JP2006054763A - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006054763A
JP2006054763A JP2004236167A JP2004236167A JP2006054763A JP 2006054763 A JP2006054763 A JP 2006054763A JP 2004236167 A JP2004236167 A JP 2004236167A JP 2004236167 A JP2004236167 A JP 2004236167A JP 2006054763 A JP2006054763 A JP 2006054763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal device
portable terminal
unit
casings
housings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004236167A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Tano
真稔 田埜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2004236167A priority Critical patent/JP2006054763A/ja
Publication of JP2006054763A publication Critical patent/JP2006054763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

【課題】スキャニングによって画像情報を取得できる携帯端末装置において、安定した一定の速度でのスキャニング性、得られる画像情報の精度向上、容量やコストを大きく増加させないなどの、操作性や実用性に優れた携帯端末装置を提供する。
【解決手段】二つの筐体が可動機構を介して開閉自在に連結されて構成される携帯端末装置において、二つの筐体の内面が近接されて閉状態とされたとき、二つの筐体間には薄片状の対象物を挿通するためのスペースが形成され、二つの筐体のうちの一方は、閉状態で内面となる面に、薄片状の対象物から画像を取得するためのスキャナ部が配設され、対象物をスペースに挿通して二つの筐体間を移動させ、スキャナ部によって対象物表面の画像情報をスキャニングするよう構成される携帯端末装置とした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スライド式機構、回転または回動式機構、折りたたみ式機構などの可動機構によって、構成部材同士が相互に可動する構造を備える携帯端末装置にかかり、より詳細には、画像の読み取り(スキャニング)ができる携帯端末装置に関するものである。
従来における画像読み取り機能付きの携帯端末装置としては、例を挙げれば次のようなものがある。
従来例1:キーボード部とディスプレイ部とを正面に備えた薄い箱形の装置本体を有する携帯電話機等のような通信端末装置において、この装置本体の側面部には隙間通路を形成し、この隙間通路に臨んでスキャナを取り付けておき、名刺などの紙片をこの隙間通路を通過させることによって、紙片上の文字画像を読み取る、というような通信端末装置の提案がなされている。
従来例2:装置筐体を有する携帯電話装置において、装置筐体の側面部に、読み取り用原稿から画像を読み取るためのスキャナ部を設けておき、読み取り用原稿がこのスキャナ部を走査する速度を演算するためのローラー部と走査速度判定部とを設け、スキャンされた情報に対してファクシミリ通信を可能とする提案がなされている。
しかしながら、上記先行技術には、以下のような問題が想定出来る。
従来例1では、箱形の装置本体に名刺などの紙片が通る隙間通路を設けておき、その隙間に紙片を通し、内部にあるスキャナで文字画像情報をスキャンする方法であるが、装置本体の内部にスキャナが設置されているため、紙片をスキャンする場合にスキャナ部に十分な明るさを取り入れることが困難なこともあり、読み取った文字画像情報の精度劣化が懸念される。またその為に、本体装置の隙間通路に光源を設ける場合には、スキャナ用の光源を用意する必要があり、通信端末装置の容量及びコストの増加が懸念される。
また従来例2の携帯電話装置においては、読み取るべき紙片に対して、ユーザー自らが、読み取り機能付き携帯電話装置を保持しながらそれを移動させてゆくハンドスキャンナー方式のため、読み取りのための安定した一定速度を保つことが困難であり、ばらついた速度でスキャンした場合での文字画像情報の精度劣化などが懸念される。
