JP4400799B2 - Absorption method of road traffic vibration propagating on the ground surface - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主に、道路を走行する車両等が発生させる振動が近隣家屋へ伝播するのを防止する地盤表層を伝播してくる道路交通振動の吸収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
道路を自動車が走行することによって生じる地盤振動、いわゆる道路交通振動は、近年振動公害の一つとしてクローズアップされている。道路交通振動は、主に、路面の凹凸に自動車の衝撃荷重が作用して発生する場合と、高速道路や橋梁の乗り入れ部分などの継ぎ目や段差による衝撃が橋脚を伝播して発生する場合とがあり、発生した振動は地盤中を減衰しながら伝播し、建物やその中の人にまで到達する。振動は、単に建物に対する物理的な影響にとどまらず、人に大きな振動が加わると心理的な影響があり、健康にも大きな影響を及ぼす。
【0003】
道路交通振動の対策としては、透水性に優れた排水性舗装などにより道路構造そのものを振動の伝播し難い路床構造とするなどの対策がとられているほか、地中を伝播してくる振動に対しては、熱可塑性樹脂の発泡体を埋設するなどの対策が採られている。このような対策の1つとして、例えば、実公昭64−443号公報記載の「防振壁材」がある。この防振壁材は、「熱可塑性樹脂の発泡体の少なくとも両面に、ポリエステル樹脂または強化プラスチックを積層して表被層を設けてなる」ものである。表被層は発泡体に対する防水層としての役目を果たし、土中の水分を吸収するのを防止する。このようにして、発泡体の持つ防振機能を失うことなく長期に亘り防振効果を確保できるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、道路交通振動のうち地中を伝播してくる振動に対しては、一定の防振効果を得られるものの、路面表層のように比較的浅い部分を伝播してくる振動に対しては必ずしも十分な対策とはなっていなかった。この発明はかかる現況に鑑みてなされたもので、路床の比較的浅い部分である地盤表層を伝播してくる道路交通振動の吸収方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するために次のような構成とした。即ち、地盤表層を伝播してくる道路交通振動の吸収方法は、ゴム又はプラスチックスと発泡材とを積層してなる振動吸収体を道路の路肩に設けた側溝の外面側に配設することを特徴とする。前記振動吸収体を側溝の外面側全体を包み込むように配設してもよいし、振動吸収体を側溝の底面と道路側とは反対側の面にL字状に配設してもよい。また、振動吸収体を側溝の道路側の側面に配設することも可能である。
【0006】
また、この発明に係る地盤表層を伝播してくる道路交通振動の吸収方法は、ゴム又はプラスチックスを棒状体に形成し、前記棒状体を板状体の発泡材に埋設してなる振動吸収体となし、前記振動吸収体を道路の路肩に設けた側溝の外面側に配設することを特徴とする。棒状体が側溝の角部に位置するように配設することが好ましい。前記振動吸収体を側溝の底面と道路側の面にL字状に配設するとともに、棒状体が側溝の角部に位置するように配設するか、振動吸収体を側溝の底面側において切り欠くとともに、棒状体が側溝の角部に位置するように配設するようにしてもよい。
【0007】
さらに、前記側溝は、U形側溝、L形側溝、円形側溝のいずれであってもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、図面に示す実施形態に基づいて、この発明を詳細に説明する。まず、図1は、この発明に係る振動吸収体の第一実施形態を示し、板状体のゴム又はプラスチックスと発泡材とを積層してなる振動吸収体Xの断面図である。図1において、1はゴム又はプラスチックス、2は発泡材、3は合成樹脂による被覆層である。ゴム又はプラスチックス1はソリッド体であり、発泡材2の間に挟持するように一体に積層されており、被覆層3が前記発泡材2の外面に一体に設けられている。前記被覆層3は、発泡材2に樹脂コーティングしたり、シートを接着したり、あるいはシートを発泡材2の成形と同時に積層するなど任意の手段により設けることができる。
【0009】
前記ゴム又はプラスチックス1と発泡材2とは積層されているが、ゴム又はプラスチックス1は1層に限らず2層以上を積層してもよい。ゴム又はプラスチックス1を2層以上積層する場合には、発泡材2と交互に積層し、両外面側に発泡材2が位置するように形成する。尚、前記被覆層3は適宜省略することができる。
【0010】
