JP4398016B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンドピース部にケーブルを接続した内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カテーテル型の内視鏡として、特開平5−38324号公報で示されている様な技術がある。
【0003】
このカテーテル型の内視鏡の類型として、手術用顕微鏡の死角となる部位を観察するときに補助的に使用する観察用スコープがある。手術用顕微鏡は鏡体の直下にある対象物しか観察できないが、例えば脳動脈瘤のクリッピングの際、クリッピングする部位を詳細に観察するときなどにおいて、この補助タイプのスコープを用い、色々な角度から観察することが可能である。
【0004】
この様なスコープは、硬性の有効部(従来の内視鏡での挿入部にあたる)の基端部に通常の内視鏡での操作部に当たるところにハンドピースが設けられ、丁度、鉛筆を持つような格好で、そのスコープを把持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のカテーテル型スコープは、直線的に延長する形態のものであり、硬性な有効部とハンドピース部とケーブル(イメージガイドやライトガイドファイバーが内装されている部分)が一直線上に配置されていた。
【0006】
このような形態のスコープではそのスコープを持ち運びする際には好都合であるが、術中、ハンドピースを鉛筆のように把持する際、把持部を支点としてケーブルの重みがスコープの先端部を跳ね上げる向きに作用するため、術者は支点となるハンドピースを常にしっかりとホールドしていなければならず、操作性が悪いという問題点があった。
【0007】
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、持ち運びが容易でありながら操作性が良い内視鏡を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】
請求項1に係る発明は、先端部に照明光の出射端と対物光学系を有した有効部の基端部に、術者が把持するための略直線状のハンドピース部を設け、このハンドピース部にケーブルを接続した内視鏡において、上記ハンドピース部内にケーブルを後方へ真っ直ぐ延出する向きにガイドする空隙を設けると共に、上記空隙を上記ハンドピース部の後端から略中間の位置まで上記ハンドピース部の側方に開口させるスリット部を設けて、ハンドピース部の側方へ上記ケーブルを繰り出し、使用中、ハンドピース部を支える2点の間にケーブルの荷重が掛かる様にしたものである。
【0009】
請求項2に係る発明は、第1の請求項において、ハンドピース部のスリットからケーブルを繰り出す位置を定める調整部材をハンドピース部の長手方向に移動自在に設け、ケーブル繰出し位置を調整するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
図1〜3を参照して本発明の第1実施形態に係る内視鏡について説明する。
【0011】
(構成)
図1は持ち運びや輸送に適する状態での内視鏡(スコープ)1を示す。この内視鏡1の先端側部分は挿入部に当たる有効部2が設けられている。有効部2は硬性のパイプ内にイメージガイドファィバー束やライトガイドファイバー束を内装したものである。有効部2の先端部分にはイメージガイドファイバー束の先端に位置した、例えば斜視あるいは側視の対物レンズと、ライトガイドファイバー束の出射端が設けられている。
【0012】
有効部2の基端側には術者が内視鏡1を把持するためのハンドピース部3が設けられている。ハンドピース部3の基端側にはイメージガイドファイバー束やライトガイドファイバー束の基端側部分を挿通した可撓性のケーブル4が延出されている。
【0013】
ハンドピース部3内には上記ケーブル4を後方へ真っ直ぐ延出する向きにガイドする、ケーブル4の外径よりも僅かに幅の大きい空隙が形成され、さらに、この空隙はハンドピース部3の基端からハンドピース部3の全長の中途まで長手方向に沿って側方に開口して、同幅のスリット5を形成している。また、スリット5の終端6には下側へ突き出す円筒部7が形成されている。スリット5は円筒部7にわたりほぼ同じ幅で連続して形成されている。つまり、スリット5はハンドピース部3の基端から円筒部7内にわたり下方に開口する溝状の空隙によって形成されている。
【0014】
図2で示す如く、スリット5の終端6の部分は円筒部7の下方へ垂直に立ち下がる内壁面によって形成されるが、円筒部7の丸みを持った基部内壁面に滑らかに連続して形成されている。
【0015】
ケーブル4の基端部は分岐部8に接続されている。分岐部8からはイメージガイドケーブル9とライトガイドケーブル10が接続されている。また、イメージガイドケーブル9にはイメージガイドコネクター11が接続され、ライトガイドケーブル10にはライトガイドコネクター12が接続されている。そして、イメージガイドコネクター11は図示しないTVカメラ装置に接続され、また、ライトガイドコネクター12は同じく図示しない光源に接続されるようになっている。
