JP4406759B2 - 注射器カバ− - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は注射器に取り付ける針管カバーに関するもので、更に詳しく述べると患者自身が常時携帯して必要時に注射することができる注射器の、操作性と安全性を高めることができる部品である。
【0002】
【従来の技術】
注射は医療行為として広く行われており、糖尿病のインシュリン等を患者自身が皮下注射(以下自己注射という)することも一般的である。自己注射において重要なことは、患者を傷つけないように注射までは針管が露出しないこと、及び針管の皮膚への突き刺す深さを一定にすること、更には針管を皮膚に突き刺す時の患者の苦痛をなるべく低減することである。
【0003】
例えば特公平 7-63507号に開示されている注射器は、自己注射が可能な注射器であり、針管が管状外側スリ−ブに収容され、注射する際の針の前進後退運動は、内側スリ−ブと外側スリ−ブ内面に設けられた停止手段によって規制されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明によれば注射までは針管が露出しないと共に、注射の際に針の皮膚への突き刺し深度を一定にすること、および針管の運動をスム−ズに行うことのできる注射器カバ−を提供することができる。更に一つのカバ−に複数の注射機構を付与することにより、注射針の運動、すなわち、針管の突き刺し深度の変更が容易に行える注射器カバ−を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明の注射器カバ−は、注射器の先端部に外側から注射器と同軸に取り付けられた、外側スリーブ、中間スリーブ及び内側スリーブからなっている。外側スリーブには注射器の軸方向に細長いスリットが設けられ、中間スリーブの外側に設けられた突起がそのスリットに嵌め合わされ、両スリーブは軸方向に相互に摺動可能に取り付けられている。中間スリーブはその内側に設けられた突起が、内側スリーブの外側に設けられた溝に嵌め合わされて摺動可能に取り付けられている。また、中間スリーブ前端内側フランジと内側スリーブ後端内側フランジとの間にはバネが設けられて両者の間隔を開く様な力が保持されている。また外側スリーブの後端内側フランジを介して注射器保持用スリーブが内側スリーブの内側に同軸に設けられ、該スリーブには注射器の先端部が取り付けられて針管の先端が注射器カバ−の内部に保持されている。
【0006】
注射時中間スリーブの先端内側フランジを注射する部分の皮膚に押し当て注射器の外筒を前進させると、外側スリーブ及びその内側フランジにより駆動された内側スリーブが共に前進する。この動きに伴い中間スリーブの外側及び内側の突起はそれぞれ外側スリーブのスリット及び内側スリーブの溝に沿って摺動して、内側の突起が内側スリーブの溝の後端に達した位置で停止する。このため針管は皮膚の表面から一定の深さ迄突き刺された状態となり、注射器のプランジャーを押すと注射液が体内に注入される。注射操作が終了した後針管を皮膚から抜くとそれに伴ってバネが原形に復するため、針管が露出することなく注射器カバーの内部に収納された状態となる様に構成された注射器カバ−である。
【0007】
前記の注射操作において、針管が皮膚を突き刺す直前の時点で中間スリーブの内側突起が通過する内側スリ−ブの溝の部分に、微小な抵抗を設けることにより、針管が皮膚を突き刺す瞬間の速度を高める様に構成された注射器カバ−も本発明に含まれている。
【0008】
また、注射器カバーの内側スリ−ブの外側に設けられた溝がほぼ平行四辺形である場合、または、内側スリ−ブの外面に針管を突き刺す深度が異なる複数の溝を設け、中間スリーブの内側突起を摺動させる溝を選択することによって、針管の突き刺し深度を変更できる様に構成された注射器カバ−である。更に、外側スリーブのスリットと連結して平行な短いスリットを設け、注射器を使用しない時には中間スリーブ外側の突起を該スリットに嵌め合わせることにより、注射器の外筒を押しても針管が露出しない様に構成した注射器カバ−も本発明に含まれている。
【0009】
ここで、中間スリーブ前端内側フランジと内側スリーブ後端内側フランジとの間には、バネが設けられているがバネの種類は特に限定しない。弾性材料であれば広範囲な材質が使用可能である。例えば、螺旋状バネでも板状バネの他、空気バネ、スポンジ等も使用可能である。
【0010】