携帯電話機にスキャナを接続して使用する技術については、下記特許文献が開示している。
特開2003−230041号公報
上述したように、携帯電話機やPDA等の携帯端末装置を用いて、読み取るべき紙片等の資料からスキャニングによって画像情報を得られる技術があったとはいうものの、読み取り速度が不安定であるために画像情報の精度が劣化したり、装置の容量やコストが増加したりするなどの問題点があった。
本発明の携帯端末装置では、このような問題点に鑑みてなされたものであり、スキャニングによって画像情報を取得できる携帯端末装置において、安定した一定の速度でスキャンすることを可能にして、得られる画像情報の精度を向上させ、また、装置の容量やコストを大きく増加させることがなく、操作性や実用性に優れたスキャナ機能付き携帯端末装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記欠点を鑑みてなされたものであり、つぎのような手段を用いる。
(1)二つの筐体が可動機構を介して開閉自在に連結されて構成される携帯端末装置において、
前記二つの筐体の内面が近接されて閉状態とされたとき、前記二つの筐体間には薄片状の対象物を挿通するためのスペースが形成され、
前記二つの筐体のうちの一方は、閉状態で内面となる面に、薄片状の対象物から画像を取得するためのスキャナ部が配設され、
前記対象物を前記スペースに挿通して二つの筐体間を移動させ、前記スキャナ部によって前記対象物表面の画像をスキャニングするよう構成される携帯端末装置とした。
(2) (1)の携帯端末装置において、
前記携帯端末装置は、二つの筐体がヒンジ機構を介して折り畳み式に連結され、
前記二つの筐体のうちの一方は、前記スキャナ部がある面に、LCDモジュールが配設され、
前記他方の筐体は、閉状態で内面となる面にキーパッド部が配設され、構成される。
(3) (1)または(2)の携帯端末装置において、
前記LCDモジュールはLEDを有し、このLEDを点灯してスキャニング時の光源として用いる。
(4) (1)〜(3)いずれかの携帯端末装置において、
スキャニング中の前記対象物に接触してこれを移送するためのローラー部を有し、
このローラー部を回転させるための動力源として、バイブレーションを駆動させるために内蔵されたモータが用いられる。
本発明の携帯端末装置によれば、安定した一定の速度でスキャンすることが可能となって、得られる画像情報の精度を向上させ、また、装置の容量やコストを大きく増加させることがなく、操作性や実用性に優れたスキャナ機能付き携帯端末装置を提供することができる。
以下、本発明による携帯端末装置の一実施形態について、添付の図面1〜5を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態によるスキャナ機能付きの携帯端末装置Aを示す概観図である。また、図2は図1の携帯端末装置Aの側面図であり、図3は、本発明による携帯端末装置Aを用いて、紙片400の画像情報をスキャニングする場合のイメージ図を示す。
図1の本発明による携帯端末装置Aは、二つの筐体(100と200)がヒンジ機構150を介して開閉自在に連結されて構成される折り畳み式の装置であり、携帯電話機、PDA、パーソナルコンピュータなどに容易に適用することができる。この携帯端末装置Aは、スキャナ部106とLCDモジュール101とを有する第一筐体100、およびキーパッド201を有する第二筐体200の主要な二筐体からなる。そして、二つの筐体はヒンジ部150を介して開閉自在または回動自在となる構造を有し、折り畳まれると内面が合わせられたコンパクトな閉状態となり、開かれると開状態となる。図1の携帯端末装置Aは、ヒンジ部150を軸心として第一筐体100と第二筐体200とが90度以上開かれた状態である。
この第一筐体100は、携帯端末装置Aが折り畳まれて閉じられた状態において内面となる面1aには、画面表示を行うための矩形状のLCDモジュール101と、紙片400(図3参照)から画像情報を取得するためのスキャナ部106とを有する。このスキャナ部106は、LCDモジュール101の外枠辺のうちのヒンジ部150と鉛直となる一辺に沿って、帯状または直線状に設けられている。
