JP4398346B2 - カメラ、撮影感度制御方法及びシャッタースピード制御方法、並びに撮影感度制御プログラム - Google Patents

カメラ、撮影感度制御方法及びシャッタースピード制御方法、並びに撮影感度制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、動く被写体を画面内で追尾して合焦を行う追尾AF装置を備えたカメラと、撮影感度制御方法及びシャッタースピード制御方法、並びに撮影感度制御プログラムに関する。
撮影レンズのピント位置を被写体に常に合焦させる連続AFは、動画撮影だけでなく静止画撮影でも便利な機能である。AF自体は画面内の一定位置の情報を検出して動作を行うので、被写体に対して常に合焦状態を維持させるような上記連続AFの場合に、被写体が画面内を移動すると、狙いの被写体と異なる部分にピントが合ってしまい、合焦エラーを起こしてしまうという問題がある。
そこで、被写体のコントラスト情報を検出して移動する被写体を追尾して、この移動に合わせてAFの検出エリアを移動させるいわゆる追尾AFに関する提案がいろいろとなされている。
その1つとして、追尾AFの精度をさらに向上させるために、画面上における複数の動き検出領域において検出された動きベクトル情報に、前記各動き検出領域の前記画面内における位置に応じて異なる重み付けを施すことによって動き補正の対象とする領域を設定し、重み付けを施された複数の動きベクトル情報から代表動きベクトル情報を演算し、画像の動きを補正するようにした発明が提案されている(特許文献1参照)。
この発明では、カメラコストのために追尾用信号は、追尾専用の撮像素子からの画像信号ではなく、撮影用画像信号が追尾用信号として利用されている。
動体追尾AFは、撮影画像出カの信号により、(コントラストの)パターン検出及びそれの追尾によって実現しているが、信号にノイズが多かったり、手ぶれが存在するような場合には、被写体検出で誤検出してしまう可能性がある。従って、精度向上にはノイズやテブレが少ない画像信号を得る必要があるが、撮影用の画像信号を利用するので、追尾用にのみ最適化させることは出来ない。
特許第2770957
本発明は、追尾機能に悪影響を与える要因の発生を抑えるように撮影条件を設定することにより、精度のよい追尾AFのできるカメラや、そのための撮影感度制御方法及びシャッタースピード制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係るカメラは、被写体画像を撮影する撮像手段と前記撮像手段の画像出カに基づいて画面内を移動する被写体の位置を追尾する追尾手段とを備え、合焦エリアを一定とする固定モードと合焦エリアを前記追尾手段による追尾に合わせて移動させる追尾モードとを少なくとも有するカメラにおいて、前記固定モード及び前記追尾モードのうち選択されたモードに従って前記撮像手段の焦点を調整するAF手段と、前記撮像手段の撮影感度を一定の範囲内で制御する感度制御手段と、を備え、前記感度制御手段は、前記追尾モードが選択されたときの撮影感度の上限を、前記固定モードが選択されたときの撮影感度の上限よりも低く設定することを特徴とする。
本発明の他の局面に係るカメラは、被写体画像を撮影する撮像手段と前記撮像手段の画像出カに基づいて画面内を移動する被写体の位置を追尾する追尾手段とを備え、合焦エリアを一定とする固定モードと合焦エリアを前記追尾手段による追尾に合わせて移動させる追尾モードとを少なくとも有するカメラにおいて、前記固定モード及び前記追尾モードのうち選択されたモードに従って前記撮像手段の焦点を調整するAF手段と、前記撮像手段のシャッタースピードを制御するシャッタースピード制御手段と、を備え、前記シャッタースピード制御手段は、前記追尾モードが選択されたときのシャッタースピードの下限を前記固定モードが選択されたときのシャッタースピードの下限よりも高く設定することを特徴とする。
なお、本発明は、上記のカメラのみの発明に限らず、カメラの感度の制御方法やシャッタースピードの制御方法の発明としても成立する。
本発明によれば、追尾機能に悪影響を与える要因の発生を抑えるように撮影条件を設定することにより、精度のよい追尾AFができる。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るカメラの概略構成を示すブロック図である。図1を参照して、本発明の実施形態に係るカメラの動作を説明する。