本発明の注射器カバーの最も重要な機能の一つとして、注射時に針管を所定の深さに突き刺す作用がある。針管先端の深度が不適当な場合医療上の障害となるおそれがあるからである。針管が突き刺される深さは中間スリーブ内側の突起が摺動可能に嵌め合わされている、内側スリーブの溝の先端の位置によって定められる機構となっている。この内側スリーブは外側スリーブのフランジによって注射器カバーの基部で保持されている。また、注射操作に伴って内側スリーブは僅かに回転する場合があるか、このスリーブは外側スリーブのフランジで回転可能に保持されているため、注射操作を通じて針管が回転するおそれがない機構に構成されている。
【0011】
また注射器の針管は注射前も注射操作中もまた注射終了後も、終始本発明の注射器カバーによって隠蔽されていること、また、注射器カバーのロック機構によって、注射操作中以外の時には針管がカバーの外部に露出するおそれがない。更に、注射時針管が皮膚を突き刺す速度を高める様に構成されている点も本発明の注射器カバーの特徴である。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の注射器カバー9は、通常市販されている注射器がそのまま使用でき、自己注射器として特別の注射器を必要としないものである。以下、図面に基づいて本発明を更に具体的に説明する。
【0013】
図1は本発明の注射器カバーの一態様の注射器の軸を通る面で切断した断面図を示す。本発明の注射器カバーは外側スリーブ1に設けられたスリット2に、中間スリーブ3の外側に設けられた突起4が嵌め合わされ、また中間スリーブはその内側に設けられた突起5が内側スリーブ6の外側に設けられた溝7に嵌め合わされて構成されている。
【0014】
図2は内側スリーブ6の右側面図を示す。内側スリーブは円筒状部分8とその後部にフランジ9が設けられている。該スリーブの前面と後面はそれぞれ円形の開口部となっている。円筒状部分8の外面には図2に示すような溝7が設けられるている。溝は本発明の重要な機能を発揮する構造であり、かかる構造を付与した注射器カバーは全く知られていない。すなわち、溝は図2に示す様に円筒状部分の前部から後部へ伸びる部分、横に伸長する部分、および縦長のほぼ平行四辺形の部分が連続した形状となっている。
【0015】
中間スリーブ3の後部内側突起5を内側スリーブ6の溝7入口の開口部分に嵌め合わせ突起5を溝に沿って摺動させる。先ず、突起5を溝7の注射器の軸方向の短い直線状部部分から横に伸長する部分を経て、平行四辺形の部分に到達させるとバネ12の作用により、突起5は自動的に平行四辺形の前端17で停止して注射操作開始前の状態となる。この際中間スリーブ3の外側及び内側の突起4、5はそれぞれ外側スリーブのスリット2及び内側スリーブの溝7に沿って摺動する。
【0016】
突起5が内側スリーブの平行四辺形の溝に沿って摺動することによって、中間スリーブ3に対する内側スリーブ6の運動が規制され、内側スリーブ6の運動が内側スリーブ6のフランジ15と外側スリーブ1のフランジ13の接触部分を介して、外側スリーブ1に連動し針管16の運動に連動する。
【0017】
注射時、バネ12の力に抗して注射器の外筒を前進させると、中間スリーブの突起5が溝7の平行四辺形の前端17から軸に沿って後方に摺動する。これに伴い内側スリーブは中間スリーブに対して前方に移動するため、針管は本発明のカバー内から患者の注射部位の皮膚に接近する。突起5が平行四辺形の前端17から軸方向で後方に摺動した後、僅かに右後方に変位して後端18に達するまで針管は皮膚に侵入し、突起5が後端17に達した時点で針管の侵入も停止する。すなわち、針管は一定の深度迄突き刺された状態で保持される。この際、針管の侵入深度は平行四辺形の前端17から後端18迄の注射器の軸方向の距離によって決定される。
【0018】
この状態でプランジャーを操作して注射液を体内に注入する。注射終了後針管を抜くと突起5は平行四辺形の後端18から軸方向に前方に摺動した後、僅かに左前方斜めに変位して前端17に到達する。この間バネの原形に復する力によって注射器カバーは注射前の状態に復するため、注射操作の間針管が露出することがなくカバーの内部に収納される。
【0019】
ここで、突起5が右後方または左前方へ変位して摺動する動作を滑らかにするため、溝7の平行四辺形の鈍角の部分をカシメておくとより好ましい。また、溝7の形状は平行四辺形に限定されず、突起5の摺動によって針管の突き刺し深度を一定にすることができると共に、針管を抜き取った時突起5が注射前の位置に戻る様な形状であればよい。例えば、直線状または弧状を組み合わせた形状でもよい。
