JP4409999B2 - 多重化パケット転送装置 - Google Patents

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Description

本発明は多重化パケット転送装置に関し、更に詳しくはバーストパケットデータを均等に多重化させることができるようにした多重化パケット転送装置に関する。
近年、インターネットの爆発的な普及と技術の発展に伴って、ユーザが扱うデータも多種多様となり、特に画像データやストリーミングデータ等の大容量データによる通信が行なわれるようになった。画像端末又はコンテンツサーバからの可変長で且つバースト性のあるパケットデータを集線多重化してネットワーク網へ送出する装置において、多重パケットデータにバースト性が高くなると、パケットデータのロスが発生しやすくなり、画像データ及びストリーミングデータ等のサービス品質が劣化してしまう。よって、各入力ポート帯域を保証しながらパケットデータを均等出力する要求が高まってきている。
図12は従来の多重化パケット転送装置の構成例を示すブロック図である。図において、10が多重化パケット転送装置である。該多重化パケット転送装置10は、入力監視部1と、パケットバッファ2と、WRR(Weighted Round Robbin)部3から構成されている。入力パケットデータは、各ポートにパケットレングス、パケット間隔もまちまちに入力される。
入力監視部1は、各ポート(Port)単位に入力バッファを有しており、各ポートに設定されているレートよりも高レートで入力されるパケットデータについてはパケットの廃棄を行ない、パケットバッファ2に転送する。パケットバッファ2は、各ポート単位にパケットデータの蓄積を行なう。パケットバッファ2に蓄積されていたパケットデータは、読み出されてWRR(各ポート毎に重み付けを行ない、1パケットずつ読み出しを行なうもの)3で、各ポート毎の重み付けを行ない、MTU単位(Max Transmission Unit:最大転送単位)にパケットデータを読み出し、送出する。多重化されたパケットデータは、各ポートを多重化出力する際に、各ポートの帯域(パケット間隔)を均等に保ちながら出力する。
図13は従来のパケット多重タイミングチャートの一例を示す図である。ポート1,ポート2に低レート(例えば1Mb/s)でロングパケット、ポートNに高レート(例えば10Mb/s)でショートパケットが入力された場合に、入力監視部1で設定入力レート以上のレート(バースト)で入力されたパケットデータを廃棄し、ポート単位にパケットバッファ2に蓄積される。ここで、廃棄されるパケットデータは、図13の場合、ポート1での“C”パケットデータ、ポート2の“c”パケットデータ、ポートNの“10,11,12,13”パケットデータである。
WRR部3では、ウェィテッド・ラウンド・ロビン(WRR)方式で読み出しを行なうため、ポート1,ポート2の低レートのロングパケットデータが先に読み出され(図13の場合、ポート1,2の“A”,“a”が読み出される。)、高レートのショートパケットデータ(図13の場合、ポートNの“1〜8”パケット)が待たされてしまう。ポート1,2のロングパケットデータが読み出されている間に、ポートNの高レートのパケットデータがパケットバッファ2に蓄積され、読み出し順序が回ってきた時に連続読み出し多重されるため、MTU単位のバーストが発生していた。
従来のこの種の装置としては、通過データ量カウンタ部により、各バッファが使用した出力帯域リソースを計測し、次のある期間の出力帯域分配比率としてWRRに設定するようにした技術がある(例えば特許文献1参照)。また、IPパケットを、ネットワークサービス品質に応じて制御する手段を具備した技術がある(例えば特許文献2参照)。これら装置は、パケットデータをクラス分けしてWRR方式でパケットデータの送出を行なっており、パケットデータの送信間隔を均等に出力することはできない。
特開2002−300177号公報(第3頁、第4頁、図1) 特開2001−197111号公報(第5頁、第6図、第7図、図1)
従来のパケットデータ多重装置では、各入力ポート側でパケットデータのレート監視を行ない、設定帯域よりも高いレートで入力されたパケットデータは廃棄し、パケットバッファに蓄積される。バッファに蓄積されたパケットデータを、各ポート毎にWRR方式で読み出し多重を行ない、パケットデータを送出していた。
