JP4406321B2 - 排水溝ブロックの製造方法及びその装置 - Google Patents

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本発明は道路の中央分離帯及び側溝等に使用される排水溝ブロックを製造する方法及びその装置に係り、特に内部に排水溝を有すると共に上表面にグレーチングを収納し得る凹溝を有し、かつ該凹溝と排水溝とを連通するスリットを設けて構成した排水溝ブロックを自動的に製造することが出来る製造方法とその装置に関するものである。
従来、道路の中央分離帯及び側溝等に使用される排水溝ブロックとしては、例えば、特開2000−34769号公報(特許文献1)に示すような構造の排水溝ブロックが知られている。
その他に、本件特許出願人が既に開発した図10に示すような排水溝ブロック51も知られている。この排水溝ブロック51の構造は図に示す如く、ブロック52の内部に水平な排水溝53が貫通され、ブロック52の上面右側部に巾広の突条が起立突設され、かつこの突条の中央部軸方向にグレーチング54を収納し得る凹溝55が設けられ、かつこの凹溝55の底部所定位置に該凹溝55と排水溝53とを連通するスリット56が穿設された構造のものである。
従来、前述の排水溝ブロック51を製造するに当っては、数人の作業者が一組になって、手動方式で製造していた。即ち、図11及び図12に示す如く、振動装置(図示せず)が内蔵された内型枠57と外型枠58を使用し、所定形状を有するスリット用ブロック59を外型枠58に穿設されたボルト穴60と、別に用意したボルト61とナット62を利用して、外型枠58の内周面の所定位置に前記スリット用ブロック59を取付固定していた。スリット用ブロック59の先端面にはゴム材63が張設されていた。
排水溝ブロック51の製造の手順を説明する。スリット用ブロック59を外型枠58の内周面に取付固定するためには少なくと2人の作業員を必要とした。外型枠58の内部に作業員の一人がもぐり込み、スリット用ブロック59を所定の位置に決めて、ボルト61をスリット用ブロック59の貫通穴とボルト穴60を貫通させると、もう一人の作業員が外側からナット62でスリット用ブロック59を固定した。
下方のスリット用ブロック59を取付固定する作業は、外型枠58をクレーン(図示せず)で吊し上げた状態にして置いて、作業員が外型枠58の下方から内部にもぐり込んで行った。上方のスリット用ブロック59を取付固定する作業は、床下に設けられた室(図示せず)に外型枠58をクレーンで下げ降ろした状態にして置いて、作業員が外型枠58の上方から腕を内部へ差し伸ばして行った。
次にボトムパレット(図示せず)を外型枠58の下端部に装着した後に、スペーサー65を有する鉄筋かご64を外型枠58の内部に挿入する。その際、外型枠58の内周面に取付固定されたスリット用ブロック59が、鉄筋かご64に設けられている窓64aに挿入し、かつスリット用ブロック59の先端面に張設されているゴム材63が内型枠57に当接するように位置決め調整をする。そして、鉄筋かご64を内装した外型枠58を作業員がクレーンを操作して内型枠57の周りに配置し、その後、生コンクリートを搬送するベルトコンベア(図示せず)を両型枠が配置する所定の位置まで移動させる。そして、内型枠57を振動させながら両型枠間の間隙に生コンクリートを徐々に打設した後、圧縮機(図示せず)を所定の位置に配置して圧縮をして、排水溝ブロック51を成形していた。
成形された排水溝ブロック51を型枠から脱型する手順は、作業員がクレーンを操作して外型枠58と一緒に成形された排水溝ブロック51を内型枠57から抜き取る。これによって、排水溝ブロック51の内部に排水溝53が成形される。外型枠58をクレーンで吊り下げた状態にして置いて、作業員がスリット用ブロック59を固定しているナット62とボルト61を外す。次に所定の位置にクレーンで外型枠58を移動させ、下端部に装着されているボトムパレットを脱着してから排水溝ブロック51の周りの外型枠58を脱型していた。
そして、その後で排水溝ブロック51の外壁内に埋設されていたスリット用ブロック59を排水溝ブロック51より抜き取り、排水溝ブロック51の外周面から排水溝53に連通するスリット56を形成していた。
特開2000−34769号公報
然るに、前述の従来の排水溝ブロック51の製造方法及び装置に於ては、先ず外型枠58の内部に作業員の一人がもぐり込み、外型枠58の周りにいる他の作業員と共同して、外型枠58の内周面の所定位置にボルト61とナット62とを介してスリット用ブロック59を取付固定しなければならず、作業能率が極めて悪い問題があった。
