JP4407521B2 - 絶縁伝熱構造体及びパワーモジュール用基板 - Google Patents

絶縁伝熱構造体及びパワーモジュール用基板 Download PDF

Info

Publication number
JP4407521B2
JP4407521B2 JP2005013364A JP2005013364A JP4407521B2 JP 4407521 B2 JP4407521 B2 JP 4407521B2 JP 2005013364 A JP2005013364 A JP 2005013364A JP 2005013364 A JP2005013364 A JP 2005013364A JP 4407521 B2 JP4407521 B2 JP 4407521B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer structure
heat transfer
insulating
layer
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005013364A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005236276A (ja
Inventor
敏之 長瀬
健 根岸
隆二 植杉
和男 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2005013364A priority Critical patent/JP4407521B2/ja
Publication of JP2005236276A publication Critical patent/JP2005236276A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4407521B2 publication Critical patent/JP4407521B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F13/00Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/44Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process
    • H01L2224/45Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/45001Core members of the connector
    • H01L2224/45099Material
    • H01L2224/451Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof
    • H01L2224/45117Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof the principal constituent melting at a temperature of greater than or equal to 400°C and less than 950°C
    • H01L2224/45124Aluminium (Al) as principal constituent
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/484Connecting portions
    • H01L2224/4847Connecting portions the connecting portion on the bonding area of the semiconductor or solid-state body being a wedge bond
    • H01L2224/48472Connecting portions the connecting portion on the bonding area of the semiconductor or solid-state body being a wedge bond the other connecting portion not on the bonding area also being a wedge bond, i.e. wedge-to-wedge
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73251Location after the connecting process on different surfaces
    • H01L2224/73265Layer and wire connectors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Description

本発明は、絶縁伝熱構造体及びその製造方法に関し、特に、半導体チップ等の電子部品、電子部品が実装される回路基板等の発熱体とヒートシンク、ヒートブロック等の放熱体との間に介装される絶縁伝熱構造体及びその製造方法に関するものである。
従来、図21に示すように、DBA(Al/AlN/Al)、DBC(Cu/AlN/Cu)等からなる絶縁基板31の一方の面にはんだ層32を介して半導体チップ等の電子部品33を実装し、絶縁基板31の他方の面にはんだ層32を介してAlSiC、Cu/Mo/Cu等からなる放熱板34を接合し、放熱板34に熱伝導グリース層35を介してAl、Cuからなるヒートシンク36を接合したパワーモジュール用基板30が知られている。
このような構成のパワーモジュール用基板30にあっては、半導体チップ等の電子部品33から発生する熱を放熱板34を介してヒートシンク36に伝達させて放散させることにより、半導体チップ等の電子部品33に作用する熱負荷を軽減させることができるものである。
ところで、上記のような構成のパワーモジュール用基板30aにあっては、放熱板34とヒートシンク36との間に熱伝導グリース層35を介装させて熱伝導性を高めているが、熱伝導グリース層35では熱抵抗を充分に低減させることができず、半導体チップ等の電子部品33の熱を効率良く伝導させて放散させることができない。
