1ピクチャ出力処理のフローチャートである。同図において処理が開始されると、ステップS28で出力対象の画像がエラー隠蔽対象となっているか否かがエラー隠蔽対象位置情報保持部15の記憶内容を用いて判定され、エラー隠蔽対象の画像でない場合にはステップS29で本来の出力画像の1つのラインのうちの16画素のリードが行われ、エラー隠蔽対象の画像である場合にはステップS30でエラー隠蔽用画像の16画素がリードされ、ステップS31でその16画素が出力される。ステップS32で1ラインの出力が完了したか否かが判定され、まだ完了していない場合にはステップS28以降の処理が繰り返される。そして1つのラインの出力が全て完了したと判定されると、ステップS33で全てのラインを出力したか否かが判定され、まだ出力していない場合には次のラインに対するステップS28以降の処理が繰り返され、全てのラインを出力したと判定された時点で1ピクチャ出力処理を完了する。
図10は、第1の実施例における復号処理と画像データ出力処理のタイミングチャートである。同図においては、従来例の図24、図25と同様に復号処理において参照されるP3ピクチャと参照されないB4ピクチャとがエラーを含む画像であるが、第1の実施例では復号処理において参照されない画像に対しては画質劣化ブロックに対する再処理の必要がなく、さらに復帰位置までの欠損ブロックに対しては復号処理そのものを行う必要がなくなるため、その分の処理能力に余裕が生じ、図24に示すよりもさらにこれらエラーを含む画像に対する復号処理時間が短くなり、結果的にエラーを含む画像に対する復号処理時間が予め定められた時間を超過する可能性は極めて少なくなる。
次に第2の実施例について説明する。図11は、第2の実施例における動画像復号装置の構成ブロックである。同図を第1の実施例に対する図2と比較すると、基本的な構成は全く同様であるが、エラー隠蔽対象位置情報保持部15から復号処理部11の内部のフレーム間予測部24に対してエラー隠蔽対象位置情報が出力されている点が異なっている。第2の実施例では、前述の第1の実施例と異なって、復号処理において参照される画像に対してもエラーコンシールメント処理は一切行われず、エラーが検出された画像の内部のエラー検出ブロック、欠損ブロック、および画質劣化ブロックに関する情報は、エラー隠蔽対象位置情報として、復号処理部11の内部の制御部20からエラー隠蔽対象位置情報保持部15に出力され、さらにそのデータは出力部14だけでなく、復号処理部11の内部のフレーム間予測部24に対してもフィードバックされる。
これによってフレーム間予測部24の処理において、例えば図23においてB4ピクチャによって参照されるP3ピクチャの内部に画質劣化ブロックや欠損ブロックが存在しても、P3ピクチャに対するエラーコンシールメント処理は行われないが、フレームメモリ12の内部の他の画像、すなわちP3ピクチャに対するエラー隠蔽用参照画像が用いられて、画像データ出力処理が実行されることになる。
第2の実施例における制御部10による復号処理部の制御、出力部の制御、およびフレームメモリ12に対する領域解放制御の処理は、復号処理部の制御における復号後処理の一部を除いては第1の実施例に対する図3から図5と同様であり、その説明を省略する。
図12は、第1の実施例に対する図6に相当する、第2の実施例における復号後処理のフローチャートである。同図において処理が開始されると、ステップS35で復号された画像に欠損ブロックや画質劣化ブロックがあるか否かが判定され、ある場合にはステップS36で復号された画像がその後の処理でエラー隠蔽に使用されることの無いように、その画像に対するフラグがエラー隠蔽で使用済みに設定された後に直ちに処理を完了する。
欠損ブロックや画質劣化ブロックがない時には、ステップS37で欠損ブロックや画質劣化ブロックのない復号済み画像の中からエラー隠蔽用参照画像が選択され、エラー隠蔽に使用される可能性の有無を示すフラグがエラー隠蔽で使用中に設定され、残りの画像に対するフラグがエラー隠蔽で使用済みに設定されて復号処理を完了する。
これによってその後の復号処理において本来参照される可能性のあった画像についても、その画像内に欠損ブロックや画質劣化ブロックがある場合には、その画像はフレーム間予測部24による処理において使用されることは無くなる。
第2の実施例における1ピクチャ復号処理の内容も、図7のステップS20の1マクロブロック復号処理の内容を除いては第1の実施例における図7と同様であり、その説明を省略する。
図13は、第2の実施例における1マクロブロック復号処理のフローチャートである。同図において処理が開始されると、まずステップS40で現在復号対象となっている処理ブロックが欠損マクロブロックであるか否かが図11の制御部20によって判定され、欠損マクロブロックである場合には、第1の実施例に対する図8と同様にそのマクロブロックに対する復号処理を行うことなく、1マクロブロック復号処理を完了する。
処理中のマクロブロックが欠損マクロブロックでない場合には、ステップS41で処理中の画像が参照する画像がエラー隠蔽対象となっているか否かがエラー隠蔽対象位置情報保持部15の記憶内容を参照して判定され、参照する画像がエラー隠蔽対象となっている場合には、ステップS42で参照される画像に対応するエラー隠蔽用画像を参照して復号処理が行われる。参照する画像がエラー隠蔽対象となっていない場合には、ステップS43で通常の復号処理が行われ、1マクロブロック復号処理を完了する。
