JP4407259B2 - サージアブソーバ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、サージから様々な機器を保護し、事故を未然に防ぐために使用されるサージアブソーバ及びその製造方法に関する。
従来より、電話機、ファクシミリ、モデム等の通信機器用の電子機器が通信線との接続する部分、あるいはCRT駆動回路等、雷サージや静電気等の異常電圧(サージ電圧)による電撃を受けやすい部分には、異常電圧によって電子機器やこの機器を搭載するプリント基板の熱的損傷又は発火等による破壊を防止するために、サージアブソーバが接続されている。
このようなサージアブソーバには、たとえば図5に示すように、マイクロギャップを有するサージ吸収素子を用いたものがある。
サージ吸収素子1は、導電性被膜2で全面を被包した円柱状のセラミックス部材(絶縁性部材)3の周面に、いわゆるマイクロギャップMが形成され、セラミックス部材3の両端には、一対のキャップ電極4,4が取り付けられている。このように構成されたサージ吸収素子1は、不活性ガスGと共にガラス管5内に収容され、このガラス管5の両端を相対向する一対の封止電極6,6により高温加熱で封着することにより放電型のサージアブソーバとなる。
なお、このサージアブソーバは、面実装型(メルフ型)のサージアブソーバであり、封止電極6にリード線がなく、実装するときは封止電極6と基板側とを半田付けで接続して固定するものである。(たとえば、特許文献1参照)
また、たとえば下記の特許文献2に記載されているように、ガラス管内に配置され、両端部に端子電極が設けられてなる素子と、ガラス管の両端から挿入するようにして対向する端子電極にそれぞれ接続され、一端に外部回路と接続するためのリード線が接続されたジュメット線と、該ジュメット線の外周面に環装して外接し、かつガラス管の内周面には内接する円筒形端部を溶着封止したサージアブソーバが提案されている。
この場合、封止電極部(ジュメット線)とトリガ電極基板を挟んでいる端子電極(支持金具)との接触が不安定になるため、直流放電電圧(Vs)にばらつきが生じやすい。また、端子電極の面積が大きくなるので、材料費の増加によりコスト面でも不利になる。
特開2002−134247号公報(段落番号0011〜0014及び図1) 特開平9−171881号公報(段落番号0017〜0023及び図1)
ところで、近年のサージアブソーバにおいては、安定した性能及び品質に加えて、優れた耐久性を有する製品を安価に提供することが求められている。このため、サージ吸収素子及びガラス管と端子電極との寸法精度が問題となり、特に、サージ吸収素子と端子電極との間に隙間を生じるようなことがなく、両電極間を確実に接触させて封入することが極めて重要な技術課題となる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、安定した性能及び品質と、優れた耐久性とを備えている安価なサージアブソーバ及びその製造方法の提供を目的としている。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。
すなわち、本発明のサージアブソーバは、周面に放電ギャップを介して導電性被膜分割形成された柱状または板状の絶縁性部材と、該絶縁性部材の両端に対向配置され前記導電性被膜に接触する一対の封止電極と、前記一対の封止電極を両端に配して前記絶縁性部材を内部に不活性ガスと共に封止する筒状碍子とを備えたサージアブソーバであって、前記絶縁性部材の端面と前記封止電極との間に、導電性のクッション部材が配設され、該クッション部材は、前記筒状碍子と前記封止電極との間に挟持されていることを特徴とするものである。
このようなサージアブソーバによれば、絶縁性部材の端面と封止電極との間に導電性のクッション部材が配設されているので、クッション部材を圧縮することによって寸法公差を吸収し、絶縁性部材の端面と封止電極との間を確実に接触させることができる。
上述したクッション部材の配設は、筒状碍子の両端面に電極を固着する構成としたサージアブソーバに特に適している。
