JP4402402B2 - 映像表示装置及び照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の映像を、その各映像に対応したそれぞれの方向に向けて表示可能な一つの表示画面を有する映像表示装置及びそれに用いられる照明装置に関する。
観察者の観察方向に応じて異なる映像を視認できるようにした映像表示装置が従来より知られている。例えば、特許第3398999号は、第1の画素群と第2の画素群からなる表示素子の表面にレンチキュラレンズ板等の光学素子を配置して、複数方向に異なる映像を提供可能な多重映像表示装置を開示している。また、特許第3072866号は、マトリクス状光源にレンチキュラを配置し、指向性を時分割で切り替えて3次元表示を行う立体画像表示装置を開示している。
特許第3398999号 特許第3072866号
従来の平面バックライトを用いた多画像表示装置、例えば特許第3398999号に示すような多画像表示装置においては、表示素子の表面に配置された光学素子により映像を分離することになるのでこれが解像度の半減につながり、さらに表示素子の表面に光学素子を配置することによる視認性の劣化が問題となっていた。
また、特許第3072866号に開示されているような、マトリクス状光源にレンチキュラを配置して照明の指向性を切り替える構成では、個々の発光点に光源が必要となりコストが上昇してしまうという問題があった。
また、このような構成の光源を用いた場合には光源側にもクロストークを軽減させるための工夫が必要になってしまう。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、照明部の構成を簡略化してコストの低減を実現した映像表示装置及び照明装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、クロストークの低減を図ることができる映像表示装置及び照明装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、第1の発明は、複数の映像を、その各映像に対応したそれぞれの方向に向けて表示可能な一つの表示画面を有する映像表示装置であって、時分割で少なくとも2つの異なる方向に第1の光束及び第2の光束を射出する照明手段と、前記照明手段から射出された前記第1の光束を光源とする第1の映像と前記第2の光束を光源とする第2の映像とを時分割で表示可能な透過型表示素子と、前記第1の光束及び第2の光束の射出部の位置により異なる方向の指向性を持たせるための光指向性分離素子と、を具備し、前記照明手段は、第1及び第2の光源と、前記第1及び第2の光源からの光束を各別に導光する第1及び第2の導光部と、を含み、前記第1の導光部における各第1の導光部毎に設けられた前記第1の光束が射出される第1の射出部と、前記第2の導光部における各第2の導光部毎に設けられた前記第2の光束が射出される第2の射出部とを、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向であって第1観察者と第2観察者とがそれぞれ異なる画像を観察できるべく当該映像表示装置の表示画面に対して右及び左前方に位置した際に、それぞれの観察者の位置に向けて光源からの光を出射できる方向に交互に配置してなるものであり、かつ、前記第1の導光部は、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向であって第1観察者と第2観察者とがそれぞれ異なる画像を観察できるべく当該映像表示装置の表示画面に対して右及び左前方に位置した際に、それぞれの観察者の位置に向けて光源からの光を出射できる方向に周期構造をもつ第1の射出部をストライプ状に配置した面形状であり、前記第2の導光部は、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向であって第1観察者と第2観察者とがそれぞれ異なる画像を観察できるべく当該映像表示装置の表示画面に対して右及び左前方に位置した際に、それぞれの観察者の位置に向けて光源からの光を出射できる方向に周期構造をもつ第2の射出部をストライプ状に配置した面形状であり、同第1の射出部に対する同第2の射出部の配置が同周期構造の半ピッチ分ずれて配置されるように、同第1の導光部と同第2の導光部を重畳的に配置する。
また、第2の発明は、第1の発明に係る映像表示装置に関わり、前記第1の導光部は、前記第1の光源からの光束を複数の光束に分割し、少なくとも2つ以上の前記第1の射出部から射出させ、前記第2の導光部は、前記第2の光源からの光束を複数の光束に分割し、少なくとも2つ以上の前記第2の射出部から射出させる。
また、第3の発明は、第1の発明に係る映像表示装置に関わり、前記第1及び第2の導光部は、それぞれ、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向であって第1観察者と第2観察者とがそれぞれ異なる画像を観察できるべく当該映像表示装置の表示画面に対して右及び左前方に位置した際に、それぞれの観察者の位置に向けて光源からの光を出射できる方向に周期構造をもつストライプ形状であり、第1の導光部に対する第2の導光部の配置は同周期構造の半ピッチ分ずれて配置されている。