被写体像は、レンズ11を介して、CCD12で電気信号に変換される。CCD12で電気信号に変換された被写体像は、撮像回路13で増幅処理等されて、A/Dコンバータ14でデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像信号(以下、「画像情報」とも称する。なお、被写体像は静止画像のみではなく動画像も含むものとする)は、補正回路15で、色相やノイズなどについての補正処理が行われる。補正回路15は、バス16を介して、FIFOメモリ21、フレームメモリ27、記録バッファ31及び第2のCPU40と接続されている。FIFOメモリ21は、入力した情報を入力した順番にオンスクリーン回路22に出力する。オンスクリーン回路22は、FIFOメモリ21から出力された信号をビデオ信号に変換して、ビデオ出力回路23とTFT液晶駆動回路24に出力する。ビデオ出力回路23は、ビデオ出力端子23aから図示しない外部表示装置にビデオ信号を出力するための回路(インターフェース)である。また、TFT液晶駆動回路24は、オンスクリーン回路22から出力されたビデオ信号に基づいて、画像や動画をTFTパネル25に表示するための回路である。そして、TFTパネル25には、被写体の構図等の確認のために補正回路15で処理された画像がモニター画像として表示される。なお、TFTパネル25は、詳細は後述する第1のCPUから制御されるバックライトユニット26により背面より光が液晶面に照射されている。なお、フレームメモリ27は、画像信号を処理するための作業用メモリである。
また、記録バッファ31は、画像情報を着脱可能な記録媒体33に記憶したり、記録媒体33から読み出したりする際の、バッファメモリであり、記録媒体I/F32を介して、記録媒体との画像情報入出力を行う。第2のCPU40は第1のCPU50と連携しながら様々な処理を行うが、基本的に、画像処理と、記録媒体の制御を行う。第2のCPU40は、例えば、画像圧縮機能41と、画像伸張機能42と、フレームメモリコントロール機能43と、記録媒体アクセス機能44とを備えている。これらの機能により、例えば、記録媒体33に画像を記録する場合には、画像圧縮機能41で画像情報を、例えば、フレームメモリ27を作業用メモリとして、フレームメモリコントロール機能43で制御しながら、JPEG圧縮する。そして、記録媒体アクセス機能44によって記録媒体33にアクセスして、記録媒体33の所定位置に圧縮された画像情報を記録する。また、記録媒体33から画像情報を読み出して、例えば、TFTパネル25に表示する場合には、記録媒体アクセス機能44により記録媒体33をアクセスして所望の画像情報を、記録媒体33から読み出す。記録媒体33から読み出された画像情報は、画像伸張機能42により、画像圧縮の場合と同様にフレームメモリ27を作業用のメモリとして、伸張されてFIFOメモリ21に出力される。以降の動作は、上記した場合と同様であるので、説明を省略する。
第1のCPU50は、全体の動作を制御するものである。第1のCPU50は、システムコントロール機能51として、ISO感度制御機能52と、被写体追尾機能53と、CCDシャッター制御機能54と、鏡枠絞り制御機能55と、ノイズキャンセラ機能56と、コントラスト調整機能57と、シャープネス調整機能58とを備えている。また、第1のCPU50は、システムコントロール機能51に加えて、AF(オートフォーカス)制御を行うAF制御機能59も備えている。
AF制御機能59は、レンズ11を移動させながら連続して撮影を行わせて、この撮影で得られ、補正回路15で補正処理された画像信号についてそれぞれのコントラスト量の比較を行い、そのコントラスト量のピーク位置を示す画像が撮影されたレンズ11の位置を合焦位置とみなし、その位置にレンズ11を移動させるように制御するものである。そして、AF制御機能59は、コントラスト量の比較に際して、フレームメモリ27から画面内の所定のAF領域についての画像信号を抽出して比較する。
AF制御機能59は、AF領域として、通常のAFがオンされている場合には、画面の中央に設定し、追尾AFがオンされている場合には、後述するように被写体の移動方向と量に基づいて、AF設定領域515で画面内の被写体移動位置に設定される。
