JP4407462B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、縦立状態でシート原稿を読取り可能であって、横臥状態においてブック原稿やシート原稿を省スペースで読取ることができる画像形成装置に関する。
従来より、省スペースで使用することができるように適宜、横置き、縦置きを可能とするように構成されたスキャナ機能付きプリンタ装置が知られている。例えば、次の特許文献1には、箱状のプリンタユニット部を台座として、そのプリンタユニット部に対して縦立した状態でスキャナ部が取付けられたプリンタ装置が開示されている。
このプリンタ装置によれば、シート原稿を読取る場合には、スキャナ部を縦立させたままの状態で、シート原稿をスキャナ部に沿って供給してスキャニングが可能に構成されている。一方、ブック原稿を読取る場合には、スキャナ部が載置面に対して水平になるようにプリンタ装置自体を横に倒して、そのスキャナ部にブック原稿を載置してスキャニングが可能に構成されている。
特開2003−115963号公報(第0006段落、図3等)
しかしながら、特許文献1に開示されたプリンタ装置では、箱状のプリンタユニット部を台座として、そのプリンタユニット部に対して縦立した状態でスキャナ部が取付けられて構成されているため、ブック原稿を読取るべくプリンタ装置自体を横に倒した場合には、スキャナ部に加え、箱状のプリンタユニット部が横倒しされた状態となり、ブック原稿を省スペースで読取ることができないという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、縦立状態でシート原稿を読取り可能であって、横臥状態においてブック原稿やシート原稿を省スペースで読取ることができる画像形成装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載の画像形成装置は、一面に読取り面を備える箱型形状の筐体内に収納され、前記読取り面に沿って移動可能な走査手段を有し、原稿と走査手段とを相対的に移動させて画像を読取る画像読取部と、シート材を収容するシート材供給手段と、そのシート材供給手段から送り出されたシート材を搬送する搬送手段と、その搬送手段により搬送されるシート材に記録する記録手段とを有する画像記録部とを備えたものであって、前記画像読取部と前記画像記録部とを共に縦立配置した縦立状態と、前記画像記録部を横臥しその画像記録部の上側に前記画像読取部を横臥して配置した横臥状態とで使用可能に構成され、前記画像読取部を前記画像記録部に対して着脱自在に連結する連結部を備え、その連結部は、前記縦立状態では、前記画像読取部の読取り面を前記画像記録部と対面する側に配置して連結し、前記横臥状態では、前記画像読取部の読取り面を前記画像記録部の反対側に配置して連結するものである。
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、前記連結部は、前記画像読取部の前記画像記録部との連結面又は前記画像記録部の前記画像読取部との連結面の何れか一方の連結面から突設されるコネクタ部と、他方の連結面に凹設され前記コネクタ部が挿嵌される被コネクタ部とを備えている。
請求項3記載の画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記コネクタ部と前記被コネクタ部とは、前記コネクタ部が前記被コネクタ部に挿嵌されることにより接続されると共に、前記画像読取部で読み取られた画像データは、前記コネクタ部と前記被コネクタ部との接続部分を介して前記画像読取部から前記画像記録部へ出力されるものであり、前記被コネクタ部は、前記画像読取部と前記画像記録部とが前記縦立状態で連結される場合に前記コネクタ部が挿嵌される第1被コネクタ部と、前記画像読取部と前記画像記録部とが前記横臥状態で連結される場合に前記コネクタ部が挿嵌される第2被コネクタ部とを備え、前記第1被コネクタ部の差込口と、前記第2被コネクタ部の差込口とは、前記コネクタ部が凸設されている連結面と対面する連結面上の点に対し、点対称となる台形に開口されている。
請求項4記載の画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記縦立状態において前記読取り面にシート原稿を供給可能な原稿供給口と、その原稿供給口から前記読取り面に供給されたシート原稿を外部に排出する原稿排出手段と、前記コネクタ部が前記第1被コネクタ部に挿嵌されたかを検出する検出手段と、その検出手段により前記コネクタ部が前記第1被コネクタ部に挿嵌されたことが検出された場合に前記原稿排出手段の駆動を許容する制御手段とを備えている。
請求項5記載の画像形成装置は、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記画像読取部の読取り面に対して見開き状に開閉可能であって前記画像読取部に着脱自在に連結される蓋部を備え、その蓋部は、前記画像読取部と前記画像記録部とが前記縦立状態で連結される場合に前記画像読取部から取り外され、前記画像読取部と前記画像記録部とが前記横臥状態で連結される場合に前記画像読取部に装着される。
請求項6記載の画像形成装置は、請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記画像記録部に回転可能に軸支された支持部を備え、前記画像読取部は、その支持部に対して着脱自在に連結される。