かつ、型枠内で排水溝ブロック51を成形した後では、内型枠57より排水溝ブロック51を抜き取り、さらに一人の作業員がスリット用ブロック59を外型枠58に固定していたナットを外してボルト61を除去した後に、スリット用ブロック59を排水溝ブロック51内に埋設した状態で、排水溝ブロック51の周りから外型枠58を脱型していた。そして最終作業として、排水溝ブロック51内に埋設されていたスリット用ブロック59を抜き取り、排水溝ブロック51の外壁にスリット56を穿設していた。
前述のように、従来の排水溝ブロック51の製造に当っては、外型枠58の内部に作業員の一人がもぐり込んで、外部にいる作業員と共同してスリット用ブロック59を取付けたり、或はスリット用ブロック59を外型枠58に取付けるためのボルト61とナット62を除去しなければならず、さらに排水溝ブロック51の壁面からスリット用ブロック59を抜き取らなければならず、作業が極めて繁雑であり、作業性が悪いために作業員の能力によって生産性が左右される等、排水溝ブロック51が極めてコスト高になる等の問題があった。
本発明に係る排水溝ブロックの製造方法及びその装置は、前述の従来の多くの問題点に鑑み開発された全く新規な技術であって、特に、外型枠の一部に内型枠に対して往復移動し得るスリット形成用ブロック部材を収納し、該スリット形成用ブロック部材を油圧装置或は電動装置等で移動することによって、内型枠と外型枠との隙間で成形される排水溝ブロックに外周から内部の排水溝に連通するスリットを簡単な作業でかつ確実に形成することが出来るようにした全く新規な排水溝ブロックの製造方法及びその装置の技術を提供するものである。
本発明に係る排水溝ブロックの製造方法は、前述の従来の問題点を根本的に改善した技術であって、その第1発明の要旨は、内型枠の周りに外型枠を配置した後で、両者間の隙間に鉄筋かごを挿入し、該外型枠の一部に収納された先端面に樹脂製吸振材が取付けられたスリット形成用ブロック部材を移動してその先端面を内型枠の外周面に当接し、外型枠と内型枠との隙間にコンクリートを打設しながら該型枠を振動させて排水溝ブロックを成形し、成形された排水溝ブロックより内型枠を抜き取り、前記スリット形成用ブロック部材を外型枠内に移動させて排水溝ブロック内の排水溝に連通するスリットを形成し、該排水溝ブロックより外型枠を脱型して排水溝ブロックを製造することを特徴とした排水溝ブロックの製造方法である。
また、本発明に係る排水溝ブロックの製造方法の第2発明の要旨は、外型枠と内型枠との隙間に打設する生コンクリートは水分が少ない生コンクリートを用いて、振動を与えながら該生コンクリートを打設して圧縮するバイコン製法で排水溝ブロックを製造することを特徴とした第1発明の排水溝ブロックの製造方法である。
また、本発明に係る排水溝ブロックの製造方法の第3発明の要旨は、外型枠と内型枠との隙間に打設された生コンクリートの上部をプレステーブルに取付けられたトップパレットで加圧しながら排水溝ブロックを成形することを特徴とした第1発明或は第2発明の排水溝ブロックの製造方法である。
また、本発明に係る排水溝ブロックの製造方法の第4発明の要旨は、前記外型枠内に収納されるスリット形成用ブロック部材を、成形された排水溝ブロックより抜き取ってから、外型枠を排水溝ブロックより脱型して排水溝ブロックを製造することを特徴とした第1発明乃至第3発明の排水溝ブロックの製造方法である。
本発明の排水溝ブロックの製造装置は、前述の製造方法を有効に実施するための装置であって、その排水溝ブロックの装置の第1発明の要旨は、内型枠と外型枠とよりなる排水溝ブロックを製造する装置に於て、該外型枠内の一部に先端面に樹脂製吸振材を取付けたスリット形成用ブロック部材を収納し、かつ該スリット形成用ブロック部材を油圧装置、電動装置等の装置を介して内型枠に対して往復移動し得る如く構成したことを特徴とした排水溝ブロックの製造装置である。
前述の本発明に係る排水溝ブロックの製造方法の第1発明に於ては、内型枠と外型枠との隙間に於て排水溝ブロックを成形する際に、外型枠の一部に収納された先端面に樹脂製吸振材が取付けられたスリット形成用ブロック部材を移動してその先端面を内型枠の外周面に当接し、かつ該両型枠の隙間で排水溝ブロックを成形した後では、前記スリット形成用ブロック部材を外型枠内に戻して収納するようにしたので、スリット形成用ブロック部材を抜き取った後の排水溝ブロック内の排水溝に連通するスリットを自動的に形成することが出来る。