ここで、このLCDモジュール101の外枠辺の一辺の下部位置には、挿入される矩形の紙片400(例えば名刺)の画像情報をスキャンするために、この紙片400の一端辺を保持するためのガイド104が、ヒンジ部150と平行に配設されていて、ヒンジ部150と直角方向に移動可能である。また、このLCDモジュール101の外枠辺の上部位置でガイド104と対向する一辺の位置には、紙片400の対向する別の一端辺を保持するがヒンジ部150の直角方向に上下移動をしないガイド102が設けられている。そして、平行に配置されたガイド102とガイド104とは、名刺のような薄厚矩形状の紙片400の対向する一端辺をそれぞれ保持または支持することができ、さらに、図3に示すように、折り畳まれた携帯端末装置Aの外側に移動させて突出させ、そこに紙片400を配置設定させてから、携帯端末装置Aの中に挿入することもできる。
また、この第一筐体100には、このガイド104を図1に示す方向に移動する場合に必要な紙片ガイド可動用溝(103aと103b)が、LCDモジュール101の両側辺に設けられている。これらの溝(103aと103b)には、ガイド104の内側に形成された突起部が、摺動可能または移動可能に係合されているので、平行配置されたガイド102とガイド104との間隔を調整することができる。
さらに、この携帯端末装置Aでは、挿入される紙片400を図1の横(左右)方向に送るためのローラー部203が第二筐体200に配設され、装置が閉じられたときに、ローラー部203と同じ位置になるように第一筐体100にもローラー部105が配設される。これにより、ローラー部203とローラー部105との間に紙片400が挟持されるような構造となり、ローラー部203の回転によって紙片400は装置内部に一定速度で効率的に移送される。
この携帯端末装置Aを開けたとき現れる第二筐体200の面2aには、この装置Aのシステム操作を行うための複数のキーパッド201が設けられ、この装置Aに対しての無線網からの音声またはメール等の着信を通知するための振動体であるバイブ用錘204(図5参照)が内蔵されている。また、第二筐体200の面2aには、スキャンする場合に画像が記された紙片400を安定した一定の速度で移動させるためのローラー部203が設けられ、また、第一筐体100の面1aには閉状態でのローラー部203と対面する位置にローラー部105が設けられており、さらに、固定用マーカー209が、第一筐体100のスキャナ部106の位置に合わせて設けられる。スキャニング時で、第二筐体200のローラー部203に回転動作をさせるためには、バイブレーション発生用に第二筐体200に内蔵されているモータ202(図5参照)が用いられるとよい。
図2は、図1の携帯端末装置Aが折り畳まれて閉状態となったときの側面図である。この携帯端末装置Aは、二つの筐体である第一筐体100と第二筐体200とが回動部(ヒンジ)150を介する折畳み式機構により開閉自在に連結されて構成されているので、一方の第一筐体100の面1aに設けられたLCDモジュール101とスキャナ部106、他方の第二筐体200の面2aに設けられたキーパッド部201などは、閉状態においては、2つの筐体間の内側の隠された位置に配置されることとなる。
このように、二つの筐体である第一筐体100と第二筐体200とが折り畳まれて、内面同士(面1aと面2a)が向き合って相互に近接されて閉状態となったときには、本発明の携帯端末装置Aでは、これら二つの筐体間には薄片状の対象物を挿通することのできるスペースSが形成されてそれが確保されるよう構成される。
そして、この第一筐体100には、この紙片400の対向する2つの側辺の位置を設定して保持するためガイド部(102と104)があり、これらのガイド部(102と104)は、開状態を例にすると第一筐体から第二筐体の方に突設されていて、とりわけガイド部102の端は第二筐体200の面2aと当接するよう設計されている。これにより、装置Aが閉じられたときには、第一筐体100と第二筐体200とは、ガイド部(102と104)によって、相互の接近する位置が規制され、その内面(1aと2a)間には、スペースSが確保される。
そして、閉じられた携帯端末装置AのスペースSに紙片400が配置されたとき、この紙片400は二つのローラー部(105と203)によって挟持され、その回転によって移動されるよう設定されている。このローラー部203は、第二筐体200が内蔵するバイブレーション発生用のモータに連結されて回転動作が伝達されるよう構成され、紙片400は、このローラー部203の回転方向である装置内部に移送されることとなり、スキャナ部106によって紙片400の画像情報のスキャニングが行われる。
