JP4399570B2 - 基礎構造物の水平力載荷方法およびその装置 - Google Patents

基礎構造物の水平力載荷方法およびその装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、山岳地帯に架設築造される送電線用鉄塔等の鉄塔を支持する鉄筋コンクリート製深礎基礎構造物または構造物用深礎基礎あるいは地盤に築造される鉄筋コンクリート製杭基礎等の基礎構造物の水平力載荷方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、現在の鉄塔用の基礎構造物の設計では、鉄塔に作用する風荷重を水平力,引揚力,圧縮力に分解して基礎構造物に作用させ、それぞれの荷重に対する地盤支持力の安全性を確かめることで、基礎構造物の形状を決定している。深礎基礎構造物の形状については、設計実績によると、基礎形状の決定要因の4割程度が水平支持力評価である。
【0003】
したがって、中硬岩等の支持岩盤または支持地盤に築造された鉄筋コンクリート製深礎基礎等の基礎構造物の水平支持力を正確に測定することが重要になる。また、通常の建屋基礎等の鉄筋コンクリート製基礎構造物等の基礎構造物の水平方向の支持力を測定することは、基礎構造物の強度を知る上で、非常に重要になるとともに、これを基礎として構築される建屋全体の地震時の耐力を評価できるので、重要になる。
【0004】
従来、鉄筋コンクリート製深礎基礎構造物1あるいは深礎基礎構造物試験体1a等の基礎構造物1の水平支持力を測定する場合には、図11に示すように、鉄筋コンクリート製深礎基礎構造物1に間隔をおいて鉄筋コンクリート製の反力支承用壁体2を築造し、前記反力支承用壁体2に反力をとるようにして、水平状態で配置された伸縮液圧式水平力用ジャッキ3の可動ピストン3aの先端部のピン結合部(図示を省略した)で、鉄筋コンクリート製深礎基礎構造物1を水平方向に押圧するようにして、深礎基礎構造物試験体1a等の基礎構造物1の水平支持力を測定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、伸縮式液圧式水平力用ジャッキ3を伸長していくと、基礎構造物1が次第に回転するように傾斜するようになり、水平力用ジャッキ3の基礎構造物1側の作用点(面)が上位のレベルに徐々に変位するようになる。また前記基礎構造物1側の傾斜に伴い、水平力用ジャッキ3の先端側が水平状態から上方に徐々に変位するようになるため、水平力用ジャッキ3が上向き反力を受けるように上ずるようになり、深礎基礎構造物1には、押圧当初の水平力Hが、基礎構造物1の縦壁面に作用する直角な分力H1と、基礎構造物1にほぼ下向きに作用する下向き力V1とに分力されて、基礎構造物1に水平力のみを作用させることが難しくなるという問題がある。また基礎構造物1が傾斜回転すると、前記作用点が上方に変位するようになり、前記水平力用ジャッキ3を支持している反力支承用壁体2の荷重(重量)が基礎構造物1に反作用として下向き力が作用するようになる。またこのような水平支持力の載荷においては、押圧する水平力Hが大荷重になるため、基礎構造物1側の傾斜角が発生すると下向き力V1が相当大きくなると共に、作用点(面)の移動量も岩盤または地盤からのレベルが高くなると大きくなる。
【0006】
本発明は、前記従来の装置の問題点を解決せんとしたものであり、水平力用ジャッキを有効に利用でき、基礎構造物に水平力のみを作用させることができる基礎構造物の水平力載荷方法およびその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の従来の問題点を有利に解決するために、本発明の請求項1の基礎構造物の水平力載荷装置においては、深礎基礎構造物試験体1aまたは深礎基礎等の基礎構造物1と、これに間隔をおいて築造された反力支承用壁体2との間に、水平力用ジャッキ3を配置して、前記水平力用ジャッキ3の伸長により前記基礎構造物1を水平に押圧するように基礎構造物1に水平力を作用させるようにした水平力載荷装置において、前記水平力用ジャッキ3を前記反力支承用壁体2に反力をとるように水平状態で配設され、かつ前記水平力用ジャッキ3と前記基礎構造物1との間に、ローラーベアリング4等のころがり又はすべり支承部材5が介在され、かつ前記水平力用ジャッキ3の伸長による前記基礎構造物1の傾斜により、前記水平力用ジャッキ3に作用する上向き力を打ち消すように作用するジャッキ45が、前記基礎構造物1側に反力をとるように設けられていることを特徴とする。