JP4403832B2 - 合奏システム - Google Patents
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Description
一方で、通常の合奏における演奏者間のコミュニケーション(前記演奏音を聞くことや、目視しあうことなど)とは異なる方法によって、複数の演奏者間で音楽を介したコミュニケーションを図るための機構を有する楽器として、例えば、下記特許文献1に記載の装置があった。これは、演奏者が演奏用パットを叩くタイミングに従って自動演奏を進行させる機能を用いた音楽療法用或いは幼児教育用の電子楽器であって、操作者によってパットが叩かれたタイミングに従って自動演奏用の音符データを読み出し、読み出した音符データに基づいて発音を開始させるものであった。該特許文献1には、当該電子楽器の1つの筐体に2つ以上のパットを設け、2人以上の操作者の各々が受け持ちのパッドを操作することで、相互で自動演奏の進行タイミングを指示して、音楽を介したコミュニケーションをとることが示されている。
この発明に係る報知機能とは、当該合奏システムにおいて、或る楽器で行われた演奏操作に対応する情報を、振動や力覚反力等の何らかの触覚的情報として他の楽器の演奏者に対して報知する機能をいう。これにより、各演奏者は、演奏音以外による演奏進行状況の報知に合わせた楽器演奏を行うことや、演奏音や演奏者の相互視認以外の体感的要素から、合奏の「乗り」やリズムの一致感等を感知することが可能となることが後述から明らかになる。
各楽器は、入出力I/F13を介してLAN1(図1参照)に信号の送受信可能に接続されている。すなわち、各楽器における送信側動作としては、自機で発生した信号は入出力I/F13を介してハブ5(図1参照)へ出力され、該ハブ5を介してLAN1上に存在する他の全ての楽器に対して並行に送出される。また、受信側動作としては、該LAN1を介して外部(すなわち他の楽器)から出力された各種信号は、ハブ5を経由して入出力I/F13を介して当該楽器内に供給される。
なお、図2においては、便宜上アクチュエータ6とセンサ7を夫々1つのブロックによって表現しているが、これらは1つの楽器に対して複数個ずつ具備されてよい。
先ず、センサ22の検出信号に基づき、演奏者が行ったピアノ演奏操作に対応する操作情報を生成する。図3に示すように、センサ22の検出信号(位置信号Sp)は、微分器24に入力されており、該微分器24において入力された位置信号Spを適宜微分演算することで、鍵20の操作速度を示す速度信号Svを算出することができる。更に、前記算出された速度信号Svを微分器25において微分演算することで、鍵20の操作加速度を示す加速度信号Saを算出ことができる。すなわち、この実施例では、センサ22の出力から、鍵20の演奏操作に対応する位置信号Spを得ると共に、該位置信号Spに基づき鍵20の演奏操作に対応する速度信号Sv及び加速度信号Saを得ている。図において符号26,27及び28はマルチプレクサであって、鍵20の演奏操作に対応する位置信号Sp、速度信号Sv及び加速度信号Saは、夫々、マルチプレクサ26,27及び28によって時分割多重されて取り込まれ、A/D変換器29、30及び31を介してディジタル信号に変換される。なお、前記微分器24、25並びにマルチプレクサ26,27及び28は、図2に示すインターフェース14に相当し、また、A/D変換器29、30及び31は、図2に示すA/D変換器15に相当する。
マルチプレクサ26から取り込んだ位置信号Spはヒステリシス回路32を介してテーブル群33に供給される。位置信号Spがヒステリシス回路32に供給されると、ヒステリシス回路32では速度信号Svに基づき鍵20の操作方向(正方向と負方向)を判別して、テーブル群33から算出されるテーブル出力Y1に対して鍵20の操作方向に応じたヒステリシス特性を与える。なお、ここで、テーブル出力Y1は、報知制御情報の位置項となる要素である。具体的には、テーブル群33が、鍵20の操作方向(押鍵方向/離鍵方向)に夫々対応する2つのテーブル群(「押鍵」側テーブル群と「離鍵」側テーブル群)を有し、鍵20が正方向に操作(押鍵)されたときは、位置信号Spは「押鍵」側テーブル群に供給され、負方向(離鍵)のときは、位置信号Spは「離鍵」側テーブル群に供給される。鍵20の操作方向に応じて、異なるテーブル群(「押鍵」側テーブル群又は「離鍵」側テーブル群)を用いることで、テーブル群33の出力Y1は、鍵20が押鍵操作されたか、離鍵操作されたかによって異なる値になる。これにより、鍵20に対して与えられる報知動作に、鍵20の操作方向に応じたヒステリシス特性を持たせることができ、鍵20の操作方向に応じた自然なタッチ感を実現できる。