一方、上記のような問題に対処するため、図22及び図23に示すように、絶縁基板31と放熱板34との間、及び放熱板34とヒートシンク36との間をろう付け層37を介して接合することにより、熱抵抗を低減させるように構成したパワーモジュール用基板30b、30cが知られている。
しかし、絶縁基板31の熱膨張率(7×10−6/K)、放熱板34の熱膨張率(10〜15×10−6/K)、及びヒートシンク36の熱膨張率(Al:23×10−6/K、Cu:15〜16×10−6/K)がそれぞれ異なることから、ろう付け作業後の冷却過程、実使用時の温度サイクル等による熱変形によって、絶縁基板31と放熱板34との間及び、放熱体とヒートシンクとの間に剥離、亀裂等が生じてしまう。
特開平1−286348号公報
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、発熱体側の熱を効率良く放熱体側に伝導させて放散させることができるとともに、温度サイクル等の作用によって熱変形を受けても、接合部に剥離、亀裂等が生じることがなく、安定した性能を長期的に発揮することができる絶縁伝熱構造体及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記のような課題を解決するために、以下のような手段を採用している。
すなわち、本発明の絶縁伝熱構造体は、接合層と前記接合層よりも熱伝導率の高い第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子とを有する絶縁体層の両側に前記接合層よりも熱伝導率の高い高熱伝導体層が配置される絶縁伝熱構造体であって、前記第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子の一部が前記高熱伝導体層に貫入しており、前記絶縁体層の一方に形成された前記高熱伝導体層には、半導体チップを搭載するための回路が形成されており、前記絶縁体層が、ガラス相またはガラス相に結晶相もしくはセラミック粒子が分散した複合相によって形成されていることを特徴とする。
本発明による絶縁伝熱構造体によれば、絶縁体層の絶縁性高熱伝導硬質粒子を介して一方の高熱伝導体層からの熱が他方の高熱伝導体層側に伝導されることになる。なお、本明細書において、第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子の一部が高熱伝導体層に貫入しているとは、第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子の一部が高熱伝導体層に対して突き出されていることを意味する。
また、本発明による絶縁伝熱構造体によれば、回路上に半導体チップを搭載して、この半導体チップで発生した熱を、半導体チップが搭載された高熱伝導体層から他の高熱伝導体層に伝導する。
さらに、本発明による絶縁伝熱構造体によれば、ガラス相またはガラス相に結晶相もしくはセラミック粒子が分散した複合相を用いることで絶縁耐圧を上昇させたり、高温高湿雰囲気中での耐圧値の劣化を抑制したりすることができる。
本発明の絶縁伝熱構造体前記第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子の両端部が前記高熱伝導体層に貫入していることを特徴とする。
この発明に係る絶縁伝熱構造体によれば、一方の高熱伝導体層と他方の高熱伝導体層とが第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子によって連通することになり、絶縁体層の絶縁性高熱伝導硬質粒子を介して一方の高熱伝導体層からの熱が他方の高熱伝導体層側に伝導されることになる。
本発明の絶縁伝熱構造体前記高熱伝導体層に貫入させられた前記第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子の貫入深さが、前記高熱伝導体層の厚み以下であることを特徴とする。
この発明に係る絶縁伝熱構造体によれば、第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子と高熱伝導体層とが面接触することになり、高熱伝導体層に生じた熱が絶縁性高熱伝導硬質粒子に熱移動するための経路が高熱伝導体層を貫通することなく確保される。
本発明の絶縁伝熱構造体前記貫入深さが、前記第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子の平均粒子径の0.05倍以上であることを特徴とする。
この発明に係る絶縁伝熱構造体によれば、高熱伝導体層に生じた熱が絶縁性高熱伝導硬質粒子に熱移動するための経路が確実に確保される。
本発明の絶縁伝熱構造体前記貫入深さが、前記絶縁体層の厚みの半分以上であることを特徴とする。
この発明に係る絶縁伝熱構造体によれば、高熱伝導体層に生じた熱が絶縁性高熱伝導硬質粒子に熱移動するための経路がより確実に確保される。
本発明の絶縁伝熱構造体、前記絶縁体層内に第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子よりも小径であり、かつ前記接合層よりも熱伝導率の高い第二の絶縁性高熱伝導硬質粒子が分散配置されていることを特徴とする。
この発明に係る絶縁伝熱構造体によれば、第二の絶縁性高熱伝導硬質粒子によっても高熱伝導体層に発生する熱が他方の高熱熱伝導体層に熱伝導することになり、さらに、使用時において、温度サイクルが繰り返し変動することになっても、高熱伝導体層と絶縁体層との剥離が防止される。
本発明の絶縁伝熱構造体、前記高熱伝導体層が、Al、Cu、AgまたはAuで構成されていることを特徴とする。
この発明に係る絶縁伝熱構造体によれば、Al、Cu、AgまたはAuの熱伝導率が高いことから、発熱体の熱が良好に伝達されることになる。また、Alは、歪み量に対する変形応力が小さく、熱サイクルによる熱硬化が少ないことから、信頼性が向上する。
本発明の絶縁伝熱構造体、前記回路が構成された高熱伝導体層が、前記絶縁体層の一面に少なくとも1つ形成されていることを特徴とする。