また、第4の発明は、第1の発明に係る映像表示装置に関わり、前記光指向性分離素子は周期構造をもつレンチキュラレンズからなり、各1周期分のレンズに対応した前記第1の射出部または前記第2の射出部は、少なくとも各1つ以上存在する
また、第5の発明は、第1の発明に係る映像表示装置に関わり、前記第1の射出部と前記第2の射出部は一定時間周期で交互に光を射出する
また、第6の発明は、第1の発明に係る映像表示装置に関わり、前記第1の光源と前記第2の光源が交互に発光する時分割発光モードと、同第1の光源と同第2の光源の何れか一方のみ発光する単一発光モードと、同第1の光源と同第2の光源の両方が同時に発光する全発光モードと、を切り換えるための発光モード切換手段とを具備する
また、第7の発明は、第1の発明に係る映像表示装置に関わり、前記第1の光束または前記第2の光束の光軸方向は透過型表示素子の法線を中心として略水平方向に左右各々略25度〜略35度に設定する
また、第8の発明は、第の発明に係る映像表示装置に関わり、前記レンチキュラレンズにおける、前記透過型表示素子側の頂点から前記第1の射出部または前記第2の射出部までの長さをt、前記レンチキュラレンズの周期構造の1周期の長さをPとしたとき、
0. 56P ≦ t ≦ 2.3P である。
また、第9の発明は、複数の映像を、その各映像に対応したそれぞれの方向に向けて表示可能な一つの表示画面を有する映像表示装置に用いられる照明装置であって、時分割で少なくとも2つの異なる方向に第1の光束及び第2の光束を射出するために、第1及び第2の光源と、前記第1及び第2の光源からの光束を各別に導光する第1及び第2の導光部と、を備え、前記第1の導光部における各第1の導光部毎に設けられた前記第1の光束が射出される第1の射出部と、前記第2の導光部における各第2の導光部毎に設けられた前記第2の光束が射出される第2の射出部とを、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向であって第1観察者と第2観察者とがそれぞれ異なる画像を観察できるべく当該映像表示装置の表示画面に対して右及び左前方に位置した際に、それぞれの観察者の位置に向けて光源からの光を出射できる方向に交互に配置してなるものであり、かつ、前記第1の導光部は、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向であって第1観察者と第2観察者とがそれぞれ異なる画像を観察できるべく当該映像表示装置の表示画面に対して右及び左前方に位置した際に、それぞれの観察者の位置に向けて光源からの光を出射できる方向に周期構造をもつ第1の射出部をストライプ状に配置した面形状であり、前記第2の導光部は、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向であって第1観察者と第2観察者とがそれぞれ異なる画像を観察できるべく当該映像表示装置の表示画面に対して右及び左前方に位置した際に、それぞれの観察者の位置に向けて光源からの光を出射できる方向に周期構造をもつ第2の射出部をストライプ状に配置した面形状であり、同第1の射出部に対する同第2の射出部の配置が同周期構造の半ピッチ分ずれて配置されるように、同第1の導光部と同第2の導光部を重畳的に配置する。
本発明によれば、照明部の構成を簡略化してコストの低減を実現した映像表示装置及び照明装置が提供される。
また、本発明によれば、クロストークの低減を図ることが可能な映像表示装置及び照明装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1は、本発明の映像表示装置の一使用例を示す図である。1つの表示画面10の右前方には表示画面10を左側から観察する第1観察者12−1が位置し、表示画面10の左前方には表示画面10を右側から観察する第2観察者12−2が位置している。それぞれ第1観察者12−1は第1映像観察範囲11−1内に位置しているので第1映像を、第2観察者12−2は第2映像観察範囲11−2内に位置しているので第2映像を、両者が同時に観察することができる。
ここで、実際にはラスタ走査により表示画面10の第1フィールドには第1映像が、第2フィールト゛には第2映像が交互に時分割的に表示されるが、表示は高速で切り換えられるため、人間の目の残像効果により、観察者にはそれぞれ連続した映像として認識される。
図2は、本発明の映像表示装置の基本構成を示す図であり、発光領域分割光源20と、光指向性分離素子21と、光拡散素子22と、LCDなどの透過型表示素子23とが順に配置されている。ここで、発光領域分割光源20及び光指向性分離素子21及び/又は光拡散素子22は照明手段を構成する。