前記ゴム又はプラスチックス1と発泡材2の材質には、公知の種々のものを使用することができる。ゴムには、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、注型ウレタン等の土木、建築用に使用されているすべてのゴムを使用することができる。また、プラスチックスには、例えば、スチレン系TPE、オレフィン系TPE、塩ビ系TPE、ウレタン系TPE、ポリエステル系TPE、ポリアミド系TPE等のすべてのTPE、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂、尿素樹脂、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、ビニル系樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアセタール樹脂、アクリル系樹脂、ナイロン系樹脂等の熱可塑性樹脂を使用することができる。
【0011】
前記ゴム、TPE、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等の有機高分子は1種類または2種類以上を組み合わせて使用することができ、さらに、繊維や無機系充填剤等を混入した複合材として使用してもよい。繊維には、植物繊維、動物繊維、鉱物繊維等の天然繊維があり、有機系繊維(再生人造繊維、半合成繊維、合成繊維)、無機系繊維(金属繊維、炭素繊維、シリカ系繊維、ボロン繊維)からなる人造繊維がある。また、無機系充填剤としては、カーボンブラック、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化鉛等の金属酸化物、金属粉、セラミックス等を使用することができる。前記繊維は、短繊維として混入することができ、さらに、前記無機系充填剤は、1種類以上を粉末の状態で混入することができる。
【0012】
また、前記板状体のゴム又はプラスチックス1には、補強用として金属板、金網等を埋設してもよい。さらに、前記板状体のゴム又はプラスチックス1にカーボンブラック、金属酸化物、金属粉、セラミックスを混入した場合には、電気抵抗値、誘電率、比重等を調節でき、振動エネルギーを熱エネルギーに効率よく変換できる振動吸収体Xとすることができる。
【0013】
図2は、この発明に係る振動吸収体の第二実施形態を示し、第一実施形態とは反対に、振動吸収体Yは板状体のゴム又はプラスチックス1の間に発泡材2を一体に挟持して形成されている。この実施形態のようにゴム又はプラスチックス1を発泡材2の両外面側に配設した場合には、第一実施形態における被覆層3を省略することが可能である。この実施形態においても、使用する材質及びその組み合わせは第一実施形態の場合と同じである。
【0014】
前記振動吸収体Yは発泡材2を1層に限らず2層以上としてもよい。発泡材2を2層以上積層する場合には、ゴム又はプラスチックス1と交互に積層し、両外面側にゴム又はプラスチックス1が位置するように形成する。
【0015】
図3は、この発明に係る振動吸収体の第3実施形態を示し、振動吸収体Zは、ゴム又はプラスチックス1Aを板状体ではなく棒状体に形成し、発泡材2Aに全部または一部を埋設することによって形成したものである。前記ゴム又はプラスチックス1Aは、2つ以上を適宜の間隔で配設してもよく、例えば、図3に示すように、一部を埋設する場合には、発泡材2Aの一方側の面に露出するように埋設すればよい。また、実際に設置するときの配設方向は地面と直角であっても平行であってもよい。この実施形態におけるゴム又はプラスチックス1A及び発泡材2Aに使用する材質も上記実施形態の場合と同様であり、ゴム又はプラスチックス1Aには、ゴム、TPE、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等の1種類または2種類以上を組み合わせて使用することができ、さらに、繊維や無機系充填剤等を混入した複合材として使用してもよい。また、無機系充填剤である金属粉やセラミックスを混入して振動エネルギーを熱エネルギーに変換する振動吸収体としてもよい。金属粉やセラミックスを混入した場合には、単独のゴム又はプラスチックスよりも高い振動吸収効果が得られる。
【0016】
上記実施形態において、ゴム又はプラスチックス1を複数層設ける場合には、材質は必ずしも同一なものに限らず異質な材質により形成してもよく、また、形状を異ならしめてもよい。例えば、ゴム又はプラスチックス1を二層構造として材質を異ならしめる場合には、一層目を板状またはシート状のゴム又はプラスチックス1とし、二層目を前記板状またはシート状のゴム又はプラスチックスにセラミックスを混入した板状またはシート状のゴム又はプラスチックスとしてもよい。
【0017】