システムコントロール機能51の各機能について説明する。まず、ISO感度制御機能52は、CCD12のISO感度を制御する。被写体追尾機能53は、動く被写体を追尾する。CCDシャッター制御機能54はCCDシャッターの露光時間を制御する。鏡枠絞り制御機能55は、鏡枠絞りの量を制御する。ノイズキャンセラ制御機能は、画像情報の中のノイズをキャンセルするための制御を行う。コントラスト調整機能57とシャープネス調整機能58は、それぞれコントラストとシャープネスを調整する。なお、上記の機能において、ノイズのキャンセルや、コントラスト、シャープネス調整は、フレームメモリコントロール機能43を介して、フレームメモリ上のデータに対して行われる。
第1のCPU50には、様々な回路が接続されている。例えば、アクチュエータ駆動回路61は、アクチュエータ62を駆動してレンズ11を駆動する。レンズバリア開閉検出手段63は、レンズバリアの開閉状態を検出する。EEPROM64は、カメラの設定条件などを記憶し、カメラの電源をオフしたあとでも、記憶を保持している。接続検出手段65は、カメラと図示しない他の機器との接続状態を検出する。外部データI/F(USB)は、図示しない外部機器とのデータをUSB接続で行うためのインターフェースである。操作部としてのキーマトリクス67は、ユーザからの操作を受け付ける。LCDパネル72は、LCD表示回路71を介して、カメラの状態や、設定条件などを表示する。また、カメラの電源は通常電池75であり、電池75からの電力が電源回路77を介してカメラの各部に供給される。また、電池75の状態は電池状態検出回路76で検出されて、電池75の残量などに応じて、必要な制御が第1のCPU50によってなされる。また、電池75の残量が著しく低下した場合や電池交換時には、バックアップ電源78から電力が供給されて、図示しない揮発メモリに記憶された内容の保持などがなされる。
上記の構成において、図2を参照して、本発明の本実施形態に係るカメラの追尾機能に関する説明を行う。
キーマトリクス67は十字キーやジョグダイヤルを含む検出領域指示手段671を備えている。検出領域指示手段671で指示された検出領域は、被写体追尾機能53の被写体コントラスト検出領域設定機能531に送られて、被写体の特徴点(すなわち、コントラスト)の検出領域を設定する。次に、被写体コントラスト検出機能532は、被写体コントラスト検出領域設定機能531で設定された検出領域内における被写体のコントラストを検出する。被写体移動方向判別機能533は、被写体コントラスト検出領域の周囲を取り囲むような領域を監視領域に設定し、設定されたコントラスト変化を所定時間おきに監視し、監視領域の中で、検出された被写体コントラストの全部又は一部と同様なコントラストのパターンが出現した場合に、その方向に被写体が移動したと判断する。被写体移動量判別機能534は、同様に被写体コントラストの全部又は一部と同様なコントラストパターンが出現した監視領域の座標から移動量を判別する。そして、最終的に、被写体の移動方向と移動量に基づいて、AF領域決定部535でAF領域を決定する。
このような、追尾機能において、本発明の実施形態では、被写体が暗いときにノイズが多くなるのを防いで、ノイズを抑えることにより、追尾機能の精度を上げるようにしたことを特徴としている。このために、
(1) 撮影感度を低くすること。
(2) シャッタースピードの下限を高く設定すること。
を主眼としている。以下、各実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図3は、第1の実施形態に係る動作を説明するためのフローチャートである。第1の実施形態では、AF動作時に被写体が暗くなった場合に、撮影感度を所定の感度以上に上げないように制御している。すなわち、通常のAF時よりも、追尾動作時における撮影感度の上限を低く設定している。
図3に示すように、自動追尾を行う場合には、カメラ電源をオンにして(ステップS31)、自動追尾AFをオンにする(ステップS32)。そして、自動追尾がオンかどうかを判定して(ステップS33)、自動追尾がオンであれば、カメラのISO感度の上限を制限して、例えば、通常のAFモードにおけるISO感度の上限がISO500の場合に、ISO125とする(ステップS34)。
