JP4402488B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関する。
従来のデジタルカメラにおいては、画像処理を施し、記録媒体等に記録する機能を備えたものが一般的である。また、記録された画像データを読み出し、ユーザの嗜好に応じて画像処理を施すPCアプリケーションソフトウェア(PCアプリケーション)等も知られている。
画像処理の内容としては、例えばホワイトバランスや色再現の変更などが挙げられるが、これらの処理はすでに階調変換が施されたデータではなく、被写体の光量にリニアな(γ=1)データに対して行われることがより好ましい。したがって、PCアプリケーション等でホワイトバランス等を変更するような処理を施す際には、画像データに適用された階調変換特性の逆特性に従って、一旦光量にリニアなデータに変換した上でホワイトバランス等の変更を行い、その後再び階調変換を施すことが好ましい。
上述のように、カメラ内で施された階調変換の逆変換を施すためには、カメラで施される階調変換の特性を画像処理装置に転送する必要がある。その手法として、例えば予め画像処理装置に所定の階調変換テーブルを記憶させておく手法や、階調変換テーブルを画像データに付随させて画像処理装置に転送する手法等、様々な手法が提案されている。また、特許文献1には、撮像装置の撮像特性に基づくガンマ補正量を示す撮像ガンマ情報を画像処理装置に転送し、その情報に基づいて画像処理装置に予め記憶させておいた階調変換テーブルを、出力特性に合わせて更新する技術が提案されている。
特開2003−244626号公報
階調変換テーブルを、予め画像処理装置に記憶させておく手法は、画像データが撮影された際の露出の基準が分かっていることが前提となる。しかしながら、一般に適正露出レベルに関する考え方は、カメラの機種やメーカの設計思想等によって異なるので、階調変換テーブルも機種やメーカ毎に異なるものが使用されることになる。したがって、予めそれぞれのカメラに対応した階調変換テーブルを記憶させておく必要があり、階調変換テーブル記憶のためのメモリの容量が増大してしまう。また、画像処理装置の発売後に開発されたカメラに対する階調変換テーブルが記憶されていない場合には、画像処理ができない。
また、画像データに階調変換テーブルを付随させて画像処理装置に転送する手法では、付随データ分だけデータ容量が増加するので、画像データの転送速度に影響が出てしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、任意の露出基準に従って撮影された画像データに対して、適切に画質を変更することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様による画像処理装置は、画像データが撮像された際の露出の基準であり、自動露出制御で均一面を撮像した際の撮像出力値に相当する露出制御目標値と上記露出制御目標値に対して階調変換処理を施したときの値の両方を含む露出基準値に従って階調変換処理が施され、該階調変換処理の後に圧縮処理が施された画像データを入力する画像入力手段と、上記露出基準値を入力する露出基準値入力手段と、複数の露出基準値に対応した階調変換テーブルを記憶する階調変換テーブル記憶手段と、上記露出基準値入力手段によって入力された露出基準値に対応する階調変換テーブルを、上記階調変換テーブル記憶手段に記憶された複数の階調変換テーブルの中から選択する階調変換テーブル選択手段と、上記階調変換テーブル選択手段によって選択された階調変換テーブルに基づいて、上記画像入力手段によって入力された画像データに、上記階調変換処理の逆変換処理に相当する処理を施す階調変換処理手段とを具備することを特徴とする。
この第の態様によれば、露出基準値を用いることで、階調変換の逆変換に相当する処理を適切に行うことができる。
本発明によれば、任意の露出基準に従って撮影された画像データに対して、適切に画質を変更することができる画像処理装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理システムの概念的な構成について説明するためのブロック図である。即ち、本画像処理システムは、撮像装置1と画像処理装置21とから構成されている。
まず、撮像装置1について説明する。撮像装置1は、露出基準値記憶部2と、撮像部3と、記録媒体4とから構成されている。
撮像部3では、露出基準値記憶部2に記憶された露出基準値(詳細は後で述べる)に従って図示しない被写体の撮像が行われて画像データが取得される。その後、必要に応じて取得された画像データに対する画像処理が行われる。
撮像部3で画像データが取得された後、取得された画像データのヘッダ情報として上記露出基準値が付加されて画像ファイル5が生成され、この生成された画像ファイル5が記録媒体4に記録される。