図3は、本発明の携帯端末装置Aにおいて、紙片400を配置して内部に挿入して、紙片400上にある画像情報をスキャンするときの様子を示す外観斜視図である。ここで、ガイド部(102と104)は、紙片400が挿入される側の位置に移動させて配設しておくことができ、紙片400の端辺はこのガイド部(102と104) によって保持または係止されて位置の設定(固定)がなされ、二つの筐体(100と200)間でローラ移送されて内部に移動され、スキャニングが行われる。
本発明の携帯端末装置Aは、これまで図1〜図3を参照して述べてきたように、挿入された紙片400は、第一筐体100上のローラー部105と、第二筐体200上のローラー部203、及び、間隔調整と装置外への延伸とが可能な位置固定のガイド部(102、104)によってその位置が設定されて保持される。図1と図2においては、位置を規定するためのガイド104についてのみ、ガイド可動用溝(103a、103b)にそって移動可能とした場合について説明をしており、ユーザー自身が、挿入する画像情報が記された紙片400の幅によって可動する紙片ガイド104を移動させて、紙片400の位置に合わせて調整して保持することが可能である。このような紙片400の挿入位置の調整や保持手段は、これまで紹介した紙片ガイド(102、104)を用いる方法以外にも当業者なら様々に考えられ、例えば、携帯端末装置の構造自体に紙片の溝を設けるなどによって紙片の位置を固定する、という手法も考えられてよい。
図4は、本発明の一実施形態にかかる携帯端末装置Aにおける構成ブロック図であり、ここでの携帯端末装置Aは、例えば折畳み型携帯電話機などの移動携帯端末である。
携帯端末装置Aの統括的な制御を行う制御部(CPU)300には多くの構成部が接続されており、これらの構成部として、無線送受信部301、音声I/O部302、キーパッド部201、電池303、モータ202、LCDモジュール101、およびスキャナ部106がある。ここでのモータ202は、バイブレーション用錘ギア212とローラ部ギア211と備えるギア部210に接続され、また、LCDモジュール101は、LCD表示部132、LCDモジュール用LED133、表示情報用メモリ131を備える。そして、スキャナ部106の通信ライン106'は、LCDモジュール101、画像情報を保存するメモリ304を接続する。
図5(a)〜(c)は、携帯端末装置Aが内蔵するモータによるローラーおよびバイブレーション駆動動作にかかる機構説明図である。図5(a)〜(c)は、図5(a)はスキャナ開始前でバイブレーションもローラーも稼動していない停止状態、図5(b)はスキャニングが実行されてローラーが稼動しているローラー稼動状態、図5(c)はバイブレーションが稼動されているバイブ稼動状態、それぞれを示す。
図5(a)〜(c)に示すモータ動力伝達機構は、モータ202から、コモンギア205を介して他部材に動力が伝達され、伝達が必要な場合には、モータ202の軸に固定されたモータ軸固定盤206がd1またはd2に示す方向へ傾けられて動力を伝達できるようにその機構が制御される。図5(a)の状態では、モータ軸固定盤206が傾けられていないので、コモンギア205の回転力はいずれにも伝達されない。ところが、図5(b)のように方向d1のように傾けられたときは、ローラー部用ギア207と噛合して、これと同軸で連結されるローラー部203を回転させることができる。また、図5(c)では方向d2に傾けられており、このときはバイブ用ギア208と噛合して、これに連結するバイブ用錘204を回転してバイブレーションを発生させる。
本発明では、ユーザーが携帯端末装置Aを用いて、名刺からなる紙片400のスキャニングを開始する場合に、まず紙片400を所定の位置に配置してそれを内部に挿入させてゆくが、そのようなスキャニングの実行は、ユーザー自身によるキーパッド201の操作による機能選択に基づいてなされる。
スキャニングの開始にあたって、携帯端末装置Aのシステムを司る制御部300は、ユーザーによるキーパッド201の操作によってスキャナ開始通知を受ける。図5(a)はスキャナ開始前の状態でのモータ動力伝達機構であり、バイブレーションやローラーはいずれも動作していない。
図5(a)の状態において通知を受けた制御部300は、モータ202に対してモータ軸固定盤206をA方向に回転するための制御を行い、図5(b)の状態に移行する。図5(b)では、モータ202がA方向に回転して、モータ202の軸に固定されたモータ軸固定盤206が方向d1へ傾くため、コモンギア205とローラー部用ギア207とが噛み合うことにより、キーパッド部用ローラー部203が回転する。なお、LCDモジュール部101のある第一筐体に配設された別のローラー部105は、モータにより駆動されるのではなく、紙片400を安定した一定の速度で送り出しを可能とするための補助的なローラーとして用いられる。