請求項1記載のサージアブソーバにおいて、前記クッション部材としては、金属板や金属箔、発泡金属、繊維金属またはろう材のいずれを採用してもよい。
請求項1または2に記載のサージアブソーバにおいて、前記クッション部材に前記絶縁性部材の両端外周面を保持する盛り上がり部が設けられていることが好ましく、これにより、絶縁性部材が確実に固定されるため、直流放電電圧(Vs)を安定化させることができる。
また、本発明のサージアブソーバの製造方法は、請求項1記載のサージアブソーバの製造方法であって、前記筒状碍子の内部に挿入した前記絶縁性部材の端面と前記封止電極との間に導電性のクッション部材を、前記筒状碍子と前記封止電極との間に挟持させて配設し、前記封止電極を前記筒状碍子の両端に接着して封止することを特徴とするものである。
このようなサージアブソーバの製造方法を採用すれば、筒状碍子の内部に挿入した絶縁性部材の端面と封止電極との間に導電性のクッション部材を配設し、封止電極を筒状碍子の両端に接着して封止するので、クッション部材が圧縮されて寸法公差を吸収し、絶縁性部材の端面と封止電極との間を確実に接触させることができる。
本発明のサージアブソーバによれば、サージ吸収素子(絶縁性部材)の端面と封止電極との間に導電性のクッション部材を配設したので、クッション部材を圧縮することによって寸法公差を吸収することができ、サージ吸収素子の端面と封止電極との間に隙間が形成されるようなことはない。従って、サージ吸収素子と封止電極との間を確実に接触させてサージ電流を流すことができるので、安定した放電性能が得られる安価で高品質のサージアブソーバを得ることができる。
また、クッション部材に絶縁性部材の両端外周面を保持する盛り上がり部を設けることにより、絶縁性部材が確実に固定されて直流放電電圧(Vs)を安定化することができるので、たとえば振動の影響を受けるような使用環境であっても、確実でより一層安定した放電性能を維持できる製品が得られる。
また、本発明のサージアブソーバの製造方法によれば、筒状碍子の内部に挿入した絶縁性部材の端面と封止電極との間に導電性のクッション部材を配設し、封止電極を筒状碍子の両端に接着して封止するようにしたので、クッション部材が封止電極の押圧を受けて圧縮されることにより寸法公差を吸収し、サージ吸収素子(絶縁性部材)の端面と封止電極との間を確実に接触させることができる。従って、サージ吸収素子と封止電極との間は導電性のクッション材を介してサージ電流を流すことができるので、厳密な寸法公差の管理を行わなくても安定した放電性能が得られる安価で高品質のサージアブソーバを容易に製造することができる。
以下、本発明に係るサージアブソーバ及びその製造方法の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、図1(a)は本発明の前提となる参考例の断面図、図2は図1(a)の分解斜視図である。
参考例のサージアブソーバ10は、いわゆるマイクロギャップを使用した放電型サージアブソーバであって、筒状碍子15内にサージ吸収素子11を不活性ガスGと共に収納し、筒状碍子15の両方の端面15a,15aにそれぞれ封止電極16,16を固着して密閉したものである。
筒状碍子15は、たとえばセラミックスや鉛ガラスのような絶縁性部材を中空の四角柱に成形したものである。この中空部15bには、不活性ガスGと共に後述するサージ吸収素子11が収納され、筒状碍子15の両端部15aが一対の封止電極16により封止される。すなわち、中空部15bは、サージ吸収素子11及び不活性ガスGを封入した気密室となる。
また、筒状碍子15の両端面15aには、たとえばMo−Mnのメタライズ処理後、Niメッキを行う。なお、両端面15aのメタライズについては、Mo−Mnに限定されることはなく、たとえばMo−W,Ag,Cu,Au等でもよいし、Niメッキを行わなくてもよい。あるいは、メタライズ層を形成する代わりに、両端面15aに活性金属ろう材またはガラスを使用することも可能である。