そのために、前述の従来の技術の如く、外型枠の内部に作業員がもぐり込んでスリット用ブロックを外型枠の内周面に取付けたり、スリット用ブロックを取付けるためのボルトを除去したり、或は排水溝ブロックからスリット用ブロックを抜き取る等の手作業を全て不要とすることが出来、作業効率を著しく向上させると共に、排水溝ブロックを安価に大量生産することが出来る。
本発明の排水溝ブロックの製造方法の第2発明に於ては、外型枠と内型枠との隙間に水分が少ない生コンクリートを用いて振動をさせながら打設して圧縮するバイコン製法で排水溝ブロックを製造するので、型枠から排水溝ブロックを極めて短時間で取り出すことが出来、型枠を寝かせる時間を短縮し、高価な型枠の使用効率を向上することが出来る。また、成形された排水溝ブロックの外表面はざらついたすべり止めの効果があり、しかも全体の強度が極めて大きい排水溝ブロックを製造することが出来る。
本発明の排水溝ブロックの製造方法の第3発明に於ては、外型枠と内型枠との隙間に打設されたコンクリートの上部をプレステーブルに取付けられたトップパレットで加圧しながら排水溝ブロックを成形するので、全体が固く強度のある排水溝ブロックを製造することが出来る。
本発明の排水溝ブロックの製造方法の第4発明に於ては、外型枠内に収納されるスリット形成用ブロック部材を外型枠内で成形された排水溝ブロックより抜き取ってから外型枠を排水溝ブロックより脱型するので、外型枠の脱型が容易であり、かつ作業を自動化することが出来る。
本発明の排水溝ブロックの製造装置の発明に於ては、外型枠内の一部に先端面に樹脂製吸振材が取付けられたスリット形成用ブロック部材を収納し、かつこのスリット形成用ブロック部材を油圧装置等で内型枠に対して往復移動し得るように構成したので、内型枠と外型枠との隙間で排水溝ブロックを成形する際には、スリット形成用ブロック部材を内型枠に当接した状態でコンクリートを打設して成形することが出来る。また、排水溝ブロックを成形した後では、スリット形成用ブロック部材を外型枠に戻すことによって、成形した排水溝ブロックよりスリット形成用ブロック部材を抜き取って、その跡にスリットを自動的に形成することが出来る。
また、スリット形成用ブロック部材の先端面に樹脂製吸振材を取付けて構成したので、スリット形成用ブロック部材の先端面を内型枠の外周面に安定した状態で密接することが出来、かつスリット形成用ブロック部材の先端面が内型枠の振動等によって磨耗することを防止することが出来る。
本発明の排水溝ブロックの製造方法及びその装置の一実施例を図に基づいて具体的に説明すると、図1は本発明の製造方法を実施するための装置の簡略説明図、図2は図1の装置の内型枠と外型枠との関係を示す簡略説明図、図3は鉄筋かごの挿入とコンクリート打設の簡略説明図、図4はトップパレットで型枠内に打設されたコンクリートを圧縮する状態の説明図である。
図5は成形された排水溝ブロックより内型枠及びスリット形成用ブロック部材を抜く状態の説明図、図6は排水溝ブロックより外型枠を脱型する状態の説明図、図7は外型枠内の一部に収納されたスリット形成用ブロック部材及びそのスリット形成用ブロック部材の移動状態の説明図、図8は成形された排水溝ブロックの説明図、図9は排水溝ブロックとグレーチングとの関係を示す説明図である。
図1乃至図9に於て、Aは本発明に係る排水溝ブロックを製造する装置であり、後述の内型枠1、外型枠2、ボトムパレット3、ボトムパレット3の搬送装置4、トップパレット5、トップパレット5の搬送装置6、生コンクリート7を型枠に投入する生コン投入装置8、トップパレット5を押圧するプレステーブル9、前記外型枠2とボトムパレット3とを上下動させるリフトテーブル10等より構成されている。
前記内型枠1には振動装置(図示せず)が内蔵されると共に、該内型枠1は騒音防止のために、地下の室内に設置されている。特に、図7に示す如く、前記外型枠2の内周壁の一部には、後述の排出溝ブロックBの壁面に設けるスリット11を形成するためのスリット形成用ブロック部材12が収納されており、該スリット形成用ブロック部材12には油圧シリンダー(油圧装置)13によって、外型枠2の軸芯に向って水平に往復移動し得る如く構成されている。該スリット形成用ブロック部材12の先端面には合成樹脂製の吸振材14が取付けられている。