また、携帯端末装置Aにおいてが、画像が記された紙片400をスキャンする場合では、ローラー部203が回転していて、図5(b)に示す状態となっているが、このとき、制御部300はLCDモジュール用LED133を点灯させて、スキャナ部106の周辺を明るくすることができる。このLEDの点灯によって、画像が記された紙片400のスキャン精度を大きくに向上させることができる。又、LEDを兼用することにより、コストを抑えることができ、小型化も図れる。
そして、LCDモジュール用LED133による光源を更に有効にするために、LCD表示部132の表示ピクセル情報をすべて「白データ」とする制御なども考えられる。その場合、スキャン開始前の表示情報を一旦メモリ302に格納した後、制御部300がLCD表示部132内の表示情報用メモリ部131に対して、すべて「白データ」を書き込み、スキャン動作終了後、先にメモリ304に格納された表示情報を読み込み、表示情報用メモリ部131に書き戻すとよい。さらに、LCDモジュール用LED133への供給電圧レベルを高くすることによっても、LED133の発光輝度を高くすることが可能であり、それにより光源輝度を高める手法等も考えられる。
スキャニング時の動作としては、以下の通りである。
ローラー部203とローラー部105とが紙片400を挟持しながら回転し、画像が記された紙片400が安定した一定の速度でスキャナ部106を通過していく。その場合、スキャナ部106から取得した画像情報を、制御部300はメモリ部304へ随時格納をする。それにより携帯電話装置内のメモリへの保存または、メモリカードのような外部ストレージデバイスへの格納、無線送受信部305を介して通信先への送信や、FAX送信などを実現することが可能となる。
次に、スキャンする紙片をすべて送り終えたことを感知するために、キーパッド部201のある第二筐体200上に、固定マーカー209情報となるものを用意する。この固定マーカー209の配置に関しては、LCDモジュール部のある第一筐体100と、キーパッド部のある第二筐体200とが重なりあった場合に、第一筐体100にあるスキャナ部106と対する第二筐体200上の位置に配置するとよく、これにより、スキャンした情報から、紙片がスキャナ部106上に存在しないことを検出することが可能となる。
そして、スキャン終了を検出した制御部300は、モータ202の駆動を停止して図5(a)の状態とし、LCDモジュール用LED133をOFFにする。また、スキャナ部106から読み込んだ固定マーカー209情報に関しては、メモリ部302への格納は行わない。なお、本実施形態では、スキャナ部106に対する面に、固定マーカー209を配設することにより、スキャン動作の終了を検出する手法で説明を行ってきたが、紙片400が、LCDモジュール部のある第一筐体100とキーパッド部200のある第二筐体200との隙間に挿入されたことを感知するためのセンサまたは検出スイッチなどを用いた別の検出手法を本発明に適用することも考えられる。
また、モータ202の駆動によってバイブレーション機能を働かせるためには、図5(c)に示すように、モータ202が回転Bとなって、モータ202の軸に固定されたモータ軸固定盤206が方向d2へ傾いて、コモンギア205とバイブ用ギア208とが噛み合ってバイブ用錘204を振動させることとなる。このため、スキャン時に動作させるローラー部203を回転させるためのモータの回転方向(回転A)とは、逆の方向(回転B)にモータ202が回転するよう、制御部300からコントロールする必要がある。
本発明では、これまで実施例として折りたたみ式構造の携帯端末装置によって説明を行ってきたが、これに限られるものではない。すなわち、LCDモジュール部101を有する筐体とキーパッド部201を有する筐体を用いて、スライド式または回転(回動)式構造に構成した別の携帯端末装置においても、LCDモジュール101の背面が開閉するなどの構造を持たせることによって、LCDモジュール用LED133の光源を、二つの筐体の隙間(スペース)に取り入れることが可能であり、本実施例と同様の機能を実現することが可能である。
本発明による携帯端末装置は、携帯電話機等の移動通信端末にとりわけ適用が容易であり、次のような利点が得られる。