また、形状を異ならしめる場合には、図4に示すように、一層目に表裏を交互開口せしめた小室を連続してなる、いわゆるハニカム構造のゴム又はプラスチックス1aとし、二層目を板状またはシート状のゴム又はプラスチックス1bとしてもよい。いずれにしても、ゴム又はプラスチックス1を構成する材質は上記例示の中から任意に決定することができ、さらにその形状は特に限定されるものではない。従って、二層構造とする場合には、それぞれの層において任意に選択した材質と形状を組み合わせることができる。
【0018】
図5以下は、上記振動吸収体を道路の路肩に設けた側溝の外面側に配設する地盤表層を伝播してくる道路交通振動の吸収方法の実施形態を示す断面図である。この発明は、道路交通振動のうち地中を伝播してくる振動に対してよりも、路面表層のような比較的浅い部分を伝播してくる振動を吸収し、家屋や人に対する影響を減少させようとするものである。そこで、道路との境界をなす側溝と一体に配することを提案する。図5〜図7は第一実施形態の振動吸収体Xを配した断面図である。
【0019】
図5は、道路10と歩道または宅地11との境界をなす路肩にU形側溝20を設け、前記U形側溝20の外面側全体に振動吸収体Xを配設した実施形態を示す。前記U形側溝20はU形ブロック本体21の上端に蓋22が設置されており、鉄筋コンクリート製である。振動吸収体Xは、前記U形ブロック本体21の外面側全面に充填した砂、砂利、割石等の天然骨材23を介して配設されている。振動吸収体Xは、U形ブロック本体21と同様にU形に形成し包み込むようにして配設され、上端の露出面には表面保護層24が設けられている。表面保護層24は、公知の無機系塗料または有機系塗料を塗布することによって設けることができ、耐候性、耐火性を持たせることができる。
【0020】
図6は、図5における実施形態において、振動吸収体XをU形側溝20の外面側全体に設けることがなく、道路10側を除去しL字状に形成した場合の実施形態を示す。従って、同一構成については同一符号を付してその説明は省略する。以下の説明においても同様である。この実施形態においても、U形ブロック本体21の外面側には天然骨材23が充填されており、L字状振動吸収体Xは前記天然骨材23を介して設けられている。尚、図5及び図6の実施形態において、天然骨材23を省略して振動吸収体XをU形ブロック本体21の外面側に直接当接して配設してもよい。
【0021】
図7は、L字状振動吸収体XをU形ブロック本体21の道路10側の側面に沿わせると共に、L字状振動吸収体Xの底部先端部を道路10の方向に向かせて設けた場合である。図示する実施形態では、天然骨材を介することなくL字状振動吸収体XをU形ブロック本体21に当接させたが、天然骨材を介して設けてもよい。また、振動吸収体Xは、上記実施形態とは反対に、U形ブロック本体21の歩道または宅地11側の側面に沿わせて、L字状振動吸収体Xの底部先端部を歩道または宅地11の方向に向かせてよい。さらに、振動吸収体Xは、まっすぐな板状体としU形ブロック本体21の側面のいずれか一方にのみ設ける構造としてもよい。
【0022】
図8は、図3に示す振動吸収体ZをU形側溝20に配設した場合の実施形態を示し、図5の実施形態に対応する。この実施形態では、振動吸収体Zは、発泡材2AをU形に形成し角部内側にゴム又はプラスチックス1Aを配設されている。発泡材2Aの上端の露出面には表面保護層24が設けられている。尚、前記ゴム又はプラスチックス1Aは、U形ブロック本体21の側面に位置するように配設してもよく、また、側面と角部の両方に配設してもよい。
【0023】
図9は、図8における実施形態において振動吸収体ZをU形側溝20の外面側全体に設けることがなく、歩道または宅地11側を除去しL字状に形成した場合の実施形態を示し、図10は、図8における実施形態において底部の中央部を切り欠きL字状振動吸収体Zを向かい合わせた状態の実施形態を示す。尚、図9及び図10において、振動吸収体Zは、図7に示すように、L字状振動吸収体Zの底部先端部を道路10あるいは歩道または宅地11の方向に向かせるように設けてもよい。
【0024】
尚、上記実施形態では振動吸収体X、Zについて示したが、振動吸収体Yについても全く同様に形成することができることは当然である。
【0025】
図11〜図13は、L形側溝に実施した場合の形態を示す。L形側溝においても上記U形側溝の実施形態を応用して実施することが可能である。L形側溝25が道路10と歩道または宅地11との境界をなす路肩に設けられており、図11は、前記L形側溝25の外面側全体に振動吸収体Xを配設した実施形態を示し、図12は、道路10側を切り欠いてL字状に形成した振動吸収体Yを配設した実施形態を示し、図13は、前記L形側溝25の外面側全体に振動吸収体Zを配設した実施形態を示す。
【0026】
上記L形側溝においても、上記U形側溝の実施形態と同様に種々に変形応用することが可能であることはもちろんである。また、地盤表層を伝播してくる道路交通振動の吸収方法の実施形態については、U形側溝及びL形側溝について説明したが、円形側溝、その他の公知の側溝に応用適用することができるものである。
