JP4400760B2 - 画像データ補間装置、画像データ印刷装置、画像データ補間方法および画像データ補間プログラムを記録した媒体 - Google Patents
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Description
ニアリスト法やキュービック法などの各種の手法にはそれぞれに得失があるが、利用者がそれを選択するのは難しく、また、どちらか一方に固定したとすれば、不得手な画像に対して補間結果の品質が低下する。
特開平6−225140号公報に開示された発明においては、予めパターンを用意しておくことから補間倍率が固定的にならざるを得ないし、カラーの画像を前提とするとパターンの数が膨大となって予め用意しておくこと自体が困難である。
また、本発明で提供される画像データ補間装置は、画像をドットマトリクス状の画素で表現した画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データにおける構成画素数を増やす補間処理を行うにあたり複数の補間処理の中から選択して実行可能な画素補間手段と、前記画像データについての前記補間処理に関連する特徴量を取得する特徴量取得手段と、前記特徴量取得手段によって取得された特徴量に応じた補間結果を得ることが可能な補間処理を選択して前記画素補間手段に実行させる補間処理選択手段と、前記画素補間手段が実行可能な画像処理を表示して選択を入力する画像処理選択手段と、前記画像処理選択手段によって前記画像データの拡大処理と前記画像データのシャープさの変更処理とが共に選択されたか否かを判断する同時処理判断手段と、前記同時処理判断手段によって前記画像データの拡大処理と前記画像データのシャープさの変更処理とが共に選択されたと判断された場合、上記画像データにおける構成画素数を増やして画像を拡大するにあたり、補間する画像データの変化度合いを調整することにより前記画像処理選択手段にて選択されたシャープさとなるように補間処理を実行可能な前記画素補間手段とを具備する構成としてある。
このような画像データ補間装置は単独で存在する場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各種の態様を含む。従って、ソフトウェアであったりハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。
発明の思想の具現化例として画像データ補間装置のソフトウェアとなる場合には、かかるソフトウェアを記録した記録媒体上においても本発明は当然に存在し、利用されるといわざるをえない。
さらに、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現されている場合においても発明の思想において全く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものとしてあってもよい。
なお、本発明をソフトウェアで実施する場合、発明がプログラムを記録した媒体として実現されるのみならず、本発明がプログラム自体として実現されるのは当然であり、プログラム自体も本発明に含まれる。
画像データ取得手段は、かかる画像データを取得するものであり、上記画素補間手段が構成画素を増やすための補間処理を行うにあたり、対象となる画像データを保持するようなものであればよい。従って、その取得手法は特に限定されるものではなく、各種のものを採用可能である。例えば、インターフェイスを介して外部機器から取得するものであってもよいし、撮像手段を備えて画像を撮像するものであっても良い。また、コンピュータグラフィックアプリケーションを実行してマウスやキーボードから入力するものであってもよい。
その一例として、上記画素補間手段は、上記補間処理の選択肢として複数の補間処理を重ねて実行する補間処理を有する構成としてあるすることもできる。
このように構成した場合には、上記画素補間手段が補間処理の選択肢の一つとして複数の補間処理を重ねて実行する。すなわち、最初にある補間処理で画素を補間した後、重ねて別の補間処理で画素を補間する。これにより独立した補間処理としては二種類であっても、それを重ねて行う処理も含めて三種類の選択肢といえる。
また、実行する補間処理は全画素について一定のものに限る必要もない。その一例として、上記特徴量取得手段は、画像の一部の領域ごとに特徴量を取得し、上記補間処理選択手段は、当該領域毎に取得された特徴量に基づいて上記画素補間手段における補間処理を選択して実行させる構成とすることもできる。
従って、画像全体に一律の補間処理を施す必要が無くなり、総合的な意味で最適な結果を得ることが可能となる。
自然画とはいわゆる実写画像のようなものを意味し、非自然画はビジネスグラフに代表されるコンピュータグラフィックスなどを意味する。特徴的には自然画であれば多色を利用していると考えられるし、非自然画であれば利用色数は少ないといえる。むろんこの他に見出される特徴に対応するものであってもよいが、画素補間手段はこのような特徴的な差異を有する自然画と非自然画のそれぞれに最適な補間処理を実行可能となっている。
このようにすれば、非自然画の場合に最近隣内挿法による高速処理というメリットが得られ、自然画の場合に3次たたみ込み内挿法によるシャープさの保持というメリットが得られる。
非自然画と自然画とでは画素あたりの表現量の多少に差が出てくることが多く、最近隣内挿法は処理が単純であるために高速処理が可能である反面、自然画に対しては不自然な感じが表れることになりかねない。一方、3次たたみ込み内挿法はシャープさを保持できるものの処理は複雑であり、補間処理に要する演算負荷が大きく、処理時間が多くかかるといえる。
特徴量取得手段は画像データについての特徴量を取得するが、この特徴量自体は補間処理に関連する性質のものである。上述したようにその一例としては自然画であるか非自然画であるかといったことを判定することにより得られるが、その取得手法はさまざまである。
このように構成した場合には、特徴量取得手段が各画素のデータを所定の基準で集計する。すなわち、画像データ自身からその画像の内容の種類を判定する特徴量を取得する。むろん、集計手法は各種の統計手法などを採用可能であるが、ヒストグラムなどもその一例である。
集計するデータとしては、例えば、利用色数といったものが上げられる。上述したようにコンピュータグラフィックスでは描画する人間が色を指定すると考えると、さほど沢山の色を利用できない。特に、ビジネスグラフなどではその傾向が強く表れる。一方、自然画であれば一色のものであっても光線の加減で多色となり得、利用色数は極端に多くなる。従って、画像データについて利用色数を集計すればその画像が自然画か非自然画かといったことを判定できることになる。
