JP4396995B2 - ブラインド波形等化方法及びその装置 - Google Patents

ブラインド波形等化方法及びその装置 Download PDF

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Description

この発明は、デジタル通信分野の復調器に適用される、トレーニング信号(参照信号)を用いないブラインド波形等化方法及びその装置に関する。
従来、デジタル通信分野の復調器においては、受信信号を波形等化処理して送信信号を再生している。波形等化処理を行うことで、通信できている状態をさらに通信状態のよい環境にすることができる。
図12は、従来技術に係るブラインド波形等化装置1のブロック図を示している。このブラインド波形等化装置1では、入力ポート2から供給される入力信号(受信信号)Siが、FIRフィルタ4と送信シンボル推測部6とに供給される。
推測シンボル推測部6で推測された推測シンボルSsoと、FIRフィルタ4で再生された送信シンボルSoとの誤差が誤差推定部8で推定され、推定誤差eが最小となるLMS演算がLMS演算部10で行われてFIRフィルタ4のタップ係数が更新される。このようにして送信シンボルSoが等化され再生され出力信号として出力ポート12に供給される。
なお、ブラインド波形等化装置に関する一般文献として特許文献1がある。
特開昭62−232223号公報
ところで、上記図12に示す従来技術に係るブラインド波形等化装置1においては、推測シンボルSsoと送信シンボルSoとの位相が合致していれば、つまり推測を誤らなければ、LMS演算を繰り返し行うことでFIRフィルタ4から出力される送信シンボルSoが正しいシンボルに収束し、満足し得る送信シンボルSoを得ることができる。
しかしながら、ノイズやフェージング等の影響により、推測シンボルSsoと送信シンボルSoとの位相が頻繁に異なる瞬間、換言すれば、推測を誤る瞬間が存在する。そして、推測を誤った瞬間にLMS演算を用いてフィルタ係数を逐次更新する処理を行うと、FIRフィルタ4から出力される送信シンボルSoが、送信側のオリジナルの送信シンボルとは異なるシンボルに収束するLMS演算が行われてフィルタ係数が更新されてしまう。
このため、推測を誤った瞬間以降の送信シンボルSoについての収束が遅くなり、結果として復調結果に誤りを招き、ビットエラー率を上げる要因になっている。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、送信シンボルの収束時間が短く、復調結果の誤りが低減され、結果としてビットエラー率を低減することを可能とするブラインド波形等化方法及びその装置を提供することを目的とする。
この発明に係るブラインド波形等化方法は、受信した入力信号をFIRフィルタにより等化処理して送信シンボルを再生する送信シンボル再生ステップと、再生した前記送信シンボルと前記入力信号から得た推測シンボルとから誤差を推定する誤差推定ステップと、前記推定誤差が最小となるようにLMS演算を行って前記FIRフィルタのフィルタ係数を逐次更新するフィルタ係数更新ステップと、を備えるブラインド波形等化方法において、前記誤差推定ステップの前に、前記送信シンボルに対する前記推測シンボルの正否を推定する推測シンボル正否推定ステップを有し、前記推測シンボルが正であると推定したときのみ前記誤差推定ステップと前記フィルタ係数更新ステップを行うことを特徴とする。
この発明に係るブラインド等化装置は、受信した入力信号を等化処理して送信シンボルを再生するFIRフィルタと、再生した前記送信シンボルと前記入力信号から得た推測シンボルとから誤差を推定する誤差推定部と、前記推定誤差が最小となるように前記FIRフィルタのフィルタ係数を逐次更新するLMS演算部と、を備えるブラインド波形等化装置において、再生した前記送信シンボルに対する前記推測シンボルの正否を推定する推測シンボル正否推定部を有し、前記推測シンボル正否推定部は、前記推測シンボルが正であると推定したときにのみ前記誤差推定部と前記LMS演算部の各処理を行わせることを特徴とする。