【0027】
上記構成の地盤表層を伝播してくる道路交通振動の吸収方法は、車両走行時に発生する道路交通振動ばかりでなく、道路工事に伴って発生する振動にも対応することができる。また、高速道路や橋梁の乗り入れ部分などの継ぎ目や段差による衝撃が橋脚を伝播して発生する振動を防止することができる。また、振動が発生する工場周辺に設けることにより、近隣家屋への振動の伝播を防止あるいは軽減することができる。特に、上記振動のうち、地盤の比較的浅い表層を伝播してくる振動の防止に有効である。
【0028】
【発明の効果】
この発明に係る地盤表層を伝播してくる道路交通振動の吸収方法は、表層を伝播してくる振動を側溝の側壁面において吸収し、振動による被害を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動吸収体の一実施形態を示す断面図である。
【図2】同じく振動吸収体の一実施形態を示す断面図である。
【図3】同じく振動吸収体の一実施形態を示す断面図である。
【図4】ゴム又はプラスチックスを形状を異ならしめた二層構造とした振動吸収体の一実施形態を示す断面図である。
【図5】振動吸収体をU字形に形成し、U形側溝を包み込むように設けた状態の断面図である。
【図6】振動吸収体をL字形に形成し、U形側溝の歩道側に設けた状態の断面図である。
【図7】振動吸収体をL字形に形成し、先端部を道路側に向けた状態の断面図である。
【図8】ゴム又はプラスチックスを棒状に形成してなる振動吸収体をU字形に形成し、U形側溝を包み込むように設けた状態の断面図である。
【図9】ゴム又はプラスチックスを棒状に形成してなる振動吸収体をL字形に形成し、U形側溝の道路側に設けた状態の断面図である。
【図10】ゴム又はプラスチックスを棒状に形成してなる振動吸収体をL字形に形成し、向かい合わせた状態の断面図である。
【図11】L形側溝を包み込むように設けた状態の断面図である。
【図12】振動吸収体をL字形に形成し、先端部を道路側に向けた状態の断面図である。
【図13】ゴム又はプラスチックスを棒状に形成してなる振動吸収体をL形側溝に設けた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 ゴム又はプラスチックス
1A ゴム又はプラスチックス
2 発泡材
2A 発泡材
3 被覆層
10 道路
11 歩道または宅地
20 U形側溝
21 U形ブロック本体
22 蓋
23 天然骨材
X 振動吸収体
Y 振動吸収体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention mainly relates to a method for absorbing road traffic vibration that propagates through a ground surface layer that prevents vibration generated by vehicles traveling on a road from propagating to neighboring houses.
[0002]
[Prior art]
In recent years, ground vibration caused by traveling of automobiles on roads, so-called road traffic vibration, has been highlighted as one of vibration pollution. Road traffic vibrations are mainly caused by the impact load of automobiles on the unevenness of the road surface, and there are cases where impacts due to joints or steps such as highway and bridge entry are propagated through bridge piers. Yes, the generated vibration propagates while attenuating the ground and reaches the building and the people in it. Vibration is not just a physical effect on buildings, but when a large vibration is applied to a person, it has a psychological effect and has a significant impact on health.