この発明に係る絶縁伝熱構造体によれば、高熱伝導体層の1つに半導体チップを搭載して、他の高熱伝導体層とこの半導体チップの電極をワイヤなどで接続し、電子回路として使用することができる。
本発明の絶縁伝熱構造体、少なくとも2つ形成された前記高熱伝導体層のうちの1つの厚みが、他の前記高熱伝導体層のうちの少なくとも1つの厚みと異なることを特徴とする。
この発明に係る絶縁伝熱構造体によれば、分割形成された高熱伝導体層の厚みを適宜変更することで、過渡熱を抑制することができる。
本発明の絶縁伝熱構造体、前記回路が構成された高熱伝導体層の表面が、ニッケルメッキ層によって被覆されていることを特徴とする。
この発明に係る絶縁伝熱構造体によれば、ニッケルメッキ層によってはんだとの良好な接合性が得られるので、高い放熱性を維持することができる。したがって、製品寿命が向上する。
本発明の絶縁伝熱構造体、前記高熱伝導体層のうちの一方が、放熱体であることを特徴とする。
この発明に係る絶縁伝熱構造体によれば、放熱体によって効率よく放熱することができる。
本発明の絶縁伝熱構造体、前記高熱伝導体層の少なくとも一部に、端子構造が形成されていることを特徴とする
この発明に係る絶縁伝熱構造体によれば、端子構造を介して他の電子回路等と接続される。
本発明のパワーモジュール用基板は、上記記載の絶縁伝熱構造体の前記高熱伝導体層の上面に半導体チップが設けられたことを特徴とする。
この発明に係るパワーモジュール用基板によれば、半導体チップの生じる熱が絶縁伝熱構造体を介して放熱され、使用時に熱サイクルが生じたとしても、高熱伝導体層と絶縁体層との間に剥離や亀裂が生じない。
本発明のパワーモジュール用基板は、上記記載の絶縁伝熱構造体の他の前記高熱伝導体層の下面に放熱板が接合されていることを特徴とする。
この発明に係るパワーモジュール用基板によれば、上述と同様に、高熱伝導体層と絶縁体層との間に剥離や亀裂が生じない。また、半導体チップの生じる熱が伝導されたときに、より効率よく放熱することができる。
本発明のパワーモジュール用基板は、上記記載のパワーモジュール用基板にヒートシンクが設けられたことを特徴とする。
この発明に係るパワーモジュール用基板によれば、半導体チップに生じる熱が絶縁伝熱構造体を介してヒートシンクに伝達されることから、温度が上がりにくいので、使用時に熱サイクルが生じたとしても、高熱伝導体層と絶縁体層との間に剥離や亀裂が生じないことになる。
本発明のパワーモジュール用基板、前記絶縁伝熱構造体を前記ヒートシンクに対して付勢させる付勢部材を備えることを特徴とする。
この発明に係るパワーモジュール用基板によれば、絶縁伝熱構造体をヒートシンクに対して付勢することで、絶縁伝熱構造体とヒートシンクとの接触が良好となるので、半導体チップに生じる熱をより効率よく伝達させることができる。
この発明に係る絶縁伝熱構造体及びパワーモジュール用基板によれば、使用時に温度サイクルが繰り返し作用しても、熱膨張率の差により高熱伝導体層と絶縁体層との間に剥離、亀裂等が生じるようなことはなく、長期的に安定した放熱性能を発揮することができる。
以下、図面に示す本発明の実施の形態について説明する。
図1には、本発明による絶縁伝熱構造体の第1の実施の形態が示されていて、この絶縁伝熱構造体1は、絶縁体層2と、絶縁体層2の両側に配置される高熱伝導体層6、7とを備えている。
高熱伝導体層6、7は、電気伝導体としての特性を有するものであって、熱伝導率が50W/mK以上、好ましくは150W/mK以上の金属を材料として薄板状等に形成される。高熱伝導体層6、7は、後述する絶縁体層2の両側に位置した状態でプレス等によって加圧することにより、絶縁体層2の両側に積層された状態で配置される。
高熱伝導体層6、7は、絶縁体層2の両側に配置したときに、絶縁体層2を構成する絶縁性高熱伝導硬質粒子4の一部を貫入させる必要があることから、絶縁性高熱伝導硬質粒子4よりも柔らかい材料によって形成される。高熱伝導体層6、7を構成する材料としては、例えば、ビッカース硬さが50〜100Hvの純金属(Al、Cu、Ag、Au等)それらの合金等を挙げることができる。但し、これらに限定することなく、同様の特性を有する純金属、合金等であれば良い。
絶縁体層2は、高熱伝導体層6、7間を一体に接続する絶縁性及び耐熱性を有する接合層3と、接合層3に混入又は貼着される絶縁性、高熱伝導性、硬質性を有する絶縁性高熱伝導硬質粒子4とから構成され、絶縁性高熱伝導硬質粒子4の高熱伝導体6、7側に位置している部分が高熱伝導体6、7側に貫入される。
接合層3としては、絶縁抵抗が1010Ω・cm以上、連続使用温度250℃以上に耐え得る温度(はんだの融点温度以上)のガラス相またはガラス相に結晶相もしくはセラミック粒子が分散した複合相が好ましい。例えば、ガラス系としては、PbO−B系、Bi−B系、P系、TeO系などの低軟化ガラス系が望ましく、分散するセラミック粒子としては、アルミナ、ジルコン、ムライト、チタニアなどの低熱膨張酸化物が望ましい。
絶縁性高熱伝導硬質粒子4としては、絶縁抵抗が接合層3と同様に1010Ω・cm以上、熱伝導率が50W/mK以上、好ましくは150W/mK以上(Alより高い)、硬さが高熱伝導体層6、7よりも硬く、好ましくは高熱伝導体層6、7の硬さの10倍以上(高熱伝導体層6、7を50〜100Hvの純金属で構成した場合には500〜1000Hvの硬さ)の硬さを有するものが好ましい。絶縁性高熱伝導硬質粒子4の平均粒径は100mesh(150μm)とする。これらの条件を満たす絶縁性高熱伝導硬質粒子4としては、ダイヤモンド、SiC、Si、AlN、BN等が挙げられる。
絶縁性高熱伝導硬質粒子4は、絶縁体層2の両側に高熱伝導体層6、7を配置し、高熱伝導体層6、7をプレス等により加圧したときに、高熱伝導体層6、7側に位置している部分が高熱伝導体層6、7内に貫入される。
この場合、図2に示すように、接合層3の厚さをT、絶縁性高熱伝導硬質粒子4の平均粒子径をD、絶縁性高熱伝導硬質粒子4の高熱伝導体層6、7への貫入深さをLとしたときに、貫入深さL≧0.05Dの条件を満たすように、絶縁体層2の両側に高熱伝導体層6、7が配置されている。貫入深さLは、接合層3の絶縁性が確保できる範囲内に設定される。なお、貫入深さLは、絶縁体層2の厚みの半分以上、高熱伝導体層6、7の厚み以下であることが望ましい。このようにすることで、高熱伝導体層6、7に生じた熱が絶縁性高熱伝導硬質粒子4へ移動するための経路がより確実に確保される。