WRR方式による読み出し多重を行なうと、多重パケットデータの均等出力は可能であるが、総入力ポート側と出力ポート側(多重出力側)が同帯域で、ロングパケット(最大パケット長)が入力されると、ロングパケットを送出する間、送出側帯域を占有してしまい、ショートパケット(最小パケット長)で入力されているポートが待たされてしまい、ショートパケットデータがバッファに蓄積(ロングパケットデータ入力ポートより高レート設定となっていた場合)され、図13に示すように読み出し順序がきた場合に、ショートパケットデータが連続的に読み出し多重されるため、バースト性が高くなるという問題があった。
また、小数入力ポートで出力側ポートの帯域が大きい場合、入力側ポートからバースト性のあるパケットデータが入ってくると、入力側のバースト性がそのまま多重され、バーストデータとなるという問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされものであって、ポート毎に入力されるバースト性のあるパケットデータをバランスよく多重化して出力することができる多重化パケット転送装置を提供することを目的としている。
本発明では、従来のパケットデータ多重装置の課題(入力データのパケットサイズと入力帯域によって、多重パケットデータがバースト的に送出される)を解決するために、トークン管理によって均等間隔のパケット送出リクエストを生成する(各送出リクエストの発生タイミングが、各入力ポートの設定帯域の均等送出間隔となる)。生成された各入力ポートの送出リクエストをキュー管理テーブルを用いて管理し、帯域が大きく、入力パケットデータ量が多い入力ポートのパケットデータより優先して多重化出力を行なうことで平滑化され、入力側ポートのパケットデータレングスと入力帯域に依存することなく均等多重化されたパケットデータを送出することができる。
(1)請求項1記載の発明は、複数のポートからのバーストパケットデータをポート毎に格納すると共に入力パケットデータの監視を行なう入力監視部と、該入力監視部からの制御信号を受けて、各入力ポートのトークン量を算出し、トークン量とトークン周期を出力するトークンクアンテティコントロール部と、前記入力監視部から出力されるパケットデータを順次格納するパケットバッファと、前記入力監視部からの信号を受けてパケットレングスのカウントを行なうパケットレングスカウンタと、前記パケットバッファの制御を行なうバッファコントロール部と、前記パケットレングスカウンタの出力及び前記トークンクアンテティコントロール部からのトークン量、トークン周期を受けて、トークンクアンテティコントロール部からのトークン量とトークン周期で加算を行ない、前記パケットレングスカウンタからのトークンを減算する演算を行なってトークンリクエストを生成し、前記バッファコントロール部にトークンリクエスト信号を、前記パケットバッファにリードタイミングを出力するトークンカウントコントロール部と、を有し、前記トークンリクエストの生成は、前記トークンカウントコントロール部にて、トークンリクエスト信号の出力を行なうか否かの判定のためにトークン量と比較するための閾値をパケットサイズとし、該閾値を超えるパケットサイズが入力された場合、トークンリクエストを発生させ、前記バッファコントロール部にキュー管理テーブルを設け、このキュー管理テーブルに前記トークンカウントコントロール部からのトークンリクエストにより送出リクエストを設定し、設定された送出リクエストの優先順位に従って、前記トークンカウントコントロール部からのリードタイミングにより、前記パケットバッファのキューに蓄積されているデータを読み出して、多重パケットデータを出力するようにしたことを特徴とする。ここで、トークンとは、パケットを送出する時の許可権をいう。
(2)請求項2記載の発明は、トークンを管理する場合において、各入力ポートの設定帯域でトークン量を可変することを特徴とする。
(3)請求項3記載の発明は、前記バッファコントロール部で、各ポートの入力帯域情報とパケットバッファ内の各キューのレベル付けを行なうキュー管理テーブルを設け、トークン量が閾値を超えた場合に発生させるトークンリクエストを用いて、予め入力帯域ごとに決められている優先順位に基づくキュー管理テーブルに記憶されている順番でパケットデータを出力させることを特徴とする
(1)請求項1記載の発明によれば、ポート毎に入力されるバースト性のあるパケットデータをバランスよく多重化して出力することができる。また、トークン管理の閾値をショートパケットサイズ(最小パケットサイズ)とすることで、ショートパケットサイズデータ受信時は、ショートパケットリクエストタイミングを生成する。また、ロングパケットデータ受信時は、トークンをマイナス管理とすることで、ショートパケットサイズ分のトークンが蓄積完了した時点で、パケットデータの送出リクエストを発生することができ、送出までの時間を短縮することができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、入力ポートの設定帯域を監視し、各ポートのトークン量を算出し、トークンの加減算を行なうことで、各ポート帯域での送出リクエストを生成し、均等パケット送出間隔を生成することができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、ポート単位の帯域によって、優先順位管理を行なうことによって、高帯域ポートのパケットデータが優先的に読み出し多重され、送出することができる
