JP4404412B2 - ライニング用治具及び給水管内面のライニング方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はライニング用治具及び管内面のライニング方法に関し、特に比較的築年数の経ったマンション等(集合住宅)における専有部の給水管を更生するのに好適なライニング用治具及びライニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
比較的築年数の経ったマンションの給水管には主に亜鉛めっき鋼管(塩化ビニルライニング鋼管)が使用されており、マンションの専有部(居住用の空間)には、横水栓や立水栓などの単水栓、湯水混合型の混合水栓、給水設備(洗面器、トイレ、ガス湯沸かし器等)の元栓として利用される止水栓、等の各種水栓が適所に使用されている。前記給水管の鉄部は水道水に含まれる塩素や溶存酸素などの影響等によって発錆し劣化するので、このような給水管は更生する必要がある。前記給水管を更生する方法としては例えば、前記水栓を給水管から取り外し、水抜きした給水管内面を乾燥、研磨した後、エポキシ樹脂等のライニング材をエアとともに給水管内へ圧送し、給水管内面をライニング材で被覆するライニング方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで水栓と給水管とは一般にねじ係合によって固定されているが、水栓の種類や設置状態、あるいは水栓と組み合わされる台所流し、洗面器等の水受け容器の設置状態によっては、前述したライニング方法を実施するにあたり、ライニング施工前の水栓の取り外しやライニング施工後の水栓の取付け等が困難な場合がある。
【0004】
例えば図4に示される立水栓22は中継部27を介して給水管20と接続されているが、給水管20と中継部27との接続部分がさび付いていると取り外しが困難であったり、取り外しの際に前記接続部分を破損するおそれがある。また立水栓22が設置されている台所流しには、図21に示されるように、一般に台所流しの後部の独立した空間に給水管20が設けられており、前記空間の上方には水切り部35が設けられ、立水栓22の水栓本体24は水切り部35の裏側からロックナット26によって固定されている。このような構造のため立水栓22を取り外すには、台所流しの排水管及び排水トラップを取り外し、さらに台所流しのシンク後方の壁面に点検口を開け、この点検口からロックナット26を緩める作業を必要とする。また点検口を開けることができない場合では台所流し全体の移動を必要とする。このように立水栓の取り外しには前述した煩雑な作業を伴うことから、立水栓の破損以外にも台所流し自体を破損するおそれがある。
【0005】
図5に示されるアングル止水栓23は、前記立水栓等の元栓として洗面器、トイレの貯水タンク等の下方に配置されて使用されている。アングル止水栓23は前述したさび付き等による取り外しの困難性や破損の懸念に加えて、給水管の管路中に一般に設置され水栓本体24が壁等に直接固定されていないこと、接続される配管として強度の低いなまし管(クロムメッキ真鍮管)が良く使用されていること、等の理由から、取り付け時に水栓本体と給水管との接続部分が緩むおそれがある。
【0006】
図6に示される混合水栓30は、水と温水からなる2系統の給水を適宜混合して利用できることから、台所、洗面所、風呂場等の水栓として使用されている。混合水栓30は混合水栓本体32と止水付取付脚部33とから主に構成されており、混合水栓30の取り外しは、止水付取付脚部33から混合水栓本体32を取り外した後に給水管20から止水付取付脚部33を取り外して行われるため、取り外しの作業が面倒である。また混合水栓本体32にはサーモスタット付きのものも使用されており、取り外し時または取り付け時にサーモスタットの故障等を起こすおそれがある。
【0007】
また図7に示される横水栓21は、ねじ係合によって給水管と固定されているので比較的取り外しが容易だが、水栓本体24と給水管20との接続に際しては真鍮製の管継手である中継部(通称「持ち出し継手」)を介して接続されている場合があり、この「持ち出し継手」が長いと水栓本体を給水管から取り外すにあたって、給水管と「持ち出し継手」との接続部分に緩みの生じるおそれがある。
【0008】