そして、撮影待機状態になる(ステップS35)。なお、ステップS33において、自動追尾AFがオフであれば、ISO感度上限は変更せずに(例えば、ISO500)、そのまま撮影待機状態になる。撮影待機状態では、AFを連続的に動作させた状態でモニター画像が表示される。そして、モニター画像が表示されている状態での露光条件が以下に説明するように、自動追尾のオンオフによって変化する。但し、実際の撮影時の露光条件は自動追尾のオンオフによっては左右されない。この様子を、図4及び図5に示すプログラム線図を参照して説明する。図4は、通常AF時のプログラム線図であり、図5は、ISO感度の上限をISO125に制限した場合のプログラム線図である。なお、図3及び図4において、Zm1は広角の場合であり、Zm8は望遠の場合を示している(以下の実施形態においても同様である)。なお、以下の実施形態では、広角と望遠のいずれで説明しても動作は同じであるので、広角の場合について説明する。
図4に示すように、通常のAF時には、シャッタースピードが30分の1秒まではISO125であるが、それよりも被写体が暗くなってしまうと、シャッタースピードを遅くすることにより、手振れなどによる影響が出てくる、そのため、シャッタースピードが30分の1秒でも露光量が不足する場合には、被写体の明るさに応じて、ISO感度を大きくしている。例えば、図4の場合では、ISO感度がISO500まで被写体の明るさに応じて高くなっている。これに対して、本発明の第1の実施形態では、被写体が暗くなるにつれて、ISO感度を上げていくとノイズが増加して、コントラストに基づく追尾精度が落ちる可能性があるので、ISO感度をある感動以上に上げない(この場合にはISO125を最高感度とする)ことにより、ノイズが増加して、追尾精度が低下するのを防止している。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係る動作を説明するためのフローチャートである。第2の実施形態では、AF動作時に被写体が暗くなった場合でも、シャッタースピードを所定の速度より遅くしない、すなわちシャッタースピードの下限を高く設定する、ように制御している。すなわち、通常のAF時よりも、追尾動作時におけるシャッタースピードの下限を高く設定している。
図6に示すように、自動追尾を行う場合には、カメラ電源をオンにして(ステップS61)、自動追尾AFをオンにする(ステップS62)。そして、自動追尾がオンかどうかを判定して(ステップS63)、自動追尾がオンであれば、カメラのシャッタースピードの下限を制限して、例えば、通常のAFモードにおけるシャッタースピードの下限が30分の1秒の場合に、この場合のシャッタースピードを125分の1秒とする(ステップS64)。
そして、撮影待機状態になる(ステップS65)。なお、ステップS63において、自動追尾AFがオフであれば、シャッタースピードの下限は変更せずに(例えば、30分の1秒)、そのまま撮影待機状態になる。この様子を、図7に示すプログラム線図を参照して説明する。図7は、シャッタースピードの下限を125分の1秒に制限した場合のプログラム線図である。図7に示すように、被写体が暗くなるにつれて、シャッタースピードが遅くなるが、シャッタースピードが125分の1秒になると、それ以上シャッタースピードは遅くならず、次にISO感度がISO125から大きくなっていく。そして、ISO感度がISO500の上限になるまで大きくなっていく。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、AF動作時に被写体が暗くなった場合でも、シャッタースピードの下限を高く設定して、ノイズの発生を抑えることにより、追尾精度を上げることができる。
次に、図8及び図9を参照して、本発明において、静止画撮影の場合と動画撮影の場合における追尾モードの適用について説明する。まず、図8を参照して、静止画撮影の場合における追尾モードの適用について説明する。
静止画像撮影処理モードにおいて(ステップS81)、シャッターがオンになるまで、AF動作を連続させながら、被写体像をモニター表示させて待機状態を維持する(ステップS82及びステップS83のNo)。シャッターがオンになったら(ステップS83のYes)、AF動作を停止させ、自動追尾AFがオンになっているかどうか判定する(ステップS84)。ステップS84において、自動追尾AFがオンであれば、ISO感度又はシャッタースピードの少なくとも一方の制限を解除して(ステップS85)、撮影処理が行われる(ステップS86)。ステップS84において、自動追尾AFがオフであれば、そのまま撮影処理が行われる(ステップS86)。上記制限は、自動追尾AFの追尾精度向上には寄与するが、この制限がかかったままで実際の撮影を行うと、最適な画質が得られない場合があるので、実際の撮影時に制限がかかっている場合には、その時点でいったん解除するのが望ましいからである。また、モニター画像は画角などの確認用なので、多少の画質劣化は許容される。