この発明によれば、入力信号(受信信号)から推測した送信シンボルの推測シンボルの正否を推定し、推測シンボルが正である推定したときのみ、推測シンボルとFIRフィルタにより再生した送信シンボルとから誤差推定を行い、推定誤差が最小となるようなLMS演算を行って前記FIRフィルタのフィルタ係数を更新するようにしている。このように、推測シンボルが否であると推定したときには、LMS演算を行わなくフィルタ係数も更新されないので、FIRフィルタの出力信号である送信シンボルが誤ったシンボルに収束されることが回避され、かつLMS演算が省略されるので処理速度が向上する。そして、送信シンボルの収束時間が短くなり、復調結果の誤りが低減され、かつビットエラー率を低減することができる。
上記した発明において、さらに、前記推定誤差を、次回計算分と今回計算分と前回計算分の連続する3シンボル分記憶し、前記推測シンボル正否推定ステップにおいて、前記推測シンボルが正であると推定したとき、記憶してある前記今回計算分の推定誤差が最小となるようにLMS演算を行って前記FIRフィルタのフィルタ係数を逐次更新する一方、前記推測シンボルが否であると推定したとき、記憶してある前記前回計算分の推定誤差と前記次回計算分の推定誤差の平均値として計算した推定誤差が最小となるようにLMS演算を行って前記FIRフィルタのフィルタ係数を逐次更新するようにすることで、送信シンボルの収束時間をさらに短くすることができる。
なお、前記推定誤差をさらに過去に遡って記憶しておき、前記推測シンボルが否であると推定したとき、記憶してある前記次回計算分の推定誤差と、前回計算分とさらに過去の計算分の推定誤差から移動平均により計算した推定誤差が最小となるようにLMS演算を行って前記FIRフィルタのフィルタ係数を逐次更新するようにすることで、送信シンボルの収束時間をさらに短くすることができる可能性が得られる。
この発明によれば、送信シンボルの収束時間を短くでき、復調結果の誤りが低減でき、結果としてビットエラー率を低減することができる。
以下、この発明に係るブラインド波形等化方法が適用されたブラインド波形等化装置の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に参照する図面において、上記図12に示したものと対応するものには同一の符号を付けてその詳細な説明は省略する。
図1は、この発明の一実施形態に係るブラインド波形等化装置20の構成を示すブロック図である。なお、ブラインド波形等化装置20は、受信機中の復調器に組み込まれる。
ブラインド波形等化装置20は、基本的には、受信機で受信され入力ポート2から供給される入力信号Siを等化処理して出力信号である送信シンボルSoを再生するFIRフィルタ4と、入力信号Siから送信シンボルSoを推測して推測シンボルSsoを出力する送信シンボル推測部6と、再生した送信シンボルSoと入力信号Siから得た推測シンボルSsoとから誤差(推定誤差)eを推定する誤差推定部8と、推定誤差eが最小となるようにFIRフィルタ4のフィルタ係数を逐次更新するLMS演算部10と、再生した送信シンボルSoに対する推測シンボルSsoの正否を推定し、推測シンボルSsoが正であると推定したシンボルタイミング(場合)にのみ誤差推定部8とLMS演算部10の各処理を行わせる推測シンボル正否推定部14とから構成される。
誤差推定部8の入力とFIRフィルタ4の出力との間、誤差推定部8の入力と送信シンボル推測部6の出力との間、誤差推定部8の出力とLMS演算部10の入力との間、LMS演算部10とFIRフィルタ4の係数入力部との間には、それぞれ、連動して開閉するスイッチSW1〜SW4が設けられ、これらのスイッチSW1〜SW4は推測シンボル正否推定部14から出力される推定結果を表す切替制御信号としての推定結果信号Seにより開閉される。
推測シンボル正否推定部14で推測シンボルSsoの推定結果が正であるとされたシンボルタイミングでは推定結果信号SeによりスイッチSW1〜SW4が閉じられ、それ以外の推測シンボルSsoの推定結果が否であるとされたときのシンボルタイミング等では推定結果信号SeによりスイッチSW1〜SW4が開かれる。
なお、送信シンボル推測部6、推測シンボル正否推定部14、誤差推定部8、LMS演算部10は、マイクロコンピュータあるいはDSP等により構成される。
次に、上記実施形態のブラインド波形等化装置20の動作について説明する。
ここでは、受信信号Siが、QPSK変調されたIQ信号であるものとして説明する。なお、この発明は、QPSK変調方式に限らず、BPSK変調方式、8PSK変調方式、16QAM変調方式等各種変調方式に適用することが可能である。