[0003]
As measures against road traffic vibration, measures such as making the road structure itself a roadbed structure where vibrations are difficult to propagate, such as drainage pavement with excellent water permeability, are also taken. For this, measures such as embedding a foam of a thermoplastic resin are taken. As one of such measures, for example, there is a “vibration isolation wall material” described in Japanese Utility Model Publication No. 64-443. This anti-vibration wall material “is formed by laminating a polyester resin or a reinforced plastic on at least both surfaces of a thermoplastic resin foam to provide a cover layer”. The cover layer serves as a waterproof layer for the foam and prevents absorption of moisture in the soil. In this way, the vibration-proofing effect can be ensured for a long time without losing the vibration-proofing function of the foam.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, although it is possible to obtain a certain anti-vibration effect against vibrations propagating through the ground among road traffic vibrations, it is not always necessary for vibrations propagating through relatively shallow parts such as the road surface layer. It was not a sufficient measure. The present invention has been made in view of the present situation, and provides a method of absorbing road traffic vibration that propagates through the ground surface layer, which is a relatively shallow portion of the roadbed.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is configured as follows. In other words, a method for absorbing road traffic vibrations propagating on the ground surface layer is to place a vibration absorber formed by laminating rubber or plastics and foam on the outer surface side of the side groove provided on the road shoulder. Features. The vibration absorber may be disposed so as to wrap the entire outer surface side of the side groove, or the vibration absorber may be disposed in an L shape on the surface opposite to the bottom surface of the side groove and the road side. It is also possible to arrange the vibration absorber on the side surface of the side groove on the road side.
[0006]
Also, the method for absorbing road traffic vibration propagating through the ground surface layer according to the present invention is a vibration absorber formed by forming rubber or plastics into a rod-like body and embedding the rod-like body in a foam material of a plate-like body. The vibration absorber is arranged on the outer surface side of the side groove provided on the shoulder of the road. It is preferable to arrange the rod-shaped body so as to be positioned at the corners of the side grooves. The vibration absorber is disposed in an L shape on the bottom surface of the side groove and the surface on the road side, and the rod-shaped body is disposed at the corner of the side groove, or the vibration absorber is cut on the bottom surface side of the side groove. In addition, the rod-shaped body may be disposed so as to be positioned at the corner of the side groove.
[0007]
Further, the side groove may be a U-shaped side groove, an L-shaped side groove, or a circular side groove.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on embodiments shown in the drawings. First, FIG. 1 shows a first embodiment of a vibration absorber according to the present invention, and is a cross-sectional view of a vibration absorber X formed by laminating a rubber or plastics plate material and a foam material. In FIG. 1, 1 is rubber or plastics, 2 is a foam material, and 3 is a coating layer made of synthetic resin. The rubber or
[0009]
The rubber or
[0010]
Various known materials can be used for the rubber or
[0011]
Organic polymers such as rubber, TPE, thermosetting resin and thermoplastic resin can be used singly or in combination of two or more, and used as a composite material mixed with fibers, inorganic fillers, etc. May be. Fibers include natural fibers such as plant fibers, animal fibers and mineral fibers, organic fibers (regenerated artificial fibers, semi-synthetic fibers, synthetic fibers), inorganic fibers (metal fibers, carbon fibers, silica fibers, boron) Fiber). As the inorganic filler, carbon black, zinc oxide, magnesium oxide, lead oxide and other metal oxides, metal powder, ceramics, and the like can be used. The fibers can be mixed as short fibers, and one or more inorganic fillers can be mixed in a powder state.