ここで、筒状碍子15に使用可能な絶縁性部材の実例をあげると、たとえばアルミナ、ベリリア、ステアライト、フォルステライト、ジルコン、普通磁器、ガラスセラミック、窒化ケイ素、窒化アルミ、炭化ケイ素等の絶縁性セラミックスがある。
また、不活性ガスGについては、高温でイオン化する気体(ガス)であれば空気を含めて使用可能であるが、高温での安定性を考慮すると、たとえばHe,Ar,Ne,Xe,SF6,CO2,C3F8,C2F6,CF4,H2などの1種または2種以上の混合ガスが好ましい。
サージ吸収素子11は、円柱状のセラミックス部材(絶縁性部材)13が全表面にわたってTi等の薄膜である導電性被膜12に覆われ、周面には放電ギャップとしてマイクロギャップMが形成されたものである。
このマイクロギャップMは、セラミックス部材13の軸方向中央付近において円周方向に導電性被膜12を除去し、周面にセラミックス部材13を露出させた部分である。この結果、導電性被膜12は、マイクロギャップMにより二分割され、電気的に絶縁された状態となる。このような放電ギャップMの形成は、レーザーカット、ダイシングまたはエッチング等の手法を用いて行うことができる。なお、放電ギャップMは、おおよそ0.01〜1.5mm程度の幅で、1〜100本程度形成されている。
セラミックス部材13は、たとえばムライト焼結体等よりなる絶縁性のセラミックス碍子であり、この他にも、たとえばアルミナ、ベリリア、ステアライト、フォルステライト、ジルコン、普通磁器、ガラスセラミック、窒化ケイ素、窒化アルミ、炭化ケイ素等を使用することができる。
また、導電性被膜12の形成には、スパッタや蒸着等のPVD法、あるいは、CVD法を採用することができる。なお、上述したTi薄膜以外にも、たとえばSnO2 ,TiCN,Ag,Ag/Pd,Al,Ni,Cu,TiN,Ta,W,SiC,BaAl,C,Ag/Pt,TIO,TiCなどの導電性被膜12を採用することができる。
上述した構成のサージ吸収素子11は、筒状碍子15の中空部15bに挿入された後、封止電極16を両端面15aに接着して不活性ガスGと共に封入されるが、この時、サージ吸収素子11の端面11aと封止電極16との間には、導電性のクッション部材17が配設される。ここでのクッション部材17は、固定材、支持材及び変形しやすい材料を包含するものであり、以下の説明ではこれらを総称して「クッション部材」と呼ぶ。
封止電極16となる電極材には、たとえばコバールの他、Cu、Cu系及びNi系の合金材などの使用が可能である。この封止電極16は、サージから保護する回路等に接続されるサージアブソーバ10の端子電極として機能する。なお、封止電極16の接着には、ろう付けやガラス等が用いられる。
クッション部材17は、適度な弾性を有する導電性の部材であり、たとえば金属板や金属箔、発泡金属、繊維金属またはろう材のいずれかを使用すればよい。
ここで、金属板や金属箔の具体例をあげると、Ag,Cu,Al,Au,Ni,Pd,Sb,Zn,In,Sn,Pb,Bi,Ti,ステンレス(SUS)材及び前記金属を含んだ2種以上の合金などがある。
また、発泡金属は、多孔質状態の金属であり、筒状碍子15と封止電極16とを接着する際、マイクロギャップMを形成してあるセラミックス部材13により押されて変形するという性質のものであればよい。具体的な発泡金属としては、Ni,Cu,Al,SUS材,Fe,炭素鋼,Mg,Co,W,Mn,Cr,Be,Ti,Au,Ag,鉄合金,Ni合金などが知られているが、上記金属板や金属箔で用いる金属または2種以上の合金が発泡状態となった金属を用いることも可能である。
また、繊維金属は、糸状に形成された金属がクッション性を有するように編まれており、筒状碍子15と封止電極16とを接着する際、マイクロギャップMを形成してあるセラミックス部材13により押されて変形するという性質のものであればよい。具体的な繊維金属としては、Ti,SUS,Al,炭素等の繊維金属が知られているが、上記金属板や金属箔で用いる金属または2種以上の合金の繊維金属を用いることもできる。
また、クッション部材17として好適なろう材には、たとえばAgCu,AgCuIn,AgCuInTi,AgCuTi,AgCuSnなどがある。