図2のIQ座標図(位相図、信号空間図)に示すように、送信シンボル推測部6において、受信信号Siが、右上(第1象限)に出現すれば推測シンボルSsoの位相は「00」とされ、左上(第2象限)に出現すれば推測シンボルSsoの位相は、「01」とされ、左下(第3象限)に出現すれば推測シンボルSsoの位相は、「10」とされ、右下(第4象限)に出現すれば推測シンボルSsoの位相は、「11」とされる。
同様に、送信シンボルSoが、右上(第1象限)に出現すれば送信シンボルSoの位相は「00」とされ、左上(第2象限)に出現すれば送信シンボルSoの位相は「01」とされ、左下(第3象限)に出現すれば送信シンボルSoの位相は「10」とされ、右下(第4象限)に出現すれば送信シンボルSoの位相は、「11」とされる。
次いで、推測シンボル正否推定部14では、送信シンボルSoに対する推測シンボルSsoの正否を推定する。QPSK変調の場合、送信シンボルSoと推測シンボルSsoが同一位相であれば(同一象限に存在すれば)正、異なる位相であれば(異なる象限に存在すれば)否と推定する。
上述したように、推測シンボルSsoを否と推定した場合には、推定結果信号CsによってスイッチSW1〜SW4を全て開き、誤差推定部8による誤差推定処理とLMS演算部10によるLMS演算処理を行わないようにする。
その一方、推測シンボルSsoを正と推定した場合には、推定結果信号Csによって、スイッチSW1〜SW4を全て閉じ、誤差推定部8による誤差推定処理とLMS演算部10によるLMS演算処理を行うことで、誤差推定部8により推定された送信シンボルSoと推測シンボルSsoとの推定誤差eが最小となるように、LMS演算部10でLMS演算され、FIRフィルタ4のフィルタ係数がLMS演算部10で決定され、FIRフィルタ4のフィルタ係数が逐次更新される。
このように上述の実施形態によれば、受信機で受信され入力ポート2から供給される入力信号SiをFIRフィルタ4により等化処理して出力信号である送信シンボルSoを再生する(送信シンボル再生ステップ)。再生した送信シンボルSoと入力信号Siから得た推測シンボルSsoとから誤差推定部8で誤差(推定誤差)eを推定する(誤差推定ステップ)。推定誤差eが最小となるようにFIRフィルタ4のフィルタ係数をLMS演算部10により逐次更新する(フィルタ係数更新ステップ)。
そして、誤差推定部8で誤差eを推定する前に、推測シンボル正否推定部14で、送信シンボルSoに対する推測シンボルSsoの正否を推定し、推測シンボルSsoが正であると推定したシンボルタイミング(場合)にのみ誤差推定部8とLMS演算部10の各処理(誤差推定処理とフィルタ係数更新処理)を行わせるように構成される。
この場合、送信シンボル推測部6で推測を誤った瞬間にはLMS演算を行わない。実際上、FIRフィルタ4による等化が正しく行われている状況下では送信シンボルSoの位相と推測シンボルSsoの位相が合致又は合致するようにフィルタ係数が変化する。また、推測を誤る確率より誤らない確率の方が大きいことが期待されるため、この実施形態による手法は、適切な手法であるといえる。
推測シンボルSsoが誤っていると推定した場合にはLMS演算を行わず、フィルタ係数の更新も行わないので、送信シンボルSoが誤ったシンボルへ収束するのが回避されるとともに、LMS演算を省略することで処理速度が向上する。
なお、受信を開始した波形等化処理直後は、全く収束していないので、推測シンボルSsoを誤ると推定される状況が連続する。よって、波形等化処理開始後一定時間のシンボルタイミングでは、推測シンボルSsoが誤っていると推定される状況下でもLMS演算を用いてFIRフィルタ4のフィルタ係数を逐次変更するように制御する。
推測シンボルSsoと送信シンボルSoの位相が異なる場合にはLMS演算を行わないため、受信シンボルSiが送信シンボルSoに対して一定角度回転しているような場合でも、一度収束を行った後であれば、急激な回転状況の変化がない限り復調可能な限界角度が広がると言える。
この復調可能な限界角度について、図3(QPSK変調方式)、図4(8PSK変調方式)、図5(16QAM変調方式)を参照して詳しく説明する。図3〜図5において、白丸は、基準データ(正しく復調された場合のデータ)が表す位置を示し、黒点は、送信データSoが表す位置を示している。
図3A、図4A、図5Aは、それぞれ送信データSoが基準データの位相(角度)に正しく収束した状態を示している。図4A、図5Aでは振幅も含めて正しく収束した状態を示している。なお、繁雑とならないように、IQ座標図上、送信データSo(A)、So(A´)と送信データSo(B)、So(B´)に2つだけ符号を付けて説明する。
