JP4397952B2 - 移動体配置計測システム及び移動体搭載システム - Google Patents

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Description

本発明は、自律走行ロボット等の移動体の配置を計測する移動体配置計測システム及び移動体搭載システムに関する。
近年、外部からの制御を受けることなく、自律走行が可能なロボット(自律走行ロボット)が開発されている。このような自律走行ロボットは、自身の位置を計測し、その位置に基づいて適切な移動を行う必要がある。位置計測方法として、例えば、特許文献1では、自律走行ロボットは、予め基準地点から自身までの絶対位置を計測した上で、その後の移動量を積算し、その移動量に基づいて、移動中に常時自身の位置を把握可能としている。また、特許文献2では、自律走行ロボットが移動する領域に超音波送波装置を配置し、自律走行ロボットが自身から超音波送波装置までの距離を算出し、当該距離に基づいて自身の位置を把握する。
特開2000−242332号公報 特開平8−54926号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、自律走行ロボットは、動作開始前に予め動作可能エリア内での自身の絶対位置を取得しておく必要がある。絶対位置の把握には、各種センサーを用いて壁面からの距離を計測、動作可能エリア内を撮影して、画像を解析、事前にオペレータによるデータ入力等が必要となる。このため、コストが増加するとともに、動作シーケンスが複雑になる。また、絶対位置を取得した場合であっても、自律走行ロボットが移動し、その移動量を積算中に想定外の動作が生じた場合、例えば、他の物体と衝突したような場合には、積算された移動量と実際の移動量との間に乖離が生じ、正確な位置を把握することができなくなる。
また、特許文献2に記載された技術では、動作開始前に絶対位置を取得する必要はないものの、自律走行ロボットは、超音波送波装置のそれぞれに対して、当該超音波送波装置に固有の識別同期信号を送信し、超音波送波装置のそれぞれから共通の超音波を受信する構成であるため、超音波送波装置毎に、当該超音波送波装置への識別同期信号の送信と、当該超音波送波装置からの超音波を受信する処理を繰り返す必要があり、最終的に自身の位置を把握するために時間を要する。
本発明の目的は、上述した問題を解決するものであり、簡易に移動体の配置を計測することが可能な移動体配置計測システム及び移動体搭載システムを提供するものである。
本発明に係る移動体配置計測システムは、移動体に搭載される通信装置及び計測装置と、該移動体以外に配置される信号発生装置とにより構成され、前記移動体の配置を計測する移動体配置計測システムであって、前記通信装置は、問い合わせ信号を全外周にわたって送信する問い合わせ信号送信手段を有し、前記信号発生装置は、前記問い合わせ信号を受信する問い合わせ信号受信手段と、前記問い合わせ信号受信手段により前記問い合わせ信号が受信された場合に、自身の固有情報を含んだ返信信号を送信する返信信号送信手段とを有し、前記通信装置は、前記返信信号を受信する返信信号受信手段を有し、前記計測装置は、前記問い合わせ信号送信手段により前記問い合わせ信号が送信されてから前記返信信号受信手段により前記返信信号が受信されるまでの時間に基づいて、該返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置と前記移動体との間の距離を計測するとともに、前記返信信号受信手段により受信された前記返信信号の到来方向に基づいて、前記移動体からの前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置の方向を計測する計測手段を有し、前記返信信号送信手段は、前記返信信号としての光を出力し、前記返信信号受信手段は、それぞれが異なる方向を向いて配列される複数の受光素子と、隣り合う受光素子を仕切って各受光素子にて受光可能な光の到来方向を所定範囲に制限する板とを有し、前記計測手段は、前記返信信号としての光を受光した受光素子に基づいて前記返信信号の到来方向を特定するものであって、前記複数の受光素子のうちのいずれかの受光素子が前記返信信号としての光を受光したときに、その光を受光した受光素子を特定する受光素子識別情報を発生する手段と、該受光素子識別情報を格納する格納手段とを有し、該格納手段に格納された前記受光素子識別情報に基づいて前記返信信号としての光の到来方向を特定し、前記問い合わせ信号が送信されてから前記返信信号としての光が前記受光素子によって受信されるまでの時間を信号往復時間として前記受光素子識別情報に対応づけて前記格納手段に格納し、前記格納手段に格納された前記信号往復時間に基づいて、前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置と前記移動体との間の距離を計測するようにした構成となる。
この構成によれば、通信装置が全外周にわたって問い合わせ信号を送信すると、当該問い合わせ信号を受信した信号発生装置は、自身の固有情報を含んだ返信信号を送信する。そして、計測装置は、問い合わせ信号を送信してから返信信号を受信するまでの時間に基づいて、当該返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置から移動体までの距離を計測するとともに、返信信号の到来方向に基づいて、当該返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置の移動体からの方向を計測する。この移動体配置計測システムでは、移動体の動作開始前に当該移動体の位置を取得しなくても、移動体が移動している間に、信号発生装置から当該移動体の距離や、移動体からの信号発生装置の方向を計測することが可能である。また、各信号発生装置が送信する返信信号には当該信号発生装置の固有情報が含まれている。このため、通信装置は、問い合わせ信号を一度だけ送信すれば、その問い合わせ信号を受信した各信号発生装置からの返信信号を同時に受信した場合にも、各返信信号を区別することができるため、移動体の配置の計測に時間を要することがない。
また、本発明に係る移動体配置計測システムは、前記計測手段が、前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置と前記移動体との間の距離と、前記移動体からの前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置の方向とに基づいて、前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置に対する前記移動体の相対位置及び相対方位を計測するようにしてもよい。