ヒストグラムがスペクトル状となるか曲線状となるかといったことも集計結果から導き出されるものであり、それに基づいて自然画であるか非自然画であるかを判定して特徴量と判断することもできる。また、自然画であるか否かという観点以外にも明るい画像であるか否かといった特徴量として取得することも可能である。すなわち、明るい画像に対して好適な補間処理と、暗い画像に対して好適な補間処理がある場合にはこれらを選択することが可能となる。
一方、特徴量取得手段は画像を判定するのが目的であるから、判定するのに必要な程度でだけ画像データを集計すればよいといえる。この意味で、上記特徴量取得手段は、上記画像データを構成する一部の画素についての上記データを抽出して集計する構成とすることもできる。
ここで、抽出する手法については、各種の手法を採用可能である。単純なものとしてランダムに画素を選択して集計することも可能であるし、特定のオブジェクトを見出して集計するようにしても良い。また、集計しながら集計結果の傾向を予測するようなものでもよい。自然画か非自然画かを判定する例であれば、利用色がなだらかにその周辺を含むようなことが見出されればその時点で自然画であると判定することも可能である。また、極端に色数が多そうであることが分かればその時点で判定しても良い。
また、コンピュータなどを想定すると、画像データはファイルとして処理されるが、そのファイル形式から画像の種類が判定できることも少なくない。従って、上記画像データの形式に基づいて特徴量を取得する構成とすることもできる。
例えば、自然画であればJPEG方式で圧縮されることが多い。従って、画像データの形式がJPEG方式であれば自然画と判定することができる。また、ビジネスグラフについてはそれを出力するアプリケーションを表すファイルの拡張子が付されていることが多い。従って、このような拡張子も一形式と判断して画像の種類を判定できる。
一方、補間処理に関連する特徴量というのは必ずしも画像の種類といった類のものでなければならないわけでもない。従って、上記特徴量取得手段は、実行する補間倍率を取得して特徴量とする構成とすることもできる。
補間倍率も補間結果に関連する。例えば、補間倍率が小さい間は画像が荒くならないが、補間倍率が上がると画像が荒くなるということもある。この場合、後者のものであれば補間処理を複雑なものにしなければならなくなるとも言える。このため、特徴量取得手段が補間倍率を取得する。
このようにすれば、画像データの種類以外の要素に基づいて最適な補間処理を選択することができる。
また、非自然画に対してはその性質上最も好適な最近隣内挿法による補間処理を実行し、自然画に対してはその性質上最も好適な3次たたみ込み内挿法による補間処理を実行することが可能となる。
さらに、画素の変化度合の小さい領域では極めて簡易な処理で補間処理を実行することが可能となる。
さらに、変化度合の大きい領域では画像データをなだらかに変化させて画質を向上させることが可能となる。
さらに、画像の領域ごとに最適な補間処理を選択して実行させることが可能となる。
さらに、演算パラメータを調整するだけで、一つの補間処理を実質的に複数の画素補間処理として利用することが可能となる。
さらに、同様の効果を奏する画像データ印刷装置および画像データ補間処理用コンピュータを提供することができる。
図1は、本発明の画像データ補間装置の主要構成を示すブロック図である。
ディジタル処理を前提とすると、画像はドットマトリクス状の画素で表現することになり、各画素を表すデータの集まりで画像データが構成される。そして、画素単位で処理する系においては、画像の拡大縮小は画素単位で実施することになる。本画像データ補間装置はこのような画素単位での拡大処理を実施するものであり、画像データ取得手段C1は、このような画像データを取得し、画素補間手段C2はこの画像データにおける構成画素数を増やす補間処理を行う。ここで、画素補間手段C2は補間処理として複数の補間処理を実行可能となっており、特徴量取得手段C3が上記画像データについての上記補間処理に関連する特徴量を取得すると、補間処理選択手段C4はその特徴量に対応して最適な補間結果を得ることが可能な補間処理を選択し、上記画素補間手段C2に実行させる。
図2は、同コンピュータシステム10をブロック図により示している。
本コンピュータシステム10は、画像入力デバイスとして、スキャナ11aとデジタルスチルカメラ11bとビデオカメラ11cとを備えており、コンピュータ本体12に接続されている。それぞれの入力デバイスは画像をドットマトリクス状の画素で表現した画像データを生成してコンピュータ本体12に出力可能となっており、ここで同画像データはRGBの三原色においてそれぞれ256階調表示することにより、約1670万色を表現可能となっている。
また、コンピュータ本体12を外部のネットワークなどに接続するための通信デバイスとしてモデム14aが接続されており、外部のネットワークに同公衆通信回線を介して接続し、ソフトウェアやデータをダウンロードして導入可能となっている。この例ではモデム14aにて電話回線を介して外部にアクセスするようにしているが、LANアダプタを介してネットワークに対してアクセスする構成とすることも可能である。この他、コンピュータ本体12の操作用にキーボード15aやマウス15bも接続されている。
一方、このような画像入力デバイスを使用して画像を入力しつつ、画像出力デバイスに表示あるいは出力するため、コンピュータ本体12内では所定のプログラムが実行されることになる。そのうち、基本プログラムとして稼働しているのはオペレーティングシステム(OS)12aであり、このオペレーティングシステム12aにはディスプレイ17aでの表示を行わせるディスプレイドライバ(DSP DRV)12bとカラープリンタ17bに印刷出力を行わせるプリンタドライバ(PRT DRV)12cが組み込まれている。これらのドライバ12b,12cの類はディスプレイ17aやカラープリンタ17bの機種に依存しており、それぞれの機種に応じてオペレーティングシステム12aに対して追加変更可能である。また、機種に依存して標準処理以上の付加機能を実現することもできるようになっている。すなわち、オペレーティングシステム12aという標準システム上で共通化した処理体系を維持しつつ、許容される範囲内での各種の追加的処理を実現できる。
本実施形態においては、画像データ補間装置をコンピュータシステム10として実現しているが、必ずしもかかるコンピュータシステムを必要とするわけではなく、同様の画像データに対して補間処理が必要なシステムであればよい。例えば、図3に示すようにデジタルスチルカメラ11b1内に補間処理する画像データ補間装置を組み込み、補間処理した画像データを用いてディスプレイ17a1に表示させたりカラープリンタ17b1に印字させるようなシステムであっても良い。また、図4に示すように、コンピュータシステムを介することなく画像データを入力して印刷するカラープリンタ17b2においては、スキャナ11a2やデジタルスチルカメラ11b2あるいはモデム14a2等を介して入力される画像データについて自動的に解像度変換を行って印刷処理するように構成することも可能である。