図3Bと図3C、図4Bと図4C、図5Bと図5Cは、それぞれ従来技術(図12例)に係る復調可能な限界角度の説明図であり、図3Dと図3E、図4Dと図4E、図5Dと図5Eは、それぞれこの実施形態(図1例)に係る復調可能な限界角度の説明図である。
図3Bから分かるように従来技術に係るQPSK変調方式では、送信データSo(A)、So(B)が基準角度から最大45度の回転までは復調(収束)可能であるが、図3Cに示すように、45度以上回転すると、送信データSo(A´)、So(B´)に示すように発散してしまう。
これに対して、図3Dから分かるようにこの実施形態を採用したQPSK変調方式では、送信データSo(A)、So(B)が基準角度から最大90度の回転までは復調(収束)可能であり、図3Eに示すように、90度以上回転すると、送信データSo(A´)、So(B´)に示すように発散する。
同様に、図4Bから分かるように従来技術に係る8PSK変調方式では、送信データSo(A)、So(B)が基準角度から最大22.5度の回転までは復調(収束)可能であるが、図4Cに示すように、22.5度以上回転すると、送信データSo(A´)、So(B´)に示すように発散してしまう。
これに対して、図4Dから分かるようにこの実施形態を採用した8PSK変調方式では、送信データSo(A)、So(B)が基準角度から最大45度の回転までは復調(収束)可能であり、図4Eに示すように、45度以上回転すると、送信データSo(A´)、So(B´)に示すように発散する。
また、図5Bから分かるように従来技術に係る16QAM変調方式では、送信データSo(A)、So(B)が基準角度から最大約17度の回転までは復調(収束)可能であるが、図5Cに示すように、約17度以上回転すると、送信データSo(A´)、So(B´)に示すように発散してしまう。
これに対して、図5Dから分かるようにこの実施形態が採用された16QAM変調方式では、送信データSo(A)、So(B)が基準角度から最大約62度の回転までは復調(収束)可能であり、図5Eに示すように、送信データSo(A´)、So(B´)が約62度以上回転した場合にも発散はしないが等化の限界と考えられる。
このようにこの実施形態に係るブラインド波形等化手法によれば、位相の回転(スリップ)に対する復調性能が向上する。
図6A、図6Bは、それぞれ従来技術(図6A)とこの実施形態(図6B)に係るビットエラー低減効果の計算器シミュレーションによる説明図である。
図6A、図6Bにおいて、横軸はSN[dB]を表し、縦軸はビットエラーを表している。縦軸において、1.E+00は、100[%]の誤り、1.E−01は、10[%]の誤り、1.E−02は、1[%]の誤りを示している。また、特性曲線上に引きだし線で付けた数字はレイリーフェージング[dB]である。
図6A、図6Bから、例えば、SNが14[dB]を上回る範囲で、レイリーフェージング10[dB]、12[dB]の特性曲線のビットエラーが極端に低減されていることが分かる。
図6A、図6Bからこの実施形態に係る波形等化手法は、ノイズ、フェージングに対する等化性能が向上していることが分かる。
図7は、この発明の他の実施形態に係るブラインド波形等化装置20Aの構成を示すブロック図である。
図8は、この発明のさらに他の実施形態に係るブラインド波形等化装置20Bの構成を示すブロック図である。
図9は、図7に示すブラインド波形等化装置20A及び図8に示すブラインド波形等化装置20Bの両方の概念を含む上位概念の構成を示すブロック図である。
なお、図7、図8のブラインド波形等化装置20A、20Bのブロック図では、図1、図9に描いたスイッチSW1〜SW4は、繁雑となるので省略している。そのため、図7、図8では、推定結果信号Seが誤差決定部40、44に対してのみ供給されるように描いている。
図7例のブラインド波形等化装置20Aでは、2つの1シンボル遅延器22、24を入力信号Sifに対して直列に接続し、次回計算分の入力信号Sif、今回計算分の入力信号Si、前回計算分の入力信号Sipとして、それぞれ、FIRフィルタ4F、4、4Pと、送信シンボル推測部6F、6、6Pとに供給するようにしている。
そして、次回の誤差推定部8F、今回の誤差推定部8、前回の誤差推定部8Pは、それぞれ、推定誤差ef(次回計算分)、推定誤差e(今回計算分)、推定誤差ep(前回計算分)を、連続する3シンボル分として記憶する(推定誤差記憶ステップ、推定誤差記憶部)。