【0020】
また、前記の注射操作において突起5が溝7の平行四辺形に沿って摺動する間に、突起5が前端17及び後端18に達する直前の段階で右後方或いは左前方へ少し変位する。この動作に伴って内側スリーブは僅かに回転するが、このスリーブは外側スリーブのフランジ13で回転可能に保持されているため、内側スリーブが僅かに回転するのみで注射器を保持している外側スリーブは回転せず、従って、針管は注射操作を通じて回転するおそれがない機構に構成されている。尚、内側スリーブ6が回転する時の摩擦を減少させるために、外側スリーブのフランジ13には狭い凸状の突帯11が設けられてている。
【0021】
また、溝7の平行四辺形の左側上端の下方に微小な凸部10を設けて、突起5が溝を通過する際に微小な抵抗を付与することができる。突起5は凸部10において一旦停止し、更に力を加えて凸部を越えることにより、突起5は短時間の間高速度で運動する。かかる運動により本発明の注射器カバーに装着され注射針が皮膚に瞬間的に突き刺さるので、最も大きい針管の突き刺し時の苦痛を大きく低減することができる。またこの機構により、針の突き刺し時が明確に確認できるので、不安感の解消や動作の集中ができて、自己注射における大きい利点となる。
【0022】
図3は本発明の注射器カバーに含まれる外側スリーブの一態様を示す側面図である。外側スリーブ1は他の2つのスリーブと嵌め合わせて、カバーを一体として連結する部材であり、またその中心に注射器の先端部収納用スリーブ19が設けられている。図3において外側スリーブは3重の円筒部分を含みそれらの円筒部分の間はフランジで連結されている。また、外側スリーブ1の前面と後面は開口部になっている。
【0023】
外側スリーブ1の外側には軸方向に設けられたスリット2を有し、該スリット2には中間スリーブ3の外側に設けられた突起4が摺動可能に嵌め合わされている。該スリット2と突起4は外側スリーブと中間スリーブを連結するためのものであるから、少なくとも一組が必要であるが2以上を設けてもよく、通常はスリーブの軸に対して対称の位置に2つ設けられる。
【0024】
外側スリーブ1と内側スリーブ6が下端で接する面には、狭い凸状の突帯11を設けて両スリーブの摺動をスムーズにするのが好ましい。該突帯11は完全に連続して設ける必要はなく断続した形状でもよい。また該突帯11は外側スリーブ1のフランジ13の前面に設ける代わりに、内側スリーブ6のフランジ15の外面に設けることもできる。
【0025】
中間スリーブ3の前端のフランジ14と内側スリーブ6の後端内側のフランジ15との間にはバネ12が設けられている。該バネには両スリーブの間隔が開く様に働く力が保持され、注射針をカバー内に収納するための力または、注射針を皮膚から抜くための力として作用する。図1ではバネとして螺旋バネを用いているが、適当な弾力性を有するものであれば使用可能であり、各種の線状バネや板状バネ或いは空気バネやプラスチックスポンジ等も使用可能である。
【0026】
以下、本発明の注射器カバーを使用する態様を説明する。注射器は針管保持部を外側スリーブ1に設けられた注射器の先端部収納用スリーブ19に挿入して固定される。注射器は針管部分と薬液収納シリンダーからなり、注射器が一体で使用されるものと、針管装着部とシリンダーが脱着可能に構成されるものがある。本発明のカバーはそのいずれにも適用でき、また特殊な注射器に対しても外側スリーブの注射器の先端部収納用スリーブ19の構造を変更して適応することができる。
【0027】
針管がカバー内に収納された状態で注射器カバーの先端である、中間スリーブ3のフランジ14を皮膚の注射すべき部分に当てる。次いで注射器の外筒またはカバー外側スリーブを指で押し下げる。この下方移動操作において針管の先端があまりに容易に針が露出すると不測の怪我の原因となるので、注射器カバーにロック機構を設けることが好ましい。ロック機構としては例えば、外側スリーブに設けられる軸方向のスリットと連結して平行な短いスリットを設け、中間スリーブの外側突起4が該スリットに嵌め合わされていれば、スリーブの運動はロックされるため安全である。
【0028】
また別のロック機構は、内側スリーブ外面の溝7において、外面の前端から後端部分または横に伸長する部分の適当な位置に小さな突起のような抵抗部(図示せず)を設け、中間スリーブの内側突起が該抵抗部で止まる様に構成することもできる。
【0029】