図7および図8は、上述したプリンタドライバ12cが実行する解像度変換に関連するソフトウェアフローを示している。ここで、前者は汎用的なフローを示しており、後者は本実施形態の具体的なフローを示している。
従って、ブロック毎に最適な補間処理を実施しようとする場合には、各ブロックでの補間処理を終了したらステップST104にて次のブロックの特徴量を抽出する処理から実行し直す。一方、画像データ全体にわたって一律に処理する場合にはステップST108以下の処理を繰り返す。
次に、以上のような汎用的なフローに対してより具体的な処理について説明する。本実施形態においては、元画像がコンピュータグラフィックス(非自然画)であるか写真(自然画)であるかを判定し、判定結果に基づいて補間処理を選択することにする。ステップST202ではステップST102と同様にして元画像データを入力する。
具体的には画像データで利用されている色数を求め、多ければ自然画と判定し、少なければ非自然画と判定する。写真の場合、一色の物体が映っているとしても光線の加減や陰影によって明るいところから暗いところまで幅ができてしまい、色数は多くなる。このような特性があるので色数を見れば自然画か非自然画かを判断できる。ただし、1670万色の中で実際にどれだけの色を利用しているかを集計するのはプログラムでの処理において効率的でない。また、自然画でさえそのうちの一部しか利用していないことが多く、非自然画との見極めがつきにくい。
図9に示すように、ビットマップの画像であれば、縦方向に所定ドットと横方向に所定ドットからなる二次元のドットマトリクスとして成り立っており、正確な輝度の分布を求めるのであれば全画素について輝度を調べる必要がある。しかしながら、ここでは必ずしも正確である必要はない。従って、ある誤差の範囲内となる程度に間引きを行うことが可能である。統計的誤差によれば、サンプル数Nに対する誤差は概ね1/(2**(1/2))と表せる。ただし、**は累乗を表している。従って、1%程度の誤差で処理を行うためにはN=10000となる。
ratio=min(width,height)/A+1
とする。ここにおいて、min(width,height)はwidthとheightのいずれか小さい方であり、Aは定数とする。また、ここでいうサンプリング周期ratioは何画素ごとにサンプリングするかを表しており、図10の○印の画素はサンプリング周期ratio=2の場合を示している。すなわち、縦方向及び横方向に二画素ごとに一画素のサンプリングであり、一画素おきにサンプリングしている。A=200としたときの1ライン中のサンプリング画素数は図11に示すようになる。
ここにおいてmin(width,height)を基準としているのは次のような理由による。例えば、図12(a)に示すビットマップ画像のように、width>>heightであるとすると、長い方のwidthでサンプリング周期ratioを決めてしまった場合には、同図(b)に示すように、縦方向には上端と下端の2ラインしか画素を抽出されないといったことが起こりかねない。しかしながら、min(width,height)として、小さい方に基づいてサンプリング周期ratioを決めるようにすれば同図(c)に示すように少ない方の縦方向においても中間部を含むような間引きを行うことができるようになる。
このような状況に鑑み、本実施形態においては、テレビジョンなどの場合に利用されているように、RGBの三原色から輝度を求める次式の変換式を採用している。すなわち、P点での輝度yp についてはRGBの成分値(Rp,Gp,Bp )から、
yp=0.30Rp+0.59Gp+0.11Bp
とする。このようにすれば、三回の乗算と二回の加算だけで輝度値を求めることができるようになる。
yp=(Rp+Gp+Bp)/3
というように簡略化することも不可能ではない。
このようなことから、ステップST206では256階調の輝度のうち分布数が「0」でない輝度値がいくつ表れているかカウントし、ステップST208では「64」色未満であるときに自然画でないと判断し、「64」色以上であるときに自然画であると判断する。一方、分布が線スペクトル状か否かは分布数が「0」でない輝度値の隣接割合で判断することも可能である。すなわち、分布数が「0」でない輝度値であって隣接する輝度値に分布数があるか否かを判断する。隣接する二つの輝度値のうち少なくとも一方で隣接していれば何もせず、両方で隣接していない場合にカウントを行い、その結果、「0」でない輝度値の数とカウント値との割合で判断すればよい。例えば、「0」でない輝度値の数が「80」であって、隣接しないものの数が「80」であれば線スペクトル状に分布していることが分かる。むろん、この利用色数が特徴量に該当する。
まず、集計対象となる画素を間引きするにあたっては、上述したような均等間隔の間引きに限られるものではない。例えば、画像の中での本来のオブジェクト部分を見つけ、その画素についての特徴量を集計するといったことも可能である。
このようなオブジェクトは他の部分と比較して画像がシャープであるという経験的事実に基づいて、シャープな部分がオブジェクトの画素であると判断する。画像データがドットマトリクス状の画素から構成されている場合には、画像のエッジ部分では隣接する画素間での同データの差分は大きくなる。この差分は輝度勾配であり、これをエッジ度と呼ぶことにして各画素でのエッジ度を判定する。図15に示すようなXY直交座標を考察する場合、画像の変化度合いのベクトルはX軸方向成分とY軸方向成分とをそれぞれ求めれば演算可能となる。ドットマトリクス状の画素からなるディジタル画像においては、図16に示すように縦軸方向と横軸方向に画素が隣接しており、X方向の差分値fxとY方向の差分値fyは、
fx=f(x+1,y)−f(x,y)
fy=f(x,y+1)−f(x,y)
のように表される。従って、これらを成分とするベクトルの大きさ|g(x,y)|は、
|g(x,y)|=(fx**2+fy**2)**(1/2)
のように表される。むろん、エッジ度はこの|g(x,y)|で表される。なお、本来、画素は図17に示すように縦横に升目状に配置されており、中央の画素に注目すると八つの隣接画素がある。従って、同様にそれぞれの隣接する画素との画像データの差分をベクトルで表し、このベクトルの和を画像の変化度合いと判断しても良い。
Th1<Th2<Th3
なる関係があり、中央に近い部分ほどしきい値は低く、エッジ度が比較的低くてもオブジェクトと判断されるようになっている。
むろん、このようにしてオブジェクトと判断された画素についての画像データを集計し、補間処理に対応した特徴量を得ることになる。
画像データの画像が自然画か否かは印刷元となる画像ファイルの形式からも判断できる。図19はプリンタドライバ12cがオペレーティングシステム12aに用意されたシステム関数を利用する状況を示しており、プリンタドライバ12cがファイル名を問合せる関数を利用すると、オペレーティングシステム12aは対応するファイル名を返答する。この場合、”XXXX.XLS”であればその拡張子からビジネスグラフであると分かり、非自然画であるとの判定を可能とする。また、”XXXX.JPG”であればその拡張子から写真画像の圧縮ファイルであると分かり、自然画であるとの判定を可能とする。