推定誤差ef、epは、平均部38に供給され、今回の推定結果信号Seに応じて誤差決定部40により平均部38の使用の要否が決定される。推定誤差eは、誤差決定部40に供給される。
誤差決定部40は、次の規則に従い動作する。
第1に、ブラインド波形等化装置20Aでの等化処理開始直後のシンボルタイミング、又は推測シンボル正否推定部14が正と判断したシンボルタイミングにおいては、平均部38を使用しないで、誤差推定部8で推定した今回計算分の推定誤差eをLMS演算部10にそのまま供給する。
第2に、上記以外のシンボルタイミング、すなわち、等化処理開始直後を除くシンボルタイミングで、推測シンボル正否推定部14が否と判断したシンボルタイミングにおいては、平均部38を使用し、前回計算分の推定誤差epと次回計算分の推定誤差efとの相加平均値(ep+ef)/2を推定誤差としてLMS演算部10に供給する。
LMS演算部10は、次の手順に従い動作する。
まず、今回のシンボルタイミングでFIRフィルタ4のフィルタ係数を更新する前に、更新前の係数を前回計算用のFIRフィルタ4Pに設定コピーする。
次に、誤差決定部40から供給される推定誤差{e又は(ep+ef)/2}が最小となるようにFIRフィルタ4のフィルタ係数の更新を行う(フィルタ係数更新ステップ)。
次いで、FIRフィルタ4のフィルタ係数を更新した後に、更新後のフィルタ係数を次回計算用のFIRフィルタ4Fに設定コピーする。
このように、図7例のブラインド波形等化装置20Aにおいては、推測シンボル正否推定部14において推測シンボルSsoが正であると推定したとき、今回計算分の推定誤差eが最小となるようにLMS演算を行ってFIRフィルタ4のフィルタ係数を逐次更新する一方、推測シンボルSsoが否であると推定したとき、前回計算分の推定誤差epと次回計算分の推定誤差efの平均値として計算した推定誤差(ep+ef)/2が最小となるようにLMS演算を行ってFIRフィルタ4のフィルタ係数を逐次更新するようにすることで、送信シンボSoルの収束時間をさらに短くすることができる。
すなわち、図10に示すように、シンボルタイミング0において、推定誤差eを使用することなく、前後のシンボルタイミング1、−1の推定誤差ep、efの平均値としての推定誤差(ep+ef)/2が最小となるようにLMS演算部10でLMS演算を行う。シンボルタイミング1、−1の平均値ではなく、シンボルタイミング2、1、−1、−2等の推定誤差の平均値としてもよい。
また、図8例のブラインド波形等化装置20Bでは、次回計算用と前回計算用の1シンボル遅延器22、24の他、少なくとも1つの1シンボル遅延器26を設け、さらに、より前回計算用の1シンボル遅延器28、30、32を設けている。
また、前回以前の計算用として、FIRフィルタ4P1〜4P4、誤差推定部8P1〜8P4、推測シンボル正否推定部6P1〜6P4を設けている。この場合、次回計算用の推定誤差efと前回以前計算用の推定誤差ep(ep1〜ep4)とが、誤差決定部44を構成する移動平均部42に供給される。今回計算用の推定誤差eは誤差決定部44に供給される。
誤差決定部44は、次の規則に従い動作する。
第1に、ブラインド波形等化装置20Bでの等化処理開始直後のシンボルタイミング、又は推測シンボル正否推定部14が正と判断したシンボルタイミングにおいては、移動平均部42を使用しないで、誤差推定部8での今回計算分の推定誤差eをLMS演算部10にそのまま供給する。
第2に、上記以外のシンボルタイミング、すなわち、等化処理開始直後を除くシンボルタイミングで、推測シンボル正否推定部14が否と判断したシンボルタイミングにおいては、移動平均部42を使用し、前回以前計算分の推定誤差ep(ep1、ep2、ep3、ep4)と次回計算分の推定誤差efとの移動平均値(ep4+ep3+ep2+ep1+ef)/5を推定誤差としてLMS演算部10に供給する。
LMS演算部10は、次の手順に従い動作する。
まず、今回のシンボルタイミングでFIRフィルタ4のフィルタ係数を更新する前に、FIRフィルタ4P3の更新前のフィルタ係数をFIRフィルタ4P4に、FIRフィルタ4P2の更新前のフィルタ係数をFIRフィルタ4P3に、FIRフィルタ4P1の更新前のフィルタ係数をFIRフィルタ4P2に、FIRフィルタ4の更新前のフィルタ係数をFIRフィルタ4P1に、それぞれ設定コピーする。
