JP4400616B2 - 車両用走行制御装置 - Google Patents
車両用走行制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4400616B2 JP4400616B2 JP2006326058A JP2006326058A JP4400616B2 JP 4400616 B2 JP4400616 B2 JP 4400616B2 JP 2006326058 A JP2006326058 A JP 2006326058A JP 2006326058 A JP2006326058 A JP 2006326058A JP 4400616 B2 JP4400616 B2 JP 4400616B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amount
- actuator
- neutral position
- travel control
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
このような車両用走行制御装置では、ある走行特性(例えば、加速)にて車両を運転するために、操作体を一方向に操作すると、信号生成手段は、その走行特性におけるその操作量に応じた制御信号を生成する。そして、その制御信号に基づいてアクチュエータの駆動制御がなされる。その結果、車両はその走行特性に従った走行状態となる。
ここで、運転者が他の走行特性(例えば、減速)にて運転を行うために、まず、操作体から手(指)を離すと、操作体が中立位置に保持されるように移動される。操作体が中立位置に保持された状態で、信号生成手段は、アクチュエータの駆動量がなくなるような制御信号を生成し、その制御信号に基づいてアクチュエータの駆動量がなくなる。その結果、車両は一時的にその走行特性に従った走行制御が停止される。
その後、運転者がその操作体を中立位置から他方向に操作すると、信号生成手段は、当該他の走行特性におけるその操作量に応じた制御信号を生成する。そして、その制御信号に基づいてアクチュエータの駆動制御がなされる。その結果、車両はその他の走行特性に従った走行状態となる。上記のように、走行特性を切り換える場合、操作体から手を離して操作力が操作体に付加されなくなると、操作体が中立位置に保持されるように移動し、運転者は、操作体を中立位置から更に他方向に操作し易い状態になる。そして、1つの操作体で2つの走行特性での車両運転が可能となる。
上記異なる走行特性は、加速と減速、前進と後退、急激な加速と緩慢な加速、急激な減速と緩慢な減速など、1つの操作体の操作で使い分けるべき特性として適したものが、実際に想定される車両運転の走行パターン等から決めることができる。特に、幅の広い走行特性の切換えができるという観点から、本発明は、上記信号生成手段は、操作体が中立位置から一方に操作された場合と中立位置から他方向に操作された場合で、車両の走行特性が逆になるような制御信号を生成するように構成することができる。
このような車両用走行制御装置では、操作体の操作方向を変えることで、全く逆の走行特性での走行状態が得られる。逆の走行特性とは、加速と減速、前進と後退等のように、走行特性を表す情報の変化の方向が逆であることを意味する。また、上記のように手動操作部が該操作体に対して操作力が付加されない状態において当該操作体を該中立位置に保持する機構を備える場合、その機構の経年劣化等により、操作体に操作力が付加されない状態において操作体が中立位置と異なる位置に保持されてしまう場合がある。このような場合には、本来、アクチュエータの駆動量がなくなるような制御信号が生成されるにもかかわらず、中立位置とその異なる位置との差に対応した操作量に基づいた制御信号が発生して、アクチュエータが駆動されてしまう。
そのような事態を防止するという観点から、本発明は、上記車両用走行制御装置において、操作力が付加されていない状態での操作体の位置にて常にアクチュエータの駆動量がなくなるように制御信号を補正する中立位置補正手段を有するように構成することができる。このような車両用走行制御装置では、操作体を中立位置に保持する機構の経年変化等により、操作体に操作力が付加されない状態において操作体が中立位置と異なる位置に保持されてしまっても、中立位置補正手段が、操作体の保持位置にてアクチュエータの駆動量がなくなるように制御信号を補正する。これにより、操作体に操作力が付加されていない状態で常にアクチュエータの駆動量がなくなるようになる。
このような車両用走行制御装置では、ステアリングホイールを握って車両の操舵運転を行う運転者は、ステアリングホイールに設けられた手動操作部の操作を即座に行うことができる。
また、例えば、請求項2に記載されるように、車両の制動系及びアクセル系の少なくとも一方に設けられたアクチュエータを、手動操作部の操作量に応じた制御信号に基づいて駆動制御するようにした車両用走行制御装置において、
前記手動操作部は、中立位置から2方向に移動可能な操作体を備え、
該操作体が中立位置から一方向に操作された場合に生じる減速度は、前記操作体が中立位置から他方向に操作された場合に生じる加速度に比して、操作量の変化に対する変化率が小さいことを特徴とするように構成することができる。
こうすれば、手動操作部の操作量の変動に対するアクチュエータの駆動量の変動を電気的な処理によって容易に緩和することができる。