・スキャン時に必要となる光源に関して、既存の携帯端末装置にあるLCDモジュール用LEDの光源を利用することによって、スキャナ機能付き携帯端末装置を実現する場合、その体積容量またはコストの低減を図ることが可能である。
・スキャンする紙片を安定した速度で移動させる手段として、既存の移動通信端末にあるバイブレーション用モータを利用することによって、コスト低減を図ると同時に、スキャナ機能としての向上を図ることができる。
・LCDモジュール部を有する筐体とキーパッド部を有する筐体とからなり、互いの筐体が重なりあう折りたたみ式、スライド式または回転式構造をもった携帯端末装置に、本発明を容易に適用することができる。
・画像が記された紙片上の情報を読み取ることが可能な、LCD表示パネルと同等幅のスキャナ部を備えた携帯端末装置に、本発明を容易に適用することができる。
・LCDモジュール用LEDが備わっており、CPUなど制御部から意図的に本LEDのON/OFF制御可能な携帯端末装置に、本発明を容易に適用することができる。
・1台のモータによって、音声またはメール着信時にユーザーへの通知手段としてのバイブレーション機能を実現することができ、また、スキャン動作を行う場合には、同じモータにより、紙片を移動するためのローラーを回転させることができる。
・スキャナ部と同等幅で配設された紙片の位置を固定するためのガイドまたは溝を備えて構成するのが好ましい。
本発明による携帯端末装置は、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、PDA等への適用が容易であり、スキャニング機能を備える携帯端末装置として、産業上の利用可能性は極めて大きい。
本発明による携帯端末装置の一実施形態である携帯端末装置Aの開状態を示す外観斜視図である。 図1の携帯端末装置Aの閉状態を示す側面図である。 図1の携帯端末装置Aの使用状態でのイメージ図である。 本発明による携帯端末装置の一実施形態である携帯端末装置Aの構成ブロック図である。 本発明による携帯端末装置Aが搭載するモータ駆動機構の説明図であり、図5(a)はバイブレーションもローラーも稼動していない停止状態、図5(b)はスキャニング実行中でのローラー稼動状態、図5(c)はバイブレーションが稼動されているバイブ稼動状態をそれぞれ示す。
符号の説明
A 携帯端末装置
100 第一筐体(LCDモジュール側)
1a 第一筐体の閉状態での内面
101 LCDモジュール
102 紙片ガイド(固定部)
103 紙片ガイド可動用溝
104 紙片ガイド(可動部)
105 ローラー部(LCDモジュール側)
106 スキャナ部
131 表示情報用メモリ
132 LCD表示部
133 LCDモジュール用LED
150 回動部(ヒンジ部)
S 筐体間のスペース
200 第二筐体(キーパッド部側)
2a 第二筐体の閉状態での内面
201 キーパッド
202 モータ
203 ローラー部(キーパッド部側)
204 バイブ用錘
205 コモンギア
206 モータ軸固定盤
207 ローラー部用ギア
208 バイブ用ギア
209 固定マーカー
210 ギア部
211 ローラ部ギア
212 バイブ用錘ギア
300 制御部(CPU)
301 無線送受信部
302 音声I/O
303 電池
304 メモリ
400 紙片

Claims (4)

  1. 二つの筐体が可動機構を介して開閉自在に連結されて構成される携帯端末装置において、
    前記二つの筐体の内面が近接されて閉状態とされたとき、前記二つの筐体間には薄片状の対象物を挿通するためのスペースが形成され、
    前記二つの筐体のうちの一方は、閉状態で内面となる面に、薄片状の対象物から画像を取得するためのスキャナ部が配設され、
    前記対象物を前記スペースに挿通して二つの筐体間を移動させ、前記スキャナ部によって前記対象物表面の画像をスキャンするよう構成される、ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置において、
    前記携帯端末装置は、二つの筐体がヒンジ機構を介して折り畳み式に連結され、
    前記二つの筐体のうちの一方は、前記スキャナ部がある面に、LCDモジュールが配設され、
    前記他方の筐体は、閉状態で内面となる面にキーパッド部が配設され、構成されることを特徴とする携帯端末装置。
  3. 請求項1または2に記載の携帯端末装置において、
    前記LCDモジュールはLEDを有し、このLEDを点灯してスキャニング時の光源として用いる、ことを特徴とする携帯端末装置。
  4. 請求項1〜3いずれかに記載の携帯端末装置において、