絶縁体層2内における絶縁性高熱伝導硬質粒子4の量は、高熱伝導体層6、7と絶縁体層2との界面における絶縁性高熱伝導硬質粒子4の投影面積が5%以上となるように設定される。すなわち、絶縁体層2内において、絶縁性高熱伝導硬質粒子4が二重構造とならない量に設定される。
そして、上記のような構成の本実施の形態による絶縁伝熱構造体1を製造するには、例えばガラス粉末もしくはガラスとセラミックスとの混合粉末をペースト化し、これをダイヤモンド粒子と共にAl板上に塗布する。この上にAl板を載置し、加圧した後、300℃で加熱する脱脂処理を行う。このときにダイヤモンド粒子がAl板内に貫入する。さらに、450℃〜600℃以上でガラスを流動させて製造する。
そして、上記のように構成したこの実施の形態による絶縁伝熱構造体1の一方の高熱伝導体6を発熱体側として使用し、他方の高熱伝導体7を放熱体側として使用することにより、一方の高熱伝導体6側の熱が絶縁体層2の絶縁性高熱伝導硬質粒子4を介して他方の高熱伝導体7側に伝導されて放散されることになる。
この場合、高熱伝導体層6、7と絶縁体層2の絶縁性高熱伝導硬質粒子4とは略同一の熱伝導率を有しているので、実使用時に温度サイクルが繰り返し作用しても、熱膨張率の差により高熱伝導体6、7と絶縁体層2との間に剥離、亀裂等が生じるようなことはなく、長期的に安定した放熱性能を発揮することができる。なお、上記の場合、図3に示すように、絶縁性高熱伝導硬質粒子4が付勢した状態で両高熱伝導体層6、7間に位置しても良いものであり、その場合にも同様の効果が得られるものである。
なお、本実施形態において、以下のようにして絶縁伝熱構造体1を製造してもよい。まず、一方の高熱伝導体層7の一面に接合層3を配置し、その上に溶剤を塗布することで溶剤層Sを形成する(図4(a))。次に、絶縁性高熱伝導硬質粒子4とほぼ同一の径の貫通孔Maが形成された金属またはセラミックスで形成されたマスク板Mを、接合層3から絶縁性高熱伝導硬質粒子4とほぼ同一の間隙を介して配置する(図4(b))。ここで、貫通孔Maは、例えば格子状のように、2方向で等間隔となるように形成されている。そして、マスク板Mの上から貫通孔Maを介して絶縁性高熱伝導硬質粒子4を溶剤層S上に配置する(図4(c))。その後、溶剤層Sを乾燥させ(図4(d))、加熱・加圧することで両高熱伝導体層6、7間を接合層3を介して一体に接合させ、絶縁性高熱伝導硬質粒子4の高熱伝導体層6、7に対向している部分を高熱伝導体層6、7側に貫入させる(図4(e))。
以上のように製造して絶縁性高熱伝導硬質粒子4を、接合層3内で例えば格子状のように2方向で等間隔となるように配置することで、高熱伝導体層6、7内で両高熱伝導体層6、7間の熱伝導性に偏りが生じることを抑制すると共に、製造コストを低減する。
ここで、高熱伝導体層6の上に半導体チップを搭載する場合において、高熱伝導体層6の半導体チップが搭載される半導体チップ搭載予定部と対向する接合層3のみに絶縁性高熱伝導硬質粒子4を配置するようにマスクMの貫通孔Maを形成してもよい。このようにすることで、半導体チップで発熱した熱を、他の高熱伝導体層に効率よく伝導する。
また、以下のようにして絶縁伝熱構造体1を製造してもよい。まず、一方の高熱伝導体層7の一面に接合層3を配置し、その上に特定波長の紫外線を照射することによって粘着性が発生する感光性粘着シートまたはラミネートである感光層Pを形成する(図5(a))。次に、例えば格子状のように2方向で等間隔となるように貫通孔が形成されたマスクを用いて感光層Pに対して紫外線を照射し、紫外線が照射された照射部位Paの粘着性を変化させる(図5(b))。そして、感光層Pの上に絶縁性高熱伝導硬質粒子4を配置させ(図5(c))、加熱することで感光層Pを消失させる(図5(d))。その後、加熱・加圧することで両高熱伝導体層6、7間を接合層3を介して一体に接合させ、絶縁性高熱伝導硬質粒子4の高熱伝導体層6、7に対向している部分を高熱伝導体層6、7側に貫入させる(図5(e))。以上のようにして絶縁伝熱構造体1を製造する。ここで、感光層Pは、紫外線を照射することによって粘着性を消失するように構成されてもよい。
図6には、本発明による絶縁伝熱構造体の第2の実施の形態が示されていて、この実施の形態に示す絶縁伝熱構造体1は、絶縁体層2の接合層3内に第二の絶縁性高熱伝導硬質粒子5を混入させたものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
すなわち、この実施の形態の絶縁伝熱構造体1は、絶縁体層2が接合層3と絶縁性高熱伝導硬質粒子4(以下、「第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子4」という。)と第二の絶縁性高熱伝導硬質粒子5とから構成されている。
第二の絶縁性高熱伝導硬質粒子5は、第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子4と同様に、絶縁性、高熱伝導性、硬質性を有している。
第二の絶縁性高熱伝導硬質粒子5としては、絶縁抵抗が第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子4と同様に1010Ω・cm以上、熱伝導率が50W/mK以上、好ましくは150W/mK以上(Alより高い)、硬さが高熱伝導体層6、7よりも硬く、好ましくは高熱伝導体層6、7の硬さの10倍以上(高熱伝導体層6、7を50〜100Hvの純金属で構成した場合には500〜1000Hvの硬さ)の硬さを有するものが好ましい。第二の絶縁性高熱伝導硬質粒子5の平均粒径は、接合層3の厚さTの1/5以下とする。含有率は、構成間の熱膨張の整合を図るために、2〜50vol%(可撓性が必要な場合には微粉のものを微量添加)が好ましい。第二の絶縁性高熱伝導硬質粒子5は接合層3の全体に平均に分散させる。これらの条件を満たす第二の絶縁性高熱伝導硬質粒子5としては、第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子4と同様に、ダイヤモンド、SiC、Si、AlN、BN等が挙げられる。