請求項1記載の画像形成装置によれば、連結部は、縦立状態において画像読取部の読取り面が画像記録部と対面する側に配置されるように画像読取部と画像記録部とを連結するので、画像読取部の読取り面と画像記録部との間にシート原稿を供給することで縦立状態においてシート原稿の画像を読取ることができる。
また、連結部は、横臥状態において画像読取部の読取り面が画像記録部の反対側に配置されるように画像読取部と画像記録部とを連結するので、横臥状態においても画像読取部の読取り面の上にブック原稿やシート原稿を供給することで横臥状態においてブック原稿やシート原稿の画像を読取ることができる。ここで、横臥状態では画像読取部は、横臥した画像記録部の上側に横臥して配置されているので、従来のように、画像読取部と画像記録部とが共に載置面を占有するようなことはなく、横臥状態であっても省スペースでブック原稿やシート原稿を読取ることができるという効果がある。
請求項2記載の画像形成装置によれば、請求項1に記載の画像形成装置の奏する効果に加え、画像読取部と画像記録部とは何れか一方の連結面から突設されるコネクタ部を、他方の連結面に凹設された被コネクタ部に挿嵌することで連結され、その挿嵌されたコネクタ部を被コネクタ部から引き抜くことで分離される。よって、簡単な操作で画像読取部と画像記録部とを着脱することができるという効果がある。
請求項3記載の画像形成装置によれば、請求項2に記載の画像形成装置の奏する効果に加え、コネクタ部と被コネクタ部とを接続すると、画像読取部と画像記録部とは連結され、更に、画像読取部で読み取った画像データはコネクタ部と被コネクタ部との接続部分を介して画像読取部から画像記録部へ出力される。よって、機械的な連結と電気的な接続とを同時に行うことができるという効果がある。
また、前記第1被コネクタ部の差込口と、前記第2被コネクタ部の差込口とは、前記コネクタ部が凸設されている連結面と対面する連結面上の点に対し、点対称となる台形に開口されているので、縦立状態で連結される場合にコネクタ部が第2被コネクタ部に挿嵌され、逆に、横臥状態で連結される場合にコネクタ部を第1コネクタ部に挿嵌されるのを防止することができる。よって、コネクタ部と被コネクタ部とが誤った状態で接続され、電気的な故障の原因を引起こすのを防止することができるという効果がある。
請求項4記載の画像形成装置によれば、請求項3に記載の画像形成装置の奏する効果に加え、原稿排出手段はコネクタ部が第1被コネクタ部に挿嵌されたことが検出された場合に駆動が許容される。即ち、縦立状態で連結される場合に原稿排出手段が駆動されるので、縦立状態で原稿供給口から供給されるシート原稿を原稿排出手段により外部に排出することができるという効果がある。
一方、原稿排出手段はコネクタ部が第2被コネクタ部に挿嵌された場合には駆動されない。即ち、横臥状態で連結される場合には、ブック原稿やシート原稿は操作者によって画像形成面に置かれ、操作者によってブック原稿やシート原稿が取り除かれるので、原稿排出手段を駆動する必要はない。従って、かかる場合に原稿排出手段を駆動することによって生ずる駆動音が発生するのを防止することができるという効果がある。また、無用な駆動音が発生することで故障が発生したのではないかと使用者が懸念するのを抑制することができるという効果がある。
請求項5記載の画像形成装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置の奏する効果に加え、蓋部は縦立状態で連結される場合に画像読取部から取外されるので、画像記録部側で蓋部を収容するスペースを確保する必要がなく、縦立状態において装置全体の幅を薄型にすることができるという効果がある。
一方、蓋部は横臥状態で連結される場合に、画像読取部の読取り面に対して見開き状に開閉可能に画像読取部に装着されるので、横臥状態では蓋部と読取り面との間にブック原稿を挟んだ状態でブック原稿やシート原稿の画像を読取ることができるので、高精度にブック原稿やシート原稿の画像を読取ることができるという効果がある。
請求項6記載の画像形成装置によれば、請求項1から5のいずれかに記載の画像形装置の奏する効果に加え、例えば、縦立状態において画像読取部が画像記録部に対してブック原稿を読取り可能な平置き形態とシート原稿のみ読取り可能な縦置き形態とに変位可能に構成することができる。この場合には、画像記録部を縦立させた状態のまま、画像読取部を平置き形態にして読取り面の上にブック原稿を載置すれば、ブック原稿を読取るとるために装置全体を横臥状態にする必要はなく、簡単な操作でブック原稿を読取ることができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1(a)は本体筐体2に対してスキャナ部3と蓋部材11とを閉じた状態を示す本発明のプリンタ装置1の斜視図である。図1(b)は本体筺体2に対してスキャナ部3と蓋部材11とを開いた状態を示すプリンタ装置1の斜視図である。
プリンタ装置1は、図1(a)に示すように本体筺体2とスキャナ部3とを共に縦立配置した縦立状態と、図5に示すように本体筺体2を横臥し、その本体筺体2の上側に更にスキャナ部3を横臥して配置した横臥状態とで使用可能に構成される。縦立状態では、図1(a)に示すシート原稿のみを読取り可能な縦置き形態と、図1(b)に示すブック原稿を読取り可能な平置き形態とで使用可能に構成されている。
プリンタ装置1は、主に、本体筐体2と、その本体筺体2に対して開閉可能に連結されたスキャナ部3とを備えている。本体筺体2は、その最小面積面を底面とする略直方体に形成され、その内部に記録媒体に記録をするプリンタ部71(図3参照)を内包し、その最大面積面である側面にスキャナ部3を内包する程度の大きさで内側に凹む凹部2a(図1(b)参照)を備えている。