むろん、拡張子からではなく、データファイルの先頭部分に含まれる情報からドロー系のファイル構造であるかビットマップ系のファイル構造であるかも判断できるから、自ずから自然画であるか非自然画であるかといった目安を取得できることになる。すなわち、このような画像の内容を推理可能となる目安であれば、特徴量を構成することになる。
ここで、本実施形態において実行する補間処理の各手法について説明する。
コンピュータグラフィックスのような非自然画に適した補間処理として、ステップST210ではニアリスト法の補間処理を実行可能となっている。ニアリスト法は図20に示すように、周囲の四つの格子点Pij,Pi+1j,Pij+1,Pi+1j+1と内挿したい点Puvとの距離を求め、もっとも近い格子点のデータをそのまま移行させる。これを一般式で表すと、
Puv=Pij
ここで、i=[u+0.5]、j=[v+0.5]である。なお、[]はガウス記号で整数部分を取ることを示している。
内挿点Puvを取り囲む計16の格子点がそれぞれに値を備えている場合に、内挿点Puvはそれらの影響を受けて決定される。例えば、一次式で補間しようとすれば、内挿点を挟む二つの格子点からの距離に反比例させて重みづけ加算すればよい。X軸方向に注目すると、内挿点Puvから上記16の格子点との距離は、図面上、左外側の格子点までの距離をx1、左内側の格子点までの距離をx2、右内側の格子点までの距離x3、右外側の格子点までの距離x4と表しつつ、このような距離に対応した影響度合いを関数f(x)で表すことにする。また、Y軸方向に注目すると、内挿点Puvから上記16の格子点との距離は、上方外側の格子点までの距離をy1、上方内側の格子点までの距離をy2、下方内側の格子点までの距離y3、下方外側の格子点までの距離y4と表しつつ、同様に影響度合いは関数f(y)で表せる。
f(t) = {sin(πt)}/πt
となる。なお、上述した各距離x1〜x4,y1〜y4は格子点Puvの座標値(u,v)について絶対値を利用して次のように算出することになる。
x1 = 1+(u-|u|) y1 = 1+(v-|v|)
x2 = (u-|u|) y2 = (v-|v|)
x3 = 1-(u-|u|) y3 = 1-(v-|v|)
x4 = 2-(u-|u|) y4 = 2-(v-|v|)
以上の前提のもとでPについて展開すると、
まず、図26の具体的数値について説明する。補間前の画素の階調値を左列に「Original」として示しており、階調値「64」の画素(P0、P1、P2、P3)が4点並び、階調値「128」の画素(P4)を1点挟み、階調値「192」の画素(P5、P6、P7、P8、P9)が5点並んでいる。この場合、エッジは階調値「128」の画素の部分である。
P=P1・f(x1)+P21f(x2)+P3・f(x3)+P4・f(x4)
従って、内挿点P21について算出する場合には、
P21=64*f(1.25)+64*f(0.25)+64*f(0.75)+128*f(1.75)
=64*(-0.14063)+64*(0.890625)+64*(0.296875)+128*(-0.04688)
=61
となる。
その調整の一例として、
0<t<0.5 f(t) = -(8/7)t**3-(4/7)t**2+1
0.5<t<1 f(t) = (1-t)(10/7)
1<t<1.5 f(t) = (8/7)(t-1)**3+(4/7)(t-1)**2-(t-1)
1.5<t<2 f(t) = (3/7)(t-2)
としたものをハイブリッドバイキュービック法と呼ぶことにする。
上述したニアリスト法やキュービック法やハイブリッドバイキュービック法の特性の理解のために他の補間手法である共1次内挿法(バイリニア補間:以下、バイリニア法と呼ぶ)について説明する。
P={(i+1)−u}{(j+1)−v}Pij
+{(i+1)−u}{v−j}Pij+1
+{u−i }{(j+1)−v}Pi+1j
+{u−i }{v−j}Pi+1j+1
となる。なお、i=[u]、j=[v]である。
一方、キュービックにおいては、隣接する二点間(t=0〜1)においては山形の凸を描いて徐々に近接するのみならず、さらに同二点間の外側(t=1〜2)において下方に押し下げる効果をもつ。すなわち、あるエッジ部分は段差が生じない程度に大きな高低差を有するように変化され、写真においてはシャープさを増しつつ段差が生じないという好適な影響を及ぼす。また、ハイブリッドバイキュービックではよりシャープさを増す影響を及ぼす。なお、キュービック法は演算処理量が大きく、補間倍率が大きくなって補間すべき画素数が大きくなれば多大な演算処理量を要することになる。
一方、以上のような補間関数の比較とともに具体的な数値を示す図25、図26、図27を参照するとより理解しやすい。図15の例を参照し、もともとのエッジ部分である階調値「64」の画素(P3)と、階調値「128」の画素(P4)と、階調値「192」の画素(P5)という三点に注目してみると、単純に直線的に連結する手法はバイリニア法に相当し、これに対してキュービック法では具体的なS字カーブが形成されているし、ハイブリッドバイキュービック法ではそのS字カーブがより急峻となっている。むろん、S字カーブの方向は画素の階調値変化を急峻とする方向であり、だからこそエッジが強調されている。また、このエッジ画素に隣接する領域(P2〜P3、P5〜P6)ではいわゆるアンダーシュートとオーバーシュートが生じており、低い側に生じるアンダーシュートと高い側に生じるオーバーシュートにより、エッジ画素を挟む両側の高低差が大きくなる。従って、これらの二つの要因によってエッジが強調されることが理解できる。
各補間処理には以上のような特性の違いがあり、ステップST208ではステップST206にて求めた色数に基づいて非自然画であると判断する場合にはステップST210におけるニアリスト法による補間処理を実行するし、自然画であればキュービック法による補間処理を実行することになる。
上述したようにステップST116,ST118は補間処理がブロック単位の領域毎に補間処理を変更する手法に対応している。これを上述したプリンタドライバ12cの具体的なソフトウェア処理に対応して説明すると、図29に示すように整数倍して格子点の画像データを新たな座標値に移行せしめておき、四つの格子点に囲まれた各ブロック毎に特徴量を取得して補間処理を選択することになる。上述した例では利用色数を集計するものであるのでかかる特徴量を利用することはできないが、他の特徴量を取得して補間処理を変更していくことが可能である。
また、差が生じない場合に限る必要はない。空のように余り変化のない領域ではニアリストを使用しても画質の劣化は判断できないことが多いため、四つの格子点の差が小さいときにはニアリスト法で補間するようにしても良い。なお、以上の例では領域として最小の単位でブロックを形成しているが、より大きなブロックで補間処理を変更するようにしても構わない。