なお、第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子4に用いる材料と第二の絶縁性高熱伝導硬質粒子5の用いる材料とは異なっていてもよく、例えば第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子4としてダイヤモンドを用いて第二の絶縁性高熱伝導硬質粒子5としてSiCを用いてもよい。
そして、上記のように構成したこの実施の形態による絶縁伝熱構造体1の一方の高熱伝導体層6を発熱体側として使用し、他方の高熱伝導体層7を放熱体側として使用することにより、一方の高熱伝導体層6側の熱が絶縁体層2の第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子4を介して他方の高熱伝導体層7側に伝導されて放散されることになる。
この場合、高熱伝導体層6、7と絶縁体層2の第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子4とは略同一の熱伝導率を有し、しかも、両高熱伝導体層6、7間は接合層3によって一体に接合され、さらに接合層3内に第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子4と同一の熱伝導率を有する第二の絶縁性高熱伝導硬質粒子5が分散されているので、実使用時に温度サイクルが繰り返し作用しても、熱膨張率の差により高熱伝導体6、7と絶縁体層2との間に剥離、亀裂等が生じるようなことはなく、長期的に安定した放熱性能を発揮することができる。
図7には、本発明によるパワーモジュール用基板の第3の実施の形態が示されていて、この実施の形態に示すパワーモジュール用基板10は、絶縁体層2の上面側に一方の高熱伝導体層6であるAl等からなる回路層を位置し、下面側に他方の高熱伝導体層7であるAl等からなる薄板を位置し、加圧することにより両高熱伝導体層6、7間を絶縁体層2の接合層3を介して一体に接合し、絶縁体層2の第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子4の一部を両高熱伝導体層6、7に貫入させた構成とされている。
このように構成されたパワーモジュール用基板10においても、絶縁伝熱構造体1の一方の高熱伝導体層6側の熱を絶縁体層2の第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子4を介して他方の高熱伝導体層7側に効率良く伝導させて放散させることができ、温度差が小さいので、使用時に温度サイクルが繰り返し作用しても、熱膨張率の差により高熱伝導体層6、7と絶縁体層2との間に剥離、亀裂等が生じるようなことはなく、長期的に安定した放熱性能を発揮することができた。
図8には、本発明によるパワーモジュール用基板の第4の実施の形態が示されていて、この実施の形態に示すパワーモジュール用基板11は、一方の高熱伝導体層6としてCu製のヒートブロックを用い、他方の高熱伝導体層7としてAl等からなる薄板を用いたものであって、その他の構成は、前記第3の実施の形態に示すものと同様である。
このように構成されたパワーモジュール用基板11においても、上述した第3の実施の形態と同様の作用、効果を有する。
図9には、本発明によるパワーモジュール用基板12の第5の実施の形態が示されていて、この実施の形態に示すパワーモジュール用基板12は、一方の高熱伝導体層6としてCu製の回路層を用い、他方の高熱伝導体層7としてAl製のヒートブロックを用い、一方の高熱伝導体層である回路層の表面にはんだ層8を介して半導体チップ9を実装したものであって、その他の構成は、前記第3の実施の形態に示すものと同様である。
このように構成されたパワーモジュール用基板12においても、上述した第3の実施の形態と同様の作用、効果を有する。
図10には、本発明によるパワーモジュール用基板の第6の実施の形態が示されていて、この実施の形態に示すパワーモジュール用基板13は、一方の高熱伝導体層6としてCu製の回路層を用い、他方の高熱伝導体層7としてAl製のヒートシンクを用いたものであって、その他の構成は、前記第5の実施の形態に示すものと同様である。
このように構成されたパワーモジュール用基板13においても、上述した第3の実施の形態と同様の作用、効果を有する。
図11には、本発明によるパワーモジュール用基板の第7の実施の形態が示されていて、この実施の形態に示すパワーモジュール用基板20は、一方の高熱伝導体層6a、6bとして表面をニッケルメッキ層(以下、Niメッキ層と省略する)14被覆したAl等からなる回路層を用い、他方の高熱伝導体層7として表面をNiメッキ層14で被覆したAl等からなる薄板を用いたものであって、その他の構成は、前記第3の実施の形態に示すものと同様である。
このように構成されたパワーモジュール用基板20においても、上述した第3の実施の形態と同様の作用、効果を有する。
図12には、本発明によるパワーモジュール用基板の第8の実施の形態が示されていて、この実施の形態に示すパワーモジュール用基板21は、一方の高熱伝導体層6a、6bとして表面をNiメッキ層14で被覆したCu製のヒートブロックを用いたものであって、その他の構成は、前記第7の実施の形態に示すものと同様である。
このように構成されたパワーモジュール用基板21においても、上述した第3の実施の形態と同様の作用、効果を有する。
図13には、本発明によるパワーモジュール用基板の第9の実施の形態が示されていて、この実施の形態に示すパワーモジュール用基板22は、一方の高熱伝導体層6a、6bとして表面をNiメッキ層14で被覆したCu製の回路層を用い、他方の高熱伝導体層7としてAl製のヒートシンクと用いたものであって、その他の構成は、前記第7の実施の形態に示すものと同様である。
このように構成されたパワーモジュール用基板22においても、上述した第3の実施の形態と同様の作用、効果を有する。