よって、縦立状態では、載置面に対する本体筐体2の占有面積が最小となり、省スペースでプリンタ装置1を載置面に配置することができる。また、本体筐体2に対してスキャナ部3を閉じた状態では、スキャナ部3は本体筐体2の凹部2aに収容された状態になるのでプリンタ装置1自体の大きさをコンパクトにすることができる。
スキャナ部3は、原稿の画像を読取る部分であり、肉厚な略板状に形成され、その内部には原稿を光学的に読取る読取装置31(図2(a)参照)が内包されている。スキャナ部3は、縦立状態においては、本体筺体2に対して閉じた状態にある場合に本体筐体2と対面する面(本体筺体2に対して開いた状態にある場合に上向きに配置される面)に透明なガラス面3aが配置されるように、本体筺体2の回転支持体33aに対して着脱自在に連結されている。尚、このスキャナ部3と本体筐体2の回転支持体33aとの連結機構についての説明は、図4及び図5を参照して後述する。
この回転支持体33aは、本体筐体2に対して回転自在に連結されているため、スキャナ部3を回転支持体33aに連結した状態で回転支持体33aを回転させることで、スキャナ部3は図1(a)に示す縦置き形態と図1(b)に示す平置き形態とに変位可能に構成される。
また、スキャナ部3は、縦置き形態において、ガラス面3aと、そのガラス面3aと対面する凹部2の表面との間に空隙部が形成されるように回転支持体33aに連結される。尚、そのガラス面3aと対面する凹部2aの表面は原稿支持面2bとして形成されている。よって、縦置き形態において、その空隙部に後述する原稿供給口4からシート原稿を供給すると、そのシート原稿の画像がガラス面3aを介してスキャナ部3によって読込まれる。一方、平置き形態においては、ガラス面3aが上向きに配置されるので、そのガラス面3aの上にブック原稿を載置すると、そのブック原稿の画像がガラス面3aを介してスキャナ部3によって読込まれる。
このように、縦立状態におけるプリンタ装置1は、縦置き形態において(図1(a)参照)シート原稿を読取ることができると共に、平置き形態において(図1(b)参照)ブック原稿をも読取ることができる。
更に、プリンタ装置1の具体的な構成について説明する。本体筐体2の上面には、下段側から順番に原稿供給口4と、記録媒体排出口5と、各種スイッチ6等と、液晶パネル10とが配置されている。
原稿供給口4は、シート原稿を読取る場合に、そのシート原稿を上述した空隙部に供給するための開口である。原稿供給口4は、空隙部から上方に向かって連続して延びて外部と連通する細長い帯状に開口されている。この原稿供給口4からシート原稿を挿入することで、シート原稿は自由落下し、シート原稿を空隙部に供給することができる。
記録媒体排出口5は、スキャナ部3で読取った画像を記録した記録媒体を外部に排出するための開口であり、細長い帯状に開口されている。本体筺体2の内部には、記録媒体を収納する記録媒体収納トレイが内包されており、この記録媒体収納トレイに収納されている記録媒体が搬送されて記録媒体排出口5から装置外に排出される。
各種スイッチ6等は、いずれも押しボタン式のスイッチで構成され、右側から順番にスタートスイッチ6と、テンキースイッチ群7と、コピーモードスイッチ8と、FAXモードスイッチ9とが配置されている。各種スイッチ6等が操作者によって押下られると、そのスイッチ毎に割り当てられた処理が実行される。
スタートスイッチ6は、コピーモードやFAXモードを開始するためのスイッチである。テンキースイッチ群7は複数個のスイッチからなり、その各スイッチには「0」から「9」の数字が割り当てられており、この各スイッチによりFAX番号やコピー枚数等が指定することができる。コピーモードスイッチ8は、読取った原稿の画像を記録媒体に記録するコピーモードを指定するスイッチである。FAXモードスイッチ9は、読取った原稿の画像データを指定されたFAX番号に送信するFAXモードを指定するスイッチである。
液晶パネル10は、各種スイッチ6等の操作内容やプリンタ装置1の操作状態等を表示するものであり、具体的には、汎用のLCD(Liquid Crystal Display)によって構成されている。
更に、本体筐体2の上面には、本体筐体2の上面に対して開閉可能に軸支された蓋部材11が取付けられている。蓋部材11は、閉じた状態において原稿供給口4を覆う帯状の把手部分11aと、その把手部分11aの両側から記録媒体排出口5と各種スイッチ6等と液晶パネル10とを避けて帯状に延び、その両端部が本体筺体2と開閉可能に連結される連結部分11bとによって、平面視略コの字型に形成されている。
よって、蓋部材11を閉じた状態にすると、原稿供給口4は把手部分11aに覆われるので、原稿供給口4から埃、塵等がプリンタ装置1の内部に侵入してプリンタ装置1の故障の原因となるのを抑制することができる。また、各種スイッチ6等外部に露出した状態になっているので、いちいち蓋部材11を開けることなく操作子6等を操作することができ、FAXの受信原稿をいつでも外部に排出することができる。
一方、蓋部材11を本体筐体2に対して開いた状態にして、把手部分11aを把手することで、プリンタ装置1自体を持ち上げて運搬することができる。即ち、蓋部材11は取っ手としても機能することができる。
本体筐体2の側面(図中正面側)には、上述した凹部2aの下方に原稿排出口13と、その原稿排出口13の下方に脚部材14とが配置されている。原稿排出口13は、原稿供給口4から供給されたシート原稿を外部に排出するためのものである。供給されたシート原稿は本体筐体2に内包されている原稿排出機構によって、この原稿排出口13から装置外に排出される。