このようにすると、反力支承用壁体2の荷重(重量)が基礎構造物1に反作用として下向き力が作用することはない。
【0008】
また請求項2の基礎構造物の水平力載荷装置においては、請求項1に記載の発明において、前記水平力用ジャッキ3を前記反力支承用壁体2側に反力をとるようにして支持させ、かつ前記ジャッキ45は、前記水平力用ジャッキ3の可動部に直接または間接的に係合するように縦向きに配設されていることを特徴とする。
【0009】
さらに請求項3の発明においては、請求項1に記載の基礎構造物の水平力載荷装置において、複数の縦向きジャッキ45の下側に配置された押圧梁材を介して、複数の水平力用ジャッキ3の可動部が押圧されるように構成されていることを特徴とする。
【0010】
さらにまた、請求項4の基礎構造物の水平力載荷方法においては、深礎基礎構造物試験体1aまたは深礎基礎等の基礎構造物1と、これに間隔をおいて築造された反力支承用壁体2との間に、水平力用ジャッキ3を配置して、前記水平力用ジャッキ3の伸長により前記基礎構造物1を水平に押圧するように基礎構造物1に水平力を作用させるようにする水平力載荷方法において、前記水平力用ジャッキ3を前記反力支承用壁体2に反力をとるように水平状態で配設され、かつ前記水平力用ジャッキ3と前記基礎構造物1との間に、ローラーベアリング4等のころがり又はすべり支承部材5が介在され、かつ前記水平力用ジャッキ3の可動部に直接または間接的に係合する縦向きジャッキ45が、前記基礎構造物1側に反力をとるように設けられ、前記水平力用ジャッキ3の伸長による前記基礎構造物1の傾斜角に伴う前記水平力用ジャッキ3に作用する上向き力を、前記縦向きジャッキ45の伸長により下向き力を作用させて打ち消しながら前記基礎構造物1側に水平力を作用させるようにしたことを特徴とする。このようにすると、反力支承用壁体2の荷重(重量)が基礎構造物1に反作用として下向き力が作用することはない。
【0011】
【発明の実施の形態】
次にこの発明を図示の一実施形態に基づいて詳細に説明する。図1〜図7は、本発明の一実施形態の水平力載荷装置を示すものであって、岩盤(または地盤)7に横断面円形の縦孔8が設けられその縦孔8に、下部を埋め込むように横断面円形で円柱状の下部柱状体が構築されると共に、岩盤または地盤上において前記下部柱状体に一体に横断面矩形または円形の加圧受け面1bを備えた上部部分を備えた鉄筋コンクリート製深礎基礎1a等の基礎構造物1が構築され、これに間隔をおいて前記加圧受け面1bに平行な支承縦壁面2aを有する反力支承用壁体2が岩盤(または地盤)7上に構築され、前記反力支承用壁体2の平坦な上面には、センターホールジャッキ6が前記反力支承用壁体2の上面に開口するように間隔をおいて設けられた複数の貫通縦孔9に同軸上に載置され、岩盤(または地盤)7に反力をとるようにアンカー材10が設けられると共に、そのアンカー材10の上部は前記貫通縦孔9とセンターホールジャッキ6に挿通され、かつ前記アンカー材10の上端部には、ナット等の係合部材11が前記センターホールジャッキ6の可動ピストン6bに係合され、センターホ−ルジャッキ6が伸長されて前記アンカー材10が緊張された状態で、前記反力支承用壁体2は岩盤(または地盤)7に固定されている。
【0012】
前記反力支承用壁体2における基礎構造物1に対向する平坦な前面側の縦壁面2aには、面板からなる縦鋼板22がアンカーボルト6aにより固定され、その縦鋼板22の前面側には、左右方向に等間隔をおいてH形鋼からなる複数(図示の場合は6台)のジャッキ受け台11が同レベルに配置されてその基端部が溶接により固定され、前記各ジャッキ受け台11の水平な上部フランジの上面には、それぞれ油圧ジャッキ等の液圧ジャッキからなる水平力用ジャッキ3が前後方向に水平状態で載置されている。