また、本発明に係る移動体配置計測システムは、前記計測装置が、所定の座標空間における前記信号発生装置の位置情報を保持する位置情報保持手段を有し、前記計測手段が、前記信号発生装置の位置情報と、前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置と前記移動体との間の距離と、前記移動体からの前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置の方向とに基づいて、前記所定の座標空間における前記移動体の位置を計測するようにしてもよい。
また、本発明に係る移動体配置計測システムは、前記返信信号送信手段が、前記問い合わせ信号受信手段による前記問い合わせ信号の受信から所定時間経過後に、前記返信信号を送信するようにしてもよい。
この構成によれば、問い合わせ信号の受信から返信信号の送信までは、時間を要することに応じて、問い合わせ信号の受信から返信信号の送信まで一定の時間的な猶予を持たせることで、計測装置において、問い合わせ信号を送信してから返信信号を受信するまでの時間差から、信号発生装置から移動体までの距離や移動体からの信号発生装置の方向を適切に計測することが可能となる。
また、本発明に係る移動体配置計測システムは、前記計測手段が、複数の受光素子により前記返信信号としての光が受された場合に、最大強度の前記返信信号としての光を受した受光素子に基づいて、前記返信信号の到来方向を特定するようにしてもよい。
この構成によれば、複数の受光素子が返信信号としての光を受した場合には、最大強度の返信信号としての光を受した受光素子に対応する受可能範囲を、返信信号の到来方向として特定することができる。
また、本発明に係る移動体配置計測システムは、前記返信信号送信手段が、それぞれが異なる所定範囲へ前記返信信号としての光を送信する複数の発光素子を有するようにしてもよい。
この構成によれば、返信信号としての光の送信範囲を限定することができ、返信信号としての光を受信する受光素子をできるだけ少なくして、計測装置において、返信信号としての光の到来方向をより適切に設定することが可能となる。
また、本発明に係る移動体配置計測システムは、前記計測手段により計測された前記信号発生装置から前記移動体までの距離と、前記移動体からの前記信号発生装置の方向とに基づいて、前記移動体を移動させる移動制御手段を有するようにしてもよい。
また、本発明に係る移動体配置計測システムは、前記移動制御手段が、前記移動体を前記信号発生装置に近付けるようにしてもよい。
また、本発明に係る移動体配置計測システムは、前記移動制御手段が、前記信号発生装置が移動する場合に、該信号発生装置に前記移動体を追随させるようにしてもよい。
本発明に係る移動体搭載システムは、移動体に搭載される通信装置及び計測装置により構成される移動体搭載システムであって、前記通信装置は、問い合わせ信号を全外周にわたって送信する問い合わせ信号送信手段と、前記移動体以外に配置され、前記問い合わせ信号を受信した信号発生装置から送信される、該信号発生装置の固有情報を含んだ返信信号を受信する返信信号受信手段とを有し、前記計測装置は、前記問い合わせ信号送信手段により前記問い合わせ信号が送信されてから前記返信信号受信手段により前記返信信号が受信されるまでの時間に基づいて、該返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置と前記移動体との間の距離を計測するとともに、前記返信信号受信手段により受信された前記返信信号の到来方向に基づいて、前記移動体からの前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置の方向を計測する計測手段を有し、前記返信信号受信手段は、それぞれが異なる方向を向いて配列される複数の受光素子と、隣り合う受光素子を仕切って各受光素子にて受光可能な光の到来方向を所定範囲に制限する板とを有し、前記複数の受光素子のそれぞれが前記信号発生装置から送信される返信信号としての光を受光することが可能となり、前記計測手段は、前記返信信号としての光を受光した受光素子に基づいて前記返信信号の到来方向を特定するものであって、前記複数の受光素子のうちのいずれかの受光素子が前記返信信号としての光を受光したときに、その光を受光した受光素子を特定する受光素子識別情報を発生する手段と、該受光素子識別情報を格納する格納手段とを有し、該格納手段に格納された前記受光素子識別情報に基づいて前記返信信号としての光の到来方向を特定し、前記問い合わせ信号が送信されてから前記返信信号としての光が前記受光素子によって受信されるまでの時間を信号往復時間として前記受光素子識別情報に対応づけて前記格納手段に格納し、前記格納手段に格納された前記信号往復時間に基づいて、前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置と前記移動体との間の距離を計測するようにした構成となる。
本発明によれば、移動体に搭載された計測装置において、通信装置が問い合わせ信号を送信してから返信信号を受信するまでの時間に基づいて、その返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置から移動体までの距離を計測するとともに、返信信号の到来方向に基づいて、移動体からの当該返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置の方向を計測しており、移動体の動作開始前に当該移動体の位置を取得しなくても移動体の配置を計測可能であるとともに、計測に時間を要することがなく、移動体の配置を簡易に計測することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る移動体配置計測システムの外観斜視図、図2は、上面図(図2(a))及び側面図(図2(b))である。
図1及び図2に示す移動体配置計測システムは、移動領域500を移動可能な移動体である自律走行ロボット400の配置を計測するものであり、自律走行ロボット400に搭載される通信装置100及び計測装置200と、移動領域500の四隅に配置される信号発生装置300−1、300−2、300−3、300−4(以下、これらをまとめて適宜「信号発生装置300」と称する)とにより構成される。これらのうち、自律走行ロボット400に搭載される通信装置100及び計測装置200は、移動体搭載システムに対応する。
図3は、通信装置100、計測装置200及び信号発生装置300の詳細な構成を示す図である。図3に示す通信装置100は、問い合わせ信号生成回路102、発光素子駆動回路104、発光素子106、受光素子108、増幅回路110、論理積回路112、識別信号解析回路114、受信信号一時格納部116及び基準周波数発信回路118により構成される。これらのうち、問い合わせ信号生成回路102、発光素子駆動回路104及び発光素子106が、問い合わせ信号送信手段に対応し、受光素子108、増幅回路110及び論理積回路112が返信信号受信手段に対応する。また、図3に示す計測装置200は、計測部202、移動制御部204及びメモリ206により構成される。これらのうち、計測部202が計測手段に対応し、移動制御部204が移動制御手段に対応し、メモリ206が位置情報保持手段に対応する。