    スキャニング中の前記対象物に接触してこれを移送するためのローラー部を有し、
    このローラー部を回転させるための動力源として、バイブレーションを駆動させるために内蔵されたモータが用いられる、ことを特徴とする携帯端末装置。
JP2004236167A 2004-08-13 2004-08-13 携帯端末装置 Pending JP2006054763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004236167A JP2006054763A (ja) 2004-08-13 2004-08-13 携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004236167A JP2006054763A (ja) 2004-08-13 2004-08-13 携帯端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006054763A true JP2006054763A (ja) 2006-02-23

Family

ID=36031928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004236167A Pending JP2006054763A (ja) 2004-08-13 2004-08-13 携帯端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006054763A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103677110A (zh) * 2012-09-25 2014-03-26 联想(北京)有限公司 电子设备及其扫描方法
CN104917925A (zh) * 2014-03-10 2015-09-16 联想(北京)有限公司 一种信息处理方法及电子设备
JP2016201856A (ja) * 2016-09-07 2016-12-01 株式会社東芝 無線通信端末

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103677110A (zh) * 2012-09-25 2014-03-26 联想(北京)有限公司 电子设备及其扫描方法
CN103677110B (zh) * 2012-09-25 2017-07-25 联想(北京)有限公司 电子设备及其扫描方法
CN104917925A (zh) * 2014-03-10 2015-09-16 联想(北京)有限公司 一种信息处理方法及电子设备
JP2016201856A (ja) * 2016-09-07 2016-12-01 株式会社東芝 無線通信端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1744521B1 (en) Mobile communication terminal having rotatable camera
JP4454677B2 (ja) 携帯端末
JP2006295779A (ja) 携帯情報機器
JP2006115109A (ja) 携帯情報端末
JP2005309086A (ja) 画像表示装置及びその画像表示制御方法
JP2009071511A (ja) 携帯端末
JP2005198062A (ja) 折り畳み式携帯電話装置
JP2009267490A (ja) 拡張機器
JPH0670314A (ja) 画像処理装置
JP4080248B2 (ja) 画像読取装置
JP2009171085A (ja) 電子機器
EP3964918B1 (en) Mobile terminal
JP2006054763A (ja) 携帯端末装置
JPH07160363A (ja) 携帯型情報処理装置
JP2000039856A (ja) 画像表示装置
JP4573024B2 (ja) 携帯端末
JP2005038217A (ja) 折り畳み式携帯装置
JP2005052979A (ja) 携帯機器
JP3933866B2 (ja) 携帯型電子機器
JP3726052B2 (ja) 携帯端末装置
KR100651208B1 (ko) 절첩식 카메라를 구비한 개인휴대단말기
JP4644422B2 (ja) 携帯型電子機器
JP4668932B2 (ja) 携帯端末装置
JP2009071644A (ja) エリア型接触画像読取手段を備えた携帯情報機器
CN207882797U (zh) 一种电子设备