本発明は、各ポートから入力されるバーストパケットデータの多重を行なう際、入力帯域のパケットデータ間隔を均等化し出力するようにしたものである。図1は多重・均等パケットデータ送出イメージを示す図である。(a)はポートから入力されるパケットデータを示し、(b)はMUX(多重化)データを示す。ポート1は1Mb/sのパケットデータを示している。各パケット間は、バーストで最小パケット間隔入力(Maxデータレート)となる。
ポート2は5Mb/sのパケットデータを示している。各パケット間はバーストで最小パケット間隔入力(Maxデータレート)となる。ポートNは10Mb/sのパケットデータを示している。各パケット間は、バーストで最小パケット間隔(Maxデータレート)となる。
(b)は本発明により、各パケットデータが均等間隔で並んだ状態を示している。先ずポートNのパケットデータが送出され、次にポート2のパケットデータが送出され、次にポート1のパケットデータが送出されている。Δt1はポートNの10Mb/s均等パケット間隔であり、Δt2はポート2の5Mb/s均等パケット間隔であり、Δt3はポート1の1Mb/s均等パケット間隔である。ここで、ポート2のパケットとポート3のパケットに挟まれたポートNのパケット間隔Δt4をパケットゆらぎという。
図2は本発明の一実施の形態例を示すブロック図である。図において、11は複数のポートからのバーストパケットデータをポート毎に格納すると共に入力パケットデータの監視を行なう入力監視部、11aはポート毎に入力監視部11内に設けられた入力バッファである。12は入力監視部11からの制御信号を受けて、各入力ポートのトークン量を算出し、トークン量とトークン周期を出力するトークンクアンテティコントロール部である。該トークンクアンテティコントロール部12は、ポート毎に設けられている。
13は前記入力監視部11から出力されるパケットデータを順次格納するパケットバッファ、14は前記入力監視部11からの信号を受けてパケットレングスのカウントを行なうパケットレングスカウンタである。パケットバッファ13はポート毎にパケットデータを待たせるキュー13aを持っている。15はパケットバッファ13の制御を行なうバッファコントロール部、16は前記パケットレングスカウンタ14及び前記トークンクアンテティコントロール部12の出力を受けて、バッファコントロール部15にトークンリクエスト信号を、パケットバッファ13にリードタイミング(読み出しタイミング)を出力するトークンカウントコントロール部である。該トークンカウンタコントロール部16はポートの数だけ設けられている。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
本発明は、パケットバッファ13からのパケットデータ読み出しタイミングをトークンカウントコントロール部16で制御することにより多重パケットデータを出力するようにしたものである。ここで、読み出しタイミングをトークンカウントコントロール部16から与えることにより、図1の(b)に示すような多重化された均等出力データが得られることになる。この実施の形態例によれば、ポート毎に入力されるバースト性のあるパケットデータをバランスよく多重化して出力することができる。
各ポートから入力されるバーストパケットデータを、入力監視部11で、各ポートの入力バッファ11aに蓄積する。ここで、各ポートの設定帯域よりもオーバー帯域で入力されるパケットデータについては廃棄を行なう。入力監視部11で蓄積されたパケットデータについては、パケットバッファ13に転送され、各キュー13a単位に蓄積される。
また、入力監視部11では、各ポートの設定帯域を設定しており、設定されている帯域情報をトークンクアンテティコントロール部12に通知し、該トークンクアンテティコントロール部12では各入力ポートのトークン量を算出し、トークンカウントコントロール部16に通知する。トークンカウントコントロール部16ではトークンの加減算を行ない、図3に示すようにショートパケットサイズ(最小パケットサイズ)の閾値に達したところで、トークンリクエストを発生させる。