更には、図3に示す信号発生装置300は、受光素子302、増幅回路304、固体番号切替回路306、遅延回路308、識別信号生成回路310、発光素子駆動回路312、発光素子314及び基準周波数発信回路316により構成される。これらのうち、受光素子302及び増幅回路304が問い合わせ信号受信手段に対応し、固体番号切替回路306、遅延回路308、識別信号生成回路310、発光素子駆動回路312及び発光素子314が返信信号送信手段に対応する。
図3において、計測装置200内の計測部202は、所定のタイミング、例えば、所定の時間間隔で、通信装置100内の問い合わせ信号生成回路102に対して、自律走行ロボット400の配置計測を指示する。
通信装置100内の基準周波数発信回路118は、問い合わせ信号生成回路102及び論理積回路112に対して、予め定められた周波数(基準周波数)の信号を出力する。問い合わせ信号生成回路102は、計測部202からの配置計測の指示を受けると、信号発生装置300へ問い合わせを行うための信号(問い合わせ信号)を生成し、基準周波数発信回路118から出力された基準周波数の信号を入力したタイミングで、当該問い合わせ信号を発光素子駆動回路104へ出力する。発光素子駆動回路104は、問い合わせ信号を入力すると、発光素子106を駆動させるべく、当該発光素子106に電気信号を出力する。発光素子106は、例えば発光ダイオード(LED)であり、発光素子駆動回路104からの電気信号を光に変換して発光する。これにより、問い合わせ信号に対応する光が周囲に照射されることになる。
図4は、通信装置100の外観斜視図、図5は、通信装置100の上面図(図5(a))及び側面図(図5(b))である。これら図4及び図5に示すように、通信装置100の外部には、複数の発光素子106が円状に配置されている。これら各発光素子106により、問い合わせ信号に対応する光が全外周にわたって照射される。
再び、図3に戻って説明する。信号発生装置300内の受光素子302は、通信装置100内の発光素子106からの問い合わせ信号に対応する光を受ける。図6は、信号発生装置300の上方からの外観斜視図(図6(a))及び下方からの外観斜視図(図6(b))、図7は、信号発生装置300の上面図(図7(a))及び側面図(図7(b))である。これら図6及び図7に示すように、信号発生装置300の外部には、複数の受光素子302が弧状に配置されている。これら各受光素子302は、問い合わせ信号に対応する光を受けると、当該光を電気信号に変換して増幅回路304へ出力する。
再び、図3に戻って説明する。増幅回路304は、入力した電気信号である問い合わせ信号を増幅させて固体番号切替回路306へ出力する。固体番号切替回路306は、作業者による、図6及び図7に示す切替スイッチ352の操作に応じて、自身を含む信号発生装置300に固有の番号(固体番号)を設定する。この固体番号切替回路306は、増幅回路304からの問い合わせ信号を入力すると、その時点で設定されている固体番号を遅延回路308へ出力する。
遅延回路308は、受光素子302が受光してから後述する発光素子314が発光するまでの時間が予め定められた所定時間となるように、固体番号を入力して所定の時間が経過した後に、当該固体番号を識別信号生成回路310へ出力する。ここで、信号発生装置300が複数存在し、これら複数の信号発生装置300が同時に後述する識別信号に対応する光を照射すると、通信装置100において対応可能な許容量を超える場合には、それぞれの信号発生装置300において、受光素子302が受光してから後述する発光素子314が発光するまでの時間が異なるようにすることが望ましい。
基準周波数発信回路316は、識別信号生成回路310に対して、通信装置100内の基準周波数発信回路118と同一の基準周波数)の信号を出力する。識別信号生成回路310は、遅延回路308からの固体番号を入力すると、問い合わせ信号に対する返信信号としての固体番号を含んだ識別信号を生成し、基準周波数発信回路316から出力された基準周波数の信号を入力したタイミングで、当該識別信号を発光素子駆動回路312へ出力する。発光素子駆動回路312は、識別信号を入力すると、発光素子314を駆動させるべく、当該発光素子314に、識別信号に対応する電気信号を出力する。
発光素子314は、例えば発光ダイオード(LED)であり、発光素子駆動回路312からの電気信号を光に変換して発光する。これにより、識別信号に対応する光が周囲に照射されることになる。図6及び図7に示すように、信号発生装置300の外部には、複数の発光素子31が弧状に配置されている。また、これら弧状に配置された各発光素子31の間には、スリット板350が設けられており、1つの発光素子31と当該発光素子31の両側に位置するスリット板350とによって送信ユニットが構成される。スリット板350により、各発光素子31のそれぞれが識別信号に対応する光を照射する範囲は異なったものとなる。
再び、図3に戻って説明する。通信装置100内の受光素子108は、信号発生装置300内の発光素子314からの識別信号に対応する光を受ける。図4及び図5に示すように、通信装置100の外部には、複数の受光素子108が円状に配置されている。また、これら円状に配置された各受光素子108の間には、スリット板150が設けられており、1つの受光素子108と当該受光素子108の両側に位置するスリット板150とによって受信ユニットが構成される。スリット板150により、各受光素子108は、それぞれは異なる範囲から到来する光のみを受光可能である。なお、スリット板150の部分のみ光が照射される場合にも、いずれかの受光素子108が光を受光することができるように、全ての受光素子108及びスリット150が一体となって配置方向に回転可能としてもよい。これら各受光素子108は、識別信号に対応する光を受けると、当該光を電気信号に変換するとともに、その電気信号である識別信号に自身の識別情報であるID(受光素子ID)を付与した上で増幅回路110へ出力する。
再び、図3に戻って説明する。増幅回路110は、入力した電気信号である識別信号及び受光素子IDを増幅させて論理積回路112へ出力する。論理積回路112は、増幅回路110からの識別信号及び受光素子IDを入力すると、基準周波数発信回路118から出力された基準周波数の信号を入力したタイミングで、これら識別信号及び受光素子IDを識別信号解析回路114へ出力する。
識別信号解析回路114は、論理積回路112からの識別信号及び受光素子IDを入力する毎に、通信装置100内の発光素子106が発光してから信号発生装置300内の受光素子302が受光するまでの時間と、信号発生装置300内の発光素子314が発光してから通信装置100内の受光素子108が受光するまでの時間とを加算した時間を算出する。