図14、および図15は、第2の実施例における復号処理と画像出力処理のタイミングチャートである。図14において、第1の実施例に対すると同様にP3ピクチャとB4ピクチャとがエラーによる欠損ブロックや画質劣化ブロックを含む画像であるものとする。P3ピクチャの復号後の画像は図10におけると同様にフレームメモリのバンク3に格納されるが、この画像データは画質劣化ブロックや復号処理が行われていない欠損ブロックを含むために不完全な画像データである。またP3ピクチャに対するエラー隠蔽対象位置情報は、エラー隠蔽対象位置情報保持部15に格納される。
B4ピクチャについても同様に欠損ブロックや画質劣化ブロックを含むために、不完全な画像データとしてフレームメモリのバンク1に格納されるが、同時にエラー発生位置に対応するエラー隠蔽対象位置がエラー隠蔽対象位置情報保持部15に格納される。
次にB5ピクチャはエラーを含まない画像であるが、図23で説明したように本来P3ピクチャを参照するものである。ピクチャP3は、エラーによる欠損ブロックや画質劣化ブロックを含むことが、エラー隠蔽対象位置情報保持部15の格納内容を参照することによって判定され、参照画像がエラーを含まないエラー隠蔽用参照画像としてのB2ピクチャに切り替えられて、復号処理が行われる。
ピクチャB4の出力時には、エラー隠蔽対象位置情報保持部15の格納内容を参照することによって、隠蔽用参照画像、すなわちB5ピクチャを用いた出力処理が行われる。さらにP3ピクチャの出力時には、同様にエラー隠蔽対象位置情報保持部15の格納内容が参照され、エラー隠蔽用参照画像としてのB7ピクチャの画像データが用いられて画像データの出力が行われる。
図14においてピクチャB5の復号開始の時点を考える。例えば図24の従来例や第1の実施例に対する図10では、この時点でピクチャB5の復号結果はフレームメモリのバンク2に格納されている。しかしながら図14においては、ピクチャB2はエラー隠蔽用参照画像として用いられるために、この時点でバンク2を解放することはできず、ピクチャB5の復号結果はバンク4に置かれることになり、一時的にフレームメモリで保持する画像の数は1枚多くなり、バンクの数を1個多くする必要がある。
図15は、第2の実施例における復号処理と画像データ出力処理の異なる例のタイミングチャートである。図14においては、エラー隠蔽用参照画像として、エラーによる欠損ブロックや画質劣化ブロックを含まない画像のうちで最新の復号済み画像が用いられている。これに対して図15では、エラー隠蔽用参照画像を本来復号処理の中で参照画像として用いられるべき画像の中から選択する方法でエラー隠蔽処理が行われている。すなわちB4ピクチャの出力時点までは、復号処理の中で最初に用いられる被参照画像としてのI0ピクチャがエラー隠蔽用参照画像として用いられ、B7の復号処理、およびB5ピクチャの出力処理の時点からエラー隠蔽用参照画像がP6ピクチャに切り替えられて、処理が行われている。なお、図15においてもP6ピクチャの復号処理結果を保持しておくためにバンク4が用いられており、バンクの数を図14におけると同様に1個増加させる必要がある。
以上のように第2の実施例においては、復号処理において用いられるべき被参照画像に対しても復号時におけるエラー隠蔽処理を行うことなく、復号時に参照されることの無い画像を含めて全ての画像のデータに対する復号時におけるエラーコンシールメント処理は行われない。そして出力部14によって画像データを出力する時に、エラーによる画質劣化ブロックや欠損ブロックを含む画像に対しては、エラー隠蔽用参照画像が用いられて結果的にエラーコンシールメント処理が行われた画像データが外部に出力されることになるため、従来技術におけるように1つの画像データに対する復号処理時間が予め定められた時間を超過する可能性は全く無くなることになる。また欠損ブロックに対するエラーコンシールメント処理においては、従来技術において必要であった復号処理部へのデータ読込みや、復号処理結果のフレームメモリへの書き込みの処理を削減することが可能となり、さらに1つの画像データに対する復号処理時間の短縮が実現される。
動画像復号装置としての半導体装置の基本構成ブロック図である。 第1の実施例における動画像復号装置の構成ブロック図である。 図2の制御部による復号処理部に対する制御処理のフローチャートである。 制御部による出力部に対する制御処理のフローチャートである。 制御部によるフレームメモリに対する領域解放制御処理のフローチャートである。 図3における復号後処理の詳細フローチャートである。 第1の実施例における1ピクチャ復号処理のフローチャートである。 図7における1マクロブロック復号処理のフローチャートである。 第1の実施例における1ピクチャ出力処理のフローチャートである。 第1の実施例における復号処理と画像データ出力処理のタイミングチャートである。 第2の実施例における動画像復号装置の構成ブロック図である。 第2の実施例における復号後処理のフローチャートである。 第2の実施例における1マクロブロック復号処理のフローチャートである。 