上述した構成のサージアブソーバ10とすれば、サージ吸収素子11の端面11aと封止電極16との間は、クッション部材17を圧縮した状態で封止することにより、隙間ができることなく確実に接触して通電可能となる。すなわち、サージ吸収素子11と筒状碍子15との寸法誤差をクッション部材17の変形により吸収することができるので、導電性被膜12が形成された端面11aと封止電極16との間に隙間が生じるようなことはない。
このため、製品間でばらつきのない安定した放電性能が得られ、耐久性や信頼性の面でも高品質のサージアブソーバ10となる。また、ばらつきのない放電性能が得られることから不良品の発生率が大幅に減少し、さらに、サージ吸収素子11及び筒状碍子15の寸法公差も緩和されるので、歩留まりの向上により製造コストが低減するという効果も得られる。
また、上述した図1(a)の参考例では、サージ吸収素子11とクッション部材17とが直接接触する構成としたが、図1(b)に示す第1実施形態や図1(c)に示す第2実施形態の構成としてもよい。
図1(b)に示す第1実施形態のサージアブソーバ10′では、クッション部材17が周方向へ広げられ、筒状碍子15の端面15aと封止電極16との間に挟持されるように配設されている。
図1(c)に示す第2実施形態のサージアブソーバ10″では、上述した第1変形例において、サージ吸収素子11の両端にキャップ電極18を圧入形成したものが採用されている。
続いて、上述したクッション部材17を配設する他の参考例を図3に基づいて説明する。なお、上述した参考例と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
さて、この参考例では、別体のクッション部材17に代えて、サージ吸収素子11Aの両端面にクッション部材17Aを一体化して配設してある。このクッション部材17Aは、上述した参考例と同様に製造したサージ吸収素子11Aの両端面に接着等を行って一体化したものである。
このような構成とすれば、筒状碍子15の中空部15aにサージ吸収素子11Aを挿入し、封止電極16で不活性ガスGと共に封止するというサージアブソーバ10の組立作業は、別体の部品点数が減少したことで容易になる。
また、クッション部材17Aが存在するので、封止電極16との接触が確実になって安定した放電性能が得られ、耐久性や信頼性の面でも高品質のサージアブソーバとなる。
続いて、上述したクッション部材17を配設する本発明の第3実施形態を図4に基づいて説明する。なお、上述した参考例と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この実施形態では、サージ吸収素子11の両端にキャップ電極18が圧入形成されている。そして、キャップ電極18と封止電極16との間には、クッション部材17Bが配設されている。このクッション部材17Bには、サージ吸収素子11の両端でキャップ電極18の外周面を保持するように、高さhの盛り上がり部19が設けられている。換言すれば、サージ吸収素子11の両端部(この場合はキャップ電極18)が、溶融により盛り上がり部19を形成したクッション部材17Bに埋め込まれるようにして保持されている。
なお、盛り上がり部19の高さhは、封止電極16の端面から盛り上がり最上部までの寸法である。
また、クッション材17Bをろう材とすれば、筒状部材15の端面15aと封止電極16との接着も同時に、かつ、一体的に行うことができる。なお、キャップ電極18のないサージ吸収素子11(図1参照)を採用する場合についても、両端の外周面を保持するようにして高さhの盛り上がり部19を設けることができる。
このようにして、サージ吸収素子11の両端を盛り上がり部19で保持する構成とすれば、上述したクッション材としての作用に加えて、サージ吸収素子11の確実な固定が可能となる。このため、サージ吸収素子11と封止電極16とは、クッション材17Bを介して、より一層確実で安定した接触をするようになるので、直流放電電圧(Vs)は安定したものとなる。