次に、誤差決定部44から供給される推定誤差{e又は(ep4+ep3+ep2+ep1+ef)/5}が最小となるようにFIRフィルタ4のフィルタ係数の更新を行う。
次いで、FIRフィルタ4のフィルタ係数を更新した後に、更新後のフィルタ係数を次回計算用のFIRフィルタ4Fに設定コピーする。
このように、図8例のブラインド波形等化装置20Bにおいては、推測シンボル正否推定部14において推測シンボルSsoが正であると推定したとき、今回計算分の推定誤差eが最小となるようにLMS演算を行ってFIRフィルタ4のフィルタ係数を逐次更新する一方、推測シンボルSsoが否であると推定したとき、前回以前計算分の推定誤差ep1〜ep4と次回計算分の推定誤差efの移動平均値として計算した推定誤差(ep4+ep3+ep2+ep1+ef)/5が最小となるようにLMS演算を行ってFIRフィルタ4のフィルタ係数を逐次更新するようにすることで、送信シンボSoルの収束時間をさらに短くすることができる。
すなわち、図11に示すように、シンボルタイミング0において、推定誤差eを使用することなく、前後のシンボルタイミング1、−1、−2、−3、−4の推定誤差ep、efの移動平均値としての推定誤差(ep4+ep3+ep2+ep1+ef)/5が最小となるようにLMS演算部10でLMS演算を行う。
上記したように、図9は、図7に示すブラインド波形等化装置20A及び図8に示すブラインド波形等化装置20Bの両方の概念を含むブロック図である。
図7及び図8に示した1シンボル遅延器22、24、26、28、30、32により遅延された入力信号Siは、図9の入力信号バッファ102に蓄積記憶される。図9のFIRフィルタ104は、図7及び図8に示したFIRフィルタ4F、4、4P、4P1〜4P4を含む概念である。同様に、図9の送信シンボル推測部126は、図7及び図8に示した送信シンボル推測部6F、6、6P、6P1〜6P4を含む概念であり、図9の誤差推定部108は、図7及び図8に示した誤差推定部8、誤差推定部8F、誤差推定部8P、誤差推定部8P1〜8P4を含む概念である。
この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
この発明の一実施形態に係るブラインド波形等化装置の構成を示すブロック図である。 QPSK変調方式のIQ座標図である。 図3Aは、QPSK変調方式で送信データが基準データの位相(角度)に正しく収束した状態のIQ座標図、図3Bは、従来技術に係る復調可能な限界角度の説明図、図3Cは、従来技術に係る発散状態の説明図、図3Dは、この実施形態に係る復調可能な限界角度の説明図、図3Eは、この実施形態に係る発散状態の説明図である。 図4Aは、8PSK変調方式で送信データが基準データの位相(角度)に正しく収束した状態のIQ座標図、図4Bは、従来技術に係る復調可能な限界角度の説明図、図4Cは、従来技術に係る発散状態の説明図、図4Dは、この実施形態に係る復調可能な限界角度の説明図、図4Eは、この実施形態に係る発散状態の説明図である。 図5Aは、16QAM変調方式で送信データが基準データの位相(角度)に正しく収束した状態のIQ座標図、図5Bは、従来技術に係る復調可能な限界角度の説明図、図5Cは、従来技術に係る発散状態の説明図、図5Dは、この実施形態に係る復調可能な限界角度の説明図、図5Eは、この実施形態に係る発散状態の説明図である。 図6Aは、従来技術に係るビットエラーの計算器シミュレーションによる特性図、図6Bは、この実施形態に係るビットエラー低減効果を説明する計算器シミュレーションによる特性図である。 この発明の他の実施形態に係るブラインド波形等化装置の構成を示すブロック図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るブラインド波形等化装置の構成を示すブロック図である。 図7例及び図8例に示すブラインド波形等化装置の両方の概念を含む上位概念の構成を示すブロック図である。 図7例の動作説明図である。 図8例の動作説明図である。 従来技術に係るブラインド波形等化装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
2…入力ポート 4…FIRフィルタ
6…送信シンボル推測部 8…誤差推定部
10…LMS演算部 12…出力ポート
14…推測シンボル正否推定部
1、20、20A、20B…ブラインド波形等化装置

Claims (4)