【0016】
(作用・効果)
図2は、ハンドピース部3内の様子を示す。ハンドピース部3において、ケーブル4の基端部分は、スリット5の終端6よりも先端側に入り込んで位置する。
【0017】
図1の状態では、ケーブル4が、スリット5内に入り込んでおり、スリット5の後端からハンドピース部3の長手方向に沿って直線的に後方へ導かれている。
【0018】
また、ケーブル4は、図1の位置状態から、終端6に沿ってハンドピース部3に対して略90゜の方向に延出される図2で示す状態まで、スリット5の間の任意の位置におかれる。
【0019】
図3は術者が内視鏡1を把持する状態を示す。内視鏡1のハンドピース部3を鉛筆の様に把持する。すなわち、ケーブル4をスリット5の終端6に当て付け、ハンドピース部3に対して、ケーブル4が略90゜の下向きに出る位置にする。
【0020】
その時、術者が内視鏡1から受ける荷重は、図3で示す如く、手のA点(術者の人差し指、あるいは中指の先端)と、B点(人差し指付け根と親指付け根の間の手掌の側方)で受けることになる。そして、ケーブル4の重さは、A点とB点の間に作用するため、有効部2がA点やB点を支点として跳ね上げるような力が働くことがない。
【0021】
尚、上記スリット5の間隙がケーブル4の外径よりも僅かに狭ければ、そのスリット5の間隙にケーブル4の部分が挟み付けられ、摩擦力で、スリット5から繰り出す任意の位置にケーブル4を保持することができる。
【0022】
[第2実施形態]
図4〜5を参照して本発明の第2実施形態を説明する。
【0023】
(構成)
第2実施形態におけるハンドピース部3はスリット5を設けた把持部13と調整部材14に2体化され、把持部13に調整部材14をスライド自在に嵌装したものである。調整部材14は例えば弾性を有するプラスチック等の材料から成り、図5で示す如く、第1実施形態での終端6を形成する円筒部7に相当する形状を持った部材である。
【0024】
調整部材14の先端側部分には開放する切り込み15が2本近接して設けられている。その2つの切り込み15の間に形成される片部16の先端内面には内方へ突き出す突起17が設けられている。一方、把持部13の外周面には上記突起17と対応する位置に複数個の凹部18が設けられている。
【0025】
(作用・効果)
調整部材14の一部に2つの切り込み15の間に形成した片部16は板バネ効果を有し、このバネ効果によってノッチ様に突起17と凹部18が噛み合って、把持部13と調整部材14を係合位置に固定する。また、板バネ効果に抗して調整部材14を長手方向に相対的に移動することもできる。術者の好みに応じて、調整部材14を前後に移動して好みの位置に保持し、把持部13から延出するケーブル4の位置を調整することができる。
尚、本発明は前述した各実施形態のものに限定されるものではない。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、持ち運ぶ場面、使用中の場面に応じて、ケーブルの延出方向が最適な位置に変えられるので、持ち運びが容易であり、操作性が良い。また、術者がハンドピースを持つ手の握りをある程度緩めても手から内視鏡が滑り落ちることがないので、内視鏡を落として破損させることや内視鏡を落すことにより再消毒/滅菌を改めて行うようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る内視鏡の説明図。
【図2】上記内視鏡のハンドピースの部分の縦断面図。
【図3】術者が上記内視鏡を把持する使用状態の説明図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る内視鏡のハンドピースの部分の斜視図。
【図5】上記第2実施形態に係る内視鏡のハンドピースの部分の縦断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡(スコープ)、2…有効部、3…ハンドピース部、
4…ケーブル、5…スリット、6…終端、7…円筒部。

Claims (2)

  1. 先端部に照明光の出射端と対物光学系を有した有効部の基端部に、術者が把持するための略直線状のハンドピース部を設け、このハンドピース部にケーブルを接続した内視鏡において、
    上記ハンドピース部内にケーブルを後方へ真っ直ぐ延出する向きにガイドする空隙を設けると共に、上記空隙を上記ハンドピース部の後端から略中間の位置まで上記ハンドピース部の側方に開口させるスリット部を設けて、ハンドピース部の側方へ上記ケーブルを繰り出せるようにしたことを特徴とする内視鏡。
  2. 第1の請求項において、ハンドピース部のスリットからケーブルを繰り出す位置を定める調整部材をハンドピース部の長手方向に移動自在に設けてなるケーブル繰出し位置調整手段を有することを特徴とする内視鏡。
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