そして、撮影処理後に、自動追尾AF設定がオンかどうかを判定し(ステップS87)、オンであれば、ISO感度又はシャッタースピードの少なくとも一方の制限を再度オンとして(ステップS88)、自動追尾AFを開始する。そして、撮影待機状態に入る(ステップS89)。
上記のように、静止画撮影モードの場合には、被写体(すなわち、動体)の追尾は、撮影前のフレーミング時に行われる処理であって、撮影時には、被写体の追尾は必要がないので、ISO感度やシャッタースピードに制限を設ける必要はない。従って、上記のように、撮影時にはそれらの制限を解除しておき、撮影が終了したら、追尾モードに設定されているときには、ISO感度やシャッタースピードの再設定(制限オン)をするようにしている。
次に、図9を参照して、動画撮影の場合における追尾モードの適用について説明する。
動画像撮影処理モードにおいて(ステップS91)、シャッターがオンになるまで、待機状態を維持する(ステップS92及びステップS93のNo)。シャッターがオンになったら(ステップS83のYes)、撮影処理を行い(ステップS94)、再び撮影待機状態になって、処理を終了する(ステップS95)。
このように、動画撮影モードの場合には、静止画の撮影の場合とは異なり、被写体を追尾しながら動画を撮影することが考えられるので、例えば、動画追尾AFがオンの場合には、被写体(動画)追尾AFをオンにしたまま撮影を行うようにしている。なお、動画追尾AFがオフの場合にも、撮影時に動画追尾AFをオンすることなく、そのまま動画撮影を行うようにしている。
上記のように、本発明によれば、
1.撮影感度の上限を低くするので、ノイズ増加が押さえられ、追尾の精度が安定する。
2.静止画像の撮影時には撮影感度の上限設定を解除し、静止画像の撮影終了時に撮影感度の上限設定をオンとするように制御するので、安定した追尾精度と良好な撮影画質が両立される
3.追尾用の画像とモニター画像とを兼用するので、画像表示しながらでも、追尾ができる。
4、シャッタースピードの下限を制限したので、テブレが防止され、被写体位置検出精度が上がり追尾精度が向上する。なお、シャッターは、素子式以外のメカ式でも良い。
本発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。
例えば、上記の第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせても良い。この場合には、図10に示すように、通常のAF時よりも、ISO感度は上限が低く(ISO125まで)設定され、シャッタースピードは下限が高く(シャッタースピードが125分の1秒まで)設定されている。これにより、よりノイズの発生を抑えることができる。上記の実施形態では、待機状態にて、AFを連続作動させた状態でも似た画像を表示させるように制御をする説明をしてきたが、必ずしもこれに限らない。例えば、シャッターの1段目が押された場合に、AF動作を開始させるように構成しても良い。また、モニター画像の表示は必ずしも必要でなく、例えば撮影前にモニター画像を表示させないように制御しても当然良い。
さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
また、上記各実施形態は、プログラムに従ったCPU50の制御処理によって実現されるが、つまりこれは、上記プログラム自体が上述した実施形態を実現することになり、このプログラム自体が本発明を構成する。
なお、これまでの実施形態では、本発明をカメラ製品に搭載した例で説明したが、カメラ単体製品以外でも携帯電話やPDAのカメラ部分にも当然適用可能であって、これらのカメラ部分もこれまで説明してきた「カメラ」の範疇に含まれる。