  1. 受信した入力信号をFIRフィルタにより等化処理して送信シンボルを再生する送信シンボル再生ステップと、
    再生した前記送信シンボルと前記入力信号から得た推測シンボルとから誤差を推定する誤差推定ステップと、
    記誤差が最小となるようにLMS演算を行って前記FIRフィルタのフィルタ係数を逐次更新するフィルタ係数更新ステップと、を備えるブラインド波形等化方法において、
    前記誤差推定ステップの前に、前記推測シンボルと再生した前記送信シンボルとの位相が合致するか否かを判断することで、再生した前記送信シンボルに対する前記推測シンボルの正否を推定する推測シンボル正否推定ステップを有し、前記推測シンボルと再生した前記送信シンボルとの位相が合致する場合は、前記推測シンボルが正であると推定して、前記誤差推定ステップと前記フィルタ係数更新ステップを行うことを特徴とするブラインド波形等化方法。
  2. 受信した入力信号を等化処理して送信シンボルを再生するFIRフィルタと、
    再生した前記送信シンボルと前記入力信号から得た推測シンボルとから誤差を推定する誤差推定部と、
    記誤差が最小となるように前記FIRフィルタのフィルタ係数を逐次更新するLMS演算部と、を備えるブラインド波形等化装置において、
    前記推測シンボルと再生した前記送信シンボルとの位相が合致するか否かを判断することで、再生した前記送信シンボルに対する前記推測シンボルの正否を推定する推測シンボル正否推定部を有し、
    前記推測シンボル正否推定部は、前記推測シンボルと再生した前記送信シンボルとの位相が合致する場合は、前記推測シンボルが正であると推定して、前記誤差推定部と前記LMS演算部の各処理を行わせることを特徴とするブラインド波形等化装置。
  3. 受信した入力信号をFIRフィルタにより等化処理して送信シンボルを再生する送信シンボル再生ステップと、
    前記入力信号から得た推測シンボルと再生した前記送信シンボルとの位相が合致するか否かを判断することで、再生した前記送信シンボルに対し、前記推測シンボルの正否を推定する推測シンボル正否推定ステップと、
    前記送信シンボルと前記推測シンボルとから誤差を推定する誤差推定ステップと、
    記誤差を、次回計算分と今回計算分と前回計算分の連続する3シンボル分記憶する推定誤差記憶ステップと、
    前記推測シンボル正否推定ステップにおいて、前記推測シンボルと再生した前記送信シンボルとの位相が合致する場合は、前記推測シンボルが正であると推定し、記憶してある前記今回計算分の前記誤差が最小となるようにLMS演算を行って前記FIRフィルタのフィルタ係数を逐次更新する一方、前記推測シンボルと再生した前記送信シンボルとの位相が合致しない場合は、前記推測シンボルが否であると推定し、記憶してある前記前回計算分の前記誤差と前記次回計算分の前記誤差の平均値として計算した誤差が最小となるようにLMS演算を行って前記FIRフィルタのフィルタ係数を逐次更新するフィルタ係数更新ステップと、
    を備えることを特徴とするブラインド波形等化方法。
  4. 受信した入力信号を等化処理して送信シンボルを再生するFIRフィルタと、
    前記入力信号から得た推測シンボルと再生した前記送信シンボルとの位相が合致するか否かを判断することで、再生した前記送信シンボルに対し、前記推測シンボルの正否を推定する推測シンボル正否推定部と、
    前記送信シンボルと前記推測シンボルとから誤差を推定する誤差推定部と、
    記誤差を、次回計算分と今回計算分と前回計算分の連続する3シンボル分記憶する推定誤差記憶部と、
    前記推測シンボル正否推定部で、前記推測シンボルと再生した前記送信シンボルとの位相が合致する場合は、前記推測シンボルが正であると推定して、記憶してある前記今回計算分の前記誤差が最小となるようにLMS演算を行って前記FIRフィルタのフィルタ係数を逐次更新する一方、前記推測シンボルと再生した前記送信シンボルとの位相が合致しない場合は、前記推測シンボルが否であると推定し、記憶してある前記前回計算分の前記誤差と前記次回計算分の前記誤差の平均値として計算した誤差が最小となるようにLMS演算を行って前記FIRフィルタのフィルタ係数を逐次更新するLMS演算部と、
    を備えることを特徴とするブラインド波形等化装置。
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