さて、クッション部材17Bがろう材の場合について、円柱形状としたサージ吸収素子にマイクロギャップMを形成せず、両端でショートするようにしたサージアブソーバを作製して端子電極間の抵抗値を調べた。この実験結果では、ろう材がない場合に端子電極間の抵抗値は10kΩ〜100MΩと非常に接触が不安定であり、ろう材がある場合は5Ωと接触が確実に行えることを確認できた。
また、振動試験によりサージ吸収素子11の移動の有無を確認したところ、ろう材がない場合には、移動が生じることを確認できた。しかし、ろう材による盛り上がり部19を設け、その高さhを0.01mm(10μm)、0.05mm(50μm)、0.1mm(100μm)の3段階に変化させて実験したところ、いずれの場合も移動が生じないことを確認できた。すなわち、ろう材により少なくとも高さhが0.01mm以上の盛り上がり部19を設けることにより、振動が生じるような使用環境であっても、サージ吸収素子の確実な固定が可能であることを実験により確認できた。
これまで説明したサージアブソーバ10は、筒状碍子15が筒型の四角柱であったが、本発明はこれに限定されることはなく、たとえば筒型とした円柱、三角柱及び多角柱であってもよい。また、セラミックス部材13をベースとするサージ吸収素子11についても、円柱形状に限定されることはなく、たとえば四角柱などの各種柱状や板状にするなど、筒状碍子15の形状と共に適宜選択すればよい。
なお、本発明の構成は上述した実施形態に限定されるものではなく、たとえばサージ吸収素子の両端に圧入形成したキャップ電極と封止電極との間にクッション部材を配設するなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明の前提となるサージアブソーバの参考例を示す断面図であり、(a)は一の参考例を示す断面図、(b)は本発明の第1実施形態を示す断面図、(c)は本発明の第2実施形態を示す断面図である。 図1(a)に示したサージアブソーバの分解斜視図である。 本発明の前提となるサージアブソーバのさらに他の参考例を示す図で、(a)はサージ吸収素子を示す斜視図、(b)は(a)の部分断面図である。 本発明に係るサージアブソーバの本発明の第3実施形態を示す断面図である。 本発明に係るサージアブソーバの従来例を示す断面図である。
10,10′,10″サージアブソーバ
11,11Aサージ吸収素子
12導電性被膜
13セラミックス部材(絶縁性部材)
15筒状碍子
15a 端面
15b 中空部
16封止電極
17,17A,17Bクッション部材
18キャップ電極
19盛り上がり部
Mマイクロギャップ(放電ギャップ)
G不活性ガス

Claims (4)

  1. 周面に放電ギャップを介して導電性被膜分割形成された柱状または板状の絶縁性部材と、該絶縁性部材の両端に対向配置され前記導電性被膜に接触する一対の封止電極と、前記一対の封止電極を両端に配して前記絶縁性部材を内部に不活性ガスと共に封止する筒状碍子とを備えたサージアブソーバであって、
    前記絶縁性部材の端面と前記封止電極との間に、導電性のクッション部材が配設され、
    該クッション部材は、前記筒状碍子と前記封止電極との間に挟持されていることを特徴とするサージアブソーバ。
  2. 請求項1に記載のサージアブソーバにおいて、前記クッション部材が、金属板や金属箔、発泡金属、繊維金属またはろう材のいずれかであることを特徴とするサージアブソーバ。
  3. 請求項1または2に記載のサージアブソーバにおいて、前記クッション部材に前記絶縁性部材の両端外周面を保持する盛り上がり部が設けられていることを特徴とするサージアブソーバ。
  4. 請求項1記載のサージアブソーバの製造方法であって、
    前記筒状碍子の内部に挿入した前記絶縁性部材の端面と前記封止電極との間に導電性のクッション部材を、前記筒状碍子と前記封止電極との間に挟持させて配設し、前記封止電極を前記筒状碍子の両端に接着して封止することを特徴とするサージアブソーバの製造方法。
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