また、例えば各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の実施形態に係るカメラの概略構成を示すブロック図。 本発明の本実施形態に係るカメラの追尾機能に関するブロック図。 第1の実施形態に係る動作を説明するためのフローチャート。 通常AF時のプログラム線図。 ISO感度の上限をISO125に制限した場合のプログラム線図。 第2の実施形態に係る動作を説明するためのフローチャート。 シャッタースピードの下限を125分の1秒に制限した場合のプログラム線図。 静止画撮影の場合における追尾モードの適用方法に関するフローチャート。 動画撮影の場合における追尾モードの適用方法に関するフローチャート。 ISO感度の上限とシャッタースピードの下限とを制限した場合のプログラム線図。
符号の説明
11…レンズ、12…CCD、13…撮像回路、14…A/Dコンバータ、15…補正回路、16…バス、21…FIFOメモリ、22…オンスクリーン回路、23…ビデオ出力回路、23a…ビデオ出力端子、24…TFT液晶駆動回路、25…TFTパネル、26…バックライトユニット、27…フレームメモリ、31…記録バッファ、32…記録媒体I/F、33…記録媒体、40…第2のCPU、41…画像圧縮機能、42…画像伸張機能、43…フレームメモリコントロール機能、44…記録媒体アクセス機能、50…第1のCPU、51…システムコントロール機能、52…ISO感度制御機能、53…被写体追尾機能、54…CCDシャッター制御機能、55…鏡枠絞り制御機能、56…ノイズキャンセラ機能、57…コントラスト調整機能、58…シャープネス調整機能、59…AF制御機能、61…アクチュエータ駆動回路、62…アクチュエータ、63…レンズバリア開閉検出手段、64…EEPROM、65…接続検出手段、67…キーマトリクス、71…LCD表示回路、72…LCDパネル、75…電池、76…電池状態検出回路、77…電源回路、78…バックアップ電源、531…被写体コントラスト検出領域設定機能、532…被写体コントラスト検出機能、533…被写体移動方向判別機能、534…被写体移動量判別機能、535…AF領域決定部、671…検出領域指示手段。

Claims (14)

  1. 被写体画像を撮影する撮像手段と前記撮像手段の画像出カに基づいて画面内を移動する被写体の位置を追尾する追尾手段とを備え、合焦エリアを一定とする固定モードと合焦エリアを前記追尾手段による追尾に合わせて移動させる追尾モードとを少なくとも有するカメラにおいて、
    前記固定モード及び前記追尾モードのうち選択されたモードに従って前記撮像手段の焦点を調整するAF手段と、
    前記撮像手段の撮影感度を一定の範囲内で制御する感度制御手段と、を備え、
    前記感度制御手段は、前記追尾モードが選択されたときの撮影感度の上限を、前記固定モードが選択されたときの撮影感度の上限よりも低く設定することを特徴とするカメラ。
  2. 前記感度制御手段は、被写体の輝度に応じて撮影感度を自動的に設定するときでも、前記追尾モードが選択されたときの撮影感度の上限を、前記固定モードが選択されたときの撮影感度の上限よりも低く設定することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記感度制御手段は、前記追尾モード選択時において、
    前記追尾手段が動作している時には撮影感度の上限を低く設定し、
    前記AF手段による調整が終了して静止画像を記録する時には当該設定された上限を超える撮影感度の設定を許可するよう制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカメラ。
  4. 撮影画像を表示する画像表示手段をさらに備え、
    前記画像表示手段は、前記追尾手段の追尾検出に使用される前記撮像手段の画像出力に基づいた画像を表示することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1 項に記載のカメラ。
  5. 前記追尾手段は、前記被写体の撮影画像のコントラストを検出して追尾を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のカメラ。
  6. 前記撮像手段のシャッタースピードを制御するシャッタースピード制御手段をさらに備え、