発光領域分割光源20は、その発光領域が複数の領域に分割されており、各領域についてそれぞれON、OFF駆動が可能である。発光する領域が区分けされており、時分割的に発光領域を切り替えられるものならなんでも良いが、例えば、導光路を利用したストライプ状光源やLEDを並べたマトリクス状光源などが考えられる。
光指向性分離素子21は、発光領域分割光源20のそれぞれの領域から射出された光をそれぞれ特定の別の方向へ出力するための指向性を備えた素子である。具体例としては、例えば、レンチキュラ、レンズアレイ、回折素子、ホログラム素子、プリズムシートなどが考えられる。
光拡散素子22は照明ムラなどを軽減するための素子であり、光を拡散するものならなんでもよく、拡散板、回折素子、プリズムシートなどが考えられる。光拡散素子22は、図に示すように光指向性分離素子21と透過型表示素子23の間に設けられるか、または、発光領域分割光源20と光指向性分離素子21の間に設けられる。このとき、水平方向に2つの指向性となるように映像を分離しているため、水平方向への拡散が強すぎると、2つの映像が混ざってしまい2重の映像として見えてしまう恐れがある。よって、ここでは垂直方向の拡散特性よりも水平方向の拡散特性の小さい光拡散素子を用いるのが好ましい。
図3は、本発明の映像表示装置の具体的な構成を示す図であり、ストライプ状に発光部をもつストライプ状光源30と、このストライプ状光源30からの光に指向性を付けるための光指向性分離素子としてのレンチキュラ31と、映像を表示するための透過型表示素子32とからなっている。
ストライプ状光源30は、第1の光源(Aライン)、第2の光源(Bライン)との2つのラインが交互に配置されており、また時分割的にAライン、Bラインが交互に発光する。Aラインが発光したときにはレンチキュラ31により指向性が付けられ、第1観察者が位置する方向にしか照明されない。また、Bラインが発光したときには逆に第2観察者が位置する方向にしか照明されない。従ってAラインの発光時とBラインの発光時とで透過型表示素子32に表示する映像をそれぞれに対応した映像にすることで、第1観察者と第2観察者はそれぞれ個別に映像を観賞することができる。
図4は、図3に示す構成の断面構造を示す図であり、上から、透過型表示素子32、レンチキュラ31(またはレンズアレイ34)、ストライプ状光源30(またはドットマトリクス状光源33)とで構成され、透過型表示素子32は例えば液晶表示素子などが利用できる。
ストライプ状光源30は第1の光源であるAラインと第2の光源であるBラインとで構成される。Aラインは第1観察者に対応し、Bラインは第2観察者に対応している。Aライン、Bラインが表示映像のフィールド単位及びフレーム単位で時分割的に発光し、それに対応した表示を透過型表示素子32で行なうことによって、第1観察者、第2観察者それぞれに応じた映像を観察することができる。
図4において、第1の光源(Aライン)と第2の光源(Bライン)とは発光部40であるが、第1の光源と第2の光源との間は光吸収部材で構成され非発光部41を構成している。また、レンチキュラ31(またはレンズアレイ34)の各レンズ要素の境界部に仕切り(隔壁)42を設けることにより、迷光等によるクロストークを軽減することができる。さらに仕切り42や非発光部41の表面に光を吸収する表面処理を施すとクロストークをさらに低減することができる。なお、仕切り42は反射部材で構成しても良い。
図5は、図4の変形例を示す図である。ここでは、レンチキュラ31の代わりに両面レンチキュラ43を用いたときの断面構造を示している。なお、両面レンチキュラ43の代わりに両面レンズアレイを用いても良い。
図6(A),(B)は、本実施形態の第1の光源と第2の光源の時分割駆動について説明するための図である。ある時間T1のときには図6(A)に示すように、ストライプ状光源30のうち第1の光源であるAライン光源しか発光しておらず、第2の光源であるBライン光源は消灯している。Aライン光源はレンチキュラ31により指向性が付けられ、第1観察者の方向のみを照明する。このとき、第1観察者のみが映像を観察可能であり、透過型表示素子32は第1観察者用の映像を表示する。
次に、ある時間T2のときには図6(B)に示すように、ストライプ状光源30のうち第2の光源であるBライン光源しか発光しておらず、第1の光源であるAライン光源は消灯している。Bライン光源はレンチキュラ31により指向性が付けられ、第2観察者の方向のみを照明する。このとき、第2観察者のみが映像を観察可能であり、透過型表示素子32は第2観察者用の映像を表示する。
従って、時間T1の状態とT2の状態を高速で切り換えることにより、それぞれの観察者は映像の途切れ目なく、それぞれの観察者に対応した映像を観察することができる。
図7(A),(B)は、ストライプ状光源を備えた照明装置の具体例な構成例を示している。ここではストライプ状光源であってさらにラインごとにON、OFFを制御できることが特徴となっている。ここでは柱状のライトガイト(導光路)60を光源の数だけ並べて、各ライトガイド60の一端または両端に光源を配置した構成である。すなわち、第1の光源Aについてのライトガイド(導光部)60は、第1の光源Aの数だけ配置され、第1の導光部群を構成している。また、第2の光源Bについてのライトガイド(導光部)60は、第2の光源Bの数だけ配置され、第2の導光部群を構成している。