図3はトークンリクエスト閾値を示す図である。縦軸はトークン積算値、横軸は時間である。Tはトークン周期である。図では、閾値は64に設定されている。そして、トークンの積算値が閾値を超えるとリクエストを発生さる。図のT1はリクエスト間隔を示し、読み出しタイミングとなる。これにより、ショートパケットサイズの送信間隔を生成することができる。
トークンカウントコントロール部16では、図4に示すようにトークンクアンテティコントロール部3からのトークン量及びトークン周期に基づいて、トークン量をカウントし、均等化されたトークンリクエストを発生させる。図4はトークン量/周期の関係を示す図である。(a)は1Mb/sの読み出し間隔の場合を、(b)は2Mb/sの読み出し周期の場合を示している。縦軸はトークン積算値、横軸は時間である。T2は1Mb/sの読み出し間隔を、T3は2Mb/sの読み出し間隔をそれぞれ示す。
また、トークンカウントコントロール部16のトークンカウントは、トークンクアンテティコントロール部12からのトークン量とトークン周期で加算を行ない、パケットレングスカウンタ14からのトークン量を減算する。ショートパケットサイズ以上のパケットデータのトークンを管理する場合には、図5に示すようにショートパケットサイズを超えるサイズの場合、マイナス管理とする。
図5はトークンによる均等リクエスト送出の説明図である。縦軸はトークン積算値、横軸は時間である。(a)は本発明の実施の形態例の場合の、(b)は従来の場合の特性を示している。(b)に示すように、従来の構成では、トークンを0から積算している。これに対して、本実施の形態例の場合は、マイナス管理を行ない、負値からカウントを行なっている。
例として、1518バイトのロングパケットデータが入力されると、トークンは64バイトまで加算され、64バイトを超える残りの1454バイト分は、−1454バイトをロードした後、加算していく。このようにマイナス管理を行なうことで、ロングパケットデータの送出時間を極力短かくすることができる。
この実施の形態例によれば、トークン管理の閾値をショートパケットサイズ(最小パケットサイズ)とすることで、ショートパケットサイズデータ受信時は、ショートパケットリクエストタイミングを生成する。また、ロングパケットデータ(ショートパケットサイズを越えるデータ)受信時は、トークンをマイナス管理とすることで、ショートパケットサイズ分のトークンが蓄積完了した時点で、パケットデータの送出リクエストを発生することができ、送出までの時間を短縮することができる。
また、入力ポートの設定帯域を監視し、各ポートのトークン量を算出し、トークンの加減算を行なうことで、各ポート帯域での送出リクエストを生成し、均等パケット送出間隔を生成することができる。
トークンカウントコントロール部16で生成されたトークンリクエスト(トークン管理によるパケットデータ送出許可情報)をバッファコントロール部15に通知する。該バッファコントロール部15では、図6に示すようなキュー管理テーブルを作成する。図6はキュー管理テーブルの構成例を示す図である。縦軸は各ポートの帯域量による優先順位、横軸はキューの優先順位(プライオリティレベル)である。
このキュー管理テーブルは、各ポートの入力帯域情報と、各キューのレベル付けを行ない管理するようになっている。図6に示すように、優先順位を割り付けることで、帯域の高いポートでパケットデータがより多く入力されているポートのパケットデータから読み出し多重され、送出される。この実施の形態例によれば、ポート単位の帯域によって、優先順位管理を行なうことによって、高帯域ポートのパケットデータが優先的に読み出し多重され、送出することができる。
バッファコントロール部15でのキュー管理テーブルでは、図7に示すように送出リクエストをキュー管理テーブル上に蓄積・開放しながら管理を行なう。1番目の送出リクエストは(4,1)の送出リクエスト、次に(3,1)の送出リクエスト、次に(2,1)の送出リクエストの順になる。ここで、(X,Y)のXが縦軸、Yが横軸の座標をマトリクス表示で表わす。リクエストはこの順であるが、実際に伝送路に送出されるパケットデータは入力されたパケットデータより送出されることになる。この実施の形態例によれば、キュー単位にレベル付けを行なうことで、キュー内に蓄積されたパケットデータサイズに依存せずにバーストしないようにパケットデータを送出することができる。
図8は本発明のタイミングチャートの一例を示す図である。(a)はポート1(1Mb/s)からのパケットデータを、(b)はポート2(Mb/s)からのパケットデータを、(c)はポートN(10Mb/s)からのパケットデータを、(d)はMUX(多重化)データ(ギガビット)を示している。キュー管理テーブルの、送出リクエストの蓄積、解放を場合分けして説明する。