    前記シャッタースピード制御手段は、前記追尾モードが選択されたときのシャッタースピードの下限を前記固定モードが選択されたときのシャッタースピードの下限よりも高く設定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のカメラ。
  7. 被写体画像を撮影する撮像手段と前記撮像手段の画像出カに基づいて画面内を移動する被写体の位置を追尾する追尾手段とを備え、合焦エリアを一定とする固定モードと合焦エリアを前記追尾手段による追尾に合わせて移動させる追尾モードとを少なくとも有するカメラにおいて、
    前記固定モード及び前記追尾モードのうち選択されたモードに従って前記撮像手段の焦点を調整するAF手段と、
    前記撮像手段のシャッタースピードを制御するシャッタースピード制御手段と、を備え、
    前記シャッタースピード制御手段は、前記追尾モードが選択されたときのシャッタースピードの下限を前記固定モードが選択されたときのシャッタースピードの下限よりも高く設定することを特徴とするカメラ。
  8. 前記シャッタースピード制御手段は、被写体の輝度に応じてシャッタースピードを自動的に設定するときでも、前記追尾モードが選択されたときのシャッタースピードの下限を前記固定モードが選択されたときのシャッタースピードの下限よりも高く設定することを特徴とする請求項7に記載のカメラ。
  9. 前記シャッタースピード制御手段は、前記追尾モード選択時において、
    前記追尾手段が動作している時にはシャッタースピードの下限を高く設定し、
    前記AF手段による焦点調整が終了して静止画像を記録する時には当該設定された下限以下のシャッタースピードの設定を許可するよう制御することを特徴とする請求項8に記載のカメラ。
  10. 撮影画像を表示する画像表示手段をさらに備え、
    前記画像表示手段は、前記追尾手段の追尾検出に使用される前記撮像手段の画像出力に基づいた画像を表示することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のカメラ。
  11. 前記追尾手段は、前記画像出力のコントラストを検出して追尾を行うことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか1 項に記載のカメラ。
  12. 被写体画像を撮影する撮像手段と前記撮像手段の画像出力に基づいて画面内を移動する被写体の位置を追尾する追尾手段と備え、前記撮像手段の撮影感度を一定の範囲内で制御するカメラの撮影感度制御方法において、
    前記撮像手段の焦点を調整するAFモードであって、合焦エリアを一定とする固定モードと合焦エリアを前記追尾手段による追尾に合わせて移動させる追尾モードのうちで追尾モードが選択されたときには、前記固定モードが選択されたときよりも前記撮影感度の上限を低く設定することを特徴とするカメラの撮影感度制御方法。
  13. 被写体画像を撮影する撮像手段と前記撮像手段の画像出力に基づいて画面内を移動する被写体の位置を追尾する追尾手段と備え、前記撮像手段の撮影感度を一定の範囲内で制御するカメラの撮影感度制御をカメラのコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記撮像手段の焦点を調整するAFモードであって、合焦エリアを一定とする固定モードと合焦エリアを前記追尾手段による追尾に合わせて移動させる追尾モードのうちで追尾モードが選択されたかを判断するステップと前記追尾モードが選択された場合に前記固定モードが選択されたときよりも前記撮影感度の上限を低く設定するステップと、を前記カメラのコンピュータに実行させることを特徴とするカメラの撮影感度制御プログラム。
  14. 被写体画像を撮影する撮像手段と前記撮像手段の画像出力に基づいて画面内を移動する被写体の位置を追尾する追尾手段と備え、前記撮像手段のシャッタースピードを一定の範囲内で制御するカメラのシャッタースピード制御方法において、
    前記撮像手段の焦点を調整するAFモードであって、合焦エリアを一定とする固定モードと合焦エリアを前記追尾手段による追尾に合わせて移動させる追尾モードのうちで追尾モードが選択されたときには、前記固定モードが選択されたときよりも前記シャッタースピードの下限を高く設定することを特徴とするカメラのシャッタースピード制御方法。
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