次に、画像処理装置21について説明する。画像処理装置21は階調変換処理及び逆階調変換に相当する処理が可能な画像処理装置であり、階調変換テーブル選択部22と、階調変換テーブル修正部23と、階調変換/逆階調変換処理部24と、階調変換テーブル記憶部25とから構成されている。ここで、階調変換の逆階調変換処理に相当する処理とは、階調変換処理が施された画像データを、階調変換が施される前の光量にほぼリニアな画像データに変換する処理である。なお、この処理では、必ずしも階調変換前の画像データとは一致しないが、このような変換を行うことで、画像処理後の画像データに対して再びホワイトバランスンス補正等の処理を行う場合でも、より適正な処理を行うことができる。なお、以後の説明では、階調変換の逆変換に相当する処理を、単に逆階調変換処理と称する。
撮像装置1において生成された画像ファイル5は画像処理装置21に入力される。なお、本一実施形態では、撮像装置1において画像ファイル5を生成することなく、露出基準値記憶部2に記憶されている露出基準値と撮像部3で取得した画像データを直接、画像処理装置21に入力することも可能である。
その後、ユーザによって画像の階調変換処理が指示された場合に、階調変換テーブル選択部22では、入力された露出基準値に従って階調変換テーブルが選択される。ここで、図1に示すように、階調変換テーブル記憶部25には、複数の露出基準値に対応した複数の階調変換テーブルが記憶されており、入力された露出基準値に対応する階調変換テーブルが階調変換テーブル選択部22によって選択される。
その後、ユーザから階調変換テーブル修正の指示があった場合等には、階調変換テーブル修正部23によって階調変換テーブルの修正が行われる。
以後は、撮像部3で取得された画像データに対して画像処理(階調変換処理)が施されているか否かに応じて異なる処理が行われる。
入力された画像データに対して階調変換処理が施されていない場合には、階調変換テーブル選択部22によって選択され階調変換テーブル修正部23によって修正された階調変換テーブルに基づいて、入力された画像データに対する階調変換処理が、階調変換/逆階調変換処理部24によって行われる。一方、入力された画像データに対して階調変換処理が施されている場合には、階調変換テーブル選択部22によって選択され階調変換テーブル修正部23によって修正された階調変換テーブルに基づいて、入力された画像データに対する逆階調変換処理が階調変換/逆階調変換処理部24によって行われる。
図1の画像処理システムについて更に詳しく説明する。
図2は、図1の撮像装置1の一例としてのデジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。図2のデジタルカメラ100は、撮像部101と、A/D変換部102と、バスライン103と、RAM104と、マイクロコンピュータ(マイコン)105と、画像処理部106と、露出基準値記憶手段としてのROM107と、記録媒体108とから構成されている。
撮像部101は撮影光学系や撮像素子(CCD)等から構成されている。即ち、撮像部101では、図示しない被写体からの光束が、撮影光学系を介して撮像素子上に結像され、撮像素子において電気信号に変換される。A/D変換部102では、撮像部101から出力されたアナログの画像信号がデジタルの画像データに変換される。この画像データは、バスライン103を介してRAM104に一時的に記憶される。なお、RAM104は、画像データが一時記憶される他に、測距演算や測光演算等の各種演算時における各種データの一時記憶も行われる。以後、A/D変換部102から出力された画像処理が行われる前の画像データのことをRAWデータと称する。
その後は、画質モードがJPEGモード(画像処理を行う画質モード)に設定されているか、RAWモード(画像処理を行わない画質モード)に設定されているかに応じて異なる処理が行われる。
即ち、画質モードがJPEGモードに設定されている場合には、RAM104に記憶されたRAWデータが、バスライン103を介して画像処理部106に入力される。画像処理部106は、ホワイトバランス(WB)補正部106a、同時化部106b、色変換部106c、階調変換部106d、JPEG圧縮部106eから構成されており、入力されたRAWデータに対して画像処理を施す。WB補正部106aでは、画像中のRGBゲインを調整するホワイトバランス補正処理が行われる。同時化部106bではベイヤデータを同時化する同時化処理が行われる。色変換部106cはRGBデータを標準化するための色マトリクス演算が行われる。更に、階調変換部106dでは、ROM107に記憶された露出基準値と階調変換テーブルとに基づいて階調変換処理が行われる。