脚部材14は、本体筐体2を支持するためのものであって、正面側だけでなく、その裏面側にも配置されている。また、脚部材14は伸縮自在に構成されており、脚部材14を縮ませると本体筐体2の内部に収納可能に構成されている。
よって、プリンタ装置1を安定した状態で載置させることができると共に、脚部材14を縮ませて本体筐体2の内部に収納することでプリンタ装置1をコンパクトな状態で配置することもできる。また、裏面側に配置された脚部材14を本体筐体2の内部に収納すれば、プリンタ装置1の裏面側は平坦な面になるので、その裏面を壁面にフィットさせた状態でプリンタ装置1を配置することができる。
次に、図2を参照して、プリンタ装置1の内部構成について説明する。図2(a)は、プリンタ装置1の概略的な断面図であり、図2(b)は、スキャナ部3を開いた状態におけるプリンタ装置1の概略的な断面図である。尚、図2以降においては、蓋部材11の図示は省略する。
まず、本体筐体2の内部構成について説明する。本体筺体2の内部には、主に、その下方に記録装置としてのラインヘッド20と、そのラインヘッド20の上方に配置される部材配置スペース21と、その部材スペース21の図中右側に配置される記録媒体収納トレイ22と、その記録媒体収納トレイ22と間に部材配置スペース21を挟んだ位置に配置され、本体筺体2の上方から下方に向かって直線状に延びるガイドプレート23と、そのガイドプレート23の下方であって、その一部が原稿支持面2bから露出し、スキャナ部3を閉じた状態において(図2(a))ガラス面3aと接触するように配置される第1の原稿排出ローラ24とを備えている。
ラインヘッド20は、インクを吐出することでスキャナ部3で読取った原稿の画像を記録媒体Kに記録するものである。ラインヘッド20にはインクを吐出するノズルが記録媒体Kの記録範囲以上にわたって形成されたノズル形成面20aが備えられており、ラインヘッド20は、そのノズル形成面20aが下向きになるように配置されている。つまり、記録媒体Kへの記録はラインヘッド20の下方を通過する際に行われる。
このようにラインヘッド20を本体筐体2の下方に配置することで、プリンタ装置1の重心が下方になり、プリンタ装置1の安定性を向上させることができる。また、ノズル形成面20aを下向きに配置することで、インクの吐出性を安定させることができ、高画質な記録を実現することができる。
部材配置スペース21は、ラインヘッド20に供給するインクを貯留するインクカートリッジやCPU、RAM、ROM等を実装した基盤等を配置するためのスペースである。但し、本実施例では、その具体的な説明は省略し、部材配置スペース21は単に矩形状に図示することとする。
記録媒体収納トレイ22は、記録媒体を収納するトレイであり、本体筐体2から抜き差しできるようにスライド式に構成されている。このように記録媒体収納トレイ22を本体筺体2の内部に内包させることで、外付けにする場合に比べて、プリンタ装置1の形状を簡略化でき、プリンタ装置1を持ち運び易くすることができる。
ガイドプレート23は、記録媒体収納トレイ22に収納されている記録媒体を記録媒体排出口から排出するための記録媒体搬送機構の一部であって、特に、記録媒体排出口5に向かって上方に排出される記録媒体を支持するためのプレートである。
記録媒体搬送機構は、このガイドプレート23の他にも、記録媒体収納トレイ22と対峙する位置に配置されたピックアップローラ26と、ラインヘッド20の下方においてラインヘッド20の両側に配置された第1の記録媒体排出ローラ27,28と、ガイドプレート23と対峙する位置に配置された2つの第2の記録媒体排出ローラ29とを備えている。
ピックアップローラ26は、記録媒体収納トレイ22に収納されている記録媒体を抽出し、その抽出した記録媒体をラインヘッド20に向けて下方に搬送するローラである。第1の記録媒体排出ローラ27,28は、ピックアップローラ26により下方に搬送される記録媒体Kをラインヘッド20を介して図面右方から左方に搬送するためのローラである。2つの第2の記録媒体排出ローラ29は、ガイドプレート23との間に記録媒体Kを挟んで記録媒体Kを記録媒体排出口5に向けて上方に搬送するローラである。
尚、記録媒体搬送機構としては、上述した構成23,26,27,28,29の他にも、ピックアップローラ26と第1の記録媒体排出ローラ27との間に配置され、ピックアップローラ26から下方に搬送される記録媒体を第1の記録媒体排出ローラ27へ導く図示しないガイドや、第1の記録媒体排出ローラ28から左方に搬送される記録媒体を第2の記録媒体排出ローラ29へ導く図示しないガイドを備えている。
上述した記録媒体搬送機構によって、記録媒体収納トレイ22に収納されている記録媒体Kは、図2(a)に示す矢印Aに沿って、ラインヘッド20を介して本体筐体2の内部を略U字状に搬送され、記録媒体排出口5から装置外に排出される。
第1の原稿排出ローラ24は、原稿排出機構の一部であって、本体筺体2に対してスキャナ部3を閉じた状態において(図2(a))、原稿供給口4からシート原稿Gが供給された場合に使用される。
第1の原稿排出ローラ24は、その一部が原稿支持面2bから露出して、対面する位置にあるガラス面3aと接触する状態で、且つ、原稿供給口4からの距離が最大のシート原稿Gの長さ以上の位置に配置され、両方向に回転可能に構成されている。