前記プレステーブル9には、上下動装置(図示せず)のプレスアーム15が取付けられており、このプレステーブル9によってトップパレット5を押圧し得るように構成されている。前記生コンクリート7はコンベア16によって生コン投入装置8に搬送されるように構成されている。17は鉄筋かごであって、その所定位置にはスペーサー18が取付けられており、内型枠1と外型枠2との隙間に挿入した際に、このスペーサー18によって鉄筋かご17が正しい位置に起立することが出来るように構成されている。
次に、前述の排水溝ブロックの製造装置Aを用いて、排出溝ブロックBを製造する工程について、一実施例を具体的に説明する。図2に示す如く、搬送装置4を作動させて、リフトテーブル10上にボトムパレット3を載置する。リフトテーブル10を下降させて、内型枠1の下部の周りにボトムパレット3を配置する。外型枠2を外型枠昇降装置(図示せず)を用いて、内型枠1の周りに配置し、外型枠2と内型枠1とによって形成される隙間の底部を該ボトムパレット3によって閉鎖する。
外型枠2と内型枠1とで形成される隙間内に、図3に例示する如く、鉄筋かご17を挿入し、スペーサー18でその位置を調整する。その後で、図7(a)に例示する如く、油圧シリンダー13を作動させて外型枠2内に収納されたスリット形成用ブロック部材12を内型枠1に向って移動させ、鉄筋かご17に設けられた窓17aを通過させて、その先端面の吸振材14を内型枠1の外周面に当接させる。
次に、コンベア16を介して水分が少ないバイコン用の生コンクリート7を生コン投入装置8に投入して、生コンクリート7を外型枠2と内型枠1との隙間に打設する。この際に内型枠1内の振動装置を作動させて、生コンクリート7を該隙間内に均一に充填する。その後に、図4に示す如く、プレステーブル9で保持されたトップパレット5で該隙間内の生コンクリート7を下方へ強く圧縮する。
そして、図5に示す如く、リフトテーブル10を床面迄上昇させることによって、ボトムパレット3とトップパレット5を保持しているプレステーブル9を押上げると共に、外型枠2を外型枠昇降装置を用いて押し上げ、これによって内型枠1と外型枠2との間に成形された排出溝ブロックBを内型枠1より抜き取ると同時に、排出溝ブロックBの軸芯部に排水口19を形成する。その後で、排出溝ブロックBの外周壁内に埋設されていたスリット形成用ブロック部材12を抜き取って、排出溝ブロックBにスリット11を形成し、かつこのスリット形成用ブロック部材12を図7(b)に示す如く、外型枠2の内周壁の一部に収納する。
また、図6に示す如く、プレステーブル9にてトップパレットを保持した状態のままで、外型枠2を外型枠昇降装置によって上昇させることによって、排出溝ブロックBを外型枠2より脱型する。外型枠2より脱型された排出溝ブロックBは、ボトムパレット3上に載置された状態で搬出ラインに乗せられて養生場所或はストックヤードに送られる。打設した生コンクリート7を圧縮して排水溝ブロックBが成形されてから、外型枠2を脱型するまでに要する時間は、概ね8分前後の作業時間である。
前述のようにして製造された排出溝ブロックBは、例えば図8或は図9に例示する如く、道路の均しコンクリート20の所定位置に調整モルタル21等を介して設置される。また、排出溝ブロックBの上面の一部には調整モルタル21或は目地モルタル22を介して歩車道境界ブロック23が設置される。排出溝ブロックBの上部に設けたグレーチング用凹溝24にはグレーチング25が挿入される。
前述の本発明に係る装置Aに於ては、外型枠2の一部に排出溝ブロックBのスリット11を形成することが出来るスリット形成用ブロック部材12を収納し、このスリット形成用ブロック部材12を油圧シリンダー13によって、内型枠1に向って往復動し得るように構成したので、このスリット形成用ブロック部材12を利用することによって、型枠内で成形される排出溝ブロックBの所定位置に排水口19に連通するスリット11を自動的に、かつ極めて簡単な操作によって形成することが出来る。
従って、前述の従来のスリット用ブロック59と、このスリット用ブロック59を外型枠58に取付けるための消耗し易いボルト61とナット62を全く不要とすることが出来る。そのために、スリット用ブロック59を外型枠58或は成形した排水溝ブロックに着脱するために、作業員が外型枠58の内部にもぐり込んで作業することを全く不要とすることが出来る。さらに、本発明のスリット形成用ブロック部材12は、スリット用ブロック59より抜き取る時と異なり、排水溝ブロックを充分に養生しない内に早期に抜き取ることが出来、しかも排出溝ブロックBに形成されるスリット11を損傷させる恐れがない。