このような構成によれば、第1の光源である光源Aのみを発光させたり、または第2の光源である光源Bのみを発光させることができる。さらに画面の走査に応じて端の光源から順に発光させることも可能である。
図7(B)は、ライトガイド60の断面を示している。光源はLED等、発光体であればなんでもよい。ライトガイド60には通常ガラスまたは樹脂などが利用される。ライトガイド60の射出部60−1のみを砂目にしたり、突起等の反射部60−2を複数設けることで光源からの光の全反射条件がくずれ、光がライトガイド60の外部に射出されるようになっている。
図8は、照明装置の他の具体的な構成例を示している。ここでは図7のように個々のライトガイド60を個別の光源A,Bで照明するのではなく、導光路を第1光源用導光路(第1の導光路72)と第2光源用導光路(第2の導光路73)とに分け、それぞれを共通の光源または光源群(第1の光源70,第2の光源71)で照明する方式の例である。図8の構成では第1の導光路72はそれぞれが一端で結合されており、各導光路共通の光源(第1の光源70)で照明されるようになっている。また、第2の導光路73も同様にそれぞれが一端で結合されており、第1の光源70とは別の第2の光源71により照明されるようになっている。
第1の導光路72及び第2の導光路73はそれぞれ、2つの異なる射出方向を含む平面と略平行な方向に周期構造をもつストライプ形状(または櫛形形状)である。また、第1の導光部72に対する第2の導光部73の配置は前記周期構造の半ピッチ分ずれて配置されている。
このような構成によれば、第1の光源70、第2の光源71のON、OFF動作のみで、第1の導光路72または第2の導光路73からの照明のON、OFFを制御することができる。光源としては、幅広く照明できるような蛍光管やLEDをライン状に並べたもの、点光源と導光路によりライン光源としたものなどが利用できる。
図9(A),(B)は、照明装置のさらに他の具体的な構成例を示している。ここでは第1の導光路82及び第2の導光路83で示すように、導光板を上下に2枚組み合わせた構造を採用している。導光路82,83は個別の光源80,81を備えている。各導光部82,83には反射部(第1の導光路82の場合は溝状の第1の反射部A,第2の導光路83の場合は突起状の第2の反射部B)がライン状に設けられ、ライン発光を可能にしている。
その発光ラインが上下の導光路82,83においてずれるように、第1の反射部であるAライン、第2の反射部であるBラインが交互に配置されている。第1の光源80を点灯するとAラインが発光し、第2の光源81が点灯するとBラインが発光する。
第1の導光部82は、2つの異なる射出方向を含む平面と略平行な方向に周期構造をもつ第1の射出部82−1をストライプ状に配置した面形状であり、第2の導光部83は、2つの異なる射出方向を含む平面と略平行な方向に周期構造をもつ第2の射出部83−1をストライプ状に配置した面形状である。第1の射出部82−1に対する第2の射出部83−1の配置が同周期構造の半ピッチ分ずれて配置されるように、同第1の導光部72と同第2の導光部73とが重畳して配置されている。
図10(A),(B)は、本発明の映像表示装置の機能ブロック図である。映像入力部101,102を介して2つの映像信号が映像信号選択部108に入力された後、いずれか一方が選択されて表示素子駆動回路107に入力され、これによって表示素子106が駆動される。図10(B)は上記した映像信号選択部108の一構成例を示しており、映像入力部101から入力された映像信号は第1フィールドメモリ110に蓄積される。また、映像入力部102から入力された映像信号は第2フィールドメモリ111に蓄積される。制御回路103からの制御信号によりスイッチ112が切り換えられ、第1フィールドメモリ110または第2フィールドメモリ111の映像信号が選択的に表示素子駆動回路107に入力される。
光源駆動回路104は、表示素子106に表示される映像が第一観察者用映像であれば、第1光源を発光し、第二観察者用であれば、第2光源を発光させるようにバックライト105を制御する。
上記した映像信号選択部108、表示素子駆動回路107、光源駆動回路104は制御回路103により制御される。なお、光源駆動回路104及び制御回路103は照明切換手段を構成する。
また、表示モード切換手段としてのモード切り換え入力部100は、ユーザ操作によるモード切り換えにより動作モードの切り換えを行う部分である。動作モードの切換により、第1観察者のみ表示または第2観察者のみ表示、第1、第2観察者に同じ映像を表示、第1、第2観察者に別な映像を表示、などの動作を行わせることができる。ソフトウェアアプリケーションにより動作モードを切り換えるように設定することも可能である。