このように、画像入力デバイスとしてスキャナ11aなどを有するとともに画像出力デバイスとしてカラープリンタ17bなどを有するコンピュータシステム10において、プリンタドライバ12cはステップST202にて元画像データを取得し、ステップST204,ST206にて画像の利用色数を計数することにより、当該画像データの画像が自然画であるのか非自然画であるのかを判定するための特徴量を抽出し、ステップST208にて同特徴量に基づいて自然画か非自然画かを決定することによって非自然画であればステップST210のニアリスト法の補間処理を実行するし、自然画であればステップST212のキュービック法の補間処理を実行するようにしたため、画像の特徴に応じた補間処理が実施され、最適な補間結果を極めて容易に得ることができる。
次に、上述した画像データの変化度合いを特徴量とした実施形態について説明する。
図31は、本画像データ補間装置を表すブロック図である。
本画像データ補間装置はこのような画素単位での拡大処理を実施するものであり、画像データ取得手段D1は、このような画像データを取得し、画素補間手段D2はこの画像データにおける構成画素数を増やす補間処理を行う。ここで、画素補間手段D2は補間処理として画素の変化度合いに応じた複数の補間処理を実行可能となっており、画素変化度合評価手段D3が上記画像データに基づいて画素ごとの変化度合いを評価する。すると、補間処理選択手段D4はそのようにして評価された画素の変化度合いに対応して最適な補間結果を得ることが可能な補間処理を選択し、上記画素補間手段D2に実行させる。
図32は、上述したプリンタドライバ12cが実行する解像度変換に関連するソフトウェアフローを示している。
上述したような簡略化した演算で輝度を求めることとした上で、図33と図34は、輝度勾配を算出するためのエッジ検出フィルタを示している。画像データはドットマトリクス状の画素から構成されているので、注目画素を中心とする近隣の八画素との間で画像の変化度合いを評価すべきである。そういった意味では図34(a)に示すように、注目画素に8倍の重み付けを与えつつ周囲の画素を均等に評価してそれを合算することでフィルタを掛けることが好ましい。しかしながら、経験的には必ずしも周囲の八画素を評価しなくても図33(a)に示すように注目画素と周囲の四画素だけから評価可能である。むろん、四画素を利用するか八画素を利用するかでは演算量の差が大きく、このようにして評価対象を少なくすると処理時間を減らすことができる。
図33や図34に示すエッジ検出フィルタを利用した結果を各画素のエッジ量Eと呼ぶと、その分布は図35に示すように正規分布的となることが予想され、画像の変化度合いが大きいエッジ部分であるか否かはしきい値thと比較することによって判定できる。図33と図34に示すエッジ検出フィルタはそれぞれしきい値としてth=32およびth=64というエッジ量のしきい値が妥当する。従って、エッジの画素か否かは次式から評価する。
(E<−th) or (th>E)
この評価をドットマトリクス状の画素の全てに実施するのがステップST306の処理であり、各画素単位でエッジの画素のように画像の変化度合いが大きい画素であるか否かを評価する。
以上のように設定したフラグに基づき、ステップST310以下ではループ処理で補間画素を生成していく。図38は既存の画素に対して補間して生成される画素の配置を概略的に示している。既存の画素について仮に座標を(X,Y)として表示し、補間で生成される画素の座標を<X,Y>として表示している。同図の例では、約2.5×2.5倍の補間処理を行っている。
むろん、このような意味でステップST310の処理を中心としてステップST316,ST318の処理を含めて補間処理選択ステップに相当する。むろん、これらがCPUなどのハードウェアと有機一体的に結合したものと考えると補間処理選択手段D4を構成することになる。なお、プリンタドライバ12cの場合、解像度変換だけで印刷データが得られるわけではなく、色変換であるとか、ハーフトーン処理が必要になる。従って、ここで画像データを出力するというのは、次の段階へのデータの受け渡しを意味することになる。
ここで、注目画素を移動させていきながら補間処理を選択する手法について説明する。上述した例ではブロック毎に変化度合いが大きいか否かを判定するにあたり、当該領域に含まれる全てのフラグが「1」となっている場合にだけ画像の変化度合いが大きい領域と判断している。しかしながら、必ずしもこのように全てのフラグが「1」になっている必要もないともいえる。例えば、図40(a)に示すように4画素で囲まれる領域に補間処理で画素を生成するものとする。この場合、図36でエッジ画素の隣接画素にフラグを立てる関係上、本来であれば上述したように4画素全てにフラグが立っている場合だけが変化度合いの大きい領域と判定することになりえる。しかしながら、このように判断するとブロックを1画素分だ横に移動させた場合には縦の辺が共通する関係で縦の二画素について毎回判断が重複するし、縦方向に移動させれば横の辺が共通する関係で横の二画素について毎回判断が重複する。このような重複状況は演算処理において無駄である。一方、同図(b)に示すように領域の隣接状況を考慮すれば、1領域ごとに左上の1画素を代表させて関連づけることが可能であるし、少なくともエッジ画素に同視しうる画素の近辺で変化度合いが大きいと判断しても対して支障はないといえる。また、隣接画素同士に囲まれる領域というのは実際には極めて微少な領域であることを鑑みても十分であるといえる。そして、このようにして1画素に1領域を対応させれば、ブロックを移動させる際に注目画素を移動させていき、その注目画素のエッジ量だけで領域の変化度合いを判定することが可能となるし、判定に要する演算処理量も低減する。
一方、このような関係は図29に示す補間関数においてt=0〜1の区間において傾斜が急となりつつ、t=1〜2の区間において増加した重み分を打ち消すように負の側へ引き寄せるカーブとなっている場合に生じる。
このように、画像入力デバイスを有するとともに画像出力デバイスを有するコンピュータシステム10において、プリンタドライバ12cはステップST302にて元画像データを入力した後、ステップST304〜108にて画像の変化度合いを検出してフラグを設定しておき、ステップST310にて同フラグを参照することにより、画像の変化度合いの小さいブロックではステップST312にてニアリスト法による補間処理を実行するし、画像の変化度合いの大きいブロックではステップST314にてキュービック法による補間処理を実行するようにしたため、画質を劣化させない範囲でできる限りニアリスト法を実行するように制御され、自動的に最適な補間処理を選択しつつ演算処理量を低減させる。
以上説明したように本発明は、画像の変化度合いに応じて補間処理を変更することにより極めて簡易に最適な補間結果を得ることが可能な画像データ補間装置を提供することができる。