図14には、本発明によるパワーモジュール用基板の第10の実施の形態が示されていて、この実施の形態に示すパワーモジュール用基板23は、一方の高熱伝導体層6a、6bとして表面をNiメッキ層14で被覆したCu製の回路層及びCu製の端子部材を用い、他方の高熱伝導体層7として表面をNiメッキ層14で被覆したAl等からなる薄板を用いたものであって、その他の構成は、前記第7の実施の形態に示すものと同様である。
このように構成されたパワーモジュール用基板23においても、上述した第3の実施の形態と同様の作用、効果を有する。
図15には、本発明によるパワーモジュール用基板の第11の実施の形態が示されていて、この実施の形態に示すパワーモジュール用基板24は、一方の高熱伝導体層6a、6bとして表面をNiメッキ層14で被覆したCu製のヒートブロックを用い、他方の高熱伝導体層7として表面をNiメッキ層14で被覆したAl等からなる薄板を用い、一方の高熱伝導体層6aである回路層の表面にはんだ層8を介して半導体チップ9を実装し、半導体チップ9の表面と高熱伝導体層6bの表面とをAlワイヤ15で接続し、高熱伝導体層7の下面に放熱板16が接合したものであって、その他の構成は、前記第5の実施の形態に示すものと同様である。
このように構成されたパワーモジュール用基板24においても、上述した第3の実施の形態と同様の作用、効果を有する。
図16には、本発明によるパワーモジュール用基板の第12の実施の形態が示されていて、この実施の形態に示すパワーモジュール用基板25は、放熱板16の下面に熱伝導グリース層(図示略)を介在させた状態でネジ17を用いてヒートシンク18を取り付けたものであって、その他の構成は、前記第11の実施の形態に示すものと同様である。
このように構成されたパワーモジュール用基板25においても、上述した第3の実施の形態と同様の作用、効果を有する。
図17には、本発明によるパワーモジュール用基板の第13の実施の形態が示されていて、この実施の形態に示すパワーモジュール用基板26は、上フランジ部19a及び下フランジ部19bを備える付勢部材19を有しており、上フランジ部19aを高熱伝導体層6a、6bの外縁部に当接させ、下フランジ部19bをヒートシンク17に当接させて高熱伝導体層7の下面に熱伝導グリース層(図示略)を介在させた状態でネジ18を用いてヒートシンク17に取り付けたものであって、その他の構成は、前記第11の実施の形態に示すものと同様である。
このように構成されたパワーモジュール用基板26においても、上述した第3の実施の形態と同様の作用、効果を有する。
図18に示す条件で、実施例1〜4、比較例1〜6の絶縁伝熱構造体を製造した。なお、両高熱伝導体層として厚みが0.4mmである純アルミニウム板を用い、第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子として粒径が150μmであるダイヤモンドを用い、セラミックとしてアルミナを用いている。また、第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子の量は、投影面積で5%以上となっている。
そして、上記のような実施例1〜5及び比較例1〜6の絶縁伝熱構造体を用いて、レーザーフラッシュ法により熱伝導率の測定を行った。その結果を同様に図18に示す。この結果から、第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子を用いた本発明による絶縁伝熱構造体が熱伝導率に優れることが良く分かる。比較例6よりも実施例1の方が熱伝導率高いのは、接合層の厚みの相違によるものである。すなわち、実施例1では、接合層の厚みよりも第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子の粒径の方が大きく、第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子が両高熱伝導体層に貫入しているのに対して、比較例6では、接合層の厚みよりも第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子の粒径の方が小さいからである。なお、第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子の量は、図19及び図20に示すように、高熱伝導体層を塩化第二鉄溶液で除去し、絶縁体層2の表面を露出させて画像解析することにより求めた。
この発明に係るパワーモジュール用基板によれば、使用時に温度サイクルが繰り返し作用しても、熱膨張率の差により高熱伝導体層と絶縁体層との間に剥離、亀裂等が生じるようなことはなく、長期的に安定した放熱性能を発揮することができるため、絶縁伝熱構造体及びその製造方法に関し、特に、半導体チップ等の電子部品、電子部品が実装される回路基板等の発熱体とヒートシンク、ヒートブロック等の放熱体との間に介装される絶縁伝熱構造体及びその製造方法に関して、産業上の利用可能性が認められる。
本発明による絶縁伝熱構造体の第1の実施の形態を示した概略断面図である。 絶縁性高熱伝導硬質粒子と接合層と高熱伝導体層との関係を示した説明図である。 第1の実施の形態の絶縁伝熱構造体の変形例を示した概略断面図である。 本発明による絶縁伝熱構造体の他の製造方法を示す説明図である。 同じく、本発明による絶縁伝熱構造体の他の製造方法を示す説明図である。 本発明による絶縁伝熱構造体の第2の実施の形態を示した概略断面図である。 本発明による絶縁伝熱構造体の第3の実施の形態を示した説明図であって、パワーモジュール用基板に適用した例を示した説明図である。 本発明による絶縁伝熱構造体の第4の実施の形態を示した説明図であって、パワーモジュール用基板に適用した例を示した説明図である。 本発明による絶縁伝熱構造体の第5の実施の形態を示した説明図であって、パワーモジュール用基板に適用した例を示した説明図である。 本発明による絶縁伝熱構造体の第6の実施の形態を示した説明図であって、パワーモジュール用基板に適用した例を示した説明図である。 本発明による絶縁伝熱構造体の第7の実施の形態を示した説明図であって、パワーモジュール用基板に適用した例を示した説明図である。 本発明による絶縁伝熱構造体の第8の実施の形態を示した説明図であって、パワーモジュール用基板に適用した例を示した説明図である。 