前述したように、水栓を給水管から取り外して実施されるライニング施工における水栓本体等の取り外しには人手や時間がかかるだけでなく、水栓や給水管、あるいは台所流し、洗面器、トイレ、その他の水受け容器等の破損、または水栓本体と給水管との接続部分における緩み等の問題点を生じるおそれがあり、これら例示される問題点はライニング施工後の漏水事故の最大要因となっている。
本発明は前記事項に鑑みなされたもので、水栓を給水管から取り外さずに実施可能な給水管内面のライニング施行を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明はライニング用治具及び給水管内面のライニング方法であり、前記課題を解決する手段として以下に示す構成とされている。
すなわち本発明のライニング用治具は、水栓本体の止水面弁座に密着する管路を新たに形成すべく水栓本体に取り付けられる管状の治具であって、止水面弁座の周面に密着する先端部と、治具本体を水栓本体に固定させるためのねじ部と、後方に続くライニング施工通路への接続部とを備える。
【0010】
つまり、通常使用時における水栓には、弁体とスピンドルとを備える弁体操作部が水栓本体に挿入されており、弁体操作部を取り外し、代わりに止水面弁座に対して水密に接触する本ライニング用治具をスピンドル挿入部に挿入、固定する。すると、スピンドル挿入部を通って水栓本体外部と前記止水面弁座上流側水路とを連通する水密な管路が形成される。
【0011】
また本発明のライニング用治具は、前記先端側に比べて前記基端側が径大に形成され、径大部分の内周面には前記接続部が形成され、外周面には工具等によって挟持される挟持部が形成されていると、ライニング用治具の長手方向の寸法が小さくなり、取り扱いが容易になる。
【0012】
また前記ライニング用治具は、前記径大部分から先端側へ向けて延びる延出部を形成すると、内向きのねじ部を形成することができ、長手方向の寸法がさらに小さくなるので好ましい。この延出部は径小部分の外周面を連続的に囲むものであっても良く、また断続的に囲むものであっても良い。
【0013】
また本発明のライニング用治具は、前記先端側の外周面に前記ねじ部が形成され、前記基端側の外周面に前記接続部が形成され、前記ねじ部と前記接続部との間には前記挟持部が形成されていると、止水面弁座と前記ねじ係合部との距離が多少異なる水栓本体に対しても、本ライニング用治具一体で対応可能であり好ましい。
【0014】
また本発明のライニング用治具が適用可能な水栓としては、前述した水栓本体を有するものであれば特に限定されないが、本発明のライニング用治具の取り付け対象の水栓本体を、マンション等の集合住宅における専有部に汎用される立水栓、アングル止水栓、横水栓のいずれかの水栓本体、または混合水栓止水付取付脚部とすると、前記専有部における給水管をライニング施工するのに好適であるとともに、本ライニング用治具の固定に水栓本体のねじ係合部を利用することができる。なお前記混合水栓止水付取付脚部とは、混合水栓本体の取付脚部のうち、水路を開閉する止水部を有する取付脚部である。
【0015】
また本発明の給水管内面のライニング方法は、曲折する水路が内部に形成されこの水路の曲折部分上流側に止水面弁座を有するとともに、周面にねじ係合部が形成されている筒状のスピンドル挿入部を前記止水面弁座の下流側に有する水栓の上流側で接続されている給水管の管内面をライニングするにあたり、
前記止水面弁座に対して下流側の前記水路と水密に遮断されつつ上流側の水路と連通する通路を前記スピンドル挿入部内に形成し、ライニング材の供給等に用いられるライニング施工通路を前記通路に接続して給水管内面のライニングを施工することを特徴とする。このようなライニング方法とすることで、給水管から水栓本体を取り外すことなく給水管内面のライニングが行われる。
【0016】
なお、本発明におけるライニングとは、亜鉛めっき鋼管や塩化ビニルライニング鋼管等の管内面をライニング材で被覆することによる管の更生方法を言い、例えばライニング材をエアによって圧送する方法や、連続気泡を有する弾性体(ライニングピグ)にライニング材を含ませてこのライニングピグをエアによって圧送し管内を走行させる方法等を例示することができる。
【0017】
前記先端部は前記止水面弁座の全周にわたって水密に接触するものであれば良く、止水面弁座の形状に合わせて成形しても良く、ライニング用治具の先端にゴム等の樹脂弾性体を貼り付けて水密に接触させるものであっても良い。