即ち、この第1の原稿排出ローラ24は、原稿供給口4から供給されたシート原稿Gをガラス面3aとの間に挟んで保持すると共に、その保持していたシート原稿Gを原稿排出口13から排出するためのローラである。
原稿供給口4から空隙部30は連続して直線状に下方に延びて形成されているため、原稿供給口4から供給されるシート原稿Gは自由落下して第1の原稿排出ローラ24によって一旦保持される。尚、この際、第1の原稿排出ローラ24は図面右回転しており、供給されたシート原稿Gは、第1の原稿排出ローラ24によりその端部が揃えられる。
その後、第1の原稿排出ローラ24は、逆回転し(図中左回転)、保持しているシート原稿Gを下方に搬送する。
また、原稿排出機構としては、第1の原稿排出ローラ24の他にも、原稿排出口13の手前側に配置された第2の原稿排出ローラ32と、第1の原稿排出ローラ24を通過した原稿を第2の原稿排出ローラ32へ導く図示しないガイドとを備えている。
よって、第1の原稿排出ローラ24によって下方に搬送される原稿は、図示しないガイドに沿ってスキャナ部3側に屈曲し、第2の原稿排出ローラ32を介して原稿排出口13から装置外に排出される。
即ち、原稿供給口4から供給されるシート原稿Gは、原稿排出機構によって図2(a)に示す矢印Bに沿って、略L字状に搬送され、原稿排出口13から装置外に排出される。
次に、スキャナ部3の内部構成について説明する。上述した通りにスキャナ部3の内部には、原稿の画像を読取る読取装置31が内包されている。この読取装置31は、ガラス面3aを介して原稿に光を照射し、その反射光を光電変換素子により電気信号に変換して光学的に原稿の画像を読取るように構成されている。
また、読取装置31は、ガラス面3aの長手方向に往復移動可能に配置されている。ガラス面の長手方向の両端には、図示しない一対のプリーが配置され、その一対のプリーには図示しない無端ベルトが橋架さており、読取装置31は、この無端ベルトに連動してガラス面3aの長手方向に往復移動可能に配置されている。
即ち、本体筺体2に対してスキャナ部分3を閉じた状態において(図2(a))、原稿供給口4からシート原稿Gを供給した場合には、読取装置31は所定の位置に固定されたままの状態で、上述した原稿排出機構により読取装置31と対峙する位置に搬送されるシート原稿Gの画像を読取る。
一方、本体筺体2に対してスキャナ部3を開いた状態において(図2(b))、ガラス面3aにブック原稿Bを載置した場合には、読取装置31は矢印S方向にガラス面に沿って移動し、ブック原稿Bの画像を読取る。
具体的には、スキャナ部3が連結されている回転支持体33aは支持軸33に回転可能に軸支されているので、操作者がスキャナ部3の上端に手を掛け、スキャナ部3を支持軸33を軸芯として載置面側に回転させ、スキャナ部3を縦置き形態から平置き形態に変位させると、スキャナ部3のガラス面3aは上向きに配置されることになる。そのガラス面3aの上にブック原稿Bを載置すると、読取装置31が矢印S方向に移動し、ガラス面3aに載置されたブック原稿Bの画像を読取ることができる。
尚、この支持軸33を軸芯として回動するスキャナ部3と、縦立した状態の本体筐体2とのなす角度は、略70度から略120度程度になるように構成され、好ましくは、略80度から略110度程度になるように構成することが好ましい。この範囲の角度の状態になるように構成することで、投影面積を大きくすることができる。
次に、図3及び図4を参照して、スキャナ部3を本体筺体2に対して着脱自在に連結する連結機構について説明する。図3は、本体筐体2とスキャナ部3とを分離した状態を示す概略的な断面図であり、図4は、本体筐体2とスキャナ部3との連結機構を示す拡大斜視図である。
スキャナ部3は回転支持体33aに対してスキャナ部3のガラス面3aが本体筐体2と対面する側(図2参照)と反対側(図3参照)とに配置されるように着脱自在に構成されている。
具体的には、図4に示すように、回転支持体33aの連結面33a1と重ね合わせられるスキャナ部3の連結面3dにはコネクタ35が突設され、そのスキャナ部3の連結面3dと重ね合わせられる回転支持体33aの連結面33a1にはコネクタ35が挿嵌される第1被コネクタ36と第2被コネクタ37とが非突出に凹設されている。
コネクタ35と第1,第2被コネクタ36,37とは、セントロニクスインターフェースタイプの36極を有するコネクタで構成され、スキャナ部3と回転支持体33aとを機械的に連結すると共に、スキャナ部3で読取った画像データをコネクタ35と第1,第2被コネクタ36,37との接続部分を介してスキャナ部3から本体筐体2側へ電気的に出力するものである。
コネクタ35の断面視形状は、ガラス面3a側とその反対側とが平行で、且つ、その長さが異なる略台形形状に形成されている。また、スキャナ部3の連結面3dは、その長手方向の幅がW、最大厚みがTで構成されており、コネクタ35の中心位置Oは、そのスキャナ部3の連結面3dの長手方向における中心位置M1から所定距離D、厚み方向におけるガラス面3aが形成されている側から所定距離Hだけ離れた位置に配置されている。
第1被コネクタ36は、スキャナ部3のガラス面3aが本体筐体2と対面する位置に配置される場合(スキャナ部3と本体筐体2とが縦立状態で連結される場合(図2参照))にコネクタ35が挿嵌されるものである。
第2被コネクタ37は、スキャナ部3のガラス面3aが本体筐体2とは反対側の位置に配置される場合(スキャナ部3と本体筐体2とが横臥状態で連結される場合(図3参照))にコネクタ35が挿嵌されるものである。