また、図3において、符号40は、その他適宜のパラメータ設定値を取り込むためのインターフェース(その他入力)である。その他適宜のパラメータとしては、例えば、鍵20に与える反力の効き具合を調整するパラメータ等や、或いは、上述したように演奏に関らないその他の入力を行いうるように構成した場合には、該その他の入力値を取り込みうる。その他入力用のインターフェース40から供給されるパラメータ設定値はテーブル41に供給され、テーブル41から該パラメータ設定値に応じたテーブル出力Y4が線形補間変換部42を介して出力される。また、インターフェース40を介して入力されるパラメータとしては、例えば、加速度信号Saを更に時間微分して算出可能な躍動項をとってもよい。
この報知部51は、この実施例に示すようなエレクトリックベース3のみならず、アコースティック楽器/電子楽器を問わず、どのようなタイプの楽器本体に対しても後付可能な機構である。この報知部51を用いることで、任意の楽器を当該合奏システムに組み入れることができる。
図6において、符号60は報知部51に含まれるソレノイド(アクチュエータ)であって、符号61はベース3の操作部(弦)の振動を検出するセンサ(ピックアップ52)である。センサ61の出力(速度信号Sv)は、マルチプレクサやAD変換器を含むインターフェース62を介して取り込まれる。図示の例では、センサ61から出力される速度信号Svを適宜積分して、その位置情報に対応する信号Spを求め、また、速度信号Svを適宜微分して加速度信号Saを求めている。そして、センサ62の出力に基づく位置信号Sp、速度信号Sv及び加速度信号Saを位置、速度及び加速度の各パラメータに対応するテーブル群33、34及び35に供給して、位置、速度及び加速度の各項についてのテーブル出力を得る。なお、上述の図3の例と同様に各テーブル出力は線形補間部37,38,39にて適宜線形補間されてよいが、その図示は省略した。また、上述図3の例と同様、更にその他適宜のパラメータ設定値を取り込むように構成してもよい。
なお、図6の例ではセンサ61の出力(速度情報)から、位置及び加速度情報を求め、位置、速度及び加速度の各項についてのテーブル出力を得るものとして説明したが、これに限らず、センサ61から出力された速度情報のみに基づきテーブル出力を得るよう構成してもよい。
外部入力修正部47で生成されたソレノイド駆動信号が、ドライバ48を介して、ソレノイド駆動部49に供給され、ソレノイド駆動部49は与えられた電流信号に基づきソレノイド60の駆動を制御することで、ソレノイド60は報知部51の振動子54に対して報知制御情報に応じた振動を与える。よって、報知部51は、自機の演奏操作に応じた操作情報及び外部入力信号auxに応じた報知動作(振動)を発生することで、他の演奏者が行った演奏操作に対応する情報を、当該ベース3の演奏者に対する振動として伝達することができる。
なお、ドラム本体70には、上記ヘッド72の振動(ヘッド打撃振動)を検出するピックアップ73のみならず、例えば、リムショットを検出するための専用のセンサを更に設けることも可能である。また、バスドラムその他のドラム本体に対しても上記と同様にしてピックアップ73を設置することが可能である。この実施例では、ドラムセットのうちの一部の楽器本体(例えばスネアドラムとバスドラム)にのみ、ピックアップを取り付ける例を想定するが、これに限らず、ドラムセットの全ての楽器にピックアップを取り付けても良い。
なお、外部入力信号auxを入出力するための構成については、図6を参照して説明した変更例を同様に適用可能である。
また、楽器間のみならず、例えば図7に示すようなリストバンドを聴衆側に装着させることで、演奏者達が行った演奏操作を、該リストバンドを装着した聴衆に対して振動や圧迫力等の触覚的情報によって伝達できるようにしてもよい。
Claims (1)
- 複数の楽器がネットワークを介して相互通信可能に接続されて成る合奏システムにおいて、
前記複数の楽器のそれぞれが、
演奏者によって操作される複数の鍵からなる操作部と、
前記複数の鍵のそれぞれの演奏操作を検出する検出手段と、
前記複数の鍵のそれぞれに対応して設けられ、対応する鍵を駆動する駆動手段と、
前記検出手段で検出した各鍵の演奏操作に対応する操作情報を発生する操作情報発生手段と、
前記ネットワークに接続され、前記操作情報発生手段で発生された前記操作情報を前記合奏システム上の他の楽器に対して出力する操作情報出力手段と、
前記ネットワークに接続され、前記合奏システム上の他の楽器から与えられる該他の楽器における演奏操作に応じた操作情報を入力する操作情報入力手段と、
前記操作情報発生手段により発生された操作情報及び前記操作情報入力手段により他の楽器から入力された操作情報に基づき、前記操作部に与えるべき触覚的情報を示す報知制御情報を生成する報知制御情報生成手段と、
前記報知制御情報生成手段により生成した報知制御情報に基づき、前記駆動手段を制御して前記操作部の鍵を駆動することで、演奏者に対して前記他の楽器における演奏操作の内容を該操作部の駆動によって生じる触覚により報知する報知動作を行う報知手段と
を具える鍵盤楽器であることを特徴とする合奏システム。
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