【0018】
前記接続部は前記ライニング施工通路と接続可能な構造であれば良く、前記基端側に向けて漸次断面が拡大または縮小する管用テーパねじ(PTねじ)であると、ライニング施工通路とねじ係合させるのに好ましい。接続部としてはPTねじの他にも、所定の径を有する雄ねじや雌ねじ等のねじ構造を例示することができる。また接続部はねじ構造の他にも、はめ込み式接続部やフランジ等であっても良い。
【0019】
前記ライニング施工通路とは前記ライニングに使用されるライニング材やライニングの前処理として行われる乾燥、研磨等に使用される乾燥用エア、研磨材、圧送用エア等のための供給通路または排出通路を言う。ライニング施工通路は、適当な継手部材を介して接続部に接続されるものであっても良い。
【0020】
前記ねじ部は、水栓本体に本ライニング用治具を固定するための手段であり、スピンドル挿入部の周面に形成されているねじ係合部とねじ係合するねじ部であれば良い。長手方向に沿ったねじ係合長さは、前記ねじ係合部と止水面弁座との距離によって設定されると良く、前記先端部が止水面弁座へ水密に接触するのに十分な長さとすることが好ましい。
【0021】
前記挟持部は、本ライニング用治具の着脱時に工具等で締め付け、着脱を容易かつ確実に行うための手段である。ここで前記工具等による締め付けとは、パイプレンチ、水栓修理用レンチ、モンキーレンチ等の工具による締め付けや、手による締め付け等を含む概念である。この挟持部としては、外周面を削り出してなる一対の平行面や六角ナット状の外周面、あるいは摩擦係数の高い部材の巻着や、外周面に形成される微細な凹凸が形成されている面等を例示することができる。
【0022】
前記水栓本体に形成されている水路の曲折回数は特に限定されず、水路は立水栓やアングル止水栓、混合水栓止水付取付脚部のように一箇所でほぼ直角に曲折する水路であっても良く、横水栓のように複数箇所(二箇所)にわたって曲折するクランク形状の水路であっても良い。水路の曲折角度は一般に水栓の機能性やスペースファクタの関係上、ほぼ直角とされているが、水栓のデザイン性等により、斜めに曲折していても良い。
【0023】
前記止水面弁座は前記水路の曲折部分上流側にあって、止水面弁座よりも下流側に形成されているスピンドル挿入部から弁体が着座、離反可能なものであれば良い。止水面弁座が水路を開閉するにあたっては、水路を流れる水の流れ方向とは異なる方向から弁体が止水面弁座に対して着座、離反することが好ましいことから、水路が複数回曲折する場合では最も下流側の曲折部分よりも上流側に止水面弁座が形成されていれば良い。止水面弁座には水路の周壁を成形したものであっても良く、水路の所定の位置に設置可能な他の部材によって形成されるものであっても良い。
【0024】
前記スピンドル挿入部とは、水栓の通水量を調整するために前記止水面弁座の下流側水路に形成されている弁体操作用通路である。スピンドル挿入部は一般に弁座へ向かう直線通路となっており、本発明においてはライニング用治具の挿入部としての役割を担っている。
【0025】
またスピンドル挿入部には、先端に弁体を備え弁体の着座、離反方向へ移動するスピンドルが挿入されるが、このスピンドルは弁体の着座、離反方向へ移動可能に構成されたものであれば良く、単に弁体の着座、離反方向へ摺動等により移動するものであっても良く、ねじ係合によって回動しつつ弁体の着座、離反方向へ移動するものであっても良い。
【0026】
前記ねじ係合部は、スピンドル挿入部の内周面に形成されているねじ係合部であっても良いし、スピンドル挿入部の外周面に形成されているねじ係合部であっても良い。スピンドル挿入部の内周面に形成されるねじ係合部としては、前記スピンドルの外周面に形成されているスピンドルねじとねじ係合するスピンドルねじ係合部や、スピンドルの挿入時にスピンドル挿入部の開口端を水密に閉塞するキャップとねじ係合するキャップねじ係合部等を例示することができる。なお前記キャップねじ係合部は、一般にスピンドル挿入部の外周面に形成されていることから、スピンドル挿入部の外周面に形成されているねじ係合部としても例示することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のライニング用治具の実施の形態を、添付した図面に基づき説明する。
<第1の実施の形態>