第2の実施例における復号処理と画像データ出力処理の例のタイミングチャートである。 第2の実施例における復号処理と画像データ出力処理の異なる例のタイミングチャートである。 ビットストリームにおけるエラー検出の説明図である。 1つの画像データ内の画質劣化ブロックと欠損ブロックとの説明図である。 デブロッキングフィルタ処理による画質劣化ブロックの増加の説明図である。 動画像復号装置の従来例の構成ブロック図である。 図19における復号処理部に対する制御処理のフローチャートである。 図19における出力部に対する制御処理のフローチャートである。 図19におけるフレームメモリの領域解放に対する制御処理のフローチャートである。 画像間参照関係を示すGOP(グループ・オブ・ピクチャ)構造の例である。 復号処理と画像データ出力処理のタイミングチャートの従来例(その1)である。 復号処理と画像データ出力処理のタイミングチャートの従来例(その2)である。
符号の説明
1 半導体装置
2 デコード部
3 第1メモリ
4 第2メモリ
5、14 出力部
10 制御部
11 復号処理部
12 フレームメモリ
13 メモリコントローラ
15 エラー隠蔽対象位置情報保持部
20 制御部(エラー隠蔽対象決定)
21 可変長復号処理部
22 逆量子化・逆変換部
23 フレーム内予測部
24 フレーム間予測部
25 デブロッキングフィルタ処理部
26 加算器
27 スイッチ

Claims (5)

  1. 入力される第1データをデコードして、該デコードの結果である第2データを出力するデコード部であって、前記第1データのデコードに際してエラー検出された部分に前記第1データの他の一部によって参照される部分が含まれる場合、該参照される部分に対応する第2データとして、前記第1データの他の部分のデコード結果を出力するデコード部と、
    前記第2データを格納する第1メモリと、
    前記第1データのデコードに際してエラー検出された部分のうち前記他の一部によって参照される部分を除く残りのエラー部分に関するエラー情報を格納する第2メモリと、
    前記第2データを出力する出力部とを備え、
    前記出力部は、前記第2データを前記第1メモリから読み出して出力する時、前記第2メモリに格納されている前記エラー情報に基づき、前記第メモリに格納されている前記第2データのうち前記エラーの検出された部分以外の他の部分に対応するデータ、前記第1データのエラー部分に対応するデータとして読み出して外部に出力することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2メモリが、前記第1データのデコード結果として予想されるデータのうち、データ品質が悪化すると推定される部分に関するエラー情報として、前記第1データの前記エラー部分の前に入力された、前記第1データの少なくとも一部に関する情報と、前記第1データのうち前記エラー部分の後から予め定めれた位置までに入力されたデータに関する情報をさらに格納し、
    前記出力部が、前記第メモリに格納されている前記第2データのうち前記他の部分に対応するデータを、前記データ品質が悪化すると推定される部分に対応するデータとして読み出して外部に出力することを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体装置が動画像復号装置を構成し、
    前記第1データが連続的に入力される画像のデータであり、前記出力部は、前記第2データのうち前記第1データの前記エラー部分に対応する前記データを、前記エラー部分、および/または前記データ品質悪化すると推定される部分を含む画像に対するエラー隠蔽用画像データとして出力することを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  4. 入力される第1データデコードして、該デコードの結果である第2データを出力し、その際、前記第1データのデコードに際してエラーの検出された部分に、前記第1データの他の一部によって参照される部分が含まれる場合、該参照される部分に対応する第2データとして、前記第1データの他の部分のデコード結果を出力し、
    前記第2データを第1メモリに格納すると共に、前記第1データのデコードでのエラー部分のうち、前記他の一部によって参照される部分を除く残りのエラー部分に関するエラー情報を第2メモリに格納し、
    前記第2データを前記第1メモリから読み出して外部に出力する際、前記第2メモリ格納されている前記エラー情報に基づ前記第1メモリに格納されている前記第2データのうち前記エラーの検出された部分以外の他の部分に対応するデータを、前記第1データのエラー部分に対応するデータとして読み出して外部に出力することを特徴とする半導体装置の制御方法。
  5. 前記半導体装置が動画像復号装置を構成し、
    前記第1データが連続的に入力される画像データであり、前記第2データを外部に出力する際、前記第2データのうち前記第1データの前記エラー部分に対応する前記データを前記エラー部分を含む画像に対するエラー隠蔽用画像データとして出力することを特徴とする請求項に記載の半導体装置の制御方法。
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