図11(A),(B),(C)は、車載用多画像表示装置に好適する光源の指向特性について説明するための図である。通常の表示装置では正面方向を最適な視認位置とみなしているが、本発明のように、見る方向に応じて複数の映像を観察するような表示装置では、最適な視認位置が正面方向でなく、それぞれの観察位置の方向が最適な視認位置となるようにする必要がある。特に2方向から観察するような場合においては、それぞれに対応する光源の指向特性を25°〜35°(この場合、正面方向を0°とする)に設定することでそれぞれの観察位置で輝度が高くなって視認性が向上し、また迷光の軽減にも有効である。
図11(B)は第1の光源の指向特性を示し、図11(C)は第2の光源の指向特性を示している。これらの指向特性グラフでは、輝度のピーク点を100%とし、その輝度に対する比率を中心から外周へ向かう直線を軸として表し、光源の正面方向を0°として射出方向を角度で表し、輝度の角度分布特性を表したものである。
ここでは、例として30°方向をピークとして持つような光源を第1の光源、第2の光源で角度特性が対称となるように配置したものである。
図12(A),(B)は、レンチキュラまたはレンズアレイと光源との配置関係について説明するための図である。
本発明は表示映像の指向性をバックライト照明の指向性を制御することによって実現しているが、このとき特に車載用多画像表示装置として、光源からの主光線が表示画面の法線方向から25度から35度の間に入るようにするためには、光指向性分離素子としてのレンチキュラ31(またはレンズアレイ)の頂点から光源までの距離に次のような関係が必要となってくる。
ここではレンズピッチの長さをPとし、レンズ頂点から光源までの長さをtとする。光源からの出射角が25度と35度の範囲にあり、レンズの屈折率として1.4〜2.0を想定し、レンチキュラ31内の光線が一番横たわる場合と光線が一番立つ場合を示す。また本実施形態では、レンズのピッチに対する光源の配置範囲として、通常レンズの境界から1/4ピッチ内側に入ったところを利用するが、射出角度を多くとるためになるべく外側レンズ境界付近に配置するとよいことから、レンズ境界から内側 0Pから1/4Pまでの範囲に光源を置くことを想定する。これによると、車載用多画像表示装置に実施する場合に最適である、レンズ頂点から光源までの長さtが求まる。
計算によると、0.56P≦t≦ 2.3P
が最適な長さtとなる。
ちなみに、立体表示用途として最適な長さtを求めると、
表示画面からの視距離250mm以上、眼幅約64mm、レンズ屈折率1.4と長さtが一番小さくなる条件を求めると、約7.3度の光線が出射することとなり、
t≧2.7P
と求まる。
図13は、本発明の映像表示装置を車載モニターとして搭載した場合の例を示している。第1観察者201の位置に助手席、第2観察者202の位置に運転席が位置するように設定することで、助手席への搭乗者と運転手とでそれぞれに対応した映像を観察することができる。例えば、運転手にはカーナビゲーションの映像やドライビング補助映像を提供しながら、同時に助手席の搭乗者にはTV映像やDVD映像、ゲーム、各種情報検索など様々な映像を提供することができる。これにより、運転中の視聴が規制されているようなTVや映画などの映像でも、助手席にのみ提供することで、助手席の搭乗者は車が移動中であってもTVや映画などの映像を視聴することができる。
図14は、本発明を立体映像表示装置に適用した場合の例である。表示画面304に対して第1観察位置に右目300が位置するようにし、第2観察位置に左目301が位置するように設定する。右目用映像302として右目用視差画像を提示し、左目用映像303として左目用視差画像を提示することで立体映像を観察することが可能である。
(付記)
上記した具体的な実施形態から以下のような構成の発明が抽出される。
1. 複数の映像を、その各映像に対応したそれぞれの方向に向けて表示可能な一つの表示画面を有する映像表示装置であって、
時分割で少なくとも2つの異なる方向に第1の光束及び第2の光束を射出する照明手段と、
前記照明手段から射出された前記第1の光束を光源とする第1の映像と前記第2の光束を光源とする第2の映像とを時分割で表示可能な透過型表示素子と、
前記第1の光束及び第2の光束の射出部の位置により異なる方向の指向性を持たせるための光指向性分離素子
を具備し、
前記照明手段は、
第1及び第2の光源と、
前記第1及び第2の光源からの光束を各別に導光する第1及び第2の導光部と、
を含み
前記第1の導光部における各第1の導光部毎に設けられた前記第1の光束が射出される第1の射出部と、前記第2の導光部における各第2の導光部毎に設けられた前記第2の光束が射出される第2の射出部とを、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向に交互に配置してなることを特徴とする映像表示装置。
対応する図面:少なくとも図1,2、7、8、9に対応する。