具体的には、識別信号解析回路114は、問い合わせ信号生成回路102が問い合わせ信号を出力してから、自身に信号が入力されるまでの時間を取得する。更に、識別信号解析回路114は、この取得した往復時間から、予め定まる問い合わせ信号生成回路102が問い合わせ信号を出力してから、発光素子108が発光するまでの時間(発光時処理時間)と、同様に予め定まる受光素子108が受光してから、自身に識別信号が入力されるまでの時間(受光時処理時間)とを差し引く。この計算により得られる時間は、通信装置100内の発光素子106が発光してから受光素子108が受光するまでの時間(発受光時間)である。更に、識別信号解析回路114は、発受光時間から、予め定められた、信号発生装置300内の受光素子302が受光してから発光素子314が発光するまでの時間を差し引く。これにより、発光素子106が発光してから受光素子302が受光するまでの時間と、発光素子314が発光してから受光素子108が受光するまでの時間とを加算した時間、換言すれば、通信装置100と信号発生装置300との間を光が往復する時間(信号往復時間)が求まる。
また、識別信号解析回路114は、入力した識別信号及び受光素子IDと、その識別信号を入力した際に算出した信号往復時間とを対応付けて、受信信号一時格納部116へ格納させる。そして、識別信号解析回路114は、識別信号を入力しなくなったタイミングで、受信信号一時格納部116に格納された各識別信号を読み出す。更に、識別信号解析回路114は、読み出した識別信号を解析し、当該識別信号に含まれる固体番号を特定する。そして、識別信号解析回路114は、同一の固体番号を含む識別信号が複数存在する場合には、いずれか1つのみを残し、他の識別信号と、当該識別信号に対応する受光素子ID及び信号往復時間とを受信信号一時格納部114から削除する。ここで、同一の固体番号を含む識別信号が複数存在する場合とは、複数の受光素子108が同一の識別信号に対応する光を受光した場合を意味する。そして、識別信号解析回路114は、受信信号一時格納部116に残った識別信号、受光素子ID及び信号往復時間の組み合わせを、計測装置200内の計測部202へ出力する。
計測部202は、識別信号、受光素子ID及び信号往復時間の組み合わせを入力すると、受光素子108が受光した光の到来方向を特定する。また、計測装置200内のメモリ206には、予め所定の座標空間における信号発生装置300の位置情報が記憶されている。計測部202は、この所定の座標空間における信号発生装置300の位置情報と、特定した固体番号及び光の到来方向と、識別信号解析回路114からの信号往復時間とに基づいて、固体番号により特定される信号発生装置200から自身を搭載する自律走行ロボット400までの距離、及び、固体番号により特定される信号発生装置200の自律走行ロボット400からの方向を計測する。また、計測部202は、これら計測した距離及び方向に基づいて、更に、固体番号により特定される信号発生装置200に対する自律走行ロボット400の相対位置及び相対方位を計測する。
これら計測結果は、移動制御部204へ出力される。移動制御部204は、入力した計測結果に応じて、自律走行ロボット400内の図示しないモータやステアリングを駆動させて、自律走行ロボット400の移動を制御する。
以下、自律走行ロボット400の配置計測及び移動制御の実施例について説明する。
図8は、自律走行ロボット400の配置計測時の通信装置100の動作を示すフローチャート、図9は、自律走行ロボット400の配置計測時の信号発生装置300の動作を示すフローチャート、図10は、自律走行ロボット400の配置計測時の計測装置200の動作を示すフローチャートである。
図8に示すように、通信装置100内の問い合わせ信号生成回路102は、計測部202からの配置計測の指示を受けると、問い合わせ信号を生成し(S101)、基準周波数発信回路118から出力された基準周波数の信号を入力したタイミングで、当該問い合わせ信号を発光素子駆動回路104へ出力する。問い合わせ信号を入力した発光素子駆動回路104は、発光素子106に電気信号を出し、発光素子106は、発光素子駆動回路104からの電気信号を光に変換して、問い合わせ信号に対応する光を発光する(S102)。
例えば、図11(a)及び(b)に示すように、移動領域500において、通信装置100を搭載した自律走行ロボット400と、信号発生装置300−1乃至300−4とが配置されている場合、通信装置100から信号発生装置300−1乃至300−4に向けて問い合わせ信号に対応する光Zが照射されることになる。
その後、図9に示すように、信号発生装置300内の固体番号切替回路308は、受光素子302が問い合わせ信号に対応する光を受光したか否かを判定する(S201)。具体的には、固体番号切替回路308は、増幅回路304からの増幅後の問い合わせ信号を入力したか否かを判定し、入力した場合には、受光素子302が問い合わせ信号に対応する光を受光したとみなす。
受光素子302が問い合わせ信号に対応する光を受光した場合、固体番号切替回路306は、自身を含む信号発生装置300に固体番号を設定する(S202)。遅延回路308は、受光素子302が受光してから後述する発光素子314が発光するまでの時間が予め定められた所定時間となるように、固体番号を入力して所定の時間が経過した後に、当該固体番号を識別信号生成回路310へ出力する(S203)。
識別信号生成回路310は、遅延回路308からの固体番号を入力すると、問い合わせ信号に対する返信信号としての固体番号を含んだ識別信号を生成し(S204)、基準周波数発信回路316から出力された基準周波数の信号を入力したタイミングで、当該識別信号を発光素子駆動回路312へ出力する。識別信号を入力した発光素子駆動回路312は、発光素子314に電気信号を出し、発光素子314は、発光素子駆動回路104からの電気信号を光に変換して、識別信号に対応する光を発光する(S205)。
再び、図8に戻って説明する。通信装置100内の識別信号解析回路114は、受光素子108が識別信号に対応する光を受光したか否かを判定する(S103)。具体的には、識別信号解析回路114は、論理積回路112からの識別信号及び受光素子IDを入力したか否かを判定し、入力した場合には、受光素子108が識別信号に対応する光を受光したとみなす。
例えば、図12(a)及び(b)に示すように、移動領域500において、通信装置100を搭載した自律走行ロボット400と、信号発生装置300−1乃至300−4とが配置されている場合、通信装置100内の受光素子108は、信号発生装置300−1からの識別信号に対応する光a、信号発生装置300−2からの識別信号に対応する光b、信号発生装置300−3からの識別信号に対応する光c、信号発生装置300−1からの識別信号に対応する光dを受光することになる。
再び、図8に戻って説明する。受光素子108が識別信号に対応する光を受光した場合、識別信号解析回路114は、通信装置100内の発光素子106が発光してから信号発生装置300内の受光素子302が受光するまでの時間と、信号発生装置300内の発光素子314が発光してから通信装置100内の受光素子108が受光するまでの時間とを加算した時間(信号往復時間)を算出する(S104)。