ここで、露出基準値について説明する。露出基準値とは、撮影時における露出の基準となる値であり、本一実施形態では、露出基準値として、露出制御の目標となる値(LV0)及びLV0を階調変換した値(LV1)を用いる。より具体的に説明すると、LV0は自動露出制御で均一面を撮影した場合に得られるRAWデータ(即ち、A/D変換部102からの出力)の画素値であり、LV1はLV0をROM107に格納された階調変換テーブルに従って階調変化した後の画素値である。
以上のようにして処理された画像データは、JPEG圧縮部106eに入力される。JPEG圧縮部106eでは、入力された画像データがJPEG圧縮される。以後、この圧縮された画像データをJPEGデータと称する。その後、JPEGデータにヘッダ情報が付加されてJPEGファイルが生成される。なお、ヘッダ情報には、ホワイトバランス補正処理時のホワイトバランスゲイン、色変換処理時の色変換マトリクス、撮影時の画質モード等に加えて、露出基準値LV0及びLV1が記録される。
次に、マイクロコンピュータ105は、このようにして画像処理部106にて生成されたJPEGファイルを記録媒体108に記録する。ここで、マイクロコンピュータ105は、デジタルカメラ100全体の制御を司る制御部であり、ここでの記録制御の他に、撮像部101内の撮影光学系の焦点制御や撮像素子の駆動制御、測距演算や測光演算等の演算制御等も行う。また、記録媒体108にはメモリカード等の着脱式のもの記録媒体を想定しているが、デジタルカメラ100と画像処理装置との間でデータの授受を可能にしておけば、記録媒体108を内蔵式のものとしても良い。
また、画質モードがRAWモードに設定されている場合には、A/D変換部102から出力されたRAWデータに、上記と同様のヘッダ情報が付加されてRAWファイルが生成される。マイクロコンピュータ105は、このようにして生成されたRAWファイルを記録媒体108に記録する。
図3(a)は、図1の画像処理装置21の一例としてのPC200の構成を示すブロック図である。図3(a)のPC200は、画像入力手段及び露出基準値入力手段としてのファイルインターフェイス(I/F)201と、階調変換テーブル選択部202と、階調変換テーブル記憶部203と、階調変換テーブル修正部204と、指示手段としてのユーザインターフェイス(I/F)205と、画像処理部206とから構成されている。なお、これらの構成のうちの一部は、PC内のアプリケーションソフトウェアによって実現されるものである。
画像ファイル5がファイルI/F201を介してPC200に入力された場合、階調変換テーブル選択部202では、画像ファイル5に記録された露出基準値LV0及びLV1が読み出され、このLV0及びLV1に対応する階調変換テーブルが階調変換テーブル記憶部203から選択される。図3(b)に階調変換テーブル記憶部203に記憶されている階調変換テーブルのテーブルを示す。即ち、階調変換テーブル記憶部203には、複数組のLV0とLV1に対応する複数の階調変換テーブル(図3(b)ではTable1〜Table9の9個)が記憶されており、階調変換テーブル選択部202では、読み出したLV0、LV1の組に最も近い階調変換テーブルが選択される。また、図4に階調変換テーブルの例を示す。即ち、階調変換時には、図4に示す階調変換テーブルに従って、A/D変換部102からの入力(0〜4095の12ビットで表される画素値)が、0〜255の8ビットの画素値に変換される。
次に、キーボードやポインティングデバイスなどのユーザI/F205を介して階調変換テーブルの修正指示がなされた場合に、階調変換テーブル修正部204では階調変換テーブルの修正が行われる。この階調変換テーブルの修正は、ユーザによって画像のコントラストの変更が指示された場合と、ユーザによって画像の露出補正が指示された場合に行われるものである。なお、ここでの露出補正は、デジタルカメラ100で行われるものではなく、PC200の後処理として行われる露出補正のことである。
まず、コントラスト変更指示による階調変換テーブルの修正について説明する。図5(a)は、コントラスト変更による階調変換テーブルの修正例について示した図であり、図5(b)は図5(a)の階調変換特性曲線を示す図である。
例えば、ユーザによって画像のコントラストを高くするように指示された場合には、図5(a)に示す階調変換テーブル(補正前)を階調変換テーブル(コントラストHi)に修正する。一方、ユーザによって画像のコントラストを低くするように指示された場合には、階調変換テーブル(補正前)を階調変換テーブル(コントラストLow)に修正する。ここで、本一実施形態では、階調変換テーブルを修正する場合には、図5(a)に示す(LV0,LV1)の座標を通過するように階調変換テーブルを修正する。この修正は、ユーザによって指示されたコントラストに応じて新たに階調変換テーブルを生成するようにしても良いし、階調変換テーブル記憶部203に、階調変換テーブルのコントラスト変化に対応する複数の階調変換テーブルを更に記憶させるようにしておき、ユーザによって指示されたコントラストに応じて階調変換テーブル記憶部203の中から階調変換テーブルを選択できるようにしても良い。また、ユーザによって指示されたコントラストに対応する階調変換テーブルが記憶されていない場合には、近くの階調変換テーブルから、補間演算によって新たな階調変換テーブルを生成するようにしても良い。