作用:第1の光源と導光部、射出部と第2の光源と導光部、射出部とが別体で構成されており、第1の光束と第2の光束を選択的に照明可能である。
効果:簡単な構成で2方向の指向性が切換可能な照明が得られ、これに時分割で異なる映像を表示可能な表示素子と組み合わせることで、見る方向に対応した映像を表示可能な映像表示装置が実現できる。
2. 前記第1の導光部は、
前記第1の光源からの光束を複数の光束に分割し、
少なくとも2つ以上の前記第1の射出部から射出させ、
前記第2の導光部は、
前記第2の光源からの光束を複数の光束に分割し、
少なくとも2つ以上の前記第2の射出部から射出させる
ことを特徴とした1に記載の映像表示装置。
対応する図面:少なくとも図8、9に対応する。
作用:第1及び第2の各複数の射出部はそれぞれ共通の第1の光源または第2の光源により照明される。
効果:少ない光源の個数で複数の分離された射出部から発光可能であり、コスト削減効果がある。
3. 前記第1及び第2の導光部は、
それぞれ、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向に周期構造をもつストライプ形状であり、
第1の導光部に対する第2の導光部の配置は同周期構造の半ピッチ分ずれて配置されていることを特徴とする1に記載の映像表示装置。
対応する図面:少なくとも図7、8に対応する。
作用:導光部が水平方向に第1、第2と交互に配置されている。
効果:異なる導光部で第1、第2導光部を構成し、交互に配置することで、発光領域を確実に分離し、確実に指向性を保つことができる。これにより映像のクロストークが軽減できる。
4. 前記第1の導光部は、
前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向に周期構造をもつ第1の射出溝をストライプ状に配置した面形状であり、
前記第2の導光部は、
前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向に周期構造をもつ第2の射出溝をストライプ状に配置した面形状であり、
同第1の射出溝に対する同第2の射出溝の配置が同周期構造の半ピッチ分ずれて配置されるように、同第1の導光部と同第2の導光部を重畳的に配置したことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
対応する図面:少なくとも図9に対応する。
作用:平面導光板に溝を切ったものが2枚重ねて配置される。
効果:通常よく用いられる平面導光板を用いることで、光源の配置や製造の面で容易である。
5. 前記光指向性分離素子は周期構造をもつレンチキュラレンズからなり、
各1周期分のレンズに対応した前記第1の射出部または前記第2の射出部は、少なくとも各1つ以上存在することを特徴とする1に記載の映像表示装置。
対応する図面:少なくとも図4,5,6,7に対応する。
作用:各射出部をレンチキュラレンズに対応させることにより、第1の射出部、第2の射出部の位置に応じて、指向性の方向が設定される。
効果:レンチキュラによりそれぞれの射出部からの光束に別々の方向の指向性をつけ、クロストークを低減する。
6. 前記第1の射出部と前記第2の射出部は一定時間周期で交互に光を射出することを特徴とする1に記載の映像表示装置。
対応する図面:少なくとも図8に対応する。
作用:第1、第2の射出部からの光を時分割で射出する。
効果:時分割で表示される表示素子と組み合わせることにより、それぞれの位置に対応した映像を表示でき、そのクロストークを低減することができる。
7. 前記第1の光源と前記第2の光源が交互に発光する時分割発光モードと、同第1の光源と同第2の光源の何れか一方のみ発光する単一発光モードと、同第1の光源と同第2の光源の両方が同時に発光する全発光モードと、を切り換えるための発光モード切換手段とを具備することを特徴とする1に記載の映像表示装置。
対応する図面:少なくとも図10に対応する。
作用:発光モードを切り換える発光モード切換手段を備える。
効果:異なる観察位置で異なる映像を見たい場合には時分割発光モードで、一方の観察者だけ映像を見たいときは単一発光モード、両観察者で同じ映像が見たい場合には両発光モードが選択でき、必要な光源のみ発光させることで低消費電力が図れる。
8. 前記第1の光束または前記第2の光束の光軸方向は透過型表示素子の法線を中心として略水平方向に左右各々略25度〜略35度に設定することを特徴とした1に記載の映像表示装置。
対応する図面:少なくとも図11に対応する。
作用:光束の指向性を略25〜35度に設定する。
効果:特に車載用途を考えた場合に最も見やすい条件となる。
9. 前記レンチキュラレンズにおける、前記透過型表示素子側の頂点から前記第1の射出部または前記第2の射出部までの長さをt、前記レンチキュラレンズの周期構造の1周期の長さをPとしたとき、
0. 56P ≦ t ≦ 2.3P
であることを特徴とする5に記載の映像表示装置。
対応する図面:少なくとも図12に対応する。
作用:指向性略25〜35度を実現するために、好ましいレンチキュラと射出部位置の関係である。