本発明に係る排水溝ブロックの製造方法及びその装置は、中央分離帯及び道路の側溝ブロックの他に組立マンホールのコンクリート等の製造に使用することが出来る。
本発明の製造方法を実施するための装置の簡略説明図である。 図1の装置の内型枠と外型枠との関係を示す簡略説明図である。 鉄筋かごの簡略説明図である。 トップパレットで型枠内に打設されたコンクリートを圧縮する状態の説明図である。 成形された排水溝ブロックより内型枠及びスリット形成用ブロック部材を抜く状態の説明図である。 排水溝ブロックより外型枠を脱型する状態の説明図である。 外型枠内の一部に収納されたスリット形成用ブロック部材及びそのスリット形成用ブロック部材の移動状態の説明図である。 成形された排水溝ブロックの説明図、図9は排水溝ブロックとグレーチングとの関係を示す説明図である。 排水溝ブロックとグレーチングとの関係を示す説明図である。 排水溝ブロックの説明図である。 図10の排水溝ブロックを製造する工程を示す装置の斜視説明図である。 図11の装置の組立平面図である。
符号の説明
A ・・・排水溝ブロックの製造装置
B ・・・排出溝ブロック

1 ・・・内型枠
2 ・・・外型枠
3 ・・・ボトムパレット
4 ・・・ボトムパレットの搬送装置
5 ・・・トップパレット
6 ・・・トップパレットの搬送装置
7 ・・・生コンクリート
8 ・・・生コン投入装置
9 ・・・プレステーブル
10 ・・・リフトテーブル
11 ・・・スリット
12 ・・・スリット形成用ブロック部材
13 ・・・油圧シリンダー(油圧装置)
14 ・・・吸振材
15 ・・・プレスアーム
16 ・・・コンベア
17 ・・・鉄筋かご
17a ・・・窓
18 ・・・スペーサー
19 ・・・排水口
20 ・・・均しコンクリート
21 ・・・調整モルタル
22 ・・・目地モルタル
23 ・・・歩車道境界ブロック
24 ・・・グレーチング用凹溝
25 ・・・グレーチング

51 ・・・排水溝ブロック
52 ・・・ブロック
53 ・・・排水溝
54 ・・・グレーチング
55 ・・・凹溝
56 ・・・スリット
57 ・・・内型枠
58 ・・・外型枠
59 ・・・スリット用ブロック
60 ・・・ボルト穴
61 ・・・ボルト
62 ・・・ナット
63 ・・・ゴム材
64 ・・・鉄筋かご
64a ・・・窓
65 ・・・スペーサー

Claims (5)

  1. 内型枠と外型枠とよりなる排水溝ブロックを製造する装置に於て、該外型枠内の一部に先端面に樹脂製吸振材を取付けたスリット形成用ブロック部材を収納し、かつ該スリット形成用ブロック部材を油圧装置、電動装置等の装置を介して内型枠に対して往復移動し得る如く構成したことを特徴とした排水溝ブロックの製造装置。
  2. 内型枠の周りに外型枠を配置した後で、両者間の隙間に鉄筋かごを挿入し、
    該外型枠の一部に収納された先端面に樹脂製吸振材が取付けられたスリット形成用ブロック部材を移動してその先端面を内型枠の外周面に当接し、
    外型枠と内型枠との隙間にコンクリートを打設しながら該型枠を振動させて排水溝ブロックを成形し、
    成形された排水溝ブロックより内型枠を抜き取り、前記スリット形成用ブロック部材を外型枠内に移動させて排水溝ブロック内の排水溝に連通するスリットを形成し、
    該排水溝ブロックより外型枠を脱型して排水溝ブロックを製造することを特徴とした排水溝ブロックの製造方法。
  3. 外型枠と内型枠との隙間に打設する生コンクリートは水分が少ない生コンクリートを用いて、振動を与えながら該生コンクリートを打設してその後に圧縮するバイコン製法で排水溝ブロックを製造することを特徴とした請求項2に記載の排水溝ブロックの製造方法。
  4. 外型枠と内型枠との隙間に打設された生コンクリートの上部をプレステーブルに取付けられたトップパレットで加圧しながら排水溝ブロックを成形することを特徴とした請求項2又は請求項3に記載の排水溝ブロックの製造方法。
  5. 前記外型枠内に収納されるスリット形成用ブロック部材を、成形された排水溝ブロックより抜き取ってから、外型枠を排水溝ブロックより脱型して排水溝ブロックを製造することを特徴とした請求項乃至請求項いずれかに記載の排水溝ブロックの製造方法。
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