まず本発明のライニング用治具の実施の形態として、立水栓、アングル止水栓、横水栓を取り付け対象とするライニング用治具について説明する。
本実施の形態におけるライニング用治具1は図1から図3に示されるように、管状のライニング用治具であり、止水面弁座の周面に密着する先端部2と、基端側の内周面に形成される雌ねじの接続部3と、径小部分の外周面に対して離間して段部4から先端側へ延びる延出部5と、延出部5における径小部分の外周面との対向面に形成されるねじ部6(キャップねじと同じ)と、径大部分の外周面に一対の平行面が形成されてなる挟持部7とを備えている。なお、接続部3は基端側へ漸次断面積が拡大する管用テーパねじ(PTねじ)である。
【0028】
先端部2は径小部分の内周側開口端縁が面取りされ先端側に向けて漸次断面積が拡大するテーパ状に形成されている。接続部3は基端側の内周面に形成されるねじ構造(雌ねじ)であり、この雌ねじにねじ係合する雄ねじが外周面に形成されている管と接続されるように構成されている。延出部5は前記径小部分の外周面を全周にわたって連続的に囲んでおり、延出部5とねじ部6とによって雌ねじのねじ構造を形成している。なお段部4にはゴム製のOリング8が配置されている。
【0029】
次に本実施形態のライニング用治具1の前述した各水栓への取り付け状態について説明する。まず始めにライニングが施工される給水管に取り付けられている前記各水栓について図4、図5、図7に例示する。
【0030】
立水栓22は図4に示されるように、給水管20の先端に接続されている水栓本体24と、弁体操作部25とから主に構成されている公知の構造のものである。なお立水栓22の水栓本体24は中継部27を介して給水管20と接続されており、台所流しや洗面器等の水受け容器の表面に設置されるにあたり、中継部27の外周面にねじ係合するロックナット26によって水受け容器の裏側から水受け部に固定されている。
【0031】
水栓本体24は水路24aと、止水面弁座24bと、吐水口24cと、内周面にスピンドルねじ係合部24dが形成され外周面にキャップねじ係合部24eが形成されているスピンドル挿入部24fとを備えている。弁体操作部25は、スピンドルねじ25aが外周面に形成されているスピンドル25bと、弁体であるコマパッキン25cと、ハンドル25dと、三角パッキン25eと、キャップねじ25fが内向きに形成されているキャップ25gとを備えている。
【0032】
アングル止水栓23は、図5に示されるように、前記立水栓22と同様の公知の構造とされている。また横水栓21も図7に示されるように、立水栓22やアングル止水栓23とは水路24aの形状がクランク形状である点を除いて同様に構成されており、やはり公知の構造とされている。
【0033】
続いて各水栓における水栓本体へのライニング用治具1の取り付けについて説明する。立水栓22の水栓本体24に取り付けられたライニング用治具1を図8に、アングル止水栓23の水栓本体24に取り付けられたライニング用治具1を図9に、横水栓21の水栓本体24に取り付けられたライニング用治具1を図10にそれぞれ示す。なお各水栓本体へライニング用治具1を取り付けるにあたっては、給水管20は元栓が閉じられ、水抜きが既に行われている。
【0034】
まずスピンドル挿入部24fから弁体操作部25が取り外される。次いでスピンドル挿入部24fにはライニング用治具1が挿入され、ねじ部6が水栓本体24のキャップねじ係合部24eとねじ係合するとともに、先端部2が水栓本体24の止水面弁座24bに接触する。またテーパ状に形成された先端部2が、止水面弁座24bの全周にわたって形成された突条に水密に接触する。このようにして、止水面弁座24bに対して下流側の水路24aと水密に遮断されつつ上流側の水路24aと連通する通路がスピンドル挿入部24f内に形成される。
【0035】
ライニング用治具1がスピンドル挿入部24fに挿入、固定されたら、ライニング材の供給等に用いられるライニング施工通路28がライニング用治具1の接続部3に接続される。ライニング施工通路28は接続部3に接続される雄ねじタイプのものである。このライニング施工通路28を通じて前述したように乾燥用エア、研磨材、ライニング材等が供給あるいは排出されて、給水管20内面のライニングが施工され、給水管20が更生される。
【0036】