効果:この条件内で光源の位置を設定することで、指向性25度〜35度が実現できる。
10. 複数の映像を、その各映像に対応したそれぞれの方向に向けて表示可能な一つの表示画面を有する映像表示装置に用いられる照明装置であって、
時分割で少なくとも2つの異なる方向に第1の光束及び第2の光束を射出するために、
第1及び第2の光源と、
前記第1及び第2の光源からの光束を各別に導光する第1及び第2の導光部と、
を備え、
前記第1の導光部における各第1の導光部毎に設けられた前記第1の光束が射出される第1の射出部と、前記第2の導光部における各第2の導光部毎に設けられた前記第2の光束が射出される第2の射出部とを、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向に交互に配置してなることを特徴とする照明装置。
対応する図面:少なくとも図7、8、9に対応する。
作用:第1の光源と導光部、射出部と第2の光源と導光部、射出部とが別体で構成されており、第1の光束と第2の光束を選択的に照明可能である。
効果:簡単な構成で2方向の指向性が切換可能な照明が得られ、これに時分割で異なる映像を表示可能な表示素子と組み合わせることで、見る方向に対応した映像を表示可能な映像表示装置が実現できる。
本発明の映像表示装置の一使用例を示す図である。 本発明の映像表示装置の基本構成を示す図である。 本発明の映像表示装置の具体的な構成を示す図である。 図3に示す構成の断面構造を示す図である。 本実施形態の第1の光源と第2の光源の時分割駆動について説明するための図である。 本実施形態の第1の光源と第2の光源の時分割駆動について説明するための図である。 ストライプ状光源を備えた照明装置の具体例な構成例を示す図である。 照明装置の他の具体的な構成例を示す図である。 照明装置のさらに他の具体的な構成例を示す図である。 本発明の映像表示装置の機能ブロック図である。 車載用多画像表示装置に好適する光源の指向特性について説明するための図である。 本発明の映像表示装置を車載モニターとして搭載した場合の例を示す図である。 本発明の映像表示装置を車載モニターとして搭載した場合の例を示す図である。 本発明を立体映像表示装置に適用した場合の例を示す図である。
符号の説明
20…発光領域分割光源、21…光指向性分離素子、22…光拡散素子、23…透過型表示素子、30…ストライプ状光源、31…レンチキュラ、32…透過型表示素子、33…ドットマトリクス状光源、34…レンズアレイ、100…モード切り換え入力部、101…映像入力部、102…映像入力部、103…制御回路、104…光源駆動回路、105…バックライト、106…表示素子、107…表示素子駆動回路、108…映像信号合成回路、109…フィールドメモリ。

Claims (9)

  1. 複数の映像を、その各映像に対応したそれぞれの方向に向けて表示可能な一つの表示画面を有する映像表示装置であって、
    時分割で少なくとも2つの異なる方向に第1の光束及び第2の光束を射出する照明手段と、
    前記照明手段から射出された前記第1の光束を光源とする第1の映像と前記第2の光束を光源とする第2の映像とを時分割で表示可能な透過型表示素子と、
    前記第1の光束及び第2の光束の射出部の位置により異なる方向の指向性を持たせるための光指向性分離素子と、
    を具備し、
    前記照明手段は、第1及び第2の光源と、前記第1及び第2の光源からの光束を各別に導光する第1及び第2の導光部と、を含み、
    前記第1の導光部における各第1の導光部毎に設けられた前記第1の光束が射出される第1の射出部と、前記第2の導光部における各第2の導光部毎に設けられた前記第2の光束が射出される第2の射出部とを、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向であって第1観察者と第2観察者とがそれぞれ異なる画像を観察できるべく当該映像表示装置の表示画面に対して右及び左前方に位置した際に、それぞれの観察者の位置に向けて光源からの光を出射できる方向に交互に配置してなるものであり、
    かつ、
    前記第1の導光部は、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向であって第1観察者と第2観察者とがそれぞれ異なる画像を観察できるべく当該映像表示装置の表示画面に対して右及び左前方に位置した際に、それぞれの観察者の位置に向けて光源からの光を出射できる方向に周期構造をもつ第1の射出部をストライプ状に配置した面形状であり、
    前記第2の導光部は、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向であって第1観察者と第2観察者とがそれぞれ異なる画像を観察できるべく当該映像表示装置の表示画面に対して右及び左前方に位置した際に、それぞれの観察者の位置に向けて光源からの光を出射できる方向に周期構造をもつ第2の射出部をストライプ状に配置した面形状であり、