更に、識別信号解析回路114は、入力した識別信号及び受光素子IDと、その識別信号を入力した際に算出した信号往復時間とを対応付けて、受信信号一時格納部116へ格納させる(S105)。その後は、受光素子108が識別信号に対応する光を受光したか否かの判定(S103)以降の動作が繰り返される。
一方、S103において、受光素子108が識別信号に対応する光を受光していないと判定した場合、具体的には、最後に受光素子108が識別信号に対応する光を受光してから十分な時間が経過し、受光素子108が、問い合わせ信号に対応する光を受光した全ての信号発生装置300からの識別信号に対応する光を受光し終えたと判断されるような場合には、以下の動作が行われる。すなわち、識別信号解析回路114は、受信信号一時格納部116に格納された各識別信号を読み出して解析し、当該識別信号に含まれる固体番号を特定する。そして、識別信号解析回路114は、同一の固体番号を含む識別信号が複数存在する場合には、いずれか1つのみを残し、他の識別信号と、当該識別信号に対応する受光素子ID及び信号往復時間とを受信信号一時格納部114から削除する(S106)。この際、識別信号解析回路114は、同一の固体番号を含む複数の識別信号のそれぞれについて、受光素子108がその識別信号に対応する光を受光した際の光の強度を把握し、対応する光の強度が最大であった識別信号のみを残し、他の識別信号と、当該識別信号に対応する受光素子ID及び信号往復時間とを受信信号一時格納部114から削除するようにしてもよい。
そして、識別信号解析回路114は、受信信号一時格納部116に残った識別信号、受光素子ID及び信号往復時間の組み合わせを、計測装置200内の計測部202へ出力する(S107)。
その後、図10に示すように計測装置200内の計測部202は、通信装置100内の識別信号解析回路114からの識別信号、受光素子ID及び信号往復時間の組み合わせを入力する(S301)。
次に、計測部202は、識別信号内の固体番号を特定し、当該識別信号内の固体番号及び受光素子IDに基づいて、識別信号に対応する光の到来方向を特定する(S302)。具体的には、上述したように、円状に配置された各受光素子108は、それぞれ異なる範囲から到来する光のみを受光可能であり、計測部202に入力される受光素子IDは、その光を受光した受光素子108の識別情報である。また、計測部202が特定した固体番号は、その光の発光元の信号発生装置300を特定するものである。従って、計測部202は、受光素子IDに基づいて、どの受光素子108が光を受光したか、換言すれば、識別信号に対応する光の到来方向がいずれであるかを特定することができる。また、計測部202は、固体番号に基づいて、その識別信号に対応する光がどの信号発生装置300からのものであるかを特定することができる。すなわち、計測部202は、識別信号に対応する光が、どの信号発生装置300からどの到来方向で到来したものであるかを判別することができる。
例えば、図13に示す例では、受光素子180−1が信号発生装置300−1からの識別信号に対応する光aを受光している。この場合、計測部202は、識別信号に対応する光aが信号発生装置300−1からのものであり、更には、当該識別信号に対応する光aがどの方向から到来したものであるかを特定することができる。同様に、受光素子180−2が信号発生装置300−2からの識別信号に対応する光bを受光し、受光素子180−3が信号発生装置300−3からの識別信号に対応する光cを受光し、受光素子180−4が信号発生装置300−2からの識別信号に対応する光dを受光している。この場合、計測部202は、これら識別信号に対応する光b、c、dがそれぞれ信号発生装置300−2、300−3、300−4からのものであり、更には、当該識別信号に対応する光b、c、dがどの方向から到来したものであるかを特定することができる。
再び、図10に戻って説明する。計測装置200内のメモリ206には、予め定められた所定の座標空間における信号発生装置300の位置情報が記憶されている。計測部202は、この所定の座標空間における信号発生装置300の位置情報と、識別信号解析回路114からの信号往復時間と、特定した固体番号及び光の到来方向とに基づいて、固体番号により特定される信号発生装置300から自身を搭載する自律走行ロボット400までの距離を計測するとともに、自身を搭載する自律走行ロボット400からの固体番号により特定される信号発生装置300の方向を計測する(S303)。
更に、計測部202は、計測した、固体番号により特定される信号発生装置300から自身を搭載する自律走行ロボット400までの距離と、自身を搭載する自律走行ロボット400からの固体番号により特定される信号発生装置300の方向とに基づいて、自律走行ロボットの位置及び方位を計測する。
図14は、自律走行ロボット400の位置及び方位の計測の一例を示す図であり、図14(a)はX−Y座標平面に対応する移動体配置計測システムの上面図、図14(b)はX−Z座標平面に対応する移動体配置計測システムの側面図である。
計測部202は、まず、信号発生装置300−1の位置情報により特定される地面から信号発生装置300までの距離から、予め既知である地面から通信装置100までの距離を差し引くことにより、距離Z1を算出する。次に、計測部202は、信号往復時間を2で除算し、更に光速を乗算することによって、識別信号に含まれる固有番号により特定される信号発生装置300−1から通信装置100までの距離Aを算出する。更に、計測部202は、距離A1を、
(式1) A1=√(A2−Z12
により算出する。次に、計測部202は、識別鍼法に含まれる固有番号により特定される信号発生装置300−1からの光の到来方向と、自律走行ロボット400の前方方向とのなす角度S1を自律走行ロボット400の方位として特定する。更に、計測部202は、当該角度S1と、信号発生装置300−1の位置情報と、上述した距離A1とを用いて、距離X1及びY1を、
(式2) X1=A1・cos(S1)=√(A2−Z12)・cos(S1)
(式3) Y1=A1・sin(S1)=√(A2−Z12)・sin(S1)
により算出する。このように、距離X1、Y1及びZ1が求まることにより、所定の座標空間における、信号発生装置300−1と通信装置100との位置関係が把握され、更には、所定の座標空間における通信装置100の位置が把握される。同様にして、信号発生装置300−2と通信装置100との位置関係、信号発生装置300−3と通信装置100との位置関係、及び、信号発生装置300−4と通信装置100との位置関係も把握され、それぞれについて通信装置100の位置が把握される。このように、通信装置100の位置について複数求めることができる場合には、その位置の平均値を最終的な通信装置100の位置としてもよい。