本発明による絶縁伝熱構造体の第9の実施の形態を示した説明図であって、パワーモジュール用基板に適用した例を示した説明図である。 本発明による絶縁伝熱構造体の第10の実施の形態を示した説明図であって、パワーモジュール用基板に適用した例を示した説明図である。 本発明による絶縁伝熱構造体の第11の実施の形態を示した説明図であって、パワーモジュール用基板に適用した例を示した説明図である。 本発明による絶縁伝熱構造体の第12の実施の形態を示した説明図であって、パワーモジュール用基板に適用した例を示した説明図である。 本発明による絶縁伝熱構造体の第13の実施の形態を示した説明図であって、パワーモジュール用基板に適用した例を示した説明図である。 本発明による絶縁伝熱構造体の第1実施例を示した説明図である。 第1実施例の絶縁伝熱構造体の画像解析の結果を示した説明図である。 図19の部分拡大図である。 従来のパワーモジュール用基板の一例を示した概略断面図である。 従来のパワーモジュール用基板の他の例を示した概略断面図である。 従来のパワーモジュール用基板の他の例を示した概略断面図である。
符号の説明
1 絶縁伝熱構造体
2 絶縁体層
3 接合層
4 絶縁性高熱伝導硬質粒子
5 第二の絶縁性高熱伝導硬質粒子
6、7 高熱伝導体層
9 半導体チップ
10〜13、20〜26 パワーモジュール用基板
14 Niメッキ層(ニッケルメッキ層)
16 放熱体
17 ヒートシンク
19 密接部材

Claims (16)

  1. 接合層と前記接合層よりも熱伝導率の高い第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子とを有する絶縁体層の両側に前記接合層よりも熱伝導率の高い高熱伝導体層が配置される絶縁伝熱構造体であって、前記第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子の一部が前記高熱伝導体層に貫入しており、前記絶縁体層の一方に形成された前記高熱伝導体層には、半導体チップを搭載するための回路が形成されており、
    前記絶縁体層が、ガラス相またはガラス相に結晶相もしくはセラミック粒子が分散した複合相によって形成されていることを特徴とする絶縁伝熱構造体。
  2. 請求項1に記載の絶縁伝熱構造体において、
    前記第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子の両端部が前記高熱伝導体層に貫入していることを特徴とする絶縁伝熱構造体。
  3. 請求項1又は2に記載の絶縁伝熱構造体において、
    前記高熱伝導体層に貫入させられた前記第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子の貫入深さが、前記高熱伝導体層の厚み以下であることを特徴とする絶縁伝熱構造体。
  4. 請求項3に記載の絶縁伝熱構造体において、
    前記貫入深さが、前記第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子の平均粒子径の0.05倍以上であることを特徴とする絶縁伝熱構造体。
  5. 請求項4に記載の絶縁伝熱構造体において、
    前記貫入深さが、前記絶縁体層の厚みの半分以上であることを特徴とする絶縁伝熱構造体。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の絶縁伝熱構造体において、
    前記絶縁体層内に第一の絶縁性高熱伝導硬質粒子よりも小径であり、かつ前記接合層よりも熱伝導率の高い第二の絶縁性高熱伝導硬質粒子が分散配置されていることを特徴とする絶縁伝熱構造体。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の絶縁伝熱構造体において、
    前記高熱伝導体層が、Al、Cu、AgまたはAuで構成されていることを特徴とする絶縁伝熱構造体。
  8. 請求項1に記載の絶縁伝熱構造体において、
    前記回路が構成された高熱伝導体層が、前記絶縁体層の一面に少なくとも1つ形成されていることを特徴とする絶縁伝熱構造体。
  9. 請求項8に記載の絶縁伝熱構造体において、
    少なくとも2つ形成された前記高熱伝導体層のうちの1つの厚みが、他の前記高熱伝導体層のうちの少なくとも1つの厚みと異なることを特徴とする絶縁伝熱構造体。
  10. 請求項7から9のいずれかに記載の絶縁伝熱構造体において、
    前記回路が構成された高熱伝導体層の表面が、ニッケルメッキ層によって被覆されていることを特徴とする絶縁伝熱構造体。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の絶縁伝熱構造体において、
    前記高熱伝導体層のうちの一方が、放熱体であることを特徴とする絶縁伝熱構造体。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の絶縁伝熱構造体において、
    前記高熱伝導体層の少なくとも一部に、端子構造が形成されていることを特徴とする絶縁伝熱構造体。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の絶縁伝熱構造体の前記高熱伝導体層の上面に半導体チップが設けられたことを特徴とするパワーモジュール用基板。
  14. 請求項13に記載の絶縁伝熱構造体の他の前記高熱伝導体層の下面に放熱板が接合されていることを特徴とするパワーモジュール用基板。
  15. 請求項13又は14に記載のパワーモジュール用基板にヒートシンクが設けられたことを特徴とするパワーモジュール用基板。
  16. 請求項15に記載のパワーモジュール用基板において、
    前記絶縁伝熱構造体を前記ヒートシンクに対して付勢させる付勢部材を備えることを特徴とするパワーモジュール用基板。
JP2005013364A 2004-01-20 2005-01-20 絶縁伝熱構造体及びパワーモジュール用基板 Active JP4407521B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005013364A JP4407521B2 (ja) 2004-01-20 2005-01-20 絶縁伝熱構造体及びパワーモジュール用基板