【0013】
図5(A)に示すように、各ジャッキ受け台11の下部には、前後方向に間隔をおいて左右方向に延長するように、かつジャッキ受け台11の左右両端部から突出するようにH形鋼からなる支承部材12が当接された状態で配置され、かつ前記各支承部材12の各突出端部12aに、帯鋼板を屈曲して円弧状上部部分13aおよび上端縦部分14を一体に連設して、前記上端縦部分14にボルト挿通用横孔15を設けると共に帯鋼板の下部の巾方向両縁部にU字状鉄筋16aの上部腕片を溶接により固着して構成した開口部16bを有する係合部16を備えた一対の取付金具17における前記係合部16がそれぞれ挿通されて係合され、その状態で前記各水平力用ジャッキ3の左右両側に取付金具17が配置され、かつ取付金具17における帯鋼板の円弧状上部部分13が当接され、そして対向する上端縦部分14間にこれらのボルト挿通用横孔15に挿通された取付用ボルト18およびこれに螺合されたナット19により、前記水平力用ジャッキ3は、前記取付金具17により強固に前記各ジャッキ受け台11に固定されている。
【0014】
なお、図2に示すように、前記ジャッキ受け台11の上面には、水平力用ジャッキ3の左右両側下部に当接するように、前後方向に延長するサイドブロック20が溶接等により固定されて、前記水平力用ジャッキ3の左右方向の移動が防止されている。また前記各水平力用ジャッキ3のシリンダ21の後面と、縦鋼板22の前面との間には、これらに当接するように鋼製反力伝達ブロック23が介在されている。
【0015】
左右両端部の各ジャッキ受け台11の中間部には、前後方向に延長するH形鋼からなる支持部材24が前方に突出するように配置されて、その支持部材24の基端部が溶接により各ジャッキ受け台11に固定され、前記各支持部材24の上部に渡って、左右方向に延長するようにH形鋼からなる支承部材25が溶接により、前記支持部材24に固定されている。
【0016】
図6(B)に示すように、前記水平力用ジャッキ3におけるピストン杆26の先端部には、半球状凸面27が設けられ、かつ前記半球状凸面27に係合する半球状受け面28を備えた加圧部材29が装着されている。
【0017】
図1に示すように、前記鉄筋コンクリート製基礎構造物1の上面には、左右方向に延長するように配置された複数のH形鋼からなる横枠材30が前後方向に間隔をおいて平行に配設され、前記各横枠材30の下フランジ31には、左右方向に間隔を置いて透孔が設けられ、その各透孔には、予め前記基礎構造物1に埋め込み固定された鋼製アンカー部材32の上部が挿通され、その鋼製アンカー部材32に螺合されたナット33により緊締されて、横枠材30が鉄筋コンクリート製基礎構造物1に固定されている。
【0018】
前記各横枠材30の上面に渡って、前後方向に延長するH形鋼からなる片持ち式の反力支持梁34が左右方向に間隔を置いて平行に載置されると共に、前記各横枠材30の上部フランジに設けた透孔と、前記反力支持梁34の透孔とにわたって挿通されたボルト35およびこれに螺合されたナット36により一体に固定され、前記各反力支持梁34の後端部が基礎構造物1の後面から突出するように配置され、その後端部下面に渡って、左右方向に延長するようにH形鋼からなる反力受け梁37の上面が当接されて、前記反力支持梁34の下部フランジに設けた透孔と反力受け梁37の上部フランジに設けた透孔とにわたって挿通されたボルト38およびこれに螺合されたナット39により一体に固定され、前記反力受け梁37の背面側には、上部フランジと下部フランジに渡って縦鋼板40が溶接により固定され、その縦鋼板40に、前記反力支承用壁体2の前面に対向する前記基礎構造物1の後面に当接するように配置された矩形状の加圧力受け用縦鋼板(受け圧板)41の上部が溶接により固定され、かつ前記反力受け梁37は前記水平力用ジャッキ3に間隔をおいて上位のレベルに配置されている。前記加圧力受け用縦鋼板41は基礎構造物1(1a)に固定されたアンカーボルトおよびこれに螺合されたボルトにより固定されている。
【0019】
前記反力受け梁37の下方において、これに間隔をおいて対向するように、左右方向に延長するようにH形鋼からなる押圧梁材42が配置され、前記押圧梁材42の下面に左右方向に間隔をおいて保持部材43が配置されて、その上端部が押圧梁材42に溶接により固定され、かつ保持部材43は、水平力用ジャッキ3の可動ピストン26の先端側の加圧部材29を囲むように載置されている。これにより、水平力用ジャッキ3の先端部と押圧梁材42が係合されている。前記押圧梁材42の後面側の左右両端側の縦スチフナ42aには、鋼棒からなる上下方向に延長する鋼製杆体50の下部が溶接により固定され、前記鋼製杆体50の中間部および上部は、前記反力支持梁34の後端上部に固定された筒状ガイド金具44および前記反力受け梁37の後端下部に固定された筒状ガイド金具44に摺動自在に挿通されている。したがって前記押圧梁材42は前記一対の筒状ガイド金具44によりガイドされながら前記反力受け梁37と平行に移動されるように構成されている。なお、前記押圧梁材42は前記加圧力受け用縦鋼板41の後面に溶接により固定された帯状鋼板からなる支承部材62の後面に上下方向に摺動可能当接されている。
【0020】
前記押圧梁材42と前記反力受け梁37との間に、左右方向に間隔をおいて、押圧梁材42を下向きに加圧する液圧ジャッキからなる加圧ジャッキ45が縦向きに配置され、前記加圧ジャッキ45のシリンダ46の下部は、前記押圧梁材42の上面に等角度間隔をおいて配置されて溶接により固定された位置固定用係止部材47内に配置されるように載置されて位置固定され、また前記加圧ジャッキ45のピストン杆48の上端部は、前記反力受け梁37の下面に介在固定された鋼製受け圧ブロック49を介して前記反力受け梁37に固定されている。
【0021】
図6に示すように、前記各保持部材43は、水平力用ジャッキ3の先端上部(加圧部材29の上部)に載置される上部縦板51と、水平力用ジャッキ3の先端下部(加圧部材29の下部)に係合される下部縦板52と、これらに直角に当接されて溶接により固着された左右両側の側板53を備えた枠形のフレーム54に、前記側板53の内側において、間隔をおいて平行に配置されると共に前記水平力用ジャッキ3の先端部(加圧部材29)の左右両側部に係合され、かつ前記各上部および下部縦板51,52に上部および下部が溶接により固定される縦向き配置の両側面板55が設けられて構成されている。前記各保持部材43における前記各上部および下部縦板51,52と、内側配置の両側面板55に当接された一枚の矩形状の焼き入れ鋼板からなる硬質加圧板56の後面側縁部が、前記保持部材43部に溶接により固着され、かつ前記保持部材43および硬質加圧板56の上部が溶接等により、前記押圧梁材42における下部フランジ57下面に溶接により固定されている。
【0022】
前記硬質加圧板56の前面側には、図1および図7に示すように、鋼製円柱状のローラーベアリング4等の低摩擦係数のころがり又はすべり支承部材5が介在され、前記支承部材5の前面側に、焼き入れ鋼板からなる硬質受け圧板58が配置され、前記硬質受け圧板58の前面側(基礎構造物側)が加圧力受け用縦鋼板41の後面(反力壁体側)に当接するように配設されている。なお、前記支承部材5は押圧梁材42または保持部材43に針金等に条体による吊り下げ保持手段(図示を省略した)または適宜の支持手段により支持されている。
【0023】
図7は前記低摩擦係数のころがり又はすべり支承部材5の部分を取り出して示すものであって、前記支承部材5は、間隔をおいて平行に配置された上部および下部の横枠材59およびこれらの両側端部に各縦枠材60を溶接等により一体に固着して構成した矩形状枠形フレーム61が同一垂直面に複数並列配置され、かつ隣り合う縦枠材60が溶接により固定され、前記各枠形フレーム61に、間隔を置いて対向する各縦枠材60の間に左右方向に間隔をおいて、上下方向に間隔をおいて平行に多数の中実円柱状の高炭素軸受け鋼(SUJ2)からなるローラーベアリング等の鋼製ローラー4が横長に配置され、前記各ローラー4の円弧状上面側および円弧状下面側は、ローラー支承用上部支承部材64の下面側およびローラー支承用下部支承部材65の上面側に近接または当接するように配置され、かつ前記縦枠材60に溶接またはボルトなどにより固定された前記各ローラー支承用上部支承部材64およびローラー支承用下部支承部材65により回転可能に配設されている。
【0024】
前記各ローラー支承用上部支承部材64は、前記各ローラー63の円弧状上面側に近接または当接するような断面円弧状の支承用下面66を備えており、また前記各ローラー支承用下部支承部材65は、前記各ローラーの円弧状下面側に近接または当接するような断面円弧状の支承上面67を備えており、かつ前記上部横枠材59と縦枠材60と各ローラー支承用上部支承部材64およびローラー支承用下部支承部材65前後方向の寸法は、ローラー4の直径寸法よりも小さく設定され、かつローラー4の前後方向の寸法から突出しないように配置されている。したがって、前記各硬質加圧板56と硬質受け圧板58との間に配置される、ころがり又はすべり支承部材5におけるローラー4は、常時これらの硬質板56,58に当接されている状態に配設されている。また前記ローラ4を使用しているので、硬質加圧板56から硬質受け圧板58に、これらのローラ4との接触面に直角に加圧力を伝達することができる。
【0025】
図9は本発明の基礎構造物の水平力載荷装置を使用して、鉄筋コンクリート製深礎用基礎構造物1aからなる試験体に水平力を載荷している時の応力状態を示し、図10は前記試験体に水平力を載荷している時の移動状況を示す説明図であって、図9に示すように、水平力用ジャッキ3を伸長して、鉄筋コンクリート製基礎構造物1を水平に押圧していくと、基礎構造物1が傾斜するようになるので、水平力用ジャッキ3が発生作用する水平力Hが、基礎構造物1にそのまま水平に作用しなくなり、基礎構造物1の作用面(後面)に直角な力H1と、基礎構造物1の後面に平行な上向き力V1分力され、また水平力用ジャッキ3の先端部が基礎構造物1の傾斜に沿って上向きに上昇移動するように付勢されるため、水平力用ジャッキ3が上滑りするようになる。したがって水平力用ジャッキ3の水平力Hを十分作用させることができない。
【0026】
そのため、基礎構造物1の傾斜による水平力用ジャッキ3の傾斜した状態に沿った上向き力V1に相当する力を、図9に示すように、基礎構造物1側に反力をとるように配設された縦向きジャッキ45によりこれを打ち消すように下向きに傾斜した状態に沿った下向き力Vを加圧することにより、前記上向き力V1は、常時前記縦向きジャッキ45に作用しなくなり、また前記基礎構造物1側においては、これに反力をとるようにしているので、基礎構造物1の作用面(後面)に直角な力H1と、前記上向き力V1とが合成されて、水平力用ジャッキ3の発生作用する水平力Hと等しい力Hが水平に基礎構造物1に作用するようになるので、水平力用ジャッキ3の水平力を常時、基礎構造物1に作用することができる。
【0027】
さらに図10に基づいて説明すると、図9および図10に図示の場合は、岩盤下の柱状体部分の上下方向の寸法が7m、柱状体部分の直径が2m、岩盤上の平面矩形状の上側部分の突出寸法が2mの平面矩形状の基礎構造物1に対して、5MNの水平押圧力を備えている水平力用ジャッキ3を6台使用し、岩盤上1mのレベルを水平力作用中心として、多数の高炭素軸受け鋼のローラー(直径10mm、巾80mm)4を備えた支承部材5の上下方向の作用面寸法が500mmで、移動しろを下側に100mm余裕をもたせて多数のローラー4からなる支承部材5の上下方向のローラ伝達作用可能な寸法を600mmとし、6台の水平力用ジャッキ3により、基礎構造物試験体1aに水平力を作用させた。その結果最大水平力Hが(max30MN)、基礎構造物試験体1a(1)の最大傾斜角θが(max3.3°)、傾斜した状態の基礎構造物1aの加圧面に直角な加圧力H1が(max29.97MN)で、ジャッキ45の傾斜した状態の加圧力の最大が(max1.3MN)で、6台の水平力用ジャッキ3の先端部で受ける合計最大上向き力Vが(max1.3MN)を測定した。
【0028】
また前記の場合で、水平力用ジャッキ3により、基礎構造物1を水平に押圧していくと、岩盤等に築造された基礎構造物1は、例えば点Oを中心として、時計方向(右回り)に回転するようになり、これにより基礎構造物1の地盤レベルから1mの距離にある水平力用ジャッキ3による基礎構造物試験体1a側の作用中心点の上昇する距離(δ)は、最大水平力作用時には、前記点Oを中心として、基礎構造物試験体1aがθ=3.3°回転し、距離(δ)=17cmとなる。またしたがって前記基礎構造物1の傾斜角を常時傾斜計により常時測定すると共に、水平力Hを演算処理して、常時、前記上向き力を打ち消すように、前記縦向きジャッキ45に油圧ポンプ(図示を省略した)から圧油を供給して、前記ピストン杆48を徐々に伸長するようにし、前記の状態では、押圧梁材42および保持部材43を17cm下向きに移動させるようにする。
【0029】
また前記の作用中心点の上昇量17cmに伴い、前記ころがり又はすべり支承部材5は、一種の動滑車のようになるので、8.5cmだけ上昇するようになり、基礎構造物1側に配設されて固定されている硬質受け圧板58を、少なくともこの移動距離だけ長い移動代をころがり又はすべり支承部材5の下位置レベルに有する硬質受け圧板58としておく必要があり、またころがり又はすべり支承部材5も、水平力用ジャッキ3の作用面下に同様に移動代を設けておく必要がある。
【0030】
図8は、本発明の水平力載荷装置における水平力用ジャッキが作動した状態を示すものである。
【0031】
前記実施形態においては、縦向きジャッキ45により、保持部材43および押圧梁材を介して水平力用ジャッキ3の先端部を押圧するようにしているが、本発明を実施する場合、縦向きジャッキ45の先端部を水平力用ジャッキ3の先端部に係合するようにしてもよい。
【0032】
前記実施形態においては、平面矩形の基礎構造物1を示したが、前記基礎構造物1としては、平面円形またはその他の形状であってもよい。また本発明を実施する場合、ころがり又はすべり支承部材部材としては、多数の鋼球からなるころがり支承部材としてもよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるので次のような効果を有している。
1)請求項1の発明によれば、基礎構造物1と、これに間隔をおいて築造された反力支承用壁体2との間に、水平力用ジャッキ3を配置して、前記水平力用ジャッキ3の伸長により前記基礎構造物1を押圧するように基礎構造物1に水平力を作用させるようにした水平力載荷装置において、前記水平力用ジャッキ3を前記反力支承用壁体2に反力をとるように水平状態で配設され、かつ前記水平力用ジャッキ3と前記基礎構造物1との間に、ローラー4等のすべり支承部材5が介在され、かつ前記水平力用ジャッキ3の伸長による前記基礎構造物1の傾斜により前記水平力用ジャッキ3に作用する上向き力を打ち消すように作用する縦向きジャッキ45が、前記基礎構造物1側に反力をとるように設けられているので、水平力用ジャッキの先端部が基礎構造物の傾斜に伴い上向きに分力が作用するようになっても、水平力用ジャッキの先端部が上向きに移動することなく、しかも基礎構造物の傾斜による基礎構造物に作用する下向きの力を、前記縦向きジャッキ45により打ち消しながら、基礎構造物に水平力のみを作用させるようにすることができ、しかも構造が簡単であるので、水平力載荷装置を安価に製作することができる。また既存の従来の水平力載荷装置も容易に本発明の水平力載荷装置に変更することができる。さらに特に本発明の場合は、水平力支承用ジャッキ3と基礎構造物1との間にローラー4等のすべり支承部材5が介在されているので、従来のように反力支承用壁体2の荷重が基礎構造物1に下向きに作用することがない。
【0034】
2)また請求項2のように、水平力用ジャッキ3を反力支承用壁体2側に反力をとるようにして支持させ、かつ前記縦向きジャッキ45は水平力用ジャッキ3の可動部に直接または間接的に係合するように配設するという簡単な構成により、基礎構造物1に水平力用ジャッキによる水平力のみを作用させるようにすることができ、また基礎構造物に作用する下向きの力を打ち消すことができる。さらに請求項3のように、複数の縦向きジャッキ45の下側に配置された押圧梁材を介して複数の水平力用ジャッキ3の可動部が押圧されるように構成すると、前記実施形態のように、水平力用ジャッキ3毎に縦向きジャッキ45を配設することなく、縦向きジャッキ45の下側に多数の水平力用ジャッキ3を配設するようにすることができる。
【0035】
3)また本発明の請求項4の方法によれば、 深礎基礎構造物試験体1aまたは深礎基
礎等の基礎構造物1と、これに間隔をおいて築造された反力支承用壁体2との間に、水平力用ジャッキ3を配置して、前記水平力用ジャッキ3の伸長により前記基礎構造物1を押圧するように基礎構造物1に水平力を作用させるようにした水平力載荷方法において、前記水平力用ジャッキ3を前記反力支承用壁体2に反力をとるように水平状態で配設され、かつ前記水平力用ジャッキ3と前記基礎構造物1との間に、ローラーベアリング4等の低摩擦係数の支承部材5が介在され、かつ前記水平力用ジャッキ3の可動部に直接または間接的に係合する縦向きジャッキ45が前記基礎構造物1側に設けられ、前記水平力用ジャッキ3の伸長による前記基礎構造物1の傾斜角に伴う前記水平力用ジャッキ3に作用する上向き力を、前記縦向きジャッキ45の伸長により下向き力を作用させて打ち消しながら前記基礎構造物1側に水平力を作用させるようにしたので、簡単な方法により、水平力用ジャッキの先端部が基礎構造物の傾斜に伴い上向きに分力が作用するようになっても、水平力用ジャッキの先端部が上向きに移動することなく、しかも基礎構造物の傾斜による基礎構造物に作用する下向きの力を、前記縦向きジャッキ45により打ち消しながら、基礎構造物に水平力のみを作用させるようにすることができる。さらに特に本発明の場合は、水平力支承用ジャッキ3と基礎構造物1との間にローラー4等のすべり支承部材5が介在されているので、従来のように反力支承用壁体2の荷重が基礎構造物1に下向きに作用することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る基礎構造物の水平力載荷装置を反力壁体と基礎構造物間に配設した状態を示す側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C腺断面図である。
【図5】(A)は水平力用ジャッキの固定部分を示す縦断正面図であり、(B)は一方の取り付け金具を示す正面図であり、(C)はその側面図である。
【図6】(A)は水平力用ジャッキの可動ピストン先端側の係合部分を示す一部縦断背面図であり、(B)は一部縦断正面図である。
【図7】(A)はローラベアリングからなるころがり又はすべり支承部材のユニットを示す正面図であり、(B)は一部縦断正面図である。
【図8】水平力用ジャッキを伸長して基礎構造物を押圧し、基礎構造物が傾斜した状態を示す側面図である。
【図9】本発明の装置を使用して深礎基礎用構造物試験体からなる基礎構造物に水平力を作用させた場合の載荷装置応力状態を説明するための概略側面図である。
【図10】本発明の装置を使用して深礎基礎用の試験体からなる基礎構造物に水平力を作用させた場合の載荷装置移動状況を説明するための概略側面図であり、(A)は移動前の状態を示し、(B)は移動後の状態を示す。
【図11】従来の水平力載荷装置を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 基礎構造物
1a 深礎基礎構造物試験体
2 反力支承用壁体
3 水平力用ジャッキ
3a 可動ピストン
4 ローラーベアリング
5 ころがり又はすべり支承部材
6 センターホールジャッキ
6a アンカーボルト
6b 可動ピストン
7 岩盤(または地盤)
8 縦孔
9 貫通縦孔
10 アンカー材
11 ジャッキ受け台
12 支承部材
12a 突出端部
13 円弧状上部部分
14 上端縦部分
15 ボルト挿通用横孔
16 係合部
16a U字状鉄筋
16b 開口部
17 取付金具
18 取付用ボルト
19 ナット
20 サイドブロック
21 シリンダ
22 縦鋼板
23 鋼製反力伝達ブロック
24 支持部材
25 支承部材
26 ピストン杆
27 半球状凸面
28 半球状受け面
29 加圧部材(半球状受け面付き球座)
30 横枠材
31 下フランジ
32 鋼製アンカー部材
33 ナット
34 反力支持梁
35 反力受け梁
36 ナット
37 反力受け梁
38 ボルト
39 ナット
40 縦鋼板
41 加圧力受け用縦鋼板(受け圧板)
42 押圧梁材
42 縦スチフナ
43 保持部材
44 筒状ガイド金具
45 加圧ジャッキ(縦向きジャッキ)
46 シリンダ
47 位置固定用係止部材
48 ピストン杆
49 鋼製受け圧ブロック
50 鋼製杆体
51 上部縦板
52 下部縦板
53 側板
54 フレーム
55 側面板
56 硬質加圧板
57 下部フランジ
58 硬質受け圧板
59 横枠材
60 縦枠材
62 支承部材
61 矩形状枠形フレーム
64 ローラー支承用上部支承部材
65 ローラー支承用下部支承部材
66 断面円弧状の支承用下面
67 断面円弧状の支承上面

Claims (4)

  1. 深礎基礎構造物試験体1aまたは深礎基礎等の基礎構造物1と、これに間隔をおいて築造された反力支承用壁体2との間に、水平力用ジャッキ3を配置して、前記水平力用ジャッキ3の伸長により前記基礎構造物1を水平に押圧するように基礎構造物1に水平力を作用させるようにした水平力載荷装置において、前記水平力用ジャッキ3を前記反力支承用壁体2に反力をとるように水平状態で配設され、かつ前記水平力用ジャッキ3と前記基礎構造物1との間に、複数のローラー4等のころがり又はすべり支承部材5が介在され、かつ前記水平力用ジャッキ3の押圧による前記基礎構造物1の傾斜により前記水平力用ジャッキ3に作用する上向き力を打ち消すように下向き力を作用するジャッキ45が、前記基礎構造物1側に反力をとるように設けられていることを特徴とする基礎構造物の水平力載荷装置。
  2. 前記水平力用ジャッキ3を前記反力支承用壁体2側に反力をとるようにして支持させ、かつ前記下向き力を作用するジャッキ45は、前記水平力用ジャッキ3の可動部に直接または間接的に係合するように縦向きに配設されていることを特徴とする請求項1に記載の基礎構造物の水平力載荷装置。
  3. 複数の縦向きジャッキ45の下側に配置された押圧梁材を介して複数の水平力用ジャッキ3の可動部が押圧されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の基礎構造物の水平力載荷装置。
  4. 深礎基礎構造物試験体1aまたは深礎基礎等の基礎構造物1と、これに間隔をおいて築造された反力支承用壁体2との間に、水平力用ジャッキ3を配置して、前記水平力用ジャッキ3の伸長により前記基礎構造物1を水平に押圧するように基礎構造物1に水平力を作用させるようにする水平力載荷方法において、前記水平力用ジャッキ3を前記反力支承用壁体2に反力をとるように水平状態で配設され、かつ前記水平力用ジャッキ3と前記基礎構造物1との間に、ローラーベアリング4等のころがり又はすべり支承部材5が介在され、かつ前記水平力用ジャッキ3の可動部に直接または間接的に係合する縦向きジャッキ45が、前記基礎構造物1側に反力をとるように設けられ、前記水平力用ジャッキ3の伸長による前記基礎構造物1の傾斜角に伴う前記水平力用ジャッキ3に作用する上向き力を、前記縦向きジャッキ45の伸長により下向き力を作用させて打ち消しながら前記基礎構造物1側に水平力を作用させるようにしたことを特徴とする基礎構造物の水平力載荷方法。
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