なお、距離Z1が不定の場合には、以下のようにして求めることができる。図15において、自律走行ロボット400が距離C1だけ移動すると、計測部202は、当該距離C1を把握する。ここで、距離B1及び距離B2が既知であるものとすると、以下の式4及び式5が成り立つ。
(式4) B12=Z12+X12
(式5) B22=Z12+(X1+C1)2
これら式4及び式5より、
(式6) B22=(B12−X12)+(X1+C1)2=B12+2X1・C1+C12
従って、
(式7) X1=(B22−B12−C12)/2C1
式7を式4に代入して、
(式8) Z1=√(B12−((B22−B12−C12)/2C1)2
となる。計測部202は、この式8により、距離Z1を算出することができる。
再び、図10に戻って説明する。次に、計測部202は、識別信号内の固体番号と、識別信号に対応する光の到来方向とに基づいて、自律走行ロボット400からの信号発生装置300の方向を計測する(S304)。ここでは、計測部202は、識別信号内の固体番号により、信号発生装置300を一意に特定し、更に、その信号発生装置300が、S302において特定した、識別信号に対応する光の到来方向に存在することを把握する。S303において計測された、自律走行ロボット400の位置及び方位と、S304において計測された、自律走行ロボット400からの信号発生装置300の方向とは、移動制御部204へ出力される。
移動制御部204は、入力した計測結果に応じて、自律走行ロボット400内の図示しないモータやステアリングを駆動させて、自律走行ロボット400の移動を制御する。
具体的には、図1に示すように、移動領域500に自律走行ロボット400が存在する場合には、移動制御部204は、移動領域500の四隅に配置される信号発生装置300−1、300−2、300−3、300−4からの識別信号に対応する光から計測される、自律走行ロボット400の位置及び方位に基づいて、自律走行ロボット400を適切な位置に移動させるとともに、自律走行ロボット400を適切な方向に向かせる制御を行う。また、移動制御部204は、信号発生装置300−1、300−2、300−3、300−4からの識別信号に対応する光から計測される、自律走行ロボット400からのこれら信号発生装置300の方向に基づいて、自律走行ロボット400を適切な方向に向かせる制御を行う。
また、図16及び図17に示すように、複数の移動領域500、501、502が存在し、移動領域500において、四隅に信号発生装置300−1、300−2、300−3、300−4が配置され、出入り口503の位置に信号発生装置300−5が配置され、移動領域501において、四隅に信号発生装置301−1、301−2、301−3、301−4が配置され、出入り口504の位置に信号発生装置301−5が配置され、移動領域502には、四隅に信号発生装置302−1、302−2、302−3、302−4が配置され、出入り口503の位置に信号発生装置302−5が配置され、出入り口503の位置に信号発生装置302−6が配置される場合には、以下のような移動制御が行われる。
すなわち、自律走行ロボット400が移動領域500に存在する場合には、移動制御部204は、移動領域500に配置される信号発生装置300−1、300−2、300−3、300−4、300−5からの識別信号に対応する光から計測される、自律走行ロボット400の位置及び方位に基づいて、自律走行ロボット400を適切な位置に移動させるとともに、自律走行ロボット400を適切な方向に向かせる制御を行う。また、移動制御部204は、信号発生装置300−1、300−2、300−3、300−4、300−5からの識別信号に対応する光から計測される、自律走行ロボット400からのこれら信号発生装置300の方向に基づいて、自律走行ロボット400を適切な方向に向かせる制御を行う。あるいは、移動制御部204は、信号発生装置300−5からの識別信号に対応する光から計測される、自律走行ロボット400からの信号発生装置300−5の方向に基づいて、自律走行ロボット400を当該信号発生装置300−5の方向に向かせて移動させることにより、自律走行ロボット400を出入り口503から移動領域500の外へ進出させる。
また、自律走行ロボット400が移動領域501に存在する場合には、同様に、移動制御部204は、移動領域501に配置される信号発生装置301−1、301−2、301−3、301−4、301−5からの識別信号に対応する光から計測される、自律走行ロボット400の位置及び方位に基づいて、自律走行ロボット400を適切な位置に移動させるとともに、自律走行ロボット400を適切な方向に向かせる制御を行う。また、移動制御部204は、信号発生装置301−1、301−2、301−3、301−4、301−5からの識別信号に対応する光から計測される、自律走行ロボット400からのこれら信号発生装置300の方向に基づいて、自律走行ロボット400を適切な方向に向かせる制御を行う。あるいは、移動制御部204は、信号発生装置301−5からの識別信号に対応する光から計測される、自律走行ロボット400からの信号発生装置301−5の方向に基づいて、自律走行ロボット400を当該信号発生装置301−5の方向に向かせて移動させることにより、自律走行ロボット400を出入り口504から移動領域501の外へ進出させる。
更に、自律走行ロボット400が移動領域502に存在する場合には、同様に、移動制御部204は、移動領域502に配置される信号発生装置302−1、302−2、302−3、302−4、302−5、302−6からの識別信号に対応する光から計測される、自律走行ロボット400の位置及び方位に基づいて、自律走行ロボット400を適切な位置に移動させるとともに、自律走行ロボット400を適切な方向に向かせる制御を行う。また、移動制御部204は、信号発生装置302−1、302−2、302−3、302−4、302−5、302−6からの識別信号に対応する光から計測される、自律走行ロボット400からのこれら信号発生装置300の方向に基づいて、自律走行ロボット400を適切な方向に向かせる制御を行う。あるいは、移動制御部204は、信号発生装置302−5からの識別信号に対応する光から計測される、自律走行ロボット400からの信号発生装置302−5の方向に基づいて、自律走行ロボット400を当該信号発生装置302−5の方向に向かせて移動させることにより、自律走行ロボット400を出入り口503から移動領域502の外へ進出させ、移動制御部204は、信号発生装置302−6からの識別信号に対応する光から計測される、自律走行ロボット400からの信号発生装置302−6の方向に基づいて、自律走行ロボット400を当該信号発生装置302−6の方向に向かせて移動させることにより、自律走行ロボット400を出入り口504から移動領域502の外へ進出させる。