1. 図に示すように、1番目にポート1の“A”ロングパケットが到着し、2番目にポート2の“a”ロングパケットデータが到着し、3番目〜6番目にポートNの“1〜4”ショートパケットデータが連続到着したものとする。図7に示すように、(1,1)にポート1の“A”の送出リクエストが格納され、(1,2)にポート2の“a”の送出リクエストが格納され、(1,3)にポートNの“1”の送出リクエストが格納され、ポートNの2〜4の送出リクエストは連続して発生するため、キューレベルが上がり(2,1)、(3,1)、(4,1)に格納される。
送出リクエストの格納順序は、入力帯域が高く、入力パケットデータ数が多いほど、キューレベルが上がって格納される。送出順序は、(4,1)、(3,1)、(2,1)、(1,1)、(1,2)、(1,3)の順序でパケットデータが送出される。ここで、送出リクエストは、パケットデータの“4”から解放されているように見えるが、実際の送出パケットデータは到着順に送出される。図7、図8に示すように先ずショートパケット“1〜3”が送出される。
2. 図8に示すように、パケットデータ“1〜3”が送出されているところで、ポートNにパケットデータが到着する。ポートNの“5,6”ショートパケットデータが到着する。図9に示すように、(4,1)、(3,1)、(2,1)は既に解放され、ポートNに到着したパケットデータの送出リクエストは、解放された(2,1)、(3,1)に格納される。送出順序は、図8、図9に示すように、格納された(3,1)、(2,1)、(1,1)、(1,2)、(1,3)の順序でパケットデータが送出される。
3. 各ポートからの到着パケット無し
各ポートからの到着パケットがないため、既に蓄積されている送出リクエストのパケットデータの送出を行なう。図10に示すように、送出順序は、(1,1)、(1,2)、(1,3)の順序でパケットデータが送出される。
4. 図8に示すように、ポート1が“A”、ポート2が“a”のパケットデータを送出しているところで、各ポートにパケットデータが到着する。
ポート1には“B”のロングパケットデータが到着する。
ポート2には“b”のロングパケットデータが到着する。
図11に示すように、既に解放されている(2,1)にポートNの“7”、(3,1)にポートNの“8”の送出リクエストが格納され、(1,4)にポート1の“B”、(1,5)にポート“b”の送出リクエストが格納される。送出順序は、図8,図11に示すように、(3,1)、(2,1)、(1,3)、(1,4)、(1,5)の順序でパケットデータが送出される。
以上、説明したように、トークン管理によって多重出力帯域の均等タイミングの生成と、キュー管理テーブルによる送出パケットデータの優先順位を設けることで、図8のタイミングチャートに示すように、パケットサイズに依存せずポート間の均等多重送信が可能となる。
また、本発明によれば、入力ポートの総合帯域と出力ポートの帯域が同等であり、帯域による優先順位管理とキュー単位のレベル管理を同時に行なうことで、キュー管理テーブル作成時の余分なメモリを削減可能となる。また、この発明において、パケットデータの均等送出間隔を生成し、キュー管理を行なうことで、送出パケットデータに優先順位をつけながら、パケットデータの送出を行なうことによって、入力ポートのパケットデータサイズ及び入力帯域に依存することなく多重パケットデータを均等間隔で送出することができる。
(付記1) 複数のポートからのバーストパケットデータをポート毎に格納すると共に入力パケットデータの監視を行なう入力監視部と、
該入力監視部からの制御信号を受けて、各入力ポートのトークン量を算出し、トークン量とトークン周期を出力するトークンクアンテティコントロール部と、前記入力監視部から出力されるパケットデータを順次格納するパケットバッファと、前記入力監視部からの信号を受けてパケットレングスのカウントを行なうパケットレングスカウンタと、パケットバッファの制御を行なうバッファコントロール部と、前記パケットレングスカウンタの出力及びトークンクアンテティコントロール部からのトークン量、トークン周期を受けて、前記バッファコントロール部にトークンリクエスト信号を、前記パケットバッファにリードタイミングを出力するトークンカウントコントロール部とから構成され、前記パケットバッファからのパケットデータ読み出しを制御することにより多重パケットデータを出力するようにしたことを特徴とする多重化パケット転送装置。
(付記2) トークンを管理する場合において、前記トークンカウントコントロール部にてトークン量を測定するための閾値をショートパケットサイズとし、該閾値を超えるパケットサイズが入力された場合、トークンを先出し管理することを特徴とする付記1記載の多重化パケット転送装置。