    同第1の射出部に対する同第2の射出部の配置が同周期構造の半ピッチ分ずれて配置されるように、同第1の導光部と同第2の導光部を重畳的に配置したことを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記第1の導光部は、前記第1の光源からの光束を複数の光束に分割し、少なくとも2つ以上の前記第1の射出部から射出させ、
    前記第2の導光部は、前記第2の光源からの光束を複数の光束に分割し、少なくとも2つ以上の前記第2の射出部から射出させることを特徴とした請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記第1及び第2の導光部は、それぞれ、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向であって第1観察者と第2観察者とがそれぞれ異なる画像を観察できるべく当該映像表示装置の表示画面に対して右及び左前方に位置した際に、それぞれの観察者の位置に向けて光源からの光を出射できる方向に周期構造をもつストライプ形状であり、
    第1の導光部に対する第2の導光部の配置は同周期構造の半ピッチ分ずれて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  4. 前記光指向性分離素子は周期構造をもつレンチキュラレンズからなり、各1周期分のレンズに対応した前記第1の射出部または前記第2の射出部は、少なくとも各1つ以上存在することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  5. 前記第1の射出部と前記第2の射出部は一定時間周期で交互に光を射出することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  6. 前記第1の光源と前記第2の光源が交互に発光する時分割発光モードと、同第1の光源と同第2の光源の何れか一方のみ発光する単一発光モードと、同第1の光源と同第2の光源の両方が同時に発光する全発光モードと、を切り換えるための発光モード切換手段とを具備することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  7. 前記第1の光束または前記第2の光束の光軸方向は透過型表示素子の法線を中心として略水平方向に左右各々略25度〜略35度に設定することを特徴とした請求項1に記載の映像表示装置。
  8. 前記レンチキュラレンズにおける、前記透過型表示素子側の頂点から前記第1の射出部または前記第2の射出部までの長さをt、前記レンチキュラレンズの周期構造の1周期の長さをPとしたとき、
    0. 56P ≦ t ≦ 2.3P
    であることを特徴とする請求項に記載の映像表示装置。
  9. 複数の映像を、その各映像に対応したそれぞれの方向に向けて表示可能な一つの表示画面を有する映像表示装置に用いられる照明装置であって、
    時分割で少なくとも2つの異なる方向に第1の光束及び第2の光束を射出するために、
    第1及び第2の光源と、
    前記第1及び第2の光源からの光束を各別に導光する第1及び第2の導光部と、
    を備え、
    前記第1の導光部における各第1の導光部毎に設けられた前記第1の光束が射出される第1の射出部と、前記第2の導光部における各第2の導光部毎に設けられた前記第2の光束が射出される第2の射出部とを、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向であって第1観察者と第2観察者とがそれぞれ異なる画像を観察できるべく当該映像表示装置の表示画面に対して右及び左前方に位置した際に、それぞれの観察者の位置に向けて光源からの光を出射できる方向に交互に配置してなるものであり、
    かつ、
    前記第1の導光部は、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向であって第1観察者と第2観察者とがそれぞれ異なる画像を観察できるべく当該映像表示装置の表示画面に対して右及び左前方に位置した際に、それぞれの観察者の位置に向けて光源からの光を出射できる方向に周期構造をもつ第1の射出部をストライプ状に配置した面形状であり、
    前記第2の導光部は、前記2つの異なる方向を含む平面と略平行な方向であって第1観察者と第2観察者とがそれぞれ異なる画像を観察できるべく当該映像表示装置の表示画面に対して右及び左前方に位置した際に、それぞれの観察者の位置に向けて光源からの光を出射できる方向に周期構造をもつ第2の射出部をストライプ状に配置した面形状であり、
    同第1の射出部に対する同第2の射出部の配置が同周期構造の半ピッチ分ずれて配置されるように、同第1の導光部と同第2の導光部を重畳的に配置したことを特徴とする照明装置。
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