また、図18(a)の上面図及び図18(b)の側面図に示すように、移動領域500に進入してきた他の自律走行ロボット600に信号発生装置300が配置されている場合には、計測部202は、図10のS303のS303に代えて、識別信号解析回路114からの信号往復時間と、特定した固体番号及び光の到来方向とに基づいて、自身を搭載する自律走行ロボット400の信号発生装置300に対する相対位置及び相対方位を計測することになる。この場合、移動制御部204は、信号発生装置300からの識別信号に対応する光から計測される、自律走行ロボット400からの信号発生装置300の方向に基づいて、自律走行ロボット400を当該信号発生装置300の方向に向かせて移動させることにより、自律走行ロボット400に他の自律走行ロボット600を追いかけさせる。あるいは、移動制御部204は、信号発生装置300からの識別信号に対応する光から計測される、自律走行ロボット400からの信号発生装置300の方向に基づいて、自律走行ロボット400を当該信号発生装置300の方向とは逆方向に向かせて移動させることにより、自律走行ロボット400を他の自律走行ロボット600から離す。
また、図19の斜視図、図20(a)の上面図及び図20(b)の正面図に示すように、人体700に信号発生装置300が配置されている場合には、同様に、計測部202は、図10のS303のS303に代えて、識別信号解析回路114からの信号往復時間と、特定した固体番号及び光の到来方向とに基づいて、自身を搭載する自律走行ロボット400の信号発生装置300に対する相対位置及び相対方位を計測することになる。この場合、移動制御部204は、その相対位置及び相対方位に基づいて、自律走行ロボット400を、所定の距離及び方位を保って信号発生装置300に追随させるように制御する。
また、図21の斜視図、図22(a)の上面図及び図22(b)の正面図に示すように、人が手800に信号発生装置300を内蔵するリモコン350を携帯している場合にも、同様に、計測部202は、図10のS303のS303に代えて、識別信号解析回路114からの信号往復時間と、特定した固体番号及び光の到来方向とに基づいて、自身を搭載する自律走行ロボット400の信号発生装置300に対する相対位置及び相対方位を計測することになる。この場合、移動制御部204は、その相対位置及び相対方位に基づいて、自律走行ロボット400を、リモコン350を携帯する人に近付けるように制御する。
なお、信号発生装置300が自律走行ロボット400の制御信号を、当該自律走行ロボット400に向けて送信するようにしてもよい。この場合には、通信装置100によって受信された制御信号は、そのまま移動制御部204へ送られる。そして、移動制御部204は、入力した制御信号に基づいて、自律走行ロボット400の動作を制御する。なお、この場合には、信号発生装置300は、制御信号に対応する光については、識別信号に対応する光とはタイミングをずらして照射することが好ましい。
このように、本実施形態の移動体配置計測システムでは、自律走行ロボット400に配置された通信装置100が全外周にわたって問い合わせ信号に対応する光を発光すると、当該光を受光した信号発生装置300は、自身の固体番号を含んだ識別信号に対応する光を発光する。そして、この光は、通信装置100によって受光され、当該通信装置100に接続された計測装置200は、問い合わせ信号に対応する光と、識別信号に対応する光のそれぞれの初受光の時間と、識別信号に対応する光の到来方向とに基づいて、信号発生装置300から自律走行ロボット400までの距離や、自律走行ロボット400からの信号発生装置300の方向を計測する。このような移動体配置計測システムでは、従来のように、自律走行ロボット400の動作開始前に当該移動体の位置を取得しなくても、移動している間に、当該自律走行ロボット400の配置を計測することが可能である。
また、各信号発生装置300からの識別信号には当該信号発生装置300の固有情報が含まれている。このため、通信装置100は、問い合わせ信号に対応する光を一度だけ発光すれば、その問い合わせ信号に対応する光を受光した各信号発生装置300からの識別信号に対応する光を同時に受光した場合にも、各識別信号を区別することができるため、自律走行ロボット400の配置の計測に時間を要することがない。
尚、上述した実施形態では、通信装置100と信号発生装置300との間の通信は、光によって行われるようにしたが、この光は、可視光であってもよく、可視光以外の赤外線等であってもよい。また、光に代えて、電波や超音波等によって通信が行われるようにしてもよい。
以上、説明したように、本発明に係る移動体配置計測システム及び移動体搭載システムは、簡易に移動体の配置を計測することが可能であり、移動体配置計測システム等として有用である。
移動体配置計測システムの外観斜視図である。 移動体配置システムの上面図及び側面図である。 通信装置、移動制御装置及び信号発生装置の詳細な構成を示す図である。 通信装置の外観斜視図である。 通信装置の上面図及び側面図である。 信号発生装置の上方からの外観斜視図及び下方からの外観斜視図である。 信号発生装置の上面図及び側面図である。 自律走行ロボットの配置計測時の通信装置の動作を示すフローチャートである。 自律走行ロボットの配置計測時の信号発生装置の動作を示すフローチャートである。 自律走行ロボットの配置計測時の計測装置の動作を示すフローチャートである。 通信装置から信号発生装置への問い合わせ信号に対応する光の照射の一例を示す上面図及び側面図である。 信号発生装置から通信装置への識別信号に対応する光の照射の一例を示す上面図及び側面図である。 通信装置における識別信号に対応する光の受光の一例を示す上面図である。 自律走行ロボットの位置及び方位の計測の第1の例を示す上面図および側面図である。 自律走行ロボットの位置及び方位の計測の第2の例を示す側面図である。 移動体配置計測システムの他の例の外観斜視図である。 移動体配置計測システムの他の例の上面図である。 自律走行ロボットの移動制御の第1の例を示す上面図及び側面図である。 自律走行ロボットの移動制御の第2の例を示す外観斜視図である。 自律走行ロボットの移動制御の第2の例を示す上面図及び正面図である。 自律走行ロボットの移動制御の第3の例を示す外観斜視図である。 自律走行ロボットの移動制御の第3の例を示す上面図及び側面図である。
符号の説明
100 通信装置
102 問い合わせ信号生成回路
104、312 発光素子駆動回路
106、314 発光素子
108、302 受光素子
110、304 増幅回路
112 論理積回路
114 識別信号解析回路
116 受信信号一時格納部
118、316 基準周波数発信回路
200 計測装置
202 計測部
204 移動制御部
206 メモリ
300 信号発生装置
306 固体番号切替回路
308 遅延回路
310 識別信号生成回路

Claims (10)

  1. 移動体に搭載される通信装置及び計測装置と、該移動体以外に配置される信号発生装置とにより構成され、前記移動体の配置を計測する移動体配置計測システムであって、
    前記通信装置は、
    問い合わせ信号を全外周にわたって送信する問い合わせ信号送信手段を有し、
    前記信号発生装置は、
    前記問い合わせ信号を受信する問い合わせ信号受信手段と、