このように本一実施形態では、画像ファイル生成時に、画像データと同時に露出基準値LV0、LV1を記録するようにしているので、PC200側においても(LV0,LV1)の座標を通過するような階調変換テーブルを容易に生成することができる。ここで、上記したように、LV0とLV1は撮影時の露出の基準となる値であるので、これらの値を変えないように階調変換テーブルを修正することにより、適正な露出を維持したまま、画像のコントラストのみを変えることができる。
なお、図5(a)の階調変換テーブルをあらわすと、5(b)のようになる。ここで、図5(b)においては、横軸がlog(入力値/LV0)となっているので、横軸が0(入力値=LV0)のときに縦軸がLV1となる。図5(b)のような階調特性曲線では、補正前の曲線及びコントラスト変更後の曲線は、共に(0,LV1)を通過する曲線であり、中間調の特性のみがそれぞれ異なる曲線となる。
次に、露出補正指示による階調変換テーブルの修正について説明する。図6(a)は、露出補正による階調変換テーブルの修正について示した図であり、図6(b)は図6(a)の階調特性曲線を示す図である。更に、図6(c)は図6(b)の階調特性曲線の飽和領域付近の拡大図である。
例えば、ユーザによって露出を+側に補正するように指示された場合には、図6(a)に示す階調変換テーブル(補正前)を階調変換テーブル(露出補正+)に修正する。一方、ユーザに露出を−側に補正するように指示された場合には、階調変換テーブルを階調変換テーブル(露出補正−)に修正する。即ち、露出補正の場合には、LV0を、
LV0(露出補正後)=LV0(露出補正前)×2(−露出補正値) (式1)
の式に基づいて変更し、このLV0(露出補正後)とLV1とを通過するように階調変換テーブルを修正する。なお、ここでのLV1はLV0(露出補正後)を階調変換した値ではなく、露出補正前のLV1である。この場合には、基準となる露出を変えずに画像全体の露出を変更することができる。また、露出補正値とは、どの程度の露出の補正を行うのか、即ちRAWデータをどの程度のゲインで増幅するのかを示す値であり、ユーザによって指定されるものである。
即ち、本一実施形態では、LV0とLV1を画像ファイル5に記録するようにしているので、図6(c)の破線で示すように出力が飽和したり、出力が飽和レベル(画素値255)に達しないというような不適正な露出補正が行われることがなく、またデジタルカメラ側の特性を考慮した適正な露出補正を行うことができる。
必要に応じて階調変換テーブルの修正が行われた後は、その階調テーブルに基づいて画像データの階調変換処理又は逆変換処理を行う。
次に、以上のようなデジタルカメラ100とPC200から構成される画像処理システムによって行われる画像処理方法についてフローチャートを参照して更に詳しく説明する。
図7は、デジタルカメラ100側の制御について説明するフローチャートである。即ち、図示しないレリーズボタンがオンされると図7の制御が開始される。まず、撮像部101で取得されている画像の明るさに基づいて測光を行う(ステップS1)。次に、ROM107に記憶された露出基準値LV0及びLV1を読み出す(ステップS2)。その後、ステップS1の測光の結果やステップS2で読み出した露出基準値に基づいて露出時間等を演算する。これは、画像全体の明るさの平均値に基づいて行っても良いし、画像の中央部分等の画像内の一部分の明るさに基づいて行っても良い。
その後、演算された露出時間等に基づいて露出制御を行い、得られた信号を増幅したり、デジタル変換したりするなどの撮像処理を行う(ステップS3、ステップS4)。
次に、画質モードがJPEGモードであるか否かの判定を行う(ステップS5)。このステップS5の判定において画質モードがJPEGモードであると判定した場合には、上記ホワイトバランス補正処理、同時化処理、色変換処理、階調変換処理、及びJPEG圧縮処理を行う(ステップS6〜ステップS10)。
その後、画像ファイルのヘッダ情報を作成して(ステップS11)、作成したヘッダ情報と画像データとをマージして画像ファイル(JPEGファイル)を生成する(ステップS12)。そして、生成したJPEGファイルを記録媒体108に記録する(ステップS13)。
一方、ステップS5の判定において画質モードがJPEGモードでない、即ちRAWモードであると判定した場合には、ステップS5からステップS11に移行する。そして、JPEGファイルのときと同様にして画像ファイル(RAWファイル)を生成し、生成したRAWファイルを記録媒体108に記録する。