以上の説明からわかるように本実施の形態におけるライニング用治具1は、水栓本体24のスピンドル挿入部24fから挿入されるとともに、止水面弁座24bに水密に接触する通路がスピンドル挿入部24fとねじ係合して形成される構成としたことから、止水面弁座24bに対して下流側の水路24aと水密に遮断されつつ上流側の水路24aと連通する通路が形成されるため、給水管20内面のライニングを施工するにあたり、水栓本体24を給水管20から取り外す必要がない。従って水栓本体24の着脱に伴うライニング施工復旧後の漏水事故の発生を防止することができる。
【0037】
また弁体操作部25のスピンドル挿入部24fからの取り外しは、水栓の取り外しや前記水受け容器の解体、移動等に比べてはるかに容易なことから、給水管20内面のライニング施工の大幅な省力化を達成することができる。また径大に形成されている基端側の外周面に挟持部7が形成されていることから、キャップねじ24eへ手でねじ込むときに力をかけやすく、前述した省力化を達成する一因となっている。
【0038】
<第2の実施の形態>
次に本発明において、立水栓、アングル止水栓、横水栓を取り付け対象とするライニング用治具の他の実施形態について添付した図面に基づき説明する。なお前述した第1の実施の形態と同様の構成については同様の符号を用いるものとし、その説明を省略する。まず本実施の形態におけるライニング用治具11の構成を図11及び図12に基づき説明する。
【0039】
本実施の形態におけるライニング用治具11は、先端側に形成される先端部2と、基端側の外周面に形成される接続部13と、先端部2及び接続部13の間の外周面に形成されるねじ部16と、接続部13及びねじ部16の間の外周面に一対の平行面が形成されてなる挟持部7とを備えている。なお、接続部13は前記基端側へ漸次断面積が縮小する管用テーパねじ(PTねじ)であり、ねじ部16はスピンドルねじ25aと同径、同ピッチのねじである。
【0040】
次に本実施の形態におけるライニング用治具11の水栓本体への取付けについて、立水栓の水栓本体への取り付けを例に説明する。立水栓については、前述した第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
【0041】
立水栓の水栓本体24へのライニング用治具11の取り付け状態を図13に示す。ライニング用治具11の接続に際しては、前述した第1の実施の形態と同様に、まずスピンドル挿入部24fから弁体操作部25を取り外し、次いでスピンドル挿入部24fにライニング用治具11を挿入する。このときねじ部16はスピンドルねじ係合部24dとねじ係合する。先端部2は第1の実施の形態と同様に止水面弁座24bの全周にわたって水密に接触する。
【0042】
ライニング用治具11がスピンドル挿入部24fに挿入、固定されたら、ライニング施工通路29を接続部13に接続する。なお本実施の形態におけるライニング施工通路29は接続部16とねじ係合する雌ねじタイプである。その後の給水管20内面のライニング施工は前述した第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。また、アングル止水栓、横水栓の水栓本体への接続も、前述した立水栓の水栓本体への接続と同様に行われるため、その説明を省略する。
【0043】
以上の説明からわかるように、本実施の形態におけるライニング用治具11は、第1の実施の形態と同様、給水管20からの水栓本体24の着脱を伴わずに給水管20のライニング施工が可能なことから、水栓本体24の着脱に起因するライニング施工復旧後の漏水事故の発生を防止することができるとともに、ライニング施工における大幅な省力化を達成することができる。
【0044】
また 本実施の形態におけるライニング用治具11は、スピンドルねじ25aと同径、同ピッチのねじであるねじ部16が外周面に形成されている。スピンドルねじ25aは規格が統一されていることから、本実施の形態におけるライニング用治具11はスピンドルねじ25aを有するほとんどの水栓の水栓本体に取り付けることができる。またねじ部16が十分な長さに形成されていることから、スピンドルねじ係合部24dから止水面弁座24bまでの長さが異なる水栓本体にも対応することができる。
【0045】
<第3の実施の形態>
次に本発明において、混合水栓止水付取付脚部を取り付け対象とするライニング用治具の実施形態について説明する。なお前述した第1及び第2の実施の形態と同様の構成については、同様の符号を用いることとしその説明を省略する。