画素変化度合評価手段は、画素の変化度合を評価するものであり、評価の手法や結果は特に限定されるものではない。また、補間処理選択手段での同評価結果の利用態様に応じて相対的に変更可能なものである。例えば、具体的な変化度合いを数値として要するのであれば数値を出力すればよいし、単に変化度合いが大きいか否かといったものでよければ、それに合わせて出力すればよい。
このように構成した場合には、画素の評価の基準として当該画素の明るさを利用するものとし、上記画素変化度合評価手段は各画素の明るさのパラメータを求め、当該画素とその周囲の画素とで同パラメータを比較し、比較結果を上記変化度合いとして算出する。
このようにすれば、画像の変化度合いを明るさのパラメータに基づいて判断するため、比較的容易に同変化度合いを求めることができる。
一方、補間処理の処理内容にも画素の変化度合いが影響を及ぼす範囲が異なってくると言える。例えば、補間処理を実行するにあたって必要とする画素の数が一つであるものもあれば、複数の画素に基づいて補間処理するものもある。特に、後者の例であれば、一つでも変化度合いが大きい画素があると補間処理を変えるのか、あるいは一つでも変化度合が小さい画素があると補間処理を変えるのかといったことが問題となる。
補間処理で要する画素が複数であり、そのうちの一つでも変化度合いが大きいときには、二つの態様が考えられる。すなわち、補間処理で対象とする範囲の残り画素については評価する必要が無くなるし、逆に既に評価した画素について変化度合いが小さかったとしても当該評価は不要となる。
このようにすれば、一の画素の変化度合いを周囲の画素においても利用することにより、演算量を低減できるし、補間処理の影響を受ける適当な範囲で共有することにより、最適な補間結果を得ることができる。
画素補間手段では、画素の変化度合いに関連する複数の補間処理を実行可能であればよく、補間処理自体としては各種の処理が可能である。その一例として、上記画素補間手段は、変化度合の小さい領域で適用して好適な補間処理として、補間処理前の最近隣画素の画像データを新たな構成画素の画像データに利用する補間処理を実行可能な構成とすることもできる。
このようにすれば、変化度合の小さい領域では画質に影響することなく処理量を減らすことができる。
また、他の一例として、上記画素補間手段は、変化度合の大きい領域で適用して好適な補間処理として補間する画素の画像データがなだらかに変化するように周囲の画素の画像データから演算処理で補間画素の画像データを算出する補間処理を実行可能な構成とすることもできる。
画素の変化度合いが画像全体にわたって一定であることはないため、補間処理選択手段は、適宜、補間処理を選択して切り換えなければならない。そして、かかる切り換えの頻度も特に限定されるものでなく、各種の手法を採用可能である。その一例として、上記補間処理選択手段は、上記画素変化度合評価手段によって評価された画素の変化度合に基づいて画素単位で上記補間処理を選択して実行させる構成とすることもできる。
従って、画素単位で補間処理を選択するのできめ細かに補間結果を向上させることができる。
また、他の一例として、上記補間処理選択手段は、上記画素変化度合評価手段によって評価された画素の変化度合に基づいて複数画素からなる所定の小領域毎に上記補間処理を選択して実行させる構成とすることもできる。このようにすれば、小領域毎に補間処理を選択するので処理を簡易化することができる。
図43は、このような画像データ補間装置を表すブロック図である。
元の画像が自然画であるとすると、画像によってはシャープさに欠けることがある。例えば、ピントの甘いような写真などが該当する。また、装置間の解像度を一致させるための拡大にとどまらず、画像自体を拡大して出力したいような場合には、シャープさの欠ける画像はさらにピントが甘くなりかねない。
本画像データ補間装置は画像データについて画素単位での拡大処理を実施する際にシャープさを調整するものであり、画像データ取得手段E1は、同画像データを取得し、画素補間手段E2はこの画像データにおける構成画素数を増やす補間処理を行う。ここで、画素補間手段E2は補間処理に付随して画像のシャープさを変化させることが可能となっており、シャープ度合評価手段E3が上記画像データに基づいて画像のシャープさを評価する。すると、補間処理制御手段E4はそのようにして評価されたシャープさが低ければこれを高めるような補間処理を実行するように上記画素補間手段E2を制御する。
図44は、補間処理を実行する一例としてのプリンタドライバ12cが実行する解像度変換に関連するソフトウェアフローを示している。
ステップST402は元画像データを取得する。ステップST404〜ST408は、読み込んだ画像データにおける各画素の変化度合いから画像のシャープさを評価する処理である。
以上のようにしてステップST404〜ST408において画像を構成する各画素の変化度合いを集計し、当該画像がシャープな画像と言えるか否かの評価を実施したことになるため、これらのステップST404〜ST408の処理がシャープ度合評価手段E3を構成することになる。
画像のシャープさに基づいてステップST510ではこれらのパラメータを設定し、かかるパラメータを使用したキュービック法をステップST514にて実行する。また、このフローでは、画像のシャープさが部分的に異なることを考慮し、画像を小領域であるブロックに分割して各ブロック毎に最適な補間処理を実行する。すなわち、各ブロック毎にシャープさを評価して補間処理を選択するため、ステップST508にてブロック毎のエッジ量を集計し、ステップST516,ST518にてブロックを順次移動させながら補間処理を実行するようにしている。
このように、画像入力デバイスを有するとともに画像出力デバイスを有するコンピュータシステム10において、プリンタドライバ12cはステップST402にて元画像データを入力した後、ステップST404〜108にて画像のシャープさを評価して集計するとともに、ステップST410にて同集計結果に基づいてシャープさに欠ける画像であればステップST414にてシャープさを増す補間処理を実行するし、シャープな画像であればステップST412にて通常の補間処理を実行するようにしたため、操作者が別段にシャープさを増す画像処理を選択しなくても補間処理を経るだけでシャープな画像とすることができる。
このようにすれば、画像のシャープさに応じて補間処理でシャープさを調整するようにしているため、操作を煩雑にすることなく簡易に画質を向上させることが可能な画像データ補間装置を提供することができる。
補間を実行しつつ画像のシャープさを変化させる手法として画像データの変化態様を略S字型としつつその傾斜を調整するとともに、両端部位では低い側にアンダーシュートを発生させつつ高い側にオーバーシュートを発生させて高低差を形成してその高低差を調整することにより、画像の変化度合いを最適なものとするように調整して画像のシャープさを変化させることを示した。