よって、第1被コネクタ36と第2被コネクタ37とは、その断面視形状がコネクタ35よりも大きい相似形状の略台形形状に形成され、且つ、スキャナ部3の連結面3aと重ね合わせられる回転支持体33aの連結面33a1において、キャナ部3の連結面3aの中心位置M1とコネクタ35の中心位置Hとの交点Cに対して点対称となる位置に配置されている。
よって、ガラス面3aが本体筐体2と対面する位置に配置されるようにスキャナ部3を回転支持体33aに装着しようとする場合に(図2参照)、誤ってコネクタ35を第2被コネクタ37に挿嵌しようとしても、コネクタ35を第2被コネクタ37に挿嵌することはできず、誤ってコネクタ35が第2被コネクタ37に接続されて電気的な故障が発生するのを防止することができる。
同様に、ガラス面3aが本体筐体2と反対側に配置されるようにスキャナ部3を回転支持体33aに装着しようとする場合に(図3参照)、誤ってコネクタ35を第1被コネクタ36に挿嵌しようとしても、コネクタ35を第1被コネクタ36に挿嵌することはできず、誤ってコネクタ35が第1被コネクタ36に接続されるのを防止することができる。
このように、スキャナ部3のガラス面3aが本体筐体2と対面するようにスキャナ部3を回転支持体33aに装着する場合には、コネクタ35を第1被コネクタ36に挿嵌させればよく、また、スキャナ部3のガラス面3aが本体筐体2の反対側に配置されるようにスキャナ部3を回転支持体33aに装着する場合には、コネクタ35を第1被コネクタ36から外して、スキャナ部3を反転させ、コネクタ35を第2被コネクタ37に挿嵌させれば良いので、スキャナ部3と回転支持体33aとの着脱操作を簡単に行うことができる。
尚、上述したのとは逆にコネクタ35を凹状に、第1,第2被コネクタ36,37を突状に構成しても良い。しかし、この場合にはスキャナ部3と回転支持体33aとを連結するために、スキャナ部3側に第1または第2被コネクタ36,37が挿嵌されるダミーの凹状の被コネクタを設ける必要があり、スキャナ部3の構造が複雑となるため、上述した通りにスキャナ部3側に突状のコネクタ35を設け、回転支持体33a側に凹状の被コネクタを設けることが好ましい。
また、コネクタ35に隣接する位置には検出スイッチ38aが配置され、コネクタ35を第1被コネクタ36に挿嵌する場合に、この検出スイッチ38aと接触する回転支持体33aの部分には、被検出スイッチ38bが配置されている。
この検出スイッチ38aと被検出スイッチ38bとは、コネクタ35が第1被コネクタ36に挿嵌されたことを検出するためのスイッチである。コネクタ35が第1被コネクタ36に挿嵌されると、検出スイッチ38aと被検出スイッチ38bとが接触して、接触した検出スイッチ38aと被検出スイッチ38bとを介して、コネクタ35が第1被コネクタ36に挿嵌されたことを示す検出信号がスキャナ部3側から本体筐体2側に実装されているCPUへ送信される。よって、コネクタ35が第1被コネクタ36に接続されたことを検出することができる。
コネクタ35が第1被コネクタ36に接続された状態は、ガラス面3aが本体筐体2と対面する位置に配置されるようにスキャナ部3が回転支持体33aに装着された場合(図2(a)参照)であるので、原稿供給口4から供給されるシート原稿を自動的に原稿排出口13から装置外に排出すべく、この場合には、第1の原稿排出ローラ24を含む原稿排出機構が駆動されることになる。
一方、コネクタ35が第2被コネクタ37に挿嵌されると、検出スイッチ38aと被検出スイッチ38bとが接触せず、原稿排出機構は駆動されない。即ち、コネクタ35が第2被コネクタ37に接続された状態は、ガラス面3aが本体筐体2と反対側に配置されるようにスキャナ部3が回転支持体33aに装着された場合(図3参照)であるので、原稿供給口4からシート原稿が供給されることはないので、原稿排出機構の駆動が制限される。
また、図3に示すように、スキャナ部3はカバー39が着脱可能に構成されている。具体的には、図4に示すようにスキャナ部3の端部には、ガラス面3aが形成されている面よりも凹む凹部3bと、その凹部3bを形成する両側面には嵌合孔3cとが形成されている。
一方、カバー39は、図3に示すように、ガラス面3aを覆うことができる程度の大きさに形成された板状に形成されており、その一端側の両側から立設する耳部39bと、その耳部39bから外側に突出する突起39cとを備えている。
よって、このカバー39の突起39cをスキャナ部3の凹部3bに形成された嵌合孔3cに回転自在に嵌め込むとカバー39をスキャナ部3のガラス面3aに対して見開き状に開閉可能に装着することができる。
次に、図5を参照して、横臥状態におけるプリンタ装置1の使用方法について説明する。図5は、横臥状態のプリンタ装置1を示す概略的な断面図である。本実施例でいう横臥状態とは、図5に示すように、本体筐体2を載置面に横臥し、その本体筐体2の上側にガラス面3aが本体筐体2と反対側(上向き)に配置されるようにスキャナ部3を横臥して配置した状態をいう。
即ち、横臥状態は、図2で示すようにガラス面3aが本体筐体2に対して対面するように連結されているスキャナ部3を回転支持体33aから外し、コネクタ35と第2被コネクタ37とを連結して、ガラス面3aが本体筐体2に対して反対側に配置されるようにスキャナ部3を回転支持体33aに連結させ、且つ、本体筐体2の背面が載置面に横たわるようにプリンタ装置1を載置面に倒した状態である。尚、この状態においては、上述したように、カバー39がスキャナ部3に連結される。