[0012]
The plate-like rubber or
[0013]
FIG. 2 shows a second embodiment of the vibration absorber according to the present invention. Contrary to the first embodiment, the vibration absorber Y is formed by integrating a
[0014]
In the vibration absorber Y, the
[0015]
FIG. 3 shows a third embodiment of the vibration absorber according to the present invention. The vibration absorber Z is formed by forming rubber or plastics 1A into a rod-like body instead of a plate-like body, and all or part of the
[0016]
In the above embodiment, when a plurality of layers of rubber or
[0017]
In the case of different shapes, as shown in FIG. 4, a so-called honeycomb-structured rubber or plastics 1a having a continuous chamber in which the front and back surfaces are alternately opened in the first layer is formed, and the second layer is plate-shaped. Or it is good also as sheet-like rubber or plastics 1b. In any case, the material constituting the rubber or
[0018]
FIG. 5 and the following are cross-sectional views showing an embodiment of a method for absorbing road traffic vibration propagating through the ground surface layer in which the vibration absorber is disposed on the outer surface side of a gutter provided on the road shoulder . The present invention absorbs vibrations propagating through a relatively shallow portion such as the surface of the road surface rather than vibrations propagating through the ground in road traffic vibrations, and reduces the impact on houses and people. It is about to try. Therefore, it is proposed to arrange it integrally with a gutter that forms a boundary with the road. 5-7 is sectional drawing which has arrange | positioned the vibration absorber X of 1st embodiment.
[0019]
Figure 5 is provided with a
[0020]
6, in the embodiment in FIG. 5, the vibration absorber X without providing the entire outer surface of the
[0021]
In FIG. 7, the L-shaped vibration absorber X is provided along the side surface of the U-shaped block
[0022]
FIG. 8 shows an embodiment in which the vibration absorber Z shown in FIG. 3 is disposed in the
[0023]
9, without providing the entire outer surface of the
[0024]
In the above embodiment, the vibration absorbers X and Z are shown. However, it is natural that the vibration absorber Y can be formed in the same manner.
[0025]
FIGS. 11-13 shows the form at the time of implementing to an L-shaped side groove. The embodiment of the U-shaped side groove can also be applied to the L-shaped side groove. L-shaped
[0026]
Of course, the L-shaped side groove can be variously modified and applied as in the embodiment of the U-shaped side groove. Moreover, although the U-shaped side groove and the L-shaped side groove have been described for the embodiment of the method for absorbing the road traffic vibration propagating on the ground surface layer, it can be applied to circular side grooves and other known side grooves. is there.
[0027]
The road traffic vibration absorbing method propagating through the ground surface layer having the above-described configuration can cope with not only road traffic vibration generated when the vehicle is traveling, but also vibration generated during road construction. In addition, it is possible to prevent vibration generated by impacts caused by seams or steps in a highway or a bridge entry portion and the like propagating through a bridge pier. In addition, by providing it in the vicinity of a factory where vibrations are generated, propagation of vibrations to neighboring houses can be prevented or reduced. In particular, it is effective in preventing vibrations that propagate through a relatively shallow surface layer of the ground.
[0028]
【The invention's effect】
The road traffic vibration absorbing method propagating through the ground surface layer according to the present invention absorbs the vibration propagating through the surface layer at the side wall surface of the side groove, thereby reducing the damage caused by the vibration.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of a vibration absorber.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing an embodiment of a vibration absorber.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing an embodiment of a vibration absorber.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing an embodiment of a vibration absorber having a two-layer structure in which rubber or plastics has a different shape.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a state in which a vibration absorber is formed in a U shape and is provided so as to wrap a U-shaped side groove.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a state in which a vibration absorber is formed in an L shape and is provided on the sidewalk side of a U-shaped side groove.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a state in which the vibration absorber is formed in an L shape and the tip is directed to the road side.
FIG. 8 is a cross-sectional view of a state in which a vibration absorber formed by rubber or plastics in a bar shape is formed in a U shape and is provided so as to wrap a U-shaped side groove.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing a state in which a vibration absorber formed by rubber or plastics in a rod shape is formed in an L shape and provided on the road side of a U-shaped side groove.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a state in which a vibration absorber formed by sticking rubber or plastics into a rod shape is formed in an L shape and face each other.
FIG. 11 is a cross-sectional view of a state where an L-shaped side groove is provided so as to be wrapped.
FIG. 12 is a cross-sectional view of a state in which the vibration absorber is formed in an L shape and the tip is directed to the road.
FIG. 13 is a cross-sectional view of a state in which a vibration absorber formed by sticking rubber or plastics into a L-shaped side groove is provided.
[Explanation of symbols]
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