このような車両用走行制御装置では、手動操作部の操作量が多くなればなるほど、その操作量の増分に対するアクチュエータの駆動量の増分が多くなるので、手動操作部の操作量が小さいうちは、アクチュエータの駆動量はあまり多くならない。運転者が自らの意思をもって手動操作部を多くの操作量にて操作した場合には、アクチュエータがより大きい駆動量にて駆動される。しかし、不用意に手動操作部に触れたとしても、僅かな操作量では、アクチュエータの駆動量に与える影響はより小さなものとなる。
上記のような走行制御装置により、ステアリングホイール10に設けた走行制御スイッチ100の操作レバー101の操作によって、車両の加速、減速、停止を行うことが可能となる。そして、前述したように、操作レバー101の操作量と操作力との関係が、操作量が多くなればなるほど加速度的にその操作力が増加するような非線形関係となっているため、操作レバー101の大きな操作量での誤操作が防止される。
20 制御ユニット
30 ブレーキアクチュエータ
40 アクセルアクチュエータ
100 走行制御スイッチ
101 操作レバー
102、103 複合スプリング
104 摺動抵抗器
Claims (5)
- 車両の制動系及びアクセル系の少なくとも一方に設けられたアクチュエータを、手動操作部の操作量に応じた制御信号に基づいて駆動制御するようにした車両用走行制御装置において、
前記手動操作部は、車両の操舵を行うためのステアリングホイールに設けられると共に、中立位置から2方向に移動可能な操作体と、該操作体に対して操作力が付加されない状態において当該操作体を該中立位置に保持する機構とを備え、
前記操作体が中立位置にある場合にアクチュエータの駆動量をなくし、該操作体が中立位置から一方向に操作された場合と中立位置から他方向に操作された場合で、車両の走行特性が異なるような制御信号を生成する信号生成手段と、
操作力が付加されていない状態での操作体の位置にて常にアクチュエータの駆動量がなくなるように制御信号を補正する中立位置補正手段と、を有し、
前記中立位置補正手段は、前記ステアリングホイールの舵角が所定角度より大きい場合に、前記操作体の位置を示す操作位置データの補正値を演算して前記制御信号を補正することを特徴とする、
車両用走行制御装置。 - 車両の制動系及びアクセル系の少なくとも一方に設けられたアクチュエータを、手動操作部の操作量に応じた制御信号に基づいて駆動制御するようにした車両用走行制御装置において、
前記手動操作部は、中立位置から2方向に移動可能な操作体を備え、
該操作体が中立位置から一方向に操作された場合に生じる減速度は、前記操作体が中立位置から他方向に操作された場合に生じる加速度に比して、操作量の変化に対する変化率が小さいことを特徴とする、
車両用走行制御装置。 - 前記手動操作部の操作量を表す信号を微分処理する微分処理手段と、
該微分処理手段にて得られた信号が所定値以上であるか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により前記微分処理手段にて得られた信号が所定値以上であると判定されたときに、アクチュエータの駆動量が上記手動操作部の操作量変動より緩やかに当該変動後の操作量に対応する駆動量まで変化するように制御信号を調整する信号調整手段と、
を備える請求項1又は2に記載の車両用走行制御装置。 - 前記手動操作部の操作量を表す信号の所定周波数以上の成分を減衰させるローパスフィルタ手段と、
該ローパスフィルタ手段にて処理された信号に基づいてアクチュエータを駆動するための制御信号を調整する手段と、
を備える請求項1又は2に記載の車両用走行制御装置。 - 前記手動操作部の操作量が多くなるに従ってその操作量の増分に対するアクチュエータの駆動量の増分が多くなるような非線形特性にて当該アクチュエータを駆動させるための制御信号を生成する信号生成手段を有する、
請求項1又は2に記載の車両用走行制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006326058A JP4400616B2 (ja) | 2006-12-01 | 2006-12-01 | 車両用走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006326058A JP4400616B2 (ja) | 2006-12-01 | 2006-12-01 | 車両用走行制御装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25094898A Division JP3994541B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 車両用走行制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007137418A JP2007137418A (ja) | 2007-06-07 |
JP4400616B2 true JP4400616B2 (ja) | 2010-01-20 |
Family
ID=38200767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006326058A Expired - Fee Related JP4400616B2 (ja) | 2006-12-01 | 2006-12-01 | 車両用走行制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4400616B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4748105B2 (ja) | 2007-05-24 | 2011-08-17 | トヨタ自動車株式会社 | 移動体に装着される高圧ガスタンク |