本発明の注射器カバーは、内側スリーブの溝7の形状によって、針管の運動時にその突き刺し深度を規制できるので、針管の突き刺し深度の異なる複数の溝を内側スリーブの外面に設け、注射器の種類および注射薬の処方によって、該溝を選択使用して種々の用途に適応できる。尚、本発明の注射器カバーは使用後注射器の針管保持部を注射器の先端部収納用スリーブから取り外し、新しい注射器と交換して繰り返し使用することが可能であり、また、針管のみを新しいものと交換するため、針管保持部のみを交換することも可能である。このため、針管の突き刺し深度の異なる複数の溝を選択できる機能と相まって、本発明の注射器カバーは広範囲の目的に使用可能である。
【0030】
本発明のカバーは、滅菌可能な金属またはプラスチックで形成される。成形の容易さ及び中間スリーブの突起と内側スリーブの溝との運動を目視可能とする点から、プラスチックで形成することが好ましい。
【0031】
【発明の効果】
本発明の注射器は患者自身が常時携帯して必要時に注射することができる注射器のカバーで、このカバーを使用することによって注射までは針管が露出しない状態で保持できると共に、注射の際には針管の皮膚への突き刺し深度を一定にすることできる。更に、一つのカバーに複数の形状を有する溝を設けることにより、針管の侵入深度の変更を容易に行うことができる。また、針管を皮膚に突き刺す瞬間の速度の調節が可能である。針管を患者の皮膚に高速度で突き刺すことにより患者の苦痛を減少できる機能も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注射器カバーの一態様の中心軸を通る面の断面図を示す。
【図2】本発明のカバーの内側スリーブの一態様の側面図を示す。
【図3】本発明のカバーの外側スリーブの一態様の側面図を示す。
【符号の説明】
1 外側スリーブ
2 外側スリーブのスリット
3 中間スリーブ
4 中間スリーブの外側に設けられた突起
5 中間スリーブの内側に設けられた突起
6 内側スリーブ
7 内側スリーブ外面の溝
8 内側スリーブの円筒状部分
9 注射器カバー
10 凸部
11 突帯
12 バネ
13 外側スリーブのフランジ
14 中間スリーブのフランジ
15 内側スリーブのフランジ
16 針管
17 内側スリーブ外面の溝の前端
18 内側スリーブ外面の溝の後端
19 注射器の先端部収納用スリーブ

Claims (4)

  1. 注射器カバーは注射器の先端部に注射器と同軸に取り付けられた,外側スリーブ,中間スリーブ及び内側スリーブからなり,外側スリーブには注射器の軸方向に設けられたスリットに,中間スリーブの外側に設けられた突起が嵌め合わされて軸方向に摺動可能に取り付けられ,中間スリーブは内側に設けられた突起が内側スリーブの外側に設けられたた溝に嵌め合わされて摺動可能に取り付けられ,中間スリーブ前端内側フランジと内側スリーブ後端内側フランジとの間にはバネが設けられ,また外側スリーブの後端内側フランジを介して注射器保持用スリーブが内側スリーブの内側に同軸に設けられ,該スリーブには注射器の先端部が取り付けられて針管の先端が注射器カバーの内部に保持され,注射時中間スリーブの先端内側フランジを皮膚に当て注射器の外筒を前進させると,外側スリーブ及びそれに伴って内側スリーブが前進し,中間スリーブの外側及び内側の突起はそれぞれ外側スリーブのスリット及び内側スリーブの溝に沿って摺動して,内側の突起が内側スリーブの溝の後端に達した位置で停止するため,針管は一定の深さ迄突き刺された状態となり,注射器のプランジャーを押して注射液が注入された後,針管を抜くとバネが原形に復して針管が露出することなく注射器カバーの内部に収納される様に構成せしめ,且つ注射時針管が皮膚を突き刺す直前の時点で,中間スリーブの内側突起が通過する内側スリーブの溝の部分に微小な抵抗を設けることにより,針管が皮膚を突き刺す速度を高める様に構成された,注射器カバー。
  2. 内側スリーブの外側に設けられた溝がほぼ平行四辺形である請求項1に記載の注射器カバー。
  3. 内側スリーブの外面に針管を突き刺す深さが異なる複数の溝を設け,中間スリーブの内側突起を摺動させる溝を選択することにより,針管の突き刺し深度を変更できる様に構成された,請求項1または2に記載された注射器カバー。
  4. 外側スリーブのスリットと連結して平行な短いスリットを設け,中間スリーブ外側の突起を該スリットに嵌め合わせることにより,注射器の外筒を押しても針管が露出しない様に構成した請求項1〜3のいずれかに記載された注射器カバー。
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