【0046】
本実施の形態におけるライニング用治具21は、図14から図16に示されるように、先端側に比べて基端側が径大に形成されている管状のライニング用治具であり、先端部2と、接続部3と、段部4と、ねじ部16と、前記径大部分の外周面が断面六角形状に形成されている挟持部17とを備えている。
【0047】
次にライニング用治具21の混合水栓止水付取付脚部への取り付け状態について説明する。まず始めにライニング施工対象の給水管20に取り付けられている混合水栓の一例を図6に示す。
【0048】
混合水栓30は例えば台所や洗面所、あるいは浴室などで使用され、温水と水との2系統の給水を混合して使用する水栓である。混合水栓30は、混合水栓本体32と止水付取付脚部33とから主に構成されている。止水付取付脚部33は給水管20と接続され、混合水栓本体32は止水付取付脚部33を介して給水管20からの給水を受ける構成とされている。
【0049】
止水付取付脚部33は、水路33aと、止水面弁座33bと、後述するキャップねじとねじ係合するキャップねじ係合部33cが内周面に形成されているスピンドル挿入部33dとを備えている。スピンドル挿入部33dには弁体操作部34が挿入されており、この弁体操作部34は、外周面にキャップねじ34aが形成されているキャップ34bと、キャップ34bを挿通するとともに先端にコマパッキン34cを有しねじ係合によって回動しつつ軸方向へ移動するスピンドル34dとを備えている。
【0050】
次にライニング用治具21の止水付取付脚部33への取り付けについて、図17に基づき説明する。
まずキャップ34bをスピンドル挿入部33dから取り外すことによって弁体操作部34がスピンドル挿入部33dから取り外される。次いでスピンドル挿入部33dにライニング用治具21を挿入する。このときライニング用治具21のねじ部16はスピンドル挿入部33dのキャップねじ係合部33cとねじ係合し、先端部2が止水面弁座33bの全周にわたって水密に接触する。
以下、接続部3へのライニング施工通路28の接続、及びその後のライニング施工については前述した第1の実施の形態と同様に行われるため、その説明を省略する。
【0051】
以上の説明からわかるように、本実施の形態におけるライニング用治具21は、前記構成としたことから、混合水栓本体32の元栓を形成する止水付取付脚部33に取り付けられるため、混合水栓本体32を取り外すことなく給水管20内面のライニング施工を可能とする。
【0052】
<第4の実施の形態>
次に本発明において、混合水栓止水付取付脚部を取り付け対象とするライニング用治具の他の実施形態について説明する。なお前述した第1〜第3の実施の形態と同様の構成については、同様の符号を用いることとしその説明を省略する。
【0053】
本実施形態におけるライニング用治具31は図18及び図19に示されるように、先端部2と、接続部13と、ねじ部16と、挟持部7とを備えている。
【0054】
ライニング用治具31は図20に示されるように、弁体操作部34が取り外されたスピンドル挿入部33dに挿入され、スピンドル挿入部33dのキャップねじ係合部33cとねじ部16がねじ係合し、かつ先端部2が止水面弁座24bを全周にわたって水密に接触する。
以下、接続部13へのライニング施工通路29の接続、及びその後のライニング施工については前述した第2の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
【0055】
以上の説明からわかるように、本実施の形態におけるライニング用治具31は、前記構成としたことから、前述した第3の実施の形態と同様、混合水栓本体32を取り外すことなく給水管20のライニング施工を可能とする。
なお前述した第1〜第4の実施の形態は、本発明を実施する上での一実施形態に過ぎず、例えば前記実施の形態で説明された以外の水栓について本発明のライニング用治具を適用しても良いし、第3、第4の実施の形態におけるライニング用治具を立水栓やアングル止水栓の水栓本体に適用する等しても良い。
【0056】
【発明の効果】