このように構成した場合には、補間処理として利用される3次たたみ込み内挿法のパラメータを調整することにより、元の画像での隣接する画素の間に補間される画素が3次関数を採用することによってS字を描き、なだらかでありながら急峻さも併せ持つことになる。そして、このS字の曲がり具合をパラメータで調整することによって急峻さが変化し、画像のシャープさが変化する。
シャープさを変化させるにあたり、必ずしも一つの演算手法だけを採用する必要はなく、シャープさに影響を与える複数の補間処理を実行することも可能である。そのような一例として、上記画素補間手段は、画像のシャープさの変化度合いの異なる複数の補間処理を実行可能であるとともに、それぞれの補間倍率の割合を変化させて画像のシャープさを調整する構成とすることもできる。
画像のシャープさは、必ずしも高ければよいわけではない。従って、シャープさを増す必要がない場合もある。この場合、操作者が判断することも可能であるが、かかる判断を同時に実現する構成とすることもできる。その一例として、上記補間処理制御手段は、上記画像のシャープさが所定のしきい値を越えていると評価されたときに上記画素補間手段にて画像のシャープさを変化させるように制御する構成とすることもできる。
画面のシャープさは個々の画素を基準とすると、画像全体にわたって一定であるわけではないので、必ずしも一定の補間処理に限られるものでもない。このため、画素単位で画像のシャープさを評価するとともに、評価された画像のシャープさに基づいて画素単位で画像のシャープさを変化させるように制御する構成とすることもできる。また、所定の小領域毎に画像のシャープさを評価するとともに、評価された画像のシャープさに基づいて所定の小領域毎に画像のシャープさを変化させるように制御する構成としてある。
図51は、このような画像データ補間装置を表すブロック図である。
本画像データ補間装置は画像データについて画素単位の画像処理を実施する際に拡大処理とシャープさの変更処理を補間処理として同時に行うものであり、画像データ取得手段F1にて同画像データを取得するともに、画像処理選択手段F2で実施する画像処理を選択する。同時処理判断手段F3は実行すべき画像処理が拡大処理とシャープさの変更処理とを同時に行うものであるか否かを判断するものであり、同時に行う必要がある場合には画素補間手段F4が当該画像データにおける構成画素数を増やす補間処理を行なうのに付随して画像のシャープさを変化させる。そして、拡大処理後の画像データは画像データ出力手段F5が出力する。
この意味で、本発明の画像データ補間装置は、上述したコンピュータシステム10におけるアプリケーション12dとして実現されることになる。そして、アプリケーション12dは上述した画素補間手段F4はもとより、以下に述べるように画像処理選択手段F2や同時処理判断手段F3を構成する。また、データの入出力が伴うので、ファイル入力やファイル出力あるいは印刷データの出力という意味で画像データ取得手段F1や画像データ出力手段F5を構成する。
ステップST602では元画像データを取得する。アプリケーション12dにおけるファイルメニューなどでスキャナ11aから画像を読み込む処理などが該当する。本実施形態においては後述する画像処理に使用する画像データを生成すればよいので、新規ファイル作成などを選択して画像ファイルを生成するような処理であっても同様に元画像データの取得といえる。オペレーティングシステム12aやハードウェアの構成を除いた元画像データの取得処理が画像データ取得に相当する。むろん、これらがCPUなどのハードウェアと有機一体的に結合したものと考えると画像データ取得手段F1に該当する。
図55〜図57はその一例を示しており、アプリケーション12dが図54に示すように明示的なシャープネス調整処理を備えていないものとし、拡大処理は選択可能となっているとする。この例では、ステップST704にて画像処理の選択として図56に示すような拡大処理のパラメータ入力ウィンドウを表示する。ここでは拡大率を%で選択入力可能となっており、所望の倍率にセットして「OK」ボタンをクリックすると、次の段階へと進行する。通常であれば、拡大率を入力することによってその倍率に応じた補間処理を実行すればよいが、この例ではステップST706にて拡大処理が選択されていると判断すると、ステップST708にて図57に示すようなシャープネス調整の問い合わせ用ウィンドウを表示する。このウィンドウには「NO」、「Low」、「High」の三つの選択肢が用意され、それぞれに択一的に選択可能なボタンが割り当てられている。デフォルトは「NO」であり、操作者は必要に応じて「Low」や「High」を選択できるようになっている。これらはシャープネス強調についての問い合わせであり、「NO」は強調せず、「Low」はやや強調し、「High」は強調するという意味である。
以上のような判断を経て補間処理が実行されることになる。具体的には、拡大処理だけが選択されてシャープさの強調処理が選択されない場合にはニアリスト法による補間処理を実行するし(ステップST614,ST712,ST814)、拡大処理とシャープさの強調処理が選択されたときにはハイブリッドバイキュービック法による補間処理(ステップST612,ST816)とキュービック法による補間処理(ステップST714)を実行する。従って、後者のステップST612,ST816,ST714が画素補間手段F4を構成することになる。
以上説明したように本発明は、拡大処理で必要となる補間処理によって画像のシャープさを変更するようにしたため、拡大処理とシャープさの変更処理とを個別に行う必要が無く、処理時間を短くすることが可能な画像データ補間装置を提供することができる。
画像処理選択手段は実行可能な画像処理を表示して選択を入力するものであり、同時処理判断手段は画像の拡大処理と画像のシャープさの変更処理とが共に選択されたか否かを判断するものである。これらは、結果的に両処理を同時に実行する必要があるか否かを判断するものであればよく、選択の態様などは適宜変更可能である。
このように構成した場合には、拡大処理の選択とシャープさ変更の選択とを個別に選択可能であるので、拡大処理だけであるとか、シャープさ変更だけが選択されることもある。そして、同時処理判断手段はそのような状況を前提として拡大処理の選択とシャープさ変更の選択とが同時に選択されたか否かを判断する。
また、他の一例として、上記画像処理選択手段は、拡大処理を選択可能であるとともに、上記同時処理判断手段は、上記画像処理選択手段にて拡大処理が選択されたときにシャープさの変更度合を選択させる構成とすることもできる。
このように構成した場合には、上記画像処理選択手段で拡大処理だけが選択可能となっており、シャープさを変更する選択までは入力しない。しかしながら、この画像処理選択手段にて拡大処理が選択されたときには、上記同時処理判断手段が独自に判断してシャープさの変更度合を選択させる。むろん、シャープさを変更しないことを選択することも可能であって、その場合には拡大処理だけを実行することになるし、逆にシャープさを変化させることを選択した場合には拡大処理とシャープさを変更する処理とを同時に選択されたものと判断する。