この横臥状態で、ブック原稿やシート原稿を読取る場合には、カバー39を回動させ、上向きに露出するガラス面3a上にブック原稿やシート原稿を載置し、カバー39とガラス面3aとの間にブック原稿やシート原稿を挟むようにカバー39を押し倒す。そして、コピーモードに設定されていることを確認してスタートスイッチ6を押すと、画像読取装置31が矢印S方向に移動してブック原稿やシート原稿の画像を読取る。
ここで、このコネクタ35が第2被コネクタ37に挿嵌される横臥状態では、図4に示すように、検出スイッチ38aと被検出スイッチ38bとが接触しないため、第1の原稿排出ローラ24を含む原稿排出機構は駆動されず、第1の原稿排出ローラ24を含む原稿排出機構が駆動することによって生ずる駆動音が発生するのを防止することができる。また、無用な駆動音が発生することで故障が発生したのではないかと使用者が懸念するのを抑制することができる。
即ち、横臥状態で読み取られるブック原稿やシート原稿は、使用者により手動でセットされ、取除かれるため、第1の原稿排出ローラ24を含む原稿排出機構を駆動する必要がないためである。
また、原稿をカバー11とガラス面3aとによって挟んだ状態で原稿を読取ることができるので、カバー11を装着しないで原稿の画像を読取る場合に比べて、読取装置31から照射される光が拡散されるのを抑制し、原稿の読取り精度を向上させることができる。
こうして、読取装置31で読取った画像データは、コネクタ35と第2被コネクタ37との接続部分を介して本体筐体2側に出力される。すると、記録媒体収納ケース22からピックアップローラ26により記録媒体が抽出され、図示しないガイドに沿って屈曲されラインヘッド20と対面する位置に搬送され、出力された画像データに基づいてラインヘッド20により記録媒体に記録が行われる。記録が行われた記録媒体は、図示しないガイドに沿って屈曲され、ガイドプレート23に沿って記録媒体排出口5から装置外に排出されることになる。
このように、本実施例のプリンタ装置1によれば、縦立状態においてシート原稿とブック原稿とを読取ることができることに加え、横臥状態においてもガラス面3aが上向きになるようにスキャナ部3を配置することができるので、そのガラス面3aの上にブック原稿やシート原稿を供給することで横臥状態においてもブック原稿やシート原稿の画像を読取ることができる。ここで、横臥状態ではスキャナ部3は、横臥した本体筐体2の上側に横臥して配置されているので、スキャナ部3と本体筐体2とが共に載置面を占有するようなことはなく、省スペースでブック原稿やシート原稿を読取ることができる。
また、プリンタ装置1は、図2に示す状態のまま本体筐体2の背面が載置面に載置するようにプリンタ装置1自体を倒し、ガラス面3aが本体筐体2に対面している状態でブック原稿とシート原稿とを読取ることも可能である。
しかし、この状態で、ブック原稿を読取る場合には、ブック原稿の読取り面をガラス面3a側に向けて配置する必要があるため、ブック原稿は、その綴じ部によって支持されることになり、ブック原稿を安定して配置することができないが、この場合には、スキャナ部3を回転支持体33aから外し、ガラス面が本体筺体2に対して反対側(上向き)に配置されるようにスキャナ部3を回転支持体33aに装着することで、安定した状態でブック原稿を読取ることができる。また、プリンタ装置1の使用態様が多様化され、使用者の好みに応じてプリンタ装置1の使用態様を任意に選択することができる。
更に、プリンタ装置1を横臥状態にする場合に載置面に載置される本体筐体2の壁面は平坦に形成されているので、横臥状態において安定した状態でプリンタ装置1を配置することもできる。
以上実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものでなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
上述したプリンタ装置1では、コネクタ35と第1、第2被コネクタ36,37とを接続することで、スキャナ部3と回転支持体33aとを連結すると共に、スキャナ部3で読み取った画像データを本体筐体2側へ出力する場合について説明したが、このコネクタ35と第1、第2被コネクタ36,37とは別に、更に、スキャナ部3と回転支持体33aとを機械的に連結する連結機構を設けるように構成しても良い。この場合には、スキャナ部3と回転支持体33aとを一層強固に連結させることができる。
また、スキャナ部3と回転支持体33とを機械的に連結する機構と、スキャナ部3で読み取った画像データを本体筐体2側へ出力する手段とを別々に設け、そのスキャナ部3で読み取った画像データを無線通信により本体筐体2側に出力するように構成しても良い。この場合には、スキャナ部3を本体筐体2と分離して使用することができる。即ち、スキャナ部3のみを持ち運んで使用することができる。尚、この場合にも、原稿は使用者により取除かれ、原稿を排出する第1原稿排出ローラ24を駆動する必要はないため、第1原稿排出ローラ24の駆動を制限するように制御するのが好ましい。
また、上述したプリンタ装置1では、記録媒体収納トレイ22を本体筺体2の内部に配置する場合について説明したが、縦立状態や横臥状態において本体筐体2の外部から内部に記録媒体が供給される記録媒体収納トレイ22を本体筐体2の壁面に着脱自在に配置するようにしても良い。かかる場合には、本体筺体2の奥行きをより薄型にすることができ、本体筐体2から、その記録媒体収納トレイ22を外した状態にすれば、より省スペースでプリンタ装置1を配置することができる。