    前記問い合わせ信号受信手段により前記問い合わせ信号が受信された場合に、自身の固有情報を含んだ返信信号を送信する返信信号送信手段とを有し、
    前記通信装置は、
    前記返信信号を受信する返信信号受信手段を有し、
    前記計測装置は、
    前記問い合わせ信号送信手段により前記問い合わせ信号が送信されてから前記返信信号受信手段により前記返信信号が受信されるまでの時間に基づいて、該返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置と前記移動体との間の距離を計測するとともに、前記返信信号受信手段により受信された前記返信信号の到来方向に基づいて、前記移動体からの前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置の方向を計測する計測手段を有し、
    前記返信信号送信手段は、前記返信信号としての光を出力し、
    前記返信信号受信手段は、それぞれが異なる方向を向いて配列される複数の受光素子と、隣り合う受光素子を仕切って各受光素子にて受光可能な光の到来方向を所定範囲に制限する板とを有し、
    前記計測手段は、前記返信信号としての光を受光した受光素子に基づいて前記返信信号の到来方向を特定するものであって、
    前記複数の受光素子のうちのいずれかの受光素子が前記返信信号としての光を受光したときに、その光を受光した受光素子を特定する受光素子識別情報を発生する手段と、
    該受光素子識別情報を格納する格納手段とを有し、
    該格納手段に格納された前記受光素子識別情報に基づいて前記返信信号としての光の到来方向を特定し、
    前記問い合わせ信号が送信されてから前記返信信号としての光が前記受光素子によって受信されるまでの時間を信号往復時間として前記受光素子識別情報に対応づけて前記格納手段に格納し、
    前記格納手段に格納された前記信号往復時間に基づいて、前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置と前記移動体との間の距離を計測するようにした移動体配置計測システム。
  2. 前記計測手段は、前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置と前記移動体との間の距離と、前記移動体からの前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置の方向とに基づいて、前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置に対する前記移動体の相対位置及び相対方位を計測する請求項1に記載の移動体配置計測システム。
  3. 前記計測装置は、所定の座標空間における前記信号発生装置の位置情報を保持する位置情報保持手段を有し、
    前記計測手段は、前記信号発生装置の位置情報と、前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置と前記移動体との間の距離と、前記移動体からの前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置の方向とに基づいて、前記所定の座標空間における前記移動体の位置を計測する請求項1に記載の移動体配置計測システム。
  4. 前記返信信号送信手段は、前記問い合わせ信号受信手段による前記問い合わせ信号の受信から所定時間経過後に、前記返信信号を送信する請求項1乃至3のいずれかに記載の移動体配置計測システム。
  5. 前記計測手段は、複数の受光素子により前記返信信号としての光が受光された場合に、最大強度の前記返信信号としての光を受光した受光素子に基づいて、前記返信信号の到来方向を特定する請求項1に記載の移動体配置計測システム。
  6. 前記返信信号送信手段は、それぞれが異なる所定範囲へ前記返信信号としての光を送信する複数の発光素子を有する請求項1記載の移動体配置計測システム。
  7. 前記計測手段により計測された、前記信号発生装置から前記移動体までの距離と、前記移動体からの前記信号発生装置の方向とに基づいて、前記移動体を移動させる移動制御手段を有する請求項1乃至6のいずれかに記載の移動体配置計測システム。
  8. 前記移動制御手段は、前記移動体を前記信号発生装置に近付ける請求項7に記載の移動体配置計測システム。
  9. 前記移動制御手段は、前記信号発生装置が移動する場合に、該信号発生装置に前記移動体を追随させる請求項7に記載の移動体配置計測システム。
  10. 移動体に搭載される通信装置及び計測装置により構成される移動体搭載システムであって、
    前記通信装置は、
    問い合わせ信号を全外周にわたって送信する問い合わせ信号送信手段と、
    前記移動体以外に配置され、前記問い合わせ信号を受信した信号発生装置から送信される、該信号発生装置の固有情報を含んだ返信信号を受信する返信信号受信手段とを有し、
    前記計測装置は、
    前記問い合わせ信号送信手段により前記問い合わせ信号が送信されてから前記返信信号受信手段により前記返信信号が受信されるまでの時間に基づいて、該返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置と前記移動体との間の距離を計測するとともに、前記返信信号受信手段により受信された前記返信信号の到来方向に基づいて、前記移動体からの前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置の方向を計測する計測手段を有し、
    前記返信信号受信手段は、それぞれが異なる方向を向いて配列される複数の受光素子と、隣り合う受光素子を仕切って各受光素子にて受光可能な光の到来方向を所定範囲に制限する板とを有し、前記複数の受光素子のそれぞれが前記信号発生装置から送信される返信信号としての光を受光することが可能となり、
    前記計測手段は、前記返信信号としての光を受光した受光素子に基づいて前記返信信号の到来方向を特定するものであって、
    前記複数の受光素子のうちのいずれかの受光素子が前記返信信号としての光を受光したときに、その光を受光した受光素子を特定する受光素子識別情報を発生する手段と、
    該受光素子識別情報を格納する格納手段とを有し、
    該格納手段に格納された前記受光素子識別情報に基づいて前記返信信号としての光の到来方向を特定し、
    前記問い合わせ信号が送信されてから前記返信信号としての光が前記受光素子によって受信されるまでの時間を信号往復時間として前記受光素子識別情報に対応づけて前記格納手段に格納し、
    前記格納手段に格納された前記信号往復時間に基づいて、前記返信信号に含まれる固有情報により特定される信号発生装置と前記移動体との間の距離を計測するようにした移動体搭載システム。
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