さらに、上述した例では拡大処理を明示的に選択するようになっているが、拡大処理自体は明示的なものに限られる必要もない。その一例として、上記同時処理判断手段は、上記画像処理選択手段が画像処理に伴って解像度の変換処理を行うときに、シャープさの変更度合を選択させる構成とすることもできる。
このようにすれば、付随的に拡大処理するような場合にもシャープさを合わせて変更することができる。
11a…スキャナ
11a2…スキャナ
11b…デジタルスチルカメラ
11b1…デジタルスチルカメラ
11b2…デジタルスチルカメラ
11c…ビデオカメラ
12…コンピュータ本体
12a…オペレーティングシステム
12b…ディスプレイドライバ
12b…ドライバ
12c…プリンタドライバ
12d…アプリケーション
13a…フロッピーディスクドライブ
13b…ハードディスク
13c…CD−ROMドライブ
14a…モデム
14a2…モデム
15a…キーボード
15b…マウス
17a…ディスプレイ
17a1…ディスプレイ
17b…カラープリンタ
17b1…カラープリンタ
17b2…カラープリンタ
18a…カラーファクシミリ装置
18b…カラーコピー装置
Claims (7)
- 画像をドットマトリクス状の画素で表現した画像データを取得する画像データ取得手段と、
前記画像データにおける構成画素数を増やす補間処理を行うにあたり複数の補間処理の中から選択して実行可能な画素補間手段と、
前記画像データについての前記補間処理に関連する特徴量を取得する特徴量取得手段と、
前記特徴量取得手段によって取得された特徴量に応じた補間結果を得ることが可能な補間処理を選択して前記画素補間手段に実行させる補間処理選択手段と、
前記画素補間手段が実行可能な画像処理を表示して選択を入力する画像処理選択手段と、
前記画像処理選択手段によって前記画像データの拡大処理と前記画像データのシャープさの変更処理とが共に選択されたか否かを判断する同時処理判断手段と、
前記同時処理判断手段によって前記画像データの拡大処理と前記画像データのシャープさの変更処理とが共に選択されたと判断された場合、上記画像データにおける構成画素数を増やして画像を拡大するにあたり、補間する画像データの変化度合いを調整することにより前記画像処理選択手段にて選択されたシャープさとなるように補間処理を実行可能な前記画素補間手段とを具備することを特徴とする画像データ補間装置。 - 上記請求項1に記載の画像データ補間装置において、上記画素補間手段は、上記補間処理の選択肢として複数の補間処理を重ねて実行する補間処理を有することを特徴とする画像データ補間装置。
- 上記請求項1に記載の画像データ補間装置において、上記特徴量取得手段は、画像の一部の領域ごとに特徴量を取得し、上記補間処理選択手段は、当該領域毎に取得された特徴量に基づいて上記画素補間手段における補間処理を選択して実行させることを特徴とする画像データ補間装置。
- 上記請求項1に記載の画像データ補間装置において、上記画素補間手段が、3次たたみ込み内挿法における演算パラメータを調整して複数の画素補間処理を実現することを特徴とする画像データ補間装置。
- 画像をドットマトリクス状の画素で表現した画像データを取得する画像データ取得手段と、
前記画像データにおける構成画素数を増やす補間処理を行うにあたり複数の補間処理の中から選択して実行可能な画素補間手段と、
前記画像データについての前記補間処理に関連する特徴量を取得する特徴量取得手段と、
前記特徴量取得手段によって取得された特徴量に応じた補間結果を得ることが可能な補間処理を選択して前記画素補間手段に実行させる補間処理選択手段と、
前記画素補間手段が実行可能な画像処理を表示して選択を入力する画像処理選択手段と、
前記画像処理選択手段によって前記画像データの拡大処理と前記画像データのシャープさの変更処理とが共に選択されたか否かを判断する同時処理判断手段と、
前記同時処理判断手段によって前記画像データの拡大処理と前記画像データのシャープさの変更処理とが共に選択されたと判断された場合、上記画像データにおける構成画素数を増やして画像を拡大するにあたり、補間する画像データの変化度合いを調整することにより前記画像処理選択手段にて選択されたシャープさとなるように補間処理を実行可能な前記画素補間手段と、
前記画素補間手段による補間処理に基づいて画像の印刷を行う印刷手段と
を有することを特徴とする画像データ印刷装置。 - 画像をドットマトリクス状の画素で表現した画像データを取得する画像データ取得工程と、
前記画像データにおける構成画素数を増やす補間処理を行うにあたり、前記画像データについての前記補間処理に関連する特徴量を取得し、当該取得した特徴量に応じた補間結果を得ることが可能な補間処理を複数の補間処理の中から選択して実行可能な画素補間工程と、
前記画素補間工程で実行可能な画像処理を表示して選択を入力する画像処理選択工程と、
前記画像処理選択工程によって前記画像データの拡大処理と前記画像データのシャープさの変更処理とが共に選択されたか否かを判断する同時処理判断工程と、
前記同時処理判断工程によって前記画像データの拡大処理と前記画像データのシャープさの変更処理とが共に選択されたと判断された場合、上記画像データにおける構成画素数を増やして画像を拡大するにあたり、補間する画像データの変化度合いを調整することにより前記画像処理選択工程にて選択されたシャープさとなるように補間処理を実行可能な前記画素補間工程とを具備することを特徴とする画像データ補間方法。 - 画像をドットマトリクス状の画素で表現した画像データを取得する画像データ取得機能と、
前記画像データにおける構成画素数を増やす補間処理を行うにあたり複数の補間処理の中から選択して実行可能な画素補間機能と、
前記画像データについての前記補間処理に関連する特徴量を取得する特徴量取得機能と、
前記特徴量取得機能によって取得された特徴量に応じた補間結果を得ることが可能な補間処理を選択して前記画素補間機能に実行させる補間処理選択機能と、
前記画素補間機能が実行可能な画像処理を表示して選択を入力する画像処理選択機能と、
前記画像処理選択機能によって前記画像データの拡大処理と前記画像データのシャープさの変更処理とが共に選択されたか否かを判断する同時処理判断機能と、
前記同時処理判断機能によって前記画像データの拡大処理と前記画像データのシャープさの変更処理とが共に選択されたと判断された場合、上記画像データにおける構成画素数を増やして画像を拡大するにあたり、補間する画像データの変化度合いを調整することにより前記画像処理選択機能にて選択されたシャープさとなるように補間処理を実行可能な前記画素補間機能とをコンピュータに実行させることを特徴とする画像データ補間プログラムを記録した媒体。
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