JP5662135B2 (ja) * | 2010-12-22 | 2015-01-28 | 富士重工業株式会社 | 運転操作装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE9003318L (sv) * | 1990-10-19 | 1991-11-11 | Saab Automobile | Reglage, arrangemang och foerfarande foer reglering av servoorgan foer motorfordons framfoerande |
JPH0849261A (ja) * | 1994-08-08 | 1996-02-20 | Yotaro Hatamura | 作業機の操作用仮想音生成装置 |
JPH08221146A (ja) * | 1995-02-17 | 1996-08-30 | Toyota Motor Corp | 車両用操作装置 |
JPH09265349A (ja) * | 1996-03-28 | 1997-10-07 | Kayaba Ind Co Ltd | ジョイスティックの中立補正装置 |
JP3586516B2 (ja) * | 1996-07-22 | 2004-11-10 | 株式会社神戸製鋼所 | 操作制御装置及び操作制御方法 |
-
2006
- 2006-12-01 JP JP2006326058A patent/JP4400616B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007137418A (ja) | 2007-06-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109572803B (zh) | 车辆用控制装置 | |
KR920002735B1 (ko) | 파워스테어링 제어장치 | |
CA2631442A1 (en) | Vehicle control device | |
WO2017018269A1 (ja) | 摩擦ブレーキシステム | |
CN107428326B (zh) | 电动制动装置 | |
KR102008929B1 (ko) | 전동식 변속 레버 시스템의 모터 제어 방법 | |
US8296011B2 (en) | Systems and methods involving quadrant dependent active damping | |
WO2013058171A1 (ja) | 航空機及び航空機の制御方法 | |
JP4400616B2 (ja) | 車両用走行制御装置 | |
KR20200032283A (ko) | Sbw시스템의 랙포스 추정방법 | |
US20060197377A1 (en) | Vehicle motion state control device | |
CN111348106A (zh) | 控制机动车辆中的线控转向系统的方法以及线控转向系统 | |
JP2012086673A (ja) | 航空機のステアリング装置の制御方法、並びに航空機のステアリング装置及びこれを備えた航空機 | |
JP3994541B2 (ja) | 車両用走行制御装置 | |
JPH09193821A (ja) | 車両の操舵角制御用の操作要素装置 | |
CN107848507B (zh) | 电动制动系统 | |
JPH05301565A (ja) | ペダル比可変ブレーキペダル装置 | |
JP7185040B2 (ja) | 車両用のパーキングブレーキを制御するための方法および制御装置、ならびに車両用のパーキングブレーキシステム | |
JP2005106100A (ja) | 自動変速機のセレクトアシスト装置 | |
JP4255889B2 (ja) | 車両用自動変速装置のアシスト制御方法 | |
EP1345112A1 (en) | Haptic controller with functions connecting particular points for force feedback calculation | |
US6943513B2 (en) | Force-applying input device | |
JP2019151331A (ja) | 電動ブレーキ装置 | |
US20240278766A1 (en) | Method for Operating a Vehicle Operating Device, and Vehicle Operating Device | |
KR101461866B1 (ko) | 스티어 바이 와이어 시스템의 제어장치 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090526 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090528 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090724 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091006 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091019 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |