JP4399375B2 - 木材防蟻剤およびそれを用いる木材の処理方法 - Google Patents
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Description
例えば、アルキルアミンアセテートは、木材防腐剤として提案されている(特開2004−82696号公報:特許文献1参照)。
そこで、例えば、アルキルアミンアセテートとトロポロン系化合物との併用による木材防腐剤や桂皮アルデヒドとトロポロン系化合物との併用による木材防腐剤が提案されている(特許文献1および特開2003−334804号公報:特許文献2参照)。
しかしながら、これらの先行技術には、木材の防蟻・防かびに関する記載はない。
このような薬剤の浸透性のバラツキを解消するために、従来から、薬剤を含浸(注)する前に予め木材にインサイジング加工を施している。インサイジング加工とは、木材表面を刺傷することにより、薬剤が含浸し易い均質な浸潤層を設ける技術である。しかしながら、木材にインサイジング加工を施しても、木材のロット間や部分間のバラツキは完全に解消できなかった。
アルキルアミンアセテートは、上記のように木材への高い浸透性を有することから、木材に注入処理した場合、アルキルアミンアセテートが木材内部にまでムラなく均一に浸透し、処理木材の傷やひび割れ箇所からの腐食・虫害・かび発生を生じることがなく、高い保存性能が維持できる。よって、このアルキルアミンアセテートを木材に注入する濃度を設定・管理し、木材への浸潤度(含浸割合)を総合的に評価することで、簡便な方法で高い保存力を有する処理木材を効率よく製造し得ることを見出し、この発明を完成するに到った。
また、この発明によれば、簡便な方法で高い保存性能を有する処理木材を効率よく製造し得る、前記木材防蟻剤を用いる木材の処理方法を提供することができる。すなわち、この発明によれば、木材ロット毎のバラツキや抜き取り検査における不合格ロットを少なくすることができる。また、この発明によれば、木材の種類(樹種、例えば、スギ)によっては、防蟻処理前にインサイジング加工を施す必要がなくなる。
ここで、「単一アルキルアミンアセテート」とは、炭素数8〜18のいずれか1つのアルキル基を有するアルキルアミンアセテートを意味する。
これらの中でも、オクチルアミンアセテート、デシルアミンアセテート、ドデシルアミンアセテート、テトラデシルアミンアセテート、セチルアミンアセテートおよびオクタデシルアミンアセテートが好ましく、デシルアミンアセテートおよびドデシルアミンアセテートが特に好ましい。また、アルキルアミンアセテートとしては、アルキルアミンと酢酸との反応生成物を用いることもできる。
例えば、ココナットアミンアセテートおよびステアリルアミンアセテートは、それぞれ、炭素数8〜18および炭素数14〜18の混合アルキルアミンアセテートであり、それらのアミン価は、それぞれ205〜225および155〜175である。
以下に、この発明の木材防蟻剤の製剤法について述べる。
水溶剤は、製剤を100重量部としたとき、有効成分を1〜50重量部、残部を有機溶剤、界面活性剤および水、さらには樹脂エマルションとするのが好ましい。水溶剤は、使用時に水で所定の倍率、例えば1〜10倍、好ましくは1〜5倍に希釈して使用される。
1)脂肪族炭化水素系:n−ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、オクタンなど
2)芳香族炭化水素系:キシレン、トルエン、エチルベンゼン、クメン、モノイソプロピルナフタレン、ジイソプロピルナフタレン、モノイソプロピルビフェニルなど
3)エステル系:酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸n−ブチル、酢酸アミルなど
4)アルコール系:イソブタノール、sec−ブタノール、2−エチル−1−ブタノール、イソペンタノール、1−ヘプタノール、1−オクタノール、ネオペンチルアルコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル(MDG)、ジエチレングリコール(DEG)、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(BDG)、2−ヒドロキシエチルブチルエーテル(BG)、プロピレングリコールモノメチルエーテル(MPG)など
5)ケトン系:アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルアミルケトン、シクロヘキサノンなど
6)カーボネート:プロピレンカーボネートなど
乳剤は、製剤を100重量部としたとき、有効成分を1〜50重量部、乳化剤を有効成分の1重量部に対して少なくとも10重量部、残部を有機溶剤または水、さらには樹脂エマルションとするのが好ましい。乳剤は使用時に水で所望の倍率、例えば2〜10倍に希釈して使用される。
水和剤は、製剤を100重量部としたとき、有効成分を1〜50重量部、乳化剤または増粘剤を10〜40重量部とするのが好ましい。
油剤は、製剤を100重量部としたとき、有効成分を1〜50重量部、水溶剤で例示された有機溶剤を10〜50重量部、残部を炭化水素溶剤とするのが好ましい。
また、粒剤とする場合には、粉剤を成形して製剤化する。
粉剤および粒剤のような固型剤は、製剤を100重量部としたとき、有効成分を1〜50重量部、残部を固体希釈剤とするのが好ましい。
木材の処理方法は、この減圧・加圧注入法のほかに、塗布とか浸漬などの通常の方法であってもよい。
アルキルアミンアセテートは木材防腐剤として公知であり、この発明の木材処理方法は、木材に防蟻性能のみならず、防腐性能を付与するためにアルキルアミンアセテートを用いる場合にも応用し得る。
2種以上の化合物を併用する場合には、混合性剤として用いるのが簡便であるが、上記の製剤化方法に準じて各化合物を別々に製剤化して用いてもよい。
(1)木材片としてすぎ辺材の代わりに処理対象木材を用い、かつ木材保存剤としてこの発明の木材防蟻剤からなる処理液を用いること以外は、JIS K1571の木材保存剤の試験方法および性能基準に基づいて試験し、所望の木材保存性能を得るために適する処理液中のアルキルアミンアセテートの濃度を決定する工程、
(2)工程(1)で決定した濃度の処理液の処理対象木材への注入処理時間を設定した上で、木材として処理対象木材を用い、かつ木材防腐剤の代わりに工程(1)で決定した濃度の処理液を用いること以外は、JIS A9002の木材の加圧式防腐処理方法に基づいて対象処理木材に対して処理液の加圧式防腐処理を行い、処理液中のアルキルアミンアセテートの濃度を液体クロマトグラフ法または吸光度分析法により測定し、その結果に基づいて、処理液中のアルキルアミンアセテートの濃度が工程(1)で決定した濃度に維持されるように処理液を希釈するか、または処理液にアルキルアミンアセテートを添加する工程、および
(3)農林水産省告示第143号「針葉樹の構造用製材の日本農林規格」浸潤度試験の試験法−1 薬剤の呈色法Cに基づいて工程(2)で得られた処理対象木材へのアルキルアミンアセテートの浸潤度を測定し、その良否を判定し、判定が良の場合、木材の処理を完了し、判定が否の場合、処理液中のアルキルアミンアセテートの濃度および注入処理時間を再決定し、工程(2)および(3)を繰り返す工程
を含む加圧式防腐処理方法により実施するのが好ましい。
すなわち、供試虫としてイエシロアリを用いた試験で、試験結果の平均質量減少率が3%以下になるように、処理液中のアルキルアミンアセテートの濃度を決定する。さらに、社団法人日本木材保存協会規格第2号1992「木材用防かび剤の防かび効力試験方法」に基づいて、アルキルアミンアセテートの防かび効力を確認し、アルキルアミンアセテートの濃度を決定する参考にしてもよい。木材の種類により薬剤の湿潤性が異なるため、その濃度は、木材の種類や用途、形状などによって適宜設定すればよいが、通常、1〜3重量%程度である。
すなわち、処理液中のアルキルアミンアセテートの濃度が工程(1)で設定した濃度に維持されるように管理しながら、処理液を木材に注入する。
液体クロマトグラフ法は、正確な濃度分析が可能であるが、操作が繁雑である。一方、吸光度分析法(定量分析)は、現場での簡易的な操作での濃度分析が可能であるが、正確性に欠ける。したがって、これらの分析法は、状況に応じて適宜選択すればよい。
装置 :HPLC(高速液体クロマトグラフィー)
カラム :Partisil SCX φ4.6mm×50mm(ガードカラム)
移動相 :メタノール(95)、脱イオン水(5)、リン酸(2)、
塩化ベンゼトニウム(0.075)
測定波長:262nm
流量 :1.5ml/分
有効成分:ココナットアミンアセテート
すなわち、農林水産省告示第143号「針葉樹の構造用製材の日本農林規格」浸潤度試験の項に記載の「試験法−1 薬剤の呈色法C」に準拠して、浸潤度を評価する。具体的には、処理した対象木材(丸棒または角材)を長さの中央付近で切断し、試料片を得る。得られた試験片に工程(2)の吸光度分析法で用いたA液を塗布または噴霧して約3分間放置し、同じくB液を塗布または噴霧して約5分間放置する。放置後、塗布または噴霧面を目視観察し、青色に呈色した部分を浸潤部、黄色に呈色した部分を未浸潤部とし、次式により浸潤度を算出する。
浸潤度D2(%)=A/B×100
D1:処理木材の辺材部分の浸潤度(%)
D2:処理木材の表面から深さd(mm)までの心材部分の浸潤度(%)
A:処理木材の表面からの深さd(mm)までの心材部分の浸潤面積
B:処理木材の表面からの深さd(mm)までの心材部分の面積
なお、通常dは10mmである。また、浸潤度D1およびD2の良否の判定は、木材の種類や用途、形状などによって異なるが、通常、80%以上のとき合格(良)とし、80%未満のとき不合格(否)とする。
判定が否の場合には、処理液中のアルキルアミンアセテートの濃度および注入処理時間を再決定し、工程(2)および(3)を繰り返す。通常、加圧時間のみをさらに長く設定して、工程(2)および(3)を繰り返す。
また、この発明の木材の処理方法を実施する場合に、処理(製造)ロット毎にモニター材を設け、該モニター材におけるアルキルアミンアセテートの浸潤度評価を行うことで、製品の抜き取り検査の必要がなく、ロット間のバラつきも解消されることから、好ましい実施態様である。
図1の左側は、この発明の木材の処理方法における工程(2)を示している。すなわち、減圧・加圧可能な注入缶(注薬缶)1および薬液貯蔵・回収用タンク(注入液タンク)2に、注入液(木材防蟻剤)3が充填され、注入缶1の内部には、木材4を積載した台車5が設置されている。注入缶1と注入液タンク2とを結ぶ線は配管系6であり、矢印の方向に注入液3が循環する機構を備えている。また、注入液タンク2は、アルキルアミンアセテートの供給機構を備えている(図示せず)。そして、注入タンク2から注入液を採取し、注入液中のアルキルアミンアセテートの濃度を分析し、前記供給機構からアルキルアミンアセテートを添加することにより、その濃度を設定濃度に維持している。
図1の右側は、この発明の木材の処理方法における工程(2)および(3)を示している。すなわち、工程(2)で、木材4を積載した台車5を注入缶1から取り出し、木材を養生・乾燥させ、工程(3)で、処理された木材4から試験片をサンプリングし、その浸潤度を評価し、その結果をアルキルアミンアセテートの濃度および注入処理時間の設定にフィードバックしている。
この発明を製剤例および試験例により詳細に説明するが、これらの製剤例および試験例によりこの発明が限定されるものではない。
製剤例1
ココナットアミンアセテート(花王株式会社製、アセタミン24) 15重量部
水 85重量部
ココナットアミンアセテート(花王株式会社製、アセタミン24) 15重量部
ヒバ油(ヒノキチオールを2重量%含有) 3重量部
ノニオン系界面活性剤 4重量部
アルコール系溶剤 10重量部
水 68重量部
デシルアミン(試薬:和光純薬株式会社製) 1.44重量部
90%酢酸水溶液 0.62重量部
ジエチレングリコールモノブチルエーテル 10重量部
水 97.04重量部
ドデシルアミン(試薬:和光純薬株式会社製) 1.52重量部
90%酢酸水溶液 0.54重量部
ジエチレングリコールモノブチルエーテル 10重量部
水 97.04重量部
製剤例2の木材防蟻剤を水でそれぞれ5倍および10倍に希釈して、試験製剤Aおよび試験製剤Bを得、防かび効果確認試験を行った。
まず、JIS A 9002「木材の加圧式防腐処理方法」に基づいて、試験木材(ブナ辺材:断面20mm×3mm、長さ50mm)に試験製剤Aおよび試験製剤Bをそれぞれ注入し、試験体を得た。
得られた試験体を、社団法人日本木材保存協会規格第2号1992「木材用防かび剤の防かび効力試験方法」に基づいて評価した。供試菌として、Aspergillus niger van Tieghtem IFO 6341(A1)およびPenicillium funiculosum Thom IFO 6345(A2)を用いた。
得られた結果を供試薬剤およびその有効成分濃度と共に表1に示す。
製剤例1および2の木材防蟻剤を用いて、防蟻効果確認試験を行った。
社団法人日本木材保存協会規格「加圧処理用木材防蟻剤の室内防蟻効力試験方法および性能基準(JWPS−TW−P.1)に基づいて評価した。
得られた結果を供試薬剤およびその有効成分吸収量と共に表2に示す。
この発明の木材の処理方法に基づいて、木材を処理した。
工程(1)
木材片としてすぎ材を用い、かつ木材保存剤として製剤例1の希釈液(処理液)を用いること以外は、JIS K1571の木材保存剤の試験方法および性能基準の注入処理用の防腐性能試験に基づいて試験し、処理液中のアルキルアミンアセテートの濃度(2重量%)を決定した。
工程(1)で決定した濃度の処理液の注入処理時間(前排気:30分間、加圧:90分間および後排気:30分間)を決定した。
木材として試験材A:スギ丸材(木材表面から10mm以内に心材が存在しない心持心辺材、直径12cm×長さ150cm)、試験材B:スギ角材(木材表面から10mm以内に心材が存在しない心持心辺材、木口12cm角×長さ150cm)各3検体(n=3)を用い、かつ木材防腐剤の代わりに工程(1)で決定した濃度の処理液を用いること以外は、JIS A9002の木材の加圧式防腐処理方法の注入処理方法に基づいて対象処理木材に対して加圧式防腐処理を行った。なお、養生・乾燥は、室温で14日間の乾燥とした。処理液の注入処理中に薬液貯蔵・回収用タンク(図1参照)における処理液中のアルキルアミンアセテートの濃度を吸光度分析法により測定したところ、共に2重量%であったので、処理液の希釈も、処理液へのアルキルアミンアセテートの添加も行わなかった。
農林水産省告示第143号「針葉樹の構造用製材の日本農林規格」浸潤度試験の試験法−1 薬剤の呈色法Cに基づいて工程(2)で得られた各試験材へのアルキルアミンアセテートの浸潤度を測定した。すなわち、各試験材の中央部を切断し、その切断面(木口面)を呈色して、浸潤度を測定した。
試験材Aおよび試験材Bの浸潤度(辺材部分)は、それぞれ45%および48%であり、判定は不合格(否)であった。
この結果を受け、工程(2)に戻り、注入処理時間を前排気:60分間、加圧:120分間および後排気:30分間に決定し、工程(2)および(3)を繰り返した。
この結果、試験材Aおよび試験材Bに関し、浸潤度100%の合格(良)が得られた。
この発明の木材防蟻剤の有効成分であるココナットアミンアセテートおよび公知のジデシルジメチルアンモニウムクロライドの木材への薬剤浸透性を評価した。参考として精製水についても評価した。
木口両端をエポキシ樹脂でシールしたスギ心材(28×28×140mm)からなる試験片を秤量した(M0:注入前の試験片質量(kg))。
表1に示す各供試薬剤の濃度2重量%の水溶液に試験片を浸漬し、30分間減圧(到達圧力:0.094MPa)後に60分間加圧処理(到達圧力0.686MPa)を行ない、試験片を秤量した(M1:注入処理後の試験片質量(kg))。
次式から供試薬剤の注入量を求めた。
注入量(kg/m3)=(M1−M0)/(28×28×140/10003)
得られた結果を表3に示す。
(B培地の調製)
下記の組成を純水に添加して1000ml溶液を調製した後、寒天20gを添加して、B培地を得た。
ペプトン 5g
マルトエキス 10g
グルコース 25g
リン酸二水素カリウム 3g
硫酸マグネシウム・7水和物 2g
得られたB培地に、独立行政法人森林総合研究所(FFPRI)で分離した木材防腐剤の防腐性能試験用標準菌より継代培養したカワラタケ(Trametes versicolor(L.:Fr.)Pilat FFPRI 1030:COV)とオオウズラタケ(Fomitopsis palustris(Berk.et Curt.)Gilbn.&Ryv. FFPRI 0507:TYP)を接種し、予め26〜27℃で1週間培養した。滅菌済みのペトリ皿に、供試薬剤として製剤例3または4の木材防蟻剤1mLと、別に調製したB培地19mLを添加し、よく混合した後、凝固させた。予め培養したCOVおよびTYPを直径5mmの円筒状に取り出し、供試薬剤を含むB培地の中央部に接種した。接種から経時的に菌糸が成長した円形(菌叢部)の直径を測定し、その面積を求めた(単位:cm2)。
得られた結果を表4に示す。なお、薬剤無添加(ブランク)の結果も併せて示す。
2 薬液貯蔵・回収用タンク(注入液タンク)
3 注入液または処理液(木材防蟻剤)
4 木材
5 台車
6 配管系
Claims (4)
- デシルアミンアセテート、ドデシルアミンアセテートおよびココナットアミンアセテートから選択される第1級アルキルアミンアセテートを有効成分として含有することを特徴とする木材防蟻剤。
- さらにトロポロン系化合物を有効成分として含有する請求項1に記載の木材防蟻剤。
- トロポロン系化合物が、ヒノキチオールである請求項2に記載の木材防蟻剤。
- 請求項1〜3のいずれか1つに記載の木材防蟻剤で木材を処理することを特徴とする木材の処理方法。
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