(付記3) トークンを管理する場合において、各入力ポートの設定帯域でトークン量を可変することを特徴とする付記1記載の多重化パケット転送装置。
(付記4) 前記バッファコントロール部で、各ポートの入力帯域情報と各キューのレベル付けを行なうキュー管理テーブルを設け、入力ポートに対して入力帯域毎に優先付けを行なうことを特徴とする付記1記載の多重化パケット転送装置。
(付記5) 前記キュー管理テーブルを作成する場合において、キュー毎にレベル付けを行なうことを特徴とする付記4記載の多重化パケット転送装置。
(付記6) 前記付記4記載の入力ポートに対して入力帯域毎に優先付けを行ない、付記5記載のキュー毎にレベル付けを行なうことを特徴とする多重化パケット転送装置。
(付記7) 入力帯域やパケットデータサイズに依存することなく、パケット間の均等間隔を保ちながら多重パケットデータを送出することを特徴とする付記1乃至6の何れかに記載の多重化パケット転送装置。
多重・均等パケットデータ送出イメージを示す図である。 本発明の一実施の形態例を示すブロック図である。 トークンリクエスト閾値を示す図である。 トークン量/周期の関係を示す図である。 トークンによる均等リクエスト送出の説明図である。 キュー管理テーブルの構成例を示す図である。 キュー管理テーブルの第1の作成例を示す図である。 本発明のタイミングチャートの一例を示す図である。 キュー管理テーブルの第2の作成例を示す図である。 キュー管理テーブルの第3の作成例を示す図である。 キュー管理テーブルの第4の作成例を示す図である。 従来の多重化パケット転送装置の構成例を示すブロック図である。 従来のパケット多重タイミングチャートの一例を示す図である。
符号の説明
11 入力監視部
11a 入力バッファ
12 トークンクアンテティコントロール部
13 パケットバッファ
13a キュー
14 パケットレングスカウンタ
15 バッファコントロール部
16 トークンカウントコントロール部

Claims (3)

  1. 複数のポートからのバーストパケットデータをポート毎に格納すると共に入力パケットデータの監視を行なう入力監視部と、
    該入力監視部からの制御信号を受けて、各入力ポートのトークン量を算出し、トークン量とトークン周期を出力するトークンクアンテティコントロール部と、
    前記入力監視部から出力されるパケットデータを順次格納するパケットバッファと、
    前記入力監視部からの信号を受けてパケットレングスのカウントを行なうパケットレングスカウンタと、
    前記パケットバッファの制御を行なうバッファコントロール部と、
    前記パケットレングスカウンタの出力及び前記トークンクアンテティコントロール部からのトークン量、トークン周期を受けて、トークンクアンテティコントロール部からのトークン量とトークン周期で加算を行ない、前記パケットレングスカウンタからのトークンを減算する演算を行なってトークンリクエストを生成し、前記バッファコントロール部にトークンリクエスト信号を、前記パケットバッファにリードタイミングを出力するトークンカウントコントロール部と、
    を有し
    前記トークンリクエストの生成は、前記トークンカウントコントロール部にて、トークンリクエスト信号の出力を行なうか否かの判定のためにトークン量と比較するための閾値をパケットサイズとし、該閾値を超えるパケットサイズが入力された場合、トークンリクエストを発生させ、
    前記バッファコントロール部にキュー管理テーブルを設け、このキュー管理テーブルに前記トークンカウントコントロール部からのトークンリクエストにより送出リクエストを設定し、設定された送出リクエストの優先順位に従って、前記トークンカウントコントロール部からのリードタイミングにより、前記パケットバッファのキューに蓄積されているデータを読み出して、多重パケットデータを出力するようにしたことを特徴とする多重化パケット転送装置。
  2. トークンを管理する場合において、各入力ポートの設定帯域でトークン量を可変することを特徴とする請求項1記載の多重化パケット転送装置。
  3. 前記バッファコントロール部で、各ポートの入力帯域情報とパケットバッファ内の各キューのレベル付けを行なうキュー管理テーブルを設け、トークン量が閾値を超えた場合に発生させるトークンリクエストを用いて、予め入力帯域ごとに決められている優先順位に基づくキュー管理テーブルに記憶されている順番でパケットデータを出力させることを特徴とする請求項1記載の多重化パケット転送装置。
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