本発明のライニング用治具は、先端側の開口端に形成され前記止水面弁座の全周にわたって水密に接触する先端部と、基端側の周面に形成されライニング材の供給等に用いられるライニング施工通路が接続される接続部と、前記先端部及び前記接続部の間に形成され前記ねじ係合部にねじ係合するねじ部とを備え、前記スピンドル挿入部へ挿入されて前記ねじ係合部と前記ねじ部をねじ係合させたときに前記先端部が前記止水面弁座の全周にわたって水密に接触する構成とすることから、マンション等の専有部に汎用される水栓の水栓本体に取り付けられて、水栓本体と給水管とを連通する通路を形成することができる。従って、水栓を取り外すことなく給水管のライニングを実施することができる。
【0057】
また前記ライニング用治具は、前記先端側に比べて前記基端側が径大に形成され、径大部分の内周面には前記接続部が形成され、かつ、前記径大部分の外周面には前記水栓本体への着脱の際に工具等により挟持される挟持部が形成されている構成とすると、径の大小の差を利用して長手方向の寸法が小さくなるとともに、水栓本体への取り付けを容易にすることができる。
【0058】
また前記ライニング用治具は、前記先端側の外周面に前記ねじ部を形成しても良いが、前記径大部分の外周面から径小部分の外周面に対して離間して前記先端側に延びる延出部が形成され、この延出部における前記径小部分の外周面との対向面に前記ねじ部が形成される構成とすると、さらに径の大小差が利用され、水栓本体取り付け時における取り付け長さをさらに小さくすることができる。
【0059】
また本発明のライニング用治具は、前記先端側の外周面に前記ねじ部が形成され、前記基端側の外周面に前記接続部が形成され、前記ねじ部と前記接続部との間には前記水栓本体への取り付けの際に工具等により挟持される挟持部が形成されている構成とすると、前記ねじ部の長手方向に沿った長さの範囲で、止水面弁座からねじ係合部までの長さが異なる水栓本体に取り付けることができるので、一体のライニング用治具で様々な水栓本体やライニング施工通路に対応することができる。
【0060】
また本発明のライニング用治具は、取付け可能な水栓本体を立水栓、アングル止水栓、横水栓のいずれかの水栓本体、または混合水栓止水付取付脚部とすると、マンションの専有部等で一般に使用されているこれらほぼ同規格の水栓に適用することができるので、異なる複数種類の水栓本体へ取り付けることができる。
【0061】
また本発明の給水管内面のライニング方法は、給水管に接続される水栓本体に、前記止水面弁座に対して下流側の前記水路と水密に遮断されつつ上流側の水路と連通する通路を前記スピンドル挿入部内に形成し、ライニング材の供給等に用いられるライニング施工通路を前記通路に接続して給水管内面のライニングを施工することから、給水管から水栓を外すことなく給水管内面のライニングを施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施の形態であるライニング用治具1を示す要部断面図である。
【図2】図1に示されるライニング用治具1の先端側側面図である。
【図3】図1に示されるライニング用治具1の基端側側面図である。
【図4】立水栓22を示す要部断面図である。
【図5】アングル止水栓23を示す要部断面図である。
【図6】混合水栓30を示す要部断面図である。
【図7】横水栓21を示す要部断面図である。
【図8】図1に示されるライニング用治具1が立水栓22の水栓本体24に取り付けられた状態を示す要部断面図である。
【図9】図1に示されるライニング用治具1がアングル止水栓23の水栓本体24に取り付けられた状態を示す要部断面図である。
【図10】図1に示されるライニング用治具1が横水栓21の水栓本体24に取り付けられた状態を示す要部断面図である。
【図11】本発明における第2の実施の形態であるライニング用治具11を示す要部断面図である。
【図12】図11に示されるライニング用治具11の基端側側面図である。
【図13】図11に示されるライニング用治具11が立水栓22の水栓本体24に取り付けられた状態を示す要部断面図である。
【図14】本発明における第3の実施の形態であるライニング用治具21を示す要部断面図である。
【図15】図14に示されるライニング用治具21の先端側側面図である。
【図16】図14に示されるライニング用治具21の基端側側面図である。
【図17】図14に示されるライニング用治具21が止水付取付脚33に取り付けられた状態を示す要部断面図である。
【図18】本発明における第4の実施の形態であるライニング用治具31を示す要部断面図である。
【図19】図18に示されるライニング用治具31の基端側側面図である。