また、上述したプリンタ装置1では、液晶パネル10を本体筐体2の上面に配置する場合について説明したが、液晶パネル10を蓋部材11の把手部分11aの裏面に配置するようにしても良い。かかる場合には、蓋部材11を開いた状態にすれば、使用者に対して液晶パネル10が起立した状態になるので、液晶画面を見易くすることができる。
(a)は本体筐体に対してスキャナ部と蓋部材とを閉じた状態を示す本発明のプリンタ装置の斜視図である。(b)は本体筺体に対してスキャナ部と蓋部材とを開いた状態を示すプリンタ装置の斜視図である。 (a)はプリンタ装置の概略的な断面図である。(b)はスキャナ部を開いた状態におけるプリンタ装置の概略的な断面図である。 本体筐体とスキャナ部とを分離した状態を示す概略的な断面図である。 本体筐体とスキャナ部との連結機構を示す拡大斜視図である。 横臥状態のプリンタ装置を示す概略的な断面図である。
符号の説明
1 プリンタ装置(画像形成装置)
2 本体筐体(画像記録部)
3 スキャナ部(画像読取部)
3a ガラス面(読取り面)
4 原稿供給口
20 ラインヘッド(記録手段)
22 記録媒体収納トレイ (シート材供給手段)
24 第1の原稿排出ローラ(原稿排出手段の一部)
32 第2の原稿排出ローラ(原稿排出手段の一部)
26 ピックアップローラ(搬送手段の一部)
27,28 第1の記録媒体排出ローラ(搬送手段の一部)
29 第2の記録媒体排出ローラ(搬送手段の一部)
31 読取装置(走査手段の一部)
33a 回転支持体(支持部)
35 コネクタ(連結部の一部、コネクタ部)
36 第1被コネクタ(連結部の一部、被コネクタ部の一部、第1被コネクタ部)
37 第2被コネクタ(連結部の一部、被コネクタ部の一部、第2被コネクタ部)
38a 検出スイッチ(検出手段の一部)
38b 被検出スイッチ(検出手段の一部)
39 カバー(蓋部)

Claims (6)

  1. 一面に読取り面を備える箱型形状の筐体内に収納され、前記読取り面に沿って移動可能な走査手段を有し、原稿と走査手段とを相対的に移動させて画像を読取る画像読取部と、
    シート材を収容するシート材供給手段と、そのシート材供給手段から送り出されたシート材を搬送する搬送手段と、その搬送手段により搬送されるシート材に記録する記録手段とを有する画像記録部と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記画像読取部と前記画像記録部とを共に縦立配置した縦立状態と、前記画像記録部を横臥しその画像記録部の上側に前記画像読取部を横臥して配置した横臥状態とで使用可能に構成され、
    前記画像読取部を前記画像記録部に対して着脱自在に連結する連結部を備え、
    その連結部は、前記縦立状態では、前記画像読取部の読取り面を前記画像記録部と対面する側に配置して連結し、前記横臥状態では、前記画像読取部の読取り面を前記画像記録部の反対側に配置して連結するものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記連結部は、前記画像読取部の前記画像記録部との連結面又は前記画像記録部の前記画像読取部との連結面の何れか一方の連結面から突設されるコネクタ部と、他方の連結面に凹設され前記コネクタ部が挿嵌される被コネクタ部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記コネクタ部と前記被コネクタ部とは、前記コネクタ部が前記被コネクタ部に挿嵌されることにより接続されると共に、前記画像読取部で読み取られた画像データは、前記コネクタ部と前記被コネクタ部との接続部分を介して前記画像読取部から前記画像記録部へ出力されるものであり、
    前記被コネクタ部は、前記画像読取部と前記画像記録部とが前記縦立状態で連結される場合に前記コネクタ部が挿嵌される第1被コネクタ部と、前記画像読取部と前記画像記録部とが前記横臥状態で連結される場合に前記コネクタ部が挿嵌される第2被コネクタ部とを備え、
    前記第1被コネクタ部の差込口と、前記第2被コネクタ部の差込口とは、前記コネクタ部が凸設されている連結面と対面する連結面上の点に対し、点対称となる台形に開口されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記縦立状態において前記読取り面にシート原稿を供給可能な原稿供給口と、
    その原稿供給口から前記読取り面に供給されたシート原稿を外部に排出する原稿排出手段と、
    前記コネクタ部が前記第1被コネクタ部に挿嵌されたかを検出する検出手段と、
    その検出手段により前記コネクタ部が前記第1被コネクタ部に挿嵌されたことが検出された場合に前記原稿排出手段の駆動を許容する制御手段とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像読取部の読取り面に対して見開き状に開閉可能であって前記画像読取部に着脱自在に連結される蓋部を備え、
    その蓋部は、前記画像読取部と前記画像記録部とが前記縦立状態で連結される場合に前記画像読取部から取り外され、前記画像読取部と前記画像記録部とが前記横臥状態で連結される場合に前記画像読取部に装着されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像記録部に回転可能に軸支された支持部を備え、
    前記画像読取部は、その支持部に対して着脱自在に連結されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
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