画像ファイルの記録が終了した後、記録媒体108に記録された画像ファイルをPC200に出力する(ステップS14)。
図8は、PC200側の制御について説明するフローチャートである。即ち、画像ファイルが入力され、ユーザによってこの画像ファイルが開かれると(ステップS21)、ヘッダ情報及び画像データ(ステップS22、ステップS23)を読み出す。次に、画像ファイルのヘッダ情報として記録された露出基準値LV0及びLV1に基づいて階調変換テーブルの選択を行う(ステップS24)。
次に画像ファイルのヘッダ情報から、画像データの画質モードがJPEGモードであるか否かを判定する(ステップS25)。このステップS25の判定において画質モードがJPEGモードでない、即ちRAWモードであると判定した場合には、デジタルカメラ100側で行ったのと同様にして、ホワイトバランス補正処理、同時化処理、色変換処理を行う(ステップS26〜ステップS28)、更にステップS24において選択した階調変換テーブルに基づいて階調変換処理を行う(ステップS29)。一方、ステップS25の判定において画質モードがJPEGモードであると判定した場合には、JPEGデータを伸長する(ステップS30)。
以上のような処理の後、図示しないディスプレイ上に画像を表示する(ステップS31)。次に、ユーザによって階調変更の指示がなされたか否かを判定する(ステップS32)。
ステップS32の判定において、階調変更の指示がなされていると判定した場合には、画質モードがRAWモードであるか又はJPEGモードであるかに応じて異なる処理を行う。画質モードがRAWモードの場合には、図5(a)で説明したようにして階調変換テーブルの修正を行った後(ステップS33)、ステップS26に移行して画像処理を行う。一方、画質モードがJPEGモードの場合には、JPEG伸長データに対して逆階調変換処理を行って(ステップS34)、階調変換前の被写体の光量にほぼリニアな画像データを生成する。その後、階調変換テーブルの修正を行った後(ステップS35)、修正した階調変換テーブルに基づいた階調変換処理を行う(ステップS36)。
このように、本一実施形態では、画質モードがJPEGモードであると判定した場合には、階調の変更を行う前に逆階調変換処理を行うようにしている。これにより、JPEGデータの階調を直接変更するのに比べて、よりもとの撮影時の画像データに近い画像データで階調の変更を行うことができる。なお、ステップS34の逆階調変換処理の後に、ホワイトバランス補正等を行うようにしても良い。
また、ステップS32の判定において、階調変更の指示がなされていないと判定した場合には、露出補正の指示がなされているか、即ちユーザによって露出補正値が指定されたか否かを判定する(ステップS37)。このステップS37の判定において、露出補正の指示がなされており、かつ画質モードがRAWモードであると判定した場合には、上記(式1)に従ってLV0を修正した後(ステップS38)、それに応じて階調変換テーブルの修正を行って(ステップS39)、ステップS26に戻る。一方、ステップS37の判定において、露出補正の指示がなされており、かつ画質モードがJPEGモードであると判定した場合には、上記(式1)に従ってLV0を修正した後(ステップS40)、それに応じて階調変換テーブルの修正を行って(ステップS41)、ステップS34に戻る。
また、ステップS37の判定において、露出補正の指示がなされていない場合には、処理を終了する。
以上説明したように、本一実施形態によれば、RAWファイルの取得時に露出基準値LV0、LV1をヘッダ情報として記録するようにしているので、カメラの機種やメーカの設計思想等によらずに、RAWデータに対して適切な階調変換処理を施すことができる。また、ヘッダ情報として記録する情報も少ないので、画像ファイルの転送速度が低下するようなこともない。
また、本一実施形態では、画質モードがJPEGモードであると判定した場合には、画像データの逆階調変換処理を行うようにしているので、JPEGデータの階調等を直接変更するのに比べて、適正な階調の変更を行うことができる。
また、本一実施形態では、画像ファイルに露出基準値を記録しておくことにより、手動で行うよりも、容易にかつ適切に階調変換テーブルを修正して露出補正を行うことができる。
なお、本一実施形態では露出基準値としてLV0、LV1の両方を画像データと共に記録するようにしているが、一方を固定値として他方のみを記録するようにしても良い。例えば、露出基準値としてISO感度の測定基準となる値(LV1=118(8ビット))となるLV0のみを記述するようにしても良い。また、本一実施形態ではLV0とLV1のビット精度をそれぞれ12ビット、8ビットとしたが、これに限るものではない。例えば、LV0、LV1を飽和レベルに対するパーセンテージで表すようにしても良い。