【図20】図18に示されるライニング用治具31が止水付取付脚33に取り付けられた状態を示す要部断面図である。
【図21】従来の給水管のライニング施工において台所流しの解体あるいは移動を必要とする場所に設置されている立水栓22の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1、11、21、31 ライニング用治具
2 先端部
3、13 接続部
4 段部
5 延出部
6、16 ねじ部
7、17 挟持部
8 Oリング
20 給水管
21 横水栓
22 立水栓
23 アングル止水栓
24 水栓本体
24a、33a 水路
24b、33b 止水面弁座
24c 吐水口
24d スピンドルねじ係合部
24e、33c キャップねじ係合部
24f、33d スピンドル挿入部
25、34 弁体操作部
25a スピンドルねじ
25b、34d スピンドル
25c、34c コマパッキン(弁体)
25d ハンドル
25e 三角パッキン
25f、34a キャップねじ
25g、34b キャップ
26 ロックナット
27 中継部
28、29 ライニング施工通路
30 混合水栓
32 混合水栓本体
33 止水付取付脚部
35 水切り部
Claims (7)
- 曲折する水路が内部に形成されこの水路の曲折部分上流側に止水面弁座を有するとともに、周面にねじ係合部が形成されている筒状のスピンドル挿入部と吐水口を前記止水面弁座の下流側に有し、止水面弁座の上流側で給水管と接続される水栓本体に取付け可能な管状のライニング用治具であって、
先端側の開口端に形成され前記止水面弁座の全周にわたって水密に接触する先端部と、
基端側の周面に形成されライニング材の供給等に用いられるライニング施工通路が接続される接続部と、
前記先端部及び前記接続部の間に形成され前記ねじ係合部にねじ係合するねじ部と、を備え、
前記スピンドル挿入部へ挿入されて前記ねじ係合部と前記ねじ部をねじ係合させたときに、前記先端部が前記止水面弁座の全周にわたって水密に接触するライニング用治具。 - 前記先端側に比べて前記基端側が径大に形成され、径大部分の内周面には前記接続部が形成され、かつ、前記径大部分の外周面には前記水栓本体への着脱の際に工具等により挟持される挟持部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のライニング用治具。
- 前記径大部分の外周面と径小部分の外周面との間に形成される段部には前記径小部分の外周面に対して離間して前記先端側へ延びる延出部が形成され、この延出部における前記径小部分の外周面との対向面に前記ねじ部が形成されていることを特徴とする請求項2記載のライニング用治具。
- 前記先端側の外周面に前記ねじ部が形成されていることを特徴とする請求項2記載のライニング用治具。
- 前記先端側の外周面に前記ねじ部が形成され、前記基端側の外周面に前記接続部が形成され、前記ねじ部と前記接続部との間には前記水栓本体への着脱の際に工具等により挟持される挟持部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のライニング用治具。
- 前記水栓本体は立水栓、アングル止水栓、横水栓のいずれかの水栓本体、または混合水栓止水付取付脚部であることを特徴とする請求項1記載のライニング用治具。
- 曲折する水路が内部に形成されこの水路に止水面弁座を有するとともに、周面にねじ係合部が形成されている筒状のスピンドル挿入部と吐水口を前記止水面弁座の下流側に有する水栓本体と前記止水面弁座の上流側で接続されている給水管の管内面をライニングするにあたり、
前記止水面弁座に対して下流側の前記水路と水密に遮断されつつ上流側の水路と連通する通路を前記スピンドル挿入部内に形成し、ライニング材の供給等に用いられるライニング施工通路を前記通路に接続して給水管内面のライニングを施工することを特徴とする給水管内面のライニング方法。
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- 1999-08-31 JP JP24578899A patent/JP4404412B2/ja not_active Expired - Lifetime
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