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004012103 2004-01-20
JP2005013364A JP4407521B2 (ja) 2004-01-20 2005-01-20 絶縁伝熱構造体及びパワーモジュール用基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005236276A JP2005236276A (ja) 2005-09-02
JP4407521B2 true JP4407521B2 (ja) 2010-02-03

Family

ID=35018859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005013364A Active JP4407521B2 (ja) 2004-01-20 2005-01-20 絶縁伝熱構造体及びパワーモジュール用基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4407521B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006173591A (ja) * 2004-11-18 2006-06-29 Mitsubishi Materials Corp 絶縁回路基板及びこれを備えるパワーモジュール構造体

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4797676B2 (ja) * 2006-02-13 2011-10-19 三菱マテリアル株式会社 絶縁伝熱構造体及びパワーモジュール用基板並びに絶縁伝熱構造体の製造方法
JP5112101B2 (ja) 2007-02-15 2013-01-09 株式会社東芝 半導体パッケージ
WO2008099934A1 (ja) * 2007-02-15 2008-08-21 Kabushiki Kaisha Toshiba 半導体パッケージ
JP2014033092A (ja) 2012-08-03 2014-02-20 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP6385155B2 (ja) * 2014-06-03 2018-09-05 小林 博 熱伝導性ペーストの製造方法
JP6384979B1 (ja) * 2018-05-31 2018-09-05 株式会社半導体熱研究所 高熱伝導性絶縁樹脂複合部材及び半導体モジュール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006173591A (ja) * 2004-11-18 2006-06-29 Mitsubishi Materials Corp 絶縁回路基板及びこれを備えるパワーモジュール構造体
JP4548317B2 (ja) * 2004-11-18 2010-09-22 三菱マテリアル株式会社 絶縁回路基板及びこれを備えるパワーモジュール構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005236276A (ja) 2005-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4407521B2 (ja) 絶縁伝熱構造体及びパワーモジュール用基板
JP2006240955A (ja) セラミック基板、セラミック回路基板及びそれを用いた電力制御部品。
JP2010109132A (ja) 熱電モジュールを備えたパッケージおよびその製造方法
JP2015005681A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2008311294A (ja) パワーモジュール用基板の製造方法
JP2006269966A (ja) 配線基板およびその製造方法
JP2006100640A (ja) セラミックス回路基板及びこれを用いたパワー半導体モジュール
JP2008147308A (ja) 回路基板およびこれを用いた半導体モジュール
JP7027094B2 (ja) 放熱部品付きパワーモジュール
JP4407509B2 (ja) 絶縁伝熱構造体及びパワーモジュール用基板
JP2007227728A (ja) Led部品およびその製造方法
JP2002064169A (ja) 放熱構造体
JP2006351988A (ja) セラミック基板、セラミック回路基板及びそれを用いた電力制御部品。
JP4797676B2 (ja) 絶縁伝熱構造体及びパワーモジュール用基板並びに絶縁伝熱構造体の製造方法
JP2008078222A (ja) 熱電変換装置
JP2008147307A (ja) 回路基板およびこれを用いた半導体モジュール
JP4876612B2 (ja) 絶縁伝熱構造体及びパワーモジュール用基板
JP2019067803A (ja) セラミックス回路基板及びその製造方法
JP2004096034A (ja) モジュール構造体の製造方法並びに回路基板の固定方法及び回路基板
JP4635977B2 (ja) 放熱性配線基板
JP2004140064A (ja) 熱電素子およびその製造方法
JP2005050886A (ja) 複合基板及びその製造方法
JP2014143342A (ja) 半導体モジュール及びその製造方法
JP7027095B2 (ja) セラミックス回路基板
JP4395747B2 (ja) 絶縁回路基板およびパワーモジュール構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091020

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4407521

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120

Year of fee payment: 4