また、本一実施形態では露出基準値LV0、LV1を露出基準値記憶部2から読み出した値としているが、図9のような露出基準値修正部6を設けておき、露出基準値記憶部2から読み出した露出基準値が修正されるようにしても良い。この露出基準値修正部6では、測光結果等によって決定される、ストロボ発光の有無などの条件によって露出基準値が修正される。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図である。 撮像装置の一例としてのデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 画像処理装置の一例としてのPCの構成を示す図であって、図3(a)はPCのブロック図であり、図3(b)は階調変換テーブルのテーブルについて示す図である。 階調変換テーブルの例について示す図である。 図5(a)はコントラスト補正による階調変換テーブルの修正について示した図であり、図5(b)は図5(a)の階調特性曲線を示す図である。 図6(a)は露出補正による階調変換テーブルの修正について示した図であり、図6(b)は図6(a)の階調特性曲線を示す図であり、図6(c)は図6(b)の飽和領域付近の拡大図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理方法について説明するための、デジタルカメラ側の処理について示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像処理方法について説明するための、画像処理装置側の処理について示すフローチャートである。 本発明の変形例について示すブロック図である。
符号の説明
1…撮像装置、2…露出基準値記憶部、3,101…撮像部、4,108…記録媒体、5…画像ファイル、6…露出基準値修正部、21…画像処理装置、22…階調変換テーブル選択部、23…階調変換テーブル修正部、24…階調変換/逆階調変換処理部、25…階調変換テーブル記憶部、100…デジタルカメラ、102…A/D変換部、103…バスライン、104…RAM、105…マイクロコンピュータ、106,206…画像処理部、106a…ホワイトバランス(WB)補正部、106b…同時化部、106c…色変換部、106d…階調変換部、106e…JPEG圧縮部、107…ROM、200…PC、201…ファイルインターフェイス(I/F)、202…階調変換テーブル選択部、203…階調変換テーブル記憶部、204…階調変換テーブル修正部、205…ユーザインターフェイス(I/F)、206…画像処理部

Claims (4)

  1. 画像データが撮像された際の露出の基準であり、自動露出制御で均一面を撮像した際の撮像出力値に相当する露出制御目標値と上記露出制御目標値に対して階調変換処理を施したときの値の両方を含む露出基準値に従って階調変換処理が施され、該階調変換処理の後に圧縮処理が施された画像データを入力する画像入力手段と、
    上記露出基準値を入力する露出基準値入力手段と、
    複数の露出基準値に対応した階調変換テーブルを記憶する階調変換テーブル記憶手段と、
    上記露出基準値入力手段によって入力された露出基準値に対応する階調変換テーブルを、上記階調変換テーブル記憶手段に記憶された複数の階調変換テーブルの中から選択する階調変換テーブル選択手段と、
    上記階調変換テーブル選択手段によって選択された階調変換テーブルに基づいて、上記画像入力手段によって入力された画像データに、上記階調変換処理の逆変換処理に相当する処理を施す階調変換処理手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像の階調特性を指示する指示手段と、
    上記指示手段によって指示された画像の階調特性に応じて上記階調変換テーブル選択手段によって選択された階調変換テーブルを修正する階調変換テーブル修正手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 上記指示手段によって指示される上記画像の階調特性には、少なくとも画像のコントラストが含まれることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 上記階調変換テーブル修正手段は、上記指示手段によって上記画像のコントラストが指示された場合に、上記露出基準値を変化させないように上記階調変換テーブルを修正することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
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